JP2003288131A - リアルタイムos搭載機器の自動再起動判定制御方式及び方法 - Google Patents

リアルタイムos搭載機器の自動再起動判定制御方式及び方法

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JP2003288131A
JP2003288131A JP2002088438A JP2002088438A JP2003288131A JP 2003288131 A JP2003288131 A JP 2003288131A JP 2002088438 A JP2002088438 A JP 2002088438A JP 2002088438 A JP2002088438 A JP 2002088438A JP 2003288131 A JP2003288131 A JP 2003288131A
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Atsushi Yokoyama
淳 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルタイムOS搭載機器の周囲に人がいない
ことを確認した後に該機器の自動再起動を行うことを可
能とする、リアルタイムOS搭載機器の自動再起動判定
制御方式及び方法を提供する。 【解決手段】リアルタイムOSの再起動を行うリセット
手段と赤外線の発光手段と受光手段と、を備えた端末装
置において、リアルタイムOSの起動後、予め定められ
た時間の経過後に、発光手段が一定時間の間赤外線の発
光点滅を繰り返すと同時に、受光手段が前記赤外線の反
射波を受光して記録し、反射波の強度が前記一定時間の
間に受光閾値を越えて変化している場合は、端末装置の
周囲に人がいると判定し、反射波の強度が前記一定時間
の間に受光閾値を越えて変化していない場合は、端末装
置の周囲に人がいないと判定してリセット手段を動作さ
せることによりリアルタイムOSを再起動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリアルタイムOS搭
載機器の自動再起動判定制御方式及び方法に関し、特
に、リアルタイムOS搭載機器の周囲に人がいないこと
を確認した後に該機器の自動再起動を行うことを可能と
する、リアルタイムOS搭載機器の自動再起動判定制御
方式及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ケーブルテレビ(CATV:ca
ble television)やデジタル放送などの
普及に伴い、家庭用テレビでマルチメディアサービスを
受けるための端末装置が家庭内に設置されるようになっ
てきている。このような端末装置の具体例として、双方
向CATVやデジタル衛星放送の受信端末などを挙げる
ことができ、テレビセットの上に置いて使う箱という意
味合いから、通常、セットトップボックス(STB:s
et top box)と称されているが、セットトッ
プボックスをより高機能化した端末装置はホームターミ
ナル或いは仮想オーディオビジュアル端末などと称され
ることもある。
【0003】このような端末装置においては、圧縮/変
換された映像データを復号化する機能や、その他各種処
理機能を、ソフトウェアで実現している場合が多くなっ
てきており、このような複雑な機能を備えるソフトウェ
アを搭載するために、リアルタイムOS(Operat
ing System)を搭載するなど、全体的に高機
能なシステムとしての側面を備えるものとなってきてい
る。
【0004】このような端末装置は、一般家庭での使用
者の電源オンの指示に対して即応することが要求されて
いるため、使用者が電源オフとした待機状態において
も、一般的にはリアルタイムOSが走行したままの状態
におかれることが多いものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たリアルタイムOSを搭載した端末装置において、リア
ルタイムOSが長期間走行したままの状態におかれる
と、メモリリークなどの影響によって、リアルタイムO
Sの起動直後に比べると、性能低下や不安定化などの弊
害が生ずることが多く、このような弊害を解消するため
に、定期的もしくは動作不安定となった場合に、端末装
置の再起動を手動で実施する必要があった。
【0006】このような不具合を未然に自動的に防ぐ観
点からは、定期的な再起動が望まれるが、タイマーなど
の時間管理のみによる再起動では、使用者が端末装置を
使用している最中あるいは使用直前に再起動を行ってし
まう可能性があり、このような事態を避けるため、リア
ルタイムOSの再起動中には該端末装置が使用される可
能性が低いことを確かめた上で再起動を行う仕組みが望
まれていた。
【0007】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、本発明の目的は、リアルタイムOS搭載機器の
周囲に人がいないことを確認した後に該機器の自動再起
動を行うことを可能とする、リアルタイムOS搭載機器
