JP2003282507A - 光学測定による残膜の判定方法 - Google Patents
光学測定による残膜の判定方法Info
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Abstract
必要なしに、簡易に短時間で絶縁膜上の残膜の判定を行
うことの可能な、光学測定による残膜の判定方法を提供
すること。 【解決手段】 測定光の波長により反射率が変化する第
1の金属膜と、この第1の金属膜上に形成された絶縁膜
とを含む試料の、絶縁膜上における第2の金属膜の存在
の有無を判定する方法であって、試料に測定光を照射
し、試料からの反射光強度の波長による変化を測定し、
反射率スペクトル曲線を得る工程、反射率スペクトル曲
線を複数の波長領域に分割し、それぞれの波長領域にお
ける反射率スペクトル曲線の振幅によって、絶縁膜上に
おける第2の金属膜の存在の有無を判定する工程を具備
することを特徴とする。
Description
膜の判定方法に係り、特に、半導体装置製造の検査工程
における分光反射干渉計による残膜判定法に関する。
定法では、測定された反射率スペクトルと、予想される
積層膜のモデルから計算できる反射スペクトルの間でフ
ィッティングを行い、それによって膜厚値を決定し、試
料の積層構造を判断する方法が用いられていた。しか
し、この方法では、測定の対象となる膜の構造が膜厚計
算で用いられている光学モデルと異なると、フィッティ
ングが悪くなり、判定を間違える可能性がある。
uダマシン配線を形成するために行われるCu膜のCM
Pは、Cu膜とバリアメタル(BM)膜を研磨により除
去し、配線部のみにCu膜およびバリアメタル(BM)
膜を残し、配線部以外のフィールド部では、Cu膜およ
びバリアメタル(BM)膜を完全に除去する工程であ
る。従って、フィールド部の残膜の状態は、Cu膜が完
全に残っている状態では、(Cu膜/BM膜/層間絶縁
膜/Cu埋込み配線)の積層構造となっている。そのた
め、少なくともCu膜、BM膜、層間絶縁膜の各膜厚を
変化させて膜厚計算を行う必要が有り、それには膨大な
計算量が必要となる。
して計算量を軽減する方法が考えられる。
の状態に分類した上で、最上層とその下の層の膜の2層
のみの膜厚を変化させて膜厚計算を行う方法が考えられ
る。
法では、それぞれの構造を想定した膜厚計算が必要とな
り、場合分けも複雑となる。以上のことから、フィール
ド部の残膜の判定のための、より簡易な方法が必要とさ
れてきた。
複雑な光学モデルの計算や精密な光学測定の必要なし
に、簡易に短時間で絶縁膜上の残膜の判定を行うことの
可能な、光学測定による残膜の判定方法、およびそのよ
うな判定方法を利用した半導体装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
め、本発明者らは、光学測定による残膜の判定方法につ
き研究を重ねた結果、フィールド部に残膜が存在する場
合は、研磨等が不十分な状態であるため、追加研磨等の
必要性の判定には、残膜の有無のみの判定が必要なだけ
であり、フィールド部の膜厚は必ずしも必要な情報では
ないことに着目し、本発明をなすに至った。
より反射率が変化する第1の金属膜と、この第1の金属
膜上に形成された絶縁膜とを含む試料の、前記絶縁膜上
における第2の金属膜の存在の有無を判定する方法であ
って、前記試料に測定光を照射し、試料からの反射光強
度の波長による変化を測定し、反射率スペクトル曲線を
得る工程、前記反射率スペクトル曲線を複数の波長領域
に分割し、それぞれの波長領域における前記反射率スペ
クトル曲線の振幅によって、前記絶縁膜上における第2
の金属膜の存在の有無を判定する工程を具備することを
特徴とする光学測定による残膜の判定方法を提供する。
このCu配線上に形成された絶縁膜とを含む半導体基板
の、前記絶縁膜上におけるバリア膜および金属膜の存在
の有無を判定する方法であって、前記Cu配線上の半導
体基板面に測定光を照射し、半導体基板からの反射光強
度の波長による変化を測定し、反射率スペクトル曲線を
得る工程、前記反射率スペクトル曲線を、500nm以
下の短波長側と650nm以上の長波長側の波長領域を
含む複数の領域に分割し、前記短波長側および長波長側
における前記反射率スペクトル曲線の振幅の有無または
大きさと、前記絶縁膜上における、(a)厚い金属膜有
り、(b)薄い金属膜有りおよびバリア膜有り、又は金
属膜無しおよびバリア膜有り、(c)金属膜無しおよび
バリア膜無しの3つの状態を対応させて、前記3つの状
態のいずれかを判定する工程を具備することを特徴とす
る光学測定による残膜の判定方法を提供する。
により反射率が変化する第1の金属膜と、この第1の金
属膜上に形成された絶縁膜とを含む半導体基板の、前記
絶縁膜上に第2の金属膜を堆積する工程、前記第2の金
属膜を選択的に表面から漸次除去する工程、前記半導体
基板の所定の領域に測定光を照射し、前記半導体基板か
らの反射光強度の波長による変化を測定し、反射率スペ
クトル曲線を得る工程、前記反射率スペクトル曲線を複
数の波長領域に分割し、それぞれの波長領域における前
記反射率スペクトル曲線の振幅によって、前記絶縁膜上
の所定の領域における第2の金属膜の存在の有無を判定
し、前記第2の金属膜の除去の終点を検出する工程、を
具備し、前記検出された終点に基づき前記除去を中止し
て、前記第2の金属膜の除去工程を完了することを特徴
とする半導体装置の製造方法を提供する。
説明する。
残膜の判定方法は、試料に測定光を照射して、試料から
の反射光強度の波長による変化を測定し、反射率スペク
トル曲線を得る工程、この反射率スペクトル曲線を複数
の波長領域に分割し、それぞれの波長領域における反射
率スペクトル曲線の振幅によって、第1の金属膜上に形
成された絶縁膜上における第2の金属膜の存在の有無を
判定する工程を具備することを特徴とする。
単に波長領域毎に分割された反射率スペクトル曲線の振
幅によって絶縁膜上における第2の金属膜の存在の有無
を判定するものであるため、従来例のように膜厚を測定
する必要なしに、容易に、かつ短時間で判定が可能であ
る。
金属膜の存在の有無の判定を、それぞれの波長領域にお
ける反射率スペクトル曲線の振幅の有無または大きさ
と、絶縁膜上における第2の金属膜の存在の有無を対応
させることにより行うものである。
より反射率が急激に変化する金属、例えば、Cu、Au
等の有色金属であることが望ましい。第1の金属の膜厚
は、測定光が透過しない程度に十分に厚いことが必要で
ある。例えば、そのような膜厚は、約100nm以上で
ある。
による残膜の判定方法は、第1の金属膜をCu配線と
し、第2の金属膜を下地バリア膜の形成された金属膜と
し、絶縁膜上におけるこれらバリア膜および金属膜の存
在の有無を判定する方法に適用することが出来る。
0nm以下の短波長側と650nm以上の長波長側の波
長領域を含む複数の領域に分割し、短波長側および長波
長側における前記反射率スペクトル曲線の振幅の有無ま
たは大きさと、前記絶縁膜上における、(a)厚い金属
膜有り、(b)薄い金属膜有りおよびバリア膜有り、又
は金属膜無しおよびバリア膜有り、(c)金属膜無しお
よびバリア膜無しの3つの状態を対応させて、これら3
つの状態のいずれかを判定することが出来る。
における反射率スペクトル曲線の振幅がいずれも存在し
ないか又は小さい場合に、絶縁膜上は(a)の状態と判
定し、短波長側および長波長側における反射率スペクト
ル曲線の振幅がいずれも存在するか又は大きい場合に、
絶縁膜上は(b)の状態と判定し、短波長側における反
射率スペクトル曲線の振幅が存在するか又は大きく、長
波長側における反射率スペクトル曲線の振幅が存在しな
いか又は小さい場合に、絶縁膜上は(c)の状態と判定
することができる。
の波長領域のみで判定が可能であることから、より容易
