JP2003291497A - 校正用インクジェット記録シート及び該シートの利用 - Google Patents

校正用インクジェット記録シート及び該シートの利用

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JP2003291497A JP2002095876A JP2002095876A JP2003291497A JP 2003291497 A JP2003291497 A JP 2003291497A JP 2002095876 A JP2002095876 A JP 2002095876A JP 2002095876 A JP2002095876 A JP 2002095876A JP 2003291497 A JP2003291497 A JP 2003291497A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、顔料を含有する水性インク用い
て、インクジェット記録方式で校正刷りをした際に、印
字後10分後と一週間後、さらに一週間後と一年後との
色調等の変化がほとんどない印字物(記録物)を提供し
得る、インクジェット記録シートを提供することを目的
とする。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に、イ
ンクジェットインク受容層が設けられてなる校正用イン
クジェット記録シートであって、前記該インク受容層
が、耐水性が10%以下の塗膜を形成し得る加水分解縮
合性シラン含有カチオン性親水性樹脂、ポリエチレング
リコール鎖を有するポリウレタンウレア樹脂、及びフィ
ラーを含有することを特徴とする校正用インクジェット
記録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式に用いられるインクジェットインクを受理するた
めのインクジェット記録シートに関する。詳しくは、各
種出版分野の見本作成や校正刷りに好適に用いられるイ
ンクジェット記録シートに関する。さらに詳しくは、イ
ンクジェット記録方式で、顔料を含有する水性インクを
印字(以下、吐出ともいう)した場合に、印字後速やか
に水分を解放し得、インク本来の色を短時間で発現で
き、その後その色を長期にわたって維持し得るインクジ
ェット記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】各種出版(書籍、雑誌、新聞等)分野に
おいては、校正・見本用、あるいはデザイン検討・確認
用の刷り物(以下、校正刷り等という)を作成した後、
印刷物を得る。特にカラー印刷の場合、校正刷りにおけ
る色相や質感等は、原稿と実際の印刷物(以下、本刷り
ともいう)との色調の相違を確認・調整したり、カラー
印刷の効果を確認・調整したりするうえで極めて重要で
ある。
【0003】従来は、実際の印刷機(以下、本機ともい
う)や小型の印刷機を用いて校正刷り等を得てきた。し
かし、このような方法の場合、本刷りに至るまでに長時
間を要したり、実際の印刷用紙や印刷インキを多量に消
費したり、また費用もかさむ。
【0004】近年、インクジェット方式において解像度
の向上、色再現技術の向上、印刷の高速化が計られ、銀
塩写真に近い画像が短時間かつ低コストで得られるよう
になってきた。そこで、このようなインクジェット方式
が、印刷分野における校正やデザイン部門でのデザイン
イメージの見本作成等に利用されようになりつつある。
【0005】インクジェット方式による校正のメリット
としては以下のようなことが挙げられる。 1.プリンターが比較的安価で、メンテナンスが容易。 2.色再現性の幅が広い。 3.データをデジタルで処理し得る、等である。 つまり、インクジェット方式で校正刷りを行うと、校正
が簡便化されるだけではなく、色再現性の幅が広いの
で、実際の印刷物に非常に近い校正刷りを得ることがで
きる。
【0006】ところで、インクジェット方式に用いられ
るインクには、大きく分けて染料インクと顔料インクと
がある。染料インクは、顔料インクよりも一般に色の再
現範囲が広く、発色も鮮やかであるという特徴がある
が、耐光性がやや劣る傾向にある。現在、一般家庭や会
社などで使われている小型インクジェットプリンター用
のインクのほとんどが、この染料タイプである。
【0007】一方、顔料インクは、色の再現範囲が染料
インクほど広くはないが、インクの耐候性は染料インク
よりも優れている。そのため、顔料インクは、屋外の看
板やポスターの製作など耐候性が求められる用途に使わ
れている。
【0008】色再現範囲が広く、その使用環境が屋内で
あるという点からは、校正用には染料インクの方が好ま
しいと考えられる。しかし、染料インクの場合、印字後
その濃度が時間の経過と共に低下する。
【0009】ところで、原稿と校正刷りとを照合して色
調等を調整する校正作業は、印字後わずか10分足らず
の間に行われる。そして、1週間程度経った後に、その
調整に基づいて実際の印刷物が印刷されることも多い。
つまり、本刷りの際には、色調等調整後の校正刷りが見
本として使われる。従って、印字後色調等を調整した校
正刷りと、本刷りの際に見本として使用される校正刷り
とは、色調、質感等が変化しないことが要求される。
【0010】さらに一度本刷りをした後、例えばシーズ
ン毎に何度も本刷りが繰り返されることもあり、最初の
本刷りの際に使用された見本(=校正刷り)が、2度目
以降の本刷りの際にも繰り返し見本として使用される。
従って、校正刷りには、最初の本刷り後1年以上の長期
渡りその色調等が変化しないことが要求される。本刷り
用の見本として使用される校正刷りには、普通に消費さ
れる印字物よりも色調変化、質感変化に対する要求は、
極めて厳しい。
【0011】よって、屋内で使用されるとはいうもの
の、校正刷り用には、耐光性に優れる顔料インクの方が
染料インクよりも好ましい。
【0012】ところで、インクジェット用のインクに
は、溶剤型と水性型とがあり、環境に対する配慮等から
水性型のインクが多く使用されるようになりつつある。
一般に、水性型のインクは、溶剤型に比して印字後の乾
燥には時間を要し、印字後10分足らずでは印字面はま
だ十分乾いてはおらず、多くの場合「濡れ色」を呈す
る。一般に「濡れ色」を呈する状態は、十分乾燥した状
態と比べると色調が鮮やかに濃く見える。
【0013】しかし、上記したように校正刷りの場合、
印字後10分足らずで原稿との照合に使用され、その校
正刷りが本刷りの見本となる。従って、校正刷りには、
原稿との照合時に、外観上は十分乾燥した状態と同等で
あることが要求される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、顔料を含有
する水性インク用いて、インクジェット記録方式で校正
刷りをした際に、印字後10分後と一週間後、さらに一
週間後と一年後との色調等の変化がほとんどない印字物
(記録物)を提供し得る、インクジェット記録シートを
提供することを目的とする。
【0015】
【解決するための手段】本発明者らは、上記課題に鑑み
鋭意検討した結果、それ単独では耐水性の極めて悪く、
ほとんど水溶性に近い塗膜しか形成できない特定の親水
性樹脂を、ポリウレタンウレア樹脂とフィラーと組み合
わせることによって、印字されたインク中の水分を受容
層内部に抱き込まず、速やかにインクジェット記録シー
ト外に解放し得ることを見出し、本発明を完成した。即
ち、第1の発明は、基材シートの少なくとも一方の面
に、インクジェットインク受容層が設けられてなる校正
用インクジェット記録シートであって、前記該インク受
容層が、耐水性が10%以下の塗膜を形成し得る加水分
解縮合性シラン含有カチオン性親水性樹脂、ポリエチレ
ングリコール鎖を有するポリウレタンウレア樹脂、及び
フィラーを含有することを特徴とする校正用インクジェ
ット記録シートであり、
【0016】第2の発明は、受容層100重量%が、カ
チオン性親水性樹脂を30〜60重量%、ポリウレタン
ウレア樹脂を5〜20重量%、フィラーを30〜60重
量含有することを特徴とする第1の発明に記載の校正用
インクジェット記録シートであり、第3の発明は、フィ
ラーが、シリカであることを特徴とする第1又は第2の
発明に記載の校正用インクジェット記録シートである。
【0017】さらに、第4の発明は、第1〜第3の発明
のいずれか記載の校正用インクジェット記録シートの受
容層上に、インクジェット記録方式で、顔料を含有する
水性インクを印字してなる記録物であり、第5の発明
は、第4の発明に記載の記録物を用いて校正する方法で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明にいう耐水性とは、樹脂溶
液又は樹脂分散液を10cm×10cmのポリエチレンテレ
フタレート(以下、PETという)フィルム上に乾燥膜厚
が約25μmとなるように塗工・乾燥して樹脂塗膜を
得、次いで得られた塗膜をPETフィルムごと純水中に3
0秒間浸漬した後、100℃で3分間乾燥させ、浸漬前
後の塗膜の重量変化から以下のようにして耐水性を求め
る。 耐水性(%)=W1×100/W00:浸漬前の塗膜重量 W1:浸漬後の塗膜重量
【0019】耐水性が10%以下とは、浸漬後に浸漬前
の塗膜の重量の10%以下を維持できることを意味す
る。従って、本発明にいう耐水性は、浸水塗膜残存率と
いうこともできる。耐水性が0%というのは、水中に溶
解してしまうことを意味する。
【0020】本発明に用いる親水性樹脂は、この耐水性
が10%以下のものであり、加水分解性縮合性シラン含
有カチオン性の樹脂である。
【0021】水性のインクジェット用インクは一般にア
ニオン性であるので、インクを受容しこれを固定すると
いう観点から、本発明に用いられる親水性樹脂は、カチ
オン性であることが好ましい。
【0022】加水分解縮合性シランを有し、カチオン性
の親水性樹脂は種々の方法で得ることができる。例えば
カチオン性の単量体と、加水分解縮合性シランを有する
単量体とを必須成分として共重合することにより得るこ
とができる。
【0023】カチオン性の単量体としては、第3級アミ
ノ基もしくはその塩基を有する単量体、または第4級ア
ンモニウム塩基を有するか、もしくは第4級アンモニウ
ム塩基を形成し得る単量体が挙げられる。例えば、ジア
ルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレート等のカチオン
性のアクリル系単量体、及びこれらの塩が挙げられる。
【0024】ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリ
ルアミドとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等
が挙げられる。ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレートとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。
【0025】その他、ビニルピリジン、ビニルピロリド
ン、ビニルイミダゾール等やこれらの塩も使用できる。
塩としては、ハロゲン化水素酸塩、硫酸塩、アルキル硫
酸塩、アルキルスルホン酸塩、カルボン酸塩等が挙げら
れる。
【0026】加水分解縮合性シランを有する単量体とし
ては、例えば、(メタ)アクリロキシ基を有する加水分
解縮合性シラン、ビニル基を有する加水分解縮合性シラ
ン、アリル基を有する加水分解縮合性シラン等が挙げら
れ、(メタ)アクリロキシアルコキシシランや、ビニル
アルコキシシランが好ましい。
【0027】(メタ)アクリロキシ基を有する加水分解
縮合性シランのうち(メタ)アクリロキシアルキルアル
コキシシランとしては、β−(メタ)アクリロキシエチ
ルトリメトキシシラン、β−(メタ)アクリロキシエチ
ルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられ
る。(メタ)アクリロキシ基を有する加水分解縮合性シ
ランのうちその他のものとしては、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルメチルジクロロシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルトリス(β−メトキシエトキシ)シ
ラン等が挙げられる。尚、「(メタ)アクリロキシ」と
は、「アクリロキシ又はメタクリロキシ」の意である。
【0028】ビニル基を有する加水分解縮合性シランの
うち、ビニルアルコキシシランとしては、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
ブトキシシラン、ビニルメトキシジメチルシラン、ビニ
ルエトキシジメチルシラン、ビニルイソブトキシジメチ
ルシラン、ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルジエ
トキシメチルシラン、ビニルジメトキシエチルシラン、
ビニルジエトキシエチルシラン、ビニルジフェニルエト
キシシラン、γ−(ビニルフェニルアミノプロピル)ト
リメトキシシラン、γ−(ビニルベンジルアミノプロピ
ル)トリメトキシシラン、γ−(ビニルベンジルアミノ
プロピル)トリエトキシシラン、ジビニルジメトキシシ
ラン、ジビニルジエトキシシランジビニルジ(β−メト
キシエトキシ)シラン等が挙げられる。
【0029】またビニル基を有するその他の加水分解縮
合性シランとしては、ビニルトリス(β−メトキシエト
キシ)シラン、ジビニルジ(β−メトキシエトキシ)シ
ラン、ビニルジアセトキシメチルシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、ビニルトリフェノキシシラン、ビニル
ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、ビニルメチルジ
クロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルト
リクロロシラン、ビニルメチルフェニルクロロシラン等
が挙げられる。
【0030】アリル基を有するその他の加水分解縮合性
シランとしては、アリルトリエトキシシラン、3−アリ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン等のアリルアルコ
キシシランや、アリルジアセトキシメチルシラン、アリ
ルトリアセトキシシラン、アリルビス(ジメチルアミ
ノ)メチルシラン、アリルメチルジクロロシラン、アリ
ルジメチルクロロシラン、アリルトリクロロシランメタ
フェニルジクロロシラン等が挙げられる。
【0031】本発明において用いられる親水性樹脂は、
上記したようなカチオン性単量体及び加水分解縮合性シ
ランを有する単量体以外にも、種々の単量体を共重合に
使用して、単独では「耐水性10%以下」の塗膜しか形
成し得ない樹脂とすることができる。例えば、親水性単
量体やその他の単量体を使用することができる。
【0032】親水性単量体としては、イオン性単量体と
非イオン性単量体とがある。イオン性単量体としては、
カルボキシル基含有単量体[(メタ)アクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、クロ
トン酸等の遊離のカルボキシル基または当該カルボキシ
ル基の酸無水物基を有する単量体、及びこれらの塩(ア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
アミン塩)]、
【0033】不飽和多価カルボン酸またはその酸無水物
と、炭素数1から20程度の直鎖または分岐鎖アルコー
ルとのハーフエステル[マレイン酸モノメチル、マレイ
ン酸モノエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モ
ノオクチル、マレイン酸モノ2−エチルヘキシルな
ど]、
【0034】ヒドロキシル基含有単量体[(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキ
シブチルなどの(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシC
2-6アルキルエステルなど]、
【0035】アミド基含有単量体[(メタ)アクリルア
ミド、α―エチル(メタ)アクリルアミド、N―メチル
(メタ)アクリルアミド、N―ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミドな
ど]、
【0036】スルホン酸基含有単量体[スチレンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸など] などが例示できる。これ
らのイオン性単量体も単独或いは2種類以上使用でき
る。尚、アミド基単量体は、カチオン性付与にも寄与す
る。
【0037】親水性単量体のうち、非イオン性単量体と
しては、エーテル基含有単量体[ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
などのビニルエーテル類]、ポリオキシアルキレン基含
有単量体[ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
など]などが例示できる。これらの非イオン性単量体も
単独或いは2種類以上使用できる。また、上記のイオン
性単量体併用することもできる。
【0038】好ましい親水性単量体は、ヒドロキシル基
含有単量体[(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルなど]、ポリオ
キシアルキレン単位を有する単量体[ジエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレートなど]である。
【0039】その他の単量体としては、例えばアルキル
エステル[(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)ア
クリル酸n―ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸t-ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル
酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリルなどの(メタ)アクリル
酸C1-18アルキルエステルなど]、シクロアルキルエス
テル[(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなど]、アリー
ルエステル[(メタ)アクリル酸フェニルなど]、芳香族
ビニル類[スチレン、ビニルトルエン、α―メチルスチ
レンなど]、ビニルエステル類[酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニルなど]、アリルエステル類[酢酸アリルなど]、
ハロゲン含有単量体[塩化ビニルデン、塩化ビニルな
ど]、シアン化ビニル[(メタ)アクリロニトリルな
ど]、オレフィン類[エチレン、プロピレンなど]、等が
挙げられる。
【0040】さらに、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N―メトキシメチル(メタ)アクリルアミド等
のメチロール基含有単量体、(メタ)メタクリル酸グリ
シジル、(メタ)アリルグリシジルエーテル、1−アリ
ルオキシー3,4−エポキシブタン、1−(3−ブテニ
ルオキシ)−2,3−エポキシプロパン、4−ビニルー
1−シクロヘキセンー1,2−エポキシド等のエポキシ
基含有単量体、(メタ)アクリル酸2−(1−アジリジ
ニル)エチル、(メタ)アクリル酸2−(1−アジリジ
ニル)プロピル、(メタ)アクリル酸3−(1−アジリ
ジニル)プロピル等のアジリジニル基含有単量体等も使
用することができる。これらその他の単量体は、通常、
成膜性や被膜特性を調製するために使用される。これら
その他の単量体も単独または2種類以上組み合わせて使
用できる。
【0041】このような加水分解縮合性シランを有する
カチオン性の親水性樹脂は、溶液重合、乳化重合、懸濁
重合、分散重合等種々の方法で得ることができる。
【0042】例えば、溶液重合の場合、有機溶媒に溶解
した溶液状態で親水性樹脂を得ることもできる。あるい
は前記単量体を共重合した後、共重合体中の第3級アミ
ノ基を各種の酸で中和し、塩を形成し、これを水性媒体
に分散したり、共重合体中の第3級アミノ基にエピクロ
ルヒドリン、塩化メチル、ベンジルクロライド等のアル
キル化剤を反応させて第4級アンモニウム塩を形成し、
これを水性媒体に分散したりして、親水性樹脂の水性分
散体を得ることもできる。
【0043】また、乳化重合の場合であれば、ノニオン
系界面活性剤またはカチオン系界面活性剤を含む乳化重
合系で前記単量体を乳化重合し、親水性樹脂の水性分散
体を得ることもできる。また、界面活性剤を用いずに、
常法に従い保護コロイドの存在下に乳化重合することも
できる。
【0044】本発明において用いる親水性樹脂は、溶液
状態、分散状態いずれの形態でも使用することができる
が、水性媒体に親水性樹脂が分散している分散体(水性
エマルジョンともいう)の形態が好ましく、分散してい
る親水性樹脂粒子の平均粒子径は、1〜200nm、であ
ることが好ましく、3〜100nmであることがより好ま
しく、5〜50nm程度であることがさらに好ましい。
【0045】また、本発明にて用いるポリエチレングリ
コール鎖を有するポリウレタンポリウレア樹脂は、特開
平11−291613号公報、特開平11−21694
3号、公報特開平11−216946号公報、特開20
00−118123号公報等に開示されるように、ヒド
ロキシ化合物、イソシアネート化合物、アミン化合物、
および必要に応じてイソシアネート基と反応しうる基と
イオン性官能基とを有する化合物等を反応させることに
より得ることができる。ポリエチレングリコール鎖は、
ヒドロキシ化合物、アミン化合物等いずれかの成分によ
って導入されればよい。本発明においても各成分につい
ては、上記公報等に記載されるものが同様に例示され
る。本発明のインクジェット記録シートのインク受容層
には、ポリエチレングリコール鎖を有するポリウレタン
ポリウレア樹脂が5〜40重量%含まれることが好まし
い。さらに好ましくは10〜35重量%含まれることが
好ましい。これは、ポリウレタンウレア樹脂が含まれる
ことによって、記録シートの膜強度が向上するからであ
り、含まれない場合には膜強度が弱くなるからである。
【0046】ポリウレタンウレアを合成するには、ヒド
ロキシ化合物、イソシアネート化合物、アミン化合物、
必要に応じてイソシアネート基と反応しうる基とイオン
性官能基とを有する化合物等を従来公知の方法に従って
室温〜140℃、好ましくは40〜100℃で反応させ
る。合成方法としては、これらの化合物を一括仕込みで
反応させるワンショット法や、両末端イソシアネートプ
レポリマーを生成した後に、鎖延長剤及び/または反応
停止剤で高分子量化・分子量調節するプレポリマー法が
あるが、特に好ましいのは後者の方法である。
【0047】プレポリマー法によるポリウレタンウレア
の合成は、例えば、ヒドロキシ化合物やアミン化合物等
の活性水素化合物(活性水素基を有する化合物)、イソ
シアネート化合物、さらに必要に応じてイソシアネート
基と反応しうる基とイオン性官能基とを有する化合物を
イソシアネート基過剰で反応させて得られる両末端イソ
シアネートプレポリマーに、鎖延長剤および/または反
応停止剤を反応させ、高分子量化・分子量調節して行
う。すなわち、活性水素基(水酸基またはアミノ基)に
対して過剰のイソシアネート基を反応させて両末端イソ
シアネートプレポリマーを生成したのち、アミン化合物
を鎖延長剤として反応させてウレア結合を生成せしめる
ことにより高分子量化・分子量調節を行う。このウレア
結合を生成することにより、ポリウレタン系樹脂、特に
ポリエチレンオキサイド鎖を有するポリウレタン系樹脂
特有の表面のタックを低減することができ、しかもイン
キ受容層の膜強度を向上させることができる。
【0048】本発明において好適に用いられるポリウレ
タンウレア樹脂の重量平均分子量は、1.5×104
1.0×105 の範囲にあることが好ましい。重量平均
分子量が1.5×104 未満のポリウレタンウレア樹脂
を上記親水性樹脂と併用すると、インキ受容層の表面の
タックが強く、ブロッキングの原因となり易くなる傾向
にある。また、1.0×105 より大きいと溶剤への溶
解性が低下し、粘度が著しく増加し、ゲル状態となり易
く、塗工時に均一な膜を形成しにくくなることがある。
表面のタック及び溶解性のバランスから、重量平均分子
量は1.8×104 〜5.0×104 の範囲にあること
がより好ましい。
【0049】また本発明において好適に用いられるポリ
ウレタンウレア樹脂は、エチレンオキサイド(EO)鎖
を5〜80重量%の範囲で含むことが好ましく、EO鎖
を40〜70重量%の範囲で含むことがさらに好まし
い。
【0050】本発明において使用するフィラーとして
は、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、シリカなどの無機フィラー、アクリル樹脂、ポリス
チレン樹脂等を粒状に成型した樹脂フィラーが挙げられ
るが、その中でもシリカが好ましい。インクジェットイ
ンクの吸収性、発色性の点からは表面処理が施されてい
なく、平均粒子径が1〜20μm程度のシリカが好まし
い。
【0051】シリカ等のフィラーの含有量としては、受
容層100重量%に対し10〜50重量%含まれること
が好ましく、さらに好ましくは、20〜45重量%含ま
れることが好ましい。シリカ等のフィラーを含有しない
場合、樹脂のみでインクを吸収するこことなり、受容層
に印字されたインク中の水分が、速やかに受容層外に揮
散しない。残存水分が徐々に揮散する結果、印字濃度の
経時変化が著しく大きくなる傾向にある。
【0052】本発明においては、印字濃度の経時変化を
抑えるために上記フィラーが添加される。さらにフィラ
ーを添加することによって表面光沢度は低くなる。本発
明のインクジェット記録シートは、校正用として用いる
ので、実際の印刷物と同等の光沢度が必要となる。実際
の印刷物の多くは、その光沢度が10以下である。その
ため、インクジェット記録シートの表面光沢度も10以
下であることが好ましい。
【0053】本発明により得られた記録シート上に、イ
ンクジェットプリンターにて印字した記録物は、印刷
(本刷り)の校正用として用いられる。校正用として用
いる場合、印字部分の経時による濃度低下は少ないこと
が望まれる。さらに、実際の印刷物と同等以上の印字濃
度が出なければ、校正用としては使用することはできな
い。そのため、好ましい印字濃度の低下率は、印字10
分後を基準にすると、1週間後の濃度の低下率が5%以
内、さらに長期保存を考えた場合、1週間後の印字濃度
を基準にして、1年後の濃度変化率が5%以内であるこ
とが望まれる。
【0054】インク受容層を設ける基材シートとして
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリ
デン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ナイ
ロン、ポリイミド、ポリスチレン、ポリビニルアルコー
ル、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリカーボ
ネート、ポリアクリルニトリル、ポリブテン、軟質ポリ
塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル等のプラスチックフィルムや、上
質紙、グラシン紙、コート紙等の一般的な紙をあげるこ
とができる。この他に、各種不織布、合成紙、あるいは
これらを組み合わせた複合シート等にも設けることが可
能である。特に、基材表面の表面自由エネルギーは20〜
70mN/mの範囲であることが好ましく、基材表面にコロナ
処理、プラズマ処理あるいは、基材との密着性に優れた
樹脂をコーティング処理して密着性を改善しても差し支
えない。本発明においては、校正用として用いるため、
上質紙、グラシン紙、コート紙等の一般的な紙が特に好
ましい。
【0055】インク受容層は、前記基材シートの少なく
とも一方の面に、インク受容層用組成物を、従来公知の
コーティング方法により塗布し、設ければ良く、基材の
片面あるいは両面に5〜100μm程度の厚さ(乾燥時)で
形成される。インク吸収性、密着性、コスト等のバラン
スからより好ましくは10〜60μmの厚さで形成される。
【0056】コーティング方式としては、例えばスプレ
ー、スピンコーター、ダイコーター、グラビアコータ
ー、ナイフコーター、ディップコーター、コンマコータ
ー等が挙げられる。
【0057】以下に、実施例を挙げて本発明の記録シー
トの具体的な構成を説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 (実施例1〜4、比較例1〜4)表1に示す親水性樹脂
溶液等、ポリウレタンウレア樹脂溶液、シリカを混合、
攪拌し、得られた塗工液を上質紙(NPiフォームDX7
0:日本製紙製)上に、バーコーターを用いて、乾燥膜
厚が約30μmになるように塗工し、80℃で乾燥させ
てインクジェット記録用シートを得た。
【0058】(印字試験)上記方法により得られたイン
クジェット記録シートを、水性顔料タイプのインクジェ
ットプリンター(MC7000:EPSON社製)にて、Yellow,Ma
genta,Cyan,Blackの4種類4色を印字し、印字10分後
の濃度を、反射濃度計(RD-918:Macbeth社製)を用いて
測定。さらに、1週間後の反射濃度、1年後の反射濃度
も上記機器を用いて測定した。このときの印字環境及び
印字物の保存環境は、25℃,50%,暗所である。
【0059】(表面光沢度測定)記録シートの表面光沢
度はBYK.GARDNER社のmicro-TRI-gloss表面光沢度計を用
いて測定し、60°の測定角度で測定した。
【0060】(印字濃度変化率)上記印字濃度測定方法
より得られた値を用いて以下の式から求めた。 |100−(1週間後の印字濃度値/10分後の印字濃度値)×1
00| |100−(1年後の印字濃度値/1週間後の印字濃度値)×1
00|
【0061】印字濃度の変化率は上記式よりYellow,Mag
enta,Cyan,Blackの4種類4色について求め、その中で
最も印字濃度変化率が大きかったCyanについての値に基
づいて以下の通り評価した。 0以上3%未満…◎ 3以上5%未満…○ 5以上10%未満…△ 10%以上…×
【0062】(膜強度)インクジェット記録シートを完
全に手で折り曲げたときの、塗膜の状態を目視にて評価
した。 ○…変化なし △…やや割れ目が入る ×…塗膜が割れ
【0063】(インクジェト印字性)インクジェット印
字性は、インクジェットプリンター(EPSON社製MC700
0)を用いて印字し、インクの吸収性、印字品位を評価
した。 ◎…極めて良好 ○…良好 △…乾燥、滲み、発色にお
いてやや不良 ×…乾燥、滲み、発色において不良
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明により、顔料を含有する水性イン
ク用いて、インクジェット記録方式で校正刷りをした際
に、印字後10分後と一週間後と、及び一週間後と一年
後との色調変化のほとんどない印字物(記録物)を提供
し得る、インクジェット記録シートを提供することがで
きた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの少なくとも一方の面に、イ
    ンクジェットインク受容層が設けられてなる校正用イン
    クジェット記録シートであって、前記該インク受容層
    が、耐水性が10%以下の塗膜を形成し得る加水分解縮
    合性シラン含有カチオン性親水性樹脂、ポリエチレング
    リコール鎖を有するポリウレタンウレア樹脂、及びフィ
    ラーを含有することを特徴とする校正用インクジェット
    記録シート。
  2. 【請求項2】 受容層100重量%が、カチオン性親水
    性樹脂を20〜60重量%、ポリウレタンウレア樹脂を
    5〜40重量%、フィラーを10〜50重量含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の校正用インクジェット記
    録シート。
  3. 【請求項3】 フィラーが、シリカであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の校正用インクジェット記録シ
    ート。
  4. 【請求項4】 表面の光沢度が10以下であることを特
    徴とする、請求項1〜3記載の校正用インクジェット記
    録シート。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の校正用
    インクジェット記録シートの受容層上に、インクジェッ
    ト記録方式で、顔料を含有する水性インクを印字してな
    る記録物。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録物を用いて校正する
    方法。
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