JP2003283277A - 自動受信利得制御方法及び装置 - Google Patents
自動受信利得制御方法及び装置Info
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Abstract
作する自動受信利得制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 無線機の受信電力レベルとあらかじめ設
定された値との差分に従って自動的に受信利得を制御す
る方法及び装置において、前記受信電力レベルに移動平
均化処理を適用する。
Description
扱う時分割複信(TDD)型無線機の自動受信利得制御の
ための方法及びその方法を実現するための回路に関する
ものである。
線機の自動受信利得制御(AGC; Automatic Gain Contro
l)の方法は、下記の通りであった。
プリングする。 B) サンプリング結果に基づき受信電力レベルの値判定
を行い、標準となる受信電力レベルとの比較結果を後段
の回路への出力レベルに即時帰還する(レベルの増幅ま
たは抑圧)(定常状態)。 C) 従ってフェージングや降雨などが発生し受信電力レ
ベルが低下した場合、後段の回路への出力レベルも低下
するが、A)、B)の処理により定常状態と同様に戻る。 D) またフェージングや反射波などにより受信電力レベ
ルが上昇した場合、後段の回路への出力レベルも上昇す
るが、A)、B)の処理により、後段の回路への出力レベル
は定常状態に戻る。
は、移動無線通信などの、刻々と伝搬状態が変化する環
境に対応するために、高速サンプリングと即時帰還形AG
C回路を無線機に具備する必要があった。
のつかない過大なレベルの干渉波(他の無線機からのバ
ースト波)が入力した場合、バースト型干渉波のレベル
を補償するためのレベル抑圧動作がAGC回路に働き、干
渉波と次の所望のバースト波の受信電力レベル差が大き
いときには、AGC回路の所要動作量も大きくなり、AGC回
路は追従できなくなる(無線機の振幅検出系が不安定に
なる)おそれがあった。またその結果最悪の場合通信が
遮断されるおそれもあった。
を高速に動作可能なAGC回路が要求され、実現性やコス
トに問題があった。
改善するもので、その目的は過大なレベルの干渉波が入
力しても良好に動作する自動受信利得制御方法及び装置
を提供することにある。
の本発明の特徴は、無線機の受信電力レベルとあらかじ
め設定された値との差分に従って自動的に受信利得を制
御する方法において、前記受信電力レベルに移動平均化
処理を適用することにある。
受信電力レベルをディジタル信号に変換するA/D変換ス
テップと、所定時間におけるA/D変換の出力の最大値を
保持するステップと、複数の前記所定時間における前記
最大値の平均値により平均受信電力レベルを決定するス
テップとを有する。
ベルを検出する受信電力レベル検出回路と、該検出回路
の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、該A/D
変換器の出力の所定時間毎の最大値を保持する最大値保
持回路と、複数の前記所定時間における前記最大値の平
均をとり平均受信電力レベルを決定する平均化処理回路
と、該平均受信電力レベルとあらかじめ設定された値と
の差分を決定する受信電力レベル判定回路とを有し、該
差分に従って可変増幅器の利得を制御する自動受信利得
制御装置にある。
隔で受信電力レベルをサンプリングする。AGC回路はサ
ンプリングされた受信電力レベル群について、ある範囲
(最大値抽出ブロック)の中で最大値を決定・抽出し、
更に複数の最大値抽出ブロック間(平均化ウィンドウ)
で最大値の単純移動平均法(移動平均処理)を適用し、
(あらかじめ設定されておいた)標準受信電力レベルと
の差分を計算することによりAGC回路の動作範囲を決定
する。
ト型干渉波の入力を受けても、単純移動平均法(移動平
均処理)による判定受信電力レベルの平滑化が行われる
ため、AGC回路の動作量は、本発明を適用しない場合に
比較して少なくて済む。
作原理を示す。
GC回路に入力される(b)。検波出力に対し常に定時間間
隔でサンプリングを実施し(c)、サンプリング結果(受
信電力レベル)について最大値保持(MAX HOLD)型の処
理(d)を行う。MAX HOLD型処理の実施結果は最大値抽出
ブロックの終端において抽出され、メモリに蓄積され
る。一定数の最大値抽出ブロック(平均化ウィンドウ)
において蓄積された複数の(受信電力レベルの)最大値
について単純平均法(移動平均処理)を適用(e)し、平
均受信電力レベルを決定する(f)。この平均受信電力レ
ベルと(あらかじめ設定されておいた)標準受信電力レ
ベルの差分を計算し、AGC回路の動作量を決定する。
13は所望のTDMバーストを示し、10a,11a,12aは干渉波入
力を示す。
昇。 :レベルの高い干渉波の入力によりブロック内の最大
値が更に上昇。 :所望のTDMバーストが入力するが、での干渉波の
入力レベルより低いレベルであるため、最大値は上昇し
ない。 :ブロックの終わりで最大値を読み込み、メモリに蓄
積後、消去。 :蓄積された最大値は平均化ウィンドウの中で単純平
均法(移動平均処理)を実施し、平均受信電力レベルを
決定。その後、標準受信電力レベルと差分を計算し、AG
C回路の動作量とする。
動平均処理例を示す。TDMフレーム長は1.024msecとし、
サンプリング間隔は1μsec、最大値抽出ブロック長は
2msecであり、10の最大値抽出ブロック毎に移動平均処
理を実施することとした。すなわち移動平均処理は例え
ば、図中の“AVR_1”の場合は“MAX_1”から“MAX_10”
までを単純平均し、“AVR_2”の場合は“MAX_2”から
“MAX_11”までを単純平均するものである。また無線機
(子局)は、下りバースト受信時は-48〜-50dBmの範囲
で所望波を受信し、上りバースト送信時間においては、
-55〜-70dBmの範囲で電波が受信されるものとし、およ
そ1平均化ウィンドウあたりに3回程度の干渉波の入力
(-35〜-40dBmの範囲)があるものとした。
波の受信レベルには最大15dBの差が存在するが、本発明
のアルゴリズムによる平均化結果の相対的変動(隣接す
る平均化ウィンドウ間での平均化結果の差)は1dBであ
る。すなわち従来の技術(即時帰還形)ではAGC回路に
対し1サンプリング間隔である1μsecで15dBの動作量
が要求されるが、本発明のアルゴリズムを使用すること
により、2msecで1dBの動作量で済むため、過大なレベ
ルのバースト型干渉波を受信したときのAGC回路に求め
られる動作量が低減されていることが分かる。
回路の例であり、時分割多重通信(TDM)方式を採用し
た1対多方向(Point-to-Multipoint)型無線方式の子
局を例に取って、本発明の一実施形態を示したブロック
図である。
る。
信系回路20に印加され、増幅器(21,23)により増幅さ
れ、ミキサー22により周波数変換される。送信系回路20
の出力は送/受切替スイッチ44を介してアンテナ46に印
加され空中に発射される。
イッチ44を介して受信系回路30に印加される。受信系回
路30は低ノイズ増幅器(LNA)31、ミキサ32、増幅器33
を有し、ミキサ32により周波数変換された受信信号はハ
イブリッド回路40を介して出力信号として取り出され
る。送信系と受信系の動作の切替は、切替制御信号によ
り送/受切替スイッチ44と局部発振器/切替部42を切替
えることにより行われる。
LNA(低雑音増幅器)31等を通じて受信した電力レベル
を検出するものである。
ナログ→ディジタル変換器(A/D変換器)52を通じてサ
ンプリング(量子化)され、最大値保持(MAX HOLD)回
路53に出力される。
ック(あらかじめ定められた複数のTDMバースト単位)
の終端において最大値が抽出され、平均化処理回路54に
出力される。
モリに蓄積され、あらかじめ定められた複数の最大値抽
出ブロックからなる平均化ウィンドウ単位で、蓄積され
た最大値について単純平均法(移動平均処理)を適用
し、平均受信電力レベルを決定すると、受信電力レベル
判定回路55に出力される。また平均受信電力レベルの決
定・出力後は、最大値はリセット・消去される。
め設定された標準受信電力レベルが記憶されており、平
均化処理回路54からの入力信号(平均受信電力レベル)
との差分を判定(0、正または負の値)し、その差をAG
C制御回路56に出力する。
増幅器の制御を行うためのものであり、受信電力レベル
判定回路55からの入力信号(差分)に基づき、可変増幅
器33の増幅量を制御する。
実施可能である。
用することにより、バースト型干渉波の入力を受けた場
合でも、時間軸上における判定受信電力レベルの差が小
さくなり、単位時間内におけるAGC回路への所要動作量
が小さくなる(単純平均法(移動平均処理)を適用する
範囲の時間で動作すれば良い)という利点がある。
環境が非常に安定していることからもともと高速なAGC
回路は不要であるが、比較的低速のAGC回路を使用した
としても、過大なレベルのバースト型干渉波の入力があ
った場合、AGC回路への所要動作量が大きくなることに
は変わりがない。しかしながら本発明のアルゴリズムを
適用すれば、過大なレベルのバースト型干渉波のAGC回
路動作量への影響を低減することが可能であり、その結
果比較的小さな動作量のAGC回路の適用が可能になるた
め、固定無線通信方式への導入にも大きな利点がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 無線機の受信電力レベルとあらかじめ設
定された値との差分に従って自動的に受信利得を制御す
る方法において、 前記受信電力レベルに移動平均化処理を適用することを
特徴とする自動受信利得制御方法。 - 【請求項2】 前記移動平均化処理が、前記受信電力レ
ベルをディジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
所定時間におけるA/D変換の出力の最大値を保持するス
テップと、複数の前記所定時間における前記最大値の平
均値により平均受信電力レベルを決定するステップとを
有することを特徴とする請求項1記載の自動受信利得制
御方法。 - 【請求項3】 無線機の受信電力レベルを検出する受信
電力レベル検出回路と、 該検出回路の出力をディジタル信号に変換するA/D変換
器と、 該A/D変換器の出力の所定時間毎の最大値を保持する最
大値保持回路と、 複数の前記所定時間における前記最大値の平均をとり平
均受信電力レベルを決定する平均化処理回路と、 該平均受信電力レベルとあらかじめ設定された値との差
分を決定する受信電力レベル判定回路とを有し、 該差分に従って可変増幅器の利得を制御することを特徴
とする自動受信利得制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078233A JP3885625B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 自動受信利得制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002078233A JP3885625B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 自動受信利得制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003283277A true JP2003283277A (ja) | 2003-10-03 |
JP3885625B2 JP3885625B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=29228294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002078233A Expired - Lifetime JP3885625B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 自動受信利得制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3885625B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034367A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujitsu Ltd | 無線通信端末及び自動利得制御方法 |
US8628420B2 (en) | 2007-07-03 | 2014-01-14 | Marvell World Trade Ltd. | Location aware ad-hoc gaming |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078233A patent/JP3885625B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8628420B2 (en) | 2007-07-03 | 2014-01-14 | Marvell World Trade Ltd. | Location aware ad-hoc gaming |
JP2012034367A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujitsu Ltd | 無線通信端末及び自動利得制御方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3885625B2 (ja) | 2007-02-21 |
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