JP2003288965A - 配管用貫通穴を利用した設備機器接続装置 - Google Patents
配管用貫通穴を利用した設備機器接続装置Info
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- JP2003288965A JP2003288965A JP2002090828A JP2002090828A JP2003288965A JP 2003288965 A JP2003288965 A JP 2003288965A JP 2002090828 A JP2002090828 A JP 2002090828A JP 2002090828 A JP2002090828 A JP 2002090828A JP 2003288965 A JP2003288965 A JP 2003288965A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管用貫通穴を利用した簡便な構造で外部か
らの埃や湿気の侵入あるいは害虫の侵入を防いで野外用
設備機器と室内用設備機器とを接続することのできる設
備機器接続装置を提供すること。 【解決手段】 配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材2
の室外側の面2bに信号入力用端子7a,7bと電力供
給端子8を配備する一方、この密閉部材2の室内側の面
2aには信号出力用端子9a,9bや電力入力端子11
を配備し、これらの信号入力用端子7a,7bと信号出
力用端子9a,9bを介して野外用設備機器からの信号
を室内用設備機器に導くと共に、電力入力端子11と電
力供給端子8とを介して野外用設備機器に室内から駆動
電力を供給する。密閉部材2に孔を設けて配線を通す必
要がないので、外部からの埃や湿気の侵入および害虫の
侵入を確実に防止して野外用設備機器を使用することが
できる。
らの埃や湿気の侵入あるいは害虫の侵入を防いで野外用
設備機器と室内用設備機器とを接続することのできる設
備機器接続装置を提供すること。 【解決手段】 配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材2
の室外側の面2bに信号入力用端子7a,7bと電力供
給端子8を配備する一方、この密閉部材2の室内側の面
2aには信号出力用端子9a,9bや電力入力端子11
を配備し、これらの信号入力用端子7a,7bと信号出
力用端子9a,9bを介して野外用設備機器からの信号
を室内用設備機器に導くと共に、電力入力端子11と電
力供給端子8とを介して野外用設備機器に室内から駆動
電力を供給する。密閉部材2に孔を設けて配線を通す必
要がないので、外部からの埃や湿気の侵入および害虫の
侵入を確実に防止して野外用設備機器を使用することが
できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーコンディシ
ョナーのダクト等を設置するために予め穿設されている
配管用貫通穴を利用して野外用設備機器と室内用設備機
器とを電気的に接続する設備機器接続装置に関する。
ョナーのダクト等を設置するために予め穿設されている
配管用貫通穴を利用して野外用設備機器と室内用設備機
器とを電気的に接続する設備機器接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、エアーコン
ディショナーのダクトの内部空間を縦割りに3分割し、
その内の2つを給排気に利用する一方、残る1つの空間
を利用してエアーコンディショナーの野外用設備機器と
室内用設備機器との配線を行うようにしたものが実願平
5−90237号として既に提案されている。
ディショナーのダクトの内部空間を縦割りに3分割し、
その内の2つを給排気に利用する一方、残る1つの空間
を利用してエアーコンディショナーの野外用設備機器と
室内用設備機器との配線を行うようにしたものが実願平
5−90237号として既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実願平5−9
0237号で提案された構造は、配管用貫通穴の開口部
を塞ぐカバーの孔を介して配線を内外に接続する構成で
あるため、この孔の直径を配線の太さよりも相当に大き
くしなければならないといった欠点がある。電力供給線
にしろ制御用の信号線にしろ、その両端部には野外用設
備機器や室内用設備機器と接続するための端子、つま
り、電源用のプラグや信号用のコネクタ等を備えてお
り、これらの端子を通す必要上、カバーに穿設する孔の
直径を大きくする必要があるからである。
0237号で提案された構造は、配管用貫通穴の開口部
を塞ぐカバーの孔を介して配線を内外に接続する構成で
あるため、この孔の直径を配線の太さよりも相当に大き
くしなければならないといった欠点がある。電力供給線
にしろ制御用の信号線にしろ、その両端部には野外用設
備機器や室内用設備機器と接続するための端子、つま
り、電源用のプラグや信号用のコネクタ等を備えてお
り、これらの端子を通す必要上、カバーに穿設する孔の
直径を大きくする必要があるからである。
【0004】従って、配管用貫通穴に密着させてエアー
コンディショナーの野外用設備機器を設置するような場
合を除けば、外部からの埃や湿気の侵入あるいは害虫の
侵入といった問題が発生する可能性が高い。
コンディショナーの野外用設備機器を設置するような場
合を除けば、外部からの埃や湿気の侵入あるいは害虫の
侵入といった問題が発生する可能性が高い。
【0005】また、これとは別に、近年においては、B
Sデジタル放送やCSデジタル放送の普及も一般化しつ
つある。従来型のテレビジョンシステムに必要とされる
アンテナケーブルに関しては家屋の施工段階で予め屋内
配線として組み込み済みであるが、BSデジタルやCS
デジタル等のアンテナケーブルを施工段階から屋内配線
として備えた家屋は未だ稀であり、このような家屋で新
たにBSデジタルやCSデジタル等の放送を受信しよう
とする場合には、改めて野外に専用のアンテナを設置し
て、アンテナケーブルを屋内に引き込まなければならな
