JP2003286342A - 過分枝シラン官能性ポリアミドウレタン、その使用、これで表面コーテイングされた装置及びこの装置の使用 - Google Patents

過分枝シラン官能性ポリアミドウレタン、その使用、これで表面コーテイングされた装置及びこの装置の使用

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JP2003286342A
JP2003286342A JP2002344496A JP2002344496A JP2003286342A JP 2003286342 A JP2003286342 A JP 2003286342A JP 2002344496 A JP2002344496 A JP 2002344496A JP 2002344496 A JP2002344496 A JP 2002344496A JP 2003286342 A JP2003286342 A JP 2003286342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シラン基を含有するポリマー、その使用及び
これでコーテイングされた装置及びその使用。 【解決手段】 シラン基を含有するポリマーは、A)少
なくとも2個のアミノ基及び1個のカルボキシル基を有
するアミノ酸1種以上及び/又はそれらのラクタム40
〜100質量部、B)1個のアミノ基及び1個のカルボ
キシル基を有するアミノ酸1種以上及び/又はそれらの
ラクタム0〜60質量部及びC)式:HN−R−NH
(I)のジアミン0〜60質量部の溶融縮合及び引き
続くこの溶融縮合生成物と式:O=C=N-CH-CH
-CH-Si)OR4)(III)のイソシアナトシラ
ン1〜20質量%(溶融縮合生成物に対して)との反応
により得ることのできる、過分枝シラン官能性ポリアミ
ドウレタンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シラン基を有する
ポリマー及びその使用並びにこれでコーテイングされた
装置及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】バイオ-又はケモ-センサーは、例えば、
識別要素(recognition element)及び電気又は光信号ト
ランスジューサーからなっている。バイオ-又はケモセ
ンサーを用いて、分析質の存在を定性的又は定量的に検
査することが可能である。このセンサーの機能原理は、
認識要素と検査すべき分析質との間の認識反応に基づい
ている。認識反応の例は、錯体へのリガンドの結合、イ
オンの封鎖、(生物学的)レセプター、膜レセプター又
はイオンチャンネルへのリガンドの結合、抗体への抗原
又はハプテンの結合、酵素への基質の結合、特定の蛋白
質へのDNA又はRNAの結合、その標的へのアプタマ
ー(aptamers)又は”スピーゲルマー(spiegelmers)”の
結合、DNA/RNA/PNA又は他の核酸類縁体のハイ
ブリダイゼーシヨン又は酵素による基質の処理である。
認識要素は、例えば信号トランスジューサーの表面上で
共有的に又は非共有的に固定される。分析質の例は、D
NA、RNA、PNA、核酸類縁体、酵素基質、ペプチ
ド、蛋白質、潜在的作用物質、医薬品、細胞、ウイルス
である。認識要素の例は、DNA、RNA、PNA、核
酸類縁体、アプタマー、シュピーゲルマー、ペプチド、
蛋白質、金属/金属イオンの封鎖剤、シクロデキストリ
ン、クラウンエーテル、抗体又はそのフラグメント、ア
ンチカリン(anticalines)、酵素、レセプター、膜レセ
プター、イオンチャンネル、細胞付着蛋白質、ガングリ
オシド(gangliosides)、単糖類又は少糖類である。
【0003】バイオ-又はケモセンサーは、環境分析、
食品工業、ヒト診断学又は獣医診断学、作物保護及び生
化学的研究において、分析質を定性的及び/又は定量的
に測定するために使用することができる。種々のデテク
タ要素(detector elements)が空間的に相互に分離され
て、信号トランスジューサーの表面に結合されると、研
究されるべき試料との多くの認識反応を同時に分析する
ことができる。これは、例えば、いわゆるDNAアレー
中で実現され、ここでは、種々のDNA配列(例えばオ
リゴヌクレオチド又はcDNAs)が固体基材(例えば
ガラス)上に固定される。このようなDNAアレーは、
光学的又は電気的方法で読みとることができ、これは、
ウイルス又は細菌核酸の実験プロファイリング、シーケ
ンシング、検出で、遺伝子型分析法等で使用される。
