JP2003279933A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003279933A
JP2003279933A JP2002079442A JP2002079442A JP2003279933A JP 2003279933 A JP2003279933 A JP 2003279933A JP 2002079442 A JP2002079442 A JP 2002079442A JP 2002079442 A JP2002079442 A JP 2002079442A JP 2003279933 A JP2003279933 A JP 2003279933A
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substrate
heat dissipation
dissipation plate
display device
liquid crystal
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JP2002079442A
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English (en)
Inventor
Makoto Oue
誠 大植
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱板を基板に接着しても、そのための接着
剤によって、各基板間の間隔が不均一になることを防止
できる表示装置を提供する。 【解決手段】 第1および第2放熱板23,24は、表
示素子21の第1および第2基板25,26よりも熱伝
導率が高い材料から成り、第1放熱板は、第1基板に接
着剤22によって貼合わされ、第2放熱板は、第2基板
に接着剤によって貼合わされる。第1および第2放熱板
が貼合わされた状態で、各基板同士が貼合わされる基板
間貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部における
第1放熱板と第1基板との間隔と、第2放熱板と第2基
板との間隔とが、基板間貼合領域における間隔よりも小
さくなるように、第1および第2放熱板が形成される。
このように第1および第2放熱板を形成することによっ
て、各基板間の間隔が、接着剤によって不均一になるこ
とを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画および動画
を含む各種の画像を表示する表示装置に関し、表示素子
の温度上昇を防止するための放熱板を備える表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】静止画および動画を含む各種の画像を表
示する表示装置の一例として、液晶表示装置が挙げられ
る。液晶表示装置の表示素子は、2つの基板がシール材
によって貼合わされるとともに、2つの基板とシール材
とに囲まれる空間に、液晶が注入されて形成される。ま
たこの表示素子は、表示面において輝度およびコントラ
ストのばらつきを小さくし、かつ高輝度および高コント
ラストを実現するにあたって、輝度およびコントラスト
のばらつきを小さくするために、各基板間の間隔が均一
になるように形成する必要がある。
【0003】表示素子の各基板間の間隔を均一にする従
来技術として、特開平9−160055号公報に示され
る液晶表示装置の製造方法がある。この方法は、各基板
間の間隔が均一になるような変形力を基板に与えながら
シール材を硬化させて、基板同士を貼合わせる構成にな
っている。この液晶を基板間に注入する前に、変形力を
各基板に与える方法では、各基板間の間隔を制御するた
めの変形力の制御が非常に難しいという問題がある。
【0004】また表示素子の各基板間の間隔を均一にす
る他の従来技術として、各基板間にプラスチックビーズ
を全体に散布したり、柱状スペーサを設置する方法があ
る。プラスチックビーズは、スチレンおよびシロキサン
を主成分とする架橋共重合体、ならびにジビニルベンゼ
ンを主成分とする架橋共重合体等から成る。また柱状ス
ペーサは、有機樹脂であるネガ型およびポジ型の感光性
アクリル樹脂から成る。このような方法では、プラスチ
ックビーズおよび柱状スペーサを、基板に形成される配
線上に精度よく配置する必要がある。
【0005】上述のプラスチックビーズを用いる方法で
は、液晶表示装置が投射形である場合、表示面に投射さ
れた画像に、表示領域に散布されたプラスチックビーズ
による影が映ってしまう。プラスチックビーズによる影
は、単に画質が悪化する原因となるだけでなく、乱数的
に分布しているために非常に目立ち、画質を大きく悪化
させる。このような影が目立たないようにするために、
柱状スペーサを用いる方法が提案されたが、柱状スペー
サの周囲の液晶分子が、柱状スペーサとの間の分子間力
によって配向方向が乱れ、これによって画質が悪化して
しまう。基板に遮光膜を設けることによって、このよう
な液晶分子の配向方向の乱れによる光の漏れを隠すこと
ができるが、この遮光膜によって液晶表示装置の開口率
が低下して輝度を低下させてしまう。このようにプラス
チックビーズおよび柱状スペーサによって、光の屈折等
による画質の悪化が引き起こされるので、表示素子の表
示領域にはプラスチックビーズおよび柱状スペーサを用
いないことが望ましい。
【0006】また投影形の液晶表示装置は、ランプなど
の光源からの照射光の熱によって、表示素子の温度が上
昇するので、液晶の特性が変化して、表示性能が悪化す
る。このような液晶の特性の変化を防ぐためには、表示
素子に蓄積された熱を外部に逃がさなければならない。
たとえば基板の外方に臨む一側面に防塵作用を兼ねた熱
伝導率の良好な放熱板を貼り付け、表示素子に蓄積され
ている熱を前記放熱板に伝導させて、表示素子の外部に
逃す方法がある。
【0007】図12は、従来の技術の液晶表示装置1を
示す断面図である。図12に示される液晶表示装置1で
は、光の屈折等による表示画像の画質悪化が引き起こさ
れることを防ぐために、プラスチックビーズおよび柱状
スペーサを表示領域に設けない構成になっている。液晶
表示装置1は、表示素子2、第1放熱板7、第2放熱板
8および接着剤9を含んで構成される。表示素子2は、
第1基板3、第2基板4、シール材5および液晶層6を
含んで構成される。表示素子2は、第1基板3および第
2基板4をシール材5によって貼合わせるとともに、液
晶層6が第1基板3と第2基板4との間に設けられて構
成される。
【0008】第1放熱板7は、外方に臨む第1基板3の
一表面に設けられる。第2放熱板8は、外方に臨む第2
基板4の一表面に設けられる。第1および第2放熱板
7,8が平板状のガラスである。第1放熱板7は、第1
基板3と第1放熱板7との間隔がほぼ均一になるよう
に、接着剤9によって第1基板3に貼合わされる。第2
放熱板8は、第2基板4と第2放熱板8との間隔がほぼ
均一になるように、接着剤9によって第2基板4に貼合
わされる。
【0009】図13は、第1基板3を拡大して示す断面
図である。第1基板3は、第1基体10、機能素子1
1、画素電極12および第1配向膜13を有する。第1
基体10は、ガラスから成る平板状の部材である。機能
素子11および画素電極12は、第1基体10の第2基
板4に対向される側の一表面にマトリクス状に設けられ
る。第1配向膜13は、第1基体10の第2基板4に対
向される側の一表面に、機能素子11および画素電極1
2を覆うようにして設けられる。
【0010】図14は、第2基板4を拡大して示す断面
図である。第2基板4は、第2基体14、遮光膜15、
対向電極16および第2配向膜17を有する。第2基体
14は、ガラスから成る平板状の部材である。遮光膜1
5は、第1基板3の機能素子11に対応して、第2基体
14の第1基板3に対向される側の一表面に設けられ
る。対向電極16は、第2基体14の第1基板3に対向
される側の一表面に、遮光膜15を覆うようにして設け
られる。第2配向膜17は、遮光膜15および対向電極
16を覆うようにして設けられる。
【0011】図15は、表示素子2の製造工程を示す断
面図であって、図15(1)は、第1工程を示し、図1
5(2)は、第2工程を示し、図15(3)は、第3工
程を示す。図15(1)に示す第1工程では、表示素子
2が形成される。具体的には、第1基板3の第1配向膜
13と第2基板4の第2配向膜17とが対向するように
して、第1基板3と第2基板4とが、シール材5によっ
て貼合わされる。そして第1基板3と第2基板4とシー
ル材5とに囲まれる空間18に、液晶が注入される。そ
の後、液晶が注入された前記空間18を封止することに
よって、液晶層6が形成される。
【0012】図15(2)に示す第2工程では、接着剤
9が第1および第2基板3,4に塗布される。具体的に
は、外方に臨む第1基板3の一表面と、外方に臨む第2
基板4の一表面とに、接着剤9が塗布される。
【0013】図15(3)に示す第3工程では、第1お
よび第2放熱板7,8が表示素子2に設けられる。具体
的には、第1放熱板7が接着剤9によって第1基板3に
貼合わされるとともに、第2放熱板8が接着剤9によっ
て第2基板4に貼合わされて、液晶表示装置1が完成す
る。またこのような第1および第2放熱板7,8は、表
示素子2の表面に付着する埃をデフォーカスする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図12〜図15に示す
従来の技術の液晶表示装置1では、画質の悪化を防止す
るために、プラスチックビーズおよび柱状スペーサが表
示領域に設けられないので、第1放熱板7および第2放
熱板8を表示素子2に設けると、第1基板3および第2
基板4は、シール材5によって保持された状態で、接着
剤9から外方に向かう表面張力を受ける。プラスチック
ビーズおよび柱状スペーサが表示領域に設けられないの
で、第1および第2基板3,4の中央部は、外力に対し
て弱くなっており、接着剤9の表面張力によって外方に
突出し、第1および第2基板3,4が外方に膨らんでし
まう。このように接着剤9の表面張力によって、第1基
板3と第2基板4との間の間隔が不均一になる。第1基
板3と第2基板4との間の間隔が不均一になることによ
って、表示面に表示される画像に歪みが発生する。
【0015】したがって本発明の目的は、放熱板を基板
に接着しても、そのための接着剤によって、各基板間の
間隔が不均一になることを防止することができる表示装
置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互に対向す
る2つの基板が、貼合わされて構成される表示素子と、
各基板よりも熱伝導率が高い材料から成り、表示素子の
少なくともいずれか一方の基板に接着剤によって貼合わ
され、各基板同士が貼合わされる基板間貼合領域を除く
残余の領域の少なくとも一部における基板との間隔が、
基板間貼合領域における基板との間隔よりも小さくなる
ように形成される放熱板とを含むことを特徴とする表示
装置である。
【0017】本発明に従えば、表示素子が、相互に対向
する2つの基板を貼合わせて構成される。放熱板は、各
基板よりも熱伝導率が高い材料から成り、表示素子の少
なくともいずれか一方の基板に接着剤によって貼合わさ
れる。放熱板は、各基板同士が貼合わされる基板間貼合
領域を除く残余の領域の少なくとも一部における基板と
の間隔が、基板間貼合領域における基板との間隔よりも
小さくなるように形成される。このように放熱板を形成
することによって、基板間貼合領域を除く残余の領域の
少なくとも一部において、放熱板と基板との間に介在さ
れる接着剤の量を、基板間貼合領域に比べて少なくした
放熱板を基板に貼合わせることができる。これによって
基板間貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部にお
いて、基板に与えられる接着材の表面張力を、基板間貼
合領域に比べて小さくすることができる。したがって基
板間貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部におけ
る基板の部位が、接着剤の表面張力によって外方に突出
し、基板が外方に膨らむことを防止することができる。
接着剤による基板の外方への膨みを防止することによっ
て、各基板間の間隔を均一にすることができる。
【0018】また本発明は、放熱板は、基板に対向され
る側の一表面が凸面部を有する面であり、反対側の他表
面が平面であることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、放熱板は、基板に対向さ
れる側の一表面が凸面部を有する面であり、反対側の他
表面が平面である。このように放熱板を形成することに
よって、基板の表面を平面としたまま、基板と凸面部と
の間の間隔を、放熱板が一表面も平面である場合に比べ
て小さくした状態で、放熱板を基板に貼合わせることが
できる。したがって、凸面部を基板間貼合領域を除く残
余の領域の少なくとも一部に対向させて、この基板間貼
合領域を除く残余の領域の少なくとも一部における基板
が外方に膨らむことを防止することができ、各基板間の
間隔を均一にすることができる。
【0020】また本発明は、凸面部は、曲率半径が10
mm以上2500mm以下であることを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、凸面部は、曲率半径が1
0mm以上2500mm以下である。このように凸面部
を形成することによって、凸面部を基板間貼合領域を除
く残余の領域の少なくとも一部に対向させて、基板と放
熱板との間隔を、基板間貼合領域からこの領域を除く残
余の領域の一部の局所位置に向かうにつれて、徐々に小
さくした状態で、放熱板を基板に貼合わせることができ
る。したがって基板間貼合領域を除く残余の領域の少な
くとも一部における基板が、外方に膨らむことをより確
実に防止することができ、各基板間の間隔を均一にする
ことができる。
【0022】また本発明は、凸面部は、曲率半径が10
mm以上400mm以下であることを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、凸面部は、曲率半径が1
0mm以上400mm以下である。このように凸面部を
形成することによって、凸面部を基板間貼合領域を除く
残余の領域の少なくとも一部に対向させて、基板と放熱
板との間隔を、基板間貼合領域からこの領域を除く残余
の領域の一部の局所位置に向かうにつれて、徐々に小さ
くした状態で、放熱板を基板に貼合わせることができ
る。したがって基板間貼合領域を除く残余の領域の少な
くとも一部における基板が、外方に膨らむことをより確
実に防止することができ、各基板間の間隔を均一にする
ことができる。
【0024】また凸面部の曲率半径を上述のように小さ
くすることによって、基板間貼合領域を除く残余の領域
の少なくとも一部の一点では、基板と放熱板との間隔を
可及的に小さくするとともに、その周囲での基板と放熱
板との間隔を大きくして、基板と放熱板との接着に必要
な充分な接着剤を介在させ、剥離などを生じない充分な
接着強度で接着することができる。
【0025】また本発明は、放熱板は、熱伝導率が1W
/mK以上であることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、放熱板は、熱伝導率が1
W/mK以上である。これによって、表示装置の熱を外
気に接触する放熱板の部位に速やかに伝導させることが
できる。これによって表示装置の放熱性を向上させて、
表示装置の温度上昇を防止して、表示装置を好適な状態
で保持することができる。
【0027】また本発明は、放熱板は、厚みが1mm以
上であることを特徴とする。本発明に従えば、放熱板
は、厚みが1mm以上である。たとえば表示装置が投射
形である場合、1mm以上の厚みを有する放熱板を用い
ることによって、表示面に塵の像が結像することを防止
することができるので、表示すべき画像の画質が低下す
ることを防止することができる。このようにして放熱板
に付着する塵による表示装置の表示不良を防止すること
ができる。
【0028】また本発明は、各基板間に液晶が封入され
る液晶表示装置であることを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、表示装置は、各基板間に
液晶が封入される液晶表示装置である。放熱板を設けて
表示素子の温度上昇を防止することによって、液晶の特
性が温度上昇によって変化することを防止して、表示不
良を防止することができるうえ、放熱板を設けることに
よる弊害も防止して、好適な液晶表示装置を実現するこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある液晶表示装置20を示す断面図である。液晶表示装
置20は、液晶分子の配向方向を電圧によって変化させ
て、静止画および動画を含む各種の画像を表示する表示
装置であって、表示素子21、接着剤22、第1放熱板
23および第2放熱板24を含んで構成される。表示素
子21は、相互に対向する第1基板25および第2基板
26が、貼合されて構成される。表示素子21は、シー
ル材27および液晶層28をさらに含む。
【0031】第1基板25および第2基板26は、相互
に平行に、間隔をあけて設けられる。第1基板25およ
び第2基板26は、絶縁性を有し、少なくとも一方が透
光性を有する。第1および第2基板25,26は、光の
透過率の高い材料から成る。シール材27は、第1基板
25と第2基板26との間に設けられる。シール材27
は、第1基板25と第2基板26とを相互に接着すると
ともに、第1基板25と第2基板26との間に収容空間
29を形成する。
【0032】シール材27は、第1基板25と第2基板
26との間に設けられる状態で、周方向一箇所で分断さ
れる切欠き部を有する。シール材27は、液晶層28を
外囲して設けられる。シール材27として、たとえば紫
外線硬化樹脂および熱硬化樹脂の少なくともいずれか一
方が用いられる。紫外線硬化樹脂は、紫外線(UltraVio
let:略称UV)を照射することによって硬化する樹脂
である。熱硬化樹脂は、加熱することによって硬化する
樹脂である。液晶層28は、第1基板25と第2基板2
6との間に設けられるとともに、収容空間29に収容さ
れる。液晶層28は、シール材27の切欠き部から収容
空間29に注入される液晶によって形成される。
【0033】接着剤22は、第1放熱板23と第1基板
25との間に介在され、第1放熱板23と第1基板25
とを接着するとともに、第2放熱板24と第2基板26
との間に介在され、第2放熱板24と第2基板26とを
接着する。接着剤22は、第1基板25および第2基板
26における光の屈折率と同一である。
【0034】第1放熱板23は、第1放熱板23に対向
される側の一表面に、接着剤22によって貼合わされ
る。第1放熱板23は、透光性を有する。第1放熱板2
3は、第1基板25および第2基板26が、シール材2
7によって貼合わされる基板間貼合領域を除く残余の領
域(以下、用語「基板間貼合領域を除く残余の領域」
を、「残余領域」と呼ぶ場合がある。)の少なくとも一
部における第1基板25との間隔T1が、基板間貼合領
域における第1基板25との間隔T2よりも小さくなる
ように形成される。基板間貼合領域は、第1基板25と
第2基板26との積層方向から見て、シール材27が第
1および第2基板25,26に接触する領域であって、
収容空間29を外囲する領域である。残余領域は、第1
基板25と第2基板26との積層方向から見て、基板間
貼合領域に外囲される領域であって、収容空間29が形
成される領域である。本実施の形態では、基板間貼合領
域に比べて、その内側全体における第1基板25と第1
放熱板23との間の間隔が小さく形成される。上述のよ
うに形成される第1放熱板23が第1基板25に貼合わ
された状態では、接着剤22は、残余領域の中心部にお
ける接着剤22の量が、基板間貼合領域における接着剤
22の量に比べて小さい状態で、第1放熱板23と第1
基板25との間に介在される。
【0035】第2放熱板24は、第2放熱板24に対向
される側の一表面に、接着剤22によって貼合わされ
る。第2放熱板24は、透光性を有する。第2放熱板2
4は、前記基板間貼合領域を除く残余の領域の少なくと
も一部における第2基板26との間隔T3が、基板間貼
合領域における第2基板26との間隔T4よりも小さく
なるように形成される。上述のように形成される第2放
熱板24が第2基板26に貼合わされた状態では、接着
剤22は、残余領域の中心部における接着剤22の量
が、基板間貼合領域における接着剤22の量に比べて小
さい状態で、第2放熱板24と第2基板26との間に介
在される。
【0036】第1放熱板23は、第1基板25に対向さ
れる側の一表面23aが、外方に突出する第1凸面部2
3bを有する面であり、反対側の他表面23cが平面で
ある。第2放熱板24は、第2基板26に対向される側
の一表面24aが、外方に突出する第2凸面部24bを
有する面であり、反対側の他表面24cが平面である。
【0037】本実施の形態では、第1放熱板23の第1
基板25に対向される側の一表面23aは、第1凸面部
23bが所定の曲率半径を有する曲面であるともに、第
2放熱板24の第2基板26に対向される側の一表面2
4aは、第2凸面部24bが所定の曲率半径を有する曲
面である。第1および第2凸面部23b、24bの所定
の曲率半径は、たとえば10mm以上2500mm以下
である。
【0038】第1凸面部23bが上述のような曲率半径
を有するので、第1放熱板23と第1基板25との間の
間隔は、第1放熱板23と第1基板25との積層方向に
対して垂直な方向に関して、基板間貼合領域から、この
領域を除く残余の領域の局所位置に向かうにつれて、具
体的には、第1基板25の端部から中央部に向かうにつ
れて徐々に小さくなる。第1基板25の中央部は、基板
間貼合領域からの距離が最も大きく、接着剤22の表面
張力によって外方に突出しやすくなっているので、第1
凸面部23bを第1基板25に対向させて、第1基板2
5の中央部における第1基板25と第1放熱板23との
間隔を小さくして、接着剤22の量を少なくする。これ
によって突出しやすい部位である第1基板25の中央部
に、接着剤22によって与えられる表面張力が小さくな
り、第1基板25が外方に膨らむことなく、平面の状態
に保持される。
【0039】第2凸面部24bが上述のような曲率半径
を有するので、第2放熱板24と第2基板26との間の
間隔は、第2放熱板24と第2基板26との積層方向に
対して垂直な方向に関して、基板間貼合領域から、この
領域を除く残余の領域の局所位置に向かうにつれて、具
体的には、第2基板26の端部から中央部に向かうにつ
れて徐々に小さくなる。第2基板26の中央部は、基板
間貼合領域からの距離が最も大きく、接着剤22の表面
張力によって外方に突出しやすくなっているので、第2
凸面部24bを第2基板26に対向させて、第2基板2
6の中央部における第2基板26と第2放熱板24との
間隔を小さくして、接着剤22の量を少なくする。これ
によって突出しやすい部位である第2基板26の中央部
に、接着剤22によって与えられる表面張力が小さくな
り、第2基板26が外方に膨らむことなく、平面の状態
に保持される。
【0040】第1放熱板23は、外方に最も突出する第
1凸面部23bの部位が、第1基板25の第1放熱板2
3に対向される側の一表面に当接する状態で、接着剤2
2によって第1基板25に貼合わされる。
【0041】第1放熱板23は、基板間貼合領域の中央
位置に相当するシール材27に囲まれる収容空間29の
中心位置を通り、かつ第1および第2基板25,26に
垂直な仮想直線上に、第1凸面部23bを含む球の中心
が配置されるように設けられる。残余領域において、第
1放熱板23を第1基板25に隙間なく貼合わせると、
接着剤22の接着強度が低下してしまうけれども、第1
凸面部23bを所定の曲率半径を有するように形成する
ことによって、残余領域では、1箇所で当接させるとと
もに、第1基板25の外方への膨らみを防止することが
できるように、第1放熱板23と第1基板25との間の
間隔を小さくする。基板間貼合領域では、充分な接着強
度で接着できるように、第1放熱板23と第1基板25
との間の間隔を、残余領域における間隔よりも充分に大
きくする。これによって第1基板25の外方の膨らみを
防止し、充分な接着強度で接着することができる。
【0042】第2放熱板24は、外方に最も突出する第
2凸面部24bの部位が、第2基板26の第2放熱板2
4に対向される側の一表面に当接する状態で、接着剤2
2によって第2基板26に貼合わされる。
【0043】第2放熱板24は、基板間貼合領域の中央
位置に相当するシール材27に囲まれる収容空間29の
中心位置を通り、かつ第1および第2基板25,26に
垂直な仮想直線上に、第2凸面部24bを含む球の中心
が配置されるように設けられる。残余領域において、第
2放熱板24を第2基板26に隙間なく貼合わせると、
接着剤22の接着強度が低下してしまうけれども、第2
凸面部24bを所定の曲率半径を有するように形成する
ことによって、残余領域では、1箇所で当接させるとと
もに、第2基板26の外方への膨らみを防止することが
できるように、第2放熱板24と第2基板26との間の
間隔を小さくする。基板間貼合領域では、充分な接着強
度で接着できるように、第2放熱板24と第2基板26
との間の間隔を、残余領域における間隔よりも充分に大
きくする。これによって第2基板26の外方への膨らみ
を防止し、充分な接着強度で接着することができる。
【0044】第1放熱板23および第2放熱板24は、
第1基板25および第2基板26よりも熱伝導率が高い
材料から成り、表示素子21から熱を放熱する。第1お
よび第2放熱板23,24は、たとえば熱伝導率が1W
/(m・k)以上10W/(m・k)以下である。
【0045】第1および第2放熱板23,24の熱伝導
率が、1W/(m・k)よりも小さい場合、液晶表示装
置20の熱を外気に接触する第1および第2放熱板2
3,24の部位に、速やかに伝導させることができず、
液晶表示装置20の温度上昇によって、液晶の配向方向
が変化するので、表示性能が悪化してしまう。したがっ
て熱伝導率を1W/(m・k)以上にすることによっ
て、液晶表示装置20の放熱性を向上させる。たとえば
第1放熱板23および第2放熱板24は、石英ガラスお
よび耐熱ガラスの少なくともいずれか一方から成る。石
英ガラスは、耐熱性および透光性に優れ、薬品に対して
強いなどの特性を有する。石英ガラスは、1.4W/
(m・K)程度の熱伝導率を有する。耐熱ガラスは、耐
熱性に優れ、たとえば硼珪酸ガラスは、1.1W/(m
・K)程度の熱伝導率を有する。
【0046】第1放熱板23および第2放熱板24は、
たとえば厚みが1mm以上2mm以下である。第1およ
び第2放熱板23,24の厚みが、1mmよりも小さい
場合、第1放熱板23の他表面23cおよび第2放熱板
24の他表面24cに付着した塵の像が、表示面に結像
するおそれがあり、第1および第2放熱板23,24の
厚みは、1mm以上2mm以下であることが望ましい。
具体的には、第1および第2放熱板23,24の最も薄
い部分の厚みが1mm以上2mm以下になるように、第
1および第2放熱板23,24が形成される。
【0047】図2は、第1電極層36が第1基体35に
設けられた状態を拡大して示す断面図である。図3は、
第1基板25を拡大して示す断面図である。第1基板2
5は、第1基体35、第1電極層36および第1配向膜
37を含んで構成される。第1基体35は、たとえばガ
ラスから成る。第1電極層36は、液晶層28と第1基
体35との間に設けられ、機能素子38および画素電極
39を含んで構成される。機能素子38は、各画素毎に
設けられるとともに、第1基板25と第2基板26との
間に与えられる電圧を制御する。画素電極39は、各画
素毎に、機能素子38とともに設けられる。第1配向膜
37は、液晶層28と第1基体35との間に設けられる
部品のうち、液晶層28に最も近接するように設けられ
る。液晶層28に対向する第1配向膜37の面には、液
晶分子が所定の方向に配向するように、ラビング処理が
施される。
【0048】図4は、第2電極層41が第2基体40に
設けられた状態を拡大して示す断面図である。図5は、
第2基板26を拡大して示す断面図である。第2基板2
6は、第2基体40、第2電極層41および第2配向膜
42を含んで構成される。第2基体40は、第1基体3
5と同一の材料から成っていてもよいし、異なる材料か
ら成っていてもよく、たとえばガラスから成る。第2電
極層41は、液晶層28と第2基体40との間に設けら
れ、遮光膜43および対向電極44を含んで構成され
る。遮光膜43は、第1電極層36の機能素子38を保
護して、光漏れを防止する。
【0049】対向電極44は、液晶層28を介して第1
基体35に設けられる画素電極39に対向するように、
液晶層28と第2基体40との間に設けられる。対向電
極44は、複数本の帯状の電極であって、その長手方向
が相互に平行になり、かつ隣合う2つの対向電極44の
間に所定の間隔があくように、第1基体35に対向する
第2基体40の面に設けられる。第2配向膜42は、液
晶層28と第2基体40との間に設けられる部品のう
ち、液晶層28に最も近接するように設けられるととも
に、第2電極層41を覆うようにして設けられる。液晶
層28に対向する第2配向膜42の面には、液晶分子が
所定の方向に配向するように、ラビング処理が施され
る。
【0050】図6は、表示素子21を示す断面図であ
る。図3に示される第1基板25が形成され、図5に示
される第2基板26が形成された後、第1基板25およ
び第2基板26がシール材27を挟んで積層される。第
1基板25と第2基板26との間の間隔を調整し、シー
ル材27を完全に硬化させて、第1基板25および第2
基板26が、所定の間隔をあけた状態で貼合わされる。
第1および第2基板25,26を貼合わせた後、収容空
間29を真空状態にして、液晶を収容空間29に注入す
る。液晶注入後、シール材27の切欠き部を封止するこ
とによって、液晶層28が収容空間29に収容される。
上述のようにして表示素子21が形成される。
【0051】図7は、液晶表示装置20の製造工程を示
す断面図であって、図7(1)は、表示素子21を形成
する工程を示し、図7(2)は、接着剤22を塗布する
工程を示し、図7(3)は、第1および第2放熱板2
3,24を貼合わせる工程を示す。液晶表示装置20の
製造工程は、表示素子21を形成する工程と接着剤22
を塗布する工程と、第1および第2放熱板23,24を
貼合わせる工程とを含む。
【0052】表示素子21を形成する工程では、上述の
ように第1基板25および第2基板26が、シール材2
7を挟んで積層され、貼合わされる。第1および第2基
板25,26を貼合わせた後、液晶が収容空間29に注
入される。液晶注入後、シール材27の切欠き部が封止
されることによって、液晶層28が収容空間29に収容
されて、表示素子21が形成される。表示素子21を形
成する工程は、たとえば電圧を第1基板25と第2基板
26との間に与えるための駆動回路を設ける工程と、所
定の振動方向を有する光だけを取出すための偏光板を設
ける工程と、画像をカラー表示するためのカラーフィル
タを設ける工程をさらに含む。
【0053】表示素子21が形成された後、接着剤22
を塗布する工程では、接着剤22が第1基板25の第1
放熱板23に対向される側の一表面と、第2基板26の
第2放熱板24に対向される側の一表面とに塗布され
る。接着剤22が塗布された後、第1および第2放熱板
23,24を貼合わせる工程では、第1放熱板23が接
着剤22を挟んで第1基板25に積層され、接着剤22
によって貼合わされるとともに、第2放熱板24が接着
剤22を挟んで第2基板26に積層され、接着剤22に
よって貼合わされる。第1および第2放熱板23,24
が貼合わされて、液晶表示装置1が形成される。
【0054】図8は、液晶表示装置20を示す正面図で
ある。図9は、表示素子21を示す正面図である。図1
0は、第1および第2放熱板23,24を貼合わせた後
の液晶表示装置20を示す正面図である。図11は、従
来の技術の液晶表示装置1を示す正面図である。本実施
の形態における液晶表示装置20と同様の構成を有する
装置を用いて、第1基板25と第2基板26との間の間
隔を、所定の測定位置P1〜P9で測定し、第1基板2
5と第2基板26との間の間隔が均一であるか否かを調
べた。図9〜図11において、測定位置P1〜P9に対
応する位置に記載された数値は、測定位置P1〜P9に
おける第1基板25と第2基板26との間の間隔を測定
した測定値を示す。
【0055】測定位置P1〜P9は、図8に示すように
間隔をあけて設定される。たとえば測定位置P1〜P9
のうち測定位置P5は、基板間貼合領域を除く残余の領
域内に設定される。測定位置P5では、たとえば最も外
方に突出する第1凸面部23bの部位における第1基板
25と第2基板26との間の間隔が測定される。測定位
置P5を除く測定位置P1〜P4およびP6〜P9は、
基板間貼合領域を除く残余の領域内に設定され、基板間
貼合領域における第1基板25と第2基板26との間の
間隔が測定される。
【0056】第1および第2放熱板23,24を貼合わ
せる前に、測定位置P1〜P9における第1基板25と
第2基板26との間の間隔を測定した。図9に示すよう
に測定位置P1〜P9における測定結果は、すべて3.
0μmであって、第1基板25と第2基板26との間の
間隔が均一であった。
【0057】第1および第2放熱板23,24を貼合わ
せた後、測定位置P1〜P9における第1基板25と第
2基板26との間の間隔を測定した。本実施の形態にお
ける液晶表示装置20では、図10に示すように測定位
置P1〜P9における測定結果は、すべて3.0μmで
あって、第1基板25と第2基板26との間の間隔が変
化しておらず、均一であった。
【0058】比較の一例として、従来の技術の液晶表示
装置1と同様の構成を有する装置を用いて、平板状の第
1および第2放熱板7,8を貼合わせた後、測定位置P
1〜P9における第1基板3と第2基板4との間の間隔
を測定した。測定位置P5における測定結果は、3.3
μmであった。測定位置P2,P3,P4における測定
結果は、2.9μmであった。測定位置P1,P7,P
9における測定結果は、2.8μmであった。測定位置
P8における測定結果は、3.0μmであった。測定結
果によれば、平板状の第1および第2放熱板7,8を接
着剤9によって貼合わせる構成では、第1基板3と第2
基板4との間の間隔が変化し、第1基板3と第2基板4
との間の間隔が不均一になることが確認された。
【0059】上述のように本実施の形態における第1お
よび第2放熱板23,24を用いることによって、第1
および第2基板3,4が外方に膨らむことなく、接着剤
22によって、第1基板25と第2基板26との間の間
隔が不均一になることを防止することができる。
【0060】第1凸面部23bおよび第2凸面部24b
の曲率半径を10mm以上2500以下の範囲内で変え
て、第1基板25と第2基板26との間の間隔の変動を
防止することに対して、効果があるか否かを調べた。第
1および第2凸面部23b,24bの曲率半径と、各曲
率半径における効果との関係は、以下の表に示される。
各曲率半径における効果は、第1および第2凸面部23
b,24bがともに同じ曲率半径を有する場合の効果を
示す。
【0061】
【表1】
【0062】第1および第2凸面部23b,24bの曲
率半径が、10mm以上2500mm以下の範囲では、
第1基板25と第2基板26との間の間隔が不均一にな
ることを防止することに対して効果があり、第1基板2
5と第2基板26との間の間隔を均一にすることができ
た。第1および第2凸面部23b,24bの曲率半径が
小さい範囲、たとえば10mm以上250mm以下の範
囲では、第1基板25と第2基板26との間の間隔が不
均一になることを防止することに対して、さらに高い効
果が得られることがわかった。
【0063】上述の理由として、第1凸面部23bが第
1基板25に当接するとともに、第2凸面部24bが当
接する状態で、曲率半径が10mm以上250mm以下
の範囲では、第1凸面部23bが第1基板25を押圧す
る押厚力と、第2凸面部24bが第2基板26を押圧す
る押厚力とが、第1および第2凸面部23b,24bの
曲率半径が250mmよりも大きく、かつ2500mm
以下である場合に比べて充分に大きいことが考えられ
る。
【0064】曲率半径が10mmよりも小さい範囲で
は、第1放熱板23および第2放熱板24の厚みが大き
くなりすぎて、液晶表示装置20を薄形にすることが困
難である。曲率半径が2500mmを超える範囲では、
第1放熱板23の一表面23aおよび第2放熱板24の
一表面24bがほぼ平面になり、第1放熱板23と第1
基板25との間の間隔および第2放熱板24と第2基板
26との間の間隔が、ともにほぼ均一になる。これによ
って第1および第2基板25,26の外方への膨らみを
防止することができない。
【0065】上述のように第1および第2凸面部23
b,24bの曲率半径が、10mm以上2500mm以
下の範囲である場合、第1基板25と第2基板26との
間の間隔が不均一になることを充分に防止することがで
き、曲率半径が10mm以上400mm以下の範囲であ
る場合、第1基板25と第2基板26との間の間隔が不
均一になることを確実に防止することができる。
【0066】従来の技術の液晶表示装置1において、第
1基板3と第2基板4との間の間隔が不均一になること
を防止する効果があるか否かを調べた結果は、以下の表
に示される。
【0067】
【表2】
【0068】従来の技術の液晶表示装置1では、第1基
板3に対向される側の一表面が平面である第1放熱板7
と、第2基板4に対向される側の一表面が平面である第
2放熱板8とが用いられるので、曲率半径は無限大とな
る。曲率半径が無限大である場合、第1基板3と第2基
板4との間の間隔は、上述のように変化して、不均一に
なるので、前記間隔が不均一になることを防止すること
に対して、全く効果がなく、第1基板3と第2基板4と
の間の間隔を均一にすることができなかった。
【0069】本実施の形態によれば、第1放熱板23が
接着剤22によって第1基板25に貼合わされるととも
に、第2放熱板24が接着剤22によって第2基板26
に貼合わされる。第1放熱板23は、基板間貼合領域を
除く残余の領域における第1基板25との間隔が、基板
間貼合領域における第1基板25との間隔よりも小さく
なるように形成される。このように第1放熱板23を形
成することによって、基板間貼合領域を除く残余の領域
の中心部において、第1放熱板23と第1基板25とに
介在される接着剤22の量を、基板間貼合領域に比べて
少なくした第1放熱板23を第1基板25に貼合わせる
ことができる。これによって基板間貼合領域を除く残余
の領域の中心部において、第1基板25に与えられる接
着材22の表面張力を、基板間貼合領域に比べて小さく
することができる。
【0070】第2放熱板24は、基板間貼合領域を除く
残余の領域における第2基板26との間隔が、基板間貼
合領域における第2基板26との間隔よりも小さくなる
ように形成される。このように第2放熱板24を形成す
ることによって、基板間貼合領域を除く残余の領域の中
心部において、第2放熱板24と第2基板26とに介在
される接着剤22の量を、基板間貼合領域に比べて少な
くした第2放熱板24を第2基板26に貼合わせること
ができる。これによって基板間貼合領域を除く残余の領
域の中心部において、第2基板26に与えられる接着材
22の表面張力を、基板間貼合領域に比べて小さくする
ことができる。
【0071】上述のように第1および第2放熱板23,
24を用いることによって、基板間貼合領域を除く残余
の領域の中心部において、第1および第2基板25,2
6に、それぞれ与えられる接着剤22の表面張力を、基
板間貼合領域に比べて小さくすることができる。これに
よって基板間貼合領域を除く残余の領域の中心部におい
て、第1および第2基板25,26が、接着剤22の表
面張力によって外方に膨らむことを防止することができ
る。上述のように第1および第2放熱板23,24を形
成することによって、第1および第2基板25,26
が、接着剤22の表面張力によって外方に膨らむことを
防止して、第1基板25と第2基板26との間の間隔が
不均一になることを防止することができる。
【0072】また第1および第2放熱板23,24が第
1および第2基板25,26よりも熱伝導率が高い材料
から成る。第1および第2放熱板23,24によって、
表示装置の熱を、外気に接触する第1および第2放熱板
23,24の各部位に速やかに伝導させることができ
る。これによって表示装置の放熱性を向上させて、表示
装置の温度上昇を防止して、表示装置を好適な状態で保
持することができる。
【0073】さらに本実施の形態によれば、第1放熱板
23は、第1基板25に対向される側の一表面23aが
第1凸面部23bを有する面であり、反対側の他表面2
3cが平面である。このように第1放熱板23を形成す
ることによって、第1凸面部23bと第1基板25との
間の間隔を、第1放熱板23が一表面23aも平面であ
る場合に比べて小さくすることができる。これによって
残余領域において、第1凸面部23bと第1基板25と
に介在される接着剤22の量を、第1放熱板23の一表
面23aが平面である場合に比べて少なくすることがで
きる。
【0074】第2放熱板24は、第2基板26に対向さ
れる側の一表面24aが第2凸面部24bを有する面で
あり、反対側の他表面24cが平面である。このように
第2放熱板24を形成することによって、第2凸面部2
4bと第2基板26との間の間隔を、第2放熱板24が
一表面24bも平面である場合に比べて小さくすること
ができる。これによって残余領域において、第2凸面部
24bと第2基板26とに介在される接着剤22の量
を、第2放熱板24の一表面24aが平面である場合に
比べて少なくすることができる。
【0075】このように第1放熱板23の一表面23a
および第2放熱板24の一表面24aが平面である場合
に比べて、残余領域における接着剤22の量を小さくす
ることによって、残余領域において第1凸面部23bに
臨む第1基板25の部位と、第2凸面部24bに臨む第
2基板26の部位とに与えられる接着剤22の表面張力
が、場合に比べて小さくすることができる。これによっ
て第1凸面部23bに臨む第1基板25の部位と、第2
凸面部24bに臨む第2基板26の部位とが、接着剤2
2の表面張力によって外方に突出し、第1および第2基
板25,26が外方に膨らむことを防止することができ
る。
【0076】また最も外方に突出する第1凸面部23b
の部位が、第1基板25に当接する状態で、第1放熱板
23が第1基板25に貼合わされるとともに、最も外方
に突出する第2凸面部24bの部位が、第2基板26に
当接する状態で、第2放熱板24が第2基板26に貼合
わされる。第1凸面部23bが第1基板25に当接する
ことによって、接着剤22の表面張力に抗する第1凸面
部23bの押圧力が第1基板25に与えられて、第1基
板25が外方に膨らむことを確実に防止することができ
る。第2凸面部24bが第2基板26に当接することに
よって、接着剤22の表面張力に抗する第2凸面部24
bの押圧力が第2基板26に与えられて、第2基板26
が外方に膨らむことを確実に防止することができる。
【0077】第1および第2放熱板23,24は、第1
および第2基板25,26よりも熱伝導率が高い材料か
ら成るので、第1放熱板23を第1基板25に当接させ
るとともに、第2放熱板24を第2基板26に当接させ
ることによって、接着剤22を介して貼合わされる場合
に比べて、表示装置である液晶表示装置20の放熱性を
さらに向上させることができる。
【0078】また第1放熱板23が第1凸面部23bを
有するように形成されるとともに、第2放熱板24が第
2凸面部24bを有するように形成されることによっ
て、第1および第2凸面部23b、24bを有する面の
面積を、平面である場合に比べて大きくすることができ
る。これによって接着剤22の接着性を向上させること
ができ、第1および第2放熱板23,24が、たとえば
衝撃および振動によって設置状態が変わることを防止す
ることができる。
【0079】さらに本実施の形態によれば、第1および
第2凸面部23b,24bは、その曲率半径が10mm
以上2500mm以下になるようにそれぞれ形成され
る。このように第1および第2凸面部23b,24bを
形成することによって、第1および第2凸面部23b,
24bを残余領域の少なくとも一部に対向させて、第1
放熱板23と第1基板25との間の間隔と、第2放熱板
24と第2基板26との間の間隔とを、基板間貼合領域
から残余領域の一部の局所位置に向かうにつれて、徐々
に小さくした状態で、第1および第2放熱板23,24
を表示素子21に設けることができる。これによって第
1および第2基板25,26の外方への膨らみを防止し
て、第1基板25と第2基板26との間の間隔を均一に
することができる。
【0080】さらに本実施の形態によれば、第1および
第2凸面部23b,24bの曲率半径が、10mm以上
400mm以下である。このように第1および第2凸面
部23b,24bを形成することによって、第1および
第2凸面部23b,24bを残余領域の少なくとも一部
に対向させて、第1放熱板23と第1基板25との間の
間隔と、第2放熱板24と第2基板26との間の間隔と
を、基板間貼合領域から残余領域の一部の局所位置に向
かうにつれて、徐々に小さくした状態で、第1および第
2放熱板23,24を表示素子21に設けることができ
る。これによって第1および第2基板25,26の外方
への膨らみを防止して、第1基板25と第2基板26と
の間の間隔を均一にすることができる。また第1および
第2凸面部23b,24bの曲率半径を上述のように小
さくすることによって、残余領域の少なくとも一部の一
点では、第1放熱板23と第1基板25との間の間隔
と、第2放熱板24と第2基板26との間の間隔とを可
及的に小さくするとともに、その周囲での第1放熱板2
3と第1基板25との間の間隔と、第2放熱板24と第
2基板26との間の間隔とを大きくする。これによっ
て、第1放熱板23と第1基板25との接着と、第2放
熱板24と第2基板26との接着とに必要かつ充分な接
着剤22を介在させ、剥離などを生じない充分な接着強
度で接着することができる。
【0081】さらに本実施の形態によれば、第1および
第2放熱板23,24は、熱伝導率が1W/mK以上で
ある。これによって、表示装置の熱を外気に接触する放
熱板の部位に速やかに伝導させることができる。これに
よって表示装置の放熱性を向上させて、表示装置の温度
上昇を防止して、表示装置を好適な状態で保持すること
ができる。
【0082】さらに本実施の形態によれば、第1および
第2放熱板23,24は、厚みが1mm以上である。表
示装置、たとえば液晶表示装置20が投射形である場
合、1mm以上の厚みを有する第1および第2放熱板2
3,24を用いることによって、表示面に塵の像が結像
することを防止することができるので、表示すべき画像
の画質が低下することを防止することができる。このよ
うに1mm以上の厚みを有する第1および第2放熱板2
3,24を用いることによって、第1および第2放熱板
23,24に付着する塵による液晶表示装置20の表示
不良を防止することができる。
【0083】さらに本実施の形態によれば、表示装置
は、第1基板25と第2基板26との間に液晶が封入さ
れる液晶表示装置20である。第1および第2放熱板2
3,24を設けて、表示素子21の温度上昇を防止する
ことによって、液晶の特性が温度上昇によって変化する
ことを防止して、表示不良を防止することができるう
え、第1および第2放熱板23,24を設けることによ
る弊害も防止して、好適な液晶表示装置20を実現する
ことができる。液晶表示装置21を好適な状態に保持す
ることができるので、液晶表示装置20の表示品位を向
上させることができる。
【0084】また1mm以上の厚みを有する第1および
第2放熱板23,24を用いることによって、塵が第1
および第2基板25,26に付着することを防止したう
えで、塵に起因する液晶表示装置20の表示不良を防止
することができる。
【0085】上述の実施の形態は、本発明の例示にすぎ
ず、本発明の範囲内において、構成を変更することがで
きる。たとえば第1放熱板23の一表面23aと第2放
熱板24の一表面24aとが、平面であって、第1放熱
板23に対向する第1基板25の一表面と、第2放熱板
24に対向する第2基板26の一表面とが、凸面部をそ
れぞれ有する面である構成であってもよい。
【0086】また第1放熱板23に対向する第1基板2
5の一表面および第2放熱板24に対向する第2基板2
6の一表面のいずれか一方が、凸面部を有する面であっ
て、他方が平面である構成にしてもよい。たとえば第1
放熱板23に対向する第1基板25の一表面が、凸面部
を有し、第2放熱板24に対向する第2基板26の一表
面が、平面である場合、第1放熱板23の一表面23a
は、平面であって、第2放熱板24の一表面24aは、
凸面部を有する面に形成される。また第1凸面部23b
および第2凸面部24bのいずれか一方が、所定の曲率
半径を有し、他方が厚み方向から見て、たとえば長方形
状および三角形状であってもよい。第1および第2放熱
板23,24のいずれか一方だけが、表示素子21に設
けられる構成であってもよい。
【0087】また第1基板25および第2基板26の少
なくとも一方が、凸面部を有する場合、凸面部が所定の
曲率半径を有する構成であってもよい。第1基板25お
よび第2基板26が、凸面部を有する場合、第1および
第2基板25,26のいずれか一方の凸面部が、所定の
曲率半径を有し、他方の凸面部が、厚み方向から見て、
たとえば長方形状であってもよい。
【0088】また第1放熱板23は、第1放熱板23の
凸面部を第1基板25に当接させずに、第1放熱板23
の凸面部と第1基板25との間に所定の間隔をあけた状
態で貼合わされてもよい。第2放熱板24は、第2基板
26の凸面部を第2基板26に当接させずに、第2放熱
板24の凸面部と第2基板26との間に所定の間隔をあ
けた状態で貼合わされてもよい。また液晶表示装置20
は、第1基板25と第2基板26との間に、スペーサが
設けられる構成であってもよい。また本実施の形態にお
ける液晶表示装置20だけでなく、他の表示装置に適用
してもよい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、表示素子が、相互に対
向する2つの基板を貼合わせて構成される。放熱板は、
各基板よりも熱伝導率が高い材料から成り、表示素子の
少なくともいずれか一方の基板に接着剤によって貼合わ
される。放熱板は、各基板同士が貼合わされる基板間貼
合領域を除く残余の領域の少なくとも一部における基板
との間隔が、基板間貼合領域における基板との間隔より
も小さくなるように形成される。このように放熱板を形
成することによって、基板間貼合領域を除く残余の領域
の少なくとも一部において、放熱板と基板との間に介在
される接着剤の量を、基板間貼合領域に比べて少なくし
た放熱板を基板に貼合わせることができる。これによっ
て基板間貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部に
おいて、基板に与えられる接着材の表面張力を、基板間
貼合領域に比べて小さくすることができる。したがって
基板間貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部にお
ける基板が、接着剤の表面張力によって外方に突出し、
基板が外方に膨らむことを防止することができる。接着
剤による基板の外方への膨みを防止することによって、
各基板間の間隔を均一にすることができるので、表示装
置の表示不良、たとえば表示画像に歪みを生じさせるこ
とをなくし、表示装置の表示品位を向上させることがで
きる。また放熱板が各基板よりも熱伝導率が高い材料か
ら成るので、表示装置内部の温度が上昇した場合であっ
ても、表示素子の温度上昇を防止して、表示素子を好適
な状態で保持することができる。
【0090】また本発明によれば、放熱板は、基板に対
向される側の一表面が凸面部を有する面であり、反対側
の他表面が平面である。このように放熱板を形成するこ
とによって、基板の表面を平面としたまま、基板と凸面
部との間の間隔を、放熱板が一表面も平面である場合に
比べて小さくした状態で、放熱板を基板に貼合わせるこ
とができる。したがって凸面部を基板間貼合領域を除く
残余の領域の少なくとも一部に対向させて、この基板間
貼合領域を除く残余の領域の少なくとも一部における基
板が外方に膨らむことを防止することができ、各基板間
の間隔が不均一になることを防止することができる。
【0091】また本発明によれば、凸面部は、曲率半径
が10mm以上2500mm以下である。このように凸
面部を形成することによって、凸面部を基板間貼合領域
を除く残余の領域の少なくとも一部に対向させて、基板
と放熱板との間隔を、基板間貼合領域からこの領域を除
く残余の領域の一部の局所位置に向かうにつれて、徐々
に小さくした状態で、放熱板を基板に貼合わせることが
できる。したがって基板間貼合領域を除く残余の領域の
少なくとも一部における基板が、外方に膨らむことをよ
り確実に防止することができ、各基板間の間隔を均一に
することができる。
【0092】また本発明によれば、凸面部は、曲率半径
が10mm以上400mm以下である。このように凸面
部を形成することによって、凸面部を基板間貼合領域を
除く残余の領域の少なくとも一部に対向させて、基板と
放熱板との間隔を、基板間貼合領域からこの領域を除く
残余の領域の一部の局所位置に向かうにつれて、徐々に
小さくした状態で、放熱板を基板に貼合わせることがで
きる。したがって基板間貼合領域を除く残余の領域の少
なくとも一部における基板が、外方に膨らむことをより
確実に防止することができ、各基板間の間隔を均一にす
ることができる。また凸面部の曲率半径を上述のように
小さくすることによって、基板間貼合領域を除く残余の
領域の少なくとも一部の一点では、基板と放熱板との間
隔を可及的に小さくするとともに、その周囲での基板と
放熱板との間隔を大きくして、基板と放熱板との接着に
必要な充分な接着剤を介在させ、剥離などを生じない充
分な接着強度で接着することができる。
【0093】また本発明によれば、放熱板は、熱伝導率
が1W/mK以上である。これによって、表示装置の熱
を外気に接触する放熱板の部位に速やかに伝導させるこ
とができる。これによって表示装置の放熱性を向上させ
て、表示装置の温度上昇を防止して、表示装置を好適な
状態で保持することができる。
【0094】また本発明によれば、放熱板は、厚みが1
mm以上である。たとえば表示装置が投射形である場
合、1mm以上の厚みを有する放熱板を用いることによ
って、焦点位置をずらして、表示面に塵の像が結像する
ことを防止することができるので、表示すべき画像の画
質が低下することを防止することができる。このように
して、放熱板に付着する塵による表示装置の表示不良を
防止したうえで、接着剤を設けることによる弊害も防止
することができる。
【0095】また本発明によれば、表示装置は、各基板
間に液晶が封入される液晶表示装置である。放熱板を設
けて表示素子の温度上昇を防止することによって、液晶
の特性が温度上昇によって変化することを防止して、表
示不良を防止することができるうえ、放熱板を設けるこ
とによる弊害も防止して、好適な液晶表示装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である液晶表示装置20
を示す断面図である。
【図2】第1電極層36が第1基体35に設けられた状
態を拡大して示す断面図である。
【図3】第1基板25を拡大して示す断面図である。
【図4】第2電極層41が第2基体40に設けられた状
態を拡大して示す断面図である。
【図5】第2基板26を拡大して示す断面図である。
【図6】表示素子21を示す断面図である。
【図7】液晶表示装置20の製造工程を示す断面図であ
って、図7(1)は、表示素子21を形成する工程を示
し、図7(2)は、接着剤22を塗布する工程を示し、
図7(3)は、第1および第2放熱板23,24を貼合
わせる工程を示す。
【図8】液晶表示装置20を示す正面図である。
【図9】表示素子21を示す正面図である。
【図10】第1および第2放熱板23,24を貼合わせ
た後の液晶表示装置20を示す正面図である。
【図11】従来の技術の液晶表示装置1を示す正面図で
ある。
【図12】従来の技術の液晶表示装置1を示す断面図で
ある。
【図13】第1基板3を拡大して示す断面図である。
【図14】第2基板4を拡大して示す断面図である。
【図15】図15は、表示素子2の製造工程を示す断面
図であって、図15(1)は、第1工程を示し、図15
(2)は、第2工程を示し、図15(3)は、第3工程
を示す。
【符号の説明】
20 液晶表示装置 21 表示素子 22 接着剤 23 第1放熱板 23a 一表面 23b 第1凸面部 23c 他表面 24 第2放熱板 24a 一表面 24b 第2凸面部 24c 他表面 25 第1基板 26 第2基板 27 シール材 28 液晶層 29 収容空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA06 LA07 NA01 NA05 NA09 NA24 NA37 NA44 NA45 QA14 QA16 TA01 TA02 TA13 UA05 2H090 HC05 JC11 LA01 LA02 LA03 5C094 AA02 AA03 AA35 AA36 BA43 DA12 EB02 ED01 FA02 FA04 FB02 FB06 HA08 JA08 JA20 5G435 AA01 AA09 AA12 BB12 GG44 HH02 HH05 KK05 LL06 LL07 LL08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向する2つの基板が、貼合わさ
    れて構成される表示素子と、 各基板よりも熱伝導率が高い材料から成り、表示素子の
    少なくともいずれか一方の基板に接着剤によって貼合わ
    され、各基板同士が貼合わされる基板間貼合領域を除く
    残余の領域の少なくとも一部における基板との間隔が、
    基板間貼合領域における基板との間隔よりも小さくなる
    ように形成される放熱板とを含むことを特徴とする表示
    装置。
  2. 【請求項2】 放熱板は、基板に対向される側の一表面
    が凸面部を有する面であり、反対側の他表面が平面であ
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 凸面部は、曲率半径が10mm以上25
    00mm以下であることを特徴とする請求項1または2
    記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 凸面部は、曲率半径が10mm以上40
    0mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 放熱板は、熱伝導率が1W/mK以上で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    表示装置。
  6. 【請求項6】 放熱板は、厚みが1mm以上であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の表示装
    置。
  7. 【請求項7】 各基板間に液晶が封入される液晶表示装
    置であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047621A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Hitachi Ltd 表示装置及びこれを備える機器
CN100403141C (zh) * 2005-06-29 2008-07-16 Lg.菲利浦Lcd株式会社 液晶显示器件
JP2009216763A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2011118409A (ja) * 2011-01-19 2011-06-16 Hitachi Ltd 表示装置及びこれを備える機器

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