JP2003283233A - 広帯域アンテナ装置 - Google Patents

広帯域アンテナ装置

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JP2003283233A
JP2003283233A JP2002085332A JP2002085332A JP2003283233A JP 2003283233 A JP2003283233 A JP 2003283233A JP 2002085332 A JP2002085332 A JP 2002085332A JP 2002085332 A JP2002085332 A JP 2002085332A JP 2003283233 A JP2003283233 A JP 2003283233A
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JP
Japan
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antenna device
conductor
bent
wideband antenna
plane
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Application number
JP2002085332A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kuroda
慎一 黒田
Hisato Asai
久人 浅井
Tomoya Yamaura
智也 山浦
Akihiro Koyama
晃広 小山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト面や使用目的、あるいは、機器への実
装面などの問題に対応し、製造コストを安価にし、広帯
域で、かつ、小型の広帯域アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 放射導体2を四角形などの多角形とする
ことにより、導体板(金属板)からの放射導体2の抜き
取り効率を向上させて材料コストを低減させ広帯域アン
テナ装置の低コスト化を実現すると共に、放射導体2の
頂点を信号給電点として用いることにより、動作可能帯
域を広帯域に保つことができる広帯域アンテナ装置を実
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、UWB
(Ultra Wide Band)技術を利用したBroadban
d−PAN(Personal Area Network)などの超広帯
域、かつ、小型なアンテナ装置が必要とされる通信シス
テムに用いられる広帯域アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】UWB技術を利用したBroadban
d−PANを実現するには、「超広帯域」かつ「小型」
なアンテナが必要とされる。この課題に対し、一つの解
を与えるものとして、「円形平板型モノポールアンテ
ナ」がある。
【0003】モノポールアンテナの極一般的な構成法
は、使用波長程度の大きさを持つ平板導体をグランドと
し、このグランドの上に1/4波長程度の長さを持つ線
状導体を垂直に立て、これを放射素子とするものであ
る。グランドと放射素子の間には任意の空隙が設けら
れ、この空隙間に給電する。このモノポールアンテナの
動作可能帯域は、中心周波数に対して、せいぜい十数%
であって、このままではUWBには不適である。
【0004】そこで、放射導体として、図26A、Bに
示すように、円形平板を用いることが提案されている。
放射導体の形状を円形平板にすると、非常な広帯域特性
を呈すためである。
【0005】図26において、図26Aは、放射導体と
して単に円形平板を用いた円形平板型モノポールアンテ
ナであり、図26Bは、放射導体として円形平板を半分
に折り曲げたものを用いた折り曲げ円形平板型モノポー
ルアンテナである。また、図26において、符号10
は、導体地板を示し、符号20は、放射導体(円形平板
放射導体)を示している。また、符号10f、20f
は、各々グラウンド給電点、信号給電点を示している。
【0006】以下、円形平板型モノポールアンテナと折
り曲げ円形平板型モノポールアンテナとのそれぞれにつ
いて、その構成と特性について説明する。まず、円形平
板型モノポールアンテナについて説明する。
【0007】図27は、円形平板型モノポールアンテナ
の構成を示す図である。図27Aは、円形平板型モノポ
ールアンテナの側面図であり、図27Bは、円形平板型
モノポールアンテナの上面図である。この図27からも
分かるように、円形平板型モノポールアンテナは、円形
平板である放射導体20を導体地板10上にほぼ垂直に
配置したものである。
【0008】そして、図26A、図27に示した円形平
板型モノポールアンテナの動作可能帯域の下限は、直径
が約1/4波長となる周波数で、上限はその数倍にまで
達する。図28に、図26A、図27に示した円形平板
型モノポールアンテナのVSWR(Voltage Standing W
ave Ratio:電圧定在波比)特性の実測例を示す。
【0009】ここでは、直径hが、23.5mmの円形
平板を放射導体20として用いている。この図28のV
SWR特性図からも分かるように、ほぼ3GHzから7
GHzの範囲に渡って安定した特性を示しており、この
広範囲な帯域で円形平板型モノポールアンテナの使用が
可能であることが確認できる。
【0010】また、図26A、図27に示した円形平板
型モノポールアンテナの放射指向性については、通常の
モノポールアンテナと同様に、水平面内無指向性とな
る。この円形平板型モノポールアンテナは、ディスクモ
ノポールアンテナとも呼ばれている。
【0011】次に、折り曲げ円形平板型モノポールアン
テナについて説明する。図29は、折り曲げ円形平板型
モノポールアンテナの構成を示す図である。図29A
は、この折り曲げ円形平板型モノポールアンテナのx−
z平面側の側面図であり、図29Bは、この折り曲げ円
形平板型モノポールアンテナのy−z平面側の側面図で
ある。また、図29Cは、この折り曲げ円形平板型モノ
ポールアンテナの上面図である。
【0012】図29からも分かるように、折り曲げ円形
平板型モノポールアンテナは、円形平板の放射導体20
を導体地板10上に垂直に配置し、その放射導体を半分
に折り曲げるようにして形成したものである。図30
に、図26B、図29に示した折り曲げ円形平板型モノ
ポールアンテナのVSWR特性の実測例を示す。この場
合も、直径hが、23.5mmの円形平板を放射導体と
して用いている。
【0013】この図30のVSWR特性図からも分かる
ように、折り曲げ円形平板型モノポールアンテナは、図
26Aに示した円形平板型モノポールアンテナに比べ、
動作可能帯域は狭くなるが、依然として通常のモノポー
ルアンテナよりは広帯域であり、低姿勢(低背位)な広
