JP2003296533A - 資産管理システム、ゲート装置、資産管理サーバ、資産管理方法、及び、プログラム - Google Patents

資産管理システム、ゲート装置、資産管理サーバ、資産管理方法、及び、プログラム

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JP2003296533A
JP2003296533A JP2002098500A JP2002098500A JP2003296533A JP 2003296533 A JP2003296533 A JP 2003296533A JP 2002098500 A JP2002098500 A JP 2002098500A JP 2002098500 A JP2002098500 A JP 2002098500A JP 2003296533 A JP2003296533 A JP 2003296533A
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Takashi Tanaka
尚 田中
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NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な資産管理を行うことのできる資産管理
システムを提供することである。 【解決手段】 資産管理システムは、資産識別情報の割
り当てられた資産10が保管及び管理される区域単位に
配置された複数のゲート型検出装置30と、資産管理サ
ーバ50とが、ネットワークを介して接続され構成され
る。ゲート型検出装置30は、ゲート型検出装置30を
通過する資産10の資産識別情報を検出し、検出した情
報を資産管理サーバ50に送信する。資産管理サーバ5
0は、各資産10とその保管区域との関係を規定する資
産保管情報を資産管理情報DB52に予め記憶してい
る。資産管理サーバ50は、ゲート型検出装置30から
送信された資産識別情報を受信し、送信元であるゲート
型検出装置30の保管区域を特定する。資産管理サーバ
50は、受信した資産識別情報と特定した保管区域に従
って、資産保管情報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資産管理システ
ム、ゲート装置、資産管理サーバ、資産管理方法、及
び、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業、法人等の事務処理において、従来
より、資産の管理が行われている。資産の管理は、年次
決算における貸借対照表、及び、損益計算書の作成にお
いて必要な処理であり、会計処理等に深く関係する。資
産は、例えば、流動資産(現金、有価証券等)、繰延資
産(開発費等)、及び、固定資産(有形固定資産、無形
固定資産等)に分類され、企業、法人等により管理され
ている。このような企業、法人等の資産において、リー
ス資産(例えば、パーソナルコンピュータ等)、設備資
産(例えば、コピー機等)のような有形固定資産の管理
は、一般に以下のような方法で行われている。
【0003】固定資産(リース資産、設備資産等)を取
得した場合、資産管理者は、取得した各固定資産に対し
て資産管理番号を付与する。次に、資産管理者は、例え
ば、資産名称、取得日、金額、保管部署、保管者、保管
場所等の取得した固定資産の情報を、資産管理番号毎に
所定の資産管理システムに登録する。そして、例えば、
資産管理番号を印字した識別シール(例えば、バーコー
ドシール等)を、該当する固定資産に貼付する。その
後、識別シールを貼付された固定資産は、登録された保
管者の管理下にて使用される。また、使用中の固定資産
において、例えば、保管場所の移動等が行われる場合、
資産管理者は、移動対象である固定資産の保管者からの
連絡に従って、資産管理システムに登録された該当する
固定資産の情報を更新する。
【0004】そして、定期的な固定資産の検査(例え
ば、決算前の期末修正に伴う固定資産の実地棚卸し等)
が行われる際、検査担当者は、資産管理システムから帳
票として印刷された現時点における固定資産の情報に基
づいて、検査(実地棚卸し等)を行っている。つまり、
検査担当者は、検査対象である固定資産の保管場所へ赴
き、数量、品質等の確認を目視照合することによって検
査(実地棚卸し等)を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した固定資産(リ
ース資産、設備資産等)の管理方法では、固定資産の保
管場所の移動等により固定資産の情報を更新する必要が
ある場合に、資産管理者は、手入力により、固定資産の
情報を更新する。すなわち、固定資産の移動等と、資産
管理システムにおける固定資産の情報更新とが、別々に
行われている。一方、汎用性の高い固定資産は、例え
ば、企業内で保管場所を変更をする場合が多い。つま
り、資産管理システムにおける固定資産の情報は、短期
間で変動する場合が多く、その都度、固定資産の情報を
更新する必要がある。
【0006】このように、固定資産の情報更新は、固定
資産の移動等と別々に行われ、更に、短期間で行われる
場合が多い。このため、固定資産の保管者による資産管
理者への連絡ミス、連絡漏れ等、或いは、資産管理者に
よる入力ミス等が頻繁に発生していた。従って、資産管
理システムにおける固定資産の情報更新は、円滑に行わ
れておらず、また、正確に更新されていなかった。すな
わち、資産管理システムにおける固定資産の情報には、
更新漏れ、或いは、誤った情報更新等が多く発生してお
り、固定資産の情報が正確に更新されていないという問
題があった。
【0007】また、定期的な固定資産を検査(実地棚卸
し等)する際、検査担当者は、帳票として印刷された現
時点における固定資産の情報に基づいて固定資産の検査
を行っている。しかしながら、上述したように、現時点
における固定資産の情報は、正確に更新されていない場
合が多い。つまり、検査担当者は、誤った固定資産の情
報に基づいて検査することとなる。従って、検査担当者
は、例えば、検査対象である固定資産の保管場所がビ
ル、フロア等のどの場所にあるのかを探し出すために多
くの時間を費やしていた。更に、固定資産の不正な持ち
出しや盗難等があった場合、検査対象である固定資産を
探し出すことができない上、多くの時間だけを費やして
いた。このため、速やかな固定資産の検査(実地棚卸し
等)を行うことができず、また、固定資産の不正な持ち
出しや盗難等を阻止する対策が十分ではないという問題
があった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、正確に資産を管理することのできる資産管理システ
ム、ゲート装置、資産管理サーバ、資産管理方法、及
び、プログラムを提供することを第1の目的とする。ま
た、資産の不正持ち出しや盗難を阻止することのできる
資産管理システム、ゲート装置、資産管理サーバ、資産
管理方法、及び、プログラムを提供することを第2の目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る資産管理システムは、有
形の資産が保管及び管理される区域単位に配置された複
数のゲート装置と、資産管理サーバとが、ネットワーク
を介して接続された資産管理システムであって、前記資
産には、それぞれ該資産を特定するための資産識別情報
が割り当てられており、前記ゲート装置は、ゲート装置
を通過する資産の資産識別情報を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した、ゲート装置を通過する資産の
資産識別情報を、前記資産管理サーバに送信するゲート
側送信手段と、を備え、前記資産管理サーバは、各資産
とその保管区域との関係を規定する資産保管情報を記憶
する記憶手段と、前記ゲート装置の前記ゲート側送信手
段から送信された資産識別情報を受信するサーバ側受信
手段と、前記サーバ側受信手段が受信した資産識別情報
に従って、前記記憶手段が記憶する資産保管情報を更新
する更新手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、資産には、それぞれ該
資産を特定するための資産識別情報が割り当てられてい
る。ゲート装置において、検出手段は、ゲート装置を通
過する資産の資産識別情報を検出する。ゲート側送信手
段は、検出手段が検出した、ゲート装置を通過する資産
の資産識別情報を、資産管理サーバに送信する。資産管
理サーバにおいて、記憶手段は、各資産とその保管区域
との関係を規定する資産保管情報を記憶する。サーバ側
受信手段は、ゲート装置のゲート側送信手段から送信さ
れた資産識別情報を受信する。更新手段は、サーバ側受
信手段が受信した資産識別情報に従って、記憶手段が記
