JP2003290298A - 要介護者の上げ下げ機能付きベッド - Google Patents

要介護者の上げ下げ機能付きベッド

Info

Publication number
JP2003290298A
JP2003290298A JP2002102572A JP2002102572A JP2003290298A JP 2003290298 A JP2003290298 A JP 2003290298A JP 2002102572 A JP2002102572 A JP 2002102572A JP 2002102572 A JP2002102572 A JP 2002102572A JP 2003290298 A JP2003290298 A JP 2003290298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
care
bed
mattress
person
lowering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002102572A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Watanabe
道彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002102572A priority Critical patent/JP2003290298A/ja
Publication of JP2003290298A publication Critical patent/JP2003290298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】設置床面積の増大なしに要介護者の上げ下げ機
能を付加したベッドを提供する。 【解決手段】要介護者10が通れる開口1Fのあるマットレ
ス保持盤1Aを床Fから隔てて水平に保持し、要介護者支
持板41を開口1Aへせり上げ、駆動装置3により、保持盤
1A上の開口閉鎖位置へマットレス2を移動させつつ支持
板41上の要介護者10をマットレス2上へ上げる閉鎖操作
と、保持盤1A上の開口開放位置へマットレス2を移動さ
せつつマットレス2上の要介護者10を支持板41上へ下ろ
す開放操作とを行う。好ましくは、保持盤1A上で要介護
者10の左右からの突き合わせにより開口1Fを覆う一対の
半割マットレス2L、2Rを設け、駆動装置3により、半割
マットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaを水平に離隔
させつつ反対側端縁Es、Esを徐々に上昇させる開放操作
と、突き合わせ端縁Ea、Eaを水平に接近させつつ反対側
端縁Es、Esを徐々に下降させる閉鎖操作とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は要介護者の上げ下げ
機能付きベッドに関し、とくにベッドからの要介護者の
上げ下げを人手なしで行なえる上げ下げ機能付きベッド
に関する。ここに要介護者とは、疾病・障害・高齢等の
ためベッドへの上り下りを自力で行うことが困難で介護
を必要とする者を含む。
【0002】
【従来の技術】高齢化が進むに従い、いわゆる「寝たき
り老人」のような要介護者に対する介護者の肉体的負担
を軽減させる必要が生じている。例えば、ベッドに仰臥
した要介護者の用便のためには、通常二人以上の介護人
が協力して要介護者を仰臥姿勢から持ち上げ、要介護者
を支持しながら下着や寝巻を脱がせて便器に着かせ、用
便後に要介護者をきれいにして脱がせたものを着せ、再
びベッドに仰臥させる一連の作業が必要である。この作
業は、時間がかかって費用が嵩むだけでなく、介護者の
側に肉体的負担をかけ、そのために持続性の筋肉痛等の
疾患を生じさせている。
【0003】このような介護者の側の肉体的負担を軽減
するため、各種の新しいベッド構造が提案されている。
それらの新提案は基本的に、ウィンチ等の押上げ手段に
より要介護者を吊上げ又は吊下ろすものと、ベッド上の
要介護者を水平に動かす水平移動機構を組み込むものに
分けられる。
【0004】例えば特公昭61-059736号公報は、旋回す
るアームとその先端部に設けたフックと押上げ手段(ウ
ィンチ)とからなる介護装置をベッドに並置することを
提案している。また、特公平4-000660号公報は、就寝用
マットレスと並べて便器・浴槽等を設け、仰臥した要介
護者をマットレスと便器・浴槽等との間で移送する移送
機構を設けた身辺介護システムを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ウィンチ
等により要介護者を吊上げ又は吊下ろす介護装置は、確
かに仰臥姿勢の要介護者に対するベッドへの上げ下げ、
及び着衣時・脱衣時等における要介護者の支持という介
護者の肉体的負担を軽減するものの、アーム・フック・
押上げ手段等の付加的装置を必要とし、それらの付加的
装置の設置床面積を必要とする問題点がある。
【0006】また、前記就寝用マットレスに対し便器・
浴槽・移送機構等を並置する身辺介護システムも、確か
に要介護者のベッドへの上げ下げや要介護者の支持とい
った介護者の肉体的負担を軽減するものの、複雑な移送
機構が必要であり、その移送機構の設置床面積を必要と
する問題点がある。
【0007】そこで本発明の目的は、設置床面積の増大
なしに要介護者の上げ下げ機能を付加したベッドを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例の斜視
図である図1、及びその分解斜視図である図2を参照す
るに、本発明による要介護者の上げ下げ機能付きベッド
は、要介護者10が通れる開口1Fのあるマットレス保持盤
1Aを床F(図4参照)から隔てて水平に保持するベッド
枠体1、開口1Aへせり上げ可能な要介護者支持板41(図
3及び図4参照)、開口1Aを覆う大きさのマットレス
2、並びに開口1Fの開放位置と閉鎖位置との間のマット
レス2の移動及びマットレス2と支持板41との間の要介
護者10の上げ下げをする駆動装置3を備えてなるもので
ある。望ましくは、駆動装置3により、保持盤1A上の開
口閉鎖位置へマットレス2を移動させつつ支持板41上の
要介護者10をマットレス2上へ上げる閉鎖操作と、保持
盤1A上の開口開放位置へマットレス2を移動させつつマ
ットレス2上の要介護者10を支持板41上へ下ろす開放操
作とを行う。
【0009】好ましくは、図示例のように、マットレス
2に保持盤1A上で要介護者10の左右からの突き合わせに
より開口1Fを覆う一対の半割マットレス2L、2Rを含め
(L、Rの添え字はそれぞれ左側及び右側を示す。)、駆
動装置3により、各半割マットレス2L、2Rの突き合わせ
端縁Ea、Eaを離隔させる開放操作と突き合わせ端縁Ea、
Eaを接近させる閉鎖操作とを行う。
【0010】更に好ましくは、駆動装置3により、各半
割マットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaを水平に離
隔させつつ反対側端縁Es、Esを徐々に上昇させる開放操
作と、突き合わせ端縁Ea、Eaを水平に接近させつつ反対
側端縁Es、Esを徐々に下降させる閉鎖操作とを行い、要
介護者10を両半割マットレス2L、2Rで支えつつ保持盤1A
と支持板41との間で上げ下げする。
【0011】図示例に示すように、各半割マットレス2
L、2Rに該マットレス2L、2Rの突き合わせ方向と直角方
向の片側又は両側端縁に外接する剛性支持枠23L、23Rを
設け(図6も参照)、駆動装置3を剛性支持枠23L、23R
と対向するベッドの片側又は両側に設け、駆動装置3に
剛性支持枠23L、23Rを係止することができる。
【0012】好ましくは、図示例に示すように、剛性支
持枠23L、23Rに前記突き合わせ方向と直角方向へ突出す
る駆動ピン21L、21Rを設け(図6も参照)、駆動装置3
に駆動ピン21L、21Rを水平に駆動する駆動手段を設け
る。駆動手段の一例は、駆動ピン21L、21Rと結合するナ
ット32L、32Rが螺合し且つ駆動器25が付された駆動ボル
ト31L、31Rである。また、駆動手段の他の一例は、駆動
ピン21L、21Rを水平に駆動する油圧シリンダ等の油圧機
構である。
【0013】更に好ましくは、図示例に示すように、剛
性支持枠23L、23Rに突き合わせ端縁Ea側の駆動ピン21
L、21Rと反対側端縁Es側のカムピン22L、22Rとを設け、
駆動装置3にカムピン22L、22Rの移動軌道であるカム孔
12が穿たれたカム板1Dを設け、カムピン22L、22Rのカム
孔12への係合により半割マットレス2L、2Rの開放操作時
に突き合わせ端縁Ea、Eaを水平に離隔させつつ反対側端
縁Es、Esを徐々に上昇させ且つ閉鎖操作時に突き合わせ
端縁Ea、Eaを水平に接近させつつ反対側端縁Es、Esを徐
々に下降させる。
【0014】
【発明の実施の態様】本発明は、ベッド枠体1のマット
レス保持盤1Aに要介護者10が通れる開口1Fを穿ち、保持
盤1Aの下方に開口1Aへせり上げ可能な要介護者支持板41
を設け、開口1Fを介して要介護者10を保持盤1Aと支持板
41との間で上げ下げする。常時は保持盤1A上のマットレ
ス2により開口1Fを覆い、要介護者10をマットレス2上
に支持する。
【0015】図1及び2は、マットレス保持盤1Aに要介
護者10が仰臥姿勢のまま通過できる大きさの開口1Fを穿
ち、保持盤1A上にマットレス2として要介護者10の左右
からの突き合わせにより開口1Fを覆う一対の半割マット
レス2L、2Rを設けた本発明の実施例を示す。以下、図1
及び2の実施例を参照して、一対の半割マットレス2L、
2Rを設けた本発明のベッドを説明する。但し、本発明に
おけるマットレス2は一対の半割マットレス2L、2Rに限
定されず、後述するように1枚又は3枚以上のマットレ
ス2とすることができる。
【0016】図示例では、保持盤1Aの開口1Fを覆うよう
に二つの半割マットレス2L、2Rを突き合わせたときに要
介護者10をその上に支持することができる。また半割マ
ットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaの離隔により、
開口1Fを開放すると共に離隔する半割マットレス2L、2R
で支えながら要介護者10を半割マットレス2L、2Rから開
口1Fへ抱き下ろすことができる。更に、離隔した半割マ
ットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaの接近により、
開口1Fを閉鎖すると共に接近する半割マットレス2L、2R
で支えながら要介護者10を開口1Fから半割マットレス2
L、2R上へ掬い上げことができる。従って図示例では、
保持盤1Aの開口1Fと半割マットレス2L、2Rとの組合せに
より、ベッドに対する要介護者10の上げ下ろしが実現で
きる。
【0017】図示例の半割マットレス2L、2Rは、図6に
示すように、寝台用マットレス2の左右半割に相当する
大きさのマットレス部材24L、24Rと、例えば金属板製で
ある剛性支持枠23L、23Rとを有する。図6は右側の半割
マットレス2Rのみを示すが、左側の半割マットレス2Lの
構成も同様である。剛性支持枠23には、マットレス部材
24の底面を支える底面部と、マットレス部材24の突き合
わせ方向と直角方向の端縁(以下、長さ方向端縁という
ことがある。)を支える立上がり部とが一体的に形成さ
れている。但し、半割マットレス2L、2Rの移動に支障が
ない限り剛性支持枠23の底面部はなくても足り、剛性支
持枠23はマットレス部材24の長さ方向の片側又は両側端
縁に外接して結合されたものであれば足りる。
【0018】剛性支持枠23の各立上がり部の片側又は両
側には、図6に示すようにそれぞれ所定位置に突合せ方
向と直角向きへ突出させて、突き合わせ端縁Ea側の駆動
ピン21と反対側端縁Es側のカムピン22とが固定されてい
る。図示例の右側半割マットレス2Rには、剛性支持枠23
の長さ方向前側(例えば仰臥した要介護者10の頭側)の
立上がり部の所定位置に駆動ピン21Rfとカムピン22Rfと
が固定され、長さ方向後側(例えば仰臥した要介護者10
の脚側)の立上がり部の対応位置に駆動ピン21Rbとカム
ピン22Rbとが固定されている。以下、本明細書におい
て、前側及び後側をそれぞれf及びbの添え字で示す。な
お図2では、駆動ピン21及びカムピン22と後述する駆動
案内孔11及びカム孔12との関係の理解容易化のため、駆
動ピン21及びカムピン22を剛性支持枠23L、23Rから取り
外し可能なものとして示している。同図の駆動ピン21及
びカムピン22は、矢印Sの向きに、剛性支持枠23のピン
ねじ孔26、27へ固定される。
【0019】剛性支持枠23の駆動ピン21及びカムピン22
は、図1及び2に示すように、マットレス2の剛性支持
枠23L、23Rと対向する片側又は両側に設けた駆動装置3
に係止する。駆動手段3は駆動ピン21を介して剛性支持
枠23を駆動し、マットレス保持盤1A上で半割マットレス
2L、2Rを、好ましくは保持盤1Aに接触させながら移動さ
せる。剛性支持枠23の立上がり部における両ピン21、22
の固定位置は、駆動装置3により駆動される半割マット
レス2L、2Rの移動軌道に応じて定めることができる。但
し、駆動手段3の配置は図示例に限定されない。
【0020】図示例の駆動装置3は、駆動ピン21L、21R
の駆動案内孔11が穿たれた第1カム板1Cf、1Cbと、カム
ピン22L、22Rの移動軌道を定義するカム孔12が穿たれた
第2カム板1Df、1Dbと、一方の駆動ピン21Lに対する駆
動ボルト31Lと、他方の駆動ピン21Rに対する駆動ボルト
31Rと、駆動器25とを有する。駆動器25の一例は、対応
駆動ボルト31L、31Rを回転させるモータである。
【0021】第1カム板1Cf、1Cbと第2カム板1Df、1Db
とは、それぞれ剛性支持枠23L、23Rの長さ方向端縁と対
向して保持盤1Aに取り付けられる。図2の例では、ベッ
ド前側のカム板1Cf、1Dfを実線で示し、ベッド後側のカ
ム板1Cb、1Dbを点線で示している。図2の符号T1、T2
は、前側のカム板1Cf、1Dfの底辺の長さ方向中心C1、C2
が取り付けられる保持盤1A上の取り付け位置を示す。ま
た符号H1、H2、H3、H4は、それぞれ保持盤1Aに対するカ
ム板1Cf、1Cb、1Df、1Dbの取り付け向きを示す。図示例
のベッド枠体1はカム板1Cf、1Cb、1Df、1Dbの両端縁を
取り付けるべき柱1Eを有するが、カム板1Cf、1Cb、1D
f、1Dbはそれぞれ実線、点線で示される位置及び姿勢で
固定されれば足り、ベッド枠体1の柱1Eは必ずしもなく
てもよい。
【0022】第1カム板1Cf、1Cbに穿たれた直線状の駆
動案内孔11には、剛性支持枠23L、23Rの駆動ピン21L、2
1Rが滑動可能に嵌入する。両駆動ボルト31L、31Rは、直
線状の駆動案内孔11と平行に且つ回転自在に保持され
る。駆動ボルト31L、31Rにはそれぞれナット32L、32Rが
螺合しており、各ナット32R、32Lは駆動ピン21L、21Rが
それぞれ回転自在に嵌入する孔PL、PRを有する。図2の
矢印Sは、各駆動ピン21L、21Rが、ナット32R、32Lの嵌
入孔PL、PRと駆動案内孔11とを貫通することを示す。
【0023】駆動ボルト31L、31Rの螺旋の向きが同一で
ある場合は、駆動器25によって駆動ボルト31L、31Rが同
一向きに回転すると、ナット32L、32Rが共に水平方向右
向きに移動するか又は共に水平方向左向きに移動し、ナ
ット32L、32Rに結合した駆動ピン21L、21Rを介して、半
割マットレス2L、2Rが共に水平方向右向きに移動するか
又は共に水平方向左向きに移動する。また、両駆動器25
によって駆動ボルト31L、31Rが逆向きに回転すると、ナ
ット32L、32R及び駆動ピン21L、21Rを介して、半割マッ
トレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaが水平方向に相互
に離隔又は接近する。なお、2本の駆動ボルト31L、31R
を上下に配置した図2の例では、下方の駆動ボルト31R
と螺合するナット32Rに、上方の駆動ボルト31Lの遊嵌す
る貫通孔33が穿たれている。但し、2本の駆動ボルト31
L、31Rはナット32L、32Rの移動に支障がない距離だけ隔
てて配置することが可能であり、貫通孔33は本発明に必
須のものではない。
【0024】第2カム板1Df、1Dbは、図1及び2に示す
ように、第1カム板1Cf、1Cbからナット32L、32Rの移動
に支障がない距離だけ離して、第1カム板1Cf、1Cbと平
行に重ねて取り付けられる。第2カム板1Df、1Dbに穿た
れたカム孔12には、剛性支持枠23L、23Rのカムピン22
L、22Rが滑動可能に嵌入する。図2の矢印Sは、カムピ
ン22L、22Rが、カム孔12を貫通することを示す。
【0025】駆動ピン21及びカムピン22を別々の駆動案
内孔11及びカム孔12へ嵌合させることにより、半割マッ
トレス2L、2Rの突き合わせ端縁Eaと反対側端縁Es(以
下、自由端縁Esということがある。)とをそれぞれ別々
の軌跡で移動させることが可能となる。即ち、駆動ピン
21(駆動ピン21の中心)を駆動案内孔11に沿って水平に
移動させ、カムピン22をカム孔12の軌跡に沿って移動さ
せることができる。図示例では、駆動案内孔11及びカム
孔12をそれぞれ別々のカム板1C、1Dに穿っているが、駆
動装置3に設けた1枚のカム板に2種類の駆動案内孔1
1、カム孔12を設けてもよい。但し、図示例のように駆
動ボルト31の両端を回転自在に固定してある場合は、駆
動ピン21の移動軌跡は駆動ボルト31によって定まるの
で、駆動案内孔11は省略可能である。
【0026】図示例では、駆動ピン21を大径とすると共
にカムピン22を小径とし、駆動案内孔11を前記大径以上
の幅とし、カム孔12を前記小径以上で大径以下の幅とし
ている。また第1カム板1Cに、カム孔12のうち駆動案内
孔11の形状と重ならない部分(図示例では中央の直線状
以外の部分)と対応する付加カム孔が前記小径以上で大
径以下の幅で穿たれている。なお、図4の左半分は第2
カム板1Dを含む正面図、右半分は第1カム板1Cを含む断
面図を示す。
【0027】図10を参照してカム孔12の形状について
説明する。図10(A)は仰臥した要介護者10を支持し
ている時の半割マットレス2L、2Rの姿勢を示し、図10
(B)〜(E)は要介護者10を半割マットレス2L、2Rか
ら支持板41へ下ろす作業の途中過程における半割マット
レス2L、2Rの姿勢の変化を示す。
【0028】図10(A)〜(E)における各半割マッ
トレス2L、2Rの突き合わせ端縁Eaの位置から理解できる
ように、要介護者10の抱き下ろし作業を通じて、半割マ
ットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Ea側の駆動ピン21は同
一水平面上を移動するので、駆動案内孔11の形状は図2
及び図4に示すように水平な直線状とすることができ
る。但し、駆動ボルト31を駆動案内孔11と平行に設置で
きれば、必要に応じて駆動案内孔11に適当な傾斜を設け
てもよい。
【0029】他方、カム孔12の形状は、半割マットレス
2L、2Rの自由端縁Esを案内するカムピン22の移動軌跡を
定義する。図10(B)〜(E)では、突き合わせ端縁
Eaの間隔が増大するに伴って自由端縁Esを徐々に上昇さ
せ、各半割マットレス2L、2Rをあおるように傾斜させて
いる。この自由端縁Esの上昇は、要介護者10を半割マッ
トレス2L、2Rで支えながら抱き下ろす効果を生じさせ
る。要介護者10の抱き下ろし効果を生じさせるカム孔12
の形状の一例は、図2及び図4に示すように、中央の水
平部と、その両側に続く自由端縁Esの立ち上げのための
垂直部と、立ち上げに続く水平運動のための端末水平部
とを有するものである。同図(E)のように半割マット
レス2L、2Rを垂直に立ち上げる場合は、中央の水平部と
端末水平部との間の高低差の大きさが、駆動ピン21とカ
ムピン22との間の水平距離に相当する。
【0030】図10(F)は、要介護者10を支持板41上
に下ろした後、支持板41を保持盤開口1Fから下降させた
状態を示す。図3を参照するに、支持板41は、保持盤開
口1Fまでせり上げ可能な昇降機構52を介して台車51に搭
載されている。後述するように、図示例の昇降機構52は
油圧シリンダ53の伸縮に応じて支持板41を昇降させる昇
降リンク機構を有し、支持板41をベッド保持盤1Aの開口
1Fへせり上げるか、又は開口1Fから下降させることがで
きる。
【0031】図10(F)〜(K)は、支持板41上の要
介護者10を半割マットレス2L、2R上へ掬い上げる過程を
示す。図10(G)は、支持板41を保持盤開口1Fへせり
上げ、両半割マットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Eaを駆
動装置3により要介護者10のほぼ肩幅近くまで接近させ
た状態を示す。駆動装置3によって両半割マットレス2
L、2Rを更に近付けると、カムピン22とカム孔12とのカ
ム作用により、両半割マットレス2L、2Rにより要介護者
10を斜めに支えることができる(図10(H)参照)。
更に駆動装置3によって両半割マットレス2L、2Rを接近
させると、図10(I)〜(K)に示すように、要介護
者10を掬い上げると共に両半割マットレス2L、2Rの突き
合わせ端縁Eaを当接させて1枚のマットレス2とし、そ
の上に要介護者10を支持することができる。このように
図2に示すカム孔12の形状が作り出す自由端縁Esの下降
は、要介護者10を半割マットレス2L、2Rで支えながら掬
い上げる効果も生じさせる。
【0032】カム孔12の形状は図2の例に限定されず、
要介護者10の抱き下ろし効果と掬い上げ効果とを生じさ
せるような適当な他の形状とすることが可能である。但
し、自由端縁Esを上昇及び下降させずに突き合わせ端縁
Eaと共に水平に移動させた場合でも、例えば後述する支
持板41の上向き膨張を利用することにより、要介護者10
をマットレス2と支持板41との間でゆっくりと上げ下げ
することが期待できる。なお、図示例では駆動ボルト31
L、31Rとナット32L、32Rとで駆動ピン21を移動させてい
るが、例えば油圧シリンダ等により駆動ピン21を水平に
移動させてもよい。
【0033】本発明によれば、要介護者10をベッドから
下ろすときは、保持盤1A上のマットレス2を移動させて
開口1Fを開放すると共にその移動に応じてマットレス2
上の要介護者10を支持板41へ下ろすことができる。ま
た、要介護者10をベッドに上げるときは、要介護者10を
支持板41に載せて保持盤1Aの下方から開口1Aへせり上
げ、保持盤1A上のマットレス2を移動させて開口1Fを閉
鎖すると共にその移動に応じて支持板41上の要介護者10
をマットレス2へ上げることができる。従って、ウィン
チ等の付加的な引き上げ・引き回し装置を要さずに要介
護者10の上げ下ろし作業が実現できる。また、付加的な
ウィンチ等の引き上げ・引き回し装置を使わないので、
ベッド設置に要する床面積を増大させることがない。
【0034】こうして本発明の目的である「設置床面積
の増大なしに要介護者の上げ下げ機能を付加したベッ
ド」の提供が達成できる。
【0035】以上、マットレス2として一対の半割マッ
トレス2L、2Rを用いた場合について説明したが、開口1A
を覆う大きさのマットレス2が1枚であっても、例えば
マットレス2の移動軌跡やマットレス2と支持板41との
間の角度等を適当に制御することにより、マットレス2
の開口閉鎖位置への移動に応じて要介護者10をマットレ
ス2へ掬い上げ、マットレス2の開口開放位置への移動
に応じてマットレス2から要介護者10を抱き下ろすこと
が可能である。また、後述するように支持板41を上向き
に膨張可能とすることにより、1枚のマットレス2によ
る要介護者10の上げ下げの容易化を図ることが可能であ
る。
【0036】また、3枚以上の部材からなるマットレス
2を用いた場合も、例えば各マットレス部材の移動軌跡
や各マットレス部材と支持板41との間の角度等の制御に
より、マットレス2の開口閉鎖位置への移動に応じて要
介護者10をマットレス2へ掬い上げ、マットレス2の開
口開放位置への移動に応じてマットレス2から要介護者
10を抱き下ろすことが期待できる。
【0037】
【実施例】図1、図3及び図4は、昇降機構52を介して
台車51に搭載した支持板41の実施例を示す。支持板41と
台車51と昇降機構52とにより、要介護者10の移送台4を
構成する。図示例の昇降機構52は、油圧シリンダ53の伸
縮に応じて支持板41を昇降させる昇降リンク機構を有す
る。台車51上には、進行方向両側にそれぞれ、固定ブラ
ケット45bと可動ブラケット46bとの対が取り付けられて
いる。また支持板41の底面には、前記進行方向両側にそ
れぞれ、固定ブラケット45sと可動ブラケット46sとの対
が取り付けられている。図示例の昇降リンク機構は、台
車51の固定ブラケット45b・支持板底面の可動ブラケッ
ト46sに両端が枢支されたアームと、台車51の可動ブラ
ケット46b・支持板底面の固定ブラケット45sに両端が枢
支されたアームとからなるアーム対を、台車51と支持板
41との間の進行方向両側に設けている。台車51上の固定
ブラケット45bと可動ブラケット46bとの間に接続された
油圧シリンダ53によりリンク機構の伸縮と支持板41の昇
降とを行い、支持板41を床F(図4参照)とマットレス
保持盤1Aの開口1Fとの間の任意の高さに位置決めするこ
とが可能である。
【0038】また図示例の移送台4は、台車51をマット
レス保持盤1Aの下方の所要位置に位置決めする位置決め
手段を有する。図示例の位置決め手段は、マットレス保
持盤1Aの下方にベッド長さ方向に設けた台車51用の案内
レール7と案内レール7上に設けた台車51の位置割り出
し装置(図示せず)とを有し、ベッド長さ方向における
所要位置(例えば、後述する浴槽6又は便器9の位置)
に台車51を位置決めする。
【0039】位置割り出し装置により案内レール7上に
おける台車51の位置を割り出し、台車51の車輪W(図3
及び4参照)を案内レール7に固定し(図1参照)、支
持板41を保持盤開口1Fに対して位置決めすることができ
る。その上で、昇降リンク機構の油圧シリンダ53を作動
させれば、保持盤開口1Fに対して位置決めされた支持板
41を図3の矢印Uのように保持盤開口1Fに向けて上昇さ
せ、又は図3の矢印Dのように保持盤開口1Fから適当な
所要位置へ下降させることができる。このような台車51
及び昇降機構52による位置決め及び昇降は、マットレス
2の駆動装置3と連動させて駆動することができる。な
お、本発明で用いる台車51は図示例のように車輪W付き
のものに限定されない。例えば、ゴム製キャタピラ等に
より屋内の他の部屋(例えば風呂場等)や屋外(例えば
庭等)の任意位置へ要介護者自身又は介護者の運転操作
により移動可能な台車51としてもよい。キャタピラ付き
台車51とした場合も、例えばマットレス保持盤1Aの下方
に断面U字形の案内レールを設ければ、上述した位置決
め手段によってマットレス保持盤1Aの下方の所要位置に
位置決めすることが可能である。
【0040】図7(A)及び(B)は、要介護者10の下
半身支持用の下半部41Bと、下半部41Bにヒンジ結合され
た要介護者10の上半身支持用の上半部4Aと、上半部4Aを
下半部4Bに対して同一平面上位置又は傾斜位置に選択的
に保持する保持手段47とを設けた支持板41の実施例を示
す。図示例の下半部41Bは保持枠44Bと敷板43Bとを含
み、上半部41Aは保持枠44Aと敷板43Aとを含む。図4
(C)は、上半部41Aの保持枠44Aと下半部41Bの保持枠4
4Bとの間のヒンジを構成する結合孔48、及び結合孔48に
挿入する結合ピン49を示す。
【0041】図示例の保持手段47は下半部4B及び上半部
4Aに両端が枢着された起伏用油圧シリンダを有し、油圧
シリンダの伸長により上半部41Aを下半部41Bに対して傾
斜位置に保持し、油圧シリンダの収縮により上半部41A
を下半部41Bと同一平面上位置に保持することができ
る。図8は、上半部41Aの保持枠44Aを下半部41Bの保持
枠44Bに対して起伏させる油圧シリンダの一例の伸長位
置及び収縮位置を示す。
【0042】図7(B)及びその線D−Dにおける断面
図を示す図7(D)に示すように、支持板41の下半部4B
の底面に上述した要介護者移送台4の固定ブラケット45
sと可動ブラケット46sとの対を取り付け、保持手段47
(油圧シリンダの伸長及び収縮)により支持板41の上半
部41Aを下半部41Bに対して傾斜位置又は同一平面上位置
に保持しながら、昇降機構52により支持板41の下半部4B
を水平に維持しつつ台車51上で昇降させることができ
る。このような上半部41Aの下半部41Bに対する位置の切
り替え・保持も、マットレス2の駆動装置3と連動させ
て駆動することができる。
【0043】図9は、支持板41の表面に伸縮性の緩衝マ
ット60Aを気密に張設し、支持板41と緩衝マット60Aとの
間への流体供給により緩衝マット60Aを上向きに膨脹可
能とした支持板41の他の実施例を示す。伸縮性の緩衝マ
ット60Aの一例はゴム製の膜である。例えば図9(B)
に示すように、上半部41Aの敷板43Aと下半部41Bの敷板4
3Bとを伸縮性の緩衝マット60Aで気密に覆い、気密止板6
0Bと止鋲60Cとによって緩衝マット60Aの周縁を敷板43
A、43Bに気密に取り付ける。緩衝マット60Aを膨脹・収
縮させるため、敷板43A、43Bと緩衝マット60Aとの間に
連通させて給気用電磁弁60D付き流体供給路と、排気用
電磁弁60E付き流体排出路と、調圧弁60F付き流体排出路
とを設ける。緩衝マット60Aを膨脹・収縮させる流体の
一例は空気であるが、必要に応じて液体とすることも可
能である。
【0044】伸縮性の緩衝マット60Aの上向き膨脹によ
り、支持板41とマットレス2との間における要介護者10
の上げ下げの容易化が期待できる。例えば要介護者10を
支持板41からマットレス2へ掬い上げる場合は、図11
(A)に示すように、緩衝マット60Aで覆われた支持板4
1上に要介護者10を仰臥させ、昇降機構52により保持盤
開口1Fの上端近傍まで即ち離隔した半割マットレス2L、
2Rの間にせり上げる。同図(B)のように半割マットレ
ス2L、2Rを要介護者10のほぼ肩幅まで緩やかに接近させ
ると共に要介護者10を支持板41の中央に寄せた後、支持
板41と緩衝マット60Aとの間に流体(例えば圧縮空気)
を供給して緩衝マット60Aを図11(C)に示すように
膨脹させ、要介護者10を支持板41からせり上げる。
【0045】緩衝マット60Aを膨張させた上で、半割マ
ットレス2L、2Rの突き合わせ端縁Eaを更に接近させなが
ら自由端縁Esを下降させると、図11(D)に示すよう
に、緩衝マット60Aの膨張により形成された要介護者10
と支持板41との間の間隙に半割マットレス2L、2Rの突き
合わせ端縁Eaを容易に挿入することができ、傾斜した半
割マットレス2L、2Rによって支えながら要介護者10をマ
ットレス2に容易に掬い上げることができる。緩衝マッ
ト60Aと支持板41との間の流体内部圧力は半割マットレ
ス2L、2Rの接近(圧縮)に応じて上昇するが、調圧弁60
Fを介して流体の一部分が大気中へ放出されるので、一
定に維持される。この調圧弁の作用により、半割マット
レス2L、2Rの接近に応じて膨張した緩衝マット60Aを徐
々に収縮させ、支持板41から半割マットレス2L、2Rへの
要介護者10の掬い上げの円滑化が図れる。
【0046】その後、図11(E)に示されるように、
要介護者10が落下しない程度まで半割マットレス2L、2R
の突き合わせ端縁Eaが接近した時点で、支持板41と緩衝
マット60Aとの間の流体を排出すると共に支持板41を降
下させる。更に、図11(F)に示すように、半割マッ
トレス2L、2Rの突き合わせ端縁Eaを駆動装置3によって
当接させることにより、要介護者10を安定した状態で半
割マットレス2L、2Rからなるマットレス2上に支持する
ことができる。支持板41と緩衝マット60Aとの間の流体
は、図11(F)の時点で排出してもよい。
【0047】図11は要介護者10を掬い上げる場合であ
るが、上述した手順の逆向き操作により、伸縮性の緩衝
マット60Aの膨脹がマットレス2から支持板41への要介
護者10の抱き下ろしを容易化できることも理解できる。
要介護者10の掬い上げ・抱き下ろしの更なる容易化を図
るため、上述した伸縮性の緩衝マット60Aの膨張・収縮
を生じさせる弁60D、60Eの開放と流体供給・排出とを、
駆動装置3によるマットレス2の開放操作及び/又は閉
鎖操作に連動して駆動する膨張・収縮手段を設けること
が望ましい。
【0048】図12に示すように、本発明によればマッ
トレス2上に仰臥した要介護者10をベッド枠内だけの水
平移動で浴槽6に入浴させることが可能である。浴槽6
の一例は、図3及び4に示すように、マットレス保持盤
1Aの開口1Fの下方周縁に上端が支持されて吊り下げられ
た可撓性袋状の浴槽6である。好ましくは、袋状浴槽6
の上端をマットレス保持盤1Aの下方に移動可能に吊り下
げ、使用時は浴槽6を保持盤1Aの開口1Fの下方に展開可
能とし、不使用時は浴槽6を折り畳んで保持盤1Aの片側
に収納可能とする。必要に応じて本発明のベッドに給湯
手段を設けてもよい。
【0049】以下、図12を参照して、マットレス2上
に仰臥した要介護者10を可撓性袋状の折り畳み式浴槽6
により入浴させる場合の操作を説明する。浴槽6を使用
する時は、支持板41をマットレス保持盤1Aから下方に一
定距離だけ隔たった部位に位置決めし、図12(A)の
ように折り畳んだ浴槽6を保持盤1Aと支持板41との間に
広げる。次に同図(B)のように、支持板41を昇降機構
52により浴槽6の下方から浴槽底部と共に保持盤開口1F
まで上昇させ、上述した要介護者10の抱き下ろし操作に
より、マットレス2上の要介護者10を支持板41及び浴槽
底部の上に抱き下ろす(同図(C)参照)。次に支持板
41の上半部41Aを保持手段47(油圧シリンダの伸長)に
より支持板41の下半部41Bに対して傾斜位置に保持する
ことにより要介護者10の上半身を起立させ(同図(D)
参照)、支持板41の下半部41Bを浴槽底部と共に下降さ
せることにより要介護者10が入った浴槽6を広げる(同
図(E)参照)。広げた浴槽6内へ給湯することによ
り、要介護者10を入浴させることができる。
【0050】要介護者10の入浴が終了した後、浴槽6内
の湯を排出し(同図(F)参照)、支持板41を保持盤開
口1Fまでせり上げる(同図(G)参照)。次に支持板41
の保持手段47(油圧シリンダの収縮)により上半部41A
を下半部41Bに対して同一平面上位置に保持することに
より要介護者10を仰臥させ(同図(H)参照)、上述し
た要介護者10の掬い上げ操作により支持板41及び浴槽底
部上の要介護者10をマットレス上に掬い上げる(同図
(I)参照)。その後、可撓性袋状の浴槽6を保持盤1A
の片側へ寄せて折り畳み収納する。必要に応じて同図
(J)に示すように、浴槽6を保持盤1Aと支持板41との
間に広げた上で保持盤1Aの片側へ折り畳んでもよい。
【0051】また本発明によれば、図13に示すように
マットレス2上に仰臥した要介護者10をベッド枠内だけ
の水平移動で用便させることが可能である。この場合
は、図5及び7に示すように支持板41の下半部41Bに排
便用孔4Aを穿ち、マットレス保持盤4Aの下方に便器9
(図1参照)を設け、台車51と昇降機構52とにより支持
板41の排便用孔4Aを便器9上に位置決めする。好ましく
は、図示例のように、支持板41の下半部41Bに排便用孔4
Aと脚入れ孔4B、4Bとを穿ち、支持板41の保持手段47の
傾斜位置への切替により要介護者10の上半身を起立させ
且つ要介護者10の脚を脚入れ孔4B、4Bへ進入させること
により、要介護者10の臀部を排便孔4Aに位置合わせす
る。必要に応じて、便器9に要介護者10の臀部に対する
洗浄機能を付加してもよい。
【0052】以下、図13を参照して、マットレス2上
に仰臥した要介護者10を用便させる場合の操作を説明す
る。先ず、支持板41を保持盤1Aの下方から昇降機構52に
より保持盤開口1Aまでせり上げ、上述した要介護者10の
抱き下ろし操作により、マットレス2上の要介護者10を
支持板41上に抱き下ろす(図13(A)〜(B)参
照)。次に同図(C)に示すように、支持板41の上半部
41Aを保持手段47(油圧シリンダの伸長)により支持板4
1の下半部41Bに対して傾斜位置に保持することにより要
介護者10の上半身を起立させ、要介護者10の脚を脚入れ
孔4B、4Bへ進入させることにより要介護者10の臀部を排
便孔4Aに位置合わせする。更に同図(D)に示すよう
に、移送台4の台車51と昇降機構52とにより支持板41の
排便用孔4Aを便器9の直上に位置決めすることにより、
要介護者10に便器9を使用させることができる。
【0053】要介護者10の用便と洗浄が終了したのち、
台車51と昇降機構52とにより支持板41を図13(D)の
位置から同図(C)の保持盤開口1Aまで上昇させる。更
に、支持板41の保持手段47(油圧シリンダの収縮)によ
り上半部41Aを下半部41Bに対して同一平面上位置に保持
することにより要介護者10を仰臥させ(同図(B)参
照)、上述した要介護者10の掬い上げ操作により支持板
41上の要介護者10をマットレス上に掬い上げる(同図
(A)参照)。
【0054】更に本発明によれば、要介護者10の臥床姿
勢を変えて寝返り等をさせることや、連続臥床による筋
肉凝りを解すことも期待できる。図14は要介護者10の
臥床姿勢を変える操作の一例を示す。この場合は、駆動
装置3の駆動ボルト31L、31Rの回転方向の制御により、
一方の半割マットレス2L(又は2R)を他方の半割マット
レス2R(又は2L)側へ突き合わせたまま水平に移動さ
せ、他方の半割マットレス2R(又は2L)の突き合わせ端
縁Eaと反対側の自由端縁Esを徐々に上昇させる姿勢変え
動作を行う。即ち、半割マットレス2L、2Rを突き合わせ
たまま同一向きに移動させ、一方の半割マットレス2L
(又は2R)を水平に維持して他方の半割マットレス2R
(又は2L)を傾斜させる。この姿勢変え動作により、要
介護者10の臥床姿勢を例えば仰臥から斜め横向き又は真
横向きに変え、寝返りの契機を与えることができる。こ
のような要介護者10の臥床姿勢の変更により、身体とベ
ッドとの接触部位を変化させ、床ずれの軽減及び防止が
期待できる。
【0055】また図15は要介護者10の筋肉凝り解し操
作の一例を示す。この場合は、駆動装置3の駆動ボルト
31L、31Rの回転方向の制御により、半割マットレス2L、
2Rの突き合わせ端縁Ea、Eaの間隔を要介護者10の肩幅以
下の範囲内において増減させ、半割マットレス2L、2Rの
自由端縁Es、Esを前記増減に応じて傾斜させる凝り解し
動作を行う。即ち、要介護者10の肩幅以下の範囲内で突
き合わせ端縁Ea、Eaを水平に離隔させつつ自由端縁Es、
Esを徐々に上昇させる開放操作と、突き合わせ端縁Ea、
Eaを水平に接近させつつ自由端縁Es、Esを徐々に下降さ
せる閉鎖操作とを繰り返す。この凝り解し動作により、
要介護者10を半割マットレス2L、2R上で抱きながら上げ
下げし、連続仰臥による筋肉凝りをほぐすことが期待で
きる。
【0056】医療及び介護関係のいろいろな分野から、
要介護者の自力操作を可能にし、自尊心を保つことの重
要性が指摘されている。本発明のベッドでは、駆動装置
3の操作パネル(図示せず)を要介護者10の手元に置
き、自助努力の便を図ることが望ましい。また、上述し
た台車51及び昇降機構52による位置決め及び昇降、支持
板41における上半部41Aの下半部41Bに対する位置の切り
替え・保持、支持板41上の伸縮性緩衝マット60Aの膨張
・収縮等のスイッチを、駆動装置3の操作パネルに設け
ることができる。このような操作パネルを要介護者10の
手元に設ければ、要介護者10が最小限の介護で入浴し又
は用便することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の要介護者
の上げ下げ機能付きベッドは、床から隔てたマットレス
保持盤に要介護者が通れる開口を穿ち、開口へせり上げ
可能な要介護者支持板を設け、保持盤上の開口閉鎖位置
へマットレスを移動させつつ支持板上の要介護者をマッ
トレス上へ上げる開放操作と、保持盤上の開口開放位置
へマットレスを移動させつつマットレス上の要介護者を
支持板上へ下ろす閉鎖操作とを行うので、次の顕著な効
果を奏する。
【0058】(イ)引き上げ・引き回しの機械を要さず
に、しかも人手を介さずに、要介護者をベッド上に仰臥
姿勢で上げ下げすることができる。 (ロ)ベッドのマットレス保持盤に穿った開口を介して
要介護者の上げ下げを行なうので、マットレスと実質上
同じ床面積があれば設置できる。 (ハ)設置面積が小さい小型ベッドとすることができる
ので、病院等の施設だけでなく個人住宅でも設置でき
る。 (ニ)マットレス保持盤上の半割マットレス対の開閉に
より要介護者を上げ下げできるので、要介護者の上げ下
げがベッド中央で安全に且つ円滑に行なえる。
【0059】(ホ)操作が容易であり、格別の熟練を要
しないので、誰でも簡単に要介護者をベッドに上げ下げ
できる。 (ヘ)手元操作パネル等で操作することも可能であり、
要介護者の自助努力の便を図ることができる。 (ト)仰臥した要介護者の入浴を、介護人なしで自動的
な機構によって機械的に行うことができる。 (チ)可撓性の折り畳み式浴槽を使うことにより、浴槽
の設置スペースを省略し、ベッドの縦、横、高さ等を容
易に調整できる。
【0060】(リ)仰臥した要介護者の用便を、介護人
なしで自動的な機構によって機械的に行うことができ
る。 (ヌ)半割マットレス対の個別制御により、要介護者の
寝返り、凝り解し、向き変え等の多機能を提供すること
ができる。 (ル)支持板に膨脹可能な緩衝マットを張設し、その中
へ流体を供給することにより、緩衝マットを膨脹させて
要介護者を支持板からせり上げ、要介護者の上げ下げ操
作の更なる容易化と確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】は、図1の実施例を長さ方向に縮尺した分解斜
視図である。
【図3】は、図1の実施例の側面図である。
【図4】は、図1の実施例の一部切欠きした正面図であ
る。
【図5】は、図1の実施例の一部を階層的に切欠きした
平面図である。
【図6】は、本発明で使用する半割マットレスの斜視図
である。
【図7】は、本発明で使用する移送台の支持板の構造を
示す図である。
【図8】は、図7の支持板における屈曲部の構造を示す
図である。
【図9】は、図7の支持板の他の実施例を示す図であ
る。
【図10】は、要介護者をマットレスから支持板へ抱き
下ろす手順の説明図である。
【図11】は、要介護者を支持板からマットレスへ掬い
上げる手順の説明図である。
【図12】は、本発明による要介護者の入浴手順の説明
図である。
【図13】は、本発明による要介護者の用便手順の説明
図である。
【図14】は、要介護者の臥床姿勢を変える手順の説明
図である。
【図15】は、要介護者の凝りを解す手順の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ベッド枠体 1A…保持盤 1B…脚部 1C…第1カム板 1D…第2カム板 1E…柱 1F…開口 2…マットレス 2L、2R…半割マットレス 3…駆動装置 4…移送台 4A…排便孔 4B…脚入れ孔 6…折り畳み式浴槽 7…案内レール 9…便器 10…要介護者 11…駆動案内孔 12…カム孔 21…駆動ピン 22…カムピン 23…剛性支持枠 24…マットレス部材 25…駆動器 26、27…ピンねじ孔 31…駆動ボルト 32…ナット 33…貫通孔 41…支持板 43…敷板 44…保持枠 45…固定ブラケット 46…滑りブラケット 47…保持手段(起伏シリン
ダ) 48…結合孔 49…結合ピン 51…台車 52…昇降機構 53…油圧シリンダ 60A…緩衝マット 60B…気密止め板 60C…止め鋲 60D…給気用電磁弁 60E…排気用電磁弁 60F…調圧弁 C1、C2…カム板底辺の長さ方向中心 Ea…半割マットレスの突き合わせ端縁 Es…半割マットレスの反対側端縁(自由端縁) F…床 T1、T2…カム板底辺の保持盤上への取り付け位置 W…車輪
フロントページの続き Fターム(参考) 4C040 AA05 AA11 AA13 BB06 CC03 CC10 DD01 DD04 DD07 EE02 EE03 EE08 FF05 FF06 GG03 GG16 HH01 HH02 JJ01 JJ06 4C094 AA01 BB01 BB07 BB09 BB12 BB17 CC03 CC04 CC09 DD14 EE20 GG02 GG13 GG16

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】要介護者が通れる開口のあるマットレス保
    持盤を床から隔てて水平に保持するベッド枠体、前記開
    口へせり上げ可能な要介護者支持板、前記開口を覆う大
    きさのマットレス、並びに前記開口の開放位置と閉鎖位
    置との間のマットレスの移動及び前記マットレスと支持
    板との間の要介護者の上げ下げをする駆動装置を備えて
    なる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  2. 【請求項2】請求項1のベッドにおいて、前記マットレ
    スに前記保持盤上で要介護者の左右からの突き合わせに
    より前記開口を覆う一対の半割マットレスを含め、前記
    駆動装置により前記各半割マットレスの突き合わせ端縁
    を離隔させる開放操作と前記突き合わせ端縁を接近させ
    る閉鎖操作とを行ってなる要介護者の上げ下げ機能付き
    ベッド。
  3. 【請求項3】請求項2のベッドにおいて、前記駆動装置
    により前記各半割マットレスの突き合わせ端縁を水平に
    離隔させつつ反対側端縁を徐々に上昇させる開放操作と
    前記突き合わせ端縁を水平に接近させつつ反対側端縁を
    徐々に下降させる閉鎖操作とを行い、要介護者を両半割
    マットレスで支えつつ前記保持盤と支持板との間で上げ
    下げしてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  4. 【請求項4】請求項3のベッドにおいて、前記各半割マ
    ットレスに該マットレスの突き合わせ方向と直角方向の
    片側又は両側端縁に外接する剛性支持枠を設け、前記駆
    動装置を剛性支持枠と対向するベッドの片側又は両側に
    設け、前記駆動装置に剛性支持枠を係止してなる要介護
    者の上げ下げ機能付きベッド。
  5. 【請求項5】請求項4のベッドにおいて、前記剛性支持
    枠に前記突き合わせ方向と直角方向へ突出する駆動ピン
    を設け、前記駆動装置に駆動ピンを水平に駆動する駆動
    手段を設けてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  6. 【請求項6】請求項5のベッドにおいて、前記駆動手段
    を、前記駆動ピンと結合するナットが螺合し且つ駆動器
    が付された駆動ボルトとしてなる要介護者の上げ下げ機
    能付きベッド。
  7. 【請求項7】請求項5のベッドにおいて、前記駆動手段
    を、前記駆動ピンを水平に駆動する油圧機構としてなる
    要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  8. 【請求項8】請求項5から7の何れかのベッドにおい
    て、前記剛性支持枠に突き合わせ端縁側の駆動ピンと反
    対側端縁側のカムピンとを設け、前記駆動装置にカムピ
    ンの移動軌道であるカム孔が穿たれたカム板を設け、カ
    ムピンのカム孔への係合により前記半割マットレスの開
    放操作時に突き合わせ端縁を水平に離隔させつつ反対側
    端縁を徐々に上昇させ且つ閉鎖操作時に突き合わせ端縁
    を水平に接近させつつ反対側端縁を徐々に下降させてな
    る要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  9. 【請求項9】請求項3から8の何れかのべッドにおい
    て、前記駆動装置により一方の半割マットレスを他方の
    半割マットレス側へ突き合わせたまま水平に移動させ且
    つ他方の半割マットレスの突き合わせ端縁と反対側端縁
    を徐々に上昇させる姿勢変え動作を行い、該姿勢変え動
    作により要介護者の臥床姿勢を変えてなる要介護者の上
    げ下げ機能付きベッド。
  10. 【請求項10】請求項3から9の何れかのべッドにおい
    て、前記駆動装置により前記各半割マットレスの突き合
    わせ端縁を要介護者の肩幅以下の範囲内において水平に
    離隔させつつ反対側端縁を徐々に上昇させる開放操作と
    前記突き合わせ端縁を水平に接近させつつ反対側端縁を
    徐々に下降させる閉鎖操作とを繰り返す凝り解し動作を
    行い、該凝り解し動作により要介護者の連続臥床による
    筋肉凝りを解してなる要介護者の上げ下げ機能付きベッ
    ド。
  11. 【請求項11】請求項1から10の何れかのべッドにお
    いて、前記支持板に支持板表面へ気密に張設した伸縮性
    の緩衝マットと弁付き流体供給・排出路と調圧弁付き流
    体排出路とを設け、支持板表面と緩衝マットとの間への
    流体供給により緩衝マットを上向きに膨脹可能としてな
    る要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  12. 【請求項12】請求項11のべッドにおいて、前記流体
    を空気としてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  13. 【請求項13】請求項11又は12のべッドにおいて、
    前記駆動装置のマットレス開放操作及び/又は閉鎖操作
    に連動して前記弁の開放と流体供給とを駆動する膨張・
    収縮手段を設けてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッ
    ド。
  14. 【請求項14】請求項1から13の何れかのべッドにお
    いて、前記支持板を、前記保持盤開口までせり上げ可能
    な昇降機構を介して台車に搭載してなる要介護者の上げ
    下げ機能付きベッド。
  15. 【請求項15】請求項14のべッドにおいて、前記台車
    を前記保持盤下方の所要位置に位置決めする位置決め手
    段を設けてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  16. 【請求項16】請求項15のべッドにおいて、前記位置
    決め手段に、前記保持盤の下方に設けた前記台車用のレ
    ールを含めてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  17. 【請求項17】請求項14から16の何れかのべッドに
    おいて、前記支持板に、要介護者の下半身支持用の下半
    部、該下半部にヒンジ結合された要介護者の上半身支持
    用の上半部、及び該上半部を下半部に対して同一平面上
    位置又は傾斜位置に選択的に保持する保持手段を含めて
    なる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  18. 【請求項18】請求項17のべッドにおいて、前記保持
    手段に前記下半部及び上半部に両端が枢着された起伏用
    油圧シリンダを含め、前記油圧シリンダの伸長により上
    半部を下半部に対して傾斜位置に保持し、前記油圧シリ
    ンダの収縮により上半部を下半部と同一平面上位置に保
    持してなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  19. 【請求項19】請求項17又は18のべッドにおいて、
    前記支持板の昇降機構に、前記支持板の下半部を水平に
    維持しつつ前記台車上で昇降させる昇降リンク機構を含
    めてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  20. 【請求項20】請求項14から19の何れかのべッドに
    おいて、前記支持板の下半部に排便用孔を穿ち、前記保
    持盤の下方に便器を設け、前記台車と昇降機構とにより
    支持板の排便用孔を便器上に位置決めしてなる要介護者
    の上げ下げ機能付きベッド。
  21. 【請求項21】請求項20のべッドにおいて、前記支持
    板の下半部に排便用孔と脚入れ孔とを穿ち、前記保持手
    段の傾斜位置への切替により要介護者の上半身を起立さ
    せ且つ要介護者の脚を脚入れ孔へ進入させることにより
    要介護者の臀部を排便孔に位置合わせしてなる要介護者
    の上げ下げ機能付きベッド。
  22. 【請求項22】請求項14から21の何れかのべッドに
    おいて、前記保持盤の開口下方の周縁に上端が吊り下げ
    られた可撓性袋状の浴槽を設け、前記浴槽の下方から前
    記支持板を浴槽底部と共にせり上げて要介護者を保持盤
    と支持板及び浴槽底部との間で上げ下げし、前記支持板
    を浴槽底部と共に下降させて要介護者が入った袋状浴槽
    を広げてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  23. 【請求項23】請求項22のべッドにおいて、前記袋状
    浴槽の上端を前記保持盤の下方に移動可能に吊り下げ、
    使用時は前記浴槽を保持盤の開口下方に展開可能とし、
    不使用時は前記浴槽を折り畳んで保持盤の片側に収納可
    能としてなる要介護者の上げ下げ機能付きベッド。
  24. 【請求項24】請求項1から23の何れかのべッドにお
    いて、前記駆動装置の操作パネルをベッド上の要介護者
    が操作できる部位に設けてなる要介護者の上げ下げ機能
    付きベッド。
JP2002102572A 2002-04-04 2002-04-04 要介護者の上げ下げ機能付きベッド Pending JP2003290298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002102572A JP2003290298A (ja) 2002-04-04 2002-04-04 要介護者の上げ下げ機能付きベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002102572A JP2003290298A (ja) 2002-04-04 2002-04-04 要介護者の上げ下げ機能付きベッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003290298A true JP2003290298A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29242303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002102572A Pending JP2003290298A (ja) 2002-04-04 2002-04-04 要介護者の上げ下げ機能付きベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003290298A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213544A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 孝行 石田 介護用ベッド
CN109315978A (zh) * 2018-11-26 2019-02-12 安徽省艺馨家私有限公司 一种婴儿用可拆洗软床
CN113133881A (zh) * 2021-05-24 2021-07-20 常州市第一人民医院 一种具有小便防护设备病床
KR20220103864A (ko) * 2021-01-15 2022-07-25 이진희 환자용 침대

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213544A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 孝行 石田 介護用ベッド
CN109315978A (zh) * 2018-11-26 2019-02-12 安徽省艺馨家私有限公司 一种婴儿用可拆洗软床
CN109315978B (zh) * 2018-11-26 2022-10-18 安徽省艺馨家私有限公司 一种婴儿用可拆洗软床
KR20220103864A (ko) * 2021-01-15 2022-07-25 이진희 환자용 침대
KR102628588B1 (ko) * 2021-01-15 2024-01-24 이진희 환자용 침대
CN113133881A (zh) * 2021-05-24 2021-07-20 常州市第一人民医院 一种具有小便防护设备病床
CN113133881B (zh) * 2021-05-24 2022-05-20 常州市第一人民医院 一种具有小便防护设备病床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8117696B2 (en) Articulated bed
CN104688460B (zh) 一种护理床
AU2003230007B2 (en) Profiling bed
US7712168B2 (en) Articulating bed and method of using the same
US7845034B2 (en) Articulating bed and method of operating the same
KR20130122731A (ko) 간호용 침대
JP6711959B2 (ja) 低可動性の人用ストレッチャー
CN103519950A (zh) 一种医用智能护理床
CN103519954A (zh) 一种床上如厕机构
JPH09500803A (ja) 患者用ベッド
CN203539596U (zh) 一种床上如厕机构
US4393529A (en) Invalid chair
CN111249084B (zh) 多功能电动病床
WO2007058578A1 (en) Articulated bed
JP2003290298A (ja) 要介護者の上げ下げ機能付きベッド
JP2003225261A (ja) トイレを有するベッド
CN114344011A (zh) 一种带有可折叠坐便装置的电动护理床
JP2006109930A (ja) ベッド
KR200251954Y1 (ko) 환자용 침대
KR200313187Y1 (ko) 환자용 침대
KR101890143B1 (ko) 의료용 침대
JP2002136549A (ja) 介護用キャリア
CN104688458A (zh) 一种护理翻身起坐床
CN219110003U (zh) 一种可直立的护理床
CN215689258U (zh) 护理床