JP2003283325A - 制御回路、電子回路、及び省電力方法 - Google Patents

制御回路、電子回路、及び省電力方法

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JP2003283325A JP2002084324A JP2002084324A JP2003283325A JP 2003283325 A JP2003283325 A JP 2003283325A JP 2002084324 A JP2002084324 A JP 2002084324A JP 2002084324 A JP2002084324 A JP 2002084324A JP 2003283325 A JP2003283325 A JP 2003283325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブプルアップ機能を有するバッファ
セルにおける省電力モード中の無駄な電力消費を抑え
る。 【解決手段】 スイッチ36がオン状態にされ、且つ入
力端子32がグランドレベルとなっている場合に、プル
アップ抵抗35を経由して電流が入力端子32から漏れ
てしまわないようにするため、サスペンドモード中にお
いてはスイッチ36をオフ状態に切り換える(アクティ
ブプルアップ機能をオフの状態にする)。また、サスペ
ンドモード中に、入力端子32における信号レベルがグ
ランドレベルから中間電位(ローレベルにもハイレベル
にも該当しない不安定な信号レベル)に変化して入力バ
ッファ31に貫通電流が流れてしまうことを防止するた
め、アクティブプルアップ機能をオフの状態にしたとき
には、同時に入力バッファ31の機能をオフの状態にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブプルア
ップ機能を有するバッファセルを制御するための制御回
路、電子回路、及び省電力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な電子機器において、プ
ルアップ機能を有するI/Oバッファセル(プルアップ
ピン,I/Oピンとも呼ばれる)を備えたLSIがよく
使用されている。この場合のLSIとしては、例えば特
定のカードに対応するカードコントローラを搭載したも
のが挙げられる。そのようなタイプのLSIにおいて
は、上記I/Oバッファセルがカードコントローラの中
に設けられ、電子機器のスロットに挿入されるカードの
検出信号がそのI/Oバッファセルに送り込まれるよう
な構成となっている。
【0003】プルアップ機能を有するI/Oバッファセ
ルの中には、アクティブプルアップピンと呼ばれるもの
がある。アクティブプルアップピンは、その内部に備え
られるプルアップ機能のオン/オフ状態を切り換えるこ
とのできるI/Oバッファセルのことである。このアク
ティブプルアップ機能を有するI/Oバッファセルの一
構成例を、図8に示す。同図に示されるように、入力端
子101と出力端子102との間には入力バッファ10
3が設けられ、電源104と入力バッファ103入力側
の信号線との間にはプルアップ抵抗105及びスイッチ
106が設けられ、スイッチ106のオン/オフ状態を
切り換えできるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器が
サスペンドモードの状態にあるときに、アクティブプル
アップピンが使用され(スイッチ106がオン状態にさ
れ)、且つ入力端子101における信号レベルが図9に
示されるようにグランドレベルとなっている場合、プル
アップ抵抗105を経由して電流が入力端子101から
漏れてしまうという問題がある。そのような場合、無駄
な電力を消費してしまうことになる。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、アクティブプルアップ機能を有するバッファセル
における省電力モード中の無駄な電力消費を抑えること
のできる制御回路、電子回路、及び省電力方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る省電力方法
は、アクティブプルアップ機能を有するバッファセルを
備えた電子機器に適用される省電力方法であって、前記
電子機器が省電力モードになったか否かを判定し、前記
電子機器が省電力モードになった場合に、前記バッファ
セルのアクティブプルアップ機能を停止させると共に、
前記バッファセルに含まれるバッファの機能を停止させ