の自動再起動判定制御方式及び方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリアルタイムO
S搭載機器の自動再起動判定制御方式は、複数のアプリ
ケーションソフトウェアと、該アプリケーションソフト
ウェアの動作制御をリアルタイムで行うリアルタイムO
Sと、前記リアルタイムOSの再起動を行うリセット手
段と、赤外線の発光手段と、受光手段と、を備えた端末
装置において、前記端末装置の前記リアルタイムOSの
起動後、予め定められた時間の経過後に、前記発光手段
が一定時間の間赤外線の発光点滅を繰り返すと同時に、
前記受光手段が前記赤外線の反射波を受光して記録し、
前記反射波の強度が前記一定時間の間に受光閾値を越え
て変化している場合は、前記端末装置の周囲に人がいる
と判定し、前記反射波の強度が前記一定時間の間に前記
受光閾値を越えて変化していない場合は、前記端末装置
の周囲に人がいないと判定して前記リセット手段を動作
させることにより前記リアルタイムOSを再起動させる
再起動手段、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、複数のアプリケーションソフトウェ
アと、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリ
アルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイ
ムOSの再起動を行うリセット手段と、温度検出手段
と、を備えた端末装置において、前記端末装置の前記リ
アルタイムOSの起動後、予め定められた時間の経過後
に、前記温度検出手段が一定時間の間、前記端末装置の
周囲の温度変化を計測して記録し、前記温度変化の記録
が前記一定時間の間に感知温度閾値を越えて変化してい
る場合は、前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前
記温度変化の記録が前記一定時間の間に前記感知温度閾
値を越えて変化していない場合は、前記端末装置の周囲
に人がいないと判定して前記リセット手段を動作させる
ことにより前記リアルタイムOSを再起動させる第2の
再起動手段、を備えたことを特徴とする。
【0010】さらに、前記温度検出手段が、焦電型赤外
線センサで構成される、ことを特徴とする。
【0011】また、前記温度検出手段が、赤外線カメラ
で構成される、ことを特徴とする。
【0012】さらに、前記端末装置がセットトップボッ
クスである、ことを特徴とする。
【0013】また、前記端末装置がホームターミナルで
ある、ことを特徴とする。
【0014】さらに、前記端末装置が仮想オーディオビ
ジュアル端末である、ことを特徴とする。
【0015】本発明のリアルタイムOS搭載機器の自動
再起動判定制御方法は、複数のアプリケーションソフト
ウェアと、該アプリケーションソフトウェアの動作制御
をリアルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアル
タイムOSの再起動を行うリセット手段と、赤外線の発
光手段と、受光手段と、を備えた端末装置において、前
記端末装置の前記リアルタイムOSの起動後、予め定め
られた時間の経過後に、前記発光手段が一定時間の間赤
外線の発光点滅を繰り返すと同時に、前記受光手段が前
記赤外線の反射波を受光して記録し、前記反射波の強度
が前記一定時間の間に受光閾値を越えて変化している場
合は、前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前記反
射波の強度が前記一定時間の間に前記受光閾値を越えて
変化していない場合は、前記端末装置の周囲に人がいな
いと判定して前記リセット手段を動作させることにより
前記リアルタイムOSを再起動させる、ことを特徴とす
る。
【0016】また、複数のアプリケーションソフトウェ
アと、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリ
アルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイ
ムOSの再起動を行うリセット手段と、温度検出手段
と、を備えた端末装置において、前記端末装置の前記リ
アルタイムOSの起動後、予め定められた時間の経過後
に、前記温度検出手段が一定時間の間、前記端末装置の
周囲の温度変化を計測して記録し、前記温度変化の記録
が前記一定時間の間に感知温度閾値を越えて変化してい
る場合は、前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前
記温度変化の記録が前記一定時間の間に前記感知温度閾
値を越えて変化していない場合は、前記端末装置の周囲
に人がいないと判定して前記リセット手段を動作させる
ことにより前記リアルタイムOSを再起動させる、こと
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明のリアルタイムOS搭載機
器の自動再起動判定制御方式の一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【0019】図1に示す本実施の形態は、リアルタイム
OSを搭載する端末装置の一具体例であるところのセッ
トトップボックス(以降において、STBと略記する)
1と、STB1からの映像データなどを表示するテレビ
などのディスプレイ装置6と、STB1からの映像デー
タなどの録画/再生を行うビデオデッキ5と、から構成
されている。ビデオデッキ5には録画開始などの指示信
号を受信する赤外線受光部7が備えられている。
【0020】STB1には、圧縮/変換された映像デー
タなどを復号化してディスプレイ装置6に出力する機能
や、番組予約表を持ち予約時間に起動して当該番組を出
力する機能、テレビ番組の予約録画機能、或いはリモコ
ンからの指示に応じた処理を行う機能、その他各種処理
機能を実現するアプリケーションソフトウェアが搭載さ
れており、これらのアプリケーションソフトウェアはS
TB1に搭載されたリアルタイムOSによって動作制御
が行われるようになっている。
【0021】STB1は、アンテナ或いはCATVケー
ブル8に接続されており、アンテナ或いはCATVケー
ブル8から映像データなどを受信するようになってい
る。また、STB1には、リモコンからの指示データを
受信する赤外線受光部2と、赤外線発光部接続用ケーブ
ル9を介して接続される赤外線発光部3が備えられてお
り、赤外線発光部3からは、通常、ビデオデッキ5の赤
外線受光部7に対し録画開始などの指示信号が送信され
るようになっている。また、STB1には、STB1に
搭載されているリアルタイムOSを手動で再起動させる
ためのリセットボタン4が備えられている。
【0022】本発明のリアルタイムOS搭載機器の自動
再起動判定制御方式は、上述した構成において動作可能
となるものであるが、リアルタイムOS搭載機器をST
B1であるとしているため、ディスプレイ装置6とビデ
オデッキ5とは必須の構成要素ではない。
【0023】次に、図2、図3を参照して、本実施形態
の動作について説明する。
【0024】先ず、本実施形態の概要について説明する
と、本実施形態においては、赤外線発光部3から赤外線
を発光させ、その反射波を赤外線受光部2で受光し、発
光したデータと受光したデータとの比較により、STB
1の周囲に人がいるか否かを判定し、人がいないと判定
された場合にSTB1のリセットを自動的に実行して、
STB1のリアルタイムOSの再起動を行うものであ
る。
【0025】図2は、図1の実施形態の動作を説明する
フローチャートである。
【0026】STB1のリアルタイムOSの起動後、予
め定められた時間の経過後に、図2にて説明する一連の
制御動作が起動される。
【0027】先ず、STB1が現在使用中であるかを確
認する(図2のステップS1)。使用中であるか否か
は、STB1の電源がON状態か否かにより判定するも
のとし、電源がON状態であれば使用中と判定し、電源
がOFF状態であれば使用中でないと判定する。
【0028】STB1が使用中であれば(ステップS1
でYes)、予め定められた時間間隔T1の間待機し
(ステップS9)、その後ステップS1に戻り、繰り返
しステップS1での確認を行う。
【0029】STB1が使用中でなければ(ステップS
1でNo)、現時刻とSTB1内に存在する番組予約表
を参照し、現時刻からTr間隔後までの間に録画などの
予約が設定されているか否かを確認する(ステップS
2)。ここでTrは、STB1のリアルタイムOSの再
起動に要する時間であり、予め設定されている値であ
る。予約が設定されている場合には(ステップS2でY
es)、ステップS1に戻り、繰り返しステップS1で
の確認を行う。予約が設定されていない場合には(ステ
ップS2でNo)、ステップS3以降の、STB1の周
囲に人がいないかどうかを判定するプロセスへ進む。
【0030】ステップS2でNoの場合、予め定められ
た時間間隔Ttの間、赤外線発光部3の発光の点滅を繰
り返させる(ステップS3)。発光の点滅間隔は予め定
められた値Tiとする。赤外線発光部3の発光の様子を
図3(a)に示す。図3(a)に示すように、赤外線発
光部3はTiの点滅間隔でTtの間、発光の点滅を繰り
返している。このとき同時に赤外線受光部2は、ステッ
プS3での発光の反射波を受光して観測し、Ttの間こ
れを記録している(ステップS4)。観測間隔はTiと
同じであり赤外線の入力強度を観測して記録している。
赤外線受光部2の受光の様子を図3(b)に示す。図3
(b)に示すように、赤外線受光部2はTiの間隔でT
tの間、反射波を受光して記録している。
【0031】次に、赤外線受光部2で受光し記録した反
射波データの強度を、受光閾値と比較する(ステップS
5)。そして、反射波データが受光閾値を越えて変化し
ているか否かを判定する(ステップS6)。すなわち、
図3(b)に示すように、受光し記録した反射波データ
を受光閾値100と比較し、反射波データの内、受光閾
値100を越える反射波データ(例えば、図3(b)の
(2)或いは(3)のようなデータ)があった場合に
は、STB1の周囲に動くものがある、すなわち人がい
る可能性があると判定し、全ての反射波データ(図3
(b)の(1)から(n)の全て)が受光閾値100を
越えていなければ、STB1の周囲に人はいないと判定
する。
【0032】ステップS6で、反射波データが受光閾値
を越えて変化していると判定された場合は(ステップS
6でYes)、STB1の周囲に人がいるものとし、予
め定められた時間間隔T2の間待機し(ステップS1
0)、その後ステップS1に戻り、繰り返しステップS
1での確認を行う。
【0033】ステップS6で、全ての反射波データが受
光閾値を越えていないと判定された場合は(ステップS
6でNo)、STB1の周囲に人がいないものとし、S
TB1にリセット信号を送り(ステップS7)、STB
1のリアルタイムOSの再起動を行って制御動作を終了
する(ステップS8)。ステップS7のリセット信号送
出により、STB1のリアルタイムOSが再起動される
ので、再起動後あらかじめ定められた時間が経過する
と、図2にて説明した一連の制御動作がステップS1か
ら再度起動されるようになる。
【0034】以上説明したように、本実施形態において
は、STB1が通常備えている赤外線発光部3と赤外線
受光部2を使用しているため、人の存在を検知するため
の特別な判定用ハードウェアを使用すること無く、ST
B1の周囲に人がいるか否かを判定することができ、S
TB1の資材費などコストの上昇なしに容易に本方式を
実装可能である。そして、STB1の周囲に人がいない
ことを確認した後に、リアルタイムOSの再起動を行う
ものであるため、再起動中に使用者がSTB1の電源O
Nの指示を行うことが無く、映像データが出力されるま
での時間が延びてしまう可能性を抑えつつ、リアルタイ
ムOSの長期稼動に伴う弊害を自動的に排除できる、と
いう効果を有している。
【0035】次に、図4、図5、図6を参照して、本発
明の第2の実施形態について説明する。
【0036】図4は、本発明のリアルタイムOS搭載機
器の自動再起動判定制御方式の第2の実施形態を示すブ
ロック図である。
【0037】図4において、STB1−1は、図1に示
したSTB1の赤外線発光部3が無く、かつ、図1に示
したSTB1の赤外線受光部2を、温度センサ2−1に
変更して備える構成のセットトップボックスである。そ
して、STB1−1に搭載されるアプリケーションソフ
トウェア及びリアルタイムOSは、図1に示したSTB
1と同等である。従って、図4において図1に示す構成
要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0038】図4における温度センサ2−1は、例えば
焦電型赤外線センサなどであり、人体からの温度を検出
可能なセンサである。
【0039】次に、図5、図6を参照して、第2の実施
形態の動作について説明する。
【0040】図5は、図4の第2の実施形態の動作を説
明するフローチャートである。なお、図5において図2
に示したフローチャートの構成要素に対応するものは同
一の参照数字または符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0041】STB1−1のリアルタイムOSの起動
後、予め定められた時間の経過後に、図5にて説明する
一連の制御動作が起動される。
【0042】STB1−1が現在使用中であるかを確認
する(図5のステップS1)ステップから、現時刻から
Tr間隔後までの間に録画などの予約が設定されている
か否かを確認する(図5のステップS2)ステップまで
の動作は、図2と同等であり、また、予約が設定されて
いる場合(ステップS2でYes)の後の動作も図2と
同等である。予約が設定されていない場合には(ステッ
プS2でNo)、ステップS14以降の、STB1−1
の周囲に人がいないかどうかを判定するプロセスへ進
む。
【0043】図5のステップS2でNoの場合、予め定
められた時間間隔Ttの間、温度センサ2−1でSTB
1−1周辺の温度を観測し記録する(ステップS1
4)。温度観測の間隔は予め定められた値Tiとする。
温度センサ2−1の温度観測の様子を図6に示す。図6
に示すように、温度センサ2−1はTiの時間間隔でT
tの間、温度を観測し、Ttの間これを記録している。
【0044】次に、温度センサ2−1で観測し記録した
温度データを、感知温度閾値と比較する(ステップS1
5)。そして、温度データが感知温度閾値を越えて変化
しているか否かを判定する(ステップS16)。すなわ
ち、図6に示すように、観測し記録した温度データを感
知温度閾値110と比較し、温度データの内、感知温度
閾値110を越える温度データ(例えば、図6の(2)
或いは(3)のようなデータ)があった場合には、ST
B1−1の周囲に温度の高い動くものがある、すなわち
人がいる可能性があると判定し、全ての温度データ(図
6の(1)から(n)の全て)が感知温度閾値110を
越えていなければ、STB1−1の周囲に人はいないと
判定する。
【0045】ステップS16で、温度データが感知温度
閾値を越えて変化していると判定された場合は(ステッ
プS16でYes)、STB1−1の周囲に人がいるも
のとし、予め定められた時間間隔T2の間待機し(ステ
ップS10)、その後ステップS1に戻り、繰り返しス
テップS1での確認を行う。
【0046】ステップS16で、全ての温度データが感
知温度閾値を越えていないと判定された場合は(ステッ
プS16でNo)、STB1−1の周囲に人がいないも
のとし、STB1−1にリセット信号を送り(ステップ
S7)、STB1−1のリアルタイムOSの再起動を行
って制御動作を終了する(ステップS8)。ステップS
7のリセット信号送出により、STB1−1のリアルタ
イムOSが再起動されるので、再起動後あらかじめ定め
られた時間が経過すると、図5にて説明した一連の制御
動作がステップS1から再度起動されるようになる。
【0047】以上説明したように、第2の実施形態にお
いては、STB1−1の周囲に人がいるか否かについて
温度センサ2−1だけで判定可能となり、人がいない場
合に限りリアルタイムOSを再起動することができ、リ
アルタイムOSの長期稼動に伴う弊害を自動的に排除す
ることができる。
【0048】なお、第2の実施形態においてSTB1−
1に備えた温度センサ2−1を、赤外線カメラに置き換
えて、広範囲の位置の温度変化を観測し、その観測結果
からSTB1−1の周囲に人がいるか否かを判定するこ
とも可能である。
【0049】また、第1の実施形態および第2の実施形
態において、STB(セットトップボックス)の周囲に
人がいないことを検出し判定する動作をより確実なもの
にするために、図2及び図5で述べた制御動作の起動時
刻を、一日の内の予め設定された時間帯(例えば、ST
Bの使用者が外出して不在が確実な時間帯)にのみ限定
するようにしてもよい。このようにするためには、上述
した制御動作の起動時刻をタイマ(時計)の参照により
決定するようにすればよい。
【0050】なお、第1および第2の実施形態で上述し
たリアルタイムOS搭載機器の自動再起動判定制御方式
は、STBだけでなく、ホームターミナル或いは仮想オ
ーディオビジュアル端末などに対しても、そのまま適用
可能であることは言うまでも無い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリアルタ
イムOS搭載機器の自動再起動判定制御方式及び方法
は、映像受信機器として用いられているセットトップボ
ックスなど、リアルタイムOSを搭載する機器の再起動
を、機器の周囲に人がいないことを確認した後に実行す
ることができるので、再起動中に使用者が該機器の電源
ONの指示を行うことが無く、映像データが出力される
までの時間が延びてしまう可能性を抑えつつ、リアルタ
イムOSの長期稼動に伴う性能低下や動作不安定化など
の弊害を自動的に排除できる、という効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリアルタイムOS搭載機器の自動再起
動判定制御方式の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図3】赤外線発光部の発光と赤外線受光部の受光の様
子の一例を示す図である。
【図4】本発明のリアルタイムOS搭載機器の自動再起
動判定制御方式の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】図4の第2の実施形態の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】温度センサの温度観測の様子の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 STB 1−1 STB 2 赤外線受光部 2−1 温度センサ 3 赤外線発光部 4 リセットボタン 5 ビデオデッキ 6 ディスプレイ装置 7 赤外線受光部 8 アンテナ或いはCATVケーブル 9 赤外線発光部接続用ケーブル 100 受光閾値 110 感知温度閾値

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーションソフトウェア
    と、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリア
    ルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイム
    OSの再起動を行うリセット手段と、赤外線の発光手段
    と、受光手段と、を備えた端末装置において、前記端末
    装置の前記リアルタイムOSの起動後、予め定められた
    時間の経過後に、前記発光手段が一定時間の間赤外線の
    発光点滅を繰り返すと同時に、前記受光手段が前記赤外
    線の反射波を受光して記録し、前記反射波の強度が前記
    一定時間の間に受光閾値を越えて変化している場合は、
    前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前記反射波の
    強度が前記一定時間の間に前記受光閾値を越えて変化し
    ていない場合は、前記端末装置の周囲に人がいないと判
    定して前記リセット手段を動作させることにより前記リ
    アルタイムOSを再起動させる再起動手段、を備えたこ
    とを特徴とするリアルタイムOS搭載機器の自動再起動
    判定制御方式。
  2. 【請求項2】 複数のアプリケーションソフトウェア
    と、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリア
    ルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイム
    OSの再起動を行うリセット手段と、温度検出手段と、
    を備えた端末装置において、前記端末装置の前記リアル
    タイムOSの起動後、予め定められた時間の経過後に、
    前記温度検出手段が一定時間の間、前記端末装置の周囲
    の温度変化を計測して記録し、前記温度変化の記録が前
    記一定時間の間に感知温度閾値を越えて変化している場
    合は、前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前記温
    度変化の記録が前記一定時間の間に前記感知温度閾値を
    越えて変化していない場合は、前記端末装置の周囲に人
    がいないと判定して前記リセット手段を動作させること
    により前記リアルタイムOSを再起動させる第2の再起
    動手段、を備えたことを特徴とするリアルタイムOS搭
    載機器の自動再起動判定制御方式。
  3. 【請求項3】 前記温度検出手段が、焦電型赤外線セン
    サで構成される、ことを特徴とする請求項2に記載のリ
    アルタイムOS搭載機器の自動再起動判定制御方式。
  4. 【請求項4】 前記温度検出手段が、赤外線カメラで構
    成される、ことを特徴とする請求項2に記載のリアルタ
    イムOS搭載機器の自動再起動判定制御方式。
  5. 【請求項5】 前記端末装置がセットトップボックスで
    ある、ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
    1項に記載のリアルタイムOS搭載機器の自動再起動判
    定制御方式。
  6. 【請求項6】 前記端末装置がホームターミナルであ
    る、ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1
    項に記載のリアルタイムOS搭載機器の自動再起動判定
    制御方式。
  7. 【請求項7】 前記端末装置が仮想オーディオビジュア
    ル端末である、ことを特徴とする請求項1から請求項4
    の何れか1項に記載のリアルタイムOS搭載機器の自動
    再起動判定制御方式。
  8. 【請求項8】 複数のアプリケーションソフトウェア
    と、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリア
    ルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイム
    OSの再起動を行うリセット手段と、赤外線の発光手段
    と、受光手段と、を備えた端末装置において、前記端末
    装置の前記リアルタイムOSの起動後、予め定められた
    時間の経過後に、前記発光手段が一定時間の間赤外線の
    発光点滅を繰り返すと同時に、前記受光手段が前記赤外
    線の反射波を受光して記録し、前記反射波の強度が前記
    一定時間の間に受光閾値を越えて変化している場合は、
    前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前記反射波の
    強度が前記一定時間の間に前記受光閾値を越えて変化し
    ていない場合は、前記端末装置の周囲に人がいないと判
    定して前記リセット手段を動作させることにより前記リ
    アルタイムOSを再起動させる、ことを特徴とするリア
    ルタイムOS搭載機器の自動再起動判定制御方法。
  9. 【請求項9】 複数のアプリケーションソフトウェア
    と、該アプリケーションソフトウェアの動作制御をリア
    ルタイムで行うリアルタイムOSと、前記リアルタイム
    OSの再起動を行うリセット手段と、温度検出手段と、
    を備えた端末装置において、前記端末装置の前記リアル
    タイムOSの起動後、予め定められた時間の経過後に、
    前記温度検出手段が一定時間の間、前記端末装置の周囲
    の温度変化を計測して記録し、前記温度変化の記録が前
    記一定時間の間に感知温度閾値を越えて変化している場
    合は、前記端末装置の周囲に人がいると判定し、前記温
    度変化の記録が前記一定時間の間に前記感知温度閾値を
    越えて変化していない場合は、前記端末装置の周囲に人
    がいないと判定して前記リセット手段を動作させること
    により前記リアルタイムOSを再起動させる、ことを特
    徴とするリアルタイムOS搭載機器の自動再起動判定制
    御方法。
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