憶する資産保管情報を更新する。これにより、正確に資
産を管理することができる。
【0011】前記検出手段は、ゲート装置を通過する資
産の資産識別情報と該ゲート装置に対応する管理区域へ
の該資産の出と入の別とを検出し、前記ゲート側送信手
段は、前記検出手段が検出した資産識別情報と前記資産
の出入りの別を示す出入情報とを、前記資産管理サーバ
に送信し、前記サーバ側受信手段は、前記ゲート装置の
前記ゲート側送信手段から送信された資産識別情報と出
入情報とを受信し、前記更新手段は、受信した資産識別
情報が示す資産について、出入情報が資産の入を示して
いるときには、受信した資産識別情報で特定される資産
と資産識別情報を送信したゲート装置に対応する管理区
域とを対応付けるように前記記憶手段の記憶内容を更新
する手段と、受信した資産識別情報が示す資産につい
て、出入情報が資産の出を示しているときには、受信し
た資産識別情報と対応する管理区域との対応関係を解除
するように、前記記憶手段の記憶内容を更新する手段
と、の少なくとも一方を備えてもよい。これにより、正
確に資産を管理することができる。
【0012】前記検出手段は、ゲート装置を通過する資
産の資産識別情報と共に該資産を運搬する運搬者の運搬
者識別情報を検出し、前記ゲート側送信手段は、前記検
出手段が検出した資産識別情報と運搬者識別情報とを、
前記資産管理サーバに送信し、前記サーバ側受信手段
は、前記ゲート装置の前記ゲート側送信手段から送信さ
れた資産識別情報と運搬者識別情報とを受信し、前記更
新手段は、資産と保管区域と該保管区域への該資産の運
搬者とを対応付けるように前記記憶手段の記憶内容を更
新してもよい。これにより、正確に資産を管理すること
ができる。
【0013】前記資産管理サーバは、各資産の資産識別
情報を読み取って送信する端末により読み出されて送信
される、各区域に実際に保管されている資産の資産識別
情報を受信する資産識別情報受信手段と、前記記憶手段
に記憶されている資産保管情報と、前記資産識別情報受
信手段により受信した資産識別情報とを比較し、前記記
憶手段に記憶されている資産保管情報と資産の現実の配
置との差異を判別して、報知することにより棚卸しに寄
与する棚卸し手段と、を更に備えてもよい。これによ
り、さらに正確に資産を管理することができる。
【0014】各資産には識別情報が格納されたICメモ
リが取り付けられており、前記検出手段は、各資産に取
り付けられているICメモリに記憶された資産識別情報
を非接触にて検出してもよい。
【0015】各運搬者は識別情報が格納されたICメモ
リを携帯しており、前記検出手段は、各運搬者が携帯し
ているICメモリに記憶された運搬者識別情報を非接触
にて検出してもよい。
【0016】前記資産管理サーバは、資産の運搬を許可
された者を特定するための許可情報を記憶する許可情報
記憶手段と、前記サーバ側受信手段が受信した運搬者識
別情報により特定される者が前記許可情報記憶手段に記
憶されているか否かを判別することにより、運搬者が資
産の移動を許可された者であるか否かを判別する移動許
可判別手段と、前記移動許可判別手段によって、運搬者
が資産移動許可者でないと判別された場合、前記ゲート
装置に向けて警告情報を送信する警告情報送信手段と、
を更に備えてもよい。これにより、資産の不正な持ち出
しや、盗難を阻止することができる。
【0017】前記ゲート装置は、前記資産管理サーバの
前記警告情報送信手段により送信された警告情報を受信
する警告情報受信手段と、前記警告情報受信手段により
受信した警告情報に従って、資産の不正な移動を報知す
る報知手段と、を更に備えてもよい。これにより、資産
の不正な持ち出しや、盗難を阻止することができる。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るゲート装置は、ネットワークに接続可能で、
有形の資産が保管及び管理される区域単位に配置される
ゲート装置であって、該ゲート装置を通過する資産と該
資産の移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段に
よる検出に応答して、該ゲート装置を通過する資産を特
定する情報と、該資産の移動方向を示す情報と、を含む
資産移動情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成
手段により生成された資産移動情報を、資産管理用のサ
ーバにネットワークを介して送信する送信手段と、を備
えることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、検出手段は、該ゲート
装置を通過する資産と該資産の移動方向を検出する。情
報生成手段は、検出手段による検出に応答して、該ゲー
ト装置を通過する資産を特定する情報と、該資産の移動
方向を示す情報と、を含む資産移動情報を生成する。送
信手段は、情報生成手段により生成された資産移動情報
を、資産管理用のサーバにネットワークを介して送信す
る。これにより、正確に資産を管理することができる。
【0020】各資産には資産識別情報が格納されたIC
メモリが取り付けられており、前記検出手段は、各資産
に取り付けられているICメモリに格納された資産識別
情報を、非接触にて読み出してもよい。
【0021】前記資産の運搬者を判別し、判別結果に基
づいて、該資産の運搬者を特定する手段をさらに備え、
前記情報生成手段は、前記資産を特定する情報と、資産
の移動方向を示す情報と、該資産の運搬者を特定する情
報と、を含む資産移動情報を生成してもよい。これによ
り、正確に資産を管理することができる。
【0022】前記検出手段が、資産の移動を検出し、前
記判別手段が該資産の運搬者を特定できない場合、又
は、特定した運搬者がその資産を移動する権限を有して
いない場合に、警告を発する手段をさらに備えてもよ
い。これにより、資産の不正な持ち出しや、盗難を阻止
することができる。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る資産管理サーバは、有形の資産が保管及び管
理される区域単位に配置された複数のゲート装置に、ネ
ットワークを介して接続される資産管理サーバであっ
て、各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管
情報を記憶する記憶手段と、ゲート装置から送信された
資産移動情報を受信する受信手段と、前記受信手段によ
り受信した資産移動情報に従って、前記記憶手段が記憶
する資産保管情報を更新する更新手段と、を備えること
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、記憶手段は、各資産と
その保管区域との関係を規定する資産保管情報を記憶す
る。受信手段は、ゲート装置から送信された資産移動情
報を受信する。更新手段は、受信手段により受信した資
産移動情報に従って、記憶手段が記憶する資産保管情報
を更新する。これにより、正確に資産を管理することが
できる。
【0025】前記資産移動情報は、該資産移動情報を送
信したゲート装置の配置された区域を識別する識別情報
と、該ゲート装置を通過した資産の該ゲート装置の配置
された区域への出と入の別を示す出入情報と、該ゲート
装置を通過した資産の資産識別情報及び該資産を運搬す
る運搬者の運搬者識別情報と、を含み、前記更新手段
は、前記資産識別情報が示す資産について、前記出入情
報が資産の入を示している場合には、前記資産識別情報
が示す資産と、前記運搬者識別情報と、前記ゲート装置
の配置された区域を識別する識別情報とが示す区域と、
を対応付けるように前記記憶手段の記憶内容を更新する
手段と、前記資産識別情報が示す資産について、前記出
入情報が資産の出を示している場合には、前記資産識別
情報が示す資産と、前記ゲート装置の配置された区域を
識別する識別情報とが示す区域との対応関係を解除する
ように、前記記憶手段の記憶内容を更新する手段と、の
少なくとも一方を備えてもよい。これにより、正確に資
産を管理することができる。
【0026】各資産の資産識別情報を読み取って送信す
る端末により読み出されて送信される、各区域に実際に
保管されている資産の資産識別情報を受信する資産識別
情報受信手段と、前記記憶手段に記憶されている資産保
管情報と、前記資産識別情報受信手段により受信した資
産識別情報とを比較し、前記記憶手段に記憶されている
資産保管情報と資産の現実の配置との差異を判別して、
報知することにより棚卸しに寄与する棚卸し手段と、を
更に備えてもよい。これにより、さらに正確に資産を管
理することができる。
【0027】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る資産管理方法は、有形の資産が保管及び管理
される区域単位に配置された複数のゲート装置と、資産
