JP2003291567A - 帳票製作法 - Google Patents

帳票製作法

Info

Publication number
JP2003291567A
JP2003291567A JP2002130981A JP2002130981A JP2003291567A JP 2003291567 A JP2003291567 A JP 2003291567A JP 2002130981 A JP2002130981 A JP 2002130981A JP 2002130981 A JP2002130981 A JP 2002130981A JP 2003291567 A JP2003291567 A JP 2003291567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
web
original
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002130981A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Hattori
芳則 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002130981A priority Critical patent/JP2003291567A/ja
Publication of JP2003291567A publication Critical patent/JP2003291567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 事前にn個の半完成品の加工済巻取を用意す
ることなく、広幅の巻取原反から一連の機械により、n
枚で構成される帳票を、用紙の無駄なく、効率良く製作
する。 【解決手段】 広幅原反にn枚分紙片の印刷印字等を一
度に加工する工程と、n枚の帯状に細長く切る工程と、
これらを一条の帯状に重ねる工程でもって帳票を製作す
る。帳票が矩形であることに注目し、帳票の短辺方向
を、原反の幅方向とすることと、紙送り用穴を不要とし
て原反幅、加工機械幅を狭くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票の製作方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば品物発送において、送り状伝票
が使用されている。この種の帳票は、複数枚の紙片で構
成されている。n枚紙片から構成される帳票の製作方法
は、事前にn本の原反に、それぞれ印刷や紙送り孔等の
加工を施し、半完成品として巻き取る。次に、このn本
の半完成品巻取が揃ったら一連の機械に供給し、n本を
巻き解しながら、紙送り孔を使って紙を送り、順次位置
合せをして、このn条の連続用紙を重ねて連続した帯状
の帳票としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】n本の半完成品の加工
済巻取が、揃うまで待つことなく、一連の機械により、
n枚で構成される紙片分を一度に加工出来る広幅の原反
から、印刷、印字、糊付け等の加工を施し、効率良く製
作したい。
【0004】原反の幅方向にn枚相当の紙片を並べも、
機械幅がn倍まで広くならないようにして、原反の取扱
を容易とし、機械幅も狭くし経済性をもたせたい。
【0005】従来は、紙送りのために用紙の両端に紙送
り用孔(マージナルパンチ)を設け、駆動スプロケット
と噛み合わせて用紙を搬送していた。この用紙両端の耳
部は、帳票として不要部分のため後工程で除去されてい
た。この耳部を不要として原反資源を減じたい。
【0006】従来は、通常の連続印刷で生じる非印刷部
分が、帳票の紙面に含まれていたので、帳票の有効な紙
面から非印刷部分を外したい。
【0007】事前に用意するn本の印刷加工済巻取は、
それぞれの有効長さが異なっていると、最小長さの巻取
でもって、丁合作業が中断してしまう。残りの巻取は、
余分となり資源が無駄になってしまうか、或いは繋ぐ場
合は、繋ぐ手間が余分な作業となった。また、事前に用
意されるn本の巻取には、同一の帳票番号等の情報が個
々に印字されているが、n本にそれぞれ単独で印字する
ので、この内1本に番号飛び、重複等の誤りがあると、
他の残りの印字済巻取は、同じ帳票番号に合すための用
紙の無駄や手間がかかってしまうので、印字誤りの発生
を最小にしたい。更に、同一帳票番号であることの検査
を容易にしたい。
【0008】従来は、加工特殊紙を使用していたが、普
通紙の原反からでも、複写機能、にじみ防止の印字性改
善、転写防止或いは表面保護等の機能を付加できるよう
にしたい。また、扱いやすい基材幅にするために2本の
原反を使い、幅の狭い機械でもって加工ができるように
し、或いは2種類の基材原反を供給して、原反の特性を
生かした加工も可能としたい。
【0009】所要の紙片を帳票から切離した時、紙片を
綴じるための綴じ穴加工工程や、帳票を物品に貼る事が
できるように最裏面紙片の裏面を粘着層面とする加工工
