JP2003278169A - 地盤の地耐力補強構造 - Google Patents
地盤の地耐力補強構造Info
- Publication number
- JP2003278169A JP2003278169A JP2002085127A JP2002085127A JP2003278169A JP 2003278169 A JP2003278169 A JP 2003278169A JP 2002085127 A JP2002085127 A JP 2002085127A JP 2002085127 A JP2002085127 A JP 2002085127A JP 2003278169 A JP2003278169 A JP 2003278169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- pile
- steel pipe
- fixing portion
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Foundations (AREA)
Abstract
補強の信頼性の確保及び安全性の向上を図る。 【解決手段】 フーチング基礎、ケーソン、又は深礎杭
等、深礎構造体1の下側地盤Gに削孔されたボーリング
孔Ghに、口径杭2が打設されている。口径杭2は、深
礎構造体1の底部11に埋設された支圧板21と、上端
を支圧板21に支承されボーリング孔Gh内を延びる鋼
管22と、その内周に挿通され下端がボーリング孔Gh
の下部に達する金属芯材23と、鋼管22の下部からボ
ーリング孔Ghの下部にかけて充填されたセメント、グ
ラウト又はモルタル等の固結材24からなる。支圧板2
1による杭頭定着部2aからの深礎構造体1の荷重を、
固結材24による杭下部定着部2cにおいて地盤Gへ分
散して伝達する。
Description
する地盤の地耐力を補強するための技術に関するもので
ある。
を支持対象とする、従来の技術による地盤の地耐力補強
構造を示すものである。なお、これらの図において、参
照符号101は地下深いところに存在する比較的堅固な
支持地盤、102は支持地盤101上にあって地下水に
飽和された沖積層等からなる軟弱地盤、103はケーソ
ンあるいはフーチング基礎等の深礎構造体である。
確保するための方法を示す縦断面図である。この方法
は、深礎構造体13の底面地盤を掘り下げて、軟弱地盤
102から支持地盤101内に達する深礎104を構築
するものである。しかしながら、この方法によれば、掘
削深度が深くなるので、下部工の設計照査が必要であ
り、しかも、堅固な土留めを構築して、施工の安全性に
留意する必要がある。また、支持地盤101が吸水によ
るスレーキングが生じやすいような地質である場合で
は、スレーキングによる支持地盤101の劣化防止対策
も必要である。
補強方法を示す縦断面図である。この方法においては、
深礎杭105による地耐力補強対象領域の地盤102a
を、超微粒子セメント(グラウト)の注入により改良す
るもので、深礎杭105の形状の変更や、図10のよう
な及び深礎延長等を行わないため、上下部工の設計照査
が不要であり、また、新たな掘削が生じないという利点
がある。しかしながら、グラウトの注入量及び改良強度
を決定するためには、予め試験注入を行う必要があり、
支持力を確保できる深度までグラウトの注入を行う必要
がある。しかも、グラウトの注入による地盤改良効果が
試験施工での載荷試験からしか確認できないため、地耐
力補強の確実性の点で問題がある。
る地耐力補強方法を示すもので、(A)は縦断面図、
(B)は平面図である。この方法は、深礎構造体13の
側面部に、放射状に延びる多数の鉄筋補強材106を設
置し、補強材106の剪断抵抗力によって、深礎構造体
13に作用する荷重及び深礎構造体13の自重を懸垂状
に支持するものである。この方法によれば、上述のグラ
ウト注入による方法と同様、深礎構造体13の形状変更
及び延長がないため、上下部工の設計照査が不要であ
り、また、新たな掘削を生じないという利点がある。し
かしながら、設計法が確立されておらず、しかも、補強
材106の曲げ方向の変形量が大きくなるおそれがあ
り、経済性及び信頼性に欠けるといった問題がある。
な問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、地
盤の地耐力補強において、施工の合理化、補強の信頼性
の確保及び安全性の向上を図ることにある。
に解決するための手段として、請求項1の発明に係る地
盤の地耐力補強構造は、構造体の下側地盤に削孔された
所要数のボーリング孔内にそれぞれ補強杭が打設され、
この補強杭は、前記構造体に定着される杭頭定着部と、
この杭頭定着部から下方へ延び前記ボーリング孔と非定
着の非定着部と、この非定着部の下側に形成され前記ボ
ーリング孔と定着される杭下部定着部とからなる。すな
わち、前記杭頭定着部は、構造体の荷重を受けてこれを
支持する機能を有し、前記杭下部定着部は、ボーリング
孔の内面に定着されることによって軸荷重を地盤に伝達
する。
造は、請求項1に記載の構成において、構造体がフーチ
ング基礎、ケーソン、又は深礎杭等、深礎構造体であ
る。すなわち、フーチング基礎、ケーソン、又は深礎杭
等の深礎構造体に対する地盤の支持力を有効に高める手
段として実施される。
造は、請求項1又は2に記載の構成において、杭頭定着
部又は非定着部に、弾性体又は弾性体と塑性変形体の積
層体を装着する。弾性体又は弾性体と塑性変形体の積層
体は、その変形特性によって補強杭と地盤の荷重分担の
偏りを吸収し、均等に荷重分担させる作用を有する。
造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、
補強杭が非鉛直に打設された斜杭を含むものである。こ
のため、補強領域の拡大あるいは補強効率の向上が図ら
れる。
造は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、
補強杭が、構造体の底部に埋設された支圧板と、上端を
前記支圧板に支承されボーリング孔内を延びる鋼管と、
この鋼管の内周に挿通され下端が前記ボーリング孔の下
部に達する金属芯材と、前記鋼管の内周から前記ボーリ
ング孔の下部に充填された固結材からなり、杭頭定着部
が前記支圧板からなり、非定着部が前記鋼管からなり、
杭下部定着部が前記固結材からなる。このため、ボーリ
ング孔の削孔、ボーリング孔内の鋼管への金属芯材挿
入、及び固結材の注入といった工法によって、補強杭を
容易に施工することができる。
造は、請求項4に記載の構成において、鋼管が、下端に
掘削ビットを有する削孔ケーシングからなる。すなわ
ち、ボーリング孔の削孔に用いた削孔ケーシングを、そ
のまま補強杭の要素として転用したものである。
造は、請求項4に記載の構成において、固結材が、セメ
ント、グラウト又はモルタル等の無機材から選択され
る。このため、補強杭から地盤への荷重伝達機能を確実
に得ることができる。
力補強構造の好ましい第一の実施の形態を示す縦断面斜
視図である。この図1において、参照符号Gは岩盤等か
らなる補強地盤、参照符号1はフーチング基礎あるいは
ケーソン等の深礎構造体、参照符号2は深礎構造体1の
底部11から地盤Gに鉛直下方へ延びる補強杭としての
口径杭を示している。
た深礎構造体1の底部11に埋設された支圧板21と、
地盤Gに鉛直方向に削孔されたボーリング孔Ghにその
下部近傍まで挿入され、上端(杭頭)が深礎構造体1の
底部11に埋設されると共に支圧板21の下面に支承さ
れた鋼管22と、この鋼管22の内周に挿通され下端部
が鋼管22の下端から突出してボーリング孔Ghの下部
に達する異形鉄筋あるいは鋼材等からなる金属芯材23
と、鋼管22の内周及びボーリング孔Ghの下部に充填
され上端が鋼管22の下部外周に回り込んだ状態にある
固結材24とで構成される。固結材24は、セメントミ
ルク、グラウトあるいはモルタル等の無機材が固化した
ものである。
孔Ghを形成する削孔手段として用いられたものであっ
て、鋼管継手25を介して軸方向に複数連結され、下端
には掘削ビット26が残存している。
端部及び支圧板21は、杭頭定着部2aを構成してお
り、この杭頭定着部2aは、深礎構造体1の底部11か
らの構造体の荷重を受け、これを支持する機能を有す
る。また、鋼管22の上端部及び下端部を除く外周面
は、ボーリング孔Ghの内周面とは定着しておらず、非
定着部2bとなっている。そして、固結材24は、ボー
リング孔Ghの内周面すなわち地盤Gの掘削面に定着さ
れることによって、杭下部定着部2cを構成しており、
この杭下部定着部2cは、杭頭定着部2aから非定着部
2bを介して作用する軸荷重を、地盤Gの掘削面との摩
擦により支持する機能、及び全長にわたって地盤Gに伝
達する機能を有する。
隔で打設することによって、地盤Gの地耐力が著しく補
強され、補強の信頼性が高いので、地盤Gへのセメント
等の注入による改良や、下層支持地盤まで深掘りするこ
となく、深礎構造体1の底部11からの荷重を確実に支
持することができる。
ましい他の実施の形態を示す縦断面斜視図である。この
図2において、上述した第一の実施の形態と異なる点
は、杭頭定着部2aに、ばね、ゴム、又は鉛とゴムの積
層構造体等からなる変形同調体27を装着したことにあ
る。この変形同調体27は、支圧板21と鋼管22の上
端部との間に介在する。その他の構成は、図1と同様で
ある。
変形同調体27は、ばね、あるいはゴム等の弾性特性
や、鉛の塑性変形特性によって、地盤Gと口径杭2の鉛
直変形を同等とすることができる。これを詳しく説明す
ると、地盤Gと口径杭2は、変形係数が異なるため、同
一面で上載荷重を受ける場合、地盤Gが荷重を受け持つ
比率が小さく、口径杭2の荷重分担が大きくなる。そこ
で、口径杭2の鉛直変形度合を調整し、地盤Gと均等に
荷重を分担させるために、変形同調体27が設けられた
ものである。
順に示す縦断面斜視図で、参照符号Gaは、図1及び図
2に示されるフーチング基礎あるいはケーソン等の深礎
構造体1の底部11が施工される根切底面であり、すな
わち予め、岩盤等からなる地盤Gが、前記深礎構造体1
の構築に必要な深さに根切掘削される。
径杭2の施工においては、まず図3に示されるように、
根切底面Gaから、ケーシング掘りによって、地盤Gに
ボーリング孔Ghを削孔する。このケーシング掘りにお
いては、下端に掘削ビット26を有する鋼管22をケー
シングとして用い、削孔深さが深くなるのにしたがっ
て、鋼管継手25を介して鋼管22を順次継ぎ足して延
長して行く。
したら、図4に示されるように、根切底面Ga上に突出
した鋼管22の上端開口22aから、異形鉄筋あるいは
鋼材等からなる金属芯材23をその下端がボーリング孔
Ghの底部に到達するまで挿入する。
メントミルク、グラウトあるいはモルタル等の無機材か
らなる固結材24を注入し、これに合わせて、鋼管22
を適当な高さまで引き上げる。そしてボーリング孔Gh
の下部へ注入されて行く固結材24が、鋼管22の下部
外周へ廻り込むまで十分に充填されたら、根切底面Ga
上に突出した余分な鋼管22を取り外す。
って、所要の機械的強度を発生すると共に、鋼管22及
び金属芯材23と一体化され、ボーリング孔Ghの下部
掘削面と定着される。なお、ことにより、鋼管22の下
側でペデスタル状に拡散させるようにしても良い。
a上に突出したこの鋼管22の上端に、鋼鈑等からなる
支圧板21を取り付ける。支圧板21は、鋼管22の断
面積よりも十分に広い面積を持つものであって、その中
央には、金属芯材23を挿通可能な小孔21aが開設さ
れている。支圧板21の取り付けが完了したら、根切底
面Ga上に、コンクリートの打設によって図1に示され
る深礎構造体1を構築する。これによって、支圧板21
及び鋼管22の上端部が、深礎構造体1の底部11に埋
設され、施工を完了する。
底面Gaから、ボーリング孔Ghの削孔、ボーリング孔
Gh内の鋼管22への金属芯材23の挿入、及び固結材
24の注入といった手順で、所要数の口径杭2を打設す
ることによって、容易に施工することができる。しか
も、口径杭2を構成する鋼管22は、下端に掘削ビット
26を設けてボーリング孔Ghの削孔に用いたものをそ
のまま残したものであるため、削孔後に新たに鋼管を挿
入するといった作業は不要であり、この点でも、施工を
著しく容易にすることができる。
施工において、変形同調体27の装着状況を示す縦断面
斜視図である。すなわち、この口径杭2の施工において
は、先に説明した図3及び図4のように、まず下端に掘
削ビット26を有する鋼管22を用いてケーシング掘り
によりボーリング孔Ghを削孔し、削孔後、鋼管22か
ら、金属芯材23をその下端がボーリング孔Ghの底部
に到達するまで挿入し、更に固結材24を注入し、これ
に合わせて、鋼管22を適当な高さまで引き上げ、固結
材24が鋼管22の下部外周へ廻り込むまで十分に充填
されたら、根切底面Ga上に突出した余分な鋼管22を
取り外す。なお、この場合も、固結材24は、必要に応
じて加圧注入を行う。
底面Ga上に突出したこの鋼管22の上端に、ばね、ゴ
ム、又は鉛とゴムの積層構造体等からなる変形同調体2
7を装着し、その上に、鋼鈑等からなる支圧板21を取
り付ける。支圧板21の取り付けが完了したら、支圧板
21及び変形同調体27を埋設するように、図2に示さ