管理サーバとが、ネットワークを介して接続された資産
管理システムにおける資産管理方法であって、前記資産
には、それぞれ該資産を特定するための資産識別情報が
割り当てられており、前記ゲート装置は、ゲート装置を
通過する資産の資産識別情報を検出する検出ステップ
と、前記検出ステップが検出した、ゲート装置を通過す
る資産の資産識別情報を、前記資産管理サーバに送信す
るゲート側送信ステップと、を備え、前記資産管理サー
バは、各資産とその保管区域との関係を規定する資産保
管情報を所定の記憶部に格納する格納ステップと、前記
ゲート装置の前記ゲート側送信ステップから送信された
資産識別情報を受信するサーバ側受信ステップと、前記
サーバ側受信ステップが受信した資産識別情報に従っ
て、前記格納ステップが記憶部に格納した資産保管情報
を更新する更新ステップと、を備える、ことを特徴とす
る。
【0028】この発明によれば、資産には、それぞれ該
資産を特定するための資産識別情報が割り当てられてい
る。ゲート装置において、検出ステップは、ゲート装置
を通過する資産の資産識別情報を検出する。ゲート側送
信ステップは、検出ステップが検出した、ゲート装置を
通過する資産の資産識別情報を、資産管理サーバに送信
する。資産管理サーバにおいて、格納ステップは、各資
産とその保管区域との関係を規定する資産保管情報を所
定の記憶部に格納する。サーバ側受信ステップは、ゲー
ト装置のゲート側送信ステップから送信された資産識別
情報を受信する。更新ステップは、サーバ側受信ステッ
プが受信した資産識別情報に従って、格納ステップが記
憶部に格納した資産保管情報を更新する。これにより、
正確に資産を管理することができる。
【0029】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係るプログラムは、有形の資産が保管及び管理さ
れる区域単位に配置された複数のゲート装置から送信さ
れるゲート装置を通過する資産を特定するための資産識
別情報を、ネットワークを介して受信するコンピュータ
を、各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管
情報を記憶する記憶手段、前記ゲート装置から送信され
た資産識別情報を受信するサーバ側受信手段、前記サー
バ側受信手段が受信した資産識別情報に従って、前記記
憶手段が記憶する資産保管情報を更新する更新手段、と
して機能させることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる資産
管理システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0031】この実施の形態に係る資産管理システム
は、図1に示すように、IDカード20と、ゲート型検
出装置30と、警備装置40と、資産管理サーバ50
と、資産管理者用端末60と、モバイル型リーダ70
と、これらを相互に接続する通信ネットワーク100
と、を備え、資産(有形資産)10を管理する。
【0032】本資産管理システムの管理対象である資産
10(資産10a,資産10b,・・・)は、例えば、
パーソナルコンピュータ、コピー機、備品等であり、ビ
ル内のフロア等に配置されている。なお、資産10は、
それぞれ、リース資産、設備資産等の有形固定資産に区
分けされており、購入時等に個別の資産管理番号が割り
当てられている。各資産10には、非接触型IC(inte
grated circuit)タグ(資産管理タグ)が貼付けられて
いる。この資産管理タグに内蔵されたICメモリには、
資産管理番号、資産名称等の情報を含む資産情報が記憶
されている。
【0033】ID(識別)カード20は、例えば、社員
証20a、入館証20b等から構成され、社員、搬入・
搬出業者等に配布され、所持される。例えば、企業Aに
おいて、企業Aの社員には社員証20aが配布され、ま
た、企業Aに出入りを許可された搬入・搬出業者等には
入館証20b等が配布されている。また、IDカード2
0は、非接触型ICカードである。このIDカード20
に内蔵されたICメモリには、ユーザID、氏名、所属
部署(社員以外の場合:会社名等)等の情報を含むユー
ザ識別情報が記憶されている。
【0034】ゲート型検出装置30は、資産10、及
び、IDカード20所持者を検出する装置であり、例え
ば、資産管理対象であるビルの各フロア出入口(フロア
A,フロアB,・・・)等に設置される。具体的にゲー
ト型検出装置30は、図2に例示するように、通信部3
1と、センサ部32と、リーダ部33と、アラーム部3
4と、制御部35と、を備える。
【0035】通信部31は、制御部35に制御され、通
信ネットワーク100を介し資産管理サーバ50との間
で、種々の情報を送受信する。
【0036】センサ部32は、例えば、赤外線センサ等
から構成され、ゲート型検出装置30の通過者を感知す
る。その際、センサ部32は、通過者の出入りの移動状
態を検出し、移動方向情報を取得する。
【0037】例えば、フロアAの出入口に設置されたゲ
ート型検出装置30のセンサ部32は、ゲート型検出装
置30の通過者を感知する。センサ部32は、通過者の
出入りの移動状態が、フロアAの外部から内部への移動
であるのか(フロアA内部への移動)、或いは、フロア
Aの内部から外部への移動であるのか(フロアA外部へ
の移動)を検出する。センサ部32は、検出した通過者
の移動状態に従って、「搬出」或いは「搬入」を示す移
動方向情報を取得する。移動方向情報は、検出した通過
者の出入りの移動状態が、フロアA内部への移動の場合
には「(フロアA内部への)搬入」となり、フロアA外
部への移動の場合には「(フロアA外部への)搬出」と
なる。
【0038】センサ部32は、取得した「搬出」或いは
「搬入」を示す移動方向情報を、制御部35に供給す
る。
【0039】リーダ部33は、非接触型のICリーダ等
から構成され、センサ部32によるゲート型検出装置3
0の通過者の感知に応答して、資産10に貼付けられた
資産管理タグや、通過者の所持するIDカード20とに
内蔵されたICメモリに記憶されている情報を読み取
る。例えば、資産10とその運搬者とが、ゲート型検出
装置30を通過する場合に、センサ部32の感知に応答
して、リーダ部33は、資産10(資産管理タグ)から
資産情報を読み出し、また、その資産10の運搬者(I
Dカード20)からユーザ識別情報を読み出す。リーダ
部33は、読み出したこれらの資産情報とユーザ識別情
報とを、制御部35に供給する。
【0040】アラーム部34は、警告灯、及び、スピー
カ等から構成され、制御部35から供給されるアラーム
情報、警報情報等に従って、例えば、資産10の不正持
ち出し等の発生を周囲に報知するため、警告灯を発光
(点灯)させ、また、アラーム音等を出力する。
【0041】制御部35は、CPU(Central Processi
ng Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RA
M(Random Access Memory)等から構成され、ゲート型
検出装置30全体を制御する。なお、ROMには、ゲー
ト型検出装置30を制御するためのプログラム、及び、
自己の識別情報であるゲートID等が予め記憶されてい
る。
【0042】制御部35は、センサ部32から供給され
る移動方向情報と、リーダ部33から供給される資産情
報及びユーザ識別情報とに、自己のゲートIDを付加す
ることにより、図3に例示するような資産移動情報を生
成する。そして、制御部35は、通信部31を制御し、
生成した資産移動情報を、資産管理サーバ50に送信す
る。
【0043】なお、制御部35は、リーダ部33から資
産情報は供給されたが、ユーザ識別情報が供給されない
場合(資産10がIDカード20を所持しない者により
運搬され、ゲート型検出装置30を通過した場合)に
は、その旨の情報を含む資産移動情報を生成して送信す
る。また、制御部35は、リーダ部33から資産情報が
供給されない場合(IDカード20所持者のみがゲート
型検出装置30を通過した場合)には、資産管理サーバ
50に資産移動情報を送信しない。
【0044】このような構成により、ゲート型検出装置
30は、ゲート型検出装置30の通過者(運搬者)を感
知し、通過者(運搬者)の移動状態(フロア外部への移
動、或いは、フロア内部への移動)を検出し、検出した
情報に従って、「搬出」或いは「搬入」を示す移動方向
情報を取得する。また、ゲート型検出装置30は、通過
した資産10(ICメモリ内蔵の資産管理タグ)とその
運搬者(ICメモリ内蔵のIDカード20)とから、そ
れぞれ資産情報(資産管理番号、資産名称等)と、ユー
ザ識別情報(ユーザID、氏名、所属部署等)とを非接
触にて読み出す。ゲート型検出装置30は、取得した移
動方向情報と、読み出した資産情報及びユーザ識別情報
