JP2003290504A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003290504A
JP2003290504A JP2003010380A JP2003010380A JP2003290504A JP 2003290504 A JP2003290504 A JP 2003290504A JP 2003010380 A JP2003010380 A JP 2003010380A JP 2003010380 A JP2003010380 A JP 2003010380A JP 2003290504 A JP2003290504 A JP 2003290504A
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Hiroo Watanabe
浩朗 渡辺
Keita Ishizuka
径太 石塚
Motoyuki Fujii
基之 藤井
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示演出の興趣を高めることができる遊技機
を提供すること。 【解決手段】 右上の表示領域3dに表示されるキャラ
クタ図柄の表示態様によって、図柄作動口4を開放して
始動条件が成立し易い当たり状態の決定をすると共に、
表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動表示中
にリーチ演出が行われる場合に、そのリーチ状態が確定
する前に表示領域3dに表示されるキャラクタ図柄に表
示領域3a〜3cの変動表示がリーチ状態になることを
示唆する予告演出(示唆演出)を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンに代表される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、遊技機の一種として、複数種類
の特別図柄等を予め定められた配列で変動表示するため
の表示装置を備えたパチンコ機等が知られている。この
種の遊技機では、例えば、電動チューリップ等で構成さ
れる始動口に球が入賞することに基づいて表示装置にお
いて特別図柄の変動表示を行い、特別図柄の停止時の停
止態様(停止図柄)に応じて、特別遊技状態(大当たり
状態)が導出可能となっている。
【0003】このような遊技機においては、特別遊技状
態を発生させる特別図柄以外に普通図柄と呼ばれる図柄
を用いて変動表示を行い、この普通図柄の停止態様(表
示結果)が予め定められた表示結果と一致した場合(当
たり状態)に、電動チューリップが開放状態となり、球
が始動口に入賞し易い状態となるように構成されてい
る。そして、近年において、表示装置の表示能力向上に
伴い、特別図柄と普通図柄とを一つの表示装置で表示可
能な遊技機等が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
る遊技機において、遊技者は普通図柄より高い遊技価値
が付与される特別図柄の変動表示に注視しているもので
あり、特別図柄の変動表示が行われる表示装置に普通図
柄の変動表示が表示されていると、遊技者は、特別図柄
の変動表示に注視したいにもかかわらず、普通図柄の変
動表示が気になってしまい、普通図柄の変動表示に違和
感を感じていた。また、普通図柄の変動表示は非常に単
純なものであるので(例えば、色またはランプの点滅等
の停止変動)、遊技者に違和感を与えて興趣を低下させ
てしまうという問題点があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、表示演出の興趣を高めることがで
きる遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載の遊技機は、第1識別情報又は第2
識別情報の内、少なくともいずれか一方を表示する表示
手段を含む表示装置と、その表示装置に前記第1識別情
報又は第2識別情報の内、少なくともいずれか一方の動
的表示を行わせる制御手段とを備え、前記第1識別情報
の動的表示が予め定めた表示結果を現出した場合に所定
の第1遊技価値を付与すると共に、前記第2識別情報の
動的表示が予め定めた結果を現出した場合に所定の第2
遊技価値を付与するものであり、前記第2識別情報は、
前記表示装置内に表示される所定の表示対象に含まれる
ように構成されているものである。なお、所定の表示対
象とは、人物、絵、背景等のキャラクタ画像で構成され
るものである。また、第2識別情報が所定の表示対象に
含まれる構成とは、例えば、第2識別情報が所定の表示
対象と一体的に表示されている場合や、所定の表示対象
の一部に第2識別情報を表示したときに遊技者が違和感
を感じない程度に表示されている場合等が例示される。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機におい
て、前記所定の表示対象は、前記第1識別情報の動的表
示が所定の動的態様となることを示唆する示唆演出を行
う部分と、第2識別情報の変動表示の当否を決定する部
分とで構成されている。請求項3記載の遊技機は、請求
項1又は2記載の遊技機において、前記所定の表示対象
は、通常に実行される第1動的態様と、所定条件が成立
した場合に実行される第2動的態様とを備えており、前
記第2動的態様は、前記第1識別情報の動的表示が所定
の動的態様となることを示唆する示唆演出を行うもので
ある。請求項4記載の遊技機は、請求項1から3のいず
れかに記載の遊技機において、前記制御手段は、前記表
示装置に前記第1識別情報の動的表示の動的態様を指示
する第1動的態様指定指示と、その第1動的態様指定指
示とは別に、前記表示装置に前記第2識別情報の第2動
的表示の動的態様を指示する第2動的態様指定指示とを
備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
【0008】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞するこ
とにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞
口2bが設けられている。また、遊技盤1の中央には、
複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶デ
ィスプレイ(以下単に「LCD」を称す)3が設けられ
ている。このLCD3の表示画面はそれぞれ分割されて
おり、分割された各表示領域において、後述する図柄作
動口4へ球が入賞することに基づく特別図柄の変動表示
と、LCD3の両側に配設されたゲート6へ球が通過す
ることに基づく普通図柄の変動表示とが行われる。
【0009】LCD3の下方には、図柄作動口(第1種
始動口、普通電動役物)4が設けられ、球がこの図柄作
動口4へ入賞することにより、前記したLCD3の変動
表示が開始される。この図柄作動口4は、LCD3にお
いて普通図柄の変動表示が所定の表示結果で終了した場
合に、球が入賞し易いように開放される(普通図柄の当
たり状態)。
【0010】図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大
入賞口)5が設けられている。この特定入賞口5は、L
CD3の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み
合わせの1つと一致する場合に、大当たりとなって、球
が入賞しやすいように所定時間(例えば、30秒経過す
るまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される
入賞口である。
【0011】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開放さ
れる。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値が付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0012】なお、第3種パチンコ遊技機において所定
の遊技価値が付与された状態(特別遊技状態)とは、L
CD3の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み
合わせの1つと一致する場合に、特定入賞口が所定時間
開放されることをいう。この特定入賞口の開放中に、球
がその特定入賞口へ入賞すると、特定入賞口とは別に設
けられた大入賞口が所定時間、所定回数開放される。
【0013】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
に搭載されて実行される各種の制御プログラムや固定値
データ等を記憶したROM12と、MPU11に搭載さ
れて各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリで
あるRAM13とが搭載されている。図8から図13に
示すフローチャートのプログラムは、制御プログラムの
一部としてROM12内に記憶されている。
【0014】RAM13は、送信バッファ13aと、コ
マンドカウンタ13bと、バックアップエリア13c
と、書込禁止フラグ13dと、指定コマンドフラグ13
eとを備えている。
【0015】送信バッファ13aは、LCD3の変動表
示の制御のために、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ送信される制御用コマンドを記憶するためのバッファ
である。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、
この送信バッファ13aも2バイトで構成される。送信
バッファ13aへセット(書き込み)された制御用コマ
ンドは、図13において後述するコマンド送信処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0016】図3は、LCD3の表示画面を5つの表示
領域に分割した様子を示した図である。本実施例の変動
表示は、5分割された5つの表示領域3a,3b,3
c,3d1,3d2のうち、3つの表示領域3a,3
b,3cにおいて、それぞれ矢印方向へスクロールしな
がら行われる。この5分割されたうちの3つの表示領域
3a,3b,3cに対して、図3に示すように、それぞ
れ表示される「図柄1〜図柄3」の3つの図柄番号32
aが付されている。この表示領域3a,3b,3cに表
示される図柄(識別情報)が予め定めた表示結果で変動
表示を終了した場合(例えば、3つの同一図柄の現出)
に、大当たり状態へと遷移する。
【0017】また、右側の表示領域3cの上方部分であ
る右上の表示領域3dには、普通図柄の当たり状態の当
否の決定及び表示領域3a,3b,3cで行われる変動
表示の示唆(予告)演出するキャラクタ図柄(所定の表
示対象)が表示される。このキャラクタ図柄は、その顔
部分、即ち、表示領域3d1に表示される図柄で表示領
域3a,3b,3cの変動表示の示唆演出を行うと共
に、その胴体部分、即ち、表示領域3d2に表示される
図柄で普通図柄の当たり状態の当否を決定している。よ
って、表示領域3d(3d1及び3d2)に表示されて
いるキャラクタ図柄は、表示領域3a,3b,3cの変
動表示の示唆演出を行う表示領域3d1と、普通図柄の
変動表示を行う表示領域3d2とで構成される。
【0018】図2に示すコマンドカウンタ13bは、制
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCD3の表示領域3a〜3c
を示すためのカウンタであり、「1〜4」の範囲で
「1」ずつ更新される。コマンドカウンタ13bの値が
「1〜4」の範囲内にある場合には、そのコマンドカウ
ンタ13bの値に対応する図柄番号32a(図5参照)
の表示領域3a〜3cが指定される。また、コマンドカ
ウンタ13bの値が「4」である場合には、いずれの表
示領域も指定されない。
【0019】バックアップエリア13cは、停電などの
発生により電源が切断された場合、電源の再入時に、パ
チンコ機Pの状態を電源切断前の状態に復帰させるた
