JP2003294867A - アンテナを備えた時計 - Google Patents

アンテナを備えた時計

Info

Publication number
JP2003294867A
JP2003294867A JP2002093151A JP2002093151A JP2003294867A JP 2003294867 A JP2003294867 A JP 2003294867A JP 2002093151 A JP2002093151 A JP 2002093151A JP 2002093151 A JP2002093151 A JP 2002093151A JP 2003294867 A JP2003294867 A JP 2003294867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timepiece
antenna
lid
case
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002093151A
Other languages
English (en)
Inventor
Akishi Tsurufuchi
明志 鶴渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002093151A priority Critical patent/JP2003294867A/ja
Publication of JP2003294867A publication Critical patent/JP2003294867A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナを備えた時計において、アンテナ性
能を確保するために外装デザインの自由度を極力妨げる
ことのない新規の時計構造を提供する。 【解決手段】 時計100において、時計ケース101
の内部には時計ムーブメント104が配置されている。
この時計ムーブメント104の下端部には回路基板10
8が設けられている。この回路基板108は、上記蓋体
107内に配置されたアンテナ110と対向するように
配置されている。蓋体107が図示のように時計ケース
101に取り付けられた状態では、アンテナ110と回
路基板108とは導通部111によって導電接続されて
いる。アンテナ110は、時計ケース101の開口縁1
01bよりも下方に配置されている。すなわち、アンテ
ナ110は、時計ケース101の開口部101aの開口
面よりも外側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナを有する時
計に係り、特に、電波を受信して時刻を修正する機能を
有する電波時計として好適な時計構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の送信局から送信された電
波を受信して、自動的に日付や時刻を修正する機能を有
するいわゆる電波時計が知られている。この電波時計
は、上記電波に含まれる日付情報や時刻情報に従って、
内部に格納された時計ムーブメントに含まれる時計回路
の日付情報及び時刻情報を修正する。
【0003】上記従来の電波時計においては、電波を受
信するためのアンテナが設けられている。このアンテナ
としては、例えば、フェライト等の磁性体で構成される
磁芯の周りにコイルを巻回させてなるバーアンテナが用
いられる。
【0004】従来から市販されている腕時計としては、
裏側に開口部を有する時計ケースと、この時計ケースの
開口部を閉鎖する裏蓋とによってケース体が構成され、
このケース体の内部に時計ムーブメントが配置されたも
のが一般的である。この時計ケースの表側には文字板及
び指針、或いは、液晶パネル等の各種表示体が配置され
た時刻表示部が設けられる。
【0005】腕時計型の電波時計としては、上記腕時計
の一般的構造において、その時計ムーブメント内に回路
基板が配置され、この回路基板上、或いは、この回路基
板と同一平面上に上記アンテナが配置されたものがあ
る。この場合、時計ケース、文字板、裏蓋などは合成樹
脂やガラス等の絶縁体で形成され、ケース体内部のアン
テナで電波を支障なく受信できるように構成されてい
る。
【0006】また、電波時計として、時計ケースを金属
で構成する代りに、この時計ケースの内側に固定された
絶縁体で構成された絶縁リングを設け、この絶縁リング
の内側に時計ムーブメントを配置したものが知られてい
る。この時計ムーブメント内にはバーアンテナが配置さ
れているが、上記絶縁リングによって金属製の時計ケー
スとバーアンテナとが半径方向に所定の間隔をおいて配
置されるようになっている。なお、この時計において
は、上記時計ケースに取り付けられる裏蓋の主要部分を
ガラスなどの絶縁体で構成してある。
【0007】さらに、別の電波時計の場合には、時計ム
ーブメントとは別の収容部内にアンテナを配置し、アン
テナから時計ケースの内部に引き出された配線部材(フ
レキシブル配線基板など)によってアンテナと時計ムー
ブメントとを導電接続する構造が採用されている。この
場合、時計ケースを合成樹脂等の絶縁体で構成し、この
