JP2003291959A - ラップフィルム収容紙箱 - Google Patents
ラップフィルム収容紙箱Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、
円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容す
る、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横長直
方体状の、手のひらに密着して良く馴染むなどの特長が
あって、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフィ
ルム収容紙箱を提供する。 【解決手段】本発明は、蓋面前板５ａの下端部や底面板
３の前端部や前面板２の上端部などに、金属製や硬化樹
脂製などの横長鋸刃２０を取付けた、円筒状の紙管４０
に巻いたラップフィルム３０を収容する横長直方体状の
紙箱１０において、横長長方形状の底面板３と後面板４
との間に、横長長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目
線を介して連設して、左右の正方形状の側面板６ ,６の
底後隅部を、それぞれ斜めに切断したラップフィルム収
容紙箱である。
円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容す
る、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横長直
方体状の、手のひらに密着して良く馴染むなどの特長が
あって、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフィ
ルム収容紙箱を提供する。 【解決手段】本発明は、蓋面前板５ａの下端部や底面板
３の前端部や前面板２の上端部などに、金属製や硬化樹
脂製などの横長鋸刃２０を取付けた、円筒状の紙管４０
に巻いたラップフィルム３０を収容する横長直方体状の
紙箱１０において、横長長方形状の底面板３と後面板４
との間に、横長長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目
線を介して連設して、左右の正方形状の側面板６ ,６の
底後隅部を、それぞれ斜めに切断したラップフィルム収
容紙箱である。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用のアルミホ
イルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻いた
ラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８を
連設した側面五角形の横長直方体状の、形状が新奇で展
示効果などが優れたラップフィルム収容紙箱に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来から、例えば図２に示すような、ラ
ップ押え片２ｂと前面板２と底面板３と後面板４と蓋面
板５と蓋面前板５ａとを、折り目線( 符号がない１点鎖
線、以下同じ )を介して順に連設して、この前面板２と
底面板３と後面板４と蓋面板５と蓋面前板５ａとの左右
辺に、糊代片６ｃ ,６ｃと側面板６ ,６と側面内板６
ｂ,６ｂと蓋面横板５ｂ ,５ｂと糊代片５ｃ ,５ｃと
を、それぞれ折り目線を介して連設して、また蓋面前板
５ａの下辺に、前面板２の下部にスポット状に貼着する
開封片７を、断続的な切れ目線ａを介して連設して成
る、被せ蓋式の横長直方体状の紙箱１０において、蓋面
前板５ａの下端部の内面側に、図２Ａ ,Ｂ ,Ｃに示す金
属製や硬化樹脂製などの横長鋸刃２０を、この切れ目線
ａから僅かにはみ出して取付けた、また底面板３の前端
部( 図２Ａでは上端部 )や前面板２の上端部などの外面
側に、図示していない金属製や硬化樹脂製などの横長鋸
刃２０を、折り目線から僅かにはみ出して取付けた、家
庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙
管４０に巻いたラップフィルム３０を収容する紙箱１０
が、一般に広く用いられている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】この従来の、図２に示
す円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容
する紙箱１０については、図２Ｂに示すように、前面板
