JP2003287459A - 組合せ計量・計数装置 - Google Patents

組合せ計量・計数装置

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JP2003287459A
JP2003287459A JP2002347093A JP2002347093A JP2003287459A JP 2003287459 A JP2003287459 A JP 2003287459A JP 2002347093 A JP2002347093 A JP 2002347093A JP 2002347093 A JP2002347093 A JP 2002347093A JP 2003287459 A JP2003287459 A JP 2003287459A
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hopper
hoppers
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hole
counting device
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JP2002347093A
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Hideaki Ana
秀昭 阿那
Teruo Hayakawa
照生 早川
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組合せ計量・計数装置の多数のホッパを、安
全、清潔、容易に、複数個まとめて持ち運んだり、洗浄
したり、保管できるようにし、もって作業者の負担を軽
減し、作業効率の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】 ホッパ5の平らな周壁5bの上部に穴3
0を形成する。この穴30を用いて、物品が接触するホ
ッパ5の部分に触れることなく、複数のホッパ5,5を
安定な姿勢にまとめて手で把持したり治具Jで吊り下げ
て、容易に持ち運ぶことが可能となる。その結果、多数
のホッパ5…5が組合せ計量・計数装置に備えられてい
ても、作業者が該装置本体の設置場所と、ホッパ5…5
の洗浄場所あるいは保管場所との間を往復する回数が可
及的に少なくなり、作業者の動線が短くなり、作業負担
が軽減され、作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組合せ計量・計数装
置に関する。特に、該装置に備えられるホッパやシュー
ト等を、安全、清潔、容易に、複数個まとめて持ち運ん
だり、洗浄したり、保管したりすることのできる構造を
提供する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】複数のホッパに分散供給した物品の重量
を計量し、その重量又は該重量から求められる個数を組
合せ演算して、その結果が所定の許容範囲内に収まる最
適組合せを選択し、該当するホッパから物品を排出して
集合させる組合せ計量・計数装置が知られている(例え
ば特許文献1や特許文献2参照)。この装置には、ロー
ドセル等の荷重検出器に連結される計量ホッパの他、該
計量ホッパに供給する物品を一時貯えるプールホッパ
や、計量ホッパで計量済みの物品を貯えて組合せ演算に
参加させるブースタホッパ等、多数のホッパが備えられ
る。
【0003】これらのホッパは、法規等により一定期間
毎の洗浄が義務づけられていたり、また、物品の切換時
には、交換され、洗浄され、保管されたりする。その場
合、ホッパは、物品を収容するように箱形状とされて嵩
高いために、従来より、作業者はホッパを1つづつ両手
を使って洗浄場所や保管場所に運んでいた。ここで、ホ
ッパの重量はそれほど重くないから、一度に複数のホッ
パをまとめて持ち運ぶことができればそれに越したこと
はない。ところが、そうしようとすると、ホッパを計量
・計数装置の本体に組み付けるための支持機構のバーを
掴んだり、あるいはゲート開閉機構のブラケットを掴ん
だりすることになり、該機構を構成する小部品の縁部や
螺子部等で手や指を不測に怪我したり挟んだりする可能
性がある。特に、洗浄作業等で皮膚が柔らかくなってい
るようなときはなおさらである。
【0004】また、前記の支持機構やゲート開閉機構等
は、一般に、ホッパの周壁から出っ張っているから、そ
れらを掴んで複数のホッパをまとめて持ったときには、
ホッパの姿勢が安定せず、その結果、持ち運んでいる途
中で、ホッパがぐらついたり、がたついたり、ふらつい
たりして、持ち運び難いうえに、ホッパ同士がぶつかり
合って損傷する心配もある。
【0005】それを避けるために、例えばホッパの周壁
やゲートそのものを相互に重ね合わせて把持した場合に
は、滑りやすく持ち難いうえに、今度は物品が接触する
内面に直接手が触れることになって衛生上好ましくな
い。特に、洗浄済みのホッパを運ぶ場合や、ホッパに収
容する物品が食品である場合はなおさらである。
【0006】それゆえ、従来は、作業者がホッパを1つ
づつ両手で支えて、計量・計数装置本体の設置場所と、
洗浄場所あるいは保管場所との間を何往復もしていたの
である。しかし、前述したように、ホッパは数が多いた
め、それは重労働で時間のかかる作業であった。しか
も、計量・計数装置本体が高所の架台に据え付けられる
ことが多く、そのうえ、ホッパが該装置本体の比較的上