とに、自己の識別情報であるゲートID等を付加して資
産移動情報を生成する。そして、ゲート型検出装置30
は、生成した資産移動情報を通信ネットワーク100を
介して資産管理サーバ50に送信する。
【0045】図1に戻って、警備装置40は、例えば、
通信部や表示部を備えたコンピュータシステム等から構
成され、所定の警備会社に設置される。例えば、警備装
置40は、フロアAにおいて資産10の不正持ち出し等
が発生した場合に、管理者用端末60から送信される防
犯情報等を受信する。そして、表示部に異常事態の発生
を示す情報を表示する。この表示に応答して、警備会社
は、直ちに警備員を派遣する等の対処を行う。
【0046】資産管理サーバ50は、例えば、ワークス
テーション、サーバ等の情報処理装置から構成され、ゲ
ート型検出装置30等の間で、資産10に関わる情報を
送受信する。資産管理サーバ50は、図4に例示するよ
うに、通信部51と、資産管理情報DB52と、制御部
53と、を備える。
【0047】通信部51は、制御部53に制御され、通
信ネットワーク100を介しゲート型検出装置30、警
備装置40、資産管理者用端末60、及び、モバイル型
リーダ70に向けて、種々の情報を送受信する。
【0048】資産管理情報DB(データベース)52
は、図5(a)に例示するような資産搬入・搬出許可情
報、図5(b)に例示するようなゲート情報、図5
(c)に例示するような資産移動履歴情報、及び、図5
(d)に例示するような資産保管情報等を記憶する。
【0049】図5(a)に例示する資産搬入・搬出許可
情報は、資産10の搬入・搬出を許可されたIDカード
20所持者(社員、搬入・搬出業者等)に関する情報で
あり、各資産10(資産管理番号)単位に対応付けられ
ている。そして、資産搬入・搬出許可情報には、資産管
理番号、登録日時、ユーザID、氏名、所属部署(社員
以外の場合:会社名等)等の情報が含まれている。な
お、資産搬入・搬出許可情報は、必要に応じて資産管理
者により更新(IDカード20所持者の登録及び削除)
される。
【0050】図5(b)に例示するゲート情報は、ゲー
ト型検出装置30の設置場所に関する情報であり、各ゲ
ート型検出装置30(ゲートID)単位に対応付けられ
ている。そして、ゲート情報には、ゲートID、設置場
所、設置部署等の情報が含まれている。
【0051】図5(c)に例示する資産移動履歴情報
は、資産10の搬入・搬出状況に関する情報であり、各
資産10(資産管理番号)単位に対応付けられている。
そして、資産移動履歴情報には、資産管理番号、資産名
称、「搬出」エリア及び「搬入」エリアそれぞれに、移
動日時、移動者ID、保管場所等の情報が含まれてい
る。
【0052】なお、資産10が「搬出」された場合、資
産移動履歴情報は、レコードが追加更新され、資産管理
番号、資産名称、「搬出」エリアにおける移動日時、移
動者ID、保管場所等の情報が登録される。つまり、
「搬入」エリアは未登録のままである。また、資産10
が「搬入」された場合、資産移動履歴情報は、搬入され
た資産10の資産管理番号に該当する最新のレコードが
更新され、未登録であった「搬入」エリアにおける移動
日時、移動者ID、保管場所等の情報が登録される。
【0053】図5(d)に例示する資産保管情報は、資
産10の保管状態に関する情報であり、モバイル型リー
ダ70を用いた実地棚卸し時等に使用される。この資産
保管情報は、各資産10(資産管理番号)単位に対応付
けられている。そして、資産保管情報には、資産管理番
号、資産名称、移動日時、移動者ID、保管場所、保管
部署、有効区分等の情報が含まれている。なお、有効区
分は、レコードに記憶される情報が、現時点で有効なも
のであるか否かを示す情報である。
【0054】制御部53は、CPU、ROM、及び、R
AM等から構成され、資産管理サーバ50全体を制御す
る。具体的には、制御部53は、図示せぬハードディス
ク等に予め記憶されたプログラムを読み出し、後述する
資産移動処理等を実行する。
【0055】図1に戻って、資産管理者用端末60は、
例えば、パーソナルコンピュータ等から構成され、ゲー
ト型検出装置30や資産管理サーバ50等との間で、所
定の情報を送受信する。例えば、資産管理者用端末60
は、資産管理者により操作され、ゲート型検出装置30
からアラーム情報や警報情報を受信した際に、その真偽
を判別し、アラーム等の解除や警備装置40への防犯情
報の送信等を行う。
【0056】モバイル型リーダ70は、例えば、通信
部、表示部、操作部、非接触型のICリーダ等を備える
業務用ハンディターミナル等から構成され、ICリーダ
によってICメモリに記憶された情報を読み取る。具体
的にモバイル型リーダ70は、実地棚卸し時に検査担当
者に操作され、各フロア内に配置された資産10(資産
管理タグ)から資産情報を読み取る。そして、通信ネッ
トワーク100を介して、読み取った資産情報を資産管
理サーバ50に向けて送信する。
【0057】通信ネットワーク100は、インターネッ
ト、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Are
a Network)、移動体通信網、公衆回線等から構成され
る。
【0058】以下、この発明の実施の形態に係る資産管
理システムの動作について、図面を参照して説明する。
ここでは、発明の理解を容易にするため、IDカード2
0所持者であるC氏(ユーザID「A0123」)によ
り、資産10a(資産管理番号「PC456」)が、フ
ロアAからフロアBに運搬される場合を例として説明す
る。
【0059】なお、資産管理情報DB52には、図5
(a)に示すように、資産10a(資産管理番号「PC
456」)に対応する資産搬入・搬出許可情報にC氏の
情報が事前に登録されている。また、図5(d)に示す
ように、資産保管情報には、資産10aの資産管理番号
「PC456」と、保管場所「フロアA」とが対応付け
て登録されている。そして、フロアAの出入口に設置さ
れているゲート型検出装置30には、図5(b)に示す
ように、ゲートIDが「G001」と設定され、また、
フロアBの出入口に設置されているゲート型検出装置3
0には、ゲートIDが「G002」と設定されている。
【0060】まず、C氏が、資産10aをフロアAから
搬出する場合について説明する。資産10aとその運搬
者(C氏)がゲート型検出装置30(フロアA)を通過
すると、ゲート型検出装置30(フロアA)のセンサ部
32は、運搬者(C氏)を感知し、運搬者(C氏)の移
動状態(フロアA外部への移動)を検出し、検出した情
報に従って、「搬出」を示す移動方向情報を取得する。
【0061】そして、センサ部32の感知に応答して、
リーダ部33が資産10aの資産情報(資産管理番号
「PC456」、資産名称「パソコン」等)を資産管理
タグ(ICメモリ)から非接触にて読み出し、また、資
産10a運搬者のユーザ識別情報(ユーザID「A01
23」、氏名「C」、所属部署「営業部」等)をIDカ
ード20(ICメモリ)から非接触にて読み出す。
【0062】制御部35は、取得した移動方向情報と読
み出した資産情報及びユーザ識別情報とに、ゲートID
「G001」等を付加して、図3に示す資産移動情報を
生成する。そして、制御部35は、資産10a(資産管
理番号「PC456」)がIDカード20所持者である
C氏(ユーザID「A0123」)によりフロアAから
「搬出」されたことを示す資産移動情報を、通信ネット
ワーク100を介して資産管理サーバ50に送信する。
【0063】一方、資産管理サーバ50は、ゲート型検
出装置30(フロアA)から、資産移動情報を受信す
る。資産管理サーバ50は、この資産移動情報の受信に
応答して、図6のフローチャートに示す資産移動処理を
開始する。
【0064】まず、資産管理サーバ50は、受信した資
産移動情報を記憶する(ステップS101)。すなわ
ち、制御部53は、通信部51を介して受信した資産移
動情報を、例えば、自己の備えるRAM内に一時的に記
憶する。このとき、制御部53は、資産移動情報を受信
した日時を図示せぬ内部タイマにより計測し、計測した
日時を移動日時情報として取得する。そして、制御部5
3は、資産移動情報と移動日時情報とを対応付けて記憶
する。
【0065】資産管理サーバ50は、IDカード20所
持者によって、資産10が運搬されているか否かを判別
する(ステップS102)。すなわち、制御部53は、
ステップS101にて記憶した資産移動情報にユーザ識
別情報(ユーザID、氏名等)が含まれているか否かを
判別する。この例では、図3に示すように、IDカード
20を所持するC氏のユーザ識別情報が資産移動情報に
含まれているため、判別結果はYesとなり、フロー
は、ステップS103に進む。
【0066】資産管理サーバ50は、IDカード20所
持者が、資産10の搬入・搬出を許可されているか否か
