JP2003280994A - コンテンツデータ処理システム、電子機器装置、サーバ装置 - Google Patents

コンテンツデータ処理システム、電子機器装置、サーバ装置

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JP2003280994A
JP2003280994A JP2002077069A JP2002077069A JP2003280994A JP 2003280994 A JP2003280994 A JP 2003280994A JP 2002077069 A JP2002077069 A JP 2002077069A JP 2002077069 A JP2002077069 A JP 2002077069A JP 2003280994 A JP2003280994 A JP 2003280994A
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Keiichiro Tokunaga
慶一郎 徳永
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NTT Electronics Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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    • G06V10/94Hardware or software architectures specially adapted for image or video understanding
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99941Database schema or data structure
    • Y10S707/99944Object-oriented database structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正当な購入者以外は、上記記録媒体に書き込
まれたコンテンツデータの処理を行えないようにする。 【解決手段】 電子機器装置2の所有者の第1指紋デー
タを生成する指紋データ生成部2bと、第1指紋データ
を記憶する第1記憶部2cと、第1指紋データを、所有
者が購入した記録媒体に対して、書き込む書き込み部2
gと、所定の指紋データ及び所定のプログラムが書き込
まれた記録媒体から、所定の指紋データを読み出す読み
出し部2fと、所定の指紋データと、第1指紋データと
を照合し、一致するか否かを判断する判断部2hと、判
断結果に基づいて、所定のプログラムの実行を行う実行
部2iとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム等のコ
ンテンツデータが書き込まれた記録媒体から、コンテン
ツデータを読み出して、コンテンツデータの処理を行う
コンテンツデータ処理システム、電子機器装置、サーバ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDやDVD、ゲームソフト等の
販売店から所定のプログラムや音楽データ等のコンテン
ツデータが記録された記録媒体を購入した者は、PC端
末装置、CDプレーヤーやDVDプレーヤー、TVゲー
ム装置等に上記記録媒体等を収納すると、上記PC端末
装置等が、上記コンテンツデータを読み出すことで、所
定のプログラムの実行や音楽データや映像データの再生
等のコンテンツデータの処理が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
以下のような問題があった。上記記録媒体を購入しない
で、例えば、上記記録媒体を借りたりすることで、上記
借りた者が、自分のPC端末装置等を用いて、上記記録
媒体に記録されたプログラムの実行や音楽データの再生
が自由に行える。
【0004】このような行為は、プログラム作成者や音
楽データ、映像データの制作者の著作権の権利を侵害す
ることになるが、現状においては、このような行為を防
止することはできなかった。
【0005】このため、正当な購入者以外は、上記記録
媒体のプログラム等の実行や音楽データの再生動作がで
きないようなシステムの開発が望まれていた。
【0006】本発明は、以上のような問題点を鑑みてな
されたものであり、正当な購入者以外は、上記記録媒体
に書き込まれたコンテンツデータの処理を行えないよう
にするコンテンツデータ処理システム、電子機器装置、
サーバ装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、プログラム、文字データ、音声データ、
映像データ等のコンテンツデータが書き込まれた記録媒
体から、前記コンテンツデータを読み出して、前記コン
テンツデータの処理を行う電子機器装置であって、当該
電子機器装置の所有者の指紋、所有物等の画像である認
証用画像を取得し、取得した認証用画像に基づいて、第
1認証用画像データを生成する認証用画像データ生成手
段と、前記第1認証用画像データを記憶する第1記憶手
段と、前記第1記憶手段に記憶された第1認証用画像デ
ータを、前記所有者が購入した前記記録媒体に対して、
書き込む書き込み手段と、所定の認証用画像データ及び
所定のコンテンツデータが書き込まれた記録媒体から、
前記所定の認証用画像データを読み出す読み出し手段
と、前記所定の認証用画像データと、前記第1記憶手段
に記憶された前記第1認証用画像データとを照合し、一
致するか否かを判断する判断手段と、前記判断結果に基
づいて、前記所定のコンテンツデータの処理を行う処理
手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、所定の指紋データ及びコ
ンテンツデータが書き込まれた記録媒体を所有する者か
ら、上記記録媒体を借りたりした者が、自分の電子機器
装置を用いて、上記コンテンツデータの処理を行おうと
しても、第1指紋データと上記記録媒体に書き込まれて
いる所定の指紋データが一致しないため、上記コンテン
ツデータの処理を行うことができない。この結果、コン
テンツデータが書き込まれた記録媒体を購入した者だけ
が、上記記録媒体に書き込まれたコンテンツデータの処
理を行えることができるので、例えば、購入者以外のプ
ログラムの実行や不正コピーを確実に防止することがで
きる。
【0009】また、本発明は、上記発明において、前記
所定の認証用画像データと、前記第1記憶手段に記憶さ
れた前記第1認証用画像データとが一致しないと前記判
断手段により判断された場合、前記認証用画像の入力を
要求する旨を出力する出力手段を有し、前記認証用画像
データ生成手段は、前記出力手段による出力結果に基づ
いて入力された認証用画像を取得し、取得した認証用画
像に基づいて、第2認証用画像データを生成し、前記判
断手段は、前記認証用画像データ生成手段により生成さ
れた前記第2認証用画像データと、前記所定の認証用画
像データとを照合し、一致するか否かを判断し、前記処
理手段は、前記判断手段による判断結果に基づいて、前
記所定のコンテンツデータの処理を行うことも可能であ
る。
【0010】本発明によれば、前記所定の認証用画像デ
ータと前記第1認証用画像データとが一致しないと判断
されても、購入者が認証用画像を入力することで、第2
認証用画像データと、所定の認証用画像データは、一致
するので、所定のコンテンツデータの処理を行える。こ
の結果、購入者以外の者によるコンテンツデータの処理
が行われるのを防止しながら、購入者の利便性の向上を
図ることができる。
【0011】また、本発明は、上記発明において、前記
所定の認証用画像データ及び前記所定のコンテンツデー
タを記憶する第2記憶手段を有し、前記判断手段は、前
記第1記憶手段に記憶された前記第1認証用画像データ
又は前記第2認証用画像データと、前記第2記憶手段に
記憶された前記所定の認証用画像データとを照合し、前
記第1認証用画像データ又は前記第2認証用画像データ
のうち、少なくとも1つが前記所定の認証用画像データ
と一致するか否かを判断し、前記処理手段は、前記判断
手段による判断結果に基づいて、前記所定のコンテンツ
データの処理を行うことも可能である。
【0012】また、本発明は、上記発明において、前記
認証用画像データ生成手段により生成された第1認証用
画像データに対して、暗号処理、乱数処理、特徴点処理
等のセキュリティ処理を行い、第1セキュリティ化認証
用画像データを生成するセキュリティ化認証用画像デー
タ生成手段と、前記第1記憶手段は、前記第1セキュリ
ティ化認証用画像データを記憶し、前記書き込み手段
は、前記所有者により購入されるとともに前記コンテン
ツデータが書き込まれた記録媒体に対して、前記第1セ
キュリティ化認証用画像データを書き込み、前記読み出
し手段は、所定のセキュリティ化認証用画像データと所
定のコンテンツデータとが書き込まれた記録媒体から、
前記所定のセキュリティ化認証用画像データを読み出
し、前記判断手段は、前記所定のセキュリティ化認証用
画像データと、前記第1記憶手段に記憶された第1セキ
ュリティ化認証用画像データとを照合し、一致するか否
かを判断し、前記処理手段は、前記判断結果に基づい
て、前記所定のコンテンツデータの処理を行うことが好
ましい。
【0013】また、本発明は、プログラム、文字デー
タ、音声データ、映像データ等のコンテンツデータが書
き込まれた記録媒体から、前記コンテンツデータを読み
出して、前記コンテンツデータの処理を行う電子機器装
置であって、当該電子機器装置の所有者の指紋、所有物
等の画像である認証用画像を取得し、取得した認証用画
像に基づいて、第1認証用画像データを生成する認証用
画像データ生成手段と、当該認証用画像データ生成手段
により生成された前記第1認証用画像データを、前記所
有者が購入した前記記録媒体に書き込む書き込み手段
と、所定の認証用画像データ及び所定のコンテンツデー
タが書き込まれた記録媒体から、前記所定の認証用画像
データを読み出す読み出し手段と、前記認証用画像の入
力を要求する旨を出力する出力手段と、前記認証用画像
データ生成手段が、前記出力手段による出力結果に基づ
いて入力された認証用画像を取得し、取得した認証用画
像に基づいて、第2認証用画像データを生成した場合、
前記所定の認証用画像データと、前記第2認証用画像デ
ータとを照合し、一致するか否かを判断する判断手段
と、前記判断結果に基づいて、前記所定のコンテンツデ
ータの処理を行う処理手段とを有することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、公衆ネットワークを介し
て、サーバ装置から送られたプログラム、文字データ、
音声データ、映像データ等のコンテンツデータを読み出
して、前記コンテンツデータに対する処理を行う電子機
器装置であって、当該電子機器装置の所有者の指紋、所
有物の画像である認証用画像を取得し、取得した認証用
画像に基づいて、第1認証用画像データを生成する第1
認証用画像データ生成手段と、前記第1認証用画像デー
タを記憶する第1記憶手段と、前記コンテンツデータを
購入する購入者の指紋、所有物の画像である認証用画像
を取得し、取得した認証用画像に基づいて、第2認証用
画像データを生成する第2認証用画像データ生成手段
と、当該第2認証用画像データ生成手段により生成され
た前記第2認証用画像データと、前記コンテンツデータ
とに基づいて、生成された認証用画像入りコンテンツ中
の第2認証用画像データと、前記第1記憶手段に記憶さ
れた第1認証用画像データとを照合し、一致するか否か
を判断する判断手段と、前記判断結果に基づいて、前記
認証用画像入りコンテンツ中のコンテンツデータの処理
を行う処理手段とを有することも可能である。
【0015】この際、前記サーバ装置から送信されたコ
ンテンツデータと、前記第2認証用画像データ生成手段
により生成された第2認証用画像データとに基づいて、
認証用画像入りコンテンツを生成する認証用画像入りコ
ンテンツ生成手段を有し、前記判断手段は、前記認証画
像入りコンテンツ中の前記第2認証用画像データと、前
記第1記憶手段に記憶された第1認証用画像データとを
照合し、一致するか否かを判断し、前記処理手段は、前
記判断結果に基づいて、前記認証用画像入りコンテンツ
中のコンテンツデータの処理を行うことが好ましい。
【0016】本発明によれば、公衆ネットワークに自己
の指紋データが流出されることがないので、他人に自己
の指紋データを盗まれ、悪用されるようなことを防止で
きる。
【0017】また、本発明は、上記発明において、前記
判断手段が、前記認証画像入りコンテンツ中の前記第2
認証用画像データと、前記第1記憶手段に記憶された前
記第1認証用画像データとが一致しないと判断した場
合、認証用画像を入力するように要求する旨を出力する
出力手段を有し、前記第2認証用画像データ生成手段
は、前記出力手段による出力結果に基づいて入力された
認証用画像から、第3認証用画像データを生成し、前記
判断手段は、前記第3認証用画像データと、前記認証画
像入りコンテンツ中の前記第2認証用画像データとを照
合し、一致するか否かを判断し、前記処理手段は、前記
判断手段による判断結果に基づいて、前記認証用画像入
りコンテンツ中のコンテンツデータの処理を行うことが
可能である。
【0018】また、本発明は、上記発明において、前記
認証用画像入りコンテンツを記憶する第2記憶手段を有
し、前記判断手段は、前記第1記憶手段に記憶された前
記第1認証用画像データ又は前記第3認証用画像データ
と、前記第2記憶手段に記憶された認証用画像入りコン
テンツ中の前記第2認証用画像データとを照合し、前記
第1認証用画像データ又は前記第3認証用画像データの
うち、少なくとも1つが前記第2認証用画像データと一
致するか否かを判断し、前記処理手段は、前記判断手段
による判断結果に基づいて、前記第2記憶手段に記憶さ
れた前記所定のコンテンツデータの処理を行うことも可
能である。
【0019】また、本発明は、公衆ネットワークを介し
て、プログラム、文字データ、音声データ、映像データ
等のコンテンツデータを電子機器装置に送るサーバ装置
であって、前記コンテンツデータを購入する購入者の指
紋、所有物の画像である認証用画像に基づいて生成され
た第2認証用画像データと、コンテンツデータの要求を
前記電子機器装置から受信する受信手段と、前記要求に
対応するコンテンツデータと、前記第2認証用画像デー
タとに基づいて、認証用画像入りコンテンツを生成する
認証用画像入りコンテンツ生成手段と、生成された認証
用画像入りコンテンツを前記電子機器装置に送信する送
信手段とを有することを特徴とするものである。
【0020】また、本発明はシステムとして構成するこ
とも可能である。本発明は、公衆ネットワークを介し
て、サーバ装置から送られたプログラム、文字データ、
音声データ、映像データ等のコンテンツデータを電子機
器装置が読み出して、前記コンテンツデータに対する処
理を行うコンテンツデータ処理システムであって、電子
機器装置の所有者の指紋、所有物の画像である認証用画
像を取得し、取得した認証用画像に基づいて、第1認証
用画像データを生成する第1認証用画像データ生成手段
と、前記第1認証用画像データを記憶する第1記憶手段
と、前記コンテンツデータを購入する購入者の指紋、所
有物の画像である認証用画像を取得し、取得した認証用
画像に基づいて、第2認証用画像データを生成する第2
認証用画像データ生成手段と、前記第2認証用画像デー
タと、前記コンテンツデータとに基づいて、認証用画像
入りコンテンツを生成する認証画像入りコンテンツ生成
手段と、前記第1記憶手段に記憶された第1認証用画像
データと、前記認証用画像入りコンテンツ中の第2認証
用画像データとを照合し、一致するか否かを判断する判
断手段と、前記判断結果に基づいて、前記認証用画像入
りコンテンツ中のコンテンツデータの処理を行う処理手
段とを有することを特徴とするものである。
【0021】上記発明において、前記サーバ装置は、電
子機器装置からコンテンツデータの要求を受信する受信
手段と、前記要求に基づいて、前記コンテンツデータを
前記電子機器装置に送信する送信手段とを有し、前記電
子機器装置は、前記認証画像入りコンテンツ生成手段を
有し、前記認証用画像入りコンテンツ生成手段は、前記
コンテンツデータと、前記第2認証用画像データ生成手
段により生成された第2認証用画像データとに基づい
て、認証用画像入りコンテンツを生成することが可能で
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1. (構成)図1は、実施の形態1であるコンテンツデータ
処理システムの構成を示す図である。コンテンツデータ
としては、プログラム、文字データ、音声データ、映像
データ等があるが、本実施の形態では、プログラムの場
合を例にして説明する。また、認証用画像としては、指
紋画像等、人間の身体に関する画像、即ち、印鑑等の物
の画像が挙げられるが、本実施の形態では、一例とし
て、指紋画像を用いた場合について説明する。なお、後
述する実施の形態2,3等も同じである。
【0023】コンテンツデータ処理システムは、指紋書
き込み用記録媒体生成装置1と、複数の電子機器装置2
とを有する。
【0024】(指紋書き込み用記録媒体生成装置)指紋
書き込み用記録媒体生成装置1は、既存の記録媒体を用
いて、指紋書き込み用記憶媒体を生成する。本実施の形
態に係るコンテンツデータ処理システムで用いる記録媒
体としては、一度だけデータの書き込み動作が可能な記
録媒体を用いる。例えば、CD−R等が上記記録媒体に
該当する。但し、何度でも書き換え可能な記録媒体であ
っても、指紋データ及び所定のプログラムの書き込みが
1度しかできないようにされていれば、特に、記録媒体
の種類については、本実施の形態では、限定しない。
【0025】指紋書き込み用記録媒体生成装置1は、既
存の記録媒体を収納するための記録媒体収納部1aと、
記録媒体収納部1aに収納された記録媒体に各種データ
を書き込む書き込み部1bと、所定のプログラムが記憶
されたプログラム記憶部1cと、各部を制御する制御部
1dとを有する。
【0026】記録媒体収納部1aには、記録媒体が収納
されているか否かを検出する記録媒体センサー部(図示
せず)が設けられている。そして、記録媒体収納部1a
に記録媒体が収納されると、上記記録媒体センサー部が
記録媒体が収納されている旨を検出し、その旨を制御部
1dへ送る。
【0027】書き込み部1bは、記録媒体収納部1aに
収納された記録媒体にアクセスし、所定のデータを書き
込むことができる。書き込み部1bは、具体的には、以
下の動作を行う。即ち、書き込み部1bは、上記記録媒
体上の第1の所定の領域には、データを書き込まない
(以下、この領域を指紋データ用領域という)。そし
て、書き込み部1bは、上記指紋データ用領域が、指紋
データ書き込み対象領域である旨を、記録媒体上の第2
の所定領域(以下、この第2の所定の領域を記録情報領
域という)に書き込む。また、書き込み部1bは、プロ
グラム記憶部1cからプログラムを取得し、記録媒体上
の第3の所定領域(以下、この第3の所定の領域をプロ
グラム記録領域という)に、上記プログラムを書き込
む。そして、書き込み部1bは、記録媒体上の記録情報
領域に、プログラム記録領域に上記プログラムが記録さ
れている旨を書き込む。なお、指紋データ用領域には、
1人の指紋データを記録することができる。
【0028】このようなプログラムとしては、例えば、
ワープロや表計算等のアプリケーションプログラム、テ
レビゲーム用プログラム等がある。
【0029】また、指紋書き込み用記録媒体生成装置1
は、作業者が各種の情報を入力するための入力部(図示
せず)と各種の情報を出力する出力部(図示せず)を有
する。
【0030】(電子機器装置)各電子機器装置2は、指
紋入力部2a、指紋データ生成部2b、第1記憶部2
c、第2記憶部2j、記録媒体収納部2d、読み出し部
2f、書き込み部2g、判断部2h、実行部2i、各部
を制御する制御部2eを有する。ここでは、電子機器装
置2として、例えば、PC端末装置や、テレビゲーム装
置を考える。また、ここでは、各電子機器装置の所有者
は、それぞれ、異なる場合を考える。
【0031】なお、実行部2iは、コンテンツデータ
(プログラム)を実行する機能を有し、コンテンツデー
タの処理を行うことができる。また、第2記憶部2jも
コンテンツデータを記憶する機能を有し、コンテンツデ
ータの処理を行うことができる。但し、後述するよう
に、第2記憶部2jは、コンテンツデータだけで記憶す
るのではなく、コンテンツデータ及び指紋データを記憶
する。
【0032】指紋入力部2aには、電子機器装置2の所
有者が、所定の指を接触することで、上記所有者等の指
紋画像を入力する。具体的には、例えば、以下のような
方法で指紋画像を入力することができる。所有者等が所
定の指(例えば、右手の親指)を、所定の方式(例え
ば、指紋入力部の中央と、上記指の中央が一致するよう
に)で、指紋入力部2aに対して接触することで、上記
所有者の指紋画像を入力する。
【0033】なお、指紋入力部2aには、電子機器装置
2の所有者以外の者も指紋画像を入力することが可能で
あるが、電子機器装置2を購入後、初めて立ち上げた初
期段階では、電子機器装置2の所有者の指紋画像が指紋
入力部2aに入力される。
【0034】そして、指紋データ生成部2bは、指紋入
力部2aにより入力された指紋画像を取得し、取得した
指紋画像に基づいて、指紋データを生成する。ここで、
電子機器装置2を購入後、初めて立ち上げた初期段階で
指紋データ生成部2bにより生成された上記所有者の指
紋データを第1指紋データという。第1記憶部2cに
は、指紋データ生成部2bにより生成された第1指紋デ
ータが記憶される。そして、第1記憶部2cは、一度、
記憶した所有者の第1指紋データは、外部から書き換え
られないようにしている。
【0035】記録媒体収納部2dには、上記所有者が購
入した指紋書き込み用記録媒体が収納される。具体的に
は、記録媒体収納部2dには、記録媒体が収納されてい
るか否かを検出する記録媒体センサー部(図示せず)が
設けられている。そして、記録媒体収納部2dに記録媒
体が収納されると、上記記録媒体センサー部が記録媒体
が収納されている旨を検出し、その旨を制御部2eへ送
る。
【0036】読み出し部2fは、記録媒体収納部2dに
収納された指紋書き込み用記録媒体上の各領域にアクセ
スし、読み出した情報を制御部2eへ送る。また、読み
出し部2fは、記憶媒体収納部2dに収納された記録媒
体(所定の指紋データ及び所定のプログラムが書き込ま
れた記録媒体)から、上記所定の指紋データを読み出
す。
【0037】書き込み部2gは、記録媒体収納部2dに
収納された指紋書き込み用記録媒体上の指紋データ用領
域に、第1記憶部2cに記憶された第1指紋データを書
き込む。
【0038】なお、書き込み部2gは、既に、指紋デー
タ用領域に第1指紋データが書き込まれている場合に
は、指紋データの書き込み動作を行わない。
【0039】判断部2hは、所定の指紋データ及び所定
のプログラムが書き込まれた記録媒体が、記録媒体収納
部2dに収納され、読み出し部2fにより、所定の指紋
データが読み出された場合、上記所定の指紋データと、
第1記憶部2cに記憶された第1指紋データとを照合
し、一致するか否かを判断する。
【0040】具体的には、以下のとおりである。記録媒
体収納部2dに、所定の指紋データと所定のプログラム
が書き込まれた記録媒体が収納される。そして、読み出
し部2fは、記録媒体収納部2dに収納された記録媒体
の指紋データ用領域にアクセスし、所定の指紋データ
(上記記録媒体の購入者の指紋データ)を読み出し、判
断部2hへ送る。
【0041】判断部2hは、読み出し部2fから送られ
た所定の指紋データをいったん保持する。そして、判断
部2hは、第1記憶部2cから第1指紋データ(上記記
録媒体の購入者の指紋データとは限らない)を読み出
し、第1指紋データと、所定の指紋データとを照合し、
一致するか否かを判断する。
【0042】制御部2eは、判断部2hによる判断結果
に基づいて、第1指紋データと、所定の指紋データとが
一致する場合には、実行部2iが、上記記録媒体に書き
込まれた所定のプログラムの実行を行うことを判断す
る。また、制御部2eは、判断部2hによる判断結果に
基づいて、第1指紋データと、所定の指紋データとが一
致する場合には、上記記録媒体に書き込まれた所定の指
紋データ及び所定のプログラムを第2記憶部に記憶させ
ることを判断する(即ち、インストール動作を行うと判
断する)。
【0043】実行部2iは、第1指紋データと、所定の
指紋データとが一致する場合であって、制御部2eによ
るプログラム実行の指示を受けた場合には、読み出し部
2fを介して、記録媒体収納部2dに収納された記録媒
体に書き込まれたプログラムを読み出し、解読し、解読
結果に基づいて実行する。
【0044】制御部2eは、第1指紋データと、所定の
指紋データとが一致する場合であって、図示しない入力
部により、指紋データ及びプログラムのインストール指
示が入力された場合には、読み出し部2fを介して、記
録媒体収納部2dに収納された記録媒体に書き込まれた
所定の指紋データ及び所定のプログラムを読み出し、第
2記憶部2jに記憶させる。ここで、第2記憶部2jと
は、例えば、ハードディスク等が該当する。
【0045】なお、電子機器装置2は、所有者等が各種
の情報を入力するための入力部(図示せず)と各種の情
報を出力する出力部2kを有する。
【0046】(コンテンツデータ処理システムを用いた
プログラム実行方法) (1)指紋書き込み記録媒体の生成動作 図2は、上述の構成を有するコンテンツデータ処理シス
テムを用いた上記生成方法を説明するためのフローチャ
ート図である。
【0047】作業者は、既存の記録媒体(例えば、上述
した一度だけ書き換え可能な記録媒体)を記録媒体収納
部1aに収納する(S10)。すると、記録媒体収納部
1aに設置された記録媒体センサー部が記録媒体が収納
されている旨を検出し、その旨が制御部1dへ送られ
る。
【0048】制御部1dは、プログラム記憶部1cから
プログラムを読み出し、書き込み部1bへ送り、書き込
み部1bに対して、記録媒体に所定の書き込み動作をす
るように指示すると、書き込み部1bは、記録媒体に対
して、所定の書き込み動作を行う(S20)。
【0049】具体的には、書き込み部1bは、記録媒体
上の指紋データ用領域には、データを書き込まず、プロ
グラム記録領域には、上記プログラムを書き込み、記録
情報領域には、指紋データ用領域を特定する情報(例え
ば、アドレス情報)、プログラム記録領域を特定する情
報(例えば、アドレス情報)を書き込む。
【0050】書き込み部1bは、書き込み動作が終了し
た場合には、その旨を制御部1dに伝える。制御部1d
は、図示しない出力部に、指紋書き込み用記録媒体の生
成が終了した旨を出力して、作業者に知らせる(S3
0)。作業者は、記録媒体収納部1aから、指紋書き込
み用記録媒体を取り出す(S35)。指紋書き込み用記
録媒体は、例えば、販売店等により、複数の者に購入さ
れる。
【0051】(2)電子機器装置2に対して、その所有
者が自分の指紋データを記憶させる動作 図3は、その動作を説明するためのフローチャート図で
ある。なお、以下の動作は、電子機器装置2の所有者
が、電子機器装置2を購入後、電子機器装置2を初めて
立ち上げるときに行われる。
【0052】電子機器装置2の所有者が、指紋入力部2
aを用いて、上記所有者の指紋画像を入力する(S10
0)。指紋データ生成部2bは、入力された指紋画像に
基づいて、上記所有者の指紋データを生成する(S10
5)。生成された所有者の指紋データ(第1指紋デー
タ)は、制御部2eを介して、第1記憶部2cに送られ
る。第1記憶部2cは、送られた第1指紋データを記憶
する(S110)。第1記憶部2cは、第1指紋データ
を記憶した旨を制御部2eに通知すると、制御部2e
は、図示しない出力部2kに所有者の指紋データを記憶
した旨を出力させる(S115)。
【0053】(3)指紋書き込み用記録媒体に、記録媒
体の購入者の指紋データを書き込む動作 図4は、その動作を説明するためのフローチャート図で
ある。先ず、電子機器装置2の所有者は、上述した指紋
書き込み用記録媒体を例えば、販売店等から購入する。
以下、この(3)の動作においては、電子機器装置2の
所有者を購入者という。
【0054】指紋書き込み用記録媒体の購入者は、自分
の所有する電子機器装置2の記録媒体収納部2dに、指
紋書き込み用記録媒体を収納する(S150)。する
と、記録媒体センサー部が上記記録媒体が収納されてい
る旨を検出すると、その旨が制御部2eへ送られる。
【0055】制御部2eは、第1記憶部2cから第1指
紋データを取得する(S155)。そして、制御部2e
は、読み出し部2fに対して、上記記録媒体上の記録情
報領域にアクセスして、指紋データ用領域を特定する情
報を送るように指示する。読み出し部2fは、上記指示
を実行し、記録媒体上の記録情報領域にアクセスし、指
紋データ用領域を特定する情報を読み出し、制御部2e
へ送る。
【0056】制御部2eは、保持していた第1指紋デー
タと、指紋データ用領域を特定する情報を書き込み部2
gに送り、指紋データの書き込み動作を行うように指示
する(S165)。
【0057】書き込み部2gは、上記記録媒体上の指紋
データ用領域にアクセスし、上記指紋データ用領域に第
1指紋データを書き込む(S170)。書き込み部2g
による書き込み動作が終了した場合には、その旨が制御
部2eに送られる。制御部2eは、出力部2kに対し
て、所有者の指紋データの書き込み動作が終了した旨を
出力させる(S175)。
【0058】なお、購入者は、記録媒体収納部2dに記
録媒体が収納された状態で、入力部を用いて、記録媒体
に記録されたプログラムの実行をする旨を入力するよう
にしてもよい。この場合には、上記旨が制御部2eに送
られる。制御部2eは、上記旨に基づいて、読み出し部
2fを介して、プログラムを読み出し、実行部2iに送
る。実行部2iは、上記プログラムを解読し、実行す
る。
【0059】同様に、購入者は、記録媒体収納部2dに
記録媒体が収納された状態で、入力部を用いて、記録媒
体に記録されたプログラムのインストールをする旨を入
力するようにしてもよい。この場合には、上記旨が制御
部2eに送られる。制御部2eは、上記旨に基づいて、
読み出し部2fを介して、第1指紋データ及び所定のプ
ログラムを読み出し、第2記憶部2jに送る。第2記憶
部2jは、第1指紋データ及び所定のプログラムを記憶
する。
【0060】そして、購入者は、第1指紋データ及び所
定のプログラムが書き込まれた指紋書き込み用記録媒体
(以下、指紋書き込み記録媒体という)を記録媒体収納
部2dから取り出す。なお、上記購入者は、指紋書き込
み記録媒体の所有者でもある。
【0061】(4)判断部2hによる指紋データの照合
動作、実行部2iによる実行動作、第2記憶部2jによ
る記憶動作 上述の(3)の動作の後、指紋書き込み記録媒体を電子
機器装置2に収納した場合の動作について以下に説明す
る。図5は、判断部2hによる指紋データの照合動作、
実行部2iによる実行動作、第2記憶部2jによる記憶
動作を説明するためのフローチャート図である。
【0062】先ず、所定の指紋データ及び所定のプログ
ラムが書き込まれた指紋書き込み記録媒体を保持する保
持者は、保持者の所有する電子機器装置2の記録媒体収
納部2dに、指紋書き込み記録媒体を収納する(S20
0)。すると、指紋書き込み記録媒体が収納されている
旨が制御部2eへ送られる。
【0063】ここで、上記保持者は、指紋書き込み記録
媒体の所有者であるとは限らず、指紋書き込み記録媒体
の所有者でない場合もある。例えば、指紋書き込み記録
媒体の所有者から、上記記録媒体を上記保持者が借りた
ような場合である。
【0064】制御部2eは、読み出し部2fに対して、
上記記録媒体上の記録情報領域にアクセスし、指紋デー
タ用領域を特定する情報を取得し、上記情報に基づい
て、指紋データ(以下、所定の指紋データという)を読
み出すように指示する。読み出し部2fは、上記指示を
実行し、読み出した所定の指紋データを制御部2eを介
して、判断部2hへ送る(S205)。
【0065】なお、読み出し部2fが指紋データ用領域
から指紋データを読み出せなかった場合には、その旨が
制御部2eへ伝えられる。すると、ステップS155、
165,170,175の処理が行われる。
【0066】判断部2hは、第1記憶部2cに記憶され
た第1指紋データ(電子機器装置2の所有者の指紋デー
タ)を読み出し、上記所定の指紋データと、第1指紋デ
ータとを照合し、一致するか否かを判断する(S21
0)。
【0067】一致する場合には、判断部2hは、判断結
果を制御部2eへ通知する。制御部2eは、上記記録媒
体に記録されたプログラムの実行、第2記憶部2jに前
記所定の指紋データ及びプログラムの記憶動作を行うこ
とを判断する(S220)。
【0068】一致しない場合には、判断部2hは、判断
結果を制御部2eへ通知する。制御部2eは、上記記録
媒体に記録されたプログラムの実行、第2記憶部2jに
前記所定の指紋データ及びプログラムの記憶動作を行わ
ないと判断し、その旨を出力部2kに出力させる(S2
30)。
【0069】そして、一定の場合には、上記所定のプロ
グラム(コンテンツデータ)の処理が行われる(S24
0)。具体的には、例えば、入力部により、プログラム
実行要求が入力された場合には、その旨が制御部2eに
通知される。制御部2eは、上記記録媒体から上記プロ
グラムを読み出し、実行部2iに対して送る。実行部2
iは、上記プログラムの解読実行を行う。
【0070】同様に、例えば、入力部により、プログラ
ムインストール要求が入力された場合には、その旨が制
御部2eに通知される。制御部2eは、上記記録媒体か
ら所定の指紋データ及び上記プログラムを読み出し、第
2記憶部2jに対して送り、記憶させる。
【0071】(作用効果)本実施の形態によれば、各電
子機器装置2の第1記憶部2cには、各々、電子機器装
置2の所有者の指紋データである第1指紋データが記憶
されている。そして、上記所有者が上記指紋書き込み用
記録媒体を購入し、上記記録媒体が電子機器装置2に収
納されると、第1記憶部2cに記憶された第1指紋デー
タが上記記録媒体に書き込まれる。
【0072】そして、所定の指紋データ及びプログラム
が書き込まれた記録媒体が、電子機器装置2に収納され
ると、読み出し部2fは、上記記録媒体から、所定の指
紋データを読み出す。そして、判断部2hは、第1記憶
部2cに記憶された第1指紋データと、上記所定の指紋
データとを照合し、一致するか否かを判断する。一致す
る場合には、コンテンツデータの処理が行われる。即
ち、実行部2iにより上記プログラムの実行や、第2記
憶部2jに上記所定の指紋データ及びプログラムが記憶
されるが、一致しない場合には、上記実行動作や上記記
憶動作は行われない。
【0073】このため、所定の指紋データ及びプログラ
ムが書き込まれた記録媒体を所有する者から、上記記録
媒体を借りたりした者が、自分の電子機器装置2を用い
て、上記プログラムの実行やインストールを行おうとし
ても、第1指紋データと上記記録媒体に記録されている
指紋データが一致しないため、上記プログラムの実行等
の処理を行うことができない。この結果、指紋書き込み
用記録媒体を購入した者だけが、上記記録媒体に書き込
まれたプログラムの実行等の処理を行えることができる
ので、購入者以外のプログラムの実行や不正コピーを確
実に防止することができる。
【0074】(変形例1)上述の実施の形態1では、判
断部2hは、指紋書き込み記録媒体に記録された指紋デ
ータと、第1記憶部2cに記憶された第1指紋データと
が一致しない場合には、コンテンツデータの処理を行わ
ない(即ち、プログラムの実行、所定の指紋データ及び
プログラムの第2記憶部2jへの記憶動作を行わない)
ようにしたが、以下のようにすることもできる。
【0075】即ち、判断部2hが上記所定の指紋データ
と、第1指紋データとが一致しないと判断した場合、出
力部2kは、前記所定の指紋データ及び所定のプログラ
ムが書き込まれた記録媒体の所有者の指紋を要求する旨
を出力する。なお、判断部2hは、一時的に、前記所定
の指紋データを保持する。
【0076】そして、電子機器装置2を使用する者は、
出力部2kによる出力に基づいて、指紋入力部2aを用
いて、指紋画像を入力する。すると、指紋データ生成部
2bは、入力された指紋画像を取得し、取得した指紋画
像に基づいて、第2指紋データを生成する。
【0077】第2指紋データは、判断部2hへ送られ
る。判断部2hは、保持していた所定の指紋データと、
生成された第2指紋データとを照合し、一致する場合に
は、制御部2eは、所定のプログラムの実行を行うこと
を判断する。そして、所定のプログラムの実行要求が入
力部により入力された場合には、実行部2iは、上記所
定のプログラムの実行を行う。また、同様に、一致する
場合には、制御部2eは、所定の指紋データ及び所定の
プログラムを第2記憶部2jに記憶させることを判断す
る。そして、入力部により、所定の指紋データ及び所定
のプログラムのインストール要求が入力された場合に
は、第2記憶部2jに、所定の指紋データ及び所定のプ
ログラムが記憶される。
【0078】なお、判断部2hによる照合動作について
は、指紋データが完全に一致する場合に限らず、所定の
基準を満たすように一致していれば、所定の指紋データ
と第2指紋データは一致していると判断する。例えば、
所定の指紋データと第2指紋データについては、所定の
指紋データの90%の部分と、第2指紋データの90%
の部分が一致していれば、所定の指紋データと第2指紋
データとは一致していると判断する。これは、同一人物
の同一の指でも、数ミクロン単位で一致した指紋画像を
指紋入力部2aに再度入力することはできないので、1
00%相互に一致する場合に指紋データが一致すると判
断するのでは、所定の指紋データと、第2指紋データと
が常に一致しないと判断されてしまうからである。
【0079】本変形例1によれば、実施の形態1の効果
に加えて、指紋書き込み記録媒体の所有者が、自分が所
有してない電子機器装置2を用いて、プログラムの実行
等を行うことが可能となる。このため、変形例1によれ
ば、指紋書き込み用記録媒体の購入者は、常にプログラ
ムの実行を行うことができるとともに、上記購入者以外
の者は、プログラムの実行を行うことができない。この
結果、購入者以外の者のプログラムの実行等が行われる
のを防止しながら、購入者の利便性の向上を図ることが
できる。
【0080】(変形例2)また、変形例1では、判断部
2hが照合し、一致しない場合には、第2記憶部2jに
所定の指紋データ及び所定のプログラムを記憶させない
ようにしていたが、判断部2hによる照合結果にかかわ
らず、第2記憶部2jに所定の指紋データ及び所定のプ
ログラムを記憶させるようにしてもよい。
【0081】但し、この場合には、上記記録媒体の購入
者以外の者が上記所定のプログラムを実行してしまうこ
とを防止するために以下のようにする必要がある。
【0082】判断部2hは、第1記憶部2cに記憶され
た第1指紋データ、又は、指紋データ生成部2bにより
生成された第2指紋データと、上記所定の指紋データと
を照合し、第1指紋データ又は第2指紋データのうち、
少なくとも1つが上記所定の指紋データと一するか否か
を判断する。そして、一致した場合には、制御部2e
は、第2記憶部2jに記憶されたプログラムの実行を行
うことを判断する。
【0083】そして、所定のプログラムの実行要求が入
力部により入力された場合には、実行部2iは、上記所
定のプログラムの実行を行う。一致しない場合には、制
御部2eは、プログラムの実行を行わないと判断する。
【0084】これにより、たとえ、上記記録媒体の購入
者の所有でない電子機器装置2にプログラムがインスト
ールされても、インストールされた所定の指紋データ
と、第1記憶部2cに記憶された第1指紋データとは、
一致しないので、購入者以外の者がプログラムを自由に
実行できるような事態は防止できる。また、指紋データ
生成部2bにより生成された第2指紋データと、所定の
指紋データとが一致する場合には、プログラムの実行を
行うことが可能となるので、購入者は、自分の電子機器
装置2以外の装置を用いて、プログラムの実行ができ
る。このため、本変形例では、購入者の利便性を向上さ
せることができる。
【0085】例えば、記録媒体の購入者が、友人の電子
機器装置2を用いて、記録媒体のプログラムを実行した
いような場合には、購入者本人であれば、プログラムの
実行をすることが可能となる。
【0086】(変形例3)上述した実施の形態1では、
判断部2hが行う照合動作については、指紋データが所
定の基準を満たすように一致する場合であれば、一致し
ていると判断していたが、以下のようにすることも可能
である。
【0087】ステップS210における判断部2hにお
ける一致性の判断においては、上記所定の指紋データと
第1指紋データとが完全に一致する場合に、一致すると
判断することもできる。この一致性の判断については、
データ中のビット単位で判断し、相互の指紋データのう
ち、1ビットでも互いに異なっている場合には、一致し
ないと判断する。
【0088】このようにすることで、指紋書き込み用記
録媒体の購入者が複数の電子機器装置2(PC端末装
置)を所有する場合であっても、1つの指紋書き込み記
録媒体に対しては、1つの電子機器装置2(PC端末装
置)でしかプログラムの実行やインストールができない
ことになる。
【0089】例えば、指紋書き込み用記録媒体の購入者
Xが複数の電子機器装置2を有している場合には、各電
子機器装置2には、上記購入者Xの第1指紋データが第
1記憶部2cに記憶されている。しかし、指紋入力部2
aにて入力される指紋画像は、同じXの右指の指紋画像
であっても、入力の仕方が微妙に異なる(指紋入力部2
aへの指の置き方は、数ミクロン単位では異なってしま
う)ので、各電子機器装置2の指紋データ生成部2bに
より生成される指紋データは、ビット単位でみれば、各
々異なり、第1記憶部2cに記憶される第1指紋データ
も、ビット単位でみれば、各々異なることになる。
【0090】従って、購入者が購入したプログラムが書
き込まれた記録媒体に第1指紋データが書き込まれた場
合、上記第1指紋データと完全に一致する指紋データが
記憶されているのは、購入者が所有する1台の電子機器
装置2(PC端末装置)だけである。このため、購入者
が購入したプログラムは、1台の電子機器装置でしか実
行できない。
【0091】表計算やワープロ等のプログラムの場合に
は、たとえ、購入者が購入したプログラムであっても、
購入者が所有する複数の電子機器装置2のうち、1つの
電子機器装置2でのみ実行を行わせる必要がある。この
ような場合、本変形例のコンテンツデータ処理システム
を用いれば、その実現が可能である。
【0092】(変形例4)上述した実施の形態では、指
紋データ生成部2bで生成された指紋データをそのまま
第1記憶部2cに記憶し、第1記憶部2cに記憶された
第1指紋データを指紋書き込み用記録媒体に書き込むよ
うにしていたが、指紋データにセキュリティ処理(暗号
処理、乱数処理、特徴点処理等)を施して、第1記憶部
2cに記憶させたり、上記記録媒体に書き込むようにし
てもよい。以下、変形例4では、暗号処理、変形例5で
は、乱数処理、変形例6では、特徴点処理について説明
する。
【0093】図6は、変形例4に係る電子機器装置2の
構成を示す図である。図において、実施の形態1の電子
機器装置2の構成と同一構成については同一符号を付し
てその説明を省略する。電子機器装置2は、暗号処理部
2mを有する。暗号処理部2mは、指紋データ生成部2
bにより生成された第1指紋データに対して、暗号処理
を施し、暗号化された指紋データを出力する。
【0094】本変形例では、暗号化の方法は特に限定し
ない。例えば、暗号処理部2mは、所定の暗号化関数
に、所定の鍵情報と、入力された第1指紋データとを入
力することで、暗号化された第1指紋データ(以下、第
1暗号化指紋データという)を生成できる。
【0095】そして、暗号処理部2mにより、第1暗号
化指紋データが第1記憶部2cに記憶される。そして、
書き込み部2gは、指紋書き込み用記録媒体上の指紋デ
ータ用領域に、第1暗号化指紋データを書き込む。
【0096】そして、所定の暗号化指紋データと所定の
プログラムが書き込まれた記憶媒体が記録媒体収納部2
dに収納された場合、読み出し部2fは、上記記録媒体
から、所定の暗号化指紋データを読み出す。読み出され
た所定の暗号化指紋データは、判断部2hへ送られる。
【0097】判断部2hは、上記記録媒体上に記録され
た所定の暗号化指紋データと、第1記憶部2cに記憶さ
れた第1暗号化指紋データとを比較し、一致するか否か
を判断する。この場合の一致性の判断は、例えば、変形
例3の場合と同じく、ビット単位で完全に一致するか否
か判断し、1ビットでも異なっている場合には、一致し
ないと判断する。
【0098】一致した場合には、制御部2eは、プログ
ラムの実行を行うことを判断する。そして、所定のプロ
グラムの実行要求が入力部により入力された場合には、
実行部2iは、上記所定のプログラムの実行を行う。同
様に、一致する場合には、制御部2eは、所定の暗号化
指紋データ及び所定のプログラムを第2記憶部2jに記
憶させることを判断する。そして、入力部により、所定
の暗号化指紋データ及び所定のプログラムのインストー
ル要求が入力された場合には、第2記憶部2jに、所定
の暗号化指紋データ及び所定のプログラムが記憶され
る。
【0099】(変形例5)図7は、変形例5に係る電子
機器装置2の構成を示す図である。図において、実施の
形態1の電子機器装置2の構成と同一構成については同
一符号を付してその説明を省略する。変形例5の電子機
器装置2は、乱数処理部2nを有する。乱数処理部2n
は、乱数発生器(図示せず)により発生した乱数データ
と、指紋データ生成部2bにより生成された第1指紋デ
ータとを組み合わせることにより、乱数化された第1指
紋データ(以下、第1乱数化指紋データ)を生成する。
本変形例では、乱数化の方法は特に限定しない。
【0100】そして、乱数処理部2nにより、第1乱数
化指紋データが第1記憶部2cに記憶される。そして、
書き込み部2gは、指紋書き込み用記録媒体上の指紋デ
ータ用領域に、第1乱数化指紋データを書き込む。
【0101】そして、所定の乱数化指紋データと所定の
プログラムが書き込まれた記憶媒体が記録媒体収納部に
収納された場合、読み出し部2fは、上記記録媒体か
ら、所定の乱数化指紋データを読み出す。読み出された
所定の乱数化指紋データは、判断部2hへ送られる。
【0102】判断部2hは、上記記録媒体上に記録され
た所定の乱数化指紋データと、第1記憶部2cに記憶さ
れた第1乱数化指紋データとを比較し、一致するか否か
を判断する。この場合の一致性の判断は、例えば、変形
例3の場合と同じく、ビット単位で完全に一致するか否
か判断し、1ビットでも異なっている場合には、一致し
ないと判断することもできる。
【0103】その後における制御部2eによる判断動
作、実行部2iによる実行動作、第2記憶部2jによる
記憶動作は、変形例4において、暗号化を乱数化に代え
た場合と同じである。
【0104】(変形例6)図8は、変形例6に係る電子
機器装置2の構成を示す図である。図において、実施の
形態1の電子機器装置2の構成と同一構成については同
一符号を付してその説明を省略する。変形例6の電子機
器装置2は、特徴点処理部2rを有する。特徴点処理部
2rは、指紋データ生成部2bにより生成された第1指
紋データに基づいて、第1特徴点データを生成する。以
下、特徴点処理部2rによる動作を概念的に説明する。
図9,図10、図11は、特徴点処理部2rによる動作
を説明するための概念図である。
【0105】指紋画像において、指紋線の終端である点
(端点)と分岐する点(分岐点)が存在する。ここで、
端点とは、ある点を始点として、指紋線のある方向に向
かって大きさ1のベクトルを持たせた場合の上記始点を
端点という(図9では、点B)。そして、端点から上記
ある方法に向かう大きさ1のベクトルを特徴点ベクトル
という(図9では、ベクトルb)。
【0106】また、分岐点とは、ある点を始点として、
指紋線のある方向に向かって、大きさ1の3つのベクト
ルを持たせ、そのうち、2つのベクトルの和が大きくな
る場合の2つのベクトル以外のベクトルの始点を分岐点
(図9では、点A,C)という。そして、分岐点から上
記2つベクトル以外の大きさ1のベクトルも特徴点ベク
トルという(図9では、ベクトルa,c)。図9におい
ては、ベクトルa,b,cが特徴点ベクトルに該当す
る。
【0107】そして、このような考えで、指紋画像Wに
おいて、特徴点ベクトルを算出すると、特徴点ベクトル
は、図10のようになる。一方、図11に示す指紋画像
Zから特徴ベクトルを算出すると、図10のような特徴
ベクトルとなる。このため、指紋画像から特徴点ベクト
ルを算出すると、特徴点ベクトルからは、元の指紋が復
元できないことになる。このため、特徴点処理部2rに
より処理された特徴点データからは、元の指紋データは
復元できない。
【0108】そして、特徴点処理部2rにより、第1特
徴点データが第1記憶部2cに記憶される。そして、書
き込み部2gは、指紋書き込み用記録媒体上の指紋デー
タ用領域に、第1特徴点データを書き込む。
【0109】そして、所定の特徴点データと所定のプロ
グラムが書き込まれた記憶媒体が記録媒体収納部2dに
収納された場合、読み出し部2fは、上記記録媒体か
ら、所定の特徴点データを読み出す。読み出された所定
の特徴点データは、判断部2hへ送られる。
【0110】判断部2hは、上記記録媒体上に記録され
た所定の特徴点データと、第1記憶部2cに記憶された
第1特徴点データとを比較し、一致するか否かを判断す
る。この場合の一致性の判断は、例えば、変形例3の場
合と同じく、ビット単位で完全に一致するか否か判断
し、1ビットでも異なっている場合には、一致しないと
判断することもできる。
【0111】その後における制御部2hによる判断動
作、実行部2iによる実行動作、第2記憶部2jによる
記憶動作は、変形例4において、暗号化指紋データを特
徴点データに代えた場合と同じである。
【0112】本変形例においては、特徴点データから
は、元の指紋データが復元できないので、仮に特徴点デ
ータが他の者に知られても、指紋データを復元されてし
まうようなことはない。
【0113】なお、指紋データに対して、暗号化処理、
乱数化処理、特徴点処理のうち、複数を組み合わせて処
理した組み合わせデータを第1記憶部2cに記憶するよ
うにしてもよい。そして、書き込み部2gは、指紋書き
込み用記録媒体上の指紋データ用領域に、上記組み合わ
せデータを書き込むようにしてもよい。そして、判断部
2hによる判断処理は、記録媒体上に記録された組み合
わせデータと、第1記憶部2cに記憶された組み合わせ
データとを比較し、一致するか否かを判断する。この場
合の一致性の判断は、変形例3の場合と同じく、ビット
単位で一致するか否か判断し、1ビットでも異なってい
る場合には、一致しないと判断してもよい。
【0114】また、変形例4から6において、判断部2
hによる所定の暗号化指紋データ(乱数化指紋データ、
特徴点データ)と、第1暗号化指紋データ(第1乱数化
指紋データ、第1特徴点データ)が一致しない場合、変
形例1を適用するようにしてもよい。この場合、判断部
2hは、指紋データ生成部2bにより生成された第2指
紋データに基づいて生成された第2暗号化指紋データ
(第2乱数化指紋データ、第2特徴点データ)と、所定
の暗号化指紋データ(乱数化指紋データ、特徴点デー
タ)を照合する必要がある。
【0115】(変形例7)上述した実施の形態では、1
つの記録媒体に対して、1人の指紋データを記録するよ
うにしたが、上記記録媒体を複数の者で共同で購入、所
有したい場合もある。このような場合には、複数の者の
指紋データを記録媒体に記録することが可能である。
【0116】記録媒体生成装置1の書き込み部1bは、
指紋データ用領域として、上記複数の者の指紋データが
書き込みできるような空白領域を記録媒体上に生成す
る。そして、上記空白領域が存在するとともに、プログ
ラムが書き込まれた記録媒体を複数の者で共同で購入す
る。
【0117】そして、電子機器装置2の書き込み部2g
は、第1記憶部2cから読み出した第1指紋データを記
録媒体収納部2dに収納された記録媒体上の上記指紋デ
ータ用領域に書き込む。そして、上述の書き込み動作
は、複数の者の所有する電子機器の書き込み部2gによ
りそれぞれ行われる。
【0118】複数の指紋データ及び所定のプログラムが
書き込まれた記録媒体が、記録媒体収納部2dに収納さ
れた場合、読み出し部2fは、複数の指紋データを読み
出す。そして、判断部2hは、各指紋データと、第1記
憶部2cに記憶された第1指紋データとを照合し、各指
紋データのうち、いずれかが第1指紋データに一致する
場合には、制御部2eは、所定のプログラムの実行を行
うことを判断する。そして、変形例1と同様に、実行部
2iは、上記所定のプログラムの実行を行う。また、同
様に、一致する場合には、制御部2eは、所定の指紋デ
ータ及び所定のプログラムを第2記憶部2jに記憶させ
ることを判断する。そして、変形例1と同様に、所定の
場合には、第2記憶部2jに、所定の指紋データ及び所
定のプログラムが記憶される。
【0119】上述の判断動作、実行、記憶等の処理は、
複数の者の所有する電子機器の判断部2h、実行部2
i、第2記憶部2jによりそれぞれ行われる。
【0120】また、本変形例においても、変形例1の適
用が可能であり、各指紋データと第2指紋データが一致
すれば、所定のプログラムの実行や第2記憶部2jへの
記憶動作が行われる。
【0121】(変形例8)実施の形態1では、判断部2
hにより記録媒体に記録された指紋データと、第1記憶
部2cに記憶された指紋データとを比較し、一致しない
場合には、プログラムの実行動作、第2記憶部2jへ指
紋データ及び所定のプログラムの記憶動作を行わないよ
うにしたが、以下のようにすることも可能である。
【0122】先ず、制御部2eは、記録媒体収納部2d
に記録媒体が収納されたら、記録媒体に記録された指紋
データ及びプログラムをともに、読み出し部2fを介し
て読み出し、第2記憶部2jに記憶させる。
【0123】そして、判断部2hは、記録媒体に記録さ
れた所定の指紋データと、第1記憶部2cに記憶された
第1指紋データが一致しないと判断した場合には、その
旨を制御部2eに伝える。制御部2eは、第2記憶部2
jに記憶された指紋データ及びプログラムを消去する。
【0124】この動作により、所定の指紋データ、所定
のプログラムを迅速に第2記憶部2jに記憶することが
できるとともに、記録媒体の購入者でない者の電子機器
装置2に所定のプログラムが記憶されているという事態
を防止できる。
【0125】(変形例9)また、第2記憶部2jに記憶
された指紋データ及びプログラムを消去しないで以下の
ようにしてもよい。図12は、変形例12の制御部の構
成を示す図である。電子機器装置2の制御部2eは、第
2記憶部2jから所定の指紋データ及び所定のプログラ
ムを読み出す第2読み出し部3aと、判断部2hによる
判断結果に基づいて、第2読み出し部3aが第2記憶部
2jから上記所定の指紋データ及び所定のプログラムを
読み出すことを制御する読み出し制御部3bを有する。
なお、第2読み出し部3a及び読み出し制御部3bは、
制御部2eの外にあってもよい。
【0126】読み出し制御部3bは、第2記憶部2jに
記憶された所定の指紋データ及び所定のプログラムが記
憶されている記憶領域を保持している。そして、読み出
し制御部3bは、判断部2hから指紋データが一致しな
い旨を取得したら、第2読み出し部3aに対して、上記
記録領域から所定の指紋データ及び所定のプログラムを
常に読み出さないように制御する。
【0127】なお、上述の変形例1から9までは、少な
くとも2つ以上を組み合わせることも可能である。
【0128】(変形例10)上述した電子機器装置2に
は、第1記憶部2cが設置されているが、この第1記憶
部2cを設置しないようにすることも可能である。図1
3は、変形例10の電子機器装置の構成を示す図であ
る。図13において、図1に示す構成と同一構成につい
ては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0129】変形例10のシステムの動作を、図3,
4,5に示すフローチャート図を用いて説明する。この
場合には、指紋データ生成部2bにより生成された第1
指紋データを第1記憶部2cに記憶する処理(S10
0,S105、S110、S115)はなくなる。ま
た、ステップS150の後、記録媒体の購入者が指紋入
力部2aを用いて、指紋画像を入力する。すると、指紋
データ生成部2bは、入力された指紋画像に基づいて、
第1指紋データを生成する。
【0130】そして、生成された第1指紋データは制御
部2eへ送られる。制御部2eは、書き込み部2gに対
して、記録媒体上の指紋データ用領域に、第1指紋デー
タの書き込み動作を行うように指示する。その後、ステ
ップS170、S175の処理が行われる。
【0131】また、S200、S205、S210の代
わりに、以下の処理が行われる。
【0132】所定の指紋データ及び所定のプログラムが
書き込まれた記録媒体が記録媒体収納部2dに収納され
る。この収納された旨が制御部2eに通知されると、制
御部2eは、出力部2kにより、指紋を指紋入力部2a
に入力するように指示する旨を出力させる。電子機器装
置2の使用者は、指紋入力部2aを用いて指紋画像を入
力すると、指紋データ生成部2bは、入力された指紋画
像に基づいて、第2指紋データを生成する。
【0133】生成された第2指紋データは、判断部2h
へ送られる。判断部2hは、生成された第2指紋データ
と所定の指紋データ(読み出し部2fにより読み出され
た所定の指紋データ)とを照合し、一致するか否かを判
断する。一致する場合には、実行部2iによるプログラ
ムの実行や、第2記憶部2jによる所定の指紋データ及
び所定のプログラムの記憶処理が、実行要求やインスト
ール要求があった場合に行われる。
【0134】(変形例11)本実施の形態では、記憶媒
体において、指紋データ、プログラムを別々の領域に記
録させていたが、これに限定されず、以下のようにする
ことも可能である。
【0135】先ず、記録媒体生成装置1の制御部1d
は、プログラム記憶部1cからプログラムを読み出し、
プログラムを所定数に分割する。そして、分割したプロ
グラム(以下、分割プログラム)を書き込み部1bへ送
る。
【0136】書き込み部1bは、各分割プログラムの間
に、指紋データ書き込み用の所定の空白領域を設けなが
ら、記録媒体上の所定の領域に、各分割プログラムを書
き込んでいく。そして、書き込み部2gは、記録媒体上
の所定の領域(以下、第2記録情報領域という)に、各
分割プログラムが記録されている領域を特定する情報、
指紋データ書き込み用領域を特定する情報を書き込む。
【0137】一方、電子機器装置2の読み出し部2f
は、上記第2記録情報領域にアクセスし、指紋データ書
き込み用領域を特定する情報を制御部2eへ送る。制御
部2eは、上記情報に基づいて、上記領域の数を算出す
る。そして、制御部2eは、第1記憶部2cに記憶され
ている第1指紋データを読み出し、第1指紋データを上
記算出した数に分割した分割指紋データを生成する。そ
して、制御部2eは、書き込み部2gを介して、上記指
紋データ書き込み用領域を特定する情報に基づいて、各
指紋データ書き込み用空白領域に、それぞれ、各分割指
紋データを書き込ませる。
【0138】そして、判断部2hによる動作は、以下の
ようにして行われる。読み出し部2fは、第1記憶部2
cにより記憶された第1指紋データを読み出し、読み出
された第1指紋データを判断部2hは保持する。そし
て、制御部2eは、記録媒体の第2記録情報領域に読み
出し部2fを介してアクセスし、分割指紋データが記録
されている領域情報を読み出す。そして、制御部2e
は、上記領域情報に基づいて、読み出し部2fを介し
て、各分割指紋データを読み出す。制御部2eは、読み
出した各分割指紋データを組み合わせて指紋データを生
成し、判断部2hへ送る。そして、判断部2hによる判
断動作が行われる。
【0139】また、実行部2iによるプログラムの実行
は、以下のように行われる。分割指紋データが間に入っ
たプログラムが実行部2iに送られる。実行部2iは、
例えば、分割指紋データの部分を除外して、プログラム
を実行する。
【0140】(変形例12)実施の形態1,変形例1か
ら11では、指紋入力部2a、指紋データ生成部2b、
第1記憶部2c、第2記憶部2j、読み出し部2f、書
き込み部2g、判断部2h、実行部2i、出力部2k、
記録媒体収納部2d、制御部2eを1つの電子機器装置
に設けたが、指紋入力部2a、指紋データ生成部2b、
第1記憶部2c、書き込み部2g,記録媒体収納部2
d,各部を制御する制御部とを有する第1電子機器装置
と、読み出し部2f、書き込み部2g、判断部2h、実
行部2i、第2記憶部2j、記録媒体収納部2d、出力
部2k、各部を制御する制御部とを有する第2電子機器
装置と分けて構成してもよい。この際、第1電子機器装
置の制御部は、記録媒体から各種の情報を読み出す機能
を有する。 (変形例13)本変形例のシステムは、通信装置4を有
する。図14は、変形例13の通信装置4及び電子機器
装置2の構成を示す図である。本変形例において、実施
の形態1と同一構成については、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0141】通信装置4は、実施の形態1で示した指紋
入力部2a、指紋データ生成部2b、第1記憶部2c、
判断部2h、通信部4a、各部を制御する制御部4bを
有する。この通信部4aは、後述する電子機器装置2の
通信部4cと各種のデータの通信を行うためのものであ
る。
【0142】そして、電子機器装置2には、第1記憶部
2c、判断部2h、指紋データ生成部2b、指紋入力部
2aを設けないで、通信部4cを設ける。
【0143】そして、通信装置4の通信部4aと、電子
機器装置2の通信部4cをケーブル等により接続するこ
とにより、通信装置4及び電子機器装置2は、実施の形
態1の電子機器装置2の機能を有する。
【0144】これにより、通信装置4を各電子機器装置
2に取り付けるだけで、実施の形態1の電子機器装置2
の機能を有することができるので、記録媒体の購入者が
電子機器装置2を複数、所有しているような場合、全て
の電子機器装置2に、指紋照合のための機能を設ける必
要がなく、1つの通信装置4を用意すればよい。そし
て、必要な場合にだけ、通信装置4を各電子機器装置2
に取り付ければ良いので、指紋照合に関するコストの低
下を図れる。
【0145】実施の形態2.図15は、実施の形態2で
あるコンテンツデータ処理システムの構成を示す図であ
る。コンテンツデータ処理システムは、複数の電子機器