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る省電力方法は、アクテ
ィブプルアップ機能のオン/オフ状態を切り換え可能な
スイッチとバッファと含むバッファセルを備えた電子機
器に適用される省電力方法であって、前記電子機器が省
電力モードになったか否かを判定し、前記電子機器が省
電力モードになった場合に、前記スイッチをオフ状態に
するための切換信号を当該スイッチに送ると共に、前記
バッファの入力信号レベルに関係なく前記バッファの出
力信号レベルを一定に維持させるための制御信号を当該
バッファに送ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る電子回路は、通常動作
モードと省電力モードとを有する電子機器に備えられる
電子回路であって、アクティブプルアップ機能を有する
バッファセルと、前記電子機器が省電力モードになった
ときに、前記バッファセルのアクティブプルアップ機能
を停止させると共に、前記バッファセルに含まれるバッ
ファの機能を停止させる制御回路とを具備することを特
徴とする。
【0009】また、本発明に係る電子回路は、通常動作
モードと省電力モードとを有する電子機器に備えられる
電子回路であって、アクティブプルアップ機能のオン/
オフ状態を切り換え可能なスイッチとバッファと含むバ
ッファセルと、前記電子機器が省電力モードになったと
きに、前記スイッチをオフ状態にするための切換信号を
当該スイッチに送ると共に、前記バッファの入力信号レ
ベルに関係なく前記バッファの出力信号レベルを一定に
維持させるための制御信号を当該バッファに送る制御回
路とを具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る制御回路は、通常動作
モードと省電力モードとを有する電子機器に備えられ、
アクティブプルアップ機能を有するバッファセルを制御
するための制御回路であって、前記電子機器が省電力モ
ードになったことを検知する検知部と、前記検知部によ
る前記省電力モードの検知に応じて、前記バッファセル
のアクティブプルアップ機能を停止させると共に、前記
バッファセルに含まれるバッファの機能を停止させる制
御部とを具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る制御回路は、通常動作
モードと省電力モードとを有する電子機器に備えられ、
アクティブプルアップ機能のオン/オフ状態を切り換え
可能なスイッチとバッファと含むバッファセルを制御す
るための制御回路であって、前記電子機器が省電力モー
ドになったことを検知する検知部と、前記検知部による
前記省電力モードの検知に応じて、前記スイッチをオフ
状態にするための切換信号を当該スイッチに送ると共
に、前記バッファの入力信号レベルに関係なく前記バッ
ファの出力信号レベルを一定に維持させるための制御信
号を当該バッファに送る制御部とを具備することを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係るI/O
バッファセル及びその制御回路が適用される電子機器の
内部構成の一例を示すブロック図である。
【0014】電子機器は、例えばパーソナルコンピュー
タやPDA(Personal Digital Assistants)に相当する
ものであり、マイクロプロセッサ1、マイクロプロセッ
サバス2、システムコントローラ3、メモリバス4、メ
モリ5、PCI(PeripheralComponent Interconnect)バ
ス6、PCIマルチカードコントローラ7、EC(組み
込みコントローラ)(Embedded Controller)8、SD(Se
cure Digital)カードスロット9、SDカード10、S
Dバス11、SDカード検出用信号線12、スマートメ
ディアスロット13、スマートメディア14、スマート
メディアバス15、スマートメディア検出用信号線1
6、LSI20を備えている。
【0015】マイクロプロセッサ1は、電子機器全体の
制御を司るものであり、各種ソフトウェアから受けた命
令などを処理する。
【0016】マイクロプロセッサバス2は、マイクロプ
ロセッサ1とシステムコントローラ3とを接続するバス
であり、例えばマイクロプロセッサ1からの制御指示内
容をシステムコントローラ3へ伝える。
【0017】システムコントローラ3は、マイクロプロ
セッサ1、メモリ5、PCIバス6に接続されており、
それぞれの調停を行ない、トランザクションを制御す
る。
【0018】メモリバス4は、メモリ5とシステムコン
トローラ3とを接続するバスであり、例えばマイクロプ
ロセッサ1からメモリ5に対するアクセスがあった場合
にはデータの転送を行なう。
【0019】メモリ5は、OSや各種アプリケーション
プログラム、ドライバ(SDカード10やスマートメデ
ィア14にそれぞれ対応するドライバを含む)を記憶す
るものであり、マイクロプロセッサ1の作業エリアとし
て使用される。
【0020】PCIバス6は、PCIアーキテクチャに
従って、システムコントローラ3とPCIデバイスとの
間のデータ転送を行なうものである。
【0021】PCIマルチカードコントローラ7は、S
Dカードコントローラやスマートメディアコントローラ
(後述)を搭載したLSI20を備えており、それぞれ
のカードコントローラを制御する。
【0022】EC8は、本電子機器の電源状態を管理す
るものであり、例えば本電子機器が通常動作モードから
省電力モード(サスペンドモードなど)になった場合に
はその旨を示す信号をメモリ5上のOSに通知したりP
CIマルチカードコントローラ7上のLSI20に通知
したりする。
【0023】SDカードスロット9は、SDカードを装
着するためのスロットである。
【0024】SDカード10は、SDメモリカードもし
くはSDIOカードに相当するものである。
【0025】SDバス11は、装着されるSDカード1
0とPCIマルチカードコントローラ7との間のデータ
転送を行なうバスである。
【0026】SDカード検出用信号線12は、SDカー
ド10の装着状態を検出するための信号を伝送するため
の信号線である。
【0027】スマートメディアスロット13は、スマー
トメディアを装着するためのスロットである。
【0028】スマートメディア14は、NAND型フラ
ッシュメモリを内蔵したメモリカードである。
【0029】スマートメディアバス15は、装着される
スマートメディア14とPCIマルチカードコントロー
ラ7との間のデータ転送を行なうバスである。
【0030】スマートメディア検出用信号線16は、ス
マートメディア14の装着状態を検出するための信号を
伝送するための信号線である。
【0031】LSI20は、PCIマルチカードコント
ローラ7に搭載される電子回路(チップ)である。
【0032】図2は、図1に示されるLSI20の内部
構成の一例を示すブロック図である。
【0033】LSI20は、SDカードコントローラ2
1、スマートメディアコントローラ22、制御回路2
3、レジスタ24を搭載している。また、SDカードコ
ントローラ21及びスマートメディアコントローラ22
には、同種のI/Oバッファセル(プルアップピン,I
/Oピン)30A,30Bがそれぞれ設けられている。
【0034】SDカードコントローラ21は、SDバス
11及びSDカード検出用信号線12を介してSDカー
ドスロット9に電気的に接続され、SDカードスロット
9に装着されるSDカードを制御するものである。な
お、SDカード検出用信号線12は、I/Oバッファセ
ル30Aの中の入力バッファ(後述)に電気的に接続さ
れている。
【0035】スマートメディアコントローラ22は、ス
マートメディアバス15及びスマートメディア検出用信
号線16を介してスマートメディアスロット13に電気
的に接続され、スマートメディアスロット13に装着さ
れるスマートメディアを制御するものである。なお、ス
マートメディア検出用信号線16は、I/Oバッファセ
ル30Bの中の入力バッファ(後述)に電気的に接続さ
れている。
【0036】制御回路23は、本電子機器がサスペンド
モードになったときに、I/Oバッファセル30A,3
0Bのアクティブプルアップ機能を停止させると共に、
それらI/Oバッファセルに含まれる入力バッファの機
能を停止させる機能(後述)を有する。
【0037】この制御回路23は、本電子機器がサスペ
ンドモードになったことを、本電子機器の電源状態を管
理するハードウェアとしてのEC8からの通知信号によ
り、もしくは本電子機器の電源状態を認識するソフトウ
ェア(ドライバもしくはアプリケーション)によってレ
ジスタ24に書き込まれるデータを参照することによ
り、知得することが可能である。
【0038】レジスタ24は、所定のドライバなどが本
電子機器の電源状態を示すデータを書き込んだり、制御
回路23がそのデータを読み出したりするために使用さ
れる。
【0039】I/Oバッファセル30A,30Bは、プ
ルアップ機能のオン/オフ状態を切り換え可能なアクテ
ィブプルアップ機能を有するアクティブプルアップピン
に相当するものである。
【0040】図3は、図2に示されるI/Oバッファセ
ル30A,30Bの一構成例を示す回路図である。
【0041】I/Oバッファセル30A,30Bは、入
力バッファ31、入力端子32、出力端子33、電源3
4、プルアップ抵抗35、スイッチ36、制御用端子3
7を備えている。
【0042】入力バッファ31は、入力端子32と出力
端子33とを結ぶ信号線上に設けられ、入力されるデー
タのバッファリングを行なって出力するものである。な
お、入力バッファ31が設けられる信号線は、信号レベ
ルがローのときにアクティブを示すように構築されてい
るものとする。
【0043】なお、通常動作モードにおいては、制御用
端子37を介して入力バッファ31に印加される制御信
号Qは、ハイレベルに設定されている。このとき、入力
バッファ31は、入力される信号がローレベルであれば
ローレベルの信号を出力し、入力される信号がハイレベ
ルであればハイレベルの信号を出力する。
【0044】一方、サスペンドモードにおいては、制御
用端子37を介して入力バッファ31に印加される制御
信号Qは、ローレベルに設定されている。このとき、入
力バッファ31は、入力される信号のレベルに関係な
く、ハイレベルの信号を出力する。即ち、サスペンドモ
ードにおいては、入力バッファ31は、入力端子32か
ら送られてくる信号を無視し(受け付けず)、出力信号
をハイレベルの状態に固定する。この処理動作により、
後述する貫通電流が流れないようになる。
【0045】入力端子32は、前述のSDカード検出用
信号線12もしくはスマートメディア検出用信号線16
に電気的に接続されており、入力される信号(基本的に
はローレベルとハイレベルの2値をとるデータ)を入力
バッファ31へ送る。
【0046】出力端子33は、入力バッファ31から出
力される信号(ローレベルとハイレベルの2値をとるデ
ータ)を外部へ送り出す。
【0047】電源34は、LSI20から供給される電
源であり、プルアップ抵抗35に電流を印加するもので
ある。
【0048】プルアップ抵抗35は、電源34に接続さ
れるプルアップ用の抵抗である。
【0049】スイッチ36は、プルアップ抵抗35と入
力バッファ31入力側の信号線との間に接続されてお
り、制御回路23からの切換信号Pに従ってオン/オフ
する(即ち、プルアップ機能のオン/オフ状態を切り換
える)。
【0050】制御用端子37は、入力バッファ31の機
能のオン/オフ状態を切り換える制御信号Qを制御回路
23から受けて当該入力バッファ31に送る。
【0051】次に、図4を参照して、通常動作時とサス
ペンド時における制御回路23による制御の違いについ
て説明する。
【0052】制御回路23は、本電子機器が通常動作モ
ードの状態にあるときには、スイッチ36をオン状態に
する切換信号Pを当該スイッチ36に送ることによって
プルアップ機能をオン状態にすると共に、入力バッファ
31を通常動作させる制御信号Q(ハイレベルの信号)
を制御用端子37を介して当該入力バッファ31に送る
ことによってバッファ機能をオン状態にする。
【0053】一方、制御回路23は、本電子機器がサス
ペンドモードの状態になったときには、スイッチ36を
オフ状態にする切換信号Pを当該スイッチ36に送るこ
とによってプルアップ機能をオフ状態にすると共に、入
力バッファ31の入力信号レベルに関係なくその入力バ
ッファ31の出力信号レベルを一定(ハイレベル)に維
持させるための制御信号Q(ローレベルの信号)を制御
用端子37を介して当該入力バッファ31に送ることに
よってバッファ機能をオフ状態にする。
【0054】即ち、スイッチ36がオン状態にされ、且
つ入力端子32がグランドレベルとなっている場合に、
プルアップ抵抗35を経由して電流が入力端子32から
漏れてしまわないようにするため、サスペンドモード中
においてはスイッチ36をオフ状態に切り換える(アク
ティブプルアップ機能をオフの状態にする)ようにして
いる。これにより、無駄な電力の消費を抑えることが可
能となる。
【0055】但し、サスペンドモード中に、入力端子3
2における信号レベルがグランドレベルから中間電位
(ローレベルにもハイレベルにも該当しない不安定な信
号レベル)に変化してしまうことが考えられる。例え
ば、サスペンドモード中に、本電子機器の使用者がSD
カード(もしくはスマートメディア)をスロットに対し
て挿脱操作したりすると、SDカード検出用信号線12
(もしくはスマートメディア検出用信号線16)上に不
安定なレベルの信号が発生し、その信号が入力端子32
へ伝わることになる。そのような場合、スイッチ36を
オフ状態にしていると、入力バッファ31に貫通電流が
流れてしまう。
【0056】そこで、本実施形態では、アクティブプル
アップ機能をオフの状態にしたときには、同時に入力バ
ッファ31の機能をオフの状態にするようにしている。
これにより、無駄な電力の消費を抑えると同時に、貫通
電流が流れることを防止することが可能となる。その結
果、サスペンド中におけるLSI20の消費電流を抑え
ることが可能となる。
【0057】図5は、図2に示したLSI20の内部構
成の変形例を示すブロック図である。
【0058】図2の構成ではSDカードコントローラ2
1やスマートメディアコントローラ22の外側に制御回
路23を設ける場合を示したが、図5の構成のように個
々のカードコントローラの中に制御回路23a,23b
を設けるようにしてもよい。この場合、図2の構成に示
したレジスタ24に相当するものが個々のカードコント
ローラの中に設けられる構成としてもよい。
【0059】ところで、図2を参照して既に述べたよう
に、本電子機器がサスペンドモードになったことを制御
回路23が知得する手法としては、ハードウェアによる
手法とソフトウェアによる手法がある。
【0060】ハードウェアによる場合は、本電子機器が
サスペンドモードになった旨を示す通知信号がEC8か
ら制御回路23に送られる。よって、制御回路23は、
本電子機器がサスペンドモードになったことを知得する
ことができる。このようにハードウェアを用いる場合、
ソフトウェアにかかる負荷を軽減することができる。
【0061】次に、ソフトウェアによる手法を、図6を
参照して説明する。
【0062】EC8は、スイッチ操作などに起因して本
電子機器がサスペンドモードになったことを検出する
と、その旨を示すデータを内蔵のレジスタ41に書き込
み、OS42に割り込み信号を送る。割り込み信号を検
出したOS42は、レジスタ41に書き込まれたデータ
を読み出し、サスペンドモードを示すデータを各カード
コントローラ用のドライバ(もしくはアプリケーショ
ン)43に通知する。通知を受けたドライバ43は、L
SI20の中のレジスタ24にサスペンドモードを示す
データを書き込む。よって、制御回路23は、レジスタ
24に書き込まれたデータを読み出すことにより、本電
子機器がサスペンドモードになったことを知得すること
ができる。
【0063】次に、図7のフローチャートを参照して、
本実施形態における動作を説明する。
【0064】いま、電子機器は通常動作モードの状態に
ある(ステップS1)。制御回路23は、本電子機器が
サスペンドモードになったことを検知しなければ(ステ
ップS2のNo)、そのまま待ちの状態を続ける。
【0065】一方、本電子機器がサスペンドモードにな
ったことを検知した場合には(ステップS2のYe
s)、制御回路23は、スイッチ36をオフ状態にする
切換信号Pを当該スイッチ36に送ることによってプル
アップ機能をオフ状態にすると共に、入力バッファ31
の入力信号レベルに関係なくその入力バッファ31の出
力信号レベルを一定(ハイレベル)に維持させるための
制御信号Q(ローレベルの信号)を制御用端子37を介
して当該入力バッファ31に送ることによってバッファ
機能をオフ状態にする(ステップS3)。
【0066】制御回路23は、サスペンドモードが終了
したこと(即ち、本電子機器が通常動作モードになった
こと)を検知しなければ(ステップS4のNo)、ステ
ップS3の状態を続ける。
【0067】一方、サスペンドモードが終了したことを
検知した場合には(ステップS4のYes)、制御回路
23は、スイッチ36をオン状態にする切換信号Pを当
該スイッチ36に送ることによってプルアップ機能をオ
ン状態にすると共に、入力バッファ31を通常動作させ
る制御信号Q(ハイレベルの信号)を制御用端子37を
介して当該入力バッファ31に送ることによってバッフ
ァ機能をオン状態にする(ステップS5)。その後、ス
テップS1からの処理を繰り返す。
【0068】このように、本実施形態によれば、スイッ
チ36がオン状態にされ、且つ入力端子32がグランド
レベルとなっている場合に、プルアップ抵抗35を経由
して電流が入力端子32から漏れてしまわないようにす
るため、サスペンドモード中においてはスイッチ36を
オフ状態に切り換える(アクティブプルアップ機能をオ
フの状態にする)ようにしている。これにより、無駄な
電力の消費を抑えることが可能となる。
【0069】更に、本実施形態によれば、サスペンドモ
ード中に、入力端子32における信号レベルがグランド
レベルから中間電位(ローレベルにもハイレベルにも該
当しない不安定な信号レベル)に変化して入力バッファ
31に貫通電流が流れてしまうことを防止するため、ア
クティブプルアップ機能をオフの状態にしたときには、
同時に入力バッファ31の機能をオフの状態にするよう
にしている。これにより、無駄な電力の消費を抑えると
同時に、貫通電流が流れることを防止することが可能と
なる。その結果、サスペンド中におけるLSI20の消
費電流を抑えることが可能となる。
【0070】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することが可能である。例えば、上記実
施形態では、入力バッファ31が設けられる信号線が、
信号レベルがローのときにアクティブを示すように構築
されている場合を説明しが、代わりに、信号レベルがハ
イのときにアクティブを示すように構築しても構わな
い。その場合、前述した実施形態における各信号のハイ
レベルとローレベルとが逆になる。
【0071】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ア
クティブプルアップ機能を有するバッファセルにおける
省電力モード中の無駄な電力消費を抑えることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るI/Oバッファセル
及びその制御回路が適用される電子機器の内部構成の一
例を示すブロック図。
【図2】図1に示されるLSI20の内部構成の一例を
示すブロック図。
【図3】図2に示されるI/Oバッファセル30A,3
0Bの一構成例を示す回路図。
【図4】通常動作時とサスペンド時における制御回路2
3による制御の違いについて説明するための図。
【図5】図2に示したLSI20の内部構成の変形例を
示すブロック図。
【図6】電子機器がサスペンドモードになったことをソ
フトウェアで通知する手法を説明するための図。
【図7】本実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】一般的なアクティブプルアップ機能を有するI
/Oバッファセルの一構成例を示す回路図。
【図9】図8に示される入力端子101における信号レ
ベルがグランドレベルとなっている状態を示す図。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ 2…マイクロプロセッサバス 3…システムコントローラ 4…メモリバス 5…メモリ 6…PCIバス 7…PCIマルチカードコントローラ 8…EC(組み込みコントローラ) 9…SDカードスロット 10…SDカード 11…SDバス 12…SDカード検出用信号線 13…スマートメディアスロット 14…スマートメディア 15…スマートメディアバス 16…スマートメディア検出用信号線 20…LSI 21…SDカードコントローラ 22…スマートメディアコントローラ 23…制御回路 24…レジスタ 30A,30B…I/Oバッファセル(アクティブプル
アップピン) 31…入力バッファ 32…入力端子 33…出力端子 34…電源 35…プルアップ抵抗 36…スイッチ 37…制御用端子 41…レジスタ 42…OS(オペレーティングシステム) 43…ドライバ(又はアプリケーション)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブプルアップ機能を有するバッ
    ファセルを備えた電子機器に適用される省電力方法であ
    って、 前記電子機器が省電力モードになったか否かを判定し、 前記電子機器が省電力モードになった場合に、前記バッ
    ファセルのアクティブプルアップ機能を停止させると共
    に、前記バッファセルに含まれるバッファの機能を停止
    させることを特徴とする省電力方法。
  2. 【請求項2】 アクティブプルアップ機能のオン/オフ
    状態を切り換え可能なスイッチとバッファと含むバッフ
    ァセルを備えた電子機器に適用される省電力方法であっ
    て、 前記電子機器が省電力モードになったか否かを判定し、 前記電子機器が省電力モードになった場合に、前記スイ
    ッチをオフ状態にするための切換信号を当該スイッチに
    送ると共に、前記バッファの入力信号レベルに関係なく
    前記バッファの出力信号レベルを一定に維持させるため
    の制御信号を当該バッファに送ることを特徴とする省電
    力方法。
  3. 【請求項3】 前記省電力モードは、サスペンドモード
    を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の省電力方
    法。
  4. 【請求項4】 通常動作モードと省電力モードとを有す
    る電子機器に備えられる電子回路であって、 アクティブプルアップ機能を有するバッファセルと、 前記電子機器が省電力モードになったときに、前記バッ
    ファセルのアクティブプルアップ機能を停止させると共
    に、前記バッファセルに含まれるバッファの機能を停止
    させる制御回路とを具備することを特徴とする電子回
    路。
  5. 【請求項5】 通常動作モードと省電力モードとを有す
    る電子機器に備えられる電子回路であって、 アクティブプルアップ機能のオン/オフ状態を切り換え
    可能なスイッチとバッファと含むバッファセルと、 前記電子機器が省電力モードになったときに、前記スイ
    ッチをオフ状態にするための切換信号を当該スイッチに
    送ると共に、前記バッファの入力信号レベルに関係なく
    前記バッファの出力信号レベルを一定に維持させるため
    の制御信号を当該バッファに送る制御回路とを具備する
    ことを特徴とする電子回路。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記電子機器の電源状
    態を管理するハードウェアからの通知信号により、前記
    電子機器が省電力モードになったことを知得することを
    特徴とする請求項4又は5記載の電子回路。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、前記電子機器の電源状
    態を認識するソフトウェアによって所定のレジスタに書
    き込まれるデータを参照することにより、前記電子機器
    が省電力モードになったことを知得することを特徴とす
    る請求項4又は5記載の電子回路。
  8. 【請求項8】 前記バッファの入力端には、前記電子機
    器に着脱可能な装置の検出用の信号線が接続されている
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の電子回路。
  9. 【請求項9】 前記省電力モードは、サスペンドモード
    を含むことを特徴とする請求項4又は5記載の電子回
    路。
  10. 【請求項10】 通常動作モードと省電力モードとを有
    する電子機器に備えられ、アクティブプルアップ機能を
    有するバッファセルを制御するための制御回路であっ
    て、 前記電子機器が省電力モードになったことを検知する検
    知部と、 前記検知部による前記省電力モードの検知に応じて、前
    記バッファセルのアクティブプルアップ機能を停止させ
    ると共に、前記バッファセルに含まれるバッファの機能
    を停止させる制御部とを具備することを特徴とする制御
    回路。
  11. 【請求項11】 通常動作モードと省電力モードとを有
    する電子機器に備えられ、アクティブプルアップ機能の
    オン/オフ状態を切り換え可能なスイッチとバッファと
    含むバッファセルを制御するための制御回路であって、 前記電子機器が省電力モードになったことを検知する検
    知部と、 前記検知部による前記省電力モードの検知に応じて、前
    記スイッチをオフ状態にするための切換信号を当該スイ
    ッチに送ると共に、前記バッファの入力信号レベルに関
    係なく前記バッファの出力信号レベルを一定に維持させ
    るための制御信号を当該バッファに送る制御部とを具備
    することを特徴とする制御回路。
  12. 【請求項12】 前記検知部は、前記電子機器の電源状
    態を管理するハードウェアからの通知信号により、前記
    電子機器が省電力モードになったことを知得することを
    特徴とする請求項10又は11記載の制御回路。
  13. 【請求項13】 前記検知部は、前記電子機器の電源状
    態を認識するソフトウェアによって所定のレジスタに書
    き込まれるデータを参照することにより、前記電子機器
    が省電力モードになったことを知得することを特徴とす
    る請求項10又は11記載の制御回路。
  14. 【請求項14】 前記バッファの入力端には、前記電子
    機器に着脱可能な装置の検出用の信号線が接続されてい
    ることを特徴とする請求項10又は11記載の制御回
    路。
  15. 【請求項15】 前記省電力モードは、サスペンドモー
    ドを含むことを特徴とする請求項10又は11記載の制
    御回路。
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