JP2003296638A - 文書管理システム、既読実証方法およびプログラム - Google Patents

文書管理システム、既読実証方法およびプログラム

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JP2003296638A
JP2003296638A JP2002097285A JP2002097285A JP2003296638A JP 2003296638 A JP2003296638 A JP 2003296638A JP 2002097285 A JP2002097285 A JP 2002097285A JP 2002097285 A JP2002097285 A JP 2002097285A JP 2003296638 A JP2003296638 A JP 2003296638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子文書の既読状況を適切に実証することの
できる文書管理システムを提供することである。 【解決手段】 演算処理部11は、ハードディスク12
から所定の電子文書を読み出し、画像処理部15を制御
して表示データを生成する。そして、生成した表示デー
タを表示部16に表示させながら、指示入力部14を介
して利用者から指示される既読箇所の指定を受ける。そ
の際、指定された既読箇所に対応して、表示部16に表
示される電子文書の背景色等を変化させる。演算処理部
11は、メモリ13に記憶した既読箇所情報から証拠フ
ァイルを生成し、そして、ハッシュ値及び電子証明書を
証拠ファイルに添付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子文書の既読
状況を適切に実証することのできる文書管理システム、
既読実証方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パソコン(パーソナルコンピ
ュータ)等の利用者は、アプリケーションプログラムの
インストールやインターネット上の電子商取引等を行う
際に、表示装置に表示される契約書や同意書等の電子文
書を読む機会がある。このような電子文書は、利用者に
同意や注意を促す大切な役目があるため、利用者に読ん
でもらうために、種々の工夫がなされている。例えば、
電子文書の内容を表示するウインドウ画面の一部に、
「OK」や「NO」等のアイコンを表示する方式があ
る。この場合、利用者がマウスにより「OK」のアイコ
ンをクリックすると、パソコン(プログラム処理)は、
契約書や同意書等を読んだ(同意した)と判別し、続け
てインストールや電子商取引等を開始することとなる。
【0003】この他にも、利用者が契約書等を読んだこ
との確実性を高めるために、電子文書の内容をウインド
ウ画面内にてスクロール表示により一部だけ表示する方
式もある。この場合、利用者がウインドウ画面をスクロ
ールさせ、電子文書の内容を最後まで表示させた後でな
いと、「OK」のアイコン等が選択できないようにして
いる。そして、パソコン(プログラム処理)は、同様
に、「OK」のアイコンがクリックされると、契約書や
同意書等を読んだ(同意した)と判別し、続けてインス
トールや電子商取引等を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子文
書を利用者に読んでもらうための上述したような工夫
も、手慣れた利用者にとっては、あまりにも簡単な操作
となるため、実際には、契約書や同意書等が読まれず
に、無意識に操作されてしまうこととなる。このため、
現実に問題が生じた際に、契約書や同意書等を「読ん
だ」「読まない」と言う点が、紛争の争点となる場合も
多かった。
【0005】このような場合に、利用者が電子文書を読
んだこと(電子文書の既読状況)を実証できれば、利用
者も納得し、紛争を未然に防ぐことが期待できる。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、電子文書の既読状況を適切に実証することのでき
る文書管理システム、既読実証方法およびプログラムを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る文書管理システムは、任
意の文書ファイルの内容を表示する表示手段と、前記表
示手段に表示された文書ファイルの内容中における既読
箇所を指定する指定手段と、前記表示手段に表示された
文書ファイルを識別する情報及び、前記指定手段により
指定された既読箇所を特定する情報を含んだ証拠情報を
生成する証拠情報生成手段と、前記証拠情報生成手段に
より生成された証拠情報に従って、一意的に定まる一意
情報を取得する一意情報取得手段と、前記証拠情報生成
手段により生成された証拠情報と、前記一意情報取得手
段により取得された一意情報とを含んだ証拠ファイルを
生成する証拠ファイル生成手段と、ファイルの正当性を
