JP2003284983A - フリットガラス塗布装置 - Google Patents

フリットガラス塗布装置

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JP2003284983A
JP2003284983A JP2002089579A JP2002089579A JP2003284983A JP 2003284983 A JP2003284983 A JP 2003284983A JP 2002089579 A JP2002089579 A JP 2002089579A JP 2002089579 A JP2002089579 A JP 2002089579A JP 2003284983 A JP2003284983 A JP 2003284983A
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frit glass
discharge port
filling
filling portion
frit
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JP2002089579A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tsuchiya
憲一 土屋
Kazunari Hirayama
和成 平山
Noboru Mukohara
昇 向原
Yoshiaki Kaneoka
良昭 金岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリットガラスを確実かつ均一に塗布できる
フリットガラス塗布装置を提供する。 【解決手段】 内部にフリットガラス4を充填した塗布
タンク11をロボット7のアーム8にてファンネル2のシ
ール面3に沿って移動する。塗布タンク11のノズル14か
らフリットガラス4の単位時間当りの落下量を一定にし
て落下させてファンネル2のシール面3に塗布する。シ
ール面3に塗布するフリットガラス4の単位時間当りの
塗布量が一定になる。フリットガラス4によるファンネ
ル2のシール面3への塗布品位を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばブラウン管
製造のフリットガラス塗布工程に用いられるフリットガ
ラス塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のフリットガラス塗布装
置は、陰極線管ファンネルの製造工程において、対象物
としての漏斗状をしたファンネルのシール面に液体状の
粘度の高いフリットガラスを塗布する。そして、このフ
リットガラスが塗布されたファンネルのシール面を、蛍
光面が形成されたパネルのシール面に重ね合わせた後、
封着炉の中で高温処理することにより、これらファンネ
ルとパネルとが接合されている。
【0003】従来、ファンネルのシール面へのフリット
ガラスの塗布は、フリットガラスが充填された充填部と
してのタンク部を、ファンネルのシール面に沿ってこの
シール面の上部を走行させる。そして、このタンク部の
底部に開口された吐出口としてのノズルを開閉手段とし
てのシャッタにて開放させてこのノズルからフリットガ
ラスを吐出させながらシール面を一周させることによ
り、このフリットガラスをシール面に塗布している。こ
のタンク部は、XYテーブルやロボットなどの移動手段
にて移動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフリットガラス塗布装置では、ファンネルのシール面
の幅が10mm〜13mmと狭いため、このシール面に
フリットガラスを塗布する際に、このシール面からフリ
ットガラスが垂れ落ちないように塗布することが容易で
はない。
【0005】特に、塗り始めの部分と塗り終わりの部分
とではフリットガラスを重ね合わせる必要があるが、こ
のときのフリットガラスの塗布量が多いと、このフリッ
トガラスがファンネルのシール面から垂れて塗布不良が
生じてしまう。また、ファンネルのシール面における塗
り始めの部分と塗り終わりの部分とでのフリットガラス
の塗布量が少なすぎる場合には、ファンネルのシール面
におけるフリットガラスの繋ぎ目の部分に隙間が生じて
気密にできず塗布不良となってしまう。
【0006】そして、ファンネルのシール面からフリッ
トガラスが垂れた際には、この垂れたフリットガラスを
人手にて拭き取ればよいが、フリットガラスの塗布量が
不足してファンネルのシール面の繋ぎ目に隙間が生じて
しまった際には、この隙間にフリットガラスを継ぎ足し
て、フリットガラスの繋ぎ目を修正する必要がある。
【0007】このとき、この繋ぎ目にフリットガラスを
継ぎ足して修正することが容易ではなく、ファンネルの
シール面に塗布したすべてのフリットガラスを除去し、
このファンネルのシール面にフリットガラスを始めから
塗布し直さなければならない。
【0008】したがって、フリットガラスがファンネル
のシール面から垂れたり、このシールにおけるフリット
ガラスの繋ぎ目でこのフリットガラスを不足させること
なく、このシール面にフリットガラスを確実かつ均一に
塗布することが容易ではないという問題を有している。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、フリットガラスを確実かつ均一に塗布できるフリ
ットガラス塗布装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部にフリッ
トガラスが充填される充填部と、この充填部の底部に設
けられ、前記フリットガラスを吐出させる吐出口と、前
記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出され
るフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、前
記吐出口から吐出されるフリットガラスの単位時間当り
の吐出量を一定にする制御手段とを具備したものであ
る。
【0011】そして、内部にフリットガラスが充填され
た充填部を相対的に移動手段にて移動させながら、充填
部の吐出口からのフリットガラスの単位時間当りの吐出
量を制御手段にて一定にして吐出させて、このフリット
ガラスを対象物に塗布することにより、対象物に塗布さ
れるフリットガラスの単位時間当りの塗布量が一定にな
るので、このフリットガラスを対象物に確実かつ均一に
塗布できる。
【0012】また、本発明は、内部にフリットガラスが
充填される充填部と、この充填部の底部に設けられ、前
記フリットガラスを吐出させる開閉可能な吐出口と、前
記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出され
るフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、前
記吐出口から吐出されたフリットガラスを塗布した対象
物における初期位置を検出する初期位置検出手段と、こ
の初期位置検出手段にて検出した前記対象物における初
期位置に基づいて前記吐出口の開閉を制御する制御手段
とを具備したものである。
【0013】そして、内部にフリットガラスが充填され
た充填部を相対的に移動手段にて移動させながら、この
充填部の吐出口からフリットガラスを吐出させて、この
フリットガラスを対象物に塗布する際における対象物の
初期位置を初期位置検出手段にて検出し、この初期位置
検出手段にて検出した対象物の初期位置に基づいて吐出
口の開閉を制御手段にて制御することにより、この初期
位置でのフリットガラスの重ね合わせの制御が容易にな
るから、このフリットガラスによる対象物への塗布がよ
り確実かつ均一にできる。
【0014】さらに、本発明は、内部にフリットガラス
が充填される充填部と、この充填部の底部に設けられ、
前記フリットガラスを吐出させる吐出口と、前記充填部
を相対的に移動させて前記吐出口から吐出されるフリッ
トガラスを対象物に塗布させる移動手段と、前記充填部
内に設けられ、この充填部内に充填されたフリットガラ
スを水平方向に沿って仕切る仕切部とを具備したもので
ある。
【0015】そして、一般的に粘度の高いフリットガラ
スが内部に充填された充填部内のフリットガラスを仕切
部にて水平方向に沿って仕切ったので、この充填部の底
部側に位置するフリットガラスの圧力が一定になる。よ
って、この充填部を移動手段にて相対的に移動させなが
ら、この充填部の吐出口からフリットガラスを吐出させ
る際における、このフリットガラスの単位時間当りの吐
出量がより均一になる。
【0016】また、本発明は、内部にフリットガラスが
充填される充填部と、この充填部の底部に設けられ、前
記フリットガラスを吐出させる吐出口と、前記充填部を
相対的に移動させて前記吐出口から吐出されるフリット
ガラスを対象物に塗布させる移動手段と、前記充填部内
に充填されたフリットガラスの充填量を検知する充填量
検知手段とを具備したものである。
【0017】そして、充填部内におけるフリットガラス
の充填量を充填量検出手段で検出して、この充填部内の
フリットガラスの充填量を維持することにより、この充
填部内に充填したフリットガラスの圧力が一定になる。
よって、この充填部を相対的に移動手段にて移動させな
がら、この充填部の吐出口からフリットガラスを吐出さ
せる際における、このフリットガラスの単位時間当りの
吐出量がより均一になる。
【0018】さらに、本発明は、内部にフリットガラス
が充填される充填部と、この充填部の底部に設けられ、
前記フリットガラスを吐出させる吐出口と、前記充填部
を相対的に移動させて前記吐出口から吐出されるフリッ
トガラスを対象物に塗布させる移動手段と、前記充填部
内に設けられ、この充填部内に充填されたフリットガラ
スを攪拌しつつ前記吐出口へと付勢する攪拌手段とを具
備したものである。
【0019】そして、一般的に粘度の高いフリットガラ
スが内部に充填された充填部内のフリットガラスを攪拌
手段にて攪拌させるとともに、この充填部内のフリット
ガラスを吐出口へと付勢することにより、この充填部内
のフリットガラスの圧力がより一定になるとともに、こ
の充填部を相対的に移動手段にて移動させながら、この
充填部の吐出口からフリットガラスを吐出させる際にお
ける、このフリットガラスの単位時間当りの吐出量がよ
り一定になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフリットガラス塗
布装置の一実施の構成を図1ないし図10を参照して説
明する。
【0021】図1ないし図10において、1は塗布装置
本体で、この塗布装置本体1は、陰極線管を構成する漏
斗状のファンネル2の上部に位置する対象物としてのシ
ール面3に沿って液体状の所定の範囲である高い粘度を
有する接着材としての塗布材料であるフリットガラス4
を塗布する。ここで、このファンネル2は、図示しない
ファンネルゲージング装置にてシール面3を上向きにし
た状態で保持されている。
【0022】そして、塗布装置本体1は、移動手段とし
てのロボット7のアーム8に連結されて、ファンネル2
のシール面3の上方に配設されている。このロボット7
のアーム8は、塗布装置本体1をファンネル2のシール
面3に対して相対的に水平に移動させて、この塗布装置
本体1から吐出されるフリットガラス4をファンネル2
のシール面3に沿って均一に塗布させる。
【0023】また、この塗布装置本体1は、内部に所定
量のフリットガラス4が充填されて貯溜される略有底円
筒状の充填部としてのタンク部である塗布タンク11を備
えている。この塗布タンク11は、軸方向を鉛直方向であ
る上下方向に沿わせて配設されている。そして、この塗
布タンク11は、円筒状のタンク本体12を有し、このタン
ク本体12の下端側には、中心部が下方へと突出したテー
パ状の縮径部13が同心状に連通されて連結されている。
【0024】さらに、この縮径部13の中心部である塗布
タンク11の底部中央域には、鉛直方向である下方に向け
て開口した吐出口としてのノズル14が形成されている。
このノズル14は、塗布タンク11内に充填されたフリット
ガラス4を外部へと吐出させて落下させる。また、この
ノズル14には、このノズル14の開口面積を可変可能であ
るとともに、このノズル14を開閉可能にする制御手段と
しての開閉手段であるシャッタ15が取り付けられてい
る。このシャッタ15は、ノズル14の開口面積を可変させ
て開閉させ、このノズル14から吐出されるフリットガラ
ス4の吐出量である落下量Yを制御する。また、このシ
ャッタ15は、ノズル14を開放させる際に複数段階、例え
ば2段階に分けた速度にて開動作されて制御され、この
ノズル14から吐出されるフリットガラス4の落下量Yが
制御される。
【0025】具体的には、図2に示すように、このシャ
ッタ15によるノズル14の開放時間Mに対して、このノズ
ル14から吐出されるフリットガラス4の落下量Yが比例
するように動特性、すなわちY=βMの関係が成立する
ように制御する。このとき、このノズル14から吐出され
るフリットガラス4の粘度Nに関わらず、シャッタ15に
よるノズル14の開放時間Mとフリットガラス4の落下量
Yとが比例する。また、ノズル14の口径Φの大小に起因
して、シャッタ15によるノズル14の開放時間Mとフリッ
トガラス4の落下量Yとの間における比例定数βが比例
的に変化する。
【0026】さらに、このノズル14より移動方向Tに沿
った前側である縮径部13における下側面には、このノズ
ル14から吐出されるフリットガラス4によるファンネル
2のシール面3への塗布開始位置である初期位置を検出
する初期位置検出手段としてのフリットガラス塗り始め
検出センサであるレーザセンサ16が取り付けられてい
る。このレーザセンサ16は、制御手段であり、シャッタ
15に対向した塗布タンク11の縮径部13の底部に取り付け
られている。さらに、このレーザセンサ16は、ファンネ
ル2のシール面3におけるフリットガラス4の塗り始め
位置を検出することにより、このレーザセンサ16にて検
出した塗り始め位置情報に基づいて制御回路がシャッタ
15を用いてノズル14の開閉を制御して、この塗り始め位
置でのフリットガラス4の塗り終わり部分の重ね合わせ
量を調整させる。
【0027】一方、塗布タンク11の内部には、この塗布
タンク11内に充填されるフリットガラス4を鉛直方向に
二分して仕切る制御手段としての仕切部である平板状の
仕切板21が取り付けられている。この仕切板21は、塗布
タンク11内のフリットガラス4を水平方向に沿って上下
に仕切って、ノズル14の内側に掛かるフリットガラス4
による圧力を一定にさせる。また、この仕切板21は、タ
ンク本体12の内周面に周方向に沿って設けられた段状の
係合段部22に取り外し可能に係合されて、このタンク本
体12の鉛直方向における中央部に面方向を水平にさせて
取り付けられている。
【0028】さらに、この仕切板21の中心部には、この
仕切板21より上方に位置するフリットガラス4をこの仕
切板21より下方へと流動させる円形状の連通口23が穿設
されている。この連通口23は、仕切板21の厚み方向に沿
って貫通しており、この仕切板21の外周縁をタンク本体
12の係合段部22に係合させた際に、このタンク本体12の
中心に位置する。
【0029】また、塗布タンク11内の中心部には、鉛直
方向に沿った軸方向を有する軸体としてのシャフト24が
回転可能に取り付けられている。このシャフト24は、塗
布タンク11内に配設された仕切板21の連通口23に挿通さ
れている。また、このシャフト24は、下端部が塗布タン
ク11のタンク本体12の下端縁に位置しており、上端部が
タンク本体12の上端縁より上方へと突出している。
【0030】そして、このシャフト24の下端部には、塗