帯域アンテナとして利用できるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した円
形平板型モノポールアンテナや折り曲げ円形平板型モノ
ポールアンテナを形成するに際しては、金属板(導体
板)から放射導体である円形平板を抜き取る必要があ
る。しかし、円形平板の抜き取り効率はあまりよくな
く、無駄となる部分が多く発生するので、その量産性を
考慮すると、円形平板、ひいては円形平板型モノポール
アンテナ、折り曲げ円形平板型モノポールアンテナのコ
ストの低減を阻害する。
【0015】また、コストが問題にならない場合であっ
ても、図26Aに示した円形平板型モノポールアンテナ
の場合には、背が高くなるという問題がある。このた
め、図26Bに示した折り曲げ円形平板型モノポールア
ンテナが有効となるが、折り曲げ円形平板型モノポール
アンテナの場合には、その放射指向性に偏りが生じてし
まうという問題がある。
【0016】図31は、折り曲げ円形平板型モノポール
アンテナの放射パターン(φ=90度におけるθ面内パ
ターン、すなわちy−z面内パターンである)を示す図
である。この図31からも分かるように、折り曲げ円形
平板型モノポールアンテナの場合には、垂直方向の指向
性に偏りが生じるため、通信対象があらゆる方向に存在
する可能性のあるPANシステムに使用するには不向き
である。
【0017】また、上述の円形平板型モノポールアンテ
ナ、折り曲げ円形平板型モノポールアンテナの場合に
は、比較的に大きな実装スペースが必要となり、機器の
小型化などの点からさらに小型な広帯域アンテナの実現
が要求されると考えられる。
【0018】以上のことにかんがみ、この発明は、コス
ト面や使用目的、あるいは、機器への実装面などに応じ
て、上述の個々の問題に対応し、広帯域で、かつ、小型
の広帯域アンテナ装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の広帯域アンテナ装置は、平
面導体地板と、前記平面導体地板の面上に当該平面導体
地板と交差する方向に立てられて使用される多角形平面
放射導体とを有する広帯域アンテナ装置であって、前記
多角形平面放射導体の頂点を給電点をとすることを特徴
とする。
【0020】この請求項1に記載の発明の広帯域アンテ
ナ装置によれば、多角形平面放射導体が用いられること
により、円形平板型放射導体の抜き取りに比べ、その抜
き取り効率を向上させ、コストの低減を図ることができ
るようにされる。また、頂点給電とすることで、利用可
能帯域を狭めることなく超広帯域なアンテナ装置を実現
することができるようにされる。
【0021】また、請求項7に記載の発明の広帯域アン
テナ装置は、平面導体地板と、前記平面導体地板の面上
に当該平面導体地板と交差する方向に立てられて使用さ
れる円形状平面放射導体とを有する広帯域アンテナ装置
であって、前記円形状平面放射導体の外周部分におい
て、前記平面導体地板の面上からの距離が単独で最短と
なる最短点に、あるいは、前記最短点の近傍に、給電点
を設け、前記平面導体地板に交差する方向に、前記円形
状平面放射導体を複数の分割部分に分割し、隣り合う前
記分割部分同士の一部分を異なる方向に折り曲げて形成
することを特徴とする。
【0022】この請求項7に記載の発明の広帯域アンテ
ナ装置によれば、円形状平面放射導体が、平面導体地板
と交差する方向に複数の分割部分に分割され、隣り合う
分割部分が異なる方向に折り曲げられて形成される。こ
れにより、放射指向性の偏りを無くし、放射指向性が均
一で、しかも、広帯域、低背位の広帯域アンテナ装置が
実現される。
【0023】また、請求項10に記載の発明の広帯域ア
ンテナ装置は、平面導体地板と、前記平面導体地板の面
上に当該平面導体地板と交差する方向に立てられて使用
される円弧と弦とで囲まれた半円形状平面放射導体とを
有する広帯域アンテナ装置であって、前記半円形状平面
放射導体の外周部分において、前記平面導体地板の面上
からの距離が単独で最短となる最短点に、あるいは、前
記最短点の近傍に、給電点を設けることを特徴とする。
【0024】この請求項10に記載の広帯域アンテナ装
置によれば、放射導体は、半円形状のものが用いられる
ようにされる。これにより、金属板からの放射導体の抜
き取り効率を上げて低コスト化を実現すると共に、広帯
域でしかもかなり小型化した広帯域アンテナ装置を実現
することができるようにされる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による広帯域アンテナ装置の一実施の形態について説
明する。以下に説明する実施の形態の広帯域アンテナ装
置は、いずれもPANシステムやLANシステムなどに
用いられる「超広帯域」かつ「小型」の広帯域アンテナ
装置であって、導体地板と放射導体とから成るものであ
る。そして、コスト面、使用目的、実装面等に応じて、
放射導体の形状等が変えられて形成されるものである。
【0026】[第1の実施の形態](請求項1〜3、図
1〜11、多角形平面放射導体の使用) 例えば、PANシステムの普及を図ろうとする場合など
においては、安価な広帯域アンテナ装置の提供が要求さ
れる。このような場合に、放射導体を多角形とすること
により、製造時における金属板からの放射導体の抜き取
り効率を高め、広帯域アンテナ装置のコストを低減させ
るようにしたのが、この第1の実施の形態の広帯域アン
テナ装置である。以下、この第1の実施の形態の幾つか
の広帯域アンテナ装置について説明する。
【0027】(第1の実施の形態の第1の例)図1は、
この第1の実施の形態の第1の例の広帯域アンテナ装置
の構成を説明するための図であり、図2は、図1に示し
た広帯域アンテナ装置のVSWR特性を示す図である。
図1において、図1Aは、この例の広帯域アンテナ装置
の側面図であり、図1Bは、この例の広帯域アンテナ装
置の上面図である。
【0028】図1に示したように、この例の広帯域アン
テナ装置は、対角線の長さが長さhである正方形の放射
導体2を、1辺の長さが長さwgである正方形の導体地
板1の面上にほぼ垂直に立てるように配置して形成した
ものであり、導体地板1と放射導体2との間には、高さ
dの空隙を設けている。そして、この図1に示す広帯域
アンテナ装置の場合には、信号給電点2fとして放射導
体2の頂点を用いるようにしたものである。なお、符号
1fは、導体地板1側に設けられるグラウンド給電点で
ある。
【0029】したがって、放射導体2の対角線の方向
が、当該広帯域アンテナ装置の上下方向、および、左右
方向となるようにしている。すなわち、この第1の例の
広帯域アンテナ装置に置ける放射導体2の高さと幅は、
対角線の長さhと等しくなる。
【0030】なお、当該広帯域アンテナ装置の上下方向
は、導体地板1に対して直交する方向であって、設置さ
れた状態の放射導体2の高さ方向に一致し、また、当該
広帯域アンテナの左右方向は、導体地板1に対して平行
であって、放射導体2の平面に沿う方向であって、設置
された状態の放射導体2の幅方向に一致する。