程、また、品物と情報を一体化のためICタグが使われ
るので、このICタグの挿入工程等を製作の一貫工程に
追加可能としたい。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、帳票を構成するn枚分相当の紙片を幅方
向に並べたのと同じ幅寸法の原反に、n枚分相当の紙片
を幅方向に並べてn枚分の印刷等を一度に加工する。次
に原反を流れ方向に沿って各紙片幅の大きさに切り(以
下スリットするという)n本の帯(以下ウェブという)
状にする、このn本の各ウェブの流れ方向(以下X方向
という)および流れと直角方向(以下Y方向という)の
位置を、合せて、重ねる。続いてウェブの所要箇所を糊
等で綴じて、連続した帳票を形成しようとするものであ
る。
【0011】帳票が矩形であることに着目し、帳票を構
成する各紙片の短辺方向を、原反の幅方向に並べること
である。従来は帳票の長辺方向が原反の幅方向であった
が、帳票の長辺方向を原反のX方向に配置し、即ち帳票
の短辺方向を原反のY方向に並べ変えることで、n枚紙
片の帳票でも原反幅や機械幅は、n倍まで広くならず、
帳票の短辺と長辺の比だけ狭くすることができる。従来
方式でも、生産性を上げるため、同一の紙片を幅方向に
並べて2倍幅の原反から加工する例は、あった。
【0012】輪転印刷機等で公知の技術であるウェブの
搬送技術を適用することで、従来の紙送り用孔を不要に
できる。各ウェブ両端のこの紙送り部分だけ原反幅が前
記より一層狭くでき、かつ、紙送り部の除去工程をなく
すことができる。
【0013】スリット後、各ウェブの位置を合せるため
に、各紙片にしるしを上流工程で印刷しておく。輪転印
刷機等で公知の技術であるが、このしるしを読み取って
各ウェブのX方向,Y方向に各ウェブを移動すること
で、各ウェブの位置を合せることができる。断裁位置の
裁ちマーク或いは綴じ穴そのものを検知のためのしるし
とすることができる。
【0014】連続印刷の際、グラビア版は、非印刷部を
生じないが、通常のオフセット印刷やフレキソ印刷で
は、図9に示すように、刷版の取付け部に隙間S3が生
じで非印刷部となる。帳票の短辺側を綴じ側とする場
合、従来と紙片の向きを90度変えることで、帳票の短
辺をこの非印刷部に配置できるので、非印刷部を紙片の
綴じ部として使用し、紙片の綴じ部以外の紙面全面を印
刷有効面とすることができ、用紙の無駄が、なくなる。
更に非印刷部を断裁除去する工程が不要となる
【0015】個々の帳票は、帳票毎に識別できるように
帳票固有の番号、或いはバーコード等の可変情報をPP
C方式或いはインキジェット方式等により印字されてい
る。この印字方法は、公知の技術であるが、本発明は、
スリット加工以前に、帳票を構成する各n紙片相当部の
nケ所に、同一の可変情報をほぼ同時に近接部に印字さ
れる。この印字のためのデータ処理が一回でもって処理
され、nケ所に出力されるので、原反毎の番号違い等の
誤りをなくすことができる。印字の検査もほぼ同時に読
み取り処理できるので検査も容易となり、印字の信頼性
が増す。よって、印字内容が、番号或いはバーコード以
外に、住所・氏名等の可変情報を漢字で印字すること
が、実用的となる。また、印字文字方向を用紙のX方向
とすることにより印字速度が上がり、インキジェットヘ
ッドの大きさは、文字・コード高さ分だけでよく、文字
桁幅・コード幅分は不要とる。
【0016】印刷加工、印字加工のほかに帳票として機
能を追加する工程を付加することができる。帳票に必要
な記入欄等に複写機能を持たせるための複写部分に基材
を塗工する工程、所要の紙片を帳票から切離した時の便
のための紙片に綴じ穴を明ける加工工程或いは、切り離
し用ミシン目加工を組み入れる工程等あるが、適宜付加
することで、一連の機械で効率よく、生産性を上げるこ
とができる。これらの加工は、いずれも公知の技術で実
施できるものである。
【0017】帳票のもつ情報と物とを一体化するため、
帳票を物品に貼り付ける場合がある。このため、裏面と
なるn番目ウェブ裏面に粘着糊を塗布しておき、(n+
1)番目ウェブ表面に剥離機能のシリコン等基材を塗布
したウェブとを重ね合わせて仕上げる。この時の原反幅
は、(n+1)幅相当となる。物品に貼り付ける時は、
(n+1)番目紙片を剥離しn番目紙片裏面の粘着糊面
を露出させ、物品に貼り付ける。
【0018】ICタグのリサイクル使用については、特
開2001−180163、特願2000−33247
6にて公知であるが、帳票のn番目紙片と(n+1)番
目紙片とでICタグ用ポケットを設ける。帳票記入欄に
記入の際、圧や熱により挿入されたICタグに損傷を与
えない様に、帳票の記入欄とICタグ用ポケット部とが
重ならないように配置を設計するのがのぞましい。IC
タグの挿入は、輪転印刷機のはがき・商品見本等の挿入
装置と類似の技術でもって、製作工程の位置合せ工程内
で、n番目ウェブと(n+1)番目ウェブの間にICタ
グを挿入することができる。
【0019】上記の1本の原反から製作する方法の他、
幅狭の2本の原反、或いは2種類の基材を原反として選