め、電源切断時(停電発生時を含む。以下、同様)のス
タックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶し
ておくためのエリアである。このバックアップエリア1
3cへの書き込みは、NMI割込処理(図8参照)によ
って電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア1
3cに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消
による電源入を含む。以下、同様)の初期化処理(S1
2(図10参照))において実行される。
【0020】書込禁止フラグ13dは、前記した送信バ
ッファ13aに表示用制御基板Dへ未送信状態の制御用
コマンドがあるか否かを判断するためのフラグである。
この書込禁止フラグ13dは、送信バッファ13aに制
御用コマンドが書き込まれるとオンされ(図11及び図
12参照)、一方、送信バッファ13aに書き込まれた
制御用コマンドが表示用制御基板Dへ送信されるとオフ
される(図13参照)。よって、この書込禁止フラグ1
3dを設けることによって、表示用制御基板Dへ未送信
状態の制御用コマンドが未だ記憶されている場合に、送
信バッファ13aへの制御用コマンドの上書きが行われ
ないように構成することができる。
【0021】指定コマンドフラグ13eは、後述する普
通図柄設定処理(図12参照)で、主制御基板Cから表
示用制御基板Dへ、表示領域3d2に表示される普通図
柄の変動表示の停止態様を指定する普通図柄指定コマン
ド44,45が送信されたか否かを判断するためのフラ
グである。この指定コマンドフラグ13eは、表示領域
3dに表示される普通図柄の変動表示を開始する普通図
柄変動パターン指定コマンド41〜43が送信バッファ
13aに書き込まれるとオンされ、逆に、普通図柄の変
動表示を停止する普通図柄指定コマンド44,45が送
信バッファ13aに書き込まれるとオフされる(図12
参照)。よって、この指定コマンドフラグ13eを設け
ることによって、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ
普通図柄の変動表示を制御する普通図柄指定コマンド4
4,45を重複して送信することを防ぐことができる。
【0022】MPU11は、バスライン14を介して入
出力ポート15に接続されている。この入出力ポート1
5は、表示用制御基板Dおよび他の入出力装置16と接
続されている。主制御基板Cは、入出力ポート15を介
して、表示用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コ
マンドを送り、それら各装置を制御する。なお、主制御
基板Cと表示用制御基板Dとの接続は、入力および出力
が固定的な2つのバッファ(インバータゲート)17,
28を介して行われているので、主制御基板Cと表示用
制御基板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、
主制御基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行
われ、表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマ
ンド等を送信することはできない。
【0023】表示用制御基板Dは、MPU21と、その
MPU21に搭載されたROM22と、同じくMPU2
1に搭載されたRAM23と、ビデオRAM24と、キ
ャラクタROM25と、画像コントローラ26と、入力
ポート29と、出力ポート27とを備えている。入力ポ
ート29の入力にはインバータゲート28の出力が接続
され、その入力ポート29の出力は、MPU21を接続
するバスラインと接続されている。また、出力ポート2
7の入力には画像コントローラ26が接続され、その出
力ポート27の出力にはLCD3が接続されている。
【0024】表示用制御基板DのMPU21は、主制御
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
D3の(変動)表示を制御するためのものであり、RO
M22には、このMPU21により実行される各種の制
御プログラムや固定値データが記憶されている。図14
及び図16に示すフローチャートのプログラムは制御プ
ログラムの一部としてROM22に記憶されている。
【0025】RAM23は、MPU21による各種プロ
グラムの実行時に使用されるワークデータやフラグが記
憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、コマン
ド受信フラグ23bと、3つの特別図柄1〜3メモリ2
3c〜23eと、普通図柄メモリ13fとを備えてい
る。
【0026】受信バッファ23aは、主制御基板Cから
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCD3の変動表示の制御が行われる。一旦オンされた
コマンド受信フラグ23bは、受信バッファ23aから
制御用コマンドを読み出す際にオフされる。
【0027】特別図柄1〜3メモリ23c〜23eは、
制御用コマンドの一種である特別図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCD3の3つ
の表示領域3a〜3c(図3参照)に対応してそれぞれ
1つ、合計3つの特別図柄1〜3メモリ23c〜23e
が設けられている。主制御基板Cから送信される後述す
る特別図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dが受信
すると、特別図柄1〜3メモリ23c〜23eに記憶さ
れた特別図柄指定コマンド32の図柄コード32bに応
じて、LCD3の各表示領域3a〜3cにそれぞれ特別
図柄が停止表示される(図15参照)。
【0028】普通図柄メモリ23fは、制御コマンドの
一種である普通図柄指定コマンド42のコマンドコード
を記憶するためのメモリである。主制御基板Cから送信
される後述する普通図柄停止コマンド43を表示用制御
基板Dが受信すると、普通図柄メモリ23fに記憶され
た普通図柄指定コマンド42のコマンドコードに応じた
普通図柄がLCD3の表示領域3d2に停止表示される
(図16参照)。
【0029】ビデオRAM24は、LCD3に表示され
る表示データが記憶されるメモリであり、このビデオR
AM24の内容を書き換えることにより、LCD3の表
示内容が変更される。即ち、各表示領域3a〜3dにお
ける図柄の変動表示は、ビデオRAM24の内容が書き
換えられることにより行われる。キャラクタROM25
は、LCD3に表示される図柄などのキャラクタデータ
を記憶するためのメモリである。画像コントローラ26
は、MPU21、ビデオRAM24、出力ポート27の
それぞれのタイミングを調整して、データの読み書きを
介在するとともに、ビデオRAM24に記憶される表示
データをキャラクタROM25を参照して所定のタイミ
ングでLCD3に表示させるものである。
【0030】電源基板30は、パチンコ機Pの駆動電圧
を供給するための基板であると共に、パチンコ機Pの状
態に基づいてバックアップ用電圧の供給、リセット信
号、RAMクリア信号及び停電信号等を出力するもので
ある。主制御基板Cは、この電源基板30から供給され
る5ボルトの駆動電圧により駆動されている。この電源
基板30には、停電等の発生による電源断時に、主制御
基板CのMPU11のNMI端子へ停電信号を出力する
ための回路である停電監視回路30aが設けられてい
る。
【0031】この停電監視回路30aは、電源基板30
から出力される最も大きい電圧である直流安定24ボル
トの電圧を監視し、この電圧が24ボルト未満になった
場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号を出
力するように構成されている。この停電信号の出力によ
って、主制御基板Cは、停電の発生を認識し、停電処理
(NMI割込処理、図9参照)を実行する。なお、電源
基板30は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未
満になった後においても、停電時処理の実行に充分な時
間の間(停電時処理に好適な実行タイミングの待ち時間
を含む)、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正
常値に維持するように構成されているので、主制御基板
Cは、停電時処理を正常に実行することができる。
【0032】クリアスイッチ30bは、主制御基板Cの
RAM13にバックアップされているデータをクリア
(消去)するためのスイッチであり、押しボタンタイプ
のスイッチで構成されている。このクリアスイッチ30
bが押下された状態でパチンコ機Pの電源が投入される
と(停電解消による電源入を含む)、RAMクリア信号
が主制御基板Cへ出力され、RAM13のデータがクリ
アされる。
【0033】次に、図4から図8を参照して、変動表示
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、主に、表示領域3a〜3cに表示される特別図
柄の変動表示を制御するコマンドと、表示領域3d2に
表示される普通図柄の変動表示を制御するコマンドとで
構成される。特別図柄の変動表示を制御するコマンドと
しては、特別図柄変動パターン指定コマンド31と、特
別図柄指定コマンド32と、特別図柄停止コマンド33
とで構成されている。また、表示領域3d2に表示され
る普通図柄の変動表示を制御するコマンドとしては、普
通図柄変動パターン指定1〜3コマンド41〜43と、
普通図柄1,2指定コマンド44,45と、普通図柄停
止コマンド46とで構成されている。なお、これらの制
御用コマンドは2バイトで構成されるので、その1バイ
ト目と2バイト目のコマンドコードを区別するために、
1バイト目のコマンドコードは最上位ビットがセットさ
れ、2バイト目のコマンドコードは最上位ビットがリセ
ットされている。
【0034】図4は、特別図柄変動パターン指定コマン
ド31のコマンドコードと、そのコマンド内容とを示し
た図である。特別図柄変動パターン指定コマンド31
は、変動表示を開始させると共に、変動表示の開始から
終了までの一連の変動パターンを指定するためのコマン
ドである。1バイト目のコマンドコードは、変動表示の
通常モードを示す「C0H」または、短縮モードを示す
「C1H」とされており、各モードでそれぞれ28種類
ずつ、合計56種類の変動パターンが用意されている。
【0035】なお、特別図柄変動パターン指定コマンド
31によって指定される変動表示の制御は、その特別図
柄変動パターン指定コマンド31を受信した表示用制御
基板Dによって行われるので、表示用制御基板Dの制御
プログラムの内容を変更することにより、同一コードの
特別図柄変動パターン指定コマンド31に対する変動表
示の内容を変更することができる。即ち、主制御基板C
の制御プログラムを変更することなく、表示用制御基板
Dの制御プログラムを変更するだけで、変動表示の内容
を変更することができるのである。
【0036】通常の変動表示は、左側、中央および右側
の各表示領域3a,3b,3cにおいて、仮想図柄リー
ル40の配列に基づいて各図柄がスクロールすることに
より行われる。ここで、3つの表示領域3a,3b,3
cにおけるスクロールがすべて停止した時に、大当たり
ライン上に同一図柄が3つ揃った表示状態となれば、所
定の遊技価値(第1遊技価値)が付加される大当たり状
態となる。このため、3つの内2つの表示領域3a,3
b,3cのスクロールが停止した時に、大当たりライン
上に同一図柄が2つ揃っていれば、大当たりを示唆する
表示状態、所謂リーチ状態となる。
【0037】図5(a)は、特別図柄指定コマンド32
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a〜3cがそれぞれ対応付けされている。ま
た、図5(b)は、12種類の図柄コード32bと図柄
名32cとの対応関係を示した図である。
