JP2003294920A - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JP2003294920A
JP2003294920A JP2002095889A JP2002095889A JP2003294920A JP 2003294920 A JP2003294920 A JP 2003294920A JP 2002095889 A JP2002095889 A JP 2002095889A JP 2002095889 A JP2002095889 A JP 2002095889A JP 2003294920 A JP2003294920 A JP 2003294920A
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Japan
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film
substrate
photocatalytic
hydrophilic film
photocatalytic hydrophilic
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JP2002095889A
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English (en)
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Junichi Nakaho
純一 仲保
Noriyuki Takai
典之 高井
Hiroshi Yoshida
浩 吉田
Norie Fukui
紀江 福井
Takenobu Sakai
酒井  武信
Masayuki Ichiyanagi
昌幸 一柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なコストで二重像等が生じ難く品質が高
い反射鏡を得る。 【解決手段】 光触媒性親水膜16は、光触媒性親水膜
16の基本成分である二酸化珪素を有する溶質を溶剤中
に溶かし込むと共に、光触媒粒子18を混合した被膜原
液をガラス基板12の表面上に塗布若しくは滴下した状
態で、ガラス基板12を回転させることで被膜原液をガ
ラス基板12の表面全体に薄く広げられ、更に、焼成処
理することで形成される。このため、真空蒸着やスパッ
タに比べて製造コストが安価になる。また、光触媒粒子
18が混合されているものの、基本的に光触媒性親水膜
16は二酸化珪素で形成されるため、屈折率が小さい。
これにより、光の干渉等が軽減若しくは防止され、所謂
「二重像」の発生等を軽減若しくは防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を反射する反射
鏡に係り、特に、車両の室外に取り付けられるドアミラ
ーやフェンダーミラー等の屋外での使用に好適な反射鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、左右両後方側を確認するため
の所謂ドアミラー(アウタービューミラーと称する場合
もある)と称される反射鏡が設けられている。また、近
年、このような反射鏡では、二酸化珪素(SiO2)の
層と二酸化チタン(TiO2)の層からなる光触媒性親
水膜をガラス基板に形成した反射鏡が用いられている。
【0003】すなわち、この種の反射鏡は、車両の室外
に設けられているため雨天時には雨に晒される。このと
き、反射鏡の表面に雨滴等の水滴が付着すると反射像が
歪むため、反射鏡の表面に二酸化珪素等により構成され
る親水層を形成して、親水性を向上させ、表面に付着し
た水を薄膜化させることで水滴付着による反射像の歪み
を抑制したり、また、早期に蒸発させている。
【0004】一方で、この種の反射鏡は通常時であって
も他の車両の排気ガスの成分(主に有機物)等が反射鏡
の表面に付着して汚れることがある。反射鏡の表面が汚
れていると、上記の親水層による親水性が低下する。そ
こで、二酸化珪素によって形成される親水層とガラス面
との間に二酸化チタン等により構成される光触媒層を設
け、親水層に付着した有機物を反射鏡の表面近傍で二酸
化チタン等の光触媒機能により分解して浄化し、親水層
の表面の親水性を維持することが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この上記の
親水層や光触媒層は、真空スパッタリングや真空蒸着等
により個々に形成される。このため、製造コストが高い
という問題がある。
【0006】また、このような従来の光触媒性親水膜
は、親水層と光触媒層とを個々に形成している。ここ
で、親水層は二酸化珪素(SiO2)を主成分としてい
るため、光の透過率がミラーの基板の材質であるガラス
