JP2003295368A - 集光器 - Google Patents

集光器

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JP2003295368A
JP2003295368A JP2002097802A JP2002097802A JP2003295368A JP 2003295368 A JP2003295368 A JP 2003295368A JP 2002097802 A JP2002097802 A JP 2002097802A JP 2002097802 A JP2002097802 A JP 2002097802A JP 2003295368 A JP2003295368 A JP 2003295368A
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JP2002097802A
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Takahiro Mitsumoto
孝博 三本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上を課題とする。 【解決手段】 板状体をその一端部から他端部にかけて
仮想円錐体の円錐面をほぼ一周するように湾曲させると
共に一端部と他端部の間に長穴状の隙間を生じるように
当該他端部を内側にずれ込ませた形状の集光管41を備
え、当該集光管41の内面に一様に光反射面が形成され
ると共に、隙間を光入射口45とし、仮想円錐体の底面
側となる端部を開放して,入射した光の反射光が出射さ
れる光出射口46とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集光器に係り、特
に放射線画像読取装置に組み込まれて使用され得る集光
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、病気診断等を目的として、X
線画像に代表される放射線画像が用いられている。この
ような放射線画像を得るための方式としては、被写体を
透過させた放射線を蛍光体層に照射して可視光を発生さ
せ、この可視光を銀塩フィルムに照射して現像する、い
わゆる放射線写真方式が挙げられる。
【0003】近年においては、この放射線写真方式に代
えて、輝尽性発光体を採用した放射線画像読取方式が提
案され、実用化されている。この方式においては、被写
体を透過させた放射線を輝尽性蛍光体シート(輝尽性蛍
光体)に照射して、被写体各部の放射線透過度に対応す
る放射線エネルギを蓄積記録させる。かかる記録済みの
輝尽性蛍光体シートはカセッテと呼ばれる筐体内に収納
され、必要に応じて保存される。
【0004】そして、この輝尽性蛍光体シートに記録さ
れた放射線画像を読みとる際には、放射線画像読取装置
を使用する。従来の放射線画像読取装置は、一般に、副
走査方向に搬送される輝尽性蛍光体シートに対して主走
査方向に輝尽励起光としてのレーザ光の照射を行うレー
ザユニットと、レーザ光の走査によって放出される蓄積
させた放射線エネルギとしての輝尽発光光を受光して光
電変換手段に伝える伝達手段と、伝達手段から伝えられ
る輝尽発光光を画像信号に変換する光電変換素子とを備
えている。そして、この放射線画像読取装置は、伝達手
段として主走査方向に沿ったライン状に発光する輝尽発
光光を受光する長方形状の受光端面及び同形状の出射端
面を備えた導光板が使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放射線画像読取装置に使用される伝達手段は、ライ
ン状の輝尽発光光をそのままライン状に出力する導光板
であるため、フォトマルチプライヤ等からなる光電変換
素子を使用する場合、かかるライン状の輝尽発光光を受
光可能な特殊仕様のフォトマルチプライヤを使用しなけ
ればならなかった。このような特殊仕様のフォトマルチ
プライヤは非常に高価であることから、放射線画像読取
装置全体の生産コストを上昇させると共に希少な素子を
使用しなければならいことから生産性の低下をも引き起
こす原因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、板状体をその一端部から他
端部にかけて仮想円錐体の円錐面をほぼ一周するように
湾曲させると共に一端部と他端部の間に長穴状の隙間を
生じるように当該他端部を内側にずれ込ませた形状の集
光管を備え、当該集光管の内面に一様に光反射面が形成
されると共に、隙間を光入射口とし、仮想円錐体の底面
側となる端部を開放して,入射した光の反射光が出射さ
れる光出射口とする、という構成を採っている。
【0007】上記構成からなる集光器は、ライン状の光
を光入射口から入射すると、まずその内面に反射する。
かかる内面は仮想円錐体に沿って湾曲しているので、一
以上複数回反射を繰り返すと、その都度,当該仮想円錐
体の頂角に従ってその底面側よりに方向修正されて反射
される。従って、ライン状の輝尽発光光が入射すると、
ラインの全幅で進行していた輝尽発光光が反射回数に応
じて徐々にその幅を狭め、最終的に仮想円錐体の底面側
となる集光管の端部から出射されるため、もはやフォト
マルチプライヤのような光電変換素子で受光するに際し
て、幅の大きなライン状の受光面は不要となり、せいぜ
い集光管の端部である略円形の範囲で受光可能なフォト
マルチプライヤ或いはフォトマルチプライヤと一般的な
反射板との組み合わせの構成で十分に輝尽発光光の受光
が実現する。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様の構成を備えると共に、集光管は、第一の仮想
円錐体の円錐面に沿って湾曲し,その内面を反射面とす
る第一の管壁と、第一の仮想円錐体よりも小径な第二の
仮想円錐体の円錐面に沿って湾曲し,その内面を反射面
とする第二の管壁とを有し、第一の管壁の円周方向終端
部を第二の管壁の円周方向始端部に連結し、第二の管壁
の終端部と第一の管壁の内面との間に隙間を設ける、と
いう構成を採っている。
【0009】上記構成では、集光管の内側の反射面が底
面径の大きさが異なる二種類の仮想円錐の円錐面に沿っ
て湾曲している。この場合も、上記請求項1記載の発明
と同様に、入射したライン状の光はその幅を狭めた状態
で光り出射口から出射される。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明と同様の構成を備えると共に、第一の管壁を、第一の
仮想円錐体の円錐面に沿って湾曲した板状体であって,
第一の仮想円錐体の中心線を中心とする所定の角度範囲
に沿って区画された第一の長尺板状体を複数並べて構成
し、第二の管壁を、第二の仮想円錐体の円錐面に沿って
湾曲した板状体であって,第二の仮想円錐体の中心線を
中心とする所定の角度範囲に沿って区画された第二の長
尺板状体を複数並べて構成した、という構成を採ってい
る。
【0011】上記構成では、第一の管壁を、同じ部材で
ある第一の長尺板状体を複数並べて構成し、第二の管壁
を、同じ部材である第二の長尺板状体を複数並べて構成
ている。これにより、二種の円錐面に沿った集光管が二
種類の部材によって組み上げられる。組み上げられた後
