JP2003298502A - 移動体通信システム及びその通信方法 - Google Patents

移動体通信システム及びその通信方法

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JP2003298502A
JP2003298502A JP2002101624A JP2002101624A JP2003298502A JP 2003298502 A JP2003298502 A JP 2003298502A JP 2002101624 A JP2002101624 A JP 2002101624A JP 2002101624 A JP2002101624 A JP 2002101624A JP 2003298502 A JP2003298502 A JP 2003298502A
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Yoshinori Imamaki
良教 今牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信トラフィック量の増加を極力軽減すると共
に、移動体側装置群の正常動作の確認及び通信回線の輻
輳状態の確認を常時かつ即時的に監視する。 【解決手段】移動体通信システムは、センター側装置群
1と移動体側装置群2との間で、移動体側装置群1の動
作状態を監視する際に必要とされる第1の通信データ及
びセンター側装置群1から移動体側装置群2に送信すべ
き制御用データの概算到達時間を監視する際に必要とさ
れる第2の通信データを互いに一体化させた1つの通信
データ(問合データC11及び応答データC12)とし
て送受信させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ム及びその通信方法に係り、とくに移動体側の端末装置
の動作状態及びセンター側から移動体側への制御用デー
タの概算到達時間を監視するためのデータ通信方法及び
その時間算出方法の工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムでは、センター側に
配置された装置群と、移動体側に配置された装置群の間
の通信により、所定の通信プロトコルに基づく伝送制御
手順に従って、通信対象とする文字、音声、画像等のデ
ータのやり取りのほか、各種制御や監視で必要とされる
データ(制御・監視用電文)を送受信するものが知られ
ている。この一例を図6に示す。
【0003】図6に示す移動体通信システムは、センタ
ー側に配置されたセンター側装置群101と、移動体側
に配置された移動体側装置群102とを備えた構成で、
センター側装置群101及び移動体側装置群102の間
で、図示しない無線インターフェース及び有線インター
フェースの組み合わせによる通信手段により、データを
送受信可能となっている。
【0004】図6に示す例では、センター側装置群10
1には、移動体側との無線通信を司る基地局、この基地
局を複数局管理する上位の基地集中局、GPS(Global
Positioning System)周回衛星STからの放射電波を
受信するGPS端末(放射電波中の時刻情報から時刻を
測定するGPS衛星計時装置等を含む)等が、また移動
体側装置群102には、基地局との無線通信を司る無線
機、その制御用の端末処理装置、及びGPS周回衛星S
Tからの放射電波を受信するGPS端末(GPS衛星計
時装置等を含む)等が、それぞれ装備される。
【0005】上記の構成により、センター側装置群10
1と移動体側装置群102との間では、通常の文字、音
声、画像等のデータのほか、図6に示す伝送手順に従っ
て、所定のデータ・フォーマットで、「状態監視」や
「到達時間監視」等の監視のためのデータ(電文)が送
受信される。
【0006】この場合の「状態監視」は、移動体側装置
群102が正常に動作しているか否かの状態を定期的に
監視するためのものであり、また「到達時間監視」は、
センター側装置群101から移動体側装置群102にそ
の運行に関する警告情報および操作に関する制御情報を
通知するために予め設定された一定時間内での到達が必
要とされる制御用データ(制御電文)の概算到達時間を
監視するためのものである。
【0007】上記の「状態監視」で用いる通信データ
(電文)は、そのデータ・フォーマット(データ構造)
が、図6に示すように、その先頭側から順に、データの
開始を示す「SOD(Start of Data)」、データの長
さを示す「長さ」、データ(電文)の本体部(コマン
ド、レスポンス等)を示す「状態監視問合/応答」、デ
ータの終了を示す「EOD(End of Data)」、及びデ
ータ誤り検出用の情報を示す「チェックサム」で構成さ
れ、センター側から移動体側に「問い合せ(要求)」デ
ータC1を送信し、これに応答してその「応答」データ
C2を移動体側からセンター側に返信する形式で送受信
される。
【0008】これと同様に、上記の「到達時間監視」で
用いる通信データも、そのデータ・フォーマットが、図
6に示すように、その先頭側から順に、「SOD(Star
t ofData)」、「長さ」、「到達時間監視問合/応
答」、「EOD(End of Data)」、及び「チェックサ
ム」で構成され、センター側から移動体側に「問い合せ
(要求)」データC3を送信し、これに応答してその