に近いが、二酸化チタン(TiO 2)を主成分とする光
触媒層は親水層に比べて屈折率が高い。このため、基板
に形成された反射膜での反射光が干渉され、所謂「二重
像」の要因の一つになっており、品質の向上という点で
改良の余地が多分に残されている。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、安価なコ
ストで二重像等が生じ難く品質が高い反射鏡を得ること
が目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の反射鏡
は、表面又は裏面に所定の反射率で光を反射する反射膜
が形成された基板と、主に二酸化チタンで形成される粒
状の光触媒粒子が一定濃度で略均一に分散されると共に
主に二酸化珪素を含めて形成された被膜原液を、前記基
板の表面又は裏面に塗布した状態で焼成することによ
り、前記光触媒粒子が略一定の密度で分布した状態で前
記基板の表面又は裏面に形成され、且つ、厚さが80n
m以上200nm以下の光触媒性親水膜と、を備えてい
る。
【0009】上記構成の反射鏡では、基板の表面又は裏
面に所定の反射率を有する反射膜が形成されており、基
板の表面に反射膜が設けられている構成であれば、基板
の表面に入射した光が反射膜によって所定の反射率で反
射され、また、基板の裏面に反射膜が設けられている構
成であれば、基板の表面側から基板を透過して基板の裏
面側へ達した光が反射膜によって所定の反射率で反射さ
れ、再び、基板を透過して基板の表面側から外部へ出
る。
【0010】一方、基板の表面又は裏面には、光触媒性
親水膜が形成されている。この光触媒性親水膜は主に二
酸化珪素を含めて構成されているため、その表面は所謂
「濡れ性」が高く、この光触媒性親水膜の表面に水滴が
付着した際の水滴の接触角が小さくなり、全体的に薄い
膜状となる。このため、反射膜で反射された反射像の歪
みを軽減できる。
【0011】また、上記の光触媒性親水膜は、粒状の光
触媒粒子が一定濃度で略均一に分散した被膜原液を基板
の表面又は裏面に塗布した状態で焼成することにより形
成される。このため、光触媒性親水膜の内部には、略一
定の密度で光触媒粒子が分散している。この光触媒粒子
は主に二酸化チタンで形成されるため、所謂「光触媒機
能」を有しており、光触媒粒子に光が照射されると、光
触媒機能により光触媒性親水膜の表面に付着した油分等
の有機化合物が分解される。これにより、光触媒性親水
膜の表面を清潔にでき、親水性被膜の表面での親水性を
維持できる。
【0012】ここで、上述したように、光触媒性親水膜
は、光触媒粒子が一定濃度で略均一に分散した被膜原液
を基板の表面又は裏面に塗布した状態で焼成することに
より形成されるため、真空蒸着やスパッタ等により二酸
化珪素の親水性被膜を形成する構成に比べて製造コスト
が安価になる。
【0013】また、上記のように被膜原液には予め光触
媒粒子が略一定の密度で分布しているため、焼成により
形成される光触媒性親水膜は単層で、しかも、その厚さ
が80nm以上200nm以下とされる。このように、
本反射鏡における光触媒性親水膜は単層で厚さが極めて
薄いことから、光触媒性親水膜自体の機械的強度を向上
でき、耐磨耗性を向上できる。このため、光触媒性親水
膜の表面の払拭等による機能低下が防止若しくは抑制さ
れる。
【0014】さらに、本反射鏡の光触媒性親水膜は、二
酸化チタンにより形成される光触媒粒子が混在している
ものの、基本的には二酸化珪素を主成分とした膜である
ため、光触媒性親水膜の光の屈折率が極めて小さい。こ
れにより、光の干渉等が軽減若しくは防止され、所謂
「二重像」の発生等を軽減若しくは防止できる。
【0015】請求項2記載の反射鏡は、表面又は裏面に
所定の反射率で光を反射する反射膜が形成された基板
と、粒径が10nm以上で主に二酸化チタンで形成され
た光触媒粒子が一定濃度で略均一に分散されると共に主
に二酸化珪素を含めて形成された被膜原液を、前記基板
の表面又は裏面に塗布した状態で焼成することにより、
前記光触媒粒子が略一定の密度で分布した状態で前記基
板の表面又は裏面に形成された光触媒性親水膜と、を備
え、且つ、前記二酸化チタンの最大粒径を前記光触媒性
親水膜の膜厚以下とした、ことを特徴としている。
【0016】上記構成の反射鏡では、基板の表面又は裏
面に所定の反射率を有する反射膜が形成されており、基
板の表面に反射膜が設けられている構成であれば、基板
の表面に入射した光が反射膜によって所定の反射率で反
射され、また、基板の裏面に反射膜が設けられている構
成であれば、基板の表面側から基板を透過して基板の裏
面側へ達した光が反射膜によって所定の反射率で反射さ
れ、再び、基板を透過して基板の表面側から外部へ出
る。
【0017】一方、基板の表面又は裏面には、光触媒性
