JP2003283207A - 積層型誘電体フィルタ - Google Patents

積層型誘電体フィルタ

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JP2003283207A
JP2003283207A JP2003121362A JP2003121362A JP2003283207A JP 2003283207 A JP2003283207 A JP 2003283207A JP 2003121362 A JP2003121362 A JP 2003121362A JP 2003121362 A JP2003121362 A JP 2003121362A JP 2003283207 A JP2003283207 A JP 2003283207A
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stripline
dielectric
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layer
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Kenji Yoshimori
健二 吉森
Jiro Ogiwara
次朗 荻原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型誘電体フィルタを小型化及び高性能化
することが困難であった。 【解決手段】 積層型誘導体フィルタは複数の誘電体層
から成る誘導体2と互いに対向配置された少なくとも第
1及び第2のストリップライン導体層13,16と第1
及び第2のストリップ導体層13,16に対向配置され
たグランド導体層22,25とから成るストリップライ
ン共振器L1、及び波長短縮用導体層30で構成されて
いる。第1及び第2のストリップライン導体層(13,
16)は誘電体層を介して互いに対向配置されている。
波長短縮用導体層30は第1のストリップライン導体層
13と第2のストリップライン導体層16との間の誘電
体層に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信機に使用
するために好適な積層型誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動体通信機のバンドパス
フィルタ、ローパスフィルタ等に積層フィルタを使用す
ることは公知である。この積層フィルタは、誘電体の中
にストリップライン用導体層、結合コンデンサ用導体
層、シールド用グランド導体層を埋設し、誘電体の外周
面に入力端子導体層と出力端子導体層とグランド端子導
体層とを設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積層型誘電
体フィルタを更に小型化すること及び高性能化すること
が要求されている。
【0004】そこで、本願の第1の目的は、導体損失を
低減させてQの高い積層型誘電体フィルタを提供するこ
とにある。本願の第2の目的は、導体損失を低減するこ
とができるのみでなく、ストリップライン導体層の延び
る方向の寸法を小さくすることができる積層型誘電体フ
ィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明を、実施例を示す図面の参照符合を伴って説明
する。なお、ここでの本発明の説明及び特許請求の範囲
における参照符合は本発明の理解を助けるためのもので
あり、本発明を限定するものではない。本願の請求項1
の発明は、複数の誘電体層から成る誘導体(2)と該誘
導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少なく
とも第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
6)と前記第1及び第2のストリップ導体層(13,1
6)に対向配置されたグランド導体層(22又は25又
は22,25)とから成るストリップライン共振器(L
1)、及び波長短縮用導体層(30)を具備した積層型
誘導体フィルタであって、前記第1及び第2のストリッ
プライン導体層(13,16)は誘電体層を介して互い
に対向配置され、前記第1及び第2のストリップライン
導体層(13,16)の一端が前記グランド導体層(2
2)に電気的に接続され、前記波長短縮用導体層(3
0)は前記グランド導体層(22又は25又は22,2
