JP2003292743A - ポリエステルエラストマー樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステルエラストマー樹脂組成物

Info

Publication number
JP2003292743A
JP2003292743A JP2002096342A JP2002096342A JP2003292743A JP 2003292743 A JP2003292743 A JP 2003292743A JP 2002096342 A JP2002096342 A JP 2002096342A JP 2002096342 A JP2002096342 A JP 2002096342A JP 2003292743 A JP2003292743 A JP 2003292743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester elastomer
acid
polyester
less
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002096342A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishihara
康浩 西原
Hirota Nagano
博太 長野
Hitoshi Ueno
均 上乃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2002096342A priority Critical patent/JP2003292743A/ja
Publication of JP2003292743A publication Critical patent/JP2003292743A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、柔軟でかつ耐摩耗性が求められる
分野、特に、ホース、ベルト、チューブ、グリップに用
いられるポリエステルエラストマー組成物に関し、柔軟
性、耐摩耗性、耐グリース性、基材との接着性等に優
れ、外観や周辺を汚染することなく、さらには過酷な条
件でも使用できるポリエステルエラストマー組成物を提
供するものである。 【解決手段】(A)表面硬度90A以下、(B)鈴木式
スラスト摩耗試験による摩耗量3mg以下、(C)耐グ
リース試験における体積膨潤率20%以下であるポリエ
ステルエラストマー樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟でかつ耐摩耗
性が求められる分野、特に、ホース、ベルト、チュー
ブ、グリップなどに用いられるポリエステルエラストマ
ー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルエラストマーは高い耐熱
性、耐摩耗性といった特徴から、様々な用途に展開され
ている。しかしながら、ポリエステルエラストマーはエ
ラストマーとしては比較的硬く、柔軟性を求められる用
途には低融点重合体セグメントを多くしたポリエステル
エラストマーやゴムをブレンドしたポリエステルエラス
トマーが用いられてきた。しかし、このような柔軟なポ
リエステルエラストマーは耐摩耗性に劣り、耐摩耗性を
付与するために使用時にブリードアウトして耐摩耗性を
発現する滑材を配合した材料が使用されてきた。
【0003】しかしながら、滑材配合による耐摩耗性付
与方法の場合には使用時に滑材がブリードアウトするた
め、外観不良、ベタツキ感、衛生性などの問題が発生す
ることが多いだけでなく、機械類の駆動ベルト、振動等
でこすれ合いやすいエンジンルーム内のホースやチュー
ブ、屋外で使用されるロープや布シートの補強用、など
といった過酷な使用には充分耐えられるものではなかっ
た。特に、このものはグリースなどが付着して膨潤しや
すく、グリースや油類の付着しやすい環境下では使用で
きるものではなかった。さらには、滑剤がブリードアウ
トするため、樹脂、金属、各種繊維類との接着性が弱
く、これらの積層体とした場合に基材から剥がれやすい
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、柔軟性、耐摩
耗性、耐グリース性、基材との接着性等に優れ、外観や
周辺を汚染することなく、さらには過酷な条件でも使用
できるポリエステルエラストマー組成物を提供すること
が強く望まれている。
【0005】本発明者は上記の如き従来技術の欠点を解
決すべく鋭意研究の結果、熱可塑性ポリエステルエラス
トマーマトリックス中に特定の熱可塑性ポリオレフィン
エラストマーを分散させるなどの方法により、何らの滑
材も使用しないでも十分に柔軟性、耐摩耗性、耐グリー
ス性に優れるポリエステルエラストマー組成物を用いる
ことにより上記課題を解決できることを知見して本発明
を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(A)
表面硬度90A以下、好ましくは85A以下、更に好ま
しくは80A以下(B)鈴木式スラスト摩耗試験による
摩耗量3mg以下、好ましくは2mg以下、更に好まし
くは1mg以下(C)耐グリース試験における体積膨潤
率20%以下、好ましくは10%以下、更に好ましくは
5%以下であるポリエステルエラストマー樹脂組成物で
