JP2003297288A - セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ - Google Patents

セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ

Info

Publication number
JP2003297288A
JP2003297288A JP2003098483A JP2003098483A JP2003297288A JP 2003297288 A JP2003297288 A JP 2003297288A JP 2003098483 A JP2003098483 A JP 2003098483A JP 2003098483 A JP2003098483 A JP 2003098483A JP 2003297288 A JP2003297288 A JP 2003297288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
layers
tube
wire
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003098483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4299039B2 (ja
Inventor
Roland Huettinger
ヒュッティンガー ローラント
Stefan Juengst
ユングスト シュテファン
Ruediger Klam
クラーム リューディガー
Dieter Lang
ラング ディーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osram GmbH
Original Assignee
Patent Treuhand Gesellschaft fuer Elektrische Gluehlampen mbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Patent Treuhand Gesellschaft fuer Elektrische Gluehlampen mbH filed Critical Patent Treuhand Gesellschaft fuer Elektrische Gluehlampen mbH
Publication of JP2003297288A publication Critical patent/JP2003297288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4299039B2 publication Critical patent/JP4299039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/36Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
    • H01J61/366Seals for leading-in conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/82Lamps with high-pressure unconstricted discharge having a cold pressure > 400 Torr
    • H01J61/827Metal halide arc lamps

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さなワット数のみならず大きなワット数
(典型的には150W〜400W)にも適した導入部を
提供し、統一的なコンセプトのもとで使用できるように
する。 【解決手段】 内側部分が径Dのコアピン上に組み合わ
されている構造ユニットであり、すなわち少なくとも2
層に構成された螺旋部が螺旋部線の有効径dで被着され
ており、ここで0.8K≦S≦0.98Kかつd≦Dか
つDmax≦0.5mmかつ0.16K≦D≦0.40
Kかつ0.10K≦d≦0.195Kの式が満足され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の上位概念
記載のセラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ
に関する。これは特に少なくとも70W、有利には10
0Wから1000W以上の出力を有するランプである。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願公開第587238号明細
書からセラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ
が公知である。ここでは細長い栓管内の2つの部分に区
別される導入部が放電個所から遠いほうの栓端部でガラ
スはんだにより密封されている。導入部の外側部分は浸
透性の材料(ニオブピン)から成り、内側部分はハロゲ
