JP2003282029A - 角形電池の製造方法 - Google Patents

角形電池の製造方法

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JP2003282029A JP2002084024A JP2002084024A JP2003282029A JP 2003282029 A JP2003282029 A JP 2003282029A JP 2002084024 A JP2002084024 A JP 2002084024A JP 2002084024 A JP2002084024 A JP 2002084024A JP 2003282029 A JP2003282029 A JP 2003282029A
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Hideyuki Asanuma
英之 浅沼
Takashi Nagase
敬 長瀬
Satoru Yonetani
悟 米谷
Yoshihiro Masuda
喜裕 増田
Eiji Enishi
英二 江西
Toshiyuki Kondo
敏之 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶接品質の安定化をはかり、角形電池の歩留ま
りの向上を図る。 【解決手段】外装缶と封口板との当接領域をエネルギー
ビームを用いてほぼ方形のパターンを描画するエネルギ
ー照射工程により接合する方法であって、前記エネルギ
ー照射工程は描画開始点Sがコーナー部に位置してお
り、かつ接合すべき当接領域よりも外方または内方に位
置するように構成されるかあるいは、描画終了点Eが前
記コーナー部に位置しかつ接合すべき当接領域よりも外
方または内方に位置するように構成されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、角形電池の製造方
法にかかり、特に、角形電池の外装容器と封口体との溶
接方法に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、ニッケル−水素化物蓄電池、ニ
ッケル−カドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正
極および負極の間にセパレータを介在させ、これらを渦
巻状に巻回もしくは積層した後、正極あるいは負極の端
部に集電体を接続して電極体を形成し、この電極体を外
装容器としての金属製電池ケースに収納して集電体から
伸長する集電リードを封口体に溶接した後、封口体を電
池ケースの開口部に溶接装着することにより密閉され
る。 【0003】一般に、ニッケルーカドミウム蓄電池、ニ
ッケルー水素蓄電池などのアルカリ蓄電池は、集電体か
ら導出した集電リードと封口体とを溶接接続し、封口体
を外装容器(電池ケース)の開口部に配置し、溶接によ
り封口するかあるいは、外装容器をかしめ封口すること
によって封口処理がなされるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】特に、このようなアル
カリ蓄電池のうち、金属からなる角形ケースの一端に形
成された開口部に金属板からなる封口体を嵌入し、当接
部にレーザ溶接して密閉容器を形成した角形電池は、円
筒型電池に比べてスペース使用効率が優れており、ま
た、レーザ溶接は他の溶接方式に比較して電解液や電気
絶縁部分などに対する熱的影響が少なく作業効率に優れ
ているという利点を有している。 【0005】通常、上述のような角形ケースは金属平板
の成型によって形成されるため、角部はある曲率半径を
もち、それに応じて封口体の角部もそれに応じた曲率半
径を持つ。 【0006】このような角形電池の封口体をレーザ溶接
するに際し、レーザ溶接開始、終了位置をコーナー部と
した場合、コーナー部の形状が不安定であることからず
れが発生し易い。また、内外比により内側にレーザ深度
が深く品質が不安定である。 【0007】そこで図8に示すように、レーザ照射の始
点S・終点Eを直線上にすることで溶接品質の安定化を
はかるようにしている(特許第3099670号)。 【0008】しかしながら、レーザ照射の始点・終点
は、レーザ照射によって得られる溶接エネルギーが不安
定であり、レーザ深度が深い場合は、始点・終点でリー
クを引き起こすことがあった。本発明は前記実情に鑑み
てなされたもので、溶接品質の安定化をはかり、角形電
池の歩留まりの向上を図ることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、外装缶と封口板との当接領域をエネル
ギービームを用いてほぼ方形のパターンを描画するエネ
ルギー照射工程により接合する方法であって、前記エネ
ルギー照射工程は描画開始点がコーナー部に位置してお
り、かつ接合すべき当接領域よりも外方または内方に位
置するように構成されるかあるいは、描画終了点が前記
コーナー部に位置しかつ接合すべき当接領域よりも外方
または内方に位置するように構成されていることを特徴
とする。かかる構成によれば、描画開始点または描画終
了点が、コーナー部に位置し、かつ接合すべき当接領域
よりも外方または内方に位置するように構成されている
ため、エネルギービーム照射時の開始、終了時のエネル
ギービーム深度の不安定部が当接部から外れることにな
り、品質の安定化が可能となる。 【0010】望ましくは、前記エネルギー照射工程は描
画開始点または終了点が、前記当接領域よりも内方に位
置するように描画する工程である。描画開始点または終
了点を、当接領域よりも内方に位置するように描画する
ことにより、エネルギービーム深度の不安定部を当接部
から回避することが可能となる。 【0011】望ましくは、前記エネルギー照射工程は、
描画開始点または終了点の一方が、前記当接領域よりも
内方に位置するように描画するとともに、他の一方が前
記当接領域よりも外方に位置するように描画する工程で
ある。かかる構成によれば、描画開始点または終了点
の、エネルギービーム深度の不安定部が重ならないよう
に形成することが可能となる。 【0012】このように、本発明の方法によれば、軸方
向のずれが照射深度のずれに重ならないように形成する
ことにより、品質の安定な溶接領域を形成することが可
能となる。従って、確実な溶接が可能となり、信頼性の
高い蓄電池を提供する事が可能となる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明をニッケル−水素蓄
電池に適用した場合について図面を参照しつつ詳細に説
明する。 (第1の実施の形態)なお、図1は本発明の第1の実施の
形態のビーム溶接方法を示す説明図、図2は本発明の方
法で形成したニッケル−水素蓄電池の要部を示す斜視
図、図3(a)および(b)はその平面図および断面図で
ある。本発明の方法は、外装容器10の開口部に、ニッ
ケルめっきのなされた鉄板からなり、コーナー部がラウ
ンド形状をなす方形の封口板30を、レーザ溶接するも
ので、レーザビーム描画をコーナー部R1の外側を描画
開始点Sとし、図1に矢印で示すように封口板30と外
装容器10の開口部との当接領域に沿ってレーザ溶接を
行い、描画終了点Eは短辺の途中となるようにしたこと
を特徴とするものである。 【0014】図2は、このニッケル−水素蓄電池の斜視
図、図3は、電極体20を外装容器10に挿入して前記
導電タブ11aを介して封口体30と溶接した状態を示
す断面図である。 【0015】かかる方法によれば、レーザ照射の描画開
始点Sをコーナー部の当接領域の外側に位置するように
し、レーザビームが安定化したところで溶接すべき領域
に進むようにする一方で、描画終了点Eは短辺の途中と
なるようにし、描画軌跡が重なる領域を最小限に抑える
とともに、当接領域すなわちレーザ溶接すべき領域に確
実にレーザ照射を行うようにしたことを特徴とするもの
である。これにより、レーザ深度の不安定部を当接領域
から回避することができ、容易に確実な溶接面を形成す
ることができ、確実で信頼性の高い封止接続が可能とな
る。 【0016】(第2の実施の形態)前記第1の実施の形
態では、描画開始点Sをコーナー部の外側、描画終了点
Eを短辺の途中となるようにしたが、本発明の第2の実
施の形態では、同様にして形成した外装容器、電極体お
よび封口体を用いて、図4に示すような描画プロファイ
ルでレーザビーム照射を行うことを特徴とするものであ
る。本実施の形態では、図4に示すように、描画開始点
Sは、短辺の途中とし、接合領域に沿ってビーム走査
し、描画終了点Eはコーナー部の外側となるようにし
た。 【0017】かかる方法によれば、レーザ照射の描画終
了点Eをコーナー部の当接領域の外側に位置するように
し、レーザビームが不安定となる部分は溶接領域になら
ないようにするようにし、当接領域すなわちレーザ溶接
すべき領域に確実にレーザ照射を行うようにしたことを
特徴とするものである。これにより、レーザ深度の不安
定部を当接領域から回避することができ、容易に確実な
溶接面を形成することができ、確実で信頼性の高い封止
接続が可能となる。 【0018】(第3の実施の形態)前記第1の実施の形
態では、描画開始点Sをコーナー部の外側、描画終了点
Eを短辺の途中となるようにしたが、本発明の第3の実
施の形態では、同様にして形成した外装容器、電極体お
よび封口体を用いて、図5に示すような描画プロファイ
ルでレーザビーム照射を行うことを特徴とするものであ
る。本実施の形態では、図5に示すように、描画開始点
Sは、コーナー部の外側となるようにし、接合領域に沿
ってビーム走査し、描画終了点Eは短辺の途中で、内側
に入るようにしたことを特徴とする。 【0019】かかる方法によれば、レーザ照射の描画終
了点Eが短辺の途中で当接領域の内側に位置するように
し、レーザビームが不安定となる部分を、比較的に寸法
の余裕のある短辺の内側にくるようにし、当接領域すな
わちレーザ溶接すべき領域に確実にレーザ照射を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。これにより、レ
ーザ深度の不安定部を当接領域から回避することがで
き、容易に確実な溶接面を形成することができ、確実で
信頼性の高い封止接続が可能となる。 【0020】(第4の実施の形態)前記第1の実施の形
態では、描画開始点Sをコーナー部の外側、描画終了点
Eを短辺の途中となるようにしたが、本発明の第4の実
施の形態では、同様にして形成した外装容器、電極体お
よび封口体を用いて、図6に示すような描画プロファイ
ルでレーザビーム照射を行うことを特徴とするものであ
る。本実施の形態では、図6に示すように、描画開始点
Sは、短辺の途中位置から内側に入った領域になるよう
にし、安定化したところで接合領域に到達するように
し、この接合領域に沿ってビーム走査し、描画終了点E
はコーナー部の外側になるようにしたことを特徴とす
る。 【0021】かかる方法によれば、レーザ照射の描画開
始点Sが短辺の途中で当接領域の内側に位置するように
し、レーザビームが不安定となる部分を、比較的に寸法
の余裕のある短辺の内側にくるようにするとともに、描
画終了点Eはコーナー部の外側になるようにして、当接
領域すなわちレーザ溶接すべき領域に確実にレーザ照射
を行うようにしたことを特徴とするものである。これに
より、レーザ深度の不安定部を当接領域から回避するこ
とができ、容易にきわめて確実な溶接面を形成すること
ができ、確実で信頼性の高い封止接続が可能となる。 【0022】(第5実施の形態)前記第1の実施の形態
では、描画開始点Sをコーナー部の外側、描画終了点E
を短辺の途中となるようにしたが、本発明の第5実施の
形態では、同様にして形成した外装容器、電極体および
封口体を用いて、図7に示すような描画プロファイルで
レーザビーム照射を行うことを特徴とするものである。
本実施の形態では、図7に示すように、描画開始点S
は、コーナー部R1の外側とし、接合領域に沿ってビー
ム走査し、描画終了点Eはコーナー部R2の外側になる
ようにしたことを特徴とする。 【0023】かかる方法によれば、レーザ照射の描画開
始点および終了点をコーナー部の当接領域の外側に位置
するようにし、当接領域すなわちレーザ溶接すべき領域
に確実にレーザ照射を行うようにしたことを特徴とする
もので、レーザ深度の不安定部を当接領域から回避する
ことができ、容易に確実な溶接面を形成することが可能
となり、確実で信頼性の高い封止接続が可能となる。 【0024】<実施例>次にこの溶接方法を用いて形成
されるニッケル−水素蓄電池について説明する。 【0025】1.封口体の作製 本実施形態のニッケル−水素蓄電池の封口体30は、図
2および3に示すように、底面に円形状の下方突出部を
形成してなる蓋体16aと、正極キャップ(正極外部端
子)16eと、これら蓋体16aおよび正極キャップ1
6e間に介在されるEPDM(エチレンプロプレンジエ
ンゴム:弾性体)からなる弁体16fを備えており、蓋
体16aの中央にはガス抜き孔が形成されている。16
b、cは集電リード、16dはガスケットである。16
fは弁体、16gは排気孔である。 【0026】2.電極体の作製 本実施形態のニッケル−水素蓄電池は、図2および3に
示すように、ニッケル正極板11と水素吸蔵合金負極板
12とを備えている。ニッケル正極板11は、パンチン
グメタルからなる極板芯体の表面にニッケル焼結多孔体
を形成した後、化学含浸法により水酸化ニッケルを主体
とする活物質をニッケル焼結多孔体内に充填して作製さ
れている。一方、水素吸蔵合金負極板12は、パンチン
グメタルからなる極板芯体の表面に水素吸蔵合金からな
るペースト状負極活物質を充填し、乾燥させた後、所定
の厚みになるまで圧延して作製されている。 【0027】これらのニッケル正極板11と水素吸蔵合
金負極板12との間にセパレータ13を介在させて積層
し、電極群を作製した。この電極群の上端面には、ニッ
ケル正極板11の端部から延出する導電タブ11aが露
出し、封口体に形成された正極端子接続部14に溶接す
る。また、下端面には水素吸蔵合金負極板12の極板芯
体であるパンチングメタルの端部12aが露出し、外装
容器の内底面に接触せしめられている。 【0028】3.ニッケル−水素蓄電池の作製 そして、この封口体30を用いてニッケル−水素蓄電池
を組み立てるに際しては、まず、上述の電極体20を、
板厚0.4mmの鉄にニッケルメッキを施した有底筒状
の外装容器(底面の外面は負極外部端子となる)10内
に収納する。ついで、外装容器10内に30質量%の水
酸化カリウム(KOH)水溶液からなる電解液を注入し
た後、この外装容器10の開口部の上部に、封口体30
を配置した。 【0029】4.封口(レーザ照射) (実施例1)上述のように封口体を配置した後、図1に
示したような描画軌跡を描くように、レーザ照射を行
う。すなわち、図1に示すように、コーナー部R1の外
側を描画開始点Sとして描画を開始し、外装容器10の
内壁と封口体10の外周との当接領域を、電力500W
のレーザビームを速度1500mm/minで照射し、
短辺の途中Eを描画終了点として描画を終了する。 【0030】その結果内部欠陥のない溶接強度に優れた
溶接部を形成することができ、良好で確実な封止を行う
ことができた。 【0031】これにより、公称容量650mAhの角形
ニッケル−水素蓄電池を作製した。このようにして作製
された実施例1のニッケル−水素蓄電池を電池Aとし
た。 【0032】(実施例2)また同様にして形成した外装
容器、電極体および封口体を用いて、第2の実施の形態
で説明したように、図4に示す描画プロファイルでレー
ザビーム照射を行った。ここでは、描画開始点Sは短辺
の途中とし、描画終了点Eはコーナー部の外側とした。
このようにして作製された実施例2のニッケル−水素蓄
電池を電池Bとした。 【0033】(実施例3)また同様にして形成した外装
容器、電極体および封口体を用いて、第3の実施の形態
で説明したように、図5に示す描画プロファイルでレー
ザビーム照射を行った。ここでは、描画開始点Sはコー
ナー部の外側とし、描画終了点Eは短辺の内側すなわち
封口キャップ側とした。このようにして作製された実施
例3のニッケル−水素蓄電池を電池Cとした。 【0034】(実施例4)また同様にして形成した外装
容器、電極体および封口体を用いて、第4の実施の形態
で説明したように、図6に示す描画プロファイルでレー
ザビーム照射を行った。ここでは、描画開始点Sは短辺
の内側すなわち封口キャップ側とし、描画終了点Eはコ
ーナー部の外側とした。このようにして作製された実施
例4のニッケル−水素蓄電池を電池Dとした。 【0035】(比較例)また同様にして形成した外装容
器、電極体および封口体を用いて、図8に示すような描
画プロファイルでレーザビーム照射を行った。ここで
は、描画開始点Sは長辺上とし、描画終了点Eも長辺上
とした。このようにして作製されたニッケル−水素蓄電
池を比較例Eとした。 【0036】5.液漏れ試験 上述のように作製した各電池A、B、C、D及びEをそ
れぞれ50000個用い、室温(約25℃)の温度雰囲
気で、65mA(0.1It)の充電電流で16時間充
電後、130mA(0.2It)の放電電流で終止電圧
が1.0Vになるまで放電させるというサイクルを2回
繰り返した。この電池を60℃の雰囲気下に24時間放
置する。放置後、電池を取り出し、目視により漏液発生
率を測定した。その結果を表1に示す。 【表1】 【0037】このように、表1から明らかなようにレー
ザの描画開始点および終了点が当接領域上にある場合に
比べ本発明実施例の場合、リーク率は大幅に低減してい
ることがわかる。 【0038】この結果、レーザの描画開始点または終了
点が当接領域上を外れている電池A乃至Dでは従来例の
電池Eよりもリーク発生率は低減されていることがわか
る。またレーザの描画開始点および終了点ともに当接領
域上を外れている電池C、Dではリーク発生率はさらに
低減されていることがわかる。 【0039】また、前記各実施の形態ではレーザビーム
を用いたが、本発明の方法は、レーザビームに限定され
ることなく、電子ビームなど種々のエネルギービームを
用いた溶接工程にも適用可能である。 【0040】さらにまた、上述した実施の形態および変
形例においては、本発明をニッケル−水素蓄電池に適用
する例について説明したが、本発明はニッケル−水素蓄
電池に限らず、ニッケル−カドミウム蓄電池、リチウム
イオン電池など等の他の角形電池にも適用可能であるこ
とは明らかである。 【0041】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、レーザ照射量の安定化をはかることができ、安定で
確実なエネルギービーム溶接を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施の形態のレーザ溶接方法
を示す図である。 【図2】 本発明の実施の形態のニッケルーカドミウム
電池の斜視図である。 【図3】 本発明の実施の形態のニッケルーカドミウム
電池を断面図である。 【図4】 本発明の第2の実施の形態のレーザ溶接方法
を示す図である。 【図5】 本発明の第3の実施の形態のレーザ溶接方法
を示す図である。 【図6】 本発明の第4の実施の形態のレーザ溶接方法
を示す図である。 【図7】 本発明の第5の実施の形態のレーザ溶接方法
を示す図である。 【図8】 従来例のレーザ溶接方法を示す図である。 【符号の説明】 10 外装容器 20…電極体、11…正極板、12…
負極板、13…セパレータ、30…封口体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米谷 悟 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 増田 喜裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 江西 英二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 近藤 敏之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA09 AA17 CC06 DD13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】外装缶と封口板との当接領域をエネルギー
    ビームを用いてほぼ方形のパターンを描画するエネルギ
    ー照射工程により接合する方法であって、前記エネルギ
    ー照射工程は、描画開始点または描画終了点がコーナ部
    に位置しており、かつ接合すべき当接領域よりも外方ま
    たは内方に位置するように実行されることを特徴とする
    角形電池の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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