JP2003294993A - 光送受信モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光送受信モジュール及びその製造方法

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JP2003294993A
JP2003294993A JP2002101484A JP2002101484A JP2003294993A JP 2003294993 A JP2003294993 A JP 2003294993A JP 2002101484 A JP2002101484 A JP 2002101484A JP 2002101484 A JP2002101484 A JP 2002101484A JP 2003294993 A JP2003294993 A JP 2003294993A
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JP
Japan
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ferrule
optical
optical fiber
light receiving
guide sleeve
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Application number
JP2002101484A
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English (en)
Inventor
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Nobutaka Itabashi
信隆 板橋
Nobuyuki Akitani
信幸 秋谷
Hitomaro Togo
仁麿 東郷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to US10/502,764 priority patent/US20050036740A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバと光フィルタとの隙間をなくすこ
とにより、特性劣化の防止と小型化を図った光送受信モ
ジュールを提供する。 【解決手段】 光ファイバ4が埋設されたフェルールの
端部を切除して、各フェルール端部に段部2を形成する
ことにより、段部2の平坦面3から光ファイバ4周面の
一部あるいは全部を露出させることで形成されたフェル
ール接合材1と、フェルール接合材1が挿入された位置
決め用のガイドスリーブ6とを有し、ガイドスリーブ6
は、光ファイバ4の端面同士を光フィルタ8またはハー
フミラーを介して突き合わせて光分波ないし光分岐する
ことで、光ファイバ4を光結合したもので、光ファイバ
と光フィルタとの隙間をなくすことにより、特性劣化の
防止と小型化が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話局から家庭、
家庭から電話局を、メディアコンバータを使用して一本
の光ファイバで結ぶ通信機器、特に、コストダウンや特
性劣化防止等を図った光分岐器や光分波器等の光送受信
モジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電話局から一般家庭までの
間に光ファイバを配線して双方向の高速通信を可能にす
る通信システムが普及しつつある。このような通信シス
テムでは、一本の光ファイバにより双方向の通信を可能
にするため、波長の異なる信号を多重化して光ファイバ
へ送出し、局舎や家庭内に設置した光送受信モジュール
により各波長毎に電気信号に変換しており、光送受信モ
ジュールには、光ファイバを横断するようにフィルタが
設けられており、このフィルタにより波長の異なる信号
の一方を反射ないし屈折させ、他方の信号を透過させる
ことにより、波長の異なる信号を分離している。
【0003】またこの種の光送受信モジュールは、例え
ば図19ないし図23に示すような方法で製作されてい
る。
【0004】すなわち図19に示すような円筒状のフェ
ルールaの外周部を切り欠いて段部bと、段部bに連続
する平坦面cを図20に示すような形成する。
【0005】次に図21に示すように、フェルールaの
一端側より光ファイバdを挿入して接着剤で固定した
ら、図22に示すようにフェルールaの端部を光ファイ
バdの先端とともに斜めに切除して、端部に傾斜面eを
有する一対のフェルール接合材fを完成する。
【0006】次に得られたフェルール接合材fを、図2
3に示すように光ファイバdの中心が一致するよう位置
合せしながら両者を光フィルタgを介して突き合わせ、
接着等の手段により各フェルール接合材fを一体化する
と共に、フェルール接合材fに形成された段部bの平坦
面cに接着材で受光素子hを固定することにより、光フ
ァイバdと受光素子hの間で光信号の受け渡しができる
光送受信モジュールを製作している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の光送