部分に配置されるから、上り下りが多く、ますます重労
働で人手の要る作業であった。
【0007】
【特許文献1】特開平10−122943号公報(図
1)
【特許文献2】特開2001−050803号公報(図
1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な現状に鑑みてなされたもので、組合せ計量・計数装置
の多数のホッパを、安全、清潔、容易に、複数個まとめ
て持ち運んだり、洗浄したり、保管できるようにし、も
って作業者の負担を軽減し、作業効率の向上を図ること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記課題を解
決するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明
は、複数のホッパに収容した物品の重量又は個数を組み
合せて、その結果が最適となる組合せの物品を集合させ
る組合せ計量・計数装置であって、前記ホッパに、物品
が接触するホッパの部分に触れることなく、ホッパ同士
が安定な姿勢で寄り合うように、複数のホッパを一括し
て把持したり吊るしたりすることのできる穴を設けたこ
とを特徴とする。
【0010】この発明によれば、まず第1に、複数のホ
ッパを一括して把持したり吊るしたりすることのできる
穴を設けたから、この穴を用いて、例えばホッパをひっ
かける等して、複数個のホッパを容易にまとめて手で把
持して持ち運んだり、あるいは治具で吊るして持ち運ん
だり、さらには洗浄したり、保管したりすることが可能
となる。したがって、たとえ多数のホッパが組合せ計量
・計数装置に備えられていても、作業者が該装置本体の
設置場所と、ホッパの洗浄場所あるいは保管場所との間
を往復する回数が可及的に少なくなり、作業者の動線が
短くなり、作業負担が軽減され、作業効率が向上する。
【0011】その場合に、前記穴を、複数のホッパを一
括して把持したり吊るしたりするための専用の穴として
設けたから、例えば別の目的のために設けられた支持機
構やゲート開閉機構等に属する小部品の縁部や螺子部等
で手や指を傷つけたりすることがなく、安全に、複数個
のホッパをまとめて持ち運んだり、洗浄したり、保管し
たりすることが可能となる。
【0012】しかも、ホッパを把持したり吊るしたりす
る際に、物品が接触するホッパの部分に触れることがな
いから、例えばせっかく洗浄したホッパの内面(物品が
接触するホッパの部分の1例)に手が触れて汚すような
心配がなくなり、清潔に、複数個のホッパをまとめて持
ち運んだり、洗浄したり、保管したりすることが可能と
なる。特に、ホッパに収容する物品が食品である場合
は、衛生上の問題が解消されてメリットが大きい。
【0013】さらに、ホッパを把持したり吊るしたりす
る際に、ホッパ同士が安定な姿勢で寄り合うから、持ち
運び易いうえに、例えば移送中にホッパ同士ががたつい
てぶつかり合うようなことが抑制され、ホッパを損傷さ
せるようなことなく、安定に、複数個のホッパをまとめ
て持ち運んだり、洗浄したり、保管したりすることが可
能となる。
【0014】また、穴を設けるための穴空け加工は比較
的容易な加工であるから、本発明のホッパが簡単・安価
に作製されるという利点もある。さらに、穴はホッパか
ら突出しないから、ゴミやホコリが溜まることも抑制さ
れ、衛生面・清掃面でも有利である。
【0015】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記穴をホッパの周壁の上部に
設けたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、ホッパの周壁そのもの
に穴を設けるから、ホッパを最初に作製するときだけで
なく、もともと穴の空いていなかったホッパに対しても
後加工で穴を追加することができる。
【0017】ところで、このようにホッパの周壁そのも
のに穴を空けると、ホッパ本来の容量が減少することが
懸念される。しかし、この発明では、穴を周壁の上部に
設けたので、ホッパに収容された物品がこの穴の高さま
で積もる可能性が少なくなり、よってホッパに収容され
た物品がこの穴から漏れ出すような不具合が起こり難く
なる。と同時に、この穴に手や治具を通しても、手や治
具が物品が接触するホッパの部分に触れる可能性も少な
くなることになる。
【0018】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記穴をホッパの周壁からの延
設部に設けたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、穴をホッパの周壁その
ものではなく、該周壁からの延設部に設けるから、ホッ
パ本来の容量が減少せず、ホッパに収容された物品が穴
から漏れ出すことがなくなる。と同時に、この穴に手や
治具を通しても、手や治具が物品が接触するホッパの部
分に触れる可能性も全くなくなる。
【0020】また、延設部及び穴の位置がホッパの容量
に影響を与えないから、延設部をホッパの上部に設ける
必要がなく、レイアウトの自由度が大きくなる。例え
ば、計量・計数装置本体に組み付けたときに、ホッパの
上方にスペースがあれば、上方に延びる延設部を設ける
ことができ、ここに穴を形成する。また、計量・計数装
置本体に組み付けたときに、ホッパの側方にスペースが
あれば、側方に延びる延設部を設けることができ、ここ
に穴を形成する。
【0021】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
と同様の構成の組合せ計量・計数装置であって、前記ホ
ッパに、物品が接触するホッパの部分に触れることな
く、ホッパ同士が安定な姿勢で寄り合うように、複数の
ホッパを一括して把持したり吊るしたりすることのでき
る突部を設けたことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、請求項1に記載の発明
では穴を設けたのに対し、突部を設けている。よって、
この突部を用いて、例えばホッパをひっかける等して、
ほぼ請求項1に記載の発明に準じた作用が得られる。
【0023】加えて、この発明では穴を設けないから、
ホッパ本来の容量が減少せず、ホッパに収容された物品
が漏れ出す心配が全くなくなる。
【0024】また、突部の位置がホッパの容量に影響を
与えないから、突部をホッパのいずれの位置に設けるか
のレイアウトの自由度が大きくなる。例えば、計量・計
数装置本体に組み付けたときに、ホッパの上方にスペー
スがあれば、上方に突出する突部を設けることができ、
ホッパの側方にスペースがあれば、側方に突出する突部
を設けることができる。もちろん、突部はホッパと一体
形成してもよい。
【0025】次に、請求項5に記載の発明は、請求項1
と同様の構成の組合せ計量・計数装置であって、前記物
品を集合させる集合シュートを複数に分割し、該分割シ
ュートに、物品が接触する分割シュートの部分に触れる
ことなく、分割シュート同士が安定な姿勢で寄り合うよ
うに、複数の分割シュートを一括して把持したり吊るし
たりすることのできる穴又は突部を設けたことを特徴と
する。
【0026】この発明によれば、請求項1から4に記載
の発明ではホッパに穴や突部を設けたのに対し、集合シ
ュートを複数に分割した分割シュートに穴や突部を設け
ている。よって、分割シュートについて、請求項1や4
に記載の発明にほぼ準じた作用が得られる。
【0027】次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
と同様の構成の組合せ計量・計数装置であって、前記ホ
ッパに物品を供給するフィーダに、物品が接触するフィ
ーダの部分に触れることなく、フィーダ同士が安定な姿
勢で寄り合うように、複数のフィーダを一括して把持し
たり吊るしたりすることのできる穴又は突部を設けたこ
とを特徴とする。
【0028】この発明によれば、請求項1から4に記載
の発明ではホッパに穴や突部を設けたのに対し、前記ホ
ッパに物品を供給するフィーダに穴や突部を設けてい
る。よって、フィーダについて、請求項1や4に記載の
発明にほぼ準じた作用が得られる。すなわち、例えば、
前記穴や突部を用いて、フィーダをひっかける等して、
複数個のフィーダを、清潔に、かつホッパを損傷させる
ようなことなく安定に、容易にまとめて手で把持して持
ち運んだり、あるいは治具で吊るして持ち運んだり、さ
らには洗浄したり、保管したりすることが可能となる。
【0029】次に、請求項7に記載の発明は、請求項1
と同様の構成の組合せ計量・計数装置であって、前記ホ
ッパに供給する物品を機外から受ける分散テーブルに、
物品が接触する分散テーブルの部分に触れることなく、
分散テーブルを把持したり吊るしたりすることのできる
穴又は突部を設けたことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、請求項1から4に記載
の発明ではホッパに穴や突部を設けたのに対し、前記ホ
ッパに供給する物品を機外から受ける分散テーブルに穴
や突部を設けている。よって、分散テーブルについて、
請求項1や4に記載の発明にほぼ準じた作用が得られ
る。ただし、分散テーブルは、ホッパや分割シュートあ
るいはフィーダ等と異なり、1機の計量・計数装置に対
し、通常、1つしか備えられないので、複数の分散テー
ブルを一括してまとめて持ち運びするというような要求
はあまりない。しかし、分散テーブルは、組合せ計量・
計数装置のなかでも概して大きな部材であり、前記ホッ
パや分割シュートあるいはフィーダ等に比べて嵩高いた
めに、そもそも持ち難い、運び難いという問題がある。
そこで、この発明のように、分散テーブルに、いわば取
っ手を設けることにより、作業性が改善され、作業者の
負担を軽減することができる。以下、実施の形態を通し
て本発明をさらに詳しく説明する。
【0031】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は、本実施
形態に係る組合せ計量装置1の概略側面図である。この
計量装置1は、例えばスナック菓子の計量・包装システ
ムに採用されている。計量装置1は架台Aの上に据え付
けられ、縦型ピロー包装機B(計量済み物品が投入され
るチューブTの上部のみ図示)の上方に配置されてい
る。計量装置1は平面視で円形の本体2を有する。本体
2は架台Aに立設する複数の脚部C…Cで支えられてい
る。本体2の上面中央に分散テーブル3が加振器を介し
て備えられ、該テーブル3を取り囲むようにして複数の
フィーダ4…4が同じく加振器を介して放射状に配置さ
れている。各フィーダ4の先端部下方にプールホッパ5
が、該プールホッパ5のさらに下方に計量ホッパ6がそ
れぞれ対をなして配設されている。各ホッパ5,6は支
持機構7,8により着脱容易に本体2の周面に組み付け
られている。ここで、フィーダ4、プールホッパ5、及
び計量ホッパ6からなる組が1つのヘッドを構成する。
なお、計量ホッパ6の下方にさらにブースタホッパを備
えてもよい。
【0032】計量ホッパ6…6の下方からチューブTの
直上方に配置したタイミングホッパ9の上方まで集合シ
ュート10が延びている。集合シュート10は複数の個
別シュート11…11に分割されている。その分割数は
ここでは問題ではない。集合シュート10は、最大、ヘ
ッドの数と同じ数まで細かく分割することができる。例
えば本実施形態では、12のヘッドに対して6つの分割
シュート11…11が備えられている。すなわち、2つ
のヘッドに対して1つの分割シュート11が与えられて
いる。もちろん、3つのヘッドに対して1つの分割シュ
ート11(分割シュートは4つ)、4つのヘッドに対し
て1つの分割シュート11(分割シュートは3つ)、等
としてもよい。各分割シュート1は脚部C…Cに支持し
たリングRに係止され、全体が漏斗形状を呈している。
【0033】この計量装置1では、すべてのホッパ5…
5,6…6に、複数のホッパを一括して把持したり吊る
したりすることのできる穴を設けてある。図2は、プー
ルホッパ5の場合を例示する。以下、プールホッパ5を
例にして説明するが、特に断らない限り、計量ホッパ6
あるいはブースタホッパ(ある場合)についても同様で
ある。図2は、プールホッパ5を装置本体2に組み付け
た状態を示している。ホッパ5は、上下面が開した箱形
状のホッパ本体5aと、該ホッパ本体5aの下面を開閉
するゲート20とを有する。ゲート20はブラケット2
1を介してホッパ本体5aに軸支されている。図2は、
ゲート20が閉じた状態を示している。ブラケット21
にゲート開閉機構の一部をなすローラ22が取り付けら
れている。ローラ22が装置本体2側の操作アーム(図
示せず)に係合され、該操作アームが揺動することによ
りゲート20が開閉する。ホッパ5が装置本体2から取
り外されると、ローラ22と操作アームとの係合が外
れ、ゲート20は自由状態で垂れ下がる(図3参照)。
【0034】ホッパ本体5aは、例えばステンレスプレ
ート等の素材を型で打ち抜き、箱形状に折り曲げ加工
し、溶接したものである。ホッパ本体5aは、装置本体
2に組み付けたときに外方を向く正面壁5bと、左右の
側面壁5c,5dと、内方を向く背面壁5eとを有す
る。支持機構7は、左右側面壁5c,5dに結合された
ブラケット7a,7aや、該ブラケット7a,7a間に
架設された複数のバー7b,7b等を含む。バー7b,
7bが装置本体2側の支持ブラケット(図示せず)に係
止されることによりホッパ5が装置本体2に組み付けら
れる。
【0035】ここで、穴30はホッパ5の周壁、特に、
正面壁5bに設けてある。また、穴30は周壁の上部に
設けてある。本実施形態では、穴30は楕円形状であ
り、素材の打ち抜き時に同時形成してある。穴30の形
状、数等は問わない。例えば、手や用いる治具Jの形状
に合せた形状の穴30でもよい。
【0036】〈このホッパの作用〉図3に示すように、
ホッパ5…5を装置本体2から取り外して、2つのホッ
パ5,5が正面壁5b,5bを境に対称形となるよう
に、該正面壁5b,5b同士を対接させると、各穴3
0,30同士が一致して重なり合う。よって、この穴3
0,30を用いて、例えばホッパ5,5をひっかける等
して、これらの2つのホッパ5,5を一括して把持した
り吊るしたりすることができる。例えば、図3は、穴3
0,30にフック状の治具Jを通し、該治具Jで2つの
ホッパ5,5を一括して把持したり吊るしたりする場合
を示している。治具Jに代えて、穴30,30に手を通
し、手で2つのホッパ5,5を一括して把持したり吊る
したりしてもよい。いずれにせよ、2つのホッパ5,5
を容易にまとめて手や治具Jで持ち運んだり、洗浄漕に
セットして洗浄したり、壁にひっかけて保管したりする
ことが可能となる。
【0037】〈このホッパの特徴〉 (1)片手で1度に2つのホッパ5,5をまとめて持ち
運ぶことができるから、両手では1度に4つのホッパ5
…5をまとめて持ち運ぶことができることになり、従
来、両手を使ってホッパを1つづつ運んでいたときと比
べると、4倍の速さ(効率のよさ)でホッパ5…5を運
搬することができる。したがって、この組合せ計量装置
1には多数のホッパ5…5,6…6が備えられている
が、作業者が装置本体2の設置場所と、ホッパの洗浄場
所あるいは保管場所との間を往復する回数が著しく少な
くなり(延べで4分の1で済む)、作業者の動線が短く
なり、作業負担が軽減され、作業効率が向上する。
【0038】特に、装置本体2が高所の架台Aに据え付
けられ、そのうえ、ホッパ5…5,6…6が装置本体2
の比較的上部分に配置されて、作業者はホッパの位置に
行くまでに上り下りしなければならないから、作業者の
動線が短くなり、作業負担が軽減されるメリットが極め
て大きくなる。
【0039】(2)穴30は、複数のホッパを一括して
把持したり吊るしたりするための専用の穴として極めて
シンプルな形状に形成されており、余計な部品や部位が
設けられていない。よって、手や指を穴30で不測に傷
つけたりすることがなく、安全性が高い。
【0040】(3)穴30は、周壁の上部に位置するの
で、ホッパ5に収容した物品の上面がこの穴30の高さ
まで到達する可能性が少ない。よって、ホッパ5に収容
した物品がこの穴30から漏れ出すような不具合が起こ
り難く、ホッパ本来の容量が減少しない。
【0041】(4)穴30を周壁の上部に設け、ホッパ
5に収容した物品の上面がこの穴30の高さまで到達す
る可能性が少ないことから、この穴30に手や治具Jを
通しても、手や治具Jが物品が接触するホッパ5の部分
に触れる可能性が少ないことになる。よって、ホッパ5
を把持したり吊るしたりする際に、例えばせっかく洗浄
したホッパ5の内面(物品が接触するホッパ5の部分)
に手が触れて汚すような心配がなくなり、清潔に、複数
個のホッパ5…5をまとめて持ち運んだり、洗浄した
り、保管したりすることが可能となる。
【0042】特に、本実施形態の場合、計量装置1は、
食品であるスナック菓子の計量・包装システムに採用さ
れているから、衛生上の問題が解消されるメリットは極
めて大きい。
【0043】(5)穴30を平坦な正面壁5bに設けた
から、2つのホッパ5,5が対称形となるように正面壁
5b,5b同士をぴったりと対接させることが可能とな
る。よって、ホッパ5,5同士が安定な姿勢で寄り合
い、すわりがよくなり、持ち運び易くなる。そのうえ、
移送中にホッパ5,5同士ががたついてぶつかり合うよ
うなことが抑制され、ホッパ5を損傷させるような心配
がなくなる。すなわち、安定に、複数個のホッパ5…5
をまとめて持ち運んだり、洗浄したり、保管したりする
ことが可能となる。
【0044】これに対し、例えば穴30を側面壁5c,
5dに設け、側面壁5c,5d同士を向き合せた場合
は、ゲート開閉機構のブラケット21やローラ22ある
いは支持機構7のブラケット7a等が側面壁5c,5d
から出っ張っていて邪魔になり、2つのホッパ5,5を
ぴったりと安定な姿勢で寄り合せることができない。ま
た、本実施形態では、プールホッパ5の側面壁5c,5
dの上部は、フィーダ4から落下供給される物品の飛散
防止のために、側面側外方へ折り曲げられているからな
おさらである。よって、ホッパ5,5を持ち運んでいる
途中で、ぐらついたり、がたついたり、ふらついたりし
て、持ち運び難いうえに、ホッパ5,5同士がぶつかり
合って損傷する懸念が生じる。穴30を背面壁5eに設
けた場合も、支持機構7のブラケット7a,7aやバー
7b,7bが背面壁5eから出っ張っていて、同様であ
る。
【0045】(6)穴30を設けるための穴空け加工は
比較的容易な加工である。特に、本実施形態では、ステ
ンレスプレート等の素材の打ち抜き時に穴30を同時形
成しているから、このホッパ5,6は簡単・安価に作製
できる。
【0046】(7)穴30をホッパ5の周壁そのものに
設けるから、既存の打ち抜き用の型の形状(ホッパ本体
5aを展開した形状)を大きく変更する必要がない。ま
た、ホッパ5の当初の作製時だけでなく、もともと穴の
空いていなかったホッパに対しても、後加工により穴3
0を簡単・安価に追加形成することができる。
【0047】(8)穴30は、ホッパ5の周壁5b〜5
eから突出しないから、ゴミやホコリが溜まり難く、衛
生面に優れる。また、穴30がホッパ5の清掃・洗浄作
業の支障になることもない。
【0048】(9)穴30をホッパ5の幅方向の中央部
に設けたから、正面壁5b,5b同士を左右対称形に重
ね合せたときに、穴30,30同士がぴったりと一致す
る。よって、該穴30,30に手や治具Jを通して把持
したり吊るしたりすることが容易にできる。これに対
し、穴30がホッパ5の幅方向の左右いずれかにずれて
いたり、穴30の形状が左右非対称であったり、穴30
の高さ位置が不揃いであったりすると、正面壁5b,5
b同士を重ね合せたときに、穴30,30同士が一致せ
ず、その結果、手や治具Jを通すための穴が狭くなった
り塞がれたりして、用をなさなくなる。もちろん、その
ような場合でも、正面壁5b,5b同士を重ね合せたと
きに、手や治具Jの通過可能な穴が生成するホッパ5,
5同士を選んで持ち運びすることはできる。また、本実
施形態のように、穴30を共通の型でホッパ本体5aの
打ち抜き時に同時形成する場合は、穴30の位置や大き
さが不揃いとなる心配がない。
【0049】[第2実施形態]穴30をホッパ5の周壁
5b〜5eではなく、該周壁5b〜5eから延設した延
設部に設けてもよい。例えば、図4は、延設部40が正
面壁5bの上縁部から正面側外方に延びる場合、図5
は、延設部40が正面壁5bの上縁部からまっすぐ上方
に延びる場合をそれぞれ例示する。なお、図4及び図5
は、ホッパ本体5aの輪郭形状のみ表わしてある。そし
て、各図(a)に示すように、それぞれ穴30が延設部
40に形成されている。各延設部40は、穴30と同
様、型によるホッパ本体5aの打ち抜き時に同時形成
(すなわち一体成形)してある。ただし、図4の場合
は、その後、延設部40を基部において折り曲げ加工し
てある。
【0050】この場合、穴30がホッパ5の周壁5b〜
5eに存在しないから、ホッパ本来の容量が減少せず、
ホッパ5内の物品が穴30から漏れ出す懸念が一切なく
なる。と同時に、穴30に手や治具Jを通しても、手や
治具Jが周壁5b〜5eやその内面等(物品が接触する
ホッパ5の部分)に触れる可能性も全くなくなる。
【0051】そして、このように延設部40及び穴30
の位置がホッパ5の本来の容量に影響を与えないことか
ら、延設部40をホッパ5の上部に設ける必要がなくな
り、レイアウトの自由度が大きくなる。例えば、延設部
40を正面壁5bの下縁部に設けることもできる。
【0052】また、延設部40を正面壁5bではなく側
面壁5c,5dや背面壁5eに設けてもよい。いずれの
場合も、延設部40の延びる方向は、ホッパ5を計量・
計数装置本体2に組み付けたときの周囲の状況に依存す
る。例えば、ホッパ5の正面側外方にスペースがあれ
ば、図4に示すように、延設部40を正面側外方に延ば
すことができる。また、ホッパ5の上方にスペースがあ
れば、図5に示すように、延設部40を上方に延ばすこ
とができる。さらに、ホッパ5の側面側外方にスペース
があれば、延設部40を側面側外方に延ばすことができ
る。
【0053】例えば、プールホッパ5は、フィーダ4が
一部分オーバーラップしている以外は、比較的上方にス
ペースがあるので、延設部40を上方に延ばすことので
きる典型例である。これに対し、計量ホッパ6は、プー
ルホッパ5が大部分オーバーラップして、あまり上方に
スペースがないので、延設部40を大きく開放した正面
側に延ばすことが最も好ましい。もちろん、可能であれ
ば、側面側や背面側あるいは下方に延ばしてもよいので
ある。
【0054】なお、例えば、穴30に手を通してホッパ
を把持したり吊るしたりしたときに、手にホッパの荷重
が強く作用して持ち難い場合がある。特に、本実施形態
のように、ホッパを比較的薄い板金で作製したときは、
穴30を打ち抜いただけでは、手に当たる部分が薄く、
なおさら手が痛く感じる。そこで、手に当たる穴30の
部分(例えば上辺部)に折り返しを設けて手とホッパの
接触面積を大きくし、手に過度に強い力が局部的に作用
しないようにすることが好ましい。例えば、図6は、延
設部40に設けた穴30の上辺部40aを折り返した場
合を示すが、これに限らず、第1実施形態のように、ホ
ッパ本体5aの周壁5b〜5eに直接設けた穴30に関
して折り返しを設けてよいことはいうまでもない。
【0055】[第3実施形態]図7に示すように、穴3
0をホッパ5の角部に設けることもできる。すると、図
8に示すように、4つのホッパ5…5をひとまとめにす
ることができ、両手では1度に計8つのホッパ5…5を
持ち運ぶことが可能になる。この場合、穴30は1つの
角部だけに設けてもよいが、例えば、図示したように2
つの角部に設けると、4つのホッパ5…5の各穴30…
30を1個所に集中させたときのホッパ5…5の向きの
自由度が増し、作業がはかどるので好ましい。
【0056】なお、図例では、ホッパ5が四角柱形状で
あるので、穴30をホッパ5の角部に設けたときに、4
つのホッパ5…5をひとまとめにすることができる。こ
れに対し、例えば、三角柱形状のホッパを使うと、穴3
0をホッパの角部に設けたときには、6つのホッパをひ
とまとめにすることができ、両手では1度に計12のホ
ッパを持ち運ぶことが可能になる。
【0057】[第4実施形態]図9に示すように、穴3
0に代えて、ホッパ5に突部50を設けても、該突部5
0を用いて、例えばホッパ5…5をひっかける等して、
複数のホッパ5…5を一括して把持したり吊るしたりす
ることができ、複数のホッパ5…5を容易にまとめて手
や治具Jで持ち運んだり、洗浄漕にセットして洗浄した
り、壁にひっかけて保管したりすることが可能となる。
この場合、治具Jとしては、例えば突部50と係合し得
るような湾曲部や穴を有するものを用いる。また、突部
50は、本実施形態では、ホッパ5とは別体に作製した
ものを溶接等でホッパ5に接合してある。しかし、突部
50を最初からホッパ5と一体形成してよいことはいう
までもない。
【0058】なお、図9は、上方に延びるフック状の突
部50をホッパ5の角部に設けた場合を例示するが、そ
の形状、数、位置等は、前記各実施形態に準じて様々な
変更が可能である。特に、この場合は、穴を設けないか
ら、ホッパ本来の容量が減少せず、ホッパ5内の物品が
漏れ出す心配が全くない。と同時に、突部50に手や治
具Jが触れても、手や治具Jがホッパ5の周壁5b〜5
eやその内面等(物品が接触するホッパ5の部分)に触
れる可能性も全くない。
【0059】そして、このように突部50の位置がホッ
パの容量に影響を与えないことから、第2実施形態の延
設部40等と同様、突部50をホッパ5のいずれの位置
に設けるかのレイアウトの自由度は大きい。また、突部
50をいずれの方向に突出させるかについても、ホッパ
5を計量・計数装置本体2に組み付けたときの周囲の状
況に依存して決定すればよい。
【0060】[第5実施形態]図10に示すように、集
合シュート10を構成する分割シュート11にも、複数
の分割シュート11…11を一括して把持したり吊るし
たりすることのできる穴30や突部50を設けてもよ
い。図10は、物品の滑走面を提供する壁部の上縁部に
折れ曲がる延設部60を設け、該延設部60に穴30を
形成した場合を例示するが、前記各実施形態に準じて様
々な変更が可能である。例えば、第1実施形態のよう
に、穴30を壁部に直接形成してもよく、また、第2実
施形態のように、延設部60をいずれの位置に設け、い
ずれの方向に延ばしてもよい。
【0061】[その他]図11に示すように、タイミン
グホッパ9にも、該ホッパ9を把持したり吊るしたりす
ることのできる穴30や延設部(又は突部)70を設け
てもよい。タイミングホッパ9は、プールホッパ5…5
や計量ホッパ6…6あるいはブースタホッパ、又は分割
シュート11…11等と異なり、1機の計量・計数装置
1に対し、通常、1つしか備えられていない。よって、
複数のタイミングホッパ9…9を一括してまとめて持ち
運びするというような要求はあまりない。しかし、タイ
ミングホッパ9は、大容量で、他のホッパに比べてより
嵩高いために、そもそも持ち難い、運び難いという問題
がある。そこで、図11(a)〜(c)に例示するよう
に、いわば取っ手を設けることにより、作業性が改善さ
れ、作業者の負担を軽減することができる。
【0062】図11(a)は、穴30を形成した延設部
70をホッパ9に溶接等により接合したものである。図
11(b)は、延設部70をホッパ9と一体成形したも
のである。図11(c)は、延設部70をホッパ9と一
体成形したものであるが、穴30は設けず、延設部70
の先端部を折り曲げ加工することによって手に持ち易い
取っ手としたものである。
【0063】なお、図例では、持ち易さを優先させて、
取っ手を左右に一対設け、両手で安定に持ち運びできる
ようにしたが、可能であれば、取っ手を1つにして、タ
イミングホッパ9のレイアウト性、清掃性等を優先させ
てもよい。
【0064】[第6実施形態]図12に示すように、ホ
ッパ(この例では特にプールホッパ5)に物品を供給す
るフィーダ4にも、物品が接触するフィーダ4の部分に
触れることなく、フィーダ4同士が安定な姿勢で寄り合
うように、複数のフィーダ4…4を一括して把持したり
吊るしたりすることのできる穴や突部を設けてもよい。
図12は、物品の流れ(矢印で図示)を邪魔したり、該
流れに影響を与えたり、該流れと接触したりすることの
ないよう、フィーダ4の背面側壁部100に、しかもそ
の外面に、かつ外方向に、突出する取っ手110を設け
た場合を例示する。もっとも、前記各実施形態に準じて
様々な変更が可能である。例えば、前記背面側壁部10
0に穴を直接形成してもよい。また、鎖線で例示したよ
うに、フィーダ4の底面壁部に、しかもその外面に、か
つ背面方向に、突出する取っ手120を設けてもよい。
【0065】[第7実施形態]図13に示すように、第
7実施形態は、前記フィーダ4に穴や突部を設ける別の
例である。第6実施形態と同様、物品の流れ(矢印で図
示)を邪魔したり、該流れに影響を与えたり、該流れと
接触したりすることのないよう、フィーダ4の底面壁部
130を背面側壁部よりも背面方向に延長し、該延長部
140に、穴150を設けている。他にも、鎖線で例示
したように、フィーダ4の底面壁部130を背面側壁部
よりも背面側で下方へ曲折し、該曲折部160に、穴を
設けてもよい。
【0066】[第8実施形態]図14に示すように、プ
ールホッパ5ないし計量ホッパ6に供給する物品を機外
から最初に受け取る分散テーブル3にも、物品が接触す
る分散テーブル3の部分に触れることなく、分散テーブ
ル3を把持したり吊るしたりすることのできる穴や突部
を設けてもよい。分散テーブル3は、プールホッパ5…
5や計量ホッパ6…6あるいはブースタホッパ、又は分
割シュート11…11やフィーダ4…4等と異なり、1
機の計量・計数装置1に対し、通常、1つしか備えられ
ていない。よって、タイミングホッパ9の場合と類似し
て、複数の分散テーブル3…3を一括してまとめて持ち
運びするというような要求はあまりない。しかし、分散
テーブル3は、比較的大きな部材であり、他の部材に比
べて嵩高いために、そもそも持ち難い、運び難いという
問題がある。そこで、図14に例示したように、いわば
取っ手を設けることにより、作業性が改善され、作業者
の負担を軽減することができる。
【0067】すなわち、図14は、物品の流れを邪魔し
たり、該流れに影響を与えたり、該流れと接触したりす
ることのないよう、略円錐形をしたテーブル3の傘のウ
ラ側に、ビームやブラケット210等を介して、1対の
取っ手220,220を溶接等により接合した場合を例
示する。なお、図例では、持ち易さを優先させて、取っ
手を左右に一対設け、両手で安定に持ち運びできるよう
にしたが、可能であれば、取っ手を1つにして、この分
散テーブル3の構造の簡素化、及び清掃性の優先等を図
ってもよい。
【0068】[第9実施形態]図15に示すように、第
9実施形態は、前記分散テーブル3に穴や突部を設ける
別の例である。ただし、この分散テーブル3は、特に、
ミックス計量(異種の物品をそれぞれ所定重量に計量し
て後でミックスするもの)用に使用される分散テーブル
である。したがって、図15(a)に示したように、物
品Xが投下されて周囲のフィーダへ流れていく領域と、
物品Yが投下されて周囲のフィーダへ流れていく領域と
があり、それらの領域間に、相互に物品X,Yの混入を
防ぐ仕切壁230が立設している。そして、その仕切壁
230を利用して、物品X,Yの流れを邪魔したり、該
流れに影響を与えたり、該流れと接触したりすることの
ないよう、1対の取っ手240,240(もちろん前述
したように1つでもよい)を形成したものである。意匠
性にも富み、分散テーブル3ひいては組合せ計量・計数
装置1の外観を損なうこともない。
【0069】図15に例示したミックス計量用分散テー
ブル3は、物品Xの流れる領域と、物品Yの流れる領域
と、仕切壁230とが、すべて1つに結合した一体型の
分散テーブルである。しかし、これに限らず、分割型の
分散テーブルでもよい。つまり、物品Xの流れる領域
と、物品Yの流れる領域とを分割し、各分割テーブル
(円錐形を中心軸を含む面で縦に2分割したような形
状)にそれぞれ仕切壁を設けて、該仕切壁に穴や突部を
設けるのである。その場合は、分割テーブル同士が安定
な姿勢で寄り合うように、複数の分割テーブルを一括し
て把持したり吊るしたりすることのできる穴又は突部と
すると尚よい。すなわち、分散テーブルを複数に分割
し、該分割テーブルに、物品が接触する分割テーブルの
部分に触れることなく、分割テーブル同士が安定な姿勢
で寄り合うように、複数の分割テーブルを一括して把持
したり吊るしたりすることのできる穴又は突部を設ける
のである。
【0070】なお、以上においては、本発明を、ホッパ
を円形配置した計量装置1で説明したが、これに代え
て、ホッパを直線的に列配置した組合せ計量・計数装置
にも本発明は適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、組合せ
計量・計数装置に備えられる多数のホッパや分割シュー
トあるいはフィーダや分散テーブル等を、安全、清潔、
容易に、複数個まとめて持ち運んだり、洗浄したり、保
管しておくことができ、作業者の作業負担が軽減し、作
業効率が向上する。本発明は、複数のホッパやシュート
を有する組合せ計量・計数装置一般への幅広い利用が期
待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る組合せ計量・計数
装置の全体構成図である。
【図2】 同装置のホッパの斜視図である。
【図3】 同ホッパを複数個(2個)まとめて持ち運ぶ
様子を示す一部切り欠きの側面図である。
【図4】 (a)は、第2実施形態に係るホッパの1例
において、正面壁側を示す部分平面図、(b)は、該ホ
ッパを複数個(2個)まとめて持ち運ぶ様子を示す概略
側面図である。
【図5】 (a)は、第2実施形態に係るホッパの別例
において、正面壁側上部を示す部分正面図、(b)は、
該ホッパを複数個(2個)まとめて持ち運ぶ様子を示す
概略側面図である。
【図6】 穴部周辺の拡大縦断面図である。
【図7】 第3実施形態に係るホッパの斜視図である。
【図8】 同第3実施形態に係るホッパを複数個(4
個)まとめて持ち運ぶ様子を示す概略斜視図である。
【図9】 第4実施形態に係るホッパの概略斜視図であ
る。
【図10】 第5実施形態に係る分割シュートの側面図
である。
【図11】 取っ手を設けたタイミングホッパの側面図
である。
【図12】 第6実施形態に係るフィーダの構成を示
す、(a)は側面図、(b)は平面図、及び(c)は背
面図である。
【図13】 第7実施形態に係るフィーダの構成を示
す、(a)は側面図、及び(b)は平面図である。
【図14】 第8実施形態に係る分散テーブルの構成を
示す縦断面図であって、(a),(b)で見る角度を9
0°変えたものである。
【図15】 第9実施形態に係る分散テーブルの構成を
示す、(a)は平面図、及び(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量・計数装置 3 分散テーブル 4 フィーダ 5,6 ホッパ 5b〜5e ホッパの周壁 11 分割シュート 30 穴 40 延設部 50 突部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホッパに収容した物品の重量又は
    個数を組み合せて、その結果が最適となる組合せの物品
    を集合させる組合せ計量・計数装置であって、前記ホッ
    パに、物品が接触するホッパの部分に触れることなく、
    ホッパ同士が安定な姿勢で寄り合うように、複数のホッ
    パを一括して把持したり吊るしたりすることのできる穴
    を設けたことを特徴とする組合せ計量・計数装置。
  2. 【請求項2】 前記穴をホッパの周壁の上部に設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量・計数装
    置。
  3. 【請求項3】 前記穴をホッパの周壁からの延設部に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量・計
    数装置。
  4. 【請求項4】 複数のホッパに収容した物品の重量又は
    個数を組み合せて、その結果が最適となる組合せの物品
    を集合させる組合せ計量・計数装置であって、前記ホッ
    パに、物品が接触するホッパの部分に触れることなく、
    ホッパ同士が安定な姿勢で寄り合うように、複数のホッ
    パを一括して把持したり吊るしたりすることのできる突
    部を設けたことを特徴とする組合せ計量・計数装置。
  5. 【請求項5】 複数のホッパに収容した物品の重量又は
    個数を組み合せて、その結果が最適となる組合せの物品
    を集合させる組合せ計量・計数装置であって、前記物品
    を集合させる集合シュートを複数に分割し、該分割シュ
    ートに、物品が接触する分割シュートの部分に触れるこ
    となく、分割シュート同士が安定な姿勢で寄り合うよう
    に、複数の分割シュートを一括して把持したり吊るした
    りすることのできる穴又は突部を設けたことを特徴とす
    る組合せ計量・計数装置。
  6. 【請求項6】 複数のホッパに収容した物品の重量又は
    個数を組み合せて、その結果が最適となる組合せの物品
    を集合させる組合せ計量・計数装置であって、前記ホッ
    パに物品を供給するフィーダに、物品が接触するフィー
    ダの部分に触れることなく、フィーダ同士が安定な姿勢
    で寄り合うように、複数のフィーダを一括して把持した
    り吊るしたりすることのできる穴又は突部を設けたこと
    を特徴とする組合せ計量・計数装置。
  7. 【請求項7】 複数のホッパに収容した物品の重量又は
    個数を組み合せて、その結果が最適となる組合せの物品
    を集合させる組合せ計量・計数装置であって、前記ホッ
    パに供給する物品を機外から受ける分散テーブルに、物
    品が接触する分散テーブルの部分に触れることなく、分
    散テーブルを把持したり吊るしたりすることのできる穴
    又は突部を設けたことを特徴とする組合せ計量・計数装
    置。
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