JP2003287320A - 冷媒分配器およびそれを用いた空気調和機 - Google Patents
冷媒分配器およびそれを用いた空気調和機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷媒分配器の各構成部品間の一体化をより進
め、冷媒が流れているときに各部品間で衝突音が発生す
るのを防止できるようにする。 【解決手段】 冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設
けられる冷媒分配器4Aのオリフィス形成体10Aと細
粒化手段12Aとを一体化し、さらにこの細粒化手段1
2Aと一体化したオリフィス形成体10Aと冷媒配管7
aとを一体化することで、冷媒分配器4Aの各構成部品
を完成品に至る複数段階で、堅固に一体化する。
め、冷媒が流れているときに各部品間で衝突音が発生す
るのを防止できるようにする。 【解決手段】 冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設
けられる冷媒分配器4Aのオリフィス形成体10Aと細
粒化手段12Aとを一体化し、さらにこの細粒化手段1
2Aと一体化したオリフィス形成体10Aと冷媒配管7
aとを一体化することで、冷媒分配器4Aの各構成部品
を完成品に至る複数段階で、堅固に一体化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷媒の分配器とこの
冷媒分配器を用いた空気調和機に関するものである。
冷媒分配器を用いた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開平10−253196
号公報に開示されているこの種の空気調和機の一般的な
冷媒回路を示す概略構成図である。図において、1は圧
縮機、2は室外熱交喚器(凝縮器)、3は減圧用毛細管
(減圧装置)、4は冷媒分配器、5は室内熱交喚器(蒸
発器)、6はアキュムレータ、7は冷媒配管であり、こ
れら圧縮機1、室外熱交喚器2、減圧用毛細管3、冷媒
分配器4、室内熱交喚器5、アキュムレータ6を順次冷
媒配管7により連結接続して冷媒回路を構成している。
号公報に開示されているこの種の空気調和機の一般的な
冷媒回路を示す概略構成図である。図において、1は圧
縮機、2は室外熱交喚器(凝縮器)、3は減圧用毛細管
(減圧装置)、4は冷媒分配器、5は室内熱交喚器(蒸
発器)、6はアキュムレータ、7は冷媒配管であり、こ
れら圧縮機1、室外熱交喚器2、減圧用毛細管3、冷媒
分配器4、室内熱交喚器5、アキュムレータ6を順次冷
媒配管7により連結接続して冷媒回路を構成している。
【0003】図6は従来の空気調和機の冷媒分配器を側
方より示す断面図である。図において、7aは分配器冷
媒配管、8は分配穴形成体である冷媒分配器の本体で、
気液混合室9を形成している。10は内腔断面積が末端
に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐
オリフィス10aに形成されたオリフィス形成体で、そ
の気液混合室9側には平板オリフィス11を設けてお
り、これらオリフィス形成体10と平板オリフィス11
は、分配器冷媒配管7aの端面とこれが挿入される冷媒
分配器本体8の内腔の段部との間に挾持固定されてい
る。12は前記気液混合室9を第1気液混合室9aと第
2気液混合室9bとに区画している多数の穴を有する細
粒子手段であって、例えばかご状の金網から形成されて
いる。13は冷媒分配器本体8に形成した複数の分配穴
で、第2気液混合室9bに連通している。14はこれら
分配穴13に挿入された分配管である。
方より示す断面図である。図において、7aは分配器冷
媒配管、8は分配穴形成体である冷媒分配器の本体で、
気液混合室9を形成している。10は内腔断面積が末端
に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐
オリフィス10aに形成されたオリフィス形成体で、そ
の気液混合室9側には平板オリフィス11を設けてお
り、これらオリフィス形成体10と平板オリフィス11
は、分配器冷媒配管7aの端面とこれが挿入される冷媒
分配器本体8の内腔の段部との間に挾持固定されてい
る。12は前記気液混合室9を第1気液混合室9aと第
2気液混合室9bとに区画している多数の穴を有する細
粒子手段であって、例えばかご状の金網から形成されて
いる。13は冷媒分配器本体8に形成した複数の分配穴
で、第2気液混合室9bに連通している。14はこれら
分配穴13に挿入された分配管である。
【0004】次に、前記従来の空気調和機の動作につい
て説明する。まず、圧縮機1により圧縮され吐出された
高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器2を通る間に室外空
気と熱交換することにより凝縮され高圧の液冷媒とな
る。次いで、減圧用毛細管3を通る過程で急激に減圧さ
れ膨張し低圧の気液二相冷媒となり、冷媒分配器4およ
び分配管14により分配され室内熱交喚器5のそれぞれ
の冷媒流路に送られ、室内空気と熱交換することにより
蒸発し、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は
アキュムレータ6を経て圧縮機1に吸入され、再び圧縮
されて吐出し、前記と同様の動作を繰り返す冷媒流路を
形成する。
て説明する。まず、圧縮機1により圧縮され吐出された
高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器2を通る間に室外空
気と熱交換することにより凝縮され高圧の液冷媒とな
る。次いで、減圧用毛細管3を通る過程で急激に減圧さ
れ膨張し低圧の気液二相冷媒となり、冷媒分配器4およ
び分配管14により分配され室内熱交喚器5のそれぞれ
の冷媒流路に送られ、室内空気と熱交換することにより
蒸発し、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は
アキュムレータ6を経て圧縮機1に吸入され、再び圧縮
されて吐出し、前記と同様の動作を繰り返す冷媒流路を
形成する。
【0005】この冷媒流路での冷媒分配器4は、低圧の
気液二相冷媒を均等にするため、まず分配器冷媒配管7
aを通過させ、円錐形オリフィス10aにより縮流さ
せ、次いで気液混合部9に放出させ、気液二相冷媒のガ
ス部と液部とを均一に混合させて分配管14に導入し、
分配を均一に行う。
気液二相冷媒を均等にするため、まず分配器冷媒配管7
aを通過させ、円錐形オリフィス10aにより縮流さ
せ、次いで気液混合部9に放出させ、気液二相冷媒のガ
ス部と液部とを均一に混合させて分配管14に導入し、
分配を均一に行う。
【0006】円錐形オリフィス10aは、気液二相冷媒
の流速を徐々に増加させることにより、急激な圧力降下
を防止する。また、円錐形オリフィス10aの出口には
平板オリフィス11が配置され、ここで流速を最大値と
し、気液二相冷媒の気体部および液体部の流速の差を最
小値として、第1気液混合室9aに送出することにより
拡散させ、気液を混合する。そして、細粒化手段である
金網12によってさらに細粒化され、分配冷媒液を第2
気液混合室9bから各分配穴13に分配する。
の流速を徐々に増加させることにより、急激な圧力降下
を防止する。また、円錐形オリフィス10aの出口には
平板オリフィス11が配置され、ここで流速を最大値と
し、気液二相冷媒の気体部および液体部の流速の差を最
小値として、第1気液混合室9aに送出することにより
拡散させ、気液を混合する。そして、細粒化手段である
金網12によってさらに細粒化され、分配冷媒液を第2
気液混合室9bから各分配穴13に分配する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機の冷
媒分配器は、前述のように分配器冷媒配管7a、冷媒分
配器本体8、円錐形オリフィス10a、平板オリフィス
11、金網12など、基本的に一体化されていない複数
部品で構成されているため、冷媒が流れているときに各
部品がはずれ、これらの間で衝突音が発生するという問
題があった。
媒分配器は、前述のように分配器冷媒配管7a、冷媒分
配器本体8、円錐形オリフィス10a、平板オリフィス
11、金網12など、基本的に一体化されていない複数
部品で構成されているため、冷媒が流れているときに各
部品がはずれ、これらの間で衝突音が発生するという問
題があった。
【0008】なお、前記従来例以外に、細粒化手段であ
る金網を配管内に圧入したり、配管に直接オリフィスを
形成したり、冷媒分配器を金網圧入部に一体形成したり
したものが、例えば特開平9−138036号公報や特
開2001−194028号公報に開示されているが、
これら公報のものにおいても、金網を堅固に一体化する
ことについての提案がなく、前記従来例と同様に冷媒が
流れているときに金網がはずれ、衝突音が発生するとい
う問題があった。
る金網を配管内に圧入したり、配管に直接オリフィスを
形成したり、冷媒分配器を金網圧入部に一体形成したり
したものが、例えば特開平9−138036号公報や特
開2001−194028号公報に開示されているが、
これら公報のものにおいても、金網を堅固に一体化する
ことについての提案がなく、前記従来例と同様に冷媒が
流れているときに金網がはずれ、衝突音が発生するとい
う問題があった。
【0009】本発明の技術的課題は、冷媒分配器の各構
成部品間の一体化をより進め、冷媒が流れているときに
各部品間で衝突音が発生するのを防止できるようにする
ことにある。
成部品間の一体化をより進め、冷媒が流れているときに
各部品間で衝突音が発生するのを防止できるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷媒分配器は、
下記の構成からなるものである。すなわち、請求項1の
ように冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設けられ、
入口より順に冷媒の流れの方向に冷媒配管と、冷媒配管
内に収容されて冷媒の流れを増速するオリフィスを有す
るオリフィス形成体と、オリフィスにて増速された液滴
を細粒化させる細粒化手段と、細粒化手段により細粒化
された冷媒を分配する分配穴を有し冷媒配管に外嵌する
分配穴形成体とを備えた冷媒分配器において、オリフィ
ス形成体と細粒化手段とを一体化し、さらにこの細粒化
手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配管とを一体
化したものである。
下記の構成からなるものである。すなわち、請求項1の
ように冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設けられ、
入口より順に冷媒の流れの方向に冷媒配管と、冷媒配管
内に収容されて冷媒の流れを増速するオリフィスを有す
るオリフィス形成体と、オリフィスにて増速された液滴
を細粒化させる細粒化手段と、細粒化手段により細粒化
された冷媒を分配する分配穴を有し冷媒配管に外嵌する
分配穴形成体とを備えた冷媒分配器において、オリフィ
ス形成体と細粒化手段とを一体化し、さらにこの細粒化
手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配管とを一体
化したものである。
【0011】また、この冷媒分配器において、請求項2
のようにオリフィス形成体は、一端側に一体化された短
尺の外筒を有するとともに、内腔断面積が末端に向けて
徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐オリフィ
スに形成されてなり、細粒化手段は、多数の穴を有する
かご状体からなり、これらオリフィス形成体と細粒化手
段とは、オリフィス形成体の外筒の内周面とオリフィス
形成体の本体からなる内筒の外周面との間に細粒化手段
の縁部を挾着固定することで、一体化されてなり、この
細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配管と
は、オリフィス形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外
側よりかしめることで、一体化されてなるものである。
のようにオリフィス形成体は、一端側に一体化された短
尺の外筒を有するとともに、内腔断面積が末端に向けて
徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐オリフィ
スに形成されてなり、細粒化手段は、多数の穴を有する
かご状体からなり、これらオリフィス形成体と細粒化手
段とは、オリフィス形成体の外筒の内周面とオリフィス
形成体の本体からなる内筒の外周面との間に細粒化手段
の縁部を挾着固定することで、一体化されてなり、この
細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配管と
は、オリフィス形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外
側よりかしめることで、一体化されてなるものである。
【0012】また、請求項3のようにオリフィス形成体
の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周面に、そ
れぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を設け、こ
れら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビリンス状
に挟み込んで一体化したものである。
の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周面に、そ
れぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を設け、こ
れら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビリンス状
に挟み込んで一体化したものである。
【0013】また、本発明の冷媒分配器を用いた空気調
和機は、下記の構成からなるものである。すなわち、請
求項4のように圧縮機と凝縮器と減圧装置と蒸発器とを
冷媒配管により連結接続してなる冷媒回路の減圧装置と
蒸発器との間に冷媒分配器を備えた空気調和機におい
て、冷媒分配器を、冷媒配管内に収容されて冷媒の流れ
を増速するオリフィスを有するオリフィス形成体と、オ
リフィスにて増速された液滴を細粒化させる細粒化手段
と、細粒化手段により細粒化された冷媒を分配する分配
穴を有し冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とから構成
し、かつオリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、
さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と
冷媒配管とを一体化してなるものである。
和機は、下記の構成からなるものである。すなわち、請
求項4のように圧縮機と凝縮器と減圧装置と蒸発器とを
冷媒配管により連結接続してなる冷媒回路の減圧装置と
蒸発器との間に冷媒分配器を備えた空気調和機におい
て、冷媒分配器を、冷媒配管内に収容されて冷媒の流れ
を増速するオリフィスを有するオリフィス形成体と、オ
リフィスにて増速された液滴を細粒化させる細粒化手段
と、細粒化手段により細粒化された冷媒を分配する分配
穴を有し冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とから構成
し、かつオリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、
さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と
冷媒配管とを一体化してなるものである。
【0014】また、この冷媒分配器を用いた空気調和機
において、請求項5のようにオリフィス形成体は、一端
側に一体化された短尺の外筒を有するとともに、内腔断
面積が末端に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増
速する円錐オリフィスに形成されてなり、細粒化手段
は、多数の穴を有するかご状体からなり、これらオリフ
ィス形成体と細粒化手段とは、オリフィス形成体の外筒
の内周面とオリフィス形成体の本体からなる内筒の外周
面との間に細粒化手段の縁部を挾着固定することで、一
体化されてなり、この細粒化手段と一体化したオリフィ
ス形成体と冷媒配管とは、オリフィス形成体の外筒の末
端を冷媒配管と共に外側よりかしめることで、一体化さ
れてなるものである。
において、請求項5のようにオリフィス形成体は、一端
側に一体化された短尺の外筒を有するとともに、内腔断
面積が末端に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増
速する円錐オリフィスに形成されてなり、細粒化手段
は、多数の穴を有するかご状体からなり、これらオリフ
ィス形成体と細粒化手段とは、オリフィス形成体の外筒
の内周面とオリフィス形成体の本体からなる内筒の外周
面との間に細粒化手段の縁部を挾着固定することで、一
体化されてなり、この細粒化手段と一体化したオリフィ
ス形成体と冷媒配管とは、オリフィス形成体の外筒の末
端を冷媒配管と共に外側よりかしめることで、一体化さ
れてなるものである。
【0015】また、請求項6のように、オリフィス形成
体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周面に、
それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を設け、
これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビリンス
状に挟み込んで一体化したものである。
体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周面に、
それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を設け、
これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビリンス
状に挟み込んで一体化したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、図示実施形態
により本発明を説明する。図1は本発明の第1の実施形
態に係る冷媒分配器の組立体を側方より示す断面図、図
2及び図3はいずれもその冷媒分配器の構成部品の組付
手順を示す説明図であり、各図中、前述の従来例に相当
する部分には同一符号を付してある。
により本発明を説明する。図1は本発明の第1の実施形
態に係る冷媒分配器の組立体を側方より示す断面図、図
2及び図3はいずれもその冷媒分配器の構成部品の組付
手順を示す説明図であり、各図中、前述の従来例に相当
する部分には同一符号を付してある。
【0017】図1において、4Aは冷媒分配器、7Aは
冷媒配管、7aは分配器冷媒配管、8Aは冷媒配管7A
に外嵌する分配穴形成体すなわち冷媒分配器の本体で、
その内腔の途中には段部8aが設けられているととも
に、その奥部に気液混合室9が形成されている。10A
は基端外周に鍔10bを有するとともに、内腔断面積が
末端に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する
円錐オリフィス10aに形成されたオリフィス形成体で
ある。このオリフィス形成体10Aの鍔10bは、その
外周側が管軸末端方向に折り曲げられて短尺の外筒10
cに形成されており、この外筒10cの内周面とオリフ
ィス形成体10Aの本体からなる内筒の外周面との間に
は、気液混合室9を第1気液混合室9aと第2気液混合
室9bとに区画する多数の穴を備えた細粒子手段すなわ
ちかご状の金網12Aの縁部12a(図2)が挟み込ま
れて一体化されている。さらにこの金網12Aと一体化
したオリフィス形成体10Aは、その外筒10cの末端
が分配器冷媒配管7aと共に外側よりかしめ7bられ、
これらオリフィス形成体10A、金網12A、及び分配
器冷媒配管7aが堅固に一体化されている。また、これ
ら堅固に一体化されたオリフィス形成体10A、金網1
2A、及び分配器冷媒配管7aの組立体は、冷媒分配器
本体8Aの内腔内でかしめ7b部が冷媒分配器本体8A
の段部8aに当接して固定され、さらに冷媒分配器本体
8Aと分配器冷媒配管7aとは溶接15によって一体化
されている。13は冷媒分配器本体8に形成した複数の
分配穴で、第2気液混合室9bに連通している。14は
これら分配穴13に挿入された分配管である。
冷媒配管、7aは分配器冷媒配管、8Aは冷媒配管7A
に外嵌する分配穴形成体すなわち冷媒分配器の本体で、
その内腔の途中には段部8aが設けられているととも
に、その奥部に気液混合室9が形成されている。10A
は基端外周に鍔10bを有するとともに、内腔断面積が
末端に向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する
円錐オリフィス10aに形成されたオリフィス形成体で
ある。このオリフィス形成体10Aの鍔10bは、その
外周側が管軸末端方向に折り曲げられて短尺の外筒10
cに形成されており、この外筒10cの内周面とオリフ
ィス形成体10Aの本体からなる内筒の外周面との間に
は、気液混合室9を第1気液混合室9aと第2気液混合
室9bとに区画する多数の穴を備えた細粒子手段すなわ
ちかご状の金網12Aの縁部12a(図2)が挟み込ま
れて一体化されている。さらにこの金網12Aと一体化
したオリフィス形成体10Aは、その外筒10cの末端
が分配器冷媒配管7aと共に外側よりかしめ7bられ、
これらオリフィス形成体10A、金網12A、及び分配
器冷媒配管7aが堅固に一体化されている。また、これ
ら堅固に一体化されたオリフィス形成体10A、金網1
2A、及び分配器冷媒配管7aの組立体は、冷媒分配器
本体8Aの内腔内でかしめ7b部が冷媒分配器本体8A
の段部8aに当接して固定され、さらに冷媒分配器本体
8Aと分配器冷媒配管7aとは溶接15によって一体化
されている。13は冷媒分配器本体8に形成した複数の
分配穴で、第2気液混合室9bに連通している。14は
これら分配穴13に挿入された分配管である。
【0018】なお、本冷媒分配器4Aを用いた空気調和
機の冷媒回路の構成および動作は、基本的に前述の従来
例(図5)のものと同じであるため、説明を省略する。
機の冷媒回路の構成および動作は、基本的に前述の従来
例(図5)のものと同じであるため、説明を省略する。
【0019】次に、本実施形態の冷媒分配器の構成部品
の組付手順について図1乃至図3に基づき説明する。ま
ず、図2のようにかご状の金網12Aにオリフィス形成
体10Aの本体部を挿入する。次いで、オリフィス形成
体10Aの鍔10bを折り曲げて外筒10cに形成する
とともに、外筒10cとオリフィス形成体10Aの本体
からなる内筒との間に金網12Aの縁部12aを挟み込
み、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化され
た第1の一体化部品を形成する。
の組付手順について図1乃至図3に基づき説明する。ま
ず、図2のようにかご状の金網12Aにオリフィス形成
体10Aの本体部を挿入する。次いで、オリフィス形成
体10Aの鍔10bを折り曲げて外筒10cに形成する
とともに、外筒10cとオリフィス形成体10Aの本体
からなる内筒との間に金網12Aの縁部12aを挟み込
み、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化され
た第1の一体化部品を形成する。
【0020】次に、図3のように分配器冷媒配管7aに
前記第1の一体化部品を鍔10b側より挿入し、分配器
冷媒配管7aの末端側をかしめ7b、第1の一体化部品
と分配器冷媒配管7aとが一体化された第2の一体化部
品を形成する。
前記第1の一体化部品を鍔10b側より挿入し、分配器
冷媒配管7aの末端側をかしめ7b、第1の一体化部品
と分配器冷媒配管7aとが一体化された第2の一体化部
品を形成する。
【0021】次いで、図1のように冷媒分配器本体8A
に前記第2の一体化部品をそのかしめ7b部が段部8a
に当接するまで挿入した後、分配器冷媒配管7aと冷媒
分配器本体8Aとを溶接15し、第2の一体化部品と冷
媒分配器本体8Aとが一体化された第3の一体化部品
(完成品)を形成する。
に前記第2の一体化部品をそのかしめ7b部が段部8a
に当接するまで挿入した後、分配器冷媒配管7aと冷媒
分配器本体8Aとを溶接15し、第2の一体化部品と冷
媒分配器本体8Aとが一体化された第3の一体化部品
(完成品)を形成する。
【0022】このように、本実施形態の冷媒分配器は、
各構成部品が完成品に至る第1、第2、第3の一体化部
品の段階で、堅固に一体化されていくので、これを空気
調和機の冷媒回路に組み込み使用した際には、冷媒が流
れているときに各部品間での衝突がなくなり、衝突音の
発生を防止することができる。
各構成部品が完成品に至る第1、第2、第3の一体化部
品の段階で、堅固に一体化されていくので、これを空気
調和機の冷媒回路に組み込み使用した際には、冷媒が流
れているときに各部品間での衝突がなくなり、衝突音の
発生を防止することができる。
【0023】実施形態2.図4は本発明の第2の実施形
態に係る冷媒分配器の要部であるオリフィス形成体と細
粒化手段との関係を示す説明図であり、図中、前述の第
1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してあ
る。
態に係る冷媒分配器の要部であるオリフィス形成体と細
粒化手段との関係を示す説明図であり、図中、前述の第
1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してあ
る。
【0024】本実施形態に係る冷媒分配器は、オリフィ
ス形成体10Aの鍔10bにおける外筒10c形成部位
の内周面となる部分と、オリフィス形成体10Aの本体
外周面に、鍔10bを折り曲げた際にそれぞれ管軸方向
で位置が異なるような環状凸部10d,10eを設け、
鍔10bを折り曲げて短尺の外筒10cに形成した際
に、環状凸部10d,10eによって細粒化手段である
かご状の金網12Aの縁部12aがラビリンス状に挟み
込まれて、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体
化されるようにした点が、前述の第1実施形態のものと
異なっており、それ以外の構成は前述の第1実施形態の
ものと同一である。
ス形成体10Aの鍔10bにおける外筒10c形成部位
の内周面となる部分と、オリフィス形成体10Aの本体
外周面に、鍔10bを折り曲げた際にそれぞれ管軸方向
で位置が異なるような環状凸部10d,10eを設け、
鍔10bを折り曲げて短尺の外筒10cに形成した際
に、環状凸部10d,10eによって細粒化手段である
かご状の金網12Aの縁部12aがラビリンス状に挟み
込まれて、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体
化されるようにした点が、前述の第1実施形態のものと
異なっており、それ以外の構成は前述の第1実施形態の
ものと同一である。
【0025】次に、本実施形態の冷媒分配器の構成部品
の組付手順について図4に基づき図1及び図3を参照し
ながら説明する。まず、図4のようにかご状の金網12
Aにオリフィス形成体10Aの本体部を挿入する。次い
で、オリフィス形成体10Aの鍔10bを折り曲げて外
筒10cに形成するとともに、環状凸部10d,10e
によって金網12Aの縁部12aをラビリンス状に挟み
込み、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化さ
れた第1の一体化部品を形成する。
の組付手順について図4に基づき図1及び図3を参照し
ながら説明する。まず、図4のようにかご状の金網12
Aにオリフィス形成体10Aの本体部を挿入する。次い
で、オリフィス形成体10Aの鍔10bを折り曲げて外
筒10cに形成するとともに、環状凸部10d,10e
によって金網12Aの縁部12aをラビリンス状に挟み
込み、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化さ
れた第1の一体化部品を形成する。
【0026】次に、図3のように分配器冷媒配管7aに
前記第1の一体化部品を鍔10b側より挿入し、分配器
冷媒配管7aの末端側をかしめ7b、第1の一体化部品
と分配器冷媒配管7aとが一体化された第2の一体化部
品を形成する。
前記第1の一体化部品を鍔10b側より挿入し、分配器
冷媒配管7aの末端側をかしめ7b、第1の一体化部品
と分配器冷媒配管7aとが一体化された第2の一体化部
品を形成する。
【0027】次いで、図1のように冷媒分配器本体8A
に前記第2の一体化部品をそのかしめ7b部が段部8a
に当接するまで挿入した後、分配器冷媒配管7aと冷媒
分配器本体8Aとを溶接15し、第2の一体化部品と冷
媒分配器本体8Aとが一体化された第3の一体化部品
(完成品)を形成する。
に前記第2の一体化部品をそのかしめ7b部が段部8a
に当接するまで挿入した後、分配器冷媒配管7aと冷媒
分配器本体8Aとを溶接15し、第2の一体化部品と冷
媒分配器本体8Aとが一体化された第3の一体化部品
(完成品)を形成する。
【0028】このように、本実施形態の冷媒分配器にお
いては、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化
された第1の一体化部品の段階で、金網12Aの縁部1
2aがオリフィス形成体10A側の環状凸部10d,1
0eによってラビリンス状に挟み込まれ、より堅固に固
定されるので、これを空気調和機の冷媒回路に組み込み
使用した際には、冷媒が流れているときに各部品間での
衝突を確実に防ぐことができ、衝突音発生防止の信頼性
が高まる。
いては、オリフィス形成体10Aと金網12Aが一体化
された第1の一体化部品の段階で、金網12Aの縁部1
2aがオリフィス形成体10A側の環状凸部10d,1
0eによってラビリンス状に挟み込まれ、より堅固に固
定されるので、これを空気調和機の冷媒回路に組み込み
使用した際には、冷媒が流れているときに各部品間での
衝突を確実に防ぐことができ、衝突音発生防止の信頼性
が高まる。
【0029】なお、前述の各実施形態では細粒子手段と
してかご状の金網を用いたものを例に挙げて説明した
が、これをかご状のパンチングメタルに代えてもよく、
この場合にも前述の各実施形態と同等の作用、効果が期
待できる。
してかご状の金網を用いたものを例に挙げて説明した
が、これをかご状のパンチングメタルに代えてもよく、
この場合にも前述の各実施形態と同等の作用、効果が期
待できる。
【0030】また、前述の各実施形態ではオリフィス形
成体のオリフィス形状を円錐としたものを例に挙げて説
明したが、これに限るものでなく、要するに内腔断面積
が末端に向けて徐々に減少していく形態であればよく、
例えば角錐など、他の形態の採用も可能である。
成体のオリフィス形状を円錐としたものを例に挙げて説
明したが、これに限るものでなく、要するに内腔断面積
が末端に向けて徐々に減少していく形態であればよく、
例えば角錐など、他の形態の採用も可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、オリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、さ
らにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷
媒配管とを一体化したので、摩擦力が高まり、冷媒分配
器の各構成部品を完成品に至る複数段階で、堅固に一体
化することができた。
れば、オリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、さ
らにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷
媒配管とを一体化したので、摩擦力が高まり、冷媒分配
器の各構成部品を完成品に至る複数段階で、堅固に一体
化することができた。
【0032】また、請求項2の発明によれば、オリフィ
ス形成体は、一端側に一体化された短尺の外筒を有する
とともに、内腔断面積が末端に向けて徐々に減少して縮
流冷媒の流れを増速する円錐オリフィスに形成されてな
り、細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からな
り、これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、オリフ
ィス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に細粒化手段の縁部を挾着固
定することで、一体化されてなり、この細粒化手段と一
体化したオリフィス形成体と冷媒配管とは、オリフィス
形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外側よりかしめる
ことで、一体化されてなるように構成したので、摩擦力
が高く、各構成部品を完成品に至る複数段階で、堅固に
一体化できる冷媒分配器を容易に得ることができた。
ス形成体は、一端側に一体化された短尺の外筒を有する
とともに、内腔断面積が末端に向けて徐々に減少して縮
流冷媒の流れを増速する円錐オリフィスに形成されてな
り、細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からな
り、これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、オリフ
ィス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に細粒化手段の縁部を挾着固
定することで、一体化されてなり、この細粒化手段と一
体化したオリフィス形成体と冷媒配管とは、オリフィス
形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外側よりかしめる
ことで、一体化されてなるように構成したので、摩擦力
が高く、各構成部品を完成品に至る複数段階で、堅固に
一体化できる冷媒分配器を容易に得ることができた。
【0033】また、請求項3の発明によれば、オリフィ
ス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周
面に、それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を
設け、これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビ
リンス状に挟み込んで一体化したので、冷媒分配器の各
構成部品を組み付けていく初期の段階からより堅固に一
体化することができた。
ス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周
面に、それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を
設け、これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビ
リンス状に挟み込んで一体化したので、冷媒分配器の各
構成部品を組み付けていく初期の段階からより堅固に一
体化することができた。
【0034】また、請求項4の発明によれば、圧縮機と
凝縮器と減圧装置と蒸発器とを冷媒配管により連結接続
してなる冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設けられ
る冷媒分配器を、冷媒配管内に収容されて冷媒の流れを
増速するオリフィスを有するオリフィス形成体と、オリ
フィスにて増速された液滴を細粒化させる細粒化手段
と、細粒化手段により細粒化された冷媒を分配する分配
穴を有し冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とから構成
し、かつオリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、
さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と
冷媒配管とを一体化したので、冷媒が流れているときに
各部品間での衝突がなくなり、衝突音の発生を防止する
ことができた。
凝縮器と減圧装置と蒸発器とを冷媒配管により連結接続
してなる冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設けられ
る冷媒分配器を、冷媒配管内に収容されて冷媒の流れを
増速するオリフィスを有するオリフィス形成体と、オリ
フィスにて増速された液滴を細粒化させる細粒化手段
と、細粒化手段により細粒化された冷媒を分配する分配
穴を有し冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とから構成
し、かつオリフィス形成体と細粒化手段とを一体化し、
さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と
冷媒配管とを一体化したので、冷媒が流れているときに
各部品間での衝突がなくなり、衝突音の発生を防止する
ことができた。
【0035】また、請求項5の発明によれば、オリフィ
ス形成体は、一端側に一体化された短尺の外筒を有する
とともに、内腔断面積が末端に向けて徐々に減少して縮
流冷媒の流れを増速する円錐オリフィスに形成されてな
り、細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からな
り、これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、オリフ
ィス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に細粒化手段の縁部を挾着固
定することで、一体化されてなり、この細粒化手段と一
体化したオリフィス形成体と冷媒配管とは、オリフィス
形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外側よりかしめる
ことで、一体化されてなるように構成したので、冷媒が
流れているときに各部品間での衝突がなく、衝突音の発
生を防止することができる空気調和機を容易に得ること
ができた。
ス形成体は、一端側に一体化された短尺の外筒を有する
とともに、内腔断面積が末端に向けて徐々に減少して縮
流冷媒の流れを増速する円錐オリフィスに形成されてな
り、細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からな
り、これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、オリフ
ィス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に細粒化手段の縁部を挾着固
定することで、一体化されてなり、この細粒化手段と一
体化したオリフィス形成体と冷媒配管とは、オリフィス
形成体の外筒の末端を冷媒配管と共に外側よりかしめる
ことで、一体化されてなるように構成したので、冷媒が
流れているときに各部品間での衝突がなく、衝突音の発
生を防止することができる空気調和機を容易に得ること
ができた。
【0036】また、請求項6の発明によれば、オリフィ
ス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周
面に、それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を
設け、これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビ
リンス状に挟み込んで一体化したので、冷媒分配器の各
構成部品が堅固に一体化され、冷媒が流れているときに
各部品間での衝突が全くなくなり、衝突音の発生を確実
に防止することができた。
ス形成体の外筒の内周面とオリフィス形成体本体の外周
面に、それぞれ管軸方向で位置を異ならせて環状凸部を
設け、これら環状凸部によって細粒化手段の縁部をラビ
リンス状に挟み込んで一体化したので、冷媒分配器の各
構成部品が堅固に一体化され、冷媒が流れているときに
各部品間での衝突が全くなくなり、衝突音の発生を確実
に防止することができた。
【図1】 本発明の第1実施形態に係る冷媒分配器の組
立体を側方より示す断面図である。
立体を側方より示す断面図である。
【図2】 第1実施形態に係る冷媒分配器の構成部品の
組付手順を示す説明図である。
組付手順を示す説明図である。
【図3】 第1実施形態に係る冷媒分配器の構成部品の
組付手順を示す説明図である。
組付手順を示す説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る冷媒分配器の
要部であるオリフィス形成体と細粒化手段との関係を示
す説明図である。
要部であるオリフィス形成体と細粒化手段との関係を示
す説明図である。
【図5】 空気調和機の一般的な冷媒回路を示す概略構
成図である。
成図である。
【図6】 従来の空気調和機の冷媒分配器を側方より示
す断面図である。
す断面図である。
1 圧縮機、2 室外熱交喚器(凝縮器)、3 減圧用
毛細管(減圧装置)、4,4A 冷媒分配器、5 室内
熱交喚器(蒸発器)、7,7A 冷媒配管、7a 分配
器冷媒配管、7b かしめ、8A 冷媒分配器本体(分
配穴形成体)、10 オリフィス形成体、10a 円錐
オリフィス(オリフィス)、10c 外筒、10d,1
0e 環状凸部、12A かご状の金網(細粒化手
段)、12a金網の縁部(細粒化手段の縁部)、13
分配穴。
毛細管(減圧装置)、4,4A 冷媒分配器、5 室内
熱交喚器(蒸発器)、7,7A 冷媒配管、7a 分配
器冷媒配管、7b かしめ、8A 冷媒分配器本体(分
配穴形成体)、10 オリフィス形成体、10a 円錐
オリフィス(オリフィス)、10c 外筒、10d,1
0e 環状凸部、12A かご状の金網(細粒化手
段)、12a金網の縁部(細粒化手段の縁部)、13
分配穴。
Claims (6)
- 【請求項1】 冷媒回路の減圧装置と蒸発器との間に設
けられ、入口より順に冷媒の流れの方向に冷媒配管と、
前記冷媒配管内に収容されて冷媒の流れを増速するオリ
フィスを有するオリフィス形成体と、前記オリフィスに
て増速された液滴を細粒化させる細粒化手段と、該細粒
化手段により細粒化された冷媒を分配する分配穴を有し
前記冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とを備えた冷媒分
配器において、 前記オリフィス形成体と前記細粒化手段とを一体化し、
さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と
前記冷媒配管とを一体化したことを特徴とする冷媒分配
器。 - 【請求項2】 オリフィス形成体は、一端側に一体化さ
れた短尺の外筒を有するとともに、内腔断面積が末端に
向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐オ
リフィスに形成されてなり、 細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からなり、 これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、該オリフィ
ス形成体の外筒の内周面と該オリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に該細粒化手段の縁部を挾着
固定することで、一体化されてなり、 この細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配
管とは、該オリフィス形成体の外筒の末端を該冷媒配管
と共に外側よりかしめることで、一体化されてなること
を特徴とする請求項1記載の冷媒分配器。 - 【請求項3】 オリフィス形成体の外筒の内周面とオリ
フィス形成体本体の外周面に、それぞれ管軸方向で位置
を異ならせて環状凸部を設け、これら環状凸部によって
細粒化手段の縁部をラビリンス状に挟み込んで一体化し
たことを特徴とする請求項2記載の冷媒分配器。 - 【請求項4】 圧縮機と凝縮器と減圧装置と蒸発器とを
冷媒配管により連結接続してなる冷媒回路の前記減圧装
置と前記蒸発器との間に冷媒分配器を備えた空気調和機
において、 前記冷媒分配器を、 前記冷媒配管内に収容されて冷媒の流れを増速するオリ
フィスを有するオリフィス形成体と、 前記オリフィスにて増速された液滴を細粒化させる細粒
化手段と、 前記細粒化手段により細粒化された冷媒を分配する分配
穴を有し前記冷媒配管に外嵌する分配穴形成体とから構
成し、 かつ前記オリフィス形成体と前記細粒化手段とを一体化
し、さらにこの細粒化手段と一体化したオリフィス形成
体と前記冷媒配管とを一体化してなることを特徴とする
冷媒分配器を用いた空気調和機。 - 【請求項5】 オリフィス形成体は、一端側に一体化さ
れた短尺の外筒を有するとともに、内腔断面積が末端に
向けて徐々に減少して縮流冷媒の流れを増速する円錐オ
リフィスに形成されてなり、 細粒化手段は、多数の穴を有するかご状体からなり、 これらオリフィス形成体と細粒化手段とは、該オリフィ
ス形成体の外筒の内周面と該オリフィス形成体の本体か
らなる内筒の外周面との間に該細粒化手段の縁部を挾着
固定することで、一体化されてなり、 この細粒化手段と一体化したオリフィス形成体と冷媒配
管とは、該オリフィス形成体の外筒の末端を該冷媒配管
と共に外側よりかしめることで、一体化されてなること
を特徴とする請求項4記載の冷媒分配器を用いた空気調
和機。 - 【請求項6】 オリフィス形成体の外筒の内周面とオリ
フィス形成体本体の外周面に、それぞれ管軸方向で位置
を異ならせて環状凸部を設け、これら環状凸部によって
細粒化手段の縁部をラビリンス状に挟み込んで一体化し
たことを特徴とする請求項5記載の冷媒分配器を用いた
空気調和機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090866A JP2003287320A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷媒分配器およびそれを用いた空気調和機 |
ES02254634T ES2300422T3 (es) | 2002-03-28 | 2002-07-02 | Distribuidor de refrigerante y acondicionador de aire que utiliza el mismo. |
EP02254634A EP1348921B1 (en) | 2002-03-28 | 2002-07-02 | Refrigerant distributor and air conditioner using the same |
AU2002300117A AU2002300117B2 (en) | 2002-03-28 | 2002-07-11 | Refrigerant distributor and air conditioner using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090866A JP2003287320A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷媒分配器およびそれを用いた空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287320A true JP2003287320A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=27800504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090866A Pending JP2003287320A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 冷媒分配器およびそれを用いた空気調和機 |
Country Status (4)
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---|---|
EP (1) | EP1348921B1 (ja) |
JP (1) | JP2003287320A (ja) |
AU (1) | AU2002300117B2 (ja) |
ES (1) | ES2300422T3 (ja) |
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KR20230060152A (ko) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | (주)중원냉열 | 원형관을 이용하여 구성된 냉매 분배장치 |
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US7849700B2 (en) | 2004-05-12 | 2010-12-14 | Electro Industries, Inc. | Heat pump with forced air heating regulated by withdrawal of heat to a radiant heating system |
AU2012202150B1 (en) | 2012-04-13 | 2013-07-11 | Process Development Centre Pty Ltd. | A flow distributor |
CN104776653B (zh) * | 2014-01-13 | 2017-06-06 | 广东美的制冷设备有限公司 | 用于空调器的分配器及具有其的分配器组件 |
WO2016113901A1 (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-21 | 三菱電機株式会社 | 分配器及び冷凍サイクル装置 |
FR3139035B1 (fr) * | 2022-08-29 | 2024-09-27 | Valeo Systemes Thermiques | Distributeur de fluide caloporteur pour un circuit de refroidissement et procede de fabrication |
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JPH0781761B2 (ja) * | 1988-07-05 | 1995-09-06 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の分配器 |
JP3158024B2 (ja) | 1995-11-14 | 2001-04-23 | 宮川工業株式会社 | ディストリビュ−タ−及びディストリビュ−タ−の接続方法 |
JPH10253196A (ja) | 1997-03-12 | 1998-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機の冷媒分配器 |
JP2002523702A (ja) * | 1998-08-25 | 2002-07-30 | イートン エアロクウィップ インコーポレイテッド | 多岐管アセンブリ |
JP2000081256A (ja) * | 1998-09-04 | 2000-03-21 | Daikin Ind Ltd | 分流器およびそれを備えた熱交換器 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090866A patent/JP2003287320A/ja active Pending
- 2002-07-02 EP EP02254634A patent/EP1348921B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-02 ES ES02254634T patent/ES2300422T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-07-11 AU AU2002300117A patent/AU2002300117B2/en not_active Ceased
Cited By (3)
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JP2012093091A (ja) * | 2012-02-17 | 2012-05-17 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器及び冷凍空調装置 |
KR20230060152A (ko) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | (주)중원냉열 | 원형관을 이용하여 구성된 냉매 분배장치 |
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