【0038】特別図柄指定コマンド32は、特別図柄変
動パターン指定コマンド31で指定された変動パターン
の変動表示の終了時に、LCD3の各表示領域3a〜3
cにそれぞれ停止表示される図柄を指定するためのコマ
ンドである。特別図柄指定コマンド32は、特別図柄変
動パターン指定コマンド31が送信され変動表示が開始
された後に、LCD3の3つの表示領域3a〜3cのそ
れぞれに対して、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ
送信される。
【0039】この特別図柄指定コマンド32は、特別図
柄変動パターン指定コマンド31と同様に2バイトで構
成されている。特別図柄指定コマンド32の1バイト目
には、図柄1〜3の表示領域3a〜3cを指定するコマ
ンドコードがセットされる。図5(a)に示すように、
例えば、特別図柄指定コマンド32の1バイト目のコマ
ンドコードが「90H」であれば図柄1の表示領域3a
が、「A0H」であれば図柄2の表示領域3bがそれぞ
れ指定される。特別図柄指定コマンド32の2バイト目
には、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜
3の表示領域3a〜3cに停止表示される図柄の図柄コ
ード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示すよ
うに、停止表示される図柄が「タイ」である場合には
「10H」が、「トリ」である場合には「11H」が、
・・・、「カニ」である場合には「1BH」が、それぞ
れ特別図柄指定コマンド32の2バイト目のコードとし
てセットされる。
【0040】表示用制御基板Dは、特別図柄指定コマン
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、特別図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
【0041】なお、変動表示が大当たりとなるか否か
は、この特別図柄指定コマンド32で指定される図柄に
よる。即ち、大当たりが発生した場合には、主制御基板
Cから大当たりを構成する組み合わせの特別図柄指定コ
マンド32が送信されるのである。よって、表示用制御
基板Dでは、大当たりかはずれであるかを全く考慮する
ことなく、特別図柄変動パターン指定コマンド31で指
定されたパターンの変動表示を、特別図柄指定コマンド
32で指定された停止図柄で終了するように、変動表示
の演出を行うのである。
【0042】図5(c)は、特別図柄停止コマンド33
のコマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図で
ある。特別図柄停止コマンド33は、指定した図柄番号
32aの表示領域3a〜3cで変動表示されている図柄
を停止表示(確定)させるためのコマンドである。表示
用制御基板Dが特別図柄停止コマンド33を受信する
と、その特別図柄停止コマンド33によって指定される
表示領域3a〜3cに特別図柄指定コマンド32によっ
て既に指定されている停止図柄が停止表示され、その表
示領域3a〜3cの図柄が確定する。即ち、特別図柄停
止コマンド33で指定された表示領域3a〜3cの変動
表示が終了する。特別図柄停止コマンド33によって、
3つすべての表示領域3a〜3cの図柄が確定すると、
特別図柄変動パターン指定コマンド31によって開始さ
れた一連の変動パターンの変動表示が終了する。
【0043】表示用制御基板Dは、特別図柄変動パター
ン指定コマンド31と特別図柄指定コマンド32との内
容を考慮しつつ、変動表示終了のタイミングで特別図柄
指定コマンド32によって指定された図柄が該当する表
示領域3a〜3cに表示されるように、変動表示の高速
変動中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主
制御基板Cは、特別図柄変動パターン指定コマンド31
で指定した変動表示の変動パターンが終了するタイミン
グを見計らって、特別図柄停止コマンド33を表示用制
御基板Dへ送信するように制御している。よって、特別
図柄停止コマンド33による図柄の停止表示(確定)
は、遊技者に違和感を与えることなく、スムースに行わ
れる。
【0044】なお、主制御基板Cからの特別図柄停止コ
マンド33の送信タイミングが速まった結果、特別図柄
変動パターン指定コマンド31で指定した変動パターン
の終了前であるにも拘わらず、表示用制御基板Dが特別
図柄停止コマンド33を受信した場合には、表示用制御
基板Dは、変動パターンの終了前であっても、既に特別
図柄指定コマンド32で指定されている停止図柄を該当
する表示領域3a〜3cの中央に停止表示し、その表示
領域3a〜3cの図柄を確定する。
【0045】図6は、仮想図柄リール40の構成を模式
的に示した図であり、LCD3の左側、中央および右側
の表示領域3a,3b,3cで変動表示される仮想図柄
リール40の構成が模式的に図示されている。図6に示
すように、仮想図柄リール40には、12種類の図柄が
「タイ」,「トリ」,「カッパ」,・・・,「カニ」の
順に配列されており、最終の「カニ」の図柄の次には、
先頭の図柄に戻って「タイ」,「トリ」,「カッパ」,
・・・の各図柄が配列される。仮想図柄リール40は、
かかる図柄の配列順に、LCD3の各表示領域3a,3
b,3cで変動表示される。
【0046】図7は、表示領域3d2に表示される普通
図柄に関する制御用コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。なお、図7(c)及
び図7(d)は、普通図柄の表示態様を模式的に示した
図である。
【0047】図7(a)は、普通図柄変動パターン指定
コマンド41〜43のコマンドコードとコマンド内容と
を示した図である。普通図柄変動パターン指定コマンド
41〜43は、普通図柄図柄の変動表示を開始させると
共に、その変動表示の開始から終了までの変動時間を指
定するためのコマンドである。この普通図柄変動パター
ン指定コマンド41〜43は、2バイトで構成され、1
バイト目のコマンドコードは「CAH」とされている。
図7(a)に示すように3種類の変動パターンが用意さ
れており、例えば、2バイト目のコマンドコードが「0
1H」である場合は、普通図柄の変動表示の変動時間を
「28504.064ms」で行う普通図柄変動パター
ン指定1コマンド41が指定されている。
【0048】図7(b)は、普通図柄指定コマンド4
4,45のコマンドコードとそのコマンド内容とを示し
た図である。普通図柄指定コマンド44,45は、普通
図柄変動パターン指定コマンド41〜43で指定された
変動パターンの変動表示の終了時に、表示領域3dに停
止表示される普通図柄を指定するためのコマンドであ
る。普通図柄指定コマンド44,45は、主制御基板C
から表示用制御基板Dへ普通図柄変動パターン指定コマ
ンド41〜43が送信されて変動表示が開始された後に
送信される。なお、指定コマンドフラグ13eがオフさ
れている場合は、普通図柄指定コマンド44,45は送
信されない(図12参照)。
【0049】この普通図柄指定コマンド44,45は、
普通図柄変動パターン指定コマンド41〜43と同様に
2バイトで構成されている。普通図柄指定コマンド4
4,45の1バイト目のコマンドコードは「9AH」と
されている。2バイト目のコマンドコードが「10H」
である場合は、普通図柄の変動表示が停止するとき表示
領域3d2に「ゲンさん(1)」を表示する(図7
(c)参照)。なお、この「ゲンさん(1)」が表示さ
れた場合は、前記した図柄作動口4が開放されて球が入
賞し易い状態、所謂、当たり状態となる。
【0050】一方、2バイト目のコマンドコードが「1
1H」である場合は、普通図柄の変動表示が停止すると
き表示領域3d2に「ゲンさん(2)」を表示する(図
7(d)参照)。なお、この「ゲンさん(2)」が表示
された場合は、図柄作動口4が開放されない状態、所
謂、ハズレ状態となる。
【0051】図7(e)は、普通図柄停止コマンド46
のコマンドコードとコマンド内容とを示した図である。
普通図柄停止コマンド46は、2バイトで構成され、普
通図柄指定コマンド44,45で指定した普通図柄を表
示領域3d2に停止表示(確定表示)させるためのコマ
ンドである。表示用制御基板Dが普通図柄停止コマンド
46を受信すると、普通図柄指定コマンド44,45で
指定されている「ゲンさん(1)」又は「ゲンさん
(2)」が表示領域3d2に停止表示される。即ち、普
通図柄停止コマンド46により表示領域3d2に表示さ
れる普通図柄の変動表示が終了する。普通図柄停止コマ
ンド46によって表示領域3d2に表示される普通図柄
が確定すると、普通図柄変動パターン指定コマンド41
〜43によって開始された一連の普通図柄の変動表示が
終了する。
【0052】次に、上記のように構成されたパチンコ機
P(主制御基板C及び表示用制御基板D)で実行される
各処理を、図8から図16のフローチャートを参照して
説明する。図8は、停電の発生等によるパチンコ機Pの
電源断時に、主制御基板Cで実行されるNMI割込処理
のフローチャートである。このNMI割込処理により、
停電の発生等による電源断時の主制御基板Cの状態がバ
ックアップエリア13cに記憶される。
【0053】停電の発生等によりパチンコ機Pの電源が
断されると、停電監視回路30aから停電信号(図示せ
ず)が主制御基板CのMPU11のNMI(Non Maskab
le Interrupt)端子へ出力される。すると、MPU11
は、実行中の制御を中断して、図8のNMI割込処理を
開始する。停電信号が出力された後所定時間は、主制御
基板Cの処理が実行可能なように電源基板30から電力
供給がなされており、この所定時間内にNMI割込処理
が実行される。
【0054】NMI割込処理では、まず、各レジスタお
よびI/O等の値をスタックエリアへ書き込み(S
1)、次に、スタックポインタの値をバックアップエリ
ア13cへ書き込んで退避する(S2)。更に、停電発
生情報をバックアップエリア13cへ書き込んで(S
3)、停電の発生等による電源断時の状態を記憶する。
その後、その他停電処理を実行した後(S4)、電源が
完全に断して処理が実行できなくなるまで、処理をルー
プする。
【0055】図9は、パチンコ機Pの主制御基板Cにお
いて実行されるメイン処理のフローチャートである。パ
チンコ機Pの主な制御は、このメイン処理によって実行
される。メイン処理では、まず、割込を禁止した後(S
11)、図10に示す初期化処理を実行する(S1
2)。
【0056】図10は、パチンコ機Pの電源入時に主制
御基板Cのメイン処理の中で実行される初期化処理(S
12)のフローチャートである。この処理では、バック
アップが有効であれば、バックアップエリア13cに記
憶された各データを元の状態に戻し、遊技の制御を電源
が断される前の状態から続行する。一方、バックアップ
が有効でなかったり、或いは、バックアップが有効であ
っても電源入時にクリアスイッチ30bが押下された場
合には、RAMクリア及び初期化処理を実行する。な
お、この初期化処理(S12)は、サブルーチンの形式
で記載されているが、スタックポインタの設定前に実行
される処理なので、実際には、サブルーチンコールされ
ずに、S11の処理後に順に実行される。
【0057】まず、スタックポインタを設定し(S4
1)。クリアスイッチ30bがオンされているか否かを
確認する(S42)。クリアスイッチ30bがオンされ
ていなければ(S42:No)、バックアップが有効で
あるか否かを確認する(S43)。この確認は、RAM
13の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく
記憶されているか否かにより判断する。キーワードが正
しく記憶されていればバックアップは有効であり、逆
に、キーワードが正しくなければバックアップデータは
破壊されているので、そのバックアップは有効ではな
い。バックアップが有効であれば(S43:Yes)、
処理をS45へ移行して、主制御基板Cの各状態を電源
断前の状態に復帰させる。一方、バックアップが有効で
なかったり(S43:No)、或いはクリアスイッチ3