「応答」データC4を移動体側からセンター側に返信す
る形式で送受信される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例の通信方式によると、通常のデータ通信に加
え、「状態監視」及び「到達時間監視」で用いる通信デ
ータの分、センター/移動体間の通信回線上の通信トラ
フィック量が増大するため、移動体の数が増加する程、
通信回線が輻輳しやすくなり、制御用データが一定時間
内に到達できないといった不具合が生じることがあっ
た。
【0010】この不具合を解決するため、「状態監視」
及び「到達時間監視」で用いる通信データの送受信頻度
を低減する方法も考えられるが、この場合には移動体側
装置群の正常動作の確認および通信回線の輻輳状態を常
時かつ即時的に監視するのが困難になるといった問題が
あった。
【0011】また、上述した従来例の通信方式による
と、「到達時間監視」の際に、その通信データ(到達時
間監視電文)を送受信させて制御用データの概算到達時
間を算出している。この時間算出処理では、極力、正確
な時刻を使用するため、上述の例ではセンター側装置群
および移動体側装置群のそれぞれでGPS周回衛星が提
供する高精度の計時装置(タイムスタンプ機能)を装備
する必要があったため、装置全体の複雑化を招くと共
に、トンネル内等の見通しの悪い場所ではその使用が困
難であるといった問題もあった。
【0012】本発明は、このような従来の事情を考慮に
なされたもので、通信トラフィック量の増加を極力軽減
すると共に、移動体側装置群の正常動作の確認及び通信
回線の輻輳状態の確認を常時かつ即時的に監視できる移
動体通信システム及びその通信方法を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る移動体通信システムは、
移動体通信用のセンター側に配置されたセンター側通信
装置と、移動体側に配置され、前記センター側通信装置
との間で通信を行なう移動体側端末装置とを備え、前記
センター及び前記移動体の間で、前記センター側通信装
置及び前記移動体側端末装置間の通信により、前記移動
体側端末装置の動作状態を監視する際に必要とされる第
1の通信データ及び前記センター側通信装置から前記移
動体側端末装置に送信される制御用データの概算到達時
間を監視する際に必要とされる第2の通信データを送受
信させる移動体通信システムであって、前記センター及
び前記移動体の間で、前記センター側通信装置及び前記
移動体側端末装置間の通信により、前記第1及び第2の
通信データを互いに一体化させた1つの通信データとし
て送受信させる送受信手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
移動体通信システムにおいて、前記第1の通信データ
は、前記移動体側端末装置の動作状態を定期的に監視す
る際に必要とされるものであり、前記第2の通信データ
は、前記センター側通信装置から前記移動体側端末装置
に対しその運行に関する警告情報及びその操作に関する
制御情報を通知するために所定時間内の到達が必要とさ
れる制御用データの概算到達時間を監視する際に必要と
されるものであることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
移動体通信システムにおいて、前記送受信手段により送
受信された通信データの内の前記センター側通信装置に
搭載された計時装置により測定された測定時刻及び前記
移動体側端末装置に搭載された計時装置により測定され
た測定時刻を元に前記制御用データの概算到達時間を求
める時間算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
移動体通信システムにおいて、前記時間算出手段は、前
記制御用データの概算到達時間をTとし、前記センター
側通信装置から前記移動体側端末装置への下り方向の通
信時に前記センター側通信装置の計時装置により測定さ
れた測定時刻及び前記移動体側端末装置の計時装置によ
り測定された測定時刻をそれぞれtdr及びtdv
し、前記移動体側端末装置から前記センター側通信装置
への上り方向の通信時に前記移動体側端末装置の計時装
置により測定された測定時刻及び前記センター側通信装
置の計時装置により測定された測定時刻及びをそれぞれ
uv及びturとしたとき、前記制御用データの概算
到達時間Tを、T=(tdv−tdr+tur
uv)/2、又は、T=tdv−tdr+(tdv
dr−tur+tuv)/2の算出式から求めるもの
である。
【0017】請求項5記載の発明に係る移動体通信シス
テムの通信方法は、移動体通信用のセンター側に配置さ
れたセンター側通信装置と、前記センター側に対する移
動体側に配置され、前記センター側通信装置との間で通
信を行なう移動体側端末装置とを備え、前記センター及
び前記移動体の間で、前記センター側通信装置及び前記
移動体側端末装置間の通信により、前記移動体端末装置
の動作状態を監視する際に必要とされる第1の通信デー
タ及び前記センター側通信装置から前記移動体側端末装
置に送信される制御用データの概算到達時間を監視する
際に必要とされる第2の通信データを送受信させる移動
体通信システムの通信方法であって、前記センター及び
前記移動体の間で、前記センター側通信装置及び前記移
動体側端末装置間の通信により、前記第1及び第2の通