時計ケース内ではあるが、時計ムーブメントの収容部分
とは別の部分にアンテナを収容した構造を有するもの
と、時計ケースは金属製であるが、この時計ケースの外
側にアンテナを内蔵した絶縁素材で構成された張出ケー
ス部を取り付けた構造を有するものとが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電波時計においては、時計ケースを合成樹脂等の絶
縁体で構成した場合には、外装デザイン上、時計の高級
感を出すことが難しく、デザイン上の制約も多くなり、
剛性も小さくなることから、比較的安価なタイプの時計
にしか適用することができないという問題点があった。
【0009】また、時計ケースを金属で構成する場合に
は、上記のようにアンテナで電波を受信する際に時計ケ
ースにより妨げられない構造とする必要があるため、時
計ケースの形状を大きく変更したり、アンテナを時計ケ
ースの外部に配置したりするなど、特殊な構造を採用す
る必要がある。したがって、外装デザイン上の制約はさ
らに増大し、通常の時計と同等の外観を構成することが
できないという問題点がある。
【0010】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、アンテナを備えた時計において、
アンテナ性能を確保するために外装デザインの自由度を
極力妨げることのない新規の時計構造を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアンテナを備えた時計は、時計ムーブメント
と、該時計ムーブメントを収容する開口部を備えた時計
ケースと、該時計ケースの開口縁に取り付けられ、少な
くとも一部が絶縁体で構成された蓋体と、前記時計ムー
ブメントに接続されたアンテナとを有する時計であっ
て、前記アンテナは、前記蓋体の内部又は前記蓋体の内
面上若しくは外面上に配置されていることを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、アンテナが蓋体の内部
又は蓋体の内面上若しくは外面上に配置されていること
により、アンテナが時計ケースの開口部近傍若しくはそ
の外側に配置されることとなるため、アンテナの受信状
態が時計ケースによって影響を受け難くなるので、時計
ケースを金属等の導電体で構成しても電波を受信しやす
くなるとともに、その受信状態が時計ケースの形状に影
響されにくくなるため、時計ケースの外装デザインの自
由度を高めることが可能になる。
【0013】また、本発明のアンテナを備えた時計は、
時計ムーブメントと、該時計ムーブメントを収容する開
口部を備えた時計ケースと、該時計ケースの開口縁に取
り付けられ、少なくとも一部が絶縁体で構成された蓋体
と、前記時計ムーブメントに接続されたアンテナとを有
する時計であって、前記アンテナは前記蓋体に固定され
ていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、アンテナが蓋体に固定
されていることにより、アンテナが時計ケースの開口部
近傍若しくはその外側に配置されることとなるため、ア
ンテナの受信状態が時計ケースによって影響を受け難く
なるので、時計ケースを金属等の導電体で構成しても電
波を受信しやすくなるとともに、その受信状態が時計ケ
ースの形状に影響されにくくなるため、時計ケースの外
装デザインの自由度を高めることが可能になる。また、
アンテナが蓋体に固定されていることにより、時計ケー
スから蓋体を取り外すことによってアンテナにアクセス
し易くなるため、メンテナンス等を容易に行うことが可
能になる。
【0015】本発明において、前記アンテナは、前記時
計ケースの開口面よりも外側に配置されていることが好
ましい。
【0016】この発明によれば、アンテナが時計ケース
の開口面(開口縁を通過する仮想平面)よりも外側に配
置されていることにより、アンテナの受信状態がさらに
時計ケースにより影響を受け難くなるため、より受信感
度を向上させることができる。
【0017】本発明において、前記アンテナは磁芯及び
コイルを有するバーアンテナであることが好ましい。
【0018】この発明によれば、バーアンテナを用いる
ことにより、磁芯を蓋体の蓋面に沿って配置することが
可能になり、その結果、受信方向を蓋体の蓋面に沿った
方向とすることができるため、蓋体を絶縁体で構成する
だけで、他の部材の素材如何を問わず、電波を受信する
ことが可能になる。
【0019】本発明において、前記磁芯の延長線が前記
時計ケースと交差しないことが好ましい。
【0020】この発明によれば、バーアンテナの磁芯の
延長線が時計ケースと交差しないことにより、時計ケー
スを金属等の導電体で構成しても、電波を良好に受信す
ることが可能になる。
【0021】本発明において、前記磁芯が前記時計ケー
スの開口面と平行に配置されていることが好ましい。
【0022】この発明によれば、バーアンテナの磁芯が
時計ケースの開口面(開口縁を通過する仮想平面)と平
行に配置されていることにより、バーアンテナの磁芯の
長さを蓋体の差し渡しと同程度まで大きくすることが可
能になるため、受信感度を向上させることができる。ま
