JP2003298321A - 高周波電気伝送線路の接続構造 - Google Patents

高周波電気伝送線路の接続構造

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JP2003298321A
JP2003298321A JP2002103529A JP2002103529A JP2003298321A JP 2003298321 A JP2003298321 A JP 2003298321A JP 2002103529 A JP2002103529 A JP 2002103529A JP 2002103529 A JP2002103529 A JP 2002103529A JP 2003298321 A JP2003298321 A JP 2003298321A
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transmission line
frequency electric
electric transmission
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dielectric film
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JP2002103529A
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Shunei Yoshimatsu
俊英 吉松
Satoshi Kodama
聡 児玉
Hiroshi Ito
弘 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続部分における電気反射を抑制することによ
り、伝搬する電気信号波形の劣化を抑制できる高周波電
気伝送線路の接続構造を提供すること。 【解決手段】同一基板上に構成され、前記基板上のベン
ゾシクロブテン膜3上に形成されたマイクロストリップ
1を信号線とする第1の高周波電気伝送線路と、前記基
板上のインジウムリン系誘電体膜4上に形成され、マイ
クロストリップ1の線幅よりも狭い線幅を有する進行波
型電極2を信号線とする第2の高周波電気伝送線路とを
電気的に接続する高周波電気伝送線路の接続構造におい
て、マイクロストリップ1を進行波型電極2に電気的に
接続する接続線の線幅がインジウムリン系誘電体膜4上
で変化していることを特徴とする高周波電気伝送線路の
接続構造を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は高周波電気伝送線路
の接続構造に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、より多くの情報量を伝達するた
め、高速で動作し、信号を処理できるデバイスが求めら
れている。高速な電気信号を用いるデバイスにおいて
は、高周波電気伝送線路やその接続部分における電気信
号の減衰及び反射を低減し、信号の劣化を抑制する技術
が重要になってきている。 【0003】現在、光と電気の技術を融合し、進行波型
電極を備えることで高速な光変調が可能な、電界吸収型
光変調器が開発されている。 【0004】図3に進行波型の光変調器における従来の
伝送線路の接続構造の一例を示す。図中、301は外部
素子等(図示せず)との接続に用いる伝送線路の信号線
であり、この信号線301は誘電率εの誘電体膜30
3上にあり、誘電率εの誘電体膜303の下には接地
金属(記載は省略)がある。302は誘電率εの誘電
体膜304上の進行波型電極であり、この電極は信号線
としての役割も果たしている。誘電率εの誘電体膜3
04は光導波路としての役割も果たし、進行波型電極3
02と組み合わされて光変調部としての役割も果たして
いる。なお、上記の伝送線路及び接続構造は同一の基板
上に構成されている。電気信号(図示)が信号線301
を介して進行波型電極302に伝送され、その電気信号
によって入射光(図中、入力光として表示)が変調され
る。 【0005】図3に示した素子は、光変調部の構成要素
である誘電率εの誘電体膜304に電圧が印加される
ことにより、光導波路の吸収係数が変化することで光変
調動作が行われる構造を有している。外部素子(図示せ
ず)は、入射光を妨げぬよう光路からはずれた位置に置
かれるが、一方で、光の入射位置と進行波型電極302
との距離を出来るだけ短くして光の透過損失を抑える必
要があるために、信号線301と誘電体膜304中の光
導波路とが、図に示したように、90度を成すことが一
般的な配置となっている。印加電圧により効率よく吸収
係数を変化させるために、光導波路でもある誘電体膜3
04は薄い空乏層を有する層構造で構成されているた
め、進行波型電極302と誘電体膜304とを構成要素
とする電気伝送線路は大きな容量成分を有しており、そ
の実効誘電率は一般に配線に用いられる半絶縁性の半導
体や絶縁性誘電体膜上に形成される伝送線路と比較する
と非常に高くなっている。すなわち、信号線301と光
変調部の進行波型電極302との接続部分では、伝送線
路の実効誘電率の不連続が生じている。 【0006】一般に、2本の高周波電気伝送線路を接続
する場合、その特性インピーダンスが異なると、2本の
伝送線路の接続部分において電気反射が発生して信号が
劣化する。よって、2本の伝送線路の特性インピーダン
スは等しくすることが好ましい。 【0007】図3に示す従来例のように、実効誘電率が
異なる2本の線路を接続する場合、各々で同じ特性イン
ピーダンスを実現するためには、実効誘電率の低い方の
信号線の幅を、実効誘電率の高い方の信号線の幅よりも
広くする必要があるため、2本の電気伝送線路は相異な
る幅の信号線をもたざるを得ない。そこで、従来は、実
効誘電率が低く信号線幅が広い方の領域内で、信号線幅
を広い方から狭い方にまで変化させた後に円弧状に曲げ
て成る変換部(図3中、両向き矢印で示す)によって、
両信号線間を接続するという手法が用いられてきた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の接続構造では、変換部において信号線幅が変化す
ることによる特性インピーダンスのずれを避けることが
出来ないため、この部分で反射波が発生し、電気信号を
劣化させるという問題点があった。 【0009】本発明は、この問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、接続部分における電気反射を抑
制することにより、伝搬する電気信号波形の劣化を抑制
できる高周波電気伝送線路の接続構造を提供することに
ある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、請求項1に記載のように、基板
上の第1の誘電体膜が存在する第1の領域内に設けられ
た第1の高周波電気伝送線路と、前記第1の誘電体膜と
は異なる第2の誘電体膜が存在する、前記第1の領域と
は異なる前記基板上の第2の領域内に設けられ、前記第
1の高周波電気伝送線路の信号線幅よりも狭い線幅の信
号線を有する第2の高周波電気伝送線路とを電気的に接
続する高周波電気伝送線路の接続構造において、前記第
1の高周波電気伝送線路の信号線を前記第2の高周波電
気伝送線路の信号線に電気的に接続する接続線の線幅が
前記第2の領域内で変化していることを特徴とする高周
波電気伝送線路の接続構造を構成する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明を、実施の形態例
によって具体的に説明する。 【0012】[実施の形態例1]図1に、本発明の第1
の実施の形態例として、同一基板上に設けられた、誘電
率の異なる2つの誘電体膜のそれぞれの領域に形成され
た高周波電気伝送線路の間を接続する高周波電気伝送線
路の接続構造を示す。 【0013】図1中、1は入力された電気信号を伝達す
る第1の高周波電気伝送線路の信号線であるマイクロス
トリップであり、2は第2の高周波電気伝送線路の信号
線の役割を兼ねる、電界吸収型光変調部の進行波型電極
であり、3は第1の誘電体膜である絶縁性のベンゾシク
ロブテン(BCB)膜(比誘電率2.7)であり、4は
第2の誘電体膜である、インジウムリン系半導体多層膜
で構成されたインジウムリン系誘電体膜であり、このイ
ンジウムリン系誘電体膜4は、光導波路を兼ねる電界吸
収型光変調部(比誘電率12.6)の構成要素となって
いる。電気信号(図示)がマイクロストリップを介して
進行波型電極2に伝送され、その電気信号によって入射
光(図中、入力光として表示)が変調される。 【0014】マイクロストリップ1はBCB膜3の上に
形成され、進行波型電極2はインジウムリン系誘電体膜
4の上に形成されている。BCB膜3の下には接地金属
があるが、図では記載を省略している。 【0015】前記2本の伝送線路の信号線幅、すなわ
ち、マイクロストリップ1の線幅と進行波型電極2の線
幅は、各伝送線路の特性インピーダンスが相等しくなる
ように設計されている。この場合に、BCB膜3の誘電
率がインジウムリン系誘電体膜4よりも小さいので、前
記第1の高周波電気伝送線路の信号線であるマイクロス
トリップ1の線幅は、前記第2の高周波電気伝送線路の
信号線である進行波型電極2の線幅よりも広くなってい
る。 【0016】入力された電気信号はマイクロストリップ
1から電界吸収型光変調器の進行波型電極2へと伝搬
し、電界吸収型光変調部に入力された光を変調すること
により光変調動作が行われる。 【0017】ここで、本実施の形態例が図3に示した従
来例と異なる点は、外部素子等との接続に用いる前記第
1の高周波電気伝送線路の信号線であるマイクロストリ
ップ1が、BCB膜3が存在する領域(請求項1に記載
の第1の領域に該当する)内ではその線幅(信号線幅)
を保ったまま、インジウムリン系誘電体膜4が存在する
領域(請求項1に記載の第2の領域に該当する)に達
し、その(第2の)領域内において光変調器の進行波型
電極2に接続されていることにある。 【0018】すなわち、本発明の接続構造によれば、マ
イクロストリップ1を信号線とする伝送線路は、従来例
と異なり、BCB膜3が存在する前記第1の領域におい
て、その特性インピーダンスが一定である。 【0019】一方、インジウムリン系誘電体膜4が存在
する前記第2の領域においては、直角に交わる2つの信
号線の内側と外側をそれぞれ直線で結んで成る直角三角
形の接続形状を有する接続線により、信号線幅(接続線
も信号線の一部と見なす)を連続的に変化させて細くす
ることにより、最小限の距離でマイクロストリップ1と
進行波型電極2とが接続されている。すなわち、前記第
1の高周波電気伝送線路の信号線であるマイクロストリ
ップ1を前記第2の高周波電気伝送線路の信号線である
進行波型電極2に電気的に接続する接続線の線幅が前記
第2の領域内のインジウムリン系誘電体膜4上で変化し