5)に電気的に接続され且つ前記前記第1のストリップ
ライン導体層(13)と前記第2のストリップライン導
体層(16)との間の誘電体層に配置されていることを
特徴とする積層型誘電体フィルタに係わるものである。
請求項2の発明は、複数の誘電体層から成る誘導体
(2)と該誘導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置
された少なくとも第1及び第2のストリップライン導体
層(13,16)と前記第1及び第2のストリップ導体
層(13,16)に対向配置されたグランド導体層(2
2又は25又は22,25)とから成るストリップライ
ン共振器(L1)、及び波長短縮用導体層(30)を具
備した積層型誘電体フィルタであって、前記第1及び第
2のストリップライン導体層(13,16)は誘電体層
を介して互いに対向配置され、前記第1及び第2のスト
リップライン導体層(13,16)の一端が前記グラン
ド導体層(22)に電気的に接続され、前記波長短縮用
導体層(30)は前記グランド導体層(22又は25又
は22,25)に電気的に接続され且つ積層方向におい
て前記第1のストリップライン導体層(13)と前記第
2のストリップライン導体層(16)との間よりも外側
の誘電体層に配置されていることを特徴とする積層型誘
電体フィルタに係わるものである。また、請求項3の発
明は、複数の誘電体層から成る誘導体(2)と該誘導体
(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少なくとも
第1及び第2のストリップライン導体層(13、16)
と前記第1及び第2のストリップ導体層(13、16)
に対向配置されたグランド導体層(22又は25又は2
2,25)とから成るストリップライン共振器(L1)
と、第1及び第2の波長短縮導体層(30,30a)と
を具備した積層型誘電体フィルタであって、前記第1及
び第2のストリップライン導体層(13、16)は誘電
体層を介して互いに対向配置され、前記第1及び第2の
ストリップライン導体層(13、16)の一端が前記グ
ランド導体層(22)に電気的に接続され、前記第1の
波長短縮用導体層(30)は前記グランド導体層(22
又は25又は22,25)に電気的に接続され且つ前記
第1のストリップライン導体層(13)と前記第2のス
トリップライン導体層(16)との間の誘電体層に配置
され、前記第2の波長短縮用導体層(30a)は前記グ
ランド導体層(22又は25又は22,25)に電気的
に接続され且つ積層方向において前記第1のストリップ
ライン導体層(13)と前記第2のストリップライン導
体層(16)との間よりも外側に誘電体層を介して配置
されていることを特徴とする積層型誘電体フィルタに係
わるものである。また、請求項4の発明は、複数の誘電
体層から成る誘導体(2)と該誘導体(2)に埋設され
且つ互いに対向配置された少なくとも第1及び第2のス
トリップライン導体層(13,16)と前記第1及び第
2のストリップ導体層(13,16)に対向配置された
グランド導体層(22又は25又は22,25)とから
成るストリップライン共振器(L1)、及び波長短縮用
導体層(30)を具備した積層型誘電体フィルタであっ
て、前記第1及び第2のストリップライン導体層(1
3,16)は誘電体層を介して互いに対向配置され、前
記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
6)の一端が前記グランド導体層(22)に電気的に接
続され、前記波長短縮用導体層(30)は前記グランド
導体層(22又は25又は22,25)に電気的に接続
され、前記波長短縮用導体層(30)の幅が前記第1の
ストリップライン導体層(13)の幅と異なることを特
徴とする積層型誘電体フィルタに係わるものである。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、複数のストリ
ップライン導体層によって等価的に1つの共振器を構成
するので、導体損失が低減し、Q特性が向上する。ま
た、請求項1の発明によれば、波長短縮用導体層(3
0)が第1のストリップライン導体層(13)と第2の
ストリップライン導体層(16)との間の誘電体層に配
置されているので、第1のストリップライン導体層(1
3)と第2のストリップライン導体層(16)との両方
の短縮効果を得ることができる。即ち、第1のストリッ
プライン導体層(13)と前記第2のストリップライン
導体層(16)との長さを同一に保って共振周波数を下