ン化物耐性を有する材料(例えばタングステンピンまた
はモリブデンピン)から成る。上掲の明細書の図8で
は、導入部の内側部分はピンを巻線で巻いたカバーを有
している。ただしこの明細書で提案されているコンセプ
トは最大でも150Wの小さい出力にしか適さない。な
ぜなら熱膨張係数の適合化があまりうまくいっておら
ず、高出力で温度変化の負荷が大きくなるとしばしばセ
ラミクスの細管の壁にひびが入るからである。こうした
ひびはモリブデンピンの径が大きくなるにつれて増大す
る。同様の手段は国際特許出願公開第95/28732
号明細書にも記載されている。
【0003】400Wまでの出力のランプについては、
これまで欧州特許出願公開第587238号明細書に記
載されている別の手段、すなわち内側部分のモリブデン
ピンの部分をサーメットユニットへ置換する手段が適用
されていた。サーメットの熱膨張係数は他の金属とセラ
ミクスとの中間にあたり、所望に応じて調整することが
できる。ただしサーメット手段の欠点は、高価であるこ
とに加え、溶接に対する耐性がきわめて乏しいことであ
る。さらにサーメットユニットと充填ガスとのあいだで
駆動温度の高さに起因して化学反応が生じることもあ
る。
【0004】これまで、それ以上高出力のランプについ
ては決定的なコンセプトは存在しなかった。
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第587238号明細
【特許文献2】国際特許出願公開第95/28732号
明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、請求
項1の上位概念記載のセラミクス放電管を備えたメタル
ハライドランプにおいて、小さなワット数のみならず大
きなワット数(典型的には150W〜400W)にも適
した導入部を提供し、統一的なコンセプトのもとで使用
できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、内側部分が
径Dのコアピン上に組み合わされている構造ユニットで
あり、すなわち少なくとも2層に構成された螺旋部が螺
旋部線の有効径dで被着されており、ここで 0.8K≦S≦0.98K d≦D Dmax≦0.5mm 0.16K≦D≦0.40K 0.10K≦d≦0.195K の式が満足される構成により解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】有利な実施形態は従属請求項に記
載されている。
【0009】ワット数が増大するにつれて通常は導入部
の径も増大し、栓管の内径も必然的に増大する。密封領
域でのひびを確実に阻止するために他の手段が開発され
た。
【0010】詳細に云えば、本発明は特にアルミニウム
酸化物から成るセラミクス放電管を備えたメタルハライ
ドランプに関する。ここで放電管はセラミクス栓で閉じ
られた2つの端部(これは個別の部分であってもよい
し、または放電管に一体に構成された構造であってもよ
い)を有しており、これらの端部はそれぞれ長い細管を
有している。以下これを栓管と称する。2つの部分に区
別される導電性の導入部は栓管に真空密に通されてお
り、放電に関して内側のピン状部分と外側のピン状部分
とから成る。導入部は栓の外側ではガラスはんだにより
密封されている。内側では電極シャフトが固定されてお
り、この電極は放電管内部へ突出している。
【0011】導入部の内側部分はハロゲン化物耐性を有
する金属(有利にはモリブデンまたはタングステンまた
はこれらの合金)から成るピンを含み、このピンの径は
最大で0.5mm、同材料または同系材料の多層(有利
には2層)の螺旋部によってカバーされている。有利に
はモリブデン材料がコアピンおよび多層の螺旋部の双方
に対して用いられる。このことは個々のコンポーネント
(コアピンおよび螺旋部)の絶対膨張度が小さな絶対寸
法によってクリティカルな値よりも小さくなり、溶接後
またはランプ駆動中にも溶接領域に亀裂を生じないとい
う重要な利点を有する。多層の螺旋部により電極システ
ムのフレキシビリティが高まり、駆動中または溶接過程
中に膨張により発生する応力を低下させることができ
る。
【0012】重要なのは、全ての螺旋部のジオメトリが
溶接過程の終了後の冷却時にも導入部、特に螺旋部およ
びこれを包囲するセラミクス(細管およびその圧力を伝
える溶融セラミクス/ガラスはんだ)の熱膨張係数の相
違により圧力応力が生じることである。この応力は一度
プラスティクスを変形させることにより低減しなければ
ならない。これは螺旋部をコアピン内へ突出させること
により行われる。有利にはできる限り小さな接触面にす
る。
【0013】2層以上の複数層で構成された螺旋部は、
外側の層が内側の層に作用するため、応力低減効果を2
倍またはそれ以上に有効に利用できるという格別の効果
を奏する。また螺旋部は中実のコア線よりも格段に軽く
成形することができる。特に有効なメカニズムでは螺旋
部の外側の層が内側の層に対して反対向きに巻回され
る。なぜならこの場合高い圧力のかかった接触部を有す
るシステマティックな交点が形成されるからである。相