を判別する(ステップS103)。すなわち、制御部5
3は、資産10(資産移動情報に含まれる資産管理番
号)に対応する、図5(a)に例示するような資産搬入
・搬出許可情報に、資産移動情報に含まれるユーザID
が登録されているか否かを判別する。この例では、資産
10aを運搬しているC氏は、図5(a)に示す資産搬
入・搬出許可情報に登録されているので、判別結果は、
Yesとなり、フローはステップS104に進む。
【0067】資産管理サーバ50は、資産管理情報DB
52を更新する(ステップS104)。すなわち、制御
部53は、図5(c)に例示するような資産移動履歴情
報、及び、図5(d)に例示するような資産保管情報を
更新する。
【0068】具体的に説明すると、まず、制御部53
は、受信した資産移動情報に含まれるゲートIDをキー
として、図5(b)に例示するようなゲート情報を検索
し、該当するゲート検出装置30の設置場所、設置部署
等の情報を取得する。この例では、ゲートID「G00
1」をキーとして、図5(b)に示すゲート情報を検索
し、該当するゲート検出装置30の設置場所「フロア
A」、設置部署「営業部」等の情報を取得する。
【0069】次に、制御部53は、資産移動情報に含ま
れる移動方向情報が「搬出」を示しているため、図5
(c)に例示する資産移動履歴情報に新たなレコードを
追加し、ステップS101にて記憶した資産移動情報及
び移動日時情報に含まれる資産10の搬出に関する情報
を登録する。すなわち、資産移動履歴情報には、資産管
理番号、資産名称、「搬出」エリアの移動日時、移動者
ID、保管場所等の情報が登録されたレコードが追加さ
れる。このとき、「搬出」エリアの移動者ID、保管場
所の情報には、資産移動情報に含まれるユーザID、設
置場所の情報がそれぞれ登録される。なお、「搬入」エ
リアの情報は未登録である。
【0070】また、制御部53は、図5(d)に例示す
る資産保管情報の最新レコードを更新する。すなわち、
搬出された資産10(資産移動情報に含まれる資産管理
番号)に対応する資産保管情報における最新レコードの
有効区分に、「無効」を示す情報を登録する。
【0071】この例では、C氏(ユーザID「A012
3」)がフロアAから資産10a(資産管理番号「PC
456」)を搬出しているので、資産移動履歴情報は、
図7(a)に示すように、新たなレコードが追加されて
更新される。また、資産10a(資産管理番号「PC4
56」)に対応する資産保管情報は、図7(b)に示す
ように、最新レコードが更新される。
【0072】これにより、資産10a(資産管理番号
「PC456」)が、IDカード20所持者であるC氏
(ユーザID「A0123」)によりフロアAから搬出
されたことが、その日時と共に資産管理情報DB52に
登録される。
【0073】続いて、C氏が、資産10aをフロアBに
搬入する場合について説明する。フロアAから搬出され
た資産10aがゲート型検出装置30(フロアB)を通
過すると、ゲート型検出装置30(フロアB)では上述
と同様の処理が実行される。つまり、ゲート型検出装置
30は、「搬入」を示す移動方向情報と資産情報及びユ
ーザ識別情報とに、ゲートID「G002」等を付加し
て資産移動情報を生成する。そして、資産10a(資産
管理番号「PC456」)が、IDカード20所持者で
あるC氏(ユーザID「A0123」)により、フロア
Bに「搬入」されたことを示す資産移動情報を、資産管
理サーバ50に送信する。一方、資産管理サーバ50
は、ゲート型検出装置30(フロアB)から、資産移動
情報を受信する。
【0074】資産管理サーバ50は、図6の処理を上述
したように開始し、受信した資産移動情報を移動日時情
報と共に記憶し(ステップS101)、資産10の運搬
者が、IDカード20所持者であり、且つ、資産10の
搬入・搬出許可者であることを判別(ステップS10
2,S103)する。この例では、判別結果は、Yes
となり、フローはステップS104に進む。
【0075】資産管理サーバ50は、資産管理情報DB
52を更新する(ステップS104)。すなわち、制御
部53は、図5(c)に例示するような資産移動履歴情
報、及び、図5(d)に例示するような資産保管情報を
更新する。
【0076】具体的に説明すると、まず、制御部53
は、受信した資産移動情報に含まれるゲートIDをキー
として、図5(b)に例示するようなゲート情報を検索
し、該当するゲート検出装置30の設置場所、設置部署
等の情報を取得する。この例では、ゲートID「G00
2」をキーとして、図5(b)に示すゲート情報を検索
し、該当するゲート検出装置30の設置場所「フロア
B」、設置部署「総務部」等の情報を取得する。
【0077】次に、制御部53は、資産移動情報に含ま
れる移動方向情報が「搬入」を示しているため、資産移
動情報に含まれる資産管理番号をキーとして図5(c)
に例示する資産移動履歴情報を検索し、該当する資産管
理番号のレコードの中から最新のレコードを読み出す。
そして、読み出したレコードに、ステップS101にて
記憶した資産移動情報及び移動日時情報に含まれる資産
10の搬入に関する情報を登録する。すなわち、資産移
動履歴情報には、未登録であった「搬入」のエリアに、
移動日時、移動者ID、保管場所等の情報が登録され
る。このとき、「搬入」エリアにおける移動者ID、保
管場所の情報には、資産移動情報に含まれるユーザI
D、設置場所の情報がそれぞれ登録される。
【0078】また、制御部53は、図5(d)に例示す
る資産保管情報に新たなレコードを追加し、ステップS
101にて記憶した資産移動情報及び移動日時情報に含
まれる資産10の搬入に関する情報を登録する。すなわ
ち、搬入された資産10(資産移動情報に含まれる資産
管理番号)に対応する資産保管情報には、移動日時、移
動者ID、保管場所、保管部署等の情報が登録されたレ
コードが追加される。このとき、移動者ID、保管場
所、保管部署の情報には、資産移動情報に含まれるユー
ザID、設置場所、設置部署の情報がそれぞれ登録され
る。また、有効区分には、「有効」を示す情報が登録さ
れる。
【0079】この例では、C氏(ユーザID「A012
3」)がフロアBに資産10a(資産管理番号「PC4
56」)を搬入しているので、資産移動履歴情報は、図
8(a)に示すように、搬入された資産10a(資産管
理番号「PC456」)に該当する最新レコード(フロ
アAからの「搬出」情報が登録されているレコード)が
更新される。また、資産10a(資産管理番号「PC4
56」)に対応する資産保管情報は、図8(b)に示す
ように、新たなレコードが追加されて更新される。
【0080】これにより、資産10a(資産管理番号
「PC456」)が、IDカード20所持者であるC氏
(ユーザID「A0123」)によりフロアBに搬入さ
れたことが、その日時と共に資産管理情報DB52に登
録される。
【0081】次に、IDカード20を所持しない者によ
り、資産10が運搬された場合の警報処理について説明
する。例えば、資産10とその運搬者(IDカード20
を所持しない者)とがゲート型検出装置30(フロア
A)を通過すると、ゲート型検出装置30(フロアA)
のセンサ部32は、運搬者(IDカード20を所持しな
い者)を感知し、リーダ部33は、ICメモリに記憶さ
れた情報を読み出す。そして、制御部35は、資産10
が、IDカード20を所持しない者により、フロアAか
ら「搬出」或いは「搬入」されたことを示す資産移動情
報を、資産管理サーバ50に送信する。
【0082】この場合、資産10の運搬者がIDカード
20を所持していないため、リーダ部33は、ユーザ識
別情報を読み出すことができない。従って、資産管理サ
ーバ50に送信される資産移動情報には、ユーザ識別情
報が含まれていない。つまり、資産10は、IDカード
20を所持しない者により、不正な移動(不正な持ち出
し、盗難等)をされたこととなる。一方、資産管理サー
バ50は、ゲート型検出装置30(フロアA)から、資
産移動情報を受信する。
【0083】資産管理サーバ50は、図6の処理を上述
したように開始し、受信した資産移動情報を移動日時情
報と共に記憶し(ステップS101)、資産10の運搬
者が、IDカード20所持者であるか否かを判別する
(ステップS102)。この場合、判別結果は、Noと
なり、フローはステップS105に進む。
【0084】資産管理サーバ50は、警報処理を実行す
る(ステップS105)。すなわち、制御部53は、通
信ネットワーク100を介しゲート型検出装置30(フ
ロアA)、及び、資産管理者用端末60に、警報情報を
送信する。
【0085】これにより、ゲート型検出装置30(フロ
アA)は、受信した警報情報に従って、例えば、資産1
0の不正持ち出し、盗難等の発生を周囲に報知するた
め、警告灯の発光(点灯)、アラーム音等を出力する。
