JP2003279211A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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JP2003279211A JP2002080296A JP2002080296A JP2003279211A JP 2003279211 A JP2003279211 A JP 2003279211A JP 2002080296 A JP2002080296 A JP 2002080296A JP 2002080296 A JP2002080296 A JP 2002080296A JP 2003279211 A JP2003279211 A JP 2003279211A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2400/00Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
    • F25C2400/06Multiple ice moulds or trays therefor

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の冷凍冷蔵庫の製氷皿の氷作成容器は2
列であったため、1回の離氷で作成できる氷の数が少な
く、1晩かけてもユーザが満足できる氷の量には達しな
かった。 【解決手段】 製氷皿11と、製氷皿11に給水する給
水機構と、冷却によって生成された氷を製氷皿11から
離氷する離氷機構を備えた冷凍冷蔵庫であって、製氷皿
がその長手方向に3列の氷を生成する容器を有するもの
としたので、従来と同じ大きさの製氷皿11で、1回の
離氷で得られる氷の数が多くなった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動製氷機構を
備えた冷凍冷蔵庫に関するものであり、さらに詳しくは
冷凍冷蔵庫の製氷に係わる改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、特開平9―310946号公
報に記載された従来の冷凍冷蔵庫の側面側から見た縦断
面図であり、図24は離氷機構の拡大側面図であり、又
図25は離氷機構の拡大背面図である。図23、図24
において10は離氷機構であり、貯氷箱の氷の有無を検
知する検氷レバー13、製氷皿21を回転するギアボッ
クス14、氷作成用の容器が2列に並んだ製氷皿21等
から構成される。又、33は給水機構を構成する、製氷
皿21に給水する給水パイプである。
【0003】前記のような構造の冷凍冷蔵庫において、
貯氷箱の氷の量を検氷レバー13で検知し、その量が既
定量(以下、満氷と呼ぶ)に達せず、かつ、製氷皿21
本体の裏側底部に取付けられ、上記製氷皿21本体の温
度を検出する製氷皿温度検出センサの検出温度が設定値
以下になっているとき、図25に示すようにギアボック
ス14が駆動し製氷皿21を回転子、ひねりを加えるこ
とにより、製氷皿21内の氷が離氷される。その後,給
水ポンプが作動し、冷凍冷蔵庫内に設けられた給水タン
クの給水パイプ33より、製氷皿21に給水される。そ
のとき、製氷皿21が複数ある場合は、図25に示すよ
うに枝分かれした形状の給水パイプ33を用いて給水さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍冷蔵庫の製
氷皿21は、氷を作成する容器が図25に示すように、
2列の製氷皿を用いていたので、1回の製氷で得られる
氷粒の量は、図24に示すように8粒と少なく、1晩か
けてもユーザが満足できる氷の量には達しなかった。
【0005】また、製氷量を増やすために、製氷皿21
を大きくすると、離氷の際に製氷皿21の回転軌跡が大
きくなるので、離氷するために大きなトルクをもつ駆動
部を必要とし、ギアボックス14の製作に多大の費用が
かかるという問題があった。
【0006】さらに、製氷皿21を複数持つ冷凍冷蔵庫
においては、給水経路が図25に示すように単純に枝分
れした形状であったために、それぞれの製氷皿21に同
時に給水しなくてはならず、製氷皿によって氷のできる
時間が異なっても、氷が最後にできる製氷皿に同期して
離氷しなくてはならなかったので、効率的でないという
問題点があった。
【0007】本発明は前記のような問題点を解消するた
めになされたもので、冷凍冷蔵庫の従来の製氷に関する
改良を行うことを目的とする。即ち、1回の製氷で得ら
れる氷の数を増やし、製氷能力を向上することを目的と
する。また、多種多様な氷を作成し、ユーザーニーズに
適合することを目的とする。また、氷作成時に離氷が容
易となる離氷機構を得ることを目的とする。また、氷作
成時に複数の製氷皿毎に離氷できる離氷機構を得ること
を目的とする。また、氷作成時に複数の製氷皿から同時
に離氷できる離氷機構を得ることを目的とする。また、
氷作成時に複数の製氷皿毎に給水できる給水機構を得る
ことを目的とする。また、氷作成時に複数の製氷皿を同
時に給水できる給水機構を得ることを目的とする。ま
た、製氷皿毎に貯氷箱を設けて、氷の選別を容易とする
ことを目的とする。さらに、製氷専用の製氷用冷却器を
設けて製氷能力を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る冷凍冷蔵庫は、製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機
構と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷す
る離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、製氷皿は、
その長手方向に3列の氷を生成する容器を有するもので
ある。
【0009】また、請求項2の冷凍冷蔵庫は、請求項1
の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器とし