応のことが多層の螺旋部にも当てはまる。
【0014】同様の有効な応力低減は多層に代えて巻回
された螺旋部線を使用することによっても得られる。こ
の場合コア線および螺旋部の内側線での接触面の領域で
きわめて高い圧力が生じる。なぜなら巻回される線の径
を螺旋部の内側線の径よりも小さく選定することができ
るからである。有利には巻回される線の径wは螺旋部の
内側線の径Wの30%〜70%である。
【0015】ランプの駆動中には応力は溶融温度に比べ
て低い駆動温度のために密封領域で溶接過程よりも小さ
くなっている。したがってこの応力は構造体の弾性変形
により低減することができる。この場合に塑性変形は早
期の封止劣化を生じるおそれがある。
【0016】導入部の外側部分は栓管内に存在する部分
の全長にわたってガラスはんだで密封されている。さら
にこれに接続されている導入部の内側部分の領域は短い
長さ(約1mm〜2mm)にわたってガラスはんだによ
り密封されている。ここでは寿命を長くすることが重要
な目的として製造され、内側部分は細管の内径の少なく
とも0.8倍、最大で0.98倍の外寸法を有する。
【0017】他の主要な前提条件はコアピンの最大径が
0.5mm以下であり、螺旋部の線の層の径が最大でコ
アピンの径に相応するということである。有利には各層
の径はコアピンの径よりも小さい。2つの層の径は等し
くなくてもよい。
【0018】有利にはランプの出力は100W〜100
0Wであるが、大きな出力(2000W以上)または小
さな出力(例えば70W)のランプも可能である。
【0019】コア線の径をD、螺旋部線の径をd、細管
の内径をKとすると、まず導入部の内側部分の全径Sに
ついて 0.8K≦S≦0.98K が成り立つ。ここで一般に S=D+nd であり、nは見かけの層数である。つまり2層の場合に
はS=D+4dとなる。本発明によれば確実な溶接はコ
アピンの径Dが 0.16K≦D≦0.40K のときに達成されることがわかっている。さらに螺旋部
線の径について 0.10K≦d≦0.195K が成り立つ。螺旋部の2つの層の径がそれぞれ異なる場
合、これをd,dとすると、上述の式について d+d=2d が成り立つ。換言すれば平均の有効径dが計算される。
一般に多層の場合 d+...+d=nd となり、 d=(d+...+d)/n が成り立つ。
【0020】150Wから使用できる別の代替的な実施
形態では、コア線が巻回された螺旋部線によって包囲さ
れている。基本的にはコア線径D、螺旋部線径W、カバ
ー線径wとすると S=D+2(W+2w) であり、ここでの限界条件は D>(W+2w) である。この限界条件は、コア線がカバー線よりも厚く
なければならないという巻線技術上の理由から生じるも
のである。上述のD,dの領域はここでも当てはまる。
wについては有利には 0.04K<w<0.1K が相当する。
【0021】600W以上、特に1000W以上の高い
ワット数では、最大径は上述の最初の式により0.5m
m以上となるが、これは密封を長く保持するためには回
避しなければならない。このような場合有利には、2層
の上方にさらに第3の層を使用するか、またはひと巻き
(シングルコイル)の螺旋部から成る少なくとも1つの
層でなく、多重巻き(コイルドコイル)の螺旋部から成
る層を上述の小さいワット数の実施形態と同様に設け
る。
【0022】特に有利にはワット数100W〜1000
Wの2つの層について 0.25K≦D≦0.30K が成り立つ。さらに螺旋部線の径dについて 0.12K≦d≦0.15K が成り立つ。コアピンの径は有利には最大で0.35m
mである。相互に良好に調整された螺旋部線とコアピン
とのあいだの関係は (0.90K−D)/4≦d≦(0.96K−D)/4 の範囲にある。
【0023】本発明では、熱膨張の点でアルミニウム酸
化物のセラミクスへ適合化され、H およびO透過性
(特にニオブピンまたはニオブチューブであるが、タン
タルを使用することもできる)であり、かつガラスはん
だでカバーされた外側部分と、ハロゲン化物耐性を有し
ており、その一部が端部にガラスはんだでカバーされ溶
接されている内側部分との2つに区別される導入部を使
用している。内側部分はモリブデンまたは高融点のタン
グステンから成るきわめて薄い線である。タングステン
は合金または表面めっきとしてレニウム添加剤を有して
いてもよい。レニウムはタングステンの高温耐性および
腐食耐性を高めるからである。モリブデンは特に水銀を
含む充填ガスに適しているが、タングステンは有利には
水銀フリーの充填ガスに対して用いられる。特にタング
ステンは70W以下の低いワット数のランプに適してい
る。
【0024】内側部分は外側部分(ニオブピンまたはニ
オブチューブ)を備えた側、つまり電極を備えた側とは
反対側に接続される。
【0025】栓は一体に構成してもよいし、また複数の
ユニットから構成してもよい。例えば周知の手段で栓管
がリング状の栓ユニットによって包囲されるかたちに構
成することができる。
【0026】また従来技術とは異なって、外側部分がど
のくらいの深さで栓管内へ挿入されているかは重要では
ない。これについては密封できる最低の深さ2mmが保
証されていれば充分である。最大の挿入深さは有利には
熱的理由から栓管の長さの50%である。
【0027】外側部分は栓管内に存在する部分の全長に
わたって完全にガラスはんだと融合しており、内側部分
は約1mm〜2mmの長さにわたって端部に接合されて
いる。重要なのはニオブピンが腐食性の充填ガスの侵襲
に対して完全にガラスはんだによってカバーされること
である。
【0028】
【実施例】以下に本発明を複数の実施例に則して詳細に
説明する。
【0029】図1には出力150Wのメタルハライドラ
ンプが示されている。このランプはランプ軸を定める水
晶ガラスの円筒形状の外管1から成り、これは両側が封
止され、ソケット化されている。Alセラミクス
から成る軸線方向に配置された放電管4は円筒形状また
は中ほどが膨らんだ形に成形され、2つの端部6を有し
ている。これはシート8を介してソケット部3に接続さ
れている2つの電流供給部7により外管1内に支承され
ている。電流供給部7は導入部9、10に溶接されてお
り、放電管の端部6の各栓12内にはめ込まれている。
栓の部分は細長い管(栓管)12として構成されてい
る。放電管の端部6および栓管12は例えば相互に直接
にシンタリングされる。
【0030】導入部9、10はそれぞれ2つの部分から
成る。外側部分13はニオブピンとして構成されてお
り、細管12の長さの約1/4まで内部へ突出してい
る。内側部分14は細管12の内部で放電部まで延在し
ている。内側部分は放電側の電極15を支承している。
電極はタングステンの電極シャフト16とシャフトの放
電側の端部に圧着された巻線17とから成る。導入部の
内側部分14、特にコアピンは電極シャフト15および
導入部の外側部分13に溶接されている。
【0031】放電管の充填ガスはアルゴンなど不活性の
点弧ガスのほか、水銀と金属ハロゲン化物の添加剤とか
ら成る。例えば金属ハロゲン化物充填ガスを水銀フリー
で使用することもでき、ここでは充填ガスとしてキセノ
ンが1.3barを大きく越える高い圧力で選定されて
いる。
【0032】図2には放電管の端部領域が詳細に示され
ている。導入部9、10は外側部分13としての径Aの
ニオブピン(またはニオブチューブ)と内側部分14と
しての径Bの薄いモリブデンピンとから成る。それぞれ
の径については表1の下方部分を参照されたい。モリブ
デンピンの上方には径Cのモリブデン螺旋部20の2つ
の層が圧着されている。細管12の全長は約17mmで
あり、ニオブピン13の全長をD、内側部分14の長さ
をE、栓管の内径をFとする。
【0033】ニオブピン13の放電側はモリブデンから
成るコアピン18に突き合わせ溶接されている。放電側
ではコアピン18が同様に電極シャフト16に突き合わ
せ溶接されている。
【0034】ニオブピン13は約3mmの深さで栓管1
2内へ挿入されており、ガラスはんだ19で密封されて
いる。この場合重要なのはガラスはんだがニオブピンを
完全にカバーしており、内側部分の頭部(1mm〜2m
m)もガラスはんだによってカバーされているというこ
とである。
【0035】
【表1】
【0036】図2の150Wランプの実施例では、上の
表1に示された寸法が使用される。同様に250W、4
00Wのランプについても有利な寸法が示されている。
【0037】表2には、種々のランプ出力について、細
管の典型的な内径、最大可能および最小可能なコアピン
18の径Dおよび螺旋部20の径dが示されている。こ
こではそれぞれ2つの層の径は等しいものとし、簡単か
つ良好な手段が得られるようにしてある。しかし2つの
層の径は異なっていてもよく、特に外側の層の径は内側
の層の径よりも格段に小さく(30%〜)選定すること
ができる。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】さらに表3には種々のランプ出力につい
て、表2で検討された値の有利な領域が示されている。
さらに表4には実際のワット数に対するD、dの最適値
が示されている。
【0042】高ワットの出力では所定の条件は部分的に
は容易に満足することができず、この場合には代替的な
技術が使用される。
【0043】最も簡単な代替手段は、図3に示されてい
るような螺旋部21の他の層を使用することである。1
000Wランプに対して3層の螺旋部21を設けると、
コア線は0.35mmの径を有し、螺旋部は0.29m
mの径を有することになる。
【0044】この技術の別の実施例が表5に示されてい
る。ここでは出力、細管の内径、コアピン径および螺旋
部線の径が示されている。もちろんこの場合にも個々の
層の径を変化させることができる。
【0045】
【表5】
【0046】また、螺旋部の多層構造に代えて単層また
は2層の2重巻き螺旋部(コイルドコイル)を使用する
ことによっても同様の効果が得られる。2重巻き単層の
螺旋部は単純な螺旋部のほぼ3層分に相応する。ここで
は見かけ上中央の層となっている螺旋部のコアピンが通
常はその内側および外側に巻回されている線よりも大き
な径を有する。
【0047】図4には基本の方式が示されている。モリ
ブデンから成るコア線25は1000Wランプでは0.
35mmの径を有する。ここに設けられているコイルド
コイルの単層螺旋部は0.35mmの径の内側のピンす
なわちコアピン26とそこに巻回された0.25mmの
径の線とを有しており、後者が見かけでは内側の層27
および外側の層28を形成している。表6にこのような
高ワット数のランプの複数の実施例が示されている。
【0048】
【表6】
【0049】2重巻き2層の螺旋部は単純な螺旋部のほ
ぼ6層分に相応する。ここでは層の径が種々に異なって
いる。
【0050】図5によればコア線30上に2層のコイル
ドコイル螺旋部が設けられており、各層はコア線を備え
た2重巻きとなっている。2つの層の寸法は異なってい
てよい。第1の層の内部には見かけ上第2の層をなして
いる第1のコアピン31が存在しており、ここに巻線が
巻回され、これが見かけ上の第1の層32および第3の
層33を形成している。同様に第2の層の内部には見か
け上第5の層となっている第2のコアピン34が存在し
ており、ここに巻線が巻回され、これが見かけ上の第4
の層35および第6の層36を形成している。
【0051】表7では種々のワット数のランプにおい
て、2つの層に対するコアピンおよび2重巻き螺旋部の
寸法が使用されている。
【0052】
【表7】
【0053】図8には150W〜400Wのランプにつ
いてコアピンおよび多重巻き螺旋部の寸法が示されてい
る。螺旋部はこの実施例ではコアピンの上に単層のみ巻
回されている。実際には150Wのランプの導入部は
0.3mm径のコア線と0.13mm径の薄い線を巻回
された0.13mm径の螺旋部線とを有するモリブデン
ユニットから成る。見かけではこれは任意の数の交点を
備えた3層の螺旋部となる。この実施例の利点は、特
に、通常バージョンのコイルでは一番内側の層がコア線
に連続的な接触面を有するのとは異なり、コア線が螺旋
部との交点しか有さないことである。これは図4に示さ
れた実施例に相応する。
【0054】
【表8】
【0055】通常のケースでは全ての層は密に巻回され
ている。ただし個々のターンのあいだに小さな距離、例
えば線径に対して20%以下の間隔を保持してもよい。
あまりに大きな傾きを取ると中間にデッドスペースが生
じ、付加的に望ましくない充填ガスの無駄容積を生むこ
とになるため不利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】セラミクス放電管を備えたメタルハライドラン
プの概略図である。
【図2】ランプの端部領域の第1の実施例の詳細図であ
る。
【図3】端部領域の第2の実施例を示す図である。
【図4】端部領域の第3の実施例を示す図である。
【図5】端部領域の第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 外管 2 封止部 3 ソケット 4 放電管 6 端部 7 電流供給部 8 シート 9、10 導入部 12 細管 13 外側部分 14 内側部分 15 電極 16 電極シャフト 17 巻線 18、31、34 コアピン 19 ガラスはんだ 20、21 螺旋部 25、30 コア線 26 内側ピン 27、28、32、33、35、36 層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ユングスト ドイツ連邦共和国 ツォルネディング ヘ ルツォーク−ルートヴィヒ−シュトラーセ 44 (72)発明者 リューディガー クラーム ドイツ連邦共和国 アイヒシュテット マ ックス−レーガー−ヴェーク 7 (72)発明者 ディーター ラング ドイツ連邦共和国 ブルックミュール ロ ーゼンシュトラーセ 14 Fターム(参考) 5C043 AA11 AA12 AA13 CC02 CC03 CD01 CD05 DD11 DD15 DD17 EA01 EA03 EC01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管(4)はセラミクスの栓で封止さ
    れた2つの端部(6)を有しており、該栓は内径Kの長
    い細管(12)であり、以下これを栓管と称し、 栓管(12)内を導電性の導入部(9、10)が通され
    ており、該導入部は放電に関して内側部分(14)と外
    側部分(13)とが区別され、 該導入部の外側部分では栓管内に存在する部分の全長に
    わたってガラスはんだで密封されており、これに続く内
    側部分の領域では1mm〜2mm長さの短い部分にわた
    ってガラスはんだで密封されており、 導入部には電極(16)のシャフト(15)が固定され
    ており、シャフトは放電管の内側部分へ突出しており、 内側部分の外径Sは栓管の内径Kに対して調整されてい
    る、セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプに
    おいて、 内側部分(14)は径Dのコアピン(18)上に少なく
    とも2層として構成された螺旋部が螺旋部線の有効径d
    で組み合わされている構造ユニットであり、 ここで 0.8K≦S≦0.98K d≦D Dmax≦0.5mm 0.16K≦D≦0.40K 0.10K≦d≦0.195K の式が満足されることを特徴とするセラミクス放電管を
    備えたメタルハライドランプ。
  2. 【請求項2】 螺旋部の2つの層はシングル線により形
    成されている、請求項1記載のランプ。
  3. 【請求項3】 2つの層は相互に反対向きに巻回されて
    いる、請求項2記載のランプ。
  4. 【請求項4】 0.12K≦d≦0.195Kが成り立
