JP2003288263A - データベース管理装置、データベース管理プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ、読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データベース管理装置、データベース管理プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ、読み取り可能な記録媒体

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JP2003288263A
JP2003288263A JP2002091393A JP2002091393A JP2003288263A JP 2003288263 A JP2003288263 A JP 2003288263A JP 2002091393 A JP2002091393 A JP 2002091393A JP 2002091393 A JP2002091393 A JP 2002091393A JP 2003288263 A JP2003288263 A JP 2003288263A
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address
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database management
start address
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JP2002091393A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Amagasa
俊之 天笠
Masatoshi Yoshikawa
正俊 吉川
Toshisuke Uemura
俊亮 植村
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Nara Institute of Science and Technology NUC
Original Assignee
Nara Institute of Science and Technology NUC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たにノードを追加しても、そのノードの祖
先ノードなどのリージョンを更新する必要がない。 【解決手段】 同一階層に隣接するノード間に同一階層
のノードを追加する場合、前ノードの終了アドレスと後
ノード開始アドレスとの差分値を算出する差分値算出部
1022と、差分値を4で割り除算値を算出する除算値
算出部1024と、前ノードの終了アドレスに除算値を
加算した値を追加ノードの開始アドレスとして設定する
とともに、後ノードの開始アドレスから除算値を差し引
いた値を追加ノードの終了アドレスとして設定するアド
レス設定部1025とを備える。したがって、追加ノー
ドは、前後ノード間に新たに生成されたアドレスに記憶
されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノードより
構成されるデータベース、特にマークアップ言語などで
記述された木構造文書のデータベースを管理するデータ
ベース管理装置、コンピュータをデータベース管理装置
として機能させるためのデータベース管理プログラム及
びそのデータベース管理プログラムを記録するコンピュ
ータにより読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、XML(extensible markup lang
uage)が、汎用のデータ交換フォーマットとして注目さ
れている。今後は、XMLで記述されたデータや文書が
大量に流通することが予想されるため、これらを効率的
に格納し、検索することのできるデータベース管理装置
の構築が望まれている。
【0003】XMLの基本的な性質としては、任意の文
書を木構造で表現することができる点があげられる。X
MLで記述された文書への問い合わせは、文書の内容に
加えて、文書の一部の構造を指定するものが多い。した
がって、検索処理を高速化を図るためには、文書の木構
造を記憶することができる索引の構築が不可欠になる。
既存の研究では、索引として、(1)文書を構成する各
ノードに付与される番号を記録するもの、(2)ノード
の番号とそのノードが文書中に占める割合を記録するも
の(3)各ノードの文書中での開始アドレスと終了アド
レスを記録するものなどが提案されている。特に(3)
の索引は、リージョン(reigion)と呼ばれ、各
ノードの文書中での正確なアドレスを保存しているた
め、検索結果を元文書から抽出する際に有利な手段とし
て知られている。
【0004】図12は、XMLで記述された簡単な文書
であり、図13は、図12の文書を木構造で示したもの
である。あるノードXの文書中での開始位置(開始アド
レス)をstart(X)、終了位置(終了アドレス)
をend(X)とすると、ノードXのリージョンは、
(start(X)、end(X))で表わすことがで
きる。例えば、図12において、<title>〜</
title>に対応するtitleノードは、文書中で
の開始タグ<title>の「<」の位置が開始アドレ
スとなり、終了タグ</title>の「>」の位置が
終了アドレスとなる。このようにして、文書中の各ノー
ドにリージョンを付与すると、次のような性質が満たさ
れる。すなわち、あるノードをYとし、その祖先ノード
をXとすると、start(X)<start(Y)か
つend(Y)<end(X)の関係が成立するととも
に、ある兄弟ノードに関して、兄ノードをX、弟ノード
をYで表すと、end(X)<start(Y)の関係
が成立する。そのため、リージョンは、文書中での各ノ
ードの位置を記憶することができるとともに、文書に含
まれる木構造を記憶することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リージ
ョンは、静的なデータベースを管理するために用いるこ
とを前提としているため、ノードが頻繁に追加されるよ
うな動的なデータベースの管理に用いると以下のような
問題が生じてしまう。すなわち、データベースに新たに
ノードを追加すると、追加ノードに対する全ての祖先ノ