て、異形容器又は容量の異なる容器を有するものであ
る。
【0010】また、請求項3の冷凍冷蔵庫は、請求項1
又は請求項2の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、製氷
皿を離氷方向と反対側に回転させ、固定の第2のストッ
パーに当て、さらに所定の角度回転させひねりを加え、
次いで離氷方向に回転させ、固定の第1のストッパーに
当て、さらに所定の角度回転させひねりを加えるもので
ある。
【0011】また、請求項4の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、離氷機構は、氷生
成検出手段の氷の生成及び貯氷量の検出に基づいて、複
数の製氷皿を製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷方
向に回転させ、固定のストッパーに当て、さらに所定の
角度回転させひねりを加えて離氷させるものである。
【0012】また、請求項5の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、透明氷作成手段の
作用を受けて製氷する製氷皿と透明氷作成手段の作用を
受けずに製氷する製氷皿とであるものである。
【0013】また、請求項6の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、氷を生成する容器
として、製氷皿間で異形容器又は容量の異なる容器を有
するものである。
【0014】また、請求項7の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、複数
の製氷皿を離氷方向に同時に回転させ、固定のストッパ
ーに当て、さらに所定の角度回転させひねりを加えて離
氷させるものである。
【0015】また、請求項8の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、複数
の製氷皿を製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷方向
に回転させ、固定のストッパーに当て、さらに所定の角
度回転させひねりを加えて離氷させるものである。
【0016】また、請求項9の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、給水機構は、給水
ポンプにより給水タンクから複数の給水パイプにより複
数の製氷皿に給水するものである。
【0017】また、請求項10の冷凍冷蔵庫は、請求項
9の冷凍冷蔵庫において、給水ポンプを複数とし、製氷
皿毎にそれぞれの給水ポンプから給水するものである。
【0018】また、請求項11の冷凍冷蔵庫は、請求項
9の冷凍冷蔵庫において、給水パイプに設けた切替手段
により複数の給水パイプに給水するものである。
【0019】また、この発明に係る請求項12に記載の
冷凍冷蔵庫は、請求項9の冷凍冷蔵庫において、給水タ
ンクを複数とし、それぞれの給水タンクの給水ポンプか
ら複数の給水パイプに給水するものである。
【0020】また、請求項13の冷凍冷蔵庫は、請求項
5から請求項8のいずれかの冷凍冷蔵庫において、複数
の製氷皿に対してそれぞれの貯氷箱を備えたものであ
る。
【0021】また、請求項14の冷凍冷蔵庫は、請求項
5の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器と
して、製氷皿間及び製氷皿内のうち少なくと一方で、異
形容器又は容量の異なる容器としたものである。
【0022】また、請求項15の冷凍冷蔵庫は、請求項
6の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器と
して、製氷皿内で、異形容器又は容量の異なる容器とし
たものである。
【0023】また、請求項16の冷凍冷蔵庫は、請求項
1から請求項15のいずれかの冷凍冷蔵庫において、製
氷専用の製氷用冷却器を設けたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態について図を参照しながら説明する。なお、従
来例と同一又は相当するものは同一の符号を付して説明
を省略する。図1は実施の形態1の冷凍冷蔵庫の正面図
あり、図2は同じく図1のZ−Z線断面図であり、又図
3は同じく離氷機構を上から見た平面図である。
【0025】図1において、1は冷凍冷蔵庫本体、2は
冷蔵室、3は製氷室、4は切替室、5は野菜室、6は冷
凍室である。
【0026】図2において、7は圧縮機、8は冷却器、
9は送風機であり、冷却器8で冷却された空気を送風機
9で冷凍冷蔵庫内の前記各室に送り、循環している。1
1は製氷皿、12は製氷皿11の温度検出センサー、1
3は検氷レバーであり、後述の貯氷箱50の氷の量を高
さによって検出する。14は製氷皿11を駆動するギア
ボックスである。また、31は給水タンク、32は給水
ポンプ、33は給水パイプであり、これらで給水機構3
0を構成する。また、50は製氷皿11から離氷した氷
を貯める貯氷箱である。
【0027】図3において、製氷皿11内には氷粒を形
成する容器が形成されており、長手方向に3列、長手方
向と直角方向に5列あり、15個の容器により15個の
氷粒が形成される。以下製氷皿11は、長手方向に容器
が3列のもの、製氷皿21は長手方向に容器が2列のも
のとする。また、製氷皿11の温度検出センサ12は、
製氷皿11の裏側底部に設けられている。15はギアボ
ックス14に連結した製氷皿駆動軸、16は製氷皿11
に給水時に、水が各容器に均等に給水するために容器間
に設けられた給水路、17は製氷皿の回転軸、18は製
氷皿11に付随したストッパー、19は離氷機構支持
部、20は離氷機構支持部19に付随した固定のストッ
パーである離氷用ストッパーである。
【0028】温度検出センサ12、検氷レバー13、ギ
アボックス14、製氷皿駆動軸15、製氷皿の回転軸1
7、ストッパー18、離氷機構支持部19、離氷用スト
ッパー20等で離氷機構10を構成する。また、離氷機
構10及び給水機構30により自動製氷機構40を構成
する。また、製氷皿11、離氷機構10及び給水機構3
0は、製氷室3内に設置される。
【0029】前記のような構造の自動製氷機構40で
は、貯氷箱50の氷の量を検氷レバー13で検出し、そ
の量が満氷に達せず、かつ、製氷皿温度検出センサ12
の検出温度が設定値以下のとき、即ち、氷生成手段であ
る製氷皿温度検出センサ12及び検氷レバー13の氷の
生成及び貯氷量の検出に基づいて、製氷皿11はギアボ
ックス14の駆動軸15により駆動され、回転軸17で
回転し、そのストッパー18が離氷用ストッパー20に
当たり、さらに所定量回転し、ひねりが加えられること
により、製氷皿11から氷粒が離氷し、貯氷箱50に貯
められる。製氷皿11は、回転し、元に戻る。空になっ
た製氷皿11には、水で満たされた給水タンク31から
給水ポンプ32により給水パイプ33を通じて、給水さ
れる。
【0030】本実施の形態による冷凍冷蔵庫の自動製氷
機構40では、従来の2列の製氷皿21よりも氷粒の個
数の多い3列の製氷皿11を用いることによって、1回
の離氷で従来の1.5倍の製氷量を得ることができ、製
氷能力が向上する。即ち、本実施の形態では、従来の氷
作成のスペースにおいて、従来のギアボックス14を使
用して、更に特に製氷時間を長くすることなく、製氷皿
11を若干大きくすることにより、従来と同じ大きさの
氷粒を個数を多く製氷できる。
【0031】実施の形態2.前記記実施の形態1では、
図3に示すように、製氷皿11の容器は同形状、同容量
のものを配置し、同形状、同容量の氷粒を得るようにし
ているが、本実施の形態では、図4の製氷皿11aに示
すように、製氷皿11a内の容器を3列に配置し、異形
状、異容量の氷粒を得るようにしてもよい。本実施の形
態では使用者が好みに応じて、氷粒を選択することがで
きる。その他の構成は実施の形態1と同じである。
【0032】実施の形態3.以下、実施の形態3につい
て図を参照しながら説明する。図5は離氷機構を上から
見た平面図、図6はその縦断面図である。
【0033】図5、図6において、貯氷箱50の氷の量
を検氷レバー13で検出し、その量が満氷に達しておら
ず、かつ、製氷皿温度検出センサ12の検出温度が設定
値以下のとき、製氷皿11はギアボックス14の駆動軸
15によって離氷方向とは反対に回転し、そのストッパ
ー18は第1の離氷ストッパー20aに当り、さらに所
定量回転することで1度目のひねりが加えられる。
【0034】次に、製氷皿11がギアボックス14によ
って離氷方向に回転し、そのストッパー18は第2の離
氷ストッパー20bに当り、さらに所定量回転すること
で2度目のひねりが加えられ、離氷し、貯氷箱50に氷
粒を蓄える。この際、1度目のひねり量は氷が離氷しな
いように、2度目のひねり量より少なくしてもよい。即
ち、ストッパーに当たった後の所定の回転量を少なくす
る。その他の構成は実施の形態1又は実施の形態2と同
じである。
【0035】本実施の形態による自動製氷機構40で
は、離氷するためのひねりの前に離氷方向とは逆回転
に、即ち、反対方向に1度目のひねりを加えることで氷
粒の1対角方向が製氷皿11から剥離してから離氷方向
に回転するので、3列の製氷皿11を離氷するのにも容
易に離氷でき、又少ないトルクで離氷することができ
る。
【0036】なお、前記実施の形態3では同形状、同容
量の氷粒を3列に配置した製氷皿11を使用したが、図
4に示すような異形状、異容量の氷粒を3列に配置した
製氷皿11aまたは従来の2列の製氷皿21など製氷皿
の形態は問わない。
【0037】実施の形態4.以下、本発明の実施の形態
4について図を参照しながら説明する。図7は給水機構
の概略図、図8は離氷機構を上から見た平面図、又図9
は製氷時の離氷から給水までの一連の流れを示したフロ
ーチャートである。
【0038】図7において、水で満たされた給水タンク
31が所定の位置にセットされると、給水ポンプ32に
より揚水され、二股に分かれた給水パイプ33aを通じ
て、2個の製氷皿21に同時に給水する。但し、図7で
は説明上、給水ポンプ32が給水パイプ33a、製氷皿
21の上方にあるが、これらの位置関係は図1に記載の
ように給水ポンプ32により、上方にある給水パイプ3
3に揚水し、下方の製氷皿21に供給する、又は下方に
ある給水タンク31から給水ポンプ32により揚水し、
上方の製氷皿21に供給するのが一般的である(以下の
図10、図11、図13、図14も同様である)。
【0039】図8において、13は検氷レバー、14a
は2個の製氷皿のそれぞれの駆動軸15aをもつギアボ
ックスであり、2個の製氷皿21はそれぞれ、給水路1
6aをもち、製氷皿温度検出センサ12が取付けられ、
製氷皿21の回転軸17aは離氷機構支持部19aに接
続されている。
【0040】前記のような構造の自動製氷機構40にお
いて、貯氷箱50の氷の量を検氷レバー13で検出し、
その量が満氷に達せず、かつ、製氷皿温度検出センサ1
2の検出温度が設定値以下のとき、2個の製氷皿21は
ギアボックス14aによって2本の駆動軸15aを介し
て同時に回転し、それぞれのストッパー18aがそれぞ
れの離氷用ストッパー20cと当り、さらに回転が加え
られことによってひねりが加えられ、同時に離氷後、元
に戻るまで回転する。その後、図7に示した給水機構3
0によって、同時に給水される。
【0041】図9によって離氷から給水までの動作を説
明する。ステップS1にて、一方の製氷皿21に関し、
製氷皿温度検出センサ12(サーミスタA)にて製氷皿
21内の水の温度を測定し、ステップS2にて、例え
ば、温度が所定温度(X℃)以下で、かつ所定の時間
(Y分)経過の離氷条件を満たしていない場合は、ステ
ップS1に戻り、離氷条件を満たしている場合は、氷が
できており製氷完了としステップ3に進む。このときの
離氷条件の具体例としては、製氷皿温度検出センサの温
度が−5℃以下が100分以上、−7℃以下が30分以
上、−11℃以下(時間は問わない)などとする。又、
経過時間は所定の温度になったら制御装置がタイマーの
経過時間を積算する。
【0042】次に、ステップ3では、もう一方の製氷皿
21に関し、製氷皿温度検出センサ12(サーミスタ
B)にて製氷皿21内の水の温度を測定し、ステップS
4にて、同じ離氷条件を満たしていない場合はステップ
S1に戻り、離氷条件を満たしている場合は氷ができて
おり製氷完了としステップ5に進む。ステップ5では、
検氷レバー13にて貯氷箱50内の氷の量を検氷し満氷
の場合はステップ1に戻り、満氷でない場合はステップ
S6に進む。ステップS6では、2個の製氷皿21両方
の離氷を同時に行い、ステップS7に進み給水をした
後、ステップS1に戻る。なお、製氷皿温度検出センサ
12(サーミスタA、B)にて製氷皿21内の水の温度
を測定するのは、タイマー等で、所定の間隔で行う。
【0043】本実施の形態による製氷機構では、2つの
ギアボックス14を用いず、1個のギアボックス14a
で2個の製氷皿を同時に回転するため、1回の離氷動作
で2個の製氷皿21を別々に離氷する場合に比べて、2
倍の製氷量を得ることができる。また、1個のギアボッ
クス14aで2個の製氷皿を離氷することができ、部品
点数の削減及びコストダウンが可能となる。
【0044】また、図10は、給水機構の別の例で、給
水タンク31内に2本の給水パイプ33を接続した受け
皿35を設けた給水機構であり、図10のような給水機
構を用いてもよい。この構造によって、給水ポンプ32
から受け皿35に水を揚水し、それぞれの給水パイプ3
3からそれぞれの製氷皿21に同時に給水することがで
き、図7の給水機構30と同様の効果が得られる。な
お、その他の構成は、前記の実施の形態1、2又は3に
同じである。また、本実施の形態において、製氷皿21
は3列の製氷皿11でもよい。
【0045】実施の形態5.以下、本発明の実施の形態
について図を参照しながら説明する。図11は給水機構
の概略図、図12は製氷皿の離氷から給水までの流れを
示したフローチャートである。
【0046】図11において、水で満たされた給水タン
ク31が所定の位置にセットされると、給水ポンプ32
により揚水され、二股に分かれ、その分岐点に水を供給
する給水パイプ33bを切り替える切替手段34をも
ち、給水パイプ33bを通じて、2個の製氷皿21にそ
れぞれ選択的に給水できる。
【0047】図12により、2個の製氷皿21の離氷か
ら給水までの動作を説明する。ステップS1で、一方の
製氷皿21に関して、製氷皿温度検出センサ12(サー
ミスタA)にて製氷皿21内の水の温度を測定し、ステ
ップS2にて実施の形態4と同じ離氷条件を満たしてい
な場合は、ステップS7に進み、離氷条件を満たしてい
る場合は、氷ができており製氷完了としステップ3に進
む。ステップ3では、検氷レバー13にて貯氷箱50内
の氷の量を検氷し、満氷の場合はステップ7に進み、満
氷でない場合はステップS4に進み、製氷皿21から離
氷する。その後、ステップS5に進み切替手段34を用
いて離氷した製氷皿21に切替手段34を切替え給水路
33bを連結し、給水を行う。
【0048】次に、ステップS7で製氷皿温度検出セン
サ12(サーミスタB)にて、もう一方の製氷皿21内
の水の温度を測定し、ステップS8にて離氷条件を満た
していない場合はステップS1に戻り、離氷条件を満た
しているときは氷ができており製氷完了としステップS
9に進む。ステップS9では、検氷レバー13にて貯氷
箱50内の氷の量を検氷し、満氷の場合はステップS1
に戻り、満氷でない場合はステップS10に進み、製氷
皿21から離氷する。その後、ステップS11に進み,
切替手段34を用いて離氷した製氷皿21に給水路33
bを連結し、給水を行いステップ1に戻る。なお、製氷
皿温度検出センサ12(サーミスタA、B)にて製氷皿
21内の水の温度を測定するのは、タイマー等で、所定
の間隔で行う。
【0049】前記の実施の形態4では2個の製氷皿21
を同時に回転させ離氷させ、給水したが、本発明実施の
ように2本の駆動軸15aを別々のタイミングで回転す
ることができるギアボックス14を用いて離氷すること
で、それぞれの製氷皿21の製氷完了時に、それぞれ離
氷可能である。冷凍冷蔵庫において、製氷皿21の製氷
所要時間は冷気の吹き込み位置と製氷皿21の設置位置
の関係等によって異なってくるので、一方の製氷皿21
の製氷が完了した時点で、もう一方の製氷皿の製氷状態
に左右されることなく離氷できるので、より効率的に製
氷し、氷粒を蓄えることができる。なお、その他の構成
は、前記の実施の形態1、2又は3に同じである。ま
た、本実施の形態において、製氷皿21は3列の製氷皿
11でもよい。
【0050】実施の形態6.前記実施の形態5の図11
に示すような給水機構30の代りに、図13に示すよう
な給水機構30を用いても良い。図13は、給水機構の
概略図であり、水で満たされた給水タンク31が所定の
位置にセットされた状態で、2個の製氷皿21が離氷さ
れたとき、それぞれの給水ポンプ32により揚水され、
それぞれの給水パイプ33を通じて、それぞれの製氷皿
に給水する。
【0051】実施の形態7.前記実施の形態5の図11
に示すような給水機構30の代りに、図14に示すよう
な給水機構を用いてもよい。図14は給水機構30の概
略図であり、水で満たされた2つの給水タンク31aが
所定の位置にセットされた状態で、2個の製氷皿21が
離氷されたとき、それぞれの給水タンク31a内の給水
ポンプ32により揚水され、それぞれの給水パイプ33
を通じて、それぞれの製氷皿21に給水する。
【0052】本実施の形態6、7による製氷機構では、
製氷皿21によって氷のできる時間が異なっても、2個
の製氷皿21に同時に給水しなくてもよいので、1個の
製氷皿21にて製氷が完了してからもう一方が製氷完了
するまで待って同時に離氷する無駄な時間を節約するこ
とができる。なお、当然ながら、同時に給水も可能であ
る。
【0053】実施の形態8.前記実施の形態4から実施
の形7においては、2個の製氷皿21の容器は同形状の
ものを用いて説明したが異なる容器を持つ製氷皿2個を
用いてもよい。図15は離氷機構10を上から見た平面
図であり、2個の製氷皿のうち、製氷皿21aは製氷皿
21と容器の大きさが異なり、生成氷粒の大きさの異な
る製氷皿である。即ち、製氷皿21、21a間で容器の
容量が異なり、それぞれの製氷皿21、21a内では容
量は同じである。この2個の製氷皿21、21aを2本
の駆動軸15aをもつギアボックス14aに接続して、
離氷機構10を構成する。本実施の形態によると、1つ
の冷凍冷蔵庫から、大小2種類の氷を作ることができ、
ユーザは使用目的に応じて好みの大きさを選ぶことがで
きる。
【0054】また、氷の大きさが相違することにより、
氷のできる時間も相違するが、前記実施の形態に記載の
ように、氷ができたタイミングで、それぞれ別々に離氷
し、かつ、前記の別々に給水できる給水機構を30によ
り給水することにより、効率的に製氷できる。但し、2
個の製氷皿21、21aを遅く氷ができる方に合せて同
時に、離氷及び給水してもよい。また、製氷皿21a内
でも容器の大きさを変えて、よりバラエテイに富んだ氷
とすることもできる。また、製氷皿は、3列の製氷皿1
1でもよい。
【0055】実施の形態9.前記の実施の形態4から実
施の形態7における自動製氷機構40では、2個の製氷
皿21の容器は同形状のものを用いて説明したが容器の
異なる製氷皿2個を用いてもよい。図16は離氷機構1
0を上から見た平面図であり、2個の製氷皿のうち、製
氷皿21bは製氷皿21と容器の形状が異なり、生成氷
粒の形状が異なる製氷皿である。この2個の製氷皿2
1、21bを2本の駆動軸15aをもつギアボックス1
4aに接続して、離氷機構10を構成する。本実施の形
態によると、1つの冷凍冷蔵庫から、形状の異なる2種
類の氷を作ることができ、ユーザは使用目的に応じて好
みの大きさを選ぶことができる。
【0056】また、氷の形状が相違することにより、氷
のできる時間も相違するが、前記実施の形態に記載のよ
うに、氷ができたタイミングで、それぞれ別々に離氷
し、かつ、前記の別々に給水できる給水機構を30によ
り給水することにより、効率的に製氷できる。但し、2
個の製氷皿21、21bを遅く氷ができる方に合せて同
時に、離氷及び給水してもよい。また、製氷皿21bの
容器は、製氷皿21の容器と形状が異なり、製氷皿21
b内では容器形状は同じでも、相違してもよい。また、
製氷皿は、3列の製氷皿11でもよい。
【0057】実施の形態10.図17は透明氷製氷を説
明する概略図である。21cは2列の製氷皿21にヒー
タ22を取付けたもので、通常の氷より透明度の高い氷
を作ることができる製氷皿21cである。その他の構成
は、前記の各実施の形態と同じである。
【0058】製氷皿21cでは、ヒータ22によって氷
粒の白濁の原因となる気泡を氷粒外に逃がしながら凍結
させることにより、製氷皿21で製氷する通常の氷粒よ
りも透明度の高い氷粒(透明氷)を作ることができる。
ここで、製氷皿21cとヒータ22とで透明氷作成手段
を構成する。
【0059】この2個の製氷皿21、21cを2本の駆
動軸15aをもつギアボックス14aに接続して離氷機
構10を構成する。本実施の形態によって、1つの冷凍
冷蔵庫から2種類の氷(透明氷、通常氷)を作ることが
でき、ユーザは使用目的に応じて好みの種類の氷粒を選
ぶことができる。また、実施の形態8、9のように透明
氷の製氷皿21cの容器を一方の製氷皿21の容器と形
状又は大きさを相違させてもよい。このようにすれば、
様々な種類の氷を同時に作ることができ、ユーザは使用
目的に応じて好みの種類の氷粒を選ぶことができる。
【0060】本実施の形態でも、製氷皿21、21c間
では氷のできる時間も相違するが、氷ができたタイミン
グで、それぞれ別々に離氷し、かつ、前記の別々に給水
できる給水機構を30により給水することにより、効率
的に製氷できる。但し、2個の製氷皿21、21cを同
時に、離氷及び給水してもよい。また、製氷皿は、3列
の製氷皿11でもよい。
【0061】実施の形態11.以下、本発明の実施の形
態11について図を参照しながら説明する。図18は離
氷機構の概略図であり、13aは検氷レバー、50aは
貯氷箱である。前記実施の形態8から10における自動
製氷機構40では、2種類の異なる氷粒を作ることがで
きるが、これらを貯氷する貯氷箱50は1つであった
が、本実施の形態では、製氷皿毎に貯氷箱50a、50
aと2つ設ける。即ち、実施の形態8から10のいずれ
かにおいて、種類の異なる氷が得られる製氷皿毎に2つ
の貯氷箱50a、50aを設ける。
【0062】2つの貯氷箱50a、50aの氷の量を、
それぞれの検氷レバー13aでそれぞれ検出し、その量
が満氷に達しておらず、かつ、それぞれの製氷皿温度検
出センサの検出温度が設定以下等の前記の離氷条件を満
足するとき、ギアボックス14aはそれぞれの製氷皿2
1を独立に離氷を行い、又、給水機構30が給水を行
う。
【0063】本実施の形態による自動製氷機構40で
は、2個の異なる製氷皿21、製氷皿21a(21b、
21c)を持つことで、異なる種類の氷粒ができるが、
貯氷箱50aを共有するのではなく、それぞれの製氷皿
21、製氷皿21a(21b、21c)に対応させるこ
とで、ユーザが目的に応じた氷粒をより選択しやすくす
ることができる。
【0064】また、図19に示すように、製氷皿21毎
に仕切りの付いた貯氷箱50bを用いても同様の効果が
得られる。
【0065】実施の形態12.以下、実施の形態12に
ついて図を用いて説明する。図20は本実施の形態の冷
凍冷蔵庫の側面方向から見た縦断面図であり、8aは製
氷専用の冷却手段として用いられた製氷用冷却器であ
り、冷凍冷蔵庫全体を冷却する冷却器8とは別に製氷室
3内又はその近傍に設置されている。前記実施の形態1
から11における自動製氷機構40の冷却手段として専
用の冷却器を用いることで製氷時間の短縮させることが
できる。
【0066】前記のような構造の冷凍冷蔵庫において
は、自動製氷機機構40専用の冷却器8を設けることで
冷却能力が向上し、前記実施の形態1から実施の形態1
1において、製氷能力を向上させることができ、さらに
短期間で大量の氷を作ることを可能とする。さらに扉開
閉、外気温、貯蔵食品量などの影響を受けにくい。
【0067】実施の形態13.前記実施の形態1から1
2として、製氷皿11、21、離氷機構10、給水機構
30が設置される製氷室3は、図1に示したように、上
下が冷蔵室2や野菜室5といった冷蔵温度帯に挟まれた
位置に独立した製氷専用の製氷室3をもつ形態として説
明したが、これに限定されることなく、図21に示すよ
うな冷凍室6の一角に製氷室3をもつようにしてもよ
く、また図22に示すように製氷室3の上部が冷蔵温度
帯の室、下部が冷凍温度帯の室としてもよい。
【0068】前記の各実施の形態では、製氷皿11、2
1は、1個又は2個の例であったが、3個以上でもよ
く、1つのギアボックス14からそれぞれの製氷皿に接
続された駆動軸15により製氷皿を、別々に、又は同時
に回転させ、離氷する。給水機構機構30に関しても同
様である。また、前記各実施の形態の特徴的な構成は、
適宜組合せて自動製氷機構40を有する冷凍冷蔵庫とす
ることができる。前記の各実施の形態において、離氷機
構10の検出指令、検出結果の判断、動作指令、給水機
構30の動作指令等の制御は冷凍冷蔵庫の制御装置(図
示なし)により行う。なお、前記各実施の形態におい
て、製氷皿11、21、検氷レバー13、ギアボックス
14、駆動軸15、給水路16、回転軸17、ストッパ
ー18、離氷用ストッパー20、給水タンク31、給水
パイプ33、冷却器8等に変形例は添え字(アルファベ
ット)を付けて区別した(例:製氷皿11、製氷皿11
a)。
【0069】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る冷凍冷蔵庫は、製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機
構と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷す
る離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、製氷皿は、
その長手方向に3列の氷を生成する容器を有するので、
従来と同じ大きさの製氷皿で、1回の離氷で得られる氷
の数が多くなり、製氷能力が向上する。
【0070】また、請求項2の冷凍冷蔵庫は、請求項1
の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器とし
て、異形容器又は容量の異なる容器を有するので、製氷
能力を向上するとともに、多種多様な氷を作ることがで
き、ユーザがニーズに応じて好みの氷を選択、使用する
ことができる。
【0071】また、請求項3の冷凍冷蔵庫は、請求項1
又は請求項2の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、製氷
皿を離氷方向と反対側に回転させ、固定の第2のストッ
パーに当て、さらに所定の角度回転させひねりを加え、
次いで離氷方向に回転させ、固定の第1のストッパーに
当て、さらに所定の角度回転させひねりを加えるので、
従来の2列製氷皿を3列としても容易に氷を離氷するこ
とができる。また、少ないトルクで離氷することがで
き、回転軸を駆動するために使用しているモータの駆動
力を下げることができるため、安価に離氷機構を形成で
きる。
【0072】また、請求項4の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、離氷機構は、氷生
成検出手段の氷の生成及び貯氷量の検出に基づいて、複
数の製氷皿を製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷方
向に回転させ、固定のストッパーに当て、さらに所定の
角度回転させひねりを加えて離氷させるので、複数設け
た製氷皿をそれぞれが製氷完了した時点で、他の製氷状
態に左右されることなく、それぞれ離氷することによっ
て、複数個の製氷皿を同時に離氷するよりも、製氷能力
の高い製氷が可能となる。
【0073】また、請求項5の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、透明氷作成手段の
作用を受けて製氷する製氷皿と透明氷作成手段の作用を
受けずに製氷する製氷皿とであるので、一つの冷凍冷蔵
庫で透明な氷と通常の氷を作ることができ、ユーザがニ
ーズに応じて好みの氷を選択、使用することができる。
【0074】また、請求項6の冷凍冷蔵庫は、製氷皿
と、該製氷皿に給水する給水機構と、冷却により生成さ
れた氷を製氷皿から離氷する離氷機構とを備えた冷凍冷
蔵庫において、製氷皿は複数であり、氷を生成する容器
として、製氷皿間で異形容器又は容量の異なる容器を有
するので、多種多様な氷を作ることができ、ユーザがニ
ーズに応じて好みの氷を選択、使用することができる。
【0075】また、請求項7の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、複数
の製氷皿を離氷方向に同時に回転させ、固定のストッパ
ーに当て、さらに所定の角度回転させひねりを加えて離
氷させるものである。そこで、請求項5又は請求項6の
効果に加えて、複数の製氷皿を同時に回転させ、離氷さ
せることより、離氷機構を簡易化できる。
【0076】また、請求項8の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、離氷機構は、複数
の製氷皿を製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷方向
に回転させ、固定のストッパーに当て、さらに所定の角
度回転させひねりを加えて離氷させるので、複数設けた
製氷皿をそれぞれが製氷完了した時点で、他の製氷状態
に左右されることなく、それぞれ離氷することによっ
て、複数個の製氷皿を同時に離氷するよりも、製氷能力
の高い製氷が可能となる。特に、異形氷、容量異なる
氷、又は透明氷、通常氷と製氷皿毎に氷が異なる場合に
は製氷時間も製氷皿毎に異なり、製氷皿毎に離氷するこ
とは、製氷能力の向上に有効である。
【0077】また、請求項9の冷凍冷蔵庫は、請求項5
又は請求項6の冷凍冷蔵庫において、給水機構は、給水
ポンプにより給水タンクから複数の給水パイプにより複
数の製氷皿に給水するので、複数の給水パイプを用い
て、複数の給水経路が形成でき、製氷皿を複数設けた場
合にも、給水することができる。
【0078】また、請求項10の冷凍冷蔵庫は、請求項
9の冷凍冷蔵庫において、給水ポンプを複数とし、製氷
皿毎にそれぞれの給水ポンプから給水するので、複数の
給水ポンプを1つの給水タンク内に用いることによって
製氷皿を複数設けた場合にも給水することができ、さら
に各々のタイミングで給水できるので、他の製氷皿の製
氷状態に左右されることのなく製氷能力の高い製氷が可
能となる。
【0079】また、請求項11の冷凍冷蔵庫は、請求項
9の冷凍冷蔵庫において、給水パイプに設けた切替手段
により複数の給水パイプに給水するので、切替手段によ
り給水する給水パイプを選択でき、製氷皿を複数設けた
場合にも給水することができ、さらに各々のタイミング
で給水できるので、他の製氷皿の製氷状態に左右される
ことのなく製氷能力の高い製氷が可能となる。
【0080】また、この発明に係る請求項12に記載の
冷凍冷蔵庫は、請求項9の冷凍冷蔵庫において、給水タ
ンクを複数とし、それぞれの給水タンクの給水ポンプか
ら複数の給水パイプに給水するので、給水タンク、給水
ポンプ、給水パイプを製氷皿に1つに対し1組ずつ設け
ることによって、製氷皿を複数設けた場合にも給水する
ことができ、さらに各々のタイミングで給水できるの
で、他の製氷皿の製氷状態に左右されることのなく製氷
能力の高い製氷が可能となる。
【0081】また、請求項13の冷凍冷蔵庫は、請求項
5から請求項8のいずれかの冷凍冷蔵庫において、複数
の製氷皿に対してそれぞれの貯氷箱を備えたので、貯氷
箱を製氷皿ごとに設けることによって、製氷皿毎に多種
多様な氷を作っても貯氷箱に分類して貯められるので、
ユーザが氷を効率良く選択することができ、さらに扉の
開放時間が少なくなるので、省エネ効果もある。
【0082】また、請求項14の冷凍冷蔵庫は、請求項
5の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器と
して、製氷皿間及び製氷皿内のうち少なくと一方で、異
形容器又は容量の異なる容器としたので、多種多様な氷
を作ることができ、ユーザがニーズに応じて好みの氷を
選択、使用することができる。
【0083】また、請求項15の冷凍冷蔵庫は、請求項
6の冷凍冷蔵庫において、製氷皿は氷を生成する容器と
して、製氷皿内で、異形容器又は容量の異なる容器とし
たので、多種多様な氷を作ることができ、ユーザがニー
ズに応じて好みの氷を選択、使用することができる。
【0084】また、請求項16の冷凍冷蔵庫は、請求項
1から請求項15のいずれかの冷凍冷蔵庫において、製
氷専用の製氷用冷却器を設けたので、製氷が完了する時
間が短縮でき、製氷能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の形態1による冷凍冷蔵庫の正面
図である。
【図2】 図1におけるZ−Z線断面図である。
【図3】 本発明実施の形態1による離氷機構を上から
見た平面図である。
【図4】 本発明実施の形態2による製氷皿を上からみ
た平面図である。
【図5】 本発明実施の形態3による離氷機構を上から
見た平面図である。
【図6】 図5における縦断面図である。
【図7】 本発明実施の形態4による給水機構の概略図
である。
【図8】 本発明実施の形態4による離氷機構を上から
見た平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態4による製氷時の離氷か
ら給水までの流れを示したフローチャートである。
【図10】 本発明実施の形態4による別の給水機構の
概略図である。
【図11】 本発明実施の形態5による給水機構の概略
図である。
【図12】 本発明実施の形態5による製氷時の離氷か
ら給水までの流れを示したフローチャートである。
【図13】 本発明実施の形態6による給水機構の概略
図である。
【図14】 本発明実施の形態7による給水機構の概略
図である。
【図15】 本発明実施の形態8による離氷機構を上か
ら見た平面図である。
【図16】 本発明実施の形態9による離氷機構を上か
ら見た平面図である。
【図17】 本発明実施の形態10による透明氷製氷を
説明する概略図である。
【図18】 本発明実施の形態11による離氷機構の概
略図である。
【図19】 本発明実施の形態11による別の離氷機構
の概略図である。
【図20】 本発明実施の形態12による冷凍冷蔵庫の
縦断面図である。
【図21】 本発明実施の形態13による冷凍冷蔵庫の
製氷室を説明する正面図である。
【図22】 本発明実施の形態13による冷凍冷蔵庫の
製氷室を説明する正面図である。
【図23】 従来の冷凍冷蔵庫における自動製氷装置の
側面方向から見た縦断面図である。
【図24】 従来の冷凍冷蔵庫における離氷機構の拡大
側面図である。
【図25】 従来の冷凍冷蔵庫における離氷機構の背面
図である。
【符号の説明】
1 冷凍冷蔵庫、8a 製氷用冷却器、10 離氷機
構、11 製氷皿(3列)、20 ストッパー、20a
第1のストッパー、20b 第2のストッパー、21
製氷皿(2列)、30 給水機構、31 給水タン
ク、32 給水ポンプ、33 給水パイプ、34 切替
手段、50 貯氷箱。
フロントページの続き (72)発明者 坂本 克正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機構
    と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷する
    離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、 前記製氷皿は、その長手方向に3列の氷を生成する容器
    を有することを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記製氷皿は、氷を生成する容器とし
    て、異形容器又は容量の異なる容器を有することを特徴
    とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記離氷機構は、前記製氷皿を離氷方向
    と反対側に回転させ、固定の第2のストッパーに当て、
    さらに所定の角度回転させひねりを加え、次いで離氷方
    向に回転させ、固定の第1のストッパーに当て、さらに
    所定の角度回転させひねりを加えるものであることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機構
    と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷する
    離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、 前記製氷皿は複数であり、前記離氷機構は、氷生成検出
    手段の氷の生成及び貯氷量の検出に基づいて、前記複数
    の製氷皿を前記製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷
    方向に回転させ、固定のストッパーに当て、さらに所定
    の角度回転させひねりを加えて離氷させるものであるこ
    とを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機構
    と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷する
    離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、 前記製氷皿は複数であり、透明氷作成手段の作用を受け
    て製氷する製氷皿と前記透明氷作成手段の作用を受けず
    に製氷する製氷皿とであることを特徴とする冷凍冷蔵
    庫。
  6. 【請求項6】 製氷皿と、該製氷皿に給水する給水機構
    と、冷却により生成された氷を前記製氷皿から離氷する
    離氷機構とを備えた冷凍冷蔵庫において、 前記製氷皿は複数であり、氷を生成する容器として、前
    記製氷皿間で異形容器又は容量の異なる容器を有するこ
    とを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記離氷機構は、前記複数の製氷皿を離
    氷方向に同時に回転させ、固定のストッパーに当て、さ
    らに所定の角度回転させひねりを加えて離氷させるもの
    であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の冷
    凍冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記離氷機構は、前記複数の製氷皿を前
    記製氷皿毎にそれぞれのタイミングで離氷方向に回転さ
    せ、固定のストッパーに当て、さらに所定の角度回転さ
    せひねりを加えて離氷させるものであることを特徴とす
    る請求項5又は請求項6記載の冷凍冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記給水機構は、給水ポンプにより給水
    タンクから複数の給水パイプにより前記複数の製氷皿に
    給水することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の
    冷凍冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 前記給水ポンプを複数とし、前記製氷
    皿毎にそれぞれの給水ポンプから給水することを特徴と
    する請求項9記載の冷凍冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 給水パイプに設けた切替手段により前
    記複数の給水パイプに給水することを特徴とする請求項
    9記載の冷凍冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 前記給水タンクを複数とし、それぞれ
    の給水タンクの給水ポンプから前記複数の給水パイプに
    給水することを特徴とする請求項9記載の冷凍冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 前記複数の製氷皿に対してそれぞれの
    貯氷箱を備えたことを特徴とする請求項5から請求項8
    のいずれかの請求項に記載の冷凍冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 前記製氷皿は、氷を生成する容器とし
    て、前記製氷皿間及び製氷皿内のうち少なくと一方で、
    異形容器又は容量の異なる容器を有することを特徴とす
    る請求項5記載の冷凍冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 前記製氷皿は、氷を生成する容器とし
    て、前記製氷皿内で、異形容器又は容量の異なる容器を
    有することを特徴とする請求項6記載の冷凍冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 製氷専用の製氷用冷却器を設けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載
    の冷凍冷蔵庫。
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