0bがオンされていれば(S42:Yes)、RAMク
リア及び初期化処理を実行して(S44)、RAM13
及びI/O等の各値を初期化し、この初期化処理を終了
する。このS44の処理の終了後は、図9のS13の処
理が実行される。
【0058】S45からの処理では、まず、バックアッ
プエリア13cからスタックポインタの値を読み出し
て、これをスタックポインタへ書き込み、電源断前(停
電前)の状態、即ちNMI割込発生前の状態に戻す(S
45)。その後、バックアップエリア13cへ退避した
各レジスタやI/O等のデータをそのバックアップエリ
ア13cから読み出して、これら各データを元のレジス
タやI/O等へ書き込む(S46)。更に、割込状態を
停電発生時に実行される図8の処理で記憶しておいた電
源断前(停電前)の状態、即ちNMI割込発生前の状態
に戻し(S47)、NMI割込リターンを実行して、処
理を電源断前に実行していたところへ戻して、制御を電
源断前の状態から続行する。
【0059】図9のフローチャートの戻って説明する。
S13の処理ではタイマ割込の設定を行う(S13)。
タイマ割込の設定後は、各割込を許可状態とする(S1
4)。割込の許可後は、特別図柄変動処理(S25)
や、表示データ作成処理(S27)、ランプ・情報処理
(S28)などにより、前回の処理で更新された出力デ
ータを一度に各ポートへ出力するポート出力処理を実行
する(S15)。更に、大当たりを決定するための乱数
カウンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S1
6)を実行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S1
7)。記憶タイマ減算処理は、大当たり判定の保留球が
所定数以上あり、且つ、LCD3において図柄の変動表
示中である場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うも
のである。
【0060】スイッチ監視処理(S18)は、INT割
込で読み込まれた各スイッチの状態に応じて、遊技領域
へ打ち込まれた球の入賞口2や大入賞口5、図柄作動口
4への入賞、更には賞球の払い出し等に関する処理を行
うものである。図柄カウンタ更新処理(S20)では、
LCD3で行われる変動表示の結果、停止表示される図
柄を決定するためのカウンタの更新処理が行われる。ま
た、図柄チェック処理(S21)では、図柄カウンタ更
新処理(S20)で更新されたカウンタの値に基づい
て、特別図柄変動処理(S25)で使用される大当たり
図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが決定され
る。
【0061】その後、普通図柄変動処理(S23)によ
って、前記した普通図柄の変動表示を行うと共に、その
変動表示の結果、当たりが発生した場合には図柄作動口
4を所定時間開放する当たり処理を実行する。その後、
状態フラグをチェックし(S24)、LCD3において
特別図柄の変動開始または変動表示中であれば(S2
4:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S25)によっ
て、球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み取っ
た乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの判定
が行われると共に、LCD3において表示領域3a〜3
cに表示される特別図柄の変動処理を実行する。一方、
状態フラグをチェックした結果、大当たり中であれば
(S24:大当り中)、大入賞口5を開放するなどの大
当たり処理(S26)を実行する。更に、状態フラグを
チェックした結果、特別図柄の変動中でも大当たり中で
もなければ(S24:その他)、S25及びS26の処
理をスキップして、S27の表示データ作成処理へ移行
する。
【0062】表示データ作成処理(S27)では、図柄
の変動表示以外にLCD3に表示されるデモデータやな
どが作成され、ランプ・情報処理(S28)では、保留
球のランプデータをはじめ、各種のランプデータが作成
される。効果音処理(S29)では、遊技の状況に応じ
た効果音データが作成される。なお、これらの表示デー
タ及び効果音データは、前記したポート出力処理(S1
5)やタイマ割込処理によって表示用制御基板Dへ出力
される。
【0063】効果音処理(S29)の終了後は、次のS
15の処理の実行タイミングが到来するまでの残余時間
の間、大当たりを決定するための乱数カウンタの初期値
を更新する乱数初期値更新処理(S30)を繰り返し実
行する。S15〜S29の各処理は定期的に実行する必
要があるので、S31の処理において、前回のS15の
処理の実行からの経過時間をチェックする(S31)。
チェックの結果、前回のS15の処理の実行から所定時
間経過していれば(S31:Yes)、処理をS15へ
移行し、一方、所定時間経過していなければ(S31:
No)、処理をS30へ移行して、乱数初期値更新処理
(S30)の実行を繰り返す。ここで、S15〜S29
の各処理の実行時間は、遊技の状態に応じて変化するの
で、次のS15の処理の実行タイミングが到来するまで
の残余時間は、一定の時間ではない。よって、かかる残
余時間を使用して乱数初期値更新処理(S30)を繰り
返し実行することにより、乱数カウンタの初期値をラン
ダムに更新することができる。
【0064】図11は、図9におけるメイン処理の特別
図柄変動処理(S25)内で実行されるコマンド設定処
理を示したフローチャートである。このコマンド設定処
理は、表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動
表示を制御する制御用コマンドである特別図柄変動パタ
ーン指定コマンド31と、特別図柄指定コマンド32
と、特別図柄停止コマンド33とを、主制御基板Cから
表示用制御基板Dへ送信するために、各コマンド31〜
33を送信バッファ13aへ書き込む(セットする)た
めの処理である。
【0065】コマンド設定処理では、まず、書込禁止フ
ラグ13dがオフされているか否かを確認する(S5
1)。送信バッファ13aに未だ未送信状態の制御用コ
マンドが書き込まれている場合は、書込禁止フラグ13
dがオンされているので(S51:No)、このコマン
ド設定処理を終了する。一方、送信バッファ13aに未
送信状態の制御用コマンドが書き込まれていない場合、
即ち、送信バッファ13aに記憶された制御用コマンド
が表示用制御基板Dへ送信済みの場合は、書込禁止フラ
グ13dがオフされているので(S51:Yes)、次
に、表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動表
示の状態を状態フラグによってチェックする(S5
2)。チェックの結果、特別図柄の変動表示の開始であ
れば(S52:変動開始)、特別図柄変動パターン指定
コマンド31を送信バッファ13aへ書き込み(S5
3)、コマンドカウンタ13bの値を「1」とし(S5
4)、書込禁止フラグ13dをオンして(S55)、こ
のコマンド設定処理を終了する。なお、送信バッファ1
3aへ書き込まれた特別図柄変動パターン指定コマンド
31は、図13において後述するコマンド送信処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0066】S52の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S52:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「3」以下
であるか否かを調べる(S57)。コマンドカウンタ1
3bの値が「3」以下であれば(S57:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する特別図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S58)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「91H」が、コマンドカウンタ
13bの値が「3」であれば「92H」がそれぞれ送信
バッファ13aの上位バイトへ書き込まれる。
【0067】更に、コマンドカウンタ13bの値に対応
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S59)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(表示領域
3a)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード3
2bが、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば
図柄2(表示領域3b)の表示領域に停止表示される図
柄の図柄コード32bが、コマンドカウンタ13bの値
が「3」であれば図柄3(表示領域3c)の表示領域に
停止表示される図柄の図柄コード32bがそれぞれ図5
(b)に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として
「タイ」の図柄が指定される場合には「10H」の図柄
コード32bが、「トリ」の図柄が指定される場合には
「11H」の図柄コード32bが、「カニ」の図柄が指
定される場合には「1BH」の図柄コード32bが、そ
れぞれ指定される。
【0068】S58およびS59の処理によって、2バ
イトの特別図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S60)、書込禁止フラグ13dをオ
ンして(S55)、この処理を終了する。なお、送信バ
ッファ13aへ書き込まれた特別図柄指定コマンド32
は、特別図柄変動パターン指定コマンド31の場合と同
様に、図13に示すコマンド送信処理によって、1バイ
トずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0069】一方、コマンドカウンタ13bの値が
「4」以上であれば(S57:No)、3つ全ての表示
領域3a〜3cについて特別図柄指定コマンド32を送
信したということである。よって、かかる場合には、S
58からS60の各処理をスキップして、この処理を終
了する。
【0070】S52の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、特別図柄の変動表示の終了のタイミング
であれば(S52:変動表示終了)、3つの表示領域3
a〜3cの全図柄を一度に停止表示(確定表示)させる
特別図柄停止コマンド33を送信バッファ13aへ書き
込み(S56)、書込禁止フラグ13dをオンして(S
55)、このコマンド設定処理を終了する。
【0071】図12は、図9におけるメイン処理の普通
図柄変動処理(S23)内で実行される普通図柄設定処
理を示したフローチャートである。この普通図柄設定処
理は、表示領域3d2に表示される普通図柄の変動表示
を制御する制御用コマンドである普通図柄変動パターン
指定コマンド41〜43と、普通図柄指定コマンド4
4,45と、普通図柄停止コマンド46とを、主制御基
板Cから表示用制御基板Dへ送信するために、各コマン
ド41〜43を送信バッファ13aへ書き込む(セット
する)ための処理である。
【0072】普通図柄設定処理では、まず、書込禁止フ
ラグ13dがオフされているか否かを確認する(S6
1)。送信バッファ13aに未だ未送信状態の制御用コ
マンドが書き込まれている場合は、書込禁止フラグ13
dがオンされているので(S61:No)、この普通図
柄設定処理を終了する。一方、送信バッファ13aに未
送信状態の制御用コマンドが書き込まれていない場合、
即ち、送信バッファ13aに記憶された制御用コマンド
が既に表示用制御基板Dへ送信済みの場合は、書込禁止
フラグ13dがオフされているので(S61:Ye
s)、次に、表示領域3d2に表示される普通図柄の変