２の下部にスポット状に貼着した開封片７を剥がしなが
ら、断続的な切れ目線ａを切断して除去して開封して、
例えば図２Ｃに示すように、ラップフィルム３０を必要
長さだけ引出して、この切れ目線ａから僅かにはみ出し
て取付けた横長鋸刃２０で切断して使用することができ
る、最も一般的で便利なラップフィルム収容紙箱であっ
た。 【０００４】ところが従来の、この最も一般的で便利な
ラップフィルム収容紙箱については、蓋面前板５ａの下
端部や底面板３の前端部や前面板２の上端部などの、金
属製や硬化樹脂製などの横長鋸刃２０を取付けた位置に
違いがあるものの、また被せ蓋式や被せ蓋式でないなど
の、横長直方体状の紙箱１０の蓋面形状に違いがあるも
のの、競合各社の多くの円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０を収容する紙箱１０が、殆ど同様の側面
正方形の横長直方体状であるために、顧客に強くアピー
ルし難いなどの販売上の問題があって、手のひらに密着
して良く馴染むなどの特長がある、形状が新奇で展示効
果などが優れたラップフィルム収容紙箱が、強く要請さ
れていた。 【０００５】そこで、本発明の目的は、家庭用のアルミ
ホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻い
たラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８
を連設した側面五角形の横長直方体状の、手のひらに密
着して良く馴染むなどの特長があって、形状が新奇で展
示効果などが優れたラップフィルム収容紙箱を提供する
ことにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明のラップフィルム
収容紙箱は、図２に示すような、蓋面前板５ａの下端部
や底面板３の前端部や前面板２の上端部など( 図２では
蓋面前板５ａの下端部)に、金属製や硬化樹脂製などの
横長鋸刃２０を取付けた、円筒状の紙管４０に巻いたラ
ップフィルム３０を収容する横長直方体状の紙箱１０に
おいて、図１に示すように、横長長方形状の底面板３と
後面板４との間に、横長長方形状の斜面板８を、それぞ
れ折り目線( 符号がない１点鎖線 )を介して連設して、
左右の正方形状の側面板６ ,６( と図１Ａでは側面内板
６ｂ ,６ｂと )の底後隅部を、それぞれ斜めに切断した
ことを特徴とするラップフィルム収容紙箱である。 【０００７】本発明のラップフィルム収容紙箱において
は、横長長方形状の底面板３と後面板４との間に、横長
長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目線を介して連設
して、左右の正方形状の側面板６ ,６( 側面内板６ｂ ,
６ｂ )の底後隅部を、それぞれ斜めに切断したことによ
って、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、円
筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容す
る、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横長直
方体状のラップフィルム収容紙箱であって、図１Ｂ ,図
２Ｂに示すように、前面板２の下部にスポット状に貼着
した開封片７を剥がしながら、断続的な切れ目線ａを切
断して除去して開封して、図１Ｃに示すように、ラップ
フィルム３０を必要長さだけ引出して、前面板２と底面
板３とを人差指と中指と薬指と小指とで支えて、また蓋
面板５を親指で押えて、この切れ目線ａから僅かにはみ
出して取付けた横長鋸刃２０で切断して使用することが
できる、斜面板８( 後面板４ )が手のひらに密着して良
く馴染む、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフ
ィルム収容紙箱を提供することができる。 【０００８】また、本発明のラップフィルム収容紙箱に
おいては、横長長方形状の底面板３と後面板４との間
に、横長長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目線を介
して連設したことによって、図１Ｃに示すように、円筒
状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０が、( ラップ
押え片２ｂと )前面板２と底面板３と斜面板８と後面板
４とに接触( 従来の図２Ｃでは、ラップ押え片２ｂと前