の使用動作については請求項2記載の発明と同様であ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明と同様の構成を備えると共に、各長尺板状体は、その
内面の曲率円の円周方向一端部に当該円周方向に向かっ
て突設された周方向凸部と、円周方向他端部に当該円周
方向に向かって窪んで形成された周方向凸部挿入用の周
方向凹部と、その外面上に曲率円の半径方向に向かって
突設された半径方向凸部とを備えている。さらに、集光
管をその外側から保持して一体化状態を維持させる保持
枠体を備えると共に、この保持枠体の各長尺板状体の半
径方向凸部に相対する各部位に、当該半径方向凸部を挿
入可能な間隙を有する保持部を設ける、という構成を採
っている。
【0013】上記構成によれば、各長尺板状体の相互間
は周方向凸部と周方向凹部との嵌合により連結され、各
長尺板状体の保持枠体への装着は半径方向凸部を間隙経
挿入することにより連結される。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明と同様の構成を備えると共に、各保持部は、間隙を挟
んで,半径方向凸部の曲率円の円周方向の少なくとも一
方の側に、半径方向凸部を挿入する方向に弾性的な抗力
を生じながら退避可能な凸部押さえを有する、という構
成を採っている。
【0015】上記構成では、既に装着された長尺板状体
の周方向凸部又は凹部に対して新たに装着しようとする
長尺板状体の周方向凹部又は凸部に嵌合させつつ当該嵌
合部を支点として回動させるように半径方向凸部を保持
体の間隙に装着する。すると、半径方向凸部が間隙の手
前で凸部押さえに当接する。しかし、凸部押さえは、半
径方向凸部を挿入する方向に弾性的な抗力を生じながら
退避可能であるため、当該弾性的な効力に抗して半径方
向凸部を押し込むことにより凸部押さえが邪魔にならな
い位置まで退避を行い、半径方向凸部の間隙への挿入が
完了する。そして、凸部押さえは弾性により再び元の位
置に復帰する。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明と同様の構成を備えると共に、第一及び第二の
長尺板状体はいずれも、その外面である湾曲面上に保持
枠体による保持を行うための位置決め用突起を備えてい
る、という構成を採っている。かかる構成では、各長尺
板状体がその位置決め用突起により保持枠体に対して保
持される位置が特定される。従って、その特定位置とな
るように各長尺板状体の半径方向凸部を保持枠体の保持
部の間隙に挿入する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項4,5又は
6記載の発明と同様の構成を備えると共に、第二の管壁
の終端部が第一の管壁の始端部近傍となる配置とし、第
二の管壁の終端部となる第二の長尺板状体についての
み、その外面である湾曲面上から突出する全ての構成を
除去すると共に、隣接する他の第二の管壁側に延設され
た係止部を有し、この係止部を終端部となる第二の長尺
板状体の板厚よりも薄く設定し、少なくとも隣接する第
二の長尺板状体の係止部に対応する位置に当該係止部を
はめ込み可能の被係止凹部を設けた、という構成を採っ
ている。
【0018】上記構成では、第二の管壁の終端部となる
第二の長尺板状体についてのみ外側面上に突起物のない
長尺板状体を装着することとしている。上記構成では、
当該長尺板状体に設けられた係止部を、隣接する通常の
第二の長尺板状体に設けられた被係止凹部にはめ込むこ
とでかかる長尺板状体の装着を図っている。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項4,5,
6,7,8又は9記載の発明と同様の構成を備えると共
に、保持枠体は、集光管に対して外部からの光を伝える
部材を光入射口に案内するガイド面を有し、保持枠体に
終端部となる第二の長尺板状体が保持されたときにガイ
ド面とほぼ同一平面上となる傾斜平面を,当該第二の長
尺板状体の外面であってその終端側に設けた、という構
成を採っている。
【0020】集光器に外部光を導く素材として導光板や
ファイバを束ねた部材が使用される。保持枠体は集光管
を周囲から保持するが、光入射口を塞がないように光入
射口位置に対応して導光板等を挟んだ二つのガイド面を
備えるガイド路を設けている。従って、第二の長尺板状
体の外面であってその終端側に一方のガイド面とほぼ同
一平面上となる傾斜平面を設けることで、導光板等が装
着される際に上記傾斜平面が導光板等と面で接触し、遮
光性を維持する。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の発明と同様の構成を備えると共に、終端部となる第
二の長尺板状体の終端側の端面を,内面と鈍角を成す方
向に傾斜した平面とし、端面と内面との境界が丸みを帯
びることなく直線状の境界線が現れるように形成した、
という構成を採っている。
【0022】上記構成により、光入射口から入射した光
が内面を繰り返し反射する際に、上記端面に反射した部
分のみがゆがみを生じることが回避される。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項4,5,
6,7,8又は9記載の発明と同様の構成を備えると共
に、各長尺板状体を、それぞれが対応する仮想円錐体の
中心線に対する垂直面に沿って二つ以上に分割すると共
に、二つ以上に分割された各長尺板状体は、それぞれ周
方向凸部と周方向凹部と半径方向凸部とを有し、保持枠
体を、分割数と同数設けた、という構成を採っている。
【0024】かかる構成では、第一、第二、又は外側面
上に突起物のない長尺板状体がいずれも同数に分割さ
れ、これらは各々が保持枠体に保持される。従って、集
光管を各長尺板状体により組み上げた状態から分割した
状態を形成することができる。このように各長尺板状体
を分割可能とするのは、反射面の形成にための金属蒸着
が、各長尺板状体が大きすぎると均一に行うことができ
ないという事情による。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項4,5,
6,7,8,9又は10記載の発明と同様の構成を備え
ると共に、保持枠体は、保持を行う各長尺板状体の少な
くとも長手方向両端部近傍で保持を行うと共に、平面上
に据え置き可能とする脚部を備える、という構成を採っ
ている。
【0026】かかる構成では、据え置きに適した保持枠
体を備えることから、例えば発明の構成を他の装置(放
射線画像読取装置等)に組み込む際にもスペースさえ確
保できれば特殊な設計や部材を必要とすることなく実行
が可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図1
7に基づいて説明する。本実施形態は、カセッテ1に格
納された輝尽性蛍光体シートに記録された放射線画像の
読取を行う放射線画像読取装置100に集光器40を適
用した例を示しており、図1は放射線画像読取装置10
0の概略構成を示す説明図を示す。
【0028】(カセッテの構造)まず、放射線画像読取
装置で使用されるカセッテ1の構造を説明する。カセッ
テ1は、分離可能なフロント板とバック板とにより構成
され、輝尽性蛍光体シートはこれらに内包された状態で