信データを互いに一体化させた1つの通信データとして
送受信させることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
移動体通信システムの通信方法において、前記第1及び
第2の通信データを一体化した1つの通信データの内の
前記センター側通信装置に搭載された計時装置により測
定された測定時刻及び前記移動体側端末装置に搭載され
た計時装置により測定された測定時刻を元に前記制御用
データの概算到達時間を求めることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動体通信シ
ステム及びその通信方法の実施の形態を図1〜図5を参
照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態の移動体通信システム
の概要及びその通信方法のデータ・フォーマット及び伝
送手順を説明する概要図、図2は、その移動体通信シス
テムの装置構成例をそれぞれ示す。
【0021】図1及び図2に示す移動体通信システム
は、センター側に配置されたセンター側装置群(センタ
ー側通信装置)1と、移動体側に配置された移動体側装
置群(移動体側端末装置)2とを備えた構成で、センタ
ー側装置群1及び移動体側装置群2の間で、図示しない
無線インターフェース及び有線インターフェースの組み
合わせによる通信手段により、所定の通信プロトコルに
基づく伝送制御手順に従って、通信対象とする文字、音
声、画像等のデータのやり取りのほか、制御や監視のた
めのデータ(制御電文、監視電文等)を送受信可能とな
っている。
【0022】センター側装置群1には、図2に示す例で
は、移動体側との間の所定周波数の電波を利用した無線
通信を司る複数の基地局(アンテナ系、変調/復調回路
等内蔵)11〜11と、この各基地局11〜11を複数
局管理する上位の基地集中局(各種コントローラ/プロ
セッサ等の制御系/処理系を内蔵)12とが配置され、
この基地集中局12(又は/及び各基地局11〜11)
に計時装置13が装備される。
【0023】移動体側装置群2には、図2に示す例で
は、センター側の基地局11との間の所定周波数の電波
を利用した無線通信を司る無線機(アンテナ系、変調/
復調回路等内蔵)21と、その無線機21の各種制御/
信号処理用の端末処理装置(各種コントローラ/プロセ
ッサ等の制御系/処理系を内蔵)22と、この端末処理
装置22に接続された計時装置23とが装備される。
【0024】上記の構成により、センター側装置群1と
移動体側装置群2との間では、通常の文字、音声、画像
等のデータのほか、図1に示す伝送手順に従って、所定
のデータ・フォーマットで、「状態監視・到達時間監
視」用のデータ(電文)が送受信される。
【0025】この場合の「状態監視・到達時間監視」
は、移動体側装置群2が正常に動作しているか否かの状
態を定期的に監視するための「状態監視」と、センター
側装置群1から移動体側装置群2にその運行に関する警
告情報および操作に関する制御情報を通知するために予
め設定された一定時間内での到達が必要とされる制御用
データ(制御電文)の概算到達時間を監視するための
「到達時間監視」とを一度に実施するものである。
【0026】この「状態監視・到達時間監視」で用いる
通信データ(電文)は、そのデータ・フォーマット(デ
ータ構造)が、図1に示すように、その先頭側から順
に、データの開始を示す「SOD(Start of Dat
a)」、データの長さを示す「長さ」、データ(電文)
の本体部(コマンド、レスポンス等)を示す「状態監視
・到達時間監視問合/応答」、データの終了を示す「E
OD(End of Data)」、及びデータ誤り検出用の情報
を示す「チェックサム」で構成され、センター側から移
動体側に「問い合せ(要求)」データC11を送信し、
これに応答してその「応答」データC12を移動体側か
らセンター側に返信する形式で送受信される。
【0027】ここで、上記の「状態監視・到達時間監
視」用の通信データ(問合データC11及び応答データ
C12)の処理を中心にして、本実施形態の全体動作を
図3〜図5に基づいて説明する。
【0028】図3は、センター側の送信時の処理例を説
明するものである。図3において、センター側装置群1
は、その基地集中局12(制御系/処理系)の処理によ
り、上記の「状態監視・到達時間監視」を行なう時期
(例えば、一定間隔毎に予め設定された監視時期)にな
ったと判断されたときに、「状態監視・到達時間監視」
用の問合データC11を作成し、その問合データC11
を上記のデータ・フォーマットで、基地局11を介して
移動体側に送信する(ステップS11〜S13)。
【0029】図4は、移動体側の処理例を説明するもの
である。図4において、移動体側装置群2は、その端末
処理装置22(制御系/処理系)の処理により、その無
線機21を介してセンター側からの上記の「状態監視・
到達時間監視」用の問合データC11を受信すると、そ
の内容(コマンド等)に応じて、移動体側で必要とされ
る状態監視用処理(無線機21等の動作状態チェック
等)及び制御用データの到達時間監視用処理(計時装置
23によるデータ通信時の時刻測定等)を並列に実行
し、その処理結果を元に「状態監視・到達時間監視」用
の応答データC12を作成し、その応答データC12を
上記のデータ・フォーマットで、無線機21を介してセ
