JP2003293927A - ダムの維持放流装置 - Google Patents
ダムの維持放流装置Info
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- JP2003293927A JP2003293927A JP2002104022A JP2002104022A JP2003293927A JP 2003293927 A JP2003293927 A JP 2003293927A JP 2002104022 A JP2002104022 A JP 2002104022A JP 2002104022 A JP2002104022 A JP 2002104022A JP 2003293927 A JP2003293927 A JP 2003293927A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E10/20—Hydro energy
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/30—Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 独立した設備で工事期間中にダム機能を停止
する必要がなく、消費電力が少なく、設備の維持管理が
容易なダムの維持放流装置を提供する。 【解決手段】 ダム堤体1内の貯水2をダム堤体外へ維
持放流するダムの維持放流装置であって、前記貯水2を
前記ダム堤体1の上端より上に汲み上げる揚水ポンプ
と、当該揚水ポンプによって汲み上げられた水の位置エ
ネルギーの一部を利用して前記貯水をダム堤体外へ放流
する放流機構を備えたので、工事期間中にダム機能を停
止する必要がない上に、消費電力が少なく、設備の維持
管理が容易である。
する必要がなく、消費電力が少なく、設備の維持管理が
容易なダムの維持放流装置を提供する。 【解決手段】 ダム堤体1内の貯水2をダム堤体外へ維
持放流するダムの維持放流装置であって、前記貯水2を
前記ダム堤体1の上端より上に汲み上げる揚水ポンプ
と、当該揚水ポンプによって汲み上げられた水の位置エ
ネルギーの一部を利用して前記貯水をダム堤体外へ放流
する放流機構を備えたので、工事期間中にダム機能を停
止する必要がない上に、消費電力が少なく、設備の維持
管理が容易である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構築されたダムの
下流における河川の機能を正常に維持するべく使用され
るダムの維持放流装置に関する。
下流における河川の機能を正常に維持するべく使用され
るダムの維持放流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダムは乾期等においても所定の
放水量を維持することが望ましいとされている。その理
由は、放水が完全に停止されると、下流の河川が枯川化
することによって景観、環境が悪化するのみならず、枯
川化した河川敷には、樹木が生い茂ることとなり、増水
放流時において、河川の流れを妨げ堤防破壊を招き洪水
の原因や鉄砲水の原因となるからである。このような事
情から、新設のダムには、予め維持放流装置が設けられ
ているが、既存のダムに維持放流装置を設けるのは容易
ではない。
放水量を維持することが望ましいとされている。その理
由は、放水が完全に停止されると、下流の河川が枯川化
することによって景観、環境が悪化するのみならず、枯
川化した河川敷には、樹木が生い茂ることとなり、増水
放流時において、河川の流れを妨げ堤防破壊を招き洪水
の原因や鉄砲水の原因となるからである。このような事
情から、新設のダムには、予め維持放流装置が設けられ
ているが、既存のダムに維持放流装置を設けるのは容易
ではない。
【0003】図3は、従来のダムに維持放流装置を新た
に設置した一例を示す斜視図である。図中、堤体1によ
って堰き止められた貯水2を下流の河川に流すため、ダ
ム内に取水設備3を設置すると共に、ダム堤体内に孔を
穿設して放流管4を埋設する工事が必要であった。ま
た、維持放水量を管理する放流設備5の設置も必要であ
った。
に設置した一例を示す斜視図である。図中、堤体1によ
って堰き止められた貯水2を下流の河川に流すため、ダ
ム内に取水設備3を設置すると共に、ダム堤体内に孔を
穿設して放流管4を埋設する工事が必要であった。ま