保持される。このカセッテ1は、撮影時や搬送時におい
て輝尽性蛍光体シートを保護するとともに、撮影後に輝
尽性蛍光体シートに光が照射されて蓄積された画像情報
が消滅するのを防止するように機能する。また、輝尽性
蛍光体シートはバック板に保持されており、その読取時
には予めバック板からフロント板が分離される。そし
て、バック板の裏面に貼着されたステンレス製の薄板が
後述する副走査手段2の磁石5に吸着されて読取位置に
搬送される。
【0029】なお、このカセッテ1は、JIS規格によ
り、その長さ,横幅,厚さの各寸法値が個別に定められ
た複数種類のものが存在する。
【0030】(放射線画像読取装置の全体構成)次に、
本実施の形態に係る放射線画像読取システムで使用され
る放射線画像読取装置100の構成について説明する。
放射線画像読取装置100は、カセッテ挿入口3から挿
入されたカセッテ1を回動搬送部6に渡すと共に,読取
済みのカセッテ1を回動搬送部6から受け取ってカセッ
テ排出口から排出するカセッテ搬送機構10と、カセッ
テ搬送機構10と後述する副走査部2との間でカセッテ
1を保持した状態で回動し搬送を行う回動搬送部6と、
この回動搬送部6によって搬送されたカセッテ1を上下
方向に移動させる副走査部2と、カセッテ1内の輝尽性
蛍光体シートに蓄積された画像情報を読み取る読取手段
7と、読み取りを終えた画像情報を消去する消去手段8
と、が備えられている。なお、回動搬送部6と副走査部
2とは、同一の基板9上に設けられている。
【0031】(カセッテ搬送機構の構成)図1に示すよ
うに、カセッテ搬送機構10は、そのカセッテ挿入側に
おいて、略上方を向いて形成されたカセッテ挿入口3
と、カセッテ1を回動搬送部6まで送る挿入ローラ3b
と、略上方を向いて形成されたカセッテ排出口4と、回
動搬送部6からカセッテ排出口4を介してカセッテ1を
装置外部を繰り出す排出ローラ4aと、排出されたカセ
ッテ1をストックするスタッカ4bとを備えている。
【0032】(回動搬送部)図1に示すように、回動搬
送部6は、カセッテ挿入口3から挿入されたカセッテ1
を受け取って保持し、後述する副走査部2へとカセッテ
1を搬送するように機能するものである。回動搬送部6
は、回動軸12を有し、この回動軸12を回動中心とし
て、少なくとも点線aから点線cの範囲(角度θの範
囲)を自由に回動可能とされる。
【0033】また、回動搬送部6は、挿入ローラ3bに
よって装置本体2の内部に搬送されたカセッテ1を受け
取る受け台13と、受け台13によって受け取られたカ
セッテ1の下向きの面を支持するガイド部14と、を備
えている。受け台13は、ガイド部14に沿って上下方
向に移動可能に設けられている。
【0034】(副走査部)図1に示すように、副走査部
2は、副走査レール15、副走査移動板16および磁石
5から構成され、回動搬送部6によって搬送されたカセ
ッテ1を上下方向(副走査方向)に往復運動させるもの
である。副走査移動板16は、図示していない駆動手段
によって副走査レール15上を上下に移動可能とされ
る。
【0035】副走査部2の磁石5は、カセッテ1を吸着
させて保持する吸着保持手段である。磁石5は、副走査
移動板16に一体的に設けられているため、図示しない
駆動手段によって、上下方向(副走査方向)に移動可能
とされる。カセッテ1は、この磁石5に吸着保持された
状態で、駆動手段によって上下方向に往復運動するよう
に搬送されることとなる。
【0036】(読取手段)図1に示すように、読取手段
7は、レーザ走査ユニット17、光ガイド18、集光器
40、光電変換手段などから構成される。レーザ走査ユ
ニット17は、輝尽性蛍光体シートにレーザ光(励起
光)を照射するものであり、このレーザ光の作用によっ
て、輝尽性蛍光体シートに蓄積された放射線エネルギに
比例した輝尽発光光(画像情報)が放出される。光ガイ
ド18は、放出された輝尽発光光を集光器40に導くも
のである。集光器40は、光電変換手段としてのフォト
マルチプライヤ19が併設され、集光された輝尽発光光
を電気信号に変換するように機能する。
【0037】上記レーザ走査ユニット17は、副走査部
2により副走査方向に搬送される輝尽性蛍光体シートに
対して逐次、主走査方向に沿ってレーザ光の照射を行
う。これにより、輝尽性蛍光体シートは、主走査方向に
沿ったライン状の輝尽発光光を逐次発光し、これが光ガ
イド18の先端部に入射する。
【0038】光ガイド18は、その先端部を搬送される
輝尽性蛍光体シートに向けた状態で基端部を集光器40
に装着支持されている。かかる光ガイド18は、アクリ
ル等の導光性材料からなる導光板を成形して作られたも
のであり、その先端部に有する入射端面から基端部側に
有する出射端面までは一様に長方形状に形成されてい
る。そしてその長手方向幅は、放射線画像読取装置10
0で対象とする最も大きなサイズの輝尽性蛍光体シート
の横幅とほぼ等しく設定されている。
【0039】(集光器)次に、集光器40について図2
乃至図15に基づいて詳細に説明する。図2は集光器4
0及びフォトマルチプライヤ19を図1における上方か
ら見た説明図,図3は集光器40の集光管41の形状説
明図,図4は集光器40の主要な構成のみを示す斜視図
である。
【0040】上記集光器40は、光ガイド18からのラ
イン状の輝尽発光光をフォトマルチプライヤ19に伝送
する集光管41と、集光管41をその外側から保持して
一体化状態を維持させる保持枠体42と、集光管41の
フォトマルチプライヤ19装着側とは逆の端部に設けら
れた反射部材43とを備えている。また、符号44は集
光器40を格納するケーシングである。
【0041】上記集光管41は図3に示すように、全体
的には、厚さ一様な板状体をその一端部から他端部にか
けて仮想円錐体の円錐面をほぼ一周するように湾曲させ
ると共に板状体の一端部と他端部の間に長穴状の隙間を
生じるように当該他端部を内側にずれ込ませた形状に設
定されている(なお、かかる説明は、集光管41の全体
的な形状の説明であって、集光管41は実際には一枚板
ではなく、後述する複数の第一の長尺板状体49,第二
の長尺板状体50及び光入射口用長尺板状体51から構
成されている)。
【0042】上記集光管41の内面には一様に光反射面
が形成されており、上述した隙間には光ガイド18の基
端部が装着される。即ち、集光管41の長手方向幅は光
ガイド18の出射端面の幅と等しく設定されており、上
記隙間を光ガイド18からの輝尽発光光の光入射口45
としている。
【0043】さらに、集光管41は、板状体がその一端
部から他端部にかけて仮想円錐体の円錐面をほぼ一周す
るように湾曲した上で当該板状体の他端部を内側にずれ
込ませた形状となっていることから、集光管41の一端
部は他端部と比較して広く開口している(集光管41の
一端部と他端部という場合には図2に示す集光管41の
左端部と右端部のことを示す。また、板状体の一端部と
他端部とは光入射部45の上部と下部とを示す)。この
集光管41の広く開口した端部は、光入射口45から内
部に侵入した輝尽発光光が内面に反射されて出射する光
出射口46となる。かかる光出射口46には、伝送枠体
41の内部に隙間光が侵入しない密着状態でフォトマル
チプライヤ19が受光面を向けて装備されている。
【0044】また、集光管41の狭く開口している端部
には前述した平板状の反射部材43が隙間光の侵入しな