また、資産管理者用端末60は、受信した警報情報に従
って、例えば、自己の備える表示部に資産10aの不正
持ち出し、盗難等の発生を示す情報を表示し、資産管理
者に通知する。この通知を受けて、資産管理者は、該当
する資産10について調査し、必要に応じて、例えば、
資産管理者用端末60を操作して、通信ネットワーク1
00を介し警備装置40に通報する(防犯情報等を送信
する)ことができる。
【0086】なお、IDカード20を所持していない者
が、ゲート型検出装置30を通過した場合、リーダ部3
3は、ユーザ識別情報を読み出すことができない。この
場合、ゲート型検出装置30は、例えば、不審者(ID
カード20を所持していない者)の存在を周囲に報知す
るため、警告灯の発光(点灯)、アラーム音等を出力す
るようにしてもよい。また、ゲート型検出装置30は、
資産管理者用端末60に不審者の存在を示す情報を送信
し、資産管理者に通知してもよい。
【0087】次に、IDカード20所持者であるが、資
産10の搬入・搬出が許可されていない者により、資産
10が運搬された場合のアラーム処理について説明す
る。例えば、資産10とその運搬者(IDカード20所
持者)とがゲート型検出装置30(フロアA)を通過す
ると、ゲート型検出装置30(フロアA)のセンサ部3
2は、運搬者(IDカード20所持者)を感知し、リー
ダ部33は、ICメモリに記憶された情報を読み出す。
そして、制御部35は、資産10が、IDカード20所
持者により、フロアAから「搬出」或いは「搬入」され
たことを示す資産移動情報を、資産管理サーバ50に送
信する。
【0088】この場合、資産10の運搬者(IDカード
20所持者)は、図5(a)に例示するような、運搬し
た資産10(資産管理番号)に対応する資産搬入・搬出
許可情報に登録されていない。つまり、運搬した資産1
0の搬入・搬出が許可されていない。従って、資産10
は、IDカード20所持者により、許可のない移動(不
正な移動等)をされたこととなる。一方、資産管理サー
バ50は、ゲート型検出装置30(フロアA)から、資
産移動情報を受信する。
【0089】資産管理サーバ50は、図6の処理を上述
したように開始し、受信した資産移動情報を移動日時情
報と共に記憶し(ステップS101)、資産10の運搬
者が、IDカード20所持者であると判別する(ステッ
プS102)。そして、資産管理サーバ50は、IDカ
ード20所持者が、資産10の搬入・搬出が許可されて
いるか否かを判別する(ステップS103)。この場
合、判別結果は、Noとなり、フローはステップS10
6に進む。
【0090】資産管理サーバ50は、アラーム処理を実
行する(ステップS106)。すなわち、制御部53
は、通信ネットワーク100を介し、ゲート型検出装置
30(フロアA)、及び、資産管理者用端末60に向け
て、アラーム情報を送信する。
【0091】これにより、ゲート型検出装置30は、受
信したアラーム情報に従って、例えば、資産10の不正
な移動等の発生を周囲に報知するため、警告灯を発光
(点灯)させる。また、資産管理者用端末60は、受信
したアラーム情報に従って、例えば、自己の備える表示
部に資産10の不正な移動等の発生を示す情報を表示
し、資産管理者に通知する。この通知を受けて、資産管
理者は、該当する資産10について調査する等の状況に
応じた対処をすることができる。
【0092】このように、上述した資産移動処理によ
り、資産10の移動(搬入・搬出)が行われた場合、資
産管理情報DB52に記憶された情報も自動的に更新さ
れる。つまり、資産10の移動と、資産10の移動に伴
う情報の更新が別々に行われることなく、同時に行われ
る。このため、頻繁に発生していた資産10の移動に関
する情報の更新漏れ、或いは、誤った情報更新等がなく
なり、資産管理システムは、資産10の移動に伴う情報
を、正確に更新することができる。つまり、正確な資産
管理を行うことができる。
【0093】また、上述した資産移動処理により、資産
10の不正な移動(不正な持ち出し、盗難、許可のない
運搬等)があった場合、警報処理、或いは、アラーム処
理が実行され、資産管理者や周囲に注意、警告等を促
す。この結果、資産管理システムは、資産10の不正持
ち出しや盗難を阻止することができる。
【0094】更に、正確な資産管理が行われることによ
り、速やかな資産の検査(実地棚卸し等)が可能とな
る。つまり、検査担当者は、モバイル型リーダ70を使
用して、固定資産の検査(実地棚卸し等)を行う。具体
的に説明すると、モバイル型リーダ70は、検査担当者
により操作され、各フロア内に搬入された資産10(資
産管理タグ)から資産情報を読み取る。そして、通信ネ
ットワーク100を介して、読み取った資産情報を資産
管理サーバ50に向けて送信する。そして、資産管理サ
ーバ50は、図5(d)に例示する資産保管情報と、モ
バイル型リーダ70から送られた実際に各フロアに保管
される資産情報とを比較して、固定資産の検査(実地棚
卸し等)を行う。なお、固定資産の検査(実地棚卸し
等)の結果、図5(d)に例示する資産保管情報と、実
際に各フロアに保管される資産情報とが相違している場
合、資産管理者は、相違している情報を検討し、資産保
管情報を管理者用端末60を操作して更新する。
【0095】この結果、検査担当者は、多くの時間を費
やしていた資産の検査(実地棚卸し等)を、モバイル型
リーダ70を使用することにより、速やかに行うことが
できる。
【0096】この発明は上記実施の形態に限定されず、
種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の
形態においては、ゲート型検出装置30を通過して、資
産10が搬出及び搬入されると、資産管理情報DB52
内の資産移動履歴情報が更新された。この資産移動履歴
情報の更新状態から、資産10の不正持ち出し、盗難等
の可能性を判別してもよい。
【0097】具体的には、資産10の搬出・搬入が正常
に行われると、図5(c)に例示するように、「搬出」
エリアと「搬入」エリアに所定の情報が登録される。し
かしながら、「搬出」エリアに情報が登録された後、所
定時間経過しても「搬入」エリアに情報が登録されない
場合(資産10が搬出されたままの場合)、不正持ち出
し等の可能性が判別される。
【0098】このため、例えば、定期的に、資産移動管
理情報の全レコードを、先頭から順にチェックする。つ
まり、資産管理サーバ50は、「搬出」エリアに情報が
登録されているが対応する「搬入」エリアの情報が未登
録であるレコードであり、且つ、「搬出」エリアの移動
日時と現在日時とが、所定時間以上経過したものを判別
・抽出する。資産管理サーバ50は、該当するレコード
を抽出すると、資産管理者用端末60に向けて、例え
ば、警告情報を送信する。そして、資産管理者用端末6
0は、受信した警告情報に従って、自己の備える表示部
に資産10の不正持ち出し、盗難等の可能性を示す情報
を表示し、資産管理者に通知する。
【0099】この通知を受けて、資産管理者は、該当す
る資産10について調査する(搬出した運搬者に確認す
る等)。その後、資産管理者は、必要に応じて、例え
ば、資産管理者用端末60を操作し、通信ネットワーク
100を介し警備装置40に通報する(防犯情報等を送
信する)ことができる。
【0100】上記実施の形態においては、ゲート型検出
装置30は、ビル(建物)内の各フロア出入口(フロア
A,フロアB,・・・)毎に設置したが、ビル(建物)
内の各フロア出入口だけでなく、ビルの出入口等に設置
してもよい。この場合、同一ビル内での資産10の移動
だけでなく、ゲート型検出装置30の設置された他のビ
ル等へ資産10を移動する場合においても、正確な資産
管理を行うことができる。
【0101】上記実施の形態においては、資産管理者用
端末60は、制御部53から警報情報を受信した場合
に、例えば、自己の備える表示部に資産10の不正持ち
出し、盗難等の発生を示す情報を表示し、資産管理者に
通知した。そして、資産管理者は、該当する資産10に
ついて調査し、必要に応じて、警備装置40に通報し
た。しかしながら、警備装置40への通報は、制御部5
3が警報情報を送信してから所定時間後に、自動的に通
報してもよい。また、警報情報を送信してから警備装置
40へ通報するまでの時間は任意であり、資産管理サー
バ50において、資産管理者により設定されるものとし
てもよい。
【0102】上記実施の形態においては、ゲート型検出
装置30は、資産10の不正な移動等が発生した場合、
警告灯の発光(点灯)、アラーム音等の出力にて警告を
発した。しかしながら、ゲート型検出装置30は、通信
ネットワーク100が使用できない状態においても、警
告灯の発光(点灯)、アラーム音等の出力にて警告を発
する機能を付加してもよい。すなわち、通信ネットワー
ク100が使用できない状態において、資産管理サーバ