面板２と底面板３と後面板４とに接触 )しているため
に、しかも、このラップフィルム３０が少なくなった時
であっても、円筒状の紙管４０とラップフィルム３０と
の自重によって、必ず前面板２と底面板３と斜面板８と
に接触( 従来の図２Ｃでは、前面板２又は後面板４のど
ちらか一方と底面板３とに接触 )しているために、ラッ
プフィルム３０を必要長さだけ引出して、切れ目線ａか
ら僅かにはみ出して取付けた横長鋸刃２０で切断した時
の、反動による巻戻りが少ない、続いてラップフィルム
３０を引出して切断し易い、形状が新奇で展示効果など
が優れたラップフィルム収容紙箱を提供することができ
る。 【０００９】さらに、本発明のラップフィルム収容紙箱
においては、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなど
の、円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収
容する、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横
長直方体状のラップフィルム収容紙箱であるために、梱
包箱に隙間なく梱包した時に、必ず斜面板８の外面側に
横長三角柱状の空隙が生ずるものであって、この横長三
角柱状の空隙に指を掛けることによって、梱包箱からの
取出しなどが容易な、形状が新奇で展示効果などが優れ
たラップフィルム収容紙箱を提供することができる。 【００１０】 【発明の実施の形態】本発明のラップフィルム収容紙箱
における、横長長方形状の底面板３と後面板４との間に
連設した、横長長方形状の斜面板８の前後幅について
は、横長長方形状の前面板２と底面板３と斜面板８と後
面板４との、それぞれの前後幅の寸法の比が、図１Ａ ,
Ｃに示す６：４：３：４になるように、底面板３と後面
板４との間に斜面板８を連設することが好ましい。 【００１１】すなわち、円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０が、均等に前面板２と底面板３と斜面板
８と後面板４とに接触するためには、それぞれの前後幅
の寸法の比が、計算上は６：４：２√２(2.828・・・)：４
であるべきところ、図１Ａ ,Ｃに示す６：４：３：４に
なるように底面板３と後面板４との間に斜面板８を連設
することによって、特に円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０が少なくなった時であっても、円筒状の
紙管４０とラップフィルム３０との自重によって、必ず
前面板２と底面板３と斜面板８とに接触させることがで
きる。 【００１２】また、本発明のラップフィルム収容紙箱に
おいて、斜面板８を連設した底後隅部以外の底前隅部 ,
蓋前隅部 ,蓋後隅部に、横長長方形状の斜面板８を連設
することについては、手のひらに密着して良く馴染むな
どの特長がない上に、底前隅部には、前面板２の下部に
開封片７をスポット状に貼着するために、また蓋前隅部
には、蓋面前板５ａの下端部の内面側に横長鋸刃２０を
取付けるために、さらに蓋後隅部には、被せ蓋式の蓋面
板５のヒンジ部に相当するために、それぞれ技術的にも
好ましくないものである。 【００１３】 【実施例】図１Ａ ,Ｂは、本発明の実施例のラップフィ
ルム収容紙箱における、ブランクの平面図 ,斜視図であ
って、また図１Ｃは、ラップフィルム３０を引出して切
断する状態を示す断面説明図である。 【００１４】すなわち、横長長方形状のラップ押え片２
ｂと前面板２と底面板３と斜面板８と後面板４と蓋面板
５と蓋面前板５ａとを、折り目線を介して順に連設し
て、この前面板２と底面板３と斜面板８と後面板４と蓋
面板５と蓋面前板５ａとの左右辺に、糊代片６ｃ ,６ｃ
と底後隅部を斜めに切断した五角形状の側面板６ ,６と
三角形状の折込み片８ｃ ,８ｃと底後隅部を斜めに切断
した五角形状の側面内板６ｂ ,６ｂと蓋面横板５ｂ ,５
ｂと糊代片５ｃ ,５ｃとを、それぞれ折り目線を介して
連設して、また蓋面前板５ａの下辺に、前面板２の下部
にスポット状に貼着する横長長方形状の開封片７を、断
続的な切れ目線ａを介して連設して、さらに蓋面前板５
ａの下端部の内面側に、通常の金属製の横長鋸刃２０
を、この切れ目線ａから僅かにはみ出して取付けた、図
１Ａに示すラップフィルム収容紙箱のブランクであっ
て、表面に通常の印刷をした３７０ｇ／ｍ2 のコートボ
ール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程と金属