    つ、請求項2記載のランプ。
  5. 【請求項5】 0.25K≦D≦0.30Kかつ0.1
    2K≦d≦0.15Kが成り立つ、請求項2記載のラン
    プ。
  6. 【請求項6】 D≦0.35mmである、請求項2記載
    のランプ。
  7. 【請求項7】 (0.90K−D)/4≦d≦(0.9
    6K−D)が成り立つ、請求項2記載のランプ。
  8. 【請求項8】 第1の層の線径と第2の層の線径とは等
    しい、請求項2記載のランプ。
  9. 【請求項9】 螺旋部は3層である、請求項1記載のラ
    ンプ。
  10. 【請求項10】 螺旋部は2重巻きの少なくとも1つの
    層を有しており、ここでは径Wの内側線が径wのカバー
    線によって巻回されており、これにより見かけでは厚さ
    W+2wの3層が得られる、請求項1記載のランプ。
  11. 【請求項11】 螺旋部は2重巻きの2つの層を有して
    おり、これにより見かけでは6層が得られる、請求項1
    0記載のランプ。
JP2003098483A 2002-04-03 2003-04-01 セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ Expired - Fee Related JP4299039B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10214777A DE10214777A1 (de) 2002-04-03 2002-04-03 Metallhalogenidlampe mit keramischem Entladungsgefäß
DE10214777.9 2002-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003297288A true JP2003297288A (ja) 2003-10-17
JP4299039B2 JP4299039B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=27816122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003098483A Expired - Fee Related JP4299039B2 (ja) 2002-04-03 2003-04-01 セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20030189406A1 (ja)
EP (1) EP1351278B1 (ja)
JP (1) JP4299039B2 (ja)
CN (1) CN100426449C (ja)
AT (1) ATE362195T1 (ja)
CA (1) CA2424099A1 (ja)
DE (2) DE10214777A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097884A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Ushio Inc 高圧水銀ランプ
JP2011530786A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ セラミックメタルハライド(cmh)ランプの1インチ当たりの巻数(tpi)の少ない電極

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003220991A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamp and method for producing the same, and lamp unit
WO2006077516A2 (en) 2005-01-19 2006-07-27 Koninklijke Philips Electronics N.V. High-pressure discharge lamp
US8415883B2 (en) * 2007-12-26 2013-04-09 General Electric Company Miniature ceramic metal halide lamp having a thin leg
US20150084501A1 (en) * 2013-09-25 2015-03-26 General Electric Company Electrode design in a ceramic metal halide (cmh) lamp

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4742269A (en) * 1984-11-09 1988-05-03 Ngk Insulators, Ltd. Ceramic envelope device for high-pressure discharge lamp
DE3923589A1 (de) * 1989-07-17 1991-01-24 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Hochdruckentladungslampe
ES2150433T3 (es) * 1992-09-08 2000-12-01 Koninkl Philips Electronics Nv Lampara de descarga de alta presion.
DE4242123A1 (de) * 1992-12-14 1994-06-16 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Hochdruckentladungslampe mit einem keramischen Entladungsgefäß
JP3638719B2 (ja) * 1996-06-10 2005-04-13 ハリソン東芝ライティング株式会社 セラミックス放電ランプ,ランプ装置,点灯装置および液晶プロジェクター
JPH10188901A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Ushio Inc セラミック製放電ランプ
JPH10284003A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Toshiba Lighting & Technol Corp 高圧放電ランプおよび照明装置
DE19727430A1 (de) * 1997-06-27 1999-01-07 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Metallhalogenidlampe mit keramischem Entladungsgefäß
DE19727428A1 (de) * 1997-06-27 1999-01-07 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Metallhalogenidlampe mit keramischem Entladungsgefäß
JP3318250B2 (ja) * 1997-12-26 2002-08-26 松下電器産業株式会社 金属蒸気放電ランプ
KR100364086B1 (ko) * 1998-04-16 2002-12-11 도시바 라이텍쿠 가부시키가이샤 고압 방전등 및 조명 장치
JP3718077B2 (ja) * 1999-03-16 2005-11-16 松下電器産業株式会社 メタルハライドランプ
DE10026802A1 (de) * 2000-05-31 2002-01-03 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Metallhalogenidlampe mit keramischem Entladungsgefäß
US6621219B2 (en) * 2000-12-28 2003-09-16 General Electric Company Thermally insulating lead wire for ceramic metal halide electrodes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097884A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Ushio Inc 高圧水銀ランプ
JP2011530786A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ セラミックメタルハライド(cmh)ランプの1インチ当たりの巻数(tpi)の少ない電極

Also Published As

Publication number Publication date
EP1351278A2 (de) 2003-10-08
EP1351278B1 (de) 2007-05-09
CA2424099A1 (en) 2003-10-03
CN100426449C (zh) 2008-10-15
JP4299039B2 (ja) 2009-07-22
US20030189406A1 (en) 2003-10-09
ATE362195T1 (de) 2007-06-15
DE50307213D1 (de) 2007-06-21
EP1351278A3 (de) 2006-06-07
CN1450589A (zh) 2003-10-22
DE10214777A1 (de) 2003-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3155651B2 (ja) 高圧放電ランプ
JP4798311B2 (ja) 放電ランプ
JP3507179B2 (ja) 高圧放電灯
US7615929B2 (en) Ceramic lamps and methods of making same
JP2008527677A (ja) 高圧放電ランプ
JP4368620B2 (ja) セラミックメタルハライドランプ
JP2000306549A (ja) ショートアーク型放電ランプ
JP4299039B2 (ja) セラミクス放電管を備えたメタルハライドランプ
WO2001067487A1 (fr) Lampe a decharge
JP4587078B2 (ja) 高圧放電ランプに用いられる電極システム
US20060208640A1 (en) Electrode system provided with a novel connection, associated lamp comprising said film and method for the production of said connection
US8664856B2 (en) Electrode for a discharge lamp and a discharge lamp and method for producing an electrode
JP4837605B2 (ja) メタルハライドランプ
JP2009032446A (ja) 高圧放電ランプ
JP2006019303A (ja) メタルハライドランプ
JP2007052973A (ja) セラミックランプ
EP1903598A2 (en) High-pressure discharge lamp, high-pressure discharge lamp operating apparatus, and illuminating apparatus.
JP2007273373A (ja) メタルハライドランプおよび照明装置
JP3959810B2 (ja) 金属蒸気放電灯
JP2008103320A (ja) 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置
JP3576159B2 (ja) 高圧放電ランプ
JP4385496B2 (ja) 高圧蒸気放電灯
JP4708991B2 (ja) メタルハライドランプ
JP4385495B2 (ja) 高圧放電ランプ
JP4922135B2 (ja) 放電ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081024

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090123

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees