JP2003297621A - 高密度圧縮ボンド磁石とその製造方法 - Google Patents

高密度圧縮ボンド磁石とその製造方法

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JP2003297621A
JP2003297621A JP2003026097A JP2003026097A JP2003297621A JP 2003297621 A JP2003297621 A JP 2003297621A JP 2003026097 A JP2003026097 A JP 2003026097A JP 2003026097 A JP2003026097 A JP 2003026097A JP 2003297621 A JP2003297621 A JP 2003297621A
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Hajime Tamura
一 田村
Masami Kikuchi
正美 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い生産性を維持しながら高密度で高い磁気
特性を有する圧縮ボンドを得る。 【解決手段】 熱硬化性材料から成るバインダに磁性粉
末を混合分散した樹脂磁石用組成物Mを圧縮成形して成
るボンド磁石Rであって、前記熱硬化性材料が60秒以
内で硬化するものであり、樹脂磁石用組成物Mの7〜2
0トン/cmの加圧状態下での前記バインダの加熱に
よる60秒以内の硬化及び脱型によって成ることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンド磁石とその
製造方法に関するもので、特に、熱硬化性材料から成る
バインダに磁性粉末を混合分散した樹脂磁石用組成物を
圧縮成形して製造される圧縮ボンド磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OA機器や家電製品、生産ライ
ン、移動設備等に用いられる各種規模のモータや電磁リ
レー等に使用される永久磁石として、フェライト系や希
土類系の焼結磁石を微粉末にした磁性粉体を、ナイロ
ン,ポリエチレン,EVAなどの熱可塑性樹脂、あるい
はエポキシ樹脂,フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂か
ら成る結合材(バインダ)に分散・混合させた混練物
を、周知のプラスチック成形と同様に、成形金型を用い
て射出成形、あるいは圧縮成形や押し出し成形等の加圧
成形により所望の形状に成形した後着磁して成るボンド
磁石が知られている。
【0003】このような樹脂磁石は、可撓性に富み、ゴ
ムやプラスチックと同様に扱える上、加工性もよいの
で、上記モータ用あるいは電磁リレー用の永久磁石等の
他に、複写機やプリンタ等の現像ローラに用いられるマ
グネットローラなどに適用されるなど、各分野において
広く使用されている。
【0004】ところで、上記ボンド磁石の成形方法にお
いては、磁粉充填量を上げ、磁力性能を高くできること
や、構造が単純であるため大型の設備を必要としないこ
と、更には、射出成形のようにゲートを必要としないた
めに成形材料による制約が少ないことなどの理由から、
圧縮成形法が広く用いられている。上記圧縮成形法は、
ボンド磁石用の磁性粉末と熱硬化性樹脂から成るバイン
ダとを混合し、その混合物を成形用金型中に充填し、こ
れを所定の圧力下で圧縮成形して脱型し、その後上記成
形体を加熱して上記熱硬化性樹脂を硬化させて圧縮ボン
ド磁石を製造するもので、他の成形方法に比べてバイン
ダの量を少なくできるので、磁気特性を向上させるのに
有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記圧縮ボ
ンド磁石の特性は、磁性粉体として同じものを用いた場
合には成形品の密度が高いほど高磁力を得ることができ
るが、単に成形圧を増加させる方法は、設備が大型化す
るだけでなく、磁力の向上にも限界があった。また、上
記成形体の圧縮後に、圧力を抜いた途端に成形品が膨ら
む、いわゆるスプリングバック現象が発生するため、所
望の密度を有する圧縮ボンド磁石を得ることが困難であ
った。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、高い生産性を維持しながら高密度で高い
磁気特性を有する圧縮ボンドを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
重ねた結果、高密度圧縮ボンド磁石を得るためには、加
圧状態でバインダ樹脂を硬化させることが効果的である
ことがわかった。しかしながら、バインダ樹脂として従
来使用されているエポキシ樹脂を使用した場合には、加
圧状態で加熱して硬化させる際に、 (1)硬化に長い時間がかかり生産性が悪い。 (2)金属である金型と成形体が接着してしまい脱型性
が悪い。 といった問題点があり実用的ではなかった。そこで、上
記エポキシ樹脂に代えて、60sec.以内の短時間で
硬化する熱硬化性樹脂をバインダ樹脂として用いること
により、上記2つの問題を解決して目的を達成すること
を見いだし本発明に到ったものである。
【0008】本発明は、熱硬化性材料から成るバインダ
に磁性粉末を混合分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形
して成るボンド磁石であって、前記熱硬化性材料が60
秒以内で硬化するものであり、前記樹脂磁石用組成物の
7〜20トン/cmの加圧状態下での前記バインダの
加熱による60秒以内の硬化及び脱型によって成ること
を特徴とする高密度圧縮ボンド磁石に係るものである。
【0009】また、本発明は、熱硬化性材料から成るバ
インダに磁性粉末を混合分散した樹脂磁石用組成物を圧
縮成形してボンド磁石を製造するにあたり、前記樹脂磁
石用組成物の加圧状態下に前記バインダを短時間で硬化
させ、その後に脱型することを含むことを特徴とする高
密度圧縮ボンド磁石の製造方法に係るものである。
【0010】本発明では、熱硬化性材料とは、磁性粉末
と混合分散され、樹脂磁石用組成物を形成するものであ
り、熱硬化性樹脂及び熱硬化性接着剤が含まれる。
【0011】すなわち、本発明では、高密度圧縮ボンド
磁石は、熱硬化性材料から成るバインダに磁性粉末を混
合分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形して成るボンド
磁石であって、上記バインダ樹脂として、60秒以内の
短時間で硬化する熱硬化性樹脂を用い、7〜20トン/
cmの加圧状態にて上記バインダ樹脂を加熱し、60
秒以内で硬化させた後に脱型することにより、減圧時に
発生するスプリングバック現象を抑制して成形品を高密
度化するようにできるもので、これにより、磁力の高い
高密度圧縮ボンド磁石を得ることが可能となる。また、
かかる高密度圧縮ボンド磁石では、上記バインダ樹脂と
して、有機過酸化物を使ったラジカル重合により硬化す
る熱硬化性接着剤を用いることができる。
【0012】かかる高密度圧縮ボンド磁石は、上記熱硬
化性接着剤として、アクリル系モノマーとメタクリル系
モノマーの少なくとも一方を、有機過酸化物を使ってラ
ジカル重合することにより硬化するものを用いることが
できるもので、従来のエポキシ樹脂と比較して接着力が
弱いため、脱型性を向上させることが可能となる。かか
る高密度圧縮ボンド磁石は、磁粉と磁粉の接着力を高め
るために、上記熱硬化性接着剤にリン酸メタクリレート
と末端がアクリル基のシランカップリング剤及び末端が
メタクリル基のシランカップリング剤の少なくとも一方
を添加剤として配合するか、または、磁性粉をリン酸メ
タクリレートと末端がアクリル基のシランカップリング
剤及び末端がメタクリル基のシランカップリング剤の少
なくとも一方で処理することができるもので、これによ
り、成形体を更に高密度化することが可能となる。
【0013】かかる高密度圧縮ボンド磁石は、上記熱硬
化性接着剤として、ポリビニルアルコールをアセタール
化して得られた、アセタール基の割合が30モル%以上
のポリマーをメタクリル変性又はアクリル変性によって
変性して成る樹脂をベース樹脂とした熱硬化性接着剤を
用いることができるものである。かかる高密度圧縮ボン
ド磁石は、硬化時間を短縮し、かつ、磁性粉間の接着力
を高めて高密度化するため、アクリル系モノマーとメタ
クリル系モノマーの少なくとも一方を配合した熱硬化性
接着剤を用いることができるものである。
【0014】また、かかる高密度圧縮ボンド磁石の製造
方法は、熱硬化性樹脂から成るバインダに磁性粉末を混
合分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形する際に、上記
バインダ樹脂として短時間で加熱硬化する熱硬化性樹脂
を用いるとともに、上記熱硬化性樹脂を硬化させた後に
脱型するようにすることができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 (1)磁性粉末 特に制限されることなく、通常の磁粉、磁性粉等のよう
な種々の磁性粉末を用いることができる。 (2)樹脂磁石用組成物 バインダに磁性粉末を混合分散して得られるものであ
る。圧縮成形することでボンド磁石に所定形状を与える
ことができる。 (3)バインダ 磁性粉末と混合分散され、樹脂磁石用組成物を形成する
ものである。熱硬化性材料から成る。熱硬化性材料とし
て熱硬化性樹脂を用いる場合には、「熱硬化性バインダ
樹脂」又は単に「バインダ樹脂」と称することがある。 (4)熱硬化性材料 熱硬化性樹脂及び熱硬化性接着剤を用いることができ、
樹脂磁石用組成物の圧縮成形によって、ボンド磁石に所
定の形状を保持させる働きをする。熱硬化性材料は60
秒以内のような短時間で硬化するものを用いることがで
きる。ジアリルフタレート及びジアリルイソフタレート
からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーを含
有するものを用いることができる。かかる熱硬化性材料
は、硬化後の強度が高く、安定な形状の成形品を得るこ
とができる。熱硬化性樹脂及び熱硬化性接着剤は、特に
制限されることなく、所定の硬化速度、所定の硬化後の
強度等の要望に応じて、種々の樹脂又は接着剤を用いる
ことができる。
【0016】(5)高密度圧縮ボンド磁石 熱硬化性材料からなる樹脂磁石用組成物を圧縮成形時に
硬化させることによって、ボンド磁石の密度を、使用す
る磁性粉末の真比重に対し78%以上とすることができ
る。
【0017】(6)ボンド磁石の製造方法 はじめに、熱硬化性バインダ樹脂とリン酸メタクリレー
トとシランカップリング剤をアセトンなどの有機溶剤に
溶かした溶液を作製する。そして、磁粉を高速ミキサー
で攪拌しながら上記溶液を滴加または噴霧し、その後、
溶剤を乾燥させることで粉末状の樹脂磁石用組成物を得
る。上記リン酸メタクリレートとシランカップリング剤
は、磁性粉表面を改質し熱硬化性バインダ樹脂との接着
性を高めるための表面処理材なので、上記溶液を滴加ま
たは噴霧する前に、磁性粉表面を処理材のみで処理して
しまってもよい。その際には、上記と同様に、有機溶剤
で処理液を希釈し、高速ミキサーを使うことで表面処理
磁性粉を得ることができる。
【0018】シランカップリング剤としては、末端がア
クリル基のシランカップリング剤及び末端がメタクリル
基のシランカップリング剤の少なくとも一方を用いるこ
とができる。
【0019】次に、この樹脂磁石用組成物を、図1
(a)に示すような、プレス型10内に投入する。この
プレス型10は、外型(ダイ)11と上側パンチ12と
下側パンチ13、及びコア部材14とから構成された、
リング状磁石を成形するための一軸性のプレス金型であ
り、上記各部材11〜14で構成された円環状のキャビ
ティー内に上記樹脂磁石用組成物Mを投入した後、図1
(b)に示すように、上側パンチ12を下降させるとと
もに、プレス型10を加熱して、上記キャビティー内の
樹脂磁石用組成物Mを硬化させるもので、本例では、上
記樹脂磁石用組成物が十分硬化させてから、プレス型1
0を冷却する。その後、図1(c)に示すように、上側
パンチ12を上昇させた後脱型して上記加圧成形された
リング状の圧縮ボンド磁石Rを取り出す。なお、本例で
は、上記プレス時における加圧力を7〜20トン/cm
、硬化時間を5〜60秒として上記樹脂磁石用組成物
Mを加圧硬化させた。これにより、減圧時に発生するス
プリングバック現象を抑制して成形品を高密度化するこ
とができ、磁力の高い高密度圧縮ボンド磁石を得ること
ができる。
【0020】上記熱硬化性バインダ樹脂としては、ポリ
ビニルアルコールをアセタール化して得られるポリマー
をメタクリル変性あるいはアクリル変性して成る樹脂を
ベース樹脂とし、これに熱硬化剤である有機過酸化物を
配合した熱硬化性接着剤を用いることができる。
【0021】このように、熱硬化性樹脂又は熱硬化性接
着剤を硬化させるのに、通常の熱硬化剤等の硬化剤を用
いることができる。硬化剤としては、特に制限されず、
種々のものを用いることができるが、有機過酸化物を好
適に用いることができる。
【0022】また、熱硬化剤である有機過酸化物として
は、50℃以上の温度で分解してラジカルを発生するも
のであればいずれも使用可能であるが、半減期10時間
の分解温度が50℃以上のものが好ましく、加熱温度、
調整条件、被接着体の耐熱性、貯蔵安定性等を考慮して
選択される。使用可能な有機過酸化物としては、例え
ば、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
ジクミルパーオキサイド、等が挙げられる。また、これ
らの有機過酸化物は1種を単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。このような有機過酸化物は、上記
ベース樹脂100重量部に対して好ましくは0.1〜1
0重量部配合される。上記樹脂をベース樹脂とした熱硬
化性接着剤は、有機過酸化物が分解する温度Tで硬化す
るので、加圧時に上記温度T以上に加温しておけば、硬
化しスプリングバックを抑え、成形品の密度を向上させ
ることができ、圧縮ボンド磁石の磁力を向上させること
ができる。
【0023】ボンド磁石は、有機過酸化物の半減期が1
0時間となる温度をT10としたときに、(T10−1
0)℃以上の温度において加圧成形するのが好ましい。
これによって、硬化時間の短縮を図ることができる。
【0024】また、バインダ樹脂として熱硬化性接着剤
をベース樹脂として用い、半減期10時間の分解温度が
70℃である有機過酸化物を用いて95℃で加圧圧縮し
た場合の処理時間は約5〜20秒であり、硬化時間の長
いエポキシ樹脂を用いた場合の処理時間(約1時間)に
比べて、処理時間を大幅に短縮することができるので、
圧縮ボンド磁石を効率よく製造することができる。
【0025】
【実施例】図面を参照して、本発明を実施例に基づいて
詳細に説明する。図2は、上記熱硬化性接着剤から成る
バインダ樹脂を用いて圧縮成形した希土類ボンド磁石の
密度を、通常の圧縮成形品と比較した結果の一例を示す
図で、(a)図は円柱状成形品、(b)図はリング状成
形品の結果を示す。同図から明らかなように、本発明の
製造方法により作製した成形品は、従来の圧縮成形品に
比べて著しく密度が向上していることがわかる。また、
図3は、バインダである熱硬化性樹脂の種類による、希
土類ボンド磁石の密度と磁力の大きさである(BH)Ma
xとの関係を示す図で、同図の□で示した、本発明によ
るPVBをアクリル変性した樹脂をベース樹脂に有機過
酸化物を配合した熱硬化性接着剤をバインダとして用い
た圧縮ボンド磁石は、同図の△で示した、従来のエポキ
シ樹脂をバインダとして用いた場合よりも密度が高く磁
力も大きい。また、同図の○は、上記熱硬化性接着剤に
アクリル系モノマーを配合したもので、密度、磁力とも
に最も大きい値が得られた。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、熱硬化性樹脂等から成るバインダに磁性粉末を混合
分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形する際に、上記バ
インダ樹脂として短時間で加熱硬化する所定の熱硬化性
樹脂等の熱硬化性材料を用いるとともに、上記熱硬化性
樹脂等を硬化させた後に脱型するようにしたので、磁力
の高い高密度圧縮ボンド磁石を得ることができるととも
に、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係わる圧縮成形法の概要を示
す模式図である。
【図2】 本実施の形態に係わる成形品の密度増加の一
例を示す図である。
【図3】 熱硬化性樹脂の種類による、希土類ボンド磁
石の密度と磁力の大きさの関係を示す図である。
【符号の説明】
10 プレス型、11 外型、12 上側パンチ、13
下側パンチ、14 コア部材、M 樹脂磁石組成物。
フロントページの続き Fターム(参考) 4K018 CA08 CA11 CA50 KA46 5E040 BB05 CA01 NN04 5E062 CC05 CD02 CD05 CE04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性材料から成るバインダに磁性粉
    末を混合分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形して成る
    ボンド磁石であって、前記熱硬化性材料が60秒以内で
    硬化するものであり、前記樹脂磁石用組成物の7〜20
    トン/cmの加圧状態下での前記バインダの加熱によ
    る60秒以内の硬化及び脱型によって成ることを特徴と
    する高密度圧縮ボンド磁石。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性材料が熱硬化性樹脂である
    ことを特徴とする請求項1記載の高密度圧縮ボンド磁
    石。
  3. 【請求項3】 前記熱硬化性材料が熱硬化性接着剤であ
    ることを特徴とする請求項1記載の高密度圧縮ボンド磁
    石。
  4. 【請求項4】 前記熱硬化性材料が、アクリル系モノマ
    ー及びメタクリル系モノマーの少なくとも一方を含有し
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記
    載の高密度圧縮ボンド磁石。
  5. 【請求項5】 前記熱硬化性材料が、ポリビニルアルコ
    ールのアセタール化によって得られたアセタール基の割
    合が30モル%以上のポリマーをメタクリル変性又はア
    クリル変性によって変性して成る樹脂をベース樹脂とし
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記
    載の高密度圧縮ボンド磁石。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性材料が、ジアリルフタレー
    ト及びジアリルイソフタレートからなる群より選ばれる
    少なくとも1種のモノマーを含有していることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一項記載の高密度圧縮ボン
    ド磁石。
  7. 【請求項7】 前記熱硬化性材料が、有機過酸化物を硬
    化剤として用いることによって硬化していることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか一項記載の高密度圧縮ボ
    ンド磁石。
  8. 【請求項8】 前記有機過酸化物の半減期が10時間と
    なる温度をT10としたときに、前記ボンド磁石が(T
    10−10)℃以上の温度において加圧成形されている
    ことを特徴とする請求項7記載の高密度圧縮ボンド磁
    石。
  9. 【請求項9】 前記磁性粉末が、前記加圧状態下の加熱
    前に、リン酸メタクリレートと末端がアクリル基のシラ
    ンカップリング剤及び末端がメタクリル基のシランカッ
    プリング剤の少なくとも一方とで処理されていることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の高密度圧
    縮ボンド磁石。
  10. 【請求項10】 前記ボンド磁石の密度が、前記磁性粉
    末の真比重に対し78%以上であることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか一項記載の高密度圧縮ボンド磁
    石。
  11. 【請求項11】 熱硬化性材料から成るバインダに磁性
    粉末を混合分散した樹脂磁石用組成物を圧縮成形してボ
    ンド磁石を製造するにあたり、前記樹脂磁石用組成物の
    加圧状態下に前記バインダを短時間で硬化させ、その後
    に脱型することを含むことを特徴とする高密度圧縮ボン
    ド磁石の製造方法。
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