JP2003291987A - 形状保持部材および形状保持袋 - Google Patents

形状保持部材および形状保持袋

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JP2003291987A
JP2003291987A JP2002095176A JP2002095176A JP2003291987A JP 2003291987 A JP2003291987 A JP 2003291987A JP 2002095176 A JP2002095176 A JP 2002095176A JP 2002095176 A JP2002095176 A JP 2002095176A JP 2003291987 A JP2003291987 A JP 2003291987A
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Tetsuo Hata
哲雄 畑
Masahisa Fukuda
真久 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状保持部材が金属製でなくても、袋本体の
熱シール部位に取り付けることにより、開口部を開状態
又は閉状態に保持可能な形状保持袋及びそれに用いられ
る形状保持部材を提供する。 【解決手段】 形状保持部材は、開口部を開状態又は閉
状態に保持可能な形状保持袋における袋本体の熱シール
部位に取り付けられる形状保持部材であって、耐熱性を
有する熱可塑性樹脂組成物により形成されていることを
特徴とする。前記熱可塑性樹脂組成物は、ポリエステル
系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド
およびポリアセタールから選択された少なくとも一種の
熱可塑性樹脂を含有していてもよい。形状保持袋は、前
記形状保持部材が、袋本体の熱シール部位に取り付けら
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部を開状態又
は閉状態に保持可能な形状保持袋及びそれに用いられる
形状保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】袋状物(パウチ)は、通常、薄肉のプラ
スチックフィルムの積層により形成されているので、口
部を開口しても、手を離すとすぐに元の扁平な状態に戻
ってしまい、開口状態を保持することができない。ま
た、開口した口部を再封する方法としては、袋の先を細
くして結んだり、ゴムで口部を止めたり、ジッパーの付
いたもので止めたりする方法が主流であるが、これら
は、開封時に苦心したりする欠点がある。
【0003】そこで、従来、開口部を開状態又は閉状態
に保持可能な形状保持袋として、例えば、図9に示され
るような形状保持袋が提案されており、図9において、
(a)は未開口状態を、(b)は開状態を示している。
図9において、10は形状保持袋、10aはプラスチッ
ク製の袋本体、10bは合掌貼りによる熱シール部位、
10cは金属製の形状保持部材である。形状保持袋10
は、金属製の形状保持部材10cがプラスチック製の袋
本体10aの熱シール部位10bの内面に取り付けられ
ている。図9(a)では、形状保持袋10は、金属製の
形状保持部材10cが取り付けられた熱シール部位10
bは、熱シールによりシールされている。一方、図9
(b)では、熱シール部位10bを両側に引っ張ること
により開口されており、この開状態は金属製の形状保持
部材10cにより保持されている。このように、従来の
形状保持袋10では、金属製の形状保持部材が用いられ
ていた。なお、形状保持部材10cは、プラスチック製
の被覆材により被覆され、このプラスチック製の被覆材
を利用した熱溶着により、熱シール部位10bの内面に
取り付けられている。
【0004】しかしながら、近年、ゴミの分別収集が広
く行われており、アルミニウム箔の積層等による金属層
を有していないプラスチック製の袋本体を有する形状保
持袋をゴミとして捨てる際に、形状保持部材が金属製で
あると、該金属製の形状保持部材を、プラスチック製の
袋本体から剥がさなければならず、ゴミの分別収集性が
低下している。そのため、ゴミとして捨てる際に、プラ
スチック製の袋本体から形状保持部材を剥がす必要がな
い形状保持袋が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、形状保持部材が金属製でなくても、袋本体の熱
シール部位に取り付けることにより、開口部を開状態又
は閉状態に保持可能な形状保持袋及びそれに用いられる
形状保持部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、形状保持部材の素材
として、耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物を用いる
と、形状保持部材の素材が金属でなくても、袋本体の熱
シール部位に取り付けることにより、開口部を開状態又
は閉状態に保持させることができ、しかも、袋本体がプ
ラスチック材料のみからなる形状保持袋をゴミとして捨
てる際には、前記形状保持部材をプラスチック製の袋本
体から剥がさなくても、ゴミの分別収集が可能であるこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0007】すなわち、本発明は、開口部を開状態又は
閉状態に保持可能な形状保持袋における袋本体の熱シー
ル部位に取り付けられる形状保持部材であって、耐熱性
を有する熱可塑性樹脂組成物により形成されていること
を特徴とする形状保持部材を提供する。
【0008】前記熱可塑性樹脂組成物としては、ポリエ
ステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルフ
ァイドおよびポリアセタールから選択された少なくとも
一種の熱可塑性樹脂を含有していてもよい。
【0009】本発明の形状保持部材は、耐熱性を有する
熱可塑性樹脂組成物からなる線状又は帯状の成形物を、
延伸することにより得ることができる。また、形状保持
部材の引張弾性率は1.5×104〜1.2×105MP
aであることが好ましい。形状保持部材がこのような引
張弾性率を有していると、より一層効果的に開状態又は
閉状態を保持することが可能となる。
【0010】また、本発明は、前記形状保持部材が、袋
本体の熱シール部位に取り付けられていることを特徴と
する形状保持袋を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、必要に応じて図
面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一部材又は部
位については同一の符号を付している場合がある。 [形状保持袋]図1は本発明の形状保持部材が開口部又
は開口させる部位に取り付けられている形状保持袋の一
例を示す概略図であり、(a)は未開口状態の形状保持
袋を示し、(b)は開口状態が保持されている状態の形
状保持袋を示している。図1において、1は形状保持
袋、2は形状保持部材、3は袋本体、4は合掌貼りされ
た熱シール部位である。形状保持袋1は、袋本体3にお
ける熱シール部位4の内面に形状保持部材2が取り付け
られている。このように、本発明では、形状保持部材2
が取り付けられている熱シール部位4で、形状保持袋1
を開口させて、開口状態を保持させることができる。な
お、図1では、形状保持部材2は、袋本体3における熱
シール部位4の内面に取り付けられているが、形状保持
部材が取り付けられる熱シール部位の面は特に制限され
ず、例えば、袋本体の熱シール部位の外面であってもよ
く、あるいは、袋本体の熱シール部位の内面及び外面の
両面であってもよい。形状保持部材は、袋本体の熱シー
ル部位の内面に取り付けられていることが好ましい。
【0012】(形状保持部材)形状保持部材2は、耐熱
性を有する熱可塑性樹脂組成物により形成されているこ
とが重要である。このように、本発明では、形状保持部
材2の素材として、耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物
が用いられているので、形状保持袋を熱シール部位で開
口させた際には、この開口部を開口状態に保持すること
ができる。しかも、前記熱可塑性樹脂組成物は耐熱性を
有しているので、形状保持袋における袋本体の熱シール
部位の内面に形状保持部材を取り付けた後又は該取り付
けとともに、袋本体の熱シール部位の熱シールを行うこ
とができ、さらには、後述するように、プラスチックフ
ィルムによる被覆材を用いて、熱溶着により取り付ける
ことも可能である。
【0013】なお、熱可塑性樹脂の耐熱性としては、形
状保持袋における袋本体の熱シール部位で熱シールする
際の熱や、形状保持部材を前記熱シール部位の内面に取
り付ける際の熱などにより溶融を生じない程度の耐熱性
を少なくとも有していることが好ましい。具体的には、
熱可塑性樹脂は、軟化点(又は融点)が100℃以上
(好ましくは120℃以上)であることが望ましい。
【0014】前記耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物と
しては、耐熱性を有する熱可塑性樹脂を(主成分とし
て)含有している樹脂組成物であれば特に制限されな
い。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエ
ステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリアセタールなどを用いることができる。熱
可塑性樹脂は単独で又は2種以上組み合わせて使用する
ことができる。
【0015】ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレ
ートの他、各種共重合ポリエステルなどが挙げられる。
前記共重合ポリエステルとしては、例えば、テレフタル
酸及びエチレングリコールを、それぞれジカルボン酸成
分及びジオール成分の主成分として用い、共重合成分と
して、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、フタル酸、
4,4´−ビフェニルジカルボン酸、スチルベンジカル
ボン酸、ナフタレンジカルボン酸など)、脂肪族ジカル
ボン酸(マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸など)、脂環式ジカルボン酸(シクロヘキサンジカル
ボン酸など)等のジカルボン酸成分、ジエチレングリコ
ール、ポリアルキレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン−
1,4−ジメタノール等のジオール成分を用いた共重合
ポリエステルなどが挙げられる。
【0016】また、ポリオレフィン系樹脂としては、例
えば、ポリエチレン(特に、超高分子量のポリエチレ
ン)、ポリプロピレンの他、エチレン−プロピレン共重
合体などのオレフィンをモノマー成分として含有するオ
レフィン系共重合体などが挙げられる。
【0017】耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テル系樹脂100重量部に対して、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂を5〜90重量部
(好ましくは5〜50重量部)の割合で組み合わせられ
ている熱可塑性樹脂組成物が好ましい。
【0018】なお、耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物
は、前記耐熱性を有する熱可塑性樹脂とともに、充填
剤、滑剤(例えば、ステアリン酸亜鉛など)、可塑剤
(例えば、フタレート系可塑剤、アジペート系可塑剤、
ポリエステル系可塑剤など)、結晶促進剤、顔料などが
含まれていてもよい。
【0019】本発明では、熱可塑性樹脂は剛性を有して
いることが好ましい。このような剛性を有する熱可塑性
樹脂としては、例えば、耐熱性を有する熱可塑性樹脂組
成物からなる線状又は帯状の成形物を、延伸することに
より得ることができる。延伸倍率としては、特に制限さ
れないが、例えば、2.0〜6.0倍(好ましくは4.
0〜6.0倍)程度の範囲から選択することができる。
【0020】このような剛性を有する熱可塑性樹脂が用
いられている形状保持部材は、引張弾性率が1.5×1
4〜1.2×105MPa(好ましくは2.0×104
〜1.0×105MPa、さらに好ましくは3.0×1
4〜8.0×104MPa)であることが望ましい。こ
の引張弾性率が1.5×104MPaより小さいと、剛
性が低下するとともに柔軟性が大きくなり、開口部を開
口状態に保持することが困難になる。一方、前記引張弾
性率が1.2×105MPaよりも大きいと、剛性が大
きくなって、開口させることが困難になる。なお、形状
保持部材の引張弾性率は、熱可塑性樹脂の種類、その形
状(断面積の大きさ)、延伸倍率などにより調整するこ
とができる。
【0021】形状保持部材2の形状としては、特に制限
