JP2003215405A - 光送受信モジュール - Google Patents

光送受信モジュール

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JP2003215405A
JP2003215405A JP2002343056A JP2002343056A JP2003215405A JP 2003215405 A JP2003215405 A JP 2003215405A JP 2002343056 A JP2002343056 A JP 2002343056A JP 2002343056 A JP2002343056 A JP 2002343056A JP 2003215405 A JP2003215405 A JP 2003215405A
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JP
Japan
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ferrule
optical
guide sleeve
optical fiber
joining
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002343056A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Itabashi
信隆 板橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2002343056A priority Critical patent/JP2003215405A/ja
Publication of JP2003215405A publication Critical patent/JP2003215405A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光フィルタを埋設することなく、光ファイバ
の突き合わせ面に介在させて光ファイバと光フィルタと
の隙間をなくすことで光特性劣化防止を図る。 【解決手段】 光ファイバ4が埋設されたフェルール端
部に段部2を形成して、光ファイバ4の周面の一部を露
出させることで2つのフェルール接合材1,1を形成
し、両接合材1,1をガイドスリーブ6に挿入して、光
ファイバ4の端面同士を光フィルタ8を介して突き合わ
せることで光ファイバ4を光結合させる。また、段部2
に受光素子9を付設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話局から家庭、
家庭から電話局を、メディアコンバータを使用して一本
の光フアィバで結ぶ通信機器、特に、コストダウンや特
性劣化防止等を図った光分岐器や光分波器等の光送受信
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電話局から一般家庭までの
間に光ファイバを配線して双方向の高速通信を可能にす
る通信システムが普及しつつある。このような通信シス
テムでは、一本の光ファイバにより双方向の通信を可能
にするため、波長の異なる信号を多重化して光ファイバ
へ送出し、局舎や家庭内に設置した光送受信モジュール
により各波長毎に電気信号に変換しており、光送受信モ
ジュールには、光ファイバを横断するようにフィルタが
設けられており、このフィルタにより波長の異なる信号
の一方を反射ないし屈折させ、他方の信号を透過させる
ことにより、波長の異なる信号を分離している。
【0003】この種のシステムとして、例えば、特開平
8−179168号公報には、フェルールをもったプラ
グのプラグ本体に対して連結するアダプタ本体を備えた
アダプタにおいて、アダプタ本体内で光軸方向に固定し
た整列フェルールと、整列フェルール内で光軸方向に延
在する光ファイバ素線と、光ファイバ素線を横切るよう
に整列フェルール内に埋設された光フィルタとを備えた
アダプタが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例では、整列
フェルールにスリットを形成して、このスリットに光フ
ィルタを埋設しているため、光フィルタとスリットとの
間に隙間が発生することが避けられず、しかも、スリッ
トの研磨加工は極めて困難であるため、光信号が乱反射
するという問題があった。
【0005】また、光フィルタは光ファイバ素線を横切
るように設けられているため、単一波長の信号だけしか
処理することができなかった。
【0006】さらに、光ファイバが埋設された2つのフ
ェルールの他に整列フェルールが使用されており、合計
3個のフェルールが必要となるため、コスト高となって
いた。
【0007】さらにまた、アダプタを使用するため、全
体構造が大型化していた。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、光フィルタを埋設することなく、光ファイバの突
き合せ面に介在させて、光ファイバと光フィルタとの隙
間をなくすことにより特性劣化防止が可能で、かつ、フ
ェルール数を減少化してコストダウンを図り、さらに、
アダプタを省略して小型化を図ることが可能な光送受信
モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光ファイバがそれぞれ埋設された一対の
フェルールを光結合させて形成する光送受信モジュール
において、一対のフェルールの各一端面部を一部切除し
て段部を形成し、段部から各フェルールにそれぞれ埋設
された光ファイバの周面を一部或いは全部露出させて構
成するフェルール接合材と、フェルール接合材が挿入さ
れ光ファイバ同士を結合して光結合部を形成するガイド
スリーブとを備え、ガイドスリーブは、長手方向に割り
溝を有する筒形状を呈すると共に割り溝を含んで切欠き
形成された窓部を有して構成しており、フェルール接合
材の端面同士を光フィルタ又はハーフミラーを介して突
き合わせて光分波させることによって、光ファイバを光
結合可能に形成し、この際に、光結合部を窓部に表出さ
せると共に、結合部の上方に位置するように窓部内に受
光素子を付設して構成している。
【0010】従って、本発明は、光フィルタを埋設する
ことなく、光ファイバの突き合せ面に介在させて、光フ
ァイバと光フィルタないしハーフミラーとの隙間をなく
したので、乱反射が防止されることになり、よって光特
性の劣化防止が図れ、また、光フィルタ等を埋設するこ
となく、光ファイバの端面間に配するため、光フィルタ
等の埋設用のフェルールが不要となりコストダウンが図
れ、また、本発明は光フィルタ等を光ファイバで固定す
ると共に、光ファイバをガイドスリーブで固定するた
め、アダプタを必要とせず、よってモジュールの小型化
が図れる。
【0011】さらにまた、本発明は、フェルールとガイ
ドスリーブとのそれぞれの横断面形状を円形状にしてお
り、従って、両者の組み付けが容易である。
【0012】さらにまた、本発明は、フェルールとガイ
ドスリーブとのそれぞれの横断面形状を多角形状にして
いる。
【0013】従って、本発明では、フェルール接合部材
とガイドスリーブとの断面形状を多角形状にしたので、
ガイドスリーブに対するフェルール接合材の回動が防止
され、このため突き合わせ時に段部の端面が周方向にず
れることがなく、よって光フィルタをフェルール接合材
間に介在させる操作が容易になる。
【0014】さらにまた、本発明は、フェルール接合材
は、フェルールの一端部を段部に形成した片面接合用フ
ェルール接合材と、フェルールの両端部を段部に形成し
た両面接合用フェルール接合材とを含み、両面接合用フ
ェルール接合材を直列に配列して中央部に配置すると共
に、片面接合用フェルール材を両面接合用フェルール接
合材の両端に配置して、隣接する接合用フェルール材を
ガイドスリーブに挿入することで、光ファイバを光結合
させることが考えら、また、フェルールの一端部を段部
にした一対の片面接合用フェルール接合材をガイドスリ
ーブに挿入して形成したユニットを直列に配列して、隣
接するユニットを、光ファイバを介して直列に接続して
いる。
【0015】従って、本発明では、ガイドスリーブを介
してフェルール接合材を直列に配列可能であるから、モ
ジュールの簡素化とより一層の小型化およびコストダウ
ンが可能となり、また、本発明では、光ファイバを介し
てフェルール接合材を直列に配列可能であるから、フェ
ルール接合材間のスパン設定の自由度が増大する。
【0016】さらにまた、本発明は、光ファイバから被
覆材を除去する第1工程と、被覆材除去部分にフェルー
ルを嵌め込む第2工程と、フェルールの端部を切り欠い
て段部に形成し、段部の平坦面から光ファイバ周面の一
部を露出させる第3工程と、前記段部の端面を斜めに切
除して傾斜面に形成することでフェルール接合材を形成
する第4工程と、前記フェルール接合材を割り溝を有す
る筒形状を呈すると共に前記割り溝を含んで切欠き形成
された窓部を有するガイドスリーブに挿入して、光ファ
イバの端面同士を光フィルタを介して突き合わせること
によって前記窓部を通して前期光フィルタを表出させる
第5工程とからなる製法でモジュールを製造するため、
製造工程の短縮化が図れ、よって製造コストの削減が可
能となる。
【0017】さらにまた、本発明は、フェルールに埋設
した光ファイバ周面の一部或いは全部を露出させること
が考えられ、従って、部品管理が容易である。
【0018】さらにまた、本発明は、フェルール端部に
軸方向と垂直でない略平面を形成することが考えられ、
従って、フェルール端部の突き合せが容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフェルールに
よる光送受信モジュールの実施形態を図面を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1は、光結合すべき一対のフェルール接
合材1、1を示している。これらフェルール接合材は、
光ファイバが埋設された図示しない円柱形状のフェルー
ルにおける一端部の上半部を切り欠いて段部2に形成し
たもので、切り欠きに際しては、段部2の平坦面3から
光ファイバ4がやや露出するようにする。
【0021】また、それぞれの段部2、2および光ファ
イバ4の端面は傾斜させて傾斜面5、5に形成する。傾
斜方向は、一方を上斜めにかつ、他方を下斜めにして、
両傾斜面を突き合わせた際に、両者間に隙間が発生しな
いようにする。なお、この傾斜角θは、後述の光フィル
タの傾斜角に適合させるべく60°程度が好ましい。
【0022】図2は、フェルール接合材1、1を挿入さ
せる位置決め用のガイドスリーブ6を示している。この
ガイドスリーブは、フェルール接合材1、1の断面形状
に相応させて断面上向きC字状の筒形に形成されてい
る。このガイドスリーブ6には、その中央上部を上向き
コ字状に切り欠いて窓部7を形成するのが好ましい。
【0023】図3はガイドスリーブ6にフェルール接合
材1、1を挿入した状態を示している。すなわち、ガイ
ドスリーブ6の一端面から一方のフェルール接合材1
