JP2003287435A - Fbg式変換器における温度補償構造 - Google Patents
Fbg式変換器における温度補償構造Info
- Publication number
- JP2003287435A JP2003287435A JP2002088880A JP2002088880A JP2003287435A JP 2003287435 A JP2003287435 A JP 2003287435A JP 2002088880 A JP2002088880 A JP 2002088880A JP 2002088880 A JP2002088880 A JP 2002088880A JP 2003287435 A JP2003287435 A JP 2003287435A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fbg
- measured
- ambient temperature
- converter
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Abstract
を形成した光ファイバをFBGの両側の固定部において
被測定物に固定して、測定すべき物理量たる被測定物の
ひずみを計測するFBG式変換器において、FBGのブ
ラッグ波長が雰囲気温度によって変化しないように温度
補償する。 【解決手段】FBG1の両側の固定部2aのうちの少な
くとも一方をバイメタル部材3を介して被測定物Wに固
定し、雰囲気温度が上昇又は下降したとき、バイメタル
部材3のたわみによりFBG1に作用させる張力を減少
又は増加させる。雰囲気温度の上昇によるブラッグ波長
の増加分はFBG1の張力減少に伴うブラッグ波長の減
少で相殺され、また、雰囲気温度の低下によるブラッグ
波長の減少分はFBG1の張力増加に伴うブラッグ波長
の増加で相殺され、雰囲気温度でブラッグ波長が変化し
ないように温度補償される。
Description
ファイバブラッグ回折格子)を形成した光ファイバを用
い、FBGに作用させる張力を測定すべき物理量に応じ
て変化させて、この物理量を計測するFBG式変換器に
おける温度補償構造に関する。
ているとき、ブラッグ波長と呼ばれる或る特定の波長の
光を反射する機能を持った光ファイバである。FBGの
ブラッグ波長は、FBGに作用させる張力(FBGのひ
ずみ)に応じて変化する性質がある。そのため、FBG
は、例えばひずみ検知素子として利用できる。
ても変化する性質があり、その変化率(零点移動量)は
ひずみ相当で約+8×10-6/℃(波長シフト量が9〜
10pm/℃)になる。従って、FBGを用いて被測定物
のひずみ等の物理量を計測する場合、FBGの温度補償
が必要になる。そこで、従来は、一般的に、被測定物の
計測に併せて雰囲気温度を測定し、測定された雰囲気温
度に応じ後処理で補正する方法(温度補正方法)を採用
している。
雰囲気温度の測定が別途必要になるため、コスト高にな
る不具合がある。また、温度補正のための後処理が必要
となるため手間がかかるという不具合もある。
測定を不要としたFBG式変換器における温度補償構造
を提供することをその課題としている。
に、本発明は、中間にFBG(光ファイバブラッグ回折
格子)を形成した光ファイバを用い、FBGに作用させ
る張力を測定すべき物理量に応じて変化させて、この物
理量を計測するFBG式変換器において、前記FBGに
作用させる張力を雰囲気温度に応じて可変させるバイメ
タル部材を設け、このバイメタル部材により該雰囲気温
度に応じた前記FBGのブラッグ波長の変化を抑制する
ように温度補償を行うことを特徴とする。
変化との何れに対しても正の変化を生じ、雰囲気温度の
上昇によるブラッグ波長の増加分だけ張力低下でブラッ
グ波長を減少させることにより、雰囲気温度でブラッグ
波長が変化しないように温度補償することができる。本
発明は、この原理を利用したものであり、雰囲気温度に
応じたバイメタル部材のたわみ変化により、FBGに作
用させる張力が雰囲気温度によるブラッグ波長の変化を
抑制する(好ましくは相殺する)ように自動的に可変さ
れ、温度補償が為される。従って、雰囲気温度の測定が
不要になり、コストダウンを図ることができる。
部において被測定物に固定して、測定すべき物理量たる
被測定物のひずみを計測するFBG式変換器において
は、前記両側の固定部のうちの少なくとも一方をバイメ
タル部材を介して被測定物に固定しておく。そして、F
BGに作用させる張力を雰囲気温度に応じバイメタル部
材により可変させることにより、該雰囲気温度に応じた
前記FBGのブラッグ波長の変化を抑制するように温度
補償を行うことができる。
側に固定される一対の筒状ケースを設け、これら両筒状
ケースに光ファイバを貫通させて、FBGの両側の固定