げること、又は共振周波数を同一に保った場合には第1
のストリップライン導体層(13)と第2のストリップ
ライン導体層(16)との長さを短くすることができ
る。また、請求項4の発明によれば、波長短縮用導体層
(30)の幅が第1のストリップライン導体層(13)
の幅と異なるので、パターンずれによる容量のバラツキ
を防止できる。
【0007】
【第1の実施例】次に、図1〜図7を参照して本発明の
第1の実施例に係わる移動体通信機等においてVHF帯
以上の周波数でバンドパスフィルタとして使用する積層
型誘電体フィルタを説明する。図1に概略的に示す完成
した積層型誘電体フィルタ1は、比誘電率が30以上の
直方体のセラミック誘電体2と、外部信号端子導体層と
しての第1及び第2の入出力端子導体層3、4と、一対
の外部グランド端子導体層5、6とを有し、更に誘電体
2に埋設された内部導体層を有する。誘電体2は、第1
及び第2の主面7、8と第1、第2、第3及び第4の側
面9、10、11、12を有した6面体である。入出力
端子導体層3、4は誘電体2の第1及び第2の側面9、
10の中央に帯状に設けられ、この一部が第1及び第2
の主面7、8にはみ出している。グランド端子導体層
5、6は誘電体2の第3及び第4の側面11、12に設
けられ、この一部が第1及び第2の主面7、8及び第1
及び第2の側面9、10の上面と下面にはみ出してい
る。
【0008】本実施例の積層型誘電体フィルタ1は図5
に示す等価回路が得られるように形成されている。図5
において入力端子T1 は入力結合コンデンサC1 を介し
て第1のストリップライン共振器L1 に接続され、出力
端子T2 は出力結合コンデンサC2 を介して第2のスト
リップライン共振器L2 に接続されている。第3のスト
リップライン共振器L3 は第1及び第2のストリップラ
イン共振器L1 、L2の相互間に配置され、これ等にM
結合(誘導性結合)されていると共に第1及び第2の共
振器間結合コンデンサC7 、C8 で結合されている。第
1、第2及び第3のストリップライン共振器L1 、L2
、L3 の一端はグランドに接続されている。第3のス
トリップライン共振器L3 の他端はトラップ用コンデン
サC9 を介して第1及び第2の共振器間結合コンデンサ
C7 、C8 の相互間に接続されている。また、波長短縮
容量を得るためのコンデンサC3 、C4 、C10が第1、
第2及び第3のストリップライン共振器L1 、L2 、L
3 とに対して並列に接続されている。入力端子T1 とグ
ランドとの間の浮遊容量(ストレーキャパシタンス)は
破線によってC5 で示され、出力端子T2 とグランドと
の間の浮遊容量は破線によってC6 で示されている。図
5の入力端子T1 、出力端子T2 、及びグランドは図1
の第1の入出力端子導体層3、第2の入出力端子導体層
4、グランド端子導体層5、6に対応する。
【0009】図5の回路を得るために誘電体2の中には
図2図4に示すように多数の導体層が埋設されている。
誘電体2はセラミックのグリーンシート(磁器生シー
ト)に導電性ペースト(例えば銀ペースト)を図4に示
す所定パターンに印刷し、これ等を積層して焼成したも
のである。グリーンシートは焼成後に相互に一体化され
るが、図4では説明の都合上第1、第2、第3、第4、
第5、第6、第7、第8、第9及び第10の誘電体層2
a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2
i、2jに分割して示されている。内導体層は誘電体1
の第1及び第2の主面7、8間における第1、第2、第
3、第4、第5、第6及び第7の厚み方向位置H1 、H
2 、H3 、H4 、H5 、H6 、H7 に設けられている。
なお、第8及び第9の厚み方向位置H8 、H9 に内導体
層を設けるように変形することもできる。
【0010】次に各層のパターンを説明する。第1の厚
み方向位置H1 となる第4の誘電体層2dの表面には第
1、第2及び第3のストリップライン導体層13、1
4、15が第3の側面11から第4の側面12に向って
直線的に延びるように配置されている。また、第2の厚
み方向位置H2 となる第6の誘電体層2fの表面には、
第4、第5及び第6のストリップライン導体層16、1
7、18が第3の側面11から第4の側面12に向って
直線的に延びるように配置されている。また、第3の厚
み方向位置H3 となる第8の誘電体層2hの表面には、
第7、第8及び第9のストリップライン導体層19、2
0、21が第3の側面11から第4の側面12に向って
直線的に延びるように配置されている。第1、第2及び
第3の厚み方向位置H1 、H2 、H3 は互いに異なる高
さ位置であって、第2の厚み方向位置H2 は第1及び第
3の厚み方向位置H1 、H3 の相互間であり、第1の厚
み方向位置H1 は第1の主面7と第2の厚み方向位置H
2 との間であり、第3の厚み方向位置H3 は第2の主面
8と第2の厚み方向位置H2 との間である。第1〜第9
のストリップライン導体層13〜21の一端は第1のグ
ランド端子導体層5にそれぞれ接続されている。第1の
主面7に対して垂直な方向から見て即ち平面的に見て、
第1、第4及び第7のストリップライン導体層13、1
6、19は互いに重なるように配置されており、これ等
の組み合せによって図5の第1のストリップライン共振
器L1 を提供する。また、平面的に見て、第2、第5及
び第8のストリップライン導体層14、17、20は互
いに重なるように配置されており、これ等の組み合せに
よって図5の第2のストリップライン共振器L2 を提供
する。また、平面的に見て、第3、第6及び第9のスト
リップライン導体層15、18、21は互いに重なるよ
うに配置されており、これ等の組み合せによって図5の
第3のストリップライン共振器L3 を提供する。図3か
ら明らかなように、第1の厚み方向位置H1 の第1、第
2及び第3のストリップライン導体層13、14、15
の幅及び第3の厚み方向位置H3 の第7、第8及び第9
のストリップライン導体層19、20、21の幅W1 は
第2の厚み方向位置H2 の第4、第5及び第6のストリ
ップライン導体層16、17、18の幅W2 よりも僅か
に狭い。従って、グリーンシートの積層のズレ等が生じ
ても、第1、第2及び第3の厚み方向位置H1 、H2 、
H3 のストリップライン導体層の結合度の変動を小さく
抑えることができる。
【0011】第1の主面7と第1の厚み方向位置H1 と
の間の第4の厚み方向位置H4 となる第2の誘電体層2
bの表面には、第1のグランド導体層22と第1及び第
2の付加導体層23、24とが設けられている。第1の
グランド導体層22は内部のシールド作用及びストリッ
プライン作用を得るために設けられたものであって、第
2の誘電体層2bの対の長辺間を結ぶように広い面積に
形成され、平面的に見て第1、第2及び第3のストリッ
プライン導体層13、14、15に対向し、この一端及
び他端は第3及び第4の側面11、12のグランド端子
導体層5、6に接続されている。第1及び第2の付加導
体層23、24は第2の誘電体層2bの対の短辺(第1
及び第2の側面)の中央から対向する辺(側面)に向っ
て突出するように形成され且つこれ等の一端は第1及び
第2の側面9、10で第1及び第2の出力端子導体層
3、4に接続されている。付加導体層23、24は所定
のギャップを有してグランド導体層22に対向している
ので、両者間に浮遊容量が得られる。グランド導体層2
2と第1及び第2の付加導体層23、24は同一のグリ
ーンシート(磁器生シート)に導体ペーストを同時に印
刷して形成するので、量産時において相互の位置関係の
バラツキはほとんど生じない。例えばグランド導体層2
2が図4で右側にずれると、付加導体層23、24も右
側にずれ、結局両者間のギャップの変化は生じない。従
って、入出力端子導体層3、4のグランドに対する浮遊
容量のバラツキが小さくなる。
【0012】第3の厚み方向位置H3 と第2の主面6と
の間の第5の厚み方向位置H5 となる第10の誘電体層
2jの表面には第2のグランド導体層25と第3及び第
4の付加導体層26、27とが設けられている。第2の
グランド導体層25と第3及び第4の付加導体層26、
27とは、平面的に見て第1のグランド導体層22と第
1及び第2の付加導体層22と同一パターンに形成さ
れ、これ等と同一の作用を有する。なお、第2のグラン
ド導体層25は第1及び第2のグランド端子導体層5、
6に接続され、第3及び第4の付加導体層26、27は
第1及び第2の入出力端子導体層3、4に接続されてい
る。
【0013】第1及び第2の厚み方向位置H1 、H2 の
相互間の第6の厚み方向位置H6 となる第5の誘電体層
2eの表面には第1及び第2の入出力容量導体層28、
29と第1、第2及び第3の波長短縮用容量導体層3
0、31、32とが配置されている。第1の入出力容量
導体層28は図2から明らかなように平面的に見て第
1、第4及び第7のストリップライン導体層13、1
6、19に重なる部分を有するように形成され、第1の
側面9の第1の入出力端子導体層3に接続されている。
第2の入出力容量導体層29は平面的に見て第2、第5
及び第8のストリップライン導体層14、17、20に
重なる部分を有するように形成され、第2の側面10の
第2の入出力端子導体層4に接続されている。なお、第
1の入出力容量導体層28と第1及び第4のストリップ
ライン導体層13、16との間に図5の入力結合コンデ
ンサC1 が得られ、第2の入出力容量導体層29と第2
及び第5のストリップライン導体層と14、17との間
に図5の出力結合コンデンサC2が得られる。本願にお
いて、導体層28を入力容量導体層、導体層29を出力
容量導体層、導体層3を入力端子導体層、導体層4を出
力端子導体層と呼ばないで、入出力容量導体層、入出力
端子導体層と呼んでいるのは、積層型誘電体フィルタ1
が対称に形成され、導体層3、4、28、29を入力側
と出力側とのいずれにも使用することができるからであ
る。従って、本願における入出力は入力又は出力を意味
している。
【0014】平面的に見て、第5の誘電体層2eの第1
の波長短縮用容量導体層30は第1、第4及び第7のス
トリップライン導体層13、16、19に重なる部分を
有するように形成され、また、第2の波長短縮用容量導
体層31は第2、第5及び第8のストリップライン導体
層14、17、20に重なる部分を有するように形成さ
れ、また、第3の波長短縮用容量導体層32は第3、第
6及び第9のストリップライン導体層15、18、21
に重なる部分を有するように形成されている。第1、第
2及び第3の波長短縮用容量導体層30、31、32の
一端は第4の側面12の第2のグランド端子導体層6に
それぞれ接続されているので、等価的に図5のコンデン
サC3 、C4 、C10を提供する。
【0015】第2及び第3の厚み方向位置H2 、H3 の
相互間に第7の厚み方向位置H7 となる第7の誘電体層
2gの表面には、共振器間容量導体層33が配置されて
いる。この共振器間結合容量導体層33は平面的に見て
第1〜第9のストリップライン導体層13〜21の全て
に重なるように配置されており、等価的に図5の結合コ
ンデンサC7 、C8 として作用し、且つ突出部34がコ
ンデンサC9 として作用する。なお、第1、第2及び第
3のストリップライン導体層13、14、15の相互
間、第4、第5及び第6のストリップライン導体層1
6、17、18の相互間及び第7、第8及び第9のスト
リップライン導体層19、20、21の相互間は誘導結
合するように接近している。従って、第1、第2及び第
3のストリップライン共振器L1 、L2 、L3 は容量結
合と誘導結合との両方で結合されていることになる。
【0016】図6は第1の波長短縮用容量導体層30の
働きを等価的に示す。第1、第4及び第7のストリップ
ライン導体層13、16、19から成る第1のストリッ
プライン共振器L1 はインダクタンスLa とコンデンサ
Ca の並列共振回路で等価的に示すことができる。波長
短縮用容量導体層30に基づくコンデンサC3 はコンデ
ンサCa に並列に接続される。図6において、La を
L、Ca +C3 をCとすれば、共振周波数f0 は1/
{(2π)(LC)1/2 }で表わすことができる。従っ
て、図7に示すように静電容量C3 が大きくなるにつれ
て共振周波数f0 は低くなる。即ち、波長短縮用コンデ
ンサC3 を設けるとストリップライン導体層13、1
6、19の長さを変えないで、共振周波数f0 を下げる
ことができる。もし、共振周波数f0 を一定に保つ場合
において容量C3 を大きくすると、ストリップライン導
体層13の長さを短くすることができ、波長短縮と同等
な効果が得られる。なお、第2及び第3の波長短縮用容
量導体層31、32によっても第1の波長短縮用容量導
体層30と同様な効果が得られる。
【0017】ところで、第1、第2及び第3の波長短縮
用容量導体層30、31、32は第1、第2及び第3の
ストリップライン導体層13、14、15と第4、第5
及び第6のストリップライン導体層16、17、18と
の間に配置されているので、多段フィルタの各段のスト
リップライン導体層を1個で構成する従来に比べて、ス
トリップライン導体層に対向する面積が倍になり、図5
の等価コンデンサC3、C4 、C10の容量も倍になって
波長短縮効果が大きくなり、従来と同一の共振周波数f
0 を得る場合にはストリップライン導体層13〜21の
長さを短くして積層型誘電体フィルタ1のストリップラ
イン導体層13〜21の延びる方向の幅を狭くして小型
化を達成することができ、回路基板における積層型誘電
体フィルタ1の占有面積を狭くすることができる。ま
た、従来と同一の共振周波数を得る場合には、波長短縮
用容量導体層30、3、32の面積を小さくし、入出力
容量導体層28、29等の相互干渉を少なくすること、
又はフィルタ全体を小型化することができる。また、入
出力容量導体層28、29をストリップライン導体層1
3、16と14、17との間に配置するので、電気力線
の遮蔽がなく、無負荷Qを大きくできる。
【0018】
【第2の実施例】次に、図8を参照して第2の実施例の
積層型誘電体フィルタを説明する。但し、図8において
図4と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。図8では第5及び第7の誘電体層2
e、2gに図4の第4及び第6の誘電体層2d、2fの
第1〜第6のストリップライン導体層13〜18と同一
のものが設けられている。また、図8の第4の誘電体層
2dには図4の第5の誘電体2eと同一のものが設けら
れている。図8では図4の第8の誘電体層2hのストリ
ップライン導体層19、20、21に相当するものが省
かれ、この代りに共振器間結合容量導体層33c、33
dが設けられている。従って、この図8においては、図
4の共振器間結合容量導体層33に対応するものとして
第1、第2、第3及び第4の共振器間結合容量導体層3
3a、33b、33c、33dを有する。第1及び第2
の共振器間結合容量導体層33a、33bは厚さ方向位
置H2 の第6の誘電体層2fの表面に設けられている。
平面的に見て左半分の導体層33aは第1、第3、第4
及び第6のストリップライン導体層13、15、16、
18に対向し、右半分の導体層33bは第2、第3、第
5及び第6のストリップライン導体層14、15、1
7、18に対向している。第3及び第4の共振器間結合
容量導体層33c、33dは厚み方向位置H3 の第8の
誘電体層2hの表面に設けられている。平面的に見て左
半分の第3の共振器間結合容量導体層33cは第4及び
第6のストリップライン導体層16、18に対向し、右
半分に第4の共振器間結合容量導体層33dは第5及び
第6のストリップライン導体層17、18に対向してい
る。なお、第1及び第2の共振器間結合容量導体層33
a、33bを連続的に一体に形成すること、及び第3及
び第4の共振器間結合容量導体層33c、33dを連続
的に一体に形成することができる。図8において、第
1、第2、第3、第9及び第10の誘電体層2a、2
b、2c、2i、2j及びここに設けられた導体層は図
4で同一符号で示すものと同一に構成されている。
【0019】図8の積層型誘電体フィルタの等価回路は
図5の等価回路と実質的に同一である。図8において図
4と相違する点は第1、第2及び第3のストリップライ
ン共振器L1 、L2 、L3 の相互間のコンデンサC7 、
C8 による結合が強められたことである。図9は図8の
第1及び第4のストリップライン導体層13、16によ
る第1のストリップライン共振器L1 と第3及び第6の
ストリップライン導体層15、18による第3のストリ
ップライン共振器L3 との間の結合状態を詳しく示す。
図9のコンデンサC7aは導体層33aの第1及び第4の
ストリップライン導体層13、16に対向する部分の容
量に対応し、コンデンサC7bは導体層33aの第3及び
第6のストリップライン導体層15、18に対向する部
分の容量に対応し、コンデンサC7cは導体層33cの第
4のストリップライン導体層16に対向する部分の容量
に対応し、コンデンサC7dは導体層33dの第6のスト
リップライン導体層18に対向する部分の容量に対応
し、インダクタンスL33a 、L33c は導体層33a、3
3cのインダクタンスに対応する。なお、第2及び第3
のストリップライン共振器L2 、L3 の間も図9と同様
に結合される。
【0020】図9においてインダクタンスL33a 、L33
c は互いに並列に接続されているので、合成のインダク
タンス値はインダクタンスL33a 、L33c の値の1/2
になる。従って、に示す1個の共振器間結合容量導体層
33の場合に比べて図8のものはインダクタンス値が1
/2になり、また容量が導体層33c、33dの分だけ
多くなる。共振器L1 、L3 の相互間は、図9のC7a、
C7b、C7c、C7d、L33a 、L33c の回路とM結合のイ
ンダクタンスとの並列共振回路となり、これにより高周
波のスプリアス共振が生じる。図4のフィルタでは、図
10で破線で示すように約4.8GHzにスプリアス共
振のピークが生じたが、図8のフィルタではスプリアス
共振のピークが約6GHzにシフトする。基本波の共振
周波数f0 は約1.5GHzであるから、図8のフィル
タによればスプリアス共振周波数が基本波共振周波数と
大幅に相違し、これによる妨害が少なくなる。
【0021】
【第3の実施例】次に、図11を参照して第3の実施例
を説明する。但し、図11において図4と実質的に同一
の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図
11の積層型誘電体フィルタは第7の誘電体層2gの表
面に第4及び第5の波長短縮用容量導体層30a、31
aを付加した他は図4と実質的に同一に構成されてい
る。平面的に見て、第4及び第5の波長短縮用容量導体
層30a及び31aはストリップライン導体層16、1
9及び17、20に対向し、一端はグランド端子導体層
6に接続されているので、第1及び第2の波長短縮用容
量導体層30、31と同様に作用し、波長短縮効果を更
に高めることができる。
【0022】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図2では波長短縮用容量導体層30、31、3
2の幅をストリップライン導体層13〜21の幅よりも
小くしてパターンずれによる容量のバラツキを防止して
いるが、逆に導体層30、31、32の幅を導体層19
〜21よりも広くすることもできる。 (2) ストリップライン導体層15、18、21によ
る第3のストリップライン共振器L3 を省いて2段のフ
ィルタにすることもできる。 (3) 第1及び第2の主面7、8にグランド導体層を
設けることができる。 (4) 図2において共振器間結合容量導体層33を平
面的に見て入出力容量導体層28、29に重ならないよ
うに配置し、相互干渉を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係わる積層型誘電体
フィルタを示す斜視図である。
【図2】 図1の積層型誘電体フィルタの第4の誘電体
層及びこの下部の導体層を示す平面図である。
【図3】 図1の積層型誘電体フィルタの断面図であ
る。
【図4】 図1の積層型誘電体フィルタの分解斜視図で
ある。
【図5】 図1のフィルタの等価回路図である。
【図6】 波長短縮効果を説明するための等価回路図で
ある。
【図7】 波長短縮用容量と共振周波数の関係を示す図
である。
【図8】 第2の実施例の積層型誘電体フィルタの分解
斜視図である。
【図9】 図8のフィルタにおける共振器の結合の詳細
を示す等価回路図である。
【図10】 図8のフィルタの周波数特性図である。
【図11】 第3の実施例の積層型誘電体フィルタを示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 誘電体 3、4 入出力端子導体層 5、6 グランド端子導体層 13〜20 ストリップライン導体層 28、29 入出力容量導体層 30、31、32 波長短縮用容量導体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J006 HA35 HB05 HB21 JA01 JA02 JA06 JA17 JA31 LA02 LA13 LA21 LA28 NA04 NB07 NB10 NC03 NF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体層から成る誘導体(2)と
    該誘導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少
    なくとも第1及び第2のストリップライン導体層(1
    3,16)と前記第1及び第2のストリップ導体層(1
    3,16)に対向配置されたグランド導体層(22又は
    25又は22,25)とから成るストリップライン共振
    器(L1)、及び波長短縮用導体層(30)を具備した
    積層型誘導体フィルタであって、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)は誘電体層を介して互いに対向配置され、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)の一端が前記グランド導体層(22)に電気的に接
    続され、 前記波長短縮用導体層(30)は前記グランド導体層
    (22又は25又は22,25)に電気的に接続され且
    つ前記前記第1のストリップライン導体層(13)と前
    記第2のストリップライン導体層(16)との間の誘電
    体層に配置されていることを特徴とする積層型誘電体フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 複数の誘電体層から成る誘導体(2)と
    該誘導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少
    なくとも第1及び第2のストリップライン導体層(1
    3,16)と前記第1及び第2のストリップ導体層(1
    3,16)に対向配置されたグランド導体層(22又は
    25又は22,25)とから成るストリップライン共振
    器(L1)、及び波長短縮用導体層(30)を具備した
    積層型誘電体フィルタであって、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)は誘電体層を介して互いに対向配置され、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)の一端が前記グランド導体層(22)に電気的に接
    続され、 前記波長短縮用導体層(30)は前記グランド導体層
    (22又は25又は22,25)に電気的に接続され且
    つ積層方向において前記第1のストリップライン導体層
    (13)と前記第2のストリップライン導体層(16)
    との間よりも外側の誘電体層に配置されていることを特
    徴とする積層型誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 複数の誘電体層から成る誘導体(2)と
    該誘導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少
    なくとも第1及び第2のストリップライン導体層(1
    3、16)と前記第1及び第2のストリップ導体層(1
    3、16)に対向配置されたグランド導体層(22又は
    25又は22,25)とから成るストリップライン共振
    器(L1)と、第1及び第2の波長短縮導体層(30,
    30a)とを具備した積層型誘電体フィルタであって、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13、1
    6)は誘電体層を介して互いに対向配置され、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13、1
    6)の一端が前記グランド導体層(22)に電気的に接
    続され、 前記第1の波長短縮用導体層(30)は前記グランド導
    体層(22又は25又は22,25)に電気的に接続さ
    れ且つ前記第1のストリップライン導体層(13)と前
    記第2のストリップライン導体層(16)との間の誘電
    体層に配置され、前記第2の波長短縮用導体層(30
    a)は前記グランド導体層(22又は25又は22,2
    5)に電気的に接続され且つ積層方向において前記第1
    のストリップライン導体層(13)と前記第2のストリ
    ップライン導体層(16)との間よりも外側に誘電体層
    を介して配置されていることを特徴とする積層型誘電体
    フィルタ。
  4. 【請求項4】 複数の誘電体層から成る誘導体(2)と
    該誘導体(2)に埋設され且つ互いに対向配置された少
    なくとも第1及び第2のストリップライン導体層(1
    3,16)と前記第1及び第2のストリップ導体層(1
    3,16)に対向配置されたグランド導体層(22又は
    25又は22,25)とから成るストリップライン共振
    器(L1)、及び波長短縮用導体層(30)を具備した
    積層型誘電体フィルタであって、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)は誘電体層を介して互いに対向配置され、 前記第1及び第2のストリップライン導体層(13,1
    6)の一端が前記グランド導体層(22)に電気的に接
    続され、 前記波長短縮用導体層(30)は前記グランド導体層
    (22又は25又は22,25)に電気的に接続され、 前記波長短縮用導体層(30)の幅が前記第1のストリ
    ップライン導体層(13)の幅と異なることを特徴とす
    る積層型誘電体フィルタ
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