受信モジュールのように、フェルール接合材fに形成さ
れた段部bの平坦面cに接着剤で受光素子hを固定する
ようにしたものでは、光ファイバdと受光素子hとの間
での光信号の受け渡しが接着剤層を介して行われるた
め、透明性の高い接着剤を使用して受光素子hを固定す
る必要があり、使用できる接着剤に制限を受ける等の問
題がある。
【0008】また接着剤層により光ファイバdと受光素
子hの間の距離が遠くなるため、光が拡散して結合効率
が低下する等の問題もある。
【0009】本発明はかかる従来の問題点を改善するた
めになされたもので、フェルールに段部を形成する際光
ファイバの一部も切除して、そこに受光素子や発光素子
を直付けしたフェルールによる光送受信モジュール及び
その製造方法を提供して、使用できる接着剤の選択範囲
を広げると共に、結合効率の向上を図ることを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の光送受信モジュールは、光ファイバが埋設され
たフェルールの一端側を切り欠くことにより、光ファイ
バの少なくとも一部が露出する平坦面を有する複数のフ
ェルール接合材を形成し、かつフェルール接合材の一端
側に傾斜面を形成して、これら傾斜面を光フィルタまた
はハーフミラーを介して突き合わせることにより、光フ
ァイバを光結合したフェルールによる光送受信モジュー
ルであって、フェルールの一端側を切り欠く際、光ファ
イバの一部も切り欠いて切り欠き面を形成し、切り欠き
面に受光素子または発光素子を結合したものである。
【0011】前記構成により、光ファイバと受光素子ま
たは発光素子の間に接着剤層が存在しないため、透明性
の低い接着剤で受光素子を平坦面に固定でき、これによ
って使用できる接着剤材料の範囲が広がるため、安価な
接着剤を使用することにより接着剤のコスト低減が図れ
ると共に、光ファイバと受光素子の受光面や発光素子の
発光面が近接して光が拡散する前に光信号の受け渡しが
行えるため、結合効率も向上する。
【0012】またフェルール接合材をガイドスリーブに
挿入して位置決めを行うと共に、ガイドスリーブを切り
欠いて窓部を形成し、窓部を光ファイバの光結合部の上
方に位置させたことから、各光ファイバの芯合せが精度
よく行える上、受光素子または発光素子が劣化した場
合、窓部より交換等の作業が行えるため、メンテナンス
も容易になる。
【0013】さらに光ファイバから被覆材を除去する第
1工程と、被覆材除去部分にフェルールを嵌め込む第2
工程と、フェルールの端部及び光ファイバの一部を切り
欠いて、フェルールの端部に段部と平坦面を、そして光
ファイバに切り欠き面を形成する第3工程と、段部の端
面を斜めに切除して、各フェルール接合材に傾斜面に形
成する第4工程と、フェルール接合材を位置決めして、
光ファイバの端面同士を光フィルタまたはハーフミラー
を介して突き合わせる第5工程と、光ファイバの切り欠
き面に受光素子または発光素子を結合する第6工程とと
からなる製法でモジュールを製造するため、製造工程の
短縮化と製造コストの削減が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の光送受信モジュールの第
1の実施形態を、図面を参照して詳述する。
【0015】図1は、光結合すべき一対のフェルール接
合材1、1を示している。これらフェルール接合材1、
1は、光ファイバが埋設された図示しない円柱形状のフ
ェルールにおける一端部の上半部を切り欠いて段部2に
形成したもので、切り欠きに際しては、図2の(イ)及
び(ロ)に示すように光ファイバ4の外周面をコアに達
しない程度に切除して、段部2の平坦面3と切り欠き面
4aが同一平面となるように切り欠いた上、平坦面3及
び切り欠き面4aを研磨している。
【0016】また、それぞれの段部2、2および光ファ
イバ4の端面は傾斜させて傾斜面5、5に形成する。傾
斜方向は、一方を上斜めにかつ、他方を下斜めにして、
両傾斜面5、5を突き合わせた際に、両者間に隙間が発
生しないようにする。なお、この傾斜角θは、後述の光
フィルタの傾斜角に適合させるべく60°程度が好まし
い。
【0017】図3は、フェルール接合材1、1を挿入さ
せる位置決め用のガイドスリーブ6を示している。この
ガイドスリーブ6は、フェルール接合材1、1の断面形
状に相応させて断面上向きC字状の筒形に形成されてお
り、このガイドスリーブ6には、その中央上部を上向き
コ字状に切り欠いて窓部7を形成するのが好ましい。
【0018】図4はガイドスリーブ6にフェルール接合
材1、1を挿入した状態を示している。すなわち、ガイ
ドスリーブ6の一端面から一方のフェルール接合材1
を、かつ、ガイドスリーブ6の他端面から他方のフェル
ール接合材1を、それぞれ段部2、2を対向させて挿入
する。
【0019】その際、両フェルール接合材1、1の傾斜
面5、5間には光フィルタ8を介在させておき、この状
態で両フェルール接合材1、1を突き合わせることで、
光フィルタ8を介して光ファイバ4、4の両端面を接合
させる。
【0020】両フェルール接合材1、1の突き合わせ
後、紫外線溶融性の接着剤で突き合わせ面を接着させる
が、この突き合せ面はガイドスリーブ6のほぼ中央に位
置し、窓部7は突き合わせ面の上方に位置するようにす
る。
【0021】そしてガイドスリーブ6に形成した窓部7
に図4に示すように窓部7に受光素子9を設置するが、
受光素子9は光ファイバ4の切り欠き面4aに結合、た
とえば直付けした状態で接着剤により平坦面3に固定す
る。すなわち、窓部7は受光素子9設置用のもので、こ
のように受光素子9を設ける場合には、光フィルタ8と
して波長分割フィルタを用いる。
【0022】波長分割フィルタは、光ファイバ8内を伝
播する波長の異なる信号のうち特定の信号を反射または
回折して分離する特性を有するため、この分離された光
信号を受光素子9に受光させることで特定の信号を分波
し、光分波器を構成することが可能になる。
【0023】光フィルタ8として、ハーフミラーを用い
れば、光ファイバ内を伝播する波長の同じ信号のうち略
半分の信号を反射または回折して分離する特性を有する
ため、この分離された光信号を受光素子9に受光させる
ことで特定の信号を分岐し、光分岐器を構成することが
可能になる。
【0024】なお、フェルール接合材1、1の一方の他
端部には、光ファイバ4に信号を送出可能な発光素子1
0を装着するが、発光素子10に代えて受光素子9を設
けることも可能である。
【0025】以上のように、フェルールの端部に段部2
及び平坦面3を形成する際光ファイバ4の一部を切除
し、その切り欠き面4aに受光素子9の受光面を直付け
したことにより、光ファイバ4と受光素子9の間に接着
剤層が存在しないため透明性の低い接着剤で受光素子9
を平坦面3に固定でき、これによって使用できる接着剤
材料の範囲が広がると同時に、光ファイバ4と受光素子
9の受光面が近接して光が拡散する前に光信号の受け渡
しができるため、結合効率も向上する。
【0026】ちなみに、光ファイバ4のコアと受光素子
9の受光面との距離が80ミクロンの場合、受け渡しで
きる光信号の周波数は1GHz、40ミクロンの場合は
20GHz程度まで可能である。
【0027】なお図5及び図6は、フェルール接合材及
びガイドスリーブの変形例を示すもので、図1では、フ
ェルール接合材1は円柱状のフェルールを切り欠くこと
で形成されているが、図5では、四角柱状のフェルール
を切り欠くことでフェルール接合材20を形成してい
る。その他の構成は図1と同一であるから説明を省略す
る。また、図2では、ガイドスリーブ6は断面C字状に
形成されているが、図6では、断面形状を上向きコ字状
にしてガイドスリーブ21を形成する。その他の構成は
図2と同一であるから説明を省略する。
【0028】図7は、図5に示すフェルール接合材20
を図6に示すガイドスリーブ21に挿入した状態を示す
もので、その他の構成は図3と同一であるから説明を省
略する。
【0029】図8及び図9は、フェルール接合材及びガ
イドスリーブ他の変形例を示すもので、図1では、フェ
ルール接合材1は円柱状のフェルールを切り欠くことで
形成されているが、図8では、台形状のフェルールを切
り欠くことでフェルール接合材30を形成している。そ
の他の構成は図1と同一であるから説明を省略する。
【0030】また、図2では、ガイドスリーブ6は断面
C字状に形成されているが、図9では、断面台形状の筒
形にしてガイドスリーブ31を形成する。その他の構成
は図2と同一であるから説明を省略する。
【0031】図10は、図8に示すフェルール接合材3
0を図9に示すガイドスリーブ31に挿入した状態を示
すもので、その他の構成は図3と同一であるから説明を
省略する。
【0032】前記2つの変形例のように、フェルール接
合材20、30とガイドスリーブ21、31を四角形状
や台形状にすると、ガイドスリーブ21、31に対して
フェルール接合材20、30が回動することが防止さ
れ、このため突き合わせ時に傾斜面5、5同士が周方向
にずれることがなく位置決めが確実になり、これによっ
て光フィルタ8をフェルール接合材20、30間に介在
させる操作が容易になる。このような観点からすれば、
前記の如く、四角形状や台形状に限ることなく、多角形
状であれば同様の作用効果が得られることになる。
【0033】図11は、複数のフェルール接合材1を直
列に配列した第2の実施の形態を示すもので、フェルー
ルの両端部を段部に形成した両面接合用フェルール接合
材1aを直列に配列して中央部に配置すると共に、フェ
ルールの一端部を段部に形成した片面接合用フェルール
接合材1bを両面接合用フェルール接合材1aの両端に
配置して、隣接する接合用フェルール接合材をガイドス
リーブ6に挿入することで、光フィルタ8を介して光フ
ァイバの端面を突き合わせることで光結合させている。
【0034】図12は、フェルールの一端部を切り欠い
て段部に形成した一対の片面接合用フェルール接合材1
b、1bを、ガイドスリーブ6に挿入することで、光フ
ィルタ8を介して光ファイバ4端面を突き合わせてユニ
ット40を形成し、これらユニットを直列に配列して、
隣接するユニットの光ファイバ4同士を光結合させた第
3の実施の形態を示すもので、このようにすれば、4波
長、8波長等3波長以上を多重伝送するWDMシステム
にも利用することができる。
【0035】なお、図11及び図12では、フェルール
接合材20、30及びガイドスリーブ21、31として
図1及び図2に示すものを用いたが、これに限らず図
5、図6、図8、図9に示すものを使用してもよく、図
4、図7、図10に示す各モジュールをプリント基板に
実装することも可能である。
【0036】また図13ないし図18は、図1ないし図
4に示す光送受信モジュールの製造方法を示す第4の実
施の形態で、次にその製造方法を説明する。
【0037】まず、第1工程では、図13に示すよう
に、光ファイバ4からその被覆材4bを剥がす。第2工
程では、図14に示すように、被覆材4bを剥がして剥
き出しになった光ファイバ4部分に筒状のフェルール4
cを嵌め込む。
【0038】第3工程では、図15に示すように、フェ
ルール4cの端部に段部2を形成する。その際使用する
切断刃としては、ダイヤモンド付きのブレードと呼ばれ
るのこぎりを使用する。ブレードには幅広のものと幅狭
のものとがあり、幅広のものは荒削り用に使用し、幅狭
のものは精度を出すための研磨用に使用する。
【0039】まず、フェルール4cの一端上部を、幅広
のブレードで径方向に切り込む。
【0040】このときブレードの先端が光ファイバ4の
外周面に達するように切り込むが、コアには達しないよ
うにする。
【0041】その後軸方向にブレードを移動させて、フ
ェルール4cの端部と光ファイバ4の一部を同時に切り
欠くことにより段部2をおおまかに形成する。
【0042】次いで幅狭のブレードを用いて、段部2の
平坦面3と光ファイバ4の切り欠き面4aを同時に研磨
することにより精度を出す。
【0043】第4工程では、図16に示すように、段部
2の端面を光ファイバ4とともに斜め下に切削して傾斜
面5を形成した後、その傾斜面5を研磨して一対のフェ
ルール接合材1、1を形成する。
【0044】第5工程では、図17に示すように、フェ
ルール接合材1、1を位置決め用のガイドスリーブ6に
挿入して、光ファイバ4、4の端面同士を光フィルタ8
を介して突き合わせする。
【0045】第6工程では、図18に示すように、ガイ
ドスリーブ6の窓部7より受光素子9を挿入して、光フ
ァイバ4の切り欠き面4aに受光素子9の受光面を結
合、たとえば直付けし、接着剤により平坦面3に受光素
子9を固定するもので、得られた光送受信モジュール
は、光ファイバ4と受光素子9の間に接着剤層が存在し
ないことから透明性の低い接着剤が使用でき、これによ
って使用できる接着剤材料の範囲が広がると同時に、光
ファイバ4と受光素子9が近接して光が拡散する前に光
信号の受け渡しができるため、結合効率も向上する。
【0046】なお光ファイバ4の切り欠き部4aに発光
素子10を直付け等により結合しても同様な効果が得ら
れるものである。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、フェルー
ルの一端側を切り欠く際、光ファイバの一部も切り欠い
て切り欠き面を形成し、切り欠き面に受光素子または発
光素子を結合したことから、光ファイバと受光素子また
は発光素子の間に接着剤層が存在しないため、透明性の
低い接着剤で受光素子を平坦面に固定でき、これによっ
て使用できる接着剤材料の範囲が広がるため、安価な接
着剤を使用することにより接着剤のコスト低減が図れる
と共に、光ファイバと受光素子の受光面や発光素子の発
光面が近接して光が拡散する前に光信号の受け渡しがで
きるため、結合効率も向上する。
【0048】またフェルール接合材をガイドスリーブに
挿入して位置決めを行うと共に、ガイドスリーブを切り
欠いて窓部を形成し、窓部を前記光ファイバの光結合部
の上方に位置させたことから、各光ファイバの芯合せが
精度よく行える上、受光素子または発光素子が劣化した
場合、窓部より交換等の作業が行えるため、メンテナン
スも容易になる。
【0049】さらに光ファイバから被覆材を除去する第
1工程と、被覆材除去部分にフェルールを嵌め込む第2
工程と、フェルールの端部及び光ファイバの一部を切り
欠いて、フェルールの端部に段部と平坦面を、そして光
ファイバに切り欠き面を形成する第3工程と、段部の端
面を斜めに切除して、各フェルール接合材に傾斜面に形
成する第4工程と、フェルール接合材を位置決めして、
光ファイバの端面同士を光フィルタまたはハーフミラー
を介して突き合わせる第5工程と、光ファイバの切り欠
き面に受光素子または発光素子を結合する第6工程とと
からなる製法でモジュールを製造するため、製造工程の
短縮化と製造コストの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するフェルール接合材の断面図
【図2】(イ)は本発明の第1の実施の形態になる光送
受信モジュールを構成するフェルール接合材の断面図
(ロ)は(イ)のA方向からの矢視図
【図3】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するガイドスリーブの断面図
【図4】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するフェルール接合材をガイドスリーブに
挿入した状態を示す断面図
【図5】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するフェルール接合材の変形例を示す断面
【図6】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するガイドスリーブの変形例を示す断面図
【図7】前記変形例になるフェルール接合部材を、前記
変形例になるガイドスリーブに挿入した状態を示す断面
【図8】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するフェルール接合材の他の変形例を示す
断面図
【図9】本発明の第1の実施の形態になる光送受信モジ
ュールを構成するガイドスリーブの他の変形例を示す断
面図
【図10】前記他の変形例になるフェルール接合部材
を、前記他の変形例になるガイドスリーブに挿入した状
態を示す断面図
【図11】本発明の第2の実施の形態になる光送受信モ
ジュールを示す断面図
【図12】本発明の第3実施の形態になる光送受信モジ
ュールを示す断面図
【図13】本発明の第4の実施の形態になる光送受信モ
ジュールの製造方法の第1工程を示す光ファイバの断面
【図14】本発明の第4の実施の形態になる光送受信モ
ジュールの製造方法の第2工程を示すフェルール嵌合状
態の断面図
【図15】(イ)は本発明の第4の実施の形態になる光
送受信モジュールの製造方法の第3工程を示す段部形成
状態の断面図(ロ)は(イ)のA方向からの矢視図
【図16】本発明の第4の実施の形態になる光送受信モ
ジュールの製造方法の第4工程を示す斜面形成状態の断
面図
【図17】本発明の第4の実施の形態になる光送受信モ
ジュールの製造方法の第5工程を示す光ファイバの結合
状態の断面図
【図18】本発明の第4の実施の形態になる光送受信モ
ジュールの製造方法により製造された光送受信モジュー
ルの断面図
【図19】従来の光送受信モジュールの製造方法を示す
説明図
【図20】従来の光送受信モジュールの製造方法を示す
説明図
【図21】従来の光送受信モジュールの製造方法を示す
説明図
【図22】従来の光送受信モジュールの製造方法を示す
説明図
【図23】従来の光送受信モジュールの製造方法を示す
説明図
【符号の説明】
1、1 フェルール接合材 2 段部 3 段部の平坦面 4 光ファイバ 4a 切り欠き面 6 ガイドスリーブ 7 窓部 8 光フィルタ 9 受光素子 10 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋谷 信幸 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 東郷 仁麿 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 CA10 CA37 DA03 DA06 DA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバが埋設されたフェルールの一
    端側を切り欠くことにより、前記光ファイバの少なくと
    も一部が露出する平坦面を有する複数のフェルール接合
    材を形成し、かつ前記フェルール接合材の一端側に傾斜
    面を形成して、これら傾斜面を光フィルタまたはハーフ
    ミラーを介して突き合わせることにより、前記光ファイ
    バを光結合したフェルールによる光送受信モジュールで
    あって、前記フェルールの一端側を切り欠く際、前記光
    ファイバの一部も切り欠いて切り欠き面を形成し、前記
    切り欠き面に受光素子または発光素子を結合したことを
    特徴とする光送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記フェルール接合材をガイドスリーブ
    に挿入して位置決めを行うと共に、前記ガイドスリーブ
    を切り欠いて窓部を形成し、前記窓部を前記光ファイバ
    の光結合部の上方に位置させてなる請求項1に記載の光
    送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 光ファイバから被覆材を除去する第1工
    程と、被覆材除去部分にフェルールを嵌め込む第2工程
    と、フェルールの端部及び光ファイバの一部を切り欠い
    て、フェルールの端部に段部と平坦面を、そして前記光
    ファイバに切り欠き面を形成する第3工程と、前記段部
    の端面を斜めに切除して、各フェルール接合材に傾斜面
    に形成する第4工程と、前記フェルール接合材を位置決
    めして、光ファイバの端面同士を光フィルタまたはハー
    フミラーを介して突き合わせる第5工程と、前記光ファ
    イバの切り欠き面に受光素子または発光素子を結合する
    第6工程と有することを特徴とする光送受信モジュール
    の製造方法。
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