親水膜が形成されている。この光触媒性親水膜は主に二
酸化珪素を含めて構成されているため、その表面は所謂
「濡れ性」が高く、この光触媒性親水膜の表面に水滴が
付着した際の水滴の接触角が小さくなり、全体的に薄い
膜状となる。このため、反射膜で反射された反射像の歪
みを軽減できる。
【0018】また、上記の光触媒性親水膜は、光触媒粒
子が一定濃度で略均一に分散した被膜原液を基板の表面
又は裏面に塗布した状態で焼成することにより形成され
る。このため、光触媒性親水膜の内部には、略一定の密
度で光触媒粒子が分散している。この光触媒粒子は主に
二酸化チタンで形成されるため、所謂「光触媒機能」を
有しており、光触媒粒子に光が照射されると、光触媒機
能により光触媒性親水膜の表面に付着した油分等の有機
化合物が分解される。これにより、光触媒性親水膜の表
面を清潔にでき、親水性被膜の表面での親水性を維持で
きる。
【0019】ここで、上述したように、光触媒性親水膜
は、光触媒粒子が一定濃度で略均一に分散した被膜原液
を基板の表面又は裏面に塗布した状態で焼成することに
より形成されるため、真空蒸着やスパッタ等により二酸
化珪素の親水性被膜を形成する構成に比べて製造コスト
が安価になる。
【0020】また、本反射鏡の光触媒性親水膜に混在す
る光触媒粒子は、10nm以上の粒径を有しているが、
その最大値(最大粒径)は光触媒性親水膜の膜厚以下で
あるため、光触媒粒子が光触媒性親水膜の内部に確実に
埋設される。このため、光触媒性親水膜の表面を滑らか
にでき、表面の摩擦抵抗を軽減できる。これにより、耐
磨耗性を向上でき、光触媒性親水膜の表面の払拭等によ
る機能低下が防止若しくは抑制される。
【0021】さらに、上記のように、光触媒粒子は10
nm以上の粒径を有しているが、その最大値(最大粒
径)は光触媒性親水膜の膜厚以下であるため、基板上に
被膜原液を塗布した状態において光触媒粒子が良好に分
散され、光触媒性親水膜の表面に平行な方向のみなら
ず、厚さ方向にも良好に分散され、光触媒機能や親水機
能の均一化に寄与する。
【0022】また、本反射鏡の光触媒性親水膜は、光触
媒粒子が混在しているものの、基本的には二酸化珪素を
主成分とした膜であるため、光触媒性親水膜の光の屈折
率が極めて小さい。これにより、光の干渉等が軽減若し
くは防止され、所謂「二重像」の発生等を軽減若しくは
防止できる。
【0023】請求項3記載の反射鏡は、表面又は裏面に
所定の反射率で光を反射する反射膜が形成された基板
と、主に二酸化チタンで形成される光触媒粒子が一定濃
度で略均一に分散されると共に主に二酸化珪素を含めて
形成された被膜原液を、前記基板の表面又は裏面に塗布
した状態で焼成することにより、前記光触媒粒子が略一
定の密度で分布した状態で前記基板の表面又は裏面に形
成される光触媒性親水膜と、を備え、且つ、前記光触媒
性親水膜の質量に対する前記光触媒粒子の質量比を、4
0%以上70%以下とした、ことを特徴としている。
【0024】上記構成の反射鏡では、基板の表面又は裏
面に所定の反射率を有する反射膜が形成されており、基
板の表面に反射膜が設けられている構成であれば、基板
の表面に入射した光が反射膜によって所定の反射率で反
射され、また、基板の裏面に反射膜が設けられている構
成であれば、基板の表面側から基板を透過して基板の裏
面側へ達した光が反射膜によって所定の反射率で反射さ
れ、再び、基板を透過して基板の表面側から外部へ出
る。
【0025】一方、基板の表面又は裏面には、光触媒性
親水膜が形成されている。この光触媒性親水膜は主に二
酸化珪素を含めて構成されているため、その表面は所謂
「濡れ性」が高く、この光触媒性親水膜の表面に水滴が
付着した際の水滴の接触角が小さくなり、全体的に薄い
膜状となる。このため、反射膜で反射された反射像の歪
みを軽減できる。
【0026】また、上記の光触媒性親水膜は、光触媒粒
子が一定濃度で略均一に分散した被膜原液を基板の表面
又は裏面に塗布した状態で焼成することにより形成され
る。このため、光触媒性親水膜の内部には、略一定の密
度で光触媒粒子が分散している。この光触媒粒子は主に
二酸化チタンで形成されるため、所謂「光触媒機能」を
有しており、光触媒粒子に光が照射されると、光触媒機
能により光触媒性親水膜の表面に付着した油分等の有機
化合物が分解される。これにより、光触媒性親水膜の表
面を清潔にでき、親水性被膜の表面での親水性を維持で
きる。
【0027】ここで、上述したように、光触媒性親水膜
に混在する光触媒粒子の光触媒性親水膜の質量に対する
質量比が40%以上70%以下であるため、光触媒性親
水膜の比較的長期に亘り安定して親水機能を持続させる
ことができ、しかも、光触媒性親水膜に対する油分等が
付着した場合にも比較的早期に親水機能を回復させるこ
とができる。
【0028】また、本反射鏡の光触媒性親水膜は、光触