た、維持放水量を管理する放流設備5の設置も必要であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のダムの
堤体に孔を穿設して維持放流用の放流管4を埋設した
り、ダム内に取水設備3を設置する工事には、水面下の
孔開け作業等の水中作業が必要となり、その実施は容易
ではない。また、工事期間中には、本来のダム機能を一
時停止させることも必要であった。更に、堤体に孔を開
けることは、ダム自体の強度上の検討が必要であった。
堤体に孔を穿設して維持放流用の放流管4を埋設した
り、ダム内に取水設備3を設置する工事には、水面下の
孔開け作業等の水中作業が必要となり、その実施は容易
ではない。また、工事期間中には、本来のダム機能を一
時停止させることも必要であった。更に、堤体に孔を開
けることは、ダム自体の強度上の検討が必要であった。
【0005】上記問題点を解決するため本発明は、設置
に際して本来のダム機能を損なう必要がなく、消費エネ
ルギーも少なく、しかも維持管理の容易なダムの維持放
流装置を提供することを目的としている。
に際して本来のダム機能を損なう必要がなく、消費エネ
ルギーも少なく、しかも維持管理の容易なダムの維持放
流装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ダム堤体内の貯水をダム堤体外へ維持放
流するダムの維持放流装置であって、前記貯水を前記ダ
ム堤体の上方または陸側で貯留する貯水タンクと、該貯
水タンクへ前記提体内の貯水を送り込む揚水ポンプと、
該貯水タンクから堤体の下方へ落下する水のエネルギー
の一部を利用して前記揚水ポンプを駆動する駆動手段と
からなることを特徴とする。
め、本発明は、ダム堤体内の貯水をダム堤体外へ維持放
流するダムの維持放流装置であって、前記貯水を前記ダ
ム堤体の上方または陸側で貯留する貯水タンクと、該貯
水タンクへ前記提体内の貯水を送り込む揚水ポンプと、
該貯水タンクから堤体の下方へ落下する水のエネルギー
の一部を利用して前記揚水ポンプを駆動する駆動手段と
からなることを特徴とする。
【0007】また前記揚水ポンプは、ダム堤体内に設け
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段はダム堤体外に設けられた放水タンクであって、該放
水タンクは、放流に伴って放出される水の位置エネルギ
ーの一部を空気の圧力に変換し、この空気を前記送水タ
ンクに供給することによって送水タンク内の貯水を前記
貯水タンクへ揚水することを特徴とする。
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段はダム堤体外に設けられた放水タンクであって、該放
水タンクは、放流に伴って放出される水の位置エネルギ
ーの一部を空気の圧力に変換し、この空気を前記送水タ
ンクに供給することによって送水タンク内の貯水を前記
貯水タンクへ揚水することを特徴とする。
【0008】また前記揚水ポンプは、ダム堤体内に設け
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段は、前記貯水タンクから落下する水のエネルギーの一
部を利用して駆動されるタービンと、該タービンにより
駆動されるコンプレッサとからなり、前記コンプレッサ
により発生した高圧空気を前記送水タンクへ送ることに
より、該送水タンク内の貯水を前記貯水タンクへ揚水す
ることを特徴とする。
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段は、前記貯水タンクから落下する水のエネルギーの一
部を利用して駆動されるタービンと、該タービンにより
駆動されるコンプレッサとからなり、前記コンプレッサ
により発生した高圧空気を前記送水タンクへ送ることに
より、該送水タンク内の貯水を前記貯水タンクへ揚水す
ることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記送水タンクを複数個備
えることを特徴とする。
えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施
形態であるダムの維持放流装置の動作説明図である。こ
こで、ダムの維持放流装置10は、ダム堤体1内の貯水
2をダム堤体2外へ維持放流するものであって、貯水2
をダム堤体1の上端1aより上に汲み上げる図外の揚水
ポンプと、この揚水ポンプによって汲み上げられた水を
一旦貯留する貯水タンク11と、ダム堤体1内に設けら
れて、前記貯水タンク11へ貯水を送り込むポンプとし
ての機能を果たす送水タンク12,13と、ダム堤体1
外に設けられて貯水タンク11内の水のエネルギーを利
用して前記ポンプの駆動源としての機能を果たす放水タ
ンク14、15とを備えている。
実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施
形態であるダムの維持放流装置の動作説明図である。こ
こで、ダムの維持放流装置10は、ダム堤体1内の貯水
2をダム堤体2外へ維持放流するものであって、貯水2
をダム堤体1の上端1aより上に汲み上げる図外の揚水
ポンプと、この揚水ポンプによって汲み上げられた水を
一旦貯留する貯水タンク11と、ダム堤体1内に設けら
れて、前記貯水タンク11へ貯水を送り込むポンプとし
ての機能を果たす送水タンク12,13と、ダム堤体1
外に設けられて貯水タンク11内の水のエネルギーを利
用して前記ポンプの駆動源としての機能を果たす放水タ
ンク14、15とを備えている。
【0011】また、貯水タンク11は、ダム堤体1の上
端1aより上に位置しており、送水タンク12と切替弁
16を介して送水管17で接続されている。また、送水
タンク12は、貯水2の略水面下に位置しており、タン
クの下端に位置する切替弁18を介して貯水2と連通し
ている。送水タンク12の上端には、切替弁19、20
が配設されており、切替弁19は大気に開放可能とされ
ている。また、切替弁20は、送気管21および切替弁
22を介して放水タンク14と接続されている。図1に
示す実施の形態においては、送水タンクが複数設けられ
ており、もう一つの送水タンク13も、タンクの下端に
設けられた切替弁23を介して送水管24と接続されて
いる。また、タンクの下端に位置する切替弁25を介し
て貯水2と連通している。更に、送水タンク13の上端
には、切替弁26、27が配設されており、切替弁26
は大気に開放可能とされている。また、切替弁27は、
送気管28および切替弁29を介して放水タンク15と
接続されている。
端1aより上に位置しており、送水タンク12と切替弁
16を介して送水管17で接続されている。また、送水
タンク12は、貯水2の略水面下に位置しており、タン
クの下端に位置する切替弁18を介して貯水2と連通し
ている。送水タンク12の上端には、切替弁19、20
が配設されており、切替弁19は大気に開放可能とされ
ている。また、切替弁20は、送気管21および切替弁
22を介して放水タンク14と接続されている。図1に
示す実施の形態においては、送水タンクが複数設けられ
ており、もう一つの送水タンク13も、タンクの下端に
設けられた切替弁23を介して送水管24と接続されて
いる。また、タンクの下端に位置する切替弁25を介し
て貯水2と連通している。更に、送水タンク13の上端
には、切替弁26、27が配設されており、切替弁26
は大気に開放可能とされている。また、切替弁27は、
送気管28および切替弁29を介して放水タンク15と
接続されている。
【0012】また、貯水タンク11は、下端に設けられ
た切替弁30を介して放流管31に接続されている。放
流管31は、ダム堤体1の下方まで延設されており、切
替弁32を介して放水タンク14に接続されている。ま
た、分岐した放流管31は、切替弁33を介して放水タ
ンク15と接続されている。
た切替弁30を介して放流管31に接続されている。放
流管31は、ダム堤体1の下方まで延設されており、切
替弁32を介して放水タンク14に接続されている。ま
た、分岐した放流管31は、切替弁33を介して放水タ
ンク15と接続されている。
【0013】放水タンク14は、ダム堤体1の下流に配
設されており、内部にピストン14aを有している。ピ
ストン14aの下面は、切替弁32を介して放流水の流
れる放流管31に臨んでおり、上面は切替弁22を介し
て、送気管21に臨んでいる。また、ピストン14aの
上面は切替弁34を介して大気と連通可能であり、下面
は切替弁35を介して外部に開放可能とされている。
設されており、内部にピストン14aを有している。ピ
ストン14aの下面は、切替弁32を介して放流水の流
れる放流管31に臨んでおり、上面は切替弁22を介し
て、送気管21に臨んでいる。また、ピストン14aの
上面は切替弁34を介して大気と連通可能であり、下面