い密着状態で保持枠体42に保持されている。また、こ
の反射部材43は、集光管41の端部と相対する部位が
集光管41の内面とほぼ等しい反射率の反射面となって
いる。
【0045】集光管41は、上記構造のため、光入射口
45から内部に順次侵入するライン状の輝尽発光光が内
面で反射を繰り返しながら光出射口46側に移動し、順
次,輝尽発光光のラインの一端部からフォトマルチプラ
イヤ19の受光面に入射する。フォトマルチプライヤ1
9は一走査分の輝尽発光光が逐次入力されて、これに応
じた電気信号を出力する。従って最終的には輝尽性蛍光
体シート全面の記録画像が電気信号に変換される。
【0046】集光管41の概略構造は上述の通りである
が、当該集光管41は、その生産の実現性及び生産性の
向上のための要請から、以下に説明するさらなる詳細な
構成を採っている。即ち、図3に示すように、集光管4
1は、厳密には、第一の仮想円錐体の円錐面に沿って湾
曲している第一の管壁47と、この第一の仮想円錐体よ
りも小径な第二の仮想円錐体の円錐面に沿って湾曲して
いる第二の管壁48とから構成されている。そして、第
一の管壁47の円周方向終端部(反時計回転方向におけ
る終端部,以下「始端部」,「終端部」という場合には
反時計回転方向における始端部及び終端部を意味するも
のとする)と第二の管壁48の円周方向始端部とが一体
的に連結されている。
【0047】上述した第一の仮想円錐体と第二の仮想円
錐体とは、図には現れないが各々の底面半径R1,R2
がR1>R2の関係にあり、各仮想円錐体の頂角は等し
く設定されている。また、第一の仮想円錐体の中心線C
1と第二の仮想円錐体の中心線C2とが(R1−R2)
の間隔で離間しつつ平行となるように第一の管壁47と
第二の管壁48とを配置することで、第一の管壁47の
円周方向終端部と第二の管壁48の円周方向始端部とを
一致させて一体化させることができる。さらに、第一の
管壁47は円周方向始端部から終端部までが第一の仮想
円錐体の180度の範囲に相当し、第二の管壁48は円
周方向始端部から終端部までが第二の仮想円錐体の18
0度の範囲に相当することから、第一の管壁47の円周
方向始端部と第二の管壁48の円周方向終端部とにより
構成される光入射部45の隙間間隔が(R1−R2)の
2倍に設定される。また、第一及び第二の管壁47,4
8は、いずれも仮想円錐体に沿って湾曲しているので、
その中心線C1,C2の方向における一端部の半径R
1,R2と他端部との半径r1,r2は、R1>r1,
R2>r2となる。
【0048】さらに、図4に示すように、第一の管壁4
7は、第一の仮想円錐体の円錐面に沿って湾曲した板状
体であって,第一の仮想円錐体の中心線C1を中心とす
る30度の範囲に沿って区画された第一の長尺板状体4
9を六枚並べて構成されている。また、第二の管壁48
は、第二の仮想円錐体の円錐面に沿って湾曲した板状体
であって,第二の仮想円錐体の中心線C2を中心とする
30度の範囲に沿って区画された第二の長尺板状体50
を五枚並べると共に、その終端部に、光入射口用長尺板
状体51を一枚並べて構成されている。
【0049】図5は、第二の長尺板状体50の正面及び
両側面を示す説明図,図6は図5におけるX−X線に沿
った断面図,図7は図5におけるY−Y線に沿った断面
図である。図5の如く、第二の長尺板状体50は、その
内面の曲率円の円周方向一端部(図5の上端部)側の端
面上で当該円周方向に向かって突設された周方向凸部5
2と、円周方向他端部(図5における下端部)側の端面
に当該円周方向に向かって窪んで形成された周方向凸部
挿入用の周方向凹部53と、その外面上に曲率円の半径
方向(図6,7における左側)に向かって突設された半
径方向凸部54と、後述する光入射口用長尺板状体51
の係止部58をはめ込み可能の被係止凹部55を備えて
いる。
【0050】また、符号57,91は、保持枠体42に
第二の長尺板状体50を取り付ける際の位置決め用突起
である。保持枠体42は後述する二つの対向壁面に設け
た貫通穴により集光管41の一端部と他端部を保持す
る。従って、それぞれの対向壁を位置決め用突起57と
91とで挟むようにして位置決めを行う。なお、本実施
形態では集光管41の両端部に位置決め用突起57,9
1を設けているが、いずれか一端部側のみについて位置
決め用突起57,91を設ける構成としても良い。素オ
ン場合、片側端部のみで位置決めが行われるので、より
生産性の向上を図ることができる。
【0051】上記周方向凸部52は第二の長尺板状体5
0の長手方向両端部を除きほぼ全長に渡って形成されて
いる。また、周方向凹部53は周方向凸部52が挿入さ
れる構造上、ほぼ同様の範囲に渡って形成されている。
つまり、互いに隣接する一方の第二の長尺板状体50の
周方向凸部52が他方の第二の長尺板状体50の周方向
凹部53に挿入されることにより、相互の連結を図って
いる。
【0052】半径方向凸部54は、第二の長尺板状体5
0の全長に渡って形成されている。この半径方向凸部5
4は保持枠体42に第二の長尺板状体50を取り付ける
際に使用される。
【0053】被係止凹部55は図7に示すように、第二
の長尺板状体50の外面上において、光入射口用長尺板
状体51の係止部58に対応する位置に設けられると共
に当該係止部58がはめ込み可能な形状で窪んでいる。
また、被係止用凹部55における半径方向凸部54寄り
の位置には、さらに段を設けて深く落ち窪んだ有底穴5
6が形成されており、第二の長尺板状体51の係止部5
8の先端に設けられたかえし爪59が係止される。
【0054】なお、第一の長尺板状体49は、その内面
の曲率半径が異なる点と被係止用凹部55及び有底穴5
6が設けられていない点を除くと、第二の長尺板状体5
0と同様の構造を備えている。従って、第一の長尺板状
体49の説明は省略するものとする。なお、第一の長尺
板状体49には第二の長尺板状体50と同一寸法の周方
向凸部と周方向凹部とを備えている。従って、第一の管
壁47と第二の管壁48との境界にあっても、相互の周
方向凸部と周方向凹部とを有効に嵌合させることが可能
である。
【0055】次に、光入射口用長尺板状体51を図8及
び図15により説明する。この光入射口用長尺板状体5
1は、その角度範囲が30度である点と内面の曲率半径
については第二の長尺板状体50と等しく設定されてい
る。また、この光入射口用長尺板状体51は、集光管4
1の光入射口45となる位置に配設されると共に、光入
射口45は光ガイド18の基端部が挿入状態で装備され
る。従って、光入射口用長尺板状体51の外面上には、
光ガイド18の挿入の妨げ或いは隙間の発生の原因とな
る突出する構成は全て排除されている。かかる事情によ
り、光入射口用長尺板状体51の外面上には半径方向凸
部54を設けることができないので、代わりに、隣接す
る第二の管壁50側に延設された係止部58を長手方向
両端部に有している。また、他の長尺板状体50と同一
の周方向凸部91は隣接する他の長尺板状体側に設けら
れている。
【0056】かかる係止部58は、その外面側が光入射
口用長尺板状体51の外面と同一の湾曲面上となるよう
に形成されており、またその厚さは、第二の長尺板状体
50の板厚よりも薄く設定されている。これは前述した
ように、第二の長尺板状体50側に係止部58をはめ込
み可能な被係止用凹部55を設けるためである。さら