装置2と、公衆ネットワーク10を介して接続されたサ
ーバ装置11とを有する。なお、本実施の形態におい
て、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0146】ここでいう電子機器装置2としては、公衆
ネットワーク10上で、各サーバ装置11とデータ通信
を行えるPC端末装置を一例として考える。
【0147】(電子機器装置2)図示しない入力部に
は、所定のプログラムの購入者によって、例えば、キー
操作により、所定のプログラムを要求する旨が入力され
る。この際、所定のプログラムを識別する情報も入力さ
れる。
【0148】また、指紋入力部2aには、上記購入者の
指紋画像が入力され、指紋データ生成部2bは、上記指
紋画像に基づいて指紋データ(以下、この指紋データを
第2指紋データという)を生成する。
【0149】なお、指紋データ生成部は、実施の形態1
と同じく、電子機器装置2の所有者の第1指紋データを
生成する機能も有する。そして、第1記憶部2cには、
電子機器装置2の所有者の第1指紋データが記憶されて
いる。
【0150】そして、電子機器装置2は、通信部2zを
有する。通信部2zには、入力された所定のプログラム
要求及び生成された第2指紋データに対して、宛先位置
情報及び送信元位置情報が制御部2eにより与えられ
て、通信部2zに送られる。通信部2zは、所定のプロ
グラム要求及び第2指紋データを、宛先位置情報に基づ
いて、公衆ネットワーク10を介して、所定のサーバ装
置11に送信する。また、通信部2zは、後述する指紋
入りプログラムを上記所定のサーバ装置11から受信す
る。
【0151】判断部2hは、指紋入りプログラム中の第
2指紋データと、第1記憶部2cに記憶された第1指紋
データ(電子機器装置2の所有者の指紋データ)とを照
合し、一致するか否かを判断する。実行部2iは、判断
結果に基づいて、前記指紋入りプログラムの中のプログ
ラムの実行を行う。
【0152】(サーバ装置11)サーバ装置11は、通
信部11a、プログラム記憶部11b、指紋データ記憶
部11c、指紋入りプログラム生成部11d、各部を制
御する制御部11eを有する。
【0153】通信部11aは、各電子機器装置2から送
信されてきた所定のプログラム要求及び第2指紋データ
を受信する。そして、所定のプログラム要求及び第2指
紋データを指紋入りプログラム生成部11dへ送る。プ
ログラム記憶部11bには、各種のプログラムが記憶さ
れている。指紋データ記憶部11cには、送信されてき
た第2指紋データが記憶される。
【0154】なお、指紋データ記憶部11cには、送信
されてきた第2指紋データを次々と記憶するようにして
もよい。また、電子機器装置2から購入者の識別情報が
第2指紋データとともに送信された場合、指紋データ記
憶部11cには、第2指紋データ及び上記識別情報を記
憶するようにしてもよい。また、同じ識別情報に対して
複数の第2指紋データが指紋データ記憶部11cに記憶
された場合には、1つの識別情報に対して、1つの第2
指紋データが記憶されるように、制御部11eは、指紋
データ記憶部11cを制御するようにしてもよい。
【0155】指紋入りプログラム生成部11dは、送信
された第2指紋データと、プログラム記憶部11bに記
憶された所定のプログラムに基づいて、指紋入りプログ
ラムを生成する。具体的には、以下のとおりである。
【0156】指紋入りプログラム生成部11dは、所定
のプログラム要求に基づいて、プログラム記憶部11b
にアクセスし、プログラム識別情報に基づいて、対応す
る所定のプログラムを読み出す。また、指紋入りプログ
ラム生成部11dは、送信された第2指紋データを保持
するとともに、上記送信された第2指紋データを指紋デ
ータ記憶部11cに記憶させる。
【0157】そして、指紋入りプログラム生成部11d
は、送信された第2指紋データと上記所定のプログラム
に基づいて、指紋入りプログラムを生成する。この際、
指紋入りプログラム生成部11dは、指紋入りプログラ
ムに対して、電子機器装置2の位置情報を宛先位置情報
として与えて、通信部11aに送る。
【0158】通信部11aは、電子機器装置2の位置情
報に基づいて、上記指紋入りプログラムを上記電子機器
装置2宛に送信する。
【0159】(コンテンツデータ処理システムを用いた
プログラム実行方法)上述の構成を有する実施の形態2
に係るシステムを用いたプログラム実行方法について以
下に説明する。図16は、その方法を説明するためのフ
ローチャート図である。
【0160】この際、ステップS100、S105、S
110、S115の動作は、予め行われている。
【0161】先ず、所定のプログラムの購入希望者(以
下、購入者という)が電子機器装置2の入力部を用い
て、所定のプログラム要求の旨を入力する(S50
0)。この際、購入者は、所定のプログラムの識別情
報、上記所定のプログラムを記憶するサーバ装置11の
位置情報(例えば、IPアドレス)も入力する。入力さ
れた各種の情報は、制御部2eへ送られる。
【0162】また、購入者は、指紋入力部2aを用いて
指紋画像を入力する(S505)。すると、指紋データ
生成部2bは、入力された指紋画像に基づいて、第2指
紋データを生成する(S510)。生成された第2指紋
データは、制御部2eへ送られる。制御部2eは、所定
のプログラム要求、第2指紋データ等を通信部2z等を
介して、サーバ装置11へ送信する(S520)。この
際、電子機器装置2の位置情報(例えば、IPアドレ
ス)も送信される。
【0163】所定のプログラム要求及び第2指紋データ
等は、通信部11aを介して、指紋入りプログラム生成
部11dへ送られる。指紋入りプログラム生成部11d
は、上記所定のプログラム要求、プログラム識別情報に
基づいて、プログラム記憶部11bから上記プログラム
識別情報に対応する所定のプログラムを読み出す(S5
30)。
【0164】また、指紋入りプログラム生成部11d
は、送られた第2指紋データを指紋データ記憶部11c
に記憶させる。そして、指紋入りプログラム生成部11
dは、送られた第2指紋データと、読み出した所定のプ
ログラムとに基づいて、指紋入りプログラムを生成する
(S540)。
【0165】指紋入りプログラムの生成方法、指紋入り
プログラムの形態については、本実施の形態では、特に
限定しない。例えば、プログラムのヘッダに指紋データ
を付与するような形態で指紋入りプログラムを生成する
ようにしてもよいし、プログラムを複数の分割プログラ
ムとし、指紋データを複数の分割指紋データとし、分割
プログラムの間に分割指紋データを挿入するような形態
で、指紋入りプログラムを生成するようにしてもよい。
これは、後述する実施の形態3でも同様である。
【0166】そして、指紋入りプログラム生成部11d
は、生成した指紋入りプログラムに対して、上記電子機
器装置2の位置情報を与えて、通信部11aへ送る。通
信部11aは、電子機器装置2の位置情報に基づいて、
公衆ネットワーク10を介して、電子機器装置2へ上記
指紋入りプログラムを送信する(S545)。
【0167】電子機器装置2の通信部2zが、指紋入り
プログラムを受信すると、制御部2eへ送る。制御部2
eは、指紋入りプログラムを第2記憶部2jに記憶させ
る(ダウンロード)とともに、判断部2hに判断動作を
行うように指示する(S550)。
【0168】判断部2hは、第2記憶部2jに記憶され
た指紋入りプログラム中の第2指紋データを読み出すと
ともに、第1記憶部2cに記憶された第1指紋データを
読み出し、第1指紋データと第2指紋データが一致する
か否かを判断する(S555)。
【0169】一致しない場合には、判断部2hは、その
旨を制御部2eに通知すると、制御部2eは、出力部2
kに対して、所定のプログラムの実行ができない旨を出
力させる(S560)。
【0170】そして、例えば、実施の形態1の変形例
8,9のように、制御部2eは、第2記憶部2jに記憶
された指紋入りプログラムを消去してもよい。また、指
紋入りプログラムを消去しないで、制御部2eは、第2
記憶部2jから指紋入りプログラムの読み出しができな
いように第2読み出し部3aを制御してもよい。
【0171】一致する場合には、判断部2hは、その旨
を制御2eに通知すると、ダウンロードが終了した旨を
出力部2kに出力させる。そして、ステップS580に
て、判断部2hは、判断結果を制御部2eへ通知する。
制御部2eは、ダウンロードされたプログラムの実行を
行うことを判断する。
【0172】そして、例えば、入力部により、プログラ
ム実行要求が入力された場合には、その旨が制御部2e
に通知される。制御部2eは、第2記憶部2jから上記
指紋入りプログラムを読み出し、実行部2iに対して送
る。実行部2iは、指紋入りプログラム中に含まれるプ
ログラムの実行を行う。
【0173】(記録媒体への記録動作)本実施の形態で
は、上述した電子機器装置2の第2記憶部2jに記憶さ
れた指紋入りプログラムを記録媒体に記録することもで
きる。
【0174】この場合、電子機器装置2の使用者が記録
媒体収納部2dに記録媒体を収納すると、指紋入りプロ
グラムを制御部2eが第2記憶部2jから読み出す。制
御部は、上記記録媒体上の所定領域に書き込み部2gを
介して、指紋入りプログラムを書き込む。これにより、
指紋書き込み記録媒体が生成される。
【0175】そして、指紋書き込み記録媒体が生成され
た後は、実施の形態1と同様な動作が行われ、上記記録
媒体の購入者が所有する電子機器装置2であれば、上記
記録媒体に記録された指紋データと、第1記憶部2cに
記憶された第1指紋データは一致するので、指紋入りプ
ログラム中のプログラムの実行ができるが、購入者以外
の者が所有する電子機器装置2では、プログラムの実行
はできない。但し、上記購入者が所有しない電子機器装
置2でも、上記購入者が指紋入力部2aに指紋画像を入
力して、指紋データが生成された場合には、この生成さ
れた指紋データと、上記記録媒体に記録された指紋デー
タとは一致するので、上記プログラムの実行を行えるよ
うにしてもよい。
【0176】(作用効果)本実施の形態においても、電
子機器装置2の第1記憶部2cには、その所有者の第1
指紋データが記憶されている。そして、所定のプログラ
ムを購入する購入者の指紋画像に基づいて、指紋データ
生成部2bは、第2指紋データを生成する。そして、サ
ーバ装置11から送信された所定のプログラムと、第2
指紋データに基づいて、指紋入りプログラム生成部11
dは、指紋入りプログラムを生成する。
【0177】そして、判断部2hは、第1記憶部2cに
記憶された第1指紋データと、指紋入りプログラム中の
第2指紋データとを照合し、一致する場合には、プログ
ラムの実行が実行部2iにより行われる。
【0178】このため、所定のプログラムを購入した者
とは異なる者が、自分の所有する電子機器を用いて、上
記プログラムの実行を行おうとしても、指紋データが一
致しないため、上記プログラムの実行等を行うことがで
きない。この結果、所定のプログラムを購入した者だけ
が、プログラムの実行を行えることができるので、購入
者以外の者によるプログラムの実行を防止することがで
きる。
【0179】(実施の形態2の変形例1)なお、S55
5で、一致しないと判断された場合でも、第2記憶部2
jに記憶された指紋入りプログラムをそのまま残して、
読み出しができるようにしてもよい。但し、指紋入力部
2aにより入力された指紋画像に基づいて生成された第
3指紋データと、第2記憶部2jに記憶されている第2
指紋データとが一致しないと、上記指紋入りプログラム
の読み出しや実行ができない。
【0180】(実施の形態2の変形例2)変形例2で
は、以下のようにすることもできる。即ち、判断部2h
が第2指紋データと、第1指紋データとが一致しないと
判断した場合(S555)、出力部2kは、所定のプロ
グラムの購入者の指紋を要求する旨を出力する。
【0181】そして、電子機器装置2を使用する者は、
出力部2kによる出力に基づいて、指紋入力部2aを用
いて、指紋画像を入力する。すると、指紋データ生成部
2bは、入力された指紋画像に基づいて、第3指紋デー
タを生成する。
【0182】第3指紋データは、判断部2hへ送られ
る。判断部2hは、保持していた第2指紋データと、生
成された第3指紋データとを照合し、一致する場合に
は、制御部2eは、所定のプログラムの実行を行うこと
を判断する。そして、所定のプログラムの実行要求が入
力部により入力された場合には、実行部2iは、上記所
定のプログラムの実行を行う。
【0183】(実施の形態2の変形例3)実施の形態2
では、ある電子機器装置2(PC端末装置)が指紋デー
タを送信し、指紋入りプログラムを受信して、照合動
作、記録媒体へ指紋入りプログラムを記録する動作を行
い、この指紋入りプログラムが記録された記録媒体を他
の電子機器装置2(テレビゲーム装置)に記録媒体を収
納して、プログラムの読み出しにより、プログラムの実
行を行わせていたが、以下のようにすることも可能であ
る。
【0184】図17は、変形例3に係るコンテンツデー
タ処理システムの構成を示す図である。図において、実
施の形態2と同一構成については、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0185】コンテンツデータ処理システムは、サーバ
装置11と、公衆ネットワーク10を介してサーバ装置
11と接続された複数のPC端末装置12、複数のテレ
ビゲーム装置13、複数の交換装置20を有する。交換
装置20には、携帯端末装置22と無線通信を行う基地
局21が接続されている。
【0186】各装置(PC端末装置、テレビゲーム装
置、携帯端末装置)は、実施の形態2で示す電子機器装
置2の機能を有する。
【0187】そして、各装置からそれぞれ、所定のプロ
グラム要求、第2指紋データがサーバ装置11に送信さ
れる。サーバ装置11は、各装置からの要求に基づい
て、指紋入りプログラムを生成し、各装置宛に指紋入り
プログラムを送信する。その後、判断部2h、制御部2
e、実行部2iによる動作、記録媒体への指紋入りプロ
グラムの書き込み動作が行われる。なお、携帯端末装置
22については、サーバ装置11とデータ通信を行う場
合は、基地局21、交換装置20を介して行うことにな
る。
【0188】変形例3では、PC端末装置12を介さな
くとも、テレビゲーム装置13や携帯端末装置22が指
紋入りプログラムの実行、記録媒体への指紋入りプログ
ラムの記録動作が行える。
【0189】実施の形態3.実施の形態2では、公衆ネ
ットワーク10の回線に、指紋データが送受信される
が、指紋データを途中で盗まれることを防止するよう
に、以下のようにコンテンツデータ処理システムを構成
することも可能である。図18は、実施の形態3のコン
テンツデータ処理システムの構成を示す図である。実施
の形態2と同一構成、機能については、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0190】(電子機器装置2の構成)各電子機器装置
2は、指紋入りプログラム生成部11dを有する。指紋
入りプログラム生成部11dは、サーバ装置11から送
信されてきたプログラムと、指紋データ生成部2bによ
り生成された第2指紋データに基づいて指紋入りプログ
ラムを生成する。
【0191】判断部2hは、指紋入りプログラム中の第
2指紋データと、第1記憶部2cに記憶された第1指紋
データとを照合し、一致するか否かを判断する。実行部
2iは、判断結果に基づいて、前記指紋入りプログラム
の中のプログラムの実行を行う。
【0192】(サーバ装置の構成)サーバ装置11は、
通信部11a、制御部11e、プログラム記憶部11b
を有する。プログラム記憶部11bには、各種のプログ
ラムが記憶されている。通信部11aは、各電子機器装
置2から送信されてきたプログラム要求を受信する。ま
た、通信部11aは、受信したプログラム要求に基づい
て、所定のプログラムを電子機器装置2宛に送信する。
【0193】(コンテンツデータ処理システムの動作)
上述の構成を有する実施の形態3に係るコンテンツデー
タ処理システムを用いたプログラム実行方法について、
以下に説明する。図19は、その方法を説明するための
フローチャート図である。なお、実施の形態2(図1
6)と同一動作については、その説明を簡略化する。
【0194】先ず、所定のプログラム購入希望者(以
下、購入者という)電子機器装置2の使用者が入力部を
用いて、所定のプログラム要求の旨、所定のプログラム
の識別情報を入力する(S600)。また、使用者(以
下、購入者という)が指紋入力部2aを用いて指紋画像
を入力すると、上記指紋画像に基づいて、指紋データ生
成部2bは、第2指紋データを生成する(S605)。
そして、指紋データ生成部2bは、生成した第2指紋デ
ータを指紋入りプログラム生成部11dへ送る。この
際、所定のプログラム要求の旨は、プログラムの識別情
報とともに、制御部2eへ送られる。
【0195】制御部2eは、所定プログラム要求、プロ
グラム識別情報を通信部2z、公衆ネットワーク10を
介して、サーバ装置11へ送信する(S610)。
【0196】所定のプログラム要求等は、通信部11a
を介して、制御部11eへ送られる。制御部2eは、上
記所定のプログラム要求等に基づいて、プログラム記憶
部11bから所定のプログラムを取得する。制御部2e
は、通信部11aを介して、取得したプログラムを電子
機器装置2に対して送信する(S620)。
【0197】電子機器装置2の通信部2zは、所定のプ
ログラムを受信し、指紋入りプログラム生成部11dへ
送る。指紋入りプログラム生成部11dは、送られたプ
ログラム、保持していた第2指紋データに基づいて、指
紋入りプログラムを生成する(S625)。
【0198】生成した指紋入りプログラムは、第2記憶
部2jに送られ、記憶される(S627)。また、指紋
入りプログラムを生成した場合には、その旨が判断部2
hへ送られる。それ以降は、ステップS555以降の処
理と同じである。
【0199】本実施の形態では、実施の形態2の効果に
加えて、公衆ネットワーク10に自己の指紋データが流
出されることがないので、他人に自己の指紋データを盗
まれ、悪用されるようなことを防止できる。
【0200】また、本実施の形態においても、(2)記
録媒体への記録動作、実施の形態2の変形例1、変形例
2、変形例3を同様に適用することが可能である。
【0201】(適用例1)実施の形態1から3、実施の
形態1の各変形例、実施の形態2の各変形例、実施の形
態3の各変形例では、電子機器装置2として、PC端末
装置やテレビゲーム装置について、説明したが、音声再
生装置、映像再生装置についても同様に適用できる。音
声再生装置とは、例えば、CDプレーヤー装置等であ
り、映像再生装置とは、例えば、DVDプレーヤー装置
等である。
【0202】この場合、実施の形態1等では、コンテン
ツデータとして、プログラムを用いたが、変形例2で
は、音声データ(例えば、音楽)や映像データ(例え
ば、映画)となる。そして、記憶媒体には、プログラム
でなく、音声データや映像データが記録される。
【0203】適用例1の電子機器装置では、実行部2i
の代わりに、再生部を設けるようにする。再生部は、読
み出し部2fを介して、記録媒体から音声データ/映像
データが送られた場合には、音声データ/映像データに
ついて、増幅処理等を行うことで、再生動作を行う。
【0204】また、PC端末装置やテレビゲーム装置に
より指紋書き込み用記録媒体に指紋データが書き込まれ
た後(S150からS175)、上記記録媒体を取り出
し、音楽再生装置や映像再生装置に収納した場合につい
ても、判断部2hによる指紋データの照合動作、再生部
による再生動作、第2記憶部2jによる記憶動作(S2
00からS240)が行われるようにすることもでき
る。
【0205】また、音楽再生装置や映像再生装置により
記録媒体に指紋データが書き込まれた後(S150から
S175)、記録媒体を取り出し、PC端末装置に収納
した場合についても、上述したステップS200からS
240の動作が行われるようにすることも可能である。
【0206】そして、上述した実施の形態1から3、実
施の形態1の変形例1〜13、実施の形態2の変形例1
〜3、実施の形態3の変形例1〜3において、プログラ
ムを音声/映像データに代え、プログラムの実行を音声
/映像データの再生に代えることにより、本適用例の適
用が可能である。
【0207】また、コンテンツデータとして、文字デー
タを用いることも可能である。この場合には、例えば、
文字データがプログラムと一緒になっている場合には、
実行部による実行動作が行われ、文字データが映像デー
タといっしょになっている場合には、再生部による再生
動作が行われる。
【0208】(適用例2)実施の形態1から3、実施の
形態1の各変形例、実施の形態2の各変形例、実施の形
態3の各変形例、適用例1では、指紋入力部2a及び指
紋データ生成部2bを用い、指紋データを用いて照合動
作を行っていたが、例えば、以下のようにすることもで
きる。
【0209】電子機器装置2に設けられた指紋入力部2
a、指紋データ生成部2bの代わりに、撮影部(図示せ
ず)、画像データ生成部(図示せず)を設ける。そし
て、撮影部は、電子機器装置2の所有者の所有物(例え
ば、印鑑、ゼラチン、ゴム、木、金属、化学製品等)の
画像である認証用画像を撮影する。撮影された認証用画
像は、画像データ生成部へ送られる。画像データ生成部
は、送られた認証用画像に基づいて認証用画像データを
生成する。
【0210】そして、指紋データを認証用画像データに
置き換え、指紋入力部2aにより指紋画像を入力する代
わりに、撮影部が認証用画像を撮影し、指紋データ生成
部2bが、指紋データを生成する代わりに、画像データ
生成部が認証用画像データを生成するようにすること
で、本適用例を、実施の形態1から3、実施の形態1の
変形例1〜13、実施の形態2の変形例1〜3、実施の
形態3の変形例1〜3、適用例1に適用することが可能
である。
【0211】また、電子機器装置2に、指紋入力部2
a、指紋データ生成部2bとともに、撮影部、画像デー
タ生成部を設けるようにしてもよい。
【0212】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンテンツデータが書き込まれた記録媒体を購入した購入
者以外は、自分の電子機器装置を用いて、上記記録媒体
に書き込まれたコンテンツデータを行うことができな
い。この結果、プログラム作成者や音声/映像データの
制作者の著作権の侵害となる行為が行われることを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のコンテンツデータ処理システム
の構成を示す図である。
【図2】実施の形態1の指紋書き込み記録媒体の生成動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図3】実施の形態1の第1指紋データを記憶する動作
を説明するためのフローチャート図である。
【図4】実施の形態1における購入者の指紋データを書
き込む動作を説明するためのフローチャート図である。
【図5】指紋データの照合動作、実行部による実行動作
等を説明するためのフローチャート図である。
【図6】実施の形態1の変形例4の電子機器装置の構成
を示す図である。
【図7】実施の形態1の変形例5の電子機器装置の構成
を示す図である。
【図8】実施の形態1の変形例6の電子機器装置の構成
を示す図である。
【図9】実施の形態1の変形例6を説明するための指紋
画像を示す図である。
【図10】実施の形態1の変形例6を説明するための特
徴点ベクトルを示す図である。
【図11】実施の形態1の変形例6を説明するための指
紋画像Zを示す図である。
【図12】実施の形態1の変形例9に係る制御部の構成
を示す図である。
【図13】実施の形態1の変形例10の電子機器装置の
構成を示す図である。
【図14】実施の形態1の変形例13の通信装置、電子
機器装置の構成を示す図である。
【図15】実施の形態2のコンテンツデータ処理システ
ムの構成を示す図である。
【図16】実施の形態2のコンテンツデータ処理システ
ムを用いたプログラム実行方法を説明するためのフロー
チャート図である。
【図17】実施の形態2のコンテンツデータ処理システ
ムの変形例3を示す図である。
【図18】実施の形態3のコンテンツデータ処理システ
ムの構成を示す図である。
【図19】実施の形態3のコンテンツデータ処理システ
ムを用いたプログラム実行方法を説明するためのフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 指紋書き込み用記録媒体生成装置、1a 記録媒体
収納部,1b 書き込み部,1c プログラム記憶部,
1d 制御部,2 電子機器装置,2a 指紋入力部,
2b 指紋データ生成部,2c 第1記憶部,2d 記
録媒体収納部,2e 制御部,2f 読み出し部,2g
書き込み部,2h 判断部,2i 実行部,2j 第
2記憶部,2k 出力部,2m 暗号処理部,2n 乱
数処理部,2r 特徴点処理部 3a 第2読み出し
部,3b 読み出し制御部,2z,4a,4c,10
公衆ネットワーク,11a 通信部,11b プログラ
ム記憶部,11c 指紋データ記憶部,11d 指紋入
りプログラム生成部,11e制御部 12 パソコン装
置,13 テレビゲーム装置,20 交換装置,21基
地局,22 移動端末

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆ネットワークを介して、サーバ装置
    から送られたプログラム、文字データ、音声データ、映
    像データ等のコンテンツデータを電子機器装置が読み出
    して、前記コンテンツデータに対する処理を行うコンテ
    ンツデータ処理システムであって、 電子機器装置の所有者の指紋、所有物の画像である認証
    用画像を取得し、取得した認証用画像に基づいて、第1
    認証用画像データを生成する第1認証用画像データ生成
    手段と、 前記第1認証用画像データを記憶する第1記憶手段と、 前記コンテンツデータを購入する購入者の指紋、所有物
    の画像である認証用画像を取得し、取得した認証用画像
    に基づいて、第2認証用画像データを生成する第2認証
    用画像データ生成手段と、 前記第2認証用画像データと、前記コンテンツデータと
    に基づいて、認証用画像入りコンテンツを生成する認証
    画像入りコンテンツ生成手段と、 前記第1記憶手段に記憶された第1認証用画像データ
    と、前記認証用画像入りコンテンツ中の第2認証用画像
    データとを照合し、一致するか否かを判断する判断手段
    と、 前記判断結果に基づいて、前記認証用画像入りコンテン
    ツ中のコンテンツデータの処理を行う処理手段とを有す
    ることを特徴とするコンテンツデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバ装置は、 電子機器装置からコンテンツデータの要求を受信する受
    信手段と、 前記要求に基づいて、前記コンテンツデータを前記電子
    機器装置に送信する送信手段とを有し、 前記電子機器装置は、前記認証画像入りコンテンツ生成
    手段を有し、前記認証用画像入りコンテンツ生成手段
    は、前記コンテンツデータと、前記第2認証用画像デー
    タ生成手段により生成された第2認証用画像データとに
    基づいて、認証用画像入りコンテンツを生成することを
    特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 プログラム、文字データ、音声データ、
    映像データ等のコンテンツデータが書き込まれた記録媒
    体から、前記コンテンツデータを読み出して、前記コン
    テンツデータの処理を行う電子機器装置であって、 当該電子機器装置の所有者の指紋、所有物等の画像であ
    る認証用画像を取得し、取得した認証用画像に基づい
    て、第1認証用画像データを生成する認証用画像データ
    生成手段と、 前記第1認証用画像データを記憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段に記憶された第1認証用画像データ
    を、前記所有者が購入した前記記録媒体に対して、書き
    込む書き込み手段と、 所定の認証用画像データ及び所定のコンテンツデータが
    書き込まれた記録媒体から、前記所定の認証用画像デー
    タを読み出す読み出し手段と、 前記所定の認証用画像データと、前記第1記憶手段に記
    憶された前記第1認証用画像データとを照合し、一致す
    るか否かを判断する判断手段と、 前記判断結果に基づいて、前記所定のコンテンツデータ
    の処理を行う処理手段とを有することを特徴とする電子
    機器装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の認証用画像データと、前記第
    1記憶手段に記憶された前記第1認証用画像データとが
    一致しないと前記判断手段により判断された場合、前記
    認証用画像の入力を要求する旨を出力する出力手段を有
    し、 前記認証用画像データ生成手段は、前記出力手段による
    出力結果に基づいて入力された認証用画像を取得し、取
    得した認証用画像に基づいて、第2認証用画像データを
    生成し、 前記判断手段は、前記認証用画像データ生成手段により
    生成された前記第2認証用画像データと、前記所定の認
    証用画像データとを照合し、一致するか否かを判断し、 前記処理手段は、前記判断手段による判断結果に基づい
    て、前記所定のコンテンツデータの処理を行うことを特
    徴とする請求項3に記載の電子機器装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の認証用画像データ及び前記所
    定のコンテンツデータを記憶する第2記憶手段を有し、 前記判断手段は、前記第1記憶手段に記憶された前記第
    1認証用画像データ又は前記第2認証用画像データと、
    前記第2記憶手段に記憶された前記所定の認証用画像デ
    ータとを照合し、前記第1認証用画像データ又は前記第
    2認証用画像データのうち、少なくとも1つが前記所定
    の認証用画像データと一致するか否かを判断し、 前記処理手段は、前記判断手段による判断結果に基づい
    て、前記所定のコンテンツデータの処理を行うことを特
    徴とする請求項4に記載の電子機器装置。
  6. 【請求項6】 前記認証用画像データ生成手段により生
    成された第1認証用画像データに対して、暗号処理、乱
    数処理、特徴点処理等のセキュリティ処理を行い、第1
    セキュリティ化認証用画像データを生成するセキュリテ
    ィ化認証用画像データ生成手段と、 前記第1記憶手段は、前記第1セキュリティ化認証用画
    像データを記憶し、 前記書き込み手段は、前記所有者により購入されるとと
    もに前記コンテンツデータが書き込まれた記録媒体に対
    して、前記第1セキュリティ化認証用画像データを書き
    込み、 前記読み出し手段は、所定のセキュリティ化認証用画像
    データと所定のコンテンツデータとが書き込まれた記録
    媒体から、前記所定のセキュリティ化認証用画像データ
    を読み出し、 前記判断手段は、前記所定のセキュリティ化認証用画像
    データと、前記第1記憶手段に記憶された第1セキュリ
    ティ化認証用画像データとを照合し、一致するか否かを
    判断し、 前記処理手段は、前記判断結果に基づいて、前記所定の
    コンテンツデータの処理を行うことを特徴とする請求項
    3乃至5のうち、いずれか1の請求項に記載の電子機器
    装置。
  7. 【請求項7】 プログラム、文字データ、音声データ、
    映像データ等のコンテンツデータが書き込まれた記録媒
    体から、前記コンテンツデータを読み出して、前記コン
    テンツデータの処理を行う電子機器装置であって、 当該電子機器装置の所有者の指紋、所有物等の画像であ
    る認証用画像を取得し、取得した認証用画像に基づい
    て、第1認証用画像データを生成する認証用画像データ
    生成手段と、 当該認証用画像データ生成手段により生成された前記第
    1認証用画像データを、前記所有者が購入した前記記録
    媒体に書き込む書き込み手段と、 所定の認証用画像データ及び所定のコンテンツデータが
    書き込まれた記録媒体から、前記所定の認証用画像デー
    タを読み出す読み出し手段と、 前記認証用画像の入力を要求する旨を出力する出力手段
    と、 前記認証用画像データ生成手段が、前記出力手段による
    出力結果に基づいて入力された認証用画像を取得し、取
    得した認証用画像に基づいて、第2認証用画像データを
    生成した場合、前記所定の認証用画像データと、前記第
    2認証用画像データとを照合し、一致するか否かを判断
    する判断手段と、 前記判断結果に基づいて、前記所定のコンテンツデータ
    の処理を行う処理手段とを有することを特徴とする電子
    機器装置。
  8. 【請求項8】 公衆ネットワークを介して、サーバ装置
    から送られたプログラム、文字データ、音声データ、映
    像データ等のコンテンツデータを読み出して、前記コン
    テンツデータに対する処理を行う電子機器装置であっ
    て、 当該電子機器装置の所有者の指紋、所有物の画像である
    認証用画像を取得し、取得した認証用画像に基づいて、
    第1認証用画像データを生成する第1認証用画像データ
    生成手段と、 前記第1認証用画像データを記憶する第1記憶手段と、 前記コンテンツデータを購入する購入者の指紋、所有物
    の画像である認証用画像を取得し、取得した認証用画像
    に基づいて、第2認証用画像データを生成する第2認証
    用画像データ生成手段と、 当該第2認証用画像データ生成手段により生成された前
    記第2認証用画像データと、前記コンテンツデータとに
    基づいて、生成された認証用画像入りコンテンツ中の第
    2認証用画像データと、前記第1記憶手段に記憶された
    第1認証用画像データとを照合し、一致するか否かを判
    断する判断手段と、 前記判断結果に基づいて、前記認証用画像入りコンテン
    ツ中のコンテンツデータの処理を行う処理手段とを有す
    ることを特徴とする電子機器装置。
  9. 【請求項9】 前記サーバ装置から送信されたコンテン
    ツデータと、前記第2認証用画像データ生成手段により
    生成された第2認証用画像データとに基づいて、認証用
    画像入りコンテンツを生成する認証用画像入りコンテン
    ツ生成手段を有し、 前記判断手段は、前記認証画像入りコンテンツ中の前記
    第2認証用画像データと、前記第1記憶手段に記憶され
    た第1認証用画像データとを照合し、一致するか否かを
    判断し、 前記処理手段は、前記判断結果に基づいて、前記認証用
    画像入りコンテンツ中のコンテンツデータの処理を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器装置。
  10. 【請求項10】 前記判断手段が、前記認証画像入りコ
    ンテンツ中の前記第2認証用画像データと、前記第1記
    憶手段に記憶された前記第1認証用画像データとが一致
    しないと判断した場合、認証用画像を入力するように要
    求する旨を出力する出力手段を有し、 前記第2認証用画像データ生成手段は、前記出力手段に
    よる出力結果に基づいて入力された認証用画像から、第
    3認証用画像データを生成し、 前記判断手段は、前記第3認証用画像データと、前記認
    証画像入りコンテンツ中の前記第2認証用画像データと
    を照合し、一致するか否かを判断し、 前記処理手段は、前記判断手段による判断結果に基づい
    て、前記認証用画像入りコンテンツ中のコンテンツデー
    タの処理を行うことを特徴とする請求項8又は9に記載
    の電子機器装置。
  11. 【請求項11】 前記認証用画像入りコンテンツを記憶
    する第2記憶手段を有し、 前記判断手段は、前記第1記憶手段に記憶された前記第
    1認証用画像データ又は前記第3認証用画像データと、
    前記第2記憶手段に記憶された認証用画像入りコンテン
    ツ中の前記第2認証用画像データとを照合し、前記第1
    認証用画像データ又は前記第3認証用画像データのう
    ち、少なくとも1つが前記第2認証用画像データと一致
    するか否かを判断し、 前記処理手段は、前記判断手段による判断結果に基づい
    て、前記第2記憶手段に記憶された前記認証用画像入り
    コンテンツ中のコンテンツデータの処理を行うことを特
    徴とする請求項10に記載の電子機器装置。
  12. 【請求項12】 公衆ネットワークを介して、プログラ
    ム、文字データ、音声データ、映像データ等のコンテン
    ツデータを電子機器装置に送るサーバ装置であって、 前記コンテンツデータを購入する購入者の指紋、所有物
    の画像である認証用画像に基づいて生成された第2認証
    用画像データと、コンテンツデータの要求を前記電子機
    器装置から受信する受信手段と、 前記要求に対応するコンテンツデータと、前記第2認証
    用画像データとに基づいて、認証用画像入りコンテンツ
    を生成する認証用画像入りコンテンツ生成手段と、 生成された認証用画像入りコンテンツを前記電子機器装
    置に送信する送信手段とを有することを特徴とするサー
    バ装置。
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