ある。さらに好ましくはPET布との剥離接着力が2N/
mm以上であることを特徴とするポリエステルエラストマ
ー組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明におけるポリエステルエラストマーとは、
芳香環を有する高融点ポリエステルセグメントと分子量
400〜2000の低融点重合体セグメントからなる共
重合体であり、高融点ポリエステルセグメント構成成分
だけで高重合体を形成した場合の融点が180℃以上あ
り、低融点重合体セグメント構成成分のみで測定した場
合の融点ないし軟化点が80℃以下の構成成分からなる
ポリエステルエラストマーである。
【0008】ポリエステルエラストマーをさらに詳しく
述べると、芳香環を有する高融点ポリエステルセグメン
ト構成成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフ
ェニルジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタ
レンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸な
どの芳香族ジカルボン酸又はそのエステルと炭素数が1
〜25のグリコール及びそのエステル形成性誘導体を用
いることができる。
【0009】炭素数が1〜25のグリコールとは、例え
ばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ジメチロールヘプタン、ジメチロールペ
ンタン、トリシクロデカンジメタノール、ビスフェノー
ルXのエチレンオキサイド誘導体(XはA,S,F)及
びこれらのエステル形成性誘導体が挙げられる。好まし
くは、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール及
びこれらのエステル形成性誘導体が挙げられる。なお、
高融点ポリエステルセグメント構成成分の酸成分とし
て、テレフタル酸が全酸成分の70モル%以上であるこ
とが好ましい。
【0010】その他の酸成分としては、芳香族ジカルボ
ン酸としては、テレフタル酸、ジフェニルジカルボン
酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
が挙げられる。脂環族ジカルボン酸としては、シクロヘ
キサンジカルボン酸、テトラヒドロ無水フタル酸などが
挙げられ、脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸などが挙げられ
る。これらの量は全酸成分の30モル%以下、好ましく
は25モル%以下である。尚、融点の下限は特に限定は
ないが一般的には150℃以上が好ましく、180℃以
上が特に好ましい。
【0011】本発明における分子量400〜4000の
低融点重合体セグメントとしては、例えばポリ(エチレ
ンオキサイド)グリコール、ポリ(プロピレンオキサイ
ド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキサイド)グ
リコールなどのポリアルキレンエーテルグリコール及び
これらの混合物さらにこれらのポリエーテルグリコール
構成を共重合した共重合ポリエーテルグリコールを示す
ことができる。
【0012】高融点化や成形性の面から、ポリ(テトラ
メチレンオキサイド)グリコールが好ましく、分子量8
00〜2200が低温特性から特に好ましく、全ポリエ
ステル重量の15〜75%であることが好ましい。特に
耐久性、柔軟性の面から15〜60%の範囲が好まし
い。共重合体の場合にはテトラメチレンテレフタレート
またはエチレンテレフタレート単位が60モル%以上含
まれることが好ましい。
【0013】本発明のポリエステルエラストマーの製造
には、公知の任意の方法が適用できる。例えば、溶融重
合法、溶液重合法、固相重合法などいずれも適宜用いら
れる。溶融重合の場合、エステル交換法でも直接重合法
であってもよい。樹脂の粘度を向上させるため、溶融重
合後に固相重合を行うことは、成形性、成形体の耐久寿
命を上げるため、もちろん望ましいことである。
【0014】ポリエステルエラストマーの反応に用いる
触媒としては、アンチモン触媒、ゲルマニウム触媒、チ
タン触媒が良好である。特にチタン触媒、詳しくはテト
ラブチルチタネ−ト、テトラメチルチタネートなどのテ
トラアルキルチタネート、シュウ酸チタンカリなどのシ
ュウ酸金属塩などが好ましい。またその他の触媒として
は公知の触媒であれば特に限定しないが、ジブチルスズ
オキサイド、ジブチルスズジラウリレートなどのスズ化
合物、酢酸鉛などの鉛化合物が挙げられる。
【0015】また得られたポリエステルエラストマーに
は公知のヒンダードフェノール系、硫黄系、燐系、など
の酸化防止剤、ヒンダートアミン系、トリアゾール系、
ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、ニッケル系、サリ
チル系などの光安定剤、帯電防止剤、滑剤、過酸化物な
どの分子調整剤、金属不活性剤、有機及び無機系の核
剤、中和剤、制酸剤、防菌剤、蛍光増白剤、ガラス繊
維、カーボン繊維シリカ繊維、アルミナ繊維などの無機
質繊維状物質、カーボンブラック、シリカ、石英粉末、
ガラスビーズ、ガラス粉、ケイ酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、クレー、珪藻土、ウォラストナイトの如き