に、係止部58の先端部には、光入射口用長尺板状体5
1の厚さ方向深部に向かって突出したかえし爪59が設
けられている。かかるかえし爪59は、前述した第二の
長尺板状体50の被係止用凹部55に設けられた有底穴
56による段差に係止されることになる。
【0057】かかる係止部58と上述した周方向凸部9
1とが隣接する第二の長尺板状体50の被係止用凹部5
5と周方向凹部53とに係合することで、光入射口用長
尺板状体51は有効に保持される。また、この光入射口
用長尺板状体51については、係止部58と被係止用凹
部55との間を接着により固定しても良い。第一の長尺
板状体49及び第二の長尺板状体50は、保持枠体42
に対して接着剤等を使用しないで固定可能な構造を備え
ているが、これは、集光管41の内面に接着剤がはみ出
して輝尽発光光の反射に悪影響を及ぼすことを避けるた
めである。この光入射口用長尺板状体51の係止部58
及び第二の長尺板状体50の被係止用凹部55はいずれ
も集光管の外面に位置する構成のため、接着剤のはみ出
しの影響を受けにくいからである。
【0058】さらに、図15に示すように、光入射口用
長尺板状体51の外面であって終端部側には、保持枠体
42のガイド面42aと同一平面上となる傾斜面51b
が形成されている。上記ガイド面42aは、保持枠体4
2に設けられた,光ガイド18を通すためのガイド路7
0の上下のガイド面の一方の面である。このガイド面4
2aに沿って光ガイド18が装着されるので、光入射口
用長尺板状体51の外面終端部は光ガイド18上面と面
接触となり、高い遮光性を維持できる。
【0059】また、図15に示すように、光入射口用長
尺板状体51の終端における端面51aは、その板状体
の内面と鈍角を成すように傾斜しており、さらに、その
傾斜端面と内面との境界が丸みを帯びることなく直線状
の境界線が現れるように形成されている。丸みを帯びて
いると、入射光があたって乱反射することを防止するた
めである。
【0060】さらに、上述した第一および第二の長尺板
状体49,50と光入射口用長尺板状体51の各内面側
は光反射に用いられるため、反射の妨げとなる突出した
構造は一切設けられていない。また、光反射を行うため
に反射性の良い素材であるアルミニウム,シリコン酸化
膜等が蒸着されている。集光管47は光反射を行う内面
が全体的に湾曲しているため、広い角度範囲では上記蒸
着を均一に行うことが著しく困難となる。従って、第一
及び第二の管壁47,48を角度範囲が狭い長尺板状体
49,50,51に分割することにより均一な厚さでア
ルミニウム等の素材を蒸着することができ、輝尽発光光
を良好にフォトマルチプライヤ19に伝送することがで
きる。また、集光管47の全体的な形状は略テーパ状を
成すため、一体的に形成することが著しく困難であると
ころ、このような三種類の長尺板状体49,50,51
のみから集光管47を形成することにより、その生産性
の著しい向上を図ることが可能となる。なお、半径方向
凸部54の突出量を小さくし、或いは円周方向始端部寄
りに設ける等により、当該半径方向凸部54が光ガイド
18の装着の妨げとならない場合には、円周方向終端部
において光入射口用長尺板状体51を使用せず第二の長
尺板状体50を使用することも可能である。この場合、
集光管47は二種類の長尺板状体49,50のみから形
成することになるので、さらなる生産性の向上を図るこ
とが可能となる。
【0061】次に、支持枠体42について図4及び図9
〜15に基づいて説明する。図9〜15は、保持枠体4
2に各長尺板状体49,50,51を装着する動作説明
図である。
【0062】保持枠体42は、図4の如く、互いに対向
する二つの対向壁61,62を有し、これらが架設状態
で連結されている。そして、各対向壁61,62には、
図9に示すように、集光管41の長手方向一端部近傍と
他端部近傍を外部からそれぞれ保持する当該集光管41
の断面形状を形取った保持穴67が形成されている。ま
た、各対向壁61,62の下端部は平面上に据え置き可
能とする脚部63,64となっている。
【0063】二つの対向壁61,62に設けられた集光
管41を保持する構造は、ほとんど同一なので、対向壁
61についてのみ説明する。かかる対向壁61には上述
の如く、集光管42の長手方向に対する垂直面における
断面形状と一致する保持穴67が設けられ、集光管41
が各長尺板状体49,50,51により一体的に組み上
げられた状態をその外面側から維持する。なお、図9に
おける符号70は、光ガイド18の装着のために設けら
れた切り欠きで構成したガイド路である。
【0064】対向壁61の保持穴67の各長尺板状体4
9,50の半径方向凸部54に相対する各部位に、当該
半径方向凸部54を挿入可能な間隙65,68を有する
保持部66,69が設けられている。なお、各長尺板状
体49,50は一つずつ順番に装着が行われる。そし
て、最初に第二の長尺板状体50の装着が行われる保持
部69については、他の保持部66と若干構造が異なっ
ている。
【0065】即ち、図9,11に示すように、一番最初
に保持穴67に装着を行う第二の長尺板状体50は、そ
の装着おいて、半径方向凸部54を間隙68に対してそ
の突出方向に従って挿入するだけなので、間隙68は半
径方向凸部54の形状に従って形成された窪みに過ぎな
い。図9の如く、第二の長尺板状体50のみが単独で保
持穴67に装着された状態にあっては、まだ、この第二
の長尺板状体50は、容易に抜脱可能である。
【0066】次に、図10,11に示すように、上記第
二の長尺板状体50に隣接して新たな第二の長尺板状体
50を保持部66に装着する。かかる保持部66は、間
隙65に半径方向凸部54が挿入されたとした場合にお
ける当該半径方向凸部54の曲率円の円周方向の一方の
側となる位置に、半径方向凸部54を挿入する方向に弾
性的な抗力を生じながら退避可能な凸部押さえ71を有
している。
【0067】かかる保持部66に二番目の長尺板状体5
0を装着する場合には、まず、最初に装着した長尺板状
体50の周方向凸部52を二番目の長尺板状体50の周
方向凹部53に差し込ませつつ当該周方向凹部53を支
点として回動させるように二番目の長尺板状体50を装
着する。すると、半径方向凸部54が保持部66の凸部
押さえ71に当接する。しかし、凸部押さえ71は、半
径方向凸部54を挿入する方向に弾性的な抗力を生じな
がら退避可能であるため、当該弾性的な効力に抗して半
径方向凸部54を押し込むことにより凸部押さえ71が
邪魔にならない位置まで退避を行い、半径方向凸部54
の挿入が完了する。そして、凸部押さえ71は弾性によ
り再び元の位置に戻ると共に半径方向凸部54を図11
における上方から押さえることになる。
【0068】このようにして二番目の長尺板状体50を
装着して状態にあっては、各長尺板状体50が曲率円の
円周方向に沿って設けられた周方向凸部52と周方向凹
部53との嵌合により曲率半径方向の移動を牽制し合
い、その結果、半径方向凸部54の抜脱が抑制される。
また、その逆に、各長尺板状体50の半径方向凸部54
が間隙65に挿入されていることから、各長尺板状体5
0は、曲率円の円周方向に沿う方向への移動が規制さ
れ、各長尺板状体50の周方向凸部52と周方向凹部5
3と抜脱が抑制される。従って、各長尺板状体50は保