を、かつ、ガイドスリーブ6の他端面から他方のフェル
ール接合材1を、それぞれ段部2、2を対向させて挿入
する。
【0024】その際、両フェルール接合材1、1の傾斜
面5、5間には光フィルタ8を介在させておき、この状
態で両フェルール接合材1、1を突き合わせることで、
光フィルタ8を介して光ファイバ4、4の両端面を接合
させる。
【0025】光フィルタ8としては、透過する電磁波の
ある成分を選択吸収して、平面偏光を作り出す特性を有
する偏光フィルタや光量を落す特性を有する減光フィル
タや後述する波長分割フィルタ等が代表的である。
【0026】両フェルール接合材1、1の突き合せ後、
紫外線溶融性の接着剤で突き合せ面を接着させる。この
突き合せ面はガイドスリーブ6のほぼ中央に位置し、窓
部7は突合せ面の上方に位置する。
【0027】なお、ガイドスリーブ6に窓部7を形成す
る場合には、この窓部7に受光素子9を付設する。すな
わち、窓部7は受光素子9設置用のもので、このように
受光素子9を設ける場合には、光フィルタ8として波長
分割フィルタを用いる。
【0028】波長分割フィルタは、光ファイバ内を伝播
する波長の異なる信号のうち特定の信号を反射または回
折して分離する特性を有するため、この分離された光信
号を受光素子9に受光させることで特定の信号を分波
し、光分波器を構成することが可能になる。
【0029】光フィルタ8として、ハーフミラーを用い
れば、光ファイバ内を伝播する波長の同じ信号のうち略
半分の信号を反射または回折して分離する特性を有する
ため、この分離された光信号を受光素子9に受光させる
ことで特定の信号を分岐し、光分岐器を構成することが
可能になる。
【0030】なお、フェルール接合材1、1の一方の他
端部には、光ファイバ4に信号を送出可能な発光素子1
0を装着するが、発光素子に代えて受光素子を設けるこ
とも可能である。
【0031】図4および図5は、フェルール接合材およ
びガイドスリーブの変形例を示すもので、図1では、フ
ェルール接合材は円柱状のフェルールを切り欠くことで
形成されているが、図4では、四角柱状のフェルールを
切り欠くことでフェルール接合材20を形成している。
その他の構成は図1と同一であるから説明を省略する。
【0032】また、図2では、ガイドスリーブは断面C
字状に形成されているが、図5では、断面形状を上向き
コ字状にしてガイドスリーブ21を形成する。その他の
構成は図2と同一であるから説明を省略する。
【0033】図6は、図4に示すフェルール接合材20
を図5に示すガイドスリーブ21に挿入した状態を示す
もので、その他の構成は図3と同一であるから説明を省
略する。
【0034】図7および図8は、フェルール接合材およ
びガイドスリーブ他の変形例を示すもので、図1では、
フェルール接合材は円柱状のフェルールを切り欠くこと
で形成されているが、図7では、台形状のフェルールを
切り欠くことでフェルール接合材30を形成している。
その他の構成は図1と同一であるから説明を省略する。
【0035】また、図2では、ガイドスリーブは断面C
字状に形成されているが、図8では、断面台形状の筒形
にしてガイドスリーブ31を形成する。その他の構成は
図2と同一であるから説明を省略する。
【0036】図9は、図7に示すフェルール接合材30
を図8に示すガイドスリーブ31に挿入した状態を示す
もので、その他の構成は図3と同一であるから説明を省
略する。
【0037】上記2つの変形例のように、フェルール接
合材とガイドスリーブを四角形状や台形状にすると、ガ
イドスリーブ21、31に対してフェルール接合材2
0、30が回動することが防止され、このため突き合わ
せ時に傾斜面5、5同士が周方向にずれることがなく位
置決めが確実になり、よって光フィルタ8をフェルール
接合材間に介在させる操作が容易になる。このような観
点からすれば、上記の如く、四角形状や台形状に限るこ
となく、多角形状であれば同様の作用効果が得られるこ
とになる。
【0038】図10は、複数のフェルール接合材1を直
列に配列した例を示すもので、フェルールの両端部を段
部に形成した両面接合用フェルール接合材1aを直列に
配列して中央部に配置すると共に、フェルールの一端部
を段部に形成した片面接合用フェルール接合材1bを両
面接合用フェルール接合材1aの両端に配置して、隣接
する接合用フェルール接合材をガイドスリーブ6に挿入
することで、光フィルタ8を介して光ファイバの端面を
突き合わせることで光結合させている。
【0039】図11は、フェルールの一端部を切り欠い
て段部に形成した一対の片面接合用フェルール接合材1
b、1bを、ガイドスリーブ6に挿入することで、光フ
ィルタ8を介して光ファイバ4端面を突き合わせてユニ
ット40を形成し、これらユニットを直列に配列して、
隣接するユニットの光ファイバ4同士を光結合させてい
る。このようにすれば、4波長、8波長等3波長以上を
多重伝送するWDMシステムにも利用することができ
る。
【0040】なお、図10および図11では、フェルー
ル接合材およびガイドプレートとして図1および図2に
示すものを用いたが、これに限らず図4、図5、図7、
図8に示すものを使用してもよい。
【0041】以上説明した図3、図6、図9に示す各モ
ジュールをプリント基板に実装することも可能である。
【0042】図12ないし図16は、図1ないし図3に
示すモジュールの製造方法を示す。
【0043】まず、第1工程では、図12に示すよう
に、光ファイバ4からその被覆材4aを剥がす。第2工
程では、図13に示すように、被覆材を剥がして吹出し
になった光ファイバ部分にフェルール4bを嵌め込む。