証明する電子証明書を、前記証拠ファイル生成手段によ
り生成された証拠ファイルに添付する電子証明書添付手
段と、を備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、表示手段は、任意の文
書ファイル(例えば、契約書や同意書等)の内容を表示
する。指定手段は、表示手段に表示された文書ファイル
の内容中における既読箇所を指定する。証拠情報生成手
段は、表示手段に表示された文書ファイルを識別する情
報(例えば、文書ID等)及び、指定手段により指定さ
れた既読箇所を特定する情報(例えば、位置情報等)を
含んだ証拠情報を生成する。一意情報取得手段は、証拠
情報生成手段により生成された証拠情報に従って、一意
的に定まる一意情報(例えば、ハッシュ計算に得られる
ハッシュ値等)を取得する。証拠ファイル生成手段は、
証拠情報生成手段により生成された証拠情報と、一意情
報取得手段により取得された一意情報とを含んだ証拠フ
ァイルを生成する。電子証明書添付手段は、ファイルの
正当性を証明する電子証明書を、証拠ファイル生成手段
により生成された証拠ファイルに添付する。この結果、
電子文書の既読状況を適切に実証することができる。
【0009】前記証拠情報生成手段は、前記指定手段に
より順次指定された複数の既読箇所を順番通りに特定す
る情報を含んだ証拠情報を生成してもよい。
【0010】前記表示手段は、文書ファイルの内容と共
に、前記指定手段により指定された既読箇所を判別可能
に表示してもよい。例えば、表示される文書ファイルの
内容(文章や図形等)の背景色を適宜変化させてもよ
い。
【0011】前記電子証明書添付手段により電子証明書
が添付された証拠ファイルをネットワークを介して接続
された外部記憶装置に向けて送信する送信手段を更に備
えてもよい。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る文書管理システムは、所定の契約条件を規定
する契約文書ファイルの内容を表示する表示手段と、前
記表示手段に表示された契約文書ファイルの内容中にお
ける既読箇所を指定する指定手段と、前記表示手段に表
示された契約文書ファイルを識別する識別情報及び、前
記指定手段により指定された既読箇所を特定する位置情
報を含んだ証拠情報を生成する証拠情報生成手段と、前
記証拠情報生成手段により生成された証拠情報に従っ
て、一意的に定まるハッシュ値を取得するハッシュ値取
得手段と、前記証拠情報生成手段により生成された証拠
情報と、前記ハッシュ値取得手段により取得されたハッ
シュ値とを含んだ証拠ファイルを生成する証拠ファイル
生成手段と、ファイルの正当性を証明する電子証明書
を、前記証拠ファイル生成手段により生成された証拠フ
ァイルに添付する電子証明書添付手段と、を備えること
を特徴とする。
【0013】この発明によれば、表示手段は、所定の契
約条件を規定する契約文書ファイルの内容を表示する。
指定手段は、表示手段に表示された契約文書ファイルの
内容中における既読箇所を指定する。証拠情報生成手段
は、表示手段に表示された契約文書ファイルを識別する
識別情報及び、指定手段により指定された既読箇所を特
定する位置情報を含んだ証拠情報を生成する。ハッシュ
値取得手段は、証拠情報生成手段により生成された証拠
情報に従って、一意的に定まるハッシュ値を取得する。
証拠ファイル生成手段は、証拠情報生成手段により生成
された証拠情報と、ハッシュ値取得手段により取得され
たハッシュ値とを含んだ証拠ファイルを生成する。電子
証明書添付手段は、ファイルの正当性を証明する電子証
明書を、証拠ファイル生成手段により生成された証拠フ
ァイルに添付する。この結果、電子文書の既読状況を適
切に実証することができる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る既読実証方法は、任意の文書ファイルの内容
を所定の表示部に表示する表示ステップと、前記表示ス
テップにて表示部に表示された文書ファイルの内容中に
おける既読箇所を指定する指定ステップと、前記表示ス
テップにて表示部に表示された文書ファイルを識別する
情報及び、前記指定ステップにて指定された既読箇所を
特定する情報を含んだ証拠情報を生成する証拠情報生成
ステップと、前記証拠情報生成ステップにて生成された
証拠情報に従って、一意的に定まる一意情報を取得する
一意情報取得ステップと、前記証拠情報生成ステップに
て生成された証拠情報と、前記一意情報取得ステップに
て取得された一意情報とを含んだ証拠ファイルを生成す
る証拠ファイル生成ステップと、ファイルの正当性を証
明する電子証明書を、前記証拠ファイル生成ステップに
て生成された証拠ファイルに添付する電子証明書添付ス
テップと、を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、表示ステップは、任意
の文書ファイル(例えば、契約書や同意書等)の内容を
所定の表示部に表示する。指定ステップは、表示ステッ