は切替弁35を介して外部に開放可能とされている。
【0014】放水タンク15も同様に内部にピストン1
5aを有しており、ピストン15aの下面は、切替弁3
3を介して放流水の流れる放流管31に臨んでいる。ま
た、ピストンの上面は切替弁29を介して、送気管28
に臨んでいる。また、ピストン15aの上面は切替弁3
6を介して大気と連通可能であり、下面は切替弁37を
介して外部に開放可能とされている。
5aを有しており、ピストン15aの下面は、切替弁3
3を介して放流水の流れる放流管31に臨んでいる。ま
た、ピストンの上面は切替弁29を介して、送気管28
に臨んでいる。また、ピストン15aの上面は切替弁3
6を介して大気と連通可能であり、下面は切替弁37を
介して外部に開放可能とされている。
【0015】次に、以上のように構成されたダムの維持
放流装置10の動作について説明する。先ず、本発明の
維持放流装置を起動するには、外部の電力を使用して図
外の揚水ポンプによってダムから必要量の貯水を貯水タ
ンク11へ汲み上げる。一旦貯留された貯水タンク11
の水は、切替弁30を開放することにより放流管31か
らダム堤体1の下流へ放流される。この際、切替弁32
は開となり、切替弁35は閉じている。したがって、貯
水タンク11からの水の落下エネルギーは、ピストン1
4aを押し上げ、空気を圧縮して送気管21を介して送
水タンク12へ送られる。この時、送水タンク12の切
替弁16,20は開、切替弁18、19は閉となってい
る。したがって、送水タンク12内へ圧縮空気が供給さ
れると、内部の水は送水管17から貯水タンク11へ揚
水される。
放流装置10の動作について説明する。先ず、本発明の
維持放流装置を起動するには、外部の電力を使用して図
外の揚水ポンプによってダムから必要量の貯水を貯水タ
ンク11へ汲み上げる。一旦貯留された貯水タンク11
の水は、切替弁30を開放することにより放流管31か
らダム堤体1の下流へ放流される。この際、切替弁32
は開となり、切替弁35は閉じている。したがって、貯
水タンク11からの水の落下エネルギーは、ピストン1
4aを押し上げ、空気を圧縮して送気管21を介して送
水タンク12へ送られる。この時、送水タンク12の切
替弁16,20は開、切替弁18、19は閉となってい
る。したがって、送水タンク12内へ圧縮空気が供給さ
れると、内部の水は送水管17から貯水タンク11へ揚
水される。
【0016】また、貯水タンク11内の水は、順次、放
流管31から放流される。放水タンク14に於いて、ピ
ストン14aが上死点まで上昇すると、切替弁32が閉
とされ、切替弁35が開とされる。すると、ピストン1
4a下面の水が切替弁35から排出されて、再度ピスト
ン14aが下降する。この間に、放流管31からの水は
放水タンク15に水が導かれ、同様にピストン15aの
上昇によって発生した圧縮空気が送気管28から、送水
タンク13に導かれ、内部の水が送水管24を介して貯
水タンク11に揚水される。このように、送水タンク1
2と放水タンク14および送水タンク13と放水タンク
15の組みを交互に使用することにより、連続的に貯水
タンク11へ貯水2を汲み上げ、放流管31から放流す
ることができる。
流管31から放流される。放水タンク14に於いて、ピ
ストン14aが上死点まで上昇すると、切替弁32が閉
とされ、切替弁35が開とされる。すると、ピストン1
4a下面の水が切替弁35から排出されて、再度ピスト
ン14aが下降する。この間に、放流管31からの水は
放水タンク15に水が導かれ、同様にピストン15aの
上昇によって発生した圧縮空気が送気管28から、送水
タンク13に導かれ、内部の水が送水管24を介して貯
水タンク11に揚水される。このように、送水タンク1
2と放水タンク14および送水タンク13と放水タンク
15の組みを交互に使用することにより、連続的に貯水
タンク11へ貯水2を汲み上げ、放流管31から放流す
ることができる。
【0017】なお、初期揚水のみ、外部電力を使用した
揚水ポンプを使用すればよく、その後は、落下する水の
位置エネルギーの一部を使用して、揚水して維持放流を
続けることができる。なお、一般に送水タンクとの貯水
タンクとの落差に比べて、貯水タンクと放水タンクとの
落差は十分に大きいから、貯水タンク内の貯水が持つ位
置エネルギのごく一部を利用すれば、送水タンクから貯
水タンクへの揚水に必要な圧縮空気を生成することがで
きる。また、この実施形態の維持放流装置は、既存のダ
