JPH1164544A - アンテナ付き電子機器 - Google Patents

アンテナ付き電子機器

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JPH1164544A
JPH1164544A JP23785197A JP23785197A JPH1164544A JP H1164544 A JPH1164544 A JP H1164544A JP 23785197 A JP23785197 A JP 23785197A JP 23785197 A JP23785197 A JP 23785197A JP H1164544 A JPH1164544 A JP H1164544A
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良彦 遠田
Shunji Minami
俊二 南
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純朗 矢野
Hiroyuki Abe
博之 阿部
Hiroyuki Sonoda
博行 園田
Naohiko Sakurazawa
直彦 櫻沢
Masao Amano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくともケースの一部の外面が金属などの
導電部材で覆われていても、確実かつ良好に電波を受信
または送信できるようにする。 【解決手段】 時計ケース1の上面に上面スイッチ16
を設け、この上面スイッチ16のスイッチ釦20内にチ
ップアンテナ27を時計ケース1の上面よりも上方に突
出させた状態で設けた。したがって、時計ケース1が金
属製であっても、チップアンテナ27を時計ケース1の
外部に位置させることができ、このため確実かつ良好に
電波を送受信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子時計などの
アンテナ付き電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子時計である電子腕時計にお
いては、時刻修正用の電波を受信して自動的に時刻を修
正したり、あるいは携帯電話などの通信用の電波を受信
して振動や音などで報知したり、またはID番号などの
識別番号データを緊急通報用の電波として送信したりす
るために、アンテナを内蔵することが要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子腕時計では、商品価値を高めるために、時計ケース
が金属製であったり、また時計ケースを合成樹脂で形成
し、この時計ケースの外面を金属で覆ったりした構造に
なっており、このため時計ケース内にアンテナを設ける
と、電波を受信または送信しずらくなるという問題があ
った。
【0004】この発明の課題は、少なくともケースの一
部の外面が金属などの導電部材で覆われていても、確実
かつ良好に電波を受信または送信できるようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
一部の外面に導電部材を有するケースと、導電部材より
も外部に突出する位置に設けられたチップアンテナとを
備えたことを特徴とする。したがって、この発明によれ
ば、ケースの少なくとも一部の外面が金属などの導電部
材で覆われていても、チップアンテナが導電部材よりも
外部に位置しているので、確実かつ良好に電波を受信ま
たは送信することができる。
【0006】この場合、請求項2に記載のごとく、ケー
スに導電部材よりも外部に突出する非導電性のスイッチ
釦を設け、このスイッチ釦にチップアンテナを設けるよ
うにすれば、例えばケースが金属製であっても、チップ
アンテナをケースの外部に位置させることができるの
で、確実かつ良好に電波を受信または送信することがで
きる。また、請求項3に記載のごとく、ケースに導電部
材よりも外部に突出する突出部を設け、この突出部の内
部にチップアンテナを設けるようにすれば、例えばケー
スを合成樹脂で形成し、その外面を金属などの導電部材
で覆っても、チップアンテナを導電部材から外部に位置
させることができるので、確実かつ良好に電波を受信ま
たは送信することができる。さらに、請求項4に記載の
ごとく、ケースが腕に取り付けられるものであれば、腕
に取り付けた状態で良好に電波を受信または送信するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図4を参照して、この発
明を電子腕時計に適用した第1実施形態について説明す
る。この電子腕時計は、電波を受信して自動的に時刻修
正をするものであり、チップ形状のアンテナとして誘電
体を用いたチップアンテナを使用している。図1は電子
腕時計の正面図、図2はそのA−A断面図、図3は図2
の要部拡大断面図である。この電子腕時計は、金属製の
時計ケース1を備えている。この時計ケース1の上部に
は、時計ガラス2がパッキン3を介して装着されてお
り、その内部には、図2および図3に示すように、時計
モジュール4が収納されている。さらに、時計ケース1
の下面には、裏蓋5が防水リング6を介して取り付けら
れている。なお、時計ケース1の側面には、図1に示す
ように、時針、分針などの指針7の針合わせをするリュ
ーズ8、およびアラーム時刻などを設定する押釦スイッ
チ9が設けられている。
【0008】時計モジュール4は、アナログ機能とデジ
タル機能とを兼ね備えている。すなわち、時計モジュー
ル4は、図3に示すように、ハウジング10の上面に文
字板11が設けられ、ハウジング10の下面に回路基板
12を介して地板13が取り付けられ、この状態でハウ
ジング10が中枠14に取り付けられた構成になってい
る。この場合、文字板11には、図1に示すように、
「12時」および「6時」の位置付近に開口部11aが
設けられている。この文字板11の各開口部11aに対
応する個所のハウジング10には、表示部15がそれぞ
れ設けられている。表示部15は、時刻などの情報を表
示するためのものであり、液晶表示パネルなどからなっ
ている。また、ハウジング10のほぼ中心付近には、ア
ナログムーブメント(図示せず)が設けられている。こ
のアナログムーブメントは、図1および図2に示すよう
に、文字板11の中心に設けられた貫通孔を通して文字
板11の上方に突出する指針軸7aを備え、この指針軸
7aの先端部に指針7が取り付けられた構成になってい
る。
【0009】また、時計ケース1の「6時」側の上面に
は、図1および図2に示すように、上面スイッチ16が
設けられている。この上面スイッチ16は、アラームモ
ードや自動時刻修正モードなどのモードを切り換えるた
めのものであり、図3に示すように、釦軸17を備えて
いる。釦軸17は、金属などの導電材料からなり、時計
ケース1の上部に形成された貫通孔18に防水リング1
9を介して上下方向に移動可能に設けられ、その上端部
が時計ケース1の上面よりも上方に突出し、下端部が時
計ケース1内に突出している。そして、釦軸17の上端
部には、非導電性、例えば合成樹脂製のスイッチ釦20
が時計ケース1の上面よりも上方に突出した状態で設け
られている。このスイッチ釦20は、ほぼ「5時」から
「7時」までの間に対応し、時計ケース1の上面に形成
された凹部21内に出没可能に配置されている。また、
釦軸17の下端部には、電極板22を介して抜け止め用
のEリング23が取り付けられている。さらに、スイッ
チ釦20と防水リング19との間における釦軸17の外
周には、釦軸17を上方に付勢するためのコイルばね2
4が設けられている。
【0010】また、釦軸17の下方に位置するハウジン
グ10には、接点収納部25が上下に貫通して設けられ
ており、この接点収納部25内には、接点ゴム26が上
下に露出した状態で設けられている。この接点ゴム26
は、下面が開放された膨出部26aの内面に可動接点2
6bが設けられ、この可動接点26bが回路基板12の
上面に設けられた一対の固定接点(図示せず)に離間対
向し、釦軸17によって接点ゴム26が押圧されて弾性
変形することにより、可動接点26bが一対の固定接点
に接触して、一対の固定接点を導通させるように構成さ
れている。
【0011】一方、スイッチ釦20の内部には、チップ
アンテナ27が釦軸17の上端面に配置された状態で埋
め込まれている。このチップアンテナ27は、チップ形
状のアンテナであり、図9に示すように、チップ状の誘
電体ブロック27aの表面に銀などの金属電極27bを
形成したものであり、その金属電極27bの給電点が釦
軸17に接触することにより、釦軸17と電気的に接続
されている。また、チップアンテナ27は、釦軸17の
下端部に設けられた電極板22の一端部がハウジング1
0に設けられた貫通孔28内に配置された接続用のコイ
ルばね29の上端部に弾接し、このコイルばね29の下
端部が回路基板12の接続電極(図示せず)に弾接して
いることにより、釦軸17、電極板22、およびコイル
ばね29を介して回路基板12と電気的に接続されてい
る。
【0012】次に、このような電子腕時計の回路構成に
ついて、図4に示されたブロック図を参照して説明す
る。上面スイッチ16は、アラームモードと自動時刻修
正モードとを切り換えるためのものであり、一方の電極
端子がグランドGに接続され、他方の電極端子に抵抗R
を介して電源が供給されているとともに、この他方の電
極端子がCPU30に接続されている。したがって、こ
の上面スイッチ16は、オフ状態のときにハイレベルの
信号をCPU30に与え、オン状態のときにローレベル
の信号をCPU30に与える。
【0013】CPU30は、ROM31からのプログラ
ムに従って回路全般を制御するものであり、上面スイッ
チ16からのローレベルの信号をカウントしてアラーム
モードと自動時刻修正モードとを切り換え、アラームモ
ードのときに押釦スイッチ9からのスイッチ信号に基づ
いて時刻や日付などを設定し、表示部15に表示させ、
また自動時刻修正モードのときに受信部32からのデジ
タル信号を取り込んで時刻修正をする。すなわち、受信
部32は、CPU30が自動時刻修正モードのときに、
所定時間ごとにチップアンテナ27で受信した時刻修正
用の電波を電気信号として取り込んでデジタル信号に変
換してCPU30に与える。なお、CPU30は、受信
部32から与えられたデジタル信号に基づいて表示部1
5の時刻を修正し、その修正したデータをRAM33に
記憶させるとともに、表示部15に表示させる。
【0014】このような回路構成の電子腕時計では、上
面スイッチ16からのローレベルの信号がCPU30に
与えられると、CPU30でローレベルの信号をカウン
トし、アラームモードか自動時刻修正モードかを判断し
ていずれかに切り換える。例えば、上面スイッチ16が
1回押されると、アラームモードの「時」設定モードに
なり、2回押されると「分」設定モードになり、順次押
されると「秒」、「日」、「曜日」の各設定モードに順
次シフトし、この後、さらに押されると自動時刻修正モ
ードに切り換わる。また、上面スイッチ16が1回押さ
れてアラームモードの「時」設定モードのときには、表
示部15の「時」表示が点滅し、この状態で押釦スイッ
チ9が押されるごとに、表示部15の「時」表示に
「1」が順次加算され、アラームモードの「時」データ
が設定される。この後、上面スイッチ16から再びロー
レベルの信号がCPU30に与えられると、アラームモ
ードの「分」設定モードになり、上記と同様に、「分」
データが設定される。同様にして、アラームモードの
「秒」、「日」、「曜日」の各データが順次設定され
る。
【0015】このようにして、アラーム時刻が設定され
た後に、上面スイッチ16から再度ローレベルの信号が
CPU30に与えられて、自動時刻修正モードに切り換
わると、チップアンテナ27で受信された時刻修正用の
電波を受信部32が所定時間ごとに電気信号として取り
込み、取り込んだ電気信号を受信部32でデジタル信号
に変換してCPU30に与え、このデジタル信号に基づ
いてCPU30が表示部15の時刻を自動的に修正し、
この修正された時刻データがRAM33に記憶されると
ともに、表示部15に表示される。
【0016】このように、この電子腕時計では、時計ケ
ース1の上面に上面スイッチ16を設け、この上面スイ
ッチ16のスイッチ釦20内にチップアンテナ27を時
計ケース1の上面よりも上方に突出させた状態で設けた
から、時計ケース1が金属製であっても、チップアンテ
ナ27を時計ケース1の外部に位置させることができ、
このため確実かつ良好に電波を受信することができる。
この場合、チップアンテナ27が合成樹脂製のスイッチ
釦20の内部に埋め込まれているので、チップアンテナ
27が傷付いたり破損したりすることがなく、チップア
ンテナ27を良好に保護することができる。また、この
ようにチップアンテナ27を上面スイッチ16のスイッ
チ釦20に設けても、上面スイッチ16を操作すると
き、あるいはアラームモードなどの自動時刻修正モード
以外のときに、受信部32が受信機能を行わないので、
時計として良好に使用することができるとともに、正確
に時刻を自動的に修正することができる。
【0017】[第2実施形態]次に、図5を参照して、
この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態について
説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
の電子腕時計では、緊急通報用の回路に構成されてお
り、これ以外は第1実施形態と同様の構成となってい
る。すなわち、この電子腕時計の回路構成は、第1実施
形態と同様、上面スイッチ16からのローレベルの信号
がCPU30に与えられると、CPU30でローレベル
の信号に基づいてアラームモードか緊急通報用の送信モ
ードかを判断して、そのいずれかに切り換える。
【0018】そして、CPU30は、送信モードのとき
に、スイッチ部34から送信指令が与えられると、EP
ROM35に記憶されているID番号などの識別番号デ
ータを取り込んで送信部36に与える。送信部36は、
与えられた識別番号データをアナログ信号に変換してチ
ップアンテナ27から電波として送信する。この場合、
スイッチ部34は、時計ケース1の側面に設けられた押
釦スイッチ9を利用しても良く、またこれとは別に時計
ケース1の側面に送信用の押釦スイッチを設けたもので
も良い。
【0019】このような電子腕時計においても、第1実
施形態と同様、上面スイッチ16のスイッチ釦20内に
チップアンテナ27を時計ケース1の上面よりも上方に
突出させた状態で設けたから、時計ケース1が金属製で
あっても、チップアンテナ27を時計ケース1の外部に
位置させることができ、このため確実かつ良好に電波を
送信することができ、これにより容易かつ確実に緊急通
報ができる。
【0020】なお、上記第1、第2実施形態では、それ
ぞれ受信部32と送信部36とを別々に設けたが、これ
に限らず、例えば第1、第2実施形態を組み合わせて送
受信機能をもたせても良い。
【0021】[第3実施形態]次に、図6〜図8を参照
して、この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態に
ついて説明する。ここでも、チップ形状のアンテナとし
て、誘電体を用いたチップアンテナを使用している。こ
の電子腕時計では、合成樹脂製の時計ケース40を備え
ている。この時計ケース40の外面には、図6に斜線で
示すように、金属などの導電部材41が設けられてい
る。また、時計ケース40の上面には、時計ガラス42
が装着されているとともに、送信用の上面スイッチ43
が設けられており、時計ケース40の内部には、時計モ
ジュール44が収納されている。さらに、時計ケース4
0の下面には、裏蓋45が防水リング46を介して取り
付けられている。
【0022】この場合、導電部材41は、時計ケース4
0の上面における時計ガラス2の周縁部と上面スイッチ
43とに対応する個所、および時計ケース40の側面に
おける「3時」側と「9時」側とに対応する個所を除
く、時計ケース40の上面および側面に設けられてい
る。そして、時計ケース40の「3時」側の側面は、導
電部材41よりも外側に突出して形成されており、この
突出した部分にはモード切換用やアラーム時刻設定用な
どの押釦スイッチ47、48が設けられている。また、
時計ケース40の「9時」側の側面には、導電部材41
よりも外側に突出する突出部49が形成されており、こ
の突出部49の内部にはアンテナ収納部50が設けられ
ている。
【0023】時計モジュール44は、デジタル機能を有
するものであり、表示部51および回路基板52を備え
ている。表示部51は、時刻などの情報を表示するもの
であり、液晶表示パネルなどからなっている。回路基板
52は、時計機能および送受信機能に必要な電子部品が
搭載されるものであり、図7に示すように、左側の端部
がアンテナ収納部50に向けて突出し、この突出した先
端部にチップアンテナ53が半田54によって取り付け
られた構成になっている。このチップアンテナ53は、
第1実施形態と同様、チップ状の誘電体ブロックの表面
に銀などの金属電極を形成したものであり、その金属電
極の給電点が回路基板52と電気的に接続され、時計ケ
ース40のアンテナ収納部50内に導電部材41よりも
外部に位置した状態で収納されている。
【0024】このような電子腕時計では、モード切換用
の押釦スイッチ47を操作して時計モードに設定する
と、表示部51に時刻などの情報が表示されるととも
に、チップアンテナ53による電波の送受信が可能な状
態となる。このため、例えばチップアンテナ53が時刻
修正用の電波を受信した場合には、第1実施形態と同
様、受信した時刻修正用の電波に基づいて表示部51に
表示される時刻を所定時間ごとに自動的に修正すること
ができる。また、チップアンテナ53で緊急通報をする
場合には、送信用の上面スイッチ43をオンすることに
より、第2実施形態と同様、ID番号などの識別番号デ
ータをチップアンテナ53から電波として送信すること
ができる。なお、モード切換用の押釦スイッチ47を操
作してアラーム時刻設定モードに切り換え、この状態で
アラーム時刻設定用の押釦スイッチ48を操作すれば、
アラーム時刻を設定することができる。
【0025】このように、この電子腕時計では、時計ケ
ース40の側面に導電部材41よりも外側に突出する突
出部49を形成し、この突出部49の内部にアンテナ収
納部50を設け、このアンテナ収納部50内にチップア
ンテナ53を導電部材41よりも外部に位置させた状態
で収納したから、時計ケース40を合成樹脂で形成し、
その外面を金属などの導電部材41で覆っても、チップ
アンテナ53を導電部材41から外部に位置させること
ができ、このため確実かつ良好に電波を受信または送信
することができる。
【0026】なお、上記第1、第3実施形態では、時刻
修正用の電波を受信する場合について述べたが、これに
限らず、例えばページャ(ポケットベル)などの電波を
受信してその情報を表示部に表示させるようにしても良
く、また携帯電話などの電波を受信して音や振動などで
報知するようにしても良い。また、上記第2、第3実施
形態では、ID番号などの識別番号データを緊急通報と
して送信する場合について述べたが、これに限らず、R
AMなどの記憶手段に記憶されている情報を送信するよ
うにしても良い。さらに、上記第1〜第3実施形態で
は、電子腕時計に適用した場合について述べたが、これ
に限らず、トラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計
などの電子時計に適用できるばかりか、ページャなどの
他の電子機器にも広く適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ケースの少なくとも一部の外面に設けられた導電部
材よりも外部に突出する位置にチップアンテナを設けた
から、ケースの少なくとも一部の外面が金属などの導電
部材で覆われていても、チップアンテナを導電部材から
外部に位置させることができ、このため確実かつ良好に
電波を受信または送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子腕時計に適用した第1実施形態
の正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2の要部拡大断面図。
【図4】図1の回路構成を示したブロック図。
【図5】この発明を電子腕時計に適用した第2実施形態
における回路構成を示したブロック図。
【図6】この発明を電子腕時計に適用した第3実施形態
の正面図。
【図7】図6のB−B断面図。
【図8】図6のC−C断面図。
【図9】チップアンテナを示した斜視図。
【符号の説明】
1、40 時計ケース 16 上面スイッチ 20 スイッチ釦 27、53 チップアンテナ 41 導電部材 49 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 博之 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 園田 博行 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 櫻沢 直彦 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 天野 正男 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部の外面に導電部材を有する
    ケースと、 前記導電部材よりも外部に突出する位置に設けられたチ
    ップアンテナとを備えたことを特徴とするアンテナ付き
    電子機器。
  2. 【請求項2】前記ケースには、前記導電部材よりも外部
    に突出する非導電性のスイッチ釦が設けられており、 前記チップアンテナは、前記スイッチ釦に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のアンテナ付き電子機
    器。
  3. 【請求項3】前記ケースには、前記導電部材よりも外部
    に突出する突出部が設けられており、 前記チップアンテナは、前記突出部の内部に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のアンテナ付き電子
    機器。
  4. 【請求項4】前記ケースは腕に取り付けられるケースで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    アンテナ付き電子機器。
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