部を少なくとも一方にバイメタル部材を介在させた状態
で両筒状ケースの内面に固定すると共に、両筒状ケース
間の隙間を伸縮自在なカバー部材で密閉することが好ま
しい。これによれば、FBGおよびバイメタル部材が外
部環境に対し遮蔽され、耐環境性が向上する。
較的大きいような場合には、雰囲気温度の上昇に伴う被
測定物の熱膨張によってFBGの両側の固定部の間隔が
広がってFBGに作用させる張力が増加し、ひいてはF
BGのブラッグ波長が増加する。つまり、FBGのブラ
ッグ波長は、雰囲気温度が上昇すると、該ブラッグ波長
自体の温度特性に起因する増加分に加えて、被測定物の
熱膨張に伴うFBGの張力増加の分だけ余分に増加す
る。そこで、この被測定物の熱膨張の影響を補償するた
めに、前記バイメタル部材は、前記雰囲気温度に応じた
前記FBGのブラッグ波長の変化を抑制すると共に、前
記被測定物の熱膨張に伴う該FBGの張力変化を抑制す
る形状変化が雰囲気温度に応じて生じるように構成され
ていることが好ましい。このようなバイメタル部材の形
状変化は、より具体的には、例えば雰囲気温度が上昇し
たとき、バイメタル部材が、ブラッグ波長自体の温度特
性に起因する該ブラッグ波長の変化を抑制する場合より
も、被測定物の熱膨張に伴うFBGの張力増加の分だけ
さらに余分に、該FBGの張力を減少させる方向にたわ
み変形するように、バイメタル部材の材質、形状、サイ
ズ等を設定しておくことで実現される。
G自体のブラッグ波長の変化に加えて、被測定物の熱膨
張に伴うFBGの張力変化の影響も補償することができ
る。
の両端間の切欠き部を通る前記円弧形状の直径方向をX
軸方向、X軸方向に直交する前記円弧形状の直径方向を
Y軸方向として、前記金属帯のY軸方向両側部をY軸方
向の自由度を持つように支持部材で支持し、前記金属帯
の前記切欠き部とは反対側のX軸方向部分に設けた入力
部に測定すべき物理量の変化に応じた外力を作用させる
と共に、FBGが前記切欠き部に張り渡されるように、
光ファイバをFBGの両側の固定部において前記金属帯
の両端に固定して成るFBG式変換器も考えられてい
る。このものでは、入力部に作用する外力により金属帯
がY軸方向を長径方向とする楕円状にひずみ、このひず
みにより切欠き部の幅が広がってFBGに作用させる張
力が増し、入力部に作用する外力、即ち、測定すべき物
理量が計測される。このような変換器においては、前記
支持部材をバイメタル部材で構成することにより、FB
Gに作用させる張力を雰囲気温度に応じバイメタル部材
により前記金属帯を介して可変させることにより、雰囲
気温度に応じたFBGのブラッグ波長の変化を抑制する
ように温度補償を行うことができる。
(a),(b)を参照して説明する。図1(a),
(b)はそれぞれ、被測定物Wのひずみを計測するFB
G式変換器の正面図、側面図を示している。この変換器
は、中間にFBG(光ファイバブラッグ回折格子)1を
形成した光ファイバ2を備えており、この光ファイバ2
をFBG1の両側の固定部2a,2aにおいて被測定物
Wに固定して、FBG1に作用させる張力が被測定物W
のひずみに応じて変化するようにしている。そして、光
ファイバ2を図外の波長測定器に接続し、FBG1に作
用させる張力の変化に伴うブラッグ波長の変化に基づい
て被測定物Wのひずみを計測する。
けでなく温度によっても変化する。そこで、本実施形態
では、FBG1の温度補償のため、FBG1の両側の固
定部2a,2aをそれぞれ帯状のバイメタル部材3,3
を介して被測定物Wに固定している。両バイメタル部材
3,3は、被測定物Wのひずみ計測箇所の両側にそれぞ
れ基端部において固定金具4,4により固定されてお
り、両バイメタル部材3,3の自由端(図では上端)に
FBG1の両側の固定部2a,2aをFBG1に所定の
張力を付与した状態で接着剤等により固定している。
両者の自由端同士が雰囲気温度の上昇で接近し、雰囲気
温度の下降で離間する方向にたわむように設定され、ま
た、温度に対するブラッグ波長の変化率に応じたたわみ
力が発生するように各バイメタル部材3の形状(板厚、
長さ、幅)を設定している。そのため、雰囲気温度が上
昇又は下降すると、FBG1の張力が温度変化に応じ所
要の変化率で減少又は増加する。従って、雰囲気温度の
上昇によるブラッグ波長の増加分はFBG1の張力減少
に伴うブラッグ波長の減少で相殺される。また、雰囲気
温度の低下によるブラッグ波長の減少分はFBG1の張
力増加に伴うブラッグ波長の増加で相殺される。これに
より、雰囲気温度の変化によってブラッグ波長が変化し
ないように温度補償することができる。
測定物Wの熱膨張による影響を除外して計測することが
要求される場合には、バイメタル部材3のたわみ変化が
被測定物Wの線膨張係数を加味した値になるようにバイ
メタル部材3のたわみ変形特性(雰囲気温度に応じたた
わみ変形特性)を設定する。より具体的には、雰囲気温
度が上昇したとき、ブラッグ波長自体の温度特性による
ブラッグ波長の増加分のみを補償する場合よりも、被測
定物Wの熱膨張に伴うFBG1の張力増加分を相殺し得
る量だけ余分に、両バイメタル部材3,3が、その自由
端同士が接近する方向にたわむように、両バイメタル部
材3,3のたわみ変形特性を設定しておく。これにより
FBG1の両側の固定部2a,2a間の距離が被測定物
Wの熱膨張で変化することを防止することができる。
尚、バイメタル部材3のたわみ変形特性は、例えば、該
バイメタル部材3を構成する低膨張率側及び高膨張率側
の材質や、バイメタル部材3の形状、サイズ等によって
調整することが可能である。
材3を真直形状のものとしたが、図2に第2実施形態と
して示す如く、湾曲形状のバイメタル部材3を用いるこ
とも可能である。この場合、第2実施形態のバイメタル
部材3は、その自由端が被測定物Wの法線方向に変位し
つつ被測定物Wの長手方向に変位するようにたわみ変化
し、この長手方向の変位を利用して温度補償を行う。
く、固定金具4を基端部に二股状等の光ファイバ挿通部
4aを有するものに形成し、固定金具4に逆U字状のバ
イメタル部材3を取り付けて、被測定物Wの表面側にの
びるバイメタル部材3の自由端に前記固定部2aを固定
しても良い。これによれば、FBG1が被測定物Wの表
面に接近し、被測定物Wのひずみを精度良く計測できる
ようになる。
の固定部2a,2aを共にバイメタル部材3,3を介し
て被測定物Wに固定したが、図4に第4実施形態として
示す如く、FBG1の両側の固定部2a,2aのうちの
一方のみをバイメタル部材3を介して被測定物Wに固定
しても良い。この場合、他方の固定部2aは高さを揃え
るためのスペーサ金具5を介して被測定物Wに固定す
る。尚、この場合、バイメタル部材3は、前記第2ある
いは第3実施形態のもののように湾曲形状に形成されて
いてもよい。
明する。このものでは、一対の筒状ケース6,6を用意
して、両筒状ケース6,6を同心に対向させた状態で、
それぞれの外端のフランジ部6a,6aにおいて被測定
物Wのひずみ計測箇所の両側に固定している。そして、
両筒状ケース6,6の内面にそれぞれバイメタル部材
3,3をその基端部において固定金具4,4により固定
すると共に、光ファイバ2を両筒状ケース6,6に貫通
させ、FBG1の両側の固定部2a,2aを両バイメタ
ル部材3,3の自由端に接着剤等で固定している。
a,2aがそれぞれバイメタル部材3と筒状ケース6と
を介して被測定物Wに固定されることになり、上記実施
形態と同様に被測定物Wのひずみを計測できると共に、
雰囲気温度でブラッグ波長が変化しないように温度補償
することができる。更に、このものでは、両筒状ケース
6,6間の隙間をベローズ等の伸縮自在なカバー部材7
で密閉しており、そのため、FBG1およびバイメタル
部材3が外部環境に対し遮蔽され、耐環境性が向上す
る。尚、第4実施形態と同様にFBG1の両側の固定部
2a,2aのうちの一方のみをバイメタル部材3を介し
て筒状ケース6に固定しても良い。
照して説明する。この実施形態は、ボーリング孔内の地
下水中に沈めて地下水位を計測するFBG式変換器であ
り、上端が閉塞された筒状の変換器本体11を備えてい
る。変換器本体1の下部には筒部材14が内挿され、こ
の筒部材14の上端に該筒部材14の軸心側に張り出す
ように形成された仕切板部14aにより、変換器本体1
1の内部の空間が仕切板部14aの上側の主室12と下
側の副室13(筒部材14の内部の空間)とに画成され
ている。そして、主室12に後記詳述する起歪体を収納
すると共に、副室13に受圧部材たるベローズ15を仕
切板部14aの下面に密着させた状態で収納している。
また、変換器本体11の下端に螺着されるキャップ16
に形成した透孔16aを介して副室13に導入される水
圧によりベローズ15が押し上げられるようにしてい
る。尚、水圧を受ける受圧部材はベローズ15に限られ
るものではなく、例えば、ダイアフラムであっても良
い。また、筒部材14の外周面にOリング17を装着し
て、主室12に水が侵入しないようにしている。
れている。ここで、金属帯18の両端間の切欠き部18
aを通る円弧形状の直径方向をX軸方向、これに直交す
る円弧形状の直径方向をY軸方向とする。このとき、金
属帯18は、X軸方向が上下方向になり、且つ、切欠き
部18aが上方を向く姿勢で主室12に収納されてい
る。主室12には、仕切板部14aの上面に立設したブ
ラケット19が配置されており、このブラケット19の
上端に、Y軸方向に弾性的に開閉自在な二股形状の支持
部材20をボルト21を介して垂設している。そして、
この支持部材20に金属帯18のY軸方向両側部をそれ
ぞれボルト22,22により連結している。これによ
り、金属帯18のY軸方向両側部は、変換器本体11に
対しY軸方向の自由度を持って支持され、金属帯18が
Y軸方向を長径方向とする楕円形状にひずみ得るように
なる。
X軸方向部分、即ち、金属帯18の下端部は該金属帯1
8に外力を作用させる入力部18bとなっており、この
入力部18bを、ベローズ15の下端から立設したロッ
ド15aの上部のねじ部に締結している。この構成によ
って、水圧によりベローズ15が押し上げられると、入
力部18bにロッド15aを介して上方への外力が作用
し、金属帯18はY軸方向を長径方向とする楕円形状に
ひずむ。
るため、図7に示す如く、中間にFBG1を形成した光
ファイバ2を、FBG1がY軸方向に延在して切欠き部
18aに張り渡されるように、FBG1の両側の固定部
2a,2aにおいて金属帯18の両端に接着剤23で固
定している。金属帯18がY軸方向を長径方向とする楕
円形状にひずむと、切欠き部18aの幅が広がってFB
G1に作用させる張力が増し、FBG1のブラッグ波長
が変化する。従って、ブラッグ波長を測定することで金
属帯18のひずみを検知でき、金属帯18の外力―ひず
み特性から入力部18bに作用する外力、即ち、水圧
(地下水位)を計測できる。尚、金属帯18の熱膨張に
起因するひずみによる変換器の零点の温度影響を小さく
するため、金属帯18は線膨張係数の小さな材料、例え
ば、合金中で線膨張係数が最小(1×10-6/℃未満)
のスーパーインバで形成することが望ましい。
一対の保護チューブ24が液密に取り付けられており、
光ファイバ2を保護チューブ24に挿通して、ボーリン
グ孔の外部に配置する図外の波長測定器に接続する。
尚、主室12は、大気圧変動を補償するため、保護チュ
ーブ24を介して大気側に開放されている。また、保護
チューブ24の先端には、大気中の湿度侵入を防止する
ため除湿剤室(図示せず)が設けられている。
が雰囲気温度の上昇でY軸方向内側にたわみ、雰囲気温
度の下降でY軸方向外側にたわむようにしたバイメタル
部材(例えば低膨張率側が36Ni―Fe合金、高膨張
率側が22Ni―4Cr―Fe合金から成るバイメタル
部材)で構成されている。そのため、雰囲気温度が上昇
すると、支持部材20を介して金属帯18に作用するY
軸方向内側へのたわみ力により切欠き部18aの幅が狭
められて、FBG1の張力が減少する。また、雰囲気温
度が下降すると、支持部材20を介して金属帯18に作
用するY軸方向外側へのたわみ力により切欠き部18a
の幅が広げられて、FBG1の張力が増加する。従っ
て、雰囲気温度の上昇によるブラッグ波長の増加分はF
BG1の張力減少に伴うブラッグ波長の減少で相殺され
る。また、雰囲気温度の低下によるブラッグ波長の減少
分はFBG1の張力増加に伴うブラッグ波長の増加で相
殺される。これにより、雰囲気温度でブラッグ波長が変
化しないように温度補償することができる。
水位)以外の圧力の計測にも使用でき、更に、金属帯1
8の入力部18bに被測定物に接触する測定子を連結し
て、被測定物の変位を計測することもできる。
(b)その側面図。
メタル部材、6…筒状ケース、7…カバー部材、18…
金属帯、18a…切欠き部、18b…入力部、20…支
持部材(バイメタル部材)。
Claims (5)
- 【請求項1】中間にFBG(光ファイバブラッグ回折格
子)を形成した光ファイバを用い、FBGに作用させる
張力を測定すべき物理量に応じて変化させて、この物理
量を計測するFBG式変換器において、 前記FBGに作用させる張力を雰囲気温度に応じて可変
させるバイメタル部材を設け、このバイメタル部材によ
り該雰囲気温度に応じた前記FBGのブラッグ波長の変
化を抑制するように温度補償を行うことを特徴とするF
BG式変換器における温度補償構造。 - 【請求項2】中間にFBG(光ファイバブラッグ回折格
子)を形成した光ファイバを前記FBGの両側の固定部
において被測定物に固定して、測定すべき物理量たる被
測定物のひずみを計測するFBG式変換器において、 前記両側の固定部のうちの少なくとも一方をバイメタル
部材を介して被測定物に固定し、前記FBGに作用させ
る張力を雰囲気温度に応じて前記バイメタル部材により
可変させることにより、該雰囲気温度に応じた前記FB
Gのブラッグ波長の変化を抑制するように温度補償を行
うことを特徴とするFBG式変換器における温度補償構
造。 - 【請求項3】前記被測定物のひずみ計測箇所の両側に固
定される一対の筒状ケースを備え、これら両筒状ケース
に前記光ファイバを貫通させて、前記FBGの両側の固
定部を、少なくとも一方に前記バイメタル部材を介在さ
せた状態で前記両筒状ケースの内面に固定すると共に、
前記両筒状ケース間の隙間を伸縮自在なカバー部材で密
閉することを特徴とする請求項2記載のFBG式変換器
における温度補償構造。 - 【請求項4】前記バイメタル部材は、前記雰囲気温度に
応じた前記FBGのブラッグ波長の変化を抑制すると共
に、前記被測定物の熱膨張に伴う該FBGの張力変化を
抑制する形状変化が雰囲気温度に応じて生じるように構
成されていることを特徴とする請求項2又は3記載のF
BG式変換器における温度補償構造。 - 【請求項5】円弧形状の金属帯を備え、該金属帯の両端
間の切欠き部を通る前記円弧形状の直径方向をX軸方
向、X軸方向に直交する前記円弧形状の直径方向をY軸
方向として、前記金属帯のY軸方向両側部をY軸方向の
自由度を持つように支持部材で支持し、前記金属帯の前
記切欠き部とは反対側のX軸方向部分に設けた入力部に
測定すべき物理量の変化に応じた外力を作用させると共
に、中間にFBG(光ファイバブラッグ回折格子)を形
成した光ファイバを、前記FBGが前記切欠き部に張り
渡されるように、前記FBGの両側の固定部において前
記金属帯の両端に固定して成るFBG式変換器におい
て、 前記支持部材をバイメタル部材で構成し、前記FBGに
作用させる張力を雰囲気温度に応じ前記バイメタル部材
により前記金属帯を介して可変させることにより、該雰
囲気温度に応じた前記FBGのブラッグ波長の変化を抑
制するように温度補償を行うことを特徴とするFBG式
変換器における温度補償構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002088880A JP3598297B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | Fbg式変換器における温度補償構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002088880A JP3598297B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | Fbg式変換器における温度補償構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287435A true JP2003287435A (ja) | 2003-10-10 |
JP3598297B2 JP3598297B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=29234617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002088880A Expired - Fee Related JP3598297B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | Fbg式変換器における温度補償構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3598297B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005147802A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Tokyo Sokki Kenkyusho Co Ltd | Fbg式傾斜計 |
JP2009192409A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd | ひずみ計測装置及びその計測方法 |
JP2009539116A (ja) * | 2006-05-30 | 2009-11-12 | ザ・ティムケン・カンパニー | 変位、歪および力センサ |
US7658113B2 (en) | 2007-02-16 | 2010-02-09 | Rolls-Royce Plc | Lift measurement |
WO2010138813A2 (en) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | High resolution large displacement/crack sensor |
JP2014010148A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | National Applied Research Laboratories | 全光ファイバー式全橋橋梁安全監視整合システムの測量方法 |
CN105157593A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-12-16 | 武汉理工光科股份有限公司 | 隧道形变监测传感器及装置 |
KR101611792B1 (ko) * | 2015-04-13 | 2016-04-27 | 한국표준과학연구원 | 온도 보정이 가능한 fbg 변형률 센서 탐촉자 및 그 센싱방법 |
DE102015115925B3 (de) * | 2015-09-21 | 2016-12-08 | fos4X GmbH | Lichtleiter-Einspannvorrichtung, faseroptischer Sensor und Herstellungsverfahren |
US10926782B2 (en) | 2017-09-22 | 2021-02-23 | Thales Management & Services Deutschland Gmbh | Strain gauge assembly, particularly for an axle counter |
CN114812635A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-29 | 中国兵器工业第五九研究所 | 一种模块化多参数水质监测光纤光栅传感器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4330073B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2009-09-09 | 株式会社デンソー | 車両用衝突検出装置 |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002088880A patent/JP3598297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005147802A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Tokyo Sokki Kenkyusho Co Ltd | Fbg式傾斜計 |
JP2009539116A (ja) * | 2006-05-30 | 2009-11-12 | ザ・ティムケン・カンパニー | 変位、歪および力センサ |
US7658113B2 (en) | 2007-02-16 | 2010-02-09 | Rolls-Royce Plc | Lift measurement |
JP2009192409A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd | ひずみ計測装置及びその計測方法 |
WO2010138813A2 (en) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | High resolution large displacement/crack sensor |
WO2010138813A3 (en) * | 2009-05-29 | 2011-02-17 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | High resolution large displacement/crack sensor |
US9109883B2 (en) | 2009-05-29 | 2015-08-18 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | High resolution large displacement/crack sensor |
JP2014010148A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | National Applied Research Laboratories | 全光ファイバー式全橋橋梁安全監視整合システムの測量方法 |
KR101611792B1 (ko) * | 2015-04-13 | 2016-04-27 | 한국표준과학연구원 | 온도 보정이 가능한 fbg 변형률 센서 탐촉자 및 그 센싱방법 |
CN105157593A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-12-16 | 武汉理工光科股份有限公司 | 隧道形变监测传感器及装置 |
DE102015115925B3 (de) * | 2015-09-21 | 2016-12-08 | fos4X GmbH | Lichtleiter-Einspannvorrichtung, faseroptischer Sensor und Herstellungsverfahren |
US10761261B2 (en) | 2015-09-21 | 2020-09-01 | fos4X GmbH | Light guide clamping device, fiber optic sensor and production method |
US10926782B2 (en) | 2017-09-22 | 2021-02-23 | Thales Management & Services Deutschland Gmbh | Strain gauge assembly, particularly for an axle counter |
US11345376B2 (en) | 2017-09-22 | 2022-05-31 | Thales Management & Services Deutschland Gmbh | Strain gauge assembly, particularly for an axle counter |
CN114812635A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-29 | 中国兵器工业第五九研究所 | 一种模块化多参数水质监测光纤光栅传感器 |
CN114812635B (zh) * | 2022-04-19 | 2023-10-20 | 中国兵器工业第五九研究所 | 一种模块化多参数水质监测光纤光栅传感器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3598297B2 (ja) | 2004-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6276215B1 (en) | Sensor for measuring strain | |
JP2003287435A (ja) | Fbg式変換器における温度補償構造 | |
US5844667A (en) | Fiber optic pressure sensor with passive temperature compensation | |
CA2171374C (en) | Coriolis mass flowmeter | |
US4938068A (en) | Pressure transducer | |
US10451449B2 (en) | Optical sensor device, sensor apparatus, cable and method of manufacturing | |
CA2676246C (en) | Transducer for measuring environmental parameters | |
US20140123764A1 (en) | Fiber Bragg Grating Pressure Sensor with Adjustable Sensitivity | |
JP2010078489A (ja) | 光ファイバセンサ | |
US4646406A (en) | Welded edge bourdon strip thermometer-manometer | |
US5127269A (en) | Optical pressure transducer | |
US20060163456A1 (en) | Pressure sensor with temperature compensated optical fiber | |
CA2295011C (en) | Pressure sensor for fluid using an expansion pipe and fiber optical bragg grating | |
JP3549518B2 (ja) | Fbg式変換器 | |
US5140155A (en) | Fiber optic sensor with dual condition-responsive beams | |
US3199345A (en) | Temperature compensated transducer | |
JP2004264114A (ja) | Fbg式温度センサ及びこれを用いた温度計測システム | |
WO2023004760A1 (zh) | 一种可变范围的温度补偿光纤应变仪 | |
US8590385B2 (en) | High pressure fiber optic sensor system | |
US3427885A (en) | Differential pressure transducer | |
US20220011180A1 (en) | Optical fiber sensing device having a symmetric optical fiber arrangement | |
US7116846B2 (en) | Athermal fiber Bragg grating | |
KR102036835B1 (ko) | 광섬유 격자센서를 이용한 온도측정장치 | |
JP2003028697A (ja) | 光ファイバ水温、水位センサ | |
CN111174933A (zh) | 基于双金属悬臂梁的fbg温度传感器及其应用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |