JP2003284165A - コマンド情報処理装置およびコマンド情報処理方法 - Google Patents

コマンド情報処理装置およびコマンド情報処理方法

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JP2003284165A
JP2003284165A JP2002089047A JP2002089047A JP2003284165A JP 2003284165 A JP2003284165 A JP 2003284165A JP 2002089047 A JP2002089047 A JP 2002089047A JP 2002089047 A JP2002089047 A JP 2002089047A JP 2003284165 A JP2003284165 A JP 2003284165A
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圭一 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを通して機器を操作する場合に
ユーザの意図した操作を行うことができると共に意図し
ない操作を防止することが可能なコマンド情報処理装置
を提供する。 【解決手段】 インターネット上の複数のプロバイダの
各ルータに記録されたユーザのコマンド履歴は、収集手
段17により収集される。収集手段17はユーザの習慣
化したコマンドに関するデータベースを作成する。ユー
ザが携帯電話からインターネットを通して家の機器に送
信したコマンドは、判断手段21により習慣化したコマ
ンドか否かが判断される。習慣化したコマンドと判断さ
れた場合は機器にコマンド実行の命令を送信し、そうで
ない場合はコマンド不実行の命令を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話か
らネットワークを通じて家電機器へ送られるコマンドに
ついての情報を処理するコマンド情報処理装置およびコ
マンド情報処理方法に関する。
【従来の技術】近年、いつでもどこでもコンピュータの
利用を可能とするユビキタスコンピューティングをネッ
トワーク家電に応用する研究開発が進められている。こ
れによれば、例えば、外出先にいても携帯電話からネッ
トワークを通じて家電機器にコマンドを送信することに
より、家に設置された家電機器を操作することができ、
ユーザにとって大変便利である。
【発明が解決しようとする課題】しかし、たとえユビキ
タスコンピューティングであっても、ユーザの勘違いや
不注意により家電機器を希望どおりに操作できないこと
がある。例えば帰宅時に所望の室温にするためにエアコ
ンを操作する場合を例にすれば、ユーザが忘れていた
り、ユーザの勘違いや不注意により、エアコンが作動し
ていなかったり、所望の室温に調節されていなかったり
することが生じる。また、携帯電話が盗難にあうと自分
以外の他人に家電機器を操作される危険性がある。本発
明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、ネットワ
ークを通して機器を操作する場合にユーザの意図した操
作を行うことができると共に意図しない操作を防止する
ことが可能なコマンド情報処理装置およびコマンド情報
処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明に係るコマンド情
報処理装置は、ユーザ端末からネットワークを通して送
られるコマンドにより操作される機器のコマンド情報を
処理する装置であって、ネットワーク上の複数の中継手
段の各々が有する機器のコマンド情報を収集する収集手
段と、収集手段で収集されたコマンド情報を基に作成さ
れたデータベースを記憶する記憶手段と、を備えたもの
であることを特徴とする。本発明に係るコマンド情報処
理装置によれば、データベースの基礎となるコマンド情
報をネットワーク上の一つの中継手段からではなく、複
数の中継手段から収集している。このため、一つの中継
手段のみでは知ることができないコマンド情報をデータ
ベースの基礎にすることができる。本発明に係るコマン
ド情報処理装置は更に、ユーザ端末からのコマンドを機
器に実行させるか否かについて記憶手段に記憶されたデ
ータベースを基にして判断する判断手段と、判断手段が
機器にコマンドを実行させる判断をした場合にコマンド
実行の命令を生成し、機器にコマンドを実行させない判
断をした場合にコマンド不実行の命令を生成する生成手
段と、生成手段で生成された命令を機器に送信する送信
