JP2003277243A - シリコーン含有毛髪洗浄剤組成物 - Google Patents

シリコーン含有毛髪洗浄剤組成物

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JP2003277243A
JP2003277243A JP2002083812A JP2002083812A JP2003277243A JP 2003277243 A JP2003277243 A JP 2003277243A JP 2002083812 A JP2002083812 A JP 2002083812A JP 2002083812 A JP2002083812 A JP 2002083812A JP 2003277243 A JP2003277243 A JP 2003277243A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗髪中に濯ぐときの指通り性、及び乾燥後の
感触が良好な毛髪洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 カチオン性基を有するビニル単量体及び
アミンオキシド基を有するビニル単量体を構成単位とし
て含む重合体を0.01〜20重量%、並びにシリコー
ン類を0.01〜20重量%含有していることを特徴と
する毛髪洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗髪中に濯ぐとき
や、乾燥後の感触に優れる毛髪洗浄剤組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】洗髪中に濯ぐときの指通りを向上させる
ためには、カチオン性ポリマー、特にカチオン化ヒドロ
キシセルロースが、シャンプー用のコンディショニング
剤として使われている。また、乾燥後のしっとり感やサ
ラサラ感を向上させるためには、シリコーン類が使われ
ている。通常は、これらを併用することにより、濯ぐと
きの指通り及び乾燥後のしっとり感やサラサラ感を向上
させている。
【0003】しかしながら、更に洗髪中及び洗髪後のい
ずれにも良好な感触を与える新た毛髪洗浄剤組成物が求
められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗髪中に濯
ぐときの指通り性、及び乾燥後のしっとり感やサラサラ
感が良好な毛髪洗浄剤組成物を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、カチオン性基を有するビニル単量体及び
アミンオキシド基を有するビニル単量体を構成単位とし
て含む重合体とシリコーン類とを含有する毛髪洗浄剤組
成物を使用することにより上記課題が解決されることを
見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、カチオン性基を有す
るビニル単量体及びアミンオキシド基を有するビニル単
量体を構成単位として含む重合体を0.01〜20重量
%、並びにシリコーン類を0.01〜20重量%含有し
ていることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられるカチオン性基を有するビニル
単量体としては、式(1)で表される(メタ)アクリル
酸エステル又は(メタ)アクリル酸アミドを用いるのが
好ましい。
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1は水素原子又はメチル基を表
し、R2及びR3はそれぞれ独立して炭素数1〜24のア
ルキル基、アリール基又はアラルキル基を表し、R4
水素原子、炭素数1〜24のアルキル基、アリール基、
アラルキル基又は−CH2−CH(OH)−CH2−N+
(R5)(R6)(R7)・Y-基を表し、R5〜R7はそれ
ぞれ独立して炭素数1〜24のアルキル基、アリール基
又はアラルキル基を表す。X-及びY-はそれぞれ独立し
て陰イオン、例えば塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イ
オン又は炭素数1〜24のモノアルキル硫酸イオンを表
す。aは0又は1を表し、bは2〜10の整数を表
す。) 式(1)で表されるカチオン性基を有するビニル単量体
のいくつかを例示すると、N−アクリロイルオキシエチ
ル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド、N
−メタアクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリメ
チルアンモニウムクロリド、N−(メタ)アクリロイル
オキシエチル−N−エチル−N,N−ジメチルアンモニ
ウム=モノエチル硫酸塩、N−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル−N,N,N−トリエチルアンモニウム=モ
ノエチル硫酸塩、N−[3−[N’−(メタ)アクリロ
イルオキシエチル−N’,N’−ジメチルアンモニウ
ム]−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリメ
チルアンモニウムクロリド、N−[3−[N’−(メ
タ)アクリロイルオキシエチル−N’,N’−ジメチル
アンモニウム]−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,
N−トリエチルアンモニウムクロリド等の(メタ)アク
リル酸エステル類;N−(メタ)アクリロイルアミノプ
ロピル−N,N−ジメチル−N−ラウリルアンモニウム
クロリド、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−
N−エチル−N,N−ジメチルアンモニウム=モノエチ
ル硫酸塩、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−
N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロリド、
N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジ
エチル−N−メチルアンモニウム=モノメチル硫酸塩、
N−[3−[N’−アクリロイルアミノプロピル−
N’,N’−ジメチルアンモニウム]−2−ヒドロキシ
プロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロ
リド、N−[3−[N’−メタクリロイルアミノプロピ
ル−N’,N’−ジメチルアンモニウム]−2−ヒドロ
キシプロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウム
クロリド、N−[3−[N’−(メタ)アクリロイルア
ミノプロピル−N’,N’−ジエチルアンモニウム]−
2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリメチルア
ンモニウムクロリド等の(メタ)アクリルアミド類など
が挙げられる。カチオン性基を有するビニル単量体は、
1種類を用いても複数種を併用してもよい。カチオン性
基を有するビニル単量体由来の構成単位は、重合体の5
〜95重量%、特に15〜85重量%を占めているのが
好ましい。
【0010】アミンオキシド基を有するビニル単量体と
しては、特開平10−72323号公報に記載されてい
る式(2)〜(5)のいずれかで表されるものを用いる
のが好ましい。
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R8は水素原子又はメチル基を表
し、R9及びR10はそれぞれ独立して炭素数1〜24の
アルキル基、アリール基又はアラルキル基を表す。Dは
2価の結合基を表す。) Dで表される2価の基としては、例えば、−COO(C
21〜5−、−CONH(CH21〜5−、−COO
(CH21〜5CH2CH(OH)CH2COO(CH2
1〜5−、−CONH(CH21〜5CH2CH(OH)C
2COO(CH 21〜5−、−COO(CH21〜5
2CH(OH)CH2CONH(CH21 〜5−、及び
−CONH(CH21〜5CH2CH(OH)CH2CO
NH(CH21〜5−基、並びにフェニレン基等が挙げ
られる。
【0013】式(2)で表される非環式アミン由来のア
ミンオキシド基を有するビニル単量体としては、例え
ば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート等の3級アミノ基を有する(メタ)アクリレート
類;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド等の3級アミノ基を有する(メタ)アク
リルアミド類;3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピ
オン酸ビニル等の3級アミノ基を有するビニルエステル
類;p−ジメチルアミノメチルスチレン、p−ジメチル
アミノエチルスチレン、p−ジエチルアミノメチルスチ
レン、p−ジエチルアミノエチルスチレン等の3級アミ
ノ基を有するスチレン類;及びグリシジル(メタ)アク
リレート等のエポキシ基を有するビニル単量体と、N,
N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン等のエポキシ
基と反応する基を有する3級アミン化合物との反応生成
物のアミンオキシド化物が挙げられる。更に、グリシジ
ル(メタ)アクリレート等のエポキシ基を有するビニル
単量体と、N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルア
ミンオキシド等のエポキシ基と反応する基を有するアミ
ンオキシド化物との反応生成物;2−イソシアネートエ
チル(メタ)アクリレート等のイソシアネート基を有す
るビニル単量体と、N−ヒドロキシエチル−N,N−ジ
メチルアミンオキシド等のイソシアネート基と反応する
基を有するアミンオキシド化物との反応生成物なども用
いることができる。
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R11は炭素数1〜24のアルキル
基、アリール基又はアラルキル基を表す。R8及びDは
前記と同義である。dは0又は1を表す。qは0〜4の
整数を表す。但し、qが2〜4の整数を表すときには、
複数のR11はそれぞれ異なっていてもよい。) 式(3)で表されるピリジンN−オキシド基を有するビ
ニル単量体としては、2−ビニルピリジン、3−ビニル
ピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニ
ルピリジン、3−メチル−5−ビニルピリジン、4−メ
チル−5−ビニルピリジン、6−メチル−5−ビニルピ
リジン、2−メチル−4−ビニルピリジン、3−メチル
−4−ビニルピリジン、2−ラウリル−5−ビニルピリ
ジン、2−ラウリル−4−ビニルピリジン、2−(t−
ブチル)−5−ビニルピリジン、2−(t−ブチル)−
4−ビニルピリジン等のN−オキシド化合物が挙げられ
る。
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R12は炭素数1〜24のアルキル
基、アリール基又はアラルキル基を表す。R8、D及び
dは前記と同義である。tは0〜3の整数を表す。但
し、tが2又は3を表すときには、複数のR12はそれぞ
れ異なっていてもよい。) 式(4)で表されるイミダゾールN−オキシド基を有す
るビニル単量体としては、1−ビニルイミダゾール、2
−メチル−1−ビニルイミダゾール、4−メチル−1−
ビニルイミダゾール、5−メチル−1−ビニルイミダゾ
ール、2−ラウリル−1−ビニルイミダゾール、4−
(t−ブチル)−1−ビニルイミダゾール等のN−オキ
シド化合物が挙げられる。
【0018】
【化9】
【0019】(式中、Zは
【0020】
【化10】
【0021】を表し、R13〜R20はそれぞれ独立して水
素原子又は炭素数1〜24のアルキル基、アリール基若
しくはアラルキル基を表す。但し、R13〜R20のうち少
なくとも一つは
【0022】
【化11】
【0023】を表し(R8、D及びdは前記と同義であ
る。)、g及びhはそれぞれ独立して1〜10の整数を
表す。) 式(5)で表される環式アミン由来のアミンオキシド基
を有するビニル単量体としては、4−ビニルモルホリ
ン、2−メチル−4−ビニルモルホリン、4−アリルモ
ルホリン、1−ビニルピペリジン、4−メチル−1−ビ
ニルピペリジン、2−ラウリル−1−ビニルピペラジ
ン、2−メチルピペラジノエチルメタクリレート等のア
ミンオキシド化物が挙げられる。
【0024】アミンオキシド基を有するビニル単量体
は、1種類を用いても複数種を併用してもよい。アミン
オキシド化物のなかでは、式(2)で表される非環式ア
ミン由来のアミンオキシドを有するビニル単量体が好ま
しい。このアミンオキシド基を有するビニル単量体由来
の構成単位を重合体中に含ませることにより、重合体に
親水性を付与すると共に、毛髪に保湿性を付与すること
ができる。
【0025】アミンオキシド基を有するビニル単量体由
来の構成単位は、重合体の5〜80重量%、特に10〜
70重量%を占めるのが好ましい。また、重合体中のカ
チオン性基を有するビニル単量体由来の構成単位と、ア
ミンオキシド基を有するビニル単量体由来の構成単位と
の合計に占める、アミンオキシド基を有する構成単位の
割合は10〜70重量%が好ましい。10%未満だと親
水性が低いため指通りや、しっとり感が低下し、70%
を超えるとカチオン部が少なくなるため毛髪への親和性
が低下し、しっとり感や、サラサラ感が低下する。
【0026】重合体には、上記以外に炭素数12以上の
長鎖アルキル基を有するビニル単量体由来の構成単位を
重合体の40重量%以下となるように含有させてもよ
い。このような単量体としては、炭素数12〜22のア
ルコールと(メタ)アクリル酸とのエステルや、炭素数
12〜22のアルキルアミンと(メタ)アクリル酸との
アミドなどが挙げられる。なかでも、セチル(メタ)ア
クリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニ
ル(メタ)アクリレートなどが好ましい。この長鎖アル
キル基を有するビニル単量体由来の構成単位を含有させ
ることにより、重合体に疎水性を付与すると共に、洗髪
後の乾燥のときに毛髪に滑らかさを付与することができ
る。この構成単位の含有量が40重量%を超えると、重
合体の親水性が低下してしまう。
【0027】重合体には、更に他のビニル単量体に由来
する構成単位を重合体の30重量%以下となるように含
有させてもよい。このようなビニル単量体としては、低
級アルコール又は分子内にエーテル基を有するアルコー
ル等と(メタ)アクリル酸とのエステル;多価アルコー
ルと(メタ)アクリル酸とのモノエステルなどが挙げら
れ、その代表的なものとしてはメチル(メタ)アクリレ
ートが例示される。
【0028】重合体としては、室温で重合体0.5重量
部、ドデシル硫酸ナトリウム20重量部及び水79.5
重量部を混合したときに透明な溶液を形成するものが好
ましい。また、室温でその0.5重量%水溶液にドデシ
ル硫酸ナトリウムを等電荷量となるまで添加したとき
に、溶液が白濁するか、その重合体が析出するものが好
ましい。このような重合体は、過剰の界面活性剤が存在
するシャンプー中では安定な溶液を形成し、一方、洗髪
中に濯いでいるときのように界面活性剤濃度が希薄なと
きには、不溶化して毛髪に効率よく付着することができ
るので好ましい。
【0029】重合体は、それぞれの構成単位を与えるビ
ニル単量体を混合し、常法により重合させることにより
製造できる。なお、カチオン性基を有するビニル単量体
やアミンオキシド基を有するビニル単量体を有するビニ
ル単量体の代わりに、その前駆体を用いて重合反応を行
い、得られた重合体にアルキル化剤を反応させてカチオ
ン性基を形成させたり、過酸化水素等の酸化剤を反応さ
せてアミンオキシド基を形成させることもできる。これ
らの反応は、重合反応で得られた重合体溶液にそれぞれ
の反応剤を加えて、20〜100℃で1〜20時間行え
ばよい。
【0030】本発明に係る毛髪洗浄剤組成物に用いる重
合体は、上記の各ビニル単量体を、溶液重合、バルク重
合、懸濁重合等の公知の方法により重合させることによ
り製造することができる。このうち、溶液重合が好まし
い。重合溶媒としては、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、n−
ブタノール、s−ブタノール、イソブチルアルコール、
水等の親水性溶媒が好ましい。溶媒は単独で用いても、
いくつかを併用してもよい。通常は、水又はアルコール
と水との混合溶媒を用いる。
【0031】重合開始剤としては、2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル
−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビ
ス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等のアゾ化合
物、ベンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、
ジ−t−ブチルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド
等の過酸化物等を用いることができる。重合開始剤は、
ビニル単量体の合計量に対して、通常は0.01〜5重
量%の範囲で使用する。
【0032】重合反応は、通常は窒素やアルゴン等の不
活性ガス雰囲気中、30〜120℃、好ましくは40〜
100℃で1〜30時間行えばよい。重合開始剤の種類
及び量、重合温度、溶媒の種類、重合反応時の単量体濃
度、重合系への単量体の供給方法、連鎖移動剤の使用量
等の重合条件を適宜選択して生成する重合体の重量平均
分子量が2,000〜1,000,000となるように
重合反応を行う。重量平均分子量が2,000未満の重
合体はべた付きがあり、また水分保持能力が劣る。逆に
分子量が1,000,000を超えるものは、粘度が高
くなり製造上取り扱いが困難になる。平均分子量が1
0,000〜400,000、特に50,000〜20
0,000の重合体が生成するように重合条件を選択す
るのが好ましい。
【0033】反応液から重合体を分離するには、貧溶媒
の添加による析出や、溶媒留去等の公知の方法で行う。
分離した重合体は、必要ならば再沈殿、溶剤洗浄、膜分
離等によって更に精製することもできる。シリコーン類
としては、特開2000−336018号公報に記載さ
れているポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキ
サンアルキレンオキシド共重合体、アミノ変性ポリジメ
チルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、エポキシ変性ポ
リジメチルシロキサン、フッ素変性ポリジメチルシロキ
サン、アルコール変性ポリジメチルシロキサン、アルキ
ル変性ポリジメチルシロキサン、アルコキシ変性ポリジ
メチルシロキサン及び環状シリコーンが挙げられる。
【0034】ポリジメチルシロキサンとしては、「KF
96H−100万」(信越化学工業株式会社)、「SH
200」、「BY11−007」(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン株式会社)、「TSF451」(東芝シ
リコーン株式会社)や、「L−45」(日本ユニカー株
式会社)として市販されているものが挙げられる。ポリ
ジメチルシロキサンアルキレンオキシド共重合体として
は、「F−178−21」(日本ユニカー株式会社)と
して市販されているものが挙げられる。
【0035】アミノ変性ポリジメチルシロキサンとして
は、アミノエチル基、アミノプロピル基等のアミノアル
キル基を有するものが挙げられ、アルキル基や水酸基等
の置換基を有していてもよい。これらのアミノ変性ポリ
ジメチルシロキサンは、ジメチルシロキサンと、前記ア
ミノアルキル基を有するシロキサンとを共重合させる
か、又はポリジメチルシロキサンを、前述のアミノアル
キル基を有する化合物で後変性して、ポリジメチルシロ
キサン骨格にアミノアルキル基を導入することにより得
られる。
【0036】このようなアミノ変性ポリジメチルシロキ
サンとしては、「USAR SILICONE ALE
56」(ユニオン・カーバイド社)、「ABIL990
5」(ザ・ゴールドシュミットAG社)、「KF85
7」、「KF867」、「KF865」(信越化学工業
株式会社)、「SM8702C」(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン株式会社)、「FZ−3707」(日本
ユニカー株式会社)として市販されているものが挙げら
れる。
【0037】ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン
としては、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシ
ブチレン、オキシペンタメチレン、オキシヘキサメチレ
ン、オキシ(2,2−ジメチル)プロピレン等の単量体
骨格、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポ
リオキシブチレン、ポリオキシペンタメチレン、ポリオ
キシヘキサメチレン等の単独重合体骨格、又はポリ(オ
キシエチレンオキシプロピレン)共重合体等の共重合体
骨格のオキシアルキレン基を有するものが挙げられ、水
酸基、アルキル基等の置換基を有していてもよい。なか
でも、重合体骨格のオキシアルキレン基を有するものが
好ましい。
【0038】これらのオキシアルキレン基を有する変性
ポリジメチルシロキサンは、ジメチルシロキサンと、前
記オキシアルキレン基を有するシロキサンとを共重合さ
せるか、又はポリジメチルシロキサンを、前記オキシア
ルキレン基を有する化合物で後変性して、ポリジメチル
シロキサン骨格にオキシアルキレン基を導入することに
より得られる。本発明においては、ジメチルシロキサン
と、前記重合体骨格のポリオキシアルキレン基を有する
シロキサンとの共重合体が好ましい。
【0039】ポリエーテル変性ジメチルシロキサンとし
ては、「KF945A」、「KF351A」、「KF3
54A」(信越化学工業株式会社)、「SH3771
C」、「SH3749」(東レ・ダウコーニング・シリ
コーン株式会社)、「L−7602C」、「L−72
0」(日本ユニカー株式会社)、「SF1066」(ゼ
ネラル・エレクトリックス・カンパニー)として市販さ
れているものが挙げられる。
【0040】メチルフェニルポリシロキサンとしては、
「KF56」(信越化学工業株式会社)、「SH55
6」(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、
「FZ−209」(日本ユニカー株式会社)として市販
されているものが挙げられる。エポキシ変性ポリジメチ
ルシロキサンとしては、「X−60−164」(信越化
学工業株式会社)、「PS922」(チッソ株式会
社)、「L−9300」(日本ユニカー株式会社)とし
て市販されているものが挙げられる。
【0041】フッ素変性ポリジメチルシロキサンとして
は、「X−22−820」(信越化学工業株式会社)、
「PS182」(チッソ株式会社)として市販されてい
るものが挙げられる。アルコール変性ポリジメチルシロ
キサンとしては、「KF851」(信越化学工業株式会
社)、「FM4411」(チッソ株式会社)、「FZ−
3722」、「F−235−21」(日本ユニカー株式
会社)として市販されているものが挙げられる。
【0042】アルキル変性ポリジメチルシロキサンとし
ては、「KF410」、「KF−413」(信越化学工
業株式会社)、「PS130」、「PS137」(チッ
ソ株式会社)として市販されているものが挙げられる。
アルコキシ変性ポリジメチルシロキサンとしては、「P
S912」(チッソ株式会社)、「FZ−3701」
(日本ユニカー株式会社)として市販されているものが
挙げられる。
【0043】環状シリコーンとしては、「SH24
4」、「SH245」、「SH246」(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン株式会社)として市販されている
ものが挙げられる。以上のシリコーン類も1種を用いて
も、複数種を併用してもよい。本発明に係る毛髪洗浄剤
組成物に占める重合体及びシリコーン類の含有量は、通
常は、重合体は0.01〜20重量%、好ましくは0.
1%〜5%、より好ましくは0.3%〜2%であり、シ
リコーン類は0.01〜20重量%、好ましくは、0.
1%〜5%、より好ましくは0.3%〜2%である。
【0044】重合体の含有量が、0.01重量%未満の場合
には、濯ぎ時の指通りが不十分となり、乾燥後のしっと
り感も不足する。一方、20重量%を超えると、乾燥後
のサラサラ感が低下する。シリコーン類の含有量が0.
01重量%未満の場合には、毛髪洗浄剤組成物がべた付
き、櫛通り性も不十分となるばかりか、滑らかさ感及び
艶の面でも不満足なものとなる。一方、20重量%を超
えると、透明性が低下し、粘度が上昇してしまう。
【0045】上述の重合体及びシリコーン類に、水及び
界面活性剤を配合することにより本発明に係る毛髪洗浄
剤組成物が得られる。界面活性剤としては、アニオン性
界面活性剤、両性界面活性剤、又はノニオン性界面活性
剤等が挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、炭
素数10〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼン
スルホン酸塩、炭素数10〜20のアルキル又はアルケ
ニル基を有し、1分子内に平均0.5〜8モルのエチレ
ンオキシド、プロピレンンオキシド、ブチレンンオキシ
ド、エチレンオキシドとプロピオンオキシドが0.1/
9.9〜9.9/0.1の比で、又はエチレンオキシド
とブチレンオキシドが0.1/9.9〜9.9/0.1
の比で付加したアルキル又はアルケニルエーテル硫酸
塩、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を
有するアルキル又はアルケニル硫酸塩、炭素数10〜2
0のオレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜20のアル
カンスルホン酸塩、炭素数10〜24の飽和又は不飽和
脂肪酸塩、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1分子中に平均0.5〜8モルのエチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、エ
チレンオキシドとプロピレンオキシドが0.1/9.9
〜9.9/0.1の比で、又はエチレンオキシドとブチ
レンオキシドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で
付加したアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸
塩、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を
有するα−スルホン脂肪酸塩又はエステル、炭素数8〜
24のアシル基と遊離カルボン酸残基とを有するN−ア
シルアミノ酸型界面活性剤、炭素数8〜24のアルキル
基又はアルケニル基を有するリン酸モノ又はジエステル
型界面活性剤、炭素数8〜22の高級アルコール若しく
はそのエトキシレート等のスルホコハク酸エステル又は
高級脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エステル、炭素
数8〜20の高級脂肪酸モノエタノールアミド若しくは
ジエタノールアミド又はそれらのエトキシレート等のス
ルホン酸塩、炭素数8〜20のモノグリセリドのスルホ
ン酸塩、及び炭素数8〜20の高級脂肪酸とイセチオン
酸との縮合物の塩などの毛髪洗浄剤組成物に常用されて
いるものを用いればよい。これらのアニオン性界面活性
剤の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、アンモニウム、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミンなどが挙げられ
る。なお、アニオン性界面活性剤はいくつかを併用して
もよい。
【0046】このようなアニオン性界面活性剤として
は、例えば、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルス
ルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイ
セチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリ
ウム、N−ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウリル
流酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
モノラウリルリン酸トリエタノールアミン、ラウリルエ
ーテル流酸ナトリウム1EO、2EO及び3EO、ラウ
リル硫酸アンモニウム並びにラウリル硫酸アンモニウム
1EO、2EO及び3EO等が挙げられる。アニオン性
界面活性剤は、重合体中のカチオン性基とコンプレック
スを生成し、毛髪に付着しやすい状態を形成すると考え
られる。
【0047】両性活性剤としては、炭素数8〜24のア
ルキル基、アルケニル基若しくはアシル基を有するα位
付加型、2級アミド若しくは3級アミド型のイミダゾリ
ン系両性界面活性剤、又は炭素数8〜24のアルキル
基、アルケニル基若しくはアシル基を有するカルボベタ
イン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン
系若しくはアミドスルホベタイン系両性界面活性剤など
が挙げられる。例えば、ラウリルアミンオキシド、ココ
イルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイ
ン、ココイルアミドプロピルベタイン及びココイルホス
ホプロピルベタイン等が挙げられる。なお、両性界面活
性剤はいくつかを併用してもよい。
【0048】ノニオン性界面活性剤としては、炭素数1
0〜20のアルキル基又はアルケニル基を有し、1〜2
0モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレ
ンアルキル又はアルケニルエーテル、炭素数6〜12の
アルキル基を有し、1〜20モルのプロピレンオキシド
を付加したポリオキシプロピレンアルキル又はアルケニ
ルエーテル、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基を有し、1〜20モルのプロピレンオキシドを付
加したポリオキシプロピレンアルキル又はアルケニルエ
ーテル、炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル
基を有し、1〜20モルのブチレンオキシドを付加した
ポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル、
炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有
し、総和で1〜30モルのエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシド又はエチレンオキシドとブチレンオキシドを
付加したノニオン性界面活性剤(エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシド又はブチレンオキシドとの比は0.1
/9.9〜9.9/0.1)、高級脂肪酸アルカノール
アミド又はそのアルキレンオキシド付加物、炭素数10
〜20の脂肪酸とショ糖からなるショ糖脂肪酸エステ
ル、炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンからなる脂
肪酸グリセリンモノエステル、及びアルキルグルコシド
等が挙げられる。例えば、ココイルモノ若しくはジエタ
ノールアミド又はココイルモノイソプロパノールアミド
等が挙げられる。なお、ノニオン性界面活性剤はいくつ
かを併用してもよい。
【0049】界面活性剤は、毛髪洗浄剤組成物中に、通
常1〜40重量%含まれるように調製する。好ましい含
有量は5〜30重量%、特に10〜25重量%である。
【0050】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのアミンオキ
シド化物(DMAPMA−O)の製造 還流冷却器、滴下ロート、温度計、空気吹込管及び攪拌
装置付きの反応器内に、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルメタクリルアミド100重量部、蒸留水75重量部、
エチレンジアミン四酢酸0.1重量部、及びパラメトキ
シフェノール0.05重量部を仕込んだ。これに空気を
吹き込みながら、80℃に昇温し、攪拌下、当モルの過
酸化水素水溶液を2時間かけて滴下した。その後80℃
で10時間攪拌を続けた後、室温まで冷却して、表題の
アミンオキシド化物を47重量%水溶液として得た。
【0051】ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド
のジカチオン化物(DMAPMA−CM)の製造 還流冷却器、滴下ロート、温度計、空気吹込管及び攪拌
装置付きの反応器内に、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルメタクリルアミド100重量部、蒸留水100重量
部、及びパラメトキシフェノール0.05重量部を仕込
んだ。これに空気を吹き込みながら、80℃に昇温し、
攪拌下、当モルの N−2−ヒドロキシ−3−クロロプ
ロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド
(カチオンマスターC60、四日市合成株式会社)を2
時間かけて滴下した。その後80℃で10時間攪拌を続
けた後、室温まで冷却して、表題のジカチオン化物を5
5重量%水溶液として得た。
【0052】重合体(1)の製造 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管及び
攪拌装置付きの反応器内にN,N−ジメチルアミノプロ
ピルメタクリルアミドのアミンオキシド化物(47重量
%水溶液)127.7重量部、上記で得たN,N−ジメ
チルアミノプロピルメタクリルアミドのジカチオン化物
(55重量%水溶液)72.7重量部、及び過硫酸アン
モニウム0.2重量部を仕込み、単量体を合計した濃度
が40重量%となるように蒸留水を加えた。反応器内の
空気を窒素ガスで置換し、2時間かけて80℃に昇温
し、同温度に10時間保持した後、室温まで冷却した。
なお、昇温開始6時間後に過硫酸アンモニウム0.5重
量部を追加した。
【0053】反応終了後、 水を添加し重合体の30重
量%水溶液となるように濃度を調整した。 重合体(2)〜(4)の製造 重合体(1)と同様にして、表1記載の単量体混合物を
用いて重合体(2)〜(4)を製造した。
【0054】得られた重合体(1)〜(3)は、室温で
重合体0.5重量部、ドデシル硫酸ナトリウム20重量
部及び水79.5重量部の割合となるように混合したと
き、いずれも透明溶液となった。一方、重合体(4)は
不透明溶液となった。また、室温で重合体(1)〜
(4)の0.5重量%水溶液にドデシル硫酸ナトリウム
を等電荷量となるまで添加したときには、いずれも重合
体が析出した。
【0055】
【表1】
【0056】DMAPMA−CM: ジメチルアミノプ
ロピルメタクリルアミドのジカチオン化物 DMC:N−メタアクリロイルオキシエチル−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロリド(N,N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートメチルクロライド塩) DMAPMA−O: N,N−ジメチルアミノプロピル
メタクリルアミドのアミンオキシド化物 MMA:メチルメタクリレート。
【0057】実施例1 重合体(1)の5重量%水溶液20重量部、ココイルア
ミドプロピルベタインの30重量%水溶液16.7重量
部、塩化ナトリウム1重量部、及び蒸留水21.3重量
部を室温で混合し均一になるまで攪拌した。次いで、ラ
ウリルトリエチレングリコールメタクリレートの25重
量%水溶液40重量部を加え均一になるまで攪拌し、最
後にアミノ変性ポリジメチルシロキサン(SM8702
C、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)1重
量部を加え均一になるまで攪拌して、重合体(1)1重
量%、シリコーン類1重量%、及び界面活性剤15.0
1重量%を含有する毛髪洗浄剤組成物を得た。
【0058】実施例2 実施例1において、アミノ変性ポリジメチルシロキサン
1重量部に代えてポリエーテル変性ポリジメチルシロキ
サン(KF945A、信越化学工業株式会社)1重量部
を用いた以外は、実施例1と同様にして毛髪洗浄剤組成
物を得た。 実施例3 実施例1において、アミノ変性ポリジメチルシロキサン
1重量部に代えてポリジメチルシロキサンアルキレンオ
キシド共重合体(F−178−2、日本ユニカー株式会
社)1重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして毛
髪洗浄剤組成物を得た。
【0059】実施例4 実施例1において、重合体(1)の5重量%水溶液20
重量部に代えて重合体(2)の5重量%水溶液20重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にして毛髪洗浄剤組
成物を得た。 実施例5 実施例1において、重合体(1)の5重量%水溶液20
重量部に代えて重合体(3)の5重量%水溶液20重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にして毛髪洗浄剤組
成物を得た。
【0060】比較例1 実施例1において、重合体(1)の5重量%水溶液20
重量部に代えて重合体(4)の5重量%水溶液20重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にして毛髪洗浄剤組
成物を得た。 比較例2 実施例1において、重合体(1)の5重量%水溶液20
重量部に代えてカチオン化ヒドロキシセルロースの5%
水溶液20重量部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て毛髪洗浄剤組成物を得た。
【0061】毛髪洗浄剤組成物の評価 (1)濯ぎ時の指通り 長さ23cm、重さ2gの毛束を水に浸し軽く絞った
後、各サンプル1.0gを塗布し洗髪した。その後流水
中で濯ぎ、そのときの指通り感を評価した。 (2)乾燥後のしっとり感 濯ぎ後の毛束を23℃、相対湿度60%で調湿した後、
手のひらで触ったときのしっとり感を評価した。
【0062】(3)乾燥後のサラサラ感 濯ぎ後の毛束を23℃、相対湿度60%で調湿した後、
手のひらで触ったときのサラサラ感を評価した。それぞ
れの評価結果は比較例2の毛髪洗浄剤組成物を基準に以
下のように表した。
【0063】 +2 比較例2よりはるかに優れる。 +1 比較例2より優れる。 0 比較例2と同等 −1 比較例2より劣る。 評価結果を表2に示す。
【0064】
【表2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオン性基を有するビニル単量体及び
    アミンオキシド基を有するビニル単量体を構成単位とし
    て含む重合体を0.01〜20重量%、並びにシリコー
    ン類を0.01〜20重量%含有していることを特徴と
    する毛髪洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン性基を有するビニル単量体が、
    式(1)で表されるものであることを特徴とする請求項
    1記載の毛髪洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2及びR
    3はそれぞれ独立して炭素数1〜24のアルキル基、ア
    リール基又はアラルキル基を表し、R4は水素原子、炭
    素数1〜24のアルキル基、アリール基、アラルキル基
    又は−CH2−CH(OH)−CH2−N+(R5
    (R6)(R7)・Y-基を表し、R5〜R7はそれぞれ独
    立して炭素数1〜24のアルキル基、アリール基又はア
    ラルキル基を表す。X-及びY-は、それぞれ独立して陰
    イオンを表す。aは0又は1を表し、bは2〜10の整
    数を表す。)
  3. 【請求項3】 アミンオキシド基を有するビニル単量体
    が、式(2)〜(5)よりなる群から選ばれたものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪洗浄剤組
    成物。 【化2】 (式中、R8は水素原子又はメチル基を表し、R9〜R12
    はそれぞれ独立して炭素数1〜24のアルキル基、アリ
    ール基又はアラルキル基を表す。Dは2価の結合基を表
    し、dは0又は1を表し、qは0〜4の整数を表し、t
    は0〜3の整数を表す。但し、q又はtが2以上の整数
    を表すときには複数のR11又はR12はそれぞれ互いに異
    なっていてもよい。Zは 【化3】 を表し、R13〜R20はそれぞれ独立して水素原子又は炭
    素数1〜24のアルキル基、アリール基若しくはアラル
    キル基を表す。但し、R13〜R20のうち少なくとも一つ
    は 【化4】 を表し(R8、D及びdは前記と同義である。)、g及
    びhはそれぞれ独立して1〜10の整数を表す。)
  4. 【請求項4】 重合体が、カチオン性基を有するビニル
    単量体由来の構成単位を5〜95重量%含むものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の毛
    髪洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 重合体が、アミンオキシド基を有するビ
    ニル単量体由来の構成単位を5〜80重量%含むもので
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の毛髪洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 シリコーン類が、ポリジメチルシロキサ
    ン、ポリジメチルシロキサンアルキレンオキシド共重合
    体、アミノ変性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル
    変性ポリジメチルシロキサン、メチルフェニルポリシロ
    キサン、エポキシ変性ポリジメチルシロキサン、フッ素
    変性ポリジメチルシロキサン、アルコール変性ポリジメ
    チルシロキサン、アルキル変性ポリジメチルシロキサ
    ン、アルコキシ変性ポリジメチルシロキサン及び環状シ
    リコーンよりなる群から選ばれたものであることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の毛髪洗浄剤組
    成物。
  7. 【請求項7】 アニオン性界面活性剤、両性界面活性
    剤、及びノニオン性界面活性剤よりなる群から選ばれる
    界面活性剤を1〜40重量%含有していることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載の毛髪洗浄剤組成
    物。
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