ケイ酸塩、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナの
如き金属の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸バリウムの如
き金属の炭酸塩、その他の各種金属粉などの紛粒状充填
剤、マイカ、ガラスフレーク、各種の金属粉末などの板
状充填剤、難燃剤、難燃助剤、有機・無機の顔料などを
一種類以上添加することができる。
【0016】なお、本発明のポリエステルエラストマー
組成物には滑剤を加えても良いが、1%以下であること
が好ましく、より好ましくは0.5重量%以下、さらに
好ましくは0.2重量%以下であることが好ましく、最
も好ましくは滑剤含まれないことが好ましい。
【0017】なお、滑剤として炭化水素系、脂肪酸系、
脂肪酸アミド系、エステル系、アルコール系、金属石鹸
系、天然ワックス系、シリコーン系、フッ素系化合物が
挙げられる。具体的には、流動パラフィン、合成パラフ
ィン、合成硬質パラフィン、合成イソパラフィン石油炭
化水素、塩素化パラフィン、パラフィンワックス、マイ
クロワックス、低重合ポリエチレン、フルオロカルボン
油、炭素数12以上のラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸等
の脂肪酸化合物、ヘキシルアミド、オクチルアミド、ス
テアリルアミド、パルミチルアミド、オレイルアミド、
エルシルアミド、エチレンビスステアリルアミド、ラウ
リルアミド、ベヘニルアミド、メチレンビスステアリル
アミド、リシノールアミド等の炭素数3〜30の飽和或
いは不飽和脂肪族アミド及びその誘導体、脂肪酸の低級
アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステ
ル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂肪酸の脂肪ア
ルコールエステルであるブチルステアレート、硬化ヒマ
シ油、エチレングリコールモノステアレート等、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、エチレングリコー
ル、分子量200ないし10000以上のポリエチレン
グリコール、ポリグリセロール、カルナウバロウ、カン
デリラロウ、クイボタロウ、、モンタンロウ、ジメチル
シリコーン、シリコンガム、四フッ化エチレンなどの滑
剤が挙げられる。また、直鎖飽和脂肪酸、側鎖酸、シノ
ール酸、ポリメチレン環を有する化合物からなる金属塩
で金属が(Li,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,C
d,Al,Sn,Pb)から選ばれた金属石鹸も挙げる
ことができる。
【0018】また、粘度を向上させるためには、ポリエ
ステルの重合後、高分子鎖の末端の反応しうる官能基を
2官能以上もつ化合物などで鎖延長しても良い。具体例
としては、4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ビスフェ
ノールA−ジグリシジルエーテル、ビスフェノールF−ジ
グリシジルエーテル、ビスフェノールS−ジグリシジル
エーテル、イソシアヌル酸トリグリシジルエーテル、ク
レゾールノボラック型グリシジルエーテル、フェノール
ノボラック型グリシジルエーテル、無水ピロメリット
酸、無水フタル酸、ポリカルボジイミド、ビスオキサゾ
リン化合物等が挙げられる。特に好ましい例としては、
ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル、ビスフェノ
ールF−ジグリシジルエーテル、ビスフェノールS−ジグ
リシジルエーテル、イソシアヌル酸トリグリシジルエー
テル化合物等が挙げられる。
【0019】柔軟性、摩擦・摩耗特性を改善するために
用いられる手法の一例としてポリエステルエラストマー
中にオレフィンエラストマーを分散させることが好まし
い。その、方法を以下に示すが、本発明は以下の方法に
限定されない。
【0020】オレフィン系熱可塑性エラストマーとして
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポ
リスチレン、ポリイソプレン及びこれらの共重合体等が
上げられるが、好ましくは、結晶性オレフィン樹脂およ
び2種のオレフィン系単量体と1種のジエン単量体とか
らなる不飽和エラストマー三元共重合体からなる混合物
を架橋剤の存在下に前記結晶性オレフィン樹脂を溶融す
るに十分な時間混合または素練りに付し、次いで混合ま
たは素練りをエラストマー三元共重合体の少なくとも部
分的架橋が生じる温度において動的架橋された熱可塑性
エラストマー(例えばDSM社製Sarlinkなど)である。
【0021】オレフィン系エラストマーの分散粒径は5
μm以下、好ましくは3μm、更に好ましくは2μm、
最も好ましくは1μm以下である。分散粒径を小さくす
る手段としては、(A)熱可塑性ポリエステルエラスト
マーと(B)熱可塑性オレフィンエラストマーの加工温
度での粘度差(AのMI/BのMI)が10以上が好ましく、
更に好ましくは30以上、最も好ましくは50以上の組
み合わせが望ましい。
【0022】オレフィンエラストマーの配合量は用いら
れるポリエステル型ブロック共重合体との親和性、ある
いは最終的に得られる組成物の要求特性によって変わり
得る。好ましくは上記ポリエステル型ブロック共重合体
95〜30重量部に対して、5重量部〜70重量部、よ
り好ましくはポリエステル型ブロック共重合体95〜7
0重量部に対して、重量部5〜30重量部である。5重
量部未満では、このようなオレフィンエラストマーを添
加することによって得られる作用効果、柔軟性付与効
果、耐摩耗性向上効果が有意に発揮されない。また95
重量部を超えると、ポリエステルブロック共重合の溶融
粘度が著しく下がり成形できなくなったり、物理的特性
を損ねる、耐グリース性が劣る等の悪影響が現れてく
る。
【0023】
【実施例】以下に実施例により、本発明を記述する。な
お、これら実施例において各測定項目は、以下の方法に
従った。 1.表面硬度:JIS K6301記載のタイプAデュロメ
ータ硬さ測定方法に従って測定した。 2.耐摩耗性:鈴木式スラスト摩耗試験。相手材SUS
440C、荷重7kg/cm2、線速度7m/分の条件
で試験時間3分間における摩耗量を測定した。 3.耐グリース性:トヨタレアマックスRB中に125℃
3日間放置前後の体積膨潤率を測定した。体積膨潤率
(%)=(浸漬後の体積−浸漬前の体積)/浸漬前の体
積×100 4.剥離力の測定:PET織布(東洋紡製「アクシス」
E200T−100−RGT)と厚さ1mmのポリエス
テルエラストマー樹脂板を180℃で5分間予熱した
後、荷重1MPaで圧着して得られた積層体の剥離強さ
をJISK6256記載の布と加硫ゴムのはく離試験方
法に従って測定した。
【0024】(実施例1)ポリエステル型ブロック共重
合体(東洋紡製ペルプレンP40B)68重量部、オレ
フィンエラストマー(DSM社製Sarlink−3150)32
重量部をドラムタンブラーに入れ、室温にて10分間攪
拌した。混合物を40mmφ同方向2軸押出機で200℃に
て押出し、水冷後切断チップ化した。得られたチップを
100℃にて減圧乾燥してから本発明のポリエステルエラ
ストマー組成物のチップを得た。
【0025】(実施例2)ポリエステル型ブロック共重
合体(東洋紡製ペルプレンP40B)35重量部、オレ
フィンエラストマー(DSM社製Sarlink−4155)65
重量部をドラムタンブラーに入れ、室温にて10分間攪
拌した。混合物を40mmφ同方向2軸押出機で200℃に
て押出し、水冷後切断チップ化した。得られたチップを
100℃にて減圧乾燥してから本発明のポリエステルエラ
ストマー組成物のチップを得た。
【0026】(比較例1)ポリエステル型ブロック共重
合体(東洋紡製ペルプレンP40H)単体。 (比較例2)ポリエステル型ブロック共重合体(東洋紡
製ペルプレンP40B)単体。 (比較例3)オレフィンエラストマー単体(DSM製Sarli
nk−3180)単体。 (比較例4)オレフィンエラストマー単体(DSM製Sarli
nk−3150)単体。
【0027】実施例1、2と比較例1〜4に関して行っ
た所定の試験結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明により、柔軟性、耐摩耗性、耐グ
リース性、基材との接着性等に優れ、外観や周辺を汚染
することなく、さらには過酷な条件でも使用できるポリ
エステルエラストマー組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC002 BB022 BB112 BB152 CF171 FA010 FD010 FD040 FD070 FD170 GM00 GM01 GT00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)表面硬度90A以下、(B)鈴木
    式スラスト摩耗試験による摩耗量3mg以下、(C)耐
    グリース試験における体積膨潤率20%以下であるポリ
    エステルエラストマー樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリエステルエラスト
    マー樹脂組成物であって、PET布との剥離接着力が2
    N/mm以上であることを特徴とするポリエステルエラスト
    マー組成物。
JP2002096342A 2002-03-29 2002-03-29 ポリエステルエラストマー樹脂組成物 Withdrawn JP2003292743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002096342A JP2003292743A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ポリエステルエラストマー樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002096342A JP2003292743A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ポリエステルエラストマー樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003292743A true JP2003292743A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29239442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002096342A