製鋸刃の切断取付工程とで、縦と横と高さとが４５×３
１４×４５ｍｍの側面五角形の横長直方体状の、無駄が
少ない長方形状のラップフィルム収容紙箱のブランクを
作製した。 【００１５】次に、従来と同様の機械的な製箱工程で、
図１Ａに示すラップフィルム収容紙箱のブランクの、全
ての符号がない１点鎖線で示す折り目線を山折りして、
左右の蓋面横板５ｂ ,５ｂと糊代片５ｃ ,５ｃとを、そ
れぞれ貼着して、また左右の側面板６ ,６と側面内板６
ｂ ,６ｂとを、折込み片８ｃ ,８ｃを折込んで、それぞ
れ糊代片６ｃ ,６ｃを挟んで貼着して、図１Ｂに示す被
せ蓋式の蓋面を開放した横長直方体状に製箱した後に、
直径４ｃｍの円筒状の紙管４０に巻いた家庭用の３０ｃ
ｍ幅×２０ｍのラップフィルム３０を収容して、前面板
２の下部外面側に、開封片７の内面側をスポット状に貼
着( 半円形切刃と剥離ニスと層間剥離とを利用した開封
容易な従来公知の貼着方法、図示せず )して閉蓋して、
本発明の実施例の、底後隅部に斜面板８を連設した側面
五角形の横長直方体状のラップフィルム収容紙箱を作製
した。 【００１６】本発明の実施例のラップフィルム収容紙箱
においては、図１Ｂに示すように、前面板２の下部にス
ポット状に貼着した開封片７を剥がしながら、断続的な
切れ目線ａを切断して除去して開封して、図１Ｃに示す
ように、ラップフィルム３０を必要長さだけ引出して、
前面板２と底面板３とを人差指と中指と薬指と小指とで
支えて、また蓋面板５を親指で押えて、この切れ目線ａ
から僅かにはみ出して取付けた横長鋸刃２０で切断して
使用することができる、底後隅部に斜面板８を連設した
側面五角形の横長直方体状の、斜面板８と後面板４とが
手のひらに密着して良く馴染む、形状が新奇で展示効果
などが優れたラップフィルム収容紙箱を得ることができ
た。 【００１７】また、本発明の実施例のラップフィルム収
容紙箱においては、図１Ｃに示すように、直径４ｃｍの
円筒状の紙管４０に巻いた家庭用の３０ｃｍ幅×２０ｍ
のラップフィルム３０が、ラップ押え片２ｂと前面板２
と底面板３と斜面板８と後面板４とに接触しているため
に、しかも、このラップフィルム３０が少なくなった時
であっても、円筒状の紙管４０とラップフィルム３０と
の自重によって、必ず前面板２と底面板３と斜面板８と
に接触しているために、ラップフィルム３０を必要長さ
だけ引出して、切れ目線ａから僅かにはみ出して取付け
た横長鋸刃２０で切断した時の、反動による巻戻りが少
ない、続いてラップフィルム３０を引出して切断し易
い、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフィルム
収容紙箱を得ることができた。 【００１８】さらに、本発明の実施例の、底後隅部に斜
面板８を連設した側面五角形の横長直方体状のラップフ
ィルム収容紙箱においては、梱包箱に隙間なく梱包した
時に、必ず斜面板８の外面側に横長三角柱状の空隙が生
ずるものであって、この横長三角柱状の空隙に指を掛け
ることによって、梱包箱からの取出しなどが容易な、形
状が新奇で展示効果などが優れたラップフィルム収容紙
箱を得ることができた。 【００１９】 【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
のラップフィルム収容紙箱においては、家庭用のアルミ
ホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻い
たラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８
を連設した側面五角形の横長直方体状の、斜面板８( 後
面板４ )が手のひらに密着して良く馴染む、また切断し
た時の反動による巻戻りが少ない、さらに梱包箱からの
取出しなどが容易な、形状が新奇で展示効果などが優れ
たラップフィルム収容紙箱を提供することができる。
イルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻いた
ラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８を
連設した側面五角形の横長直方体状の、形状が新奇で展
示効果などが優れたラップフィルム収容紙箱に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来から、例えば図２に示すような、ラ
ップ押え片２ｂと前面板２と底面板３と後面板４と蓋面
板５と蓋面前板５ａとを、折り目線( 符号がない１点鎖
線、以下同じ )を介して順に連設して、この前面板２と
底面板３と後面板４と蓋面板５と蓋面前板５ａとの左右
辺に、糊代片６ｃ ,６ｃと側面板６ ,６と側面内板６
ｂ,６ｂと蓋面横板５ｂ ,５ｂと糊代片５ｃ ,５ｃと
を、それぞれ折り目線を介して連設して、また蓋面前板
５ａの下辺に、前面板２の下部にスポット状に貼着する
開封片７を、断続的な切れ目線ａを介して連設して成
る、被せ蓋式の横長直方体状の紙箱１０において、蓋面
前板５ａの下端部の内面側に、図２Ａ ,Ｂ ,Ｃに示す金
属製や硬化樹脂製などの横長鋸刃２０を、この切れ目線
ａから僅かにはみ出して取付けた、また底面板３の前端
部( 図２Ａでは上端部 )や前面板２の上端部などの外面
側に、図示していない金属製や硬化樹脂製などの横長鋸
刃２０を、折り目線から僅かにはみ出して取付けた、家
庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙
管４０に巻いたラップフィルム３０を収容する紙箱１０
が、一般に広く用いられている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】この従来の、図２に示
す円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容
する紙箱１０については、図２Ｂに示すように、前面板
２の下部にスポット状に貼着した開封片７を剥がしなが
ら、断続的な切れ目線ａを切断して除去して開封して、
例えば図２Ｃに示すように、ラップフィルム３０を必要
長さだけ引出して、この切れ目線ａから僅かにはみ出し
て取付けた横長鋸刃２０で切断して使用することができ
る、最も一般的で便利なラップフィルム収容紙箱であっ
た。 【０００４】ところが従来の、この最も一般的で便利な
ラップフィルム収容紙箱については、蓋面前板５ａの下
端部や底面板３の前端部や前面板２の上端部などの、金
属製や硬化樹脂製などの横長鋸刃２０を取付けた位置に
違いがあるものの、また被せ蓋式や被せ蓋式でないなど
の、横長直方体状の紙箱１０の蓋面形状に違いがあるも
のの、競合各社の多くの円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０を収容する紙箱１０が、殆ど同様の側面
正方形の横長直方体状であるために、顧客に強くアピー
ルし難いなどの販売上の問題があって、手のひらに密着
して良く馴染むなどの特長がある、形状が新奇で展示効
果などが優れたラップフィルム収容紙箱が、強く要請さ
れていた。 【０００５】そこで、本発明の目的は、家庭用のアルミ
ホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻い
たラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８
を連設した側面五角形の横長直方体状の、手のひらに密
着して良く馴染むなどの特長があって、形状が新奇で展
示効果などが優れたラップフィルム収容紙箱を提供する
ことにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明のラップフィルム
収容紙箱は、図２に示すような、蓋面前板５ａの下端部
や底面板３の前端部や前面板２の上端部など( 図２では
蓋面前板５ａの下端部)に、金属製や硬化樹脂製などの
横長鋸刃２０を取付けた、円筒状の紙管４０に巻いたラ
ップフィルム３０を収容する横長直方体状の紙箱１０に
おいて、図１に示すように、横長長方形状の底面板３と
後面板４との間に、横長長方形状の斜面板８を、それぞ
れ折り目線( 符号がない１点鎖線 )を介して連設して、
左右の正方形状の側面板６ ,６( と図１Ａでは側面内板
６ｂ ,６ｂと )の底後隅部を、それぞれ斜めに切断した
ことを特徴とするラップフィルム収容紙箱である。 【０００７】本発明のラップフィルム収容紙箱において
は、横長長方形状の底面板３と後面板４との間に、横長
長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目線を介して連設
して、左右の正方形状の側面板６ ,６( 側面内板６ｂ ,
６ｂ )の底後隅部を、それぞれ斜めに切断したことによ
って、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなどの、円
筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収容す