ムに対して、孔を設けるなど、ダム堤体1自体に対する
工事を何ら必要とせず、また、工事期間中にダム機能を
停止する必要もない。更に、伝達エネルギーが空気であ
るため、設備の維持管理も容易である。また、設備がタ
ンクと切替弁とパイプのみであるので、構造が簡素であ
る。
揚水ポンプを使用すればよく、その後は、落下する水の
位置エネルギーの一部を使用して、揚水して維持放流を
続けることができる。なお、一般に送水タンクとの貯水
タンクとの落差に比べて、貯水タンクと放水タンクとの
落差は十分に大きいから、貯水タンク内の貯水が持つ位
置エネルギのごく一部を利用すれば、送水タンクから貯
水タンクへの揚水に必要な圧縮空気を生成することがで
きる。また、この実施形態の維持放流装置は、既存のダ
ムに対して、孔を設けるなど、ダム堤体1自体に対する
工事を何ら必要とせず、また、工事期間中にダム機能を
停止する必要もない。更に、伝達エネルギーが空気であ
るため、設備の維持管理も容易である。また、設備がタ
ンクと切替弁とパイプのみであるので、構造が簡素であ
る。
【0018】なお、以上の実施の形態では、送水タンク
および放水タンクを複数設ける例について説明したが、
送水タンクおよび放水タンクの一組みであっても放流す
ることができる。また、貯水タンクを設ける例について
説明したが、貯水タンクを設けなくても放流することが
できる。
および放水タンクを複数設ける例について説明したが、
送水タンクおよび放水タンクの一組みであっても放流す
ることができる。また、貯水タンクを設ける例について
説明したが、貯水タンクを設けなくても放流することが
できる。
【0019】図2は、本発明のダムの維持放流装置の他
の実施の形態を示す動作説明図である。本実施の形態に
おいて、ダムの維持放流装置は貯水2をダム堤体1の上
端1aより上に汲み上げる図外の揚水ポンプと、この揚
水ポンプによって汲み上げられた水を一旦貯留する貯水
タンク11と、ダム堤体1内に設けられて、前記貯水タ
ンク11へ水を送り込むポンプとしての機能を有する送
水タンク40、41と、ダム堤体1外に設けられて前記
貯水タンク11からの放流水により駆動されるタービン
42と、これに直結したコンプレッサ43とを備えてい
る。そして、これらタービン42およびコンプレッサ4
3は、前記送水タンク40をポンプとして機能させるた
めの駆動源となっている。
の実施の形態を示す動作説明図である。本実施の形態に
おいて、ダムの維持放流装置は貯水2をダム堤体1の上
端1aより上に汲み上げる図外の揚水ポンプと、この揚
水ポンプによって汲み上げられた水を一旦貯留する貯水
タンク11と、ダム堤体1内に設けられて、前記貯水タ
ンク11へ水を送り込むポンプとしての機能を有する送
水タンク40、41と、ダム堤体1外に設けられて前記
貯水タンク11からの放流水により駆動されるタービン
42と、これに直結したコンプレッサ43とを備えてい
る。そして、これらタービン42およびコンプレッサ4
3は、前記送水タンク40をポンプとして機能させるた
めの駆動源となっている。
【0020】送水タンク40と貯水タンク11は、切替
弁44を介して送水管17で接続されている。また、送
水タンク40は、貯水2の略水面下に位置しており、タ
ンクの下端に位置する切替弁45を介して貯水2と連通
している。更に、送水タンク40の上端には、切替弁4
6、47が配設されており、切替弁47は大気に開放可
能とされている。また、切替弁46は、送気管48を介
して空気タンク49と接続されている。図2に示す実施
の形態においては、送水タンクが複数設けられており、
もう一つの送水タンク41も、タンクの下端に設けられ
た切替弁50を介して送水管24と接続されている。ま
た、タンクの下端に位置する切替弁51を介して貯水2
と連通している。更に、送水タンク41の上端には、切
替弁52、53が配設されており、切替弁52は大気に
開放可能とされている。また、切替弁53は、送気管5
4を介して空気タンク49と接続されている。
弁44を介して送水管17で接続されている。また、送
水タンク40は、貯水2の略水面下に位置しており、タ
ンクの下端に位置する切替弁45を介して貯水2と連通
している。更に、送水タンク40の上端には、切替弁4
6、47が配設されており、切替弁47は大気に開放可
能とされている。また、切替弁46は、送気管48を介
して空気タンク49と接続されている。図2に示す実施
の形態においては、送水タンクが複数設けられており、
もう一つの送水タンク41も、タンクの下端に設けられ
た切替弁50を介して送水管24と接続されている。ま
た、タンクの下端に位置する切替弁51を介して貯水2
と連通している。更に、送水タンク41の上端には、切
替弁52、53が配設されており、切替弁52は大気に
開放可能とされている。また、切替弁53は、送気管5
4を介して空気タンク49と接続されている。
【0021】また、貯水タンク11は、下端に設けられ
た切替弁30を介して放流管31に接続されている。放
流管31は、ダム堤体1の下方まで延設されており、タ
ービン42に接続されている。また、タービン42に
は、コンプレッサ43が直結されている。コンプレッサ
43の吐出側に接続された送気管55は、空気タンク4
9に接続されている。
た切替弁30を介して放流管31に接続されている。放
流管31は、ダム堤体1の下方まで延設されており、タ
ービン42に接続されている。また、タービン42に
は、コンプレッサ43が直結されている。コンプレッサ
43の吐出側に接続された送気管55は、空気タンク4
9に接続されている。
【0022】次に、以上のように構成されたダムの維持
放流装置の動作について説明する。先ず、本維持放流装
置を起動するには、外部の電力を使用して図外の揚水ポ
ンプによってダムから必要量の貯水を貯水タンク11へ
汲み上げる。一旦貯留された貯水タンク11の水は、切
替弁30を開放することにより放流管31からダム堤体
1の下流へ放流される。貯水タンク11からの水の落下
エネルギーは、タービン42を回し、これと直結したコ
ンプレッサ43が空気を圧縮して送気管55を介して送
水タンク40へ送る。この時、送水タンク40の切替弁
46,44は開、切替弁45、47は閉となっている。
したがって、送水タンク40内へ圧縮空気が供給される
と、内部の水は送水管17から貯水タンク11へ揚水さ
れる。
放流装置の動作について説明する。先ず、本維持放流装
置を起動するには、外部の電力を使用して図外の揚水ポ
ンプによってダムから必要量の貯水を貯水タンク11へ
汲み上げる。一旦貯留された貯水タンク11の水は、切
替弁30を開放することにより放流管31からダム堤体
1の下流へ放流される。貯水タンク11からの水の落下
エネルギーは、タービン42を回し、これと直結したコ
ンプレッサ43が空気を圧縮して送気管55を介して送
水タンク40へ送る。この時、送水タンク40の切替弁
46,44は開、切替弁45、47は閉となっている。
したがって、送水タンク40内へ圧縮空気が供給される
と、内部の水は送水管17から貯水タンク11へ揚水さ
れる。
【0023】送水タンク40内の揚水が完了すると、切
替弁44、46が閉となり、切替弁45、47が開とな
る。タンクの上端が大気に開放されると共に、切替弁4
5が開くので、内部に貯水2が導かれる。一方、空気タ
ンク49内の圧縮空気は、切替弁53を開くことにより
送水タンク41へ導入される。この時、切替弁50、5
3は開、切替弁51、52は閉とされるので、タンク内
部の水は貯水タンク11へ送水管24を介して揚水され
る。このように、空気タンク49からの圧縮空気を送水
タンク40、41へ交互に送ることにより、連続的に貯
水タンク11へ貯水2を汲み上げ、放流管31から放流
することができる。
替弁44、46が閉となり、切替弁45、47が開とな
る。タンクの上端が大気に開放されると共に、切替弁4
5が開くので、内部に貯水2が導かれる。一方、空気タ
ンク49内の圧縮空気は、切替弁53を開くことにより
送水タンク41へ導入される。この時、切替弁50、5
3は開、切替弁51、52は閉とされるので、タンク内
部の水は貯水タンク11へ送水管24を介して揚水され
る。このように、空気タンク49からの圧縮空気を送水
タンク40、41へ交互に送ることにより、連続的に貯
水タンク11へ貯水2を汲み上げ、放流管31から放流
することができる。
【0024】なお、本実施の形態においても、初期揚水
のみ外部電力を使用した揚水ポンプを使用すればよく、
その後は、落下する水の位置エネルギーの一部を使用し
て、維持放流を続けることができる。また、既存ダムの
工事もダム堤体1の孔を穿設する必要がないので、工事
期間中にダム機能を停止する必要もない。更に、伝達エ
ネルギーが空気であるため、設備の維持管理も容易であ
る。また、設備がタンクと切替弁とパイプのみであるの
で、構造が簡素である。更に、ダムとの取り合いが少な