Withdrawn JP2003292743A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ポリエステルエラストマー樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003292743A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019001164A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 日東電工株式会社 積層体の製造方法、積層体、及びエアバッグ
JP2019001165A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 日東電工株式会社 積層体、及びエアバッグ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019001164A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 日東電工株式会社 積層体の製造方法、積層体、及びエアバッグ
JP2019001165A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 日東電工株式会社 積層体、及びエアバッグ
JP7236820B2 (ja) 2017-06-16 2023-03-10 ツェット・エフ・オートモーティブ・ジャーマニー・ゲーエムベーハー 積層体、及びエアバッグ
JP7236819B2 (ja) 2017-06-16 2023-03-10 ツェット・エフ・オートモーティブ・ジャーマニー・ゲーエムベーハー 積層体の製造方法、積層体、及びエアバッグ
US11667259B2 (en) 2017-06-16 2023-06-06 Zf Automotive Germany Gmbh Method of manufacturing laminate, laminate, and airbag

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7943694B2 (en) Crosslinkable compositions, thermoplastic elastomers obtainable therefrom and their use
JP2856687B2 (ja) 熱可塑性プラスチックに接着した熱可塑性プラスチック/ゴムアロイ
US5300572A (en) Moldable polyester resin compositions and molded articles formed of the same
US7449523B2 (en) Fluorocarbon elastomer compositions containing wear reducing additives
US20060004126A1 (en) Thermoplastic vulcanizate with functional fillers
CN101525451A (zh) 可交联组合物、由其可获得的热塑性弹性体以及它们的用途
US4367316A (en) Vulcanized elastomeric molded article
WO2006067943A1 (ja) チューブ用樹脂組成物およびチューブ
WO2007037526A1 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
JP2003292743A (ja) ポリエステルエラストマー樹脂組成物
JP2000351889A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物及びそれを使用したジョイントブーツ
JP3867570B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS6367500B2 (ja)
JP2003292791A (ja) エラストマー樹脂組成物
JPS6020954A (ja) ポリエステル組成物
JP2003291266A (ja) ポリエステルエラストマー積層体
JP2003292745A (ja) ポリエステルエラストマー樹脂組成物
JP4093046B2 (ja) 熱可塑性エラストマー製基体とガラスとの接着積層体
JP2016153452A (ja) バリア性に優れた熱可塑性樹脂組成物
JP2003292744A (ja) ポリエステルエラストマー樹脂組成物
JPH10130433A (ja) 高圧柔軟ホース用熱可塑性エラストマー組成物
TWI840557B (zh) 射出成形用聚醯胺系樹脂組成物、以及由其構成之滑動零件
WO2021060031A1 (ja) 摺動部品用ポリアミド樹脂組成物、及び摺動部品
JPH03119056A (ja) 熱可塑性重合体組成物
JPH0566413B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070518

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070717