持枠体42から脱落することが防止される。この傾向
は、保持枠体42に装着される各長尺板状体49,50
が増えるほど顕著となる。
【0069】図12に示すように、三番目以降の第二の
長尺板状体50の装着にあっては、二番目の長尺板状体
50と同じ手順で行われる。また、図13に示すよう
に、第一の長尺板状体49の装着に際しても、二番目の
長尺板状体50と同じ手順で行われる。こうして全ての
第一の長尺板状体49及び第二の長尺板状体50が保持
枠体42に装着されると、前述したように、各長尺板状
体49,50は互いの挿抜方向の移動を規制し合うので
より強固に保持枠体42からの脱落が防止される。各長
尺板状体49,50は上述した構造により、接着等の手
段を用いることなく、集光管41を組み上げることが可
能なので、内面側への接着剤の侵入等の輝尽発光光の反
射の妨げとなる要因を解消し、放射線画像の読取をより
精度良く行うことを可能とする。
【0070】最終的に光入射口用長尺板状体51の取り
付けが行われる。かかる取り付け動作を図14及び図1
5に基づいて説明する。光入射口用長尺板状体51の係
止部58が隣接する第二の長尺板状体50の被係止用凹
部55にはめ込まれる。このとき、係止部58のかえし
爪59が被係止用凹部55の有底穴56に有効に係止さ
れていれば、問題はないが、係止状態がはずれやすい場
合には、係止部58と被係止用凹部55との間を接着剤
で固定しても良い。なお、光入射口用長尺板状体51
は、特に最後に装着することに限定されるものではな
い。隣接する第二の長尺板状体50の装着後であればい
ずれの順番でも良く、従って、最初の一つ目の第二の長
尺板状体(保持部69に装着される第二の長尺板状体)
の次に光入射口用長尺板状体51を装着してもおい。
【0071】上記各手順により集光管41が完成する。
その後は、当該集光管41の光入射部46にフォトマル
チプライヤ19を装着し、その反対側の端部側に反射部
材43を装着すると共に、光入射口45には光ガイド1
8の基端部が装着される。さらにケーシング44を介し
て放射線画像読取装置100の所定位置に取り付けが行
われる。
【0072】その後、放射線画像読取装置10の使用時
においては、レーザ走査により光出射部46から各走査
によりライン状の輝尽発光光が光入射部45から集光管
41内に侵入すると、当該輝尽発光光は集光管41内で
湾曲した反射面に反射されることを繰り返す。このと
き、反射面は円錐面に沿って形成されているので、反射
を繰り返すたびにフォトマルチプライヤ19側に移動
し、最終的には、ラインの一端部から輝尽発光光がフォ
トマルチプライヤの受光面に入射し、信号化される。
【0073】ここで、図16,17に集光器の他の例を
示す。ここで説明する例は、上述した集光器40の長手
方向長さよりも幅の広い輝尽性蛍光体シートに対する読
取に対応する集光器の例を示すものである。この集光器
は、第一の長尺板状体、第二の長尺板状体、光入射口用
長尺板状体を全て、それぞれが対応する仮想円錐体の中
心線に対する垂直面に沿って二分割する。そして、二分
割された第一及び第二の長尺板状体には、それぞれ周方
向凸部と周方向凹部と半径方向凸部とを設け、また、光
入射口用長尺板状体には、その長手方向両端部にそれぞ
れ係止部を設けることとする。これにより、集光管がち
ょうど二つの集光管41A,41Bを接合させた状態と
なる。そして、各集光管41A,41Bごとに保持枠体
42A,42Bを装備し、実質的に二つの集光器を連結
したのと同じ構成とする。
【0074】但し、これら連結された集光管41A,4
1Bは、その内面が反射面であるため、接合による影響
が生じるのは望ましくないので、図17に示すように、
一方の集光管41Bを構成する各長尺板状体の一端部に
は、外面側からその厚さを薄く設定した挿入部を形成
し、他方の集光管41Aを構成する各長尺板状体の一端
部には、内面側からその厚さを薄く設定した被挿入部を
形成する。これにより、集光管41Bの各挿入部が集光
管41Aの各被挿入部に挿入して接合することが可能と
なると共に、挿入部と被挿入部との長さ設定を厳密に行
うことにより内面側に凹凸を生じないので、反射に対す
る影響も抑制可能である。
【0075】このように各長尺板状体を二分割するの
は、内面側に反射面を形成する金属蒸着についてその被
蒸着面の大きさに制限があるためである。従って、上記
のように各長尺板状体を二分割することで、金属蒸着の
均一化を図り、反射性の良好であって、なお且つ、より
長大な集光管を提供することが可能となる。
【0076】(消去手段)図1に示すように、消去手段
8は、消去光を出射して、輝尽性蛍光体シートに残存す
る画像情報を消去するように機能する。消去手段8で使
用される消去ランプとしては、ハロゲンランプ、高輝度
蛍光灯、LEDアレイなどを挙げることができる。
【0077】(放射線画像読取装置100の動作説明)
次に、放射線画像読取装置100の画像読取動作につい
て、図1を用いて説明する。
【0078】まず、放射線画像撮影が行われたカセッテ
1を、図1の矢印A1の方向で挿入口3に挿入する。こ
の際、カセッテ1のフロント板が斜め下側を向くように
挿入する。すなわち、輝尽性蛍光体シートの読取面が斜
め下側を向くように挿入する。
【0079】カセッテ挿入口3から装置本体2の内部に
取り込まれたカセッテ1は、挿入ローラ3bを介して、
回動搬送部6へと搬送される。回動搬送部6が回動軸1
2を中心にしてA3の方向に点線aの位置から点線cの
位置まで回動すると、フェライト系ステンレス(SUS
430)製の薄板が貼着されたカセッテ1のバック板裏
面が、副走査部2の磁石5に磁力で吸着されることとな
る。
【0080】カセッテ1のバック板が、副操作部50の
磁石5に吸着されると、回動搬送部6の受け台13内に
収納されていたロックピン(図示略)が解除され、フロ
ント板とバック板とが分離可能な状態となる。
【0081】カセッテ1のロック状態が解除されると、
回動搬送部6が図3の矢印A6の方向へ回動して待避位
置(例えば、点線bの位置)で停止する。この操作によ
り、フロント板とバック板とを完全に分離することがで
きる。
【0082】バック板がフロント板から完全に分離され
ると、図示していない駆動手段によって副走査移動板1
6およびバック板が、上方向へ搬送(副走査)される。
この副走査動作中に、輝尽性蛍光体シートがレーザ走査
ユニット17から出射されるレーザ光によって主走査さ
れる。
【0083】輝尽性蛍光体シートにレーザ光が作用する
と、輝尽性蛍光体シートに蓄積された放射線エネルギに
比例した輝尽発光光(画像情報)が放出され、この輝尽
発光光が光ガイド18を通って集光器40に集められ、
光電変換手段によって電気信号に変換される。電気信号
に変換された輝尽発光光は、画像データとして所定の信
号処理を施された後に、装置本体2から(図示していな
い)通信ケーブルを介して、操作端末や画像記憶装置、
画像表示装置、ドライイメージャなどの(図示していな
い)画像出力装置に出力される。
【0084】輝尽性蛍光体シートからの画像情報の読み
取りが完了すると、図示していない駆動手段によって副
走査移動板16およびバック板が、下方向へ搬送され
る。バック板が矢印A5の方向へ搬送されている間、消
去手段8から消去光Cが出射され、輝尽性蛍光体シート
に残存する画像情報が消去される。
【0085】バック板が所定位置まで下降した時点で、
バック板の搬送動作が停止される。バック板が所定位置
で停止すると、待避位置に待避していた回動搬送部6
が、再び図3の点線cの位置まで回動し、フロント板と
バック板とを合体させる。フロント板とバック板とが合
体すると、カセッテ1がロックON状態に移行し、分離
不可能な状態となる。
【0086】フロント板とバック板との合体作業が完了
すると、回動搬送部6は、再び図3の矢印A6の方向に
点線bの位置まで回動して停止する。この後、受け台1
3はガイド部14に沿ってカセッテ排出口4の方へカセ
ッテ1を搬送し、カセッテ1を排出ローラ4aへ受け渡
す。排出ローラ4aは、カセッテ1を受け取ると、カセ
ッテ1がカセッテ排出口4から完全に排出されるまで排
出動作を行う。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内面が反
射面となる集光管が、仮想円錐の円錐面に沿って湾曲し
ているので、当該円錐面側に設けられた光入射口からラ
イン状の光を入射させた場合であっても、その内面で繰
り返し反射されることによりその幅を狭めた状態でなお
且つ光出射口である集光管の端面の面積範囲内で出射さ
れる。このため、本発明を放射線画像読取装置に適用し
た場合、幅の広いライン状の受光部を備えたフォトマル
チプライヤを不要とし、せいぜい集光管の端部である略
円形の範囲で受光可能な一般的なフォトマルチプライヤ
或いはフォトマルチプライヤと一般的な反射板との組み
合わせの構成で十分に輝尽発光光の受光が可能となる。
従って、これにより、装置の生産コストを低減すると共
に生産性の向上にも貢献する。
【0088】請求項2記載の発明は、集光管の内側の反
射面が底面径の大きさが異なる二種類の仮想円錐の円錐
面に沿って湾曲しているため、集光管を明確な設計条件
の下で作成することが可能となり、さらなる生産性の向
上を図ることができる。
【0089】請求項3記載の発明は、集光管を主に二種
類の部材から形成することができ、これにより、さらな
る生産性の向上を図ることが可能となる。また、集光管
の内側に反射率の高い反射面を形成するには、反射性の
良い金属を面全体に均一に蒸着させることが必要となる
が、集光管が一体的に形成されている場合、曲率面の角
度範囲が広過ぎて蒸着の均一が図れないという問題があ
ったが、上記構成により、広くなり過ぎない範囲で各長
尺板状体を形成することにより、当該各長尺板状体の内
面に均一な蒸着を行うことが可能となり、これらを組み
立てることにより、良好な反射を行うことが可能な集光
管の生産を実現することが可能となる。また、このよう
な集光管を有する発明を放射線画像読取装置に適用すれ
ば、放射線画像の読取も高画質又は高精度で行うことが
可能となる。
【0090】請求項4記載の発明は、各長尺板状体の相
互間は周方向凸部と周方向凹部との嵌合により連結さ
れ、各長尺板状体の保持枠体への装着は半径方向凸部を
間隙経挿入することにより連結されるので、前者の挿抜
を行う方向と後者の挿抜を行う方向とが一致せずむしろ
交差するので、相互の抜け落ちが規制され、接着,ネジ
止めその他の連結手段を用いる必要がない。これにより
生産性の向上を図ることが可能となる。また、接着剤の
反射面側への付着、ネジ穴の存在等、集光管の光反射の
悪影響の原因となる要素を排除することが可能となり、
良好な光反射状態を維持できる。従って、このような集
光管を有する発明を放射線画像読取装置に適用すれば、
放射線画像の読取エラーの発生を回避し、装置の信頼性
を向上する。
【0091】請求項5記載の発明は、保持枠体を使用し
て集光管を組み立てる際に、凸部押さえが退避すること
で各長尺板状体の半径方向凸部が間隙に容易に挿入する
ことができると共に、挿入後は弾性により復帰するの
で、半径方向凸部が挿入方向に対する略垂直な方向への
移動を押さえることになり、生産性の向上と不慮の長尺
板状体の抜脱の防止の双方を図ることが可能である。
【0092】請求項6記載の発明では、第一及び第二の
長尺板状体の外面である湾曲面上に保持枠体に対する位
置決め用突起を設けたので、各長尺板状体を保持枠体に
装着して集光管を組み上げる作業がより容易,迅速且つ
正確に行うことが可能となり、より生産性の向上を図る
ことが可能となる。
【0093】請求項7記載の発明では、第二の管壁の終
端部となる第二の長尺板状体についてのみ外側面上に突
起物のない長尺板状体を装着することとしている。かか
る構成では、集光管の光入射口を第一の管壁の始端部と
第二の管壁の終端部との間に設けた場合、かかる光入射
口に対して光を伝達する手段を装着する必要が生じた場
合でも、外側面上に突起物のない長尺板状体が使用され
ているため、その装着の妨げとならないという効果を有
している。
【0094】請求項8記載の発明では、終端となる第二
の長尺板状体の外面であって終端部側には、保持枠体の
ガイド面と同一平面上となる傾斜平面が形成されている
ので、これにより、上記ガイド面に沿って導光板等が装
着されることにより、上記傾斜平面と導光板等との面接
触を図ることができ、高い遮光性を維持することができ
る。
【0095】請求項9記載の発明では、光入射口用長尺
板状体の終端における端面を内面と鈍角を成すように傾
斜させ、さらに、その傾斜端面と内面との境界が丸みを
帯びることなく直線状の境界線が現れるように形成した
ので、丸みを帯びることによる乱反射の防止を図ること
ができる。
【0096】請求項10記載の発明は、各長尺板状体が
分割可能であることから、組み上げられた状態では大き
な集光管となっても、そのもととなる各長尺板状体の小
型化を図ることができ、反射面の金属蒸着の均一化を良
好に実現することができる。
【0097】請求項11記載の発明では、据え置きに適
した保持枠体を備えることから、他の装置への設置が容
易となり、本発明を放射線画像読取装置等の装置に適用
する際にも適用対象となる装置の生産性を損なわない。
従って、汎用性の高い集光器を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態たる放射線画像読取装置の概
略構成を示す説明図である。
【図2】集光器及びフォトマルチプライヤを図1におけ
る上方から見た説明図である
【図3】集光器の集光管の形状説明図である。
【図4】集光器の主要な構成のみを示す斜視図である。
【図5】第二の長尺板状体の正面及び両側面を示す説明
図である。
【図6】図5におけるX−X線に沿った断面図である。
【図7】図5におけるY−Y線に沿った断面図である。
【図8】光入射口用長尺板状体の正面及び両側面を示す
説明図である。
【図9】保持枠体に一枚目の第二の長尺板状体を装着し
た状態を示す説明図である。
【図10】保持枠体に二枚目の第二の長尺板状体を装着
する動作を説明する説明図である。
【図11】図10中の符号Dにおける拡大図である。
【図12】保持枠体に三枚目の第二の長尺板状体を装着
する動作を説明する説明図である。
【図13】保持枠体に第一及び第二の長尺板状体を全て
装着した状態を示す説明図である。
【図14】保持枠体に光出射口用長尺板状体を装着した
状態を示す説明図である。
【図15】図14の要部拡大図である
【図16】集光器の他の例の正面図である。
【図17】各長尺板状体の接合部を示す説明図である。
【符号の説明】
40 集光器 41,41A,41B 集光管 42,42A,42B 保持枠体 45 光入射口 46 光出射口 47 第一の管壁 48 第二の管壁 49 第一の長尺板状体 50 第二の長尺板状体 51 光入射口用長尺板状体 52 周方向凸部 53 周方向凹部 54 半径方向凸部 58 係止部 59 かえし爪 65,68 間隙 66,69保持部 71 凸部押さえ 100 放射線画像読取装置 2b カセッテ搬送機構 4 カセッテ排出口 99 回動蓋 101 傾斜部材 102 ガイド軸 103 ガイド穴 104 スタッカ 105 スタンド部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月2日(2002.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、符号57,91は、保持枠体42に
第二の長尺板状体50を取り付ける際の位置決め用突起
である。保持枠体42は後述する二つの対向壁面に設け
た貫通穴により集光管41の一端部と他端部を保持す
る。従って、それぞれの対向壁を位置決め用突起57と
91とで挟むようにして位置決めを行う。なお、本実施
形態では集光管41の両端部に位置決め用突起57,9
1を設けているが、いずれか一端部側のみについて位置
決め用突起57,91を設ける構成としても良い。その
場合、片側端部のみで位置決めが行われるので、より生
産性の向上を図ることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体をその一端部から他端部にかけて
    仮想円錐体の円錐面をほぼ一周するように湾曲させると
    共に前記一端部と他端部の間に長穴状の隙間を生じるよ
    うに当該他端部を内側にずれ込ませた形状の集光管を備
    え、 当該集光管の内面に一様に光反射面が形成されると共
    に、前記隙間を光入射口とし、前記仮想円錐体の底面側
    となる端部を開放して、入射した光の反射光が出射され
    る光出射口としたことを特徴とする集光器。
  2. 【請求項2】 前記集光管は、第一の仮想円錐体の円錐
    面に沿って湾曲し、その内面を反射面とする第一の管壁
    と、前記第一の仮想円錐体よりも小径な第二の仮想円錐
    体の円錐面に沿って湾曲し、その内面を反射面とする第
    二の管壁とを有し、 前記第一の管壁の円周方向終端部を前記第二の管壁の円
    周方向始端部に連結し、前記第二の管壁の終端部と前記
    第一の管壁の内面との間に隙間を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の集光器。
  3. 【請求項3】 前記第一の管壁を、前記第一の仮想円錐
    体の円錐面に沿って湾曲した板状体であって、前記第一
    の仮想円錐体の中心線を中心とする所定の角度範囲に沿
    って区画された第一の長尺板状体を複数並べて構成し、 前記第二の管壁を、前記第二の仮想円錐体の円錐面に沿
    って湾曲した板状体であって,前記第二の仮想円錐体の
    中心線を中心とする所定の角度範囲に沿って区画された
    第二の長尺板状体を複数並べて構成したことを特徴とす
    る請求項2記載の集光器。
  4. 【請求項4】 前記各長尺板状体は、その内面の曲率円
    の円周方向一端部に当該円周方向に向かって突設された
    周方向凸部と、前記円周方向他端部に当該円周方向に向
    かって窪んで形成された前記周方向凸部挿入用の周方向
    凹部と、その外面上に前記曲率円の半径方向に向かって
    突設された半径方向凸部とを備え、 前記集光管をその外側から保持して一体化状態を維持さ
    せる保持枠体を備えると共に、この保持枠体の前記各長
    尺板状体の半径方向凸部に相対する各部位に、当該半径
    方向凸部を挿入可能な間隙を有する保持部を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の集光器。
  5. 【請求項5】 前記各保持部は、前記間隙を挟んで,前
    記半径方向凸部の前記曲率円の円周方向の少なくとも一
    方の側に、前記半径方向凸部を挿入する方向に弾性的な
    抗力を生じながら退避可能な凸部押さえを有することを
    特徴とする請求項4記載の集光器。
  6. 【請求項6】 前記第一及び第二の長尺板状体はいずれ
    も、その外面である湾曲面上に前記保持枠体による保持
    を行うための位置決め用突起を備えていることを特徴と
    する請求項4又は5記載の集光器。
  7. 【請求項7】 前記第二の管壁の終端部が前記第一の管
    壁の始端部近傍となる配置とし、 前記第二の管壁の終端部となる前記第二の長尺板状体に
    ついてのみ、その外面である湾曲面上から突出する全て
    の構成を除去すると共に、隣接する他の第二の管壁側に
    延設された係止部を有し、 この係止部を前記終端部となる第二の長尺板状体の板厚
    よりも薄く設定し、 少なくとも前記隣接する第二の長尺板状体の前記係止部
    に対応する位置に当該係止部をはめ込み可能の被係止凹
    部を設けたことを特徴とする請求項4,5又は6記載の
    集光器。
  8. 【請求項8】 前記保持枠体は、前記集光管に対して外
    部からの光を伝える部材を前記光入射口に案内するガイ
    ド面を有し、 前記保持枠体に前記終端部となる第二の長尺板状体が保
    持されたときに前記ガイド面とほぼ同一平面上となる傾
    斜平面を,前記第二の長尺板状体の外面であってその終
    端側に設けたことを特徴とする請求項7記載の集光器。
  9. 【請求項9】 前記終端部となる第二の長尺板状体の終
    端側の端面を,内面と鈍角を成す方向に傾斜した平面と
    し、前記端面と内面との境界が丸みを帯びることなく直
    線状の境界線が現れるように形成したことを特徴とする
    請求項7又は8記載の集光器。
  10. 【請求項10】 前記各長尺板状体を、それぞれが対応
    する前記仮想円錐体の中心線に対する垂直面に沿って二
    つ以上に分割すると共に、二つ以上に分割された各長尺
    板状体は、それぞれ前記周方向凸部と前記周方向凹部と
    前記半径方向凸部とを有し、 前記保持枠体を、前記各長尺板状体の分割数と同数設け
    たことを特徴とする請求項4,5,6,7,8又は9記
    載の集光器。
  11. 【請求項11】 前記保持枠体は、保持を行う前記各長
    尺板状体の少なくとも長手方向両端部近傍で保持を行う
    と共に、平面上に据え置き可能とする脚部を備えること
    を特徴とする請求項4,5,6,7,8,9又は10記
    載の集光器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109283688A (zh) * 2018-11-09 2019-01-29 尚华 一种反射型匀光器以及其制备和应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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