る、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横長直
方体状のラップフィルム収容紙箱であって、図１Ｂ ,図
２Ｂに示すように、前面板２の下部にスポット状に貼着
した開封片７を剥がしながら、断続的な切れ目線ａを切
断して除去して開封して、図１Ｃに示すように、ラップ
フィルム３０を必要長さだけ引出して、前面板２と底面
板３とを人差指と中指と薬指と小指とで支えて、また蓋
面板５を親指で押えて、この切れ目線ａから僅かにはみ
出して取付けた横長鋸刃２０で切断して使用することが
できる、斜面板８( 後面板４ )が手のひらに密着して良
く馴染む、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフ
ィルム収容紙箱を提供することができる。 【０００８】また、本発明のラップフィルム収容紙箱に
おいては、横長長方形状の底面板３と後面板４との間
に、横長長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目線を介
して連設したことによって、図１Ｃに示すように、円筒
状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０が、( ラップ
押え片２ｂと )前面板２と底面板３と斜面板８と後面板
４とに接触( 従来の図２Ｃでは、ラップ押え片２ｂと前
面板２と底面板３と後面板４とに接触 )しているため
に、しかも、このラップフィルム３０が少なくなった時
であっても、円筒状の紙管４０とラップフィルム３０と
の自重によって、必ず前面板２と底面板３と斜面板８と
に接触( 従来の図２Ｃでは、前面板２又は後面板４のど
ちらか一方と底面板３とに接触 )しているために、ラッ
プフィルム３０を必要長さだけ引出して、切れ目線ａか
ら僅かにはみ出して取付けた横長鋸刃２０で切断した時
の、反動による巻戻りが少ない、続いてラップフィルム
３０を引出して切断し易い、形状が新奇で展示効果など
が優れたラップフィルム収容紙箱を提供することができ
る。 【０００９】さらに、本発明のラップフィルム収容紙箱
においては、家庭用のアルミホイルや樹脂フィルムなど
の、円筒状の紙管４０に巻いたラップフィルム３０を収
容する、底後隅部に斜面板８を連設した側面五角形の横
長直方体状のラップフィルム収容紙箱であるために、梱
包箱に隙間なく梱包した時に、必ず斜面板８の外面側に
横長三角柱状の空隙が生ずるものであって、この横長三
角柱状の空隙に指を掛けることによって、梱包箱からの
取出しなどが容易な、形状が新奇で展示効果などが優れ
たラップフィルム収容紙箱を提供することができる。 【００１０】 【発明の実施の形態】本発明のラップフィルム収容紙箱
における、横長長方形状の底面板３と後面板４との間に
連設した、横長長方形状の斜面板８の前後幅について
は、横長長方形状の前面板２と底面板３と斜面板８と後
面板４との、それぞれの前後幅の寸法の比が、図１Ａ ,
Ｃに示す６：４：３：４になるように、底面板３と後面
板４との間に斜面板８を連設することが好ましい。 【００１１】すなわち、円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０が、均等に前面板２と底面板３と斜面板
８と後面板４とに接触するためには、それぞれの前後幅
の寸法の比が、計算上は６：４：２√２(2.828・・・)：４
であるべきところ、図１Ａ ,Ｃに示す６：４：３：４に
なるように底面板３と後面板４との間に斜面板８を連設
することによって、特に円筒状の紙管４０に巻いたラッ
プフィルム３０が少なくなった時であっても、円筒状の
紙管４０とラップフィルム３０との自重によって、必ず
前面板２と底面板３と斜面板８とに接触させることがで
きる。 【００１２】また、本発明のラップフィルム収容紙箱に
おいて、斜面板８を連設した底後隅部以外の底前隅部 ,
蓋前隅部 ,蓋後隅部に、横長長方形状の斜面板８を連設
することについては、手のひらに密着して良く馴染むな
どの特長がない上に、底前隅部には、前面板２の下部に
開封片７をスポット状に貼着するために、また蓋前隅部
には、蓋面前板５ａの下端部の内面側に横長鋸刃２０を
取付けるために、さらに蓋後隅部には、被せ蓋式の蓋面
板５のヒンジ部に相当するために、それぞれ技術的にも
好ましくないものである。 【００１３】 【実施例】図１Ａ ,Ｂは、本発明の実施例のラップフィ
ルム収容紙箱における、ブランクの平面図 ,斜視図であ
って、また図１Ｃは、ラップフィルム３０を引出して切
断する状態を示す断面説明図である。 【００１４】すなわち、横長長方形状のラップ押え片２