ンター側に返信する(ステップS21〜S25)。
【0030】図5は、センター側の受信時の処理例を説
明するものである。図5において、センター側装置群1
は、その基地集中局12(制御系/処理系)の処理によ
り、その基地局11を介して移動体側からの「状態監視
・到達時間監視」用の応答データC12を受信すると、
センター側における状態監視用処理(移動体側装置群1
の動作状態の監視)及び制御用データの到達時間監視用
処理とを実行する(ステップS31〜S33)。
【0031】上記の到達時間監視用処理では、例えば、
制御用データの概算到達時間をTとし、センター側装置
群1から移動体装置群2への下り方向の通信時(ダウン
リンク時)にセンター側装置群1の計時装置13により
測定された測定時刻及び移動体側端末装置2の計時装置
23により測定された測定時刻をそれぞれtdr及びt
dvとし、移動体装置群2からセンター側装置群1への
上り方向の通信時(アップリンク時)に移動体装置群2
の計時装置23により測定された測定時刻及びセンター
側装置群1の計時装置13により測定された測定時刻及
びをそれぞれt uv及びturとしたとき、制御用デー
タの概算到達時間Tを、
【数2】 の算出式から求めるものである。
【0032】なお、上記(1)式は、制御用データの概
算到達時間Tを直接求める方法であり、センター側装置
群1の計時装置13と移動体側端末装置2の計時装置2
3との間の刻時誤差をσとすると、
【数3】 と表現でき、この(3)式及び(4)式をその右辺及び
左辺を揃えて加算すると、
【数4】 となり、この(5)式を変形して求まるものである。
【0033】また、上記(2)式は、上記の刻時誤差σ
から制御用データの概算到達時間Tを求める方法であ
り、上記(3)式から(4)式を、その右辺及び左辺を
揃えて減算すると、
【数5】 となり、この(6)式を書き直すと、
【数6】 となり、この(7)式中のσを上記(3)式中に代入し
て変形することにより求まるものである。
【0034】従って、本実施形態によれば、移動体装置
群の正常動作を監視するための状態監視で用いる通信デ
ータ(電文)と、センター側装置群から移動体装置群に
送信すべき制御用データの到達時間監視用で用いる通信
データ(電文)とを一体化させた通信データ(電文)を
作成し、その通信データをセンター/移動体間で送受信
させる通信手順を採用したため、1回の送受信により上
記の状態監視及び制御用データの到達時間監視の機能を
実現できる。これにより、従来例のように各監視の際に
個別に送受信させる方法と比べ、通信データの通信トラ
フィック量を低減(半減)でき、移動体装置群の正常動
作の確認及び通信回線の輻輳状態の確認を常時かつ即時
的に監視できるといった効果が得られる。
【0035】また、センター側装置群から移動体装置群
に送信すべき制御用データの概算到達時間に関しては、
センター側装置群及び移動体装置群に装備される計時装
置を用いてその刻時誤差を加味して算出する構成とした
ため、GPS端末が提供する計時機能を使用しないでも
高精度な測定が可能となり、その分、装置を簡素化でき
ると共に、トンネル内等の見通しが悪い場所でも使用で
きるといった利点もある。
【0036】なお、本発明は、代表的に例示した上述の
実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば、
特許請求の範囲の記載内容に基づき、その要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の態様に変形、変更することができ
る。これらの変更、変形例も本発明の権利範囲に属する
ものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信トラフィック量の増加を軽減できると共に、移動体
側端末装置の正常動作の確認及び通信回線の輻輳状態の
確認を常時かつ即時的に監視できる移動体通信システム
及びその通信方法を提供できる。また、センター側通信
装置に装備された計時装置及び移動体側端末装置に装備
された計時装置を用いてセンター側通信装置から移動体
側端末装置へ送信すべき制御用データの概算到達時間を
算出する構成では、GPS端末が提供する高精度の計時
装置を装備する必要がなくなり、その分、装置全体を簡
素に構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動体通信システム
及びその通信方法を説明する概要図。
【図2】移動体通信システムの全体構成を示す概要図。
【図3】センター側の送信時の処理を説明する概略フロ
ーチャート。
【図4】移動体側の処理を説明する概略フローチャー
ト。
【図5】センター側の受信時の処理を説明する概略フロ
ーチャート。
【図6】従来例の移動体通信システム及びその伝送手順
を説明する概要図。
【符号の説明】
1 センター側装置群 2 移動体側装置群 11 基地局 12 基地集中局 13 計時装置(センター側装置群) 21 無線機 22 端末処理装置 23 計時装置(移動体側装置群)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信用のセンター側に配置された
    センター側通信装置と、 移動体側に配置され、前記センター側通信装置との間で
    通信を行なう移動体側端末装置とを備え、 前記センター及び前記移動体の間で、前記センター側通
    信装置及び前記移動体側端末装置間の通信により、前記
    移動体側端末装置の動作状態を監視する際に必要とされ
    る第1の通信データ及び前記センター側通信装置から前
    記移動体側端末装置に送信される制御用データの概算到
    達時間を監視する際に必要とされる第2の通信データを
    送受信させる移動体通信システムであって、 前記センター及び前記移動体の間で、前記センター側通
    信装置及び前記移動体側端末装置間の通信により、前記
    第1及び第2の通信データを互いに一体化させた1つの
    通信データとして送受信させる送受信手段を備えたこと
    を特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信データは、前記移動体側
    端末装置の動作状態を定期的に監視する際に必要とされ
    るものであり、 前記第2の通信データは、前記センター側通信装置から
    前記移動体側端末装置に対しその運行に関する警告情報
    及びその操作に関する制御情報を通知するために所定時
    間内の到達が必要とされる制御用データの概算到達時間
    を監視する際に必要とされるものであることを特徴とす
    る請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送受信手段により送受信された通信
    データの内の前記センター側通信装置に搭載された計時
    装置により測定された測定時刻及び前記移動体側端末装
    置に搭載された計時装置により測定された測定時刻を元
    に前記制御用データの概算到達時間を求める時間算出手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の移動
    体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記時間算出手段は、 前記制御用データの概算到達時間をTとし、前記センタ
    ー側通信装置から前記移動体側端末装置への下り方向の
    通信時に前記センター側通信装置の計時装置により測定
    された測定時刻及び前記移動体側端末装置の計時装置に
    より測定された測定時刻をそれぞれtdr及びtdv
    し、前記移動体側端末装置から前記センター側通信装置
    への上り方向の通信時に前記移動体側端末装置の計時装
    置により測定された測定時刻及び前記センター側通信装
    置の計時装置により測定された測定時刻及びをそれぞれ
    uv及びturとしたとき、前記制御用データの概算
    到達時間Tを、 【数1】 の算出式から求めるものである請求項3記載の移動体通
    信システム。
  5. 【請求項5】 移動体通信用のセンター側に配置された
    センター側通信装置と、前記センター側に対する移動体
    側に配置され、前記センター側通信装置との間で通信を
    行なう移動体側端末装置とを備え、前記センター及び前
    記移動体の間で、前記センター側通信装置及び前記移動
    体側端末装置間の通信により、前記移動体端末装置の動
    作状態を監視する際に必要とされる第1の通信データ及
    び前記センター側通信装置から前記移動体側端末装置に
    送信される制御用データの概算到達時間を監視する際に
    必要とされる第2の通信データを送受信させる移動体通
    信システムの通信方法であって、 前記センター及び前記移動体の間で、前記センター側通
    信装置及び前記移動体側端末装置間の通信により、前記
    第1及び第2の通信データを互いに一体化させた1つの
    通信データとして送受信させることを特徴とする移動体
    通信システムの通信方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の通信データを一体化
    した1つの通信データの内の前記センター側通信装置に
    搭載された計時装置により測定された測定時刻及び前記
    移動体側端末装置に搭載された計時装置により測定され
    た測定時刻を元に前記制御用データの概算到達時間を求
    めることを特徴とする請求項5記載の移動体通信システ
    ムの通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060189A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Softbank Mobile Corp 通信品質測定方法、移動通信端末装置、サーバシステム、通信品質測定システム及びアプリケーションプログラム

Cited By (1)

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JP2007060189A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Softbank Mobile Corp 通信品質測定方法、移動通信端末装置、サーバシステム、通信品質測定システム及びアプリケーションプログラム

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