JP2003284560A6 - Abcトランスポーター関連遺伝子abcc13 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は,新規なABCトランスポーター関連遺伝子を提供することを目的とする。
【解決手段】新規なABCトランスポーター関連遺伝子,これによりコードされる蛋白質,およびこの蛋白質を認識する抗体が提供される。本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13は,特定のヒト組織または細胞において高い発現量を示すため,本発明のDNAおよび抗体は,癌診断マーカーおよび造血細胞の分化のマーカーとして,および薬剤または遺伝子を造血幹細胞に特異的にターゲティングするための標識として用いることができる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子に関する。より詳細には,本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子,この遺伝子によりコードされる蛋白質,この蛋白質を認識する抗体,ならびに本発明の遺伝子,蛋白質および抗体を用いる種々の疾患の診断および治療に関する。
【0002】
【従来の技術】ATP結合カセット(ABC)トランスポーターは,細菌からヒト等の高等生物にわたるすべての細胞において見いだされる,最も大きな蛋白質のスーパーファミリーの1つであり,約250種類(ヒトでは約50種類)のメンバーが知られている。ほとんどのABC蛋白質は,活性なトランスポーターであるが,イオンチャネルとして機能するものも存在する。多くのABC蛋白質は,臨床的に非常に有用である。例えば,癌に化学療法に対する耐性を与え,薬物の体内動態に関与する多剤耐性P−糖蛋白質,嚢胞性繊維症遺伝子産物,マラリア寄生虫にクロロキン耐性を付与するpfmdr,細菌中の細胞からトキシンを輸出する蛋白質,デュービン−ジョンソン症候群に関与する蛋白質等が知られている(Dean et al., Genome Research 11, 1156-1166 (2001))。典型的なABCトランスポーターは,複数個の膜スパニングドメイン(MSD)および1つから2つのヌクレオチド結合ドメイン(NBD)から構成される。
【0003】いくつかのABCトランスポーターおよびチャネルについては,その構造および機能が明らかにされているが,他の多くのABCトランスポーターの機能および生理学的役割はまだ不明である。したがって,ABCトランスポーターの構造および作用メカニズムを解析し,種々の疾患との関連性を解明することは,疾患の予防・治療方法の開発に有用であろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,新規なABCトランスポーター関連遺伝子,この遺伝子によりコードされる蛋白質およびこの蛋白質を認識する抗体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列を有するDNAを提供する。本発明はまた,該DNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし,かつABCトランスポーター蛋白質をコードするDNAを提供する。
【0006】別の観点においては,本発明は,配列番号4,5または6で表されるアミノ酸配列を有する蛋白質またはそのフラグメントを提供する。さらに,本発明は,これらの蛋白質をコードするDNAを提供する。
【0007】また別の観点においては,本発明は,配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列中の連続する6−50塩基を有するオリゴヌクレオチド,あるいは,配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列中の連続する12−500塩基を有するオリゴヌクレオチドを提供する。
【0008】さらに別の観点においては,本発明は,上述の本発明の蛋白質またはそのフラグメントを認識する抗体を提供する。
【0009】本発明の1つの観点においては,大腸癌を診断する方法が提供される。該方法は,患者の大腸組織に由来する試料と上述の本発明のオリゴヌクレオチドとを接触させ,該試料と該オリゴヌクレオチドとの間にハイブリダイゼーションが生ずるか否かを判定することにより,試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするRNAの存在または量を検出することを含む。あるいは,該方法は,患者の大腸組織に由来する試料と上述の本発明の抗体とを接触させ,該試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定することを含む。
【0010】本発明の別の観点においては,造血幹細胞を分化の程度にしたがってタイピングする方法が提供される。該方法は,造血細胞に由来する試料と本発明のオリゴヌクレオチドとを接触させ,該試料と該オリゴヌクレオチドとの間にハイブリダイゼーションが生ずるか否かを判定することにより,試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするRNAの存在または量を検出することを含む。あるいは,該方法は,造血細胞に由来する試料と上述の本発明の抗体とを接触させ,該試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定することを含む。
【0011】さらに,本発明は,上述の本発明のオリゴヌクレオチドを含む大腸癌診断用キットおよび造血幹細胞タイピング用キット,ならびに上述の本発明の抗体を含む大腸癌診断用キットおよび造血幹細胞タイピング用キットを提供する。本発明はまた,薬剤および上述の本発明の抗体を含む,薬剤を造血幹細胞にターゲティングするための組成物を提供する。本発明はさらに,上述の本発明の抗体および該抗体に結合した化学療法剤を含む,骨髄移植前処置用医薬組成物を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は,新規なヒトABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするDNAを提供する。該DNAに相補的なDNAも本発明の範囲に含まれる。ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13のcDNAには少なくとも3種類のバリアント,すなわち,バリアント A (GenBank 受託番号; AY063514; 2001,11,16),バリアントB (GenBank 受託番号; AY063515; 2001,11,16),バリアントC (GenBank受託番号; AF418600; 2001,9,7)が存在し,これらはそれぞれ図1−3に示される塩基配列を有する。これらの配列に基づいて,ゲノム配列(GenBank 受託番号 AF130358)の解析を行ったところ,これらのバリアントは,スプライシングの相違により生じたバリアントであることが明らかとなった。
【0013】本発明はまた,図1−3に示されるヒトABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし,かつABCトランスポーター蛋白質をコードするDNAを提供する。好ましくは,このようなDNAは,ヒト以外の哺乳動物に由来するDNAである。
【0014】ハイブリダイズとの用語は,DNAまたはこれに対応するRNAが,溶液中でまたは固体支持体上で,別のDNAまたはRNA分子と水素結合相互作用により結合することを意味する。このような相互作用の強さは,ハイブリダイゼーション条件のストリンジェンシーを変化させることにより評価することができる。所望の特異性および選択性によって,種々のストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件を用いることができ,ストリンジェンシーは,塩濃度または変性剤の濃度を変化させることにより調節することができる。そのようなストリンジェンシーの調節方法は当該技術分野においてよく知られており,例えば,"Molecular Cloning:A Laboratory Manual",第2版.Cold Spring Harbor Laboratory,Sambrook,Fritsch,&Maniatis,eds.,1989)に記載されている。
