JP2003287896A - ビーム描画方法及びビーム描画装置 - Google Patents

ビーム描画方法及びビーム描画装置

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JP2003287896A
JP2003287896A JP2002090859A JP2002090859A JP2003287896A JP 2003287896 A JP2003287896 A JP 2003287896A JP 2002090859 A JP2002090859 A JP 2002090859A JP 2002090859 A JP2002090859 A JP 2002090859A JP 2003287896 A JP2003287896 A JP 2003287896A
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drawing area
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Osamu Masuda
修 増田
Kazumi Furuta
和三 古田
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Konica Minolta Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを上昇させることなく、適正な描画を行
えるビーム描画方法及びビーム描画装置を提供する。 【解決手段】第1描画領域F1に対して電子ビームによ
る描画を行った後、第1描画領域F1に隣接する第2描
画領域F2又は第k描画領域Fk以外の描画領域に対し
ては、2番目から(k−1)番目までのいずれかになる
ような順序でパターンを描画するようにしている。これ
を言い換えると、第2描画領域F2又は第k描画領域F
k内の描画は、最後(k番目)に行わないことから、第
1描画領域F1内の描画と、それに隣接する第2描画領
域F2又は第k描画領域Fk内の描画の描画との間の時
間差を減少させることができ、パターン同士を整合させ
る可能性がより高まり、精度の高いパターン描画処理を
行える

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビーム描画方法及
びビーム描画装置に関し、特に微細パターンを描画でき
るビーム描画方法及びビーム描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、近年、急速に発展している光
ピックアップ装置の分野では、極めて高精度な対物レン
ズなどの光学素子が用いられている。プラスチックやガ
ラスなどの素材を金型を用いて、そのような光学素子を
成形すると、均一な形状の製品を迅速に製造することが
できるため、金型成形は大量生産に適しているといえ
る。かかる金型は、一般的には、例えば単結晶ダイヤモ
ンド工具などによって、一つ一つ切削されて製作される
ことが多い。しかるに、金型は、使用回数に応じて各部
が摩耗する消耗品であることから、定期的に交換するこ
とが必要である。従って、交換に備えて同一形状の金型
を用意しなくてはならないが、単結晶ダイヤモンド工具
などによる切削加工で金型を製造した場合、全く同一形
状の金型を切り出すことは困難といえ、それ故金型交換
前後で光学素子製品の形状バラツキが生じる恐れがあ
り、又コストもかかるという問題がある。
【0003】これに対し、光学素子の光学面に対応した
母光学面を有する母型に対し、例えば電鋳を成長させる
ことで、金型を作成しようとする試みがある。このよう
な試みによれば、母型の母光学面に形成したパターンが
たとえ微細なものであっても、それを精度良く転写形成
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
用途に用いる母型のパターンは、母光学面にレジストを
塗布し、例えば電子ビーム描画で微細パターン等を形成
した後、ドライエッチングにより得ることができる。こ
のような母型を接着剤等で治具に取り付けた後、母光学
面を覆うように電鋳を成長させることで、金型の素材を
形成できる。
【0005】ここで、本来的には、電子ビーム描画は微
細パターンを形成するものであるため、ビームの走査領
域が0.5mm×0.5mmと極めて小さなものとなっ
ている。これに対し、光ピックアップ装置の対物レンズ
等の光学素子は、その径が3mm程度であり、母光学面
もそれに応じたサイズとなっているので、かかる母光学
面に一度で微細パターンを形成することはできない。そ
こで、電子ビームの一つの走査領域内で描画し終わった
ら、隣の走査領域へと電子ビーム照射装置と母型とを相
対移動させ、その後隣の走査領域内において描画を行う
描画手法が考案された。これをステップ・アンド・リピ
ート方式という。
【0006】ところで、光学素子の回折輪帯などのパタ
ーンを描画する場合、回折輪帯は、光軸に対して同軸の
円周溝であるから、走査領域は、光軸を取り巻くように
配置されることになる。しかるに、従来技術の手法によ
れば、光軸の周囲にk個の走査領域が配置されていて、
たとえば1番目の走査領域に対して描画を行い、続けて
時計回りに隣接した2番目の走査領域に対して描画を行
い、というように処理をしていった場合、k番目の走査
領域に描画を行ったときに、それにより形成されるパタ
ーンが、1番目の走査領域に対して行った描画により形
成されたパターンに適切につながらない場合があること
が分かった。その理由としては、電子ビームは、温度変
化、磁場変化、振動等の環境変化により、照射方向が変
化する特性を有するため、1番目とk番目の走査領域の
描画に時間のズレがあると、かかる環境変化により、パ
ターンのズレが生じるということが考えられる。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題に鑑
みてなされたものであり、コストを上昇させることな
く、適正な描画を行えるビーム描画方法及びビーム描画
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のビーム描
画方法は、被描画基材における一つの描画領域に対して
ビーム照射装置よりビームを走査することによってパタ
ーンを描画した後に、前記被描画基材と前記ビーム照射
装置とを相対移動させ、更に前記被描画基材の前記一つ
の描画領域と異なる他の描画領域に対して前記ビームを
走査することによってパターンを描画するビーム描画方
法において、所定の中心点を囲むように連続的に並べら
れ、かつ閉じた複数の描画領域に対して描画を行う場合
に、全ての描画領域に隣接する描画領域は、相互の順番
が所定数以内となるように描画されることを特徴とす
る。
【0009】本発明のビーム描画方法によれば、全ての
描画領域に隣接する描画領域は、相互の順番が所定数以
内となるように描画される。ここで所定数とは描画領域
が隣接しても相互のパターンのずれが実質的に影響しな
い範囲を定めた数値p(pは整数)である。例えば同心
円状に連なるk個の描画領域に対して各描画領域の描画
の順序(1番、2番、・・・、n番、・・・、k番)を
決定する場合、n番目の描画領域に隣接する描画領域は
n+1番目からn+p番日のいずれかとなるように描画
の順序が決定される。上記数値pは、予め描画パターン
相互のずれが影響しない安全な範囲を定め既定値として
使用しても良いが、温度、磁場等を検出する検出手段を
設け、その検出値に応じて変化させても良い。
【0010】第2の本発明のビーム描画方法は、被描画
基材における一つの描画領域に対してビーム照射装置よ
りビームを走査することによってパターンを描画した後
に、前記被描画基材と前記ビーム照射装置とを相対移動
させ、更に前記被描画基材の前記一つの描画領域と異な
る他の描画領域に対して前記ビームを走査することによ
ってパターンを描画するビーム描画方法において、所定
の中心点を囲むように連続的に並べられ、かつ閉じた複
数の描画領域に対して描画を行う場合に、全ての描画領
域に隣接する描画領域は予め定められた時間(所定時
間)以内で描画されることを特徴とする。
【0011】本発明のビーム描画方法によれば、全ての
描画領域に隣接する描画領域は相互の描画が所定時間以
内となるように描画される。ここで所定時間とは描画領
域が隣接しても相互のパターンのずれが実質的に影響し
ない範囲を定めた時間qである。例えば同心円状に連な
るk個の描画領域に対して各描画領域の描画の順序(1
番、2番、・・・、n番、・・・、k番)を決定する場
合、n番目の描画領域に隣接する描画領域は、n番目の
描画領域の描画から時間q以内に描画されるように描画
の順序が決定される。上記数値qは予め描画パターン相
互のずれが影響しない安全な範囲を定め既定値として使
用しても良いが、温度、磁場等を検出する検出手段を設
け、その検出値に応じて変化させても良い。
【0012】第3の本発明のビーム描画方法は、被描画
基材における一つの描画領域に対してビーム照射装置よ
りビームを走査することによってパターンを描画した後
に、前記被描画基材と前記ビーム照射装置とを相対移動
させ、更に前記被描画基材の前記一つの描画領域と異な
る他の描画領域に対して前記ビームを走査することによ
ってパターンを描画するビーム描画方法において、所定
の中心点を囲むように連続的に並べられ、かつ閉じたk
個(kは3以上の整数)の描画領域に対して描画を行う
場合に、最初にパターンが描画される描画領域に対し、
k番目にパターンが描画される描画領域が隣接しないよ
うに順次各々の描画領域に対してパターンを描画するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の原理を、図面を参照して説明す
る。図1は、任意の点としての光軸X周りに配置される
被描画基材上における描画領域F1,F2・・・Fk
と、それにより形成されるパターンDとの関係を示す図
である。前記ズーム照射装置の特性により、一度に描画
できるパターンDは、図1に枠で示す各描画領域内だけ
に限られるので、前記被描画基材と前記ビーム照射源と
を相対移動させることで、各描画領域内の描画により得
られたパターンをつなぎ合わせて、最終的に円形のパタ
ーンDを得ることができる。ここで、たとえば従来の手
法によれば、第1描画領域F1内を描画した後に、前記
被描画基材と前記ビーム照射装置とを相対移動させた
後、第2描画領域F2内を描画し、更に第3描画領域F
3内を描画し、・・・最後に第k描画領域Fk内を描画
することで、パターンDを全周にわたって形成できる
が、第1描画領域F1内の描画と、第k描画領域Fk内
の描画との間に、時間的な開きが出てしまい、ビームズ
レが生じるとパターン同士が整合しなくなる恐れがあ
る。
【0014】そこで、本発明においては、前記最初の描
画領域(ここでは第1描画領域F1)に対して前記ビー
ムによる描画を行った後、前記最初の描画領域(ここで
は第1描画領域F1)に隣接する描画領域(ここでは第
2描画領域F2又は第k描画領域Fk)以外の描画領域
に対しては、2番目から(k−1)番目までのいずれか
になるような順序でパターンを描画するようにしてい
る。これを言い換えると、第2描画領域F2又は第k描
画領域Fk内の描画は、最後(k番目)に行わないこと
から、第1描画領域F1内の描画と、それに隣接する第
2描画領域F2又は第k描画領域Fk内の描画の描画と
の間の時間差を減少させることができ、パターン同士を
整合させる可能性がより高まり、精度の高いパターン描
画処理を行えることとなるのである。
【0015】更に、前記最初の描画領域を起点とし、2
・s(sは1以上の整数)番目にパターンを描画される
描画領域は、前記最初の描画領域より前記任意の点を中
心に反時計回り方向に位置し、(2・s+1)番目にパ
ターンを描画される描画領域は、前記最初の描画領域よ
り前記任意を中心に時計回り方向に位置すると好まし
い。
【0016】図1を参照して、これを具体的に説明する
と、最初の描画領域(ここでは第1描画領域F1)を起
点とし、2×1(2番)目にパターンを描画される描画
領域(ここでは第2描画領域F2)は、最初の描画領域
(ここでは第1描画領域F1)より任意の点(ここでは
光軸X)を中心に反時計回り方向に位置し、2×1+1
番(3番)目にパターンを描画される描画領域(ここで
は第k描画領域Fk)は、最初の描画領域(ここでは第
1描画領域F1)より任意の点(ここでは光軸X)を中
心に時計回り方向に位置するようにする。
【0017】続けて、最初の描画領域(ここでは第1描
画領域F1)を起点とし、2×2番(4番)目にパター
ンを描画される描画領域(ここでは第3描画領域F3)
は、最初の描画領域(ここでは第1描画領域F1)より
任意の点(ここでは光軸X)を中心に反時計回り方向に
位置し、2×2+1番(5番)目にパターンを描画され
る描画領域(ここでは第(k−1)描画領域Fk−1)
は、最初の描画領域(ここでは第1描画領域F1)より
任意の点(ここでは光軸X)を中心に時計回り方向に位
置するようにする。このとき、sが2以上となり、従っ
てパターンを描画している描画領域(ここでは第3描画
領域F3又は第(k−1)描画領域Fkー1)と最初の
描画領域(ここでは第1描画領域F1)に位置する描画
領域(ここでは第2描画領域F2又は第k描画領域F
k)には、すでにパターンが描画がされていることとな
る。このような処理を行うことで、隣接し合う描画領域
の描画の時間差を極力減少させることができる。
【0018】尚、前記最初の描画領域を起点とし、2・
s(sは1以上の整数)番目にパターンを描画される描
画領域は、前記最初の描画領域より前記任意の点を中心
に時計回り方向に位置し、(2・s+1)番目にパター
ンを描画される描画領域は、前記最初の描画領域より前
記任意を中心に反時計回り方向に位置すると好ましい。
これは、上述とは逆に、偶数番目を時計回り方向に、奇
数番目の描画を反時計回り方向に順次描画するようにし
たのみであり、基本的思想は同一であるため、図2を添
付して説明を省略する。
【0019】更に、sが2以上である場合には、パター
ンを描画している描画領域と前記最初の描画領域に位置
する描画領域には、すでにパターンが描画がされている
と好ましい。
【0020】又、m番目(1<m≦k;ただしmは整