プにて表示部に表示された文書ファイルの内容中におけ
る既読箇所を指定する。証拠情報生成ステップは、表示
ステップにて表示部に表示された文書ファイルを識別す
る情報(例えば、文書ID等)及び、指定ステップにて
指定された既読箇所を特定する情報(例えば、位置情報
等)を含んだ証拠情報を生成する。一意情報取得ステッ
プは、証拠情報生成ステップにて生成された証拠情報に
従って、一意的に定まる一意情報(例えば、ハッシュ計
算により得られるハッシュ値等)を取得する。証拠ファ
イル生成ステップは、証拠情報生成ステップにて生成さ
れた証拠情報と、一意情報取得ステップにて取得された
一意情報とを含んだ証拠ファイルを生成する。電子証明
書添付ステップは、ファイルの正当性を証明する電子証
明書を、証拠ファイル生成ステップにて生成された証拠
ファイルに添付する。この結果、電子文書の既読状況を
適切に実証することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係るプログラムは、コンピュータに、任意の文書
ファイルの内容を所定の表示部に表示する表示ステップ
と、前記表示ステップにて表示部に表示された文書ファ
イルの内容中における既読箇所を指定する指定ステップ
と、前記表示ステップにて表示部に表示された文書ファ
イルを識別する情報及び、前記指定ステップにて指定さ
れた既読箇所を特定する情報を含んだ証拠情報を生成す
る証拠情報生成ステップと、前記証拠情報生成ステップ
にて生成された証拠情報に従って、一意的に定まる一意
情報を取得する一意情報取得ステップと、前記証拠情報
生成ステップにて生成された証拠情報と、前記一意情報
取得ステップにて取得された一意情報とを含んだ証拠フ
ァイルを生成する証拠ファイル生成ステップと、ファイ
ルの正当性を証明する電子証明書を、前記証拠ファイル
生成ステップにて生成された証拠ファイルに添付する電
子証明書添付ステップと、を実行させることを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる文書
管理システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0018】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る文書管理システムの構成の一例を示すブロック図であ
る。図示するように、このシステムは、利用者端末1
と、ICカード2とから構成される。なお、利用者端末
1は、内部にICカード2が装着可能となっている。
【0019】演算処理部11は、CPU(Central Proc
essing Unit)及び周辺LSI(Large Scale Integrati
on)等からなり、利用者端末1全体を制御する。具体的
に演算処理部11は、ハードディスク12から所定の電
子文書を読み出し、画像処理部15を制御して表示デー
タを生成する。そして、生成した表示データを表示部1
6に表示させながら、指示入力部14を介して利用者か
ら指示される既読箇所(利用者が電子文書を読んだ箇
所)の指定を受ける。その際、指定された既読箇所に対
応して、表示部16に表示される電子文書の背景色等を
変化させる。演算処理部11は、指示入力部14からの
入力に従って、既読箇所を規定する情報をメモリ13に
順次記憶する。演算処理部11は、メモリ13に記憶し
た既読箇所情報から証拠ファイルを生成し、そして、ハ
ッシュ値及び電子証明書を証拠ファイルに添付する。
【0020】ハードディスク12は、所定容量の磁気デ
ィスク等からなり、後述する証拠ファイル生成処理のア
プリケーションプログラム等を記憶する。なお、ハード
ディスク12には、所定のOSが導入されており、演算
処理部11が実行するこのOS上にて、後述する証拠フ
ァイル生成処理等が実行される。また、ハードディスク
12は、契約書や同意書等の電子文書を予め記憶する。
【0021】メモリ13は、RAM(Random Access Me
mory)等からなり、演算処理部11が後述する証拠ファ
イル生成処理等を実行する際に必要となる情報等を記憶
する。例えば、メモリ13は、利用者が電子文書を読ん
だ位置情報等を示す既読箇所情報を記憶する。
【0022】指示入力部14は、キーボードやマウス等
からなり、利用者に操作され、所定の指示情報等を入力
する。例えば、指示入力部14は、利用者の操作に従っ
て、表示部16に表示される電子文書の内容(文章や図
形等)をなぞり、利用者が電子文書を読んだ箇所を示す
既読箇所を入力する。
【0023】画像処理部15は、グラフィックコントロ
ーラ等からなり、演算処理部11に制御され、表示部1
6に表示すべき所定の画像データを生成する。例えば、
画像処理部15は、電子文書に従って表示データを生成
する。
【0024】表示部16は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等からなり、画像処理部15により生成された
表示データに従って、所定の画像等を表示する。
【0025】インタフェース17は、PCMCIAカー
ドインタフェース等からなり、利用者端末1内に装着さ
れるICカード2との接続を実現すると共に、演算処理
部11に制御され、ICカード2とのネゴシエーション
等を行った後に、所定の情報をICカード2から読み出
す。
【0026】ICカード2は、ICチップが埋設された
カード型の記憶媒体である。このICチップは、例え
ば、CPUと、EEPROM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)とを含んで構成される。そし
て、EEPROMには、秘密鍵及び公開鍵を規定する鍵
データ等が記憶されている。
【0027】以下、この発明の実施の形態にかかる利用
者端末1の動作について、図2を参照して説明する。図
2は、演算処理部11が実行する証拠ファイル生成処理
を説明するためのフローチャートである。なお、鍵デー
タ等を記憶したICカード2は、利用者端末1に装着さ
れているものとする。この証拠ファイル生成処理は、例
えば、アプリケーションプログラムのインストールやイ
ンターネット上の電子商取引等を行う際に、自動的に開
始される。
【0028】まず、演算処理部11は、対象の電子文書
をハードディスク12から読み出す(ステップS1
1)。すなわち、インストールや電子商取引等に対応し
た電子文書がハードディスク12から読み出される。
【0029】演算処理部11は、メモリ13内に確保さ
れる既読箇所情報を展開するエリアをクリアする(ステ
ップS12)。
【0030】演算処理部11は、初期の表示範囲又は、
指示入力部14から指示される表示範囲に対応して、電
子文書から表示データを生成する(ステップS13)。
【0031】演算処理部11は、指示入力部14から既
読箇所の指定があるか否かを判別する。(ステップS1
4)。すなわち、利用者が電子文書を読んだ箇所を示す
既読箇所が指示入力部14から入力されたか否かを判別
する。
【0032】演算処理部11は、既読箇所の指定がない
と判別すると、後述するステップS17に処理を進め
る。一方、既読箇所の指定があったと判別した場合に、
演算処理部11は、既読箇所情報を生成し、既読箇所情
報に対応する箇所の背景色を変化させる(ステップS1
5)。すなわち、演算処理部11は、既読箇所に対応す
る位置情報等からなる既読箇所情報を生成し、表示部1
6に表示されている電子文書の内容(文章や図形等)の
背景色を適宜変化させる。
【0033】演算処理部11は、メモリ13に生成した
既読箇所情報をセットする(ステップS16)。すなわ
ち、演算処理部11は、既読箇所に対応する位置情報等
からなる既読箇所情報をセットする。なお、演算処理部
11は、既読箇所情報を順次メモリ13に格納する。つ
まり、メモリ13には、指示入力部14から順次指定さ
れた複数の既読箇所を順番通りに特定できるように、既
読箇所情報が格納される。
【0034】演算処理部11は、指示入力部14から終
了指示が入力されたか否かを判別する。(ステップS1
7)。すなわち、利用者により、表示部16に表示され
た電子文書を閉じる指示等が入力されたか否かを判別す
る。
【0035】演算処理部11は、終了指示が入力されて
いないと判別すると、ステップS13に処理を戻し、上
述のステップS13〜S17の処理を繰り返し実行す
る。一方、終了指示が入力されたと判別した場合、演算
処理部11は、メモリ13から既読箇所情報を読み出
し、証拠ファイルを生成する(ステップS18)。すな
わち、指示入力部14から指定され、メモリ13に順次
格納されていた既読箇所情報から証拠ファイルを生成す
る。その際、演算処理部11は、電子文書を識別するた
めの情報(例えば、文書ID等)を含めて、証拠ファイ
ルを生成する。
【0036】演算処理部11は、生成した証拠ファイル
に対してハッシュ計算を行い、得られたハッシュ値を証
拠ファイルに添付する(ステップS19)。すなわち、
演算処理部11は、全ての既読箇所情報が含まれる証拠
ファイルに対してハッシュ計算を行い、一意的に定まる
ハッシュ値を求める。そして、既読箇所情報及びハッシ
ュ値を含んだ証拠ファイルを生成する。
【0037】演算処理部11は、電子証明書を生成し、
生成した電子証明書を証拠ファイルに添付する(ステッ
プS20)。例えば、演算処理部11は、ICカード2
に記憶される秘密鍵等に従って、電子証明書を生成す
る。この電子証明書は、正当な利用者が、正当なプロセ
スに基づいて証拠ファイルを生成したことを証明する電
子証明書となる。
【0038】このように、図2に示す証拠ファイル生成
処理により、契約書や同意書等の電子文書が、利用者に
読まれた箇所を示す既読箇所情報を含んだ証拠ファイル
が生成され、そして、正当な利用者により、正当なプロ
セスに基づいて証拠ファイルが生成されたことを証明す
る電子証明書が添付される。また、証拠ファイルにハッ
シュ値が含まれているため、証拠ファイルの改竄の有無
も検出可能となる。つまり、証拠ファイルの既読箇所情
報等に対してハッシュ計算を行いハッシュ値を求める。
そして、求めたハッシュ値と証拠ファイルに含まれてい
るハッシュ値とが一致しない場合に、証拠ファイルの改
竄が検出されることになる。この結果、電子文書の既読
状況を適切に実証することができる。
【0039】また、上記の実施の形態では、利用者端末
1と、ICカード2とからなる文書管理システムについ
て説明したが、文書管理システムの構成は、適宜変更可
能である。例えば、図3に示すように、利用者端末1
(内部にICカード2が装填されている)と、原本性保
証保管装置3とが、LAN(Local Area Network)9を
介して接続されて構成されてもよい。
【0040】図3に示す利用者端末1は、図1に示す利
用者端末1と同じ構成である。また、原本性保証保管装
置3は、原本管理サーバ31と、原本管理DB32とか
ら構成される。原本管理サーバ31は、CPU、メモ
リ、及び、LANユニット等を備えた所定のサーバ機器
からなる。原本管理サーバ31は、LAN9を介して利
用者端末1から送られる証拠ファイル等を受信し、原本
管理DB32に記憶させる。なお、原本管理サーバ31
は、自己のメモリ(不揮発性メモリ等)に利用者端末1
等の物理アドレス(MACアドレス等)を記憶し、LA
N9を介して電子文書の供給(書き込み)及び、読み出
しが許可されている機器を適宜判別している。
【0041】原本管理DB32は、ハードディスク等か
らなり、利用者端末1から送られる証拠ファイル等を記
憶する。
【0042】すなわち、図3に示す構成の文書管理シス
テムでは、利用者端末1にて生成された証拠ファイルが
原本管理DB32に安全に記憶される。この結果、電子
文書の既読状況を適切に実証することができる。
【0043】上記の実施の形態では、図2に示す証拠フ
ァイル生成処理にて、表示部16に表示される電子文書
の内容(文章や図形等)について、既読箇所情報に対応
して背景色を変化させたが、利用者が判別可能であれ
ば、既読箇所を明らかにする手法は任意である。例え
ば、下線を記したり、所定の記号を表示したりしてもよ
い。
【0044】なお、この発明の実施の形態にかかる利用
者端末は、専用機器によらず、通常のコンピュータシス
テムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに
上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した
媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM等)から当
該プログラムをインストールすることにより、上述の処
理を実行する利用者端末を構成することができる。
【0045】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信
ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよ
い。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BB
S)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを
介して搬送波に重畳して配信する。そして、このプログ
ラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーション
プログラムと同様に実行することにより、上述の処理を
実行することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子文書の既読状況を適切に実証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る文書管理システムの
一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る証拠ファイル生成処
理を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る文書管理システ
ムの構成の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 利用者端末 2 ICカード 9 LAN 11 演算処理部 12 ハードディスク 13 メモリ 14 指示入力部 15 画像処理部 16 表示部 17 インタフェース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の文書ファイルの内容を表示する表示
    手段と、 前記表示手段に表示された文書ファイルの内容中におけ
    る既読箇所を指定する指定手段と、 前記表示手段に表示された文書ファイルを識別する情報
    及び、前記指定手段により指定された既読箇所を特定す
    る情報を含んだ証拠情報を生成する証拠情報生成手段
    と、 前記証拠情報生成手段により生成された証拠情報に従っ
    て、一意的に定まる一意情報を取得する一意情報取得手
    段と、 前記証拠情報生成手段により生成された証拠情報と、前
    記一意情報取得手段により取得された一意情報とを含ん
    だ証拠ファイルを生成する証拠ファイル生成手段と、 ファイルの正当性を証明する電子証明書を、前記証拠フ
    ァイル生成手段により生成された証拠ファイルに添付す
    る電子証明書添付手段と、 を備えることを特徴とする文書管理システム。
  2. 【請求項2】前記証拠情報生成手段は、前記指定手段に
    より順次指定された複数の既読箇所を順番通りに特定す
    る情報を含んだ証拠情報を生成する、ことを特徴とする
    請求項1に記載の文書管理システム。
  3. 【請求項3】前記表示手段は、文書ファイルの内容と共
    に、前記指定手段により指定された既読箇所を判別可能
    に表示する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の文書管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記電子証明書添付手段により電子証明書
    が添付された証拠ファイルをネットワークを介して接続
    された外部記憶装置に向けて送信する送信手段を更に備
    える、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の文書管理
    システム。
  5. 【請求項5】所定の契約条件を規定する契約文書ファイ
    ルの内容を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された契約文書ファイルの内容中に
    おける既読箇所を指定する指定手段と、 前記表示手段に表示された契約文書ファイルを識別する
    識別情報及び、前記指定手段により指定された既読箇所
    を特定する位置情報を含んだ証拠情報を生成する証拠情
    報生成手段と、 前記証拠情報生成手段により生成された証拠情報に従っ
    て、一意的に定まるハッシュ値を取得するハッシュ値取
    得手段と、 前記証拠情報生成手段により生成された証拠情報と、前
    記ハッシュ値取得手段により取得されたハッシュ値とを
    含んだ証拠ファイルを生成する証拠ファイル生成手段
    と、 ファイルの正当性を証明する電子証明書を、前記証拠フ
    ァイル生成手段により生成された証拠ファイルに添付す
    る電子証明書添付手段と、 を備えることを特徴とする文書管理システム。
  6. 【請求項6】任意の文書ファイルの内容を所定の表示部
    に表示する表示ステップと、 前記表示ステップにて表示部に表示された文書ファイル
    の内容中における既読箇所を指定する指定ステップと、 前記表示ステップにて表示部に表示された文書ファイル
    を識別する情報及び、前記指定ステップにて指定された
    既読箇所を特定する情報を含んだ証拠情報を生成する証
    拠情報生成ステップと、 前記証拠情報生成ステップにて生成された証拠情報に従
    って、一意的に定まる一意情報を取得する一意情報取得
    ステップと、 前記証拠情報生成ステップにて生成された証拠情報と、
    前記一意情報取得ステップにて取得された一意情報とを
    含んだ証拠ファイルを生成する証拠ファイル生成ステッ
    プと、 ファイルの正当性を証明する電子証明書を、前記証拠フ
    ァイル生成ステップにて生成された証拠ファイルに添付
    する電子証明書添付ステップと、 を備えることを特徴とする既読実証方法。
  7. 【請求項7】コンピュータに、任意の文書ファイルの内
    容を所定の表示部に表示する表示ステップと、前記表示
    ステップにて表示部に表示された文書ファイルの内容中
    における既読箇所を指定する指定ステップと、前記表示
    ステップにて表示部に表示された文書ファイルを識別す
    る情報及び、前記指定ステップにて指定された既読箇所
    を特定する情報を含んだ証拠情報を生成する証拠情報生
    成ステップと、前記証拠情報生成ステップにて生成され
    た証拠情報に従って、一意的に定まる一意情報を取得す
    る一意情報取得ステップと、前記証拠情報生成ステップ
    にて生成された証拠情報と、前記一意情報取得ステップ
    にて取得された一意情報とを含んだ証拠ファイルを生成
    する証拠ファイル生成ステップと、ファイルの正当性を
    証明する電子証明書を、前記証拠ファイル生成ステップ
    にて生成された証拠ファイルに添付する電子証明書添付
    ステップと、を実行させるためのプログラム。
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