に、かつより短時間での判定が可能である。
ては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、フッ素、りん
又はボロンが添加されたシリコン酸化膜、有機絶縁膜、
およびそれらの積層膜からなる群から選ばれるものを用
いることが出来る。この絶縁膜は、測定波長範囲内で吸
収が少なく実質的に透光性を有する物質からなり、波長
に伴う干渉が生じる厚さを有することが望ましい。例え
ば、そのような膜厚は、0.2〜2μmである。
化タンタル膜、チタン膜、窒化チタン膜、タングステン
膜、窒化タングステン膜、およびそれらの積層膜からな
る群から選ばれるものを用いることが出来る。このバリ
ア膜は、測定波長範囲内で光が透過する範囲の厚さを有
することが望ましい。例えば、そのような膜厚は、50
μmである。
定による残膜の判定方法を、第2の金属膜の除去の終点
を検出するために利用した、半導体装置の製造方法に適
用される。
Mechanical Polishing:化学的機械的研磨法)やRI
E(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)
により行うことが出来る。
および孔の少なくとも一方に金属膜を埋め込む場合のC
MPの終点の検出に、上述の光学測定による残膜の判定
方法を効果的に利用することが出来る。
成された溝および孔の少なくとも一方を埋めるように行
い、第2の金属膜を研磨することにより、第2の金属膜
を溝および孔の少なくとも一方内に埋め込むとともに、
その外側の絶縁膜上の第2の金属膜を除去する際に、研
磨の終点を簡易にかつ短時間で検出して、ダマシン配線
を形成することが可能である。
照して説明する。
図1を参照して説明する。図1(a)において、素子
(図示せず)を形成した半導体基板101上の絶縁膜1
02中に、窒化タンタル(TaN)ライナー膜107を
介して銅(Cu)埋め込み配線103が形成されている
構造の上に、窒化シリコン(SiN)膜104と層間絶
縁膜である二酸化シリコン(SiO2 )膜105を順に
積層する。
と、下層配線と上層配線の導通を取るプラグのための孔
(不図示)を形成した後、窒化タンタル(TaN)ライ
ナー膜107と銅(Cu)108膜を、配線溝106を
埋めるように積層する。その後、CMP(化学的機械的
研磨法)により、フィールド部上(配線溝106外)の
銅(Cu)108膜および窒化タンタル(TaN)ライ
ナー膜107を除去し、配線溝106内にそれらの膜を
残し、Cu埋め込み配線109を形成する。
て、層間絶縁膜105のフィールド部上は、次の3段階
に変化する。
残っている段階、 c)Cu膜108およびTaN膜107が消失した段
階。
5のフィールド部に光201を照射してその反射率を測
定する様子を示す。反射率の測定は、300〜800n
mの範囲で波長を変化させて行った。なお、光学測定を
行うことが可能な数十μm以上の広い幅のCu配線10
3上ではディッシング(へこみ)が大きく、その上方に
はTaN膜107の残膜202およびCu膜108の残
膜203が生じやすいため、CMP後の残膜をモニタリ
ングするには適した場所である。
は、図3に示すように変化する。なお、図3に示した反
射率は、シリコン(Si)基板の反射率を100%とし
て示している。
105上のCu膜108が測定光が透過しない程度に厚
い状態であり、図3(a)に示すように、測定波長域で
は、Cuバルクと同様の反射率を示す。波長500nm
以下および650nm以上では周期的な振幅を確認する
ことができない。
透過する程度に薄いか、もしくはCu膜108が除去さ
れていて、換言すればCu膜108が実質的に残ってお
らず、TaN膜107が残っている状態であり、図3
(b)に示すように、測定波長域全域で振幅が存在す
る。
N膜107が残っていない状態であり、図3(b)に示
すように、波長500nm以下では振幅を確認すること
ができるが、波長650nm以上では振幅が存在しな
い。
ような判断を行うことが出来る。
よび波長650nm以上(長波長側)の双方で振幅がな
い場合には、「Cu残りもBM残りも存在する」と判断
することが出来、同様に、波長500nm以下(短波長
側)および波長650nm以上(長波長側)の双方で振
幅がある場合には、「Cu残りは実質的にないが、BM
残りはある」、波長500nm以下(短波長側)では振
幅はあるが、波長650nm以上(長波長側)では振幅
がない場合には、「Cu残りもBM残りも存在しない」
と判断することが出来る。
トに従って判断を行うことが出来る。即ち、まず長波長
側で振幅があるかないかを判別し、ある場合には、「C
u残りはないが、BM残りはある」と判断し、ない場合
には、次に、短波長側で振幅があるかないかを判別し、
ある場合には、「Cu残りもBM残りもない」と判断
し、ない場合には「Cu残りもBM残りもある」と判断
することが出来る。
長側と短波長側の波長領域において波長に対する反射率
の変化をプロットして得た曲線の振幅を用いることによ
って、Cu膜残りおよびバリアメタル膜残りを簡単に判
断することが可能であることがわかる。
の膜残りを判定する装置を模式的に示す図である。CM
P後の膜残りはパターン密度や下地の段差などに起因し
て不均一になる場合があるが、図5に示す測定点(a)
のように、測定している点にCu膜残りもTaN膜残り
もない場合、膜残りを見落とす場合がある。膜残りの見
落としを少なくするためには、複数点で測定を行うこと
が望ましい。
めて行なっていた。この膜厚計算は、各層の膜厚をそれ
ぞれ変化させて計算で求めたスペクトルを測定スペクト
ルとフィッティングさせ、もっとも一致したときの膜厚
値を採用するという手順で行なわれている。そのため、
膜厚を求める膜種の数と膜厚の計算範囲が多くなるほ
ど、計算時間がかかってしまう。従って、複数点で従来
の残膜判定法で膜厚計算を行うには非常に時間がかか
る。しかし、本実施例における残膜判定法では、長波長
側と短波長側における反射率曲線の振幅の有無といっ
た、少なくとも2つの指標で判断を行なえばよいので、
従来法のような膨大な計算が不要である。また、膜残り
検査だけを行うには正確な膜厚値の決定は不要であるの
で、本実施例の方法はCMPのように広い領域を研磨す
る場合、すなわち多くの測定点で膜残りを判定するには
非常に有効な方法であることがわかる。
膜を積層した構造)のCu膜のCMPの最中に、その場
(in−situ)で反射率を測定するために、本実施
形態の手法を用いた例を示す。
を用いるものである。このCMP装置は、次のように構
成されている。即ち、ターンテーブル601上に研磨パ
ッド603が設けられ、その上にキャリア607により
保持されたウエハ605が被研磨面を下に向けて配置さ
れる。研磨パッド603の上方にはスラリー供給ノズル
609があって、このスラリー供給ノズル609から供
給された研磨スラリー606により、ウエハ605の研
磨が行われる。この研磨中に、測定光608がウエハ6
05に照射され、その反射光を、研磨パッド603に設
けた光学窓604を通して、ターンテーブル601の下
に設置した光学ヘッド602により検出して、反射率を
測定するものである。なお、図6(a)は斜視図、
(b)は平面図、(c)は断面図である。
上の所定の構造の場所を特定した測定はできず、測定時
間の間に光学ヘッド602上を通過した部分の平均化さ
れた反射光強度が出力される。しかし、Cu膜のCMP
の初期段階は、埋め込み配線部のみならず、フィールド
部上もCu膜で覆われているため、多少の段差による反
射率の変動はあるが、ウエハ全面がCuバルクと同様の
反射率になる。従って、Cu膜が研磨の初期段階のウエ
ハ605の全面を覆っている場合には、研磨スラリー6
06などによる散乱の影響はあるが、実施例1の図3
(a)に示したように、波長500nm以下および波長
650nm以上で波長に対する反射率曲線の振幅が小さ
い(ない)状態となる。
てくると、反射率曲線の振幅が観測され始める。実施例
1のように、Cu配線上のみの反射率を測定する場合に
比べて、明瞭なスペクトルの変化は現れないが、2つの
波長領域での反射光曲線の振幅の大きさにより、全面に
Cu膜やバリアメタル膜が存在していないことを判定す
ることが出来るので、研磨終点の検出への利用が可能に
なる。
ドを形成する場合について、図7を参照して説明する。
素子(図示せず)が形成された半導体基板701上の絶
縁膜702中に、窒化タンタル(TaN)ライナー膜7
00を介して銅(Cu)埋め込み配線703が形成され
ている。このような構造上に、窒化シリコン(SiN)
膜704および層間絶縁膜である二酸化シリコン(Si
O2 )膜705を順に積層する。次いで、層間絶縁膜7
05にパターニングを施し、開口706を形成する。
5上に、バリアメタルであるタンタル(Ta)膜707
およびアルミ(Al)膜708を成膜する。その後、全
面にレジスト膜を形成し、このレジスト膜に対し、Al
パッドとなる部分にレジスト709を残すようにパター
ニングを施す(図7(a))。
いて、RIE(Reactive Ion Etching)により、Al膜
708およびTa膜707を選択的に除去する。RIE
が進むに従って、(a)Al膜708が残っている段
階、(b)Al膜708が消失してTa膜707が残る
段階を経て、(c)Al膜708およびTa膜707も
消失する段階となる。
に光800を照射して、350〜800nmの波長範囲
で波長を変えて反射率を測定した。その結果、RIEの
進行に伴い、図8に示す3つの反射率スペクトルが得ら
れた。そのうち、反射率スペクトル(a)は上記段階
(a)に、反射率スペクトル(b)は上記段階(b)
に、反射率スペクトル(c)は上記段階(c)に、それ
ぞれ対応する。なお、図8に示す反射率は、Si基板の
反射率を100%として示している。
膜708が厚く存在する状態であり、測定波長域では、
Alバルクと同様の反射率を示す。短波長側および長波
長側では、周期的な振幅を確認することが出来ない。
実質的に残っておらず、Ta膜707が残っている状態
であり、測定波長域全域で振幅が存在する。
707が残っていない状態であり、波長500nm以下
では振幅が確認できるが、それを越える波長領域(65
0nm以上)では振幅が存在しない。
例1と同様、反射率スペクトル曲線の振幅を用いて、図
4のフローチャートや表1の判定表を適用することによ
って、Al膜およびバリアメタル膜の残りの判断を容易
に行うことが可能である。
よると、複雑な光学モデルの計算が不要になる、精密な
光学測定の必要がない、判定時間の短縮が可能になる、
多点のメタル残膜の判定がリアルタイムで可能になると
いう種々の利点を有する光学測定による残膜の判定方法
が提供される。
示す断面図。
おける金属膜残りの判定を説明する断面図。
る反射率スペクトルを示す特性図。
ローチャート図。
式図。
射率の測定するためのin−situ反射率測定装置を
示す図。
アルミパッドの形成工程における金属膜残りの判定を説
明する断面図。
の進行に伴って変化する反射率スペクトルを示す特性
図。
u埋め込み配線(下層)、104・・・窒化シリコン(S
iN)膜、105・・・層間絶縁膜(二酸化シリコン(S
iO2 ))膜、106・・・配線溝(上層)、107・・・窒
化タンタル(TaN)ライナー、108・・・銅(C
u)、109・・・Cu埋め込み配線(上層)、201・・・
測定光、202・・・TaN残り、203・・・Cu残り、6
01・・・ターンテーブル、602・・・光学ヘッド、603
・・・研磨パッド、604・・・光学窓、605・・・ウエハ
ー、606・・・研磨スラリー、607・・・キャリア、60
8・・・測定光、609・・・スラリー供給ノズル、700・・
・窒化タンタル(TaN)ライナー、701・・・半導体基
板、702・・・絶縁膜、703・・・Cu埋め込み配線、7
04・・・窒化シリコン(SiN)膜、705・・・層間絶縁
膜(二酸化シリコン(SiO2 ))膜、706・・・開口、
707・・・タンタル(Ta)ライナー、708・・・Alパ
ッド、709・・・レジスト、800・・・測定光。
6)
化タンタル膜、チタン膜、窒化チタン膜、タングステン
膜、窒化タングステン膜、およびそれらの積層膜からな
る群から選ばれるものを用いることが出来る。このバリ
ア膜は、測定波長範囲内で光が透過する範囲の厚さを有
することが望ましい。例えば、そのような膜厚は、50
nmである。
示す断面図。
おける金属膜残りの判定を説明する断面図。
る反射率スペクトルを示す特性図。
ローチャート図。
式図。
射率の測定するためのin−situ反射率測定装置を
示す図。
アルミパッドの形成工程における金属膜残りの判定を説
明する断面図。
の進行に伴って変化する反射率スペクトルを示す特性
図。
u埋め込み配線(下層)、104・・・窒化シリコン(S
iN)膜、105・・・層間絶縁膜(二酸化シリコン(S
iO2 ))膜、106・・・配線溝(上層)、107・・・窒
化タンタル(TaN)ライナー、108・・・銅(C
u)、109・・・Cu埋め込み配線(上層)、201・・・
測定光、202・・・TaN残り、203・・・Cu残り、6
01・・・ターンテーブル、602・・・光学ヘッド、603
・・・研磨パッド、604・・・光学窓、605・・・ウエハ
ー、606・・・研磨スラリー、607・・・キャリア、60
8・・・測定光、609・・・スラリー供給ノズル、700・・
・窒化タンタル(TaN)ライナー、701・・・半導体基
板、702・・・絶縁膜、703・・・Cu埋め込み配線、7
04・・・窒化シリコン(SiN)膜、705・・・層間絶縁
膜(二酸化シリコン(SiO2 ))膜、706・・・開口、
707・・・タンタル(Ta)ライナー、708・・・Alパ
ッド、709・・・レジスト、800・・・測定光。
Claims (11)
- 【請求項1】測定光の波長により反射率が変化する第1
の金属膜と、この第1の金属膜上に形成された絶縁膜と
を含む試料の、前記絶縁膜上における第2の金属膜の存
在の有無を判定する方法であって、 前記試料に測定光を照射し、試料からの反射光強度の波
長による変化を測定し、反射率スペクトル曲線を得る工
程、 前記反射率スペクトル曲線を複数の波長領域に分割し、
それぞれの波長領域における前記反射率スペクトル曲線
の振幅によって、前記絶縁膜上における第2の金属膜の
存在の有無を判定する工程を具備することを特徴とする
光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項2】前記絶縁膜上における第2の金属膜の存在
の有無の判定は、前記それぞれの波長領域における反射
率スペクトル曲線の振幅の有無または大きさと、前記絶
縁膜上における第2の金属膜の存在の有無を対応させる
ことにより行うことを特徴とする請求項1に記載の光学
測定による残膜の判定方法。 - 【請求項3】前記第1の金属は、CuおよびAuからな
る群から選ばれた有色金属であることを特徴とする請求
項1または2に記載の光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項4】Cu配線と、このCu配線上に形成された
絶縁膜とを含む半導体基板の、前記絶縁膜上におけるバ
リア膜および金属膜の存在の有無を判定する方法であっ
て、 前記Cu配線上の半導体基板面に測定光を照射し、半導
体基板からの反射光強度の波長による変化を測定し、反
射率スペクトル曲線を得る工程、 前記反射率スペクトル曲線を、500nm以下の短波長
側と650nm以上の長波長側の波長領域を含む複数の
領域に分割し、前記短波長側および長波長側における前
記反射率スペクトル曲線の振幅の有無または大きさと、
前記絶縁膜上における、(a)厚い金属膜有り、(b)
薄い金属膜有りおよびバリア膜有り、又は金属膜無しお
よびバリア膜有り、(c)金属膜無しおよびバリア膜無
しの3つの状態を対応させて、前記3つの状態のいずれ
かを判定する工程を具備することを特徴とする光学測定
による残膜の判定方法。 - 【請求項5】前記短波長側および長波長側における前記
反射率スペクトル曲線の振幅がいずれも存在しないか又
は小さい場合に、絶縁膜上は(a)の状態と判定し、前
記短波長側および長波長側における前記反射率スペクト
ル曲線の振幅がいずれも存在するか又は大きい場合に、
絶縁膜上は(b)の状態と判定し、前記短波長側におけ
る前記反射率スペクトル曲線の振幅が存在するか又は大
きく、前記長波長側における前記反射率スペクトル曲線
の振幅が存在しないか又は小さい場合に、絶縁膜上は
(c)の状態と判定することを特徴とする請求項4に記
載の光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項6】前記絶縁膜は、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜、フッ素、りん又はボロンが添加されたシリコン
酸化膜、有機絶縁膜、およびそれらの積層膜からなる群
から選ばれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項7】前記バリア膜は、タンタル膜、窒化タンタ
ル膜、チタン膜、窒化チタン膜、タングステン膜、窒化
タングステン膜、およびそれらの積層膜からなる群から
選ばれることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記
載の光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項8】前記バリア膜は、測定波長範囲内で光が透
過する範囲の厚さを有することを特徴とする請求項4〜
7のいずれかに記載の光学測定による残膜の判定方法。 - 【請求項9】前記絶縁膜は、測定波長範囲内で透光性を
有するとともに、波長に伴う干渉が生じる厚さを有する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学
測定による残膜の判定方法。 - 【請求項10】測定光の波長により反射率が変化する第
1の金属膜と、この第1の金属膜上に形成された絶縁膜
とを含む半導体基板の、前記絶縁膜上に第2の金属膜を
堆積する工程、 前記第2の金属膜を選択的に表面から漸次除去する工
程、 前記半導体基板の所定の領域に測定光を照射し、前記半
導体基板からの反射光強度の波長による変化を測定し、
反射率スペクトル曲線を得る工程、 前記反射率スペクトル曲線を複数の波長領域に分割し、
それぞれの波長領域における前記反射率スペクトル曲線
の振幅によって、前記絶縁膜上の所定の領域における第
2の金属膜の存在の有無を判定し、前記第2の金属膜の
除去の終点を検出する工程、を具備し、 前記検出された終点に基づき前記除去を中止して、前記
第2の金属膜の除去工程を完了することを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項11】前記絶縁膜には溝および孔の少なくとも
一方が形成されており、前記第2の金属膜の堆積は、前
記溝および孔の少なくとも一方を埋めるように行われ、
前記第2の金属膜の除去は、研磨により、前記第2の金
属膜を前記溝および孔の少なくとも一方内に埋め込むと
ともに、その外側の前記絶縁膜上の第2の金属膜を除去
するように行われることを特徴とする請求項10に記載
の半導体装置の製造方法。
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