【0044】第3工程では、図14に示すように、フェ
ルールの端部に段部を形成する。その際使用する切断刃
としては、ダイヤモンド付きのブレードと呼ばれるのこ
ぎりを使用する。ブレードには幅広のものと幅狭のもの
とがあり、幅広のものは荒削り用に使用し、幅狭のもの
は精度をだすための研磨用に使用する。
【0045】まず、フェルール4bの先端上部を、幅広
のブレードで径方向に切り込んだ後、軸方向にそのブレ
ードを移動させて、フェルール端部を切り欠くことによ
り段部2をおおまかに形成する。切り欠きに際しては、
段部の平坦面3から光ファイバ4がやや露出するように
する。
【0046】その際、多少、光ファイバのクラッドが削
れることがあってもブレードがコアに届かなければ支障
はない。次いで、幅狭のブレードを用いて、段部を研磨
することにより精度をだす。
【0047】第4工程では、図15に示すように、段部
の端面を斜め下に切削して傾斜面に形成した後、その傾
斜面を研磨してフェルール接合材1を形成する。
【0048】第5工程では、図16に示すように、フェ
ルール接合材1を位置決め用のガイドスリーブ6に挿入
して、光ファイバの端面同士を光フィルタを介して突き
合わせる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、光フィルタを埋設することな
く、光ファイバの突合せ面に介在させて、光ファイバと
光フィルタとの隙間をなくしたので、乱反射が防止され
ることになり、よって光特性の劣化防止が図れる。
【0050】また、光フィルタを埋設することなく、光
ファイバの端面間に配するため、光フィルタ埋設用のフ
ェルールが不要となりコストダウンが図れる。
【0051】また、本発明では、光ファイバの被覆材除
去部分に嵌め込んだフェルールの端部を切り欠いて段部
に形成し、段部の端面を斜めに切除して形成したフェル
ール接合材をガイドスリーブに挿入して、光ファイバの
端面同士を光フィルタを介して突き合わせることで光送
受信モジュールを製造するため、製造工程の短縮化が図
れ、よって製造コストの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフェルールによる光送受信モジュ
ールのフェルール接合材の断面図
【図2】同じく、ガイドスリーブの断面図
【図3】同じく、フェルール接合材をガイドスリーブに
挿入した状態を示す断面図
【図4】同じく、フェルール接合材の変形例を示す図1
に相当する断面図
【図5】同じく、ガイドスリーブの変形例を示す図2に
相当する断面図
【図6】同じく、図4のフェルール接合部材を図5のガ
イドスリーブに挿入した状態を示す図2に相当する断面
【図7】同じく、フェルール接合材の他の変形例を示す
図1に相当する断面図
【図8】同じく、ガイドスリーブの他の変形例を示す図
2に相当する断面図
【図9】同じく、図7のフェルール接合部材を図8のガ
イドスリーブに挿入した状態を示す図2に相当する断面
【図10】同じく、第2実施形態を示す断面図
【図11】同じく、第3実施形態を示す断面図
【図12】本発明に係るフェルールによる光送受信モジ
ュールの製造方法の第1工程を示す光ファイバの断面図
【図13】同じく、第2工程を示すフェルール嵌合状態
の光ファイバを示す断面図
【図14】(1)同じく、第3工程を示す段部形成状態
を示す断面図(2)は(1)のA視図
【図15】同じく、第4工程を示す斜面形成状態を示す
断面図
【図16】同じく、フェルール接合材をガイドスリーブ
に挿入した状態を示す断面図
【符号の説明】 1、20、30 フェルール接合材 2 段部 3 段部の平坦面 4 光ファイバ 6、21、31 ガイドスリーブ 7 窓部 8 光フィルタ 9 受光素子 10 発光素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月2日(2002.12.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光送受信モジュール
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話局から家庭、
家庭から電話局を、メディアコンバータを使用して一本
の光フアィバで結ぶ通信機器、特に、コストダウンや特
性劣化防止等を図った光分岐器や光分波器等の光送受信
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電話局から一般家庭までの
間に光ファイバを配線して双方向の高速通信を可能にす
る通信システムが普及しつつある。このような通信シス
テムでは、一本の光ファイバにより双方向の通信を可能
にするため、波長の異なる信号を多重化して光ファイバ
へ送出し、局舎や家庭内に設置した光送受信モジュール
により各波長毎に電気信号に変換しており、光送受信モ
ジュールには、光ファイバを横断するようにフィルタが
設けられており、このフィルタにより波長の異なる信号
の一方を反射ないし屈折させ、他方の信号を透過させる
ことにより、波長の異なる信号を分離している。
【0003】この種のシステムとして、例えば、特開平
8−179168号公報には、フェルールをもったプラ
グのプラグ本体に対して連結するアダプタ本体を備えた
アダプタにおいて、アダプタ本体内で光軸方向に固定し
た整列フェルールと、整列フェルール内で光軸方向に延
在する光ファイバ素線と、光ファイバ素線を横切るよう
に整列フェルール内に埋設された光フィルタとを備えた
アダプタが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例では、整列
フェルールにスリットを形成して、このスリットに光フ
ィルタを埋設しているため、光フィルタとスリットとの
間に隙間が発生することが避けられず、しかも、スリッ
トの研磨加工は極めて困難であるため、光信号が乱反射
するという問題があった。
【0005】また、光フィルタは光ファイバ素線を横切
るように設けられているため、単一波長の信号だけしか
処理することができなかった。
【0006】さらに、光ファイバが埋設された2つのフ
ェルールの他に整列フェルールが使用されており、合計
3個のフェルールが必要となるため、コスト高となって
いた。
【0007】さらにまた、アダプタを使用するため、全
体構造が大型化していた。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、光フィルタを埋設することなく、光ファイバの突
合せ面に介在させて、光ファイバと光フィルタとの隙間
をなくすことにより特性劣化防止が可能で、かつ、フェ
ルール数を減少化してコストダウンを図り、さらに、ア
ダプタを省略して小型化を図ることが可能な光送受信モ
ジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光ファイバがそれぞれ埋設された一対の
フェルールを光結合させて形成する光送受信モジュール
において、一対のフェルールの各一端面部を一部切除し
て段部を形成し、段部から各フェルールにそれぞれ埋設
された光ファイバの周面を一部或いは全部露出させて構
成するフェルール接合材と、フェルール接合材が挿入さ
れ光ファイバ同士を結合して光結合部を形成するガイド
スリーブとを備え、ガイドスリーブは、長手方向に割り
溝を有する筒形状を呈すると共に割り溝を含んで切欠き
形成された窓部を有して構成しており、フェルール接合
材の端面同士を光フィルタ又はハーフミラーを介して突
き合わせて光分波させることによって、光ファイバを光
結合可能に形成し、この際に、光結合部を窓部に表出さ
せると共に、結合部の上方に位置するように窓部内に受
光素子を付設して構成している。
【0010】従って、本発明は、光フィルタを埋設する
ことなく、光ファイバの突合せ面に介在させて、光ファ
イバと光フィルタないしハーフミラーとの隙間をなくし
たので、乱反射が防止されることになり、よって光特性
の劣化防止が図れ、また、光フィルタ等を埋設すること
なく、光ファイバの端面間に配するため、光フィルタ等
の埋設用のフェルールが不要となりコストダウンが図
れ、また、本発明は光フィルタ等を光ファイバで固定す
ると共に、光ファイバをガイドスリーブで固定するた
め、アダプタを必要とせず、よってモジュールの小型化
が図れる。
【0011】さらにまた、本発明は、フェルールとガイ
ドスリーブとのそれぞれの横断面形状を円形状にしてお
り、従って、両者の組み付けが容易である。
【0012】さらにまた、本発明は、フェルールとガイ
ドスリーブとのそれぞれの横断面形状を多角形状にして
いる。
【0013】従って、本発明では、フェルール接合部材
とガイドスリーブとの断面形状を多角形状にしたので、
ガイドスリーブに対するフェルール接合材の回動が防止
され、このため突き合わせ時に段部の端面が周方向にず
れることがなく、よって光フィルタをフェルール接合材
間に介在させる操作が容易になる。
【0014】さらにまた、本発明は、フェルール接合材
は、フェルールの一端部を段部に形成した片面接合用フ
ェルール接合材と、フェルールの両端部を段部に形成し
た両面接合用フェルール接合材とを含み、両面接合用フ
ェルール接合材を直列に配列して中央部に配置すると共
に、片面接合用フェルール材を両面接合用フェルール接
合材の両端に配置して、隣接する接合用フェルール材を
ガイドスリーブに挿入することで、光ファイバを光結合
させることが考えら、また、フェルールの一端部を段部
にした一対の片面接合用フェルール接合材をガイドスリ
ーブに挿入して形成したユニットを直列に配列して、隣
接するユニットを、光ファイバを介して直列に接続して
いる。
【0015】従って、本発明では、ガイドスリーブを介
してフェルール接合材を直列に配列可能であるから、モ
ジュールの簡素化とより一層の小型化およびコストダウ
ンが可能となり、また、本発明では、光ファイバを介し
てフェルール接合材を直列に配列可能であるから、フェ
ルール接合材間のスパン設定の自由度が増大する。
【0016】さらにまた、本発明は、フェルールの端部
を切り欠いて段部を形成する第1の工程と、フェルール
に光ファイバの被覆材を除去して予め形成した被覆材除
去部分を嵌め込んで、前記段部の平坦面から前記光ファ
イバ周面の一部又は全部を露出させる第2工程と、前記
段部の端面を斜めに切除して傾斜面に形成することでフ
ェルール接合材を形成する第3工程と、前記フェルール
接合材を長手方向に割り溝を有する筒形状を呈すると共
に中央部に前記割り溝を含んで切欠き形成された窓部を
有する位置決め用のガイドスリーブに挿入して、光ファ
イバの端面同士を光フィルタ又はハーフミラーを介して
突き合わせることによって前記窓部を通して前記光フィ
ルタを表出させる第4工程とからなる製法で光送受信モ
ジュールを製造するため、製造工程の短縮化が図れ、よ
って製造コストの削減が可能となる。
【0017】さらにまた、本発明は、フェルールに埋設
した光ファイバ周面の一部或いは全部を露出させること
が考えられ、従って、部品管理が容易である。
【0018】さらにまた、本発明は、フェルール端部に
軸方向と垂直でない略平面を形成することが考えられ、
従って、フェルール端部の突き合せが容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフェルールに
よる光送受信モジュールの実施形態を図面を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1は、光結合すべき一対のフェルール接
合材1、1を示している。これらフェルール接合材は、
光ファイバが埋設された図示しない円柱形状のフェルー
ルにおける一端部の上半部を切り欠いて段部2に形成し
たもので、切り欠きに際しては、段部2の平坦面3から
光ファイバ4がやや露出するようにする。
【0021】また、それぞれの段部2、2および光ファ
イバ4の端面は傾斜させて傾斜面5、5に形成する。傾
斜方向は、一方を上斜めにかつ、他方を下斜めにして、
両傾斜面を突き合わせた際に、両者間に隙間が発生しな
いようにする。なお、この傾斜角θは、後述の光フィル
タの傾斜角に適合させるべく60°程度が好ましい。
【0022】図2は、フェルール接合材1、1を挿入さ
せる位置決め用のガイドスリーブ6を示している。この
ガイドスリーブは、フェルール接合材1、1の断面形状
に相応させて断面上向きC字状の筒形に形成されてい
る。このガイドスリーブ6には、その中央上部を上向き
コ字状に切り欠いて窓部7を形成するのが好ましい。
【0023】図3はガイドスリーブ6にフェルール接合
材1、1を挿入した状態を示している。すなわち、ガイ
ドスリーブ6の一端面から一方のフェルール接合材1
を、かつ、ガイドスリーブ6の他端面から他方のフェル
ール接合材1を、それぞれ段部2、2を対向させて挿入
する。
【0024】その際、両フェルール接合材1、1の傾斜
面5、5間には光フィルタ8を介在させておき、この状
態で両フェルール接合材1、1を突き合わせることで、
光フィルタ8を介して光ファイバ4、4の両端面を接合
させる。
【0025】光フィルタ8としては、透過する電磁波の
ある成分を選択吸収して、平面偏光を作り出す特性を有
する偏光フィルタや光量を落す特性を有する減光フィル
タや後述する波長分割フィルタ等が代表的である。
【0026】両フェルール接合材1、1の突き合せ後、
紫外線溶融性の接着剤で突合せ面を接着させる。この突
合せ面はガイドスリーブ6のほぼ中央に位置し、窓部7
は突合せ面の上方に位置する。
【0027】なお、ガイドスリーブ6に窓部7を形成す
る場合には、この窓部7に受光素子9を付設する。すな
わち、窓部7は受光素子9設置用のもので、このように
受光素子9を設ける場合には、光フィルタ8として波長
分割フィルタを用いる。
【0028】波長分割フィルタは、光ファイバ内を伝播
する波長の異なる信号のうち特定の信号を反射または回
折して分離する特性を有するため、この分離された光信
号を受光素子9に受光させることで特定の信号を分波
し、光分波器を構成することが可能になる。
【0029】光フィルタ8として、ハーフミラーを用い
れば、光ファイバ内を伝播する波長の同じ信号のうち略
半分の信号を反射または回折して分離する特性を有する
ため、この分離された光信号を受光素子9に受光させる
ことで特定の信号を分岐し、光分岐器を構成することが
可能になる。
【0030】なお、フェルール接合材1、1の一方の他
端部には、光ファイバ4に信号を送出可能な発光素子1
0を装着するが、発光素子に代えて受光素子を設けるこ
とも可能である。
【0031】図4および図5は、フェルール接合材およ
びガイドスリーブの変形例を示すもので、図1では、フ
ェルール接合材は円柱状のフェルールを切り欠くことで
形成されているが、図4では、四角柱状のフェルールを
切り欠くことでフェルール接合材20を形成している。
その他の構成は図1と同一であるから説明を省略する。
【0032】また、図2では、ガイドスリーブは断面C
字状に形成されているが、図5では、断面形状を上向き
コ字状にしてガイドスリーブ21を形成する。その他の
構成は図2と同一であるから説明を省略する。
【0033】図6は、図4に示すフェルール接合材20
を図5に示すガイドスリーブ21に挿入した状態を示す
もので、その他の構成は図3と同一であるから説明を省
略する。
【0034】図7および図8は、フェルール接合材およ
びガイドスリーブ他の変形例を示すもので、図1では、
フェルール接合材は円柱状のフェルールを切り欠くこと
で形成されているが、図7では、台形状のフェルールを
切り欠くことでフェルール接合材30を形成している。
その他の構成は図1と同一であるから説明を省略する。
【0035】また、図2では、ガイドスリーブは断面C
字状に形成されているが、図8では、断面台形状の筒形
にしてガイドスリーブ31を形成する。その他の構成は
図2と同一であるから説明を省略する。
【0036】図9は、図7に示すフェルール接合材30
を図8に示すガイドスリーブ31に挿入した状態を示す
もので、その他の構成は図3と同一であるから説明を省
略する。
【0037】上記2つの変形例のように、フェルール接
合材とガイドスリーブを四角形状や台形状にすると、ガ
イドスリーブ21、31に対してフェルール接合材2
0、30が回動することが防止され、このため突き合わ
せ時に傾斜面5、5同士が周方向にずれることがなく位
置決めが確実になり、よって光フィルタ8をフェルール
接合材間に介在させる操作が容易になる。このような観
点からすれば、上記の如く、四角形状や台形状に限るこ
となく、多角形状であれば同様の作用効果が得られるこ
とになる。
【0038】図10は、複数のフェルール接合材1を直
列に配列した例を示すもので、フェルールの両端部を段
部に形成した両面接合用フェルール接合材1aを直列に
配列して中央部に配置すると共に、フェルールの一端部
を段部に形成した片面接合用フェルール接合材1bを両
面接合用フェルール接合材1aの両端に配置して、隣接
する接合用フェルール接合材をガイドスリーブ6に挿入
することで、光フィルタ8を介して光ファイバの端面を
突き合わせることで光結合させている。
【0039】図11は、フェルールの一端部を切り欠い
て段部に形成した一対の片面接合用フェルール接合材1
b、1bを、ガイドスリーブ6に挿入することで、光フ
ィルタ8を介して光ファイバ4端面を突き合わせてユニ
ット40を形成し、これらユニットを直列に配列して、
隣接するユニットの光ファイバ4同士を光結合させてい
る。このようにすれば、4波長、8波長等3波長以上を
多重伝送するWDMシステムにも利用することができ
る。
【0040】なお、図10および図11では、フェルー
ル接合材およびガイドプレートとして図1および図2に
示すものを用いたが、これに限らず図4、図5、図7、
図8に示すものを使用してもよい。
【0041】以上説明した図3、図6、図9に示す各モ
ジュールをプリント基板に実装することも可能である。
【0042】図12ないし図16は、図1ないし図3に
示すモジュールの製造方法を示す。
【0043】モジュール製造に当って、図12に示すよ
うに、予め、光ファイバ4からその被覆材4aを剥がし
ておく。
【0044】そして、第1工程では、図13に示すよう
に、フェルール1aの端部に段部2を形成する。その際
使用する切断刃としては、ダイヤモンド付きのブレード
と呼ばれるのこぎりを使用する。ブレードには幅広のも
のと幅狭のものとがあり、幅広のものは荒削り用に使用
し、幅狭のものは精度をだすための研磨用に使用する。
【0045】この第1工程では、先ず、フェルール1a
の先端上部を、幅広のブレードで径方向に切り込んだ
後、軸方向にそのブレードを移動させて、フェルール端
部を切り欠くことにより段部2をおおまかに形成する。
【0046】次いで、幅狭のブレードを用いて、段部を
研磨することにより精度をだす。
【0047】第2工程では、図14に示すように、フェ
ルール1aに被覆材を剥がして剥き出しになった光ファ
イバ部分を嵌め込み埋設する。この結果、光ファイバ部
分はその周面の一部が段部2から露出することになる。
【0048】第3工程では、図15に示すように、段部
の端面を斜め下に切削して傾斜面に形成した後、その傾
斜面を研磨してフェルール接合材1を形成する。
【0049】第4工程では、図16に示すように、フェ
ルール接合材1を位置決め用のガイドスリーブ6に挿入
して、光ファイバの端面同士を光フィルタを介して突き
合わせる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、光フィルタを埋設することな
く、光ファイバの突合せ面に介在させて、光ファイバと
光フィルタとの隙間をなくしたので、乱反射が防止され
ることになり、よって光特性の劣化防止が図れる。
【0051】また、光フィルタを埋設することなく、光
ファイバの端面間に配するため、光フィルタ埋設用のフ
ェルールが不要となりコストダウンが図れる。
【0052】また、本発明では、光ファイバの被覆材除
去部分に嵌め込んだフェルールの端部を切り欠いて段部
に形成し、段部の端面を斜めに切除して形成したフェル
ール接合材をガイドスリーブに挿入して、光ファイバの
端面同士を光フィルタを介して突き合わせることで光送
受信モジュールを製造するため、製造工程の短縮化が図
れ、よって製造コストの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフェルールによる光送受信モジュ
ールのフェルール接合材の断面図
【図2】同じく、ガイドスリーブの断面図
【図3】同じく、フェルール接合材をガイドスリーブに
挿入した状態を示す断面図
【図4】同じく、フェルール接合材の変形例を示す図1
に相当する断面図
【図5】同じく、ガイドスリーブの変形例を示す図2に
相当する断面図
【図6】同じく、図4のフェルール接合部材を図5のガ
イドスリーブに挿入した状態を示す図2に相当する断面
【図7】同じく、フェルール接合材の他の変形例を示す
図1に相当する断面図
【図8】同じく、ガイドスリーブの他の変形例を示す図
2に相当する断面図
【図9】同じく、図7のフェルール接合部材を図8のガ
イドスリーブに挿入した状態を示す図2に相当する断面
【図10】同じく、第2実施形態を示す断面図
【図11】同じく、第3実施形態を示す断面図
【図12】本発明に係るフェルールによる光送受信モジ
ュールの製造方法に使用する光ファイバの被覆材を剥が
した状態を示す側面図
【図13】同じく、第1工程を示す段部形成状態を示す
断面図
【図14】(1)同じく、第2工程を示すフェルールに
光ファイバを嵌合した状態を示す断面図断面図、(2)
は(1)のA視図
【図15】同じく、第3工程を示す斜面形成状態を示す
断面図
【図16】同じく、第4工程におけるフェルール接合材
をガイドスリーブに挿入した状態を示す断面図
【符号の説明】 1、20、30 フェルール接合材 2 段部 3 段部の平坦部 4 光ファイバ 6、21、31 ガイドスリーブ 7 窓部 8 光フィルタ 9 受光素子 10 発光素子
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバがそれぞれ埋設された一対の
    フェルールを光結合させて形成する光送受信モジュール
    において、 前記一対のフェルールの各一端面部を一部切除して段部
    を形成し、前記段部から前記各フェルールにそれぞれ埋
    設された光ファイバの周面を一部或いは全部露出させて
    構成するフェルール接合材と、 前記フェルール接合材が挿入され前記光ファイバ同士を
    結合して光結合部を形成するガイドスリーブとを備え、 前記ガイドスリーブは、長手方向に割り溝を有する筒形
    状を呈すると共に前記割り溝を含んで切欠き形成された
    窓部を有して構成しており、 前記フェルール接合材の端面同士を光フィルタを介して
    突き合わせて光分波させることによって、光ファイバを
    光結合可能に形成し、この際に、前記光結合部を前記窓
    部に表出させると共に、前記結合部の上方に位置するよ
    うに前記窓部内に受光素子を付設して構成したことを特
    徴とする光送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 光ファイバがそれぞれ埋設された一対の
    フェルールを光結合させて形成する光送受信モジュール
    において、 前記一対のフェルールの各一端面部を一部切除して段部
    を形成し、前記段部から前記各フェルールにそれぞれ埋
    設された光ファイバの周面を一部或いは全部露出させて
    構成するフェルール接合材と、 前記フェルール接合材が挿入され前記光ファイバ同士を
    結合して光結合部を形成するガイドスリーブとを備え、 前記ガイドスリーブは、長手方向に割り溝を有する筒形
    状を呈すると共に前記割り溝を含んで切欠き形成された
    窓部を有して構成しており、 前記フェルール接合材の端面同士をハーフミラーを介し
    て突き合わせて光分波させることによって、光ファイバ
    を光結合可能に形成し、この際に、前記光結合部を前記
    窓部に表出させると共に、前記結合部の上方に位置する
    ように前記窓部内に受光素子を付設して構成したことを
    特徴とする光送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 前記各フェルールの他端部に発光素子又
    は受光素子を装着したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の光送受信モジュール。
  4. 【請求項4】 前記フェルールとガイドスリーブとはそ
    れぞれの横断面形状を円形状にしたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記フェルールとガイドスリーブとはそ
    れぞれの横断面形状を多角形状にしたことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の光送受信モジュー
    ル。
  6. 【請求項6】 前記フェルール接合材は、フェルールの
    一端部を段部に形成した片面接合用フェルール接合材
    と、フェルールの両端部を段部に形成した両面接合用フ
    ェルール接合材とを含み、両面接合用フェルール接合材
    を直列に配列して中央部に配置すると共に、片面接合用
    フェルール材を両面接合用フェルール接合材の両端に配
    置して、隣接する接合用フェルール材をガイドスリーブ
    に挿入することで、光ファイバを光結合させたことを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光送受信
    モジュール。
  7. 【請求項7】 前記フェルールの一端部を段部にした一
    対の片面接合用フェルール接合材をガイドスリーブに挿
    入して形成したユニットを直列に配列して、隣接するユ
    ニットを、光ファイバを介して直列に接続したことを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光送受信
    モジュール。
  8. 【請求項8】 前記ガイドスリーブをプリント基板に実
    装したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
    記載の光送受信モジュール。
  9. 【請求項9】 光ファイバから被覆材を除去する第1工
    程と、被覆材除去部分にフェルールを嵌め込む第2工程
    と、フェルールの端部を切り欠いて段部に形成し、段部
    の平坦面から光ファイバ周面の一部を露出させる第3工
    程と、前記段部の端面を斜めに切除して傾斜面に形成す
    ることでフェルール接合材を形成する第4工程と、前記
    フェルール接合材を長手方向に割り溝を有する筒形状を
    呈すると共に中央部に前記割り溝を含んで切欠き形成さ
    れた窓部を有する位置決め用のガイドスリーブに挿入し
    て、光ファイバの端面同士を光フィルタを介して突き合
    わせることによって前記窓部を通して前記光フィルタを
    表出させる第5工程とを有することを特徴とする光送受
    信モジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054922A1 (ja) * 2003-12-04 2005-06-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 波長分割多重光モジュール

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