JP2003287474A - タンクリーク検査方法及び検査装置 - Google Patents

タンクリーク検査方法及び検査装置

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JP2003287474A
JP2003287474A JP2002088367A JP2002088367A JP2003287474A JP 2003287474 A JP2003287474 A JP 2003287474A JP 2002088367 A JP2002088367 A JP 2002088367A JP 2002088367 A JP2002088367 A JP 2002088367A JP 2003287474 A JP2003287474 A JP 2003287474A
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Yoshikazu Akaizawa
義和 赤井澤
Toru Ichikawa
亨 市川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は大容量のタンクからの漏洩を検査す
るタンクリーク検査方法及び検査装置に関する。従来漏
洩検査は、検知ガスに反応する試薬を塗布しその変色を
目視で検知しているが、作業が長期化し、正確な検知が
難しいという不具合があった。本発明はこの不具合を解
消できる検査方法及び装置の提供を課題とする。 【課題手段】 本発明のタンクリーク検査方法は、断熱
層内に検知ガスを封入する工程、試薬を被検査面に塗布
する工程、被検査面を走行しながら撮影する工程、撮影
画像から試薬が変色した抽出情報を出力する工程、試薬
変色からリーク有無を判定する工程、判定結果を警報し
記録する工程からなる。これにより、リーク検査が走行
装置の走行で機械的にでき、長い被検査面でも短い検査
時間ででき、検査コストの低減、作業員の疲労を軽減で
き、さらに検査感度一定の検査ができてリーク箇所を確
実で然も精度を高めた検査ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量の液化プロ
パンガス(LPG)、液化天然ガス(LNG)等の液化
可燃性ガスを貯留するために、気密性が要求されるタン
クを建設した後に行われるタンクリーク検査方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場で分割して製作され、建設現場に搬
入された分割体を溶接接合して建設されるLPG,LN
Gタンク等は、貯留されるガスの液体状態での流出は勿
論のこと、気化状態での流出を防止して安全性を保持す
るために、建設後の気密検査が義務付けられ精密なリー
ク検査が行われている。
【0003】このようなタンクは、液化ガスの貯留状態
と排出状態では、温度差が約200℃にも達することが
あり、温度差で生じる熱伸縮による破損を防止するため
に、熱伸縮を許容できるように、ひだを多数設けて張設
されたSUS(ステンレス)薄板等からなるメンブレン
分割体を、溶接接合して形成され、液化ガスを内部に貯
留する薄板容器、タンク内に貯留されている液化ガスへ
の入熱を防止し、液化状態を出来るだけ保持するため
に、断熱材で薄板容器を被包して設けた断熱層、これら
の薄板容器、断熱層を保持するための強度部材となる、
断熱層を被包して設けた外殻構造体で通常形成されてい
る。
【0004】従って、気密検査を行うためには、従来、
このようなタンク建設後、薄板容器と外殻構造体との間
に介装されている断熱層内に、検知ガスとして50mm
Aq程度のNH3 ガスを封入し、また薄板容器内のガス
リークが予想される検査面、特に、分割体からなるメン
ブレンを溶接接合している薄板容器内部の溶接線に沿っ
て設けた被検査面に、薄板容器内部にリークしてくる検
知ガスと接触して反応し変色する試薬を塗布又は試薬を
塗布したテープを貼設しておき、断熱層から薄板容器内
に流入してくる検知ガスとの反応により生じる試薬の変
色を、検知ガスの封入から所定時間後、例えば、24時
間後に作業員が目視、確認することにより、タンクの気
密性の検査を行っていた。
【0005】なお、検知ガスと反応する試薬としては、
ブロム・フェノール・ブルー(BPB)が通常使用され
ており、エアゾール式のBPBを検査面に塗布し、又は
BPBを塗布したテープを貼設(以下単に塗布という)
して検査するようにしている。即ち、試薬として使用さ
れるBPBは予め酸性に調整された黄色のものである
が、検知ガスであるNH3 ガスに触れることにより、塩
基性になり黄色から青紫色に変色する化学反応を利用し
て、薄板容器内にリークしてくる検知ガスを変色の有無
により検出するようにしている。
【0006】しかしながら、リーク検査を必要とする被
検査面となる、例えば、メンブレンを溶接接合している
溶接線等の長さは、直径60m程度の円筒形のタンクで
数km〜数十kmにも達し、従来から行われている作業
員人の目視によるリーク検査では、約20人で2週間も
の作業時間を必要とする不具合がある。さらに、このよ
うに被検査面の長さが長くなるにも拘わらず、このよう
な長さの検査面で想定されるリークの原因となる溶接欠
陥等は、通常、直径1mm程度の変色部が精々数個検出
できるだけである。このために、目視検査を行う作業員
は、長時間の緊張を強いられる精密検査が要求され、疲
労が著しく見落としが発生しやすいという不具合もあ
る。また、作業員の目視による検査であるために、作業
員の個人差、精神状態等により、検知ガスのリークが生
じ試薬の変色を見分ける検査感度を一定に保持すること
が難しく、精度の高い精密なガスリーク検査ができなく
なるという不具合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の作業員の目視によるガスリーク検査に代えて、カラ
ーカメラ、画像処理装置、判定装置及び記録装置等から
なる検査装置を搭載した走行装置を手動又は自動で走行
させ、薄板容器内の溶接線等の被検査面に沿うように塗
布されている試薬が、検知ガスとの反応により生じる変
色を確実に検出できるようにして、リーク検査時間を大
幅に短縮でき、またリーク箇所の見落としが生じること
なく、検査感度を一定に保持して正確なガスリーク検査
ができ、しかも、従来よりも小さなリークが生じている
箇所も検出でき、より精度の高い精密な検査ができるよ
うにしたタンクリーク検査方法及びその装置の提供を課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明のタンクリーク検査方法は、次の手段を採用するも
のとした。
【0009】(1)LNGガス、LPGガス等を貯留す
る薄板容器の外側を断熱層で被包するとともに、断熱層
の外側を外殻構造体で被包して形成されているタンク内
からのリークを検査するタンクリーク検査方法におい
て、密閉された断熱層内に検知ガスを封入する工程と、
検知ガスと接触したとき変色する試薬を薄板容器内でリ
ークが起り易い箇所に設定されている被検査面に塗布す
る工程と、試薬が塗布されている被検査面に沿って移動
しながら、被検査面を視野にしたカラーカメラで撮影を
行う工程と、撮影画像を処理した処理画像から試薬の変
色を抽出するための抽出情報を出力する工程と、抽出情
報から被検査面における試薬の変色からリークの有無を
判定する工程と、判定結果を警報装置及び記録装置に出
力する工程を採用した。
【0010】また、本発明のタンクリーク検査装置は、
次の手段とした。
【0011】(2)試薬が塗布した被検査面に撮影視野
を設定し、被検査面を連続的に撮影した撮影画像を出力
するカラーカメラ、被検査面に塗布されている試薬の色
を識別するためカラーカメラの撮影視野を照明する照明
装置、カラーカメラから出力された被検査面画像を処理
し、処理画像から試薬の色情報を抽出して抽出情報とし
て出力する画像処理装置、画像処理装置から出力された
抽出情報における試薬の色情報から検知ガスとの接触に
よる変色を判別し、被検査面における検知ガスのリーク
を判定する判定部、及び判定部からの判定結果によりリ
ーク検出信号を発する警報装置及び判定結果を記録する
記録装置とからなり、前述(1)のタンクリーク検査方
法を実施するための検査装置とこれらの検査装置を搭載
して被検査面に沿って走行する走行装置とからなる。
【0012】(a)上述した(2)のタンクリーク検査
装置を使用して、上述(1)のタンクリーク検査方法
が、自動若しくは手動操作により走行装置を被検査面に
沿って走行させて、リーク検査が機械的に実施できるこ
とにより、大型のタンクで被検査面の長さが非常に長く
なる場合でも、リーク検査時間を大幅に短縮でき、長時
間緊張を強いられる検査作業が不要になるとともに、検
査に要するコストを低減できる。また、検査感度を一定
に保持したガスリーク検査ができ、リーク箇所で生じて
いる試薬の変色を確実に検出できて見落としのない、ま
たは錯誤のない精度の高いリーク検査ができ、しかも、
微量の検知ガスも検出できるので、目視では検出できな
かった小さなリーク箇所をも検出でき、より精度を高め
た精密な検査ができる。
【0013】また、本発明のタンクリーク検査方法は、
上述(1)の手段の採用に加え、次の手段を採用するも
のとした。
【0014】(3)上述(1)における、リークの有無
を判定する工程が、試薬に予め検知ガスを反応させてお
き、このときの試薬の色をカラーカメラで撮影し、その
赤成分、緑成分及び青成分の輝度レベル、又は、これら
の情報から色相、彩度、明度等の色情報に変換してこれ
を記憶させる工程と、画像処理装置から出力された抽出
情報と予め記憶させている検知ガスと反応した色情報と
を比較して、抽出情報に含まれる記憶させている色情報
の同種色を検出し、検知ガスのリークを判定する工程か
らなるものとした。
【0015】(b)このように、単色の色情報との絶対
値比較ではなく、三原色の色情報との相対値比較でリー
ク判定を行うようにしたことにより、上述(a)に加
え、試薬の塗布量、温度、湿度又は照明状況等のタンク
内環境変化により、試薬の色が微妙に変化することがあ
っても、検知ガスのリーク判定が確実にできるようにな
り、従来、困難であった試薬の変色を利用して行うリー
ク検査の機械化が容易になる。
【0016】また、本発明のタンクリーク検査方法は、
上述(3)の手段の採用に加え、次の手段を採用するも
のとした。
【0017】(4)上述(3)におけるリークの有無を
判定する工程が、抽出情報から記憶させている検知ガス
と反応して変色した色情報と同種色が検出されたとき、
同種色が検出された位置の周辺に、試薬の未反応色の部
分があるか否かを検出して、抽出情報から同種色が検出
された検出位置が被検査面内にあり、検知ガスのリーク
によるものであることを判定する工程を付加するものと
した。
【0018】(c)このように、検知ガスにより変色し
ている部位周辺での未反応色を検出して、リーク判定を
行うようにしたことにより、上述(b)に加え、被検査
面以外の撮影画像、特に、薄板容器内にマジックインク
で記述されるメモ書き等をリーク箇所と見誤ることが無
くなり、リーク判定の精度が向上し精度の高いリーク検
査ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタンクリーク検査
方法及びその方法を実施するための装置の実施の一形態
を、図面に基づき説明する。なお、本実施の形態の説明
では、実施の形態の概念を説明した後、この概念を具現
化した実施の態様を説明する。図1は、本発明のタンク
リーク検査装置の実施の第1形態の概念図を示す側面
図、図2は図1に示すタンクリーク検査装置の各構成を
使用して行う、リーク検査を実施する検査システムの概
要図である。
【0020】図1において、1はリーク検査を行う液化
ガスタンク等のタンクを構成している、薄板容器内部の
床面を構成するメンブレンの溶接部等のリーク個所が起
り易い個所に設定された被検査面、2は被検査面1上を
手動若しくは自動走行できるようにした走行装置、3は
被検査面1に対向させて走行装置2に搭載され、被検査
面1を視野に設定して、被検査面1を連続的に撮影する
ためのカラーカメラ、4はカラーカメラ3の撮影箇所を
照明し、被検査面1に塗布されている試薬の色を識別で
きるようにして、同様に走行装置2に搭載された照明装
置である。
【0021】また、5はカラーカメラ3で撮影され、出
力された被検査面1の撮影画像を処理して、被検査面1
に塗布されている試薬が薄板容器内にリークした検知ガ
スと反応して生じる変色部を抽出できるようにした抽出
情報を出力する画像処理装置、6は画像処理装置5から
出力された抽出情報から、被検査面1にリークが生じる
ような欠陥が生じているか、否かを予めパソコン(P
C)等に記憶させている色情報に基づき判定する判定
部、7は判定部6の判定で欠陥が生じていると判定され
た場合に、そのことを検査(作業)員に知らせる警報装
置、8は電源部である。
【0022】なお、図1に示すように、画像処理装置
5、判定部6、警報装置7及び電源部8も同様に走行装
置2に搭載するようにしており、さらに図示省略した図
2に示す記録装置としてのビデオ12等も走行装置2に
搭載している。また、図1では判定部6には電源部8か
ら給電されるように示されているが、判定部6が図2に
示すように、PCからなる場合には、内部に装備された
バッテリで駆動される。
【0023】タンクリーク検査装置は、上述の構成にさ
れているので、LNGガス、LPGガス等を貯留する薄
板容器の外側を被包して密閉されている断熱層内に、N
3からなる検知ガスを50mmAq程度の圧力にして
封入して密閉するとともに、薄板容器内のリーク検査を
必要とする被検査面1に、検知ガスと接触したとき変色
するように、予め酸性に調整されているBPB等の前述
した試薬を塗布しておく。
【0024】検知ガス封入から24時間程度経過した時
点で、液化ガスタンクの頂部に設けられ、タンク内の液
化ガスの注、排管が設置される工事用の開口から、予め
タンク内に搬入されている又は新たに搬入した走行装置
2を被検査面1に沿って走行させながら、照明装置4で
照明され試薬が塗布されている被検査面1を視野範囲に
なるよう調整されている、カラーカメラ3で連続撮影し
ていき、撮影された検査面1の撮影画像を画像処理装置
5に送る。画像処理装置5では、入力された撮影画像の
画像処理を行ない、被検査面1に塗布されている試薬が
検知ガスと接触して反応している色情報が抽出できるよ
うにした抽出情報を判定部6に送る。
【0025】判定部6では、送られてきた抽出情報と予
め判定部6に設定されている、後述する色情報毎に設定
されている閾値との比較を行ない、抽出情報が閾値を越
える場合には、検知信号として警報装置7に出力し走行
装置2の走行位置に欠陥が生じていることを作業員9に
知らせ、さらに、その信号はメモリカード11に記録さ
れる。
【0026】即ち、被検査面1には前述したように、断
熱層内に封入されている検知ガスが被検査面1に生じて
いる欠陥部から薄板容器内に流入したときには、この検
知ガスと反応して変色するように、予め酸性に調整され
ている試薬(BPB)が塗布されており、また判定部6
には、この試薬の検知ガスとの接触前の色と接触して変
色した色とを、カラーカメラ3で撮影して得られた輝度
レベル等の色情報が予め入力されており、この輝度レベ
ルを対比することにより試薬が検知ガスと反応したか否
か、換言すれば断熱層に封入した検知ガスが薄板容器内
にリークしているか否かを判定するための閾値が設定さ
れている。
【0027】従って、判定部6に画像処理装置5から、
図3に示すような抽出情報が送られてくると、判定部6
では、被検査面1に塗布され検知ガスと接触していな
い、例えば黄色部の輝度レベルと、被検査面1に孔14
があいていて、この孔14を通じて断熱層からリークし
てきた検知ガスと反応して変色した、例えば青色部の輝
度レベルとを対比して、その違いが判定部6に設定され
ている閾値以上のものである場合には、図2の点線で示
すような検知ガスのリークが生じていることを示すNG
信号を警報装置7に出力し、作業員9に知得せしめ走行
位置のリーク個所にマーキングすると共に、検知ガスの
リーク個所を記録するメモリカード11に出力する。ま
た、色情報の対比からその違いが閾値以下のものである
場合、検知ガスのリーグが生じてないOK信号をビデオ
12に出力して記録するようにしている。
【0028】このように、本実施の形態のタンクリーク
検出装置では、走行装置2を人力又は自動操作により被
検査面1に沿って走行させ、走行装置2に搭載している
カラーカメラ3、画像処理装置5、判定部6等からなる
検査装置で、被検査面1に塗布している試薬を検査し
て、塗布されている試薬が検知ガスとの反応により生じ
る変色を機械的に検出してリーク個所を検知できるの
で、リーク検査時間を大幅に短縮でき、また、リーク箇
所の見落としが生じることなく、検査感度を一定に保持
した精度の高いガスリーク検査ができ、しかも、漏洩量
が10-6〜10-8Acc/s(大気圧/秒)程度の検知
ガスのリークでも検出できるので、従来の目視では検知
できなかった5μm程度の孔からリークが生じているも
のでも、リーク箇所が検出でき、より精密な検査ができ
る。
【0029】しかしながら、このようなリーク検査を機
械的に行うようにした場合には、リーク個所の検出を行
うための試薬の色が微妙に変化することにより、リーク
検査が正確に行えず、このために安全性が常に要求され
る可燃性ガスタンクのリーク検査装置として、機械化が
できないことがあった。このことは、作業員の目視によ
る検査では、検知ガスとの接触部と未接触部との比較
は、色の記憶が曖昧になることから相対的な比較によっ
て生じる不具合とも共通するものである。
【0030】即ち、このようなリーク検査を行うタンク
内の温度、湿度制御は通常行われているが、タンクが大
型であるために制御が不十分になり、また照明状況によ
っては被検査面1の環境が変化し、さらには試薬の塗布
が均一にできないことにより、試薬の色が曖昧に変化
し、図4に示すように、リーク検査位置で輝度レベルが
色の成分で異るものとなる。即ち、この試薬の輝度レベ
ルは、同図から明らかなように、三原色である赤成分
(R成分)、緑成分(G成分)、青成分(B成分)で検
査位置でそれぞれ変化し、さらには、リーク部の検知ガ
スと反応して変色しても、色成分によっては輝度レベル
の変化量(変色)が異るものとなる。
【0031】このために、判定部6によるリーク有無の
判定を相対比較法によって行い、試薬の色に拘わりなく
リーク検査を正確で精度を高め、しかも機械的に行える
ものにした。図5は、リーク有無の判定を色成分毎に相
対比較法により行うようにした判定フローチャートであ
る。
【0032】図に示すように、図2に示している判定部
6には、予め検知ガスとの反応する前の添字aを付した
試薬の三原色輝度レベルRa,Ga,Ba、及び反応後
の添字bを付した試薬の三原色輝度レベルRb,Gb,
Bbがそれぞれ登録されている。カラーカメラ3で撮影
され、画像処理装置5で処理された抽出情報が判定部6
に入力されると、抽出情報のうちの検知ガスとの反応が
ない試薬の輝度レベルである、添字cを付した三原色R
c,Gc,Bcと検知ガスとの反応した試薬の輝度レベ
ルである添字dを付した三原色Rd,Gd,Bdとの差
が、各三原色毎に算出され、この差と三原色毎に判定部
6にそれぞれ予め登録されている三原色輝度レベルとの
比が、各三原色毎に定められ、予め判定部6に入力され
ている閾値を越えるか否かによりリーク発生の有無を判
定を行うようにしている。
【0033】なお、この三原色の閾値は、照明装置4の
照明条件、カラーカメラ3の絞りを固定して、標準サン
プルを撮影して決め、しかもこの標準サンプルは、リー
ク検査を行うタンクで実際に使用される同一メーカで製
造された試薬と同一ロッドのものを塗布し、これに検知
ガスを反応させて作成するようにした。
【0034】さらに、この相対比較法は、R,G,Bの
色情報だけでなく、これらの値から色相、明度、彩度等
の色情報に変換したものでも適用可能である。即ち、図
4においてR成分を色相、G成分を明度、B成分を彩度
に置き換え、図5においてRa,Rb,Rc,Rdを各
条件での色相に、Ga,Gb,Gc,Gdを各条件での
明度に、Ba,Bb,Bc,Bdを各条件での彩度にそ
れぞれ置き換えてリーク判定を行うこともできる。次
に、上述したタンクリーク検査装置の実施形態を具体化
した態様を説明する。なお、この態様の説明では、図
1,図2に示している画像処理装置5、判定部6の図示
は省略又は一部分だけを示している。図6はタンクリー
ク検査装置の第1例を示す図で、図6(a)は正面図、
図6(b)は使用時の側面図である。
【0035】本例のタンクリーク検査装置は、ゴム又は
テフロン(登録商標)材からなるタイヤ21を棒24の
下端部に取付けた走行装置2を、薄板容器底部メンブレ
ン、側部メンブレンを溶接している平らな溶接線に沿っ
て設けられている被検査面1上を手動で走行させてリー
ク検査を行うようにしたものである。この走行装置2の
上端部には、薄板容器内の側壁に可能な限り接近できる
ように取外し可能にされた載置台22と走行用の把手2
3が設けられている。さらに、タイヤ21の上方に架設
され回転と固定とが自在にされた軸には、被検査面1に
向けて視野を設定したカラーカメラ3とカラーカメラ3
の視野を照明する照明装置4が取り付けられている。
【0036】また、載置台22にはケーブル42からA
C100Vの電力が供給され、試薬の色を正確に撮影で
きるようにするために、照明装置4の照度を調整する照
明アンプ41、画像処理装置5で画像処理された抽出情
報をモニタする色抽出装置51、判定部6のパソコン等
の電源61等が載置されている。
【0037】本例のタンクリーク検査装置は、このよう
に構成され人力とゴンドラを使って薄板容器内に搬入さ
れ、被検査面1上を走行させてリーク検査を行う。ま
た、装置全体の重量が約10kg程度になり、またケー
ブル42を引きずって作業員が押しながらリーク検査を
行うことになるが、重量の殆どはタイヤ21で受け、し
かも被検査面1の状況に応じて駆動機構を操作し、しか
もモニタしながらリーク検査が行えるので作業性の良い
ものにできる。但し、薄板容器内のコーナ、端末ピース
又は薄板容器(メンブレン)に設けられたひだに設定さ
れている被検査面1への対応は難しい。
【0038】次に、図7はタンクリーク検査装置の第2
例を示す図で、図7(a)正面図、図7(b)は使用時
の側面図である。本例のタンクリーク検査装置は、第1
例と同様に手動で平らな被検査面1上を走行させてリー
ク検査を行うものである。本例のタンクリーク検査装置
は、第1例のものに比較して簡易化され、棒24の上端
部には何も設けず、第1例で載置台22に載置するよう
にしていた照明アンプ41、色抽出装置51及び電源6
1等は、作業員が肩掛けバックに収納して持ち運ぶよう
にし、また重量が軽減されることからタイヤ21は1個
だけ設けるようにしている。
【0039】本例のタンクリーク検査装置は、第1例の
ものと同様に人力とゴンドラを使って薄板容器内に搬入
され、被検査面1上を走行させてリーク検査を行い、第
1例のものと同様に作業性の良いが、薄板容器内のコー
ナ、端末ピース又はひだに形成される被検査面1の対応
が難しい点も同様である。
【0040】次に、図8はタンクリーク検査装置の第3
例を示す図で、図8(a)は正面図、図8(b)は使用
時の側面図である。本例のタンクリーク検査装置は、第
1例、第2例のものでは対応が困難であった、薄板容器
(メンブレン)の熱伸縮による損傷を防止するため内面
側に突出させたひだ15に形成される被検査面1上等の
リーク検査に好適なものにしたものである。
【0041】本例の走行装置2を構成する棒24は、本
例のタンクリーク検査装置が図8(b)に示すようにし
て使用できるようにするために、長さ400mm程度の
ものにされ、被検査面1に沿って移動させるために下端
部に直径10mm程度のゴム又はテフロン等からなるガ
イドローラ25を設けている。また、ガイドローラ25
上方の棒24下端部からカメラ固定治具26を張り出し
て設け、これにカラーカメラ3及び照明装置4を設置す
るようにしている。さらに、照明アンプ41、色抽出装
置51及び電源61等は、第2例と同様に作業員が肩掛
けバックに収納して持ち運ぶようにしている。
【0042】本例のタンクリーク検査装置は、このよう
に構成され薄板容器内に搬入されて、薄板容器底部、側
部を構成するメンブレン内面に約2m毎に設けられてい
るひだ15の被検査面1又は薄板容器コーナの被検査面
1のリーク検査を行うことができるようにしている。ま
た、装置全体の重量は約5kg程度になり、第1例のも
のに比較して軽量化されるが、ケーブル42を引きずっ
てリーク検査を行うことは、第1例と同様である。
【0043】さらに、リーク検査は被検査面1の状況に
応じて駆動機構を操作し、しかもモニタしながらリーク
検査が行えるので作業性の良いものとなる。但し、ひだ
頂部に形成されている被検査面1の対応は、この装置で
も難しく、またリーク検査が細かい操作を必要とするこ
とから、従来の目視による同等の時間を要することにな
る。
【0044】次に、図9はタンクリーク検査装置の第4
例を示す使用時の側面図である。本例のタンクリーク検
査装置は、図に示すようにリーク検査時にはぶら下げて
使用し、どのような突起部上端の被検査面1、例えば、
ひだ15頂部に形成された被検査面1でも対応できるよ
うにしたものである。
【0045】このために、本例の棒24は作業員の身長
に合わせて長さが調整でき、第3例において説明したカ
メラ固定治具26にはカラーカメラ3、照明装置4が設
置されている外に、カラーカメラ3のピント合わせ行う
ための距離センサ31が設置されている。また、照明ア
ンプ41、色抽出装置51及び電源61等は、第2例、
第3例と同様に作業員が肩掛けバックに収納して持ち運
ぶようにしている。
【0046】本例のタンクリーク検査装置は、このよう
に構成され薄板容器内に搬入されて、リーク検査を行う
被検査面1位置まで走行させ、若しくは持ち運んだの
ち、走行装置2を切り離し棒24を持ち上げて、カラー
カメラ3、照明装置4及び距離センサ31と被検査面
1、例えばひだ頂部の被検査面1上方、との距離を作業
員が調整しながら配置する。次いで、距離センサ31か
らの情報及び色抽出装置51を見ながらカラーカメラ3
のピント合わせを行った後、被検査面1のリーク検査を
実施する。
【0047】次に、図10はタンクリーク検査装置の第
5例を示す図で、図10(a)は正面図、図10(b)
は使用時の側面図、図10(c)は本例のタンクリーク
検査装置でひだ15に設けられている被検査面1のリー
ク検査を行う場合の説明図である。図に示すように、本
例のタンクリーク検査装置は、走行装置2にタイヤ21
を駆動する移動用のモータa27、高さ調整用のモータ
b28及び水平移動用のモータc29を設け、被検査面
1の撮影を行うためのカラーカメラ3、照明装置4及び
走行装置2の調整を棒24の上方に設けたモータ用スイ
ッチ24cの操作で行うようにしたものである。
【0048】即ち、タイヤ21の回転軸と軸心を同一に
したモータa27が設置され、走行装置2を被検査面1
に沿って電動走行できるようにしている。また、タイヤ
21を下端部に取り付けている支持体27aの上端部に
は、ピニオンギア28aを設けたモータb28が取り付
けられており、モータb28を駆動させることにより、
棒24の下端部に設けた枠体24a側面に配設された、
リニアウェイ・ラックギア24bに噛み合わされたピニ
オンギア28aの回転により支持体27aが昇降し、被
検査面1とカラーカメラ3との距離調整、所謂高さの電
動調整ができるようにしている。
【0049】さらに、枠体24aの上部には、両端部が
枠体24aで支持されて架設されたボールネジ29aと
軸心を同一にして配置されたモータc29が設置され、
またボールネジ29aの下方には、両端部が枠体24a
で支持されボールネジ29aと平行にされてスプライン
29bが架設されている。このスプライン29bには、
カラーカメラ3の上端部が下端に固着され、上端からボ
ールネジ29aに螺合させる突起が設けられ、カラーカ
メラ3の撮影角度をワンタッチで変更できるようにした
カメラ取付金具32が、摺動自在に取付けられている。
【0050】従って、モータc29を駆動させるとボー
ルネジ29aの回転に伴い、カラーカメラ3は枠体24
aの間で水平に移動し、撮影を行う被検査面1の視野を
変えることができる。また、照明アンプ41、色抽出装
置51及び電源61等は、第2例〜第4例と同様に作業
員が肩掛けバックに収納して持ち運ぶようにしている
が、本例ではケーブル42を引きずってリーク検査を行
うときの煩わしさを避けるために、上述したモータ等の
駆動するためのバッテリ43を作業員が持ち運ぶように
している。
【0051】本例のタンクリーク検査装置は、上述のよ
うに構成され、例えば図10(c)に示すように、溶接
線16が設けられているひだ15に設定された被検査面
1とするリーク検査を行う場合について説明すると、ま
ず、単に、上下方向にだけ設けられた被検査面1のリー
ク検査を行う場合は、モータb28を駆動させ、ピニオ
ンギア28aの回転により支持体27aを昇降させて、
予めカメラ取付金具32により、ひだ15の傾斜に合わ
せた傾斜させているカラーカメラ3の高さを、被検査面
1の高さに合わせて調整して撮影してリーク検査を行
う。
【0052】また、左右方向又は左右方向に傾斜させて
ひだ15の頂部に設定された被検査面1のリーク検査を
行う場合は、モータa27とモータb28の駆動を組み
合わせて行うことにより被検査面1のリーク検査がで
き、さらには、図示省略したが前後、左右方向又はこれ
らの方向に傾斜させて、ひだ15の頂部の被検査面1の
リーク検査を行う場合は、モータa27、モータb28
に加えて、モータc29の駆動を組み合わせて行うこと
により被検査面1のリーク検査ができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタンクリ
ーク検査方法は、断熱層内に検知ガスを封入して密閉す
る工程で、試薬を被検査面に塗布する工程、被検査面に
沿って移動しながらカラーカメラで被検査面撮影を行う
工程、撮影画像の処理画像から試薬の変色を抽出する抽
出情報を出力する工程、抽出情報の試薬変色を判別しリ
ーク有無を判定する工程、判定結果を警報装置及び記録
装置に出力する工程とからなる。
【0054】また、本発明のタンクリーク検査装置は、
被検査面に視野を設定し連続的に撮影し撮影画像を出力
するカラーカメラ、カラーカメラの撮影視野を照明する
照明装置、撮影画像を処理した処理画像から試薬の変色
を抽出して抽出情報を出力する画像処理装置、抽出情報
から検知ガスのリークを判定する判定部、判定結果を報
知、記録する警報装置、記録装置で構成された検査装置
と、検査装置を搭載して被検査面に沿って走行する走行
装置とからなる。
【0055】このようなタンクリーク検査方法及び検査
装置したことにより、被検査面に沿った走行装置の走行
によりリーク検査が機械的に実施でき、被検査面が長い
場合でも、リーク検査時間の大幅に短縮でき、長時間の
緊張した検査作業が不要になり、また、検査コストを低
減できる。また、検査感度一定のガスリーク検査がで
き、リーク箇所を確実に検出でき精度を高めることがで
き、しかも、従来よりも小さなリーク箇所を検出でき
る。
【0056】また、本発明のタンクリーク検査方法は、
リークの有無を判定する工程が、試薬に予め検知ガスを
反応させた色をカラーカメラで撮影し、その赤成分、緑
成分及び青成分若しくは色相、彩度、明度等の色情報を
記憶させる工程、抽出情報から記憶させている色情報と
同種色を検出し検知ガスのリークを判定する工程からな
る。
【0057】これにより、タンク内環境変化で、試薬の
色が微妙に変化しても検知ガスのリーク判定が確実にで
き、リーク検査の機械化が容易になる。
【0058】また、本発明のタンクリーク検査方法は、
リークの有無を判定する工程が、抽出情報から記憶させ
ている色情報と同種色が検出されたとき、同種色周辺の
試薬未反応色の有無を検出し、同種色検出位置をリーク
箇所と判定する工程を付加した。
【0059】これにより、被検査面以外の撮影画像をリ
ーク箇所と見誤らず、リーク判定の精度を向上させ精度
の高いリーク検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタンクリーク検査装置の実施の第1形
態の概念図、
【図2】図1に示すタンクリーク検査装置の各構成を使
用して行う、リーク検査を実施する検査システムの概要
図、
【図3】画像処理装置で抽出された抽出情報の1例を示
す図、
【図4】色成分別のタンク内検査位置と輝度レベルとの
関係の1例を示す図、
【図5】リーク有無の判定を色判定法により行うように
した判定部の判定フローチャート、
【図6】タンクリーク検査装置の第1例を示す図で、図
6(a)は正面図,図6(b)は使用時の側面図、
【図7】タンクリーク検査装置の第2図を示す図で、図
7(a)正面図、図7(b)は使用時の側面図、
【図8】タンクリーク検査装置の第3例を示す図で、図
8(a)は正面図、図8(b)は使用時の側面図、
【図9】タンクリーク検査装置の第5例を示す使用時の
側面図、
【図10】タンクリーク検査装置の第5例を示す図で、
図10(a)は正面図、図10(b)は使用時の側面
図、図10(c)は本例のタンクリーク検査装置でひだ
15に設けられている被検査面1のリーク検査を行う場
合の説明図である。
【符号の説明】
1 被検査面 2 走行装置 21 タイヤ 22 載置台 23 把手 24 棒 24a 枠体 24b リニアウェイ・ラックギア 24c モータ用スイッチ 25 ガイドローラ 26 カメラ固定治具 27 モータa 27a 支持体 28 モータb 28a ピニオンギア 29 モータc 29a ボールネジ 29b スプライン 3 カラーカメラ 31 距離センサ 32 カメラ取付金具 4 照明装置 41 照明アンプ 42 ケーブル 43 バッテリ 5 画像処理装置 51 色抽出装置 6 判定部(パソコン) 61 電源 7 警報装置 8 電源部 9 作業員 10 マーキング 11 メモリカード 12 ビデオ 13 シーケンサ 14 孔 15 ひだ 16 溶接線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA83 AB02 AC15 BA20 CA04 CC07 EA12 EA14 EA17 GB01 GC04 GC17 GD01 GE01 2G067 AA02 BB06 BB17 BB26 CC11 DD10 EE11 EE12 EE15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LNGガス、LPGガス等を貯留する薄
    板容器の外側を断熱層で被包するとともに、前記断熱層
    の外側を外殻構造体で被包して形成されているタンク内
    からのリークを検査するタンクリーク検査方法におい
    て、密閉された前記断熱層内に検知ガスを封入する工程
    と、前記検知ガスと接触したとき変色する試薬を前記薄
    板容器内の被検査面に塗布する工程と、前記被検査面に
    沿って移動しながら、前記被検査面を視野にしてカラー
    カメラで撮影する工程と、撮影画像を処理した処理画像
    から試薬の変色を抽出する抽出情報を出力する工程と、
    前記抽出情報から前記被検査面のリークの有無を判定す
    る工程と、判定結果を警報装置及び記録装置に出力する
    工程とからなることを特徴とするタンクリーク検査方
    法。
  2. 【請求項2】 試薬を塗布した被検査面に撮影視野を設
    定し撮影した撮影画像を出力するカラーカメラ、前記撮
    影視野を照明する照明装置、入力された前記撮影画像か
    ら前記試薬の色情報を抽出して抽出情報を出力する画像
    処理装置、前記抽出情報の前記試薬の色情報から前記被
    検査面のリークを判定する判定部、及び前記判定部から
    の判定結果によりリーク検出信号を発する警報装置及び
    前記判定結果を記録する記録装置からなりタンクリーク
    検査を行うための検査装置と前記検査装置を搭載し前記
    被検査面に沿って走行する走行装置とからなることを特
    徴とするタンクリーク検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のタンクリーク検査方法におい
    て、前記リークの有無を判定する工程が、前記試薬に予
    め検知ガスを反応させ、このときの前記試薬の色をカラ
    ーカメラで撮影し、その赤成分、緑成分及び青成分の輝
    度レベル、又は、これらの情報から色相、彩度、明度等
    の色情報に変換して、これらの情報を記憶させる工程
    と、前記抽出情報から前記色情報と同種色を検出してリ
    ークの有無を判定する工程とからなることを特徴とする
    タンクリーク検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項3のタンクリーク検査方法におい
    て、前記抽出情報から前記色情報と同種色が検出された
    とき、同種色周辺の前記試薬の未反応色の有無を検出し
    て、同種色検出位置が前記被検査面内のものかを判定す
    る工程を採用したことを特徴とするタンクリーク検査方
    法。
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