た、受信方向を蓋体の蓋面方向とすることができるの
で、受信状態が時計ケースによる影響をさらに受け難く
なる。
【0023】本発明において、前記アンテナと前記時計
ムーブメントとを導電接続する導通部を有し、該導通部
は、前記アンテナ若しくは前記時計ムーブメントのいず
れか一方に固定され、他方には着脱自在に導電接触する
ように構成されていることが好ましい。
【0024】この発明によれば、アンテナと時計ムーブ
メントとを導電接続する導通部が、アンテナと時計ムー
ブメントのうちの一方に固定され、他方には着脱自在に
導電接触するように構成されていることにより、メンテ
ナンス性を高めることができる。また、アンテナを蓋体
に固定した場合には、蓋体を取り付けることによって導
通部がアンテナと時計ムーブメントとを導電接触し、蓋
体を取り外すことによってアンテナと時計ムーブメント
との導電接触が解除されるように構成できるため、メン
テナンス性をさらに向上させることができるとともに、
時計ムーブメントに対するアクセス性をも高めることが
できる。
【0025】本発明において、前記蓋体は裏蓋であるこ
とが好ましい。
【0026】この発明によれば、蓋体が裏蓋であること
により、外装デザイン上の影響がほとんどなくなり、時
計ケースのデザイン上の自由度をさらに向上することが
できる。
【0027】本発明において、前記時計ケースの少なく
とも一部が金属で構成されていることが好ましい。
【0028】この発明によれば、時計ケースの少なくと
も一部が金属で構成されていることにより、時計ケース
の外装デザインの自由度を向上させることができるとと
もに高級感を容易に現出させることが可能になり、しか
も、時計ケースの剛性を高めることが可能になり、その
結果、時計の小型化及び薄型化を図ることが可能にな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る時計の実施形態について詳細に説明する。図1
は、本実施形態の時計100の全体構成を模式的に示す
概略断面図である。この時計100は、時計ケース10
1を備えている。この時計ケース101の前面側には、
パッキン102等を介するなどして窓材103が取り付
けられている。また、時計ケース101の内部には時計
ムーブメント104が収容されている。この時計ムーブ
メント104の前面側には文字板105が配置され、こ
の文字板105を貫通して上記時計ムーブメント104
から伸びる指針取付部(筒車など)に指針106が取り
付けられている。
【0030】時計ケース101の裏面側には開口部10
1aが形成され、この開口部101aを閉鎖するよう
に、開口縁101bに蓋体(裏蓋)107が取り付けら
れている。ここで、蓋体107は時計ケース101に対
して圧入嵌合によって固定されている。ただし、蓋体1
07の時計ケース101に対する取付構造としては、直
接ネジ込み可能に構成されたもの、或いは、取付ネジな
どの取付手段を用いて取り付けるように構成されたもの
などでもよい。
【0031】この蓋体107は基本的に合成樹脂、ガラ
ス、セラミックス等の絶縁体で構成され、その内部に、
アンテナ110が配置されている。なお、蓋体107は
少なくとも一部が絶縁体で構成されていればよい。例え
ば、アンテナ110の周囲のみを絶縁体とすることも可
能である。ただし、この場合、アンテナ110よりも時
計ケース101とは反対側にある部分には導電体が存在
しないように構成することが望ましい。さらに、蓋体全
体が絶縁体で構成されていることが最も望ましい。ま
た、アンテナ110としてはバーアンテナであることが
好ましい。このアンテナ構造の詳細については後述す
る。
【0032】時計ムーブメント104の下端部には回路
基板108が設けられている。この回路基板108は、
本実施形態の場合、上記蓋体107内に配置されたアン
テナ110と対向するように配置されている。蓋体10
7が図示のように時計ケース101に取り付けられた状
態では、アンテナ110と回路基板108とは導通部1
11によって導電接続されている。
【0033】本実施形態において、アンテナ110は、
時計ケース101の開口縁101bよりも下方に配置さ
れている。すなわち、アンテナ110は、時計ケース1
01の開口部101aの開口面(開口縁101bを通過
する仮想平面)よりも外側に配置されている。ここで、
図中において、時計ケース101の開口縁101bから
アンテナ110までの距離を符号Aで示してある。
【0034】図2(a)は、上記時計100において、
アンテナ110と回路基板108との導電接続構造をよ
り詳細に示す拡大断面図である。この構造では、導通部
111は、アンテナ110に対して固定されたコイルば
ね等の導電性弾性部材で構成されている。そして、この
導電性弾性部材は、回路基板108に対してその弾性力
によって押し付けられ、導電接触した状態となってい
る。
【0035】図2(b)は、上記実施形態とは異なる構
成例を示す拡大断面図である。この構成例においては、
アンテナ110は蓋体107の内面上に配置されてい
る。この場合、アンテナ110は蓋体107の内面に固
定されていることが好ましい。また、回路基板108に