び、幅の狭い機械でもって加工しやすい原反を使用する
ことができる。スリター工程までは主従2系列での加工
となるが、主系列に同期させて従系列を駆動制御するこ
とで、1系列の場合と同様に加工できる。単独駆動或い
は分散駆動技術として公知である。もちろん複数本の原
反からも製作できる。さらに応用として、紙片枚数nが
小さい場合、倍幅の原反から各2倍の紙片を加工し、2
条を製作し、生産性を2倍にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】1本の原反から製作する実施例を
記載する。本発明の加工工程例を図1に示す。原反1
は、巻き解し工程11、帳票の全紙片枚分の印刷工程1
2、固有の伝票番号等の印字工程13、紙片に機能を追
加する塗工工程18、綴じ穴・ミシン目加工の打抜き工
程19、紙片を綴じる糊付け工程20、帯(ウェブ)状
にするスリット工程21、各ウェブの位置を合せる工程
22、これを重ねる丁合工程23にて、連続し綴じた印
刷物である帳票が製作される。この連続帯状の印刷物の
断裁工程25を経て、帳票ができあがる。
【0021】本発明の加工順を図2と図3に示し、各工
程での加工の様子を模擬的に表現し、原反に当該加工工
程で加工された様子を平面的に示したもので、前工程ま
での加工図は、図示していない。また製作には、紙搬送
の駆動機構、乾燥工程等を要するが、略している。図2
と図3は、物品に貼り付ける帳票製作の場合で、nが3
で、剥離紙分を含んで4枚分を原反から取る場合を示し
ている。原反1の幅は、3枚の紙片の短辺4c、5cと
6c、さらに剥離紙分7cを取れる幅になっている。L
が、紙片の長辺の長さで、紙片の長辺方向が、原反のX
方向となっている。原反1が、巻き解し工程11の後、
オフセット或いはフレキソなどの印刷方式で加工される
印刷工程12で、4d、6dの1色目と、5eの2色目
とを印刷する2色加工を示し、ウェブの位置合せ用しる
し31も印刷する。全紙片分の印刷をこの印刷工程12
で加工してしまう。連続印刷で生じる非印刷部30を示
す。印字工程13では、帳票固有の伝票番号4f,5
f,6fをインキジェット或いはppc等の加工方式で
印字される。要すれば、印字の検査工程を追加できる。
この印字工程13でもって全紙片分の印字を加工してし
まう。この実施例では、原反に普通用紙を使い、塗工工
程18にて、複写機能基材を原反の裏面の4g,5g
に、さらに糊粘着後の剥離を容易とする剥離用基材7h
をフレキソなどの塗工方式で塗布し、紙片の要所に機能
を付加している。打抜き工程19は、紙片の切離しを容
易とするためのミシン目4j,5jの加工と、切離し後
に保管のための綴じ穴4i.5iをあける加工がある。
糊付け工程20は、紙片を綴じる糊4k,5k,剥離粘
着用糊61を塗布する。この4k,5kが糊綴じ部とな
り、非印刷部30とX方向でほぼ同じ位置に配置され
る。ICタグ用ポケット部32には、ICタグを、用済
み後、取外し易くするため剥離粘着用糊61を塗布して
いない。
【0022】工程は図2から図3へ続く。スリット工程
21は、図5に示すように回転刃34等でX方向にスリ
ット33を入れ、帯状のウェブ4m,5m,6m,7m
に切る。位置合せ22工程の図例は、ウェブ4mが、タ
ーンバー部4nでウェブ6mの上に図7に示すようにし
て移動量S1だけ移動し、同様にウェブ5mがターンバ
ー部5nを介して6mの上に、ウェブ7mがターンバー
部7nを介して6mの下に移動する。ウェブのX方向の
位置は、重ね工程22に設けた図8の平行ターンバー3
8を移動させて合せる。ウェブの重ね順で紙片のページ
順が決まる。丁合工程23で、1条に重なったウェブを
糊綴じし連続状の帳票となる。糊綴じ加工は、糊以外の
基材でもよい。断裁工程25は、連続状の帳票を刃物で
切り,帳票ができあがる。断裁工程25の替わりに、後
加工で例えば複写記入するため断裁しないで巻取ること
もある。このように工程は、加工内容により、入替及び
他の加工工程を追加してもよい。
【0023】ウェブの位置合せ用しるし31の公知の例
を図4に示す。X方向,Y方向に対し、所定の位置から
のずれ量が検出しやすい形状となっている。
【0024】図6に、ウェブ搬送の駆動例を示す。ウェ
ブがニップのあるローラー間を通って駆動されるもの
で、ウェブ1は、押えローラー36で駆動ローラー35
に押し付けられ、駆動ローラー35からの摩擦力で搬送
される。他に張力のあるウェブを駆動ローラーに巻付か
せ、摩擦駆動する方法もあり、いずれも公知の技術であ
る。従来の紙送り孔部は、不要となる
【0025】ウェブ4mを幅方向に移動させる公知の例
を図7に示す。ウェブX方向に対し45度傾いたターン
バー37a,37bにウェブ4mを巻付かせ、ターンバ
ー37bを平行移動させると,ウェブ4mは、所要量s
1移動できる。
【0026】ウェブ4mの長さを変えてX方向の位置を
変える公知の例を図8に示す。ウェブX方向に平行ター
ンバー38を平行にS2移動させると、ウェブの長さ
は,X方向にS2の2倍だけ長さが変わることから、各
ウェブの印刷等加工の位置を揃えることができる。
【0027】図9(a)に示すように刷版39は版胴4
0に巻付け固着させるが、通常刷版39は、板状のた
め、図9(b)のように繋ぎ部に隙間S3が生じ、印刷
時に非印刷部となってしまう。連続印刷では、図2の3
0に示す部分が、印刷できない非印刷部となる。
【0028】記入欄に複写機能を持たせるため、該当紙
片の裏面の所要部分に、基材を塗工する工程18を入れ
ることができる。この基材は、複写記入の方法によって
感圧式用複写カーボン層、感熱式用感熱発色層等と選択
できる。この所要部分にのみ塗工することで、割高なノ
ンカーボン紙を使用することなく原反は、複写機能を持
たせることが出来る。また、複写を禁じる部分には、該
当紙面にシリコン層の基材を塗工することも出来る。紙
片表面保護のためニスを塗布する等の機能付加の塗工加
工も工程に加えることができる。これらの塗工技術は、
いずれも公知のものである。
【0029】本発明の他の実施例を図10に示す。図2
と図3は、原反1が、1本の例であるが、図10は、原
反2が複写機能を持つノーカーボン紙で、原反3が普通
紙と、2種類の原反から製作する例を示す。紙片枚数が
多い時、2種類の材料の原反を使う時、或いは幅の小さ
い機械を使用する時に適用できる。図10では、原反2
と原反3の、それぞれ巻き解し工程11と印刷工程12
を示しており、印刷工程12以降途中省略しているが、
スリッタ加工21まで図2と同様の工程がある。図示し
ていない塗工工程18では、原反2側はノーカーボン紙
であるので複写基材の塗布が不要となる。スリット工程
21で原反2は、ウェブ4m,5m,6mに、原反3
は、ウェブ7m,8mにスリットされる。位置合せ工程
22の図例では、原反2側は、図3における7mを省い
たものと同様であり、原反3側は、ウェブ8mの下にウ
ェブ7mを重ねたものがウェブ6mの下に移動し重ねて
いる。ウェブ7mの上にICタグを載せウェブ8mで挟
み、ICタグを挿入できる。丁合工程23以降は,図3
と同様である。原反の駆動方法は、図示されていない
が、原反2側を主とし、原反3側を従として主に同期さ
せて駆動制御する。近年は、機械的に駆動軸を連結しな
いで、原反2側と原反3側を単独で駆動できる技術が確
立している。
【0030】従来の製作法の代表的な工程を図11に示
す。帳票を構成するn紙片毎に、原反の巻き解し11、
印刷12、印字13、原反両端の紙送り用孔明け14の
各工程があり、半完成品として巻き取る15の事前工程
がある。図11では、nが3の例を示している。紙片の
短辺方向が、原反のX方向である。次に、この事前に加
工されたn本の巻取を1台の機械(コレータという)に
供給16、紙搬送用孔を使って搬送し、巻き解き17、
糊付け20、位置合せ22、1条に丁合23、両端の紙
搬送用孔部を耳除去24、断裁25の各工程を経て製作
していた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、従来
のように紙片枚数分の半加工品巻取を前もって揃える工
程が、不要となり、広幅の原反から、帳票を構成する複
数紙片分の印刷等の工程と、続いてX方向にスリット工
程と丁合工程を経て、帳票が一連の機械で製作できた。
半加工品の長さの差による用紙の無駄や繋ぐ手間の無駄
がなくなった。半加工品を製作する機械台数において
は、この前加工の速度が本考案の機械の2倍と仮定して
も、nが6の場合、前加工の機械は、3台を要すが、本
発明では、1台から2台相当まで減じることができる。
印刷等の印刷幅は、大きくなるが、作業量はほとんど変
わらないので、操作する作業者も減らせるので、費用削
減となる。
【0032】帳票が矩形であることに注目し、帳票の短
辺方向を原反の幅方向に並べ変えることで、n枚で構成
する帳票でも原反幅や機械幅は、従来の配置方法に比べ
て、帳票幅のn倍まで広くならず、帳票の短辺と長辺の
比だけ狭くできたので、原反の取扱が容易となり、機械
の設備費も抑えることができた。更に紙送り部をなくし
たことで、原反幅や機械幅が一層狭くできて機械の設備
費を抑えることができた。
【0033】連続印刷で生じる非印刷部に綴じ部を配置
したことと、従来の紙送り孔部の用紙を不要としたこと
により、用紙の除去する部分がなくなり、用紙の無駄
が、なくなった。帳票の大きさにも因るが10%程度の
原反削減効果が期待でき、経済効果が大きい。
【0034】印字加工の可変情報のデータ処理は、従来
が紙片枚数分n回の処理をしていたものが、一回となる
ので、印字誤りの発生が紙片間では、なくなり、可変情
報例えば住所氏名等まで印字範囲を拡大できる。加工の
検査部も、紙片枚数だけ分散しないので、まとまった状
態で検査でき、検査が容易となる。従来は、この漢字に
よる可変情報を後加工として別途印字していたが、本発
明では、後工程でなく、一連の工程内で印字できるよう
になった。また印字機器についても、X方向と印字文字
列の方向が同じであるので、インキジェットのヘッドの
大きさは、文字の高さ分でよく、印字速度も上がり、経
済的で導入し易くなる。
【0035】2本の原反から製作する場合は、基材の種
類の選択幅が広くなり、途中の塗工工程も減じて生産が
容易となる。更に最小必要部分のみ機能基材を塗工し
て、特殊機能を付加するので、原反も安価なものが使え
る。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製作工程を示す。
【図2】本発明の上流工程の説明図である、
【図3】図3に続く工程の説明図である
【図4】位置合せ用しるしの平面図である。
【図5】スリット加工を示す斜視図である。
【図6】紙搬送駆動を示す縦断面図である。
【図7】ウェブの重ね合せを示す平面図である。
【図8】ウェブのX方向位置合せを示す縦断面図であ
る。
【図9】(a)刷版の装着を示す断面図である。 (b)図9(a)のA部詳細図である。
【図10】別の実施例の説明図である。
【図11】従来の製作工程を示す。
【符号の説明】
1,2,3 原反 4c、5c,6c,7c、8c スリット前のウェブ
幅(紙片幅) 4d,6d 1色目印刷 5e 2色目印刷 4f,5f,6f 印字 4g,5g 複写基材塗工部 7h 剥離機能基
材塗工部 4i,5i 綴じ穴 4j,5j ミシ
ン目 4k,5k 糊 61 粘着糊 4m,5m,6m,7m,8m スリット後のウェブ
幅(紙片幅) 4n,5n,7n ターンバー部 11 巻き解し工程 12 印刷工程 13 印字工程 14 孔あけ(紙送り用)工程 15 巻き取り工程 16 巻取供給工程 17 巻き解し工程 18 塗工工程 19 打抜き工程 20 糊付け工程 21 スリット工程 22 位置合せ工程 23 丁合工程 24 耳除去工程 25 断裁工程 30 非印刷部 31 位置合せ用しるし 32 ICタグ用ポケット 33 スリット 34 回転刃 35 駆動ローラー 36 押えローラー 37a,37b ターンバー 38 平行ターンバー 39 刷版 40 版胴 L 紙片の長辺長さ n 紙片枚数 S1,S2 移動量 S3 隙間 X ウェブ流れ(方向) Y ウェブ流れに直角(方向)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚を重ねて構成される印刷物で、そ
    の各紙片が、同一の固有情報を持つもの或いは記入欄を
    有するもの(以下帳票という)の製作に関するものであ
    る。原反に印刷加工後、原反を複数の帯(ウェブ)状に
    細長く切り、これらを一条に重ねて、綴じて複数枚から
    なる印刷物を形成することを特徴とする帳票の製作法。
  2. 【請求項2】 帳票となる紙片の長辺方向を、ウェブの
    流れと同じ方向としたことを特徴とする帳票の製作法。
  3. 【請求項3】 連続印刷で生じる非印刷部分に、各紙片
    の綴じ部を配置させたことを特徴とする帳票の製作法。
  4. 【請求項4】 各ウェブ両端の紙送り用孔を不要とし、
    且つ、前工程で原反に位置合せ用しるしを加工してお
    き、このしるしを読み取って細長く切った後の各ウェブ
    の位置を合せることを特徴とした請求項1に記載の製作
    法。
  5. 【請求項5】 複数のウェブ状に細長く切る前に、可変
    情報を印字する工程を有した請求項1に記載の製作法。
  6. 【請求項6】 原反に機能を付加する基材を塗工する工
    程、或いは、ICタグを挿入する工程を有した請求項1
    に記載の製作法。
JP2002130981A 2002-03-29 2002-03-29 帳票製作法 Pending JP2003291567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130981A JP2003291567A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 帳票製作法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130981A JP2003291567A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 帳票製作法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003291567A true JP2003291567A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29243992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002130981A Pending JP2003291567A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 帳票製作法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003291567A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196237A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Duplo Seiko Corp 製本方法及び製本装置
JP2019082730A (ja) * 2019-02-21 2019-05-30 大日本印刷株式会社 配送伝票、連続配送伝票、連続配送伝票の製造方法
JP2021074942A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 大日本印刷株式会社 Rfタグ付き複写伝票

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196237A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Duplo Seiko Corp 製本方法及び製本装置
JP2019082730A (ja) * 2019-02-21 2019-05-30 大日本印刷株式会社 配送伝票、連続配送伝票、連続配送伝票の製造方法
JP2021074942A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 大日本印刷株式会社 Rfタグ付き複写伝票
JP7395970B2 (ja) 2019-11-07 2023-12-12 大日本印刷株式会社 Rfタグ付き複写伝票

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100274475B1 (ko) 스트립이 피복된 접착제품
US4664416A (en) Method of making label-equipped business form
US6126773A (en) Apparatus and method for producing a set in sheet form
GB2289665A (en) Labels and manufacture thereof
JP2007131003A (ja) 新聞を製作するための印刷機およびその方法
US6865864B2 (en) Inline formed crossfold package and method
US20080236733A1 (en) Multi-layer web and method for making automation-compatible multipage inserts
US20070252319A1 (en) Method and Printing Machine for Producing a Printed Product with a Number of Inserts
JP2003291567A (ja) 帳票製作法
US6210054B1 (en) Method for applying printer registration marks to linerless label stock
US20110234720A1 (en) Multi-Part Form Made Using Single Pass/Single Web Manufacturing Process
EP0816120A1 (en) Pad, tape and forming methods
US5849385A (en) De-tackified labels extrusion process applied integrated label product
US7798192B2 (en) Method and system for preparing webs with sequentially applied previously prepared substrates
JP3300404B2 (ja) 用紙重ね合わせ装置
JPH0944089A (ja) ラベルシートおよびその作成方法
EP0777581B1 (en) Duplicate copies from a printer or copier
US5020434A (en) Base stock for series checks and the like and a method or printing the same
US20080233327A1 (en) Print media having detachable cards affixed thereto and method for forming the print media
JP3852123B2 (ja) 印刷物
JP2006137521A (ja) 丁合物の製造方法及び装置
JP5349230B2 (ja) プリンタ
FI81304B (fi) Foerfarande, jaemte ett papper, foer framstaellning av ett sjaelvkopierande tryckalster.
AU768048B2 (en) Transfer printing installation, in particular by gilding
JP3827787B2 (ja) 複写帳票