ている。 【0020】従って、マイクロストリップ1上の高周波
電気信号が進行波型電極2へ伝搬する際に、接続部分で
の特性インピーダンスのずれに伴って発生する電気反射
を最小限に抑制することが可能になる。 【0021】また、インジウムリン系誘電体膜4が存在
する領域において、インジウムリン系誘電体膜4上の接
続部分の一部を上記の三角形となるようにカットして、
曲げ部分の信号線の面積を縮小することにより、伝送線
路の曲げに伴って生じる寄生容量を削減できる。 【0022】このように、同じ特性インピーダンスを有
し、異なる信号線幅を有する高周波電気伝送線路を接続
する際には、信号線幅の狭い方の領地内で信号線幅を変
化させる方が変化領域の長さを最小限にすることが出来
るため、反射の影響を最小限に抑制することができる。 【0023】[実施の形態例2]図2に本発明の第2の
実施の形態例を示す。本実施の形態例における素子の配
置は実施の形態例1と同じである。 【0024】本実施の形態例で、マイクロストリップ1
が、BCB膜3が存在する領域(請求項1に記載の第1
の領域に該当する)内ではその線幅(信号線幅)を保っ
たまま、インジウムリン系誘電体膜4が存在する領域
(請求項1に記載の第2の領域に該当する)に達し、そ
の(第2の)領域内において、光変調器の進行波型電極
2に接続されている点は、実施の形態例1と同じである
が、インジウムリン系誘電体膜4が存在する領域では、
その領域において、信号線幅を進行波型電極2の線幅と
同一の線幅にまで不連続的に細くして、線路の特性イン
ピーダンスを一定に保ち、さらに、細い幅の信号線を直
角に曲げる箇所の角を落す(直角を挟む2辺がともに細
い信号線幅に等しい直角三角形の形状とする)ことによ
り、接続構造における接続線の面積を縮小し、伝送線路
の曲げによって発生する寄生容量を削減している点が実
施の形態例1と異なる。 【0025】この構造においても、実施の形態例1と同
様に、信号線幅の狭い方の領域内で線幅を変化させる方
が変化領域の長さを最小限にすることが出来るため、反
射の影響を最小限に抑制することができる。 【0026】以上に挙げた実施の形態例においては、第
1及び第2の誘電体膜の材料として、それぞれ、ベンゾ
シクロブテン及びインジウムリン系誘電体を使用した
が、本発明はこれらの材料に限定されず、誘電体一般に
対して適用可能であり、また本発明による接続構造は、
進行波型電極を備えた電界吸収型光変調器のみに対して
適用が限定されるものではない。 【0027】また、実施の形態例として示した接続線の
カットの仕方は、図1または図2に示したような直線的
な形状に限らず、曲線であっても良い。 【0028】 【発明の効果】本発明の実施によって、接続部分におけ
る電気反射を抑制することにより、伝搬する電気信号波
形の劣化を抑制できる高周波電気伝送線路の接続構造を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態例における高周波電
気伝送線路の接続構造を示す図である。 【図2】本発明の第2の実施の形態例における高周波電
気伝送線路の接続構造を示す図である。 【図3】従来例による高周波電気伝送線路の接続構造を
示す図である。 【符号の説明】 1…マイクロストリップ、2…電界吸収型光変調部の進
行波型電極、3…ベンゾシクロブテン膜、4…インジウ
ムリン系誘電体膜、301…誘電率εの誘電体膜上の
信号線、302…誘電率εの誘電体膜上の進行波型電
極、303…誘電率εの誘電体膜、304…誘電率ε
の誘電体膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 弘 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA11 BA01 DA16 EA03 EA07 EA08 EB05 EB12 HA12 5J014 CA02 CA42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】基板上の第1の誘電体膜が存在する第1の
    領域内に設けられた第1の高周波電気伝送線路と、前記
    第1の誘電体膜とは異なる第2の誘電体膜が存在する、
    前記第1の領域とは異なる前記基板上の第2の領域内に
    設けられ、前記第1の高周波電気伝送線路の信号線幅よ
    りも狭い線幅の信号線を有する第2の高周波電気伝送線
    路とを電気的に接続する高周波電気伝送線路の接続構造
    において、前記第1の高周波電気伝送線路の信号線を前
    記第2の高周波電気伝送線路の信号線に電気的に接続す
    る接続線の線幅が前記第2の領域内で変化していること
    を特徴とする高周波電気伝送線路の接続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014164243A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 光変調モジュール、半導体光変調素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014164243A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 光変調モジュール、半導体光変調素子

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