数)にパターンを描画される描画領域と、m+1番目に
パターンを描画される描画領域は、それぞれ前記最初に
パターンが描画された描画領域を挟んで互いに実質的な
対称をなす位置に配置されるように描画の順序が定めら
れると好ましい。
【0021】例えば上記隣接する描画領域が相互に所定
の順序以内、あるいは所定の時間以内に描画されるよう
にする方法の一つとして、m番目(1<m≦k;ただし
mは整数)にパターンを描画される描画領域とm+1番
目にパターンを描画される描画領域は、それぞれ前記最
初にパターンが描画された捕画領域を挟んで互いに実質
的な対称をなす位置に配置されるように描画の順序を定
めることができる。この場合「対称」とは最初の描画領
域を中心として、この最初の描画領域の1端に連なる複
数の描画領域の中の一つ(描画領域a)と、最初の描画
領域の他端に連なる複数の描画領域の中の一つ(描画領
域b)が最初の描画領域から同程度の順番あるいは同程
度の距離にあることを指す。この時の描画領域aと描画
領域bの位置関係をここでは実質的に対称をなすものと
する。なお、全ての描画領域がこのように対称になって
いる必要はなく、例えばm番目からm+r番目までは順
次隣接した描画領域を描画し、m+r+1番目に最初の
描画領域に対し対称となる位置の描画領域を選択して描
画し、m+2r番目までは上記同様順次隣接した描画領
域を描画することもできる。この場合、r個の描画領域
毎に最初の描画領域に対し、対称に描画領域が大きく移
動することになる。もちろんrの値は描画パターンのず
れが生じない範囲で定められる。
【0022】更に、前記ビームは電子ビームであると好
ましい。
【0023】又、前記被描画基材は、光学素子成形用の
金型又はそれを形成するための母型の素材であり、前記
パターンは、光学素子の光学面に対応して形成される回
折輪帯を形成するために曲面上に描画されるようになっ
ていると好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。先
ず、電子ビームにより描画される被描画基材について、
図3〜図5を参照しつつ説明する。図3には、基材上に
描画される描画パターン並びにその細部の描画形状が開
示されている。
【0025】同図に示されるように、本実施の形態の被
描画基材(以下、基材という)2上に描画される描画パ
ターンの一例として円描画が開示されており、基材2の
描画部分の一部であるA部分を拡大してみると、基材2
には、複数のブレーズ3からなる回折輪帯が形成されて
いる。
【0026】ブレーズ3は、傾斜部3b及び側壁部3a
を繰り返し接続した形状を有している。より詳細には、
図5に示すように、基材2は、少なくとも一面に形成さ
れた曲面部2aを有し、回折格子を傾けて各ピッチL1
毎に形成し、この回折格子の少なくとも1ピッチL1
に、当該ピッチの区切り目位置にて前記曲面部2aより
立ち上がる側壁部3aと、隣接する各側壁部3a、3a
間に形成された傾斜部3bと、側壁部3aと傾斜部3b
との境界領域に形成された溝部3cとが形成されてい
る。なお、この回折輪帯は、後述するように、曲面部2
a上に塗布された塗布剤(レジスト)を描画することに
より形成されることが好ましい。
【0027】また、かかる基材2は、光ピックアップ装
置に用いる光学素子たとえば対物レンズの成形用金型を
形成するための母型の素材であることが好ましい。この
ような光学素子においては、異なる波長の情報記録光を
用いてDVD・CD互換を達成する光ピックアップ装置
において、収差補正のために回折輪帯を設けることが行
われている。以下、このような基材を形成するための前
提となる電子ビーム描画装置の具体的構成について説明
することとする。
【0028】(電子ビーム描画装置の全体構成)次に、
電子ビーム描画装置の全体の概略構成について、図6を
参照して説明する。図6は、本例の電子ビーム描画装置
の全体構成を示す説明図である。
【0029】本実施形態の電子ビーム描画装置1は、図
6に示すように、大電流で高解像度の電子線プローブを
形成して高速に描画対象の基材2上を走査するものであ
り、高解像度の電子線プローブを形成し、電子ビームを
生成してターゲットに対してビーム照射を行う電子ビー
ム生成手段である電子銃12と、この電子銃12からの
電子ビームを通過させるスリット14と、スリット14
を通過する電子ビームの前記基材2に対する焦点位置を
制御するための電子レンズ16と、電子ビームが出射さ
れる経路上に配設されたアパーチャー18と、電子ビー
ムを偏向させることでターゲットである基材2上の走査
位置等を制御する偏向器20と、偏向を補正する補正用
コイル22と、を含んで構成されている。なお、これら
の各部は、鏡筒10内に配設されて電子ビーム出射時に
は真空状態に維持される。
【0030】さらに、電子ビーム描画装置1は、描画対
象となる基材2を載置するための載置台であるXYZス
テージ30と、このXYZステージ30上の載置位置に
基材2を搬送するための搬送手段であるローダ40と、
XYZステージ30上の基材2の表面の基準点を測定す
るための測定手段である測定装置80と、XYZステー
ジ30を駆動するための駆動手段であるステージ駆動手
段50と、ローダを駆動するためのローダ駆動装置60
と、鏡筒10内及びXYZステージ30を含む筐体11
内を真空となるように排気を行う真空排気装置70と、
これらの制御を司る制御手段である制御回路100と、
を含んで構成されている。
【0031】なお、電子レンズ16は、高さ方向に沿っ
て複数箇所に離間して設置される各コイル17a、17
b、17cの各々の電流値によって電子的なレンズが複
数生成されることで各々制御され、電子ビームの焦点位
置が制御される。
【0032】測定装置80は、基材2に対してレーザー
を照射することで基材2を測定する第1のレーザー測長
器82と、第1のレーザー測長器82にて発光されたレ
ーザー光(第1の照射光)が基材2を反射し当該反射光
を受光する第1の受光部84と、前記第1のレーザー測
長器82とは異なる照射角度から照射を行う第2のレー
ザー測長器86と、前記第2のレーザー測長器86にて
発光されたレーザー光(第2の照射光)が基材2を反射
し当該反射光を受光する第2の受光部88と、を含んで
構成されている。
【0033】ステージ駆動手段50は、XYZステージ
30をX方向に駆動するX方向駆動機構52と、XYZ
ステージ30をY方向に駆動するY方向駆動機構54
と、XYZステージ30をZ方向に駆動するZ方向駆動
機構56と、XYZステージ30をθ方向に駆動するθ
方向駆動機構58と、を含んで構成されている。これに
よって、XYZステージ30を3次元的に動作させた
り、アライメントを行うことができる。すなわち、XY
Zステージ30上に基材2を載置すれば、ビーム照射源
としての電子銃12との相対位置を任意に変更できるた
め、上述したステップ・アンド・リピート方式で描画を
行える。
【0034】制御回路100は、電子銃12に電源を供
給するための電子銃電源部102と、この電子銃電源部
102での電流、電圧などを調整制御する電子銃制御部
104と、電子レンズ16(複数の各電子的なレンズを
各々)を動作させるためのレンズ電源部106と、この
レンズ電源部106での各電子レンズに対応する各電流
を調整制御するレンズ制御部108と、を含んで構成さ
れる。
【0035】さらに、制御回路100は、補正用コイル
22を制御するためのコイル制御部110と、偏向器2
0にて成形方向の偏向を行う成形偏向部112aと、偏
向器20にて副走査方向の偏向を行うための副偏向部1
12bと、偏向器20にて主走査方向の偏向を行うため
の主偏向部112cと、成形偏向部112aを制御する
ためにデジタル信号をアナログ信号に変換制御する高速
D/A変換器114aと、副偏向部112bを制御する
ためにデジタル信号をアナログ信号に変換制御する高速
D/A変換器114bと、主偏向部112cを制御する
ためにデジタル信号をアナログ信号に変換制御する高精
度D/A変換器114cと、を含んで構成される。
【0036】さらに、制御回路100は、偏向器20に
おける位置誤差を補正する、乃ち、位置誤差補正信号な
どを各高速D/A変換器114a、114b、及び高精
度D/A変換器114cに対して供給して位置誤差補正
を促すあるいはコイル制御部110に対して当該信号を
供給することで補正用コイル22にて位置誤差補正を行
う位置誤差補正回路116と、これら位置誤差補正回路
116並びに各高速D/A変換器114a、114b及
び高精度D/A変換器114cを制御して電子ビームの
電界を制御する電界制御手段である電界制御回路118
と、描画パターンなどを前記基材2に対して生成するた
めのパターン発生回路120と、を含んで構成される。
【0037】またさらに、制御回路100は、第1のレ
ーザー測長器82を上下左右に移動させることによるレ
ーザー照射位置の移動及びレーザー照射角の角度等の駆
動制御を行う第1のレ−ザー駆動制御回路130と、第
2のレーザー測長器86を上下左右に移動させることに
よるレーザー照射位置の移動及びレーザー照射角の角度
等の駆動制御を行う第2のレ−ザー駆動制御回路132
と、第1のレーザー測長器82でのレーザー照射光の出
力(レーザーの光強度)を調整制御するための第1のレ
ーザー出力制御回路134と、第2のレーザー測長器8
6でのレーザー照射光の出力を調整制御するための第2
のレーザー出力制御回路136と、第1の受光部84で
の受光結果に基づき、測定結果を算出するための第1の
測定算出部140と、第2の受光部88での受光結果に
基づき、測定結果を算出するための第2の測定算出部1
42と、を含んで構成される。
【0038】さらにまた、制御回路100は、ステージ
駆動手段50を制御するためのステージ制御回路150
と、ローダ駆動装置60を制御するローダ制御回路15
2と、上述の第1、第2のレーザー駆動回路130、1
32・第1、第2のレーザー出力制御回路134、13
6・第1、第2の測定算出部140、142・ステージ
制御回路150・ローダ制御回路152を制御する機構
制御回路154と、真空排気装置70の真空排気を制御
する真空排気制御回路156と、測定情報を入力するた
めの測定情報入力部158と、入力された情報や他の複
数の情報を記憶するための記憶手段であるメモリ160
と、各種制御を行うための制御プログラムを記憶したプ
ログラムメモリ162と、これらの各部の制御を司る例
えばCPUなどにて形成された制御部170と、を含ん
で構成されている。
【0039】上述のような構成を有する電子ビーム描画
装置1において、ローダ40によって搬送された基材2
がXYZステージ30上に載置されると、真空排気装置
70によって鏡筒10及び筐体11内の空気やダストな
どを排気したした後、電子銃12から電子ビームが照射
される。
【0040】電子銃12から照射された電子ビームは、
電子レンズ16を介して偏向器20により偏向され、偏
向された電子ビームB(以下、この電子レンズ16を通
過後の偏向制御された電子ビームに関してのみ「電子ビ
ームB」と符号を付与することがある)は、XYZステ
ージ30上の基材2の表面、例えば曲面部(曲面)2a
上の描画位置に対して照射されることで描画が行われ
る。
【0041】この際に、測定装置80によって、基材2
上の描画位置(描画位置のうち少なくとも高さ位置)、
もしくは後述するような基準点の位置が測定され、制御
回路100は、当該測定結果に基づき、電子レンズ16
のコイル17a、17b、17cなどに流れる各電流値
などを調整制御して、電子ビームBの焦点深度の位置、
すなわち焦点位置を制御し、当該焦点位置が前記描画位
置となるように移動制御される。
【0042】あるいは、測定結果に基づき、制御回路1
00は、ステージ駆動手段50を制御することにより、
前記電子ビームBの焦点位置が前記描画位置となるよう
にXYZステージ30を移動させる。
【0043】また、本例においては、電子ビームの制
御、XYZステージ30の制御のいずれか一方の制御に
よって行っても、双方を利用して行ってもよい。
【0044】(測定装置)次に、測定装置80につい
て、図7〜9を参照しつつ説明する。測定装置80は、
より詳細には、図7に示すように、第1のレーザー測長
器82、第1の受光部84、第2のレーザー測長器8
6、第2の受光部88などを有する。
【0045】第1のレーザー測長器82により電子ビー
ムと交差する方向から基材2に対して第1の光ビームS
1を照射し、基材2を透過する第1の光ビームS1の受
光によって、第1の光強度分布が検出される。
【0046】この際に、図7に示すように、第1の光ビ
ームS1は、基材2の底部2cにて反射されるため、第
1の強度分布に基づき、基材2の平坦部2b上の(高
さ)位置が測定算出されることになる。しかし、この場
合には、基材2の曲面部2a上の(高さ)位置を測定す
ることができない。
【0047】そこで、本例においては、さらに第2のレ
ーザー測長器86を設けている。すなわち、第2のレー
ザー測長器86によって、第1の光ビームS1と異なる
電子ビームとほぼ直交する方向から基材2に対して第2
の光ビームS2を照射し、基材2を透過する第2の光ビ
ームS2が第2の受光部88に含まれるピンホール89
を介して受光されることによって、第2の光強度分布が
検出される。
【0048】この場合、図8(A)〜(C)に示すよう
に、第2の光ビームS2が曲面部2a上を透過すること
となるので、前記第2の強度分布に基づき、基材2の平
坦部2bより突出する曲面部2a上の(高さ)位置を測
定算出することができる。
【0049】具体的には、第2の光ビームS2がXY基
準座標系における曲面部2a上のある位置(x、y)の
特定の高さを透過すると、この位置(x、y)におい
て、図8(A)〜(C)に示すように、第2の光ビーム
S2が曲面部2aの曲面にて当たることにより散乱光S
S1、SS2が生じ、この散乱光分の光強度が弱まるこ
ととなる。このようにして、図8に示すように、第2の
受光部88にて検出された第2の光強度分布に基づき、
位置が測定算出される。
【0050】この算出の際には、図9に示すように、第
2の受光部88の信号出力Opは、図10に示す特性図
のような、信号出力Opと基材の高さとの相関関係を有
するので、制御回路100のメモリ160などにこの特
性、すなわち相関関係を示した相関テーブルを予め格納
しておくことにより、第2の受光部88での信号出力O
pに基づき、基材の高さ位置を算出することができる。
【0051】そして、この基材の高さ位置を、例えば描
画位置として、前記電子ビームの焦点位置の調整が行わ
れ描画が行われることとなる。
【0052】(描画位置算出の原理の概要)次に、本例
の特徴である電子ビーム描画装置1における、描画を行
う場合の原理の概要について、説明する。
【0053】先ず、基材2は、例えば樹脂等による光学
素子例えば対物レンズ成形用金型を形成するための母型
であると好ましく、断面略平板状の平坦部2bと、この
平坦部2bより突出形成された曲面をなす曲面部2a
と、を含んで構成されている。この曲面部2aの曲面
は、球面に限らず、非球面などの他のあらゆる高さ方向
に変化を有する自由曲面であってよい。
【0054】このような基材2において、予め基材2を
XYZステージ30上に載置する前に、基材2上の複数
例えば3個の基準点P00、P01、P02を決定して
この位置を測定しておく(第1の測定)。これによっ
て、例えば、基準点P00とP01によりX軸、基準点
P00とP02によりY軸が定義され、3次元座標系に
おける第1の基準座標系が算出される。ここで、第1の
基準座標系における高さ位置をHo(x、y)(第1の
高さ位置)とする。これによって、基材2の厚み分布の
算出を行うことができる。
【0055】一方、基材2をXYZステージ30上に載
置した後も、同様の処理を行う。すなわち、図11
(A)に示すように、基材2上の複数例えば3個の基準
点P10、P11、P12を決定してこの位置を測定し
ておく(第2の測定)。これによって、例えば、基準点
P10とP11によりX軸、基準点P10とP12によ
りY軸が定義され、3次元座標系における第2の基準座
標系が算出される。
【0056】さらに、これらの基準点P00、P01、
P02、P10、P11、P12により第1の基準座標
系を第2の基準座標系に変換するための座標変換行列な
どを算出して、この座標変換行列を利用して、第2の基
準座標系における前記Ho(x、y)に対応する高さ位
置Hp(x、y)(第2の高さ位置)を算出して、この
位置を最適フォーカス位置、すなわち描画位置として電
子ビームの焦点位置が合わされるべき位置とすることと
なる。これにより、上述の基材2の厚み分布の補正を行
うことができる。
【0057】なお、上述の第2の測定は、電子ビーム描
画装置1の第1の測定手段である測定装置80を用いて
測定することができる。
【0058】そして、第1の測定は、予め別の場所にお
いて他の測定装置を用いて測定しおく必要がある。この
ような、基材2をXYZステージ30上に載置する前に
予め基準点を測定するための測定装置としては、上述の
測定装置80と全く同様の構成の測定装置(第2の測定
手段)を採用することができる。
【0059】この場合、測定装置からの測定結果は、例
えば図6に示す測定情報入力部158にて入力された
り、制御回路100と接続される不図示のネットワーク
を介してデータ転送されて、メモリ160などに格納さ
れることとなる。もちろん、この測定装置が不要となる
場合も考えられる。
【0060】上記のようにして、描画位置が算出され
て、電子ビームの焦点位置が制御されて描画が行われる
こととなる。
【0061】具体的には、図11(C)に示すように、
電子ビームの焦点深度FZ(ビームウエストBW)の焦
点位置を、3次元基準座標系における単位空間の1フィ
ールド(m=1)内の描画位置に調整制御する。(この
制御は、上述したように、電子レンズ16による電流値
の調整もしくはXYZステージ30の駆動制御のいずれ
か一方又は双方によって行われる。)なお、本例におい
ては、1フィールドの高さ分を焦点深度FZより長くな
るように、フィールドを設定してあるがこれに限定され
るものではない。ここで、焦点深度FZとは、図12に
示すように、電子レンズ16を介して照射される電子ビ
ームBにおいて、ビームウエストBWが有効な範囲の高
さを示す。なお、電子ビームBの場合、図12に示すよ
うに、電子レンズ16の幅D、電子レンズ16よりビー
ムウエスト(ビーム径の最も細い所)BWまでの深さf
とすると、D/fは、0.01程度であり、例えば50
nm程度の解像度を有し、焦点深度は例えば数十μ程度
ある。
【0062】そして、図11(C)に示すように、例え
ば1フィールド内をY方向にシフトしつつ順次X方向に
走査することにより、1フィールド内の描画が行われる
こととなる。さらに、1フィールド内において、描画さ
れていない領域があれば、当該領域についても、上述の
焦点位置の制御を行いつつZ方向に移動し、同様の走査
による描画処理を行うこととなる。
【0063】次に、1フィールド内の描画が行われた
後、他のフィールド、例えばm=2のフィールド、m=
3のフィールドにおいても、上述同様に、測定や描画位
置の算出を行いつつ描画処理がリアルタイムで行われる
こととなる。このようにして、描画されるべき描画領域
について全ての描画が終了すると、基材2の表面におけ
る描画処理が終了することとなる。
【0064】さらに、上述のような各種演算処理、測定
処理、制御処理などの処理を行う処理プログラムは、プ
ログラムメモリ162に予め制御プログラムとして格納
されることとなる。
【0065】(ドーズ分布)図13は、本実施の形態の
特徴的構成の電子ビーム描画装置の制御系の機能ブロッ
ク図である。同図に示すように、電子ビーム描画装置1
のメモリ160には、形状記憶テーブル161を有し、
この形状記憶テーブル161には、例えば基材2の曲面
部2aに回折格子を傾けて各ピッチ毎に形成する際の走
査位置に対するドーズ量分布を予め定義したドーズ分布
の特性などに関するドーズ分布情報161a、各ピッチ
毎に表面反射防止用の凹凸を形成する際に、当該凹凸部
分のドーズ量に関するドーズ分布情報161b、ドーズ
分布を補正演算したドーズ分布補正演算情報161c、
その他の情報161dなどが格納されている。なお、ド
ーズ分布補正演算情報161cとは、ドーズ量などを算
出するためのもととなるテーブルないしは演算情報であ
る。
【0066】また、プログラムメモリ162には、これ
らの処理を行う処理プログラム163a、前記ドーズ分
布情報161a、161bやドーズ分布補正演算情報1
61cなどの情報をもとに、曲面部2a上の所定の傾斜
角度におけるドーズ分布特性など演算により算出するた
めのドーズ分布演算プログラム163b、その他の処理
プログラム163cなどを有している。
【0067】このような構成を有する制御系において、
ドーズ分布情報は予めメモリ160の形状記憶テーブル
161などに格納され、処理プログラム163aに基づ
いて、描画時に当該ドーズ分布情報を抽出し、そのドー
ズ分布情報によって種々の描画が行われることとなる。
【0068】あるいは、制御部170は、処理プログラ
ム163aにより所定の描画アルゴリズムを実行しつ
つ、ドーズ量を算出するルーチンに至ると、ドーズ分布
演算プログラム163bを実行し、傾斜角度に応じたド
ーズ分布を算出するためのある程度の基本的情報、すな
わち、ドーズ分布情報161a、161b、ドーズ分布
補正演算情報161cなど格納したテーブルを参照しつ
つ、対応するドーズ分布特性情報を算出したのち、この
算出したドーズ分布特性情報を前記メモリ160の所定
の一時記憶領域に格納し、そのドーズ分布特性情報を参
照しつつドーズ量を算出して描画を行うといった手法で
あってもよい。
【0069】(制御系の具体的構成)次に、前記円描画
を正多角形で近似して直線的に走査する場合の各種処理
を行なうための制御系の具体的構成について、図14を
参照しつつ説明する。図14には、本実施の形態の電子
ビーム描画装置の制御系の詳細な構成が開示されてい
る。
【0070】電子ビーム描画装置の制御系300は、図
14に示すように、例えば円描画時に正多角形(不定多
角形を含む)に近似するのに必要な(円の半径に応じ
た)種々のデータ(例えば、ある一つの半径kmmの円
について、その多角形による分割数n、各辺の位置・各
点の位置の座標情報並びにクロック数の倍数値、さらに
はZ方向の位置などの各円に応じた情報等)、さらには
円描画に限らず種々の曲線を描画する際に直線近似する
のに必要な種々のデータ、各種描画パターン(矩形、三
角形、多角形、縦線、横線、斜線、円板、円周、三角
周、円弧、扇形、楕円等)に関するデータを記憶する描
画パターン記憶手段である描画パターンデータメモリ3
01と、を含んで構成される。
【0071】また、制御系300は、前記描画パターン
データメモリ301の描画パターンデータに基づいて、
描画条件の演算を行う描画条件演算手段310と、前記
描画条件演算手段310から(2n+1)ライン((n
=0、1、2・・)である場合は(2n+1)である
が、(n=1、2、・・)である場合は(2n−1)と
してもよい)乃ち奇数ラインの描画条件を演算する(2
n+1)ライン描画条件演算手段311と、(2n+
1)ライン描画条件演算手段311に基づいて1ライン
の時定数を設定する時定数設定回路312と、(2n+
1)ライン描画条件演算手段311に基づいて1ライン
の始点並びに終点の電圧を設定する始点/終点電圧設定
回路313と、(2n+1)ライン描画条件演算手段3
11に基づいてカウンタ数を設定するカウンタ数設定回
路314と、(2n+1)ライン描画条件演算手段31
1に基づいてイネーブル信号を生成するイネーブル信号
生成回路315と、奇数ラインの偏向信号を出力するた
めの偏向信号出力回路320と、を含んで構成されてい
る。
【0072】さらに、制御系300は、前記描画条件演
算手段310から(2n)ライン乃ち偶数ラインの描画
条件を演算する(2n)ライン描画条件演算手段331
と、(2n)ライン描画条件演算手段331に基づいて
1ラインの時定数を設定する時定数設定回路332と、
(2n)ライン描画条件演算手段331に基づいて1ラ
インの始点並びに終点の電圧を設定する始点/終点電圧
設定回路333と、(2n)ライン描画条件演算手段3
31に基づいてカウンタ数を設定するカウンタ数設定回
路334と、(2n)ライン描画条件演算手段331に
基づいてイネーブル信号を生成するイネーブル信号生成
回路335と、偶数ラインの偏向信号を出力するための
偏向信号出力回路340と、(2n)ライン描画条件演
算手段331に基づいて、次の等高線に移動するときな
どにブランキングを行うブランキングアンプ350と、
描画条件演算手段310での描画条件と、奇数ラインの
偏向信号出力回路320並びに偶数ラインの偏向信号出
力回路340からの情報とに基づいて、奇数ラインの処
理と偶数ラインの処理とを切り換える切換回路360
と、を含んで構成されている。
【0073】奇数ラインの偏向信号出力回路320は、
走査クロックCL1と、カウンタ数設定回路314から
の奇数ラインカウント信号CL6と、イネーブル信号発
生回路315のイネーブル信号とに基づいてカウント処
理を行う計数手段であるカウンタ回路321と、カウン
タ回路321からのカウントタイミングと、始点/終点
電圧設定回路313での奇数ライン描画条件信号CL3
とに基づいて、DA変換を行うDA変換回路322と、
このDA変換回路322にて変換されたアナログ信号を
平滑化する処理(偏向信号の高周波成分を除去する等の
処理)を行う平滑化回路323と、を含んで構成され
る。
【0074】偶数ラインの偏向信号出力回路340は、
走査クロックCL1と、カウンタ数設定回路334から
の偶数ラインカウント信号CL7と、イネーブル信号発
生回路335のイネーブル信号とに基づいてカウント処
理を行う計数手段であるカウンタ回路341と、カウン
タ回路341からのカウントタイミングと、始点/終点
電圧設定回路333での偶数ライン描画条件信号CL5
とに基づいて、DA変換を行うDA変換回路342と、
このDA変換回路342にて変換されたアナログ信号を
平滑化する処理を行う平滑化回路343と、を含んで構
成される。
【0075】なお、これらの制御系300を構成する各
部は、いずれも図3に示すCPU等の制御部170(制
御手段)にて制御可能な構成としている。また、これら
制御系300は、X偏向用の制御系とY偏向用の制御系
を各々形成する構成としてもよい。
【0076】またなお、本実施形態の描画パターンデー
タメモリ301と描画条件演算手段310などを含む制
御系300で、「演算手段」を構成できる。この「演算
手段」は、走査される走査ライン上に、DA変換器の最
小時間分解能の整数倍の時間に対応する距離に相当する
少なくとも2点の各位置を演算する機能を有する。この
場合、制御部170の「制御手段」は、前記演算手段に
て演算された各位置間を前記電子ビームによりほぼ直線
的に走査するように制御することとなる。また、同様に
して、本発明の他の態様の「演算手段」では、略円状に
走査される走査ライン上に、DA変換器の最小時間分解
能の整数倍の時間に対応する距離を一辺とする多角形の
各頂点位置を算出する機能を有する。また、制御手段
は、演算手段にて演算された各位置間を前記電子ビーム
によりほぼ直線的に走査するのは同様である。
【0077】上記のような構成を有する制御系300
は、概略次のように作用する。すなわち、描画条件演算
手段310が描画パターンデータメモリ301から直線
近似による走査(描画)に必要な情報を取得すると、所
定の描画条件の演算処理を行ない、例えば一つの円に対
して正多角形の各辺に近似された場合の各辺のうち最初
の辺、奇数番目のラインに関する情報は、(2n+1)
ライン描画条件演算手段311へ、次の辺、偶数番目の
ラインに関する情報は、(2n)ライン描画条件演算手
段331へ各々伝達される。
【0078】これにより、例えば、(2n+1)ライン
描画条件演算手段311は、奇数ラインに関する描画条
件を生成し、走査クロックCL1と生成された奇数ライ
ン描画条件生成信号CL2とに基づいて、偏向信号出力
回路320から奇数ライン偏向信号CL9を出力する。
【0079】一方、例えば、(2n)ライン描画条件演
算手段331は、偶数ラインに関する描画条件を生成
し、走査クロックCL1と生成された偶数ライン描画条
件生成信号CL4とに基づいて、偏向信号出力回路34
0から偶数ライン偏向信号CL10を出力する。
【0080】これら奇数ライン偏向信号CL9と偶数ラ
イン偏向信号CL10は、描画条件演算手段310のも
とに切換回路360によって、その出力が交互に切り換
わる。したがって、ある一の円について、正多角形に近
似され、各辺が算出されると、ある一つの辺、奇数番目
の辺が描画されると、次の辺、偶数番目の辺が描画さ
れ、さらに次ぎの辺、奇数番目の辺が描画される、とい
う具合に交互に各辺が直線的に描画(走査)されること
となる。
【0081】そして、ある一の円について描画が終了す
ると、描画条件演算手段310は、その旨をブランキン
グアンプ350に伝達し、他の次の円を描画するように
促す処理を行なう。このようにして、各円について多角
形で近似した描画を行うこととなる。
【0082】次に、上述した電子ビーム描画を用いて、
母型を形成し、その母型より光学素子成形金型を形成す
る工程を説明する。図15は、本実施の形態にかかる金
型の製作方法を示すフローチャートである。図16は、
図15に示す主要な工程において、処理される母型(基
材)を示す断面図である。
【0083】まず、図15のステップS101で、樹脂
材を加熱溶融させた後、元型K1、K2内の空間に射出
して、基材2を射出成形する。このとき、元型K1の転
写面K1aには輪帯は形成されていないが、光学素子の
光学面に対応した非球面形状となっているので、射出成
形された基材2の母光学面(すなわち非平面部)は、精
度良く非球面形状が転写される。尚、基材2は、シリコ
ンから切り出されても良い。
【0084】続いて、ステップS102で、基材2を、
不図示のスピンコータにセットし、ステップS103
で、レジストLを基材2上に流下させながらプレスピン
を実施し、その後ステップS104で本スピンを実施し
て、レジストLの被膜を行う(図16(b)参照)。プ
レスピンと本スピンとを分けたのは、複雑な曲面である
母光学面2dに、均一な膜厚のレジストLを被膜させる
ためである。
【0085】その後、ステップS105で、基材2をス
ピンコータから取り外し、ステップS106で、雰囲気
温度180℃で20分間ベーキング処理を行って、レジ
ストLの被膜を安定させる。ここで、一回のレジストL
の被膜処理では、十分な膜厚を得ることができない場合
には、ステップS102〜S106の工程を繰り返し、
レジストLの被膜を積層させて十分な膜厚になったとこ
ろで(ステップS107)、ステップS108で、不図
示の電子ビーム描画装置から照射される電子ビームBを
用いて、基材2の母光学面2d上のレジストLに電子描
画処理を施す(図16(c)参照)。この際に、上述し
たステップ・アンド・リピートにより描画を行うが、図
1,2に関連して説明したように、パターンを描画され
る描画領域の順序を選定することで、複数のパターンの
整合性を高め、形成される回折輪帯の精度を高めること
ができる。
【0086】電子描画処理後、ステップS109で、基
材2に対して現像処理及びリンス処理を行って(図16
(d)参照)、不要なレジストを排除することで、輪帯
形状のレジストLを得る。ここで、同一点における電子
ビームBの照射時間を長くすれば、それだけレジストL
の除去量が増大するため、位置によって、照射時間と電
子ビームの強度の積(ドーズ量)を調整することで、ブ
レーズ形状の回折輪帯になるよう、レジストLを残すこ
とができる。
【0087】更に、ステップS110で、プラズマシャ
ワーによるドライエッチングを経て、基材2の母光学面
2dの表面を彫り込んでブレーズ状の回折輪帯3(実際
より誇張されて描かれている)を形成する(図16
(e)参照)。更に、ステップS111で、基材2を円
筒状の治具(不図示)に接着する。その後、基材2に裏
打ち部材を配置し、ステップS112で、スルファミン
酸ニッケル浴中に、表面を活性処理した基材2を浸し電
鋳を成長させる。更に、ステップS113で、電鋳を切
断して、ステップS114で、基材2と電鋳とを脱型す
る。脱型された電鋳は、ステップS115で機械加工さ
れ、光学素子成形用金型として成形装置に組み込まれ、
光学素子の成形に用いられる。
【0088】図17は、本実施の形態にかかるビーム描
画方法により形成された光学素子の一例としての対物レ
ンズを含む光ピックアップ装置の概略図である。図17
において、光ピックアップ装置400は、半導体レーザ
ー401、コリメートレンズ402、分離プリズム40
3、対物レンズ404、DVD、CD等の光磁気ディス
ク405(光磁気記録媒体)、1/2波長板406、偏
光分離素子407、集光レンズ408、シリンドリカル
レンズ409、分割光検出器410を有する。
【0089】上記のような構成を有する光ピックアップ
装置400において、半導体レーザー1からのレーザー
光は、コリメートレンズ402で平行光となり、分離プ
リズム403で対物レンズ404側に反射され、対物レ
ンズ404によって回折限界まで集光されて光磁気ディ
スク405(光磁気記録媒体)に照射される。
【0090】光磁気ディスク405からのレーザー反射
光は、対物レンズ404に入光して再び平行光となり、
分離プリズム403を透過し、更に、1/2波長板40
6を透過し偏光方位を45度回転した後、偏光分離素子
407に入射し、この偏光分離素子407で、光路が近
接したP,S両偏光からなる2つの光束に分離される。
前記P,S両偏光の光束はそれぞれ集光レンズ408,
シリンドリカルレンズ409によって集光されて、分割
光検出器410の分離受光領域(受光素子)にそれぞれ
のスポットを形成する。
【0091】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば本発明のビーム描画方法は、
電子ビームに限らず、他のビームにおいても適用が可能
である。又、光学素子を成形するための型のみならず、
種々の描画に適用可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ストを上昇させることなく、適正な描画を行えるビーム
描画方法及びビーム描画装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】任意の点としての光軸X周りに配置される被描
画基材上における描画領域F1,F2・・・Fkと、そ
れにより形成されるパターンDとの関係を示す図であ
る。
【図2】任意の点としての光軸X周りに配置される被描
画基材上における描画領域F1,F2・・・Fkと、そ
れにより形成されるパターンDとの関係を示す図であ
り、図1に示す順序とは、異なる順序でパターンの描画
を行うことを示している。
【図3】本発明の基材の概略構成の一例を示す説明図で
ある。
【図4】図3の基材の要部を詳細に示す説明図である。
【図5】回折輪帯の概略断面図である。
【図6】本発明のビーム描画装置の全体の概略構成を示
す説明図である。
【図7】測定装置の原理を説明するための説明図であ
る。
【図8】同図(A)〜(C)は、基材の面高さを測定す
る手法を説明するための説明図である。
【図9】測定装置の投光と受光との関係を示す説明図で
ある。
【図10】信号出力と基材の高さとの関係を示す特性図
である。
【図11】同図(A)(B)は、図6の電子ビーム描画
装置にて描画される基材を示す説明図であり、同図
(C)は、描画原理を説明するための説明図である。
【図12】電子ビーム描画装置におけるビームウエスト
を説明するための説明図である。
【図13】電子ビーム描画装置において、所定のドーズ
分布にて描画を行うための制御系の詳細を示す機能ブロ
ック図である。
【図14】電子ビーム描画装置のさらに詳細な制御系の
構成を示す機能ブロック図である。
【図15】本実施の形態にかかる金型の製作方法を示す
フローチャートである。
【図16】図15に示す主要な工程において、処理され
る母型(基材)を示す断面図である。
【図17】光ピックアップ装置の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 電子ビーム描画装置 2 基材(被描画基材) 3 回折輪帯 3a 側壁部 3b 傾斜部 3bb 溝部 10 鏡筒 12 電子銃 14 スリット 16 電子レンズ 18 アパーチャー 20 偏向器 22 補正用コイル 30 XYZステージ 40 ローダ 50 ステージ駆動手段 60 ローダ駆動装置 70 真空排気装置 80 測定装置 82 第1のレーザー測長器 84 第1の受光部 86 第2のレーザー測長器 88 第2の受光部 100 制御回路 110 コイル制御部 112a 成形偏向部 112b 副偏向部 112c 主偏向部 116 位置誤差補正回路 118 電界制御回路 120 パターン発生回路 130 第1のレーザー駆動制御回路 132 第2のレーザー駆動制御回路 134 第1のレーザー出力制御回路 136 第2のレーザー出力制御回路 140 第1の測定算出部 142 第2の測定算出部 150 ステージ制御回路 152 ローダ制御回路 154 機構制御回路 156 真空排気制御回路 158 測定情報入力部 160 メモリ 162 プログラムメモリ 170 制御部 300 制御系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 AA03 BA10 BB10 CA16 FA02 LA16 LA17 5F056 AA29 CB32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被描画基材における一つの描画領域に対
    してビーム照射装置よりビームを走査することによって
    パターンを描画した後に、前記被描画基材と前記ビーム
    照射装置とを相対移動させ、更に前記被描画基材の前記
    一つの描画領域と異なる他の描画領域に対して前記ビー
    ムを走査することによってパターンを描画するビーム描
    画方法において、 所定の中心点を囲むように連続的に並べられ、かつ閉じ
    た複数の描画領域に対して描画を行う場合に、全ての描
    画領域に隣接する描画領域は、相互の順番が所定数以内
    となるように描画されることを特徴とするビーム描画方
    法。
  2. 【請求項2】 被描画基材における一つの描画領域に対
    してビーム照射装置よりビームを走査することによって
    パターンを描画した後に、前記被描画基材と前記ビーム
    照射装置とを相対移動させ、更に前記被描画基材の前記
    一つの描画領域と異なる他の描画領域に対して前記ビー
    ムを走査することによってパターンを描画するビーム描
    画方法において、 所定の中心点を囲むように連続的に並べられ、かつ閉じ
    た複数の描画領域に対して描画を行う場合に、全ての描
    画領域に隣接する描画領域は予め定められた時間以内で
    描画されることを特徴とするビーム描画方法。
  3. 【請求項3】 被描画基材における一つの描画領域に対
    してビーム照射装置よりビームを走査することによって
    パターンを描画した後に、前記被描画基材と前記ビーム
    照射装置とを相対移動させ、更に前記被描画基材の前記
    一つの描画領域と異なる他の描画領域に対して前記ビー
    ムを走査することによってパターンを描画するビーム描
    画方法において、 所定の中心点を囲むように連続的に並べられ、かつ閉じ
    たk個(kは3以上の整数)の描画領域に対して描画を
    行う場合に、最初にパターンが描画される描画領域に対
    し、k番目にパターンが描画される描画領域が隣接しな
    いように順次各々の描画領域に対してパターンを描画す
    ることを特徴とするビーム描画方法。
  4. 【請求項4】 前記最初の描画領域を起点とし、2・s
    (sは1以上の整数)番目にパターンを描画される描画
    領域は、前記最初の描画領域より前記任意の点を中心に
    反時計回り方向に位置し、(2・s+1)番目にパター
    ンを描画される描画領域は、前記最初の描画領域より前
    記任意を中心に時計回り方向に位置することを特徴とす
    る請求項3に記載のビーム描画方法。
  5. 【請求項5】 前記最初の描画領域を起点とし、2・s
    (sは1以上の整数)番目にパターンを描画される描画
    領域は、前記最初の描画領域より前記任意の点を中心に
    時計回り方向に位置し、(2・s+1)番目にパターン
    を描画される描画領域は、前記最初の描画領域より前記
    任意を中心に反時計回り方向に位置することを特徴とす
    る請求項3に記載のビーム描画方法。
  6. 【請求項6】 sが2以上である場合には、パターンを
    描画している描画領域と前記最初の描画領域に位置する
    描画領域には、すでにパターンが描画がされていること
    を特徴とする請求項4又は5に記載のビーム描画方法。
  7. 【請求項7】 m番目(1<m≦k;ただしmは整数)
    にパターンを描画される描画領域と、m+1番目にパタ
    ーンを描画される描画領域は、それぞれ前記最初にパタ
    ーンが描画された描画領域を挟んで互いに実質的な対称
    をなす位置に配置されるように描画の順序が定められる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のビ
    ーム描画方法。
  8. 【請求項8】 前記ビームは電子ビームであることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のビーム描画
    方法。
  9. 【請求項9】 前記被描画基材は、光学素子成形用の金
    型又はそれを形成するための母型の素材であり、前記パ
    ターンは、光学素子の光学面に対応して形成される回折
    輪帯を形成するために曲面上に描画されるようになって
    いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    のビーム描画方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のビ
    ーム描画方法を用いたことを特徴とするビーム描画装
    置。
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