JP2003284927A - 高温脱硝触媒 - Google Patents

高温脱硝触媒

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JP2003284927A JP2002090505A JP2002090505A JP2003284927A JP 2003284927 A JP2003284927 A JP 2003284927A JP 2002090505 A JP2002090505 A JP 2002090505A JP 2002090505 A JP2002090505 A JP 2002090505A JP 2003284927 A JP2003284927 A JP 2003284927A
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Masayoshi Ichiki
正義 市来
Kazuhiro Yano
和宏 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 450〜600℃で有効に排ガスを脱硝する
ことができる方法、およびこの方法に用いられるする触
媒を提供する。 【解決手段】 排ガス中の窒素酸化物の選択的接触還元
用の触媒は、酸化チタンと、タングステン、モリブデン
およびホウ素のうち少なくとも一種の酸化物とから構成
された複合酸化物からなり、かつその固体酸強度(H
o)はHo≦−11.93である。乾燥酸化チタンに、
タングステン、モリブデンおよびホウ素のうち少なくと
も一種の元素を含む溶液を含浸させ、次いでこの酸化チ
タンを乾燥させ酸素雰囲気下に500〜800℃で焼成
する。これにバインダーを加え粒状に成形することが好
ましい。酸化チタンは好ましくは非晶質酸化チタンであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ、ガスター
ビン、エンジン、燃焼炉等から出る排ガスにアンモニア
などの還元剤を注入し、触媒の存在下に排ガス中の窒素
酸化物を選択的に還元除去する脱硝方法(SCR法)、
およびこの方法に用いられる触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SCR法に用いられる脱硝触媒は、一般
にアナターゼチタニアにバナジウム酸化物を吸着担持
し、それにタングステン、モリブデンなどの酸化物を添
加したものである。この触媒は350〜400℃付近に
活性反応温度のピークをもち、400℃以上では反応温
度の上昇につれて脱硝性能が低下する。この触媒の代表
的特性を図7に示す。上記触媒は、特に450℃以上で
は脱硝性能の急激な低下を示し、500℃以上ではアン
モニアの燃焼によるNOxの生成が認められるようにな
る。
【0003】最近、排熱回収ボイラを備えないガスター
ビン等のように、450〜600℃でSCR法による脱
硝を実現させる必要がある排ガス系がいくつかあり、排
ガスを冷却することなく450〜600℃で有効に排ガ
スを脱硝することができる方法、およびこの方法に用い
られる触媒が求められている。
【0004】高温域での脱硝には無触媒での窒素酸化物
の選択的還元法(NCSR法)が知られているが、この
方法での最適な温度は700〜800℃であり、脱硝性
能も実用的には60%が限度である。
【0005】従来、上記のような温度領域での使用を目
的として、チタニアにタングステン酸化物を担持させた
触媒やゼオライト担体にタングステン酸化物を担持させ
た触媒が提案されている。
【0006】しかし、これらの触媒の脱硝性能は、通常
の温度範囲で使用されるバナジウム酸化物担持の脱硝触
媒と比べ明らかに低く、90%以上の脱硝率を得るには
大量の触媒、過剰の還元剤の注入、排ガスへの特殊な添
加物の注入などが必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、450〜6
00℃で有効に排ガスを脱硝することができる方法、お
よびこの方法に用いられるする触媒を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】450℃以上の高温で脱
硝性能が低下するのは、以下の2要因による。
【0009】 触媒表面のアンモニア酸化・分解反応 触媒へのアンモニア吸着量の減少。
【0010】これらの要因に対し、必要かつ十分な対策
を講じた触媒を開発すれば、通常温度域でのSCR法と
同様なシステムで高温域での効率的な脱硝が行える。本
発明は、このような観点からなされたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】アンモニアの酸化は、触媒表面に
存在する活性化酸素種(O ,O 等)による吸
着アンモニアからの水素引き抜き作用に端を発すると考
えられる。活性酸素種は温度が高いほど容易に生成す
る。逆に触媒のプロトン(H )供与作用が強けれ
ば、吸着アンモニアは安定なNH となり600
℃以下では殆ど酸化・分解作用を受けない。
【0012】また、通常の触媒固体表面は450℃以上
では殆どアンモニアの吸着作用を示さない。
【0013】すなわち、通常のSCR脱硝触媒を450
℃以上の高温域で使用すると、アンモニアは殆ど吸着さ
れず、吸着しても少量の吸着アンモニアは周辺に多量に
存在する活性酸素種の作用で酸化分解され、N ある
いはNOが生成する。この典型的な例を、上述したよう
に、図1に示す。同図から分かるように、430℃以下
では有効な脱硝性能を示していた触媒が450℃以上で
急激な脱硝性能の低下を示し、500℃以上では逆にN
Oxの生成が観測される。
【0014】触媒固体表面は室温で一般に表面水酸基
(−OH)に覆われていると考えられるが、昇温するに
従い表面脱水反応により活性酸素種が形成される(2O
H→O +H O:ルイス酸点の発現)。
【0015】固体酸表面では水酸基水素の帯電が認めら
れ(ブレンステッド酸点の発現)、アンモニア吸着性は
高いが、昇温に従ってブレンステッド酸点が減少しルイ
ス酸点が増大する。
【0016】アンモニアによるSCR反応は、ブレンス
テッド酸点とルイス酸点の混在に依って触媒されると考
えられるが、両者のバランスが崩れると脱硝性能は低下
する。
【0017】 低温時:ブレンステッド酸点の増大、ルイス酸点の減少 高温時:ブレンステッド酸点の減少、ルイス酸点の増
大。
【0018】以上の観点から、450℃以上の高温域に
おいてブレンステッド酸とルイス酸のバランスが適正な
範囲にあり、かつ表面の酸点の数(酸量)が高く、熱的
安定性が高い物質が高温域の脱硝触媒として望まれる。
【0019】本発明者は、上記考察から、高温でも強い
ブレンステッド酸点が存在する“固体超強酸”を触媒と
して用いれば、高温域で実用的な脱硝性能を発揮するこ
とを見い出した。
【0020】個体超強酸作用を示す物質については、い
くつか報告がなされている(「硫酸を利用した固体超強
酸触媒の調製」、荒田一志、硫酸と工業、平成9年9月
発行、第123頁)。
【0021】個体超強酸作用を示す物質の中で、ジルコ
ニウム酸化物に硫酸根(SO またはSO
を作用させて得た複合酸化物は、酸強度が最も強いもの
として知られている。しかしながら、この化合物はガス
タービン排ガスのようにSOxを殆ど含まないガス系で
500℃以上で使用すると、硫酸根の脱離現象が観測さ
れ、脱硝性能が安定しない。酸化錫系統、酸化鉄系統な
どは超強酸作用とは別に、酸素の解離吸着作用が激し
く、アンモニアの酸化を加速し望ましくない。
【0022】本発明による高温脱硝触媒は、酸化チタン
と、タングステン、モリブデンおよびホウ素のうち少な
くとも一種の酸化物とから構成された複合酸化物からな
り、かつ固体酸強度(Ho)がHo≦−11.93であ
ることを特徴とするものである。この固体超強酸は、硫
酸以上の酸強度を有する。
【0023】本発明による高温脱硝触媒は、例えば、乾
燥酸化チタンに、タングステン、モリブデンおよびホウ
素のうち少なくとも一種を含む溶液を含浸させ、次いで
この酸化チタンを乾燥させ酸素雰囲気下に500〜80
0℃で焼成することにより得られる。得られる粉状物触
媒にバインダーを加え、この混合物を粒状に成形しても
よい。酸化チタンの乾燥は好ましくは300℃以下の温
度で行う。乾燥後は高度の乾燥状態を維持した状態で上
記元素の酸化物の含浸を行う。酸素雰囲気下での500
〜800℃での焼成により酸化チタンと上記元素の酸化
物とが複合化される。
【0024】原料としての酸化チタンは、純度99%以
上の純度を有し、X線回折で明確な結晶型を示さない非
晶質酸化チタンであることが好ましい。
【0025】上記粉状または粒状の高温脱硝触媒は、マ
トリックスとしてのセラミックファイバープレフォーム
体の繊維間に分散保持させた板状形態のものであっても
よい。
【0026】本発明による高温脱硝触媒は、酸化チタン
をセラミックファイバープレフォーム体の繊維間に分散
保持させ、酸化チタンを乾燥してこれにタングステン、
モリブデンおよびホウ素のうち少なくとも一種を含む溶
液を含浸させ、次いで同プレフォーム体を乾燥させ、酸
素雰囲気下に500〜800℃で焼成することにより得
られる、上記金属の複合酸化物からなり、かつ固体酸強
度(Ho)がHo≦−11.93である板状高温脱硝触
媒であってもよい。酸化チタンの乾燥およびプレフォー
ム体の乾燥は好ましくは300℃以下の温度で行う。酸
化チタンの乾燥後は高度の乾燥状態を維持した状態で上
記元素の酸化物の含浸を行う。酸素雰囲気下での500
〜800℃での焼成により酸化チタンと上記元素の酸化
物とが複合化される。
【0027】セラミックファイバープレフォーム体を用
いる場合、セラミックファイバープレフォーム体は波板
状の折り曲げ成型物と平板状の成型物とを交互に積層し
てなるハニカム構造物であることが好ましい。
【0028】本発明による高温脱硝触媒を用いる脱硝方
法では、排ガスに還元剤を注入し、本発明による触媒に
反応温度400〜700℃で排ガスを接触させ、排ガス
中の窒素酸化物を還元除去する。
【0029】触媒の固体物性については、比表面積は1
0〜100m /gであり、チタニアの結晶型は焼成
温度によって異なるが一般にアナターゼ、ルチルであ
り、これらが単独でまたは混在して観測される。
【0030】タングステン酸化物、モリブデン酸化物お
よび硼素酸化物の割合は生成する酸強度にはあまり影響
されず主として酸量に影響する。すなわち、この割合が
過小であると生成する超強酸酸量が減少し、過大である
と過剰分は超強酸点の生成に寄与せず、反応物質の細孔
内拡散性の阻害要因となる。
【0031】高温域でのアンモニアSCR触媒にとって
重要な点は、X線回折からは非晶質とみなされるアナタ
ーゼチタニアを高度に乾燥し、タングステン酸化物、モ
リブデン酸化物および硼素酸化物の水溶液と接触させ、
乾燥・焼成を施して生成させた超強酸点の発現であり、
他に多数存在する各種スペクトルデータなど、固体表面
構造解析により得られる各種固体物性は、触媒性能に大
きな影響を与えない。
【0032】酸強度(H )は、表面水酸基水素の帯
電強度またはその電離平衡を示す指標であり、一般には
ハメット指示薬によって計測される。通常のチタニア、
シリカ、アルミナなどの酸強度は+1.5≧H >−
5.6程度であり、固体超強酸の酸強度と比較して10
倍以上の相違がある。簡便には、乾燥した固体酸化
物をベンゼンに投入してベンゼンの発色現象を観察すれ
ば、超強酸点の発現を定性的に視認することができる。
酸量は一般にNH 吸着昇温脱離法(NHTPD)
により測定される。
【0033】本発明を要約すると、下記の通りである。
【0034】 450℃以上の高温域でのアンモニア
SCR触媒として、固体超強酸触媒が好適である。
【0035】 固体超強酸としては、熱的安定性やア
ンモニア酸化性を考慮すれば、TiO −WO系固体
超強酸が最適である。
【0036】 超強酸の生成には、高度に乾燥させ
た、なるべく高純度の非晶質チタニアに、タングステ
ン、モリブデン、硼素などの化合物の水溶液を含浸さ
せ、乾燥・焼成させる。
【0037】 触媒性能は酸強度、酸量に支配され、
その他の固体物性値との関連は薄い。
【0038】〔作 用〕本発明による、固体酸強度(H
o)がHo≦−11.93である脱硝触媒は、表面水酸
基の水素の帯電が強いため、高温でも的確にアンモニア
を吸着しうる。すなわちアンモニアは上記水素と反応し
て安定なNH イオンとして吸着され、脱硝反応
に寄与する。
【0039】超強酸性の触媒は、酸素の解離吸着による
活性酸素種を生成し難く、SCR脱硝反応にとって好ま
しくないアンモニアの酸化・分解反応を抑制する。
【0040】超強酸性の触媒は、アンモニアの酸化を加
速せず、かつ十分に高い酸強度(H ≦−11.9
3)と酸量を持ち450℃以上の高温域でのアンモニア
SCR触媒として好適に使用できる。
【0041】本触媒の熱安定性は高く、800℃の長時
間加熱でも活性の低下は微弱である。また、硫酸塩の生
成は観測されず、SOx被毒の懸念はない。
【0042】以下に本触媒ならびにその調整法を実施例
をもって具体的に示す。
【0043】
【発明の実施の形態】実施例と参考例 (1) チタニアの選定 表1に示す各種チタン化合物サンプルAからFを超強酸
触媒の原料とした。
【0044】
【表1】
【0045】(2) 超強酸点の発現 表1に示した各種チタニアを空気中120℃で通気乾燥
し、冷却せずに迅速に10.1%のメタ・タングステン
酸アンモニウム水溶液に投入し、同液を3時間放置し
た。濾取した固形物を120℃、3時間乾燥、空気中7
00℃で3時間通気下に焼成した。得られた粉体サンプ
ルA´からF´の比表面積と超強酸点の発現を計測し
た。
【0046】
【表2】
【0047】(3) 触媒活性 上記粉体サンプルA´からF´を圧縮成型して、10〜
30メッシュの粒状触媒とした。各触媒を石英ガラス製
の反応管に充填し、電気炉中で450〜600℃の脱硝
性能を下記反応条件で計測した。その結果を図1に示
す。
【0048】
【0049】(4) 乾燥温度の影響 上記チタニア粉Eを純水に投入・濾過して含水チタニア
を調製し、これを通気乾燥した。得られた乾燥品を10
0メッシュ以下に摩砕して粉体サンプルGからIとし
た。この乾燥条件を表3に示す。これらの粉体を冷却せ
ずに上記(2) と同様の操作でW酸化物を担持させ、70
0℃、3時間焼成を行った。得られたサンプル触媒G´
からI´の超強酸点の発現を調べ、上記(3) と同様の条
件で触媒性能を測定した。こうして調べた乾燥温度の影
響の結果を図2に示す。
【0050】
【表3】
【0051】(5) W酸化物添加量の影響 上記チタニア粉Eに各種濃度のメタ・タングステン酸ア
ンモニウム水溶液を用いて上記(2) と同様な手法でW酸
化物を表4に示す量で担持させ、700℃、3時間焼成
を行った。得られたサンプル(J−L)の触媒性能を上
記(3) と同様の条件で測定した。こうして調べたW酸化
物添加量の影響を図3に示す。
【0052】
【表4】
【0053】(6) 焼成温度の影響 上記チタニア粉Eに上記(2) と同様な手法でW酸化物を
担持させ、表5に示す各種温度で3時間焼成した。得ら
れたサンプル(MからP)の触媒性能を上記(3) と同様
の条件で計測した。こうして調べた焼成温度の影響を図
4に示す。
【0054】
【表5】
【0055】(7) Mo酸化物、B酸化物による超強酸 上記チタニア粉Eに上記(2) と同様な手法で、Mo酸化
物としてモリブデン酸アンモニウム((NH
[Mo24]・4H O)またはB酸化物とし
てオルトホウ酸(H BO )を用いてこれらをそ
れぞれ担持させ、700℃で3時間焼成を行った。Mo
酸化物、B酸化物による超強酸点(表6に特性を示す)
を有する触媒サンプル(Q,R)の触媒性能を上記(3)
と同様の条件で計測した。こうして調べたの結果を図5
に示す。
【0056】
【表6】
【0057】(8) 板状触媒の性能 上記チタニア粉Eに上記(2) と同様な手法でW酸化物を
担持させ、これを空気中600℃で3時間焼成し、W/
チタニア系固体超強酸粉を得た。これを100メッシュ
以下に摩砕し、純水を加え固形分20重量%のスラリー
とした。その際、粉体の凝集防止を目的に水に対し1/
1000〜1/2000(体積比)の16N硝酸を加え
た。このスラリー100重量部に対し、バインダーとし
て固形分20重量%のコロイダルシリカ(日産化学製ス
ノーテックス0)を20重量部加え、素早く攪拌混合し
た。
【0058】このスラリーにセラミックペーパー(日本
無機製SMS05)を浸漬しスラリーをペーパーの繊維
間に保持させ、120℃で乾燥、400℃3時間焼成し
て、固体超強酸粉56g/m(ペーパー片面)を分散
保持した板状触媒を得た。この板状触媒の脱硝性能を異
なる温度で下記反応条件で計測した。この結果を図6に
示す。
【0059】
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、450〜600℃で有
効に排ガスを脱硝することができる方法、およびこの方
法に用いられるする触媒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サンプルの脱硝性能を示す反応温度と脱硝率
のグラフである。
【図2】 乾燥温度の影響を示す反応温度と脱硝率のグ
ラフである。
【図3】 W酸化物量の影響を示す反応温度と脱硝率の
グラフである。
【図4】 焼成温度の影響を示す反応温度と脱硝率のグ
ラフである。
【図5】 Mo酸化物、B酸化物を用いた超強酸を示す
反応温度と脱硝率のグラフである。
【図6】 板状触媒の性能を示す反応温度と脱硝率のグ
ラフである。
【図7】 従来触媒の脱硝性能を示す反応温度と脱硝率
のグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G091 AB04 BA14 BA39 GA01 GA03 GA05 GA06 GB10W GB17X 4D048 AA06 AB02 AC04 BA04X BA07X BA26X BA27X BA41X BB02 4G069 AA03 AA08 AA11 AA12 BA04B BA45A BC59B BC60B BD03B CA02 CA03 CA08 CA13 EA13 EA21 EC26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス中の窒素酸化物の選択的接触還元
    用の触媒であって、酸化チタンと、タングステン、モリ
    ブデンおよびホウ素のうち少なくとも一種の酸化物とか
    ら構成された複合酸化物からなり、かつ固体酸強度(H
    o)がHo≦−11.93であることを特徴とする高温
    脱硝触媒。
  2. 【請求項2】 乾燥酸化チタンに、タングステン、モリ
    ブデンおよびホウ素のうち少なくとも一種の元素を含む
    溶液を含浸させ、次いでこの酸化チタンを乾燥させ酸素
    雰囲気下に500〜800℃で焼成することにより得ら
    れることを特徴とする請求項1記載の高温脱硝触媒。
  3. 【請求項3】 バインダーを加え粒状に成形したことを
    特徴とする請求項2記載の粒状高温脱硝触媒。
  4. 【請求項4】 酸化チタンが非晶質酸化チタンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高温脱
    硝触媒。
  5. 【請求項5】 セラミックファイバープレフォーム体の
    繊維間に分散保持されてなることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の高温脱硝触媒。
  6. 【請求項6】 酸化チタンをセラミックファイバープレ
    フォーム体の繊維間に分散保持させ、酸化チタンを乾燥
    してこれにタングステン、モリブデンおよびホウ素のう
    ち少なくとも一種の元素を含む溶液を含浸させ、次いで
    同プレフォーム体を乾燥させ、酸素雰囲気下に500〜
    800℃で焼成し、上記金属の複合酸化物からなりかつ
    固体酸強度(Ho)がHo≦−11.93である板状高
    温脱硝触媒を得ることを特徴とする板状高温脱硝触媒の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 セラミックファイバープレフォーム体が
    波板状の折り曲げ成型物と平板状の成型物とを交互に積
    層してなるハニカム構造物であることを特徴とする請求
    項5または6記載の高温脱硝触媒。
  8. 【請求項8】 排ガスに還元剤を注入し、請求項1〜7
    のいずれかに記載の触媒に反応温度400〜700℃で
    排ガスを接触させ、排ガス中の窒素酸化物を還元除去す
    ることを特徴とする高温度域における脱硝方法。
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