JP2003288963A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JP2003288963A
JP2003288963A JP2002090464A JP2002090464A JP2003288963A JP 2003288963 A JP2003288963 A JP 2003288963A JP 2002090464 A JP2002090464 A JP 2002090464A JP 2002090464 A JP2002090464 A JP 2002090464A JP 2003288963 A JP2003288963 A JP 2003288963A
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Akihiro Shibuya
彰弘 渋谷
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化、コスト低減を図ったシールドコネクタ 【解決手段】オス側シールドシェルを第1のシールドシ
ェル23と第2のシールドシェル24とに分割し、第1
のシールドシェル23は、第1のシールドタブ25を介
して、コンパレータ43の一方の入力端子に接続され、
その間から分岐して5[kΩ]のプルアップ抵抗R1を
介して、電源41に接続されている。第2のオス側シー
ルドシェル24は、第2のシールドタブ26を介して、
筐体GND7に接地されている。コンパレータ43の他
方の入力端子には、基準電位44が接続されており、当
該基準電位44は筐体GND7に接地されている。コン
パレータ43は、一方の入力端子から入力された電位を
他方の入力端子に接続された基準電位44と比較し、嵌
合/非嵌合の2値化を行う。シールド線6に接続された
メスコネクタのメス側シールドシェル33が2つのオス
側シールドシェル23、24を接続することにより、シ
ールドコネクタの完全嵌合が検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線を接続
するシールドコネクタに関し、特に完全嵌合の検知が可
能なシールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】シールドコネクタの接続作業において当
該コネクタの接続が確実にされたか否かの確認は、目視
による確認では不十分であるため、完全嵌合を検知する
機能を付加したコネクタが提案されている。
【0003】特開平10−199606号では、オスコ
ネクタ及びメスコネクタに嵌合検知用接触端子を設け、
コネクタの完全嵌合と同時にこれらの嵌合検知用接触端
子が接触するように構成し、オスコネクタの嵌合検知用
接触端子に接続された完全嵌合検知回路が閉成されるこ
とにより、完全嵌合の電気的な検知を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、通電用の主端子と、完全嵌合の電気的な
検知を行うための嵌合検知用接触端子とが分離して設け
られているため、シールドコネクタ全体の大型化を招く
問題がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、完全嵌合の検知が可能なシ
ールドコネクタの小型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ノイズを遮断するノイズ遮断手段
と、シールドコネクタの実質的に完全な嵌合を検知する
完全嵌合検知手段とを備えたシールドコネクタであっ
て、前記ノイズ遮断手段が、前記完全嵌合検知手段の一
部であるシールドコネクタが提供される。
【0007】シールドコネクタに具備されたノイズを遮
断するノイズ遮断手段を、シールドコネクタの実質的に
完全な嵌合を検知する完全嵌合検知手段の一部として利
用する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズ遮断手段を完全
嵌合検知手段の一部として利用することにより、嵌合検
知用接触端子を設ける必要がなくなり、完全嵌合の検知
が可能なシールドコネクタの小型化を図ることが可能と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の実施形態における全体構