されず、例えば、線状又は帯状の形状であってもよい。
このような形状保持部材の形状としては、特に制限され
ず、断面が円形型や楕円形型などの略円形型の形状であ
ってもよく、断面が四角形型などの略多角形型の形状で
あってもよい。また、不定形であってもよい。具体的に
は、形状保持部材の形状としては、図2で示されるよう
な形状が挙げられる。図2は本発明の形状保持部材の形
状の例を部分的に示す概略図であり、(a)は断面が円
形又は楕円形である場合を示し、(b)は断面が四角形
である場合を示している。図2において、51は形状保
持部材、51aは形状保持部材51の断面、52は形状
保持部材、52aは形状保持部材52の断面である。形
状保持部材51の断面51aは円形又は楕円形であり、
形状保持部材52の断面52aは四角形である。形状保
持部材としては、その寸法や断面積などを高い品質でコ
ントロールして作製するには、円形状の断面を有するも
のが望ましい。
【0022】形状保持部材の幅や径は、特に制限され
ず、例えば、0.5〜10mm(好ましくは0.9〜5
mm)程度の範囲から選択することができる。形状保持
部材の長さは、取り付ける熱シール部位の長さなどに応
じて適宜選択することができる。
【0023】また、形状保持部材は、図3で示されるよ
うに単数で又は複数組み合わせて用いることができる。
図3は本発明の形状保持部材の例を示す概略断面図であ
り、(a)は形状保持部材を単数で用いた場合を示し、
(b)は2つの形状保持部材を組み合わせて用いた場合
を示し、(c)は3つの形状保持部材を組み合わせて用
いた場合を示している。図3において、61は形状保持
部材、71は形状保持部材61の被覆材、62a,62
bはそれぞれ形状保持部材(「形状保持部材62」と総
称する場合がある)、72は形状保持部材62の被覆
材、63a,63b,63cはそれぞれ形状保持部材
(「形状保持部材63」と総称する場合がある)、73
は形状保持部材63の被覆材である。
【0024】なお、形状保持部材は、図3で示されるよ
うに、被覆材により被覆されていてもよい。特に、複数
の形状保持部材を組み合わせて用いる場合は、全体とし
て1つの形状保持部材として機能するように、被覆材に
より複数の形状保持部材が被覆されていることが好まし
い。このような被覆材としては、プラスチックフィルム
(「被覆フィルム」と称する場合がある)を用いること
ができ、特に熱接着性を有している被覆フィルムが好適
である。被覆材は単独で又は2種以上組み合わせて使用
することができる。また、被覆材は単層、多層のいずれ
の形態を有していてもよい。被覆材が多層の形態を有し
ている場合、被覆材の内層同士を熱シールする際に、外
層が溶融しないようにするため、内層(形状保持部材側
の層)の方が、融点が低いことが好ましい。
【0025】なお、被覆材として外側が熱接着性を有し
ている被覆フィルムを用いると、形状保持部材を袋本体
に熱溶着(熱接着)により取り付ける際に、該被覆フィ
ルムを利用することができる。
【0026】形状保持部材を取り付ける袋本体の熱シー
ル部位の内面としては、一方の内面のみであってもよ
く、両方の内面であってもよい。また、形状保持部材
は、前記熱シール部位の一方又は両方の内面において、
全面的に又は部分的に取り付けることができる。なお、
形状保持部材は、単独で又は2種以上組み合わせて使用
することができる。すなわち、前記熱シール部位の一方
又は両方の内面には、1つの形状保持部材のみが取り付
けられていてもよく、複数の形状保持部材が取り付けら
れていてもよい。
【0027】形状保持部材の取り付けに際しては、例え
ば、図4で示されるように、熱接着性フィルムを用いる
ことができる。図4は本発明の形状保持部材が袋本体の
内面に取り付けられている状態の例を示す概略断面図で
あり、(a)は熱接着性フィルムにより形状保持部材を
覆って取り付けている状態を示し、(b)は熱接着性フ
ィルムを介して形状保持部材を取り付けている状態を示
している。図4において、81は形状保持部材、82は
熱接着性フィルム、83は袋本体、83aは袋本体83
の内面、83bは袋本体83の外面、84a,84bは
それぞれ形状保持部材(「形状保持部材84」と総称す
る場合がある)、85は熱接着性フィルム、86は袋本
体、86aは袋本体86の内面、86bは袋本体86の
外面、87は接着性フィルムである。図4(a)では、
形状保持部材81は、袋本体83の内面83aにおける
熱シール部位に、熱接着性フィルム82により覆われる
ような形態で、該熱接着性フィルム82をその上下端部
で袋本体83の内面83aと熱接着させることにより、
取り付けられている。一方、図4(b)では、形状保持
部材84は、袋本体86の内面86aにおける熱シール
部位に、熱接着性フィルム85を介した形態で、該熱接
着性フィルム85を袋本体86の内面86aと熱接着さ
せることにより取り付けられている。なお、熱接着性フ
ィルムを介して形状保持部材を取り付ける場合は、図4
(b)で示されるような熱接着性フィルム87が設けら
れていてもよい。このように、熱接着性フィルム85と
ともに熱接着性フィルム87が設けられている場合は、
形状保持部材が、被覆材としての熱接着性を有している
被覆フィルムにより被覆され、該熱接着性を有している
被覆フィルムを利用して、袋本体の内面に熱接着して取
り付けられている形態に相当する。
【0028】なお、熱接着性フィルムにより形状保持部
材を取り付ける場合は、形状保持部材は、被覆材により
被覆されていてもよく、被覆されていなくてもよい。
【0029】(袋本体)袋本体は、熱接着性を有するプ
ラスチック製のシート又はフィルム(「熱接着性合成樹
脂フィルム」と称する場合がある)、または内面に熱接
着性樹脂層を有するシート又はフィルム(「熱接着層を
有するフィルム」と称する場合がある)により形成され
ていることが重要である。このような熱接着性を有する
合成樹脂フィルムや熱接着樹脂層における樹脂として
は、例えば、低密度ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエ
チレンなど)、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のポリエチレン系樹脂;エチレン−プロ
ピレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂;非晶性のポ
リエステル系樹脂などの合成樹脂を用いることができ
る。合成樹脂は単独で又は2種以上組み合わせて使用す
ることができる。袋本体は、単層の形態を有していても
よく、多層の形態を有していてもよい。
【0030】また、袋本体の形状としては、前記形状保
持部材を取り付けることができる熱シール部位を有して
いれば、特に制限されず、2方シール袋、3方シール
袋、4方シール袋などが挙げられる。また、前記熱シー
ル部位としては、背面に設けられている合掌貼り部分
や、袋の上端及び/又は下端の熱接着部分などが挙げら
れる。具体的には、袋本体としては、例えば、図1で示
されるような背面に、熱シール部位としての合掌貼り部
分を有する形状の合掌貼り製袋の他、図5(a)で示さ
れるような下方に折り込まれたフィルム底を有し且つ四
方に熱シール部位を有する形状のスタンディング袋や、
図5(b)で示されるような四方に熱シール部位を有す
る形状の平袋などが挙げられる。図5において、11は
形状保持袋、21は形状保持部材、31は袋本体として
のスタンディング袋、41は熱シール部位、12は形状
保持袋、22は形状保持部材、32は袋本体としての平
袋、42は熱シール部位である。
【0031】熱シール部位のシール幅としては、特に制
限されないが、例えば、0.5〜4.0mm程度の範囲
から選択することができる。
【0032】袋本体において、形状保持部材を取り付け
る熱シール部位は、1カ所の熱シール部位のみであって
もよく、複数の熱シール部位であってもよい。また、袋
本体において、1カ所の熱シール部位に取り付けられて
いる形状保持部材の数は、1つのみであってもよく、複
数であってもよい。
【0033】また、形状保持部材が取り付けられている
熱シール部位の端部では、形状保持部材が取り付けられ
た後に抜けないように、他の熱シール部位よりも強くシ
ールしたり、超音波シール等により押潰したりすること
が好ましい。具体的には、例えば、図1で示される形状
保持袋1の場合、合掌貼りされた熱シール部4のうち熱
シール部位4の端部4aや端部4b及びこれらの近辺に
おいて、強くシールしたり、押し潰したりすることがで
きる。また、図5(a)で示される形状保持袋11の場
合は、熱シール部位41の端部41a及びその近辺や端
部41b及びその近辺において、図5(b)で示される
形状保持袋12の場合は、熱シール部位42の端部42
a及びその近辺や端部42b及びその近辺において、強
くシールしたり、押し潰したりすることができる。
【0034】なお、本発明において、形状保持袋又は袋
本体の形状やサイズは特に限定されない。形状保持袋に
は、通常、各種内容物(例えば、スナック菓子など)が
収容されていているが、収容されていなくてもよい。
【0035】また、本発明の形状保持部材を利用する
と、図6で示されるように、一旦開口させた開口部を、
再封することも可能である。図6は、形状保持部材が平
袋の熱シール部位に取り付けられている場合の開口状態
と再封状態とを示す概略図であり、(a)は開口状態
(又は開封状態)を示し、(b)は再封状態を示してい
る。図6において、9は形状保持袋としての平袋、91
は形状保持部材、92は平袋形態の袋本体、9aは開口
部である。図6(a)で示されるように、開口部9a
は、形状保持部材91を利用して、図6(b)で示され
るように再封することができる。もちろん、形状保持部
材を使用して再封する際には、図6(b)で示されるよ
うな形態に制限されず、形状保持部材を折って再封する
ことができる方法であれば如何なる方法であってもよ
い。
【0036】また、図7で示されるようにして再封する
ことも可能である。図7は本発明の形状保持部材が取り
付けられている形状保持袋の再封状態を示す概略図であ
り、(a)は未開封状態を示し、(b)は開封状態を示
し、(c)は再封状態を示している。図7において、1
〜4は前記図1と同様であり、3aは袋本体3の上端部
側の熱シール部位、3bは下端部側の熱シール部位であ
る。図7(b)で示されるように、形状保持部材2が内
面に取り付けられている合掌貼りされた熱シール部位4
で開封せずに、袋本体3の上端部側の熱シール部位3a
で開封されている場合は、図7(c)で示されるよう
に、袋本体3の上端部側をロール状に折り曲げることに
より、合掌貼りされた熱シール部位4に取り付けられて
いる形状保持部材2を利用して閉状態を保持させて、再
封することができる。このように、図7(a)で示され
る開封保持袋1では、合掌貼りされた熱シール部位4で
開封することにより、開状態を保持させることができ
る。また、合掌貼りされた熱シール部位4の他、上端部
側の熱シール部位3aや下端部側の熱シール部位3bで
開封した場合は、閉状態を保持させて、再封することが
できる。すなわち、本発明では、形状保持部材は、開状
態を保持させる機能のみを有していてもよく、また、閉
状態を保持させる機能のみを有していてもよく、さらに
は、これらの両機能をともに有していてもよい。
【0037】本発明の形状保持袋のうち、図1で示され
るような形状保持袋1は、例えば、図8で示されるよう
な製袋充填機により、内容物(例えば、スナック菓子な
ど)を充填しながら製袋して作製することができる。図
8に示される製袋充填機Aは、フレキシブルシートから
なる長尺帯状の包材Pを、包材ロールR1から連続的に
繰り出しながら、ガイドローラA1a、A1b、A1
c、A1dを介して、製袋位置に送給する包材送給手段
A2と、製袋位置に送給される包材Pを筒状に整形する
フォーマA3と、このフォーマA3によって筒状に整形
された包材Pの幅方向の両側縁を相互に重ね合わせてセ
ンターシールする(合掌貼りする)ことで、包材Pを筒
状に形成する縦シーラA4と、筒状に形成された包材P
を一定間隔で横方向に順次ヒートシールしながら切断す
る横シーラA5及びカッタA6とを有しており、また、
長尺の形状保持部材Bを形状保持部材ロールR2からガ
イドローラA7を介して、一対のロールシーラA8で繰
り出しながら、縦シーラA4の手前で包材Pのセンター
シール部に挿入されるようになっている。具体的には、
製袋位置でフォーマA3によって筒状に整形された包材
Pには、筒状の充填ガイドA9を介して所定量の内容物
(スナック菓子など)が充填され、縦シーラA4によっ
て包材Pにセンターシールが施された後、横シーラA5
によって包材Pが横方向に順次ヒートシールされるとと
もに、カッタA6によって順次切断されて、図1に示す
ような、スナック菓子などの内容物が収容された状態の
形状保持袋1を作製することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の形状保持部材によれば、前記構
成を有しているので、形状保持袋の開口させる部位に取
り付けることにより、開口部を開状態又は閉状態に保持
させることができる。従って、形状保持袋をゴミとして
捨てる際には、プラスチック製の袋本体から形状保持部
材を剥がす必要がない。さらに、形状保持部材は金属製
でなく、耐熱性を有する熱可塑性樹脂により形成されて
いるので、形状保持袋が、アルミニウム箔の積層等によ
る金属層を有していないプラスチック製の袋本体により
構成されている場合は、形状保持袋内の金属探知が可能
となるので、金属探知により、縫い針などの金属成分に
関する異物混入の検査を行うことができる。
【0039】さらにまた、本発明の形状保持部材を利用
すると、一旦開口させた開口部を再封することも可能で
ある。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。 (実施例1)ポリエチレンテレフタレート(商品名「S
A−1206」ユニチカ社製)90重量部と、ポリエチ
レン(商品名「NUCG7651」日本ユニカ社製)1
0重量部と、ステアリン酸亜鉛0.1重量部と、柔軟剤
とを混合して、押出し機を用いて、図2(a)に示され
るような円柱状に押出した後、約4倍に延伸させて、円
柱状のプラスチック構造体(断面の半径1mm)からな
る形状保持部材(「形状保持部材A」と称する)を得
た。
【0041】なお、形状保持部材Aの引張弾性率(JI
S K 7161に準じる)は、5.6×104MPa
であった。
【0042】円筒状のプラスチックフィルムの下端を、
内面同士を重ね合わせて熱シールした後、上端において
熱シールする熱シール部位の内面の円周全周に、前記形
状保持部材Aを、図4(a)で示されるように、熱接着
性フィルムを用いた熱接着により取り付け、さらに、該
熱シール部を、内面同士を重ね合わせて熱シールするこ
とにより、図6(a)で示されるように、封がされてい
る形状保持袋(「形状保持袋A」と称する)を作製し
た。
【0043】前記形状保持袋Aの上端の熱シール部位
を、両側に引っ張って開封したところ、上端の開口部を
開口状態に保持させることができた。さらに、この開口
されている形状保持袋Aを、図6(b)で示されるよう
にして折ったところ、再封することができた。
【0044】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
(商品名「ダイヤナイトKR−360」三菱レイヨン社
製)90重量部と、ポリプロピレン(商品名「タフマー
A−1085」三井化学社製)10重量部と、ステアリ
ン酸亜鉛0.1重量部と、柔軟剤とを混合して、押出し
機を用いて、図2(a)に示されるような円柱状に押出
した後、約4倍に延伸させて、円柱状のプラスチック構
造体(断面の半径1mm)からなる形状保持部材(「形
状保持部材B」と称する)を得た。
【0045】なお、形状保持部材Bの引張弾性率(JI
S K 7161に準じる)は、9.7×104MPa
であった。
【0046】実施例1と同様にして、前記形状保持部材
Bを、形状保持袋の上端における熱シールする熱シール
部位の内面の円周半周に熱接着性フィルムを用いた熱接
着により取り付けることにより、図6(a)で示される
ように(但し、形状保持部材Bは熱シール部位の内面の
円周半周に取り付けられている)、封がされている形状
保持袋(「形状保持袋B」と称する)を作製した。
【0047】前記形状保持袋Bの上端の熱シール部位
を、両側に引っ張って開封したところ、上端の開口部を
開口状態に保持させることができた。さらに、この開口
されている形状保持袋Bを、図6(b)で示されるよう
にして折ったところ、再封することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形状保持部材が開口部又は開口させる
部位に取り付けられている形状保持袋の一例を示す概略
図であり、(a)は未開口状態の形状保持袋を示し、
(b)は開口状態が保持されている状態の形状保持袋を
示している。
【図2】本発明の形状保持部材の形状の例を部分的に示
す概略図であり、(a)は断面が円形又は楕円形である
場合を示し、(b)は断面が四角形である場合を示して
いる。
【図3】本発明の形状保持部材の例を示す概略断面図で
あり、(a)は形状保持部材を単数で用いた場合を示
し、(b)は2つの形状保持部材を組み合わせて用いた
場合を示し、(c)は3つの形状保持部材を組み合わせ
て用いた場合を示している。
【図4】本発明の形状保持部材が袋本体の内面に取り付
けられている状態の例を示す概略断面図であり、(a)
は熱接着性フィルムにより形状保持部材を覆って取り付
けている状態を示し、(b)は熱接着性フィルムを介し
て形状保持部材を取り付けている状態を示している。
【図5】本発明の形状保持部材が開口部又は開口させる
部位に取り付けられている形状保持袋の他の例を示す概
略図であり、(a)は形状保持袋がスタンディング袋で
ある場合を示し、(b)は形状保持袋が平袋である場合
を示している。
【図6】形状保持部材が平袋の熱シール部位に取り付け
られている場合の開口状態と再封状態とを示す概略図で
あり、(a)は開口状態を示し、(b)は再封状態を示
している。
【図7】本発明の形状保持部材が取り付けられている形
状保持袋の再封状態を示す概略図であり、(a)は未開
封状態を示し、(b)は開封状態を示し、(c)は再封
状態を示している。
【図8】本発明の形状保持袋を、製袋充填機により、内
容物を充填しながら製袋して作製する方法の一例を示す
概略図であり。
【図9】従来の形状保持袋を示す概略図であり、(a)
は未開口状態の形状保持袋を示し、(b)は開口状態の
形状保持袋を示している。
【符号の説明】
1,11,12 形状保持袋 2,21,22 形状保持部材 3 袋本体 31 袋本体としてのスタンディング袋 32 袋本体としての平袋 4 合掌貼りされた熱シール部位 41,42 熱シール部位
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 C08L 101:00 Fターム(参考) 3E064 AA01 AA11 AB23 BA25 BA30 BA54 BB03 BC18 EA30 FA01 HN05 HU10 4F071 AA15 AA20 AA40 AA46 AA50 AA53 AA54 AA62 AC09 AE04 AF14 AF45 AF59 AH04 BA01 BB05 BB07 BC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開状態又は閉状態に保持可能な
    形状保持袋における袋本体の熱シール部位に取り付けら
    れる形状保持部材であって、耐熱性を有する熱可塑性樹
    脂組成物により形成されていることを特徴とする形状保
    持部材。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂組成物が、ポリエステル系
    樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポリウレタ
    ン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイドお
    よびポリアセタールから選択された少なくとも一種の熱
    可塑性樹脂を含有する請求項1記載の形状保持部材。
  3. 【請求項3】 耐熱性を有する熱可塑性樹脂組成物から
    なる線状又は帯状の成形物を、延伸することにより得ら
    れる請求項1又は2記載の形状保持部材。
  4. 【請求項4】 引張弾性率が1.5×104〜1.2×
    105MPaである請求項1〜3の何れかの項に記載の
    形状保持部材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかの項に記載の形状
    保持部材が、袋本体の熱シール部位に取り付けられてい
    ることを特徴とする形状保持袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007174A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fuji Seal International Inc パウチ容器
JP2014076808A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Fujimori Kogyo Co Ltd 包装用袋
JPWO2013046562A1 (ja) * 2011-09-30 2015-03-26 出光ユニテック株式会社 形状保持テープ、ジッパーテープ、包装袋、形状保持テープの製造方法、及びジッパーテープの製造方法

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