【0015】ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件とは,50%ホルムアミドの存在下で,700mMのNaCl中42℃,またはこれと同等の条件をいう。ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の一例は,50%ホルムアミド,5XSSC,50mMNaH2PO4,pH6.8,0.5%SDS,0.1mg/mL超音波処理サケ精子DNA,および5Xデンハルト溶液中で42℃で一夜のハイブリダイゼーション;2XSSC,0.1%SDSで45℃での洗浄;および0.2XSSC,0.1%SDSで45℃での洗浄である。
【0016】本発明のDNAは,配列番号1,2または3に記載される塩基配列に基づいてプライマーを設計し,適当なcDNAライブラリをテンプレートとして,ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により目的とする配列を増幅することにより製造することができる。このようなPCR手法は当該技術分野においてよく知られており,例えば,”PCR Protocols,A Guide to Methods and Applications”,Academic Press,Michael,et al.,eds.,1990に記載されている。
【0017】また別の観点においては,本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質またはそのフラグメントを提供する。上述の本発明のDNAの配列を解析したところ,バリアントA,BおよびCはそれぞれ,274アミノ酸,140アミノ酸および325アミノ酸の長さの蛋白質をコードすることが明らかとなった(図4−6)。本発明の蛋白質またはそのフラグメントは,上述の本発明のDNAを用いて,当該技術分野において知られる方法により組換え的に製造することができる。
【0018】ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするDNAを,適当な発現ベクターに中に組み込み,これを真核生物または原核生物細胞のいずれかに導入して,所望の蛋白質を発現させることができる。本発明の蛋白質を発現させるために用いることができる宿主細胞の例としては,限定されないが,大腸菌,枯草菌等の原核生物宿主,および酵母,真菌,昆虫細胞,哺乳動物細胞等の真核生物宿主が挙げられる。
【0019】ベクターは,本発明のDNAの発現を駆動するプロモーター領域を含み,さらに転写および翻訳の制御配列,例えばTATAボックス,キャッピング配列,CAAT配列,3’非コード領域,エンハンサー等を含んでいてもよい。プロモーターの例としては,原核生物宿主中で用いる場合には,blaプロモーター,catプロモーター,lacZプロモーター,真核生物宿主中で用いる場合には,ヘルペスウイルスのTKプロモーター,SV40初期プロモーター,酵母解糖系酵素遺伝子配列プロモーター等が挙げられる。ベクターの例には,限定されないが,pBR322,pUC118,pUC119,λgtl0,λgt11,pMAM−neo,pKRC,BPV,ワクチニア,SV40,2−ミクロン等が含まれる。さらに,シグナル配列を用いて本発明の蛋白質を分泌発現させるように,あるいは,本発明の蛋白質を別の蛋白質との融合蛋白質の形で発現させるように,ベクターを構築することができる。そのような発現ベクターの構築は当該技術分野においてよく知られている。
【0020】本発明のDNAを発現するよう構築されたベクターは,トランスフォーメーション,トランスフェクション,コンジュゲーション,プロトプラスト融合,エレクトロポレーション,粒子銃技術,リン酸カルシウム沈澱,直接マイクロインジェクション等により,適当な宿主細胞中に導入することができる。ベクターを含む細胞を適当な培地中で成長させて本発明の蛋白質を産生させ,細胞または培地から所望の組換え蛋白質を回収し,精製することにより,本発明の蛋白質を得ることができる。精製は,サイズ排除クロマトグラフィー,HPLC,イオン交換クロマトグラフィー,および免疫アフィニティークロマトグラフィー等を用いて行うことができる。
【0021】さらに別の観点においては,本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13を検出するためのプローブまたはプライマーとして用いることができるオリゴヌクレオチドを提供する。このようなオリゴヌクレオチドを用いて定量PCR法,ノザンブロット法,インシトゥーハイブリダイゼーション法などを行うことにより,ヒト組織におけるABCC13遺伝子の発現量および/または組織分布を検出することができる。
【0022】本発明のオリゴヌクレオチドは,当該技術分野において知られるプロトコルを用いて,市販のDNA合成機(例えば394合成器,Applied Biosystems社製)で合成することができる。
【0023】本発明のオリゴヌクレオチドは,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13を増幅または検出するためのPCRプライマーとして用いることができる。このプライマーを用いることにより,試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の存在または量または変異を検出することができる。プライマーとして用いるためには,本発明のオリゴヌクレオチドは,配列番号1,2または3に示される塩基配列またはこれと相補的な塩基配列中の連続する6−50塩基,特に6−20塩基の配列を有することが好ましい。
【0024】本発明のオリゴヌクレオチドはまた,試料中においてABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13を検出するための核酸プローブとして用いることができる。本発明のプローブは,配列番号1,2または3に記載される塩基配列またはこれと相補的な塩基配列の少なくとも12塩基,20,30,50または100塩基またはそれ以上の連続する塩基配列を有し,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の特定の領域に特異的にハイブリダイズするよう選択される。ハイブリダイゼーションが生じるような条件下で試料をプローブと接触させ,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13に結合したプローブの存在または量を検出することにより,試料中におけるABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の存在または量または変異を検出することができる。
【0025】プローブは,固体支持体上に固定化してもよい。そのような固体支持体の例としては,限定されないが,プラスチック,アガロース,セファロース,ポリアクリルアミド,ラテックスビーズおよびニトロセルロース等が含まれる。プローブをそのような固体支持体に結合させる技術は当該技術分野においてよく知られている。プローブは,標準的な標識技術,例えば放射性標識,酵素標識(西洋ワサビペルオキシダーゼ,アルカリホスファターゼ),蛍光標識,ビオチン−アビジン標識,化学発光等を用いて標識することにより可視化することができる。試料中でABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の存在を検出するためのキットは,上述のプローブに加えて,洗浄試薬,結合したプローブの存在を検出することができる試薬,ならびに使用の指針を含むことができる。
【0026】さらに別の観点においては,本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質を認識する抗体を提供する。認識するとは,抗体が,特定の条件下において,本発明の蛋白質またはそのフラグメントに対して,他のポリペプチドに結合するより高い親和性をもって結合することを意味する。本発明の抗体を,ウエスタンブロット法,ELISA法,組織染色法などの手法において用いて,ヒト組織におけるABCC13遺伝子によりコードされる蛋白質の発現量および組織分布を検出することができる。また,本発明の抗体は,免疫クロマトグラフィーによりABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質を精製するために,あるいは薬剤を所望の標的細胞にターゲティングするために用いることができる。
【0027】本発明の抗体には,モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体,ならびにこれらの抗体のフラグメント,およびヒト化型が含まれる。本発明の抗体のヒト化型は,キメラ化またはCDRグラフティング等の当該技術分野において知られる手法の1つを用いて製造することができる。
【0028】本発明の抗体は,配列番号4,5または6で表されるアミノ酸配列を有する蛋白質またはそのフラグメントを認識することができる。本発明の抗体は,試料中におけるABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在および/または量を検出する方法において用いることができる。そのような検出方法は,免疫複合体が形成されるような条件下で試料を抗体と接触させ,そしてホスファターゼポリペプチドにコンジュゲートした抗体の存在および/または量を検出することを含む。
【0029】一般に,モノクローナル抗体およびハイブリドーマを製造する手法は当該技術分野においてよく知られている(Campbell,"Monolonal Antibody Technology:Laboratory Techniques in Biochemistry and Molecular Biology",Elsevier Science Publishers,Amsterdam,The Netherlands,1984;St.Groth et al.,J.Immunol.Methods 35:1−21,1980)。本発明の蛋白質またはフラグメントを免疫原として用いて,抗体を生成することが知られている任意の動物(マウス,ウサギ等)に皮下または腹膜内注射することにより免疫することができる。免疫に際してアジュバントを用いてもよく,そのようなアジュバントは当該技術分野においてよく知られている。
【0030】ポリクローナル抗体は,免疫した動物から抗体を含有する抗血清を単離し,ELISAアッセイ,ウエスタンブロット分析,またはラジオイムノアッセイ等の当該技術分野においてよく知られる方法を用いて,所望の特異性を有する抗体の存在についてスクリーニングすることにより得ることができる。
【0031】モノクローナル抗体は,免疫した動物から脾臓細胞を切除し,ミエローマ細胞と融合させ,モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞を作成することにより得ることができる。ELISAアッセイ,ウエスタンブロット分析,またはラジオイムノアッセイ等の当該技術分野においてよく知られる方法を用いて,本発明の蛋白質またはそのフラグメントを認識する抗体を産生するハイブリドーマ細胞を選択する。所望の抗体を分泌するハイブリドーマをクローニングし,適切な条件下で培養し,分泌された抗体を回収し,当該技術分野においてよく知られる方法,例えばイオン交換カラム,アフィニティークロマトグラフィー等を用いて精製することができる。
【0032】上述の抗体は,検出可能なように標識することができる。標識としては,放射性同位体,アフィニティー標識(例えばビオチン,アビジン等),酵素標識(例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ,アルカリホスファターゼ等),蛍光標識(例えばFITCまたはローダミン等),常磁性原子等が挙げられる。そのような標識を行う方法は当該技術分野においてよく知られている。上述の抗体は,固体支持体上に固定化してもよい。そのような固体支持体の例には,プラスチック,アガロース,セファロース,ポリアクリルアミドおよびラテックスビーズ等が含まれる。抗体をそのような固体支持体に結合させる技術は当該技術分野においてよく知られている。
【0033】試料中でABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在を検出するためのキットは,上述の抗体に加えて,洗浄試薬および結合した抗体の存在を検出しうる試薬,例えば,標識第2抗体,標識された抗体と反応しうる発色団,酵素,または抗体結合試薬,ならびに使用の指針を含むことができる。
【0034】後述の実施例において記載されるように,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13は,特定のヒト組織または細胞において高い発現量を示すため,本発明の抗体は,癌診断マーカーとして,および造血細胞の分化のマーカーとして用いることができる。さらに,薬剤または遺伝子を造血幹細胞に特異的にターゲティングするための標識として用いて,小児白血病の治療,癌ミサイル療法等に用いることができる。
【0035】大腸癌マーカー
本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13は,ヒト各種組織において特徴的な発現パターンを有する。ABCC13バリアント AおよびCの遺伝子配列(図1および3)を元にPCRプライマーを設計し,ヒトの各組織のcDNAを用いて,定量PCRによりヒト各種組織におけるABCC13遺伝子の発現量の定量化を行った(図7,8)。ABCC13遺伝子は胎児肝臓,胎児肺,胎児脾臓,胎児心臓および成人大腸に強い発現が検出されたが,他の成人組織においては低い発現しか見られなかった。
【0036】すなわち,本発明は,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13またはこれと相補的なDNAの部分配列を有するオリゴヌクレオチドを用いることを特徴とする,大腸癌の診断方法を提供する。該方法は,患者から採取した大腸組織試料からRNAを抽出し,該RNAを本発明のオリゴヌクレオチドと接触させてハイブリダイゼーションが生ずるか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の発現量を判定する工程を含む。あるいは,大腸組織試料標本を用いて,本発明のオリゴヌクレオチドとインシトゥーハイブリダイゼーションさせることにより,ABCC13遺伝子の発現を判定してもよい。本発明のオリゴヌクレオチドを含む,このような診断方法に用いるためのキットもまた本発明の範囲内である。
【0037】本発明はまた,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体を用いることを特徴とする,大腸癌の診断方法を提供する。該方法は,患者から採取した大腸組織試料と本発明の抗体とを接触させて,該試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定する工程を含む。本発明の抗体を含む,このような診断方法に用いるためのキットもまた本発明の範囲内である。
【0038】造血細胞の分化マーカー
ABCトランスポーター遺伝子のいくつかが,幹細胞の表現型のマーカーとして使用しうることが示唆されている(Zhou, et al., Nature Medicine 7, 1028-1034 (2001); Bunting, Stem Cells 20, 11-20 (2002))。本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13は,胎児肝臓において強い発現が認められ,成人の各種白血球では,特に骨髄細胞において強い発現が検出されるが,末梢白血球および成熟した各白血球画分には低いかあるいは全く発現が検出されない(図7,9)。このことは,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13が造血細胞,特に未分化の造血細胞において大量に発現され,分化した造血細胞ではほとんど発現されていないことを示す。したがって,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13およびこれによりコードされる蛋白質は,造血細胞の分化マーカーとして有用である。
【0039】すなわち,本発明は,造血幹細胞を分化の程度にしたがってタイピングする方法を提供する。該方法は,造血細胞試料からRNAを抽出し,該RNAを本発明のオリゴヌクレオチドと接触させてハイブリダイズが生ずるか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の発現量を判定する工程を含む。あるいは,造血細胞試料標本を用いて,本発明のオリゴヌクレオチドとインシトゥーハイブリダイゼーションさせることにより,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13の発現を判定してもよい。本発明のオリゴヌクレオチドを含む,このようなタイピング方法に用いるためのキットもまた本発明の範囲内である。
【0040】本発明はまた,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体を用いることを特徴とする,造血幹細胞を分化の程度にしたがってタイピングする方法を提供する。該方法は,造血細胞試料と本発明の抗体とを接触させて,該試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,該試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定する工程を含む。本発明の抗体を含む,このようなタイピング方法に用いるためのキットもまた本発明の範囲内である。
【0041】本発明にしたがえば,骨髄または臍帯血から採取した造血細胞集団から未分化の骨髄細胞を容易に選択することができる。このような未分化骨髄細胞は,骨髄移植治療,各種造血細胞のインビトロ増殖等に有用である。
【0042】造血幹細胞へのターゲティング
さらに,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体は,未分化骨髄細胞に特異性を有するため,薬剤や遺伝子を薬剤を造血幹細胞にターゲティングさせるために用いることができる。
【0043】造血幹細胞は体細胞と比較して化学療法剤に対する感受性が高いため,化学療法を受けることにより造血幹細胞の数が減少し,脱毛などの副作用が生じたり,感染症にかかりやすくなる。したがって,化学療法剤による癌治療を行う際には,造血幹細胞の損傷を防止するためにあらかじめ骨髄細胞を採取して保存しておき,治療後に患者にこれを戻すことが行われている。本発明にしたがえば,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体に,化学療法剤に対する耐性を付与する遺伝子,例えばMDR1遺伝子を結合させて化学療法前に患者に投与することにより,そのような耐性遺伝子を造血幹細胞にターゲティングすることができる。このことにより,患者の骨髄内で化学療法剤に対する耐性を獲得した造血幹細胞を生じさせることができる。例えば,ヒト癌細胞に多剤耐性を与えることに関与するMDR1遺伝子を用いて,化学療法剤が骨髄に及ぼす毒性を減少させうることが示されている(Mickisch et al., Proc.Natl. Acad. Sci. USA 88, 547-551 (1991); Hanania, et al., Proc. Natl.Acad. Sci. USA 93, 15346-15351 (1996))。さらに,ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体に,遺伝子疾患に関与する種々の遺伝子を結合させて患者に投与することにより,そのような疾患の遺伝子治療を行うことができる。
【0044】逆に,本発明のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質に対する抗体に化学療法剤を結合させて,化学療法剤を造血幹細胞に特異的にターゲティングすることもできる。本発明にしたがえば,骨髄移植の前処置として,全身に大量の化学療法剤を使用したり放射線照射をすることなく,患者の造血幹細胞を選択的に減少させることができる。この場合,分化した白血球はほとんど減少しないため,患者が感染症にかかるリスクを大きく低下させることができる。すなわち,本発明の抗体およびこの抗体に結合した化学療法剤を含む医薬組成物もまた本発明の範囲内である。
【0045】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが,本発明は実施例によって限定されることはない。
【0046】実施例1 ABCC13遺伝子のクローニング
NCBIデータベース検索により,ヒト21番染色体(21q11.2)上に新規ABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13を含む領域が見いだされた(GenBank受託番号 AF130358)。この領域をExon解析プログラムGENSCANを用いて解析して,エクソンであると予想される領域のcDNA配列を得た。この配列に基づいてPCRプライマーを設計し,Origene (登録商標)Rapid-Screen cDNA Library Panelを用いて,PCR法を応用したcDNAクローニングを行った。クローニングに用いたPCR試薬はEx Taq(登録商標)ポリメラーゼ(TaKaRa)を使用した。PCRの条件は,95℃, 30sec→56℃, 30sec→72℃, 2minを30サイクル行った後,72℃, 2minで伸張反応を完了させ反応を停止した。使用したPCRプライマーの配列は,フォワードプライマー: 5'-CATATTCCTGGTTTAGCAGA-3'と バックワードプライマー: 5'-GTGAGCATGTTAAAACGTTG-3'を用いた。各プライマーの最終濃度は,200nMに調整した。この結果,ヒト胎盤cDNAライブラリより3種類のABCC13 バリアントA,BおよびCが得られた(図1−3,配列番号1−3)。
【0047】これらのcDNA配列によりコードされる蛋白質の推定アミノ酸配列を,それぞれ図4−6(配列番号4−6)に示す。アミノ酸の疎水性プロファイルの分析から,ドメイン構造を予測した。図4−6においてTMと記載される配列は,貫膜ドメインであると予測される領域である。これらのドメイン構造および部分配列は,既知のABCトランスポーターABCC1(GenBank受託番号L05628)と高い相同性を有していた。
【0048】実施例2 ヒト各種組織におけるABCC13遺 伝子の発現
得られたABCC13 バリアントAおよびCのDNA配列を元にPCRプライマーを設計し,定量PCR装置を用いてヒト各種組織におけるABCC13遺伝子の発現量の定量化を行った。
【0049】クロンテック社より購入したヒト各臓器のcDNAを用いて,定量的PCRを行った。装置はSmart Cycler (TaKaRa)を用い,試薬はEx Taq(登録商標) R-PCR Version (TaKaRa)を使用した。PCRの条件は,95℃, 30sec→58℃, 30sec→72℃, 30secを40サイクル行った後,72℃, 2minで伸張反応を完了させ反応を停止した。使用したPCRプライマーの配列は,フォワードプライマー: 5'-CATATTCCTGGTTTAGCAGA-3'と バックワードプライマー: 5'-GTGAGCATGTTAAAACGTTG-3'を用いた。各プライマーの最終濃度は,200nMに調整した。
【0050】主要なヒト成人および胎児組織におけるABCC13遺伝子の発現量を図7に示す。ABCC13は胎児肝臓,胎児肺,胎児脾臓,胎児心臓および成人大腸に強い発現が検出されたが,他の成人組織においては低い発現しか見られなかった。
【0051】次に,成人消化管を中心にABCC13遺伝子の発現を調べた結果,上行結腸および横行結腸において,特に強い発現がみられた(図8)。
【0052】さらに,成人白血球を中心にABCC13遺伝子の発現を調べた結果,特に骨髄細胞において強い発現が検出され,末梢白血球および成熟した各白血球画分には低いかあるいは全く発現が検出されなかった(図9)。
【0053】実施例3 ヒト白血球培養細胞におけるAB CC13遺伝子の発現
ヒト白血球培養細胞HL−60,およびより未分化のヒト白血球培養細胞K562におけるABCC13遺伝子の発現を調べた。培養細胞からのRNAを抽出・精製し,逆転写により第1鎖cDNAを合成した後,実施例2と同様の定量的PCR法を用いた。
【0054】RNAの精製は,RNA抽出用試薬であるISOGEN(株式会社ニッポンジーン)を用い,説明書に従った。簡単に説明すると,1X106個の細胞を回収し,ISOGEN1ml中でホモジェナイズし,クロロホルムで抽出し,水層を別なチューブに移した。等量のイソプロパノールと混合後,15,000rpm,4℃,15分間遠心し,RNAの沈殿を得て,上清を取り除いたあと,70%エタノールを150μl加え,15,000rpm,4℃,5分間遠心し,上清を除去した。次にこれを風乾し,DEPC処理水に溶解し,吸光度計で定量した。
【0055】第1鎖cDNA合成は,逆転写キットであるSuperScript First-Strand SynthesisSystem for RT-PCR(invitrogen社製,CatNo:11904-018)を用い,説明書にしたがって行った。簡単に説明すると,上記の定量の結果から,5μgのトータルRNAを用い,オリゴ(dT)プライマーをもとに,SuperScriptII(登録商標)逆転写酵素を用いて第1鎖cDNA合成を行った。
【0056】このcDNAを用いて,実施例2と同様に定量的PCR法によりABCC13遺伝子の発現量を調べた。結果を図10に示す。ABCC13遺伝子は,より未分化のヒト白血球培養細胞K562において発現が認められたが,HL−60細胞では発現が検出されなかった。
【配列表】
Sequence Listing
<110> Toshihisa Ishikawa, et al.
<120> ABC transporter related gene ABCC13
<130> pgp0001
<160> 10
<170> PatentIn Ver. 2.1
<210> 1
<211> 2741
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<400> 1
ccgccccagg cgcactgggt aggactgaaa ggcagggact aaggtgacag ctgactctgc 60
cggggcggag tgcgtgtcct cccaccgtgc tggcgctgaa ctgactgtcc gctgccaagg 120
gaagtgacag ccgcagccgg gctctcagcc agcggccggg cgcccagcgg accatgctct 180
ccagtacgca gaacgcgggc ggctcctatc agcgggtccg cggggcgctt gatacacaga 240
aatgcagtcc agagaaaagt gcctcatttt tcagtaaagt gacatattcc tggtttagca 300
gagtaattac tttaggctat aagagacctt tggaaagaga ggatcttttt gaactaaagg 360
aaagtgattc cttctgcact gcgtgtccca tctttgaaaa acaatggaga aaggaagttt 420
taaggaatca agagaggcaa aaagtaaagg tatcttgtta taaagaggca catatcaaga 480
aaccatctct actctatgca ttgtggaaca cctttaaatc catcctgatt caagttgcct 540
tattcaaagt gtttgctgat attttgtcct tcactagccc actcataatg aagcaaatta 600
tcattttctg tgaacacagc tcagattttg gctggaatgg ctatggctat gcagtggcac 660
ttcttgttgt agtctttttg caaactctga ttcttcagca atatcaacgt tttaacatgc 720
tcacctcagc aaaagttaag acagctgtaa atggactgat ctacaaaaag gccttacttt 780
tatcaaatgt ttctcgacaa aagttttcca ctggggaaat tattaacttg atgtcagcaa 840
ctcatggact tgacagcaaa cctcaatctc ctctggtctg ccccttttca aatcctaatg 900
gccgtatatc tcctttggca agagctgggt ccagcagtgt tagcaggggt ggcagtcctt 960
gtgtttgtta taccaataaa tgctttagct gcaactaaaa taaaaaagtt aaaggtaaga 1020
aaatgactgc ctcatgttac atgtgtcaaa caggagctga gttttctgac ttgagttaac 1080
aatcaccatc tcgctaatta tatagagaga gttacaaatg gaagtcatcg aattttatca 1140
tttacttatt cactcaacca gtattgaaca agcatgtatc ttatgtcagc cagtgtttca 1200
ggcacaggaa gtacagcagt gaggggaaat gacaagtcca gctctcatga ggggtagtgg 1260
aggagacagg cattaagcaa gtacataaat agagagaaaa catttgtata tgaaaaagat 1320
ttagtaaaat acagtgatga agagacaaag gatgccattt tacatttagg atcaggaaag 1380
tcctcaggaa gggaatggta tatcaacagg gtgaaggagt aattcaagtg gacatctgag 1440
ggaaagacac accaagcaaa gggaagagta tgcatgcagc ctggaggtag gggtatgctt 1500
ggttgtttga aaagtgaagt attgcagcaa gcagacagga aatgcttcac taaattaacg 1560
ttgatattct tcctttatat tcagtcattc atcttaccat caatatatgt tttgacatcc 1620
cgccatgtgt tagacagtgt gcactatgct atactctaag aaatggagaa accacagagt 1680
tcactgcatt gaaggaaatc acactgcaat gagatagatg ctttcatatg ttaaattaac 1740
agaggtggat gtattgctta tgaaaacatt ttataatttt aaatggatca aagattaaca 1800
atatatattg acatggaaac atgtcaatca tattttaaag caaaaaggag attaaatata 1860
tgcatgtata tcatacatat gtgtagctat atcattgatc cattattaaa atgtgaatat 1920
acctatacac atgtgtgtaa tggagaggta aatagatgaa gatacatagc tataaatata 1980
tttgcataag catagaagta atctagagat aaagcatcag tctttaaaga atagttacct 2040
gtaaagtaga attagacaga aggaggatag atttttactt ctgactttaa taccccaagt 2100
gactaaaaat tgtatagtat tttatatttt tcttaatttt tcaaataaaa gatgactggt 2160
ttttaaacat aaaaactaga aaatagcata tatttatgaa gtaaaggtac ttagcatgct 2220
agtgtttaga ataacagatt tgtttataac aaatattttt aactagtttt aaaaaatata 2280
ttctggattt taaaaactgc tatttaaagg cacattatta agaatggaaa aatatttttt 2340
gaaccttaat ctagagtcct ataaccttca aagatatttc aatattatat ccaaatatac 2400
taaataaaaa atatgacttt aggcccggcg cagtggctca tgcctgtaat cccagaactt 2460
tgggaggccg aggcgggcag atgacctaag gtcgggagtt cgagactaaa ctgaccaaca 2520
tggagaaacc ccgtctctac taaaatataa gattagccgg gcatggtggc acgtgcctgt 2580
aatctcagct actcaggagg atgaggcagg agaatcactt gaacctgtaa ggcggaggtt 2640
gcagtgagcc gagttcatgc aattgcactc cagcctgggc aacaagaaca aaactccgtc 2700
tcaaaaaaaa aaaaaaaaaa aaaaaaaaaa aaaaaaaaaa a 2741
<210> 2
<211> 4079
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<400> 2
ctggaaggca aggactaagg tgaaagctga ctgcccgcac cgccccaggc gcactgggta 60
ggactgaaag gcagggacta aggtgacagc tgactctgcc ggggcggagt gcgtgtcctc 120
ccaccgtgct ggcgctgaac tgactgtccg ctgccaaggg aagtgacagc cgcagccggg 180
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gctcctatca gcgggtccgc ggggcgcttg atacacagaa atgcagtcca gagaaaagtg 300
cctcattttt cagtaaagtg acatattcct ggtttagcag agtaattact ttaggctata 360
agagaccttt ggaaagagag gatctttttg aactaaagga aagtgattcc ttctgcactg 420
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aagtaaaggt atcttgttat aaagaggcac atatcaagaa accatctcta ctctatgcat 540
tgtggaacac ctttaaatcc atcctgattc aagttgcctt attcaaagtg tttgctgata 600
ttttgtcctt cactagccca ctcataatga agtaagttaa agtctggtgg gttttttttc 660
cctcctcaca gataaatgaa aagtaagtat tctaatataa aagttctaat acaaaagagt 720
agagaaggtt cttattgcaa atattattag gatgtggaca tgctattagg gttatctaca 780
atataaatgg gaattaggat aatatagtca atatctaata aagtcaaccc tgtactaagc 840
actgctctaa aatcttatat taattttatt aagcaagggt tcgccagaga aacagaacca 900
ataggatata taagcccaaa taagagggga tttattatgg gaattggctc tcgcaattat 960
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cataatgcag tctgagtcca aaggccaggt aaccttgagt tctgacgtcc acgggcagga 1080
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tctactgatt caaatgctaa tctcttccag aaacagcctc acagacacac ccagacatct 1260
ggtagatggt aaaacattat ttaaatgtta ttaaacagaa ataatgtttt accatctctt 1320
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ggccttttga gagttgagct ttaacagcca tggcaattac acacacacac aaacatacac 1620
tcacacacac aattactatg tataacatat atgaacatat attattatta cctaatatat 1680
gtatatttct gtgcatctct atatctagat atggacatag taaaatgact tgaaacattt 1740
ctataatatc tacctgcaat ggtttacagg cagacaatga aattgatctt ttgactgtgc 1800
cacctttttc aaggaaacct tgacttatac ctagctgtca tatgaaggaa atgcaaagaa 1860
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agtttttaat aaccatttaa ttcatgaaaa tatcattaat cctgcattac ttagatccca 1980
tatgatattc aggaatatat tcattcaata tttattgagc acctatgcat gccaaaactg 2040
ttctaggtcg actgcgggga cagaacaaaa atcaaaacaa agaacctgct ctgatgacac 2100
ttagagggga gagatgaaag ccaaacaaat gaataaacat aaatgatacc atcagtgctt 2160
aggaacaaag taaagtaggg taagggaatg ccagtctgag gagttagaag ttaccgtttt 2220
atgtaaggta attatgaaag acattggtga taaggtgaca tttggtcaca gttctgaagg 2280
aagttaggga ggaagccaag aaaatatcta ttgtgattaa aggtagcagg aagggcaaaa 2340
gtcatgaaga agctcatgct tgatatctct gagggcctgc aaggaggcaa agtgaggttg 2400
gagcagagag ctggaaaggt aagactgagg tcagaaaggt gcagagatga aaagattttg 2460
aaggacctta tgaaatatga tgggaatatt ggcttttagt ccacattagc agggaagaat 2520
ttggaagatt ttgagcaaaa aaacaatgat ctgcttagac ttaagtctta taggaatgac 2580
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aataagggtg ataagaagtg gtcagactct ggttgtgttt taaaggtaga gttaacagaa 2760
tatactggtg gactgaatgt aggttgagag aggaagcgag aagttaagga tgccttcaaa 2820
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tatgaataaa agtgacaata aaacatgaga tataaataaa gcttaaaaaa aaaaaagcag 3240
cacctgtggg ccatactaaa agatccccta cttacgttct ggttgtcatg tttccctgta 3300
tttgataaaa cacataattt tgagaaaaat aaagttttaa atgtatctat gtctcgactt 3360
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aaaataacct cgtactcaca agccagtgga agggattcct gattttacta aaaaaaaaaa 3480
aaaaaaaaga gagggcgggg acaaatatca aattaagcaa gtaaagaaaa agaacaggta 3540
agagtgtgtg tgtgtgtgta acactttgac aatactaaac tctcataagc atttaacact 3600
tcagatgttt aacatttctg cccctttctc aatttttatg acgtgcaggc aaattatcat 3660
tttctgtgaa cacagctcag attttggctg gaatggctat ggctatgcag tggcacttct 3720
tgttgtagtc tttttgcaaa ctctgattct tcagcaatat caacgtttta acatgctcac 3780
ctcagcaaaa gttaagacag ctgtaaatgg actgatctac aaaaaggcct tacttttatc 3840
aaatgtttct cgacaaaagt tttccactgg ggaaattatt aacttgatgt cagcaactca 3900
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tatatctcct ttggcaagag ctgggtccag cagtgttagc aggggtggca gtccttgtgt 4020
ttgttatacc aataaatgct ttagctgcaa ctaaaataaa aaagttaaag gtaaaaaaa 4079
<210> 3
<211> 3389
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<400> 3
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cggggcggag tgcgtgtcct cccaccgtgc tggcgctgaa ctgactgtcc gctgccaagg 240
gaagtgacag ccgcagccgg gctctcagcc agcggccggg cgcccagcgg accatgctct 300
ccagtacgca gaacgcgggc ggctcctatc agcgggtccg cggggcgctt gatacacaga 360
aatgcagtcc agagaaaagt gcctcatttt tcagtaaagt gacatattcc tggtttagca 420
gagtaattac tttaggctat aagagacctt tggaaagaga ggatcttttt gaactaaagg 480
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ggctcacaat gacttgatat aggttgctca acttaagaac aatagagatt tttaaaagta 2100
tgtctgactc caaagccaca ttcttcataa tatgtgttta tggaattatt aatatagaga 2160
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ctttatatat tgacataaac ccaagattaa aaatgtcaca cttaattgta tgtatatgta 2280
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gagacaggcc ctcattggat caaggaaaac agctctcaat gaaaaaagaa aagatccctg 3120
ttggtgggtt gaagttctcc atcattctgc agtacctcca agcctttggc tggctctggg 3180
tgtggctgac tgtggtcact tacttagggc agaatttggt gagcattgga cagaatctat 3240
ggcttagtgc atgggcaaaa gaagcaaaaa acatgaatga gttcacagaa tggaagcaaa 3300
taagaagcaa taaacttaat atctatggat tattgggatt aataaaaggt aaaagaaaat 3360
gtaaaaaaaa aaaaaaaaaa aaaaaaaaa 3389
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<211> 274
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<400> 4
Met Leu Ser Ser Thr Gln Asn Ala Gly Gly Ser Tyr Gln Arg Val Arg
1 5 10 15
Gly Ala Leu Asp Thr Gln Lys Cys Ser Pro Glu Lys Ser Ala Ser Phe
20 25 30
Phe Ser Lys Val Thr Tyr Ser Trp Phe Ser Arg Val Ile Thr Leu Gly
35 40 45
Tyr Lys Arg Pro Leu Glu Arg Glu Asp Leu Phe Glu Leu Lys Glu Ser
50 55 60
Asp Ser Phe Cys Thr Ala Cys Pro Ile Phe Glu Lys Gln Trp Arg Lys
65 70 75 80
Glu Val Leu Arg Asn Gln Glu Arg Gln Lys Val Lys Val Ser Cys Tyr
85 90 95
Lys Glu Ala His Ile Lys Lys Pro Ser Leu Leu Tyr Ala Leu Trp Asn
100 105 110
Thr Phe Lys Ser Ile Leu Ile Gln Val Ala Leu Phe Lys Val Phe Ala
115 120 125
Asp Ile Leu Ser Phe Thr Ser Pro Leu Ile Met Lys Gln Ile Ile Ile
130 135 140
Phe Cys Glu His Ser Ser Asp Phe Gly Trp Asn Gly Tyr Gly Tyr Ala
145 150 155 160
Val Ala Leu Leu Val Val Val Phe Leu Gln Thr Leu Ile Leu Gln Gln
165 170 175
Tyr Gln Arg Phe Asn Met Leu Thr Ser Ala Lys Val Lys Thr Ala Val
180 185 190
Asn Gly Leu Ile Tyr Lys Lys Ala Leu Leu Leu Ser Asn Val Ser Arg
195 200 205
Gln Lys Phe Ser Thr Gly Glu Ile Ile Asn Leu Met Ser Ala Thr His
210 215 220
Gly Leu Asp Ser Lys Pro Gln Ser Pro Leu Val Cys Pro Phe Ser Asn
225 230 235 240
Pro Asn Gly Arg Ile Ser Pro Leu Ala Arg Ala Gly Ser Ser Ser Val
245 250 255
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<212> PRT
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Gly Ala Leu Asp Thr Gln Lys Cys Ser Pro Glu Lys Ser Ala Ser Phe
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65 70 75 80
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85 90 95
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Asp Ile Leu Ser Phe Thr Ser Pro Leu Ile Met Lys
130 135 140
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<211> 325
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<400> 6
Met Leu Ser Ser Thr Gln Asn Ala Gly Gly Ser Tyr Gln Arg Val Arg
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35 40 45
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165 170 175
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180 185 190
Asn Gly Leu Ile Tyr Lys Lys Val Ser Leu Ala Thr Leu Cys Val Tyr
195 200 205
Phe Leu Leu Asp Glu Gly Asn Ile Leu Thr Ala Thr Lys Val Phe Thr
210 215 220
Ser Met Ser Leu Phe Asn Ile Leu Arg Ile Pro Leu Phe Glu Leu Pro
225 230 235 240
Thr Val Ile Ser Ala Val Val Gln Thr Lys Ile Ser Leu Gly Arg Leu
245 250 255
Glu Asp Phe Leu Asn Thr Glu Glu Leu Leu Pro Gln Ser Ile Glu Thr
260 265 270
Asn Tyr Thr Gly Asp His Ala Ile Gly Phe Thr Asp Ala Ser Phe Ser
275 280 285
Trp Asp Lys Thr Gly Met Pro Val Leu Lys Glu Ala Leu Trp Leu Met
290 295 300
Phe Leu Ser Arg Pro Gly Phe Arg Ile Ala Phe Cys Lys Lys Thr Phe
305 310 315 320
Ser Leu Ala Pro Ser
325
<210> 7
<211> 10
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> PCR primer
<400> 7
catattcctg gtttagcaga 10
<210> 8
<211> 10
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> PCR primer
<400> 8
gtgagcatgt taaaacgttg 10
<210> 9
<211> 10
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> PCR primer
<400> 9
catattcctg gtttagcaga 10
<210> 10
<211> 10
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
<220>
<223> PCR primer
<400> 10
gtgagcatgt taaaacgttg 10
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,ABCC13 バリアントAの全長cDNA配列を示す。
【図2】図2は,ABCC13 バリアントBの全長cDNA配列を示す。
【図3】図3は,ABCC13 バリアントCの全長cDNA配列を示す。
【図4】図4は,ABCC13 バリアントAをコードする蛋白質のアミノ酸配列を示す。
【図5】図5は,ABCC13 バリアントBをコードする蛋白質のアミノ酸配列を示す。
【図6】図6は,ABCC13 バリアントCをコードする蛋白質のアミノ酸配列を示す。
【図7】図7は,ヒト成人および胎児組織におけるABCC13遺伝子の発現パターンを示す。
【図8】図8は,ヒト成人消化管におけるヒトABCC13遺伝子の発現パターンを示す。
【図9】図9は,ヒト成人白血球画分におけるABCC13遺伝子の発現パターンを示す。
【図10】図10は,ヒト慢性骨髄性白血病由来細胞におけるABCC13遺伝子の発現を示す。

Claims (17)

  1. 配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列を有するDNA。
  2. 請求項1記載のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし,ABCトランスポーター蛋白質をコードするDNA。
  3. 配列番号4,5または6で表されるアミノ酸配列を有する蛋白質またはそのフラグメント。
  4. 請求項3に記載の蛋白質をコードするDNA。
  5. 配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列中の連続する6−50塩基を有するオリゴヌクレオチド。
  6. 配列番号1,2または3に記載の塩基配列またはこれと相補的な塩基配列中の連続する12−100塩基を有するオリゴヌクレオチド。
  7. 請求項3に記載の蛋白質またはそのフラグメントを認識する抗体。
  8. 大腸癌を診断する方法であって,患者の大腸組織に由来する試料と請求項6記載のオリゴヌクレオチドとを接触させ,前記試料と前記オリゴヌクレオチドとの間にハイブリダイゼーションが生ずるか否かを判定することにより,試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするRNAの存在または量を検出することを含む方法。
  9. 請求項6記載のオリゴヌクレオチドを含む,大腸癌診断用キット。
  10. 大腸癌を診断する方法であって,患者の大腸組織に由来する試料と請求項7記載の抗体とを接触させ,前記試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,前記試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定することを含む方法。
  11. 請求項7記載の抗体を含む,大腸癌診断用キット。
  12. 造血幹細胞を分化の程度にしたがってタイピングする方法であって,造血細胞に由来する試料と請求項6記載のオリゴヌクレオチドとを接触させ,前記試料と前記オリゴヌクレオチドとの間にハイブリダイゼーションが生ずるか否かを判定することにより,試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13をコードするRNAの存在または量を検出することを含む方法。
  13. 請求項6記載のオリゴヌクレオチドを含む,造血幹細胞タイピング用キット。
  14. 造血幹細胞を分化の程度にしたがってタイピングする方法であって,造血細胞に由来する試料と請求項7記載の抗体とを接触させ,前記試料に抗体が結合するか否かを判定することにより,前記試料中のABCトランスポーター関連遺伝子ABCC13によりコードされる蛋白質の存在または量を判定することを含む方法。
  15. 請求項7記載の抗体を含む,造血幹細胞タイピング用キット。
  16. 薬剤および請求項7記載の抗体を含む,前記薬剤を造血幹細胞にターゲティングするための組成物。
  17. 請求項7記載の抗体および前記抗体に結合した化学療法剤を含む,骨髄移植前処置用医薬組成物。
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