成を示す斜視図である。また、図2は本発明の実施形態
におけるオスコネクタ2を示す断面図であり、図3は本
発明の実施形態におけるメスコネクタ3を示す断面図で
ある。図4及び図5は、本発明の実施形態における完全
嵌合検知機能を示すブロック図であり、図4は非嵌合
時、図5は完全嵌合時を示す。
【0011】図1から図3に示すように、本発明におけ
るシールドコネクタ1は、シールド線6同士、或いはシ
ールド線6と電子回路等とを接続するための手段であ
る。なお、図1〜3には、一方のシールド線6のみを図
示し、他方のシールド線及び電子回路については図示し
ていない。シールドコネクタ1は、筐体5に取り付けら
れたオスコネクタ2(一方のシールドコネクタ)と、シ
ールド線6に接続されたメスコネクタ3(他方のシール
ドコネクタ)とから構成される。このシールドコネクタ
1は、メスコネクタ3がオスコネクタ2に挿入され、こ
れらが実質的に完全に嵌合されると、シールド線6同
士、或いはシールド線6と電子回路等とを通電可能な状
態となる。さらに、この嵌合と同時に、シールド線6の
シールド層6bから、後述するメス側シールドシェル3
3(ノイズ遮断手段)と2つのオス側シールドシェル2
3、24(分割されたノイズ遮断手段)を経由して、筐
体5に至るシールド構造が形成される。このシールド構
造により、外部からの電磁的又は静電気的なノイズを影
響を減少するとともに、内部からのノイズを輻射も減少
する。なお、一般的に、筐体5にはアルミダイキャスト
等の工法により作られた金属製のものが用いられる。
【0012】図1及び図2に示すように、オスコネクタ
2は、オス側アウターハウジング21と、オス側主端子
22と、第1のオス側シールドシェル23と、第2のオ
ス側シールドシェル24と、第1のシールドタブ25
と、第2のシールドタブ26と、オス側インナーハウジ
ング27とから構成されている。
【0013】オス側インナーハウジング27は、一方の
端部にメスコネクタ3のメス側インナーハウジング34
が挿入される凹部27aを具備した概略円柱形状であ
り、その実質的に中心をオス側主端子22が貫通し、そ
の両端部が突出して設けられている。当該オス側インナ
ーハウジング27の周囲には、シールド構造を形成する
ための概略半円筒形状の第1のオス側シールドシェル2
3及び第2のシールドシェル24が互いに接触すること
なく分割して設けられている。なお、嵌合時には、この
2つのオス側シールドシェル23、24により形成され
る外周より大きな内径を有する後述するメス側シールド
シェル33が、当該分割された2つのオス側シールドシ
ェル23、24を覆うため、シールド性能を維持するこ
とが出来る。
【0014】第1のシールドシェル23の一方の端部に
は、後述する筐体5内の完全嵌合検知回路4に接続され
る第1のシールドタブ25が形成されている。また、第
2のシールドシェル26の一方の端部には、筐体5に接
続される第2のシールドタブ26が形成されている。
【0015】さらに、当該2つのオス側シールドシェル
23、24の外側には、筐体5へ取り付けるための台座
部28を具備した概略円筒形状のオス側アウターハウジ
ング21が設けられている。当該オス側アウターハウジ
ング21には、第1のシールドタブ25が筐体5から絶
縁され、この第1のシールドタブ25の先端部が当該オ
ス側アウターハウジング21から突出するように設けら
れている。当該オス側アウターハウジング21の台座部
28の各角近傍には4つの取付孔28aが具備されてい
る。また、当該オス側アウターハウジング21の概略円
筒形状の外周には、メスコネクタ3の嵌合の際に、当該
嵌合方向を中心とした回転方向の位置決めを行うための
一筋の凸部21aが形成されている。
【0016】図1及び図2に示すように、当該オスコネ
クタ2は、取付孔28aを介してネジ等を取り付けて筐
体5に固定することにより、オス側インナーハウジング
27に具備されたオス側主端子22の一方の端部と第1
のシールドタブ25とが、筐体5の内部に挿入されると
ともに、第2のシールドタブ26が筐体5に接続され、
導通する。
【0017】図1及び図3に示すように、メスコネクタ
3は、メス側アウターハウジング31と、メス側主端子
32と、メス側シールドシェル33と、メス側インナー
ハウジング34とから構成されている。
【0018】メス側インナーハウジング34は、概略円
筒形状であり、その内部にシールド線6の電線6aを圧
着したメス側主端子32を有している。そして、当該メ
ス側インナーハウジング34の外周には、オスコネクタ
2との嵌合側に2つのオス側シールドシェル23、24
から形成される外径より若干大きな内径の概略円筒形状
を有し、シールド線6との接続側に頂点部のない概略円
錐形状を有するメス側シールドシェル33が設けられて
いる。さらに、このメス側シールドシェル33の外周に
は、オスコネクタ2との嵌合側にオス側アウターハウジ
ング21の外径より若干大きな内径を有する概略円筒形
状を有し、段差を介してシールド線6との接続側にシー
ルド線6の外径より大きな内径を有する概略円筒形状を
有するメス側アウターハウジング31が設けられてい
る。また、メス側アウターハウジング31の概略円筒形
状の内側表面には、オス側アウターハウジング21に形
成された凸部21aが挿入される一筋の凹部31aが形
成されている。
【0019】例えば筐体5の内部には、図4及び図5に
示すような完全嵌合検知回路4が具備されている。この
完全嵌合検知回路4は、完全嵌合検知用の5[V]の電
源41と、プルアップ抵抗R1と、コンパレータ43と
から構成される。
【0020】第1のオス側シールドシェル23に接続さ
れた第1のシールドタブ25は、コンパレータ43の一
方の入力端子に接続されており、その間から分岐して5
[kΩ]のプルアップ抵抗R1を介して、電源41に接
続されている。第2のオス側シールドシェル24に接続
された第2のシールドタブ26は、筐体GND7に接地
されている。コンパレータ43の他方の入力端子には、
基準電位44が接続されており、当該基準電位44は筐
体GND7に接地されている。
【0021】コンパレータ43は、一方の入力端子から
入力された電位を他方の入力端子に接続された基準電位
44と比較し、嵌合/非嵌合の2値化を行う。そして、
例えば、当該2値化された結果をランプ等で表示するこ
とにより、完全嵌合が達成されたことを電気的に検知す
ることが可能となる。また、例えば、当該2値化された
結果を全体システムの制御を行うCPUに出力し、当該
CPUが2値化された結果に基づいて電線6aに流れる
強電の遮断等の制御を行っても良い。
【0022】次に作用について説明する。
【0023】なお、以下の説明において、嵌合時におけ
る第1のオス側シールドシェル23と第2のオス側シー
ルドシェル24との間の接触抵抗R2の最悪値は10
[mΩ]とする。
【0024】まず、オスコネクタ2とメスコネクタ3と
が非嵌合の場合について説明する。
【0025】図4に示すように、第1のオス側シールド
シェル23と、第2のオス側シールドシェル24との間
が開放されているため、完全嵌合検知回路4に接続され
た第1のシールドタブ25の電位は、電源41にプルア
ップされて5[V]となる。また、第2のシールドタブ
26の電位は、筐体GND7に接地されているため0
[V]である。コンパレータ43は、入力端子にそれぞ
れ入力された第1のシールドタブ25の電位5[V]と
基準電位44とを比較し、嵌合/非嵌合の2値化された
結果を出力する。当該2値化された結果をランプ等で表
示したり、或いは強電遮断等の制御を行っても良い。
【0026】次に、メスコネクタ3とオスコネクタ2と
を嵌合させた場合について説明する。
【0027】メス側アウターハウジング31に形成され
た凹部31aをオス側アウターハウジング21aに位置
決めし、メス側アウターハウジング31をオス側アウタ
ーハウジング31に挿入する。さらに、メス側主端子3
2とオス側主端子22とが十分に係合するまでメスコネ
クタ3をオスコネクタ2に挿入することにより、完全嵌
合な状態となる。この状態において図5に示すように、
メス側シールドシェル33により第1のオス側シールド
シェル23と第2のオス側シールドシェル24とが短絡
される。
【0028】この際、電源41の5[V]は、プルアッ
プ抵抗R1の5[kΩ]と2つのオス側シールドシェル
23、24の間の接触抵抗R2の最悪値10[mΩ]と
で分圧されるため、完全嵌合検知回路4に接続された第
1のオス側シールドタブ25の電位は、10[mΩ]/
(5[kΩ]+10[mΩ])×5[V]=0.000
01[V]≒0[V]となる。
【0029】コンパレータ43は、一方の入力端子に入
力された上記の第1のオス側シールドタブ25の電位0
[V]と基準電位44とを比較し、嵌合/非嵌合の2値
化された結果を出力する。当該2値化された結果をラン
プ等で表示したり、或いは強電遮断等の制御を行っても
良い。このように、嵌合/非嵌合時における第1のオス
側シールドシェルに接続された第1のシールドタブの電
位と基準電位とを比較することにより、実質的に完全な
嵌合を検知することが可能となる。
【0030】以上のように、オス側シールドシェルを2
つに分割し、当該2つのオス側シールドシェルと1つの
メス側シールドシェルとを完全嵌合の検知のための端子
として利用して、オスコネクタがメスコネクタに実質的
に完全に嵌合した際に、2つのオス側シールドシェルが
接続され、完全嵌合検知回路がシールドコネクタの実質
的に完全な嵌合を検知することにより、シールドコネク
タの小型化、コスト低減を図ることが可能となる。
【0031】また、嵌合時、即ち図5に示す状態の場合
には、メス側シールドシェル33を介して第1のオス側
シールドシェル23と第2のシールドシェル24との間
に、5[V]/(5[kΩ]+10[mΩ])≒1[m
A]の微小電流が定常的に通電される。
【0032】このように、第1のオス側シールドシェル
を電源に接続し、第2のオス側シールドシェルを接地す
ることにより、完全嵌合中に常時微小電流が通電され、
シールドシェル間の酸化物を除去し、シールド性能を維
持することが可能となる。
【0033】以下に、複数個のシールドコネクタ1の完
全嵌合を検知する場合について説明する。
【0034】図6は、本発明の実施形態における複数の
シールドコネクタ1の完全嵌合の検知に適用する場合の
並列の回路図の例である。図7は、本発明の実施形態に
おける複数のシールドコネクタ1の完全嵌合の検知に適
用する場合の直列の回路図の例である。なお、図6及び
図7はいずれも非嵌合時を示す。また、図6及び図7に
おいて、3つのシールドコネクタ1について説明してい
るが、シールドコネクタ1の数はこれに限定されず、2
以上のシールドコネクタ1に適用することが出来る。
【0035】複数のシールドコネクタ1の完全嵌合を、
各シールドコネクタ1毎に検知する必要がある場合、図
6に示すように、3つの各シールドコネクタ1にそれぞ
れ、5[V]の完全嵌合検知用の電源41と、プルアッ
プ抵抗R1と、コンパレータ43とを上述した接続関係
でそれぞれ並列に具備させ、各シールドコネクタ1毎に
独立した完全嵌合検知回路4を具備させる。
【0036】このように、複数のシールドコネクタ1に
対して、各シールドコネクタ1毎に並列に完全嵌合検知
回路4を具備させることにより、他のシールドコネクタ
1の嵌合状態に影響されることなく、各シールドコネク
タ1毎に独立して完全嵌合の検知が可能となる。
【0037】また、複数のシールドコネクタ1の完全嵌
合の検知において、全てのシールドコネクタ1の完全嵌
合のみを検知すれば良いような場合には、図7に示すよ
うに、第1のシールドコネクタ11の第1のオス側シー
ルドシェル231を、第1のシールドコネクタ11の第
1のシールドタブ251及びプルアップ抵抗R1を介し
て、完全嵌合検知用の電源51に接続し、その間から分
岐してコンパレータ43の一方の入力端子に接続する。
そして、第1のシールドコネクタ11の第2のオス側シ
ールドシェル241と第2のシールドコネクタ12の第
1のオス側シールドシェル232とを、第1のシールド
コネクタ11の第2のシールドタブ261と第2のシー
ルドコネクタ12の第1のシールドタブ252とを介し
て接続する。さらに、第2のシールドコネクタ12の第
2のオス側シールドシェル242と第3のシールドコネ
クタ13の第1のオス側シールドシェル233とを、第
2のシールドコネクタ12の第2のシールドタブ262
と第3のシールドコネクタ13の第1のシールドタブ2
53とを介して接続する。さらに、第3のシールドコネ
クタ13の第2のオス側シールドシェル243を、第3
のシールドコネクタ13の第2のシールドタブ263を
介して筐体GND7に接地する。このように、各オス側
シールドシェル23、24を直列で接続し、3つのシー