動表示の状態を状態フラグによってチェックする(S6
2)。チェックの結果、普通図柄の変動表示の開始であ
れば(S62:変動開始)、普通図柄変動パターン指定
コマンド41〜43を送信バッファ13aへ書き込み
(S63)、指定コマンドフラグ13eをオンし(S6
4)、書込禁止フラグ13dをオンして(S65)、こ
の普通図柄設定処理を終了する。なお、送信バッファ1
3aへ書き込まれた制御用コマンドは、図13において
後述するコマンド送信処理処理によって、1バイトずつ
表示用制御基板Dへ送信される。
【0073】S62の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、普通図柄の変動表示中であれば(S6
2:変動表示中)、指定コマンドフラグ13eはオンさ
れているか否かを確認する(S67)。指定コマンドフ
ラグ13eがオンされていれば(S67:Yes)、普
通図柄変動パターン指定コマンド41〜43を送信バッ
ファ13aに書き込んでからその変動表示における普通
図柄指定コマンド44,45を未だ送信バッファ13a
に書き込まれていないということなので、普通図柄指定
コマンド44,45を送信バッファ13aに書き込む
(S68)。普通図柄指定コマンド44,45を送信バ
ッファ13aへ書き込んだ後は、普通図柄指定コマンド
44,45が重複して表示用制御基板Dへ送信されない
ように指定コマンドフラグ13eをオフし(S69)、
書込禁止フラグ13dをオンして(S65)、この普通
図柄設定処理を終了する。
【0074】一方、S67の処理において、指定コマン
ドフラグ13eがオフされていれば、普通図柄変動パタ
ーン指定コマンド41〜43を送信バッファ13aに書
き込んでからその変動表示における普通図柄指定コマン
ド44,45を既に送信バッファ13aへ書き込んだと
いうことなので、S68、S69及びS65の処理をス
キップして、この普通図柄設定処理を終了する。
【0075】S62の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、普通図柄の変動表示の終了のタイミング
であれば(S62:変動表示終了)、普通図柄の変動を
停止表示(確定表示)させる普通図柄停止コマンド46
を送信バッファ13aへ書き込み(S66)、書込禁止
フラグ13dをオンして(S65)、この普通図柄設定
処理を終了する。
【0076】図13は、主制御基板Cで実行されるコマ
ンド送信処理を示したフローチャートである。このコマ
ンド送信処理によって、送信バッファ13aに書き込ま
れた制御用コマンドが表示用制御基板Dへ送信される。
【0077】コマンド送信処理では、まず、書込禁止フ
ラグ13dがオンされているか否かを確認する(S7
1)。書込禁止フラグ13dがオンされている場合は
(S71:Yes)、送信バッファ13aに未だ表示用
制御基板Dへ未送信状態の制御用コマンドが書き込まれ
ているということなので、送信バッファ13aに書き込
まれている制御用コマンドを表示用制御基板Dへ送信し
て(S72)、以後、制御用コマンドを送信バッファ1
3aに書き込み可能にするために、書込禁止フラグ13
dをオフし(S73)、このコマンド送信処理を終了す
る。
【0078】一方、S71の処理において、書込禁止フ
ラグ13dがオフされている場合は(S71:No)、
送信バッファ13aに未送信状態の制御用コマンドは書
き込まれていないということなので、S72及びS73
の処理をスキップして、このコマンド送信処理を終了す
る。
【0079】図14は、表示用制御基板Dの受信割込処
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S81)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S82)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
【0080】図15は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行されるの変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、特別図柄又は普通図柄の変動表
示の制御が行われる。
【0081】まず、コマンド受信フラグ23bがオンさ
れているか否かを確認する(S91)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S91:Yes)、何
らかの制御用コマンドを受信しているので、そのコマン
ド受信フラグ23bをオフした後に(S92)、この制
御用コマンドが表示領域3d2に表示される普通図柄に
関するコマンドが否かを確認する(S93)。確認の結
果、受信バッファ23aに記憶されている制御用コマン
ドが普通図柄に関するコマンドでない場合は(S93:
No)、受信バッファ23aに記憶されている制御用コ
マンドは表示領域3a〜3cに表示される特別図柄に関
するコマンドであるので、受信バッファ23aの上位バ
イトに記憶されているデータにより特別図柄に関する制
御用コマンドの種類を確認する(S94)。
【0082】受信バッファ23aに記憶される制御用コ
マンドの上位バイトが「C0H」または「C1H」であ
れば、その制御用コマンドは特別図柄変動パターン指定
コマンド31である。よって、かかる場合には(S9
4:特別図柄変動パターン指定コマンド)、全ての特別
図柄1〜3メモリ23c〜23eの内容を0クリアした
後(S95)、特別図柄変動パターン指定コマンド31
で指定された変動表示を開始する(S96)。そして、
その変動表示にリーチ演出が行われるか否かを確認する
(S97)。確認の結果、リーチ演出が行われる変動表
示であれば(S97:Yes)、表示領域3d1に表示
される図柄に、表示領域3a〜3cに表示される特別図
柄の変動表示にリーチ演出が行われることをパチンコ機
Pの遊技者に示唆(予告)させる予告演出を行わせる
(S98)。
【0083】S94の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」であれば、その制御用コマンドは特別図柄指
定コマンド32である。よって、かかる場合には(S9
4:特別図柄指定コマンド)、その特別図柄指定コマン
ド32の2バイト目のコマンドである図柄コード42b
を対応する特別図柄1〜3メモリ23c〜23eへ書き
込む(S100)。図5(a)及び図5(b)に示すよ
うに、例えば、受信バッファ23aに記憶される特別図
柄指定コマンド32が「90H,14H」であれば、
「90H」に対応する特別図柄1メモリ23cに、「1
4H(プリンの図柄)」の図柄コード32bが書き込ま
れる。
【0084】その後は、LCD3の表示領域3a〜3c
上で高速に変動されている変動中の特別図柄を、特別図
柄変動パターン指定コマンド31により指定された変動
パターンとその変動パターンの進行状況とを考慮して、
特別図柄1〜3メモリ23c〜23eに記憶される図柄
コード32bの図柄で変動表示が終了するように、変動
中の図柄の差し替えを行う(S101)。例えば、特別
図柄1メモリ23cに「14H」が記憶されている場合
には、図柄1の表示領域3aの変動表示が「14H」の
図柄コード32bである「プリン」の図柄で終了するよ
うに、図柄の差し替えが行われる。
【0085】S94の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは特別図柄停止コマ
ンド33である。よって、かかる場合には(S94:特
別図柄停止コマンド)、表示領域3a〜3cの特別図柄
を確定し(S102)、その表示領域3a〜3cへ該当
する図柄を停止表示する。
【0086】なお、変動表示の終了タイミングの到来前
であっても、特別図柄停止コマンド33を受信した場合
には、その特別図柄停止コマンド33により指示された
表示領域3a〜3cの変動表示を即座に停止(確定)す
る。よって、特別図柄停止コマンド33を受信するタイ
ミングで、変動表示を実際に終了させることができる。
【0087】ここで、S93の処理において、受信バッ
ファ23aに記憶される制御用コマンドが普通図柄に関
するコマンドである場合は(S93:Yes)、表示領
域3d2に表示される普通図柄の変動表示を設定する普
通図柄表示処理(S103)を行う。
【0088】図16は、表示用制御基板Dで実行される
普通図柄表示処理(S103)を示したフローチャート
である。この普通図柄表示処理では、主制御基板Cから
送信された制御用コマンドによって、表示領域3d2に
表示される普通図柄の変動表示が設定される。
【0089】普通図柄表示処理(S103)では、ま
ず、受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドは
普通図柄停止コマンド46か否かを確認する(S11
1)。確認の結果、受信バッファ23aに記憶される制
御用コマンドが普通図柄停止コマンド46であれば(S
111:Yes)、普通図柄メモリ23fに記憶される
普通図柄指定コマンド44,45に応じた普通図柄をL
CD3の表示領域3d2に停止表示して(S117)、
この普通図柄表示処理を終了する。
【0090】一方、受信バッファ23aに記憶される制
御用コマンドが普通図柄停止コマンド46でなければ
(S111:No)、次に、受信バッファ23aに記憶
される制御用コマンドは普通図柄変動パターン指定コマ
ンド41〜43か否かを確認する(S112)。受信バ
ッファ23aに記憶される制御用コマンドが普通図柄変
動パターン指定コマンド41〜43でなければ(S11
2:No)、受信バッファ23aに記憶される制御用コ
マンドは普通図柄指定コマンド44、45のいずれかで
あるということなので、受信バッファ23aに記憶され
る普通図柄指定コマンド44,45の種類を確認する
(S113)。普通図柄指定1コマンド44である場合
には(S113:普通図柄指定1コマンド)、普通図柄
メモリ23fに「ゲンさん(1)」の図柄コードを書き
込み(S114)、一方、普通図柄指定2コマンド45
である場合には(S113:普通図柄指定2コマン
ド)、普通図柄メモリ23fに「ゲンさん(2)」を書
き込む(S115)。なお、S114及びS115の処
理の終了後は、この普通図柄表示処理を終了する。
【0091】また、S112の処理において、受信バッ
ファ23aに記憶される制御用コマンドが普通図柄変動
パターン指定コマンド41〜43であれば(S112:
Yes)、表示領域3d2に表示される普通図柄のの変
動表示を開始する(S116)。なお、S116の処理
の終了後は、この普通図柄表示処理を終了する。
【0092】なお、図15において、S91の処理にお
いてコマンド受信フラグ23bがオフされている場合や
(S91:No)、S97の処理において特別図柄変動
パターン指定コマンド31で指定された変動表示にリー
チ演出が行われない場合(S97:No)、S98,S
101,S102,S103の各処理の実行後は、変動
表示の状況に応じて各処理を実行し(S99)、この変
動表示処理を終了する。このとき、普通図柄指定コマン
ド44で指定された「ゲンさん(1)」を表示領域3d
2に表示している場合が当たり状態となり、前記した図
柄作動口4は球が入賞し易いように開放される。
【0093】次に、図17のタイミングチャートを参照
して、上述の説明に基づく変動表示のタイミングについ
て説明する。図17(a)は、表示領域3a〜3cに表
示される特別図柄の変動表示のタイミングチャートであ
る。主制御基板Cから表示用制御基板Dへ特別図柄変動
パターン指定コマンド31が送信されると、図柄1(表
示領域3a)〜図柄3(表示領域3c)の全ての図柄に
ついて、先の変動開始処理(S96)で決定されたパタ
ーンの変動表示が開始される。この特別図柄変動パター
ン指定コマンド31に続いて、高速変動の最中に、特別
図柄指定コマンド32が3つの表示領域3a〜3cに対
して順に送信される。特別図柄指定コマンド32が表示
用制御基板Dによって受信されると、その特別図柄指定
コマンド32により指定される停止図柄に合わせて、高
速変動中に図柄の差し替えが行われる。
【0094】その後、特別図柄変動パターン指定コマン
ド31で指定された変動パターンで、表示用制御基板D
によって特別図柄の変動表示が継続され、変動表示の終
了タイミングで、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ、3つの全図柄を一度に停止表示(確定)させる特別
図柄停止コマンド33(80H,0AH(図5(c)参
照))が送信される。この特別図柄停止コマンド33が
表示用制御基板Dにより受信されると、特別図柄変動パ
ターン指定コマンド31によって開始された一連の変動
表示が終了する。変動表示の終了後は、所定時間の経過
により、各表示領域3a〜3cに停止表示されている特
別図柄指定コマンド32で指定した停止図柄の表示が別
の表示に切り替えられる。
【0095】図17(b)は、表示領域3dに表示され
る普通図柄の変動表示のタイミングチャートである。主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ普通図柄変動パター
ン指定コマンド41〜43が送信されると、表示領域3
d2の図柄について、先の変動開始処理(S116)で
決定されたパターンの変動表示が開始される。この普通
図柄変動パターン指定コマンド41〜43に続いて、高
速変動の最中に、普通図柄指定コマンド44,45のい
ずれかが表示領域3d2に対して送信される。普通図柄
指定コマンド44,45が表示用制御基板Dによって受
信されると、その普通図柄指定コマンド44,45によ
り指定される停止図柄に合わせて、高速変動中に図柄の
差し替えが行われる。
【0096】その後、普通図柄変動パターン指定コマン
ド41〜43で指定された変動パターンで、表示用制御
基板Dによって普通図柄の変動表示が継続され、変動表
示の終了タイミングで、主制御基板Cから表示用制御基
板Dへ、普通図柄を停止表示(確定)させる普通図柄停
止コマンド46(「8AH,0AH」(図7(e)参
照))が送信される。この普通図柄停止コマンド46が
表示用制御基板Dにより受信されると、普通図柄変動パ
ターン指定コマンド41〜43によって開始された一連
の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定時間
の経過により、表示領域3dに停止表示されている普通
図柄指定コマンド44,45で指定した停止図柄の表示
が別の表示に切り替えられる。
【0097】なお、特別図柄または普通図柄の変動表示
の終了タイミングが到来する前に、表示用制御基板Dが
特別図柄停止コマンド33または普通図柄停止コマンド
46を受信した場合には、特別図柄変動パターン指定コ
マンド31または普通図柄変動パターン指定コマンド4
1〜43で指定された変動表示の終了タイミングが到来
していなくても、特別図柄指定コマンド32または普通
図柄指定コマンド44,45により指定された停止図柄
を、指定された表示領域3a〜3c又は表示領域3d2
へ、即座に、停止表示する。かかる制御により、特別図
柄停止コマンド33または普通図柄停止コマンド46の
送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終了さ
せることができるのである。
【0098】次に、図18及び図19を参照して、図1
6の普通図柄表示処理の具体例について説明する。図1
8及び図19で図示するように、本実施例では、右上の
表示領域3dに表示されるキャラクタ図柄のうち、胴体
部分の表示領域3d2によって、図柄作動口4を開放し
て始動条件が成立し易い当たり状態の決定をすると共
に、キャラクタ図柄の顔部分の表示領域3d1によっ
て、表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動表
示の示唆(予告)演出を行わせるものである。
【0099】従来、変動表示の表示結果如何で大入賞口
5等が開放される特別図柄が表示されるLCD3に、変
動表示の表示結果如何で図柄作動口4等を開放する普通
図柄(本実施例では、キャラクタ図柄の胴体部分の表示
領域3d2)を表示する場合、特別図柄の変動表示と普
通図柄の変動表示とは何ら関係がなく、それぞれ単独に
変動表示していた。また、遊技者は直接的に遊技価値を
高める特別図柄の変動表示に注視しているため、特別図
柄の変動表示と表示領域を区画して普通図柄を表示した
場合、遊技者は遊技に対して違和感を感じてしまってい
た。
【0100】しかし、本実施例によれば、表示領域3a
〜3cに表示される特別図柄の変動表示がリーチ演出を
発生する場合、そのリーチ演出が現出する前に表示領域
3d1に表示されるキャラクタ図柄の顔部分に通常とは
異なる表示態様を表示することにより、特別図柄の変動
表示でリーチ演出が現出することを示唆する予告演出を
行わせることができる。また、表示領域3d2に表示さ
れるキャラクタ図柄の胴体部分に普通図柄の当否の判定
結果を表示するように構成する。よって、一見すると1
のキャラクタ図柄で、特別図柄の変動表示と普通図柄の
変動表示とを行うことによって、特別図柄の変動表示と
普通図柄の変動表示とを関連付けることができる。従っ
て、特別図柄の変動表示が行われるLCD3に普通図柄
を表示した場合でも遊技者に違和感を与えることなくス
ムースな表示演出を行うことができるのである。
【0101】図18(a)は、表示領域3aに図柄が停
止して、表示領域3bおよび表示領域3cの仮想図柄リ
ール40がスクロールしている状態の画面を示した図で
ある。表示領域3aにおいて、「タイ」の図柄が停止し
て表示されている。このとき、表示領域3d1のキャラ
クタ図柄の顔部分は通常の表情(表示態様)である。ま
た、表示領域3d2のキャラクタ図柄の胴体部分は左手
の指を動かして寿司を握っている状態であり、この時点
で普通図柄の変動表示が開始されている。
【0102】図18(b)は、図18(a)の状態から
表示領域3cの図柄が停止する直前の画面を示した図で
あり、表示領域3d1に表示されるキャラクタ図柄の顔
部分が歯を食いしばっている表情(通常とは異なる表示
態様)が表示されている。なお、表示領域3d2のキャ
ラクタ図柄の胴体部分は左手の指を動かして寿司を握っ
ている状態が表示されている。従って、遊技者は、表示
領域3d1の表示態様を確認することによって、表示領
域3cに「タイ」の図柄が停止表示してこの変動表示に
おいてリーチ演出が行われることを予想することができ
る。
【0103】図18(c)は、図18(b)の状態から
表示領域3cのスクロールが停止して、表示領域3a及
び表示領域3cに「タイ」の図柄が表示されて、その特
別図柄の変動表示においてリーチ状態が発生した画面を
示している。この図18(c)では、表示領域3a〜3
cに表示される特別図柄が通常の変動表示の状態と比較
して拡大して表示されると共に、表示領域3dに表示さ
れるキャラクタ図柄が通常の変動表示の状態とは縮小さ
れて表示されている。
【0104】遊技者は、直接的に遊技者にとって遊技価
値が高くなる特別図柄での大当たり状態を期待している
ため、特別図柄の大当たり状態に比べて遊技価値が低い
普通図柄より特別図柄の変動表示を注視している。よっ
て、表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動表
示に大当たり状態が付与される可能性があるリーチ状態
が現出した場合に、特別図柄の変動表示が行われる表示
領域3a〜3cを拡大表示し、普通図柄の変動表示が行
われる表示領域3d2を含むキャラクタ図柄3dを縮小
表示することで、遊技者に特別図柄の変動表示を見易く
することができると共に、普通図柄が特別図柄の変動表
示の表示演出を妨害することを防ぐことができるのであ
る。なお、この状態において、表示領域3d2に表示さ
れるキャラクタ図柄の胴体部分は、左手の指を動かして
寿司を握っている様子が表示されている。
【0105】図19(d−1)及び図19(d−2)
は、図18(c)の状態から表示領域3dに表示される
普通図柄の変動表示が停止表示された画面を示した図で
あり、図19(d−1)は普通図柄指定コマンド45
(「9AH、10H」)によって指定された画面であ
り、図19(d−2)は普通図柄指定コマンド44
(「9AH、11H」)によって指定された画面であ
る。よって、前記した通り、図19(d−2)が普通図
柄の変動表示の当たり状態となり、図柄作動口4が開放
されて、遊技者に所定の遊技価値が付与される。
【0106】この図19(d−1)及び図19(d−
2)において、図柄作動口4の開放(当たり状態)等の
遊技価値を付与する部分を、キャラクタ図柄全体と比較
して小さく表示されている。普通図柄での当たり状態
は、所定時間の間(例えば、1秒)図柄作動口4が開放
され、その開放が所定回数(例えば、3回)行われるも
のである。このため、遊技者が当たり状態を認識した場
合に、図柄作動口4が開放される所定時間を狙って遊技
を行い、その所定時間以外において球を遊技盤1内へ打
ち込まない状態、所謂、止め打ちを行ってしまい、その
止め打ちを行った分、遊技場(ホール)の利益を減少さ
せてしまうという問題点があった。しかし、本実施例の
パチンコ機Pによれば、普通図柄の当たり状態の付与を
決定する部分を、キャラクタ図柄全体と比較して小さく
表示する。よって、遊技者に当たり状態の当否を認識し
難くすることができるので、遊技者に止め打ち等で遊技
を中断させることなく常に遊技を行わせることができる
ので、遊技場に利益を減少させることなく適切な利益を
提供することができる。
【0107】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0108】例えば、本実施例では表示領域3dにキャ
ラクタ図柄を表示して、そのキャラクタ図柄の部分部分
の表示結果又は表示態様によって、当たり状態等を遊技
者に報知、または、表示領域3a〜3cに表示される特
別図柄の変動表示の予告演出を行っていた。これに代え
て、表示領域3a〜3cに表示される特別図柄の変動表
示の背景部分(LCD3の奥側)の全体をキャラクタ図
柄とし、その背景部分の一部分を普通図柄としても良
い。特別図柄の変動表示が行われる背景部分を普通図柄
とすることにより、遊技者に違和感を与えることなく、
スムースな表示演出を行うことができる。
【0109】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した
遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良
い。
【0110】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に
図柄を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手
段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が
開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の
操作に起因して、或いは、所定時間経過することによ
り、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特
定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特
別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え
たスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイ
ン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0111】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記所定の表示対象は、前記第1
識別情報の動的表示が所定の動的態様となることを示唆
する示唆演出を行う部分と、第2識別情報の変動表示の
当否を決定する部分とで構成されていることを特徴とす
る遊技機1。従来、第2識別情報(普通図柄)を第1識
別情報(特別図柄)の動的表示が行われる表示装置に表
示する場合、第2識別情報は、第1識別情報の動的表示
とは何ら関係がなく、第1識別情報の動的表示と、第2
識別情報の動的表示とがそれぞれ独立して動的表示され
ていた。しかし、遊技機1によれば、所定の表示対象の
一部分に第2識別情報を表示すると共に、その所定の表
示対象の他の部分に、第1識別情報の動的表示が所定の
動的態様(例えば、リーチ表示等)となることを示唆す
る示唆演出(予告表示)を行わせる。よって、所定の表
示対象に第2識別情報と第1識別情報とを含めることに
よって関連性をもたせることができるので、遊技のバリ
エーションを豊富にすることができる。
【0112】請求項1記載の遊技機又は遊技機1におい
て、前記所定の表示対象は、通常に実行される第1動的
態様と、所定条件が成立した場合に実行される第2動的
態様とを備えており、前記第2動的態様は、前記第1識
別情報の動的表示が所定の動的態様となることを示唆す
る示唆演出を行うものであることを特徴とする遊技機
2。従来、第2識別情報(普通図柄)を第1識別情報
(特別図柄)の動的表示が行われる表示装置に表示する
場合、第2識別情報は、第1識別情報の動的表示とは何
ら関係がなく、第1識別情報の動的表示と、第2識別情
報の動的表示とがそれぞれ独立して動的表示されてい
た。しかし、遊技機2によれば、所定の表示対象の一部
分に第2識別情報を表示すると共に、その所定の表示対
象の他の部分に、第1識別情報の動的表示が所定の動的
態様(例えば、リーチ表示等)となることを示唆する示
唆演出(予告表示)を行わせる。よって、いずれかの一
部分で第2識別情報を表示する所定の表示対象の他の部
分に第1識別情報の動的表示の動的態様を示唆させる示
唆機能をもたせることができ、所定の表示対象に第2識
別情報と第1識別情報とを含めることによって関連性を
もたせることができるので、遊技のバリエーションを豊
富にすることができる。
【0113】なお、リーチ表示とは、例えば、複数の識
別情報からなる識別情報列が予め定めた識別情報の組み
合わせで停止して特別遊技状態(大当たり状態)が付与
される遊技機において、少なくとも1の識別情報列を残
して他の識別情報列が停止演出されて、その停止演出で
現出表示される識別情報が特別遊技状態を付与する組み
合わせの一部分を構成し、残りの1の識別情報列の表示
結果如何によって特別遊技状態が付与されることを示唆
する表示である。また、示唆演出とは、例えば、識別情
報の第1動的表示の途中で予め定めた識別情報が表示装
置に表示現出して、その動的表示がリーチ表示または特
別遊技状態に発展することを示唆する演出である。更
に、特別遊技状態とは、例えば、球、コイン若しくはメ
ダル等の有価価値を有する遊技媒体が遊技者に付与され
易くなる大当たり状態、特別遊技状態の発生確率が通常
状態より高確率とされる確率変動状態、又は、始動条件
の成立が通常状態より容易にされると共に1の第1動的
表示に要する時間が短縮されて特別遊技状態が付与され
易い時間短縮状態等が例示される。
【0114】請求項1記載の遊技機または遊技機1若し
くは2において、前記制御手段は、前記第1識別情報の
動的表示が所定の動的態様となるか否かを判断する判断
手段と、その判断手段により前記第1識別情報の動的表
示が所定の動的態様になると判断された場合に、前記所
定の表示対象のいずれかの部分に前記示唆演出を行わせ
る示唆演出実行手段とを備えていることを特徴とする遊
技機3。判断手段により第1識別情報の動的表示が所定
の動的態様(例えば、リーチ表示等)となると判断され
た場合に、示唆演出実行手段により所定の表示対象のい
ずれかの部分に第1識別情報の動的表示が所定の動的態
様となることを示唆する示唆演出(予告表示)を行わせ
る。よって、いずれかの表示部分で第2識別情報の動的
表示を行う所定の表示対象と、第1識別情報とに関連性
をもたせることができるので、遊技のバリエーションを
豊富にすることができる。
【0115】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記第1識別
情報の動的表示が行われる表示領域と略等しい表示領域
で、前記第2識別情報が表示される表示領域を表示可能
に構成することを特徴とする遊技機4。従来、第2識別
情報(普通図柄)を第1識別情報(特別図柄)の動的表
示が行われる表示装置に表示する場合、第1識別情報の
動的表示を遊技者に認識させ易くするために、第1識別
情報の表示領域に比べて小さな表示領域で第2識別情報
を表示し、更に、その第2識別情報を表示装置の表示領
域の一端部分に表示していた。よって、遊技者は第2識
別情報の動的表示を認識し難い場合があった。しかし、
遊技機4によれば、第2識別情報所定の表示領域と第1
識別情報の動的表示が行われる表示領域とを略等しくす
ることで、第2識別情報を表示装置に大きく表示するこ
とができる。よって、遊技者に第2識別情報の動的表示
を認識させ易くすることができる。
【0116】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記第1識別
情報の動的表示が行われる表示領域内に、前記第2識別
情報を表示可能に構成することを特徴とする遊技機5。
従来、第2識別情報(普通図柄)を第1識別情報(特別
図柄)の動的表示が行われる表示装置に表示する場合、
第1識別情報の動的表示を遊技者に認識させ易くするた
めに、第1識別情報の表示領域に比べて小さな表示領域
で第2識別情報を表示し、更に、その第2識別情報を表
示装置の表示領域の一端部分に表示していた。よって、
遊技者は第2識別情報の動的表示を認識し難い場合があ
った。しかし、遊技機5によれば、第1識別情報の動的
表示が行われる表示領域内に第2識別情報を表示可能に
構成することで、第2識別情報を表示装置に大きく表示
することができる。よって、遊技者に第2識別情報の動
的表示を認識させ易くすることができる。
【0117】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記第1識別
情報の動的表示が行われる表示領域と少なくとも一部分
が重複する表示領域に、前記第2識別情報を表示可能に
構成することを特徴とする遊技機6。従来、第2識別情
報(普通図柄)を第1識別情報(特別図柄)の動的表示
が行われる表示装置に表示する場合、第1識別情報の動
的表示を遊技者に認識させ易くするために、第1識別情
報の表示領域に比べて小さな表示領域で第2識別情報を
表示し、更に、その第2識別情報を表示装置の表示領域
の一端部分に表示していた。よって、遊技者は第2識別
情報の動的表示を認識し難い場合があった。しかし、遊
技機6によれば、第1識別情報の動的表示が行われる表
示領域と少なくとも一部分が重複する表示領域に第2識
別情報を表示可能に構成することで、第2識別情報を表
示装置に大きく表示することができる。よって、遊技者
に第2識別情報の動的表示を認識させ易くすることがで
きる。
【0118】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
6のいずれかにおいて、前記第2識別情報は、前記第1
識別情報の動的表示が行われる表示領域の背景部分に、
その背景部分に対応した形態で表示されるものであるこ
とを特徴とする遊技機7。従来、第2識別情報(普通図
柄)を第1識別情報(特別図柄)の動的表示が行われる
表示装置に表示する場合、第1識別情報の動的表示の邪
魔にならないよう、第1識別情報に比べて小さく表示さ
れていた。また、第1識別情報の動的表示と区画して表
示していたため、遊技を行う遊技者が第2識別情報自体
に違和感を感じてしまう場合があった。しかし、遊技機
7によれば、第2識別情報を第1識別情報の動的表示が
行われる表示領域の背景部分、即ち、第1識別情報の動
的表示が行われる表示領域の奥側に第2識別情報を表示
することにより、第2識別情報を大きく表示することが
できる。また、第1識別情報の動的表示が行われる表示
領域の背景部分に、第2識別情報を背景部分に対応(適
応)した形態で表示することにより、第2識別情報と第
1識別情報とを同じ表示装置で表示した場合でも遊技者
に違和感を与えることなくスムースな表示演出を行うこ
とができる。なお、第2識別情報の背景部分に対応した
形態とは、背景部分の表示態様から示唆、派生又は関連
する形態であり、例えば、背景部分が「海」である場合
に、第2識別情報を「魚」で表示する形態等が例示され
る。
【0119】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
7のいずれかにおいて、前記第2識別情報の表示領域
は、前記第1識別情報の表示領域の変更に基づいて変更
されるものであることを特徴とする遊技機8。遊技者
は、直接的に遊技者にとって遊技価値が高くなる特別遊
技状態を期待しているため、第2識別情報の動的表示よ
り第1識別情報の動的表示を常に注視している。よっ
て、第1識別情報の表示領域が変更された場合に第2識
別情報の表示領域を変更することにより、第2識別情報
が第1識別情報の動的表示の表示演出を妨害することを
防止することができる。
【0120】遊技機8において、前記第2識別情報の表
示領域は、前記第1識別情報の動的表示が所定の動的態
様を現出した場合に変更されるものであることを特徴と
する遊技機9。遊技者は、直接的に遊技者にとって遊技
価値が高くなる特別遊技状態を期待しているため、第2
識別情報の動的表示より第1識別情報の動的表示を常に
注視している。よって、遊技者が注視する第1識別情報
の動的表示が所定の動的態様(例えば、リーチ表示等)
を現出した場合に、その所定の動的態様が見易くなるよ
うに第2識別情報の表示領域を変更する。従って、第1
識別情報の動的表示の所定の動的態様を遊技者に見易く
することができる。
【0121】遊技機4から9のいずれかにおいて、前記
表示装置は、前記第2遊技価値の付与の当否を、前記所
定の表示対象の一部分の表示で告知するものであること
を特徴とする遊技機10。従来の遊技機において、第2
識別情報による第2遊技価値が付与された場合は、例え
ば、所定時間の間及び所定回数、始動条件の成立が通常
状態より容易にされるように構成されていた。このた
め、遊技者が第2遊技価値の付与を認識してしまった場
合、始動条件の成立が通常よりも容易にされる所定時間
を狙って遊技を行う一方、その所定時間以外には遊技を
中断(例えば、いわゆる「止め打ち」等)してしまい、
遊技場の利益を減少させていた。しかし、遊技機10に
よれば、第2遊技価値の付与の当否を、所定の表示対象
の一部分の表示で告知する。よって、遊技者に所定の表
示対象における第2遊技価値の付与の当否を認識し難く
することで、遊技者に遊技を中断させることなく常に遊
技を行わせることができるので、遊技場の利益を減少さ
せることなく適切な利益を提供することができる。
【0122】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
10のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記表示装
置に前記第1識別情報の動的表示の動的態様を指示する
第1動的態様指定指示と、その第1動的態様指定指示と
は別に、前記表示装置に前記第2識別情報の第2動的表
示の動的態様を指示する第2動的態様指定指示とを備え
ていることを特徴とする遊技機11。第1動的態様指定
指示と第2動的態様指定指示との2つの指定指示で第1
識別情報の動的表示と第2識別情報の第2動的表示とを
個別に制御することにより、第1識別情報の動的表示と
第2識別情報の動的表示とを同期させる等の制御が不要
になり、制御を煩雑にすることなく、スムースな制御で
表示装置に第1識別情報と第2識別情報とを表示するこ
とができる。
【0123】遊技機11において、前記制御手段は、前
記第1動的態様指定指示で指定された前記第1識別情報
の動的表示が前記所定の動的態様を現出する場合に、前
記所定の表示対象に前記示唆演出を行わせることを特徴
とする遊技機12。第1動的態様指定指示により指定さ
れた第1識別情報の動的表示に所定の動的態様(例え
ば、リーチ表示等)が現出する場合に、所定の表示対象
に示唆演出(予告表示)を行わせる。よって、第2識別
情報を含む所定の表示対象と、第1識別情報とに関連性
をもたせることができるので、遊技のバリエーションを
豊富にすることができる。
【0124】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機
であることを特徴とする遊技機13。中でも、パチンコ
遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操
作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射
し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に
入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、
表示装置において動的表示されている識別情報が所定時
間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊
技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設さ
れた可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放さ
れて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値
(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ
等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0125】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機14。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、
停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、
或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的
表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別
情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた
遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル
等が代表例として挙げられる。
【0126】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機
とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴
とする遊技機15。中でも、融合させた遊技機の基本構
成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動
的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を
備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起
因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例
えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定
時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止さ
れ、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であるこ
とを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発
生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体とし
て球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始
に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生
に際しては多くの球が払い出されるように構成されてい
る遊技機」となる。
【0127】
【発明の効果】 請求項1記載の遊技機によれば、所定
の表示対象は、第2識別情報の動的表示に基づく第2動
的態様に加え、第1識別情報の動的表示に基づく第1動
的態様を備えている。よって、所定の表示対象の動的態
様を多彩にし、遊技の興趣を向上させることができる。
請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機
の奏する効果に加え、所定の表示対象の一部分に第2識
別情報を表示すると共に、その所定の表示対象の他の部
分に、第1識別情報の動的表示が所定の動的態様(例え
ば、リーチ表示等)となることを示唆する示唆演出(予
告表示)を行わせる。よって、所定の表示対象に第2識
別情報と第1識別情報とを含めることによって関連性を
もたせることができるので、遊技のバリエーションを豊
富にすることができる。請求項3記載の遊技機によれ
ば、請求項1又は2に記載の遊技機の奏する効果に加
え、所定の表示対象の一部分に第2識別情報を表示する
と共に、その所定の表示対象の他の部分に、第1識別情
報の動的表示が所定の動的態様(例えば、リーチ表示
等)となることを示唆する示唆演出(予告表示)を行わ
せる。よって、いずれかの一部分で第2識別情報を表示
する所定の表示対象の他の部分に第1識別情報の動的表
示の動的態様を示唆させる示唆機能をもたせることがで
き、所定の表示対象に第2識別情報と第1識別情報とを
含めることによって関連性をもたせることができるの
で、遊技のバリエーションを豊富にすることができると
いう効果がある。請求項4記載の遊技機によれば、請求
項1から3のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加
え、第1動的態様指定指示と第2動的態様指定指示との
2つの指定指示で第1識別情報の動的表示と第2識別情
報の第2動的表示とを個別に制御することにより、第1
識別情報の動的表示と第2識別情報の動的表示とを同期
させる等の制御が不要になり、制御を煩雑にすることな
く、スムースな制御で表示装置に第1識別情報と第2識
別情報とを表示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 液晶ディスプレイの表示画面を4つの表示領
域に分割した様子を示した図である。
【図4】 特別図柄変動パターン指定コマンドのコマン
ドコードと、そのコマンド内容とを示した図である。
【図5】 (a)は、特別図柄指定コマンドのコマンド
コードと、そのコマンドによって指定される図柄番号と
の対応関係とを示した図である。(b)は、12種類の
図柄コードと図柄名との対応関係を示した図である。
(c)は、特別図柄停止コマンドのコマンドコードと、
そのコマンド内容とを示した図である。
【図6】 左側、中央および右側の表示領域で変動表示
される仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であ
る。
【図7】 主制御基板から表示用制御基板へ送信される
制御用コマンドのコマンドコードと、そのコマンド内容
とを示した図である。(a)は、普通図柄変動パターン
指定コマンドを示した図である。(b)は、普通図柄指
定コマンドを示した図である。(c)及び(d)は、普
通図柄指定コマンドによって指定されるキャラクタ図柄
の停止態様を模式的に示した図である。(e)は、普通
図柄停止コマンドを示した図である。
【図8】 主制御基板で実行されるNMI割込処理のフ
ローチャートである。
【図9】 主制御基板で実行されるメイン処理のフロー
チャートである。
【図10】 パチンコ機の電源入時に主制御基板のメイ
ン処理の中で実行される初期化処理のフローチャートで
ある。
【図11】 主制御基板のメイン処理の中の特別図柄変
動処理の中で実行されるコマンド設定処理のフローチャ
ートである。
【図12】 主制御基板のメイン処理の中の普通図柄変
動処理の中で実行される普通図柄設定処理のフローチャ
ートである。
【図13】 主制御基板で実行されるコマンド送信処理
のフローチャートである。
【図14】 表示用制御基板の受信割込で実行されるコ
マンド受信処理のフローチャートである。
【図15】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
変動表示処理のフローチャートである。
【図16】 変動表示処理の中で実行される普通図柄表
示処理のフローチャートである。
【図17】 (a)は、特別図柄を一度に確定させる変
動表示のタイミングチャートである。(b)は、キャラ
クタ図柄を確定させる変動表示のタイミングチャートで
ある。
【図18】 右上の表示領域に表示されるキャラクタ図
柄の予告演出により、左側、中央および右側の表示領域
で行われる特別図柄の変動表示にリーチ状態が現出する
ことを段階的且つ模式的に示した図である。
【図19】 右上の表示領域に表示されるキャラクタ図
柄の停止態様を模式的に示した図である。
【符号の説明】
3 液晶ディスプレイ(LCD、表示装置) 3a〜3c 左側、中央および右側の表示領域 3d 右上の表示領域 C 主制御基板(制御手段の一部) D 表示用制御基板(制御手段の一部) P パチンコ機(遊技機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 基之 名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式 会社三洋物産内 Fターム(参考) 2C088 AA35 AA36 AA42 BC22 EB58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1識別情報又は第2識別情報の内、少
    なくともいずれか一方を表示する表示手段を含む表示装
    置と、その表示装置に前記第1識別情報又は第2識別情
    報の内、少なくともいずれか一方の動的表示を行わせる
    制御手段とを備え、前記第1識別情報の動的表示が予め
    定めた表示結果を現出した場合に所定の第1遊技価値を
    付与すると共に、前記第2識別情報の動的表示が予め定
    めた結果を現出した場合に所定の第2遊技価値を付与す
    る遊技機において、 前記第2識別情報は、前記表示装置内に表示される所定
    の表示対象に含まれるように構成されているものである
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定の表示対象は、前記第1識別情
    報の動的表示が所定の動的態様となることを示唆する示
    唆演出を行う部分と、第2識別情報の変動表示の当否を
    決定する部分とで構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定の表示対象は、通常に実行され
    る第1動的態様と、所定条件が成立した場合に実行され
    る第2動的態様とを備えており、前記第2動的態様は、
    前記第1識別情報の動的表示が所定の動的態様となるこ
    とを示唆する示唆演出を行うものであることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記表示装置に前記第
    1識別情報の動的表示の動的態様を指示する第1動的態
    様指定指示と、その第1動的態様指定指示とは別に、前
    記表示装置に前記第2識別情報の第2動的表示の動的態
    様を指示する第2動的態様指定指示とを備えていること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技
    機。
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