JP2003298250A - 携帯型電子機器用キャリングバッグ - Google Patents

携帯型電子機器用キャリングバッグ

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JP2003298250A
JP2003298250A JP2002103959A JP2002103959A JP2003298250A JP 2003298250 A JP2003298250 A JP 2003298250A JP 2002103959 A JP2002103959 A JP 2002103959A JP 2002103959 A JP2002103959 A JP 2002103959A JP 2003298250 A JP2003298250 A JP 2003298250A
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portable electronic
electronic device
lid
carrying bag
buffer
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JP2002103959A
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Yoshihisa Matsuda
喜久 松田
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YUBISHA SANGYO KK
Original Assignee
YUBISHA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】あらゆるサイズの携帯型電子機器を収納部内に
確実に固定し外界からの衝撃から保護しうるとともに、
外部周辺機器を接続したままでも外部周辺機器の接続ケ
ーブル等が緩衝ブロックと干渉することなく収納するこ
とができる携帯型電子機器用キャリングバックを提供す
る。 【解決手段】相互に底部11,21において連結し機器
収納部10に対して蓋部20を開閉可能とし、機器収納
部10は、携帯型電子機器Dの最大投影面積よりも十分
広く面ファスナー素材と係着可能な機器受面14を備
え、面ファスナー素材を設けた複数個の緩衝ブロック7
0を、機器収納部10内の携帯型電子機器Dの周りに適
宜添接し、各緩衝ブロック70の面ファスナー素材を機
器収納部10の機器受面14に係着することにより、機
器収納部10内において携帯型電子機器Dの少なくとも
一辺を緩衝ブロック70によって外界の衝撃から保護す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ノート型或い
はブック型と呼ばれるパーソナルコンピュータ(以下、
ノートパソコンという)やPDA等の情報携帯端末に代
表される、キーボードと液晶表示画面を有する携帯型電
子機器の持ち運び及び機器操作に好適な携帯型電子機器
用キャリングバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記した各種の携帯型電子機器の
小型軽量化、高機能化には目覚ましいものがあり、それ
に伴って携帯型電子機器の使用人口も急速に伸びてい
る。
【0003】ところで、上記携帯型電子機器は、いわゆ
る精密機械であり衝撃に弱いことから、その取扱には注
意を要し、特に持ち運び時に落下や他の物との衝突等か
ら保護する必要がある。そこで、これまで種々の携帯型
電子機器用キャリングバッグが提案され、市場に出回っ
ている。
【0004】上記従来のキャリングバッグは、その多く
が、一般的なアタッシュケースと同様の基本的形態、す
なわち相互に底部で開閉可能に連結された収納部と蓋部
とを備えており、収納部内には緩衝部材で囲まれた機器
収納空間が設定されている。この機器収納空間は、例え
ばノートパソコン用の場合、A4サイズやB5サイズと
いった、用紙のサイズ規格に準ずるサイズの種類がある
ことから、これらの各サイズに対応した大きさに予め設
定されている。従って、使用者は、自己のノートパソコ
ンのサイズに適した機器収納空間を有するキャリングバ
ッグを選択し、購入している。
【0005】また、上記したような、いわゆるアタッシ
ュケースタイプのキャリングバッグ以外に、緩衝機能を
有する柔軟な生地を携帯型電子機器の外形状に合わせて
縫製してなる袋状のケースもある。このケースの場合、
使用者は携帯型電子機器をケース内に収納し、さらにこ
れを鞄に入れて持ち運んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキャリングバッグやケースには、以下に具体的に説
明するように、使い勝手が悪いといった問題があった。
【0007】すなわち、従来のキャリングバッグにあっ
ては、機器収納空間を規定している緩衝部材が固定され
ているか、例え移動可能とされていたとしても、微調整
ができる程度に過ぎないものであるため、例えばノート
パソコンの場合、B5サイズ用のキャリングバッグには
物理的にA4サイズのノートパソコンを収納することは
できず、また、A4サイズ用のキャリングバッグにはB
5サイズのノートパソコンを収納することはできてもノ
ートパソコンと緩衝部材との間に空間が生じてしまい、
その結果、持ち運び中にノートパソコンが機器収納空間
内で容易に移動し、緩衝部材が機能しないことになる。
このため、使用者はノートパソコンを従前とはサイズの
異なる新機種に替えた場合、キャリングバッグまでも替
える必要が生じることから、使用者に余計な経済的負担
を強いることとなり、延いては、使用者にノートパソコ
ンの機種選択の制限を課してしまうといった問題があっ
た。
【0008】また、携帯型電子機器は、機器内に搭載さ
れたバッテリで駆動されるが、時として長時間使用する
場合などは、交流電源アダプタが接続されたり、また外
部との通信のため、携帯型電子機器に通信用カードが装
填されたり、或いはフロッピィディスクドライブやCD
−ROMドライブ等の外部記憶メディア用周辺機器など
が接続されることがある。ところが、従来のキャリング
バッグにあっては、緩衝部材が携帯型電子機器の周縁に
その全長に亘って添接されるため、上記したような外部
周辺機器を携帯型電子機器に接続したままでは、外部周
辺機器とを繋ぐケーブル等が緩衝部材と干渉してしまう
ことから、携帯型電子機器に外部周辺機器を接続したま
まキャリングバッグに携帯型電子機器を収納することが
できなかった。このため、例えば移動中にキャリングバ
ッグの蓋部を開いて携帯型電子機器を収納部に収納した
まま外部周辺機器を使用するといったことができず、そ
のような使用方法を採ろうとすると、一々携帯型電子機
器をキャリングバッグから取り出す必要があり、また上
記使用方法を採るにせよ、或いはキャリングバッグから
取り出して使用するにせよ、使用した後にキャリングバ
ッグに仕舞う時には携帯型電子機器から外部周辺機器を
取り外す必要があり、この点で極めて使い勝手が悪いも
のであった。また、このような問題は、前記袋状のケー
スについても同様であった。
【0009】また、従来のキャリングバッグにあって
は、キャリングバッグの蓋部を開いて携帯型電子機器を
収納部に収納したまま携帯型電子機器を操作しようとし
た場合、収納部の開口端が携帯型電子機器のキーボード
面よりも高い位置にあるとともに、一般に該開口端には
蓋部との係合のためのファスナーや係合用ロック金具等
が設けられていることから、使用者の手首や着衣の袖口
が開口端と干渉したりファスナーや金具等と擦れ合った
りして、キーボード操作がし辛く、また袖口が傷むとい
った問題があった。
【0010】またさらに、機器収納部と蓋部との合わせ
目が、通常、両者の中間、つまり襠部分の中央にあるた
め、両者の外面のデザインが同じであると、一見しただ
けでは機器収納部と蓋部との区別がつかず、このため蓋
部と機器収納部とを取り違えて開いてしまい易く、そう
いった取り違えに気付いた場合、一旦閉じてからキャリ
ングバッグを反転させて開き直すといったことを行って
いた。
【0011】一方、袋状のケースにあっては、携帯型電
子機器の大きさに合わせてあるため、それ以上に大きい
携帯型電子機器を収納することができないとともに、外
部周辺機器を接続したまま携帯型電子機器をケース内に
収納することが物理的に無理であり、上記したような使
い勝手の悪さは従来のキャリングバッグと同様であっ
た。
【0012】本発明は、上記した従来の問題を解決すべ
く創案されたもので、携帯型電子機器がどのようなサイ
ズのものであっても、携帯型電子機器を収納部内に確実
に固定し外界からの衝撃から保護しうるとともに、外部
周辺機器を接続したままでも外部周辺機器の接続ケーブ
ル等が緩衝部材と干渉することなく携帯型電子機器を収
納部内に収納することができるキャリングバッグを提供
すること、また、収納部内に携帯型電子機器を収納した
ままキーボード操作する場合に、使用者の手首や着衣の
袖口が収納部の開口端と干渉したりすることのないキャ
リングバッグを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る携帯型電子機器用キャリングバッグ
は、携帯型電子機器をその底面から受ける機器収納部
と、この機器収納部内に収納された携帯型電子機器をそ
の上面から覆う蓋部とを備え、前記機器収納部と蓋部と
は、相互に底部において連結され機器収納部に対して蓋
部が開閉可能とされ、前記機器収納部は、携帯型電子機
器の最大投影面積よりも十分広い機器受面を備えるとと
もに、該機器受面が、面ファスナー素材と係着可能に構
成され、さらに、面ファスナー素材が設けられた複数個
の緩衝ブロックを備え、これら複数個の緩衝ブロック
が、機器収納部内の携帯型電子機器の周りに適宜添接さ
れるとともに、各緩衝ブロックの面ファスナー素材が機
器収納部の機器受面に係着されることにより、機器収納
部内において携帯型電子機器の少なくとも一辺が緩衝ブ
ロックによって外界の衝撃から保護されることを特徴と
するものである。
【0014】このような本発明によれば、機器収納部は
携帯型電子機器の最大投影面積よりも十分広い機器受面
を備えており、この機器受面に緩衝ブロックが自由な位
置で係着される構成であるから、あらゆるサイズの携帯
型電子機器を収納することができるとともに、どのよう
なサイズの携帯型電子機器に対しても、機器収納部内の
任意の位置に携帯型電子機器を緩衝ブロックで囲むなど
して固定することが可能となる。また、携帯型電子機器
に外部周辺機器を接続したまま機器収納部に収納する場
合、外部周辺機器の接続ケーブル等を避けた位置で緩衝
ブロックを携帯型電子機器に添接し機器受面に係着固定
すればよい。
【0015】また、前記機器収納部と蓋部とは、相互の
合わせ目が、両者の少なくとも天部側において、前記機
器収納部の外面寄りに偏位されたことを特徴とするもの
である。
【0016】このような本発明によれば、収納部の少な
くとも天部側における開口端が、携帯型電子機器のキー
ボード面よりも低くなるため、収納部内に携帯型電子機
器を収納したままキーボード操作する場合に、使用者の
手首や着衣の袖口が収納部の開口端と干渉したりするこ
とがない。それとともに、機器収納部と蓋部との合わせ
目が、両者の少なくとも天部側において、機器収納部の
外面寄りに偏位されているため、例えば、機器収納部と
蓋部の外面のデザインが同じであっても、両者の合わせ
目の偏位状態を見ただけで、機器収納部と蓋部とを区別
することができ、機器収納部と蓋部とを取り違えること
がない。このため、常に機器収納部側を下に、蓋部を上
にして開くことができ、従来のキャリングバッグとは異
なり、開いた時に携帯型電子機器が天地を逆にして現れ
るといったことがない。
【0017】さらに、上記のいずれのタイプのキャリン
グバッグにおいても、前記複数個の緩衝ブロックは、す
べてが同じ大きさ又は相互に異なる大きさとされていて
もよい。
【0018】この場合、適宜個数の緩衝ブロックを連ね
ることでその全体の長さを自由に変更することができ、
緩衝ブロックの大きさが相互に異なる場合はその全体の
長さをより自由に変えることができるため、携帯型電子
機器の大きさがどのような大きさであっても、携帯型電
子機器の周囲を緩衝ブロックで囲むことができる。
【0019】また、前記機器収納部の機器受面の上方
に、少なくとも携帯型電子機器の厚みよりも大きな空間
を介して中仕切部材が設けられていてもよい。
【0020】中仕切部材が設けられていると、例えば、
外部周辺機器を接続したまま携帯型電子機器を収納する
際、外部周辺機器を中仕切部材を介して携帯型電子機器
上に重ねることができ、両者を相互に干渉させることな
く収納することが可能となる。
【0021】さらに、上記中仕切部材の片面又は両面に
ポケット部が設けられていてもよい。
【0022】この場合、上記外部周辺機器をポケット部
内に収納し固定することができるので、外部周辺機器に
ついても衝撃から保護することが可能となる。なお、こ
のポケット部には上記外部周辺機器に限らず、例えばフ
ロッピィディスクや書類等その他の物品も収納すること
もできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。
