JP2003277939A - プラズマ成膜装置および成膜方法 - Google Patents

プラズマ成膜装置および成膜方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンビナトリアル成膜を大気圧下で行うこ
とが可能な新規なプラズマ成膜装置および成膜方法を提
供する。 【解決手段】 材料ガス11をプラズマ分解して基板2
3に成膜する。所望組成の材料ガスを形成して給送する
材料ガスユニット10と、基板23に対してプラズマ分
解反応を生成させるカソード電極21およびアノード電
極22を含む電極ユニット20と、基板23をカソード
電極21に対して移動可能に支持するステージユニット
40とを備える。電極ユニット20は大気圧下に設置さ
れ、そのカソード電極21は、アノード電極22上の基
板23上方に平行配置されるとともに、材料ガス11を
放出する微小開口部を有する。基板温度等のパラメータ
を変化させた系統的な条件の多数の試料を1枚の基板上
に効率よく作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の薄膜を系統
的に形成可能なコンビナトリアル成膜を、大気圧下で行
うことが可能な新規なプラズマ成膜装置および成膜方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】有機物合成や薬学合成の分野で始まった
コンビナトリアル合成手法は、現在では無機材料一般に
も適用され始め、新機能を有する材料探索に必要不可欠
な手法となっている。たとえば、レーザアブレーション
法による薄膜技術とマスク機構を組み合わせたコンビナ
トリアルレーザMBE(Molecular Beam
Epitaxy)装置によれば、酸化亜鉛や二酸化チ
タンなどの酸化物薄膜の高速合成や機能探索を有効に行
なうことができる。
【0003】従来のコンビナトリアル装置の一例による
成膜プロセスでは、酸化物等をベースとする薄膜を形成
する場合、基板の下方にターゲットを配置するととも
に、ターゲット側の基板面に可動マスクをセットする。
この場合、チャンバ内の雰囲気を高真空レベルに設定し
て行う。
【0004】しかしながら、従来のコンビナトリアル装
置のように可動マスクを基板上でスクリーニングする手
法では、特に大気圧の雰囲気下でプラズマ分解反応を行
なわせることが実質的に不可能であった。また、マスク
等を用いた場合、大気圧下で生成されるプラズマは電界
の乱れ等に極めて敏感であり、適正なプラズマの制御が
困難になるという問題があった。このように、従来では
コンビナトリアル合成手法を、大気圧プラズマCVD
(Chemical Vapor Depositio
n)に応用することができないのが実状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、特にコンビナトリアル成膜を大気圧下で行うことが
可能な新規なプラズマ成膜装置および成膜方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は次のような構成をとる。すなわち、請求
項1に記載の発明は、材料ガスをプラズマ分解して基板
に成膜するようにしたプラズマ成膜装置であって、所望
組成の材料ガスを形成して給送する材料ガスユニット
と、上記基板に対してプラズマ分解反応を生成させるカ
ソード電極およびアノード電極を含む電極ユニットと、
上記基板を上記カソード電極に対して移動可能に支持す
るステージユニットと、を備え、上記電極ユニットは大
気圧下に設置され、上記カソード電極は上記アノード電
極上の上記基板上方に平行配置されるとともに、上記材
料ガスを放出する微小開口部を有することを特徴として
いる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のプラズマ成膜装置において、前記微小開口部がスリッ
ト状またはドット状に形成されることを特徴としてい
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のプラズマ成膜装置において、前記カソード電
極内部に前記材料ガスを予めプラズマ分解する予備プラ
ズマ分解室を有することを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
の何れかに記載のプラズマ成膜装置において、前記カソ
ード電極と前記基板との間に生成されるプラズマ発生領
域外の材料粒子を除去するための排気手段を有すること
を特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、材料ガスをプラ
ズマ分解して基板に成膜するようにしたプラズマ成膜方
法であって、所望組成の材料ガスを形成して、この材料
ガスを大気圧下に設置された電極ユニットに給送し、そ
のカソード電極に対して上記基板を移動させなせなが
ら、上記カソード電極に形成された微小開口部から上記
材料ガスを放出してプラズマ分解反応を生成させるもの
である。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のプラズマ成膜方法において、前記カソード電極内部の
予備プラズマ分解室で、給送された前記材料ガスを予め
プラズマ分解することを特徴とするものである。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載のプラズマ成膜方法において、前記カソード電
極と前記基板との間に生成されるプラズマ発生領域外の
材料粒子を排気手段によって除去することを特徴とする
ものである。
【0013】本発明の作用は次のとおりである。大気圧
下に設置された電極ユニットの電極に対して基板を移動
させながら、カソード電極の微小開口部から材料ガスを
放出してプラズマ分解反応を生成させることで、大気圧
プラズマCVDを行なうことができる。これにより、材
料ガスの組成や基板温度等のパラメータを変化させた多
数の試料を1枚の基板上に効率よく作製することができ
る。
【0014】また、上記の場合、カソード電極内部の予
備プラズマ分解室において、そこに給送された材料ガス
を予めプラズマ分解することで、プラズマ分解反応をよ
り完全かつ適正に行わせることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き、本発明による
プラズマ成膜装置および成膜方法の好適な実施の形態を
説明する。図1と図2は、この実施形態における本発明
装置の概略構成を示している。本発明のプラズマ成膜装
置は、材料ガスをプラズマ分解して基板に成膜するよう
にしたものである。図1において、プラズマ成膜装置
は、所望組成の材料ガスを形成して給送する材料ガスユ
ニット10と、基板23に対してプラズマ分解反応を生
成させるカソード電極21およびアノード電極22を含
む電極ユニット20と、基板23をカソード電極21に
対して移動可能に支持するステージユニット40とを備
えている。
【0016】材料ガスユニット10は、ガスボンベ等に
充填された材料ガス11を有している。材料ガス11と
しては、A種ガス11a、B種ガス11b、C種ガス1
1c等の複数種類の材料ガスが含まれる。これらの材料
ガス11は気体または液体状態から気化させるものでも
よく、ガス混合器12で所望の組成となるように混合さ
れる。なお、材料ガス11としてアセチレン、エチレン
あるいはベンゼン等の有機物やSiO2 、TiO2 等の
無機物の原料となるガスを含むものである。
【0017】ガス混合器12は少なくとも、温度制御さ
れたガス2系統と液体原料を気化する機能を備えた2系
統の計4種類のガスを混合し得る。このガス混合器12
はコンピュータ1によって作動制御されるように構成さ
れており、混合した材料ガス11を給送管13を介して
電極ユニット20へ給送するようになっている。大気圧
でプラズマ放電を容易に生起させるために、材料ガス1
1とともに電離され易いArやHeガス等の希ガスを同
時に供送することが好ましい。材料ガス11は、これら
の希ガスとの混合ガスを用いてもよい。従って、材料ガ
スとは、成膜材料を含むガスと希ガスの混合ガスも含む
ものである。
【0018】電極ユニット20は大気圧下に設置され、
カソード電極21およびアノード電極22で成ってい
る。カソード電極21はフレームもしくは枠体24(図
2参照)によって所定位置に配置固定され、高周波発生
器25で発生された高周波電力(13.56MHz)が
マッチング回路26を介して印加されるようになってい
る。
【0019】図2は本発明の実施形態における電極ユニ
ットまわりの構成例を示す断面図である。高周波発生器
25からマッチング回路26を経た高周波電力は、コネ
クタ27に接続される。コネクタ27に接続する銅板製
の導線28が給送管13を通ってカソード電極21とコ
ネクタ29に接続される。また、コネクタ29には、図
示を省略しているが、周知の高周波力計が接続され、プ
ラズマに供給される高周波電力と反射電力をモニタし、
最適な整合状態と成り得るように、高周波発生器25と
マッチング回路26がコンピュータ1によって作動制御
されるように構成されている。
【0020】さらに、図2において、アノード電極22
上に基板23が載置され、この基板23の上方にカソー
ド電極21が平行配置される。この配置は、容量結合型
のプラズマ発生方法である。カソード電極21の周囲の
誘電体(アルミナ)30は、カソード電極21とフレー
ム24とを絶縁するために配設している。なお、カソー
ド電極21と基板23の間の隙間(ギャップ)は、例え
ば2mm程度としている。このとき、プラズマ発生のた
めに印加した高周波発生器25の電力は、おおよそ30
Wから120Wである。この高周波発生器25の電力
は、カソード電極21の形状や、上記ギャップと材料ガ
ス等により変化するので、適宜最適となるように選定す
べきパラメータである。
【0021】アノード電極22には、基板加熱用のヒー
タ31が内蔵され、このヒータ31により昇温可能であ
る。この際、基板23の温度は熱電対32によって検出
される。基板温度は、成膜対象物に応じて適宜選定すれ
ばよい。さらに、アノード電極22にはプラズマの電位
を調整するために、高周波電力に重畳してバイアス電源
33により所定のバイアス電圧が付与される。バイアス
電源33は、コンピュータ1によって作動制御されるよ
うに構成されている。
【0022】ステージユニット40は、絶縁板34を介
してアノード電極22を支持している。そして、ステッ
ピングモータを駆動源として、アノード電極22をXY
軸さらにはZ方向に移動させることができる。ステージ
ユニット40は、コンピュータ1によって作動制御され
る。これにより、アノード電極22上に設置した基板2
3を所望速度で所望の位置へ移動させることができる。
【0023】図2に示されるように、カソード電極21
と基板23との間にプラズマPが生成される。この場
合、プラズマPの発生領域外の材料粒子を除去するため
の排気手段が備えられている。この実施形態では、排気
手段として、カソード電極21の中心部の周囲にこのカ
ソード電極21の内側上方に連通する複数の連通孔35
が形成されている。
【0024】図3は、本発明の実施形態におけるカソー
ド電極周辺の構成例を示す平面図および斜視図である。
図3(a)は、本発明のプラズマ成膜装置のカソード電
極21を基板23側から見た平面図である。図に示すよ
うに、カソード電極21は概略箱型の有底構造を有し、
下端部(底部)には材料ガス11を放出する微小開口部
が形成されている。この実施形態では、微小開口部とし
てスリット21aが形成されている。このスリット21
aはアノード電極22の移動方向Xに対して直交するY
方向に形成されている。なお、スリット21aの具体的
寸法としては、例えば幅0.5mm、長さ30mmに設
定されている。このカソード電極21の微小開口部とし
てのスリット21aの具体的寸法は、上記実施形態の場
合のみに限定されず、必要に応じて適宜変更可能であ
る。また、スリットの他に、ドット状に多数の小孔を穿
設形成したものであってよい。この場合、小孔のドット
状のパターンをたとえば千鳥状等に配設することができ
る。
【0025】図3(b)は、カソード電極周辺の斜視図
である。図は、カソード電極21とアノード電極22上
に配置された基板23の配置をも示している。図の矢印
は、ステージユニット40により、アノード電極22が
X方向に駆動されることを示している。カソード電極2
1のスリット21aから材料ガスが放出され、アノード
電極22との間にプラズマPが生じる。
【0026】図4は、本発明の実施形態におけるプラズ
マ成膜装置の作用を示す図である。図において、材料ガ
ス11のうちA種ガス11aおよびB種ガス11bの量
を時間に従って変化させて成膜すると、膜の組成が、供
給させるガス組成の変化に応じて生成物A′およびB′
が得られることを示している。
【0027】本発明のプラズマ成膜装置は以上のように
構成されており、このプラズマ成膜装置及び成膜方法に
よれば以下のように動作する。ガス混合器12により、
所望組成の材料ガス11を形成し、その混合した材料ガ
ス11を給送管13を介して電極ユニット20へ給送す
る。そして、カソード電極21に対して基板23を移動
させながら、カソード電極21に形成されたスリット2
1aから材料ガス11を放出することで大気圧下でプラ
ズマ分解反応を生成させることが可能となる。
【0028】その際、基板23の移動速度と、成膜中の
ガス流量の組成と、基板23の温度等のパラメータを任
意に変化させることにより、複数種類の系統的な条件の
試料を1枚の基板上に効率よく作製することができる。
これにより、大気圧プラズマ反応により、複数の薄膜を
系統的に形成できる、いわゆるコンビナトリアル膜を効
率よく作製することができる。
【0029】図5は、本発明の実施形態における成膜組
成の例を示す図であり、エチレンとCO2 の組成プラズ
マ共重合体の成膜組成を変えた試料の組成を調べたもの
である。成膜条件としては、最初エチレンを供給し次に
CO2 の供給を増加させた。図において、横軸は試料の
X方向の位置(mm)であり、縦軸はFTIR分析装置
により測定した赤外吸収スペクトルにより求めたC=O
と、C−Hの赤外線吸収比である。赤外線の吸収比は、
C=Oの波数1716cm-1とC−Hの波数2957c
-1の信号の比である。図から明らかなように、X=0
では赤外吸収の比が約0.01であり、X=60mmで
はこの比が0.15とほぼ直線的に組成が増加してい
る。これにより、CO2 の取り込まれる量が漸増してい
ることが分かる。
【0030】上記のように膜の組成を変化させながらプ
ラズマ成膜をさせる場合に、プラズマPの発生領域外
に、図2の点線矢印で示すような材料粒子が飛散した場
合には、成膜組成を正確に制御することができなくな
る。この場合には、上記のような不要な材料粒子を、連
通孔35から吸引して、排出することができる。これに
より、プラズマPの発生領域外の粒子を排出すること
で、成膜組成を正確に制御することができる。
【0031】図6は本発明の第2の実施形態における電
極ユニットまわりの構成例を示す断面図である。図に示
すように、このプラズマ成膜装置は、カソード電極21
の内部に材料ガス11を予めプラズマ分解する予備プラ
ズマ分解室36が設けられている。この予備プラズマ分
解室36は絶縁体(石英管等)により形成され、その周
囲に高周波コイル37が巻回されている。なお、予備プ
ラズマ分解室36に巻回している高周波コイル37に
は、図示は省略しているが、高周波発生器25とは独立
に別の13.56MHzの高周波発生器により高周波電
力が供給されている。この配置は、誘導結合型のプラズ
マ発生方法である。
【0032】第2の実施形態によれば、電極ユニット2
0へ給送された材料ガス11は、予め予備プラズマ分解
室36でプラズマ分解され(プラズマP′)、さらにそ
の後スリット21aから放出されてプラズマ分解(プラ
ズマP)される。このように、予備プラズマ分解室36
で材料ガス11を予めプラズマ分解することで、プラズ
マ分解反応をより完全にかつ適正に行わせることができ
る。
【0033】本発明のプラズマ成膜装置および成膜方法
は、さらにプラスチックやゴムなどの表面を改質するた
めのコーティング膜の付着等に応用することができる。
この際、装置が大気圧で動作することにより真空排気に
要する装置と時間が不要となり、コストも大幅に低減化
することができる。
【0034】以上、本発明を実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものでな
く、本発明の範囲内で種々の変更等が可能であり、上記
実施形態と同様な作用効果を得ることができる。上述の
実施形態においては、カソード電極21のスリット21
aは、スリットまたはドット状の形状のものを使用する
ことを説明したが、成膜の目的に応じて適宜形状を決定
することが可能である。また、プラズマを発生させる周
波数は、13.56MHzに限らず他の周波数あるいは
マイクロ波でも良く、適宜選定して最適な周波数とする
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラズマ成膜装置もしくは方法において、コンビナトリア
ル手法に有効に適用することができ、基板温度等のパラ
メータを変化させた系統的な条件の多数の試料を1枚の
基板上に効率よく作製することができる。さらに、大気
圧下で適正にプラズマ成膜反応を進行させることができ
るため、大掛かりな真空設備等を必要とせず、低コスト
で運用することができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるプラズマ成膜装置の
概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における電極ユニットまわり
の構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態における電極ユニットまわり
の構成例を示す平面図および斜視図である。
【図4】本発明の実施形態におけるプラズマ成膜装置の
作用を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における成膜組成の例を示す
グラフである。
【図6】本発明の第2の実施形態における電極ユニット
まわりの構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 10 材料ガスユニット 11 材料ガス 12 ガス混合器 13 給送管 20 電極ユニット 21 カソード電極 21a スリット 22 アノード電極 23 基板 24 フレーム 25 高周波発生器 26 マッチング回路 27,29 コネクタ 28 導線 30 誘電体 31 ヒータ 32 熱電対 33 バイアス電源 34 絶縁板 35 複数の連通孔 36 予備プラズマ分解室 37 高周波コイル 40 ステージユニット P プラズマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料ガスをプラズマ分解して基板に成膜
    するようにしたプラズマ成膜装置であって、 所望組成の材料ガスを形成して給送する材料ガスユニッ
    トと、上記基板に対してプラズマ分解反応を生成させる
    カソード電極およびアノード電極を含む電極ユニット
    と、上記基板を上記カソード電極に対して移動可能に支
    持するステージユニットと、を備え、 上記電極ユニットは大気圧下に設置され、上記カソード
    電極は上記アノード電極上の上記基板上方に平行配置さ
    れるとともに、上記材料ガスを放出する微小開口部を有
    することを特徴とする、プラズマ成膜装置。
  2. 【請求項2】 前記微小開口部は、スリット状またはド
    ット状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載
    のプラズマ成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記カソード電極内部に前記材料ガスを
    予めプラズマ分解する予備プラズマ分解室を有すること
    を特徴とする、請求項1または2に記載のプラズマ成膜
    装置。
  4. 【請求項4】 前記カソード電極と前記基板との間に生
    成されるプラズマ発生領域外の材料粒子を除去するため
    の排気手段を有することを特徴とする、請求項1〜3の
    何れかに記載のプラズマ成膜装置。
  5. 【請求項5】 材料ガスをプラズマ分解して基板に成膜
    するようにしたプラズマ成膜方法であって、 所望組成の材料ガスを形成して、該材料ガスを大気圧下
    に設置された電極ユニットに給送し、そのカソード電極
    に対して上記基板を移動させなせながら、上記カソード
    電極に形成された微小開口部から上記材料ガスを放出し
    てプラズマ分解反応を生成させることを特徴とする、プ
    ラズマ成膜方法。
  6. 【請求項6】 前記カソード電極内部の予備プラズマ分
    解室で、給送された前記材料ガスを予めプラズマ分解す
    ることを特徴とする、請求項5に記載のプラズマ成膜方
    法。
  7. 【請求項7】 前記カソード電極と前記基板との間に生
    成されるプラズマ発生領域外の材料粒子を排気手段によ
    って除去することを特徴とする、請求項5または6に記
    載のプラズマ成膜方法。
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