い。
Sデジタル放送やCSデジタル放送の普及も一般化しつ
つある。従来型のテレビジョンシステムに必要とされる
アンテナケーブルに関しては家屋の施工段階で予め屋内
配線として組み込み済みであるが、BSデジタルやCS
デジタル等のアンテナケーブルを施工段階から屋内配線
として備えた家屋は未だ稀であり、このような家屋で新
たにBSデジタルやCSデジタル等の放送を受信しよう
とする場合には、改めて野外に専用のアンテナを設置し
て、アンテナケーブルを屋内に引き込まなければならな
い。
【0006】この際、壁に穴を空けると家屋内外の美観
が損なわれるため、エアーコンディショナーのダクト等
を設置するために予め設けられている貫通孔を流用して
アンテナケーブルを引き込む場合がある。
が損なわれるため、エアーコンディショナーのダクト等
を設置するために予め設けられている貫通孔を流用して
アンテナケーブルを引き込む場合がある。
【0007】ここで、実願平5−90237号で提案さ
れるようなダクトおよびカバーの構造を利用してアンテ
ナケーブル等を家屋に引き込むことも可能であるが、前
述した通り、アンテナケーブル等の端子を通過させる必
要上カバーの穴を大きくせざるを得ず、外部からの埃や
湿気の侵入あるいは害虫の侵入といった問題が心配され
る。
れるようなダクトおよびカバーの構造を利用してアンテ
ナケーブル等を家屋に引き込むことも可能であるが、前
述した通り、アンテナケーブル等の端子を通過させる必
要上カバーの穴を大きくせざるを得ず、外部からの埃や
湿気の侵入あるいは害虫の侵入といった問題が心配され
る。
【0008】一方、家屋の内外に連絡する配管設備にお
いて外部からの浸水を防ぐための構造としては、スリー
ブや仕切り板および防水カバー等から構成される配管用
コンセントが特開2000−2441号として提案され
ているが、構造や施工が複雑である。また、この構造は
配管専用のものであって電気的な接続作業についてまで
は考慮されていず、電気的な配線を通すための構造とし
て容易に転用できるものでもない。
いて外部からの浸水を防ぐための構造としては、スリー
ブや仕切り板および防水カバー等から構成される配管用
コンセントが特開2000−2441号として提案され
ているが、構造や施工が複雑である。また、この構造は
配管専用のものであって電気的な接続作業についてまで
は考慮されていず、電気的な配線を通すための構造とし
て容易に転用できるものでもない。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の不都合を解消し、配管用貫通穴を利用した簡便な構造
で外部からの埃や湿気の侵入あるいは害虫の侵入を防い
で野外用設備機器と室内用設備機器とを電気的に接続す
ることのできる設備機器接続装置を提供することにあ
る。
の不都合を解消し、配管用貫通穴を利用した簡便な構造
で外部からの埃や湿気の侵入あるいは害虫の侵入を防い
で野外用設備機器と室内用設備機器とを電気的に接続す
ることのできる設備機器接続装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、特に、室内外を貫通して穿設された配管用
貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材の室外側の面に、野外用
設備機器からの信号線に接続して信号を受信するための
信号入力用端子を配備する一方、この密閉部材の室内側
の面には、信号入力用端子と電気的に接続して信号を室
内用設備機器の信号線に伝達する信号出力用端子を配備
したことを特徴とする構成を有する。
成するため、特に、室内外を貫通して穿設された配管用
貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材の室外側の面に、野外用
設備機器からの信号線に接続して信号を受信するための
信号入力用端子を配備する一方、この密閉部材の室内側
の面には、信号入力用端子と電気的に接続して信号を室
内用設備機器の信号線に伝達する信号出力用端子を配備
したことを特徴とする構成を有する。
【0011】このような構成によれば、野外用設備機器
からの信号線が、配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材
に設けられた信号入力用端子と信号出力用端子とを介し
て室内用設備機器の信号線に接続される。信号入力用端
子と信号出力用端子は密閉部材それ自体に作り付けとな
っているので、この密閉部材に孔を設けて配線を通す必
要はなく、外部からの埃や湿気の侵入および害虫の侵入
が確実に防止される。
からの信号線が、配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材
に設けられた信号入力用端子と信号出力用端子とを介し
て室内用設備機器の信号線に接続される。信号入力用端
子と信号出力用端子は密閉部材それ自体に作り付けとな
っているので、この密閉部材に孔を設けて配線を通す必
要はなく、外部からの埃や湿気の侵入および害虫の侵入
が確実に防止される。
【0012】更に、前述の密閉部材を、室外側から配管
用貫通穴の開口部を塞ぐ室外側密閉部材と、室内側から
配管用貫通穴の開口部を塞ぐ室内側密閉部材とによって
構成し、各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密
着するフランジ部を形成し、室外側密閉部材の信号出力
用端子と室内側密閉部材の信号入力用端子との間を中継
用信号線によって着脱可能に接続するようにしてもよ
い。
用貫通穴の開口部を塞ぐ室外側密閉部材と、室内側から
配管用貫通穴の開口部を塞ぐ室内側密閉部材とによって
構成し、各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密
着するフランジ部を形成し、室外側密閉部材の信号出力
用端子と室内側密閉部材の信号入力用端子との間を中継
用信号線によって着脱可能に接続するようにしてもよ
い。
【0013】このような構成を適用した場合、配管用貫
通穴の内外が密閉部材によって塞がれ、しかも、各密閉
部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着するフランジ
部が形成されているので、単一の密閉部材によって配管
用貫通穴を塞ぐ場合と比べて密閉性を更に向上させるこ
とができる。室外側密閉部材と室内側密閉部材の各々に
配管用貫通穴よりも径の大きなフランジ部を設けた関係
上、室外側密閉部材は室外側からの取り付け、また、室
内側密閉部材は室内側からの取り付けとなるが、中継用
信号線を外すことで室外側密閉部材と室内側密閉部材を
独立させて内外から取り付けることができるので、設置
作業は容易である。
通穴の内外が密閉部材によって塞がれ、しかも、各密閉
部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着するフランジ
部が形成されているので、単一の密閉部材によって配管
用貫通穴を塞ぐ場合と比べて密閉性を更に向上させるこ
とができる。室外側密閉部材と室内側密閉部材の各々に
配管用貫通穴よりも径の大きなフランジ部を設けた関係
上、室外側密閉部材は室外側からの取り付け、また、室
内側密閉部材は室内側からの取り付けとなるが、中継用
信号線を外すことで室外側密閉部材と室内側密閉部材を
独立させて内外から取り付けることができるので、設置
作業は容易である。
【0014】また、前述した信号入力用端子と信号出力
用端子の構成に加え、野外用設備機器に電力を供給する
ための電力供給端子を密閉部材の室外側の面に設け、室
内側の面に、この電力供給端子と電気的に接続して室内
側の電力供給線からの電力を電力供給端子に伝達する電
力入力端子を配備するようにしてもよい。
用端子の構成に加え、野外用設備機器に電力を供給する
ための電力供給端子を密閉部材の室外側の面に設け、室
内側の面に、この電力供給端子と電気的に接続して室内
側の電力供給線からの電力を電力供給端子に伝達する電
力入力端子を配備するようにしてもよい。
【0015】このような構成を適用することにより、家
屋内外の外観を損なうことなく、埃や湿気の侵入および
害虫の侵入を防止した状態で、野外用設備機器に電力を
供給することができる。
屋内外の外観を損なうことなく、埃や湿気の侵入および
害虫の侵入を防止した状態で、野外用設備機器に電力を
供給することができる。
【0016】この場合も、前記と同様にして、密閉部材
を室外側密閉部材と室内側密閉部材とで構成することが
可能である。
を室外側密閉部材と室内側密閉部材とで構成することが
可能である。
【0017】これにより、一層の密閉性を確保した状態
で野外用設備機器からの信号の受信と野外用設備機器へ
の電力の供給が実現される。
で野外用設備機器からの信号の受信と野外用設備機器へ
の電力の供給が実現される。
【0018】信号入力用端子および信号出力用端子とし
ては、BSデジタル放送やCSデジタル放送のための受
信アンテナの同軸ケーブルに適合したものを配備するこ
とができる。
ては、BSデジタル放送やCSデジタル放送のための受
信アンテナの同軸ケーブルに適合したものを配備するこ
とができる。
【0019】これにより、BSデジタルやCSデジタル
等のアンテナケーブルが屋内配線として実装されていな
い家屋においても、格別の追加工事を行うことなくBS
デジタルやCSデジタル等の放送を受信できるようにな
る。
等のアンテナケーブルが屋内配線として実装されていな
い家屋においても、格別の追加工事を行うことなくBS
デジタルやCSデジタル等の放送を受信できるようにな
る。
【0020】また、密閉部材には信号入力用端子および
信号出力用端子を複数組配備することが可能である。
信号出力用端子を複数組配備することが可能である。
【0021】信号入力用端子および信号出力用端子を複
数組配備することで、BSデジタルやCSデジタル等の
放送の受信に加え、防犯の為に屋外に設置されたビデオ
カメラからの信号の受信等も同時に実現することができ
る。ビデオカメラへの駆動電力の供給には、密閉部材の
電力供給端子を利用することができ、また、この電力供
給端子を利用して、屋外に設置された照明に電力を供給
するといったこともできる。
数組配備することで、BSデジタルやCSデジタル等の
放送の受信に加え、防犯の為に屋外に設置されたビデオ
カメラからの信号の受信等も同時に実現することができ
る。ビデオカメラへの駆動電力の供給には、密閉部材の
電力供給端子を利用することができ、また、この電力供
給端子を利用して、屋外に設置された照明に電力を供給
するといったこともできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した設備機器
接続装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明
する。
接続装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0023】図1は設備機器接続装置の一実施形態の構
造について示したもので、このうち、図1(a)では配
管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材の一部を構成する室
内側密閉部材1を室内側から見た状態を示し、また、図
1(b)では、この室内側密閉部材1の側面形状を示し
ている。また、図1(c)は、室内側密閉部材1と共に
密閉部材を構成する室外側密閉部材2の側面形状につい
て示したものである。
造について示したもので、このうち、図1(a)では配
管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部材の一部を構成する室
内側密閉部材1を室内側から見た状態を示し、また、図
1(b)では、この室内側密閉部材1の側面形状を示し
ている。また、図1(c)は、室内側密閉部材1と共に
密閉部材を構成する室外側密閉部材2の側面形状につい
て示したものである。
【0024】室内側密閉部材1の外形は、室内外を貫通
して予め家屋に穿設されている配管用貫通穴の形状に合
わせて形成され、図1(b)に示されるように、その室
内側の面1aの外周部には、配管用貫通穴の内径Dを僅
かに上回るフランジ部1cが形成され、また、室外側の
面1bには、配管用貫通穴の内径Dと嵌合する周壁1d
が突設されている。
して予め家屋に穿設されている配管用貫通穴の形状に合
わせて形成され、図1(b)に示されるように、その室
内側の面1aの外周部には、配管用貫通穴の内径Dを僅
かに上回るフランジ部1cが形成され、また、室外側の
面1bには、配管用貫通穴の内径Dと嵌合する周壁1d
が突設されている。
【0025】そして、室内側密閉部材1の室外側の面1
bには、野外用設備機器からの信号線に接続して信号を
受信するための信号入力用端子3a,3bと、野外用設
備機器に電力を供給するための電力供給端子4が一体的
に固設され、また、室内側密閉部材1の室内側の面1a
には、信号入力用端子3a,3bの各々と電気的に接続
して野外用設備機器からの信号を室内用設備機器の信号
線に伝達する信号出力用端子5a,5bと、電力供給端
子4と電気的に接続して室内側の電力供給線からの電力
を電力供給端子4に伝達する電力入力端子6が一体的に
固設されている。
bには、野外用設備機器からの信号線に接続して信号を
受信するための信号入力用端子3a,3bと、野外用設
備機器に電力を供給するための電力供給端子4が一体的
に固設され、また、室内側密閉部材1の室内側の面1a
には、信号入力用端子3a,3bの各々と電気的に接続
して野外用設備機器からの信号を室内用設備機器の信号
線に伝達する信号出力用端子5a,5bと、電力供給端
子4と電気的に接続して室内側の電力供給線からの電力
を電力供給端子4に伝達する電力入力端子6が一体的に
固設されている。
【0026】この実施形態では、室外に設置されたBS
デジタルやCSデジタル等の受信アンテナからのケーブ
ル(信号線)もしくは防犯用ビデオカメラからのケーブ
ル(信号線)に接続して信号を受信することを前提とし
ているので、信号入力用端子3a,3bおよび信号出力
用端子5a,5bの形状は同軸ケーブルのプラグに合わ
せた構造となっているが、他の野外用設備機器を接続す
る場合には、その野外用設備機器に合わせた信号入力用
端子3a,3bおよび信号出力用端子5a,5bを設け
るようにする。
デジタルやCSデジタル等の受信アンテナからのケーブ
ル(信号線)もしくは防犯用ビデオカメラからのケーブ
ル(信号線)に接続して信号を受信することを前提とし
ているので、信号入力用端子3a,3bおよび信号出力
用端子5a,5bの形状は同軸ケーブルのプラグに合わ
せた構造となっているが、他の野外用設備機器を接続す
る場合には、その野外用設備機器に合わせた信号入力用
端子3a,3bおよび信号出力用端子5a,5bを設け
るようにする。
【0027】電力供給端子4は、防犯用ビデオカメラ等
の野外用設備機器の電源プラグを差し込むためのもの
で、その構造は、家庭内で使用されるAC100ボルト
用の雌型の電源タップと実質的に同様である。また、電
力入力端子6は家庭内で使用される電源用延長コードの
雌型プラグを接続するためのもので、2枚の端子を突出
させて構成されている。なお、6aは接地用のアース端
子である。
の野外用設備機器の電源プラグを差し込むためのもの
で、その構造は、家庭内で使用されるAC100ボルト
用の雌型の電源タップと実質的に同様である。また、電
力入力端子6は家庭内で使用される電源用延長コードの
雌型プラグを接続するためのもので、2枚の端子を突出
させて構成されている。なお、6aは接地用のアース端
子である。
【0028】一方、室外側密閉部材2は、図1(c)に
示されるように、その室外側の面2bの外周部に、配管
用貫通穴の内径Dを僅かに上回るフランジ部2cを形成
され、また、室内側の面2aには、配管用貫通穴の内径
Dと嵌合する周壁2dが突設されている。フランジ部2
cには、室外側密閉部材2を家屋の外壁に固着するため
のタッピングネジ等を通すためのネジ通し穴10,10
が複数箇所に穿設されている。
示されるように、その室外側の面2bの外周部に、配管
用貫通穴の内径Dを僅かに上回るフランジ部2cを形成
され、また、室内側の面2aには、配管用貫通穴の内径
Dと嵌合する周壁2dが突設されている。フランジ部2
cには、室外側密閉部材2を家屋の外壁に固着するため
のタッピングネジ等を通すためのネジ通し穴10,10
が複数箇所に穿設されている。
【0029】そして、室外側密閉部材2の室外側の面2
bには、アンテナあるいは防犯用ビデオカメラ等の野外
用設備機器からの信号線に接続して信号を受信するため
の信号入力用端子7a,7bと、野外用設備機器に電力
を供給するための電力供給端子8が一体的に固設され、
また、室外側密閉部材2の室内側の面2aには、信号入
力用端子7a,7bの各々と電気的に接続して野外用設
備機器からの信号を室内用設備機器の信号線に伝達する
信号出力用端子9a,9bと、電力供給端子8と電気的
に接続して室内側の電力供給線からの電力を電力供給端
子8に伝達する電力入力端子11が一体的に固設されて
いる。
bには、アンテナあるいは防犯用ビデオカメラ等の野外
用設備機器からの信号線に接続して信号を受信するため
の信号入力用端子7a,7bと、野外用設備機器に電力
を供給するための電力供給端子8が一体的に固設され、
また、室外側密閉部材2の室内側の面2aには、信号入
力用端子7a,7bの各々と電気的に接続して野外用設
備機器からの信号を室内用設備機器の信号線に伝達する
信号出力用端子9a,9bと、電力供給端子8と電気的
に接続して室内側の電力供給線からの電力を電力供給端
子8に伝達する電力入力端子11が一体的に固設されて
いる。
【0030】前記と同様、信号入力用端子7a,7bお
よび信号出力用端子9a,9bの形状は同軸ケーブルの
プラグに合わせた構造となっている。
よび信号出力用端子9a,9bの形状は同軸ケーブルの
プラグに合わせた構造となっている。
【0031】電力供給端子8の構造は電力供給端子4の
構造と同様であり、また、電力入力端子11の構造は電
力入力端子6の構造と同様である。
構造と同様であり、また、電力入力端子11の構造は電
力入力端子6の構造と同様である。
【0032】次に、室内外を貫通して予め家屋に穿設さ
れているエアーコンディショナー用の配管用貫通穴14
に室内側密閉部材1および室外側密閉部材2を装着する
際の取り付け手順について図2を参照して説明する。
れているエアーコンディショナー用の配管用貫通穴14
に室内側密閉部材1および室外側密閉部材2を装着する
際の取り付け手順について図2を参照して説明する。
【0033】この実施形態では、室内側密閉部材1およ
び室外側密閉部材2の双方が配管用貫通穴14の内径D
よりも径の大きなフランジ部を備えているので、これら
の密閉部材1,2自体に配管用貫通穴14をくぐらせる
ことは不可能であり、室内側密閉部材1は室内側からの
取り付け、また、室外側密閉部材2は室外側からの取り
付けとなる。
び室外側密閉部材2の双方が配管用貫通穴14の内径D
よりも径の大きなフランジ部を備えているので、これら
の密閉部材1,2自体に配管用貫通穴14をくぐらせる
ことは不可能であり、室内側密閉部材1は室内側からの
取り付け、また、室外側密閉部材2は室外側からの取り
付けとなる。
【0034】ここでは一例として室外側密閉部材2を取
り付けてから室内側密閉部材1を取り付ける場合の作業
手順について述べるが、室内側密閉部材1を取り付けて
から室外側密閉部材2を取り付けるようにしても構わな
い。
り付けてから室内側密閉部材1を取り付ける場合の作業
手順について述べるが、室内側密閉部材1を取り付けて
から室外側密閉部材2を取り付けるようにしても構わな
い。
【0035】まず、図2(a)に示されるようにして、
室外側密閉部材2の信号出力用端子9a,9bに中継用
信号線12a,12bの一端を接続すると共に室外側密
閉部材2の電力入力端子11に中継用電力線13の一端
を接続し、これらの中継用信号線12a,12bおよび
中継用電力線13の他端を配管用貫通穴14を介して室
内側に導いてから、室外側密閉部材2の周壁2dを配管
用貫通穴14の室外側の開口部に内嵌し、フランジ部2
cのネジ通し穴10,10にタッピングネジ15,15
を通して、室外側密閉部材2を外壁16に固着する。
室外側密閉部材2の信号出力用端子9a,9bに中継用
信号線12a,12bの一端を接続すると共に室外側密
閉部材2の電力入力端子11に中継用電力線13の一端
を接続し、これらの中継用信号線12a,12bおよび
中継用電力線13の他端を配管用貫通穴14を介して室
内側に導いてから、室外側密閉部材2の周壁2dを配管
用貫通穴14の室外側の開口部に内嵌し、フランジ部2
cのネジ通し穴10,10にタッピングネジ15,15
を通して、室外側密閉部材2を外壁16に固着する。
【0036】但し、外壁16と内壁17との離間距離が
短い場合には、室外側密閉部材2を外壁16に固着した
後でも信号出力用端子9a,9bおよび電力入力端子1
1に中継用信号線12a,12bや中継用電力線13を
室内側から接続することができるので、必ずしも、この
段階で中継用信号線12a,12bや中継用電力線13
を接続する必要はない。
短い場合には、室外側密閉部材2を外壁16に固着した
後でも信号出力用端子9a,9bおよび電力入力端子1
1に中継用信号線12a,12bや中継用電力線13を
室内側から接続することができるので、必ずしも、この
段階で中継用信号線12a,12bや中継用電力線13
を接続する必要はない。
【0037】中継用信号線12a,12bは両端にコネ
クタを備えた同軸ケーブルである。中継用電力線13
は、家庭内で使用される電源用延長コードと同様の構造
を有し、その全長が外壁16と内壁17との離間距離に
比べて或る程度長めに調整されている。
クタを備えた同軸ケーブルである。中継用電力線13
は、家庭内で使用される電源用延長コードと同様の構造
を有し、その全長が外壁16と内壁17との離間距離に
比べて或る程度長めに調整されている。
【0038】外壁16がコンクリート等で形成されてい
る場合には、直にタッピングネジ15,15を捩じ込む
ことは困難であるから、予め電動ドリル等で外壁16に
大き目の下穴を空けておき、この下穴に合成樹脂等のス
リーブを内嵌させてからタッピングネジ15,15を捩
じ込んでスリーブを拡径することで室外側密閉部材2の
固着作業を行うようにする。
る場合には、直にタッピングネジ15,15を捩じ込む
ことは困難であるから、予め電動ドリル等で外壁16に
大き目の下穴を空けておき、この下穴に合成樹脂等のス
リーブを内嵌させてからタッピングネジ15,15を捩
じ込んでスリーブを拡径することで室外側密閉部材2の
固着作業を行うようにする。
【0039】室外側密閉部材2の周壁2dが配管用貫通
穴14の室外側の開口部の内周面に圧入され、更に、フ
ランジ部2cが配管用貫通穴14の室外側の開口部の縁
に密着するので、室内外の密閉性が保証される。
穴14の室外側の開口部の内周面に圧入され、更に、フ
ランジ部2cが配管用貫通穴14の室外側の開口部の縁
に密着するので、室内外の密閉性が保証される。
【0040】次いで、図2(b)に示されるように、中
継用信号線12a,12bの他端に設けられたコネクタ
を室内側密閉部材1の信号入力用端子3a,3bに接続
すると共に中継用電力線13の他端に設けられたプラグ
を室内側密閉部材1の電力供給端子4に接続し、こらの
中継用の配線12a,12b,13を配管用貫通穴14
の内部に押し込んでから、室内側密閉部材1の周壁1d
を配管用貫通穴14の室内側の開口部に内嵌して室内側
密閉部材1を内壁17に固定する。なお、室内側密閉部
材1のフランジ部1cを室外側密閉部材2のフランジ部
2cの場合と同様にして内壁17に固着するようにして
もよい。
継用信号線12a,12bの他端に設けられたコネクタ
を室内側密閉部材1の信号入力用端子3a,3bに接続
すると共に中継用電力線13の他端に設けられたプラグ
を室内側密閉部材1の電力供給端子4に接続し、こらの
中継用の配線12a,12b,13を配管用貫通穴14
の内部に押し込んでから、室内側密閉部材1の周壁1d
を配管用貫通穴14の室内側の開口部に内嵌して室内側
密閉部材1を内壁17に固定する。なお、室内側密閉部
材1のフランジ部1cを室外側密閉部材2のフランジ部
2cの場合と同様にして内壁17に固着するようにして
もよい。
【0041】室外側密閉部材1の周壁1dが配管用貫通
穴14の室内側の開口部の内周面に圧入され、更に、フ
ランジ部1cが配管用貫通穴14の室内側の開口部の縁
に重合するので、室内外の密閉性は十分である。
穴14の室内側の開口部の内周面に圧入され、更に、フ
ランジ部1cが配管用貫通穴14の室内側の開口部の縁
に重合するので、室内外の密閉性は十分である。
【0042】以上で、室内側密閉部材1および室外側密
閉部材2と中継用信号線12a,12bならびに中継用
電力線13の取り付け作業は完了する。最終的に、室外
側密閉部材2の信号入力用端子7aに野外用設備機器と
してのBSデジタルやCSデジタル等の受信アンテナか
らの信号線18aを接続し、また、室外側密閉部材2の
信号入力用端子7bに他の野外用設備機器である防犯用
ビデオカメラからの信号線18bを接続し、室外側密閉
部材2の電力供給端子8には、防犯用ビデオカメラ等か
らの電源コードを接続する。
閉部材2と中継用信号線12a,12bならびに中継用
電力線13の取り付け作業は完了する。最終的に、室外
側密閉部材2の信号入力用端子7aに野外用設備機器と
してのBSデジタルやCSデジタル等の受信アンテナか
らの信号線18aを接続し、また、室外側密閉部材2の
信号入力用端子7bに他の野外用設備機器である防犯用
ビデオカメラからの信号線18bを接続し、室外側密閉
部材2の電力供給端子8には、防犯用ビデオカメラ等か
らの電源コードを接続する。
【0043】また、室内側密閉部材1の信号出力用端子
5aには室内用設備機器としてのテレビジョンシステム
の受信用信号線19aを接続し、室内側密閉部材1の信
号出力用端子5bには室内用設備機器としてのビデオモ
ニタの受信用信号線19bを接続し、室外で受信または
撮影された情報を室内に導いて再生する。また、室内側
密閉部材1の電力入力端子6には家庭用のコンセントと
接続した電源用延長コード20のプラグを接続し、防犯
用ビデオカメラ等の野外用設備機器に駆動電力を供給す
る。
5aには室内用設備機器としてのテレビジョンシステム
の受信用信号線19aを接続し、室内側密閉部材1の信
号出力用端子5bには室内用設備機器としてのビデオモ
ニタの受信用信号線19bを接続し、室外で受信または
撮影された情報を室内に導いて再生する。また、室内側
密閉部材1の電力入力端子6には家庭用のコンセントと
接続した電源用延長コード20のプラグを接続し、防犯
用ビデオカメラ等の野外用設備機器に駆動電力を供給す
る。
【0044】本実施形態においては、独立して製造され
た室内側密閉部材1と室外側密閉部材2との間を中継用
の配線12a,12b,13で接続するようにしている
ので、外壁16と内壁17との離間距離が異なる様々な
家屋に対し、同一規格の室内側密閉部材1と室外側密閉
部材2を適用することができるメリットがある。
た室内側密閉部材1と室外側密閉部材2との間を中継用
の配線12a,12b,13で接続するようにしている
ので、外壁16と内壁17との離間距離が異なる様々な
家屋に対し、同一規格の室内側密閉部材1と室外側密閉
部材2を適用することができるメリットがある。
【0045】上述の例では、室内側密閉部材1と室外側
密閉部材2によって密閉部材を構成するようにしている
が、家屋内の見栄えを気にしなければ、室外側密閉部材
2のみで密閉部材を構成しても構わない。その場合は、
受信用信号線19a,19bを室外側密閉部材2の信号
出力用端子9a,9bに直に接続し、また、電源用延長
コード20のプラグを室外側密閉部材2の電力入力端子
11に直に接続して使用する。
密閉部材2によって密閉部材を構成するようにしている
が、家屋内の見栄えを気にしなければ、室外側密閉部材
2のみで密閉部材を構成しても構わない。その場合は、
受信用信号線19a,19bを室外側密閉部材2の信号
出力用端子9a,9bに直に接続し、また、電源用延長
コード20のプラグを室外側密閉部材2の電力入力端子
11に直に接続して使用する。
【0046】図3は設備機器接続装置の他の実施形態の
一つについて示した図である。図3の実施形態では、室
内側密閉部材1の室外側の面に円筒状部材20を一体に
形成し、円筒状部材20の開口部の内周面に設けた突条
21と室外側密閉部材2の周壁2dの外周に形成した周
溝22とを圧入によって嵌合させ、製品の出荷段階で、
予め室内側密閉部材1および円筒状部材20と室外側密
閉部材2とを一体的に組み上げている。
一つについて示した図である。図3の実施形態では、室
内側密閉部材1の室外側の面に円筒状部材20を一体に
形成し、円筒状部材20の開口部の内周面に設けた突条
21と室外側密閉部材2の周壁2dの外周に形成した周
溝22とを圧入によって嵌合させ、製品の出荷段階で、
予め室内側密閉部材1および円筒状部材20と室外側密
閉部材2とを一体的に組み上げている。
【0047】このような構造を適用した場合、外壁16
と内壁17との離間距離に応じて室内側密閉部材1と室
外側密閉部材2の離間距離を調整するといったことはで
きないが、ユニット化された設備機器接続装置を室外側
から配管用貫通穴14に挿入して室外側密閉部材2のフ
ランジ部2cをタッピングネジ等で外壁16に固着する
だけで全ての取り付け作業を完了させることができるの
で、装置の取り付け作業が大幅に簡略化されるメリット
がある。この際、円筒状部材20の部分を長めに設計し
ておけば、室内側密閉部材1の部分が内壁17と外壁1
6との間に埋没することは避けられるので、信号出力用
端子5a,5bや電力入力端子6に対する室内からの配
線作業に支障を来たす問題は発生しない。なお、外壁1
6と内壁17との離間距離が短い場合には、室内側密閉
部材1の部分が室内側に突出することも有り得るが、実
質的な不都合はない。
と内壁17との離間距離に応じて室内側密閉部材1と室
外側密閉部材2の離間距離を調整するといったことはで
きないが、ユニット化された設備機器接続装置を室外側
から配管用貫通穴14に挿入して室外側密閉部材2のフ
ランジ部2cをタッピングネジ等で外壁16に固着する
だけで全ての取り付け作業を完了させることができるの
で、装置の取り付け作業が大幅に簡略化されるメリット
がある。この際、円筒状部材20の部分を長めに設計し
ておけば、室内側密閉部材1の部分が内壁17と外壁1
6との間に埋没することは避けられるので、信号出力用
端子5a,5bや電力入力端子6に対する室内からの配
線作業に支障を来たす問題は発生しない。なお、外壁1
6と内壁17との離間距離が短い場合には、室内側密閉
部材1の部分が室内側に突出することも有り得るが、実
質的な不都合はない。
【0048】また、このような構成を適用した場合、中
継用信号線12a,12bや中継用電力線13を着脱す
る必要性はないので、信号入力用端子3a,3bと信号
入力用端子7a,7b、および、電力供給端子4と電力
入力端子11との接続を直付け構造とすことができ、装
置全体の製造コストの軽減にも役立つ。
継用信号線12a,12bや中継用電力線13を着脱す
る必要性はないので、信号入力用端子3a,3bと信号
入力用端子7a,7b、および、電力供給端子4と電力
入力端子11との接続を直付け構造とすことができ、装
置全体の製造コストの軽減にも役立つ。
【0049】
【発明の効果】本発明の設備機器接続装置は、室内外を
貫通して穿設された配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部
材の室外側の面に信号入力用端子や電力供給端子を配備
する一方、この密閉部材の室内側の面には信号出力用端
子や電力入力端子を配備し、これらの信号入力用端子と
信号出力用端子を介して野外用設備機器からの信号を室
内用設備機器に導くと共に、電力入力端子と電力供給端
子とを介して野外用設備機器に室内から駆動電力を供給
するようにしたので、新たに野外用設備機器を設置する
場合でも家屋に対して穴あけ等の追加工を施す必要はな
く、また、配管用貫通穴を防ぐ密閉部材に孔を設けて配
線を通す必要もないので、外部からの埃や湿気の侵入お
よび害虫の侵入を確実に防止して野外用設備機器を使用
することができる。
貫通して穿設された配管用貫通穴の開口部を塞ぐ密閉部
材の室外側の面に信号入力用端子や電力供給端子を配備
する一方、この密閉部材の室内側の面には信号出力用端
子や電力入力端子を配備し、これらの信号入力用端子と
信号出力用端子を介して野外用設備機器からの信号を室
内用設備機器に導くと共に、電力入力端子と電力供給端
子とを介して野外用設備機器に室内から駆動電力を供給
するようにしたので、新たに野外用設備機器を設置する
場合でも家屋に対して穴あけ等の追加工を施す必要はな
く、また、配管用貫通穴を防ぐ密閉部材に孔を設けて配
線を通す必要もないので、外部からの埃や湿気の侵入お
よび害虫の侵入を確実に防止して野外用設備機器を使用
することができる。
【0050】しかも、室外側から配管用貫通穴の開口部
を塞ぐ室外側密閉部材と室内側から配管用貫通穴の開口
部を塞ぐ室内側密閉部材とによって密閉部材を構成して
各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着するフ
ランジ部を形成し、室外側密閉部材の信号出力用端子と
室内側密閉部材の信号入力用端子との間を中継用信号線
によって着脱可能に接続すると共に室外側密閉部材の電
力入力端子と室内側密閉部材の電力供給端子との間を中
継用電力線によって着脱可能に接続するようにしたの
で、単一の密閉部材によって配管用貫通穴を塞ぐ場合と
比べて配管用貫通穴の密閉性が向上する。また、中継用
信号線や中継用電力線を外すことで室外側密閉部材と室
内側密閉部材を独立させて内外から簡単に取り付けるこ
とができるので設置作業も容易である。
を塞ぐ室外側密閉部材と室内側から配管用貫通穴の開口
部を塞ぐ室内側密閉部材とによって密閉部材を構成して
各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着するフ
ランジ部を形成し、室外側密閉部材の信号出力用端子と
室内側密閉部材の信号入力用端子との間を中継用信号線
によって着脱可能に接続すると共に室外側密閉部材の電
力入力端子と室内側密閉部材の電力供給端子との間を中
継用電力線によって着脱可能に接続するようにしたの
で、単一の密閉部材によって配管用貫通穴を塞ぐ場合と
比べて配管用貫通穴の密閉性が向上する。また、中継用
信号線や中継用電力線を外すことで室外側密閉部材と室
内側密閉部材を独立させて内外から簡単に取り付けるこ
とができるので設置作業も容易である。
【0051】また、信号入力用端子および信号出力用端
子としては、BSデジタル放送やCSデジタル放送のた
めの受信アンテナの同軸ケーブルに適合した構造を採用
しているので、BSデジタルやCSデジタル等のアンテ
ナケーブルが屋内配線として実装されていない家屋にお
いても、アンテナを設置するだけで格別の追加工事を行
うことなくBSデジタルやCSデジタル等の放送を受信
できるようになる。
子としては、BSデジタル放送やCSデジタル放送のた
めの受信アンテナの同軸ケーブルに適合した構造を採用
しているので、BSデジタルやCSデジタル等のアンテ
ナケーブルが屋内配線として実装されていない家屋にお
いても、アンテナを設置するだけで格別の追加工事を行
うことなくBSデジタルやCSデジタル等の放送を受信
できるようになる。
【0052】更に、密閉部材には信号入力用端子および
信号出力用端子を複数組配備しているので、BSデジタ
ルやCSデジタル等の放送の受信に加え、防犯の為に屋
外に設置されたビデオカメラからの信号の受信等も同時
に実現することができる。
信号出力用端子を複数組配備しているので、BSデジタ
ルやCSデジタル等の放送の受信に加え、防犯の為に屋
外に設置されたビデオカメラからの信号の受信等も同時
に実現することができる。
【図1】設備機器接続装置の一実施形態の構造について
示したもので、図1(a)では室内側密閉部材の正面形
状を示し、図1(b)では室内側密閉部材の側面形状を
示し、図1(c)では室外側密閉部材の側面形状につい
て示している。
示したもので、図1(a)では室内側密閉部材の正面形
状を示し、図1(b)では室内側密閉部材の側面形状を
示し、図1(c)では室外側密閉部材の側面形状につい
て示している。
【図2】室内側密閉部材および室外側密閉部材を装着す
る際の取り付け手順について示した図で、図2(a)では
室外側密閉部材の装着が完了した状態を示し、図2(b)
では室内側密閉部材および室外側密閉部材の装着が完了
した状態を示している。
る際の取り付け手順について示した図で、図2(a)では
室外側密閉部材の装着が完了した状態を示し、図2(b)
では室内側密閉部材および室外側密閉部材の装着が完了
した状態を示している。
【図3】設備機器接続装置の他の一実施形態の構造につ
いて示した図である。
いて示した図である。
1 室内側密閉部材
1a 室内側の面
1b 室外側の面
1c フランジ部
1d 周壁
2 室外側密閉部材
2a フランジ部
2b 室外側の面
2c フランジ部
2d 周壁
3a,3b 信号入力用端子
4 電力供給端子
5a,5b 信号出力用端子
6 電力入力端子
6a アース端子
7a,7b 信号入力用端子
8 電力供給端子
9a,9b 信号出力用端子
10 ネジ通し穴
11 電力入力端子
12a,12b 中継用信号線
13 中継用電力線
14 配管用貫通穴
15 タッピングネジ
16 外壁
17 内壁
18a,18b 野外用設備機器からの信号線
19a,19b 室内用設備機器からの信号線
20 円筒状部材
21 突条
22 周溝
D 配管用貫通穴の内径
Claims (6)
- 【請求項1】 室内外を貫通して穿設された配管用貫通
穴の開口部を塞ぐ密閉部材の室外側の面に、野外用設備
機器からの信号線に接続して信号を受信するための信号
入力用端子を配備する一方、この密閉部材の室内側の面
には、前記信号入力用端子と電気的に接続して前記信号
を室内用設備機器の信号線に伝達する信号出力用端子を
配備したことを特徴とする配管用貫通穴を利用した設備
機器接続装置。 - 【請求項2】 前記密閉部材は、室外側から配管用貫通
穴の開口部を塞ぐ室外側密閉部材と室内側から配管用貫
通穴の開口部を塞ぐ室内側密閉部材とによって構成さ
れ、各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着す
るフランジ部が形成されると共に、室外側密閉部材の信
号出力用端子と室内側密閉部材の信号入力用端子との間
が中継用信号線によって着脱可能に接続されていること
を特徴とする請求項1記載の配管用貫通穴を利用した設
備機器接続装置。 - 【請求項3】 室内外を貫通して穿設された配管用貫通
穴の開口部を塞ぐ密閉部材の室外側の面に、野外用設備
機器からの信号線に接続して信号を受信するための信号
入力用端子と野外用設備機器に電力を供給するための電
力供給端子とを配備する一方、この密閉部材の室内側の
面には、前記信号入力用端子と電気的に接続して前記信
号を室内用設備機器の信号線に伝達する信号出力用端子
と前記電力供給端子と電気的に接続して室内側の電力供
給線からの電力を前記電力供給端子に伝達する電力入力
端子とを配備したことを特徴とする配管用貫通穴を利用
した設備機器接続装置。 - 【請求項4】 前記密閉部材は、室外側から配管用貫通
穴の開口部を塞ぐ室外側密閉部材と室内側から配管用貫
通穴の開口部を塞ぐ室内側密閉部材とによって構成さ
れ、各密閉部材の外周部には配管用貫通穴の縁に密着す
るフランジ部が形成されると共に、室外側密閉部材の信
号出力用端子と室内側密閉部材の信号入力用端子との間
が中継用信号線によって着脱可能に接続され、室外側密
閉部材の電力入力端子と室内側密閉部材の電力供給端子
との間が中継用電力線によって着脱可能に接続されてい
ることを特徴とする請求項3記載の配管用貫通穴を利用
した設備機器接続装置。 - 【請求項5】 前記信号入力用端子および信号出力用端
子が、受信アンテナ用の信号線となる同軸ケーブルに適
合して形成されていることを特徴とする請求項1ないし
請求項4のうち何れか一項に記載の配管用貫通穴を利用
した設備機器接続装置。 - 【請求項6】 前記信号入力用端子および信号出力用端
子が複数組配備されていることを特徴とした請求項1な
いし請求項5のうち何れか一項に記載の配管用貫通穴を
利用した設備機器接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090828A JP2003288965A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 配管用貫通穴を利用した設備機器接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090828A JP2003288965A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 配管用貫通穴を利用した設備機器接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003288965A true JP2003288965A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29236070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090828A Pending JP2003288965A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 配管用貫通穴を利用した設備機器接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003288965A (ja) |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090828A patent/JP2003288965A/ja active Pending
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