ードや、追加ノードに対する全ての兄ノードなどのアド
レスがずれてしまい、これらのノードに付与されたリー
ジョンを全て更新しなければならないという問題が生じ
てしまう。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、リージョンを用いて管理される木構造
データベースにおいて、新たにノードを追加しても、そ
のノードの祖先ノードなどのリージョンを更新する必要
のないデータベース管理装置、データベース管理プログ
ラム及びそのプログラムを記録するコンピュータによ
り、読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、木構造を構成する各ノードに
対応付けて記録されているデータを各ノードの開始アド
レスと終了アドレスとの組からなるリージョンを用いて
管理するデータベース管理装置であって、隣接する開始
アドレスと終了アドレスとを抽出するアドレス抽出手段
と、抽出した終了アドレスと開始アドレスとのうち、小
さい方のアドレスと大きい方のアドレスとの間に新たに
ノードを追加するノード追加手段と、挿入したノードに
対応するデータの開始アドレスと終了アドレスとの組か
らなるリージョンを生成するリージョン生成手段とを備
えることを特徴とするデータベース管理装置である。
【0008】この場合、アドレス抽出手段により、各ノ
ードが有するアドレスの中から、隣接する開始アドレス
と終了アドレスとが選定される。この隣接する開始アド
レスと終了アドレスとは、同一ノードにおける開始アド
レスと終了アドレスとである場合、隣接する前後のノー
ドのうち、前ノードの終了アドレスと後ノードの開始ア
ドレスとである場合が含まれている。そして、ノード追
加手段により、抽出された開始アドレスと終了アドレス
とのうち、小さい方のアドレスと大きい方のアドレスと
の間に、ノードが追加される。そして、リージョン生成
手段により、追加されたノードの開始アドレスと終了ア
ドレスの組からなるリージョンが新たに生成される。
【0009】したがって、ノードが追加されることによ
って、当該ノードの祖先ノードの終了アドレスや当該ノ
ードの兄ノードなどのアドレスがずれないため、これら
のノードのリージョンを更新する必要がなくなる。
【0010】また、ノード追加手段は、アドレス抽出手
段により抽出された開始アドレスと終了アドレスとの差
分値を算出する差分値算出手段と、算出した差分値を除
算することにより得られる除算値を算出する除算値算出
手段と、開始アドレスと終了アドレスとのうちいずれか
小さい方のアドレスアドレスを設定し、設定したアドレ
スに除算値を加算した値を、追加されたノードの開始ア
ドレスとして設定するとともに、開始アドレスと終了ア
ドレスとのうちいずれか大きい方のアドレスから除算値
を差し引いた値を、追加されたノードの終了アドレスと
して設定するアドレス設定手段とを備えることが好まし
い(請求項2)。
【0011】この場合、差分値算出手段により、アドレ
ス抽出手段で抽出された開始アドレスと終了アドレスと
の差分値が算出される。また、除算値算出手段により、
差分値が所定の値により除算された除算値が算出され
る。また、アドレス選定手段により、抽出された開始ア
ドレスと終了アドレスのうち小さい方のアドレスに除算
値が加算された値が、追加されるノードの開始アドレス
として設定されるとともに、他方のアドレスから除算値
が差し引かれた値が、追加されるノードの終了アドレス
として設定される。したがって、差分値を所定の値で除
算することにより得られた除算値を用いて、追加される
ノードのアドレスが設定され、この除算値は、差分値よ
り小さいため、追加されるノードのアドレスが、アドレ
ス抽出手段により抽出された開始アドレスと終了アドレ
スとの間の値をとることとなり、追加されるノードの祖
先ノードなどのアドレスのずれが生じない。
【0012】また、差分値が2より大きいか否かを判断
する差分値判断手段を更に備え、アドレス設定手段は、
差分値が2より大きい場合、アドレス抽出手段により抽
出された開始アドレスと終了アドレスとのうちいずれか
小さい方のアドレスに1加算した値を、追加されたノー
ドの開始アドレスとして設定するとともに、アドレス抽
出手段により抽出された開始アドレスと終了アドレスと
のうちいずれか大きい方のアドレスから1減算した値
を、追加されたノードの終了アドレスとして設定するこ
とが好ましい(請求項3)。
【0013】この場合、アドレス抽出手段により抽出さ
れた開始アドレスと終了アドレスとの間に2より大きい
空きアドレスがある場合、その空きアドレスに追加ノー
ドを追加しても、追加するノードのアドレスがずれず、
もともと存在するアドレスを有効に使用することができ
る。
【0014】また、アドレス設定手段により設定された
開始アドレスと終了アドレスとは、小数点表示された数
値により表されることが好ましい(請求項4)。この場
合、追加されるノードに設定される開始アドレスと終了
アドレスとは、小数点表示された数値により表されるこ
ととなるが、周知の浮動小数点表記法などを用いてこの
数値を表現すると、大きな桁数の数値を表示することが
できるため、ノードの追加が繰り返され、アドレスの桁
数が増大してもこのアドレスを表わすことができ、ノー
ドの追加を繰り返し実行することができる。
【0015】また、アドレス抽出手段は、同一階層の隣
接する前後のノードに対して、前ノードの終了アドレス
と後ノードの開始アドレスを抽出することが好ましい
(請求項5)。
【0016】この場合、同一階層であってアドレスが隣
接する前後ノード間にノードを追加することができる。
【0017】また、アドレス抽出手段は、末端ノードの
開始アドレスと終了アドレスとを抽出することが好まし
い(請求項6)。
【0018】この場合、末端ノード(子ノードを有さな
いノード)にノードを追加することができる。
【0019】また、ノードが追加される毎に、当該ノー
ドの開始アドレスと当該ノードに対応するデータのデー
タ長とを記憶する更新履歴レコードを生成する更新履歴
レコード生成手段を更に備えることが好ましい(請求項
7)。
【0020】この場合、ノードが追加された際、当該ノ
ードの開始アドレスと当該ノードに対応するデータのデ
ータ長とを記憶する更新履歴レコードが生成されるた
め、リージョンの更新履歴を明らかにすることができ
る。
【0021】また、追加されたノードを削除する毎に、
削除されるノードに対応する更新履歴レコードのデータ
長に−1を乗算することが好ましい(請求項8)。
【0022】この場合、リージョンを再編成する際、ノ
ードの削除情報を加味したリージョンの再編成が可能と
なり、各ノードがアドレス上に無駄なく記憶される。
【0023】また、構造を構成する各ノードの中から一
のノードを注目ノードとして選定する注目ノード選定手
段と、注目ノードの開始アドレスより小さい開始アドレ
スを記憶する更新履歴レコードを抽出し、抽出した各更
新履歴レコードが記憶するデータ長を全て加算して第1
の加算値を算出する第1の加算手段と、注目ノードの終
了アドレスより小さい開始アドレスを記憶する更新履歴
レコードを全て抽出し、抽出した各更新履歴レコードが
記憶するデータ長を全て加算して第2の加算値を算出す
る第2の加算手段と、第1の加算値を注目ノードの開始
アドレスに加算した値を、注目ノードの新たな開始アド
レスとして設定するとともに、第2の加算値を注目ノー
ドの終了アドレスに加算した値を、注目ノードの新たな
終了アドレスとして設定する注目ノードアドレス設定手
段と、注目ノードに対応するリージョンを設定された開
始アドレスと終了アドレスとを用いて更新するリージョ
ン更新手段とを更に備え、注目ノード設定手段は、リー
ジョン更新手段により、注目ノードのリージョンが更新
される毎に、次に大きい開始アドレスを有するノードを
注目ノードとして選定し、データベースを構成する全ノ
ードのリージョンを再編成することが好ましい(請求項
9)。
【0024】この場合、第1の加算手段により、注目ノ
ード選定手段で選定された注目ノードの開始アドレスよ
り小さい開始アドレスを記憶する更新履歴レコードが抽
出され、抽出された更新履歴レコードが記憶するデータ
長が加算され第1の加算値が算出される。また、第2の
加算手段により、注目ノードの終了アドレスより小さい
開始アドレスを記憶する更新履歴レコードが抽出され、
抽出された更新履歴レコードのノード長が全て加算され
第2の加算値が算出される。そして、注目ノードアドレ
ス選定手段により、注目ノードの開始アドレスに第1の
加算値を加算した値が、注目ノードの開始アドレスとし
て選定されるとともに、注目ノードの終了アドレスに第
2の加算値を加算した値が、注目ノードの終了アドレス
として選定されされる。そして、リージョン更新手段に
より、注目ノードに対応するリージョンが、選定された
開始アドレス及び終了アドレスにより更新される。更
に、注目ノード選定手段により、注目ノードのリージョ
ンが更新される毎に、現在選定されている注目ノードの
次に大きい開始アドレスを有するノードが注目ノードと
して新たに選定され、この選定が、データベースを構成
する全ノードに対し行われ、追加されたノードがもとも
と存在するアドレスに記憶され、リージョンが再編成さ
れる。
【0025】ノードの追加を繰り返し行うと、もとのア
ドレス間の細分化が繰り返され、生成された新たなアド
レスの桁数が増大し、ハードウェアが表現できる数字の
桁数にも限界があることから、やがて、新たなアドレス
を生成することができなくなる場合がある。そこで、全
リージョンを再編成し、新たに生成されたアドレスに記
憶されたノードをもとのアドレスに記憶しなおすことに
より、再度、ノードを追加することが可能となる。
【0026】請求項10記載の発明は、コンピュータ
を、請求項1〜9のいずれかに記載のデータベース管理
装置として機能させるためのデータベース管理プログラ
ムである。
【0027】請求項11記載の発明は、コンピュータ
を、請求項1〜9のいずれかに記載のデータベース管理
装置を実行させるためのデータベース管理プログラムを
記録した、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体
である。
【0028】これらの発明によれば、コンピュータを、
請求項1〜9のいずれかに記載のデータベース管理装置
として機能させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るデータベー
ス管理方法を実行するためのデータベース管理装置の構
成を示すブロック図である。
【0030】データベース管理装置は、CPU(centra
l processing unit)1、バスライン2、インターフェ
ース回路(I/F)3、メインメモリ4、ROM5、ハ
ードディスクドライブ6及び記録媒体ドライブ7を備え
る。CPU1は、バスライン2に接続されている。バス
ライン2は、アドレスバス、データバス及びコントロー
ルバスなどを含み、CPU1、インターフェース回路
3、メインメモリ4、ROM5、ハードディスクドライ
ブ6及び記録媒体ドライブ7と相互に接続されている。
インターフェース回路3は、キーボードやマウスなどの
インターフェース用に用いられる。ROM5は、BIO
S(basic input output system)などを記憶する。ハ
ードディスクドライブ6には、本発明に係るデータベー
スの管理方法を実行するためのプログラムが記憶される
とともに、データベースが記憶されている。
【0031】図2は、データベース管理装置の主機能を
示したブロック図である。本データベース管理装置は、
主にCPU1から構成される処理部100及び主にハー
ドディスクドライブ6により構成される記憶部200を
備える。
【0032】記憶部200は、リージョン記憶部21
0、更新履歴レコード記憶部220及びXMLデータ記
憶部230を備える。
【0033】リージョン記憶部210は、図3に示すよ
うに、XMLデータベースを構成す各ノードのXML文
書中での開始位置を示す開始アドレスと、終了位置を示
す終了アドレスとの組からなるリージョンをノード名と
対応付けて記憶する。
【0034】次に、リージョンと木構造との関係につい
て説明する。図13は、図12で示されるXML文書を
木構造で表したものである。この木構造を構成するノー
ドは、XMLの書式フォーマットにしたがって、roo
tノード、要素ノード、テキストノード及び属性ノード
の4種類のノードが存在する。rootノードは、木構
造の根となるノードであり、親ノードや、兄弟ノードが
存在せず、子ノードのみが存在する。要素ノードは、X
ML文書中のタグに対応するノードであり、図13にお
いて、△で表されている。テキストノードは、XML文
書中の開始タグ「<」と終了タグ「/<」との間に記述
された文書内容に対応するノードであり、図13におい
て、□で表されている。属性ノードは、XML文書中に
おいて、開始タグ内に記述され、その開始タグと終了タ
グとの間に記述された文書内容を示す属性に対応するノ
ードであり、図13において、○で表されている。
【0035】図12で示すXML文書においては、1文
字を1バイトとすると、bookshelfノードは、
開始タグ<bookshelf>の「<」の位置、すな
わち、bookshelfノードの開始位置が0バイト
目であり、終了タグ</bookshelf>の「>」
の位置、すなわち、bookshelfノードの終了位
置が167バイト目であるため、bookshelfノ
ードに対応するリージョンは、(0、167)となる
(図13参照)。また、bookノードは、開始位置が
11バイト目であり、終了位置が155バイト目である
ため、リージョンは(11、155)となる。また、b
ookノードのリージョンは(11、155)であり、
bookshelfノードのリージョンは、(0、16
7)であるため、あるノードXのリージョンを(sta
rt(X)、end(X))と定義すると、(star
t(bookshelf)=0)<(start(bo
ok)=11)、かつ、(end(bookshel
f)=167)>(end(book)=155)の関
係が成立し、bookノードは、bookshelfノ
ードの子孫ノードであることが分かる(図13参照)。
【0036】また、isbnノードは、属性ノードであ
り、そのリージョンは、start(isbn)=en
d(isbn)と定義され、図12の例では、(12、
12)で表される。
【0037】また、図13に示すように、titleノ
ードのリージョンは、(37、61)であり、end
(isbn)=12<start(title)=37
であるとともに、isbnノード及びtitleノード
はいずれもbookノードの子ノードであるため、ti
tleノードは、isbnノードの兄ノードであること
が分かる。
【0038】図2において、更新履歴レコード記憶部2
20は、新たに追加されたノードの更新履歴レコードを
記憶する。更新履歴レコードは、図4に示すように、各
追加ノードが所属するデータベースのID番号を示すデ
ータベースIDと、追加ノードのXML文書中での開始
位置、すなわち、開始アドレスと、その追加ノードに対
応するデータのデータ長とを記憶する。本実施形態で
は、このデータ長は、1文字1バイトとしたバイト数で
表される。
【0039】XMLデータ記憶部230は、複数のファ
イル230A、220B、・・・を記憶する。各ファイ
ル230A、230B、・・・は、例えば図12で表さ
れるようなXML文書からなるデータベースを記憶して
いる。なお、本実施形態では、各データベースには、デ
ータベースIDが付与されており、このデータベースI
Dを指定することによって、データベースを特定するこ
とができる。
【0040】処理部100は、XML文書を構成する各
ノードにリージョンを付与するリージョン付与部10
1、同一階層の隣接する前後のノード(兄弟ノード)間
に新たに同一階層のノードを追加する兄弟ノード追加部
102、末端ノードを親ノードとして新たに子ノードを
追加する子ノード追加部103、更新履歴レコードを生
成する更新履歴レコード生成部104、ノードの削除情
報を登録する削除情報登録部105及びリージョンの再
編成を行うリージョン再編成部106を備える。
【0041】リージョン付与部101は、XML文書か
らノードを抽出し、抽出した各ノードにリージョンを付
与する。例えば、タグに対応する要素ノードであれば、
XML文書を先頭文字から順番に検索し、開始タグを検
出すると、そのタグ名をノード名として抽出する。次
に、その開始タグに対応する終了タグを検索し、その開
始タグの開始位置(開始アドレス)とその開始タグに対
応する終了タグの終了位置(終了アドレス)とを抽出
し、そのノードに対応するリージョンとする。そして、
抽出したタグ名と、リージョンとを対応付けてリージョ
ン記憶部210に記憶する。
【0042】兄弟ノード追加部102は、アドレス抽出
部1021、差分値算出部1022、差分値判断部10
23、除算値算出部1024、アドレス設定部102
5、リージョン生成部1026を備える。
【0043】アドレス抽出部1021は、追加ノードに
対する前ノードの終了アドレスと後ノードの開始アドレ
スとを抽出する。詳細には、前ノードに対応するリージ
ョンと、後ノードに対応するリージョンとをリージョン
記憶部210から読み出し、読み出したリージョンから
前ノードの終了アドレスと後ノードの開始アドレスとを
抽出する。
【0044】差分値算出部1022は、アドレス抽出部
1021により抽出された前ノードの終了アドレスと後
ノードの開始アドレスとの差分値を算出する。
【0045】差分値判断部1023は、差分値算出部1
022により、算出された差分値が2より大きいか否か
を判断する。前ノードの終了アドレスと、後ノードの開
始アドレスとの差分値が2より大きい場合、例えば、前
ノードの終了アドレスが「4」、後ノードの開始アドレス
が「7」であるような場合、この間に未使用のアドレス
「5」及び「6」が存在する。一方、前ノードの終了ア
ドレスと、後ノードの開始アドレスとの差分値が2以下
の場合、例えば、前ノードの終了アドレスが「4」、後ノ
ードの開始アドレスが「6」のような場合、この間に未使
用のアドレスは「5」しか存在しないため、このままで
は、アドレス「4」と「6」との間に追加ノード(なお、こ
の場合、属性ノードは追加可能)の開始アドレスと終了
アドレスとを選定することができない。そこで、差分値
判断部1023は、前ノードの終了アドレスと後ノード
開始アドレスとの関係によって、追加ノードの開始アド
レスと終了アドレスとの設定処理を変更するために、前
ノードの終了アドレスと後ノードの開始アドレスとの差
分値の大きさの判断を行っている。
【0046】除算値算出部1024は、差分値判断部1
023により、算出された差分値を所定の値、例えば4
で割り除算値を算出する。
【0047】アドレス設定部1025は、差分値判断部
1023により差分値が2以下と判断された場合、前ノ
ードの終了アドレスに、除算値を加算した値を、追加ノ
ードの開始アドレスとて設定し、後ノードの開始アドレ
スから、除算値を差し引いた値を、追加ノードの終了ア
ドレスとして設定する。例えば、前ノードの終了アドレ
スを「5」、後ノードの開始アドレスを「6」とする
と、アドレス設定部1025は、前ノードの終了アドレ
ス「5」に除算値(=0.25)を加算した値(=5.
25)を、追加ノードの開始アドレスとして設定すると
ともに、追加ノードの終了アドレス「6」から除算値
(=0.25)を差し引いた値(=5.75)を追加ノ
ードの終了アドレスとして設定する。
【0048】一方、アドレス設定部1025は、差分値
判断部1023により、差分値が2より大きいと判断さ
れた場合、前ノードの終了アドレスに1加算した値を、
追加ノードの開始アドレスとして設定するとともに、後
ノードの開始アドレスから1差し引いた値を、追加ノー
ドの終了アドレスとして設定する。例えば、前ノードの
終了アドレスを「5」、後ノードの開始アドレスを
「9」とすると、アドレス設定部1025は、前ノード
の終了アドレス「5」に1加算した値(=6)を追加ノ
ードの開始アドレスとして設定するとともに、後ノード
の開始アドレス「9」から1減算した値(=8)を追加
ノードの終了アドレスとして設定する。
【0049】なお、アドレス設定部1025は、属性ノ
ードを追加ノードとして追加する場合、追加ノードの終
了アドレスとして、開始アドレスと同一アドレスを設定
する。
【0050】リージョン生成部1026は、アドレス設
定部1025により設定された追加ノードの開始アドレ
スと終了アドレスとの組からなるリージョンを生成し、
生成したリージョンを追加ノードのノード名と対応付け
てリージョン記憶部210に記憶する。
【0051】子ノード追加部103は、アドレス抽出部
1031、差分値算出部1032、除算値算出部103
3、アドレス設定部1034及びリージョン生成部10
35を備える。
【0052】アドレス抽出部1031は、子ノードが追
加される親ノードの開始アドレスと終了アドレスとを抽
出する。
【0053】差分値算出部1032は、子ノードが追加
される親ノードの開始アドレスと終了アドレスとの差分
値を算出する。
【0054】除算値算出部1033は、差分値算出部1
032により算出された差分値を所定の値、例えば4で
割ることで除算値を算出する。
【0055】アドレス設定部1034は、親ノードの開
始アドレスに除算値を加算した値を子ノードの開始アド
レスとして設定するとともに、親ノードの終了アドレス
から除算値を差し引いた値を子ノードの終了アドレスと
して設定する。
【0056】リージョン生成部1035は、追加される
子ノードの開始アドレスと終了アドレスとの組からなる
リージョンを生成し、生成したリージョンを子ノードの
ノード名と対応付けてリージョン記憶部210に記憶す
る。
【0057】更新履歴レコード生成部104は、兄弟ノ
ード追加部102により、新たに追加ノードが追加され
たとき、又は、子ノード追加部103により、新たに子
ノードが追加された時、子ノードが属するデータベース
のデータベースID、追加されたノードの開始アドレス
及び追加されたノードに対応するデータのデータ長との
組からなる更新履歴レコードを生成し、生成した更新履
歴レコードを更新履歴レコード記憶部220に記憶す
る。
【0058】削除情報登録部105は、兄弟ノード追加
部102により追加された追加ノード、又は、子ノード
追加部103により追加された子ノードが削除された
時、削除された追加ノードに対応する更新履歴レコード
に記憶されているデータ長に−1を乗算する。例えば、
ノード長が8バイトであるノードが削除された場合、そ
のノードに対応する更新履歴レコードのノード長の値
は、−8となる。
【0059】リージョン再編成部106は、注目ノード
選定部1061、第1の加算部1062、第2の加算部
1063及び注目ノードアドレス設定部1064を備え
る。
【0060】注目ノード選定部1061は、データベー
スを構成する複数のノードからリージョンを更新するた
めの1つのノードを注目ノードとして選定する。また、
注目ノード選定部1061は、開始アドレスが小さいノ
ードから順番に注目ノードを選定する。
【0061】第1の加算部1062は、注目ノードの開
始アドレスより小さい開始アドレスを記憶する更新履歴
レコードを抽出し、抽出した更新履歴レコードに記憶さ
れているデータ長を全て加算して第1の加算値を算出す
る。
【0062】第2の加算部1063は、注目ノードの終
了アドレスより小さい開始アドレスを記憶する更新履歴
レコードを抽出し、抽出した更新履歴レコードに記憶さ
れているデータ長を全て加算して第2の加算値を算出す
る。
【0063】注目ノードアドレス設定部1064は、注
目ノードの開始アドレスに第1の加算値を加算した値
を、注目ノードの新たな開始アドレスとして設定すると
ともに、注目ノードの終了アドレスに第2の加算値を加
算した値を、注目ノードの新たな終了アドレスとして設
定する。
【0064】リージョン更新部1065は、注目ノード
アドレス設定部1064により設定された注目ノードの
新たな開始アドレスと新たな終了アドレスとを新たなリ
ージョンとして、リージョンを更新する。
【0065】次に、データベース管理装置の動作につい
てフローチャートにしたがって説明する。
【0066】図5は、隣接する前後のノード間に新たに
ノードを追加する際に、兄弟ノード追加部102が行う
処理手順を示したフローチャートである。まず、アドレ
ス抽出部1021により、前ノードの終了アドレスと後
ノードの終了アドレスとが抽出される(S1)。次い
で、差分値算出部1022により、後ノードの開始アド
レスと前ノードの終了アドレスとの差分値が算出される
(S2)。次いで、差分値判断部1023により、算出
された差分値が2より大きいか否かが判断される(S
3)。次いで、差分値が2より小さい場合(S3でN
O)、除算値算出部1024により、差分値が4で割ら
れ除算値が算出される(S4)。次いで、アドレス設定
部1025により、前ノードの終了アドレスに除算値が
加算され、この値が追加ノードの開始アドレスとして設
定されるとともに、後ノードの開始アドレスから除算値
が差し引かれ、この値が追加ノードの終了アドレスとし
て設定される(S5)。
【0067】一方、差分値が2以下と判断された場合
(S3でYES)、アドレス設定部1025により、前
ノードの終了アドレスに1加算した値が追加ノードの開
始アドレスとして設定されるとともに、後ノードの開始
アドレスから1差し引かれた値が追加ノードの終了アド
レスとして設定される(S8)。
【0068】次いで、リージョン生成部1026によ
り、アドレス設定部1025で設定された開始アドレス
と終了アドレスとの組からなるリージョンが生成され
(S6)、追加ノードのノード名と対応付けてリージョ
ン記憶部210に記憶される。次いで、更新履歴レコー
ド生成部104により、追加ノードの開始アドレスと追
加ノードの対応するデータのデータ長とデータベースI
Dとの組からなる更新履歴レコードが生成され、更新履
歴レコード記憶部220に記憶される(S7)。
【0069】図6は、前後ノード間に追加ノードが追加
される様子を示した図である。この図では、<a>〜<
/a>に対応する前ノードaと、<c>〜</c>に対
応する後ノードcとの間に<b>〜</b>に対応する
追加ノードbを追加する場合を想定している。ノードa
の終了アドレスは9(2進数表示で1001)であり、
ノードcの開始アドレスは10(2進数表示で101
0)であるため、差分値算出部1022により1が算出
される。次いで、差分値判断部1023により差分値
(=1)<2と判断される。次いで、除算値算出部10
24により差分値(=1)が4で割られ除算値(=0.
25;2進数表示で(0.01))が算出される。次い
で、アドレス設定部1025により、前ノードの終了ア
ドレス(=9)に除算値(=0.25)を加算した値
(=9.25)が、追加ノードの開始アドレスとして設
定されるとともに、後ノードの開始アドレス(=10)
から除算値(=0.25)を差し引いた値(=9.7
5)が追加ノードbの終了アドレスとして設定される。
このようにして、追加ノードbが、前ノードaと後ノー
ドcとの間に追加される。
【0070】次に、図7に示すフローチャートにしたが
って、子ノード追加部103が行う処理手順について説
明する。まず、アドレス抽出部1031により、親ノー
ドの開始アドレスと終了アドレスとが抽出される(S2
1)。次いで、図5で示すS2〜S8と同様の処理が行
われる(S22〜28)。
【0071】次に、図6を用いて、親ノードに子ノード
が追加の一例を説明する。この図では、ノードbを親ノ
ードとし、ノードbにdefで示されるノードdを追加
している。まず、差分値算出部1032により、ノード
bの開始アドレス「9.25(1001.01)」と終
了アドレス「9.75(1001.11)」との差分値
(=0.5)が算出される。次いで、除算値算出部10
33により、差分値が4で割られ除算値(=0.12
5)が算出される。次いで、アドレス設定部1034に
より、子ノードの開始アドレスとして、親ノードの開始
アドレス(=9.25)に除算値(=0.125)を加
算した値(=9.375(1001.01))が設定さ
れるとともに、子ノードの終了アドレスとして、親ノー
ドの終了アドレス(=9.375)から除算値(=0.
125)を差し引いた値(=9.625)が設定され
る。次いで、設定された子ノードの開始アドレス(=
9.375)と終了アドレス(=9.625(100
1.101))とが、リージョン生成部1035によ
り、新たなリージョンとして生成され、ノードdのノー
ド名と対応付けられてリージョン記憶部210に記憶さ
れる。次いで、更新履歴レコード生成部104により、
ノードdの開始アドレス(=9.374)と、ノードd
のデータ長(この場合、3バイト)とデータベースID
とからなる更新履歴レコードが生成され、更新履歴レコ
ード記憶部220に記憶される。
【0072】次に、図8に示すフローチャートにしたが
って、新たに追加されたノードを削除が削除される手順
について説明する。まず、削除対象ノードが指示される
(S31)。次いで、削除情報登録部105により、削
除ノードに対応するリージョンがリージョン記憶部21
0から削除される(S32)。次いで、削除情報登録部
105により、削除ノードに対応する更新履歴レコード
に含まれるデータ長に(−1)が乗算される(S3
3)。更新履歴レコードに含まれるデータ長(−1)を
乗算することにより、リージョンを再編成する際、ノー
ドの削除情報を加味したリージョンの再編成が可能とな
り、各ノードがアドレス上に無駄なく記憶される。
【0073】次に、図9に示すフローチャートにしたが
って、リージョン再編成部106のリージョンを再編成
する手順について説明する。まず、注目ノード選定部1
061により注目ノードが選定される(S41)。次い
で、第1の加算部1062により、注目ノードの開始ア
ドレスよりも小さい開始アドレスを記憶する更新履歴レ
コードが抽出されるとともに、第2の加算部1063に
より、注目アドレスの終了アドレスよりも小さい開始ア
ドレスを記憶する更新履歴レコードが抽出される(S4
2)。次いで、第1の加算部1062により、抽出され
た更新履歴レコードに記憶されるデータ長が全て加算さ
れ、第1の加算値が算出されるとともに、第2の加算部
により、抽出された更新履歴レコードに記憶されるデー
タ長が全て加算され、第2の加算値が算出される(S4
3)。次いで、注目ノードアドレス設定部1064によ
り、注目ノードの開始アドレスに第1の加算値が加算さ
れ、この値が注目ノードの新たな開始アドレスとして設
定されるとともに、注目ノードの終了アドレスに第2の
加算値が加算され、この値が注目ノードの新たな終了ア
ドレスとして設定される(S44)。次いで、リージョ
ン更新部1065により、選定された注目ノードの新た
な開始アドレスと終了アドレスとを用いて、注目ノード
に対応するリージョンが更新される(S45)。次い
で、注目ノード選定部1061により、現注目ノードの
開始アドレスの次に大きい開始アドレスを有するノード
が注目ノードとして選定される(S46)。次いで、注
目ノード選定部1061により、選定された注目ノード
がデータベースを構成するノード中で最も開始アドレス
が大きなノード(最終ノード)であるか否かが判断さ
れ、注目ノードが最終ノード以下であると判断された場
合(S47でNO)ステップS42に戻る。一方、ステ
ップS47でYESと判断されると、リージョンの再編
成が完了する。
【0074】図10は、リージョンの再編成の一例を示
した図である。図10に示すように、この図には、同一
階層の4個のノードが含まれており、a、b、c、dの
各ノードのリージョンはそれぞれ(0、9(=100
1))、(9.25(=1001.01)、9.75
(=1001.11))、(9.8125(=100
1.1101)、9.9375(=1001.111
1)、(10(=1010)、19(=10011))
である。以下、注目ノードとしてノードcを選定し、こ
のノードcに対して新たなリージョンを算出する場合に
ついて説明する。まず、第1の加算部1062により、
ノードcの開始アドレス(=9.8125)よりも小さ
い開始アドレスを記憶する更新履歴レコードが抽出され
る。この場合、ノードbに対応する更新履歴レコードが
抽出される。次いで、ノードbの更新履歴レコードに記
憶されたデータ長(=10)より第1の加算値(=1
0)が算出される。次いで、第2の加算部1063によ
り、ノードcの終了アドレス(=9.9375)より小
さい開始アドレスを記憶する更新履歴レコードであるノ
ードbの更新履歴レコードが抽出される。次いで、ノー
ドbの更新履歴レコードに記憶されたノードbのデータ
長(=10)より第2の加算値(=10)が算出され
る。次いで、注目ノードアドレス設定部1064によ
り、ノードcの開始アドレス(=9.8125)に第1
の加算値(=10)が加算され、この加算された値(=
19.8125)がノードcの新たな開始アドレスとさ
れる。
【0075】なお、本発明は、以下の態様を採用するこ
とができる。
【0076】(1)上記実施形態では、記憶部200と
処理部100とが同一のコンピュ-タ内に存在するもの
として説明したが、これに限定されず、記憶部200と
処理部100とを異なるコンピュータ上に存在させても
よい。この場合、処理部100を備える第1のコンピュ
ータと、記憶部200を記憶する第2のコンピュータと
を、遠隔地に配置し、第1のコンピュータと第2のコン
ピュータとを通信回線を介して接続することにより、第
2のコンピュータに記憶されたデータベースを遠隔操作
することが可能となる。
【0077】(2)上記実施形態では、データベース
は、XMLで記述された文書を記憶するものであった
が、これに限定されず、HTMLやSGMLなどのマー
クアップ言語で記述された文書を記憶するものであって
もよい。また、マークアップ言語以外の木構造を有する
データベースに対して本発明を適用してもよい。
【0078】(3)前ノードの終了アドレスと後ノード
の開始アドレスとの間を除算値算出部1024により算
出された除算値毎に分割し、分割した各地点にアドレス
を付与し新たなアドレスを生成し、生成されたアドレス
の中からいずれかのアドレスを選定し、選定したアドレ
スを、追加ノードの開始アドレス及び終了アドレスとし
てもよい。
【0079】また、親ノードの開始アドレスと終了アド
レスとの間を除算値算出部1033により算出された除
算値毎に分割し、分割した各地点にアドレスを付与して
新たなアドレスを生成し、生成されたアドレスの中から
いずれかのアドレスを選定し、選定したアドレスを、子
ノードの開始アドレス及び終了アドレスとしてもよい。
【0080】
【実施例】次に、本発明に係るデータベース管理装置の
効果を確認するために行った実験について説明する。図
11は、本発明に係るデータベース管理装置と、従来の
データベース管理装置との実験結果を示しており、
(a)は本発明に係るものであり、(b)は従来のデー
タベース管理装置に係るものである。ここで、従来のデ
ータ管理装置に関するものは、データベースにノードが
追加された際、そのノードに関係する祖先ノードなどの
リージョンを全て更新する手法を採用するものである。
(a)及び(b)ともに、横軸はトランザクションに占
めるノード追加処理の割合を示し、縦軸はそのときの処
理時間を示す。トランザクションとしては、ノードの追
加処理と検索処理とが含まれる。(a)及び(b)のグ
ラフが示すように、トランザクションに占めるノード追
加の割合が増大するにつれて(横軸の値が大きくなるに
つれて)、本発明に係るデータベース管理装置は、処理
時間の変化はほとんど見られないが、従来のデータベー
ス管理装置は、処理時間が大幅に増大していることが分
かる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、隣接する開始アドレス
と終了アドレスとを抽出し、抽出した開始アドレスと終
了アドレスとの間の値を新たなアドレスとし、このアド
レスにノードを追加するため、追加されたノードに対す
る祖先ノードなどのアドレスのずれが生じない。そのた
め、追加されたノードに対する祖先ノードなどのリージ
ョンを更新することなく、ノードを追加することができ
る。
【0082】また、リージョンを再編成することができ
るため、ノードの追加を繰り返し行った結果、新たなア
ドレスを生成することができなくなる事態を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデータベース管理方法を実行す
るためのデータベース管理装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】 データベース管理装置の主機能を示したブロ
ック図である。
【図3】 リージョン記憶部に記憶されるデータのデー
タ構造を示した図である。
【図4】 更新履歴レコード記憶部に記憶されるデータ
のデータ構造を示した図である。
【図5】 兄弟ノード追加部の動作手順を示したフロー
チャートである。
【図6】 追加ノード及び子ノードの追加の追加手順を
説明するための図である。
【図7】 子ノード追加部の動作手順を示したフローチ
ャートである。
【図8】 ノードの削除手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】 リージョンの再編成部による再編成手順を示
したフローチャートである。
【図10】 リージョンの再編成を説明するための図で
ある。
【図11】 本発明に係るデータベース管理装置の効果
を確認するために行った実験結果を示すグラフであり、
(a)は本発明に係るデータベース管理装置に係るもの
であり、(b)は従来のデータベース管理装置に係るも
のである。
【図12】 XML文書の一例を示した図である。
【図13】 図12で示されるXML文書を木構造で示
した図である。
【符号の説明】
100 処理部 101 リージョン付与部 102 兄弟ノード追加部 103 子ノード追加部 104 更新履歴レコード生成部 105 削除情報登録部 106 リージョン再編成部 200 記憶部 210 リージョン記憶部 220 更新履歴レコード記憶部 230 XMLデータ記憶部 1021 1031 差分値算出部 1022 差分値判断部 1023 1032 除算値算出部 1024 1033 アドレス生成部 1025 1034 アドレス設定部 1026 1035 リージョン生成部 1061 注目ノード選定部 1062 第1の加算部 1063 第2の加算部 1064 アドレス選定部 1065 リージョン更新部 1065 注目ノード選定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植村 俊亮 奈良県生駒市高山町8916−5 大学宿舎B −303 Fターム(参考) 5B075 ND35 5B082 GA07 GA16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木構造を構成する各ノードに対応付けて
    記録されているデータを各ノードの開始アドレスと終了
    アドレスとの組からなるリージョンを用いて管理するデ
    ータベース管理装置であって、 隣接する開始アドレスと終了アドレスとを抽出するアド
    レス抽出手段と、 抽出した終了アドレスと開始アドレスとのうち、小さい
    方のアドレスと大きい方のアドレスとの間にノードを追
    加するノード追加手段と、 設定した開始アドレスと終了アドレスとの組からなるリ
    ージョンを生成するリージョン生成手段とを備えること
    を特徴とするデータベース管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ノード追加手段は、前記アドレス抽
    出手段により抽出された開始アドレスと終了アドレスと
    の差分値を算出する差分値算出手段と、 算出した差分値を除算することにより得られる除算値を
    算出する除算値算出手段と、 前記開始アドレスと前記終了アドレスとのうちいずれか
    小さい方のアドレスを設定し、設定したアドレスに前記
    除算値を加算した値を、追加されたノードの開始アドレ
    スとして設定するとともに、前記開始アドレスと前記終
    了アドレスとのうちいずれか大きい方のアドレスから前
    記除算値を差し引いた値を、追加されたノードの終了ア
    ドレスとして設定するアドレス設定手段とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のデータベース管理装置。
  3. 【請求項3】 前記差分値が2より大きいか否かを判断
    する差分値判断手段を更に備え、 前記アドレス設定手段は、前記差分値が2より大きい場
    合、前記アドレス抽出手段により抽出された開始アドレ
    スと終了アドレスとのうちいずれか小さい方のアドレス
    に1加算した値を、追加されたノードの開始アドレスと
    して設定するとともに、前記アドレス抽出手段により抽
    出された開始アドレスと終了アドレスとのうちいずれか
    大きい方のアドレスから1減算した値を、追加されたノ
    ードの終了アドレスとして設定することを特徴とする請
    求項1記載のデータベース管理装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス設定手段により設定された
    開始アドレスと終了アドレスとは、小数点表示された数
    値により表されることを特徴とする請求項2記載のデー
    タベース管理装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス抽出手段は、同一階層の隣
    接する前後のノードに対して、前ノードの終了アドレス
    と後ノードの開始アドレスを抽出することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のデータベース管理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記アドレス抽出手段は、末端ノードの
    開始アドレスと終了アドレスとを抽出することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のデータベース管理
    装置。
  7. 【請求項7】 ノードが追加される毎に、当該ノードの
    開始アドレスと当該ノードに対応するデータのデータ長
    とを記憶する更新履歴レコードを生成する更新履歴レコ
    ード生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載のデータベース管理装置。
  8. 【請求項8】 追加されたノードを削除する毎に、削除
    されるノードに対応する更新履歴レコードのデータ長に
    −1を乗算することを特徴とする請求項7記載のデータ
    ベース管理装置。
  9. 【請求項9】 木構造を構成する各ノードの中から一の
    ノードを注目ノードとして選定する注目ノード選定手段
    と、 前記注目ノードの開始アドレスより小さい開始アドレス
    を記憶する更新履歴レコードを抽出し、抽出した各更新
    履歴レコードが記憶するデータ長を全て加算して第1の
    加算値を算出する第1の加算手段と、 前記注目ノードの終了アドレスより小さい開始アドレス
    を記憶する前記更新履歴レコードを全て抽出し、抽出し
    た各更新履歴レコードが記憶するデータ長を全て加算し
    て第2の加算値を算出する第2の加算手段と、 前記第1の加算値を前記注目ノードの開始アドレスに加
    算した値を、前記注目ノードの新たな開始アドレスとし
    て設定するとともに、前記第2の加算値を前記注目ノー
    ドの終了アドレスに加算した値を、前記注目ノードの新
    たな終了アドレスとして設定する注目ノードアドレス設
    定手段と、 前記注目ノードに対応するリージョンを前記設定された
    開始アドレスと終了アドレスとを用いて更新するリージ
    ョン更新手段とを更に備え、 前記注目ノード設定手段は、前記リージョン更新手段に
    より、注目ノードのリージョンが更新される毎に、次に
    大きい開始アドレスを有するノードを注目ノードとして
    選定し、データベースを構成する全ノードのリージョン
    を再編成することを特徴とする請求項7又は8記載のデ
    ータベース管理装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、請求項1〜9のいず
    れかに記載のデータベース管理装置として機能させるた
    めのデータベース管理プログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、請求項1〜9のいず
    れかに記載のデータベース管理装置を機能させるための
    データベース管理プログラムを記録した、コンピュータ
    により読み取り可能な記録媒体。
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