【0024】図1乃至図3は、本発明の実施の形態に係
る携帯型電子機器用キャリングバッグを示し、図1は、
携帯型電子機器及びその周辺機器の収納時における蓋部
を開いた状態を示す斜視図、図2は、中仕切部材を開く
とともに外部周辺機器を外部に取り出した状態を示す斜
視図、図3は、さらに携帯型電子機器の液晶表示部を開
いた状態を示す斜視図である。
【0025】このキャリングバッグは、携帯型電子機器
Dをその底面から受ける機器収納部10と、この機器収
納部10内に収納された携帯型電子機器Dをその上面か
ら覆う蓋部20とを備えている。
【0026】機器収納部10と蓋部20とは、相互に底
部11,21において連結され機器収納部10に対して
蓋部20が開閉可能とされている。両者の連結形態は、
従来周知の、この種のバッグに採用されている連結形態
を採ることができ、特定の形態に限定されるものではな
い。これら機器収納部10と蓋部20とは、金属製、皮
革製、布製、合成樹脂製等、いずれであってもよく、そ
の素材は問わない。
【0027】なお、図中の符号12は、機器収納部10
と蓋部20との間に介設されたストッパー用ベルトを示
し、このストッパー用ベルト12は、機器収納部10内
に携帯型電子機器Dを収納したまま使用する際、蓋部2
0が向こう側に倒れてしまわないよう、蓋部20の開き
度合いを規制するためのものである。このストッパー用
ベルト12は、少なくともその一端が機器収納部10又
は蓋部20に対して着脱自在に取り付けられていると、
蓋部20を全開することもでき、便利である。また、そ
の一端の取り付け位置を任意に変更できるようにしてお
くと、蓋部20の開き角度を調節することもできるの
で、便利である。
【0028】また、図中の符号30は、機器収納部10
及び蓋部20の各天部13,23側に設けられた提げ手
を示す。この提げ手30は、蓋部20を開いて携帯型電
子機器Dを操作する際に邪魔にならないよう、また目障
りにならないよう、折り畳むようにして機器収納部10
及び蓋部20のそれぞれに、例えば面ファスナーやボタ
ン等の適宜な止着具を利用して添着できるようにしてお
くとよい。また、この提げ手30に代えて、或いは提げ
手30とともに、ショルダーベルトを設けてもよい。
【0029】さらに、図中の符号22は、蓋部20の内
面に設けられた大ポケット、符号24は、大ポケット2
2の表面に設けられた一対の小ポケット、符号25は、
それら各小ポケット24の開口部を留めるストッパ、符
号26は、後述する中仕切部材40を開いた時に固定す
る固定ベルト、符号16は、中仕切部材40を閉じた時
に固定する固定ベルトをそれぞれ示す。
【0030】また、機器収納部10と蓋部20とは、図
4及び図5に示すように、その相互の合わせ目50が、
両者の天部13,23側において、機器収納部10の外
面17寄りに偏位されていてもよい。この合わせ目50
は、上記天部13,23以外の箇所、すなわち両側部1
8,28においては、天部13,23から底部11,2
1に向かうに従って漸次蓋部20の外面27に近接する
ように形成されていても、或いは、図示は省略するが、
機器収納部10の外面17と蓋部20の外面27との略
中間位置に形成されていても、さらには、両側部18,
28においても天部13,23と同様、機器収納部10
の外面17寄りに偏位させて形成されていてもよい。な
お、上記合わせ目50は、少なくとも機器収納部10と
蓋部20の天部13,23において上記のように偏位さ
れていればよく、両者10,20の両側部18,28に
おける位置は上述したように任意である。
【0031】上記合わせ目50には、従来のキャリング
バッグと同様、機器収納部10と蓋部20とを係合する
ためのファスナー60が設けられている。なお、機器収
納部10と蓋部20との係合は、上記したようなファス
ナー60に限定されるものではなく、従来周知のアタッ
シュケースにみられるような止め金具によってもよい。
【0032】また、前記機器収納部10は、携帯型電子
機器Dの最大投影面積よりも十分広い機器受面14を備
えている。この機器受面14の大きさは、例えばノート
パソコン用の場合には、その最大機種の大きさ、具体的
にはA4サイズのノートパソコンよりも十分広く、ノー
トパソコンの少なくとも1辺側に、後述する緩衝ブロッ
ク70が添接できる広さを有していればよい。また、上
記機器受面14の上面には、面ファスナー素材と係着可
能な布製生地が敷設されている。この布製生地を設ける
範囲は、機器受面14の全面に亘っていてもよいし、緩
衝ブロック70の係着が予想される範囲に限定されてい
てもよい。また、上記布製生地は、面ファスナー素材と
係着できるものであれば、その素材や厚みは何ら限定さ
れない。
【0033】上記のように構成されたキャリングバッグ
は、さらに、面ファスナー素材が設けられた複数個の緩
衝ブロック70を備えている。これら緩衝ブロック70
は、上記機器収納部10内の機器受面14上に収納され
た携帯型電子機器Dの周りに適宜添接されるとともに、
上記面ファスナー素材が機器受面14に係着されること
により、機器収納部10内において携帯型電子機器Dの
少なくとも一辺を外界の衝撃から保護するものである。
なお、上記面ファスナー素材は、図示例では、緩衝ブロ
ックの一面にのみ設けられており、機器受面14に面し
ているため図面には現れていない。面ファスナー素材を
設ける位置は、緩衝ブロック70の一面のみに限らず、
二面以上に設けられていてもよい。
【0034】上記複数個の緩衝ブロック70は、直方体
状に形成された外皮内に例えば発泡樹脂や海綿状素材
等、緩衝材として一般に広く用いられている素材を充填
したものや、布片を重畳したものなど、緩衝機能を有す
るものであれば、その素材及び構成は限定されない。ま
た、図示例では直方体状に形成されているが、形状もこ
れに限らず、例えば円柱状、半円柱状(断面が略半円の
柱状)、半球状等、任意である。
【0035】このようになる緩衝ブロック70は、ある
ゆる大きさの携帯型電子機器に対応しうるよう、収納が
予想される最小の携帯型電子機器の短辺よりも短い長さ
に設定されているのが好ましい。また、緩衝ブロック7
0は、すべてが同じ長さであってもよいが、携帯型電子
機器は、通常、平面視長方形であるので、携帯型電子機
器の長辺に対応しうる長さのものと、短辺に対応しうる
長さのものとの2種類、あるいは携帯型電子機器の各辺
の整数分の1の長さのものとその整数倍のものとの複数
種類の長さを有するものを含んでいてもよい。
【0036】前記機器収納部10の機器受面14の上方
には、少なくとも携帯型電子機器の厚みよりも大きな空
間を介して中仕切部材40が設けられている。この中仕
切部材40が設けられていると、例えば、外部周辺機器
A,Rを接続したまま携帯型電子機器Dを収納する際、
外部周辺機器A,Rを中仕切部材40を介して携帯型電
子機器D上に重ねることができ、両者を相互に干渉させ
ることなく収納することが可能となる。
【0037】また、中仕切部材40の片面又は両面にポ
ケット部41が設けられていてもよい。この場合、外部
周辺機器A,Rをポケット部41内に収納し固定するこ
とができるので、外部周辺機器A,Rについても衝撃か
ら保護することが可能となる。なお、このポケット部4
1には上記外部周辺機器に限らず、例えばフロッピィデ
ィスクや書類等その他の物品も収納することもできる。
【0038】次に、上記のようになる携帯型電子機器用
キャリングバッグの使用方法について説明する。
【0039】まず、携帯型電子機器Dを収納する場合、
図2に示すように、蓋部20及び中仕切部材40を開
き、携帯型電子機器Dを、機器収納部10の天部13に
寄せた状態で且つ両側部18,28間の略中央に位置す
るよう機器受面14上に置く。このとき、携帯型電子機
器Dには、交流電源アダプタAやCD−ROMドライブ
R等の外部周辺機器を接続したままでよい。
【0040】次に、上記の状態では、携帯型電子機器D
と機器収納部10の底部11との間に空間が空いている
ので、この空間に適数個(図示例では3個)の緩衝ブロ
ック70を挿入するとともに、携帯型電子機器Dの辺に
添接させ、緩衝ブロック70の面ファスナー素材を機器
収納部10の機器受面14に係着させる。これにより、
携帯型電子機器Dは、その前後方向(図2において紙面
の上下方向)の動きが封じられる。
【0041】続いて、携帯型電子機器Dと機器収納部1
0の両側部18,28との間の空間に、上記と同様にし
て適数個(図示例では左右それぞれ2個ずつ)の緩衝ブ
ロック70を挿入し、それぞれを機器受面14に係着す
る。このとき、携帯型電子機器Dの両側部からは、前記
外部周辺機器である交流電源アダプタAやCD−ROM
ドライブR等の接続ケーブルがCが出ているので、これ
ら各接続ケーブルCと干渉しない位置を選んで、緩衝ブ
ロック70を携帯型電子機器Dの両側辺にそれぞれ添接
させる。これにより、携帯型電子機器Dは完全に前後左
右の動きが封じられ、機器受面14上に固定されること
となる。
【0042】そして最後に、図1に示すように、中仕切
部材40を閉じて、そのポケット部41に上記交流電源
アダプタA及びCD−ROMドライブRを収納し、蓋部
20を閉じて、収納作業を完了する。
【0043】また、携帯型電子機器Dを使用する場合
は、図2に示す状態から、携帯型電子機器Dの液晶表示
部Lを開けば、そのままの状態で使用することができ
る。なお、携帯型電子機器Dは、使用時に機器収納部1
0から取り出してもよいことは勿論である。
【0044】なお、携帯型電子機器が、図示したものよ
りも小さい場合は、それに応じた大きさの緩衝ブロック
を適当な数用い、機器受面の適所に上記と同様の仕方で
固定すればよい。また、携帯型電子機器の機器受面上に
おける固定位置は図示例に限定されるものではなく、外
界の衝撃を受けにくい位置であればどこでもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型電
子機器用キャリングバッグは、機器収納部が携帯型電子
機器の最大投影面積よりも十分広い機器受面を備えてお
り、この機器受面に緩衝ブロックが面ファスナー素材に
より自由な位置で係着される構成であるから、あらゆる
サイズの携帯型電子機器を収納することができるととも
に、どのようなサイズの携帯型電子機器に対しても、機
器収納部内の任意の位置に携帯型電子機器を緩衝ブロッ
クで囲んで固定することが可能となる。
【0046】また、携帯型電子機器に外部周辺機器を接
続したまま機器収納部に収納する場合、外部周辺機器の
接続ケーブル等を避けた位置で緩衝ブロックを携帯型電
子機器に添接し機器受面に係着固定することができるの
で、収納時に一々外部周辺機器を携帯型電子機器から取
り外す必要がなく、極めて使い勝手に優れている。
【0047】また、適宜個数の緩衝ブロックを連ねるこ
とでその全体の長さを自由に変更することができ、緩衝
ブロックの大きさが相互に異なる場合は連ねた時の全体
の長さを自由に変えることのできるため、携帯型電子機
器の大きさがどのような大きさであっても、また外部接
続機器が接続されたままであっても携帯型電子機器の周
囲を緩衝ブロックで囲むこともできる。
【0048】また、機器収納部の機器受面の上方に、少
なくとも携帯型電子機器の厚みよりも大きな空間を介し
て中仕切部材が設けられいる場合は、例えば、外部周辺
機器を接続したまま携帯型電子機器を収納する際、外部
周辺機器を中仕切部材を介して携帯型電子機器上に重ね
ることができ、両者を相互に干渉させることなく収納す
ることができる。
【0049】さらに、上記中仕切部材の片面又は両面に
ポケット部が設けられている場合は、外部周辺機器をポ
ケット部内に収納し固定することができるので、外部周
辺機器についても衝撃から保護することが可能となる。
なお、このポケット部には上記外部周辺機器に限らず、
例えばフロッピィディスクや書類等その他の物品も収納
することもできる。
【0050】またさらに、機器収納部と蓋部との合わせ
目が、両者の少なくとも天部側において、機器収納部の
外面寄りに偏位されている場合は、機器収納部の少なく
とも天部側における開口端が、携帯型電子機器のキーボ
ード面よりも低くなるため、機器収納部内に携帯型電子
機器を収納したままキーボード操作する場合に、使用者
の手首や着衣の袖口が収納部の開口端と干渉したりする
ことがない。したがって、キーボード操作時に機器収納
部の開口端で煩わされることがなく、また、手首や着衣
の袖口を痛めたりすることがない。
【0051】また、機器収納部と蓋部との合わせ目が、
両者の少なくとも天部側において、機器収納部の外面寄
りに偏位されている場合は、例えば、機器収納部と蓋部
の外面のデザインが同じであっても、両者の合わせ目の
偏位状態を見ただけで、機器収納部と蓋部とを容易に区
別することができ、機器収納部と蓋部とを取り違えるこ
とがない。このため、常に機器収納部側を下に、蓋部を
上にして開くことができ、従来のキャリングバッグとは
異なり、開いた時に携帯型電子機器が天地を逆にして現
れるといったことがない。したがって、使い勝手に優れ
ている。
【0052】以上要するに、本発明の携帯型電子機器用
キャリングバッグは、携帯型電子機器がどのようなサイ
ズのものであっても、携帯型電子機器を収納部内に確実
に固定し外界からの衝撃から保護しうるとともに、外部
周辺機器を接続したままでも外部周辺機器の接続ケーブ
ル等が緩衝ブロックと干渉することなく携帯型電子機器
を収納部内に収納することができる。また、収納部内に
携帯型電子機器を収納したままキーボード操作する場合
に、使用者の手首や着衣の袖口が収納部の開口端と干渉
したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型電子機器用キャリングバッ
グの実施の形態を示し、携帯型電子機器及びその周辺機
器の収納時における蓋部を開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】中仕切部材を開くとともに外部周辺機器を外部
に取り出した状態を示す斜視図である。
【図3】さらに、携帯型電子機器の液晶表示部を開いた
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る携帯型電子機器用キャリングバッ
グの他の実施の形態を示し、蓋部を閉じた状態を示す斜
視図である。
【図5】図4に示すキャリングバッグにおいて、蓋部を
開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 機器収納部 11 機器収納部の底部 13 機器収納部の天部 14 機器受面 17 機器収納部の外面 20 蓋部 21 蓋部の底部 23 蓋部の天部 40 中仕切部材 41 ポケット部 50 合わせ目 70 緩衝ブロック D 携帯型電子機器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯型電子機器をその底面から受ける機器
    収納部と、この機器収納部内に収納された携帯型電子機
    器をその上面から覆う蓋部とを備え、 前記機器収納部と蓋部とは、相互に底部において連結さ
    れ機器収納部に対して蓋部が開閉可能とされ、 前記機器収納部は、携帯型電子機器の最大投影面積より
    も十分広い機器受面を備えるとともに、該機器受面が、
    面ファスナー素材と係着可能に構成され、さらに、面フ
    ァスナー素材が設けられた複数個の緩衝ブロックを備
    え、 これら複数個の緩衝ブロックが、機器収納部内の携帯型
    電子機器の周りに適宜添接されるとともに、各緩衝ブロ
    ックの面ファスナー素材が機器収納部の機器受面に係着
    されることにより、機器収納部内において携帯型電子機
    器の少なくとも一辺が緩衝ブロックによって外界の衝撃
    から保護されることを特徴とする携帯型電子機器用キャ
    リングバッグ。
  2. 【請求項2】前記機器収納部と蓋部とは、相互の合わせ
    目が、両者の少なくとも天部側において、前記機器収納
    部の外面寄りに偏位されたことを特徴とする請求項1に
    記載の携帯型電子機器用キャリングバッグ。
  3. 【請求項3】 前記複数個の緩衝ブロックは、すべてが
    同じ大きさ又は相互に異なる大きさとされたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の携帯型電子機器用キャリ
    ングバッグ。
  4. 【請求項4】 前記機器収納部の機器受面の上方に、少
    なくとも携帯型電子機器の厚みよりも大きな空間を介し
    て中仕切部材が設けられたことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一つに記載の携帯型電子機器用キャリン
    グバッグ。
  5. 【請求項5】 前記中仕切部材の片面又は両面にポケッ
    ト部が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の携
    帯型電子機器用キャリングバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140494A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 富士通株式会社 電子機器収納容器、電子機器の初期設定方法及び、初期設定プログラム及びそのようなプログラムを格納した非一時的な記録媒体

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