【0031】そして、この第1の例の場合、対角線の長
さhを23.5mmとして、そのVSWR特性を計測す
ると、図2に示す結果が得られる。この図2から分かる
ように、VSWRが3以下の帯域を動作可能帯域とする
と、ほぼ3GHz以上が動作可能領域となっており、図
27、図28を用いて前述した従来の円形平板型モノポ
ールアンテナとほぼ同じ動作可能帯域を確保した広帯域
アンテナ装置を実現することができる。
【0032】しかも、放射導体は、正方形であるので、
放射導体となる部分の金属板からの抜き出しに、無駄な
部分を発生させることなく、抜き取り効率を向上させ、
安価な広帯域アンテナ装置を構成することができる。
【0033】なお、ここでは、放射導体2の形状を正方
形とした場合の例を示したが、放射導体2の形状は正方
形に限るものではない。放射導体2は、任意の多角形の
ものを用いることができる。例えば、長方形や台形など
の種々の四角形であっても良いし、また、五角形、六角
形などの多角形であっても良い。そして、そのいずれの
場合にも、放射導体2側に設けられる信号給電点は、多
角形の放射導体の頂点となるようにすれば良い。
【0034】(第1の実施の形態の第1の例の対比例)
図3は、上述した第1の例の広帯域アンテナ装置と対比
する対比例の広帯域アンテナ装置の構成を説明するため
の図であり、図4は、図3に示した広帯域アンテナ装置
のVSWR特性を示す図である。図3において、図3A
は、この対比例の広帯域アンテナ装置の側面図であり、
図3Bは、この対比例の広帯域アンテナ装置の上面図で
ある。
【0035】図3に示したように、この対比例の広帯域
アンテナ装置は、一辺の長さが長さhである正方形の放
射導体2を、1辺の長さが長さwgである正方形の導体
地板1の面上にほぼ垂直に立てるように配置して形成し
たものである。導体地板1と放射導体2との間には、高
さdの空隙が設けられる。また、導体地板1に最も近い
放射導体2の辺上に信号給電点2fを設けている。な
お、符号1fは、導体地板1側に設けられるグラウンド
給電点である。
【0036】また、この対比例の場合、放射導体2の対
角線の長さDは、23.5mmである。つまり、この対
比例の放射導体2は、図1を用いて上述した第1の例の
放射導体2とその大きさが同一のものである。しかし、
信号給電点2fとして、放射導体2の頂点を用いるので
はなく、放射導体2の辺上に設けるようにしている。
【0037】そして、図3に示したこの対比例の広帯域
アンテナ装置のVSWR特性を計測すると、図4に示す
結果が得られる。この図2に示すこの対比例の広帯域ア
ンテナ装置のVSWR特性と図28に示した円形平板型
モノポールアンテナのVSWR特性とを比較すると分か
るように、この対比例の正方形の放射導体2を有する広
帯域アンテナ装置の方が、動作可能帯域の下限が上昇し
ていることがわかる。
【0038】さらに、図1を用いて上述した第1の例の
広帯域アンテナ装置のVSWR特性(図2)と、図3を
用いて上述した対比例の広帯域アンテナ装置のVSWR
特性(図4)とを比較すると明らかなように、同じ規格
の正方形の放射導体2を用いた場合であっても、頂点給
電とする図1に示した第1の例の広帯域アンテナ装置の
方が、VSWRが3以上(VSWR<3)の帯域を動作
可能帯域として定義した場合の動作可能帯域が広がって
いることが分かる。
【0039】なお、図3に示した対比例の広帯域アンテ
ナの場合であっても、VSWR<3となる周波数帯域を
動作可能帯域として定義した場合、約3.35GHz以
上の周波数帯域が動作可能帯域となるので、この3.3
5GHz以上の周波数帯域で通信を行うシステムに、こ
の変形例の図3に示した広帯域アンテナ装置を用いるこ
とは可能である。
【0040】しかしながら、図3に示した変形例の広帯
域アンテナ装置の場合には、すなわち、頂点給電としな
い正方形の放射導体を用いた広帯域アンテナ装置の場合
には、より広帯域のアンテナ装置を作ろうとすると、放
射導体2の大きさを大きくする必要が生じる。
【0041】しかし、図1を用いて上述した第1の例の
広帯域アンテナ装置のように、頂点給電とすることで、
四角形の放射導体の実質的なサイズを大きくすることな
く、使用可能帯域を広げることができるので、製造コス
トを上昇させることなく、広い動作可能帯域を有する広
帯域アンテナ装置を実現することができる。
【0042】なお、図3に示した対比例の広帯域アンテ
ナ装置の場合にも、放射導体2は正方形に限るものでは
なく、任意の多角形の放射導体を用いることが可能であ
る。そして、放射導体2側の信号給電点は、任意の辺の
中点やその近傍、あるいは、任意の辺の任意の位置に設
けることが可能であることは言うまでもない。
【0043】(第1の実施の形態の第2の例)ところ
で、図1に示した第1の例の広帯域アンテナ装置は背が
高く、実際の配置の場面で不便な場合もある。そこで、
四角形の放射導体を折り曲げることにより、広帯域アン
テナ装置自体の背を低くするようにしたのが、この第1
の実施の形態の第2の例の広帯域アンテナ装置である。
【0044】なお、以下においては、発明にかかる広帯
域アンテナ装置の構成を的確に示し、また、説明を簡単
にするため、広帯域アンテナ装置の構成の説明に際して
は、斜視図を用いることにする。
【0045】また、以下に示す例、および、他の実施の
形態においても、広帯域アンテナ装置の構成部分は、大
きく分けると導体地板1、放射導体2、グラウンド給電
点1f、信号給電点2fであるので、対応する部分には
同じ参照符号を付して説明する。
【0046】図5は、この第1の実施の形態の第2の例
の広帯域アンテナ装置を説明するための斜視図であり、
図6は、図5に示した広帯域アンテナ装置のVSWR特
性を示す図である。
【0047】図5に示したように、この例の広帯域アン
テナ装置は、図3に示した広帯域アンテナ装置の四角形
の放射導体2を、導体地板1に対して平行となる対角線
上で折り曲げ、この折り曲げた部分を導体地板1に対し
て平行、あるいは、ほぼ平行となるようにしたものであ
る。また、この第2の例の場合にも、図5に示したよう
に、放射導体2の頂点が、放射導体側に設けられる信号
給電点2fとなっている。
【0048】そして、この第2の例においては、放射導
体2の更なる小型化を考慮し、放射導体2の一辺の長さ
を11.5mmとして、そのVSWR特性を計測した。
つまり、前述したこの第1の実施の形態の第1の例の場
合の放射導体2よりも小さくしたものである。
【0049】そして、図6に示したこの第2の例の広帯
域アンテナ装置のVSWR特性からも分かるように、低
域側の特性が高くなっているが、正方形の放射導体2を
折り曲げても、比較的広帯域な整合が取れていることが
分かる。
【0050】したがって、この第2の例の広帯域アンテ
ナ装置の場合にも、放射導体2として、対角線の長さを
前述した第1の例の広帯域アンテナ装置の放射導体と同
程度とすることにより、VSWR特性を改善させ、使用
可能帯域を広げ、種々のシステムにおいて、利用可能で
あることが分かる。
【0051】しかも、放射導体2自体の形状は、正方形
であるので、金属板からの抜き取り効率がよく、コスト
の低減を図ることができる。また、放射導体2を折り曲
げることにより、広帯域アンテナ装置の背を低くし、当
該広帯域アンテナ装置の設置スペースを確保しやすくす
ることができる。
【0052】なお、放射導体2の形状は、前述したこの
第1の実施の形態の第1の例の場合と同様に、正方形に
限るものではない。放射導体2は、任意の多角形のもの
を用いることができる。例えば、長方形や台形などの種
々の四角形であっても良いし、また、五角形、六角形な
どの多角形であってもよい。そして、そのいずれの場合
にも、放射導体2を折り曲げた構成とすると共に、放射
導体2側に設けられる信号給電点として、多角形の放射
導体2の頂点を用いるようにすればよい。
【0053】(第1の実施の形態の他の例)次に、放射
導体2を折り曲げた構成する広帯域アンテナ装置の幾つ
かの具体例について説明する。上述もしたように、折り
曲げ構成とする放射導体2は、種々の多角形の形状とす
ることができる。そして、信号給電点も、多角形放射導
体の頂点を用いる場合だけでなく、放射導体の任意の辺
の任意の位置に設けるようにすることが可能である。
【0054】図7は、正方形の放射導体を折り曲げ構成
とした広帯域アンテナ装置を説明するための斜視図であ
る。図6に示すように、正方形の放射導体2を例えば上
下方向の中点を通り導体地板1に対して平行となる直
線、あるいは、その直線の近傍において折り曲げ、折り
曲げた部分を導体地板1に対して、平行、あるいは、ほ
ぼ平行となるようにしたものである。そして、この場
合、放射導体2側に設けられる信号給電点2fは、導体
地板1に一番近い位置にある辺の中点、あるいは、中点
付近に設けるようにしている。
【0055】このように、正方形の放射導体を用い、当
該放射導体の頂点を信号給電点としない場合であって
も、放射導体を折り曲げることによって、高さを低くし
た広帯域アンテナ装置を構成することができる。
【0056】なお、この図7に示した広帯域アンテナ装
置の場合には、放射導体2側に設けられる信号給電点2
fを、導体地板1に一番近い辺の中点、あるいは、中点
の近傍に設けるようにしたが、これに限るものではな
い。当該辺の両端など任意の位置に信号給電点を設ける
ようにしてもよい。
【0057】また、図8は、六角形の放射導体を折り曲
げ構成とした広帯域アンテナ装置を説明するための斜視
図である。図8に示すように、放射導体2側に設けられ
る信号給電点2fとして、六角形の放射導体2の頂点を
用いるようにして、当該放射導体2を導体地板1に対し
て垂直に設置するようにする。
【0058】そして、図8に示すように、設置した状態
にあるときの放射導体2の上下方向の中点を通り、導体
地板1に平行な直線、あるいは、その直線付近におい
て、当該放射導体2を導体地板1側に折り曲げ、折り曲
げた部分を導体地板1に対して、平行、あるいは、ほぼ
平行となるように構成したものである。
【0059】このように、六角形の放射導体を用いた場
合であっても、利用可能帯域が広く、小型の広帯域アン
テナ装置を実現することができる。そして、放射導体2
を折り曲げることにより、高さを低くした広帯域アンテ
ナ装置を構成することができる。
【0060】図9もまた、六角形の放射導体2を折り曲
げ構成とした広帯域アンテナ装置を説明するための斜視
図である。しかし、この図9に示す広帯域アンテナ装置
は、放射導体2の頂点を信号給電点とするのではなく、
放射導体2側に設けられる信号給電点2fは、導体地板
1に一番近い位置にある辺の中点、あるいは、中点付近
に設けるようにしたものである。
【0061】そして、図9に示すように、設置した状態
にあるときの放射導体2の上下方向の中点を通り、導体
地板1に平行な直線、あるいは、その直線付近におい
て、当該放射導体2を導体地板1側に折り曲げ、折り曲
げた部分を導体地板1に対して、平行、あるいは、ほぼ
平行となるように構成したものである。
【0062】このように、六角形の放射導体を用い、当
該放射導体の頂点を信号給電点としない場合であって
も、放射導体を折り曲げることによって、高さを低くし
た広帯域アンテナ装置を構成することができる。
【0063】そして、図9にした広帯域アンテナ装置に
ついて、六角形の放射導体2を1辺が11.5mmの正
六角形とした場合の当該広帯域アンテナ装置のVSWR
特性を図10に示す。
【0064】この図10に示すVSWR特性からも明ら
かなように、六角形の放射導体を折り曲げ、しかも放射
導体の頂点を信号給電点として用いない場合であって
も、比較的に広帯域に整合が取れていることが分かる。
同一サイズの折り曲げない六角形の放射導体を用いた広
帯域アンテナ装置のVSWR特性と比較した場合には、
低域側の整合周波数下限が大きくなるものの、これに応
じて、六角形の一辺を若干大きくしたり、あるいは、図
8に示したように頂点給電としたりすることによって、
改善可能である。
【0065】また、図8、図9に示した例の場合には、
放射導体として正六角形を用いるようにしたが、これに
限るものではない。平面に敷き詰められるようなやや細
長い六角形であっても、放射導体2の金属板からの抜き
取り時において、金属板から隙間を最小限にして抜き取
ることができるので、コストを低減させた広帯域アンテ
ナ装置を実現することができる。
【0066】また、例えば、図11に示すように、正六
角形を上下方向に半分にして、その角に信号給電点を設
けるようにしても良い。この図11に示す例の場合、放
射導体が五角形の場合であり、多角形の放射導体を用い
る場合の一例であり、しかも、辺上給電と頂点給電との
双方の一例であるともいえる。
【0067】このように、放射導体2を多角形とするこ
とで、抜き取り効率を向上させ、材料コストを低減させ
ることによって、比較的に安価な広帯域アンテナ装置を
構成することができる。そして、多角形の頂点を信号給
電点とすることにより、動作可能帯域を広く確保した広
帯域アンテナ装置を実現することができる。
【0068】また、放射導体を折り曲げることにより、
低背位の広帯域アンテナ装置を実現することができ、設
置場所を柔軟に選択可能な広帯域アンテナ装置を実現す
ることができる。
【0069】[第2の実施の形態](請求項7〜9、請
求項4〜6、図12〜17、放射導体の折り曲げ部分の
分割、折り曲げ方向の分離)ところで、構築しようとす
るPANシステムやLANシステムによっては、低背位
で、しかも指向特性に偏りのない広帯域アンテナ装置を
用いたいとする場合もある。このような場合に対応する
ため、低背位で指向特性に偏りのない広帯域アンテナ装
置を実現するようにしたのが、この第2の実施の形態の
広帯域アンテナ装置である。以下、この第2の実施の形
態の幾つかの広帯域アンテナ装置について説明する。
【0070】(第2の実施の形態の第1の例)図12
は、この第2の実施の形態の第1の例の広帯域アンテナ
装置を説明するための斜視図であり、図13は、図12
に示した広帯域アンテナ装置のVSWR特性を示す図で
ある。
【0071】図12に示すように、この第2の実施の形
態の第1の例の広帯域アンテナ装置は、正方形の導体地
板1に対して、所定の空隙を設けるようにして、円形平
板の放射導体2を垂直に立てるようにして配置する。
【0072】そして、円形平板の放射導体2を導体地板
1に対して直交する方向(導体地板1と交差する方向)
の当該放射導体2の中心を通る直径に沿う線を分割線と
して2つ分割部分に分割するようにし、その分割部分の
それぞれを、分割線に直交し、当該放射導体2の中心を
通る線で分離するようにして、それぞれ異なる方向に折
り曲げるように構成したものである。もちろん、実際に
分割する部分は、円形平板の上側半分の部分だけでよ
い。
【0073】したがって、図12に示すように、円形平
板である放射導体2の上側(導体地板1とは反対側)の
半円部分が、当該広帯域アンテナ装置の左右に2分割さ
れ、そのそれぞれの分割部分が、異なる方向であって、
導体地板1に対して、平行、あるいは、ほぼ平行となる
ように折り曲げることにより形成したものである。
【0074】このように、円形平板の放射導体2を分割
して折り曲げることにより、円形平板の放射導体2は空
間的に対象な形状となり、偏りのない均一な指向特性の
広帯域アンテナ装置を実現することができる。
【0075】図13は、図12に示した広帯域アンテナ
装置のVSWR特性を示す図である。この図13から分
かるように、図30に示した単一方向に折り曲げた円形
平板を放射導体2として用いる折り曲げ円形平板型モノ
ポールアンテナのVSWR特性と比較すると、低域側の
特性が多少高くなっているものの、図12に示した広帯
域アンテナ装置は、以前として広帯域の動作可能領域を
持つものとなっている。しかも、指向特性が均一なもの
となるので、通信対象があらゆる方向に存在する可能性
のあるPANシステムやLANシステムに使用して好適
な広帯域アンテナ装置を実現することができる。
【0076】図14は、図12に示した広帯域アンテナ
装置の変形例を説明するための斜視図である。上述した
ように、図12に示した構成の広帯域アンテナ装置の場
合には、図29に示した円形平板の放射導体2を単に半
分に折り曲げるようにした広帯域アンテナ装置に比べ、
動作可能領域が低域側において若干狭くなる。
【0077】これを改善するため、図14に示した広帯
域アンテナ装置は、放射導体2を折り曲げた方向とは逆
方向に生じる放射導体の分割部分の存在しない扇形の部
分に、抵抗性素材を配置するようにしたものである。
【0078】つまり、図14に示す広帯域アンテナ装置
は、放射導体2の折り曲げられた部分を含む円形平面内
であって、放射導体2の折り曲げられた部分が存在しな
い、折り曲げられた部分により挟まれる部分に抵抗性素
材を配置するようにしたものである。なお、抵抗性素材
としては、放射導体2と同じ導電性の物質や磁性体の物
質など種々のものを用いることができる。
【0079】図15は、図14に示した広帯域アンテナ
装置のVSWR特性を示す図である。この図15からも
明らかなように、動作可能帯域を広げることができると
共に、低域、広域ともVSWR特性が改善していること
が分かる。
【0080】このように、均一な指向性が要求される通
信システムに適用して好適な広帯域アンテナ装置を実現
することができる。
【0081】(第2の実施の形態の第2の例)図16、
図17は、この第2の実施の形態の第2の例の広帯域ア
ンテナ装置を説明するための斜視図である。この第2の
実施の形態の前述した第1の例は、放射導体として円形
平板を用いた。この第2の例は、放射導体として多角形
平板、例えば正方形を用いるようにしたものである。
【0082】すなわち、図16に示すように、正方形平
板を放射導体2として用いると共に、その頂点が信号給
電点となるようにして放射導体を導体地板1に対して垂
直に配置し、放射導体の上側半分を左右に2分割して、
その分割部分のそれぞれを異なる方向に折り曲げるよう
にしたものである。
【0083】このように構成することにより、放射導体
2は、空間的に対象な形状となり、偏りのない均一な指
向性の広帯域アンテナ装置を実現することができる。し
かも、放射導体2は、正方形平板であるので、導電板か
らの抜き取り効率もよく、コストの低減を図ることも可
能である。
【0084】そして、図17の広帯域アンテナ装置の場
合には、図16において折り曲げた分割部分とは反対側
に生じる分割部分の存在しない三角形の部分に、抵抗性
素材を配置するようにしたものである。すなわち、図1
4に示した円形平板を用いた場合と同様に構成されるも
のである。
【0085】このように、抵抗性素材を配置することに
より、動作可能帯域を広げると共に、低域、広域ともV
SWR特性を改善し、しかも指向特性が均一な広帯域ア
ンテナ装置を実現することができる。
【0086】なお、図16、図17のいずれの広帯域ア
ンテナ装置の場合にも、放射導体2は、頂点給電となる
ようにしたが、これに限るものではない。放射導体の頂
点以外の部分に信号給電点を設けるようにしてもよい。
【0087】また、この第2の実施の形態においては、
放射導体2は、円形平板、正方形平板に限るものではな
く、種々の形状の放射導体を用いることができる。例え
ば、四角形であっても、長方形、台形などの種々の形状
の四角形の放射導体を用いることができるし、また、3
角形以上の多角形であってもよい。
【0088】また、この第2の実施の形態においては、
放射導体2の上側半分を2分割するようにしたが、これ
に限るものではない。2分割以上の複数個の分割部分に
分割し、隣り合う分割部分を異なる方向に折り曲げるよ
うにしてもよい。そして、分割部分を折り曲げた方向と
反対側の方向に生じる分割部分の存在しない部分に、抵
抗性素材を配置するようにしてもよい。
【0089】[第3の実施の形態](請求項10〜1
5、図18〜26、半円形平板の利用) 広帯域アンテナ装置の特性を大きく劣化させることな
く、さらに小型化、低コスト化した広帯域アンテナ装置
の提供が要求されることは間違いない。そこで、この第
3の実施の形態の広帯域アンテナ装置は、前述した第
1、第2の実施の形態の広帯域アンテナ装置に比べて
も、また、従来から存続する広帯域アンテナ装置に比べ
ても、小型化、低コスト化するようにしたものである。
以下、この第2の実施の形態の幾つかの広帯域アンテナ
装置について説明する。
【0090】図18、図19は、この第3の実施の形態
の広帯域アンテナ装置を説明するための斜視図である。
まず、図18に示すこの例のアンテナ装置の構成につい
て説明する。図18に示すように、この例のアンテナ装
置は、円弧と直径とにより囲まれた形状の半円平板を放
射導体2として用いるようにしたものである。
【0091】そして、導体地板1と半径平板の放射導体
2との間に所定の空隙を設けるとともに、半円平板の放
射導体2を元の円形平板の直径である弦が導体地板1に
対して直交するように、当該放射導体2を導体地板1上
に垂直に配置する。そして、円弧と弦との交差する頂点
を信号給電点2fとして用いるように構成したものであ
る。
【0092】次に、図19に示した広帯域アンテナ装置
であるが、この図19に示す広帯域アンテナ装置は、図
18に示した広帯域アンテナ装置の放射導体2を、その
上下方向の中間点から導体地板1側に折り曲げることに
より、低背位化したものである。折り曲げられる放射導
体部分は、導体地板1に対して、平行、あるいは、ほぼ
平行となるようにされる。
【0093】そして、図20は、図18、図19に示し
た広帯域アンテナ装置のVSWR特性を示すものであ
る。この図20は、半円平板の放射導体2の弦(元の円
の直径に相当)の長さを23.5mmとして、図18、
図19を用いて説明したように形成した広帯域アンテナ
装置についての実測値である。
【0094】なお、図20において、実線が図18に示
した半円平板を折り曲げないで放射導体として使用する
広帯域アンテナ装置のVSWR特性であり、点線が図1
9に示した半円平板を折り曲げたて放射導体とする広帯
域アンテナのVSWR特性である。
【0095】この図20に示したVSWR特性からも分
かるように、図18に示した円形平板を半分にして半円
平板とし、これを放射導体2として用いる広帯域アンテ
ナ装置の場合にも、また、図19に示した半円平板を折
り曲げて放射導体として用いる広帯域アンテナ装置の場
合にも、広帯域な整合が取れていることが分かる。
【0096】そして、図20に示したこの第3の実施の
形態の広帯域アンテナ装置のVSWR特性と、図28、
図30に示した円形平板を用いた広帯域アンテナ装置の
VSWR特性と比較すると、この第3の実施の形態の広
帯域アンテナ装置の方が、低域側の整合周波数下限が高
くなっている。しかし、半円平板の大きさを大きくする
ことにより改善可能である。
【0097】そして、VSWR<3となる周波数帯域を
動作可能帯域として定義した場合、図18に示した縦型
の半円平板の放射導体2を用いた広帯域アンテナ装置の
場合には、2.8GHz以上の広範囲に渡って動作可能
帯域となる。また、図19に示した縦型の半円平板を折
り曲げた構成の放射導体2を用いた広帯域アンテナ装置
の場合には、4.6GHz以上の広範囲に渡って動作可
能帯域となる。
【0098】しかも、放射導体2は、半円平板を用いて
いるので、図26に示した通常の円形平板を用いる場合
に比べ、同じ量の材料で、放射導体は2倍取れることに
なり、小型化できるだけでなく、低コスト化も実現する
ことができる。
【0099】(第3の実施の形態の広帯域アンテナ装置
の変形例)図18、図19に示した広帯域アンテナ装置
は、半円平板の放射導体2をその弦が導体地板1に対し
て垂直となる方向である縦長方向に配置するようにし
た。しかし、これに限るものではない。半円平板の放射
導体2をその弦が導体地板1に対して平行となる方向で
ある横長方向に配置するようにしてもよい。
【0100】図21に示す広帯域アンテナ装置は、半円
平板の放射導体2を横長に配置するようにして形成した
場合の例であり、半円平板の放射導体2の弦側を導体地
板1側に位置させるようにし、放射導体2を導体地板1
に対して垂直に配置するようにしたものである。もちろ
ん、導体地板1と放射導体2との間には、所定の空隙が
設けられ、グラウンド給電点1f、信号給電点2fが設
けられる。
【0101】そして、図22に示す広帯域アンテナ装置
は、図21のように構成される広帯域アンテナ装置の放
射導体2を、放射導体2の上下方向の中点から導体地板
1側に折り曲げ、この折り曲げた部分が、導体地板1に
対して平行、あるいは、ほぼ平行となるようにしたもの
である。
【0102】図23に示した広帯域アンテナ装置もま
た、半円平板の放射導体2を横長に配置するようにして
形成した場合の例であり、図21の場合とは反対に、半
円平板の放射導体2の弦側を導体地板1とは反対側に位
置させるようにし、放射導体2を導体地板1に対して垂
直に配置するようにしたものである。もちろん、この例
の場合にも、導体地板1と放射導体2との間には、所定
の空隙が設けられ、グラウンド給電点1f、信号給電点
2fが設けられる。
【0103】また、図24に示す広帯域アンテナ装置
は、図23のように構成される広帯域アンテナ装置の放
射導体2を、放射導体2の上下方向の中点から導体地板
1側に折り曲げ、この折り曲げた部分が、導体地板1に
対して平行、あるいは、ほぼ平行となるようにしたもの
である。
【0104】図25は、図23、図24に示した広帯域
アンテナ装置のVSWR特性を示す図である。この場合
にも、図23、図24に示した広帯域アンテナ装置の半
円平板の放射導体2の弦の長さを23.5mmとした場
合の広帯域アンテナ装置についての実測値である。
【0105】なお、半円平板の放射導体2は、個の例の
場合にも、円形平板をその直径で2等分したものであ
り、半円平板の放射導体2の弦は、元の円形平板の直径
に相当している。
【0106】そして、図25からも分かるように、半円
平板の放射導体2を横長に使用としても、比較的に広帯
域に整合が取れていることが分かる。同一の直径を有す
る円形平板を放射導体を用いて広帯域アンテナ装置と比
較すると、低域側の整合周波数下限が大きくなっている
ものの、半円平板の直径を長くすることにより、VSW
R特性を改善することが可能である。
【0107】このように、半円平板の放射導体を横長に
使用するようにしても、広帯域アンテナ装置を構成する
ことができる。しかし、図18、図19を用いて説明し
た半円平板を縦長に用いるようにして放射導体2を構成
する広帯域アンテナ装置の図20に示したVSWR特性
と、図23、図24を用いて説明した半円平板を横長に
用いる放射導体のこの例の広帯域アンテナ装置の図25
に示したVSWR特性とを比較すると明らかなように、
半円平板を放射導体として用いる場合には、図18、図
19に示したように、縦長に用いるようにしたほうが、
VSWR特性をよりよく保つことが可能である。
【0108】また、この第3の実施の形態においても、
放射導体を折り曲げて低背位化する場合に、折り曲げる
部分を複数に分割し、そのそれぞれを隣り合う分割領域
とは異なる方向に折り曲げることにより、広帯域アンテ
ナ装置の特性を調整することができる。
【0109】また、この第3の実施の形態においては、
放射導体2は、半円形であるものとして説明したが、正
確に半円形である必要はなく、円弧と弦とを有する形状
のものを用いることができる。しかし、放射導体2を半
円形、あるいは、ほぼ半円形とすることで、抜き取り効
率をよくすることができる。
【0110】また、VSWR特性や放射指向特性が許容
範囲内であれば、放射導体を円弧と半径とで囲まれた扇
型形状とすることで、より抜き取り効率を高めることが
可能である。例えば、円形平板を半径と半径とのなす角
度が120度づつに3分割することで、さらに抜き取り
効率を上げることができる。
【0111】このように、上述の第1〜第3の実施の形
態の広帯域アンテナ装置のそれぞれは、材料コストの低
減による低コスト化、指向特性の均一化、小型化および
低コスト化などの個々の問題点を解決することができ、
しかもいずれの場合にも、超広帯域で小型の広帯域アン
テナ装置を構成することができる。
【0112】したがって、コスト面や使用目的、あるい
は、機器への実装面などに応じて、最適な広帯域アンテ
ナ装置を実現し、個々の場合に応じて最適な広帯域アン
テナ装置を用いることができるようにされる。
【0113】なお、前述の各実施の形態においては、放
射導体2は、導体地板1に対して垂直に立てるように配
置するようにしたが、これに限るものではない。放射導
体2は、導体地板1に対して交差する方向に立てるよう
に配置すればよい。したがって、導体地板1の平面と、
この導体地板1の面上に配置される放射導体2の平面と
がなす角度は、90度に限るものではなく。90度近傍
の値、あるいは、85度、80度、75度などの任意の
値とすることができる。
【0114】また、前述した各実施の形態においては、
放射導体2を折り曲げる場合には、放射導体の上下方向
(導体地板1に直交する方向)の中点を通り、導体地板
1に対して平行な直線、あるいは、その近傍から折り曲
げるものとして説明した。しかし、これに限るものでは
ない。折り曲げ位置は任意の位置を選ぶことができ、広
帯域アンテナ装置の特性が許す範囲内であれば(使用可
能な範囲内であれば)、用途などに応じて、適宜の位置
から折り曲げるようにしてもよい。
【0115】また、放射導体2の折り曲げ角度も、導体
地板1に対して、平行、あるいは、ほぼ平行となるよう
にする場合に限るものではない。放射導体2の折り曲げ
角度は、任意に調整するようにすることも可能である。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コスト面、使用目的、実装面などを考慮し、用いる
通信システムにおいて最適な広帯域で小型の広帯域アン
テナ装置としてのモノポールアンテナ、ダイポールアン
テナを実現することができる。
【0117】すなわち、コスト面を考慮する場合には、
放射導体を多角形、あるいは、半円形状とすることによ
り、放射導体の金属板からの抜き出し効率を向上させ、
コストを低減させることができる。また、頂点給電とす
ることにより、動作可能帯域を狭めないようにすること
ができる。また、放射導体を半円形状とした場合には、
さらに小型化した広帯域アンテナ装置を実現することが
できる。
【0118】また、放射導体を折り曲げ構成とする場合
に、折り曲げる部分を複数に分割し、隣り合う分割部分
を異なる方向に折り曲げることによって、放射指向特性
を均一にし、通信相手が種々分散する通信システムにし
使用して好適な広帯域で小型の広帯域アンテナ装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の第1の例の外観を説明するための図である。
【図2】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の第1の例のVSWR特性を示す図である。
【図3】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の第1の例の対比例を説明するための図であ
る。
【図4】図3に示した対比例の広帯域アンテナ装置のV
SWR特性を示す図である。
【図5】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の第2の例の外観を説明するための図である。
【図6】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の第2の例のVSWR特性を示す図である。
【図7】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の変形例の外観を説明するための図である。
【図8】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の変形例の外観を説明するための図である。
【図9】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の実
施の形態の変形例の外観を説明するための図である。
【図10】図9に示した広帯域アンテナ装置のVSWR
特性を示す図である。
【図11】この発明による広帯域アンテナ装置の第1の
実施の形態の変形例の外観を説明するための図である。
【図12】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の
実施の形態の第1の例の外観を説明するための図であ
る。
【図13】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の
実施の形態の第1の例のVSWR特性を示す図である。
【図14】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の
実施の形態の第1の例の変形例の外観を説明するための
図である。
【図15】図14に示した広帯域アンテナ装置のVSW
R特性を示す図である。
【図16】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の
実施の形態の第2の例の外観を説明するための図であ
る。
【図17】この発明による広帯域アンテナ装置の第2の
実施の形態の第2の例のVSWR特性を示す図である。
【図18】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の広帯域アンテナ装置の外観を説明するため
の図である。
【図19】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の広帯域アンテナ装置の他の例の外観を説明
するための図である。
【図20】図18、図19に示した広帯域アンテナ装置
のVSWR特性を示す図である。
【図21】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の変形例の広帯域アンテナ装置の外観を説明
するための図である。
【図22】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の変形例の広帯域アンテナ装置の外観を説明
するための図である。
【図23】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の変形例の広帯域アンテナ装置の外観を説明
するための図である。
【図24】この発明による広帯域アンテナ装置の第3の
実施の形態の変形例の広帯域アンテナ装置の外観を説明
するための図である。
【図25】図23、図24に示した広帯域アンテナ装置
のVSWR特性を示す図である。
【図26】従来の広帯域アンテナ装置の例である円形平
板型モノポールアンテナと折り曲げ円形平板型モノポー
ルアンテナの外観を説明するための図である。
【図27】従来の広帯域アンテナ装置の例である円形平
板型モノポールアンテナの構成を説明するための図であ
る。
【図28】図27に示した円形平板型モノポールアンテ
ナのVSWR特性を示す図である。
【図29】従来の広帯域アンテナ装置の例である折り曲
げ円形平板型モノポールアンテナの構成を説明するため
の図である。
【図30】図29に示した折り曲げ円形平板型モノポー
ルアンテナのVSWR特性を示す図である。
【図31】図29に示した折り曲げ円形平板型モノポー
ルアンテナの放射指向特性を示す図である。
【符号の説明】
1…導体地板、2…放射導体、1f…グラウンド給電
点、2f…信号給電点、3…抵抗性素材
フロントページの続き (72)発明者 山浦 智也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小山 晃広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J045 AA02 AA21 AB05 BA01 DA08 EA18 FA01 JA03 JA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面導体地板と、前記平面導体地板の面上
    に当該平面導体地板と交差する方向に立てられて使用さ
    れる多角形平面放射導体とを有する広帯域アンテナ装置
    であって、 前記多角形平面放射導体の頂点を給電点をとすることを
    特徴とする広帯域アンテナ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記多角形平面放射導体の一部分を前記平面導体地板に
    近付ける方向に折り曲げて形成することを特徴とする広
    帯域アンテナ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 折り曲げられる前記多角形平面放射導体の一部分は、前
    記平面導体地板に対して、平行、あるいは、ほぼ平行に
    折り曲げられることを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記平面導体地板と交差する方向に、前記多角形平面放
    射導体を複数の分割部分に分割し、隣り合う前記分割部
    分同士の一部分を異なる方向に折り曲げて形成すること
    を特徴とする広帯域アンテナ装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 隣り合う前記分割部分の折り曲げられた部分を含む面内
    であって、隣り合う前記分割部分により挟まれる前記分
    割部分の存在しない部分に抵抗性素材を配置することを
    特徴とする広帯域アンテナ装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の広帯域ア
    ンテナ装置であって、 折り曲げられる前記分割部分のそれぞれは、前記平面導
    体地板に対して、平行、あるいは、ほぼ平行に折り曲げ
    られることを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  7. 【請求項7】平面導体地板と、前記平面導体地板の面上
    に当該平面導体地板と交差する方向に立てられて使用さ
    れる円形状平面放射導体とを有する広帯域アンテナ装置
    であって、 前記円形状平面放射導体の外周部分において、前記平面
    導体地板の面上からの距離が単独で最短となる最短点
    に、あるいは、前記最短点の近傍に、給電点を設け、 前記平面導体地板に交差する方向に、前記円形状平面放
    射導体を複数の分割部分に分割し、隣り合う前記分割部
    分同士の一部分を異なる方向に折り曲げて形成すること
    を特徴とする広帯域アンテナ装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の広帯域アンテナ装置であ
    って、 前記分割部分の折り曲げられた部分のそれぞれを含む面
    内であって、隣り合う前記分割部分により挟まれる前記
    分割部分の存在しない部分に抵抗性素材を配置すること
    を特徴とする広帯域アンテナ装置。
  9. 【請求項9】請求項7または請求項8に記載の広帯域ア
    ンテナ装置であって、 折り曲げられる前記分割部分のそれぞれは、前記平面導
    体地板に対して、平行、あるいは、ほぼ平行に折り曲げ
    られることを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  10. 【請求項10】平面導体地板と、前記平面導体地板の面
    上に当該平面導体地板と交差する方向に立てられて使用
    される円弧と弦とで囲まれた半円形状平面放射導体とを
    有する広帯域アンテナ装置であって、 前記半円形状平面放射導体の外周部分において、前記平
    面導体地板の面上からの距離が単独で最短となる最短点
    に、あるいは、前記最短点の近傍に、給電点を設けるこ
    とを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の広帯域アンテナ装置
    であって、 前記半円形状平面放射導体は、弦が前記平面導体地板に
    交差するように立てられて使用されるものであり、 前記半円形状平面放射導体の円弧と弦とが交わる頂点、
    あるいは、前記頂点の近傍を前記給電点とすることを特
    徴とする広帯域アンテナ装置。
  12. 【請求項12】請求項10または請求項11に記載の広
    帯域アンテナであって、 前記半円形状平面放射導体の一部分を前記平面導体地板
    に近付ける方向に折り曲げて形成することを特徴とする
    広帯域アンテナ装置。
  13. 【請求項13】請求項10または請求項11に記載の広
    帯域アンテナ装置であって、 前記平面導体地板と交差する方向に、前記半円形状平面
    放射導体を複数の分割部分に分割し、隣り合う前記分割
    部分同士の一部分を異なる方向に折り曲げて形成するこ
    とを特徴とする広帯域アンテナ装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の広帯域アンテナ装置
    であって、 前記分割部分の折り曲げられた部分のそれぞれを含む面
    内であって、隣り合う前記分割部分により挟まれる前記
    分割部分の存在しない部分に抵抗性素材を配置すること
    を特徴とする広帯域アンテナ装置。
  15. 【請求項15】請求項12、請求項13または請求項1
    4に記載の広帯域アンテナ装置であって、 折り曲げられる前記部分のそれぞれは、前記平面導体地
    板に対して、平行、あるいは、ほぼ平行に折り曲げられ
    ることを特徴とする広帯域アンテナ装置。
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