JP2003291462A - 画像出力システム、画像出力装置、検出装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像出力システム、画像出力装置、検出装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体

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JP2003291462A
JP2003291462A JP2002095244A JP2002095244A JP2003291462A JP 2003291462 A JP2003291462 A JP 2003291462A JP 2002095244 A JP2002095244 A JP 2002095244A JP 2002095244 A JP2002095244 A JP 2002095244A JP 2003291462 A JP2003291462 A JP 2003291462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力手段が出力する画像を、画像出力手
段の近くにいる、この画像を見られたくない人に見られ
ることを防止することができる画像出力システムを提供
する。 【解決手段】 オーナーの携帯電話5が、通信装置3の
通信範囲内に位置すると判定されたら(S33:YE
S)、通信装置3のピコネット内に、カスタマーの携帯
電話5が位置するか否かが判定される(S34)。この
判定(S34)で、カスタマーの携帯電話5が検出され
なかった場合は(S34:NO)、オーナーの印刷ジョ
ブに基づいて印刷が実行される(S50)。一方、S3
4の判定で、カスタマーの携帯電話5が検出された場合
は(S34:YES)、この印刷ジョブに基づく印刷は
即座に実行されない。従って、プリンタ1の近くにいる
カスタマーに印刷物を見られることを防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像出力手段で画
像を出力する画像出力システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像出力手段によって画像を
出力する画像出力システムにおいては、秘密を守るため
やプライバシーを保護するために、関係のない者や不適
切な者によって画像が見られてしまわないように工夫が
なされている場合がある。
【0003】例えば、携帯可能な機器と、通信範囲内に
位置する機器を検出する検出手段と、検出手段によって
機器が検出されるか否かを判定する判定手段と、画像を
出力する画像出力手段と、判定手段によって通信範囲内
に機器が存在するとの判定に基づいて、画像出力手段に
画像を出力させる出力制御手段と、を備える画像出力シ
ステムによって、秘密を守ったり、プライバシーを保護
したりすることが考えられている。
【0004】この画像出力システムによれば、例えば、
画像出力手段がプリンタである場合、そのプリンタの近
くに検出手段を配置することにより、機器を所有する人
がプリンタに近づいた場合のみ、プリンタから印刷物が
出力されるので、機器を所有する人がプリンタに近づか
ない状況においては、プリンタから印刷物を出力させな
いようにすることができ、秘密を守ったり、プライバシ
ーを保護したりすることが可能になるのである。
【0005】そのため、具体的には、機器を所有する上
司が、部下に見られたくない印刷物を出力する場合、こ
の画像出力システムを用いると、機器を所有した上司が
プリンタに近づかない限り、部下に印刷物を見られるこ
とはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この画像出力
システムを用いたとしても、第三者(部下)がプリンタ
の近くにいる時に、機器を所有する人(上司)がプリン
タに近づいてしまうと、印刷物が出力されてしまうの
で、第三者(部下)に印刷物を見られてしまうという問
題点があった。
【0007】そこで、本発明は、画像を見られたくない
人が画像出力手段の近くにいる場合に、その人に画像を
見られてしまうのを防止することができる画像出力シス
テム等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、機器を
識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、
通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前
記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前
記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、
前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判
定する第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段
と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通
信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力
手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備え
る画像出力システムであって、機器を識別可能な識別情
報を無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置
する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無
線で受信可能な第2の受信手段と、第2の受信手段が受
信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記
通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段
と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通
信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力
手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手
段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0009】この画像出力システムによれば、第1の機
器が第1の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわ
ち、第1の受信手段において第1の機器の存在を認識で
きるとき)に限り、画像出力手段によって画像が出力さ
れるが、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置
するときであっても、第2の機器が第2の受信手段の通
信範囲に位置するとき(すなわち、第2の受信手段にお
いて第2の機器の存在を認識できるとき)は、画像出力
手段から出力される画像の出力に制限が加えられる。
【0010】そのため、第1の受信手段及び第2の受信
手段を画像出力手段の周囲に配置することにより、第1
の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第1の受信
手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器
が、画像出力手段の周囲に配置された第2の受信手段の
通信範囲に位置するときは、画像出力手段による画像の
出力が制限される。
【0011】従って、本発明の画像出力システムを用い
て、画像出力手段から出力される画像を見られたくない
人が所有する機器を、上記第2の機器として識別するこ
とにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段の
近くにいる場合には、画像出力手段からの画像出力に制
限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られて
しまうことを防止することが可能となる。
【0012】尚、第1の受信手段及び第2の受信手段の
設置場所は、画像出力手段と同じ場所に限られるもので
はなく、上記効果を奏する場所であれば、画像出力手段
からいくらか離れた場所でもよい。また、画像出力手段
は、プリンタ、ファクシミリ、テレビ、映写機等、画像
を出力するものであればどのようなものでもよい。
【0013】更に、上記制限は、画像の出力を禁止した
り、中断したりすることによる制限であっても良いし、
見られても差し支えのない画像を出力したり、画像の少
なくとも一部を黒塗りすることによる制限であっても良
い。なお、請求項14に記載した画像出力装置は、機器
を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内
に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、
無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手
段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器
が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判
定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の
判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置
するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出
力させる第1の出力制御手段と、を備える画像出力装置
であって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能
な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前
記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、第
2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記
第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定す
る第2の判定手段と、前記第2の判定手段による前記第
2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づい
て、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える
第1の制限制御手段と、を更に備えたことを特徴とす
る。したがって、この画像出力装置を用いれば、上記画
像出力システムを構成することができ、上記画像出力シ
ステムについて述べた通りの作用・効果を奏することに
なる。
【0014】また、請求項18に記載した検出装置は、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受
信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の
機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1
の判定手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機
器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画
像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出
力制御手段と、を備える検出装置であって、機器を識別
可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置
する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で
受信可能な第2の受信手段と、第2の受信手段が受信し
た前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信
範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段
と、を更に備えたことを特徴とする。したがって、この
検出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を
備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出
力システムを構成することができるので、上記画像出力
システムについて述べた通りの作用・効果を奏すること
になる。
【0015】さらに、請求項22に記載したプログラム
は、画像を形成する画像出力装置に、機器を識別可能な
識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第
1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信す
る第1の受信処理と、前記第1の受信処理で受信した前
記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲
内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記
第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内
に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画
像を出力させる第1の出力制御処理と、を実行させるプ
ログラムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で
送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信
された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処理
と、第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づい
て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
を判定する第2の判定処理と、前記第2の判定処理によ
る前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定
に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限
を加える第1の制限制御処理と、を更に実行させること
を特徴とする。したがって、このプログラムを画像出力
装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像出
力装置を構成することができ、上記画像出力システムを
構成することができるので、上記画像出力システムにつ
いて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0016】次に、請求項2記載の発明は、機器を識別
可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、通信
範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識
別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第
2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記
第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定す
る第2の判定手段と、外部機器からの画像出力指令に基
づいて画像を出力する画像出力手段とを備える画像出力
システムであって、前記画像出力手段によって前記画像
出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定
手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置す
ると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の
出力に制限を加える第2の制限手段とを更に備えたこと
を特徴とする。
【0017】この画像出力システムによれば、外部機器
からの画像出力指令があったとしても、第2の機器が第
2の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわち、第
2の受信手段において第2の機器の存在を認識できると
き)は、画像出力手段から出力される画像の出力に制限
が加えられる。
【0018】そのため、第2の受信手段を画像出力手段
の周囲に配置することにより、外部機器からの画像出力
指令があったとしても、第2の機器が、画像出力手段の
周囲に配置された第2の受信手段の通信範囲に位置する
ときは、画像出力手段による画像の出力が制限される。
【0019】従って、本発明の画像出力システムを用い
て、画像出力手段から出力される画像を見られたくない
人が所有する機器を、上記第2の機器として識別するこ
とにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段の
近くにいる場合には、画像出力手段からの画像出力に制
限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られて
しまうことを防止することが可能となる。
【0020】なお、請求項15に記載した画像出力装置
は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通
信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別
情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2
の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第
2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する
第2の判定手段と、外部機器からの画像出力指令に基づ
いて画像を出力する画像出力手段とを備える画像出力装
置であって、前記画像出力手段によって前記画像出力指
令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段に
よって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判
定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に
制限を加える第2の制限手段とを更に備えたことを特徴
とする。したがって、この画像出力装置を用いれば、上
記画像出力システムを構成することができ、上記画像出
力システムについて述べた通りの作用・効果を奏するこ
とになる。
【0021】また、請求項19に記載した検出装置は、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の受
信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の
機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2
の判定手段と、を備える検出装置であって、外部機器か
らの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手
段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際
に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記
通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出
力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段
とを更に備えたことを特徴とする。したがって、この検
出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を備
えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力
システムについて述べた通りの作用・効果を奏すること
になる。
【0022】さらに、請求項23に記載したプログラム
は、外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力
する画像出力装置に、機器を識別可能な識別情報を無線
で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送
信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信
処理と、前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に
基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置する
か否かを判定する第2の判定処理と、を実行させるプロ
グラムであって、前記画像出力装置によって前記画像出
力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定処
理によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置する
と判定された場合は、前記画像出力装置による画像の出
力に制限を加える第2の制限手段とを更に実行させるこ
とを特徴とする。したがって、このプログラムを画像出
力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像
出力装置を構成することができ、上記画像出力システム
について述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0023】次に、請求項3に記載された発明のよう
に、請求項1、2のいずれかに記載の画像出力システム
では、前記制限は、前記第2の判定手段による前記第2
の機器が前記通信範囲に位置しないとの判定に基づいて
解除することが好ましい。この画像出力システムを用い
ると、画像出力手段による画像の出力に制限がかけられ
ても、第2の機器が、第2の受信手段の通信範囲外に位
置する場合に(すなわち画像出力装置の遠くに位置する
場合に)、画像出力装置による画像の出力の制限が解除
される。従って、この画像出力システムを用いると、画
像出力手段が出力する画像を見られたくない人が、画像
出力手段の近くにいることで、画像の出力が制限されて
も、その人が画像出力手段から遠ざかれば、再び画像を
出力させることができる。
【0024】次に、請求項4記載の画像出力システム
は、前記第2の機器が、前記第2の受信手段から遠ざか
っているか否かを判定する第3の判定手段を更に備え、
前記制限は、前記第3の判定手段による前記第2の機器
が前記第2の受信手段から遠ざかっているとの判定に基
づいて解除されることを特徴とする。この画像出力シス
テムを用いると、第2の機器が、第2の受信手段の通信
範囲内に位置する状況であっても、第2の機器が画像出
力装置から遠ざかっている場合には、画像出力装置によ
る画像の出力の制限が解除される。従って、この画像出
力システムを用いると、画像出力手段が出力する画像を
見られたくない人が、画像出力手段の近くにいること
で、画像の出力が制限されても、その人が画像出力手段
から遠ざかりつつあれば、再び画像を出力させることが
できる。
【0025】尚、第3の判定手段としては、請求項5記
載の発明のように、通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替
手段と、通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、
各通信範囲で第2の機器との通信が可能な否かを判断
し、第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認する確
認手段と、を備え、確認手段によって通信範囲を繰り返
し確認した結果に基づいて、第2の機器が遠ざかってい
ると判定してもよい。
【0026】次に、請求項6記載の発明は、機器を識別
可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、通信
範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識
別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第
1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記
第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定す
る第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画
像出力システムであって、機器を識別可能な識別情報を
無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置する
前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で
受信可能な第2の受信手段と、前記第2の機器が、前記
第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の
判定手段と、前記第4の判定手段による前記第2の機器
が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づい
て、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える
第3の制限制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0027】この画像出力システムによれば、第1の機
器が第1の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわ
ち、第1の受信手段において第1の機器の存在を認識で
きるとき)に限り、画像出力手段によって画像が出力さ
れるが、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置
するときであっても、第2の機器が第2の受信手段に近
づいているときは、画像出力手段から出力される画像の
出力に制限が加えられる。
【0028】そのため、第1の受信手段及び第2の受信
手段を画像出力手段の周囲に配置することにより、第1
の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第1の受信
手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器
が、第2の受信手段に近づいているときは、画像出力手
段による画像の出力が制限される。
【0029】従って、本発明の画像出力システムを用い
て、画像出力手段から出力される画像を見られたくない
人が所有する機器を、上記第2の機器として識別するこ
とにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段に
近づいてくる場合には、画像出力手段からの画像出力に
制限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られ
てしまうことを防止することが可能となる。
【0030】また、第2の受信手段が、第2の機器を認
識したとしても、第2の機器が第2の受信手段に近づい
て来なければ、画像出力手段からの画像出力に制限が加
えられないので、画像の出力を無駄に制限することはな
い。尚、第4の判定手段としては、請求項7記載の発明
のように、通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、
通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通信範
囲で第2の機器との通信が可能な否かを判断し、第2の
機器との通信が可能な通信範囲を確認する確認手段と、
を備え、確認手段によって通信範囲を繰り返し確認した
結果に基づいて、第2の機器が近づいていると判定して
もよい。
【0031】なお、請求項16に記載した画像出力装置
は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通
信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別
情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1
の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第
1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する
第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前
記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲
内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に
画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画像
出力装置であって、機器を識別可能な識別情報を無線で
送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信
された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手
段と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づい
ているか否かを判定する第4の判定手段と、前記第4の
判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に
近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段に
よる画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段とを
更に備えたことを特徴とする。したがって、この画像出
力装置を用いれば、上記画像出力システムを構成するこ
とができ、上記画像出力システムについて述べた通りの
作用・効果を奏することになる。
【0032】また、請求項20記載した検出装置は、機
器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲
内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受
信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の
機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1
の判定手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機
器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画
像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出
力制御手段と、を備える検出装置であって、機器を識別
可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置
する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で
受信可能な第2の受信手段と、前記第2の機器が、前記
第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の
判定手段と、前記第4の判定手段による前記第2の機器
が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づい
て、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える
第3の制限制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
したがって、この検出装置を画像出力装置に取り付けれ
ば、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することが
でき、上記画像出力システムについて述べた通りの作用
・効果を奏することになる。
【0033】さらに、請求項24に記載したプログラム
は、画像を出力する画像出力装置に、機器を識別可能な
識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第
1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信す
る第1の受信処理と、前記第1の受信処理が受信した前
記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲
内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記
第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内
に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画
像を出力させる第1の出力制御処理と、を実行させるプ
ログラムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で
送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信
された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信処
理と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づい
ているか否かを判定する第4の判定処理と、前記第4の
判定処理による前記第2の機器が前記第2の受信手段に
近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力装置に
よる画像の出力に制限を加える第3の制限制御処理とを
更に実行させることを特徴とする。プログラムを画像出
力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像
出力装置を構成することができ、上記画像出力システム
について述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0034】次に、請求項8記載の発明は、機器を識別
可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、機器
を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器
と、通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信され
た前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
と、通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信され
た前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段
と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信する
第3の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記
識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内
に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第
2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記
第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定す
る第2の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報
が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
させる第2の出力制御手段と、前記第2の判定手段によ
る前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に
基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記
第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画
像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手
段と、を備える画像出力システムであって、前記第3の
受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が
関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出
力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に
制限を加える第4の制限制御手段とをさらに備えたこと
を特徴とする。
【0035】この画像出力システムによれば、第1の機
器が第1の受信手段の通信範囲内に位置しているとき、
第3の受信手段によって受信された、第1の機器を識別
する識別情報が関連付けられた画像が出力され、同様
に、第2の機器が第2の受信手段の通信範囲内に位置し
ているとき、第3の受信手段によって受信された第2の
機器を識別する識別情報が関連付けられた画像が出力さ
れる。つまり、第3の受信手段によって受信された識別
情報が関連付けられた画像を見るために、第1または第
2の機器を所持した人が、画像出力手段の周囲に配置さ
れた第1または第2の受信手段の近傍に来ると、第1ま
たは第2の受信手段によって第1または第2の機器が通
信範囲内にいると判定され、それぞれの機器に対応した
画像が出力されることとなる。
【0036】このような画像出力システムにおいては、
第3の受信手段によって第2の機器を識別する識別情報
が関連付けられた画像を受信された場合、第2の機器を
所持した人がその画像を見るために画像出力手段の近傍
に来ることが想定されるため、その際は、本画像出力シ
ステムのように、画像出力手段及び第2の出力制御手段
による画像の出力に制限を加えることが望ましい。これ
により、第1の機器を識別する識別情報が関連付けられ
た画像を、第2の機器を所持する人に見られてしまうこ
とを事前に防止できる。
【0037】なお、請求項17に記載した画像出力装置
は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通
信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別
情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、機器を識
別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位
置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線
で受信可能な第2の受信手段と、前記識別情報が関連付
けられている画像を受信する第3の受信手段と、前記第
1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記
第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定す
る第1の判定手段と、前記第2の受信手段が受信した前
記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲
内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、画像
を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による
前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基
づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第
1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像
を、前記画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段
と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通
信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信
手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別
情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に
出力させる第3の出力制御手段と、を備える画像出力装
置であって、前記第3の受信手段による、前記第2の機
器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信
に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御
手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手
段とをさらに備えたことを特徴とする。したがって、こ
の画像出力装置を用いれば、上記画像出力システムを構
成することができ、上記画像出力システムについて述べ
た通りの作用・効果を奏することになる。
【0038】また、請求項21に記載した検出装置は、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
を、無線で受信可能な第1の受信手段と、機器を識別可
能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置す
る第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受
信可能な第2の受信手段と、前記識別情報が関連付けら
れている画像を受信する第3の受信手段と、前記第1の
受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1
の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第
1の判定手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識
別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に
位置するか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1
の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置
するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって
受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付
けられている画像を、画像を出力する画像出力手段に出
力させる第2の出力制御手段と、前記第2の判定手段に
よる前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定
に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前
記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている
画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御
手段と、を備える検出装置であって、前記第3の受信手
段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付
けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段
及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を
加える第4の制限制御手段とをさらに備えたことを特徴
とする。したがって、この検出装置を画像出力装置に取
り付ければ、所期の機能を備えた画像出力装置を構成す
ることができ、上記画像出力システムについて述べた通
りの作用・効果を奏することになる。
【0039】さらに、請求項25に記載したプログラム
は、画像を出力する画像出力装置に、機器を識別可能な
識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第
1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信す
る第1の受信処理と、機器を識別可能な識別情報を無線
で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送
信された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処
理と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信す
る第3の受信処理と、前記第1の受信処理で受信した前
記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲
内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記
第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前
記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定
する第2の判定処理と、前記第1の判定処理による前記
第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づい
て、前記第3の受信処理で受信した、前記第1の機器を
識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画
像出力装置に出力させる第2の出力制御処理と、前記第
2の判定処理で前記第2の機器が前記通信範囲に位置す
るとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受信し
た、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられ
ている画像を、前記画像出力装置に出力させる第3の出
力制御処理と、を実行させるプログラムであって、前記
第3の受信処理による、前記第2の機器を識別する識別
情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記
画像出力処理及び前記第2の出力制御処理による画像の
出力に制限を加える第4の制限制御処理とをさらに実行
させることを特徴とするプログラム。したがって、この
プログラムを画像出力装置にインストールすれば、所期
の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上
記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を
奏することになる。
【0040】次に、請求項9記載の発明は、請求項1〜
8のいずれかに記載の画像出力システムにおいて、前記
識別情報に基づいて、前記第2の機器が予め定められた
条件を満たす機器であるか否かを判定する第5の判定手
段を更に備え、前記制限制御手段は、前記第5の判定手
段によって、前記第2の機器が予め定められた条件を満
たす機器であると判定された場合は、前記制限を加えな
いことを特徴とする。
【0041】この請求項9記載の画像形成システムは、
第2の機器が予め定められた条件を満たす機器である場
合は、制限が加えられない。従って、本発明の画像出力
システムを用いると、予め定められた条件、例えば、年
齢や、性別、社内的な階級(部長、課長、係長等)等に
よって、制限したり、制限を加え無かったりすることが
できる。
【0042】次に、請求項10記載の発明は、請求項1
〜9のいずれかに記載の画像出力システムにおいて、前
記制限に関する通知情報を前記第1の機器または第2の
機器に無線で送信する通知手段と、前記通知手段から送
信された通知情報の受信に基づき、前記制限に関する報
知を実行する第1の機器または第2の機器に設けられた
報知手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0043】この請求項10記載の画像形成システムで
は、画像出力装置での画像の出力に制限が加えられたと
き、第1の機器または第2の機器に通知情報が送信さ
れ、それらの機器に設けられた報知手段が作動する。従
って、この画像形成システムを用いると、第1の機器を
所有している人は、画像出力装置に画像を出力させると
画像が他人に見られるか否かを知ることができる。ま
た、第2の機器を所有している人は、自分に見られたく
ない画像を画像出力装置に出力させたい人がいることを
知ることができる。
【0044】次に、請求項11記載の発明は、請求項1
〜10のいずれかに記載の画像出力システムにおいて、
前記制限に対する制限解除指令を送信する制限解除手段
を更に備え、前記制限制御手段は、前記制限解除手段か
ら送信された制限解除指令に基づき、前記制限を解除す
ることを特徴とする。
【0045】この請求項11記載の画像形成システムで
は、画像出力装置での画像の出力に制限が加えられたと
き、制限解除手段から制限解除指令が送信されると、制
限を解除する。従って、この請求項11記載の画像形成
システムを用いると、通常は画像が見られては困る人で
あっても、画像を見られてもよい場合や、急いで画像を
出力したい場合、画像出力手段に画像を出力することが
できる。
【0046】尚、請求項12に記載された画像形成シス
テムのように、識別情報を通信する通信規格は、無線L
AN規格であることが好ましい。特に、請求項13に記
載された画像出力システムのように、無線LAN規格
は、Bluetooth(商標;以下同様)規格である
ことが好ましい。このBluetooth規格に基づい
て識別情報を送信するようにすれば、無線通信にかかる
構成が小型かつ軽量となり、機器全体をコンパクトにす
ることができ、より多くの人に第1の機器または第2の
機器を所有させる(携帯させる)ことが可能となる。
【0047】加えて、請求項26記載の記録媒体を用い
れば、請求項22〜25のいずれかに記載のプログラム
を画像形成装置にインストールすることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態について説明する。尚、以下の説明では、プリンタを
使用する使用者全員が、Bluetooth規格の通信
装置を備えた携帯電話を携帯している例を用いて説明す
る。
【0049】ここで、図1はプリンタのブロック図、図
2は携帯電話のブロック図、図3は携帯電話の外観図で
ある。プリンタ1は、図1に示すように、CPU12、
RAM14(バッテリーバックアップ機能付き)、RO
M16を備えた中央制御装置10と、印刷用紙上にトナ
ーからなる現像剤画像を形成する画像出力装置20と、
後述する出力処理に従って画像出力装置20を制御し、
印刷用紙上に画像を形成させる画像出力装置制御回路2
2とを備えている。また、このプリンタ1は、カード型
の通信装置を接続するためのカードスロット24と、社
内LANαにこのプリンタ1を接続するためのLANボ
ード26とを備えている。そして、中央制御装置10
が、画像出力装置制御回路22と、カードスロット24
と、LANボード26とがバス28を介して接続されて
いる。そして、このプリンタ1には、カード型の通信装
置3が、カードスロット24を介して接続されている。
この通信装置3は、Bluetooth規格の通信装置
であり、その通信範囲(ピコネット形成範囲)の大きさ
を多段階に変更する機能を備えている。
【0050】携帯電話5は、図2に示すように、CPU
52、RAM54、ROM56を備えた中央制御装置5
0と、液晶モニター60(図3参照)と、この液晶モニ
ター60を制御する液晶モニター制御回路62と、スピ
ーカ64(図3参照)と、このスピーカ64を制御する
スピーカ制御回路66とを備えている。また、この携帯
電話5は、Bluetooth規格の通信装置68と、
通信基地局と無線電話通信を行う電話装置70と、操作
ボタン72(図3参照)と、操作ボタン72のON−O
FF信号を中央制御装置50に送信する操作ボタン制御
回路74とを備えている。そして、この中央制御装置5
0が、液晶モニター制御回路62、スピーカ制御回路6
6、通信装置68、電話装置70、および操作ボタン制
御回路74と、バス80を介して接続されている。
【0051】次に、プリンタ1のRAM14に記憶され
たセキュリティデータベース(以下セキュリティDBと
いう)について説明する。ここで、図4(a)は、この
RAM14に記憶されたセキュリティDBの詳細を示す
説明図である。
【0052】このセキュリティDBは、後述する出力処
理で使用されるデータベースであって、プリンタ1を使
用するユーザーのユーザー名及びユーザーIDと、各ユ
ーザーが携帯する携帯電話5に備えられた通信装置68
に割り当てられたBluetoothアドレス(BD_
ADDR)と、各ユーザーのセキュリティレベル(以
下、セキュリティLvとも表記する)とが関連付けられ
て記憶されている。尚、セキュリティLvは、「A」が
最も高く、以下アルファベット順に低くなるよう設定さ
れている。
【0053】次に、プリンタ1のRAM14に一時的に
記憶される印刷ジョブデータについて説明する。ここ
で、図4(b)は、このRAM14に一時的に記憶され
る印刷ジョブデータを示す説明図である。
【0054】この印刷ジョブデータは、後述する出力処
理で作成されるデータであって、プリンタ1を使用する
ユーザーのユーザーIDと、各ユーザーのセキュリティ
Lvと、ジョブデータ長と、ジョブデータとが関連付け
られて記憶される。次に、プリンタ1の中央制御装置1
0で実行される出力処理について説明する。
【0055】ここで、図5は、出力処理のフローチャー
トである。この処理は、プリンタ1の図示しない電源ス
イッチがONされると開始される。この出力処理では、
電源スイッチがONされると、待機処理が実行される
(S30)。そして、社内LANα(図1参照)を介し
て外部からプリンタ1に印刷ジョブが投入されたか否か
が判定される(S31)。この判定で否定判定されれ
ば、待機処理(S30)が繰り返し実施され、プリンタ
1は待機状態になる。なお、社内LANαを介して投入
された印刷ジョブは、本実施形態では、図4(b)に示
すように、ジョブデータに一般的に関連付けられている
ジョブデータ長の他に、ユーザーIDなどが関連付けら
れたもので、LANボード26を介してRAM14に一
次保存される。
【0056】次に、S31の判定で、プリンタ1に印刷
ジョブが投入されたと判定されたら(S31:YE
S)、携帯電話5が通信装置3の通信範囲内に位置する
(ピコネット内に存在する)かどうかを検出する処理が
実行される(S32)。尚、以下S31でプリンタ1に
投入された印刷ジョブに関連付けられたユーザーIDの
所有者を以下オーナーと呼ぶ。
【0057】次に、S32で検出された携帯電話5の中
に、オーナーのユーザーIDと一致するユーザーIDの
携帯電話5が存在するか否かが判定される(S33)。
この判定は、プリンタ1が携帯電話5からBD_ADD
Rを受信し、RAM14に記憶されたセキュリティDB
(図4(a)参照)を参照して、受信したBD_ADD
Rに一致するユーザーIDが、印刷ジョブに関連付けら
れたユーザーIDと一致するか否かが判定される。そし
て、この判定で否定判定されたら(S33:NO)、オ
ーナーが所有する携帯電話5が通信装置3の通信範囲内
に位置する(ピコネット内に存在する)と判定されるま
で(S33:YES)、繰り返しS32〜S33の処理
が実施される。
【0058】次に、オーナーの携帯電話5が、通信装置
3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存在する)
と判定されたら(S33:YES)、オーナー以外のユ
ーザー(以下「カスタマー」という)の携帯電話5が、
通信装置3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存
在する)か否かが判定される(S34)。この判定(S
34)で、カスタマーの携帯電話5が検出されなかった
場合は(S34:NO)、RAM14に一次保存されて
いたオーナーのユーザーIDに対応した印刷ジョブに基
づいて、画像出力装置20で印刷が実行される(S5
0)。
【0059】一方、S34の判定で、カスタマーの携帯
電話5が検出された場合は(S34:YES)、その検
出された携帯電話5のセキュリティLvを検出する処理
が実行される(S35)。この処理(S35)では、カ
スタマーの携帯電話5から受信したBD_ADDRか
ら、RAM14に記憶されたセキュリティDBを参照
し、セキュリティ情報であるセキュリティLvを検出す
る処理が実行される。
【0060】次に、S35で検出されたセキュリティ情
報のうち、オーナーの印刷ジョブのセキュリティ設定に
合致しない情報が存在するか判定する(S36)。すな
わち、この判定では(S36)、投入されたオーナーの
印刷ジョブのセキュリティLvが、カスタマーのセキュ
リティLvと同じあるいは高いものかが判定される。具
体的には、このS36では、図4(a)に示すように、
オーナーがC係長であった場合、カスタマーがDさん
や、Eさんであった場合は、オーナーのセキュリティL
v「C」より、カスタマーのセキュリティLv「D」の
ほうが低いので、S36では、セキュリティ設定に合致
しないと判定され(S36:YES)、一方、カスタマ
ーがA部長であった場合、カスタマーのほうがセキュリ
ティLvが高い(この場合「A」)ので、セキュリティ
情報に合致すると判定される(S36:NO)。
【0061】次に、この判定(S36)で、カスタマー
のセキュリティLvが合致する(S36:NO)と判定
された場合は、さらに、オーナー以外のユーザーの印刷
ジョブが、社内LANαを介してプリンタ1に投入され
たか、あるいは、RAM14に保存されているか否かが
判定され(S37)、そして、この判定(S37)で否
定判定されると(S37:NO)、一時保存していたオ
ーナーの印刷ジョブが実行される(S50)。一方、こ
の判定(S37)で肯定判定されると(S37:YE
S)、オーナーの携帯電話5に、他のユーザーの印刷ジ
ョブが存在することを通知する処理が実行される(S3
8)。具体的には、オーナーがC係長であった場合、そ
の部下であるDさんやEさんのパソコン等からプリンタ
1に印刷ジョブの投入があり、C係長がプリンタ1に印
刷させようとしている印刷物が、社内的な立場上、Dさ
んやEさんに見られては困る場合は、C係長の携帯電話
5に、DさんあるいはEさんの印刷ジョブがあるので、
DさんあるいはEさんがプリンタ1に近づいてきて、そ
の印刷物がDさんやEさんに見られる可能性があること
が通知されるのである。
【0062】次に、S36の判定で、S35で検出され
たセキュリティ情報のうち、オーナーの印刷ジョブのセ
キュリティ設定に合致しない情報が存在すると判定され
た場合は(S36:YES)、後述する移動検知処理が
実行される(S39)。この処理(S39)では、S3
2で検出されたカスタマーの携帯電話5が通信装置3の
通信範囲内でプリンタ1に接近しているか、あるいはプ
リンタ1から遠ざかっているかを検知する処理が実行さ
れる。
【0063】そして、移動検知処理(S39)の結果に
基づいて、カスタマーの携帯電話5がプリンタに接近し
ているか否かが判定される(S40)。この判定(S4
0)で、カスタマーの携帯電話5がプリンタ1から遠ざ
かっている、あるいは、近づく方向に移動しつつあるか
もしれないが、その移動距離が短くほとんど移動してい
ない、いわゆるさまよっている状態と判定された場合は
(S40:NO)、RAM14に一時保存されていたオ
ーナーの印刷ジョブが実行される(S50)。一方、こ
の判定で、カスタマーの携帯電話5がプリンタ1に接近
していると判定された場合(S40:YES)、セキュ
リティ設定に合致しないカスタマーが、プリンタ1に接
近していることを通知する情報が、オーナーの携帯電話
5に送信される。具体的には、オーナーがC係長であっ
た場合、その部下であるDさんやEさんがカスタマーで
あり、C係長がプリンタ1に印刷させようとしている印
刷物が、社内的な立場上、DさんやEさんに見られては
困る場合は、C係長の携帯電話5に、DさんあるいはE
さんがプリンタ1に近づいてきていて、その印刷物がD
さんやEさんに見られる可能性があることが通知される
のである。
【0064】ここで、S38あるいはS41の処理が実
行されると、オーナーの携帯電話5では、図3に示すよ
うな通知情報に基づく表示がなされる。具体的には、
「1.出力を待機する」、「2.出力する」、「3.ジ
ョブを削除する」の操作コマンドが表示される。する
と、オーナーの携帯電話5では、これらのいずれかの操
作コマンドが指示され、通信装置3を介してプリンタ1
側に送信されてくるので、その受信した操作コマンドが
上記3つのうちいずれの操作コマンドかが判定される
(S42)。
【0065】そして、この判定(S42)で、「2.出
力する」の操作コマンドを受信したと判定されたら、具
体的には、C係長が印刷させようとしている印刷物が、
Dさん、Eさんに見られてもよいと判断した場合は、R
AM14にS31で一時保存していたオーナーの印刷ジ
ョブが実行される(S50)。また、「3.ジョブを削
除する」の操作コマンドを受信したと判定されたら、具
体的には、C係長が印刷させようとしている印刷物は、
Dさん、Eさんに見られては困り、後で印刷しようと判
断するなどした場合は、RAM14で一時保存していた
オーナーの印刷ジョブを削除する処理が実行され(S4
3)、再びS30からの処理が実行される。また、
「1.出力を待機する」の操作コマンドを受信したと判
定されたら、具体的には、C係長が印刷させようとして
いる印刷物は、Dさん、Eさんが、プリンタ1の近くに
いなくなって、印刷物が見られる恐れがなくなるまで、
待機すると判断した場合は、再びS32からの処理が実
行され、S34あるいはS40で否定判定されるまで、
待機するのである。
【0066】次に、プリンタ1の中央制御装置10で実
行される移動検知処理(S39)について説明する。こ
こで、図6は、移動検知処理のフローチャートである。
この移動検知処理が開始されると、まず以下の処理で使
用される4つのカウンタ(検知レベルカウンタ、前回レ
ベルカウンタ、処理カウンタ、接近レベルカウンタ)が
初期化される(S1)。これらのカウンタはRAM14
に記憶されるとともに、以下の処理を行う際、適宜書き
換えられる。このうち、検知レベルカウンタは、通信装
置3の通信範囲の大きさを示すカウンタで、最大の通信
範囲の10(例えば半径10m)から最小の通信範囲の
1(例えば半径1m)で表され、ここでは最大の通信範
囲10に初期化される。その他のカウンタはすべて0に
初期化される。
【0067】次に、中央制御装置10は、設定されてい
る検知レベルカウンタでカスタマーの携帯電話5と通信
可能か否かが判定される(S2)。この判定(S2)で
は、この移動検知処理が開始されたときは、検出レベル
カウンタが10に設定されているので、通信装置3に最
大の通信範囲でカスタマーの携帯電話5と通信可能か否
かが判定される。そして、この判定で肯定判定されたら
(S2:YES)、通信装置3の電波強度が1/10下
げられ、すなわち通信範囲が1段階小さくされ(S
3)、検出レベルカウンタがデクリメントされ(S
4)、再びS2の判定が行われる。そして、再び、この
判定(S2)で肯定判定されたら(S2:YES)、通
信装置3の電波強度がさらに1/10下げられ、このよ
うにして、カスタマーの携帯電話5と通信が可能な最大
の通信範囲が探られる。
【0068】そして、通信装置3の通信範囲が狭めら
れ、通信装置3がカスタマーの携帯電話5と通信不能で
あると判定されたら(S2:NO)、次に、その不能と
判定された際の検知レベルカウンタが最大の10か否か
が判定される(S5)。そして、この判定で肯定判定さ
れたら(S5:YES)、通信装置3の最大の通信範囲
の外にカスタマーの携帯電話5が位置するので、「通信
範囲内にいない」とのステータスをRAM14に記憶し
(S6)、本処理を終了する。
【0069】次に、この判定(S5)で否定判定された
ら(S5:NO)、処理カウンタが0か否かが判定され
る(S7)。この移動検知処理がスタートした直後に
は、この処理カウンタは0に設定されているので、ここ
では肯定判定され(S7:YES)、処理カウンタがイ
ンクリメント(具体的には「1」に設定)される(S1
5)。そして、S4でデクリメントされた検知レベル
(具体例として「8」を挙げておく)が、前回レベルと
して設定され(S16)、通信装置3の電波強度が最大
に設定され(S17)、検出レベルが再び10に設定さ
れ(S18)、1秒間ウエイトされる(S19)。そし
て、再び、S2からの処理が実施され、上述したよう
に、いずれの検知レベルカウンタでカスタマーの携帯電
話5と通信可能か否かが判定される(S2〜S4)。
【0070】次に、再びS7で処理カウンタが0か否か
が判定される。このとき、先に処理カウンタが1に設定
されているので否定判定される(S7:NO)。次に、
S16で設定された前回レベルカウンタから、2回目の
S2の判定で設定された検知レベルカウンタを引く処理
が実行され、この引いた値がレベルが接近レベルカウン
タに加算される(S8)。
【0071】次に、接近レベルカウンタがプラスの5よ
り大きいか否かを判定する(S9)。この判定で(S
9)、5より大きいと判定されたら(S9:YES)、
例えば、前回レベルカウンタが8で、検知レベルカウン
タが2のとき、すなわち、S19で1秒間ウエイトして
いるので、1秒間の間に5m以上プリンタ1に接近した
場合、あるいは、前回レベルカウンタが8で、検知レベ
ルカウンタが5で接近レベルが3と設定された後、前回
レベルカウンタが5で、検知レベルカウンタが2で接近
レベルカウンタが計6と判定されたとき、すなわち、2
秒間に5m以上プリンタ1に接近した場合、カスタマー
がプリンタ1に接近していると判断し、接近していると
のステータスをRAM14に記憶して(S10)、本処
理を終了する。一方、5以下の場合は接近はしていない
ものとして否定判定する(S9:NO)。
【0072】次に、S9で否定判定されたら、接近レベ
ルカウンタがマイナス5より小さいか否かを判定する
(S11)。この判定で(S11)、−5より小さいと
判定されたら(S11:YES)、具体的には、前回レ
ベルカウンタが2で、検知レベルカウンタが8等のと
き、遠ざかっているものとし、離脱しているとのステー
タスをRAM14に記憶する(S12)。一方、−5以
上の場合は遠ざかってはいないものとして否定判定する
(S11:NO)。
【0073】次に、S11で否定判定されたら、処理カ
ウンタが5か否かを判定する。すなわち本処理を開始し
てから5秒間経過したか否かを判定する(S13)。そ
の判定(S13)の結果、接近レベルが+5より大き
く、あるいは−5より小さくならない場合は、遠ざかっ
ているあるいは近づく方向に移動しつつあるかもしれな
いが、その移動距離が短くほとんど移動していない、い
わゆるさまよっている状態と判定し(S13:YE
S)、移動していないとのステータスをRAM14に記
憶して(S14)本処理を終了する。一方、処理カウン
タが5に達していないと判定されたら、再びS15以下
の処理を実行し、処理カウンタが5になるまで本処理が
実行される。
【0074】尚、上述した図5のS40では、この移動
検知処理で設定された各ステータスに基づいて、カスタ
マーがプリンタ1に近づいているか否かが判定される。
以上説明した画像出力システムを用いると以下のような
効果がある。まず、この画像出力システムを用いると、
オーナーがプリンタ1の近くにいても(S33:YE
S)、カスタマーがプリンタ1の近くにいれば(S3
4:YES)、プリンタ1での印刷が制限(S42で印
刷ジョブの待機あるいは削除)される。従って、本実施
形態の画像出力システムを用いると、オーナー(具体的
にはC係長)がプリンタ1の近くにいても(ピコネット
内に存在する)、プリンタ1で印刷する印刷物を見られ
たくないカスタマー(具体的にはDさん、Eさん)がプ
リンタ1の近くにいる(S34:YES)、あるいは接
近していれば(S40:YES)、プリンタ1での印刷
物の出力が制限されるので、オーナーはカスタマーに自
分の印刷物を見られることを有効に防止することができ
る。
【0075】また、この画像出力システムを用いると、
プリンタ1が出力する印刷物を見られたくないカスタマ
ーが、プリンタ1の近くにいるため、印刷物の出力が制
限されても、その人がプリンタ1から遠ざかれば(S1
1:YES、S38:NO)、再び印刷物を出力させる
ことができる(S50)ので、無駄に制限をかけること
を防止することができる。
【0076】また、本実施形態の画像形成システムで
は、カスタマーのセキュリティLvがオーナーのセキュ
リティLvよりも高い場合、制限が加えられない(S3
6:NO)ので、無駄な制限を加えることを防止するこ
とができる。そして、このようにすれば、カスタマーが
プリンタ1の近傍に複数位置していた場合でも、セキュ
リティLvの低いものさえ、プリンタ1から遠ざかれ
ば、オーナーの印刷物をプリントすることができる。
【0077】また、本実施形態の画像形成システムで
は、プリンタ1での印刷物の出力に制限が加えられたと
き、オーナーの携帯電話5に通知情報が送信され(S3
8、S41)、それらの携帯電話5にその通知情報に基
づく表示がなされる。従って、この画像形成システムを
用いると、オーナーは、プリンタ1に印刷物を出力させ
ると印刷物が他人に見られるか否かを手元で知ることが
できる。尚、オーナーの印刷ジョブに制限が加えられて
いることを、カスタマーの携帯電話5に通知してもよ
い。このようにすればカスタマーは、自分に見られたく
ない印刷物を出力させたい人がいることを、カスタマー
は手元で知ることができ、カスタマーにプリンター1か
ら遠ざかるよう促すことができるので、本実施形態の画
像出力システムを導入すれば、画像を秘密性を高めるこ
とができる一方でプリンター1の効率的な運用を図るこ
とができる。
【0078】また、本実施形態では、プリンタ1での印
刷出力に制限が加えられたとき、その制限を解除するオ
ーナーの携帯電話5から制限を解除するよう指令するコ
マンドを送信することによって、制限を解除できるので
(S41:出力)、オーナーは、印刷物が、見られても
よいものである場合は、適宜プリンタ1に印刷物を出力
することができる。このようにすれば無駄な制限を加え
ることを防止することができる次に、本実施形態と本発
明との対応関係について説明する。
【0079】本実施形態の「オーナーの携帯電話5」
が、本発明の第1の機器に相当する。本実施形態のS3
2で検出された「カスタマーの携帯電話5」が、本発明
の第2の機器に相当する。本実施形態の通信装置3、及
び、S32で「オーナーの携帯電話5」のBD_ADD
Rを受信する処理を実行する中央制御装置10が、本発
明の第1の受信手段に相当する。
【0080】本実施形態の通信装置3、及び、S34で
「カスタマーの携帯電話5」のBD_ADDRを受信す
る処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第2の
受信手段に相当する。本実施形態のLANボード26、
及び、S31の処理を実行する中央制御装置10が、本
発明の第3の受信手段に相当する。
【0081】本実施形態のS33の処理を実行する中央
制御装置10が、本発明の第1の判定手段に相当する。
本実施形態のS34の処理を実行する中央制御装置10
が、本発明の第2の判定手段に相当する。
【0082】本実施形態のS3の処理を実行する中央制
御装置10が、本発明の通信範囲切替手段に相当し、S
2〜S4の一連の処理を行う中央制御装置が、本発明の
確認処理に相当する。本実施形態のS2〜S4及びS1
1の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第3
の判定手段に相当する。
【0083】本実施形態のS2〜S4及びS9の処理を
実行する中央制御装置10が、本発明の第4の判定手段
に相当する。本実施形態のS36の処理を実行する中央
制御装置10が、本発明の第5の判定手段に相当する。
【0084】本実施形態のS33、S50の処理を実行
する中央制御装置10が、本発明の第1の出力制御手段
に相当する。本実施形態のS34、S42の処理を実行
する中央制御装置10が、本発明の第1、第2の制限制
御手段に相当する。
【0085】本実施形態のS9、S42の処理を実行す
る中央制御装置10が、本発明の第3の制限制御手段に
相当する。本実施形態のS37,S42の処理を実行す
る中央制御装置10が、本発明の第4の制御手段に相当
する。
【0086】本実施形態のS38、S41の処理を実行
する中央制御装置10が、本発明の通知手段に相当す
る。本実施形態の液晶モニター60が、本発明の報知手
段に相当する、本実施形態の「2.出力する」の操作コ
マンドを送信するオーナーの携帯電話5が、本発明の制
限解除手段に相当する。そして、本実施形態のS42で
出力と判定する処理が、本発明の制限解除手段に基づい
て制限を解除する処理に相当する。
【0087】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、本実施では、プリンタについて説明した
が、テレビや、映写機、ファクシミリなど、画像を出力
可能な装置であれば、どのようものに適用してもよい。
【0088】また、通信装置3は、プリンタ1に取り付
ける必要はなく、上記効果を奏する場所であれば、プリ
ンタ1の近傍等どこでもよい。また、本実施形態では、
携帯電話5をプリンタ1のユーザーが携帯する例につい
て説明したが、同種の通信装置を携帯電話以外のものに
組み込んでもよく、例えば、通信装置を組み込んだ名札
等を用いてもよい。この場合、S38及びS41での通
知は、オーナーが所有する、あるいはオーナーが印刷ジ
ョブを出力したパソコン等に行い、そのパソコンから応
答を受けるようにしてもよいし、名札等に音声を出力さ
せるスピーカ等を搭載し、音声によって通知してもよ
い。
【0089】また、セキュリティーLvは、社内的な階
級(部長、課長、係長等)ばかりではなく、年齢や、性
別等に基づいて設定してもよい。また、本実施形態で
は、プリンタについて説明したが、ディスプレイ装置に
おいて実施してもよく、その場合は、カスタマーがディ
スプレイ装置に近づいたときに、その表示を中止した
り、黒塗りにしてもよい。
【0090】また、本実施形態では、プリンタ1と携帯
電話5との通信規格としてBLUETOOTH規格の無
線LANを用いたが、これ以外の無線LAN規格を用い
てもよい。また、本実施形態では、S33,S34,S
36,S37,S38,S41の判断ステップ、及び、
その判断ステップに関連する処理を全て備えた例を挙げ
て説明したが、適宜必要に応じた判断ステップ及びその
判断ステップに関連する処理のみを採用した構成として
も良い。即ち、S33,S37の判断ステップ及びその
判断ステップに関連する処理を採用して、オーナーがプ
リンタ1に近づき(S33:YES)、かつ、他のオー
ナーからの印刷ジョブが投入されていない場合(S3
7:NO)に、印刷を実行する構成としても良いし、S
34の判断ステップ及びその判断ステップに関連する処
理を採用して、オーナーからの印刷ジョブが投入され
(S31:YES)、かつ、カスタマーがプリンタ1の
近くにいない場合(S34:NO)に、印刷を実行する
構成としても良い。
【0091】ところで、本実施形態の画像出力システム
では、複数の人がプリンタ1を利用する場合が想定され
ており、上述したカスタマーもオーナーとなって、印刷
ジョブをプリンタ1で実行させることができる。また、
上述した実施形態ではS38で、セキュリティLvに関
わらず、オーナー以外のユーザーから印刷ジョブがプリ
ンタ1に投入された場合は制限したが、その印刷ジョブ
のセキュリティLvを見て、オーナーのセキュリティL
vよりも、低いセキュリティLvが関連付けられた印刷
ジョブが投入された場合にのみ制限を加えてもよい。す
なわち、S37の判定で否定判定するよう構成してもよ
い。
【0092】オーナーがプリンタ1の近くにいるとき、
セキュリティLvがオーナーより低いカスタマーから印
刷ジョブの投入された場合、そのカスタマーがプリンタ
1に近づいてくる可能性が高い。そのため、このような
場合に、オーナーの印刷ジョブの実行を制限すること
で、オーナーの印刷物が、見られては困る人に見られる
ことがより効果的に防止することができる。
【0093】尚、このようにした場合、オーナーについ
てS33、S50の処理を実行する中央制御装置10
が、本発明の第2の出力制御手段に相当し、また、カス
タマーについてS33,S50に相当する処理を実行す
る中央制御装置10が、本発明の第3の出力制御手段に
相当し、本実施形態のS37、S41の処理を実行する
中央制御装置10が、本発明の第4の制限制御手段に相
当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタのブロック図である。
【図2】 携帯電話のブロック図である。
【図3】 携帯電話の外観図である。
【図4】 セキュリティDBと印刷ジョブデータを説明
するための説明図である。
【図5】 出力処理のフローチャートである。
【図6】 移動検知処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・プリンタ、3・・・通信装置、5・・・携帯電
話、10・・・中央制御装置、12・・・CPU、14
・・・RAM、16・・・ROM、20・・・画像出力
装置、22・・・画像出力装置制御回路、24・・・カ
ードスロット、26・・・LANボード、28・・・バ
ス、50・・・中央制御装置、52・・・CPU、54
・・・RAM、56・・・ROM、60・・・液晶モニ
ター、62・・・液晶モニター制御回路、64・・・ス
ピーカ、66・・・スピーカ制御回路、68・・・通信
装置、70・・・電話装置、72・・・操作ボタン、7
4・・・操作ボタン制御回路、80・・・バス。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を識別可能な識別情報を無線で送信
    可能な第1の機器と、 通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える画像出力システムであって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機
    器と、 通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前
    記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定
    する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする画像出力システム。
  2. 【請求項2】 機器を識別可能な識別情報を無線で送信
    可能な第2の機器と、 通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する
    画像出力手段とを備える画像出力システムであって、 前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画
    像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第
    2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合
    は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える
    第2の制限手段とを更に備えたことを特徴とする画像出
    力システム。
  3. 【請求項3】 前記制限は、前記第2の判定手段による
    前記第2の機器が前記通信範囲に位置しないとの判定に
    基づいて解除されることを特徴とする請求項1または2
    記載の画像出力システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の機器が、前記第2の受信手段
    から遠ざかっているか否かを判定する第3の判定手段を
    更に備え、 前記制限は、前記第3の判定手段による前記第2の機器
    が前記第2の受信手段から遠ざかっているとの判定に基
    づいて解除されることを特徴とする請求項1または2記
    載の画像出力システム。
  5. 【請求項5】 前記第3の判定手段は、 前記通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、 前記通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通
    信範囲で前記第2の機器との通信が可能な否かを判断
    し、前記第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認す
    る確認手段と、 を備え、 前記確認手段によって前記通信範囲を繰り返し確認した
    結果に基づいて、前記第2の機器が遠ざかっていると判
    定することを特徴とする請求項4記載の画像出力システ
    ム。
  6. 【請求項6】 機器を識別可能な識別情報を無線で送信
    可能な第1の機器と、 通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える画像出力システムであって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機
    器と、 通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいている
    か否かを判定する第4の判定手段と、 前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の
    受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像
    出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制
    御手段とを更に備えたことを特徴とする画像出力システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記第4の判定手段は、 前記通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、 前記通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通
    信範囲で前記第2の機器との通信が可能な否かを判断
    し、前記第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認す
    る確認手段と、 を備え、 前記確認手段によって前記通信範囲を繰り返し確認した
    結果に基づいて、前記第2の機器が近づいていると判定
    することを特徴とする請求項6記載の画像出力システ
    ム。
  8. 【請求項8】 機器を識別可能な識別情報を無線で送信
    可能な第1の機器と、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機
    器と、 通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、 通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前
    記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3
    の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
    させる第2の出力制御手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
    させる第3の出力制御手段と、 を備える画像出力システムであって、 前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する
    識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、
    前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画
    像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに
    備えたことを特徴とする画像出力システム。
  9. 【請求項9】 前記識別情報に基づいて、前記第2の機
    器が予め定められた条件を満たす機器であるか否かを判
    定する第5の判定手段を更に備え、 前記制限制御手段は、前記第5の判定手段によって、前
    記第2の機器が予め定められた条件を満たす機器である
    と判定された場合は、前記制限を加えないことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載の画像出力システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記制限に関する通知情報を前記第1
    の機器または第2の機器に無線で送信する通知手段と、 前記通知手段から送信された通知情報の受信に基づき、
    前記制限に関する報知を実行する第1の機器または第2
    の機器にもうけられた報知手段とを更に備えたことを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像出力シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記制限に対する制限解除指令を送信
    する制限解除手段を更に備え、 前記制限制御手段は、前記制限解除手段から送信された
    制限解除指令に基づき、前記制限を解除することを特徴
    とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像出力シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記識別情報を通信する通信規格は、
    無線LAN規格であることを特徴とする請求項1〜11
    のいずれかに記載の画像出力システム。
  13. 【請求項13】 前記無線LAN規格は、Blueto
    oth規格であることを特徴とする請求項12記載の画
    像出力システム。
  14. 【請求項14】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える画像出力装置であって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前
    記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定
    する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする画像出力装置。
  15. 【請求項15】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段
    と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する
    画像出力手段とを備える画像出力装置であって、 前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画
    像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第
    2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合
    は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える
    第2の制限手段とを更に備えたことを特徴とする画像出
    力装置。
  16. 【請求項16】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える画像出力装置であって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいている
    か否かを判定する第4の判定手段と、 前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の
    受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像
    出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制
    御手段とを更に備えたことを特徴とする画像出力装置。
  17. 【請求項17】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3
    の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 画像を出力する画像出力手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
    させる第2の出力制御手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
    させる第3の出力制御手段と、 を備える画像出力装置であって、 前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する
    識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、
    前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画
    像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに
    備えたことを特徴とする画像出力装置。
  18. 【請求項18】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画
    像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える検出装置であって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前
    記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定
    する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段
    と、 を更に備えたことを特徴とする検出装置。
  19. 【請求項19】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段
    と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 を備える検出装置であって、 外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する
    画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を
    出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の
    機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、
    前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2
    の制限手段とを更に備えたことを特徴とする検出装置。
  20. 【請求項20】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画
    像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、 を備える検出装置であって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいている
    か否かを判定する第4の判定手段と、 前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の
    受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像
    出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制
    御手段とを更に備えたことを特徴とする検出装置。
  21. 【請求項21】 機器を識別可能な識別情報を無線で送
    信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信さ
    れた前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段
    と、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信手段と、 前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3
    の受信手段と、 前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定手段と、 前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、画像を出力する画像出力
    手段に出力させる第2の出力制御手段と、 前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段
    によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報
    が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力
    させる第3の出力制御手段と、 を備える検出装置であって、 前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する
    識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、
    前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画
    像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに
    備えたことを特徴とする検出装置。
  22. 【請求項22】 画像を形成する画像出力装置に、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信する第1の受信処理と、 前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定処理と、 前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置
    に画像を出力させる第1の出力制御処理と、 を実行させるプログラムであって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信する第2の受信処理と、 第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前
    記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定
    する第2の判定処理と、 前記第2の判定処理による前記第2の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段
    による画像の出力に制限を加える第1の制限制御処理
    と、 を更に実行させることを特徴とするプログラム。
  23. 【請求項23】 外部機器からの画像出力指令に基づい
    て画像を出力する画像出力装置に、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信処理と、 前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定処理と、 を実行させるプログラムであって、 前記画像出力装置によって前記画像出力指令に基づく画
    像を出力する際に、前記第2の判定処理によって前記第
    2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合
    は、前記画像出力装置による画像の出力に制限を加える
    第2の制限手段とを更に実行させることを特徴とするプ
    ログラム。
  24. 【請求項24】 画像を出力する画像出力装置に、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信する第1の受信処理と、 前記第1の受信処理が受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定処理と、 前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範
    囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置
    に画像を出力させる第1の出力制御処理と、 を実行させるプログラムであって、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信可能な第2の受信処理と、 前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいている
    か否かを判定する第4の判定処理と、 前記第4の判定処理による前記第2の機器が前記第2の
    受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像
    出力装置による画像の出力に制限を加える第3の制限制
    御処理とを更に実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  25. 【請求項25】 画像を出力する画像出力装置に、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信する第1の受信処理と、 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範
    囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報
    を、無線で受信する第2の受信処理と、 前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3
    の受信処理と、 前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第1の判定処理と、 前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づい
    て、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否か
    を判定する第2の判定処理と、 前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範
    囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理
    で受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連
    付けられている画像を、前記画像出力装置に出力させる
    第2の出力制御処理と、 前記第2の判定処理で前記第2の機器が前記通信範囲に
    位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受
    信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付け
    られている画像を、前記画像出力装置に出力させる第3
    の出力制御処理と、 を実行させるプログラムであって、 前記第3の受信処理による、前記第2の機器を識別する
    識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、
    前記画像出力処理及び前記第2の出力制御処理による画
    像の出力に制限を加える第4の制限制御処理とをさらに
    実行させることを特徴とするプログラム。
  26. 【請求項26】 請求項22〜25のいずれかに記載の
    プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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