50は、資産10の移動に伴う情報の更新(資産管理)
を行うことができないが、この場合、資産10の移動が
行われないよう警告を発することにより、資産10の不
正な持ち出しや盗難等を阻止することができる。
【0103】上記実施の形態においては、固定資産の検
査(実地棚卸し等)の結果、図5(d)に例示する資産
保管情報と、実際に各フロアに保管される資産情報とが
相違している場合、資産管理者によって相違している情
報が検討され、資産保管情報が更新された。しかしなが
ら、資産管理サーバ50は、モバイル型リーダ70から
送られた実際に各フロアに保管される資産情報に基づい
て、資産保管情報を自動更新してもよい。この場合、よ
り速やかな資産の検査(実地棚卸し等)が可能となる。
【0104】上記実施の形態においては、IDカード2
0(非接触型ICカード)を使用して資産10の運搬者
を識別したが、運搬者の識別方法は任意である。例え
ば、IDカード20の代わりに、ICメモリを搭載した
携帯電話等を運搬者に配布しても、同様に資産10の運
搬者を識別できるため、正確な資産管理を行うことがで
きる。
【0105】上記実施の形態においては、ゲート型検出
装置30のリーダ部33は、センサ部32による通過者
の感知に応答して、IDカード20等に内蔵されたIC
メモリから情報を読み出すよう説明しているが、これは
一例である。ゲート型検出装置30の通過を感知する対
象、感知する手法、ICメモリから情報を読み出す手
法、及び、感知と情報読み出しの順番等は任意であり、
例えば、ゲート型検出装置30の通過を感知する対象
は、資産10でもよい。
【0106】具体的に説明すると、運搬者を伴わず資産
10のみがゲート型検出装置30を通過した場合(資産
10の不正な移動)においても、センサ部32は運搬者
を感知することなく、資産10のみを感知する。この資
産10のみの感知により、ゲート型検出装置30は、例
えば、資産10の不正な移動を周囲に報知するため、警
告灯の発光(点灯)、アラーム音等を出力するようにし
てもよい。また、ゲート型検出装置30は、資産管理者
用端末60に資産10の不正な移動を示す情報を送信
し、資産管理者に通知してもよい。また、この資産10
のみの感知により、ゲート型検出装置30は、ユーザ識
別情報の含まれない資産移動情報を資産管理サーバ50
に送信してもよい。この場合、資産管理サーバ50は、
不正な移動を周囲に報知するため、上述した警告処理
(ステップS105)を実行することができる。
【0107】なお、この発明の実施の形態にかかる資産
管理システムは、専用の装置によらず、通常のコンピュ
ータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネット
ワークカード等を備えたコンピュータに上述のいずれか
を実行するためのプログラムを格納した媒体(フレキシ
ブルディスク、CD−ROM等)から当該プログラムを
インストールすることにより、上述の処理を実行する資
産管理システムを構成することができる。
【0108】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信
ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよ
い。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BB
S)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを
介して搬送波に重畳して配信する。そして、このプログ
ラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーション
プログラムと同様に実行することにより、上述の処理を
実行することができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正確な資産管理を行う資産管理システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る資産管理システムの
構成の一例を示すブロック図である。
【図2】ゲート型検出装置の構成の一例を示すブロック
図である。
【図3】ゲート型検出装置が送信する資産移動情報の一
例を示す模式図である。
【図4】資産管理サーバの構成の一例を示すブロック図
である。
【図5】資産管理情報DBに記憶される情報の一例を示
す模式図であって、(a)が資産搬入・搬出許可情報で
あり、(b)がゲート情報であり、(c)が資産移動履
歴情報であり、(d)が資産保管情報である。
【図6】本発明の実施の形態に係る資産移動処理を説明
するためのフローチャートである。
【図7】資産管理情報DBに記憶される情報の一例を示
す模式図であって、(a)が資産移動履歴情報であり、
(b)が資産保管情報である。
【図8】資産管理情報DBに記憶される情報の一例を示
す模式図であって、(a)が資産移動履歴情報であり、
(b)が資産保管情報である。
【符号の説明】
10 資産 20 IDカード 30 ゲート型検出装置 31 通信部 32 センサ部 33 リーダ部 34 アラーム部 35 制御部 40 警備装置 50 資産管理サーバ 51 通信部 52 資産管理情報DB 53 制御部 60 資産管理者用端末 70 モバイル型リーダ 100 通信ネットワーク

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有形の資産が保管及び管理される区域単位
    に配置された複数のゲート装置と、資産管理サーバと
    が、ネットワークを介して接続された資産管理システム
    であって、 前記資産には、それぞれ該資産を特定するための資産識
    別情報が割り当てられており、 前記ゲート装置は、 ゲート装置を通過する資産の資産識別情報を検出する検
    出手段と、 前記検出手段が検出した、ゲート装置を通過する資産の
    資産識別情報を、前記資産管理サーバに送信するゲート
    側送信手段と、を備え、 前記資産管理サーバは、 各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管情報
    を記憶する記憶手段と、 前記ゲート装置の前記ゲート側送信手段から送信された
    資産識別情報を受信するサーバ側受信手段と、 前記サーバ側受信手段が受信した資産識別情報に従っ
    て、前記記憶手段が記憶する資産保管情報を更新する更
    新手段と、を備える、ことを特徴とする資産管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記検出手段は、ゲート装置を通過する資
    産の資産識別情報と該ゲート装置に対応する管理区域へ
    の該資産の出と入の別とを検出し、 前記ゲート側送信手段は、前記検出手段が検出した資産
    識別情報と前記資産の出入りの別を示す出入情報とを、
    前記資産管理サーバに送信し、 前記サーバ側受信手段は、前記ゲート装置の前記ゲート
    側送信手段から送信された資産識別情報と出入情報とを
    受信し、 前記更新手段は、受信した資産識別情報が示す資産につ
    いて、出入情報が資産の入を示しているときには、受信
    した資産識別情報で特定される資産と資産識別情報を送
    信したゲート装置に対応する管理区域とを対応付けるよ
    うに前記記憶手段の記憶内容を更新する手段と、受信し
    た資産識別情報が示す資産について、出入情報が資産の
    出を示しているときには、受信した資産識別情報と対応
    する管理区域との対応関係を解除するように、前記記憶
    手段の記憶内容を更新する手段と、の少なくとも一方を
    備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の資産管理システム。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、ゲート装置を通過する資
    産の資産識別情報と共に該資産を運搬する運搬者の運搬
    者識別情報を検出し、 前記ゲート側送信手段は、前記検出手段が検出した資産
    識別情報と運搬者識別情報とを、前記資産管理サーバに
    送信し、 前記サーバ側受信手段は、前記ゲート装置の前記ゲート
    側送信手段から送信された資産識別情報と運搬者識別情
    報とを受信し、 前記更新手段は、資産と保管区域と該保管区域への該資
    産の運搬者とを対応付けるように前記記憶手段の記憶内
    容を更新する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の資産管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記資産管理サーバは、 各資産の資産識別情報を読み取って送信する端末により
    読み出されて送信される、各区域に実際に保管されてい
    る資産の資産識別情報を受信する資産識別情報受信手段
    と、 前記記憶手段に記憶されている資産保管情報と、前記資
    産識別情報受信手段により受信した資産識別情報とを比
    較し、前記記憶手段に記憶されている資産保管情報と資
    産の現実の配置との差異を判別して、報知することによ
    り棚卸しに寄与する棚卸し手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか
    1項に記載の資産管理システム。
  5. 【請求項5】各資産には識別情報が格納されたICメモ
    リが取り付けられており、 前記検出手段は、各資産に取り付けられているICメモ
    リに記憶された資産識別情報を非接触にて検出する、 ことを特徴とする請求項1に記載の資産管理システム。
  6. 【請求項6】各運搬者は識別情報が格納されたICメモ
    リを携帯しており、 前記検出手段は、各運搬者が携帯しているICメモリに
    記憶された運搬者識別情報を非接触にて検出する、 ことを特徴とする請求項3に記載の資産管理システム。
  7. 【請求項7】前記資産管理サーバは、 資産の運搬を許可された者を特定するための許可情報を
    記憶する許可情報記憶手段と、 前記サーバ側受信手段が受信した運搬者識別情報により
    特定される者が前記許可情報記憶手段に記憶されている
    か否かを判別することにより、運搬者が資産の移動を許
    可された者であるか否かを判別する移動許可判別手段
    と、 前記移動許可判別手段によって、運搬者が資産移動許可
    者でないと判別された場合、前記ゲート装置に向けて警
    告情報を送信する警告情報送信手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項3又は6に記載の
    資産管理システム。
  8. 【請求項8】前記ゲート装置は、 前記資産管理サーバの前記警告情報送信手段により送信
    された警告情報を受信する警告情報受信手段と、 前記警告情報受信手段により受信した警告情報に従っ
    て、資産の不正な移動を報知する報知手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の資産管
    理システム。
  9. 【請求項9】ネットワークに接続可能で、有形の資産が
    保管及び管理される区域単位に配置されるゲート装置で
    あって、 該ゲート装置を通過する資産と該資産の移動方向を検出
    する検出手段と、 前記検出手段による検出に応答して、該ゲート装置を通
    過する資産を特定する情報と、該資産の移動方向を示す
    情報と、を含む資産移動情報を生成する情報生成手段
    と、 前記情報生成手段により生成された資産移動情報を、資
    産管理用のサーバにネットワークを介して送信する送信
    手段と、 を備えることを特徴とするゲート装置。
  10. 【請求項10】各資産には資産識別情報が格納されたI
    Cメモリが取り付けられており、 前記検出手段は、各資産に取り付けられているICメモ
    リに格納された資産識別情報を、非接触にて読み出す、 ことを特徴とする請求項9に記載のゲート装置。
  11. 【請求項11】前記資産の運搬者を判別し、判別結果に
    基づいて、該資産の運搬者を特定する手段をさらに備
    え、 前記情報生成手段は、前記資産を特定する情報と、資産
    の移動方向を示す情報と、該資産の運搬者を特定する情
    報と、を含む資産移動情報を生成する、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載のゲート装
    置。
  12. 【請求項12】前記検出手段が、資産の移動を検出し、
    前記判別手段が該資産の運搬者を特定できない場合、又
    は、特定した運搬者がその資産を移動する権限を有して
    いない場合に、警告を発する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載のゲート装
    置。
  13. 【請求項13】有形の資産が保管及び管理される区域単
    位に配置された複数のゲート装置に、 ネットワークを介して接続される資産管理サーバであっ
    て、 各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管情報
    を記憶する記憶手段と、 ゲート装置から送信された資産移動情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信した資産移動情報に従って、前
    記記憶手段が記憶する資産保管情報を更新する更新手段
    と、 を備えることを特徴とする資産管理サーバ。
  14. 【請求項14】前記資産移動情報は、該資産移動情報を
    送信したゲート装置の配置された区域を識別する識別情
    報と、該ゲート装置を通過した資産の該ゲート装置の配
    置された区域への出と入の別を示す出入情報と、該ゲー
    ト装置を通過した資産の資産識別情報及び該資産を運搬
    する運搬者の運搬者識別情報と、を含み、 前記更新手段は、前記資産識別情報が示す資産につい
    て、前記出入情報が資産の入を示している場合には、前
    記資産識別情報が示す資産と、前記運搬者識別情報と、
    前記ゲート装置の配置された区域を識別する識別情報と
    が示す区域と、を対応付けるように前記記憶手段の記憶
    内容を更新する手段と、前記資産識別情報が示す資産に
    ついて、前記出入情報が資産の出を示している場合に
    は、前記資産識別情報が示す資産と、前記ゲート装置の
    配置された区域を識別する識別情報とが示す区域との対
    応関係を解除するように、前記記憶手段の記憶内容を更
    新する手段と、の少なくとも一方を備える、 ことを特徴とする請求項13に記載の資産管理サーバ。
  15. 【請求項15】各資産の資産識別情報を読み取って送信
    する端末により読み出されて送信される、各区域に実際
    に保管されている資産の資産識別情報を受信する資産識
    別情報受信手段と、 前記記憶手段に記憶されている資産保管情報と、前記資
    産識別情報受信手段により受信した資産識別情報とを比
    較し、前記記憶手段に記憶されている資産保管情報と資
    産の現実の配置との差異を判別して、報知することによ
    り棚卸しに寄与する棚卸し手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項13又は14に記
    載の資産管理サーバ。
  16. 【請求項16】有形の資産が保管及び管理される区域単
    位に配置された複数のゲート装置と、 資産管理サーバとが、ネットワークを介して接続された
    資産管理システムにおける資産管理方法であって、 前記資産には、それぞれ該資産を特定するための資産識
    別情報が割り当てられており、 前記ゲート装置は、 ゲート装置を通過する資産の資産識別情報を検出する検
    出ステップと、 前記検出ステップが検出した、ゲート装置を通過する資
    産の資産識別情報を、前記資産管理サーバに送信するゲ
    ート側送信ステップと、を備え、 前記資産管理サーバは、 各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管情報
    を所定の記憶部に格納する格納ステップと、 前記ゲート装置の前記ゲート側送信ステップから送信さ
    れた資産識別情報を受信するサーバ側受信ステップと、 前記サーバ側受信ステップが受信した資産識別情報に従
    って、前記格納ステップが記憶部に格納した資産保管情
    報を更新する更新ステップと、を備える、 ことを特徴とする資産管理方法。
  17. 【請求項17】有形の資産が保管及び管理される区域単
    位に配置された複数のゲート装置から送信されるゲート
    装置を通過する資産を特定するための資産識別情報を、
    ネットワークを介して受信するコンピュータであって、 各資産とその保管区域との関係を規定する資産保管情報
    を記憶する記憶手段、 前記ゲート装置から送信された資産識別情報を受信する
    サーバ側受信手段、 前記サーバ側受信手段が受信した資産識別情報に従っ
    て、前記記憶手段が記憶する資産保管情報を更新する更
    新手段、 として機能させるためのプログラム。
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