固定された導体ピン等で構成された導通部112を有し
ている。この導通部112は、アンテナ110に対して
圧接されることによって導電接触した状態となってい
る。なお、この構成例でも、アンテナ110は時計ケー
ス101の開口面より外側に配置されている。ここで、
時計ケース101の開口縁とアンテナ110との距離を
符号Bで示してある。
【0036】図2(c)は、上記実施形態とは更に異な
る構成例を示す拡大断面図である。この構成例では、ア
ンテナ110は蓋体107の外面上に配置されている。
この場合、アンテナ110は蓋体107の外面に固定さ
れていることが好ましい。また、アンテナ110には導
体ピン等で構成された導通部113が固定されており、
この導通部113は回路基板108に圧接されることに
よって導電接触した状態となっている。さらに、この導
通部113と蓋体107との間に介挿されたパッキン1
14によってアンテナ110に対する密封性(防水性)
が確保されている。アンテナ110は、絶縁体で構成さ
れた被覆材115によって覆われている。なお、この構
成例でも、アンテナ110は時計ケース101の開口面
より外側に配置されている。ここで、時計ケース101
の開口縁とアンテナ110との距離を符号Cで示してあ
る。
【0037】なお、図2(a)で示す本実施形態におい
て、図2(b)の構成例で示したように、アンテナ11
0を蓋体107の内面上に配置(或いは固定)してもよ
い。また、導通部111の代りに回路基板108に固定
された導電ピン等の導通部112を用いてもよい。ま
た、本実施形態において、図2(c)の構成例で示した
ように、アンテナ110の蓋体107の外面上に配置
(或いは固定)してもよい。また、導通部111の代り
にアンテナ110に固定された導電ピン等の導通部11
3を用いてもよい。
【0038】図3は、本実施形態の時計100における
時計ムーブメント104の下端部近傍の横断面を示す横
断面図である。この図において、時計ムーブメント10
4及び回路基板108については透視図としてある。時
計ムーブメント104に実装された回路基板108に
は、その下面上に導電パッド等で構成される入力端子1
08a,108bを備えた配線パターンが形成されてい
る。これらの入力端子108a,108bは、回路基板
108上に実装された電子部品118に配線パターンに
より導電接続されている。この電子部品118として
は、例えば、受信回路等を内蔵したICが挙げられる。
【0039】図4は、本実施形態の時計100における
蓋体107の横断面を示す横断面図である。上記のアン
テナ110は蓋体107の内部にインサート成形等によ
って封入された状態となっている。アンテナ110は、
強磁性体等で構成された磁芯110Aと、この磁芯11
0Aの周囲に巻回されたコイル110Bとを含む。コイ
ル110Aの両端は、蓋体107の内面上に露出した出
力端子110a,110bに導電接続されている。出力
端子110a,110bは、図示しない上記導通部11
1、112,113などに導電接続された状態で固定さ
れたり、着脱自在に接触したりされる。
【0040】アンテナ110において、上記の磁芯11
0A(の伸びる方向)を蓋体の蓋面或いは時計ケース1
01の開口面と平行に配置することが好ましい。これに
よって、上記距離A〜Cの存在により磁芯の延長線が時
計ケースに交差しないように構成できるとともに、蓋体
の蓋面に沿ってコンパクトに配置できる。
【0041】図5は、本実施形態の時計110の内部構
成を示す概略構成ブロック図である。上記アンテナ11
0の磁芯110Aに巻回されたコイル110Bは、上記
導通部111〜113を介して回路基板108等に構成
された受信回路121に接続される。この受信回路12
1では、アンテナ110で検出された電波を復調して受
信データを取り出し、データ記憶回路122に送出する
ようになっている。データ記憶回路122では、受信デ
ータに対して適宜のコード等でデータ変換を行い、その
結果を時間情報として制御回路123に送出する。制御
回路123は、上記受信回路121及びデータ記憶回路
122の動作状態を適宜に制御するとともに、時計ムー
ブメント内に構成された駆動回路124を制御する。駆
動回路124は、表示用のモータを駆動するモータ、或
いは、液晶パネル等の表示体等で構成される表示部12
5を駆動する。この表示部125がモータとこのモータ
によって駆動される指針等で構成される場合には、指針
の位置などを検出する表示状態検出回路126によって
表示状態が検出され、その検出データを制御回路123
に送るようになっている。なお、上記各回路は電源(例
えば電池、キャパシタ等)127から電力供給を受ける
ようになっている。
【0042】本実施形態では、図示しない送信局から所
定の電波が送信され、これをアンテナ110で検出する
と、受信回路121は上記のように受信データをデータ
記憶回路122へ出力し、データ記憶回路122から制
御回路123に時間情報が送られる。制御回路123で
は、時計の現在の時刻設定状態を制御回路123の内部
レジスタや表示状態検出回路126などから取り入れ、
現在の時刻設定状態と、電波から得られた時間情報とを