くなる。
のみ外部電力を使用した揚水ポンプを使用すればよく、
その後は、落下する水の位置エネルギーの一部を使用し
て、維持放流を続けることができる。また、既存ダムの
工事もダム堤体1の孔を穿設する必要がないので、工事
期間中にダム機能を停止する必要もない。更に、伝達エ
ネルギーが空気であるため、設備の維持管理も容易であ
る。また、設備がタンクと切替弁とパイプのみであるの
で、構造が簡素である。更に、ダムとの取り合いが少な
くなる。
【0025】なお、以上の実施の形態では、送水タンク
を複数設ける例について説明したが、これらの送水タン
クは単一であっても放流することができる。また、貯水
タンクを設ける例について説明したが、貯水タンクを設
けなくても放流することができる。
を複数設ける例について説明したが、これらの送水タン
クは単一であっても放流することができる。また、貯水
タンクを設ける例について説明したが、貯水タンクを設
けなくても放流することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のダムの維持
放流装置は、ダム堤体内の貯水をダム堤体外へ維持放流
するダムの維持放流装置であって、前記貯水を前記ダム
堤体の上方または陸側で貯留する貯水タンクと、該貯水
タンクへ前記提体内の貯水を送り込む揚水ポンプと、該
貯水タンクから堤体の下方へ落下する水のエネルギーの
一部を利用して前記揚水ポンプを駆動する駆動手段とか
ら構成されているから、既存のダム大掛かりな工事を必
要とすることなく設置することができる。また、初期の
揚水以外は、外部からのエネルギーを必要とすることな
く位置エネルギーの一部を利用して継続してダムの維持
放流が可能である。
放流装置は、ダム堤体内の貯水をダム堤体外へ維持放流
するダムの維持放流装置であって、前記貯水を前記ダム
堤体の上方または陸側で貯留する貯水タンクと、該貯水
タンクへ前記提体内の貯水を送り込む揚水ポンプと、該
貯水タンクから堤体の下方へ落下する水のエネルギーの
一部を利用して前記揚水ポンプを駆動する駆動手段とか
ら構成されているから、既存のダム大掛かりな工事を必
要とすることなく設置することができる。また、初期の
揚水以外は、外部からのエネルギーを必要とすることな
く位置エネルギーの一部を利用して継続してダムの維持
放流が可能である。
【0027】また前記揚水ポンプは、ダム堤体内に設け
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段はダム堤体外に設けられた放水タンクであって、該放
水タンクは、放流に伴って放出される水の位置エネルギ
ーの一部を空気の圧力に変換し、この空気を前記送水タ
ンクに供給することによって送水タンク内の貯水を前記
貯水タンクへ揚水するので、構造が簡易で、かつ格別な
エネルギ源を用いる必要もないので、設備の維持管理が
容易である。
られて貯水が流入可能な送水タンクであり、前記駆動手
段はダム堤体外に設けられた放水タンクであって、該放
水タンクは、放流に伴って放出される水の位置エネルギ
ーの一部を空気の圧力に変換し、この空気を前記送水タ
ンクに供給することによって送水タンク内の貯水を前記
貯水タンクへ揚水するので、構造が簡易で、かつ格別な
エネルギ源を用いる必要もないので、設備の維持管理が
容易である。
【0028】また、貯水タンクから落下する水のエネル
ギを利用してタービンを回し、コンプレッサにより発生
した高圧空気を前記送水タンクへ送って揚水するので、
同様に、構造が簡易で、かつ格別なエネルギ源を用いる
必要もないので、設備の維持管理が容易である。
ギを利用してタービンを回し、コンプレッサにより発生
した高圧空気を前記送水タンクへ送って揚水するので、
同様に、構造が簡易で、かつ格別なエネルギ源を用いる
必要もないので、設備の維持管理が容易である。
【0029】また、前記送水タンクおよび放水タンクを
複数個設けることにより、これらを交互に動作させて揚
水するので、円滑な維持放流が可能となる。
複数個設けることにより、これらを交互に動作させて揚
水するので、円滑な維持放流が可能となる。
【図1】 本発明の一実施形態であるダムの維持放流装
置の動作説明図である。
置の動作説明図である。
【図2】 同ダムの維持放流装置の他の実施の形態を示
す動作説明図である。
す動作説明図である。
【図3】 従来のダムの維持放流装置の一例を示す斜視
図である。
図である。
1 ダム堤体
2 貯水
10 ダムの維持放流装置
11 貯水タンク
12、13 送水タンク
14、15 放水タンク
40、41 送水タンク
42 タービン
43 コンプレッサ
49 空気タンク
Claims (4)
- 【請求項1】 ダム堤体内の貯水をダム堤体外へ維持放
流するダムの維持放流装置であって、 前記貯水を前記ダム堤体の上方または陸にて貯留する貯
水タンクと、 該貯水タンクへ前記提体内の貯水を送り込む揚水ポンプ
と、 該貯水タンクから堤体の下方へ落下する水のエネルギー
の一部を利用して前記揚水ポンプを駆動する駆動手段と
からなることを特徴とするダムの維持放流装置。 - 【請求項2】 前記揚水ポンプは、ダム堤体内に設けら
れて貯水が流入可能な送水タンクであり、 前記駆動手段はダム堤体外に設けられた放水タンクであ
って、 該放水タンクは、放流に伴って放出される水の位置エネ
ルギーの一部を空気の圧力に変換し、この空気を前記送
水タンクに供給することによって送水タンク内の貯水を
前記貯水タンクへ揚水することを特徴とする請求項1に
記載のダムの維持放流装置。 - 【請求項3】 前記揚水ポンプは、ダム堤体内に設けら
れて貯水が流入可能な送水タンクであり、 前記駆動手段は、前記貯水タンクから落下する水のエネ
ルギーの一部を利用して駆動されるタービンと、該ター
ビンにより駆動されるコンプレッサとからなり、 前記コンプレッサにより発生した高圧空気を前記送水タ
ンクへ送ることにより、該送水タンク内の貯水を前記貯
水タンクへ揚水することを特徴とする請求項1に記載ダ
ムの維持放流装置。 - 【請求項4】 前記放流機構は、前記送水タンクを複数
個備えることを特徴とする請求項2または3に記載ダム
の維持放流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002104022A JP2003293927A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ダムの維持放流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002104022A JP2003293927A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ダムの維持放流装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003293927A true JP2003293927A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29242822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002104022A Withdrawn JP2003293927A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | ダムの維持放流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003293927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019100181A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 有限会社 ヤマ吉 | 圧縮空気を用いた発電装置 |
WO2024016860A1 (zh) * | 2022-07-22 | 2024-01-25 | 上海能源建设工程设计研究有限公司 | 一种潮汐波浪空气储能发电系统 |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002104022A patent/JP2003293927A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019100181A (ja) * | 2017-11-28 | 2019-06-24 | 有限会社 ヤマ吉 | 圧縮空気を用いた発電装置 |
WO2024016860A1 (zh) * | 2022-07-22 | 2024-01-25 | 上海能源建设工程设计研究有限公司 | 一种潮汐波浪空气储能发电系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |