JP2003285356A - バルブゲート装置 - Google Patents

バルブゲート装置

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JP2003285356A
JP2003285356A JP2002094638A JP2002094638A JP2003285356A JP 2003285356 A JP2003285356 A JP 2003285356A JP 2002094638 A JP2002094638 A JP 2002094638A JP 2002094638 A JP2002094638 A JP 2002094638A JP 2003285356 A JP2003285356 A JP 2003285356A
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nozzle
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nozzles
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Shinichi Komiyama
伸一 小宮山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の樹脂から成る成形品の品質を向上させる
ことができるようにする。 【解決手段】互いに同心状に配設されて複数のノズルラ
ンナを形成する複数のノズルと、前記ノズルのうちの最
も内側のノズル内において進退自在に配設されたバルブ
ピン38と、該バルブピン38を進退させる駆動部と、
前記バルブピン38を所定の位置で位置決めし、前記ノ
ズルランナのノズルランナ口を選択的に開放するバルブ
ピン位置決め処理手段とを有する。前記バルブピン38
を所定の位置で保持することができるので、所定の樹脂
を安定させてキャビティ空間に充填することができる。
成形品の各樹脂層の厚さを均一にすることができる。ま
た、射出ノズルに樹脂が逆流するのを防止することがで
きる。そして、前記樹脂層の厚さが均一になるので、成
形品の品質を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブゲート装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた成形材料として
の樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に
充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して
固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
【0003】前記射出成形機は金型装置、型締装置及び
射出装置から成り、前記金型装置は固定金型及び可動金
型を備え、前記型締装置は、固定プラテン、可動プラテ
ン、型締用モータ等を備える。そして、該型締用モータ
を駆動し、固定プラテンに対して可動プラテンを進退さ
せることによって、前記金型装置の型閉じ、型締め及び
型開きが行われる。
【0004】一方、前記射出装置は、ホッパから供給さ
れた樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、溶融させ
られた樹脂を射出する射出ノズル等を備え、前記加熱シ
リンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に
配設される。そして、該スクリューを、射出用モータを
駆動することによって前進させると、射出ノズルから樹
脂が射出される。さらに、前記スクリューを、計量用モ
ータを駆動することによって回転させ、それに伴って後
退させることにより樹脂の計量が行われる。
【0005】そして、ホットランナ式の金型装置におい
ては、前記キャビティ空間に樹脂を供給するためのマニ
ホルド、ノズル等にヒータが配設され、該ヒータによっ
てマニホルド、ノズル等に形成されたランナ、ノズルラ
ンナ等内の樹脂が加熱され、溶融状態に保たれる。
【0006】ところで、色又は種類の異なる複数の樹
脂、例えば、バージンPET、EVOHバリヤ及び充填
材の三つの樹脂(三材)を使用し、バージンPETの外
周面にEVOHバリヤを介して充填材が被覆された複数
の樹脂層、例えば、三層から成る積層形のプリフォーム
等の成形品を成形する場合、各樹脂が、射出ノズルから
同時又は逐次射出されるようになっている。この場合、
前記射出ノズル内にバルブが配設され、該バルブを開閉
することによって、各樹脂をキャビティ空間に充填する
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、前記バルブを開閉するため
に、バルブが開放位置及び閉鎖位置の2位置を採るだけ
の場合、前記成形品の各樹脂層の厚さが不均一になった
り、射出ノズルに樹脂が逆流したりする。
【0008】そして、前記各樹脂層の厚さが不均一にな
ると、成形品をブローしたときに、成形品の品質が低下
してしまう。
【0009】本発明は、前記従来の射出成形機の問題点
を解決して、複数の樹脂から成る成形品の品質を向上さ
せることができるバルブゲート装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のバ
ルブゲート装置においては、互いに同心状に配設されて
複数のノズルランナを形成する複数のノズルと、該ノズ
ルのうちの最も内側のノズル内において進退自在に配設
されたバルブピンと、該バルブピンを進退させるための
駆動部と、前記バルブピンを所定の位置で位置決めし、
前記ノズルランナのノズルランナ口を選択的に開放する
バルブピン位置決め処理手段とを有する。
【0011】本発明の他のバルブゲート装置において
は、さらに、前記バルブピン位置決め処理手段は、バル
ブピンを所定の位置で位置決めすることによって、バル
ブゲートを全閉状態、半開状態及び全開状態に置く。
【0012】本発明の更に他のバルブゲート装置におい
ては、さらに、前記バルブピンの位置を検出する位置検
出部を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態におけるバルブ
ゲート装置の第1の状態を示す断面図、図2は本発明の
実施の形態におけるバルブゲート装置の第2の状態を示
す断面図、図3は本発明の実施の形態におけるバルブゲ
ート装置の第3の状態を示す断面図、図4は本発明の実
施の形態におけるバルブゲート装置の第4の状態を示す
断面図である。
【0015】図において、11は固定金型、20は固定
プラテンであり、前記固定金型11は固定プラテン20
に取り付けられる。前記固定金型11と対向させて図示
されない可動金型が配設され、該可動金型は図示されな
い可動プラテンに取り付けられる。前記固定金型11及
び可動金型によって金型装置が構成され、前記可動プラ
テンを進退させ、固定金型11と可動金型とを接離させ
ることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができる。
【0016】また、固定金型11において、12は前記
可動金型と対向する第1の型板、13は該第1の型板1
2の中央に配設されたスプルーブッシュであり、該スプ
ルーブッシュ13に、図示されないキャビティ空間と連
通させてスプルー14が形成される。前記第1の型板1
2に隣接させてノズルハウジング15が、該ノズルハウ
ジング15に隣接させて第1の受板16が、該第1の受
板16に隣接させてランナプラグ48が、該ランナプラ
グ48に隣接させてマニホルド17が、該マニホルド1
7と所定の距離を置いて第2の型板18が、該第2の型
板18に隣接させて第2の受板19がそれぞれ配設され
る。
【0017】そして、前記ノズルハウジング15及び第
1の受板16内に、ノズルユニット21が配設される。
該ノズルユニット21は、ノズルハウジング15及び第
1の受板16にわたって最も内側に延在させられる筒状
の第1のノズル22、前記ノズルハウジング15内にお
いて、前記第1のノズル22を包囲し、かつ、第1のノ
ズル22と所定の間隔を置いて延在させられる筒状の第
2のノズル23、及び前記ノズルハウジング15内にお
いて、前記第2のノズル23を包囲し、かつ、第2のノ
ズル23と所定の間隔を置いて、最も外側に延在させら
れる筒状の第3のノズル24を備える。そして、第1〜
第3のノズル22〜24は同心状に配設される。前記第
1のノズル22は、前端部(図において左端部)に円錐
(すい)形部分25を、該円錐形部分25に隣接させて
円筒状部分26を備え、前記第2のノズル23は、前端
部に円錐形部分27を、該円錐形部分27に隣接させて
小径の円筒状部分28を、該円筒状部分28に隣接させ
て大径の円筒状部分29を備え、第3のノズル24は、
前端部に円錐形部分31を、該円錐形部分31に隣接さ
せて小径の円筒状部分32を、該円筒状部分32に隣接
させて大径の円筒状部分33を備える。
【0018】また、前記ノズルハウジング15、第1の
受板16、ランナプラグ48及びマニホルド17内にお
いて、前記第1のノズル22を貫通してバルプピン38
が進退(図において左右方向に移動)自在に配設され、
前記第2、第3のノズル23、24間に環状の第1のノ
ズルランナ35が、前記第1、第2のノズル22、23
間に環状の第2のノズルランナ36が、前記バルプピン
38と第1のノズル22との間に環状の第3のノズルラ
ンナ37がそれぞれ形成される。
【0019】前記ノズルユニット21の前端(図におい
て左端)に樹脂をスプルー14に供給するためのノズル
口39が形成され、前記第1〜第3のノズルランナ35
〜37の前端は、いずれも、前記ノズル口39に臨ませ
て開口され、第1〜第3のノズルランナ35〜37の第
1〜第3のノズルランナ口を構成する。前記バルプピン
38は、前端に小径のバルブ部分41を備え、該バルブ
部分41は、進退させられるのに伴って、前記第1〜第
3のノズルランナ口を選択的に開閉する。なお、該第1
〜第3のノズルランナ口によってバルブゲートが構成さ
れる。また、前記バルプピン38を第1〜第3のノズル
22〜24の軸心に置くために、バルプピンブッシュ4
2、43が配設される。
【0020】そして、前記第1、第2のノズルランナ3
5、36を流れる樹脂を加熱するために、円筒状部分3
2、33の外周にヒータh1、h2が配設され、前記第
3のノズルランナ37を流れる樹脂を加熱するために、
円筒状部分26の外周にヒータh3が配設される。
【0021】ところで、色又は種類の異なる図示されな
い複数の樹脂、例えば、第1の樹脂としてのバージンP
ET、第2の樹脂としてのEVOHバリヤ及び第3の樹
脂としての充填材の三つの樹脂(三材)を使用し、バー
ジンPETの外周面にEVOHバリヤを介して充填材が
被覆された複数の樹脂層、例えば、三層から成る積層形
のプリフォーム等の成形品を成形する場合、本実施の形
態においては、各第1〜第3の樹脂に対応させて図示さ
れない第1〜第3の射出装置が配設され、前記各第1〜
第3の樹脂が、それぞれ前記第1〜第3の射出装置の図
示されない各射出ノズルから逐次射出されるようになっ
ている。
【0022】そして、前記第1の射出装置の射出ノズル
から射出された第1の樹脂を前記第1のノズルランナ3
5に供給するために、第1の受板16及び第3のノズル
24にわたって第1のランナ45が、第2の射出装置の
射出ノズルから射出された第2の樹脂を第2のノズルラ
ンナ36に供給するために、第1の受板16及び第2の
ノズル23にわたって第2のランナ46が、第3の射出
装置の射出ノズルから射出された第3の樹脂を第3のノ
ズルランナ37に供給するために、マニホルド17及び
ランナプラグ48にわたって第3のランナ47がそれぞ
れ形成される。
【0023】また、前記三層から成る積層形のプリフォ
ーム等の成形品を成形するために、前記バルプピン38
は4位置で位置決めされる。そのために、前記第2の型
板18に第1のシリンダ51が形成され、該第1のシリ
ンダ51内に第1のピストン52が摺(しゅう)動自在
に、かつ、進退自在に配設され、該第1のピストン52
の前端に前記バルプピン38の後端(図において右端)
が固定される。また、前記第2の受板19に第2のシリ
ンダ53が形成され、該第2のシリンダ53内に筒状の
形状を有する第2のピストン54が摺動自在に、かつ、
進退自在に配設される。そして、該第2のピストン54
の内周に第3のシリンダ55が形成され、該第3のシリ
ンダ55内に第3のピストン56が摺動自在に、かつ、
進退自在に配設される。なお、前記第1のシリンダ51
及び第1のピストン52によって第1の駆動部が、第2
のシリンダ53及び第2のピストン54によって第2の
駆動部が、第3のシリンダ55及び第3のピストン56
によって第3の駆動部が構成される。
【0024】また、前記第1のシリンダ51内に、第1
のピストン52によって第1の室としての空気室61、
及び第2の室としての空気室62が形成され、前記第2
のシリンダ53内に、第2のピストン54によって、前
記空気室62と連通する第3の室としての空気室63、
及び第4の室としての空気室64が形成され、前記第3
のシリンダ55内に、第3のピストン56によって前記
空気室62及び第5の室としての空気室65がそれぞれ
形成される。そして、前記第2の型板18に、空気室6
1と連通させて媒体流路66が、空気室62、63と連
通させて媒体流路67が形成され、第2の受板19に、
空気室64、65と連通させて媒体流路68、69がそ
れぞれ形成され、各媒体流路66〜69が図示されない
制御弁を介して圧縮流体供給源としての図示されない空
気ポンプ、又は大気に選択的に連通させられる。したが
って、図示されない制御装置によって前記制御弁を作動
させ、前記媒体流路66〜69を介して空気室61〜6
5に圧縮流体としての圧縮空気を供給したり、空気室6
1〜65から圧縮空気を大気に排出したりすることがで
きる。
【0025】なお、バルブピン38の位置を検出するた
めに、すなわち、前記第1のピストン52の位置を検出
するために、第1の位置検出部としてのセンサ71が、
第1のピストン52と対向させて第2の型板18に、第
2、第3のピストン54、56の位置を検出するため
に、第2、第3の位置検出部としてのセンサ72、73
が、第2、第3のピストン54、56と対向させて第2
の受板19にそれぞれ配設される。
【0026】また、前記構成のバルブゲート装置におい
て、前記制御装置の図示されないバルブピン位置決め処
理手段が、バルブピン位置決め処理を行い、前記制御弁
を切り換えて空気室62、63に圧縮空気を供給し、空
気室61、64、65を開放すると、図1に示されるよ
うに、第1のピストン52が前進(図において左方に移
動)させられ、第2、第3のピストン54、56が後退
(図において右方に移動)させられる。それに伴って、
バルプピン38は、最も前方(図において左方)の第1
の位置に置かれ、前記第1〜第3のノズルランナ口のす
べてを閉鎖する。したがって、前記バルブゲートは全閉
状態になり、第1〜第3の樹脂はいずれもキャビティ空
間に充填されない。
【0027】そして、前記バルブピン位置決め処理手段
が、前記制御弁を切り換えて空気室61、64、65に
圧縮空気を供給し、空気室62、63を開放すると、図
2に示されるように、第1のピストン52が後退させら
れ、第2、第3のピストン54、56が前進させられ
る。このとき、第3のピストン56の前端面(図におい
て左端面)は、第2のピストン54の前端面より所定の
距離だけ突出させられる。それに伴って、バルプピン3
8は、前記第1の位置よりわずかに後方(図において右
方)の第2の位置に置かれ、前記第1のノズルランナ口
を開放し、第2、第3のノズルランナ口を閉鎖する。し
たがって、バルブゲートは第1の半開状態になり、第1
の樹脂がキャビティ空間に充填される。
【0028】また、前記バルブピン位置決め処理手段
が、前記制御弁を切り換えて空気室61、64に圧縮空
気を供給し、空気室62、63、65を開放すると、図
3に示されるように、第1、第3のピストン52、56
が後退させられ、第2のピストン54が前進させられ
る。このとき、第3のピストン56の前端面は、第2の
ピストン54の前端面より所定の距離だけ後方に位置さ
せられる。それに伴って、バルプピン38は、前記第2
の位置よりわずかに後方の第3の位置に置かれ、前記第
1、第2のノズルランナ口を開放し、第3のノズルラン
ナ口を閉鎖する。したがって、バルブゲートは第2の半
開状態になり、第2の樹脂がキャビティ空間に充填され
る。
【0029】そして、前記バルブピン位置決め処理手段
が、前記制御弁を切り換えて空気室61に圧縮空気を供
給し、空気室62〜65を開放すると、図4に示される
ように、第1〜第3のピストン52、54、56が後退
させられる。それに伴って、バルプピン38は、前記第
3の位置よりわずかに後方の第4の位置に置かれ、前記
第1〜第3のノズルランナ口のすべてを開放する。した
がって、バルブゲートは全開状態になり、第3の樹脂が
キャビティ空間に充填される。
【0030】なお、前記センサ71〜73は、バルブゲ
ートの状態に応じてオン・オフさせられ、前記制御装置
にフィードバック信号を送る。すなわち、バルブゲート
が全閉状態に置かれると、センサ71〜73はいずれも
オンにされ、バルブゲートが第1の半開状態に置かれる
と、センサ71〜73はいずれもオフにされ、バルブゲ
ートが第2の半開状態に置かれると、センサ71、72
はオフに、センサ73はオンにされ、バルブゲートが全
開状態に置かれると、センサ71はオフに、センサ7
2、73はオンにされる。
【0031】したがって、前記制御装置の図示されない
射出処理手段は、射出処理を行い、前記各センサ71〜
73のフィードバック信号を受けて、第1〜第3の射出
装置のうちの所定の射出装置を選択的に動作させ、第1
〜第3の樹脂のうちの所定の樹脂を選択的に射出する。
【0032】このように、前記バルプピン38を第1〜
第4の位置で保持することができるので、第1〜第3の
樹脂を安定させてキャビティ空間に充填することができ
る。したがって、前記成形品の各樹脂層の厚さを均一に
することができる。また、射出ノズルに樹脂が逆流する
のを防止することができる。
【0033】そして、前記各樹脂層の厚さが均一になる
ので、成形品をブローしたときに、成形品の品質を向上
させることができる。
【0034】本実施の形態においては、三つの異なる樹
脂をキャビティ空間に充填することによって、成形品を
成形するようになっているが、二つの異なる樹脂をキャ
ビティ空間に充填したり、四つ以上の異なる樹脂をキャ
ビティ空間に充填したりすることもできる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、バルブゲート装置においては、互いに同心状に配
設されて複数のノズルランナを形成する複数のノズル
と、該ノズルのうちの最も内側のノズル内において進退
自在に配設されたバルブピンと、該バルブピンを進退さ
せるための駆動部と、前記バルブピンを所定の位置で位
置決めし、前記ノズルランナのノズルランナ口を選択的
に開放するバルブピン位置決め処理手段とを有する。
【0037】この場合、前記バルブピンを所定の位置で
保持することができるので、所定の樹脂を安定させてキ
ャビティ空間に充填することができる。したがって、複
数の樹脂から成る成形品の各樹脂層の厚さを均一にする
ことができる。また、射出ノズルに前記樹脂が逆流する
のを防止することができる。
【0038】そして、前記各樹脂層の厚さが均一になる
ので、成形品の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバルブゲート装置
の第1の状態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるバルブゲート装置
の第2の状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるバルブゲート装置
の第3の状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるバルブゲート装置
の第4の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
22〜24 第1〜第3のノズル 35〜37 第1〜第3のノズルランナ 38 バルブピン 51、53、55 第1〜第3のシリンダ 52、54、56 第1〜第3のピストン 71〜73 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)互いに同心状に配設されて複数の
    ノズルランナを形成する複数のノズルと、(b)該ノズ
    ルのうちの最も内側のノズル内において進退自在に配設
    されたバルブピンと、(c)該バルブピンを進退させる
    ための駆動部と、(d)前記バルブピンを所定の位置で
    位置決めし、前記ノズルランナのノズルランナ口を選択
    的に開放するバルブピン位置決め処理手段とを有するこ
    とを特徴とするバルブゲート装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブピン位置決め処理手段は、バ
    ルブピンを所定の位置で位置決めすることによって、バ
    ルブゲートを全閉状態、半開状態及び全開状態に置く請
    求項1に記載のバルブゲート装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブピンの位置を検出する位置検
    出部を備える請求項1又は2に記載のバルブゲート装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510563A (ja) * 2003-11-11 2007-04-26 プラスティック エンジニアリング アンド テクニカル サービセズ インコーポレイテッド バルブゲートアセンブリ
JP2007144657A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂成形方法及び金型装置

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