媒粒子が混在しているものの、基本的には二酸化珪素を
主成分とした膜であるため、光触媒性親水膜の光の屈折
率が極めて小さい。これにより、光の干渉等が軽減若し
くは防止され、所謂「二重像」の発生等を軽減若しくは
防止できる。
【0029】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態の構成>図1
には本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡10の斜視
図が示されており、図2には図1の2−2に線に沿った
概略的な拡大断面図が示されている。
【0030】図1及び図2に示されるように、反射鏡1
0は基板としてのガラス基板12を備えている。ガラス
基板12の裏面(図1の矢印REとは反対方向側の面)
には、反射膜14が形成されている。
【0031】反射膜14は、例えば、クロムやクロムを
主成分とする合金により形成されている。ガラス基板1
2に形成された反射膜14の少なくともガラス基板12
側の面は充分な光沢を有し、且つ、光の反射率が高い。
したがって、ガラス基板12の表面側から入射した光が
ガラス基板12内を透過してガラス基板12の裏面側へ
達すると、反射膜14によって反射されて、再びガラス
基板12内を透過してガラス基板12の表面側へ向か
う。
【0032】なお、本実施の形態では、反射膜14をク
ロム若しくはクロムを主成分とした合金により形成され
ていたが、反射膜14の構成はこれに限るものではな
く、他の金属、例えば、アルミニウムや銀、若しくはこ
れらの金属を主成分とする合金であっても構わない。
【0033】一方、ガラス基板12の表面(すなわち、
ガラス基板12の反射膜14とは反対側の面)には光触
媒性親水膜16が形成されている。光触媒性親水膜16
は、主に二酸化珪素(SiO2)により形成されてお
り、その厚さT1は80nm以上200nm以下とされ
ている。
【0034】光触媒性親水膜16は、上記のように主に
二酸化珪素(SiO2)により形成されていることか
ら、ガラス基板12の表面側から入射した光の透過率は
上記のガラス基板12の透過率と略同等で、光を充分に
透過できるようになっている。また、光触媒性親水膜1
6は、その表面(すなわち、ガラス基板12とは反対側
の表面)における濡れ性が高く、水滴が付着した際の水
滴との接触角は10°以下となる。
【0035】また、図2に示されるように、光触媒性親
水膜16の内部には粒状の光触媒粒子18が埋設されて
いる。光触媒粒子18は主に二酸化チタン(TiO2
によって形成されており、その粒径は、50nm以上で
最大は光触媒性親水膜16の被膜の厚さT1以下(すな
わち、光触媒性親水膜16の厚さを最小の80nmとす
る場合には、光触媒粒子18の最大粒径は80nmで、
光触媒性親水膜16の厚さを最大の200nmとする場
合には、光触媒粒子18の最大粒径は200nm)とさ
れている。
【0036】また、光触媒粒子18は光触媒性親水膜1
6の内部で略均一に分布している。言い換えれば、光触
媒性親水膜16はその内部構造がマトリックス状とされ
ており、その内部に断続的に形成された空隙に光触媒粒
子18が埋設された状態になっている。
【0037】さらに、このように光触媒粒子18は光触
媒性親水膜16の内部で略均一に分散されているが、光
触媒粒子18全体の質量は、光触媒性親水膜16全体の
質量の約40%〜70%を占めている。
【0038】光触媒粒子18は、主に二酸化チタン(T
iO2)によって形成されていることで、所謂「光触媒
性(光触媒機能)」を有しており、光が当たると光触媒
機能で光触媒性親水膜16の表面上に付着した有機化合
物を分解する。
【0039】以上の光触媒粒子18が含まれた光触媒性
親水膜16は、所謂「スピンコート法」によってガラス
基板12上に形成される。
【0040】「スピンコート法」については周知の技術
であるため、詳細な説明は省略するが、簡単に述べる
と、先ず、図3に示されるように、光触媒性親水膜16
の基本成分である二酸化珪素(SiO2)を有する溶質
を溶剤(溶媒)中に溶かし込み、更に、上記の光触媒粒
子18を混合した被膜原液20をガラス基板12の表面
上に塗布若しくは滴下する。次いで、図4に示されるよ
うに、ガラス基板12の厚さ方向を軸方向として被膜原
液20が塗られたガラス基板12の略面中央周りに回転
させて、その際の遠心力で被膜原液20をガラス基板1
2の表面全体に薄く広げる。
【0041】さらに、この状態で被膜原液20が塗られ
たガラス基板12の乾燥処理等を行なったのち、焼成炉
にて被膜原液20が塗られたガラス基板12を焼成処理
してガラス基板12の表面上に上記の光触媒性親水膜1
6を形成する。
【0042】<第1の実施の形態の作用、効果>次に、
本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0043】本反射鏡10では、上記のようにガラス基
板12上に光触媒性親水膜16が形成されているため、
本反射鏡10の表面、すなわち、光触媒性親水膜16の
表面上に雨水等の水滴が付着しても、水滴の接触角は1
0°未満となるため、水滴が所謂粒状に残留せず、薄い
膜状に拡がる。これにより、反射像の歪みが抑制され
る。
【0044】一方で、例えば、本反射鏡10を車両の室
外に設置されるフェンダーミラーやドアミラー等の鏡体
として適用される場合には、他の車両の排気ガス中に含
まれる有機物が本反射鏡10の表面に付着して、光触媒
性親水膜16の親水性を低下させる。しかしながら、上
記のように、光触媒性親水膜16中には主に二酸化チタ
ン(TiO2)により構成される光触媒粒子18が混在
しており、この光触媒粒子18に光が照射されることで
生ずる光触媒効果により、本反射鏡10の表面に付着し
た結城物が分解されて反射鏡10の表面が浄化される。
これにより、光触媒性親水膜16の親水性を損なうこと
がない。
【0045】ここで、光触媒性親水膜16に含まれる光
触媒粒子18の質量比と、オイルが表面上に塗布された
光触媒性親水膜16が親水性を取り戻すまでに要する時
間(以下、便宜状「回復時間」と称する)並びに暗所
(すなわち、光触媒粒子18の光触媒性が機能しない場
所)に放置した場合での親水性の持続日数との関係が図
5のグラフに示されている。
【0046】図5に示されるように、回復時間は光触媒
粒子18の質量比の増加に対して概ね反比例して減少お
り、親水性の持続日数は光触媒粒子18の質量比に概ね
比例して増加している。
【0047】ここで、本実施の形態において、光触媒粒
子18の質量比は約40%以上70%以下とされている
ため、2時間乃至4時間と比較的短時間で光触媒性親水
膜16が親水性を取り戻しており、しかも、親水性の持
続日数も10日以上(概ね20日以下)と長期に亘り、
実用性が極めて高い。
【0048】一方、図6には光触媒性親水膜16に含ま
れる光触媒粒子18の質量比と、光触媒性親水膜16の
屈折率との関係がグラフによって示されている。
【0049】図6に示されるように、光触媒性親水膜1
6の屈折率は光触媒粒子18の質量比の増加に伴い増加
している。
【0050】ここで、本実施の形態において、光触媒粒
子18が混在しているものの、光触媒性親水膜16は基
本的に二酸化珪素により形成されている。しかも、光触
媒粒子18の質量比は約40%以上70%以下とされて
いるため、光触媒性親水膜16の屈折率は1.5乃至
1.8と比較的ガラス基板12の屈折率に近い。このた
め、ガラス基板12の屈折率と光触媒性親水膜16の屈
折率の大きな乖離で生じる光干渉に起因する「二重像」
の発生等を防止若しくは軽減でき、例えば、反射鏡10
を後方視認用として適用する場合の品質を向上できる。
【0051】また、製造面で考えると、上述したよう
に、光触媒性親水膜16は上述したスピンコート法によ
り形成されるため、真空蒸着やスパッタ等により二酸化
珪素の親水性被膜を形成する構成に比べて製造コストが
安価になる。
【0052】さらに、機械的な面等の他の面から考える
と、上記のように被膜原液20には予め光触媒粒子18
が略一定の密度で分布しているため、焼成により形成さ
れる光触媒性親水膜16は単層で、しかも、その厚さT
1が80nm以上200nm以下とされる。このよう
に、本反射鏡10における光触媒性親水膜16は単層で
厚さが極めて薄いことから、光触媒性親水膜16自体の
機械的強度を向上でき、耐磨耗性を向上できる。このた
め、光触媒性親水膜16の表面の払拭等による機能低下
を防止若しくは抑制できる。
【0053】また、光触媒性親水膜16に混在する光触
媒粒子18は、50nm以上の粒径を有しているが、そ
の最大値(最大粒径)は光触媒性親水膜16の膜厚以下
であるため、光触媒粒子18が光触媒性親水膜16の内
部に確実に埋設される。このため、光触媒性親水膜16
の表面を滑らかにできる。表面の摩擦抵抗を軽減でき
る。したがって、この意味でも耐磨耗性を向上でき、光
触媒性親水膜16の表面の払拭等による機能低下を防止
若しくは抑制できる。
【0054】さらに、上記のように光触媒粒子18は5
0nm以上の粒径を有しているが、その最大値(最大粒
径)は光触媒性親水膜16の膜厚以下であるため、基板
上に被膜原液20を塗布した状態において光触媒粒子1
8が良好に分散され、光触媒性親水膜16の表面に平行
な方向のみならず、厚さ方向にも良好に分散され、光触
媒機能や親水機能の均一化に寄与する。
【0055】なお、本実施の形態では、ガラス基板12
の裏面に反射膜14を設けた構成であったが、ガラス基
板12は単純な透明であってもよいし、薄青色等に着色
された透明であってもよい。
【0056】また、本実施の形態では、ガラス基板12
の裏面に反射膜14を設けた構成であったが、例えば、
図7に示されるように、ガラス基板12の表面に反射膜
14を設け、更に、反射膜14の表面(ガラス基板12
とは反対側の面)に光触媒性親水膜16を設ける構成と
してもよい。
【0057】さらに、本実施の形態では、反射膜14を
クロムやクロムを含む合金等の金属で形成したが、反射
膜14の構成が金属に限定されるものではない。例え
ば、図8に示されるように、複数の誘電体薄膜32、3
4、36、38を積層することで形成された反射膜40
を、ガラス基板12の裏面に設け、反射膜40で光を反
射すると共に、光干渉作用で反射光を青系の色にする所
謂「ブルーミラー」としてもよい。
【0058】<第2の実施の形態の構成>次に、本発明
の第2の実施の形態について説明する。なお、本第2の
実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態
と基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与して
その説明を省略する。
【0059】図9には、本実施の形態に係る反射鏡50
の構造が概略的な拡大断面図によって示されている。
【0060】この図に示されるように、本反射鏡50
は、反射膜14を備えておらず、代わりに、反射膜とし
ての導電性反射膜52が形成されている。この導電性反
射膜52も基本的には反射膜14と同様に、少なくとも
ガラス基板12側の面は、充分な光沢を有し、且つ、光
の反射率が高く、ガラス基板12の導電性反射膜52が
形成された側とは反対側からガラス基板12へ入射した
光を導電性反射膜52により反射することができる。更
に、この導電性反射膜52は、電極、リード線、及びス
イッチを介してバッテリー(何れも図示省略)へ電気的
に接続されている。
【0061】また、ガラス基板12と導電性反射膜52
との間には透明の導電性被膜54が形成されている。こ
の導電性被膜54も導電性反射膜52と同様に電極、リ
ード線、及びスイッチを介してバッテリー(何れも図示
省略)へ電気的に接続されている。
【0062】この導電性被膜54と導電性反射膜52と
の間にはエレクトロクロミック被膜56が形成されてい
る。エレクトロクロミック被膜56は、例えば、酸化イ
リジウムや酸化ニッケル等の酸化発色材被膜、五酸化タ
ンタル等の固体電解質被膜、三酸化タングステンや三酸
化モリブデン等の還元発色材被膜等の三種類の膜を三層
に重ね合わせることにより形成されており、上記の電極
を介して導電性反射膜52、導電性被膜54に電圧を印
加すると、可逆的な酸化、還元反応によりエレクトロク
ロミック被膜56が着色され、或いは消色される(すな
わち、着色が解除される)。
【0063】すなわち、本反射鏡50は、上記の着色及
び消色の作用で反射光の色調を変化させる所謂「エレク
トロクロミック反射鏡」を構成しており、なかでも、導
電性反射膜52、導電性被膜54、及びエレクトロクロ
ミック被膜56の複数の薄膜を積層して構成した「薄膜
エレクトロクロミック反射鏡」を構成している。
【0064】上記構成の本反射鏡50でも、前記第1の
実施の形態に係る反射鏡10と同様に、光触媒性親水膜
16を備えているため、基本的には前記第1の実施の形
態と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができ
る。
【0065】ところで、上記のような導電性反射膜5
2、導電性被膜54、及びエレクトロクロミック被膜5
6を備えた反射鏡に二酸化珪素の親水層と二酸化チタン
の光触媒層を積層して構成した従来の光触媒性親水膜を
適用した場合には、二酸化チタンの光触媒層の屈折率が
大きいため、図10に一点鎖線で示されるように、反射
鏡の表面反射率が極めて大きく、しかも、光触媒性親水
膜の厚さの変化に表面反射率が極めて敏感に変化する
(すなわち、極めて僅かな膜厚の誤差で表面反射率が変
化してしまう)。このため、所望の反射率を得るために
は光触媒性親水膜の膜厚を極めて厳格に管理しなくては
ならないという問題がある。
【0066】なお、図10における色度座標x及び色度
座標yは、JIS Z8701の『XYZ表色系及びX
10Y10Z10表色系による色の表示方法』に基づいて計算
されたものであり、その計算方法等に関しての詳細な説
明はここでは省略する。
【0067】また、従来の光触媒性親水膜では光触媒層
の屈折率が大きいため、導電性反射膜52、導電性被膜
54、及びエレクトロクロミック被膜56を備えた反射
鏡に従来の光触媒性親水膜を適用すると、図11の矢印
Aで指し示す一点鎖線で示されるように全体的に干渉色
が強く、しかも、光触媒性親水膜の膜厚の変化に対して
敏感に色調を変化させてしまう(すなわち、極めて僅か
な膜厚の誤差で色調が変化してしまう)。このため、所
望の色調を得るためには光触媒性親水膜の膜厚を極めて
厳格に管理しなくてはならないという問題がある。
【0068】これに対して、本反射鏡50に適用した光
触媒性親水膜16は、光触媒粒子18が混在しているも
のの、基本的に二酸化珪素により形成されているため、
屈折率が低い。このため、図10に実線で示されるよう
に、表面反射率が低く抑えられ、しかも、光触媒性親水
膜16の厚さの変化に対しても、表面反射率の変化を小
さくすることができる。
【0069】一方、図11において矢印Bで指し示す実
線で示されるように、本反射鏡50では色調を白系の色
にすることができ、しかも、光触媒性親水膜16の厚さ
の変化に対する色調変化が極めて小さい。
【0070】このように、本反射鏡50では、光触媒性
親水膜16の膜厚をさほど厳格に管理しなくても所望の
表面反射率及び所望の色調を得ることができ、生産効率
を極めて効果的に向上でき、これによって、製造コスト
を安価にできる。
【0071】なお、本実施の形態では、所謂「エレクト
ロクロミック反射鏡」のなかの「薄膜エレクトロクロミ
ック反射鏡」に本発明を適用した構成であったが、「薄
膜エレクトロクロミック反射鏡」以外の「エレクトロク
ロミック反射鏡」には、例えば、図12に示されるよう
な「セル構造エレクトロクロミック反射鏡」がある。
【0072】以下、「セル構造エレクトロクロミック反
射鏡」としての反射鏡70の構造について簡単に説明す
る。
【0073】反射鏡70は、ガラス基板12と反射膜1
4の間にガラス板72が配置されている。ガラス基板1
2とガラス板72との間には各々が薄肉シート状若しく
は膜状に形成された一対の透明電極74が重なるように
配置されている。これらの透明電極74の間には、ゲル
状のエレクトロクロミック材76が設けられており、シ
ール材78によってエレクトロクロミック材76が透明
電極74の間で封入されている。
【0074】以上のような反射鏡70では透明電極74
に電圧を印加すると、可逆的な酸化、還元反応によりエ
レクトロクロミック材76が着色され、或いは消色さ
れ、結果的には、上記の反射鏡50(薄膜エレクトロク
ロミック反射鏡)と同様の作用を奏し、同様の効果を得
ることができる。
【0075】このような反射鏡70のガラス基板12の
表面に光触媒性親水膜16を形成しても、ガラス基板1
2の表面に光触媒性親水膜16が形成された反射鏡50
と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明では、安価なコストで二重像等の発生を防止若しく
は軽減でき、しかも、耐磨耗性等の機械的性質を向上で
き、光触媒性親水膜の表面の払拭等による機能低下を防
止若しくは抑制できる。
【0077】請求項2記載の本発明では、安価なコスト
で二重像等の発生を防止若しくは軽減でき、しかも、耐
磨耗性等の機械的性質を向上でき、光触媒性親水膜の表
面の払拭等による機能低下を防止若しくは抑制できる。
さらに、光触媒性親水膜の表面に平行な方向のみなら
ず、厚さ方向にも良好に分散させることができ、光触媒
機能や親水機能の均一化を図ることができる。
【0078】請求項3記載の本発明では、安価なコスト
で二重像等の発生を防止若しくは軽減でき、しかも、比
較的長期に亘り安定して親水機能を得ることができるう
え、光触媒性親水膜に油分等が付着した場合にも比較的
早期に親水機能を回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡の斜視
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡の構造
の概略を示す拡大断面図である。
【図3】基板に被膜原液を塗布している状態を示す斜視
図である。
【図4】被膜原液が塗布された基板を回転させている状
態(スピンコーティング)を示す斜視図である。
【図5】光触媒性親水膜に含まれる光触媒粒子の質量比
と、オイルが表面上に塗布された光触媒性親水膜が親水
性を取り戻すまでに要する時間及び暗所に放置した場合
での親水性の持続日数との関係を示すグラフである。
【図6】光触媒性親水膜に含まれる光触媒粒子の質量比
と、光触媒性親水膜の屈折率との関係を示すグラフであ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡の構造
の変形例の概略を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡の構造
の他の変形例の概略を示す拡大断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る反射鏡の構造
の概略を示す拡大断面図である。
【図10】光触媒性親水膜の膜厚と表面反射率との関係
を示すグラフである。
【図11】光触媒性親水膜の膜厚と色調との関係を示す
色度座標図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る反射鏡の構
造の変形例の概略を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 反射鏡 12 ガラス基板(基板) 14 反射膜 16 光触媒性親水膜 18 光触媒粒子 20 被膜原液 40 反射膜 50 反射鏡 52 導電性反射膜(反射膜) 70 反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 典之 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 吉田 浩 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 福井 紀江 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 酒井 武信 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 一柳 昌幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2H042 DA06 DA12 DE01 3D053 FF40 HH21 4G059 AA11 AC21 AC22 EA04 EA05 EB05 4G069 AA03 AA08 BA03A BA04A BA48A CD10 DA06 EA11 EB15Y EB18Y EC21Y ED02 FA01 FA03 FB23 FB30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面又は裏面に所定の反射率で光を反射
    する反射膜が形成された基板と、 主に二酸化チタンで形成される粒状の光触媒粒子が一定
    濃度で略均一に分散されると共に主に二酸化珪素を含め
    て形成された被膜原液を、前記基板の表面又は裏面に塗
    布した状態で焼成することにより、前記光触媒粒子が略
    一定の密度で分布した状態で前記基板の表面又は裏面に
    形成され、且つ、厚さが80nm以上200nm以下の
    光触媒性親水膜と、 を備える反射鏡。
  2. 【請求項2】 表面又は裏面に所定の反射率で光を反射
    する反射膜が形成された基板と、 粒径が10nm以上で主に二酸化チタンで形成された光
    触媒粒子が一定濃度で略均一に分散されると共に主に二
    酸化珪素を含めて形成された被膜原液を、前記基板の表
    面又は裏面に塗布した状態で焼成することにより、前記
    光触媒粒子が略一定の密度で分布した状態で前記基板の
    表面又は裏面に形成された光触媒性親水膜と、 を備え、且つ、前記二酸化チタンの最大粒径を前記光触
    媒性親水膜の膜厚以下とした、 ことを特徴とする反射鏡。
  3. 【請求項3】 表面又は裏面に所定の反射率で光を反射
    する反射膜が形成された基板と、 主に二酸化チタンで形成される光触媒粒子が一定濃度で
    略均一に分散されると共に主に二酸化珪素を含めて形成
    された被膜原液を、前記基板の表面又は裏面に塗布した
    状態で焼成することにより、前記光触媒粒子が略一定の
    密度で分布した状態で前記基板の表面又は裏面に形成さ
    れる光触媒性親水膜と、 を備え、且つ、前記光触媒性親水膜の質量に対する前記
    光触媒粒子の質量比を、40%以上70%以下とした、 ことを特徴とする反射鏡。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206229A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Mosho Tei 保護膜付き瓶状容器
JP2009040144A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Murakami Corp 撮像装置付きバックミラー
JP2011107189A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Tokai Rika Co Ltd 反射鏡
CN101738839B (zh) * 2008-11-10 2013-07-03 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 后视显示装置及具有该后视显示装置的车辆
JP2014128743A (ja) * 2014-04-11 2014-07-10 Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

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