布タンク11の縮径部13内に充填されたフリットガラス4
を攪拌させる攪拌手段としてのノズル攪拌羽25が取り付
けられている。このノズル攪拌羽25は、塗布タンク11の
縮径部13の内周面に沿って傾斜しており、シャフト24の
回転に伴って縮径部13内で回転する。また、このノズル
攪拌羽25には、複数の長孔状の攪拌孔26が開口されてい
る。
【0031】さらに、このノズル攪拌羽25より上方であ
るシャフト24の外周面には、塗布タンク11のタンク本体
12内に充填されたフリットガラス4を攪拌させるととも
に、このフリットガラス4を縮径部13内におけるノズル
14側へと付勢して押し付けて、このノズル14に向けてフ
リットガラス4を流動させる制御手段としての攪拌手段
である複数、例えば3つの上段攪拌羽31、中段攪拌羽32
および下段攪拌羽33が取り付けられている。
【0032】そして、これら上段攪拌羽31、中段攪拌羽
32および下段攪拌羽33のそれぞれは、これら上段攪拌羽
31、中段攪拌羽32および下段攪拌羽33のそれぞれの回転
方向に沿った最先端側と最後端側との間におけるノズル
14に対向した側である上端側の幅方向の距離が、このノ
ズル14の反対の側の幅方向の距離より長い、例えば三角
形などの断面を有する複数の羽部34を備えている。これ
ら各羽部34のそれぞれは、シャフト24の径方向に沿った
長手方向を有し、このシャフト24の周方向に対して等間
隔に離間された位置に取り付けられている。
【0033】このため、これら上段攪拌羽31、中段攪拌
羽32および下段攪拌羽33それぞれの羽部34は、これら各
羽部34を、フリットガラス4が充填されたタンク本体12
内で回転させることにより、これら各羽部34それぞれに
上側から下方と向かう相対的な揚力が生じるので、この
タンク本体12内のフリットガラス4を鉛直下向きに向け
て付勢する。
【0034】ここで、上端攪拌羽31は、タンク本体12内
における仕切板21より上側でシャフト24の外周面に周方
向に沿って取り付けられている。また、中段攪拌羽32
は、タンク本体12内における仕切板21より下側でシャフ
ト24の外周面に周方向に沿って取り付けられている。さ
らに、下段攪拌羽33は、タンク本体12内における中段攪
拌羽32より下側でシャフト24の外周面に周方向に沿って
取り付けられている。
【0035】一方、このタンク本体12の上端面には、こ
の上端面を開閉可能に閉塞する平板状の蓋体35が取り付
けられている。そして、この蓋体35の中心部には、この
蓋体35の厚み方向に向けて貫通した挿通口36が開口され
ている。この挿通口36には、タンク本体12内に配設され
たシャフト24の上端部が内側から回転可能に挿通されて
突出している。そして、この蓋体35の挿通口36から突出
したシャフト24の上端部は、この蓋体35の上端面に取り
付けられた回転駆動手段としてのモータ37に連結されて
いる。よって、このシャフト24は、モータ37の回転駆動
により周方向に向けて回転する。
【0036】また、この蓋体35の上端面には、塗布タン
ク11内に充填させたフリットガラス4の充填量を検知す
る制御手段としての充填量検知手段であるレベルセンサ
38が取り付けられている。このレベルセンサ38は、塗布
タンク11内のフリットガラス4の液面が仕切板21より上
方に位置するように、この塗布タンク11内のフリットガ
ラスの液面を検知する。
【0037】次に、上記一実施の形態のフリットガラス
塗布装置による塗布方法を説明する。
【0038】まず、ロボット7のアーム8にて塗布タン
ク11をファンネル2のシール面3における塗布開始位置
まで移動させる。
【0039】次いで、シャッタ15にて塗布タンク11のノ
ズル14を開き、このノズル14からフリットガラス4を吐
出させるとともに、ロボット7のアーム8にて塗布タン
ク11をファンネル2のシール面3に沿って移動させて、
このシール面3上にフリットガラス4を塗布する。
【0040】このとき、レーザセンサ16は、塗布タンク
11がファンネル2のシール面3に沿って一周して、塗布
開始位置まで戻ってきたときに、すでに塗布したフリッ
トガラス4を検出する。
【0041】そして、このレーザセンサ16からの検出信
号に基づいて図示しない制御手段としての制御回路から
の制御信号でシャッタ15を閉める。
【0042】上述したように、上記一実施の形態では、
一般的なフリットガラス4には鉛が含まれているので、
このフリットガラス4の人手による修正作業は人体に良
くなく、また、拭き取ったフリットガラス4は、産業廃
棄物となり処理に費用が掛かる。
【0043】そして、フリットガラス4が継ぎ目5でフ
ァンネル2のシール面3から垂れてしまう原因として
は、このフリットガラス4の塗り始め位置でのノズル14
からの落下量Yが安定しないからである。すなわち、フ
リットガラス4を塗り始める際には、このフリットガラ
ス4がファンネル2のシール面3に対して大量に落下し
てしまうからである。
【0044】また、フリットガラス4の塗り終わり位置
では、このフリットガラス4の塗り始めの部分と重ね合
わせる必要があるため、フリットガラス4の落下量Yが
多すぎると、このフリットガラス4がファンネル2のシ
ール面3から垂れてしまう。一方、図10に示すよう
に、このシール面3の繋ぎ目5でのフリットガラス4の
不足は、このフリットガラス4による塗り始めと塗り終
わりとでの重ね合わせ部分におけるオーバーラップが少
ないからである。このため、塗り始めと塗り終わりとで
オーバーラップさせるフリットガラス4の長さの制御は
非常に煩雑である。
【0045】そして、このフリットガラス4のオーバー
ラップは、塗布タンク11のシャッタ15の開閉のタイミン
グを調整することにより制御できる。また、フリットガ
ラス4の落下量Yは、フリットガラス4の粘度N、塗布
タンク11の移動スピード、シャッタ15の開閉のタイミン
グ、塗布タンク11の上段撹拌羽31、中段撹拌羽32および
下段撹拌羽33それぞれの形状、塗布タンク11内のフリッ
トガラス4の量、フリットガラス4の攪拌の仕方、およ
びノズル14の口径Φの大きさなどで変化する。
【0046】さらに、フリットガラス4の塗布状態は、
ファンネル2のシール面3の温度、あるいはこのファン
ネル2の周囲の環境などにも影響を受ける。このため、
ファンネル2のシール面3へのフリットガラス4の塗布
は、複合的な条件に起因して品位が決定される。
【0047】ここで、フリットガラス4の落下量Yは、
図2に示すように、シャッタ15によるノズル14の開放時
間Mに比例することが理想的である。この関係が成立す
ることによりフリットガラス4の落下量Yが安定する。
【0048】ところが、実際問題としては、上述したよ
うな多種多様な外乱によって、必ずしもこの関係が成り
立つとは限らない。したがって、この外乱があっても可
能な限り、Y=βMの関係を成り立たせることができれ
ば、フリットガラス4の落下量Yを安定させることがで
きるので、ファンネル2のシール面3におけるフリット
ガラス4の塗布開始および終了位置でのフリットガラス
4の繋ぎ目5におけるフリットガラス4の垂れや不足を
無くすことができる。
【0049】そして、この関係式Y=βMに対して、ば
らつきが少ないほど、日本規格協会にて規格された品質
評価のためのSN(signal noise)比が高くなる。このS
N比は、フリットガラス4の粘度Nの差σに関与してお
り、10LOG(β)により求められる。さら
に、感度は、10LOG(β)により求めることができ
る。
【0050】また、ノズル14の口径Φが大きいほど、シ
ャッタ15によるノズル14の開放時間Mが同じならば、フ
リットガラス4の落下量Yが多くなるので傾きである比
例定数βが大きくなる。
【0051】ここで、このシャッタ15よるノズル14の開
放時間Mとのフリットガラス4の落下量Yとの関係にお
ける、このシャッタ15にてノズル14を開いてフリットガ
ラス4を落下させ始める際の開放時間Mは、図8に示す
ように、フリットガラス4の粘度Nやノズル14の口径Φ
にて変化する。
【0052】そして、シャッタ15にてノズル14を一瞬に
全開させた場合には、このノズル14の開放時間Mとフリ
ットガラス4の落下量Yとの関係が、シャッタ15にてノ
ズル14を開いた直後において、フリットガラス4の落下
量Yがシャッタ15によるノズル14の開放時間Mに比例し
ない。
【0053】また、シャッタ15にてノズル14を開いた際
のフリットガラス4の落下量Yは、図5および図6に示
すように、シャッタ15にてノズル14を開いた直後におけ
るフリットガラス4の落下量Yがばらついている。この
ばらつきは、ファンネル2のシール面3からのフリット
ガラス4の垂れを発生させる原因となる。
【0054】そこで、この問題を改善するために、制御
回路にて制御してシャッタ15を2段階に分けた速度にて
開動作させると、図7に示すように、特にフリットガラ
ス4の塗り始めにおいて、このフリットガラス4の塗布
量を、シャッタ15によるノズル14の開放時間Mにできる
だけ比例させることができる。
【0055】ここで、このシャッタ15は、このシャッタ
15に取り付けられた図示しないサーボモータの駆動を制
御回路にて制御することにより制御される。すなわち、
フリットガラス4の塗布開始時におけるファンネル2の
シール面3からの垂れ落ちを少なくするためには、ノズ
ル14の口径Φが影響するので、このノズル14の口径Φを
制御すればよい。
【0056】次いで、塗布タンク11内の仕切板21は、こ
の塗布タンク11内に充填されたフリットガラス4の圧力
を安定させる役割を有する。また、この塗布タンク11内
のフリットガラス4の圧力を安定させるためには、この
塗布タンク11内のフリットガラス4の充填量が少なくな
った際に、このフリットガラス4を充填して塗布タンク
11の所定のレベルまで供給させればよい。
【0057】そして、このフリットガラス4の塗布タン
ク11への供給は、図示しないフリットストレージタンク
の下に塗布タンク11をロボット7のアーム8にて移動さ
せた後、レベルセンサ38による塗布タンク11内に充填さ
れたフリットガラス4の充填量の検知に基づいた制御回
路による制御により、塗布タンク11の上端部を蓋体35に
て開いて、新しいフリットガラス4を塗布タンク11内の
所望のレベルまで供給させる。
【0058】さらに、ファンネル2のシール面3にフリ
ットガラス4を塗布する際に、仕切板21より上側のフリ
ットガラス4が仕切板21にて遮られて、この仕切板21よ
り下側に位置するフリットガラス4には圧力が掛からな
くなる。すなわち、塗布タンク11内におけるフリットガ
ラス4のヘッドである高さが一定になるので、仕切板21
より下側に位置するフリットガラス4の圧力が等しくな
り、このフリットガラス4によるノズル14からの吐出圧
を一定に保つことができるから、このノズル14からのフ
リットガラス4の単位時間当りの塗布量をより容易かつ
均一にすることが可能である。
【0059】このとき、仕切板21より上側に位置したフ
リットガラス4は、この仕切板21の連通口23を通過し
て、この仕切板21より下側へと移動する。
【0060】さらに、塗布タンク11のノズル14からのフ
リットガラス4の落下量Yに影響を与える因子は多数あ
るので、このフリットガラス4の粘度Nを誤差因子とし
て、表1に示すように、各制御因子の状態である水準を
選択した。
【0061】
【表1】
【0062】そして、表2に示すように、実験計画法に
よるL18の直交表の外側に誤差因子を割り付けるとと
もに、このL18の直交表の内側に各制御因子を割り付
けた。
【0063】
【表2】
【0064】このとき、この実験計画法によるL18の
直交表を用いることにより、4374通りとなるものを
18通りとすることができる。
【0065】そして、Y=βMの動特性によるSN比を
求めた結果、図3および表3に示す要因効果図を得た。
この結果、制御因子である中段撹拌羽32の向きと、ノズ
ル14の口径Φと、上段撹拌羽31、中段撹拌羽32および下
段撹拌羽33の回転数である攪拌状態と、仕切板21とによ
るSNが特に高くなることがわかった。
【0066】
【表3】
【0067】例えば、図3に示す仕切板21の要因効果図
を見ると、V字形をしており、左右のSN比の高いとこ
ろは仕切板21がある場合、中央の低いところは仕切板21
がない場合である。すなわち、この仕切板21は、フリッ
トガラス4の落下量Yのばらつきを無くす効果があるこ
とがわかる。
【0068】そこで、SN比の高い制御因子の水準を選
び、確認実験でSN比の再現性を確認した。この結果、
誤差因子の水準を振っても、すなわちフリットガラス4
の粘度Nが変化しても、このフリットガラス4の落下量
Yが、シャッタ15によるノズル14の開放時間Mにできる
だけ比例する条件を得ることができた。
【0069】また、図4および表4に示すように、感度
の高い制御因子の水準を選んでも同様の効果を得ること
ができる。
【0070】
【表4】
【0071】したがって、各制御因子の水準を選択する
ことによって、フリットガラス4の落下量Yのばらつき
を改善でき、このフリットガラス4の単位時間当りの落
下量Yを一定にできるので、粘性が所定の範囲であるフ
リットガラス4をファンネル2のシール面3に確実かつ
均一に塗布できる。すなわち、このフリットガラス4の
ファンネル2のシール面3での繋ぎ目5で、フリットガ
ラス4が垂れたり不足したりすることを完全に無くすこ
とができた。
【0072】よって、フリットガラス4の落下量Yが、
シャッタ15によるノズル14の開放時間Mに比例させるよ
うに、各制御因子の条件を採用することによって、フリ
ットガラス4の粘度Nがばらついても、このフリットガ
ラス4の落下量Yが安定して、安定したフリットガラス
4の塗布ができる。このため、ファンネル2のシール面
3にフリットガラス4を所望の形状で確実かつ均一に塗
布できるから、このフリットガラス4によるファンネル
2のシール面3への塗布品位を向上できる。
【0073】また、レーザセンサ16を用いてフリットガ
ラス4の塗布開始位置を検出して、ファンネル2のシー
ル面3でのフリットガラス4の継ぎ目5における塗布量
を制御するとともに、この継ぎ目5におけるオーバーラ
ップ量を、図9に示すように、フリットガラス4の塗布
開始位置での1/2の幅寸法を有する部分とすることに
より、この継ぎ目5でのフリットガラス4の重ね合わせ
の制御が容易かつ確実にできるから、このフリットガラ
ス4によるファンネル2のシール3面への塗布をより確
実かつ均一にできる。
【0074】さらに、塗布タンク11内の上段攪拌羽31、
中段攪拌羽32および下段攪拌羽33それぞれの羽部34の断
面を、ノズル14に対向した側である上端側の幅方向にお
ける距離が、このノズル14に相対した側の幅方向におけ
る距離より長い三角形状としたので、これら上段攪拌羽
31、中段攪拌羽32および下段攪拌羽33をフリットガラス
4が充填された塗布タンク11内で回転させることによ
り、これら上段攪拌羽31、中段攪拌羽32および下段攪拌
羽33それぞれの各羽部34により上側から下方と向かう相
対的な揚力が生じる。
【0075】よって、塗布タンク11内で上段攪拌羽31、
中段攪拌羽32および下段攪拌羽33のそれぞれを回転させ
ることにより、一般的に粘度の高いフリットガラス4を
攪拌させつつ、このフリットガラス4を全体に亘って略
均一に下方に位置するノズル14へと付勢できる。このた
め、この塗布タンク11内におけるフリットガラス4の圧
力がより一定になるので、この塗布タンク11のノズル14
から吐出されるフリットガラス4の単位時間当りの落下
量Yをより容易かつ均一にできる。
【0076】この結果、ファンネル2のシール面3に塗
布したフリットガラス4の修正作業を無くすことができ
るばかりではなく、今まで産業廃棄物として処理しなく
てはならなかったフリットガラス4を無くすことができ
るので、塗布装置本体1の工業的価値が向上する。
【0077】なお、上記一実施の形態では、位置決めさ
れたファンネル2のシール面3より上部に塗布タンク11
を移動させたが、この塗布タンク11を固定して、ファン
ネル2を相対的に移動させてもよい。
【0078】また、陰極線管のファンネル2のシール面
3にフリットガラス4を塗布する装置について説明した
が、粘度の高い接着材などを所望量塗布する装置にも対
応させて用いることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、充填部を相対的に移動
手段にて移動させながら、吐出口からのフリットガラス
の単位時間当りの吐出量を制御手段にて一定にして吐出
させて、このフリットガラスを対象物に塗布することに
より、対象物に塗布されるフリットガラスの単位時間当
りの塗布量が一定になるので、このフリットガラスを対
象物に確実かつ均一に塗布できる。
【0080】また、フリットガラスを対象物に塗布する
際における対象物の初期位置を初期位置検出手段にて検
出し、この初期位置検出手段にて検出した対象物の初期
位置に基づいて吐出口の開閉を制御手段にて制御するこ
とにより、この初期位置でのフリットガラスの重ね合わ
せの制御が容易になる。
【0081】さらに、一般的に粘度の高いフリットガラ
スが内部に充填された充填部内を仕切部にて水平方向に
沿って仕切ったので、この充填部の底部側に位置するフ
リットガラスの圧力を一定にできる。
【0082】また、充填部内のフリットガラスの充填量
を充填量検出手段で検出して、この充填部内のフリット
ガラスの充填量を維持することにより、この充填部内に
充填したフリットガラスの圧力を一定にできる。
【0083】さらに、充填部内のフリットガラスを攪拌
手段にて攪拌させながら吐出口へと付勢することによ
り、この充填部内のフリットガラスの圧力をより一定に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリットガラス塗布装置の一実施の形
態を示す説明図である。
【図2】同上フリットガラス塗布装置によるノズルの開
放時間に対するフリットガラスの落下量の関係を示す二
次グラフである。
【図3】同上フリットガラス塗布装置によるSN比の要
因効果図である。
【図4】同上フリットガラス塗布装置による感度の要因
効果図である。
【図5】同上フリットガラス塗布装置によるシャッタ動
作時間の累積時間に対するフリットガラスの落下量の関
係を示す二次グラフである。
【図6】同上フリットガラス塗布装置によるシャッタ動
作時間の単位時間当りに対するフリットガラスの落下量
の関係を示す二次グラフである。
【図7】同上フリットガラス塗布装置によるシャッタ動
作時間に対するフリットガラスの塗布量の関係を示す二
次グラフである。
【図8】同上フリットガラス塗布装置によるシャッタ動
作時間に対するフリットガラスの落下量の関係を示す二
次グラフである。
【図9】同上フリットガラス塗布装置による繋ぎ目での
フリットガラスの理想塗布状態を示す説明図である。
【図10】同上フリットガラス塗布布装置による繋ぎ目
でのフリットガラスが不足した塗布状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
3 対象物としてのシール面 4 フリットガラス 7 移動手段としてのロボット 11 充填部としての塗布タンク 14 吐出口としてのノズル 15 制御手段としてのシャッタ 16 制御手段としての初期位置検出手段であるレーザ
センサ 21 制御手段としての仕切部である仕切板 31 制御手段としての攪拌手段である上段攪拌羽 32 制御手段としての攪拌手段である中段攪拌羽 33 制御手段としての攪拌手段である下段攪拌羽 34 羽部 38 制御手段としての充填量検知手段であるレベルセ
ンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向原 昇 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 (72)発明者 金岡 良昭 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 Fターム(参考) 4F041 AA05 AB01 BA24 BA32 BA38 BA42 BA56 4F042 AA02 AA06 AB01 BA08 BA25 CA06 DF07 5C012 AA02 BC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にフリットガラスが充填される充填
    部と、 この充填部の底部に設けられ、前記フリットガラスを吐
    出させる吐出口と、 前記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出さ
    れるフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、 前記吐出口から吐出されるフリットガラスの単位時間当
    りの吐出量を一定にする制御手段とを具備したことを特
    徴としたフリットガラス塗布装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、吐出口から吐出されるフリ
    ットガラスの吐出量に起因する複数の制御因子の状態を
    選択することにより、このフリットガラスの単位時間当
    りの吐出量を一定にすることを特徴とした請求項1記載
    のフリットガラス塗布装置。
  3. 【請求項3】 制御因子は、充填部内に充填されたフリ
    ットガラスの攪拌状態と、前記充填部内における前記フ
    リットガラスの液面の高さと、吐出口の開閉速度と、こ
    の吐出口の口径と、この吐出口への前記フリットガラス
    による圧力との少なくともいずれか1つ以上であること
    を特徴とした請求項2記載のフリットガラス塗布装置。
  4. 【請求項4】 吐出口からのフリットガラスの単位時間
    当りの吐出量は、このフリットガラスの粘度に関わらず
    一定であることを特徴とした請求項1ないし3いずれか
    記載のフリットガラス塗布装置。
  5. 【請求項5】 吐出口は、開口面積を可変可能であり、 制御手段は、前記吐出口の開口面積を可変させて、この
    吐出口から吐出されるフリットガラスの吐出量を制御す
    ることを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載のフ
    リットガラス塗布装置。
  6. 【請求項6】 内部にフリットガラスが充填される充填
    部と、 この充填部の底部に設けられ、前記フリットガラスを吐
    出させる開閉可能な吐出口と、 前記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出さ
    れるフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、 前記吐出口から吐出されたフリットガラスを塗布した対
    象物における初期位置を検出する初期位置検出手段と、 この初期位置検出手段にて検出した前記対象物における
    初期位置に基づいて前記吐出口の開閉を制御する制御手
    段とを具備したことを特徴としたフリットガラス塗布装
    置。
  7. 【請求項7】 内部にフリットガラスが充填される充填
    部と、 この充填部の底部に設けられ、前記フリットガラスを吐
    出させる吐出口と、 前記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出さ
    れるフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、 前記充填部内に設けられ、この充填部内に充填されたフ
    リットガラスを水平方向に沿って仕切る仕切部とを具備
    したことを特徴としたフリットガラス塗布装置。
  8. 【請求項8】 内部にフリットガラスが充填される充填
    部と、 この充填部の底部に設けられ、前記フリットガラスを吐
    出させる吐出口と、 前記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出さ
    れるフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、 前記充填部内に充填されたフリットガラスの充填量を検
    知する充填量検知手段とを具備したことを特徴としたフ
    リットガラス塗布装置。
  9. 【請求項9】 内部にフリットガラスが充填される充填
    部と、 この充填部の底部に設けられ、前記フリットガラスを吐
    出させる吐出口と、 前記充填部を相対的に移動させて前記吐出口から吐出さ
    れるフリットガラスを対象物に塗布させる移動手段と、 前記充填部内に設けられ、この充填部内に充填されたフ
    リットガラスを攪拌しつつ前記吐出口へ付勢する攪拌手
    段とを具備したことを特徴としたフリットガラス塗布装
    置。
  10. 【請求項10】 攪拌手段は、充填部内に回転可能に設
    けられ、回転方向に沿った最先端側および最後端側間に
    おける吐出口に対向した側の距離がこの吐出口の反対の
    側の距離より長い断面を有する羽部を備えたことを特徴
    とした請求項9記載のフリットガラス塗布装置。
  11. 【請求項11】 制御因子は、充填部内に充填されたフ
    リットガラスを攪拌させる攪拌手段の有無と、この攪拌
    手段による攪拌回転数と、前記充填部内における前記フ
    リットガラスの液面の高さと、吐出口の開閉速度と、こ
    の吐出口の口径と、前記充填部内の前記フリットガラス
    を水平方向に沿って仕切る仕切部の有無との少なくとも
    いずれか1つ以上であることを特徴とした請求項2記載
    のフリットガラス塗布装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194358A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Toshiba Corp ペースト塗布装置及びペースト塗布方法

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