ｂと前面板２と底面板３と斜面板８と後面板４と蓋面板
５と蓋面前板５ａとを、折り目線を介して順に連設し
て、この前面板２と底面板３と斜面板８と後面板４と蓋
面板５と蓋面前板５ａとの左右辺に、糊代片６ｃ ,６ｃ
と底後隅部を斜めに切断した五角形状の側面板６ ,６と
三角形状の折込み片８ｃ ,８ｃと底後隅部を斜めに切断
した五角形状の側面内板６ｂ ,６ｂと蓋面横板５ｂ ,５
ｂと糊代片５ｃ ,５ｃとを、それぞれ折り目線を介して
連設して、また蓋面前板５ａの下辺に、前面板２の下部
にスポット状に貼着する横長長方形状の開封片７を、断
続的な切れ目線ａを介して連設して、さらに蓋面前板５
ａの下端部の内面側に、通常の金属製の横長鋸刃２０
を、この切れ目線ａから僅かにはみ出して取付けた、図
１Ａに示すラップフィルム収容紙箱のブランクであっ
て、表面に通常の印刷をした３７０ｇ／ｍ2 のコートボ
ール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程と金属
製鋸刃の切断取付工程とで、縦と横と高さとが４５×３
１４×４５ｍｍの側面五角形の横長直方体状の、無駄が
少ない長方形状のラップフィルム収容紙箱のブランクを
作製した。 【００１５】次に、従来と同様の機械的な製箱工程で、
図１Ａに示すラップフィルム収容紙箱のブランクの、全
ての符号がない１点鎖線で示す折り目線を山折りして、
左右の蓋面横板５ｂ ,５ｂと糊代片５ｃ ,５ｃとを、そ
れぞれ貼着して、また左右の側面板６ ,６と側面内板６
ｂ ,６ｂとを、折込み片８ｃ ,８ｃを折込んで、それぞ
れ糊代片６ｃ ,６ｃを挟んで貼着して、図１Ｂに示す被
せ蓋式の蓋面を開放した横長直方体状に製箱した後に、
直径４ｃｍの円筒状の紙管４０に巻いた家庭用の３０ｃ
ｍ幅×２０ｍのラップフィルム３０を収容して、前面板
２の下部外面側に、開封片７の内面側をスポット状に貼
着( 半円形切刃と剥離ニスと層間剥離とを利用した開封
容易な従来公知の貼着方法、図示せず )して閉蓋して、
本発明の実施例の、底後隅部に斜面板８を連設した側面
五角形の横長直方体状のラップフィルム収容紙箱を作製
した。 【００１６】本発明の実施例のラップフィルム収容紙箱
においては、図１Ｂに示すように、前面板２の下部にス
ポット状に貼着した開封片７を剥がしながら、断続的な
切れ目線ａを切断して除去して開封して、図１Ｃに示す
ように、ラップフィルム３０を必要長さだけ引出して、
前面板２と底面板３とを人差指と中指と薬指と小指とで
支えて、また蓋面板５を親指で押えて、この切れ目線ａ
から僅かにはみ出して取付けた横長鋸刃２０で切断して
使用することができる、底後隅部に斜面板８を連設した
側面五角形の横長直方体状の、斜面板８と後面板４とが
手のひらに密着して良く馴染む、形状が新奇で展示効果
などが優れたラップフィルム収容紙箱を得ることができ
た。 【００１７】また、本発明の実施例のラップフィルム収
容紙箱においては、図１Ｃに示すように、直径４ｃｍの
円筒状の紙管４０に巻いた家庭用の３０ｃｍ幅×２０ｍ
のラップフィルム３０が、ラップ押え片２ｂと前面板２
と底面板３と斜面板８と後面板４とに接触しているため
に、しかも、このラップフィルム３０が少なくなった時
であっても、円筒状の紙管４０とラップフィルム３０と
の自重によって、必ず前面板２と底面板３と斜面板８と
に接触しているために、ラップフィルム３０を必要長さ
だけ引出して、切れ目線ａから僅かにはみ出して取付け
た横長鋸刃２０で切断した時の、反動による巻戻りが少
ない、続いてラップフィルム３０を引出して切断し易
い、形状が新奇で展示効果などが優れたラップフィルム
収容紙箱を得ることができた。 【００１８】さらに、本発明の実施例の、底後隅部に斜
面板８を連設した側面五角形の横長直方体状のラップフ
ィルム収容紙箱においては、梱包箱に隙間なく梱包した
時に、必ず斜面板８の外面側に横長三角柱状の空隙が生
ずるものであって、この横長三角柱状の空隙に指を掛け
ることによって、梱包箱からの取出しなどが容易な、形
状が新奇で展示効果などが優れたラップフィルム収容紙
箱を得ることができた。 【００１９】 【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
のラップフィルム収容紙箱においては、家庭用のアルミ
ホイルや樹脂フィルムなどの、円筒状の紙管４０に巻い
たラップフィルム３０を収容する、底後隅部に斜面板８
を連設した側面五角形の横長直方体状の、斜面板８( 後
面板４ )が手のひらに密着して良く馴染む、また切断し