【0004】バイオ-又はケモセンサーの認識反応は、
例えば、光学的、電気的、機械的及び/又は磁気的検査
法を用いて検査することができ、ここでは、生物学的認
識分子が誘電表面(dielectric surface)上に固定され
る。
【0005】光学的検査法は、例えば誘電表面上の蛍光
でラベルされた生体分子の検出に基づいている。この場
合には、蛍光を、平らな光導波路 (Duveneck et. al.,
US5959292(1999) )、界面での全反射(Katerkamp DE
19628002 )又は光ファイバーの表面上での全反射(Hirs
chfeld US 4447546)を用いて励起させることができる。
導波路上に固定されているデテクタ分子への標的分子の
結合は、ラベリングなしでも光屈折率の変化を用いて検
出することができる:格子カップラー:Tiefenthaler e
t. al., US 4815843, Kunz, US 5442169 、干渉計:St
amm et al.,Sens. & Act. B 11,177(1993), Schipper e
t al., Anal. Chem. 70( 6), 1192(1993) 、共鳴ミラ
ー:Crush et al., Biosensors & Bioelectronics 8, 3
47 (1993)、多層格子共鳴:Yang et al., Realtime mon
itoring of small molecule -protein interaction by
a Multilayered Grating Resonance (MGR) Biosensor,B
iosensors 2000, San Diego (2000)を用いて検査するこ
とができる。誘電膜上の干渉が用いられる検査もラベリ
ングなしで実施される:反射光測定干渉スペクトル分
析:Gauglitz et al., Sens & Act. B 11, 21( 1993)又
は偏光解析法:Striebel et al., Biosens. & Bioelect
r. 9, 139( 1994)。選択的な1方法は、偏光解析法で評
価される酵素誘導膜形成:Jonison, Clin. Chem. 47,18
94( 2001)である。
【0006】新規群の電気的バイオセンサーは、金属粒
子、例えばナノ粒子によりラベルされている分析質の検
査に基づいている。検査のために、これらの粒子を自己
金属組織学的沈殿によりそれらがマイクロ構造回路を短
絡するまで拡大させる。これは、単純な直流抵抗測定に
より開示される。これに関する基本特許は、Molecular
Circuitry Inc. (MIC) ,King of Prussia ,PA. USA (US
4794089; US 5137829; US 5284748 )により得られてい
る。直流抵抗測定による核酸の検査は、最近開示された
(Moeller et al., Langmuir 2001) 。この場合には、
アルキルシランを用いてデテクタDNAが固定された。
現在までのところ、直流抵抗測定による、その配列中の
1個のみの塩基で異なっているDNA配列の区別に関す
る報告は存在しない。しかしながら、光学的手段を用い
て金-ラベルされたDNAデテクタ試料による、その配
列中の1個のみの塩基で異なっているDNA配列の区別
が、最近報告された(Taton et al., Science 2000, 28
9,1757-1760) 。
【0007】電子的トランスジューサーとして電界効果
型トランジスターを、例えば酵素反応のために使用する
ことができる(Zayats et al., Biosens. & Bioelectro
n. 15, 671 (2000) )。
【0008】機械的トランスジューサーとして、共鳴振
動数が質量ビルドアップ(mass buildup)により変えら
れる振動クオーツが記載されている(Steinem et al.,
Biosens & Bioelectronics 12, 787 (1997)。選択的機
械トランスジューサー(alternative mechanical trans
ducer)中で、標的吸着により変性される表面波は内部デ
イジタル構造内で励起される:Howe et al., Biosens.
& Bioelecton. 15, 641(2000)。
【0009】標的分子(target molecule)が磁気ビーズ
でラベルされると、認識反応は、相応する抵抗器のジャ
イアント磁気共鳴(GMR)上へのビーズの磁気効果に
より検出することができる:Baselt et al., Biosens.
& Bioelecton. 13, 731 (1998)。
【0010】デテクタ要素(detector elements)は、信
号トランスジューサーの表面に共有的又は非共有的に結
合されうる。センサー表面上での認識要素、例えばDN
Aの共有結合固定は、非共有結合に比べて結合の安定
性、再現性及び特異性に関して決定的な利点を有する。
DNA-コーテイングされた表面を製造するための方法
の概要は、S. L. Beaucage, Curr. Med. 2001, 8, 1213
-1244に挙げられている。
【0011】非共有結合の例は、その上にポリリシンが
予め吸着されているガラス表面上でのcDNAのスポッ
テイングである。この方法は、DNAマイクロアレーの
製造において非常に汎用されている。シラン、例えばア
ミノアルキルシランを用いる表面の官能化の際に、アミ
ノ基の単層をこのセンサー表面へ共有的に施与すること
ができる。このアミノ基を、二官能性リンカーにより活
性化することができ、次いで、これに例えばアミノ修飾
されたDNAが共有結合されうる。このDNAを適当に
活性化することもでき、引き続き、アミノアルキル基で
官能化されている表面に結合させることができる。この
方法は、例えばB. Joos, H. Kuster, R.Core, Anal. Bi
ochem. 1997, 247, 96-101 に記載されている。しかし
ながら、このような方法の欠点は、達成可能な最大DN
A密度が利用可能な単層によって限定される事実であ
る。単層で可能であるよりも著しく高い単位面積当たり
のデテクタ要素の数を固定化することを可能にするよう
な表面の官能化法が必要になっている。デテクタ要素の
高密度により、センサーの信号/ノイズ-比並びに動的範
囲が改善される。記載の問題の可能な1解決法は、複数
工程よりなる合成時のデンドリマー類似構造の形成であ
る。この方法は、例えば M. Beier, J. Hoheisel, Nuc
l. Acids Res. 1999, 27, 1970-1977に記載されてい
る。他の提案解決法は、例えばチオール-カルボン酸で
の金表面のコーテイングであり、これは引き続き活性化
され、かつ水溶液中でポリ-L-リシンと共有結合される
(Frey, B. L., Corn, R. M. Anal. Chem. 1996, 68, 3
187)。ガラス表面を、ポリアクリルアミドゲルの1層で
コーテイングすることができる。このポリマーの遊離ア
ミド基を、ヒドラジン(これは、生じる酸ヒドラジド基
上へのアミノ修飾された生体分子の固定を可能とする)
と反応させることができる。この方法は、例えば Khrap
ko K. R. et al., FEBS Lett. 1989, 256, 118 及び Kh
rapko K. R. et al.,DNASequence 1991, 1, 375 に記載
されている。バイオチップ表面上でのポリアクリルアミ
ドゲルの製造の前に、アクリルアミド基をこの表面に適
当な官能性シランを介して結合させることができる。ア
クリルアミド-シラン化ガラス基材上でのN,N-メチレ
ン-ビス-アクリルアミド及び過硫酸アンモニウムの存在
下におけるN,N−ジメチルアクリルアミド及びN-
(5,6-ジ-O-イソプロピリデン)ヘキシルアクリルア
ミドの共重合は、保護基の除去の後にアルデヒド-官能
化されたゲルをもたらし、これは、アミノ官能化デテク
タ要素と反応することができる(Timofeev, E. N., Koc
hetskova, S. V., Mirzabekov, A. D., Florentiev, V.
L., Nucl. Acids Res. 1996, 24, 3142) 。1反応工程
で生体官能化のために好適なポリマーを用いてセンサー
表面を共有的にコーテイングすることを可能とする簡単
な方法は未だに記載されていない。
【0012】Hoffmann-La Roche 社の特許出願EP 0
596421 A1は、一般式(R1R2R3)Si-
X-Yのシラン及び光学的バイオセンサーを製造するた
めのその使用を記載している。請求項3は、オリゴビニ
ルアルコール、オリゴアクリル酸、オリゴアクリル酸誘
導体、オリゴエチレングリコール又は多糖類の群からの
ポリマーとしてのYを記載している。シリル化されたポ
リアミン、例えばポリリシン及び電気的バイオセンサー
を製造するためのその使用に関しては言及されていな
い。EP 0596421出願は取り下げられた。後に
Hoffmann-La Roche社は、後に、欧州特許出願EP 0
653429 A1を出願し、ここでは、もはやポリマ
ーは言及されていない。
【0013】過分枝(hyperbranched)コポリアミドは、
例えばL-リシン及びε-カプロラクタムの反応により製
造されている(WO 00/68298)。このような
分枝コポリアミドは、熱可塑性物質の特性を改善するた
めに使用されている。このポリマーの引き続くシリル化
は実施されていない。
【0014】L-リシンのシリル化は、Beauregard, G.
P. et al., J. Appl. Polym. Sci.2001, 79, 2264−227
1に記載されている。このシリル化は、ビス(トリメチ
ルシリル)アセタミドを用いて実施されており、これ
は、有機溶剤中のポリマーの溶解性を改善させた。トリ
メチルシリル基は、酸化物表面での共有的コーテイング
を可能とするためには好適ではない。pH-敏感な薬剤
放出系の開発との関連において、WO 00/7516
4は、3-アミノプロピルトリエトキシシランを用いる
ポリリシンのシリル化を記載している。このシリル化の
際に、ポリリシンのε-アミノ基へのシランの直接結合
が起こり、シラザンが形成されるので、この方法で製造
されたポリマーを、表面の共有結合コーテイングのため
に使用することはできない。
【0015】
【特許文献1】US 5959292
【特許文献2】DE 19628002
【特許文献3】US 4447546
【特許文献4】US 4815843
【特許文献5】US 5442169
【特許文献6】US 4794089
【特許文献7】US 5137827
【特許文献8】US 5284748
【特許文献9】EP 0596421
【特許文献10】EP 0653429 A1
【特許文献11】WO 00/68298
【特許文献12】WO 00/75164
【非特許文献1】Stamm et al., Sens. & Act. B 11,17
7(1993)
【非特許文献2】Schipper et al., Anal. Chem. 70(
6), 1192( 1993)
【非特許文献3】Crush et al., Biosensors & Bioelec
tronics 8, 347 (1993)
【非特許文献4】Yang et al., Realtime monitoring o
f small molecule-protein interactionby a Multilaye
red Grating Resonance (MGR) Biosensor, Biosensors
2000, San Diego (2000)
【非特許文献5】Gauglitz et al., Sens & Act. B 11,
21( 1993)
【非特許文献6】Striebel et al., Biosens. & Bioele
ctr. 9, 139( 1994)
【非特許文献7】Jonison, Clin. Chem. 47,1894( 200
1)
【非特許文献8】Moeller et al., Langmuir (2001)
【非特許文献9】Taton et al., Science 2000, 289,17
57-1760
【非特許文献10】Zayats et al., Biosens. & Bioele
ctron. 15, 671(2000)
【非特許文献11】Steinem et al., Biosens & Bioele
ctronics 12, 787(1997)
【非特許文献12】Howe et al., Biosens. & Bioelect
on. 15, 641 (2000)
【非特許文献13】Baselt et al., Biosens. & Bioele
cton. 13, 731 (1998)
【非特許文献14】S. L. Beaucage, Curr. Med. 2001,
8, 1213-1244
【非特許文献15】B. Joos, H. Kuster, R. Core, Ana
l. Biochem. 1997, 247, 96-101
【非特許文献16】M.Beier ,J. Hoheisel, Nucl. Acid
s Res. 1999, 27, 1970-1977
【非特許文献17】Frey, B. L., Corn, R. M. Anal. C
hem. 1996, 68, 3187
【非特許文献18】Khrapko K. R. et al., FEBS Lett.
1989, 256, 118
【非特許文献19】Khrapko K. R. et al.,DNA Sequenc
e 1991, 1, 375
【非特許文献20】Timofeev, E. N., Kochetskova, S.
V., Mirzabekov, A. D., Florentiev, V.L., Nucl. Ac
ids Res. 1996, 24, 3142
【非特許文献21】Beauregard, G. P. et al., J. App
l. Polym. Sci. 2001, 79, 2264−2271
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの課題
は、デテクタ要素、例えば核酸の結合を許容するように
バイオセンサーの表面を修飾する(コーテイングする)
ことである。例えばガラス又は二酸化珪素より成る平ら
な表面上への核酸の特異的な共有結合を可能にする方法
が提供されるべきである。このデテクタ要素は、特に構
造化されていない又は後に構造化される表面上の核酸標
的の電気的検出を可能にする様に結合されているべきで
ある。特に、デテクタ核酸の特異的結合に基づいている
核酸標的の電気的検出は、その配列中の1個のみの塩基
で異なっている核酸標的配列の区別を可能にする様に選
択的に行われるべきである。更に、センサー表面のコー
テイングのために提供されるべき物質は、次の厳しい要
件を満足すべきである:・ このコーテイング法はでき
るだけ簡単であるべき、即ちできるだけ少ない工程より
成るべきである。理想的な場合は、このコーテイング法
は、1工程のみより成っているべきである、 ・ 認識要素の固定化は、認識反応の条件下に安定であ
るべきである、 ・ 認識要素の機能性は固定化の後にもなお存在すべき
である、 ・ 特異的認識反応のみが信号トランスジューサーによ
り検出されるために、信号トランスジューサー表面への
非特異的な種類の結合は抑制されるべきである、 ・ 認識反応の高い信号/ノイズ-比及び高い選択性を達
成するために、従来技術水準により、単層よりも大きい
結合認識要素の表面密度を達成することが必要である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、有利に160
〜260℃の温度で、燐含有触媒の存在又は不存在下
に、有利に亜リン酸トリフェニル0.1〜1質量部の存
在下に、 A)少なくとも2個のアミノ基及び1個のカルボキシル
基を有するアミノ酸1種以上及び/又はそれらのラクタ
ム、例えばL-リシン、D-リシン、L-アミノ-ε-カプ
ロラクタム、α−D-アミノ-ε-カプロラクタム、3,5
-ジアミノ安息香酸、2,4-ジアミノ安息香酸又はこれ
らモノマーの混合物、有利にL-リシン 40〜100
質量部、有利に60〜90質量部 B)1個のアミノ基及び1個のカルボキシル基を有する
アミノ酸1種以上及び/又はそれらのラクタム、例えば
ε-カプロラクタム、ラウリンラクタム、6-アミノカプ
ロン酸、11-アミノウンデカン酸又はこれらの混合
物、有利にε-カプロラクタム 0〜60質量部、有利
に5〜20質量部 及び C)式(I): HN-R-NH (I) [式中、RはC〜C36-アルキレン又はシクロアル
キレン基、C〜C20-アルキレンアリーレン基又は
式(II): -R1(-X-CH-C(R2)H-)-X-R1- (II) (ここで、R1はエチレン、プロピレン又はブチレン基
であり、R2はメチル基又は水素原子、有利に水素原子
であり、Xは酸素原子又はNH基であり、nは1〜10
0の整数である)の基を表す]のジアミン、特に有利に
1,6-ジアミノヘキサン、IPDA又はビス(4-アミ
ノシクロヘキシル)メタン 0〜60質量部、有利に5
〜20質量部の溶融縮合及び引き続くこのA及び場合に
よりB及び/又はCからの溶融縮合生成物と、有利に0
〜100℃の温度で、式(II): O=C=N-CH-CH-CH-Si(OR4) (III) [式中、R4はC〜C-アルキル基又はメトキシエ
チル基を表す]のイソシアナトシラン 1〜20質量
%、有利に5〜15質量%(溶融縮合生成物に対して)
との反応(ここで、溶融縮合生成物及び/又はイソシア
ナトシランは双極性-中性溶剤、例えばDMF、DM
A、NMP又はDMSO中に予め溶解されていてよい)
により得ることのできる、過分枝シラン官能性ポリアミ
ドウレタンに関する。
【0018】本発明による過分枝シラン官能性ポリアミ
ドウレタンは、表面、殊に電気又は光信号トランスジュ
ーサー用のセンサー表面として使用されるような酸化物
表面のコーテイングのために好適である。ポリマーでの
センサー表面のこのコーテイングは、1反応工程で実施
される。
【0019】本発明は、本発明によるポリアミドウレタ
ンでコーテイングされた表面少なくとも1個を有する装
置、信号トランスジューサー、特に例えばこのポリマー
のコーテイングを有する電気、光、磁気及び/又は機械
信号トランスジューサーにも関する。このポリマーでコ
ーテイングされた表面に、生物学的、化学的又は生化学
的認識要素、例えばDNA、RNA、アプタマー、レセ
プター等が結合される。(生体)官能化表面は、センサ
ー技術で使用され、これらはバイオ-又はケモセンサ
ー、例えば電気的又は工学的方法の使用により読みとる
ことのできるバイオチップとしての主要構成部分であ
る。このポリマーでコーテイングされた酸化物表面は、
特にデテクタ核酸をこの表面上に共有的に固定するため
に好適である。このようにして固定されたいわゆるデテ
クタ核酸は、特にその配列中の1個のみの塩基で異なっ
ているような標的核酸の間の電気的検査による区別のた
めに好適である。
【0020】成分Aの2個のアミノ酸基の1個又は双方
をこの溶融縮合の間にアミン形成下に反応させることが
でき、結果として過分枝ポリアミドが生じ、その過剰の
アミノ基のいくつかはイソシアナトシランと反応して尿
素基を形成する。式(IV)は、例えば本発明によるシ
ラン官能性ポリアミドウレタンの可能な単位の一つを示
している(*はポリマーの連続を表す):
【0021】
【化1】
【0022】このポリマーのアミノ基は、このポリマー
上へ認識要素を、直接又は架橋剤の援助下に共有的に、
配位結合で又は他の化学結合を介して結合するために好
適である。この認識要素の直接結合は、センサー表面が
ポリマーでコーテイングされる前又は後に実施すること
ができる。架橋剤としては、先行文献により公知の全て
のホモ-又はヘテロ二官能性アミノ基反応性化合物、例
えばビス-イソチオシアネート、ビス-イソシアネート、
ビス-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル、ビス-ス
ルホ-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル、ビス-イ
ミド酸エステル等を使用することができる。
【0023】本発明による過分枝シラン官能性ポリアミ
ドウレタンは、センサー表面のコーテイングのための先
行文献に公知の化合物に比べて優れた次の利点を有す
る: ・ シラン官能性ポリアミドウレタンでのセンサー表面
のコーテイングは、単一の反応工程で実施される。
【0024】・ センサー表面のシラン官能性ポリアミ
ドウレタンでのコーテイング及び引き続くデテクタ要
素、例えば核酸の結合により、デテクタ要素の特に高い
密度が達成される。
【0025】・ センサー表面のシラン官能性ポリアミ
ドウレタンでのコーテイング及び引き続く核酸の共有結
合により達成されるデテクタ要素の高い密度は、直流抵
抗測定により、その配列に関して1個のみの塩基で異な
っているような核酸標的を区別することを可能にする。
【0026】・ α−アミノ酸のみを含有する純粋なポ
リリシンとは対照的に、過分枝ポリアミドは有機溶剤中
に可溶であり、従って、例えばイソシアナトシランを用
いるこの誘導体形成がはじめて可能になる。
【0027】・ シラン官能性ポリアミドウレタンは、
有機溶剤から適用することができ、これは、取り扱いを
容易にする。特定のシラン官能基、例えばトリアルコキ
シシラン官能基は、有機溶剤中でのみ安定であるので、
この溶解特性も利点である。これとは対照的に、ポリ-
L-リシンは塩の形でのみ水溶性であり、これがイソシ
アナトシランでの誘導体形成を不可能にする。従って、
これは、表面に静電気的に係留することができるだけで
ある。
【0028】・ シラン官能性の過分枝ポリアミドウレ
タンは、デンドリマーとは対照的に、1ポット反応で2
工程で、重縮合及び引き続くイソシアナトシランとの反
応により製造することができる。この構造単位は、工業
的に容易に利用可能である。生体高分子とは対照的に、
適当な構造単位選択により、その特性を簡単に変えるこ
とができる。
【0029】・ 多糖類と比べて、ポリアミドは、多く
の1級アミノ基が引き続く化学のための反応性結合点と
して利用される利点を有する。容易に利用可能な特有の
アミノ官能性多糖類であるキトサンは、有機溶剤中に殆
ど溶けないので、ポリ-L-リシンの場合と類似の欠点が
生じる。シラン官能性過分枝ポリアミドウレタンを用い
ると、構造単位選択により、アミノ基の密度をコントロ
ールされた方法で調節することができる。多糖類は、O
H基に関して過官能化されており、この際、これらOH
基は、シラン化の後にゆっくりエステル化してトリアル
コキシ基を形成することができ、これにより、不所望の
架橋が起こりうる。引き続く化学のために、OH基はア
ミノ基よりも好適性が低い。シランの場合には、Si-
O-結合がSi-N-結合よりも安定であるので、過剰の
アミノ基を有するシラン化されたポリアミドウレタン
は、比較的貯蔵安定である。更に、このアミド基は、酸
化物表面への付着を、特別安定な水素架橋結合により援
助し、このことは多糖類よりも優れた利点である。
【0030】・ ポリマーそれ自体は、単一分子シラン
化試薬よりも、多官能性の利点を有し、これにより下地
面への付着並びに更なる生体分子の結合も、エントロピ
イの理由で直接的に優れている。
【0031】
【実施例】次に添付図面及び実施例につき本発明を詳述
する。
【0032】図1:直流抵抗測定部を備えたバイオセン
サーの構造を示す図。
【0033】例1:シラン官能性ポリアミドウレタンの
製造 L-リシン200g、ε-カプロラクタム50g、1,6-
ジアミノヘキサン50g及びTPP 0.5gを、24
0℃で反応させ、この際、水を留去した。生じるポリア
ミドを、NMPで8:1の割合で希釈した。ポリマー9
gを、シラン化のためにN雰囲気中、RT(室温=約
20℃)で、トリエトキシシリルプロピルイソシアネー
ト0.1gと2時間反応させた;この際、シランはウレ
タン基を介してポリアミドのアミノ基と反応した。
【0034】例2:シラン官能性ポリアミドウレタンで
の表面のコーテイング ガラス又は酸化された珪素の構造化された又は構造化さ
れていないチップを、アルゴン-誘導プラズマで標準圧
下に30分間処理し、引き続き、80℃で5分間加熱し
た。アセトン/DMF/水の混合物(量比7.5:2:0.
5v/v/v)中のシラン官能性ポリアミドウレタンの1
%濃度溶液をRTで精製チップと共に15分間インキュ
ベートした。この官能化の後に、表面をアセトンで洗浄
し、かつ引き続き110℃で45分間乾燥させた。
【0035】例3:官能化された表面へのデテクタ核酸
の結合 デテクタDNA A(5’-アミノ-TTT TTT T
TT CCA TTGAC ATA ACC)及びデ
テクタDNA G(5’-アミノ-TTT TTT TT
T CCA TT GAC ATA ACC)をリン
酸塩緩衝液(pH7.2)中に溶解させ、それぞれビス-
スルホ-スクシンイミジルスベラート(BS3)0.1M
と共にRTで10分間インキュベートした。リン酸塩緩
衝液での希釈によりこの反応を停止させた。デテクタD
NA類をNAP-10カラム(Pharmacia)上でのクロマ
トグラフィにより精製した。この精製されたデテクタD
NA類を例えば25μlの量でシラン化された表面上に
施与し、かつRTで一晩インキュベートした。生じたD
NAチップを1%濃度の水酸化ナトリウムで、かつ水で
洗浄し、引き続きRTで乾燥させた。0.1Mリン酸塩
緩衝液(pH7.2)中のBS3の0.4mg/mlと一
緒のインキュベートにより、チップ表面上の未反応のア
ミノ基をブロックした。
【0036】例4:DNAハイブリダイゼーシヨン反応
及び金-ラベリングの実施 次いで、ポリマー及びデテクタDNAでコーテイングさ
れ、構造化された又は構造化されていない表面上でハイ
ブリダイゼーシヨン反応を実施し;この際、全ての可能
な4組み合わせを調査した:デテクタDNA A+標的
DNA T(5’-ビオチン-ATT CCC GGT
TAT GTC AA TGG GTG CAT)、
デテクタDNA A+標的DNA C(5’-ビオチン-
ATTCCC GGT TAT GTC AA TG
G GTG CAT)、デテクタDNA G+標的DN
A C及びデテクタG+標的DNA T(AT/AC/
GC/GTと略記する)。この最後にトリス緩衝液(p
H7.2)中の相応する標的DNAの10〜7M溶液を
このチップと共に42℃で3時間インキュベートした。
次いで、トリス緩衝液で洗浄を行った。このハイブリダ
イズされた標的DNA類を、RTでストレプトアビジン
-金(金粒子の直径25nm、Aurion社、オランダ)の
溶液と共にRTで1時間インキュベートした。チップを
水で洗浄し、引き続きRTで乾燥させた。金-ラベルさ
れた核酸を、Biocell社からのエンハンサー溶液
(Biocell L 15) で15分間3回処理し、引き続き乾燥
させた。
【0037】例5:金ラベルされた核酸標的の直流抵抗
測定 エンハンサー処理されたチップ表面の直流抵抗測定を、
外部適用金電極の間又は蒸着コーテイングされた金電極
(構造化された表面)の間で実施することができる。外
部適用された電極の間の直流抵抗測定は、マッチング組
み合わせGCとATの場合には、80μmの間隔で抵抗
<150kΩが測定され、組み合わせGTとACでは、
10μmの間隔で抵抗>100MΩすら示した。蒸着コ
ーテイングされた電極の間の直流抵抗測定では、20μ
mの電極間隔で、GCとATとの組み合わせの場合には
<5kΩの抵抗が測定されたが、ACとGTの組み合わせ
の場合には、電極間隔10μmに低下させても>100
MΩの抵抗が測定された。
【図面の簡単な説明】
【図1】直流抵抗測定部を備えたバイオセンサーの構造
を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/53 G01N 37/00 102 37/00 102 C12N 15/00 F (72)発明者 エドガー ディーセル ドイツ連邦共和国 ケルン ヴォルフスカ ウル 3 (72)発明者 イングマー ドルン ドイツ連邦共和国 ケルン ノルトシュト ラーセ 49 (72)発明者 ブルクハルト ケーラー ドイツ連邦共和国 レーフエルクーゼン ヴィースドルファー プラッツ 10 Fターム(参考) 4B024 AA11 CA01 CA09 CA11 HA12 4B029 AA07 BB20 FA12 4J001 DA01 DB04 EB25 EC05 EC06 EC07 EC08 EC09 EC10 EC13 EC25 GE02 GE07 JA17 4J038 DG061 DG081 DG181 DG291

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)少なくとも2個のアミノ基及び1個の
    カルボキシル基を有するアミノ酸1種以上及び/又はそ
    れらのラクタム 40〜100質量部 B)1個のアミノ基及び1個のカルボキシル基を有する
    アミノ酸1種以上及び/又はそれらのラクタム 0〜
    60質量部 及び C)式(I): HN-R-NH (I) [式中、RはC〜C36-アルキレン又はシクロアル
    キレン基、C〜C20-アルキレンアリーレン基又は
    式(II): -R1(-X-CH-C(R2)H-)-X-R1- (II) (ここで、R1はエチレン、プロピレン又はブチレン基
    であり、R2はメチル基又は水素原子であり、Xは酸素
    原子又はNH基であり、nは1〜100の整数である)
    の基を表す]のジアミン 0〜60質量部の溶融縮合
    及び引き続くこの溶融縮合生成物と式(III): O=C=N-CH-CH-CH-Si(OR4) (III) [式中、R4はC〜C-アルキル基又はメトキシエ
    チル基を表す]のイソシアナトシラン 1〜20質量%
    (溶融縮合生成物に対して)との反応により得られる、
    過分枝シラン官能性ポリアミドウレタン。
  2. 【請求項2】 表面のコーテイングのための、請求項1
    に記載のポリアミドウレタンの使用。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のポリアミドウレタンで
    コーテイングされた表面少なくとも1つを有する装置。
  4. 【請求項4】 装置は、信号トランスジューサー、特に
    光、電気、機械及び/又は磁気信号トランスジューサー
    である、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 1種以上のデテクタ核酸及び/又は1種
    以上の抗体がこのポリアミドウレタンに共有結合されて
    いることを特徴とする、請求項3又は4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 1種以上のデテクタ核酸がポリアミドウ
    レタンに結合されている、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 装置は、アレー、殊にDNAアレー又は
    蛋白質アレーである、請求項3に記載の装置。
  8. 【請求項8】 その配列中の1個の塩基のみで異なって
    いる核酸の区別のための、請求項6に記載の装置の使
    用。
  9. 【請求項9】 核酸の区別を直流抵抗測定により実施す
    る、請求項8に記載の使用。
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