れる深礎構造体1の底部11となるコンクリートを、根
切底面Ga上に打設し、施工を完了する。
口径杭2における杭頭定着部2aに設けたが、非定着部
2bに設けても良い。この場合、変形同調体27は例え
ば鋼管22の継手部分に介在させる。
を鉛直に打設するものとして説明したが、地耐力補強地
盤を構築する杭には、その打設角度によって、直杭と斜
杭がある。図7〜図9は、このような直杭又は斜杭の配
置例を概略的に示すもので、各図における(A)は縦断
面図、(B)は(A)におけるB−B’線断面図であ
る。
して打設した場合の配置例である。すなわちこの配置例
では、全ての口径杭2が、フーチング基礎又はケーソン
等の深礎構造体1の底部11から、その下の地盤Gへ鉛
直に延びている。
B、この斜杭2Bに包囲された領域の口径杭2を直杭2
Aとして打設した場合の配置例である。すなわちこの配
置例では、最も外周側の口径杭2が、下端がフーチング
基礎又はケーソン等の深礎構造体1を鉛直方向に投影し
た領域よりも外側へ延びるように傾斜して打設され、そ
れ以外の口径杭2は鉛直に延びている。したがって、地
盤Gにおける地耐力補強領域G’が、図中に破線で示さ
れるように、深礎構造体1を鉛直方向に投影した領域よ
りも外側へ拡大されるという利点がある。
組み杭として打設した場合の配置例である。すなわちこ
の配置例では、複数の口径杭2を一組として、下端が互
いに開くように傾斜して打設されている。したがって、
地盤Gにおける地耐力補強領域G’が、図中に破線で示
されるように、深礎構造体1を鉛直方向に投影した領域
よりも外側へ拡大されるばかりでなく、一種の筋交的な
作用によって効率良く地耐力が補強されるため、図7及
び図8の配置例に比較して、口径杭2の打設数を削減す
ることができるという利点がある。
構造によれば、構造体の下側地盤に削孔された所要数の
ボーリング孔内に打設された補強杭が、杭頭定着部か
ら、地盤との非定着部を介して下部定着部から地盤へ、
構造体の荷重を分散して伝達するため、補強杭の打設長
さ及び打設数によって、適切な地耐力の補強を行うこと
ができ、構造体の荷重に対する支持の信頼性を向上させ
ることができ、従来の深礎延長による方法と異なり、施
工の安全性を向上させることができる。
造によれば、請求項1の発明による効果によって、フー
チング基礎、ケーソン、又は深礎杭等の深礎構造体に対
する地盤の支持力を有効に高めることができる。
造によれば、請求項1又は2の発明による効果に加え、
弾性体又は弾性体と塑性変形体の積層体によって、補強
杭と地盤の荷重分担が均一化されるので、補強杭自体の
耐久性を高めるといった効果が実現される。
造によれば、補強杭が非鉛直に打設された斜杭を含むこ
とによって、補強領域の拡大あるいは補強効率の向上が
図られるため、請求項1〜3のいずれかの発明による効
果に加え、構造体の荷重に対する支持の信頼性が一層向
上するといった効果が実現される。
造によれば、請求項1〜4のいずれかの発明による効果
に加え、ボーリング孔の削孔、ボーリング孔内の鋼管へ
の金属芯材挿入、及び固結材の注入といった工法によっ
て、補強杭を容易に施工することができるといった効果
が実現される。
造によれば、ボーリング孔の削孔に用いた削孔ケーシン
グを、そのまま補強杭の鋼管として転用したものである
ため、請求項4の発明による効果に加え、ボーリング孔
から削孔ケーシングを抜き取って鋼管を挿入するといっ
た煩雑さがなく、補強杭の施工が一層容易になるといっ
た効果が実現される。
造によれば、固結材が、セメント、グラウト又はモルタ
ル等の無機材からなるため、請求項4の発明による効果
に加え、補強杭から地盤への荷重伝達機能を確実に得る
といった効果が実現される。
一の実施の形態を示す縦断面斜視図である。
の実施の形態を示す縦断面斜視図である。
グ状況を示す縦断面斜視図である。
及び固結材の注入状況を示す縦断面斜視図である。
装着状況を示す縦断面斜視図である。
調体の装着状況を示す縦断面斜視図である。
全ての口径杭を直杭として打設した場合の配置例を示す
もので、(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるB
−B’線断面図である。
外周側の口径杭を斜杭、その内側の口径杭を直杭として
打設した場合の配置例を示すもので、(A)は縦断面
図、(B)は(A)におけるB−B’線断面図である。
全ての口径杭を斜杭の組み杭として打設した場合の配置
例を示すもので、(A)は縦断面図、(B)は(A)に
おけるB−B’線断面図である。
を確保するための方法を示す縦断面図である。
耐力補強方法を示す縦断面図である。
補強方法を示すもので、(A)は縦断面図、(B)は平
面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 構造体の下側地盤に削孔された所要数の
ボーリング孔内にそれぞれ補強杭が打設され、この補強
杭は、前記構造体に定着される杭頭定着部と、この杭頭
定着部から下方へ延び前記ボーリング孔と非定着の非定
着部と、この非定着部の下側に形成され前記ボーリング
孔と定着される杭下部定着部とからなることを特徴とす
る地盤の地耐力補強構造。 - 【請求項2】 構造体がフーチング基礎、ケーソン、又
は深礎杭等、深礎構造体であることを特徴とする請求項
1に記載の地盤の地耐力補強構造。 - 【請求項3】 杭頭定着部又は非定着部に、弾性体又は
弾性体と塑性変形体の積層体を装着したことを特徴とす
る請求項1又は2に記載の地盤の地耐力補強構造。 - 【請求項4】 補強杭が、非鉛直に打設された斜杭を含
むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の地
盤の地耐力補強構造。 - 【請求項5】 補強杭が、構造体の底部に埋設された支
圧板と、上端を前記支圧板に支承されボーリング孔内を
延びる鋼管と、この鋼管の内周に挿通され下端が前記ボ
ーリング孔の下部に達する金属芯材と、前記鋼管の内周
から前記ボーリング孔の下部に充填された固結材からな
り、杭頭定着部が前記支圧板からなり、非定着部が前記
鋼管からなり、杭下部定着部が前記固結材からなること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の地盤の地
耐力補強構造。 - 【請求項6】 鋼管が、下端に掘削ビットを有する削孔
ケーシングからなることを特徴とする請求項4に記載の
地盤の地耐力補強構造。 - 【請求項7】 固結材が、セメント、グラウト又はモル
タル等の無機材から選択されることを特徴とする請求項
4に記載の地盤の地耐力補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085127A JP3851581B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 地盤の地耐力補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085127A JP3851581B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 地盤の地耐力補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278169A true JP2003278169A (ja) | 2003-10-02 |
JP3851581B2 JP3851581B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=29232193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002085127A Expired - Fee Related JP3851581B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 地盤の地耐力補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3851581B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348526A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Railway Technical Res Inst | 複合杭基礎構造、及び構造物の杭基礎型支持方法 |
JP2010156192A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-07-15 | Jfe Steel Corp | 既設港湾岸壁の補強構造及び補強方法 |