た時の反動による巻戻りが少ない、さらに梱包箱からの
取出しなどが容易な、形状が新奇で展示効果などが優れ
たラップフィルム収容紙箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例のラップフィルム収容紙箱にお
ける、図１Ａ ,Ｂは、ブランクの平面図 ,斜視図であっ
て、また図１Ｃは、ラップフィルム３０を引出して切断
する状態を示す断面説明図である。 【図２】従来のラップフィルム収容紙箱における、図２
Ａ ,Ｂは、ブランクの平面図 ,斜視図であって、また図
２Ｃは、ラップフィルム３０を収容した状態を示す断面
図である。 【符号の説明】 ２ …前面板 ２ｂ …ラップ押え片 ３ …底面板 ４ …後面板 ５ …蓋面板 ５ａ …蓋面前板 ５ｂ …蓋面横板 ５ｃ ,６ｃ …糊代片 ６ …側面板 ６ｂ …側面内板 ７ …開封片 ８ …斜面板 ８ｃ …折込み片 １０ …紙箱 ２０ …横長鋸刃 ３０ …ラップフィルム ４０ …円筒状の紙管 ａ …切れ目線
ける、図１Ａ ,Ｂは、ブランクの平面図 ,斜視図であっ
て、また図１Ｃは、ラップフィルム３０を引出して切断
する状態を示す断面説明図である。 【図２】従来のラップフィルム収容紙箱における、図２
Ａ ,Ｂは、ブランクの平面図 ,斜視図であって、また図
２Ｃは、ラップフィルム３０を収容した状態を示す断面
図である。 【符号の説明】 ２ …前面板 ２ｂ …ラップ押え片 ３ …底面板 ４ …後面板 ５ …蓋面板 ５ａ …蓋面前板 ５ｂ …蓋面横板 ５ｃ ,６ｃ …糊代片 ６ …側面板 ６ｂ …側面内板 ７ …開封片 ８ …斜面板 ８ｃ …折込み片 １０ …紙箱 ２０ …横長鋸刃 ３０ …ラップフィルム ４０ …円筒状の紙管 ａ …切れ目線
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】蓋面前板５ａの下端部や底面板３の前端部
や前面板２の上端部などに、金属製や硬化樹脂製などの
横長鋸刃２０を取付けた、円筒状の紙管４０に巻いたラ
ップフィルム３０を収容する横長直方体状の紙箱１０に
おいて、横長長方形状の底面板３と後面板４との間に、
横長長方形状の斜面板８を、それぞれ折り目線を介して
連設して、左右の正方形状の側面板６ ,６( 側面内板６
ｂ ,６ｂ )の底後隅部を、それぞれ斜めに切断したこと
を特徴とするラップフィルム収容紙箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094466A JP2003291959A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ラップフィルム収容紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002094466A JP2003291959A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ラップフィルム収容紙箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003291959A true JP2003291959A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29238439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002094466A Pending JP2003291959A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ラップフィルム収容紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003291959A (ja) |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094466A patent/JP2003291959A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070425 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070502 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20070627 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |