JP2003277251A - 新規美白化粧品。 - Google Patents

新規美白化粧品。

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JP2003277251A
JP2003277251A JP2002123231A JP2002123231A JP2003277251A JP 2003277251 A JP2003277251 A JP 2003277251A JP 2002123231 A JP2002123231 A JP 2002123231A JP 2002123231 A JP2002123231 A JP 2002123231A JP 2003277251 A JP2003277251 A JP 2003277251A
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JP
Japan
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acid
beautifying
whitening
effect
whitening cosmetic
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Application number
JP2002123231A
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English (en)
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Susumu Higuchi
進 樋口
Takaaki Taniguchi
卓見 谷口
Toshio Sakamoto
敏雄 阪本
Shigeaki Takehara
林昭 竹原
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COSMO PRODUCTS KK
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COSMO PRODUCTS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塩基性のメラニン生成抑制成分を探索して、グ
リコール酸、乳酸およびサリチル酸の中和剤として使用
し、これらピーリング剤のもつ美容効果に美白効果を併
せもつ新規美白化粧品を提供する。 【解決手段】グリコール酸、乳酸およびサリチル酸の中
和剤としてチラミンを配合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ケミカルピーリン
グ剤・グリコール酸、乳酸およびサリチル酸のもつ既知
美容作用を変えることなく、新たにメラニンの生成抑制
作用をプラスするため、チラミンを中和剤として配合す
ることを特徴とする新規美白化粧品。 【0002】 【従来の技術】本発明の構成成分であるチラミンはチロ
シナーゼと併用することによって皮膚を着色する特許
(U.S.Patent 4,515,773)が登録
されている。また、チラミンの他数種のアミンを含む柑
橘のエキスが栄養補助食品に利用されているが、チラミ
ンによるメラニンの生成抑制作用については末検討であ
る。 【0003】本発明のもう一つの構成成分であるグリコ
ール酸、乳酸およびサリチル酸には、皮膚の伸展性・弾
力性の増加、保湿性・バリヤー機能の向上やターンオー
バー促進効果のあることが見出されて、角化症、ニキ
ビ、シワの治療および細胞賦活等広範囲の美容目的で利
用されている。しかしながら、有効性や皮膚に対する刺
激性の視点から、処方作成に際しては組成物を弱酸性〜
微酸性に調整する必要があって、水酸化ナトリウム、ト
リエタノールアミン、アルギニン等の塩基成分が中和剤
として利用されているが、これら塩基成分には美容効
果、なかんずく美白効果がない。また、ピーリング後は
角質細胞の剥落によってメラニン生成細胞に到達する紫
外線量が増加して、色素沈着が促進されることも問題に
なっている。 【0004】グリコール酸、乳酸およびサリチル酸には
ピーリング作用によって、既存メラニンを剥落する効果
はあるがメラニンの生成抑制効果はない。他方、アルブ
チン、コウジ酸、エラグ酸および4−ブチルレゾルシノ
ール等の既知美白成分はいずれもメラニンの生成を抑制
するが、既存メラニンの剥落作用はない。そのため美白
成分の効果を訴求した商品やケミルカルピーリング成分
の効果を訴求した商品がそれぞれ上市されているが、両
効果を兼備した商品は未開発であった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】塩基性のメラニン生成
抑制成分を探索して、ケミカルピーリング剤として汎用
されているグリコール酸、乳酸およびサリチル酸のもつ
美容作用を変えることなく、新たにメラニンの生成抑制
作用をプラスした新規美白化粧品を提供することを目的
とする。 【0006】 【問題を解決するための手段】本発明者等は、チラミン
について鋭意研究の結果、グリコール酸、乳酸およびサ
リチル酸のもつ美容作用の範囲を拡大するための中和剤
として、最適であることを初めて見出し本発明を完成し
た。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本発明の構成について述べ
る。本発明を構成する乳酸はL型、DL型、D型のいず
れも利用できる。グリコール酸および乳酸の配合割合
は、その使用形態により適宜変えられるが、一般的には
組成物全量に対して0.1〜10.0重量%、好ましく
は1.0〜5.0重量%である。サリチル酸の配合割合
は0.01〜2.0重量、好ましくは0.1〜1.0重
量%である。これら上記の酸にチラミンを加えてpHを
弱酸性〜微酸性に調整する。本発明の美白化粧品の形状
は、ローション、エマルジョン、ジェル、スプレー等に
広く適用することができ、それに応じた原料、例えば油
脂、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、増
粘剤、色素、防腐剤、香料、精製水等を用いることがで
きる。以下実施例によってさらに本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 【0008】実施例1 美容液 【0009】 【表1】【0010】皮膚のターンオーバー促進試験 年齢30〜40才の女性10名に、比較例美容液および
実施例美容液を朝晩1日2回、2週間、左右の前腕内側
にそれぞれ塗布させた後、同部位の角層のターンオーバ
ー日数をダンシールクロライト法で測定した。その結
果、比較例美容液と実施例美容液のターンオーバー平均
日数はともに10.7±2.5日であった。上記の結果
から、グリコール酸のターンオーバー促進効果は中和剤
の種類によって変化しないことが確認できた。因みに、
グリコール酸とチラミンを含まない組成物によるターン
オーバー日数は16.8±3.1日であった。 【0011】実施例2 化粧水 【0012】 【表2】 【0013】実施例3 クリーム 【0014】 【表3】【0015】美白効果 色素沈着に悩む女性20名を10名づつの2グループに
分け、1グループには比較例クリームを、また別の1グ
ループには実施例クリームを朝晩1日2回、3ケ月間塗
布させ、ミノルタCR200色差計で皮膚の明度、彩度
および色相を測定した結果、実施例クリームを使用した
グループの皮膚に明度の上昇が見られた。 【0016】使用試験の評価にあたっては、美容専門家
と使用対象者が共同して下記基準のもとに評価した。 有効:肌の色素沈着が目立たなくなった。 やや有効:肌の色素沈着があまり目立たなくなった。 無効;使用前と変化がなかった。 使用試験での結果は、比較例クリームの「やや有効」以
上は10例中2例に対して、実施例クリームの「やや有
効」以上は10例中6例であった。上記の結果より、実
施例クリームの効果が比較例クリームより優れている理
由は中和剤チラミンに由来すると推定した。また、上記
使用期間中皮膚刺激やステインキングを訴えた者は比較
例クリームで2例、実施例クリームで0例であって、本
発明組成物の安全性の良いことが分かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC182 AC301 AC302 AC352 AC402 AC422 AC442 AC471 AC472 AC551 AC552 AD282 AD352 BB48 CC02 CC04 CC05 DD08 DD22 DD23 DD31 DD41 EE07 EE12 EE16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】グリコール酸、乳酸およびサリチル酸の中
    和剤としてチラミンを配合することを特徴とする新規美
    白化粧品。
JP2002123231A 2002-03-19 2002-03-19 新規美白化粧品。 Pending JP2003277251A (ja)

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