手段と、を備えることができる。これによれば、ユーザ
端末からのコマンドを機器に実行させるか否かについて
上記データベースを利用して判断し、この判断を基にし
てコマンド実行または不実行の命令を生成し、その命令
を機器に送信している。このため、ネットワークを通し
て機器を操作する場合にユーザの意図した操作を行うこ
とができると共に意図しない操作を防止することができ
る。なお、本発明に係るコマンド情報処理装置の判断手
段は、記憶手段に記憶されたデータベースのうちコマン
ドの通信経路を基にして判断をすることができる。これ
によれば、コマンドの通信経路が異なること、つまりコ
マンドが異なる場所から送信されたことを上記判断の基
礎にすることができる。本発明に係るコマンド情報処理
装置は、ユーザ端末からネットワークを通して送られ
る、機器を操作するためのコマンドを受信するコマンド
受信手段と、コマンド受信手段で受信されたコマンド履
歴を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたコマン
ド履歴に基づいて機器に対するユーザの操作の嗜好また
は習慣を学習し必要な処理を実行する制御手段と、を備
えたことを特徴とする。本発明に係るコマンド情報処理
装置によれば、ネットワークを通して機器を操作する場
合にユーザの嗜好や習慣を把握して機器を制御すること
ができるので、ユーザの意図した操作を行うことができ
ると共に意図しない操作を防止することができる。本発
明に係るコマンド情報処理装置において、制御手段は、
ユーザ端末から送られるコマンドが、学習されたユーザ
の嗜好または習慣に適合しているかどうかをコマンド履
歴に基づいて判断し、適合しない場合には、本人確認の
ための問合せ処理を実行する、ようにすることができ
る。これによれば、ユーザ端末から送られるコマンド
が、学習されたユーザの嗜好または習慣に適合していな
い場合であっても、本人確認の問合せ処理が実行される
ので、ユーザにはこのコマンドの見直しの機会が与えら
れる。本発明に係るコマンド情報処理方法は、ユーザ端
末からネットワークを通して送られるコマンドにより操
作される機器のコマンド情報を処理する方法であって、
ネットワーク上の複数の中継手段の各々が有する機器の
コマンド情報を収集する収集工程と、ユーザ端末からの
コマンドを機器に実行させるか否かについて収集工程に
より収集されたコマンド情報により作成されるデータベ
ースを基にして判断する判断工程と、判断工程により機
器にコマンドを実行させる判断がされた場合にコマンド
実行の制御を機器に対して行い、機器にコマンドを実行
させない判断がされた場合にコマンド不実行の制御を機
器に対して行う制御工程と、を備えたものであることを
特徴とする。本発明に係るコマンド情報処理方法によれ
ば、データベースの基礎となるコマンド情報をネットワ
ーク上の一つの中継手段からではなく、複数の中継手段
から収集している。このため、一つの中継手段のみでは
知ることができないコマンド情報をデータベースの基礎
にすることができる。
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態(以下本実施形態という)について説明する。図
1は本実施形態に係るコマンド情報処理装置が組み込ま
れているネットワークの一例の構成図である。まず図1
を用いて本実施形態の概要を説明する。ユーザが携帯電
話1を利用してネットワーク情報家電である機器3に、
例えば19時15分に40℃の風呂を準備するという内
容のコマンドを送信する。このコマンドはプロバイダ5
で中継されてホームサーバ7に送られ、そこから操作対
象となる機器3に送られ、機器3がコマンドを実行す
る。一方、上記コマンドを中継する各プロバイダ5のル
ータ9は、このコマンドに関するコマンド情報(例えば
コマンド履歴やこれを基にしたデータベース)を保有し
ている。コマンド情報処理装置11はこれらのコマンド
情報を収集してデータベースを作成し知識化する。そし
て、習慣化していないコマンド(例えばコマンドの送信
日時および機器3の操作内容は同じだがコマンドの送信
者や送信場所が異なるコマンド)が携帯電話1から送信
されたとする。この場合、コマンドは習慣化していない
ので、コマンド情報処理装置11はそのコマンドをその
まま受け付けずに、携帯電話1を通してユーザに問い合
わせをしてコマンドの認証を行う。よって、本実施形態
によれば、ユビキタスコンピューティングにより機器3
を操作する場合であっても、ユーザの意図した操作を行
うことができると共に意図しない操作を防止することが
可能となる。なお、コマンド情報の内容にはコマンドの
送信者、送信日時、コマンドの通信経路および機器の操
作内容のうち少なくとも一つが含まれる。コマンドの通
信経路によりコマンドの送信場所の特定が可能である。
次に、本実施形態に係るコマンド情報処理装置の構成を
説明する。図2はこの構成を示すブロック図である。図
1および図2に示すように、家13のホームサーバ7が
コマンド情報処理装置11として機能する。なお、この
装置11はプロバイダ5等の外部ネットワーク上に設置
することもできる。コマンド情報処理装置11は、家1
3に設置されている機器3およびプロバイダ5と通信す
るための通信手段15と、各プロバイダ5のルータ9に
記録された携帯電話1から機器3へのコマンド履歴を収
集する収集手段17と、収集されたコマンド履歴から作
成されたデータベースを記憶する記憶手段19と、携帯
電話1からのコマンドを機器3に実行させるか否かにつ
いて上記データベースを基にして判断する判断手段21
と、判断手段21の判断に基づいてコマンド実行または
不実行の命令を生成する生成手段23と、携帯電話1か
らのコマンドが疑わしい場合に携帯電話1のユーザへ問
い合せをする問合せ手段25と、を備える。なお、判断
手段21、生成手段23および問合せ手段25により本
発明に係る制御手段が構成される。通信手段15は通信
インターフェースを含み、携帯電話1から機器3へのコ
マンドの受信やルータ9に記録された上記コマンド履歴
の受信などの受信手段としての機能および生成手段23
で生成された命令を機器3に送信するなどの送信手段と
しての機能を有する。収集手段17は通信手段15を通
して上記コマンド履歴を収集する。図3はプロバイダ5
aのルータ9に記録されたコマンド履歴の一例を示す図
である。送信者とはコマンドを送信した携帯電話1のユ
ーザのことであり、ここでは家13に住む家族がユーザ
である。送信者はユーザのIDや携帯電話のIPアドレ
スなどにより特定することができる。送信日時とはユー
ザがコマンドを送信した日時であり、ここではプロバイ
ダ5aのルータ9がこのコマンドを受信した日時を送信
日時としている。操作内容とはユーザが機器3を操作し
たい内容である。例えば、「19:1540℃ 風呂」
とは19時15分に40℃の風呂を準備するという意味
であり、「19:00 電子レンジ加熱」とは19時0
0分に電子レンジ内の食品を加熱状態にしておくという
意味であり、「16:45 24℃ エアコン(居
間)」とは16時45分に居間の温度が24℃になるよ
うにエアコンを動作させるという意味である。なお、コ
マンド履歴はコマンド情報の一例であり、コマンド情報
としては他に、自己のルータ9のコマンド履歴やユーザ
に関する情報を基にして作成された各プロバイダ5のデ
ータベースがある。収集手段11は収集したコマンド履
歴を基にしてデータベースを作成し、記憶手段19に格
納する。図4は記憶手段19に記憶されたデータベース
の一例である。データベースには送信者、送信日時、操
作内容、通信経路が含まれる。送信者、送信日時、操作
内容はコマンド履歴のそれらと同じ意味である。通信経
路とはコマンドを中継したプロバイダ5のことである。
なお、記憶手段19にコマンド履歴を格納し、これを機
器3に対するユーザ操作または習慣の学習の基礎にする
こともできる。このデータベースには習慣化されたコマ
ンドに関するデータが含まれる。習慣化とは例えば毎週
同じユーザが同じ操作内容のコマンドを同じ通信経路で
送信している場合が該当する。なお、習慣化はユーザの
設定により自由に決めることが可能で、例えば毎週同じ
操作内容のコマンドを同じ通信経路で送信している場
合、ユーザが家族の一員ならば習慣化とすることもでき
る。判断手段21は記憶手段19に記憶された習慣化さ
れたコマンドを基にして、携帯電話1からのコマンドを
機器3に実行させるか否かについて判断する。なお、こ
の判断は習慣化してないコマンドを基にすることも可能
である。生成手段23は判断手段21により機器3にコ
マンドを実行させる判断がされた場合にコマンド実行の
命令を生成する。また、コマンドを実行させない判断が
された場合にコマンド不実行の命令を生成する。問合せ
手段25は、携帯電話1から機器3へのコマンドが疑わ
しいと判断手段21により判断された場合、コマンド認
証(本人確認ということもできる)のために携帯電話1
のユーザに問い合せをする。例えば異なる場所や異なる
送信者からコマンドが送信された場合のように、ユーザ
からのコマンドがいつもと異なる場合に疑わしと判断さ
れる。コマンド認証は、機器の操作内容に応じて厳しい
場合もあるし緩い場合もある。通信手段15、収集手段
17、判断手段21、生成手段23および問合せ手段2
5の機能は、例えば各種プロセッサ(CPU、MPU)
やASICと所定のプログラムとにより実現できる。記
憶手段19の機能は、情報を記憶することができるも
の、例えばハードディスク、EEPROMのような半導
体メモリにより実現することができる。次に、コマンド
情報処理装置11が組み込まれているネットワークの一
例について図1を用いて説明する。このネットワーク
は、複数のプロバイダ5により構成されるネットワーク
(インターネット)に携帯電話1のネットワークが接続
されたものである。携帯電話1のネットワークは携帯電
話1、所定のプロバイダ5と接続された携帯電話網27
および携帯電話1と携帯電話網27を中継する基地局2
9から構成される。ここで、プロバイダ5にはISP(I
nternet Service Provider)のほかにASP(Applicatio
n Service Provider)も含まれる。携帯電話1はユーザ
端末の一例であり、ユーザ端末としてはこの他にPHS
やPDAのような携帯端末、パソコン端末がある。ま
た、ユーザ端末はネットワークを通して機器3を遠隔操
作できるものであれば、リモコンやコントローラなど名
称は問わない。プロバイダ5dには家13のホームサー
バ7が接続されている。ホームサーバ7は、家13に設
置された機器3をインターネットに接続する機能や機器
3を管理する機能などを有する。機器3としては、携帯
電話1により遠隔操作ができるものであればよく、例え
ばエアコン、電子レンジ、ビデオ、風呂給湯器、冷蔵庫
などの家電機器がある。各プロバイダ5にはルータ9が
設置されている。ルータ9はネットワーク上の中継手段
の一例であり、機器3へのコマンドを中継する機能を有
する。中継手段としては他に交換機、ノードなどがあ
る。なお、ネットワークにはインターネットのような外
部ネットワークの他に、家や建物内のローカルネットワ
ークも含まれる。次に、本実施形態に係るコマンド情報
処理装置11の動作の一例を図1、図2および図5によ
り説明する。図5はこの動作を説明するためのフローチ
ャートである。なお、この説明は本実施形態に係るコマ
ンド情報処理方法の一例の説明ともなる。まず、家13
以外の場所(例えば職場、学校、路上)で、ユーザが携
帯電話1によりコマンドを送信してネットワークを通し
て機器3を操作する(ステップS1)。言い換えればユ
ーザがユビキタスコンピューティングを利用して機器3
を操作する。コマンドの通信経路となったルータ9には
例えば図3のようなコマンド履歴が記録される。そし
て、コマンド情報処理装置11の収集手段17は、各プ
ロバイダ5のルータ9が有するコマンド履歴を収集する
(ステップS3)。次に、収集手段17により図4に示
すようなデータベースが作成される(ステップS5)。
この作成を詳細に説明する。例えば、2002年2月1
3日(水)の17時30分に携帯電話1aのユーザであ
る父親により、40℃の風呂を19時15分に準備する
というコマンドが送信されたとする。このコマンドは基
地局29a、携帯電話網27a、プロバイダ5a、プロ
バイダ5b、プロバイダ5c、プロバイダ5dで中継さ
れてホームサーバ7に送られる。このとき、プロバイダ
5a、5b、5c、5dのルータ9には図3に示す送信
者が父親、送信日時が2002/02/13(水)1
7:30、操作内容が19:15・40℃・風呂のコマ
ンド履歴が記録される。収集手段17は、プロバイダ5
a、5b、5c、5dのルータ9に記録された上記コマ
ンド履歴を基にして図4に示すデータを作成する。この
コマンドを中継したプロバイダ5の通信経路がプロバイ
ダ5a→5b→5c→5dなので、通信経路の欄は5a
→5b→5c→5dとなる。なお、携帯電話網27のサ
ービスセンターなどや基地局29にコマンド履歴を記録
させ、これらを収集するコマンド履歴に含めてもよい。
次に、収集手段17は作成されたデータベースの中から
習慣化されたコマンドのデータを抽出し(ステップS
7)、これを上記データベースと共に記憶手段19に格
納する。例えば、同じユーザが同じ曜日に同じ操作内容
のコマンドを同じ通信経路で送信することが二回以上続
くと習慣化と判断される。なお、たとえ一回でもユーザ
の設定により習慣化にすることもできる。ここでは例え
ば毎週水曜日に父親の「19:15 40℃ 風呂」の
コマンドが通信経路5a→5b→5c→5dを通して送
信することが習慣化と判断されている。次に、ある水曜
日に父親が携帯電話1aを使って「19:15 40℃
風呂」のコマンドを通信経路5a→5b→5c→5d
で送信する。つまり習慣化したコマンドを送信する。こ
のコマンドは通信手段15を通り判断手段21に送られ
る。そして、このコマンドは判断手段21において、記
憶手段19に格納されている習慣化されたコマンドのデ
ータと比較することにより、習慣化されているか否か判
断される(ステップS9)。このコマンドは習慣化して
いるコマンドと同じなので判断手段21は習慣化してい
ると判断し、これにより生成手段23はコマンド実行の
命令を生成する(ステップS11)。コマンド実行の命
令は通信手段15を通じてこのコマンドの実行対象とな
る機器3に送られる。これによりコマンドが実行され機
器3がユーザの意図どおり操作される(ステップS1
3)。つまり、コマンド実行の命令によりコマンド実行
の制御がされるのである。一方、ある水曜日に父親が携
帯電話1aを使って「19:15 40℃ 風呂」のコ
マンドを通信経路5e→5c→5dで送信する。通信経
路がいつもと異なる(送信場所がいつもと異なる)ので
習慣化していないコマンドである。なお、送信曜日、送
信者、操作内容が異なる場合も習慣化していないコマン
ドにすることができる。このコマンドは通信手段15を
通り判断手段21に送られ、判断手段21において習慣
化されているか否か判断される(ステップS9)。この
コマンドは習慣化していないので、判断手段21により
習慣化してないと判断され、コマンド認証をするために
問合せ手段25によりこのコマンドの送信者に問い合わ
せをする(ステップS15)。コマンド認証は、例えば
操作内容を携帯電話に表示させ、操作内容が正しければ
ユーザにパスワードなどを入力させてコマンド情報処理
装置11に応答することにより実現できる。この応答は
通信手段15を通して判断手段21に送られる。判断手
段21はパスワードが正しければコマンドの実行を判断
し、ステップ11に進んでコマンド実行命令が生成され
る。パスワードが正しくない場合は判断手段21により
コマンドの不実行が判断され、これにより生成手段23
はコマンドの不実行の命令を生成する(ステップS1
9)。この命令は通信手段15を通して機器3に送ら
れ、機器3の操作が行われない制御がされる(ステップ
S21)。なお、パスワードが正しくない場合はユーザ
に再問合せをしてもよい。以上のように本実施形態によ
れば、携帯電話1のユーザの習慣化しているコマンドの
データを保有するデータベースは、ネットワーク上の複
数のプロバイダ5の各ルータ9に記録されたコマンド履
歴を基にして作成されている。つまり、このデータベー
スは、一つの中継手段のみでは知ることができないコマ
ンド履歴を基礎にしている。よって、ユビキタスコンピ
ューティングにより機器3を操作する場合であっても、
ユーザの意図した操作を行うことができると共に意図し
ない操作を防止することが可能となる。なお、記憶手段
19に記憶されたデータベースを知識化することによ
り、ユーザの携帯電話1に機器3の操作に関するアドバ
イスを送信することもできるし、また習慣化されたコマ
ンドのデータを基にして、習慣化したコマンドを今回も
実行することについて事前にユーザの携帯電話1に通知
することもできる。また、上記知識化したデータベース
を各機器3で共有することもできる。これにより、例え
ば、ある機器を操作する際に他の機器の習慣化したコマ
ンドのデータを利用することもできる。
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコマン
ド情報処理装置によれば、データベースの基礎となるコ
マンド情報をネットワーク上の一つの中継手段からでは
なく、複数の中継手段から収集している。このようなデ
ータベースを知識化して利用することにより、ネットワ
ークを通して機器を操作する場合にユーザの意図した操
作を行うことができると共に意図しない操作を防止する
ことができる。また、本発明に係るコマンド情報処理装
置によれば、ユーザ端末からネットワークを通して送ら
れる、機器を操作するためのコマンド履歴に基づいて機
器に対するユーザの操作の嗜好または習慣を学習し必要
な処理を実行する制御手段を備えている。このため、ユ
ーザの意図した操作を行うことができると共に意図しな
い操作を防止することができる。また、本発明に係るコ
マンド情報処理方法によれば、データベースの基礎とな
るコマンド情報をネットワーク上の一つの中継手段から
ではなく、複数の中継手段から収集している。このよう
なデータベースを、ユーザ端末からのコマンドを機器に
実行させるか否かの判断に利用しているので、ネットワ
ークを通して機器を操作する場合にユーザの意図した操
作を行うことができると共に意図しない操作を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るコマンド情報処理装置が組
み込まれているネットワークの一例の構成図である。
【図2】 本実施形態に係るコマンド情報処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】 プロバイダのルータに記録されたコマンド履
歴の一例を示す図である。
【図4】 本実施形態に係るコマンド情報処理装置の記
憶手段に記憶されたデータベースの一例を示す図であ
る。
【図5】 本実施形態に係るコマンド情報処理装置の動
作の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・携帯電話 3・・・機器 5・・・プロバイダ 7・・・ホームサーバ 9・・・ルータ 11・・・コマンド情報処理装置 13・・・家 15・・・通信手段 17・・・収集手段 19・・・記憶手段 21・・・判断手段 23・・・生成手段 25・・・問合せ手段 27・・・携帯電話網 29・・・基地局

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末からネットワークを通して送
    られるコマンドにより操作される機器のコマンド情報を
    処理する装置であって、 前記ネットワーク上の複数の中継手段の各々が有する前
    記機器のコマンド情報を収集する収集手段と、 前記収集手段で収集されたコマンド情報を基に作成され
    たデータベースを記憶する記憶手段と、 を備えたものであることを特徴とするコマンド情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ端末からのコマンドを前記機
    器に実行させるか否かについて前記記憶手段に記憶され
    たデータベースを基にして判断する判断手段と、 前記判断手段が前記機器にコマンドを実行させる判断を
    した場合にコマンド実行の命令を生成し、前記機器にコ
    マンドを実行させない判断をした場合にコマンド不実行
    の命令を生成する生成手段と、 前記生成手段で生成された命令を前記機器に送信する送
    信手段と、 をさらに備えたものであることを特徴とする請求項1記
    載のコマンド情報処理装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ端末からネットワークを通して送
    られる、機器を操作するためのコマンドを受信するコマ
    ンド受信手段と、 前記コマンド受信手段で受信されたコマンド履歴を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたコマンド履歴に基づいて前記
    機器に対するユーザの操作の嗜好または習慣を学習し必
    要な処理を実行する制御手段と、 を備えたことを特徴とするコマンド情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ユーザ端末から送
    られるコマンドが、学習された前記ユーザの嗜好または
    習慣に適合しているかどうかを前記コマンド履歴に基づ
    いて判断し、適合しない場合には、本人確認のための問
    合せ処理を実行するものであることを特徴とする請求項
    3記載のコマンド情報処理装置。
  5. 【請求項5】 ユーザ端末からネットワークを通して送
    られるコマンドにより操作される機器のコマンド情報を
    処理する方法であって、 前記ネットワーク上の複数の中継手段の各々が有する前
    記機器のコマンド情報を収集する収集工程と、 前記ユーザ端末からのコマンドを前記機器に実行させる
    か否かについて前記収集工程により収集されたコマンド
    情報により作成されるデータベースを基にして判断する
    判断工程と、 前記判断工程により前記機器にコマンドを実行させる判
    断がされた場合にコマンド実行の制御を前記機器に対し
    て行い、前記機器にコマンドを実行させない判断がされ
    た場合にコマンド不実行の制御を前記機器に対して行う
    制御工程と、 を備えたものであることを特徴とするコマンド情報処理
    方法。
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