ルドコネクタ1に対して、1つの5[V]の完全嵌合検
知用の電源41と、1つのプルアップ抵抗R1と、1つ
のコンパレータ43とを具備させ、全てのシールドコネ
クタ1に対して一つの完全嵌合検知回路4を具備させ
る。
【0038】図7に示すような完全嵌合検知回路4の場
合には、第1のシールドコネクタ11に具備されたメス
側シールドシェル331が当該シールドコネクタ11の
2つのオス側シールドシェル231、241を接続し、
且つ第2のシールドコネクタ12に具備されたメス側シ
ールドシェル332が当該シールドコネクタ12の2つ
のオス側シールドシェル232、242を接続し、且つ
第3のシールドコネクタ13に具備されたメス側シール
ドシェル333が当該シールドコネクタ13の2つのオ
ス側シールドシェル233、243を接続した場合に、
実質的に完全な嵌合が検知される。
【0039】このように、複数のシールドコネクタ1の
完全嵌合の検知において、全てのシールドコネクタ1の
完全嵌合のみを検知すれば良いような場合に、全てのシ
ールドコネクタ1に対して一つの完全嵌合検知回路4を
具備させることにより、完全嵌合検知回路4を簡略化す
ることが可能となる。なお、この場合は、第1のシール
ドコネクタ11の第2のシールドタブ261及び第2の
シールドコネクタ12の第2のシールドコネクタ12の
第2のシールドタブ262の形状を第1のシールドタブ
25の形状と同様の形状に、即ち、筐体5から絶縁し、
オス側アウターハウジング21から突出するような形状
にする必要がある。
【0040】複数のシールドコネクタ1を用いる場合
に、各シールドコネクタ1の完全嵌合の検知の必要性に
応じて、適宜上記の並列な接続及び直列な接続を適宜選
択することが出来る。
【0041】なお、上記の完全嵌合検知回路4に、以下
に述べる図8及び図9に示す完全嵌合検知回路4を適用
しても良い。
【0042】完全嵌合検知回路4の他の実施形態とし
て、完全嵌合検知回路4を図8及び図9に示すような回
路としても良い。図8及び図9は、本発明の実施形態に
おける完全嵌合検知機能を示すブロック図であり、図8
は非嵌合時、図9は完全嵌合時を示す。
【0043】図8及び図9に示すように、第1のオス側
シールドシェル23に接続された第1のシールドタブ2
5は、差動アンプ42の一方の入力端子に接続されてお
り、その間から分岐して5[kΩ]のプルアップ抵抗R
1を介して、完全嵌合検知用の5[V]の電源41に接
続されている。第2のオス側シールドシェル24に接続
された第2のシールドタブ26は、制御系GND8に接
地された差動アンプ42の他方の入力端子に接続されて
おり、その間から分岐して筐体GND7に接地されてい
る。差動アンプ42は、2つの入力端子から入力された
第1のシールドタブ25と第2のシールドタブ26との
電位の差を出力端子から増幅して出力し、コンパレータ
43がこの増幅された電位差と基準電位44とを比較し
て、嵌合/非嵌合の2値化を行う。そして、例えば、当
該2値化された結果をランプ等で表示をすることによ
り、完全嵌合が達成されたことを電気的に検知すること
が可能となる。また、例えば、当該2値化された結果を
全体システムの制御を行うCPUに出力し、当該CPU
が2値化された結果に基づいて強電遮断等の制御を行っ
ても良い。このように差動アンプ42等を用いて、制御
系GND8と筐体GND7とを分離することにより、よ
り精度良く完全嵌合の検知を行うことが可能となる。
【0044】次に、作用について説明する。
【0045】なお、先述の実施形態と同様に、以下の説
明において、嵌合時における第1のオス側シールドシェ
ル23と第2のオス側シールドシェル24との間の接触
抵抗R2の最悪値は10[mΩ]とする。
【0046】まず、オスコネクタ2とメスコネクタ3と
が非嵌合の場合について説明する。
【0047】図8に示すように、第1のオス側シールド
シェル23と、第2のオス側シールドシェル24との間
が開放されているため、完全嵌合検知回路4に接続され
た第1のシールドタブ25の電位は、電源41にプルア
ップされて5[V]となる。また、第2のシールドタブ
26の電位は、筐体GND7に接地されているため0
[V]である。差動アンプ42はこれらの電位差5
[V]を増幅してコンパレータ43に出力し、当該コン
パレータ43は、当該増幅された電位差と基準電位44
とを比較し、嵌合/非嵌合の2値化された結果を出力す
る。
【0048】次に、メスコネクタ3とオスコネクタ2と
を嵌合させる場合について説明する。
【0049】完全嵌合な状態になることによって、図9
に示すように、メス側シールドシェル33により第1の
オス側シールドシェル23と第2のオス側シールドシェ
ル24とが短絡される。
【0050】この際、電源41の5[V]は、プルアッ
プ抵抗R1の5[kΩ]と2つのオス側シールドシェル
23、24の間の接触抵抗R2の最悪値10[mΩ]と
で分圧されるため、完全嵌合検知回路4に接続された第
1のオス側シールドタブ25の電位は、10[mΩ]/
(5[kΩ]+10[mΩ])×5[V]=0.000
01[V]≒0[V]となる。
【0051】差動アンプ42はこれらの電位差0[V]
をコンパレータ43に増幅して出力し、コンパレータ4
3は、当該増幅された電位差と基準電位44とを比較
し、嵌合/非嵌合の2値化された結果を出力する。この
ように、嵌合/非嵌合時における第1のオス側シールド
シェルに接続された第1のシールドタブの電位と、第2
のオス側シールドシェルに接続された第2のシールドタ
ブの電位とを少なくとも比較し、当該比較結果と基準電
位とを比較することにより、実質的に完全な嵌合をより
精度良く検知することが可能となる。
【0052】さらに、上述の実施形態と同様に、嵌合時
には、メス側シールドシェル33を介して第1のオス側
シールドシェル23と第2のシールドシェル24との間
に、5[V]/(5[kΩ]+10[mΩ])≒1[m
A]の微小電流が定常的に通電するため、形成される酸
化膜を除去し、シールド性能を維持することが可能にな
る。
【0053】なお、本発明の実施形態におけるオス側、
メス側の関係は、上述の関係に限定されず、これと逆の
関係であっても良い。
【0054】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体構成を示す斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態におけるオスコネクタを示す
断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるメスコネクタを示す
断面図である。
【図4】本発明の実施形態における非嵌合時の完全嵌合
検知機能を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における完全嵌合時の完全嵌
合検知機能を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態における複数個のコネクタの
完全嵌合の検知に適用する場合の並列の回路図の例であ
る。
【図7】本発明の実施形態における複数個のコネクタの
完全嵌合の検知に適用する場合の直列の回路図の例であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態における非嵌合時の完全
嵌合検知機能を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施形態における完全嵌合時の完
全嵌合検知機能を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…シールドコネクタ 11…第1のシールドコネクタ 12…第2のシールドコネクタ 13…第3のシールドコネクタ 2…オスコネクタ 21…オス側アウターハウジング 21a…凸部 22…オス側主端子 23…第1のオス側シールドシェル 231…第1のシールドコネクタの第1のオス側シール
ドシェル 232…第2のシールドコネクタの第1のオス側シール
ドシェル 233…第3のシールドコネクタの第1のオス側シール
ドシェル 24…第2のオス側シールドシェル 241…第1のシールドコネクタの第2のオス側シール
ドシェル 242…第2のシールドコネクタの第2のオス側シール
ドシェル 243…第3のシールドコネクタの第2のオス側シール
ドシェル 25…第1のシールドタブ 251…第1のシールドコネクタの第1のシールドタブ 252…第2のシールドコネクタの第1のシールドタブ 253…第3のシールドコネクタの第1のシールドタブ 26…第2のシールドタブ 261…第1のシールドコネクタの第2のシールドタブ 262…第2のシールドコネクタの第2のシールドタブ 263…第3のシールドコネクタの第2のシールドタブ 27…オス側インナーハウジング 27a…凹部 28…台座部 28a…取付孔 3…メスコネクタ 31…メス側アウターハウジング 31a…凹部 32…メス側主端子 33…メス側シールドシェル 331…第1のシールドコネクタのメス側シールドシェ
ル 332…第2のシールドコネクタのメス側シールドシェ
ル 333…第3のシールドコネクタのメス側シールドシェ
ル 34…メス側インナーハウジング 4…完全嵌合検知回路 41…電源 42…差動アンプ 43…コンパレータ 5…筐体 6…シールド線 6a…電線 6b…シールド層 7…筐体GND 8…制御系GND R1…プルアップ抵抗 R2…オス側シールドシェル間の抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノイズを遮断するノイズ遮断手段と、シ
    ールドコネクタの実質的に完全な嵌合を検知する完全嵌
    合検知手段とを備えたシールドコネクタであって、 前記ノイズ遮断手段が、前記完全嵌合検知手段の一部で
    あるシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の前記シールドコネクタ
    が、少なくとも2つに分割されたノイズ遮断手段を有
    し、 前記一方のシールドコネクタと他方の前記シールドコネ
    クタとが実質的に完全に嵌合した際に、前記分割された
    ノイズ遮断手段が接続されることにより、前記完全嵌合
    検知手段が前記シールドコネクタの実質的に完全な嵌合
    を検知する請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記分割されたノイズ遮断手段の一方の
    ノイズ遮断手段が、接地されており、 前記分割されたノイズ遮断手段の他方のノイズ遮断手段
    が、電源に接続された請求項2記載のシールドコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記完全嵌合検知手段が、前記一方のノ
    イズ遮断手段の電位と、基準となる基準電位とを比較す
    ることにより、前記シールドコネクタの実質的に完全な
    嵌合を検知する請求項3記載のシールドコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記完全嵌合検知手段が、前記一方のノ
    イズ遮断手段の電位と、前記他方のノイズ遮断手段の電
    位とを少なくとも比較し、前記比較結果と基準となる基
    準電位とを比較することにより、前記シールドコネクタ
    の実質的に完全な嵌合を検知する請求項3記載のシール
    ドコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記完全嵌合検知手段が、前記シールド
    コネクタ毎に備えられており、 前記シールドコネクタ毎に独立して実質的に完全な嵌合
    の検知を行う請求項1から5の何れかに記載の複数のシ
    ールドコネクタ。
  7. 【請求項7】 一つの前記完全嵌合検知手段が備えられ
    ており、 全ての前記シールドコネクタの実質的に完全な嵌合の検
    知を行う請求項1から5の何れかに記載の複数のシール
    ドコネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211838A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コネクタ接続検知装置および配線管理システム
JP2011119051A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Yokogawa Electric Corp ケーブル接続確認装置
WO2021205940A1 (ja) * 2020-04-09 2021-10-14 ミネベアミツミ株式会社 故障検出回路および検出システム

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