比較し、両者が整合していない場合には、状況に応じた
制御信号を駆動回路124へ送り、現在の時刻設定を修
正する。なお、制御回路123は、データ記憶回路12
2等のデータに基づいて、時刻修正を行う条件が満たさ
れたり、タイミングが到来したりした場合に、受信回路
122及びデータ記憶回路123を制御して上記時間情
報を取得させる。また、時計100に装備された図示し
ないスイッチ等を操作した場合にも、制御回路123が
時間情報を取得するように構成される。
【0043】以上説明した本実施形態によれば、アンテ
ナをケース体に配置しても、時計ケースの外装デザイン
の自由度を確保することができるとともに、アンテナの
受信感度を確保することが可能になる。
【0044】尚、本発明の時計は、上述の図示例にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例
えば、上記実施形態では、基本的に腕時計として構成す
る場合に好適な構造について説明してきたが、本発明は
腕時計以外の懐中時計その他の携帯時計、或いは、携帯
時計以外の置時計等の種々の時計にも適用可能である。
また、上記実施形態では、電波時計として好適な構成に
ついて説明してきたが、本発明は電波時計に限らず、種
々の信号を受信したり、送信したりする機能を有する各
種の時計に対しても適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
アンテナの受信感度の向上と外装デザインの自由度確保
とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る時計の実施形態の全体構成を模
式的に示す概略縦断面図である。
【図2】 同実施形態の構造を模式的に示す拡大部分断
面図(a)、他の構成例を模式的に示す拡大部分断面図
(b)及びさらに別の構成例を模式的に示す拡大部分断
面図(c)である。
【図3】 同実施形態の回路基板部分の横断面を模式的
に示す概略横断面図である。
【図4】 同実施形態の蓋体部分の横断面を模式的に示
す概略横断面図である。
【図5】 同実施形態の内部構成を示す概略構成ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
100・・・時計、101・・・時計ケース、101a
・・・開口部、101b・・・開口縁、103・・・窓
材、104・・・時計ムーブメント、105・・・文字
板、106・・・指針、107・・・蓋体(裏蓋)、1
08・・・回路基板、108a,108b・・・入力端
子、110・・・アンテナ、110A・・・磁芯、11
0B・・・コイル、110a,110b・・・出力端
子、111〜113・・・導通部、118・・・電子部
品、121・・・受信回路、122・・・データ記憶回
路、123・・・制御回路、124・・・駆動回路、1
25・・・表示部、126・・・表示状態検出回路、1
27・・・電源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ムーブメントと、該時計ムーブメン
    トを収容する開口部を備えた時計ケースと、該時計ケー
    スの開口縁に取り付けられ、少なくとも一部が絶縁体で
    構成された蓋体と、前記時計ムーブメントに接続された
    アンテナとを有する時計であって、 前記アンテナは、前記蓋体の内部又は前記蓋体の内面上
    若しくは外面上に配置されていることを特徴とするアン
    テナを備えた時計。
  2. 【請求項2】 時計ムーブメントと、該時計ムーブメン
    トを収容する開口部を備えた時計ケースと、該時計ケー
    スの開口縁に取り付けられ、少なくとも一部が絶縁体で
    構成された蓋体と、前記時計ムーブメントに接続された
    アンテナとを有する時計であって、 前記アンテナは前記蓋体に固定されていることを特徴と
    するアンテナを備えた時計。
  3. 【請求項3】 前記アンテナは、前記時計ケースの開口
    面よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のアンテナを備えた時計。
  4. 【請求項4】 前記アンテナは磁芯及びコイルを有する
    バーアンテナであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載のアンテナを備えた時計。
  5. 【請求項5】 前記磁芯の延長線が前記時計ケースと交
    差しないことを特徴とする請求項4に記載のアンテナを
    備えた時計。
  6. 【請求項6】 前記磁芯が前記時計ケースの開口面と平
    行に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求
    項5に記載のアンテナを備えた時計。
  7. 【請求項7】 前記アンテナと前記時計ムーブメントと
    を導電接続する導通部を有し、該導通部は、前記アンテ
    ナ若しくは前記時計ムーブメントのいずれか一方に固定
    され、他方には着脱自在に導電接触するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載のアンテナを備えた時計。
  8. 【請求項8】 前記蓋体は裏蓋であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ
    を備えた時計。
  9. 【請求項9】 前記時計ケースの少なくとも一部が金属
    で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    8のいずれか1項に記載のアンテナを備えた時計。
JP2002093151A 2002-03-28 2002-03-28 アンテナを備えた時計 Withdrawn JP2003294867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093151A JP2003294867A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 アンテナを備えた時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002093151A JP2003294867A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 アンテナを備えた時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003294867A true JP2003294867A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29237754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002093151A Withdrawn JP2003294867A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 アンテナを備えた時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003294867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061308A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Seiko Epson Corp リスト機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013061308A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Seiko Epson Corp リスト機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5627552A (en) Antenna structure for use in a timepiece
US4985878A (en) Electronic timepiece with analog time display unit and electrooptic data display unit
US6914564B2 (en) Watchband antenna
EP1642176A1 (en) Ground connection of a printed circuit board placed in a wristwatch type electronic device
JPH07280967A (ja) アンテナ付き電子機器
JP7409403B2 (ja) 電子時計
JPH09307328A (ja) アンテナ及びアンテナを備えた電子機器
JPH09232990A (ja) 小型無線機器
JPH09247006A (ja) 腕携帯型受信機
JP2000105285A (ja) 携帯型電子時計のアンテナ構造
EP0741434B1 (en) Antenna structure for use in a timepiece
JP4490673B2 (ja) 電子機器
US6540396B1 (en) Watch including an additional electric apparatus
JP2008298585A (ja) 受信装置及び電波時計
JP2003294867A (ja) アンテナを備えた時計
JP2000056045A (ja) 受信装置および受信機能付き腕時計
JP2006284235A (ja) 腕装着型の電子機器
JPH1164544A (ja) アンテナ付き電子機器
JPH0581787U (ja) 受信装置付き電子腕時計の構造
JP2003294869A (ja) 時 計
CN110914765A (zh) 包括天线的机电计时器模块
JPH0535353Y2 (ja)
JP2004045157A (ja) 携帯時計
JP2003294870A (ja) 時計の信号受信システム、時計及び受信装置
JP4173687B2 (ja) 電波時計

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607