CN113774903A (zh) * | 2021-09-18 | 2021-12-10 | 湖南省通和工程有限公司 | 一种微型注浆钢管桩复合处治施工方法 |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002085127A patent/JP3851581B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348526A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Railway Technical Res Inst | 複合杭基礎構造、及び構造物の杭基礎型支持方法 |
JP2010156192A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-07-15 | Jfe Steel Corp | 既設港湾岸壁の補強構造及び補強方法 |
CN113774903A (zh) * | 2021-09-18 | 2021-12-10 | 湖南省通和工程有限公司 | 一种微型注浆钢管桩复合处治施工方法 |
CN113774903B (zh) * | 2021-09-18 | 2023-09-15 | 湖南省通和工程有限公司 | 一种微型注浆钢管桩复合处治施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3851581B2 (ja) | 2006-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5265500B2 (ja) | 杭の中掘工法、基礎杭構造 | |
KR101147510B1 (ko) | 선단지지력이 강화된 복합 말뚝 및 이를 이용한 복합 말뚝 매입공법 | |
KR101394235B1 (ko) | 대심도 연약지반용 복합 파일 시공 방법 | |
JP2010037864A (ja) | 場所打ち杭およびその構築方法 | |
KR100415809B1 (ko) | 흙막이용 프리캐스트 말뚝 및 이를 이용한 흙막이 시공공법 | |
US5320452A (en) | Cast-in-place concrete pile and method of constructing the same in the ground | |
JP5582497B2 (ja) | 斜面安定工法及び地すべり鋼管抑止杭 | |
KR101253678B1 (ko) | 말뚝 기초구조 및 그 시공방법 | |
US20070048095A1 (en) | Supported Underpinning Piers | |
KR101341260B1 (ko) | 기존 콘크리트 기초 구조물의 보강 공법 | |
JPS5985028A (ja) | 鋼管杭及びその埋設工法 | |
KR102053231B1 (ko) | 기존 기성 말뚝을 이용한 기초 보강 방법 | |
KR20190109890A (ko) | 차수 성능을 향상시키기 위한 흙막이 벽체용 합성 phc 파일 | |
KR20120102480A (ko) | 선단 지지력이 강화된 phc 말뚝 및 이를 이용한 phc 말뚝 매입 공법 | |
JP3385876B2 (ja) | 既設基礎直下の場所打ち杭構築工法 | |
KR102113291B1 (ko) | Phc 파일을 이용한 벽체 조성방법 및 벽체 | |
JP2011236705A (ja) | 構造物の基礎構造およびその施工方法 | |
JPH0547685B2 (ja) | ||
JPH1054031A (ja) | プレストレストコンクリート杭及びその建込工法 | |
KR101500087B1 (ko) | 기존 건물과 일체 거동을 위한 기초슬래브의 보강 공법 및 보강 구조 | |
JP4724879B2 (ja) | 基礎杭構造 | |
JP2003278169A (ja) | 地盤の地耐力補強構造 | |
KR20190123854A (ko) | 마이크로파일 | |
JP2651893B2 (ja) | 基礎杭構造 | |
KR101020217B1 (ko) | 앵커를 이용한 암석 축조구조물 및 그 시공방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3851581 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |